JP2003158831A - 充放電可能な電源装置 - Google Patents

充放電可能な電源装置

Info

Publication number
JP2003158831A
JP2003158831A JP2002142149A JP2002142149A JP2003158831A JP 2003158831 A JP2003158831 A JP 2003158831A JP 2002142149 A JP2002142149 A JP 2002142149A JP 2002142149 A JP2002142149 A JP 2002142149A JP 2003158831 A JP2003158831 A JP 2003158831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
double layer
electric double
layer capacitor
chargeable
secondary battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002142149A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3755043B2 (ja
Inventor
Ken Takara
憲 高良
Naofumi Mushiaki
直文 虫明
Akira Matsubara
朗 松原
Toyota Ikeuchi
豊太 池内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANBURIJJI KK
Original Assignee
SANBURIJJI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANBURIJJI KK filed Critical SANBURIJJI KK
Priority to JP2002142149A priority Critical patent/JP3755043B2/ja
Publication of JP2003158831A publication Critical patent/JP2003158831A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3755043B2 publication Critical patent/JP3755043B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/34Parallel operation in networks using both storage and other dc sources, e.g. providing buffering
    • H02J7/35Parallel operation in networks using both storage and other dc sources, e.g. providing buffering with light sensitive cells
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/34Parallel operation in networks using both storage and other dc sources, e.g. providing buffering
    • H02J7/345Parallel operation in networks using both storage and other dc sources, e.g. providing buffering using capacitors as storage or buffering devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大電流や微弱電流でも充電可能であると共
に、高容量特性を有する充放電可能な電源装置を提供す
る。 【解決手段】 前段で外部電源13に接続した少なくと
も一つの電気二重層コンデンサ11と、後段で外部負荷
22に接続し電気二重層コンデンサ11に対して並列接
続した少なくとも一つの充放電可能な蓄電部としての二
次電池12とを含む充放電可能な電源装置10を構成す
る。外部電源13と電気二重層コンデンサ11との間に
は第一の電圧検出回路14により切換え制御される切換
えスイッチ15が設けられ、電気二重層コンデンサ11
と二次電池12との間には第二の電圧検出回路17によ
り切換え制御されるスイッチ18とが設けられ、二次電
池12の+極は電源スイッチ21を介して外部負荷22
に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充放電可能な電源
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、充放電可能な電源装置としては、
例えば二次電池や電気二重層コンデンサがそれぞれ単独
で使用されている。二次電池は、例えば鉛蓄電池,ニッ
ケルカドミウム電池,ニッケル水素電池,リチウムイオ
ン電池等が知られており、充放電を繰返し行なうことが
できるものである。また、電気二重層コンデンサは、蓄
電機能を有するコンデンサとして知られており、二次電
池とは異なり、充放電による化学変化が発生しないこと
から、例えば10万回以上の充放電を繰返し行なうこと
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た二次電池,電気化学キャパシタ及び電気二重層コンデ
ンサを単独使用する場合、以下のような問題が発生す
る。
【0004】即ち、二次電池の場合には、二次電池に充
電を行なうとき、充電のための電圧や電流が大き過ぎる
と、すべての電力を充電しきれずに、溢れた状態になっ
てしまう。また、充電のための電圧や電流が小さ過ぎる
と、供給された電力を充電することができないことがあ
る。
【0005】また、放電の際には、大電流放電には限界
があることから、外部負荷に対して大電流を供給するた
めには、二次電池を並列に配置することにより、電源の
体積が大幅に増大したり、二次電池の給電能力の上限付
近で使用しなければならなくなってしまう。このように
して、従来の二次電池の単独使用においては、充電及び
放電の双方にて、二次電池の寿命を短くしてしまうこと
があった。
【0006】これに対して、電気二重層コンデンサの場
合には、二次電池と比較して体積エネルギー密度が低い
ことから、二次電池と同等の電力容量を充電する必要が
ある場合には、蓄電部分の体積や重量が増大したり、単
位容量あたりのコストが高くなってしまう。
【0007】この発明は、以上の点にかんがみて、大電
流や微弱電流でも充電可能であると共に、高容量特性を
有する充放電可能な電源装置を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、少なくとも一つの電気二重層コンデンサと、この
電気二重層コンデンサに対して並列接続された少なくと
も一つの充放電可能な蓄電部と、を含んでいることを特
徴とする充放電可能な電源装置により、達成される。
【0009】本発明による電源装置は、好ましくは、前
記充放電可能な蓄電部が、二次電池である。
【0010】本発明による電源装置は、好ましくは、前
記電気二重層コンデンサが前段で外部電源に接続されて
おり、前記二次電池が後段で外部負荷に接続されてい
る。
【0011】本発明による電源装置は、好ましくは、外
部電源からの給電を電気二重層コンデンサに充電すると
共に、電気二重層コンデンサからの放電を二次電池に充
電させる第一の経路と、外部電源からの給電を直接に二
次電池に充電させる第二の経路と含んでいる。
【0012】本発明による電源装置は、好ましくは、電
気二重層コンデンサからの放電を二次電池に充電する際
に、二次電池に対して定電流またはパルス電流で充電が
行なわれる。
【0013】本発明による電源装置は、好ましくは、前
記二次電池に対して、少なくとも一つの第二の電気二重
層コンデンサが並列に接続されている。
【0014】本発明による電源装置は、好ましくは、前
記第二の電気二重層コンデンサが、前記二次電池が放電
状態になる直前にてフル充電状態に保持されている。
【0015】本発明による電源装置は、好ましくは、前
記二次電池の後段に、少なくとも一つの第三の電気二重
層コンデンサが直列に接続されている。
【0016】本発明にかかる充放電可能な電源装置の他
の態様によれば、少なくとも一つの電気二重層コンデン
サと、この電気二重層コンデンサに対して並列接続され
た少なくとも一つの充放電可能な蓄電部と、を含み、上
記充放電可能な蓄電部が電気化学キャパシタであること
を特徴としている。
【0017】本発明による電源装置は、好ましくは、前
記電気二重層コンデンサが前段で外部電源に接続されて
おり、前記電気化学キャパシタが後段で外部負荷に接続
されている。
【0018】本発明による電源装置は、好ましくは、外
部電源からの給電を電気二重層コンデンサに充電すると
共に、電気二重層コンデンサからの放電を電気化学キャ
パシタに充電させる第一の経路と、外部電源からの給電
を直接に電気化学キャパシタに充電させる第二の経路と
含んでいる。
【0019】本発明による電源装置は、好ましくは、電
気二重層コンデンサからの放電を電気化学キャパシタに
充電する際に、電気化学キャパシタに対して定電流また
はパルス電流で充電が行なわれる。
【0020】本発明による電源装置は、好ましくは、前
記電気化学キャパシタに対して、少なくとも一つの第二
の電気二重層コンデンサが並列に接続されている。
【0021】本発明による電源装置は、好ましくは、前
記第二の電気二重層コンデンサが、前記電気化学キャパ
シタが放電状態になる直前にてフル充電状態に保持され
ている。
【0022】本発明による電源装置は、好ましくは、前
記電気化学キャパシタの後段に、少なくとも一つの第三
の電気二重層コンデンサが直列に接続されている。
【0023】本発明による電源装置は、好ましくは、前
記電気二重層コンデンサに対して、充放電可能な蓄電部
と同じ電圧となる第四の電気二重層コンデンサが直列に
接続されている。
【0024】上記構成によれば、充電の際には、外部電
源から供給される電力が、電気二重層コンデンサ及び充
放電可能な蓄電部の双方に充電されることにより、電圧
や電流が大き過ぎる場合や小さ過ぎる場合でも、電気二
重層コンデンサに確実に充電されると共に、充放電可能
な蓄電部に大電流が加えられて電力が溢れて、充放電可
能な蓄電部の寿命が短くなるようなことはない。また、
充電容量の大きい充放電可能な蓄電部に充電が行なわれ
ることにより、全体の体積及び重量が少なくて済むこと
になる。また、放電の際には、大電流放電であっても電
気二重層コンデンサから比較的大電流が供給されること
になるので、充放電可能な蓄電部に対する外部負荷が軽
減され、充放電可能な蓄電部の寿命が短くなるようなこ
とはない。
【0025】この場合、電気二重層コンデンサの電圧調
整は、種々の手段により可能であるが、好ましくは、電
気二重層コンデンサを二つ以上直列接続したり、DC/
DCコンバータを使用することにより行なわれる。これ
に対して、充放電可能な蓄電部の電圧調整は同様に種々
の手段により可能であるが、好ましくは、充放電可能な
蓄電部を二つ以上直列接続したり、DC/DCコンバー
タを使用することにより行なわれ得る。また、充放電可
能な蓄電部の電流調整は種々の手段により可能である
が、好ましくは、制御回路により電流制御を行なった
り、充放電可能な蓄電部を二つ以上並列接続することに
より行なわれ得る。
【0026】上記充放電可能な蓄電部が二次電池である
場合には、容易に入手可能な二次電池を利用することに
より、容易に且つ低コストで電源装置を構成することが
できる。
【0027】上記電気二重層コンデンサが前段で外部電
源に接続されており、上記二次電池が後段で外部負荷に
接続されている場合には、外部電源から二次電池で対応
し得ないような大電力が急激に供給されるとき、先ず、
電気二重層コンデンサがこの大電力を受けて充電され
る。その後、電気二重層コンデンサから二次電池に対し
て二次電池の負担とならないような電力が供給され、二
次電池の充電が行なわれる。また、外部電源から二次電
池に充電され得ないような小電力が供給されるときは、
先ず、電気二重層コンデンサがこの小電力を受けて充電
される。その後、電気二重層コンデンサから二次電池に
対して二次電池が充電され得るような電力が供給され、
二次電池の充電が行なわれる。
【0028】この場合、二つ以上の電気二重層コンデン
サが互いに並列に且つ切換え可能に接続されていると、
少なくとも一つの電気二重層コンデンサが外部電源から
充電されると共に、同時に他の既にフル充電された電気
二重層コンデンサが二次電池の充電を行なうことによ
り、電気二重層コンデンサの充電と電気二重層コンデン
サによる二次電池の充電を切換える時間損失が低減さ
れ、二次電池の充電が効率的に行なわれ得ることにな
る。
【0029】外部電源からの給電を電気二重層コンデン
サに充電すると共に、電気二重層コンデンサからの放電
を二次電池に充電させる第一の経路と、外部電源からの
給電を直接に二次電池に充電させる第二の経路と含んで
いる場合には、外部電源から供給される電力が二次電池
で十分に対応できる電力であるときには、第二の経路を
経由して外部電源から直接に二次電池に電力が供給さ
れ、二次電池が充電される。これに対して、外部電源か
ら供給される電力が大き過ぎたり小さ過ぎたりするとき
には、第一の経路を経由して、上述したように、電気二
重層コンデンサを介して二次電池に確実に充電が行なわ
れる。
【0030】電気二重層コンデンサからの放電を二次電
池に充電する際に、二次電池に対して定電流またはパル
ス電流で充電が行なわれる場合には、二次電池の充電条
件に適合した電流値を与える定電流またはパルス電流に
より、二次電池の充電が行なわれる。ここで、二次電池
に対する充電電流は、電気二重層コンデンサの充電及び
放電の周期のパルス電流となり、また二つ以上の電気二
重層コンデンサの切換え使用の際には、各電気二重層コ
ンデンサが順次に切換えられ放電することにより、定電
流により二次電池の充電を行なうことになる。
【0031】上記二次電池に対して、少なくとも一つの
第二の電気二重層コンデンサが並列に接続されている場
合には、二次電池の外部負荷が大き過ぎて、この二次電
池の放電電圧が所定電圧以下になったとき、第二の電気
二重層コンデンサを放電させることにより、二次電池の
放電による外部負荷の駆動を補助して、放電電圧の低下
を回避することができる。
【0032】上記第二の電気二重層コンデンサが、上記
二次電池が放電状態になる直前にてフル充電状態に保持
されている場合には、二次電池の放電による放電電圧低
下時に、確実に二次電池の放電補助を行なうことができ
る。この場合、第二の電気二重層コンデンサは、外部電
源,第一の電気二重層コンデンサまたは二次電池の何れ
かから充電される。なお、第二の電気二重層コンデンサ
は、二次電池の放電補助として、大きな放電電流及び長
い放電時間を確保するために、大きな容量を有している
ことが好ましい。
【0033】上記二次電池の後段に、少なくとも一つの
第三の電気二重層コンデンサが直列に接続されている場
合には、二次電池からの放電電力が第三の電気二重層コ
ンデンサに供給されることにより、第三の電気二重層コ
ンデンサが常にフル充電される。これにより、二次電池
に接続される外部負荷に対する給電は第三の電気入層コ
ンデンサから行なわれ、大電流放電に対応することがで
きる。なお、第三の電気二重層コンデンサは、大電流放
電に対応するためには大きな容量を有していることが好
ましい。
【0034】上記充放電可能な蓄電部が電気化学キャパ
シタである場合には、電気二重層コンデンサと比較して
二倍以上の容量を有する電気化学キャパシタを利用する
ことにより、電気二重層コンデンサの充放電効率を向上
させることができる。
【0035】上記電気二重層コンデンサが前段で外部電
源に接続されており、上記電気化学キャパシタが後段で
外部負荷に接続されている場合には、外部電源から電気
化学キャパシタで対応し得ないような大電力が急激に供
給されるとき、先ず、電気二重層コンデンサがこの大電
力を受けて充電される。その後、電気二重層コンデンサ
から電気化学キャパシタに対して電気化学キャパシタの
負担とならないような電力が供給され、電気化学キャパ
シタの充電が行なわれる。また、外部電源から電気化学
キャパシタに充電され得ないような小電力が供給される
ときは、先ず、電気二重層コンデンサがこの小電力を受
けて充電される。その後、電気二重層コンデンサから電
気化学キャパシタに対して電気化学キャパシタが充電さ
れ得るような電力が供給され、電気化学キャパシタの充
電が行なわれる。
【0036】この場合、二つ以上の電気二重層コンデン
サが互いに並列に且つ切換え可能に接続されていると、
少なくとも一つの電気二重層コンデンサが外部電源から
充電されると共に、同時に他の既にフル充電された電気
二重層コンデンサが電気化学キャパシタの充電を行なう
ことにより、電気二重層コンデンサの充電と電気二重層
コンデンサによる電気化学キャパシタの充電を切換える
時間損失が低減され、電気化学キャパシタの充電が効率
的に行なわれ得ることになる。
【0037】外部電源からの給電を電気二重層コンデン
サに充電すると共に、電気二重層コンデンサからの放電
を電気化学キャパシタに充電させる第一の経路と、外部
電源からの給電を直接に電気化学キャパシタに充電させ
る第二の経路とを含んでいる場合には、外部電源から供
給される電力が電気化学キャパシタで十分に対応できる
電力であるときには、第二の経路を経由して外部電源か
ら直接に電気化学キャパシタに電力が供給され、電気化
学キャパシタが充電される。これに対して、外部電源か
ら供給される電力が大き過ぎたり小さ過ぎたりするとき
には、第一の経路を経由して、上述したように、電気二
重層コンデンサを介して電気化学キャパシタに確実に充
電が行なわれる。
【0038】電気二重層コンデンサからの放電を電気化
学キャパシタに充電する際に、電気化学キャパシタに対
して定電流またはパルス電流で充電が行なわれる場合に
は、電気化学キャパシタの充電条件に適合した電流値を
与える定電流またはパルス電流により、電気化学キャパ
シタの充電が行なわれる。ここで、電気化学キャパシタ
に対する充電電流は、電気二重層コンデンサの充電及び
放電の周期のパルス電流となり、また二つ以上の電気二
重層コンデンサの切換え使用の際には、各電気二重層コ
ンデンサが順次に切り換えられ放電することにより、定
電流により電気化学キャパシタの充電を行なうことにな
る。
【0039】上記電気化学キャパシタに対して、少なく
とも一つの第二の電気二重層コンデンサが並列に接続さ
れている場合には、電気化学キャパシタの外部負荷が大
き過ぎて、この電気化学キャパシタの放電電圧が所定電
圧以下になったとき、第二の電気二重層コンデンサを放
電させることにより、電気化学キャパシタの放電による
外部負荷の駆動を補助して、放電電圧の低下を回避する
ことができる。
【0040】上記第二の電気二重層コンデンサが、上記
電気化学キャパシタが放電状態になる直前にてフル充電
状態に保持されている場合には、電気化学キャパシタの
放電による放電電圧低下時に、確実に電気化学キャパシ
タの放電補助を行なうことができる。この場合、第二の
電気二重層コンデンサは、外部電源,第一の電気二重層
コンデンサまたは電気化学キャパシタの何れかから充電
される。なお、第二の電気二重層コンデンサは、電気化
学キャパシタの放電補助として、大きな放電電流及び長
い放電時間を確保するために、大きな容量を有している
ことが好ましい。
【0041】上記電気化学キャパシタの後段に、少なく
とも一つの第三の電気二重層コンデンサが直列に接続さ
れている場合には、電気化学キャパシタからの放電電力
が第三の電気二重層コンデンサに供給されることによ
り、第三の電気二重層コンデンサが常にフル充電され
る。これにより、電気化学キャパシタに接続される外部
負荷に対する給電は第三の電気二重層コンデンサから行
なわれ、大電流放電に対応することができる。なお、第
三の電気二重層コンデンサは、大電流放電に対応するた
めには大きな容量を有していることが好ましい。
【0042】前記第一の電気二重層コンデンサに対し
て、充放電可能な蓄電部と同じ電圧となる第四の電気二
重層コンデンサが直列に接続されている場合には、電気
二重層コンデンサの充電時に、第四の電気二重層コンデ
ンサも充電され、また電気二重層コンデンサの放電時に
は、第四の電気二重層コンデンサも放電されることにな
り、これら電気二重層コンデンサ及び第四の電気二重層
コンデンサの充放電の繰返しによって、充放電可能な蓄
電部が充電され、その際電気二重層コンデンサと充放電
可能な蓄電部との間には確実に電圧差が生ずるので、電
気二重層コンデンサの充放電効率が向上することにな
る。
【0043】このようにして、本発明による充放電可能
な電源装置によれば、従来充放電可能な電源装置として
それぞれ単独使用される二次電池及び電気二重層コンデ
ンサにおける充電時及び放電時の問題が回避される。即
ち、電気二重層コンデンサの使用により、微弱電流から
大電流に亘って確実に充電が行なわれ得ると共に、放電
時には充放電可能な蓄電部、即ち二次電池や電気化学キ
ャパシタの寿命を短くすることなく大電流放電が可能に
なる。また、充放電可能な蓄電部、即ち二次電池や電気
化学キャパシタの使用により、充電容量の大きい電源装
置を得ることができると共に、小型で軽量の電源装置を
構成することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1は本発明による
充放電可能な電源装置の第一の実施形態を示している。
図1において、充放電可能な電源装置10は、電気二重
層コンデンサ11と、充放電可能な蓄電部としての二次
電池12とを含んでいる。上記電気二重層コンデンサ1
1は、+側の電極が充電のための外部電源13に接続さ
れると共に、他側の電極がアース接続されている。ここ
で、上記電気二重層コンデンサ11は、例えば活性炭と
有機溶剤の異種二相を接触させることにより構成されて
おり、化学反応に伴う電子の移動を伴うことなく、コン
デンサと同様に電荷を蓄積することにより充電され、大
電流によっても微小電流によっても充電可能である。
【0045】なお、図示の場合、外部電源13と電気二
重層コンデンサ11との間には、外部電源13から供給
される電圧を検出するための第一の電圧検出回路14に
より切換え制御される切換えスイッチ15が設けられて
いる。この切換えスイッチ15は、外部電源13から電
気二重層コンデンサ11への充電電圧が、二次電池12
が対応できない大電力または微小電力となるような所定
電圧範囲外である場合には電気二重層コンデンサ11
に、所定電圧範囲内である場合には短絡線16を介して
二次電池12に、切換え接続されるようになっている。
【0046】上記二次電池12は、公知の構成の充放電
可能な二次電池、例えば鉛蓄電池,ニッケルカドミウム
電池,ニッケル水素電池,リチウムイオン電池などが使
用され、+極が上記電気二重層コンデンサ11の+側の
電極に、−極がアース接続されている。
【0047】ここで、充放電可能な蓄電部としては、上
記二次電池12に限らず、例えばスードキャパシタ等の
電気化学キャパシタを使用してもよい。上記電気化学キ
ャパシタは、擬似容量キャパシタとも呼ばれており、例
えば、白金系元素であるRu(ルテニウム)やIr(イ
リジウム)の酸化物であるRuO2 やIrO2 を電極と
して酸化還元反応による擬似容量を利用したキャパシタ
である。このような電気化学キャパシタは、その単位体
積あたりの容量が電気二重層コンデンサの二倍以上のも
のが既に実用化されており、大電流の充放電能力は電気
二重層コンデンサに匹敵する。従って、充放電可能な蓄
電部として電気化学キャパシタを使用した場合には、電
気二重層コンデンサ11から電気化学キャパシタへ急速
充電が可能となり、充電効率が非常に高くなる。
【0048】なお、図示の場合、電気二重層コンデンサ
11と二次電池12との間には、電気二重層コンデンサ
11から供給される電圧を検出するための第二の電圧検
出回路17により切換え制御されるスイッチ18が設け
られている。このスイッチ18は、電気二重層コンデン
サ11からの放電電圧が所定電圧以上になったとき、オ
ンされるようになっている。ここで、スイッチ18を切
換え制御する第二の電圧検出回路17は、絶対値を検出
し制御する回路構成として電流ロスの発生しない回路で
ある。このような第二の電圧検出回路17とすることに
より、例えばコンパレータによる電圧検出回路で必要と
なる基準電圧を発生させる外部電源が不要になり、消費
電力を低減化することができる。
【0049】上記電気二重層コンデンサ11と二次電池
12との間には、スイッチ18より二次電池12側にD
C−DCコンバータ19が接続されている。また、上記
短絡線16には、DC−DCコンバータ20が接続され
ている。これらのDC−DCコンバータ19,20は、
電気二重層コンデンサ11または外部電源13から供給
される電圧を適宜の電圧に調整するためのものである。
【0050】さらに、上記二次電池12の+極は、電源
スイッチ21を介して、外部負荷22に接続されてい
る。
【0051】なお、電気二重層コンデンサ11からの放
電により二次電池12が充電されるための条件として
は、以下の三点が挙げられる。即ち、第一に、電気二重
層コンデンサ11の容量が二次電池12の容量より格段
に大きい、第二に、電気二重層コンデンサ11の電圧が
二次電池12の電圧より大きい、第三に、電気二重層コ
ンデンサ11のエネルギー量(1/2CV2 )が二次電
池12のエネルギー量より大きい、ことが条件になる。
【0052】本発明による充放電可能な電源装置10は
以上のように構成されており、以下のように動作する。
先ず、充電時には、外部電源13から切換えスイッチ1
5を介して電力が供給される。その際、第一の電圧検出
回路14により外部電源13からの電圧が検出され、こ
の電圧が所定電圧範囲内にあるときには、切換えスイッ
チ15が二次電池12側に切り換えられ、外部電源13
からの電力が短絡線16を介して、そしてDC−DCコ
ンバータ20により電圧調整された後、直接に二次電池
12に供給される。このとき、外部電源13からの電圧
が所定電圧範囲内にあるので、二次電池12に大電力や
微小電力となるような大電流や微小電流が流れて、二次
電池12の充電が行なわれなくなってしまうことはな
い。
【0053】これに対して、外部電源13からの電圧が
所定電圧範囲外にあるときには、切換えスイッチ15が
電気二重層コンデンサ11側に切り換えられ、外部電源
13からの電力が電気二重層コンデンサ11に供給され
る。これにより、外部電源13からの大電力が急激に供
給されるような場合でも、電気二重層コンデンサ11が
この大電力を受け取って充電される。また外部電源13
からの微小電力が供給されるような場合も、電気二重層
コンデンサ11がこの微小電力を受け取って充電され
る。そして、このように電気二重層コンデンサ11が充
電された後、電気二重層コンデンサ11が放電して、D
C−DCコンバータ19を介して電圧調整された後、二
次電池12を充電する。その際、外部電源13による電
気二重層コンデンサ11の充電電圧、即ち放電電圧が所
定電圧以上になると、スイッチ18がオンとなり、電気
二重層コンデンサ11からの放電により二次電池12が
充電されるようになっている。
【0054】このようにして、本発明実施形態による充
放電可能な電源装置10によれば、外部電源13から供
給される電流が、微弱電流から大電流に広い範囲に亘っ
て、電気二重層コンデンサ11を介してまたは直接に二
次電池12が充電されることになる。そして、電気二重
層コンデンサ11が外部電源13から供給される電力を
すべて受け取って充電されると共に、電気二重層コンデ
ンサ11から二次電池12に対して、二次電池12に最
適な充電条件、即ち最適な電流値で充電が行なわれるこ
とになるので、二次電池12の寿命が短くなるようなこ
とはない。この場合、電気二重層コンデンサ11の充電
中は、電気二重層コンデンサ11から二次電池11への
充電は行なわれないので、二次電池11は、電気二重層
コンデンサ11からの充電が休止状態となり、電気二重
層コンデンサ11の充電及び放電により、二次電池11
は電気二重層コンデンサ11からのパルス電流により充
電されることになる。
【0055】なお、電気二重層コンデンサ11からの放
電により二次電池12が充電される際に、電圧調整は上
述したDC−DCコンバータ19で行なわれるようにな
っているが、これに限らず、他の手段、例えば電気二重
層コンデンサ11を二つ以上直列に接続して行なわれる
ことができる。また、電気二重層コンデンサ11からの
放電により二次電池12が充電される際の電流調整は、
電気二重層コンデンサ11と二次電池12との間に電流
制御回路を接続したり、電気二重層コンデンサ11や二
次電池12を二つ以上直列に接続することにより行なわ
れ得る。
【0056】図2は、本発明による充放電可能な電源装
置の第二の実施形態を示している。図2において、充放
電可能な電源装置30は、図1に示した充放電可能な電
源装置10とほぼ同様の構成を有しており、同じ構成要
素には同じ符号を付して、その説明を省略する。充放電
可能な電源装置30は、図1に示した充放電可能な電源
装置10と比較して、唯一つの電気二重層コンデンサ1
1の代わりに、互いに並列接続された複数個の電気二重
層コンデンサ31a,31b,・・・,31nを備えて
いる点でのみ異なる構成である。
【0057】これらの電気二重層コンデンサ31a,3
1b,・・・,31nは、それぞれ交互に切り換えられ
ることにより、一部の電気二重層コンデンサが外部電源
13により充電され、既にフル充電されている他の電気
二重層コンデンサが二次電池12の充電を行なうように
なっている。
【0058】このような構成の充放電可能な電源装置3
0によれば、図1に示した充放電可能な電源装置10と
同様に作用すると共に、二次電池12は、電気二重層コ
ンデンサが外部電源13から充電される間、その充電が
休止状態となるようなことがなく、フル充電されている
電気二重層コンデンサにより充電されるので、各電気二
重層コンデンサ31a,31b,31c,・・・,31
nの交互切換えによって、二次電池12は電気二重層コ
ンデンサ31a,31b,・・・,31nにより定電流
にて常時充電されることになる。
【0059】図3は本発明による充放電可能な電源装置
の第三の実施形態を示している。図3において、充放電
可能な電源装置40は、図1に示した充放電可能な電源
装置10とほぼ同様の構成を有しており、同じ構成要素
には同じ符号を付して、その説明を省略する。充放電可
能な電源装置40は、図1に示した充放電可能な電源装
置10と比較して、二次電池12に対して、第二の電気
二重層コンデンサ41(図示の場合、複数個の第二の電
気二重層コンデンサ41a,41b,・・・,41n)
がスイッチ42を介して並列接続されており、このスイ
ッチ42が二次電池12の放電電圧を検出するための第
三の電圧検出回路43により制御される点でのみ異なる
構成である。
【0060】これらの第二の電気二重層コンデンサ41
a,41b,・・・,41nは、二次電池12の放電時
に、二次電池12の負荷により放電電圧が所定電圧より
低下したとき、第三の電圧検出回路43によりスイッチ
42がオンされて、第二の電気二重層コンデンサ41
a,41b,・・・,41nからの電流供給により放電
補助が行なわれるようになっている。そして、第二の電
気二重層コンデンサ41a,41b,・・・,41n
は、いつでも二次電池の放電補助を行なうことができる
ように、常時フル充電されている。この第二の電気二重
層コンデンサ41a,41b,・・・,41nの充電
は、外部電源13,電気二重層コンデンサ11または二
次電池12の何れかから行なわれ得る。ここで、第二の
電気二重層コンデンサ41a,41b,・・・,41n
は、放電時の大電流を取り出すことができ、長い放電時
間を確保するために、容量が大きいほうが好ましい。
【0061】このような構成の充放電可能な電源装置4
0によれば、図1に示した充放電可能な電源装置10と
同様に作用すると共に、二次電池12の放電の際に、二
次電池12の放電電圧が第三の電圧検出回路43により
検出されている。そして、二次電池12の放電電圧が所
定電圧より高い場合には、スイッチ42はオフされてお
り、二次電池12からの放電電圧が外部負荷22に供給
されることになる。ここで、二次電池12に負荷がかか
り過ぎると、大電流放電となることから、二次電池12
の放電電圧が低下する。そして、二次電池12の放電電
圧が所定電圧以下になると、スイッチ42がオンされる
ことにより、第二の電気二重層コンデンサ41a,41
b,・・・,41nから放電が行なわれ、二次電池12
の放電補助が行なわれ、大電流放電に対応することがで
きる。
【0062】図4は本発明による充放電可能な電源装置
の第四の実施形態を示している。図4において、充放電
可能な電源装置50は、図1に示した充放電可能な電源
装置10とほぼ同様の構成を有しており、同じ構成要素
には同じ符号を付して、その説明を省略する。充放電可
能な電源装置50は、図1に示した充放電可能な電源装
置10と比較して、二次電池12の後段に、第三の電気
二重層コンデンサ51(図示の場合、複数個の第三の電
気二重層コンデンサ51a,51b,・・・,51n)
が直接に並列接続されている点でのみ異なる構成であ
る。これらの第三の電気二重層コンデンサ51a,51
b,・・・,51nは、二次電池12により常時フル充
電されており、外部負荷22に対する放電は、第三の電
気二重層コンデンサ51a,51b,・・・,51nに
より行なわれるようになっている。ここで、第三の電気
二重層コンデンサ51a,51b,・・・,51nは、
大電流放電のためには容量が大きいほうが好ましい。
【0063】このような構成の充放電可能な電源装置5
0によれば、図1に示した充放電可能な電源装置10と
同様に作用すると共に、二次電池12の放電により、第
三の電気二重層コンデンサ51a,51b,・・・,5
1nが常時フル充電されており、外部負荷22に対して
は、第三の電気二重層コンデンサ51a,51b,・・
・,51nからの放電により給電が行なわれる。従っ
て、微弱電流から大電流に至るまでの幅広い放電に対応
することができる。
【0064】次に、本発明による各実施形態による充放
電可能な電源装置10,30,40,50において、外
部電源として太陽電池23を使用した場合の具体的な実
験例について説明する。先ず、図1に示した充放電可能
な電源装置10において、図5に示すように、外部電源
として3V−30mAの太陽電池23、電気二重層コン
デンサ11として2.3V−3Fの電気二重層コンデン
サを1個、二次電池12として1.2V−270mAh
のNi−MH電池を二個直列接続したものを使用する。
【0065】このような電源装置10によれば、二次電
池12への充電効率が悪い電流値領域では、切換えスイ
ッチ15により、電気二重層コンデンサ11を介して二
次電池12への充電を行なう。即ち、太陽電池23によ
り電気二重層コンデンサ11を充電する。これにより電
気二重層コンデンサ11の電圧が所定電圧を超えるとス
イッチ18がオンとなり、電気二重層コンデンサ11の
放電により二次電池12が充電される。ここで、電気二
重層コンデンサ11の電圧が所定電圧以下になると、ス
イッチ18がオフとなり、再び電気二重層コンデンサ1
1の充電が行なわれる。以上の動作を繰返し行なうこと
により、二次電池12に対する充電は、電気二重層コン
デンサ11の充電時には休止状態となり、図6に示すよ
うに、二次電池12はパルス電流により充電されること
になる。
【0066】これに対して、二次電池12への充電効率
が十分である電流値領域では、切換えスイッチ15が二
次電池12側に切り換えられ、太陽電池23から短絡線
16を介して直接に二次電池12への充電が行なわれ
る。
【0067】図7は、図2に示した充放電可能な電源装
置30を使用した実験例を示している。この場合、図5
の実験例と同様にして、外部電源として3V−30mA
の太陽電池23、電気二重層コンデンサ11として2.
3V−3Fの電気二重層コンデンサを2個、二次電池1
2として1.2V−270mAhのNi−MH電池を二
個直列接続したものを使用する。
【0068】このような電源回路30によれば、二次電
池12への充電効率が悪い電流値領域では、切換えスイ
ッチ15により、電気二重層コンデンサ31を介して二
次電池12への充電を行なう。即ち、太陽電池23によ
り一つ目の電気二重層コンデンサ31aを充電する。こ
れにより電気二重層コンデンサ11の電圧が所定電圧を
超えると、電気二重層コンデンサ31a,31bが切り
換えられ、二つ目の電気二重層コンデンサ31bの充電
を開始すると共に、スイッチ18がオンとなり、電気二
重層コンデンサ31aの放電により二次電池12が充電
される。
【0069】ここで、電気二重層コンデンサ31aの電
圧が所定電圧以下になると、電気二重層コンデンサ31
a,31bが切り換えられ、再び電気二重層コンデンサ
31aの充電が行なわれると共に、二つ目の電気二重層
コンデンサ31bの放電により二次電池12が充電され
る。以上の動作を繰返し行なうことにより、二次電池1
2に対する充電は、電気二重層コンデンサ31a,31
bにより図8(A),(B)に示すように交互に行なわ
れることになり、二次電池12は、図8(C)に示すよ
うに定電流により充電されることになる。
【0070】これに対して、二次電池12への充電効率
が十分である電流値領域では、切換えスイッチ15が二
次電池12側に切り換えられ、太陽電池23から短絡線
16を介して直接に二次電池12への充電が行なわれ
る。
【0071】図9は、図3に示した充放電可能な電源装
置40を使用した実験例を示している。この場合、外部
電源として3V−30mAの太陽電池23、電気二重層
コンデンサ11として2.3V−3Fの電気二重層コン
デンサを1個、二次電池12として1.2V−270m
AhのNi−MH電池を二個直列接続したもの、第二の
電気二重層コンデンサ41として2.3V−120Fの
電気二重層コンデンサを1個を使用し、さらに第二の電
気二重層コンデンサ41とスイッチ42との間に電圧調
整のためのDC−DCコンバータ44を接続する。
【0072】このような電源回路40によれば、二次電
池12の放電の際に、二次電池12の放電電圧が所定電
圧より高い場合には、スイッチ42はオフされており、
二次電池12からの放電電圧が外部負荷22へ供給され
る。ここで、二次電池12に負荷がかかり過ぎると、二
次電池12の放電電圧が低下し、二次電池12の放電電
圧が所定電圧以下になると、スイッチ42がオンされる
ことにより、第二の電気二重層コンデンサ41から放電
がDC−DCコンバータ44を介して行なわれ、二次電
池12の放電補助が行なわれ大電流放電に対応すること
ができる。これにより、第二の電気二重層コンデンサ4
1がない場合には、図10(A)に示すように、二次電
池12に対する過負荷によって大きく放電電圧が低下す
るが、第二の電気二重層コンデンサ41が設けられてい
ることから、第二の電気二重層コンデンサ41による二
次電池12の放電補助によって、図10(B)に示すよ
うに、外部負荷22に対する放電電圧の急激な低下を回
避することができる。
【0073】図11は図4に示した充放電可能な電源装
置50を使用した実験例を示している。この場合、外部
電源として3V−30mAの太陽電池23、電気二重層
コンデンサ11として2.3V−3Fの電気二重層コン
デンサを1個、二次電池12として1.2V−270m
AhのNi−MH電池を二個直列接続したもの、第三の
電気二重層コンデンサ51として2.3V−120Fの
電気二重層コンデンサを1個を使用し、さらに第三の電
気二重層コンデンサ51と二次電池12及びスイッチ4
2との間に電圧調整のためのDC−DCコンバータ52
を接続する。
【0074】このような電源回路50によれば、外部負
荷22への放電は、二次電池12により常にフル充電さ
れた第三の電気二重層コンデンサ51によってDC−D
Cコンバータ52を介して行なわれることになる。従っ
て、電気二重層コンデンサの特性に基づいて、外部負荷
22に対する放電は微弱電流から大電流に至るまで行な
うことができる。
【0075】図12は本発明による充放電可能な電源装
置の第五の実施形態を示している。図12において、充
放電可能な電源装置60は、互いに直列に接続された第
一の電気二重層コンデンサ61,第二の電気二重層コン
デンサ62と、充放電可能な蓄電部としての電気化学キ
ャパシタ63と、を含んでいる。上記第一の電気二重層
コンデンサ61は、+側の電極が充電のための外部電源
64の+極に接続されると共に、他側の電極が外部電源
64の−極に接続されている。また、上記第二の電気二
重層コンデンサ62は、+側の電極が外部電源64の−
極に接続されると共に、他側の電極がアース接続されて
いる。ここで、第二の電気二重層コンデンサ62は、後
述する電気化学キャパシタ63と同じ電圧になる。
【0076】上記電気化学キャパシタ63は、上記第一
の電気二重層コンデンサ61,62に対して並列に接続
されている。
【0077】なお図示の場合、第一の電気二重層コンデ
ンサ61と電気化学キャパシタ63との間には、外部電
源64から供給される電圧を検出するための第一の電圧
検出回路65によりオンオフ制御されるスイッチ66が
設けられている。また、第二の電気二重層コンデンサ6
2と電気化学キャパシタ63との間には、同様に第一の
電圧検出回路65によりオンオフ制御されるスイッチ6
7が設けられている。さらに、上記電気化学キャパシタ
63には、その電圧を検出するための第二の電圧検出回
路68が設けられており、その検出出力が上記第一の電
圧検出回路65に入力されている。
【0078】これらのスイッチ66,67は、第一の電
圧検出回路65によって、以下のようにオンオフ制御さ
れるようになっている。即ち、第一の電圧検出回路65
が、スイッチ66をオフ,スイッチ67をオンにする
と、外部電源64から電気二重層コンデンサ61への充
電が行なわれる。このとき、第一の電気二重層コンデン
サ61と電気化学キャパシタ63の電圧が、それぞれ電
圧検出回路65及び68により監視される。電気二重層
コンデンサ61の電圧V1が電気化学キャパシタ63の
電圧V3より大きくなった後、第一の電圧検出回路65
は、スイッチ66をオン,スイッチ67をオフにする。
これにより、電気二重層コンデンサ61,62に充電さ
れた電荷が電気化学キャパシタ63に移動して、電気化
学キャパシタ63の充電が行なわれる。そして、電気化
学キャパシタ63の電圧V3が電気二重層コンデンサ6
1,62の電圧(V1+V2)と同じになると、電気化
学キャパシタ63の充電が停止するが、(V1+V2)
≧V3の時点で、第一の電圧検出回路65は、スイッチ
66をオフ,スイッチ67をオンにする。これにより、
再び電気二重層コンデンサ61,62の充電が行なわれ
る。以上の動作を繰返し行なうことにより、電気化学キ
ャパシタ63が満充電されることになる。
【0079】なお、第一の電圧検出回路65が再びスイ
ッチ66をオフ,スイッチ67をオンにしたとき、電気
化学キャパシタ63の電圧は電気二重層コンデンサ6
1,62の電圧と同じかそれより低いので、電気化学キ
ャパシタ63から電気二重層コンデンサ61,62に対
して電流が逆流することはない。従って、電気化学キャ
パシタ63から電気二重層コンデンサ61,62への逆
流防止のための制御を行なう必要はないが、確実を期す
ために逆流防止手段を備えてもよい。
【0080】このような構成の充放電可能な電源装置6
0によれば、電気二重層コンデンサ61を介して電気化
学キャパシタ63が充電されることにより、図1に示し
た充放電可能な電源装置10と同様に作用すると共に、
電気二重層コンデンサ62が電気化学キャパシタ63と
同じ電圧であることから、電気二重層コンデンサ61と
電気化学キャパシタ63には確実に電圧差が発生するこ
とになるので、電気二重層コンデンサ61から電気化学
キャパシタ63への急速な電荷移動が発生することにな
り、電気二重層コンデンサによる充放電効率が向上す
る。
【0081】次に、上記充放電可能な電源装置60にお
いて、外部電源として太陽電池23を使用した場合の具
体的な実験例について説明する。先ず、図12に示した
充放電可能な電源装置60において、図13に示すよう
に、外部電源として3.5V−40mAの太陽電池2
3,電気二重層コンデンサ61,62として2.3V−
1Fの電気二重層コンデンサ、電気化学キャパシタ63
として2.3V−50Fのスードキャパシタを使用す
る。
【0082】このような電源装置60によれば、電気二
重層コンデンサ61から電気化学キャパシタ63に電荷
移動する直前には、電気二重層コンデンサ61は充電設
定電圧2.3Vまで充電される。また、電気二重層コン
デンサ62は電気化学キャパシタ63と同じ電圧にな
る。従って、電気二重層コンデンサ61から電気化学キ
ャパシタ63への充電は、これらの間に確実に電圧差が
発生することになるので、急速な電荷移動が行なわれ
る。これにより、電気二重層コンデンサ61の充放電効
率が向上する。
【0083】これに対して、第二の二重層コンデンサ6
2がない場合には、図14に示すように電気二重層コン
デンサ61と電気化学キャパシタ63との間にDC−D
Cコンバータ69が必要になる。この場合、DC−DC
コンバータ69によって、例えば2.3Vの電気二重層
コンデンサ61による充電電圧を、例えば二倍の4.6
Vに昇圧することになるが、電流値に関しては特に制御
せず、充電電流は例えば半分になってしまう。さらに、
入力エネルギーが100%出力されず、DC−DCコン
バータ69内で熱等に変換されるロスが約30%にな
る。このため、充電効率が低下することになる。
【0084】また、上述したDC−DCコンバータを使
用しない場合には、電気二重層コンデンサ61が電気化
学キャパシタ63の充電電圧よりも高い電圧に設定され
なければならないので、図15に示すように、電気二重
コンデンサ61を二本直列に接続すると共に、太陽電池
23についても、互いに直列接続された二倍の太陽電池
が必要となることから、太陽電池23のコストが倍増し
てしまう。
【0085】従って、上述した充放電可能な電源装置6
0によれば、第二の電気二重層コンデンサ62を設け
て、この第二の電気二重層コンデンサ62を充放電可能
な蓄電部としての電気化学キャパシタ63と同じ電圧に
しておくことにより、簡単な構成により低コストで、充
放電効率の高い電源装置を構成することが可能になる。
【0086】このようにして、本発明による充放電可能
な電源装置10,30,40,50,60によれば、電
気二重層コンデンサ11,61の使用により、微弱電流
から大電流に亘って確実に充電が行なわれると共に、放
電時には充放電可能な蓄電部としての二次電池12また
は電気化学キャパシタ63の寿命を短くすることなく大
電流放電が可能になる。また、充放電可能な蓄電部とし
ての二次電池12または電気化学キャパシタ63の使用
により、充電容量の大きい電源装置を得ることができる
と共に、小型で軽量の電源装置を構成することができ
る。
【0087】従って、外部電源に関して、常時低電流の
場合、即ち回転式発電,振動発電またはダイナモ発電等
のように発電流が小さく、外部電源からの電流供給が不
足するため二次電池12等のみでは充電効率が低くある
いはまったく充電できないような場合であっても、また
常時大電流の場合、即ちガスタービン等のように、始動
時や停止時の供給電圧平準化により外部電源から常時大
電流が供給されるような場合でも、供給される電力を充
電可能な蓄電部分部としての二次電池12または電気化
学キャパシタ63の使用により高効率で確実に充電する
ことができる。
【0088】さらに、不安定電流の場合、即ち太陽光発
電,風力発電,地熱発電,波力発電等のように、例えば
天候,風量,発熱量や波の大きさにより、供給される電
流が微弱電流から大電流まで不規則に変化するような場
合であっても、確実に二次電池12等の充放電可能な蓄
電部に対して充電することができる。
【0089】また、外部負荷に関して、一時的に大電流
が必要な場合、即ち一般モータにおいては、始動時に定
格の3乃至4倍程度の大電流が必要となり、例えば燃料
電池車,蓄電池車及びハイブリッド車等のパワーアシス
トにおいては、電気自動車等の急加速・登り坂走行時に
大電流が必要となり、またエネルギー回生においては、
電気自動車等のブレーキング時に大電流が必要となる
が、このような場合であっても、充電可能な蓄電部とし
て二次電池12等に対して、第二の電気二重層コンデン
サ41または第三の電気二重層コンデンサ51を接続す
ることにより、外部負荷に対して一時的に大電流を供給
することができる。
【0090】さらに、本発明による充放電可能な電源装
置は、当然のことながら、従来一般的に使用されている
電源装置の代わりに使用することも可能であり、携帯電
話機やPDA,ノートパソコン等の各種携帯機器、ラジ
オ,CDプレーヤ,MDプレーヤ等の各種音響機器、さ
らには自動車,工作機械等のためのモータ回転用大型電
源装置として対応することができる。また、本発明によ
る充放電可能な電源装置は、従来の電源装置に対して性
能が向上していることから、従来対象とはならなかった
新規市場をも開拓できることになり、特に使用・規格に
関して、自由度が非常に大きく、従来の各種規格化され
た電源装置に対応することが可能であり、例えば自動車
に搭載されている鉛バッテリに関しても、規格対応が十
分に可能である。
【0091】上述した実施形態においては、何れの充放
電可能な電源装置10,30,40,50においても、
二次電池12の充電効率が十分である電力の場合には、
切換えスイッチ15を切り換えて、電気二重層コンデン
サ11を介さずに、直接に二次電池12を充電するよう
になっているが、これに限らず、切換えスイッチ15及
び第一の電圧検出回路14を省略して、外部電源13か
ら常時電気二重層コンデンサ11を充電するようにして
もよいことは明らかである。また、上述した実施形態に
おいては、電圧調整のためにDC−DCコンバータ1
9,20,44,52,69を使用しているが、これに
限らず、電気二重層コンデンサを複数個直列接続する
等、他の手段を採用することもできる。
【0092】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、充
電の際には、外部電源から供給される電力が、電気二重
層コンデンサ及び充放電可能な蓄電部の双方に充電され
ることにより、電圧や電流が大き過ぎる場合や小さ過ぎ
る場合でも、電気二重層コンデンサに確実に充電される
と共に、充放電可能な蓄電部に大電流が加えられ電力が
溢れて充放電可能な蓄電部の寿命が短くなるようなこと
はない。また、充電容量の大きい充放電可能な蓄電部に
充電が行なわれることにより、全体の体積及び重量が少
なくて済むことになる。また、放電の際には、大電流放
電であっても、電気二重層コンデンサから比較的大電流
が供給されることになるので、充放電可能な蓄電部に対
する外部負荷が軽減され、充放電可能な蓄電部の寿命が
短くなるようなことはない。このようにして、本発明に
よれば、大電流や微弱電流でも充電可能であると共に、
高容量特性を有する極めて優れた充放電可能な電源装置
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による充放電可能な電源装置の第一の実
施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明による充放電可能な電源装置の第二の実
施形態の要部を示すブロック図である。
【図3】本発明による充放電可能な電源装置の第三の実
施形態の要部を示すブロック図である。
【図4】本発明による充放電可能な電源装置の第四の実
施形態の要部を示すブロック図である。
【図5】図1の充放電可能な電源装置の具体的な実験例
を示すブロック図である。
【図6】図5の実験例における二次電池への充電電流値
を示すグラフである。
【図7】図2の充放電可能な電源装置の具体的な実験例
を示すブロック図である。
【図8】図7の実験例におけるグラフであり、(A)は
一つ目の電気二重層コンデンサの放電電流値,(B)は
二つ目の電気二重層コンデンサの放電電流値、(C)は
二次電池へ充電電流値を示している。
【図9】図3の充放電可能な電源装置の具体的な実験例
を示すブロック図である。
【図10】図9の実験例における二次電池の放電電圧値
を示すグラフである。
【図11】図4の充放電可能な電源装置の具体的な実験
例を示すブロック図である。
【図12】本発明による充放電可能な電源装置の第五の
実施形態の要部を示すブロック図である。
【図13】図12の充放電可能な電源装置の具体的な実
験例を示すブロック図である。
【図14】図13の電源装置に対して第二の電気二重層
コンデンサがなく、DC−DCコンバータを備えた場合
の比較例を示すブロック図である。
【図15】図13の電源装置に対して第二の電気二重層
コンデンサがなく、二倍の太陽電池及び電気二重層コン
デンサを備えた場合の比較例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 充放電可能な電源装置 11 電気二重層コンデンサ 12 二次電池(充放電可能な蓄電部) 13 外部電源 14,17,43 電圧検出回路 15 切換えスイッチ 16 短絡線 18,42 スイッチ 19,20 DC−DCコンバータ 21 電源スイッチ 22 外部負荷 23 太陽電池 30 充放電可能な電源装置 31,31a,31b,・・・,31n 電気二重層
コンデンサ 40 充放電可能な電源装置 41 第二の電気二重層コンデンサ 50 充放電可能な電源装置 51 第三の電気二重層コンデンサ 60 充放電可能な電源装置 61 第一の電気二重層コンデンサ 62 第二の電気二重層コンデンサ(第四の電気二重
層コンデンサ) 63 電気化学キャパシタ(充放電可能な蓄電部) 64 外部電源 65 第一の電圧検出回路 66,67 スイッチ 68 第二の電圧検出回路 69 DC−DCコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 朗 沖縄県中頭郡北谷町北前1丁目16番7号 有限会社 サン ブリッジ内 (72)発明者 池内 豊太 沖縄県中頭郡北谷町北前1丁目16番7号 有限会社 サン ブリッジ内 Fターム(参考) 5G003 AA03 BA02 CA11 CC02 DA05 GB03 5G015 GB06 HA16 JA34 JA52 JA60

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの電気二重層コンデンサ
    と、この電気二重層コンデンサに対して並列接続された
    少なくとも一つの充放電可能な蓄電部と、を含んでいる
    ことを特徴とする、充放電可能な電源装置。
  2. 【請求項2】 前記充放電可能な蓄電部が、二次電池で
    あることを特徴とする、請求項1に記載の充放電可能な
    電源装置。
  3. 【請求項3】 前記電気二重層コンデンサが、前段で外
    部電源に接続されており、 前記二次電池が、後段で外部負荷に接続されていること
    を特徴とする、請求項2に記載の充放電可能な電源装
    置。
  4. 【請求項4】 外部電源からの給電を電気二重層コンデ
    ンサに充電すると共に、電気二重層コンデンサからの放
    電を二次電池に充電させる第一の経路と、 外部電源からの給電を直接に二次電池に充電させる第二
    の経路と、を含んでいることを特徴とする、請求項2ま
    たは3に記載の充放電可能な電源装置。
  5. 【請求項5】 電気二重層コンデンサからの放電を二次
    電池に充電する際に、二次電池に対して定電流またはパ
    ルス電流で充電が行なわれることを特徴とする、請求項
    2から4の何れかに記載の充放電可能な電源装置。
  6. 【請求項6】 前記二次電池に対して、少なくとも一つ
    の第二の電気二重層コンデンサが並列に接続されている
    ことを特徴とする、請求項2から5の何れかに記載の充
    放電可能な電源装置。
  7. 【請求項7】 前記第二の電気二重層コンデンサが、前
    記二次電池が放電状態になる直前にて、フル充電状態に
    保持されていることを特徴とする、請求項2から6の何
    れかに記載の充放電可能な電源装置。
  8. 【請求項8】 前記二次電池の後段に、少なくとも一つ
    の第三の電気二重層コンデンサが直列に接続されている
    ことを特徴とする、請求項2から7の何れかに記載の充
    放電可能な電源装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも一つの電気二重層コンデンサ
    と、この電気二重層コンデンサに対して並列接続された
    少なくとも一つの充放電可能な蓄電部と、を含み、 上記充放電可能な蓄電部が、電気化学キャパシタである
    ことを特徴とする、充放電可能な電源装置。
  10. 【請求項10】 前記電気二重層コンデンサが、前段で
    外部電源に接続されており、 前記電気化学キャパシタが、後段で外部負荷に接続され
    ていることを特徴とする、請求項9に記載の充放電可能
    な電源装置。
  11. 【請求項11】 外部電源からの給電を電気二重層コン
    デンサに充電すると共に、電気二重層コンデンサからの
    放電を電気化学キャパシタに充電させる第一の経路と、 外部電源からの給電を直接に電気化学キャパシタに充電
    させる第二の経路と、を含んでいることを特徴とする、
    請求項9または10に記載の充放電可能な電源装置。
  12. 【請求項12】 電気二重層コンデンサからの放電を電
    気化学キャパシタに充電する際に、電気化学キャパシタ
    に対して定電流またはパルス電流で充電が行なわれるこ
    とを特徴とする、請求項9から11の何れかに記載の充
    放電可能な電源装置。
  13. 【請求項13】 前記電気化学キャパシタに対して、少
    なくとも一つの第二の電気二重層コンデンサが並列に接
    続されていることを特徴とする、請求項9から12の何
    れかに記載の充放電可能な電源装置。
  14. 【請求項14】 前記第二の電気二重層コンデンサが、
    前記電気化学キャパシタが放電状態になる直前にて、フ
    ル充電状態に保持されていることを特徴とする、請求項
    9から13の何れかに記載の充放電可能な電源装置。
  15. 【請求項15】 前記電気化学キャパシタの後段に、少
    なくとも一つの第三の電気二重層コンデンサが直列に接
    続されていることを特徴とする、請求項9から14の何
    れかに記載の充放電可能な電源装置。
  16. 【請求項16】 前記電気二重層コンデンサに対して、
    充放電可能な蓄電部と同じ電圧となる第四の電気二重層
    コンデンサが直列に接続されていることを特徴とする、
    請求項1から15の何れかに記載の充放電可能な電源装
    置。
JP2002142149A 2001-09-10 2002-05-16 充放電可能な電源装置 Expired - Fee Related JP3755043B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002142149A JP3755043B2 (ja) 2001-09-10 2002-05-16 充放電可能な電源装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-274176 2001-09-10
JP2001274176 2001-09-10
JP2002142149A JP3755043B2 (ja) 2001-09-10 2002-05-16 充放電可能な電源装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005199438A Division JP3921639B2 (ja) 2001-09-10 2005-07-07 充放電可能な電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003158831A true JP2003158831A (ja) 2003-05-30
JP3755043B2 JP3755043B2 (ja) 2006-03-15

Family

ID=26621947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002142149A Expired - Fee Related JP3755043B2 (ja) 2001-09-10 2002-05-16 充放電可能な電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3755043B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003289628A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Sanburijji:Kk コードレス機器システム
JP2007124758A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Ntt Facilities Inc 電源管理システム及びその制御方法
JP2009089585A (ja) * 2007-09-13 2009-04-23 Ricoh Co Ltd 電源装置、スキャナ用電源装置及び画像形成装置
JP2010004587A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Meidensha Corp 物流用搬送車の充電装置及び充電システム
WO2010015855A2 (en) * 2008-08-06 2010-02-11 G24 Innovations Limited Recharging batteries
WO2010015856A2 (en) * 2008-08-06 2010-02-11 G24 Innovations Limited Recharging batteries
WO2010023044A1 (de) * 2008-08-29 2010-03-04 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung und verfahren zur erzeugung, speicherung und übertragung von elektrischer energie
JP2011087403A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Fujitsu Toshiba Mobile Communications Ltd 充電式電池装置
JP2012006748A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Mitsubishi Electric Corp かご用電力供給装置とエレベータ電力供給システム
JP2013055867A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Nakanishi Metal Works Co Ltd 風力発電機の充電回路装置
JP2014042403A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Sharp Corp 充電装置、ソーラーシステム、電気システム、および車両
JP2014042404A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Sharp Corp 電源装置、ソーラーシステム、電気システム、および車両
JP2015082898A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 株式会社デンソー 電力変換装置
WO2016042672A1 (ja) * 2014-09-19 2016-03-24 株式会社昭電 ハイブリッド電源装置及びハイブリッド電源利用システム
JP2017127163A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 富士通株式会社 充電装置、充電装置制御プログラム及びその方法
JP2017225343A (ja) * 2010-11-05 2017-12-21 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 電気自動車を充電する装置および方法
CN112606781A (zh) * 2020-12-28 2021-04-06 卢浩义 电子控制型超级起动电池及其控制和应用方法

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003289628A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Sanburijji:Kk コードレス機器システム
JP2007124758A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Ntt Facilities Inc 電源管理システム及びその制御方法
JP2009089585A (ja) * 2007-09-13 2009-04-23 Ricoh Co Ltd 電源装置、スキャナ用電源装置及び画像形成装置
JP2010004587A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Meidensha Corp 物流用搬送車の充電装置及び充電システム
WO2010015855A2 (en) * 2008-08-06 2010-02-11 G24 Innovations Limited Recharging batteries
WO2010015856A2 (en) * 2008-08-06 2010-02-11 G24 Innovations Limited Recharging batteries
WO2010015856A3 (en) * 2008-08-06 2010-06-24 G24 Innovations Limited Recharging batteries
WO2010015855A3 (en) * 2008-08-06 2010-06-24 G24 Innovations Limited Recharging batteries
WO2010023044A1 (de) * 2008-08-29 2010-03-04 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung und verfahren zur erzeugung, speicherung und übertragung von elektrischer energie
JP2011087403A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Fujitsu Toshiba Mobile Communications Ltd 充電式電池装置
JP2012006748A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Mitsubishi Electric Corp かご用電力供給装置とエレベータ電力供給システム
JP2017225343A (ja) * 2010-11-05 2017-12-21 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 電気自動車を充電する装置および方法
JP2013055867A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Nakanishi Metal Works Co Ltd 風力発電機の充電回路装置
JP2014042403A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Sharp Corp 充電装置、ソーラーシステム、電気システム、および車両
JP2014042404A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Sharp Corp 電源装置、ソーラーシステム、電気システム、および車両
JP2015082898A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 株式会社デンソー 電力変換装置
WO2016042672A1 (ja) * 2014-09-19 2016-03-24 株式会社昭電 ハイブリッド電源装置及びハイブリッド電源利用システム
JP2017127163A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 富士通株式会社 充電装置、充電装置制御プログラム及びその方法
CN112606781A (zh) * 2020-12-28 2021-04-06 卢浩义 电子控制型超级起动电池及其控制和应用方法
CN112606781B (zh) * 2020-12-28 2023-03-31 卢浩义 电子控制型起动电池及其控制和应用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3755043B2 (ja) 2006-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3755043B2 (ja) 充放電可能な電源装置
US8039987B2 (en) Power source device and vehicle with power source device
JP4633960B2 (ja) 自動車用蓄電システム
US8193761B1 (en) Hybrid power source
US7750607B2 (en) Auxiliary electric power supply for vehicle and charger/discharger for vehicle
US8129995B2 (en) Apparatus and method for sensing battery cell voltage using isolation capacitor
JP2003032908A (ja) キャパシタ組電池、その制御方法、その制御装置及び自動車用蓄電システム
JP3931446B2 (ja) 組電池の充電状態調整装置
JP3511927B2 (ja) 電力蓄積手段の充放電装置
JP2002095174A (ja) 電源装置及びその充放電方法
WO2019244606A1 (ja) 車両用電源装置
US8174242B2 (en) Apparatus and method for pre-charging in charging/discharging equipment for an energy-storage device
JP5977658B2 (ja) 充電制御装置
JP2003143713A (ja) ハイブリッド電源システム
JPH11355966A (ja) 組電池の充電装置および放電装置
JPWO2006061894A1 (ja) 電源装置
JPH1127859A (ja) 電源回路
JP3482980B2 (ja) 電源装置
JP4583112B2 (ja) 瞬低補償装置、および電気二重層キャパシタの充電方法
JP3765885B2 (ja) 電気自動車の蓄電装置
JP3921639B2 (ja) 充放電可能な電源装置
JP2004304931A (ja) 蓄電装置の充電方法および充電装置
JP2005302446A (ja) 燃料電池電源装置
JP2004173464A (ja) インバータ検査装置、制御装置及びインバータ検査方法
JP2004080942A (ja) 充放電可能な電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees