JP2003159011A - アウレオバシジウム培養液を含有する食品 - Google Patents
アウレオバシジウム培養液を含有する食品Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 保形性、弾力性、歯切れ性、歯ごたえ性、粘
性、味のマイルド化、味質向上、食感向上等の食品適性
に優れた食品を提供する。 【解決手段】 アウレオバシジウム培養液を含有せしめ
る。
性、味のマイルド化、味質向上、食感向上等の食品適性
に優れた食品を提供する。 【解決手段】 アウレオバシジウム培養液を含有せしめ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はβ−1.3−1.6グ
ルカンを主成分とするアウレオバシジウム培養液または
β−1.3−1.6グルカンを含有する食品に関する。
ルカンを主成分とするアウレオバシジウム培養液または
β−1.3−1.6グルカンを含有する食品に関する。
【0002】本出願人は先に特願2000−34231
0として黒酵母菌(アウレオバシジウム)を最新の培養
技術を用いて製造したβ−1.3−1.6グルカン(アウ
レオバシジウム培養液)の各種産業分野、特に医療・保
健・福祉分野での応用、すなわち、健康食品、各種疾病
に対する医薬品(研究および治療用)として、また臨床
検査システム(臨床検査キット)、病院内感染防止や環
境汚染物質除去に関わる新規素材として、さらに移植後
の患者の無菌食品、高齢者や女性(妊産婦、更年期障害
女性)の健康維持等に関わる機能的な健康補助食品とし
ての応用について提案した。
0として黒酵母菌(アウレオバシジウム)を最新の培養
技術を用いて製造したβ−1.3−1.6グルカン(アウ
レオバシジウム培養液)の各種産業分野、特に医療・保
健・福祉分野での応用、すなわち、健康食品、各種疾病
に対する医薬品(研究および治療用)として、また臨床
検査システム(臨床検査キット)、病院内感染防止や環
境汚染物質除去に関わる新規素材として、さらに移植後
の患者の無菌食品、高齢者や女性(妊産婦、更年期障害
女性)の健康維持等に関わる機能的な健康補助食品とし
ての応用について提案した。
【0003】本発明はこれを各種食品素材に食品添加物
として単独にあるいは既存の食品添加物と共に添加して
食品適性に優れた各種食品およびその製法更にはこれを
有効成分とする食品添加物を提供しようとするものであ
る。
として単独にあるいは既存の食品添加物と共に添加して
食品適性に優れた各種食品およびその製法更にはこれを
有効成分とする食品添加物を提供しようとするものであ
る。
【0004】
【従来の技術】不完全菌黒色菌科Aureobasidium属のNo.
4257号(微工研寄託)が産生する細胞外、細胞壁多
糖(β−1.3−1.6グルカン)が凝集剤、食品改良剤、整
腸その他の医薬として有用であることは特開昭57−1
49301(特公平3−48201)によって公知であ
り、各種食品への応用も提案されている。しかし上記多
糖(β−1.3−1.6グルカン)を実際に応用した食品は知
られていない。
4257号(微工研寄託)が産生する細胞外、細胞壁多
糖(β−1.3−1.6グルカン)が凝集剤、食品改良剤、整
腸その他の医薬として有用であることは特開昭57−1
49301(特公平3−48201)によって公知であ
り、各種食品への応用も提案されている。しかし上記多
糖(β−1.3−1.6グルカン)を実際に応用した食品は知
られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はβ−1.3−1.6
グルカンを主成分とするアウレオバシジウム培養液また
はβ−1.3−1.6グルカンの各種食品への添加適性を精査
しこれらを添加した各種食品を提供しようとするもので
ある。
グルカンを主成分とするアウレオバシジウム培養液また
はβ−1.3−1.6グルカンの各種食品への添加適性を精査
しこれらを添加した各種食品を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はアウレオバシジ
ウム培養液として、アウレオバシジウム属(Aureobasid
ium sp.)に属する微工研寄託FERM−P4257号菌を用
いて特開昭57−149301号の方法により製造され
たアウレオバシジウム培養液を加熱殺菌したもの、また
はアウレオバシジウム属(Aureobasidium sp.)に属す
る微工研寄託FERM−P18099号菌を特願2000−
342310の方法により製造したアウレオバシジウム
培養液を加熱殺菌したもの、あるいはβ−1.3−1.6
グルカンを生産するアウレオバシジウム属(Aureobasid
ium sp.)菌株を用いて上記と同様の方法により製造さ
れたアウレオバシジウム培養液を加熱殺菌したものを用
いることにより、所期の目的を達したものである。
ウム培養液として、アウレオバシジウム属(Aureobasid
ium sp.)に属する微工研寄託FERM−P4257号菌を用
いて特開昭57−149301号の方法により製造され
たアウレオバシジウム培養液を加熱殺菌したもの、また
はアウレオバシジウム属(Aureobasidium sp.)に属す
る微工研寄託FERM−P18099号菌を特願2000−
342310の方法により製造したアウレオバシジウム
培養液を加熱殺菌したもの、あるいはβ−1.3−1.6
グルカンを生産するアウレオバシジウム属(Aureobasid
ium sp.)菌株を用いて上記と同様の方法により製造さ
れたアウレオバシジウム培養液を加熱殺菌したものを用
いることにより、所期の目的を達したものである。
【0007】β−1.3−1.6グルカンを主成分とするアウ
レオバシジウム培養液を製造するために使用した微生物
であるFERM P−18099の科学的性質及び分類
学の位置と菌学的特徴は次の通りである。 科学的性質及び分類学の位置 (科学的性質)本菌は高粘稠の高分子多糖を産生する。
本物質はエタノールで容易に凝集して簡単に回収でき
る。本多糖はβ型で、主鎖は1,3結合であり、3と6
の位置より分岐をもつ酸性多糖である。有機酸としてリ
ンゴ酸、リン酸などのカルボン酸を含有する。又、アル
ミニウムイオンなどにより容易に凝集する。本物質は飼
料として発育促進や排水処理にも有効であり、免疫を有
する食品添加物、機能性食品として有効である。 (分類学上の位置)ポテトデキストロース寒天斜面培養
上、25℃、7日間培養で黒褐色のコロニーを形成す
る。コロニー周縁は糸状様発育で次第に淡黒褐色とな
る。細胞は糸状様で、時に分節胞子、酵母様の出芽分生
子,卵形の酵母様単細胞,時として厚膜胞子細胞も形成
される。発育温度25℃、グルコース、フラクトース、
ガラクトースなどのヘキソース、スクロース、又デンプ
ンを分解する。培養液は顕著な粘稠になる。菌学的性質
から不完全菌類、黒色菌科のAureobasidium pullulans
と近縁。 分離菌の菌学的特徴 コロニーは初め表面平滑で灰白色、粘液性、光沢のある
油滴状(脂肪様)の酵母様に発育し、その周縁から糸状
の菌体が放射状に成長し、ちぢれた様な糸状で丁度樹枝
状発育をする。この糸状菌体は培地表面のみならず培地
中にもよく発育する。しばらくするとコロニー表面に淡
暗褐色の斑点が点々と現われ次第に黒色の斑点になり遂
に全面が暗黒色となる。この糸状菌体に淡褐色の楕円又
は卵形の多数の分生子を側生する。この分生子は容易に
ばらばらになる。一方油滴状のコロニーの表面にも点々
と分生子をつける。糖類を含んだ培養液は非常に粘稠性
となり、液面に厚いコロニーで皮革の黒色培苔を生ず
る。最適発育温度は20〜25℃でブドウ糖、シヨ糖な
どの糖類からアルコール類、有機酸類を生成し、又特有
の芳香を有する。 1.培養的特徴 (イ)固体培地:バレイシヨ、グルコース寒天培地上最
初コロニーは表面平滑、透明、光沢ある油滴状、粘稠の
灰白色の酵母様で、コロニーの周縁から放射状にちぢれ
た糸状様の丁度樹枝状の菌体が発育し、この糸状様菌体
は培地表面のみならず、培地中にもよく発育する。やが
て樹枝様のところどころの部分黒褐色になる。培養して
3〜4日たつとコロニー表面に淡暗褐色の斑点が点々と
現れるが、以後次第に淡暗黒色になり全面に広がり、遂
に全体が黒色になる(培養7日)。尚ツアペツク寒天培
地上では発育はおそいが培養的特徴は前記の様である。
コロニー表面が全面黒色になるのに3週間ぐらいかか
る。 (ロ)液体培養:バレイシヨ、グルコース培地中点々と
浮遊状態に菌体が発育し(培養3日)、次第にコロニー
が増え、やがて(培養7日)液中に粘性のコロニーが充
満する。そして管壁に暗褐色の菌苔が現れ、次第に液面
にも出来る(培養15日)。この菌蓋はゼラチナスな粘
性のある厚いものである。尚ツアペツク培地中にも同様
に発育するが非常におそく菌体も少なく、約3週間で液
面にかなりの黒色菌苔をつくる。 2.形態的特徴 若い細胞は透明な糸状のちぢれた樹枝状で、菌体(糸状
様)はところどころから黒く卵形の胞子様のものが側生
する。又油滴状のコロニーはその中に点々と黒色の胞子
様のものが着生する。これは衝撃をあたえるとばらばら
になる。 3.生理的特徴 最適発育温度は20〜25℃、グルコース、シユークロ
ースなどから粘性物を生成又グルコースなどの糖類か
ら、アルコール類、有機酸類を生ずる特有の芳香を有す
る。本菌をそのまま培養すると黒色となるが、培養時に
ビタミンEと乳化剤としてレシチンを含んだ培地に培養
すると無添加にくらべて、淡黒灰白色となり、黒色化を
抑制され、顕著な粘性培養液が得られる。即ち、本菌の
生産培地組成は蔗糖1%、米糖 0.2%、レシチン 0.2
%、ビタミンE 0.2%、水100ml、pH 5.2で、この培
養液を1kg/cm2の高圧蒸気殺菌して、本菌を接種し、
ジャファーメンターで25℃、0.5ml/min、100rpm、72時
間、通気攪拌培養後、1kg/cm2、15分間、高圧蒸気殺
菌し、10000rpmで15分間遠心分離して上澄液を得る。
レオバシジウム培養液を製造するために使用した微生物
であるFERM P−18099の科学的性質及び分類
学の位置と菌学的特徴は次の通りである。 科学的性質及び分類学の位置 (科学的性質)本菌は高粘稠の高分子多糖を産生する。
本物質はエタノールで容易に凝集して簡単に回収でき
る。本多糖はβ型で、主鎖は1,3結合であり、3と6
の位置より分岐をもつ酸性多糖である。有機酸としてリ
ンゴ酸、リン酸などのカルボン酸を含有する。又、アル
ミニウムイオンなどにより容易に凝集する。本物質は飼
料として発育促進や排水処理にも有効であり、免疫を有
する食品添加物、機能性食品として有効である。 (分類学上の位置)ポテトデキストロース寒天斜面培養
上、25℃、7日間培養で黒褐色のコロニーを形成す
る。コロニー周縁は糸状様発育で次第に淡黒褐色とな
る。細胞は糸状様で、時に分節胞子、酵母様の出芽分生
子,卵形の酵母様単細胞,時として厚膜胞子細胞も形成
される。発育温度25℃、グルコース、フラクトース、
ガラクトースなどのヘキソース、スクロース、又デンプ
ンを分解する。培養液は顕著な粘稠になる。菌学的性質
から不完全菌類、黒色菌科のAureobasidium pullulans
と近縁。 分離菌の菌学的特徴 コロニーは初め表面平滑で灰白色、粘液性、光沢のある
油滴状(脂肪様)の酵母様に発育し、その周縁から糸状
の菌体が放射状に成長し、ちぢれた様な糸状で丁度樹枝
状発育をする。この糸状菌体は培地表面のみならず培地
中にもよく発育する。しばらくするとコロニー表面に淡
暗褐色の斑点が点々と現われ次第に黒色の斑点になり遂
に全面が暗黒色となる。この糸状菌体に淡褐色の楕円又
は卵形の多数の分生子を側生する。この分生子は容易に
ばらばらになる。一方油滴状のコロニーの表面にも点々
と分生子をつける。糖類を含んだ培養液は非常に粘稠性
となり、液面に厚いコロニーで皮革の黒色培苔を生ず
る。最適発育温度は20〜25℃でブドウ糖、シヨ糖な
どの糖類からアルコール類、有機酸類を生成し、又特有
の芳香を有する。 1.培養的特徴 (イ)固体培地:バレイシヨ、グルコース寒天培地上最
初コロニーは表面平滑、透明、光沢ある油滴状、粘稠の
灰白色の酵母様で、コロニーの周縁から放射状にちぢれ
た糸状様の丁度樹枝状の菌体が発育し、この糸状様菌体
は培地表面のみならず、培地中にもよく発育する。やが
て樹枝様のところどころの部分黒褐色になる。培養して
3〜4日たつとコロニー表面に淡暗褐色の斑点が点々と
現れるが、以後次第に淡暗黒色になり全面に広がり、遂
に全体が黒色になる(培養7日)。尚ツアペツク寒天培
地上では発育はおそいが培養的特徴は前記の様である。
コロニー表面が全面黒色になるのに3週間ぐらいかか
る。 (ロ)液体培養:バレイシヨ、グルコース培地中点々と
浮遊状態に菌体が発育し(培養3日)、次第にコロニー
が増え、やがて(培養7日)液中に粘性のコロニーが充
満する。そして管壁に暗褐色の菌苔が現れ、次第に液面
にも出来る(培養15日)。この菌蓋はゼラチナスな粘
性のある厚いものである。尚ツアペツク培地中にも同様
に発育するが非常におそく菌体も少なく、約3週間で液
面にかなりの黒色菌苔をつくる。 2.形態的特徴 若い細胞は透明な糸状のちぢれた樹枝状で、菌体(糸状
様)はところどころから黒く卵形の胞子様のものが側生
する。又油滴状のコロニーはその中に点々と黒色の胞子
様のものが着生する。これは衝撃をあたえるとばらばら
になる。 3.生理的特徴 最適発育温度は20〜25℃、グルコース、シユークロ
ースなどから粘性物を生成又グルコースなどの糖類か
ら、アルコール類、有機酸類を生ずる特有の芳香を有す
る。本菌をそのまま培養すると黒色となるが、培養時に
ビタミンEと乳化剤としてレシチンを含んだ培地に培養
すると無添加にくらべて、淡黒灰白色となり、黒色化を
抑制され、顕著な粘性培養液が得られる。即ち、本菌の
生産培地組成は蔗糖1%、米糖 0.2%、レシチン 0.2
%、ビタミンE 0.2%、水100ml、pH 5.2で、この培
養液を1kg/cm2の高圧蒸気殺菌して、本菌を接種し、
ジャファーメンターで25℃、0.5ml/min、100rpm、72時
間、通気攪拌培養後、1kg/cm2、15分間、高圧蒸気殺
菌し、10000rpmで15分間遠心分離して上澄液を得る。
【0008】
【発明の効果】茸類由来のβ−1.3−1.6グルカン
は免疫賦活能により抗腫瘍剤として医薬品に用いられて
いる。アウレオバシジウム属の微生物(和名:黒酵母)
が生産するβ−1.3−1.6グルカンと、そのβ−1.
3−1.6グルカンを主成分とする食品添加物アウレオ
バシジウム培養液も同様に高い生理活性を有する(特願
2000−342310)。しかし、アウレオバシジウ
ム培養液、およびβ−1.3−1.6グルカンは無味ない
し、酸味と共に微生物培養液独特の嫌味を有しており、
そのままでは不味くて常用摂取し辛い。したがって、ア
ウレオバシジウム培養液あるいはβ−1.3−1.6グル
カンを、その含有食品に加工することで日常的な摂取を
可能にし、健康の維持増進に役立てることが可能とな
る。 アウレオバシジウム培養液、およびβ−1.3−1.6
グルカン液は粘性を有する増粘安定剤であるので、これ
らを食品に配合する事で各種の食品に独特の食感や優れ
た歯切れ感や歯応え感を賦与する事が出来る。 アウレオバシジウム培養液、およびβ−1.3−1.6
グルカン液は味のマイルド化効果と嫌味のマスキング効
果を有しており、アウレオバシジウム培養液やβ−1.
3−1.6グルカンを含有しない従来品よりも味がマイ
ルドで嫌味やしつこい後味を抑えた食品の提供を可能に
する。
は免疫賦活能により抗腫瘍剤として医薬品に用いられて
いる。アウレオバシジウム属の微生物(和名:黒酵母)
が生産するβ−1.3−1.6グルカンと、そのβ−1.
3−1.6グルカンを主成分とする食品添加物アウレオ
バシジウム培養液も同様に高い生理活性を有する(特願
2000−342310)。しかし、アウレオバシジウ
ム培養液、およびβ−1.3−1.6グルカンは無味ない
し、酸味と共に微生物培養液独特の嫌味を有しており、
そのままでは不味くて常用摂取し辛い。したがって、ア
ウレオバシジウム培養液あるいはβ−1.3−1.6グル
カンを、その含有食品に加工することで日常的な摂取を
可能にし、健康の維持増進に役立てることが可能とな
る。 アウレオバシジウム培養液、およびβ−1.3−1.6
グルカン液は粘性を有する増粘安定剤であるので、これ
らを食品に配合する事で各種の食品に独特の食感や優れ
た歯切れ感や歯応え感を賦与する事が出来る。 アウレオバシジウム培養液、およびβ−1.3−1.6
グルカン液は味のマイルド化効果と嫌味のマスキング効
果を有しており、アウレオバシジウム培養液やβ−1.
3−1.6グルカンを含有しない従来品よりも味がマイ
ルドで嫌味やしつこい後味を抑えた食品の提供を可能に
する。
【0009】ただし、飲料の場合には浮遊物があると好
ましくないのでアウレオバシジウム培養液よりもβ−1
・3−1・6グルカン液を用いることが望ましい。果汁
飲料・野菜汁飲料・栄養補給飲料や甘酒等の濃厚な飲料
にトロリとした喉越し感を賦与するには食品の全量10
0部に対してアウレオバシジウム培養液或いはβ−1・
3−1・6グルカン液を15〜25部含有させることが
望ましく、牛乳や乳加工品等の乳飲料・発酵乳酸菌飲料
・炭酸飲料・コーヒーや紅茶緑茶等各種の茶やそれらの
加工飲料・各種清涼飲料水・各種のアルコール含有飲料
・炭酸飲料にトロリとした喉越し感を賦与するに望まし
いのは2〜15部、高い粘性を賦与して半ゲル化状にす
るにはすべての飲料の種類において50部以上、味質の
マイルド化を目的とする場合にはすべての飲料の種類に
おいて2〜30部が望ましい。
ましくないのでアウレオバシジウム培養液よりもβ−1
・3−1・6グルカン液を用いることが望ましい。果汁
飲料・野菜汁飲料・栄養補給飲料や甘酒等の濃厚な飲料
にトロリとした喉越し感を賦与するには食品の全量10
0部に対してアウレオバシジウム培養液或いはβ−1・
3−1・6グルカン液を15〜25部含有させることが
望ましく、牛乳や乳加工品等の乳飲料・発酵乳酸菌飲料
・炭酸飲料・コーヒーや紅茶緑茶等各種の茶やそれらの
加工飲料・各種清涼飲料水・各種のアルコール含有飲料
・炭酸飲料にトロリとした喉越し感を賦与するに望まし
いのは2〜15部、高い粘性を賦与して半ゲル化状にす
るにはすべての飲料の種類において50部以上、味質の
マイルド化を目的とする場合にはすべての飲料の種類に
おいて2〜30部が望ましい。
【0010】本発明には、これら食品内部に果実・ジャ
ム・各種ペースト類を含有せしめたものをも含む。さら
に、キャンディー類の主成分である糖質の種類や成型の
方法は限定しない。
ム・各種ペースト類を含有せしめたものをも含む。さら
に、キャンディー類の主成分である糖質の種類や成型の
方法は限定しない。
【0011】以下本発明を実施例によって説明する。
【0012】<実施例1>ハンバーグ
[製法]:原料を混ぜ合わせ、同サイズに成形し、130
℃に加熱したホットプレートでハンバーグの中心温度1
30℃になるまで焼いたものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率6〜9%でマイルド化による味
質向上がみられた。また、本培養液配合率6〜9%では
保形成や歯ごたえが良くなり食感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液3〜12%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に6〜
9%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
℃に加熱したホットプレートでハンバーグの中心温度1
30℃になるまで焼いたものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率6〜9%でマイルド化による味
質向上がみられた。また、本培養液配合率6〜9%では
保形成や歯ごたえが良くなり食感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液3〜12%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に6〜
9%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0013】<実施例2>炊飯
[製法]:炊飯における水の代わりに、本培養液の2%、
5%、10%、15%、20%溶液を用いて炊飯を行っ
た。炊飯は同じ条件で行い、保温状態で試験に供した。 [結果]:本培養液配合率5〜15%で味質向上がみられ
た。また、本培養液配合率5〜20%で弾力が増し食感
向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液2〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
15%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
5%、10%、15%、20%溶液を用いて炊飯を行っ
た。炊飯は同じ条件で行い、保温状態で試験に供した。 [結果]:本培養液配合率5〜15%で味質向上がみられ
た。また、本培養液配合率5〜20%で弾力が増し食感
向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液2〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
15%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0014】<実施例3>卵焼き
[製法]:良くといた全卵に濃厚ダシ汁と水と本培養液を
均質になるまで混ぜ合わせ、定法に従いダシ巻き卵焼き
を作り、室温に戻したものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率4〜10%で味質向上がみられ
た。また、本培養液配合率4〜10%で歯切れ歯ごたえ
が良く食感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液2〜10%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に6〜
8%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
均質になるまで混ぜ合わせ、定法に従いダシ巻き卵焼き
を作り、室温に戻したものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率4〜10%で味質向上がみられ
た。また、本培養液配合率4〜10%で歯切れ歯ごたえ
が良く食感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液2〜10%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に6〜
8%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0015】<実施例4>餃子の皮
[製法]:ミキサーをかけながら強力粉に水と本培養液を
ゆっくり流し込み混ぜ、10分間ミキシングを続ける。
できた生地を麺帯機にかけ餃子成型機で製皮し、加熱鉄
板で軽く焼いてから試験に供した。 [結果]:元々味がないものなので特に味への影響はな
い。歯ごたえは本培養液配合率が高くなる程強くなり、
逆に歯切れは悪くなる傾向が観察された。 [判断]:本培養液配合率2〜10%で対照区と同等また
はそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜10%の
配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
ゆっくり流し込み混ぜ、10分間ミキシングを続ける。
できた生地を麺帯機にかけ餃子成型機で製皮し、加熱鉄
板で軽く焼いてから試験に供した。 [結果]:元々味がないものなので特に味への影響はな
い。歯ごたえは本培養液配合率が高くなる程強くなり、
逆に歯切れは悪くなる傾向が観察された。 [判断]:本培養液配合率2〜10%で対照区と同等また
はそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜10%の
配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0016】<実施例5>焼肉のタレ
[製法]:原材料を均質に混ぜ合わせ、80℃10分加熱
する。放置して室温に戻した後、試験に供した。味はタ
レそのままの味を見る方法と、タレに漬けた肉を用いて
定法により焼いた肉の味を見る方法を用いた。 [結果]:本培養液配合率2〜20%では、味のマイルド
化による味質向上がみられたが、本培養液配合率25%
で味が不明瞭になった。タレ独特と焼肉にした場合とで
の結果は同じであった。本培養液配合率5〜15%で適
度な粘性により肉へのタレの付着性が向上したが、本培
養液配合率25%ではタレが肉に付着し難かった。 [判断]:従って、本培養液2〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
する。放置して室温に戻した後、試験に供した。味はタ
レそのままの味を見る方法と、タレに漬けた肉を用いて
定法により焼いた肉の味を見る方法を用いた。 [結果]:本培養液配合率2〜20%では、味のマイルド
化による味質向上がみられたが、本培養液配合率25%
で味が不明瞭になった。タレ独特と焼肉にした場合とで
の結果は同じであった。本培養液配合率5〜15%で適
度な粘性により肉へのタレの付着性が向上したが、本培
養液配合率25%ではタレが肉に付着し難かった。 [判断]:従って、本培養液2〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0017】<実施例6>イチゴジャム
[製法]:市販イチゴジャムと本培養液を均質に混ぜ合わ
せ、瓶詰めした後に蒸し器で20分加熱処理して室温に
戻したものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率2〜15%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられたが、本培養液配合率20%で味
が不明瞭になった。また、本培養液配合率5〜15%で
適度な粘性を示し食感向上がみられ、本培養液配合20
%ジャムの切れが悪かった。 [判断]:従って、本培養液2〜15%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:イチゴ果実と砂糖と本培養液を混ぜ合わせてか
ら煮詰めてジャムを作成した場合は、上記の実施例より
も若干粘性が高く幾分食感が劣ったものの上記実施例の
結果と大きな違いはなかった。本培養液の代わりにβ―
グルカン液を用いた試験でも同じ結果であった。
せ、瓶詰めした後に蒸し器で20分加熱処理して室温に
戻したものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率2〜15%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられたが、本培養液配合率20%で味
が不明瞭になった。また、本培養液配合率5〜15%で
適度な粘性を示し食感向上がみられ、本培養液配合20
%ジャムの切れが悪かった。 [判断]:従って、本培養液2〜15%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:イチゴ果実と砂糖と本培養液を混ぜ合わせてか
ら煮詰めてジャムを作成した場合は、上記の実施例より
も若干粘性が高く幾分食感が劣ったものの上記実施例の
結果と大きな違いはなかった。本培養液の代わりにβ―
グルカン液を用いた試験でも同じ結果であった。
【0018】<実施例7>カレー
[製法]:沸騰湯中で10分間穏やかに撹拌しつつ固形カ
レーを溶解し均質に混ぜたものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率5〜20%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられた。また、本培養液配合率5〜2
0%で適度な粘性を示し食感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液2〜25%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
レーを溶解し均質に混ぜたものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率5〜20%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられた。また、本培養液配合率5〜2
0%で適度な粘性を示し食感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液2〜25%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0019】<実施例8>菓子パン
[製法]:直捏法により生地を調整し、29℃、相対湿度
90〜100%の恒温湿器内で90分発酵させて第1回
目のガス抜きを行い、さらに40分間発酵させて第2回
目のガス抜きを行った。これを50gずつに分割して2
0分間ベンチ後、37℃、相対湿度90〜95%で50
分ホイロした後、180℃10分間焙焼した後に自然冷
却で室温に戻し、試験に供した。 [結果]:本培養液配合率5〜15%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられた。また、本培養液配合率2〜2
0%で適度な粘性を示し食感向上がみられ、特に培養液
配合率5〜10%で弾力と歯切れが優れていた。 [判断]:従って、本培養液2〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
90〜100%の恒温湿器内で90分発酵させて第1回
目のガス抜きを行い、さらに40分間発酵させて第2回
目のガス抜きを行った。これを50gずつに分割して2
0分間ベンチ後、37℃、相対湿度90〜95%で50
分ホイロした後、180℃10分間焙焼した後に自然冷
却で室温に戻し、試験に供した。 [結果]:本培養液配合率5〜15%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられた。また、本培養液配合率2〜2
0%で適度な粘性を示し食感向上がみられ、特に培養液
配合率5〜10%で弾力と歯切れが優れていた。 [判断]:従って、本培養液2〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0020】<実施例9>クッキー
[製法]:ほぐした無塩マーガリンに上白糖を加え十分に
クリーミングし、全卵と水と本培養液を混ぜてさらにク
リーミングする。これに、予め混合しておいた薄力粉と
ベーキングパウダーを加えて軽く混合し、生地とする。
生地をテンパン上に同形に成型し、165℃13分間焙
焼した後に放冷して室温に戻してから、試験に供した。 [結果]:本培養液配合率4〜6%で味のマイルド化によ
る味質向上がみられたが、顕著なものではなかった。本
培養液配合率4〜6%で適度な歯ごたえと歯切れ感が増
して食感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液2〜6%の配合で対照区と同
等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に4〜6
%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
クリーミングし、全卵と水と本培養液を混ぜてさらにク
リーミングする。これに、予め混合しておいた薄力粉と
ベーキングパウダーを加えて軽く混合し、生地とする。
生地をテンパン上に同形に成型し、165℃13分間焙
焼した後に放冷して室温に戻してから、試験に供した。 [結果]:本培養液配合率4〜6%で味のマイルド化によ
る味質向上がみられたが、顕著なものではなかった。本
培養液配合率4〜6%で適度な歯ごたえと歯切れ感が増
して食感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液2〜6%の配合で対照区と同
等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に4〜6
%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0021】<実施例10>レアチーズケーキ
[製法]:原材料を混ぜ、泡立て器でダマが無くなるまで
2分間以上をかき混ぜ、タルトに流し込み、冷蔵庫で1
時間冷やしたものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率2〜10%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられた。また、本培養液配合率4〜8
%で適度な粘性を示し食感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液2〜10%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に4〜
6%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
2分間以上をかき混ぜ、タルトに流し込み、冷蔵庫で1
時間冷やしたものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率2〜10%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられた。また、本培養液配合率4〜8
%で適度な粘性を示し食感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液2〜10%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に4〜
6%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0022】<実施例11>オレンジ果汁100%ゼリ
ー [製法]:5倍濃縮オレンジ果汁と水と本培養液とを均質
になるまでよく混ぜ、さらに砂糖を加えて加熱し砂糖を
溶解する。それからゼラチンを加えて加熱溶解したアウ
レオバシジウム菌培養液とでオレンジ香料を加え、蒸発
減少した水分を補充して全量を調整し均質に混ぜた後、
型に流し込んで冷蔵庫で1時間冷やし固め、試験に供し
た。 [結果]:本培養液配合率5〜20%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられた。また、本培養液配合率5〜2
0%では保形性や歯ごたえが良くなり食感向上がみられ
た。 [判断]:従って、本培養液5〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
ー [製法]:5倍濃縮オレンジ果汁と水と本培養液とを均質
になるまでよく混ぜ、さらに砂糖を加えて加熱し砂糖を
溶解する。それからゼラチンを加えて加熱溶解したアウ
レオバシジウム菌培養液とでオレンジ香料を加え、蒸発
減少した水分を補充して全量を調整し均質に混ぜた後、
型に流し込んで冷蔵庫で1時間冷やし固め、試験に供し
た。 [結果]:本培養液配合率5〜20%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられた。また、本培養液配合率5〜2
0%では保形性や歯ごたえが良くなり食感向上がみられ
た。 [判断]:従って、本培養液5〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0023】<実施例12>こんにゃく
[製法]:水と本培養液とを均質になるまで混ぜ、さらに
こんにゃく粉を加えてよく混ぜ合わせた後、かき混ぜな
がら煮る。その後、煮るのを止めて1%水酸化ナトリウ
ム溶液(1%NaOH)を加えて30秒間強くかき混ぜ
ると粘りとツヤが出る。これを3時間放置すると固まっ
て弾力が出てくるので、型から抜き湯中で30分間煮
る。その後、流水で2時間アク抜きしたものを試験に供
した。 [結果]:本培養液配合率5〜20%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられたものの、こんにゃく自体にはっ
きりした味がないので顕著な効果はみられなかった。同
じく本培養液配合率5〜20%で歯ごたえが良くなり食
感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液5〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
こんにゃく粉を加えてよく混ぜ合わせた後、かき混ぜな
がら煮る。その後、煮るのを止めて1%水酸化ナトリウ
ム溶液(1%NaOH)を加えて30秒間強くかき混ぜ
ると粘りとツヤが出る。これを3時間放置すると固まっ
て弾力が出てくるので、型から抜き湯中で30分間煮
る。その後、流水で2時間アク抜きしたものを試験に供
した。 [結果]:本培養液配合率5〜20%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられたものの、こんにゃく自体にはっ
きりした味がないので顕著な効果はみられなかった。同
じく本培養液配合率5〜20%で歯ごたえが良くなり食
感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液5〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0024】<実施例13>アイスクリーム
[製法]:予め植物油、脱脂粉乳、上白糖、粉末水飴、乳
化剤を混合し、水と本培養液を均質に混ぜた液に加えて
十分に混ぜ込み、容器に分注して冷蔵庫で4時間冷やし
て固化したものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率5〜20%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられた。本培養液配合率5〜20%で
適度な歯ごたえがあり食感向上がみられたが、本培養液
配合率25%では粘性が高過ぎて好ましくなかった。 [判断]:従って、本培養液2〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
化剤を混合し、水と本培養液を均質に混ぜた液に加えて
十分に混ぜ込み、容器に分注して冷蔵庫で4時間冷やし
て固化したものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率5〜20%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられた。本培養液配合率5〜20%で
適度な歯ごたえがあり食感向上がみられたが、本培養液
配合率25%では粘性が高過ぎて好ましくなかった。 [判断]:従って、本培養液2〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0025】<実施例14>グレープ果汁100%シャ
ーベット [製法]:濃縮果汁と水と本培養液とを均質に混ぜ、容器
に入れて4時間冷凍したものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率5〜15%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられたが、本培養液配合率25%以上
では重たい味になった。本培養液配合率5〜10%では
適度な歯ごたえがあり食感向上がみられたが、本培養液
配合率25%以上では歯切れが悪く好ましくなかった。 [判断]:従って、本培養液2〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
ーベット [製法]:濃縮果汁と水と本培養液とを均質に混ぜ、容器
に入れて4時間冷凍したものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率5〜15%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられたが、本培養液配合率25%以上
では重たい味になった。本培養液配合率5〜10%では
適度な歯ごたえがあり食感向上がみられたが、本培養液
配合率25%以上では歯切れが悪く好ましくなかった。 [判断]:従って、本培養液2〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0026】<実施例15>練り餡
[製法]:水と培養液と上白糖を分散し沸騰させ、生餡の
半分を加え分散させ沸騰させたあと、残りの生餡を加え
て練り上げ、試験に供した。 [結果]:本培養液配合率5〜20%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられた。特に本培養液配合率が10〜
15で適度に甘みが抑えられ良好であった。本培養液配
合率が5〜20%で適度な粘性を示し食感向上がみられ
た。 [判断]:従って、本培養液2〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に10
〜15%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
半分を加え分散させ沸騰させたあと、残りの生餡を加え
て練り上げ、試験に供した。 [結果]:本培養液配合率5〜20%で味のマイルド化に
よる味質向上がみられた。特に本培養液配合率が10〜
15で適度に甘みが抑えられ良好であった。本培養液配
合率が5〜20%で適度な粘性を示し食感向上がみられ
た。 [判断]:従って、本培養液2〜20%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に10
〜15%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0027】<実施例16>うどん
[製法]:定法通り、原材料を均質に混ぜ合わせ、圧延を
繰り返した後、製麺機で同じ太さの麺を作成した。沸騰
水中で同時に茹でた後、試験に供した。 [結果]:うどんの麺自体には元々明確な味がないもの
の、本培養液配合率5〜15%で味のマイルド化による
味質向上がみられた。本培養液配合率2〜15%以上で
歯ごたえが良く食感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液2〜25%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
繰り返した後、製麺機で同じ太さの麺を作成した。沸騰
水中で同時に茹でた後、試験に供した。 [結果]:うどんの麺自体には元々明確な味がないもの
の、本培養液配合率5〜15%で味のマイルド化による
味質向上がみられた。本培養液配合率2〜15%以上で
歯ごたえが良く食感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液2〜25%の配合で対照区と
同等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に5〜
10%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0028】<実施例17>蒲鉾
[製法]:全ての原材料を均質に混ぜ合わせ、裏ごしし、
容器に詰めて、蒸し器で20分蒸し上げる。その後、流
水中に30分浸して冷却した後、試験に供した。 [結果]:本培養液配合率4〜8%で味のマイルド化によ
る味質向上がみられた。本培養液配合率4〜8%以上で
歯ごたえが良く食感向上がみられたが、歯切れ感は本培
養液配合率8%で悪かった。 [判断]:従って、本培養液2〜6%の配合で対照区と同
等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に4〜6
%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
容器に詰めて、蒸し器で20分蒸し上げる。その後、流
水中に30分浸して冷却した後、試験に供した。 [結果]:本培養液配合率4〜8%で味のマイルド化によ
る味質向上がみられた。本培養液配合率4〜8%以上で
歯ごたえが良く食感向上がみられたが、歯切れ感は本培
養液配合率8%で悪かった。 [判断]:従って、本培養液2〜6%の配合で対照区と同
等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に4〜6
%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0029】<実施例18>食用シート
[製法]:増粘安定剤やゲル化剤は予め加熱溶解あるいは
分散させておき、全ての原材料を均質に混ぜ合わせた
後、ホットプレート上に薄く広げて加熱乾燥させるか、
シート成型器で0.1mm以下の厚さで平板上に押し出
しながらドライヤー等で加熱乾燥させる。 [結果]:エタノールを加えなくてもシート形成は可能で
あるが、エタノールを20%含有させた場合に最もシー
ト化効率が高い。本培養液配合率50〜100%でシー
ト形成が良好である。実施番号5〜8のように、還元水
飴やポリデキストロース等のような液状糖質、寒天やゼ
ラチン等のゲル化剤(予め溶解しておく)、或いは、ペ
クチンやカラギーナンやマンナン等の増粘剤を加えると
シート強度を高めることができる。
分散させておき、全ての原材料を均質に混ぜ合わせた
後、ホットプレート上に薄く広げて加熱乾燥させるか、
シート成型器で0.1mm以下の厚さで平板上に押し出
しながらドライヤー等で加熱乾燥させる。 [結果]:エタノールを加えなくてもシート形成は可能で
あるが、エタノールを20%含有させた場合に最もシー
ト化効率が高い。本培養液配合率50〜100%でシー
ト形成が良好である。実施番号5〜8のように、還元水
飴やポリデキストロース等のような液状糖質、寒天やゼ
ラチン等のゲル化剤(予め溶解しておく)、或いは、ペ
クチンやカラギーナンやマンナン等の増粘剤を加えると
シート強度を高めることができる。
【0030】<実施例19>豆腐
[製法]:大豆を浸積し、摩砕した後、煮沸する。濾過し
てできた豆乳を型に流し込み、培養液を混合したにがり
を加え、凝固させる。これに重石をのせ浸出する水を取
り除き、水中で冷却させたものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率4〜6%で味のマイルド化によ
る味質向上がみられた。本培養液配合率4%〜6%で保
形性がよく、食感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液2〜6%の配合で対照区と同
等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に4〜6
%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
てできた豆乳を型に流し込み、培養液を混合したにがり
を加え、凝固させる。これに重石をのせ浸出する水を取
り除き、水中で冷却させたものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率4〜6%で味のマイルド化によ
る味質向上がみられた。本培養液配合率4%〜6%で保
形性がよく、食感向上がみられた。 [判断]:従って、本培養液2〜6%の配合で対照区と同
等またはそれ以上の品質を得ることができ、特に4〜6
%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ―グルカン液を用いた試
験でも同じ結果であった。
【0031】<実施例20>飲料
果汁飲料・野菜汁飲料・濃厚な飲料にトロリとした喉越
し感を賦与する場合の実施例:[バレンシアオレンジジ
ュース] [製法]:予め本培養液と精製水を均質になるまで攪拌
混合しておき、さらにバレンシアオレンジの5倍濃縮果
汁を加えて均質になるまで攪拌混合したものを試験に供
した。 [結果]:試験区すべてにおいて味がマイルド化にな
り、特に本培養液配合率15〜25%では明らかに味質
が向上した。試験区すべてにおいて粘性を伴った喉越し
感を感じられたが、果汁飲料・野菜汁飲料・栄養補給飲
料や甘酒等の濃厚な飲料として適度な粘性を示したのは
本培養液配合率15〜25%であった。 [判断]:従って、本培養液10〜30%の配合では味
質を低下させることなく対照区と同等或いはそれ以上の
喉越しの飲料を得ることができ、より高い品質を得るに
は15〜25%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ−グルカン液を用いた
試験でも同じ結果であった。本培養液には若干の浮遊物
が含まれているので、浮遊物が無い果汁飲料の場合には
遠心によって浮遊物が除去されたβ−グルカン液を用い
ることが望ましい。ただし、野菜汁飲料・栄養補給飲料
や甘酒等の濃厚な飲料の大多数は浮遊物を含んでいたり
不透明なものが多いので、これらの場合には特にβ−グ
ルカン液が望ましいと言うことはない。
し感を賦与する場合の実施例:[バレンシアオレンジジ
ュース] [製法]:予め本培養液と精製水を均質になるまで攪拌
混合しておき、さらにバレンシアオレンジの5倍濃縮果
汁を加えて均質になるまで攪拌混合したものを試験に供
した。 [結果]:試験区すべてにおいて味がマイルド化にな
り、特に本培養液配合率15〜25%では明らかに味質
が向上した。試験区すべてにおいて粘性を伴った喉越し
感を感じられたが、果汁飲料・野菜汁飲料・栄養補給飲
料や甘酒等の濃厚な飲料として適度な粘性を示したのは
本培養液配合率15〜25%であった。 [判断]:従って、本培養液10〜30%の配合では味
質を低下させることなく対照区と同等或いはそれ以上の
喉越しの飲料を得ることができ、より高い品質を得るに
は15〜25%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ−グルカン液を用いた
試験でも同じ結果であった。本培養液には若干の浮遊物
が含まれているので、浮遊物が無い果汁飲料の場合には
遠心によって浮遊物が除去されたβ−グルカン液を用い
ることが望ましい。ただし、野菜汁飲料・栄養補給飲料
や甘酒等の濃厚な飲料の大多数は浮遊物を含んでいたり
不透明なものが多いので、これらの場合には特にβ−グ
ルカン液が望ましいと言うことはない。
【0032】<実施例21>牛乳(乳飲料)
牛乳や乳加工品等の乳飲料・発酵乳酸菌飲料・炭酸飲料
・コーヒーや紅茶緑茶等各種の茶やそれらの加工飲料・
各種清涼飲料水・各種のアルコール含有飲料にトロリと
した喉越し感を賦与する場合の実施例 [製法]:本培養液と牛乳を均質になるまで攪拌混合し
たものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率2〜15%において味がマイ
ルドになり味質の向上が見られた。20%では牛乳の味
が弱まり対照区よりも劣った。粘性を伴った喉越し感は
試験区すべてにおいて対照区よりも良好であったが、本
培養液粘性の配合割合が20%より高くすると乳飲料と
して違和感が感じられた。 [判断]:従って、味質を向上させつつ、粘性を伴った
独特の喉越し感を賦与することによって高い品質を得る
には2〜15%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ−グルカン液を用いた
試験でも同じ結果であった。ただし、本培養液には若干
の浮遊物が含まれているので、商品として販売するに
は、遠心によって浮遊物が除去されているβ−グルカン
液を用いることが望ましい。
・コーヒーや紅茶緑茶等各種の茶やそれらの加工飲料・
各種清涼飲料水・各種のアルコール含有飲料にトロリと
した喉越し感を賦与する場合の実施例 [製法]:本培養液と牛乳を均質になるまで攪拌混合し
たものを試験に供した。 [結果]:本培養液配合率2〜15%において味がマイ
ルドになり味質の向上が見られた。20%では牛乳の味
が弱まり対照区よりも劣った。粘性を伴った喉越し感は
試験区すべてにおいて対照区よりも良好であったが、本
培養液粘性の配合割合が20%より高くすると乳飲料と
して違和感が感じられた。 [判断]:従って、味質を向上させつつ、粘性を伴った
独特の喉越し感を賦与することによって高い品質を得る
には2〜15%の配合割合が望ましい。 [付記]:本培養液の代わりにβ−グルカン液を用いた
試験でも同じ結果であった。ただし、本培養液には若干
の浮遊物が含まれているので、商品として販売するに
は、遠心によって浮遊物が除去されているβ−グルカン
液を用いることが望ましい。
【0033】<実施例22>のどに優しい飲料(ハーブ
・甜茶エキス含有) 高い粘性を賦与して半ゲル化状にする場合の実施例 [製法]:原料を均質になるまで攪拌混合したものを、
試験に供した。 [結果]:本培養液配合率50%以上で味質向上が見ら
れた。また、本培養液配合率50%以上では高い粘性に
よって優れた喉への付着性と半ゲル化状の独特な喉越し
を示した。 [判断]:従って、本培養液50%以上の配合で対照区
以上の品質を得ることができた。本培養液を加えて混ぜ
るだけの簡便な手段で、喉への付着性や半ゲル化状の独
特な喉越しを飲料に賦与できることは特筆すべきことで
ある。 [付記]:本培養液の代わりにβ−グルカン液を用いた
試験でも同じ結果であった。ただし、本培養液には若干
の浮遊物が含まれているので、商品として販売するに
は、遠心によって浮遊物が除去されているβ−グルカン
液を用いることが望ましい。また、本培養液配合割合が
50%以上であれば、飲料に柑橘類のさのうや果実や野
菜のすった物を含有させた場合、これらの浮遊物は沈殿
しないので、容器内で均等に分散浮遊した状態を維持さ
せる事が出来る。
・甜茶エキス含有) 高い粘性を賦与して半ゲル化状にする場合の実施例 [製法]:原料を均質になるまで攪拌混合したものを、
試験に供した。 [結果]:本培養液配合率50%以上で味質向上が見ら
れた。また、本培養液配合率50%以上では高い粘性に
よって優れた喉への付着性と半ゲル化状の独特な喉越し
を示した。 [判断]:従って、本培養液50%以上の配合で対照区
以上の品質を得ることができた。本培養液を加えて混ぜ
るだけの簡便な手段で、喉への付着性や半ゲル化状の独
特な喉越しを飲料に賦与できることは特筆すべきことで
ある。 [付記]:本培養液の代わりにβ−グルカン液を用いた
試験でも同じ結果であった。ただし、本培養液には若干
の浮遊物が含まれているので、商品として販売するに
は、遠心によって浮遊物が除去されているβ−グルカン
液を用いることが望ましい。また、本培養液配合割合が
50%以上であれば、飲料に柑橘類のさのうや果実や野
菜のすった物を含有させた場合、これらの浮遊物は沈殿
しないので、容器内で均等に分散浮遊した状態を維持さ
せる事が出来る。
【0034】<実施例23>日本酒
味質のマイルド化を目的とする場合の実施例
[製法]:原料を均質になるまで攪拌混合したものを、
試験に供した。 [結果]:本培養液配合率2〜30%以上で味質向上と
共に味のマイルド化が見られたが、40%以上になると
マイルドではあるものの味質が明らかに劣った。また、
本培養液配合率2%以上では特有の喉越し感を示した。 [判断]:従って、本培養液2〜30%の配合で、対照
区以上にマイルドで飲み易い日本酒を得ることができ
た。30%以下の場合には特有の喉越しが飲み易さにつ
ながったが、日本酒に本培養液を40%以上配合した場
合には特有の喉越しが逆に違和感となった。 [付記]:本培養液の代わりにβ−グルカン液を用いた
試験でも同じ結果であった。ただし、本培養液には若干
の浮遊物が含まれているので、商品として販売するに
は、遠心によって浮遊物が除去されているβ−グルカン
液を用いることが望ましい。本培養液は味のマイルド化
や嫌味のマスキング効果が顕著であり、その効果は上述
の通りではあるが、酒類に限って言えば、酒の含有率が
低くなると酔いたいと言う通常の飲酒の目的にはそぐわ
ないかも知れない。しかしながら、飲酒量を2〜30%
抑制することになるし、ニンジンジュース・青汁・酸味
が強くて飲み辛いオレンジジュース等を飲み易くする効
果は絶大である。
試験に供した。 [結果]:本培養液配合率2〜30%以上で味質向上と
共に味のマイルド化が見られたが、40%以上になると
マイルドではあるものの味質が明らかに劣った。また、
本培養液配合率2%以上では特有の喉越し感を示した。 [判断]:従って、本培養液2〜30%の配合で、対照
区以上にマイルドで飲み易い日本酒を得ることができ
た。30%以下の場合には特有の喉越しが飲み易さにつ
ながったが、日本酒に本培養液を40%以上配合した場
合には特有の喉越しが逆に違和感となった。 [付記]:本培養液の代わりにβ−グルカン液を用いた
試験でも同じ結果であった。ただし、本培養液には若干
の浮遊物が含まれているので、商品として販売するに
は、遠心によって浮遊物が除去されているβ−グルカン
液を用いることが望ましい。本培養液は味のマイルド化
や嫌味のマスキング効果が顕著であり、その効果は上述
の通りではあるが、酒類に限って言えば、酒の含有率が
低くなると酔いたいと言う通常の飲酒の目的にはそぐわ
ないかも知れない。しかしながら、飲酒量を2〜30%
抑制することになるし、ニンジンジュース・青汁・酸味
が強くて飲み辛いオレンジジュース等を飲み易くする効
果は絶大である。
【0035】<実施例24>キャンディー
[のど飴]
[製法]:砂糖と水飴に精製水を加えて加熱しながら攪
拌混合して砂糖を溶解させた後、さらに160℃まで加
熱して煮詰め、水分を1%以下にする。煮詰めた生地は
素早く鉄またはステンレス製の板の上に移して冷却しな
がら、煮詰めた生地にハーブエキスとl−メントールと
本培養液を加え、よくかき混ぜた後に繰り返し折り畳み
ながら冷却し、得られた飴生地を成型器で打ち抜き、さ
らに十分に室温まで冷却したものを試験に供した。な
お、水飴は固形分75%のものを使用した。 [結果]:本培養液の配合割合が高いほど砂糖水飴製キ
ャンディー特有の後味の悪さ(甘味のしつこさ)が抑制
され、本培養液の粘性に由来するトロリ感によるハーブ
やメントールの喉に残る感じが増加した。喉におけるハ
ーブやメントールの残留感はノド飴を購入する消費者の
強い要求であるので商品価値を高める重要な事柄であ
る。しかしながら、本培養液の配合割合が2.5%以上
では、噛み砕き易さと味質において対照区に優ることが
できず同等レベルであり、味質も後味は改善されるがメ
ントールやハーブの爽快感が少し曖昧になり対照区と優
劣がつけがたいと判断した。5%以上配合した試験で
は、配合割合が2.5%から5%までは同じ結果であっ
たが6%以上では味の曖昧さと噛み砕き易さが対照区よ
り劣った。 [判断]:本培養液を1〜2%配合することにより、対
照区より後味の悪さが抑制され、噛み砕き易さ、味質、
喉でのトロリ感が向上したキャンディーを得ることがで
きた。[付記]:本培養液の代わりにβ−グルカン液を
用いた試験でも同じ結果であったが、本培養液には若干
の浮遊物が含まれているので、浮遊物の無いβ−グルカ
ン液を用いることが望ましい。
拌混合して砂糖を溶解させた後、さらに160℃まで加
熱して煮詰め、水分を1%以下にする。煮詰めた生地は
素早く鉄またはステンレス製の板の上に移して冷却しな
がら、煮詰めた生地にハーブエキスとl−メントールと
本培養液を加え、よくかき混ぜた後に繰り返し折り畳み
ながら冷却し、得られた飴生地を成型器で打ち抜き、さ
らに十分に室温まで冷却したものを試験に供した。な
お、水飴は固形分75%のものを使用した。 [結果]:本培養液の配合割合が高いほど砂糖水飴製キ
ャンディー特有の後味の悪さ(甘味のしつこさ)が抑制
され、本培養液の粘性に由来するトロリ感によるハーブ
やメントールの喉に残る感じが増加した。喉におけるハ
ーブやメントールの残留感はノド飴を購入する消費者の
強い要求であるので商品価値を高める重要な事柄であ
る。しかしながら、本培養液の配合割合が2.5%以上
では、噛み砕き易さと味質において対照区に優ることが
できず同等レベルであり、味質も後味は改善されるがメ
ントールやハーブの爽快感が少し曖昧になり対照区と優
劣がつけがたいと判断した。5%以上配合した試験で
は、配合割合が2.5%から5%までは同じ結果であっ
たが6%以上では味の曖昧さと噛み砕き易さが対照区よ
り劣った。 [判断]:本培養液を1〜2%配合することにより、対
照区より後味の悪さが抑制され、噛み砕き易さ、味質、
喉でのトロリ感が向上したキャンディーを得ることがで
きた。[付記]:本培養液の代わりにβ−グルカン液を
用いた試験でも同じ結果であったが、本培養液には若干
の浮遊物が含まれているので、浮遊物の無いβ−グルカ
ン液を用いることが望ましい。
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フロントページの続き
(72)発明者 山崎 香織
高知県高知市六泉寺町13−7
Fターム(参考) 4B035 LC03 LG27 LK04 LP41
4B041 LC03 LC05 LD01 LD02 LD03
LD04 LH16
Claims (42)
- 【請求項1】 β−1.3−1.6グルカンを主成分とす
るアウレオバシジウム培養液を含有する食品。 - 【請求項2】 アウレオバシジウム培養液が、アウレ
オバシジウム属(Aureobasidium sp.)に属する微工研
寄託FERM−P4257号菌を用いて特開昭57−149
301の方法により製造されたアウレオバシジウム培養
液を加熱殺菌したものまたは、アウレオバシジウム属
(Aureobasidium sp.)に属する微工研寄託FERM−P18
099号菌を特願2000−342310の方法により
製造したアウレオバシジウム培養液を加熱殺菌したもの
あるいは、β−1.3−1.6グルカンを生産するアウレ
オバシジウム属(Aureobasidium sp.)菌株を用いて製
造されたアウレオバシジウム培養液を加熱殺菌したもの
である請求項1記載の食品。 - 【請求項3】 請求項1のアウレオバシジウム培養液の
主成分であるβ−1.3−1.6グルカンを含有する食
品。 - 【請求項4】 請求項2のアウレオバシジウム培養液を
遠心で、菌体等の浮遊物を沈殿除去し、得られた上澄み
を含有する食品。 - 【請求項5】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が蒲鉾、竹輪、薩
摩揚げ、なると、魚のつみれ、魚肉ソーセージ等の魚肉
すり身を原料とした水産加工品その他の水産加工品であ
る請求項1から4までのいずれか1項記載の食品。 - 【請求項6】 請求項5の水産加工品が、食品の全量1
00部に対して、アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを2〜6部、望ましくは4〜6部
含有することを特徴とする食品。 - 【請求項7】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が、ソーセージ、
ハム、ハンバーグ、ミートボール等の食肉を主原料とし
た食肉加工品その他の食肉加工品である請求項1から4
までのいずれか1項記載の食品。 - 【請求項8】 請求項7の食肉加工品が、食品の全量1
00部に対して、アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを3〜12部、望ましくは6〜9
部含有することを特徴とする食品。 - 【請求項9】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が混ぜご飯、白米
ご飯、赤飯、おにぎり、焼き飯等の炊飯及び炊飯物によ
り製造された食品その他の炊飯加工品である請求項1か
ら4までのいずれか1項記載の食品。 - 【請求項10】 請求項9の炊飯加工品が、炊飯時の水
の全量100部に対して、アウレオバシジウム培養液ま
たはβ−1.3−1.6グルカンを2〜20部、望ましく
は5〜15部含有させて作った炊飯食品及びそれにより
製造したご飯を用いた加工食品であることを特徴とする
食品。 - 【請求項11】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が、卵焼き、厚焼
きだし巻、オムレツ、錦糸卵等の卵調理食品その他の卵
調理食品である請求項1から4までのいずれか1項記載
の食品。 - 【請求項12】 請求項11の卵調理食品が、食品の全
量100部に対して、アウレオバシジウム培養液または
β−1.3−1.6グルカンを2〜10部、望ましくは6
〜8部含有することを特徴とする食品。 - 【請求項13】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が、グラタン、餃
子、春巻き、肉饅の皮、コロッケ等の惣菜等調理食品そ
の他の惣菜等調理食品である請求項1から4までのいず
れか1項記載の食品。 - 【請求項14】 請求項13の惣菜調理食品が、食品の
全量100部に対して、アウレオバシジウム培養液また
はβ−1.3−1.6グルカンを2〜20部、望ましくは
5〜10部含有することを特徴とする食品。 - 【請求項15】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が、ソース、各種
たれ、ドレッシング、醤油等の流動性調味料その他の流
動性調理料である請求項1から4までのいずれか1項記
載の食品。 - 【請求項16】 請求項15の流動性調理料が、食品の
全量100部に対して、アウレオバシジウム培液または
β−1.3−1.6グルカンを2〜20部、望ましくは5
〜10部含有することを特徴とする食品。 - 【請求項17】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が、ジャム、ケチ
ャップ、ピーナツバター等の果菜加工調味食品その他の
果菜加工調味食品である請求項1から4までのいずれか
1項記載の食品。 - 【請求項18】 請求項17の果菜加工調味食品が、食
品の全量100部に対して、アウレオバシジウム培養液
またはβ−1.3−1.6グルカンを2〜15部、望まし
くは5〜15部含有することを特徴とする食品。 - 【請求項19】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が、レトロ食品、
カレー、シチュー、スープ等の流動性加工食品その他の
流動性加工食品である請求項1から4までのいずれか1
項記載の食品。 - 【請求項20】 請求項19の流動性加工食品が、食品
の全量100部に対して、アウレオバシジウム培養液ま
たはβ−1.3−1.6グルカンを2〜25部、望ましく
は5〜10部含有することを特徴とする食品。 - 【請求項21】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が、パン蒸しパ
ン、菓子パン等の発酵焼成食品その他の発酵焼成食品で
ある請求項1から4までのいずれか1項記載の食品。 - 【請求項22】 請求項21の発酵焼成食品が、食品の
全量100部に対して、アウレオバシジウム培養液また
はβ−1.3−1.6グルカンを2〜20部、望ましくは
5〜10部含有することを特徴とする食品。 - 【請求項23】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グカンを含有する食品が、クッキー、スポ
ンジケーキ、クレープやピザ生地、煎餅等の焙焼食品そ
の他の焙焼食品である請求項1から4までのいずれか1
項記載の食品。 - 【請求項24】 請求項23の焙焼食品が、食品の全量
100部に対して、アウレオバシジウム培養液またはβ
−1.3−1.6グルカンを2〜6部、望ましくは4〜6
部含有することを特徴とする食品。 - 【請求項25】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が、ヨーグルト、
チーズ、乳製品デザート等の乳製品加工食品その他の乳
製品加工食品である請求項1から4までのいずれか1項
記載の食品。 - 【請求項26】 請求項25の乳製品加工食品が、食品
の全量100部に対して、アウレオバシジウム培養液ま
たはβ−1.3−1.6グルカンを2〜10部、望ましく
は4〜6部含有することを特徴とする食品。 - 【請求項27】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が、ゼリー、ムー
ス、プリン、豆腐、葛餅、寒天ゼリー、グミキャンディ
ー等のゲル状食品その他のゲル状食品である請求項1か
ら4までのいずれか1項記載の食品。 - 【請求項28】 請求項27のゲル状食品が、食品の全
量100部に対して、アウレオバシジウム培養液または
β−1.3−1.6グルカンを2〜20部、望ましくは5
〜10部含有することを特徴とする食品。 - 【請求項29】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が、アイスクリー
ム、シャーベット、アイスキャンディー等の冷菓氷菓そ
の他の冷菓氷菓である請求項1から4までのいずれか1
項記載の食品。 - 【請求項30】 請求項29の冷菓氷菓が、食品の全量
100部に対して、アウレオバシジウム培養液またはβ
−1.3−1.6グルカンを2〜20部、望ましくは5〜
10部含有することを特徴とする食品。 - 【請求項31】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が、水羊羹、羊
羹、ういろう等の豆芋穀類加工食品その他の豆芋穀類加
工食品である請求項1から4までのいずれか1項記載の
食品。 - 【請求項32】 請求項31の豆芋穀類加工食品が、食
品の全量100部に対して、アウレオバシジウム培養液
またはβ−1.3−1.6グルカンを2〜20部、望まし
くは10〜15部含有することを特徴とする食品。 - 【請求項33】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が、うどん、そ
ば、中華麺、パスタ、そうめん等の麺類その他の麺類で
ある請求項1から4までのいずれか1項記載の食品。 - 【請求項34】 請求項33の麺類が、食品の全量10
0部に対して、アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを2〜25部、望ましくは5〜1
0部含有することを特徴とする食品。 - 【請求項35】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1.3−1.6グルカンを含有する食品が、シート状食品
である請求項1から4までのいずれか1項記載の食品。 - 【請求項36】 請求項35のシート状食品が、食品の
全量100部に対して、アウレオバシジウム培養液また
はβ−1.3−1.6グルカンを50〜100部、含有す
ることを特徴とする食品。 - 【請求項37】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1・3−1・6グルカン液を含有する食品が、果汁飲料
・野菜汁飲料・牛乳や乳加工品等の乳飲料・発酵乳酸菌
飲料・炭酸飲料・コーヒーや紅茶緑茶等各種の茶やそれ
らの加工飲料、ミネラル補給飲料やスポーツ飲料或いは
海洋や地中や河川や湧水等の天然水等を含む清涼飲料
水、栄養補給飲料や甘酒等の濃厚な飲料、日本酒・焼酎
・チューハイ・ワイン・ビール・ウイスキー・ウオッカ
等の酒類や発泡酒等のアルコール含有飲料、炭酸飲料、
その他の飲料および液状の食品。 - 【請求項38】 請求項37の飲料もしくは液状の食品
が、食品の全量100部に対して、アウレオバシジウム
培養液或いはβ−1・3−1・6グルカン液を0.1〜
99部含有することを特徴とする食品。 - 【請求項39】 アウレオバシジウム培養液またはβ−
1・3−1・6グルカン液を含有するキャンディー
(飴)及びソフトキャンディーである食品。 - 【請求項40】 請求項39のキャンディー(飴)及び
ソフトキャンディーを製造するに際し、アウレオバシジ
ウム培養液或いはβ−1・3−1・6グルカン液をキャ
ンディー(飴)或いはソフトキャンディーの生地(糖
質)と一緒に煮詰める場合には、食品の全量100部に
対してアウレオバシジウム培養液或いはβ−1・3−1
・6グルカン液を10部以下、望ましくは1〜5部含有
し、予め煮詰めたキャンディー(飴)或いはソフトキャ
ンディーの生地(糖質)にアウレオバシジウム培養液或
いはβ−1・3−1・6グルカン液を後から添加混合す
る場合には5部以下、望ましくは1〜2部含有させるこ
とを特徴とする製法。 - 【請求項41】 食品に含有するβ−1・3−1・6グ
ルカンが、請求項2の方法で得たアウレオバシジウム培
養液を5,000回転10分間遠心、或いは、12,0
00回転以上10分間遠心して菌体等の浮遊物を沈殿除
去して得られる上清(上澄み)である食品。 - 【請求項42】 食品に含有するβ−1・3−1・6グ
ルカンが、請求項2の方法で得たアウレオバシジウム培
養液を5,000回転10分間遠心、或いは、12,0
00回転以上10分間遠心して、或いは、活性炭・カオ
リン等のろ過剤・メッシュや篩い等、及び、これらの手
段を組み合わせることにより、菌体等の浮遊物を除去し
て得られる上清(上澄み)である食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002267484A JP2003159011A (ja) | 2001-09-14 | 2002-09-13 | アウレオバシジウム培養液を含有する食品 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-279009 | 2001-09-14 | ||
JP2001279009 | 2001-09-14 | ||
JP2002267484A JP2003159011A (ja) | 2001-09-14 | 2002-09-13 | アウレオバシジウム培養液を含有する食品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003159011A true JP2003159011A (ja) | 2003-06-03 |
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ID=26622193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002267484A Pending JP2003159011A (ja) | 2001-09-14 | 2002-09-13 | アウレオバシジウム培養液を含有する食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003159011A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004001053A1 (ja) * | 2002-06-25 | 2003-12-31 | Asahi Denka Co., Ltd. | βグルカン含有油脂組成物及びβグルカンを生産する新規微生物 |
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JP2009060895A (ja) * | 2007-08-16 | 2009-03-26 | Daiso Co Ltd | 可溶性β−D−グルカン粉末の製造方法 |
CN104920964A (zh) * | 2015-06-30 | 2015-09-23 | 三全食品股份有限公司 | 一种番石榴汤圆及其制备方法 |
JP2018088909A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | 財團法人食品工業發展研究所 | アウレオバシジウム・プルランス、β−グルカン生産用培地及び方法、アウレオバシジウム・プルランス培養物及びそれを含む組成物 |
-
2002
- 2002-09-13 JP JP2002267484A patent/JP2003159011A/ja active Pending
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CN104920964A (zh) * | 2015-06-30 | 2015-09-23 | 三全食品股份有限公司 | 一种番石榴汤圆及其制备方法 |
JP2018088909A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | 財團法人食品工業發展研究所 | アウレオバシジウム・プルランス、β−グルカン生産用培地及び方法、アウレオバシジウム・プルランス培養物及びそれを含む組成物 |
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