JP2003158586A - 緊急通報の受付処理システムと受付処理方法 - Google Patents
緊急通報の受付処理システムと受付処理方法Info
- Publication number
- JP2003158586A JP2003158586A JP2001354157A JP2001354157A JP2003158586A JP 2003158586 A JP2003158586 A JP 2003158586A JP 2001354157 A JP2001354157 A JP 2001354157A JP 2001354157 A JP2001354157 A JP 2001354157A JP 2003158586 A JP2003158586 A JP 2003158586A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disaster
- emergency call
- voice
- response
- guidance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 110番や119番等の混雑時に、受付対応
中の災害内容を音声合成により音声案内して待機させ、
通報者との応答から優先順位を設定する。 【解決手段】 自動音声応答装置16は、指令台11で
の操作入力データに基づいて所定の案内文を作成し音声
合成して送出する音声案内手段17と、所定の音声ガイ
ダンスに対する新規の通報者からの応答から災害通報内
容を認識する応答認識手段18と、災害通報内容から緊
急通報の優先順位を判定する優先度判定手段19とを備
え、指令制御装置15は、すぐには対応できない新規の
通報者から着信した緊急通話を、自動音声応答装置16
に切換接続し、応答認識手段18が認識した新規の通報
者からの災害通報内容により優先度判定手段19で優先
順位を判定して待機させるとともに、優先順位に基づい
て指令台11に順次回線接続する回線切換接続手段15
bを備えて構成した。
中の災害内容を音声合成により音声案内して待機させ、
通報者との応答から優先順位を設定する。 【解決手段】 自動音声応答装置16は、指令台11で
の操作入力データに基づいて所定の案内文を作成し音声
合成して送出する音声案内手段17と、所定の音声ガイ
ダンスに対する新規の通報者からの応答から災害通報内
容を認識する応答認識手段18と、災害通報内容から緊
急通報の優先順位を判定する優先度判定手段19とを備
え、指令制御装置15は、すぐには対応できない新規の
通報者から着信した緊急通話を、自動音声応答装置16
に切換接続し、応答認識手段18が認識した新規の通報
者からの災害通報内容により優先度判定手段19で優先
順位を判定して待機させるとともに、優先順位に基づい
て指令台11に順次回線接続する回線切換接続手段15
bを備えて構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として警察署や
消防署などの防災機関に設置されている緊急通報の受付
処理システムおよび受付処理方法に係わり、特に大きな
事故や災害が発生して110番や119番などへの緊急
通報が集中して緊急通話回線が混乱するような場合に、
現在受付対応中あるいは既に出動対応済の事故や災害の
内容を音声合成により音声案内することで、緊急通報の
重複による混乱を避けるようにした緊急通報の受付処理
システムおよび受付処理方法に関する。
消防署などの防災機関に設置されている緊急通報の受付
処理システムおよび受付処理方法に係わり、特に大きな
事故や災害が発生して110番や119番などへの緊急
通報が集中して緊急通話回線が混乱するような場合に、
現在受付対応中あるいは既に出動対応済の事故や災害の
内容を音声合成により音声案内することで、緊急通報の
重複による混乱を避けるようにした緊急通報の受付処理
システムおよび受付処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の緊急通報の受付処理システムの例
として、例えば地域の消防署などに設置される特開平7
−160973号公報に開示されているようなものがあ
る。この例では警察署や消防署への問合せに対して音声
案内する自動案内システムが提案されている。この提案
されている案によれば、現在受付対応中に別の緊急通報
が入力した場合にオペレータの入力操作によりオペレー
タの指示内容に対応した災害用音声案内が音声合成によ
り録音され、録音された音声案内が問合せ電話に通知さ
れるようになっている。これにより、災害状況が音声案
内されるので、同一の災害についての重複する緊急通報
や問合せ電話を減らすことができる。いかし、この従来
の方法でも以下の問題がある。まず、録音する、しな
い、およびその内容についてオペレータの操作が必要で
あり、まだオペレータへの負担が残るとともに、既に出
動対応済の直近の過去の災害について、受付処理完了の
後の音声案内の作成・録音が困難である、という問題が
ある。また、緊急通話回線に複数の異なる災害に関する
緊急通話が集中するような場合には混雑の解消にはなら
ない。一般的に例えば消防署や警察署などへの通報は救
急や交通事故などが多く、例えば夜間救急診療が可能な
病院を紹介する、ガス漏れではガス会社の緊急連絡先を
紹介するなどで間に合う場合もあるが、このように積極
的に緊急通話回線の負担を軽減するようなものはなかっ
た。特に緊急時には、電話を受付けるオペレータの応対
可能な人員も限られており、混雑が緩和されるのは無
論、特に事前に通報内容が整理されるようなものが望ま
れていた。また、通報を行う通報者にとっても、電話回
線がいつまでも話中なのは不安を増長させるものである
が、このような不安を少しでも和らげるための現在の対
応状況や何らかの情報を得ることができれば気持ちも落
ち着くものである。内容によって適切なアドバイスがあ
れば通報者自身や通報者の隣人の協力などで解決可能な
災害もあるものである。
として、例えば地域の消防署などに設置される特開平7
−160973号公報に開示されているようなものがあ
る。この例では警察署や消防署への問合せに対して音声
案内する自動案内システムが提案されている。この提案
されている案によれば、現在受付対応中に別の緊急通報
が入力した場合にオペレータの入力操作によりオペレー
タの指示内容に対応した災害用音声案内が音声合成によ
り録音され、録音された音声案内が問合せ電話に通知さ
れるようになっている。これにより、災害状況が音声案
内されるので、同一の災害についての重複する緊急通報
や問合せ電話を減らすことができる。いかし、この従来
の方法でも以下の問題がある。まず、録音する、しな
い、およびその内容についてオペレータの操作が必要で
あり、まだオペレータへの負担が残るとともに、既に出
動対応済の直近の過去の災害について、受付処理完了の
後の音声案内の作成・録音が困難である、という問題が
ある。また、緊急通話回線に複数の異なる災害に関する
緊急通話が集中するような場合には混雑の解消にはなら
ない。一般的に例えば消防署や警察署などへの通報は救
急や交通事故などが多く、例えば夜間救急診療が可能な
病院を紹介する、ガス漏れではガス会社の緊急連絡先を
紹介するなどで間に合う場合もあるが、このように積極
的に緊急通話回線の負担を軽減するようなものはなかっ
た。特に緊急時には、電話を受付けるオペレータの応対
可能な人員も限られており、混雑が緩和されるのは無
論、特に事前に通報内容が整理されるようなものが望ま
れていた。また、通報を行う通報者にとっても、電話回
線がいつまでも話中なのは不安を増長させるものである
が、このような不安を少しでも和らげるための現在の対
応状況や何らかの情報を得ることができれば気持ちも落
ち着くものである。内容によって適切なアドバイスがあ
れば通報者自身や通報者の隣人の協力などで解決可能な
災害もあるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した問題点
に鑑み、本発明は、特に110番や119番などへの緊
急通報が集中して緊急通話回線が混雑するような場合
に、現在受付対応中あるいは既に出動対応済の事故や災
害の内容を音声合成により音声案内して順次待機させ、
緊急通報の重複による混乱を避けるとともに、通報者と
の応答により事前に災害通報内容を認識して受付処理の
優先順位の設定が可能な緊急通報の受付処理システムお
よび受付処理方法を提供することを目的とする。
に鑑み、本発明は、特に110番や119番などへの緊
急通報が集中して緊急通話回線が混雑するような場合
に、現在受付対応中あるいは既に出動対応済の事故や災
害の内容を音声合成により音声案内して順次待機させ、
緊急通報の重複による混乱を避けるとともに、通報者と
の応答により事前に災害通報内容を認識して受付処理の
優先順位の設定が可能な緊急通報の受付処理システムお
よび受付処理方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、公衆通信回線や専用通信回線などの通信
回線を介して110番や119番などの緊急通話回線に
通信入力する通報者からの緊急通報を受信し、災害の発
生場所や災害内容などの通報内容に対応して出動のため
の所定の操作入力を行う指令台と、同指令台の操作入力
により通報内容に対応した出動隊を編成するとともに、
出動指令書または出動指令データを作成出力する自動出
動指定装置と、作成された出動指令書または出動指令デ
ータを関連署所に伝送する指令伝送装置と、前記通信回
線と通信接続し、前記指令伝送装置からの前記出動指令
書または出動指令データを関連署所に通信出力する、ま
たは前記緊急通話回線からの緊急通報を通信入力する通
信制御手段を有する指令制御装置と、前記緊急通話回線
の混雑時に新規の通報者に所定の音声案内を自動応答す
る自動音声応答装置とを備えた緊急通報の受付処理シス
テムであって、前記自動音声応答装置は、前記指令台で
操作入力する操作入力データに基づいて所定の案内文を
作成するとともに、作成された前記所定の案内文を音声
合成して前記緊急通話回線の混雑時に前記新規の通報者
に対して現在対応中の災害内容を説明するための災害用
音声案内を送出する音声案内手段と、前記新規の通報者
に送出する所定の音声ガイダンスに対する前記新規の通
報者からの応答から災害通報内容を認識する応答認識手
段と、同応答認識手段が認識した災害通報内容から緊急
通報の優先順位を判定する優先度判定手段とを備え、前
記指令制御装置は、前記緊急通話回線の混雑時にすぐに
は対応できない新規の通報者から着信した緊急通話を、
前記自動音声応答装置に切換接続し、前記応答認識手段
が認識した前記新規の通報者からの災害通報内容により
前記優先度判定手段で優先順位を判定して待機させると
ともに、前記優先度判定手段が判定して設定した前記優
先順位に基づいて前記指令台に順次回線接続する回線切
換接続手段を備えて構成した。
解決するため、公衆通信回線や専用通信回線などの通信
回線を介して110番や119番などの緊急通話回線に
通信入力する通報者からの緊急通報を受信し、災害の発
生場所や災害内容などの通報内容に対応して出動のため
の所定の操作入力を行う指令台と、同指令台の操作入力
により通報内容に対応した出動隊を編成するとともに、
出動指令書または出動指令データを作成出力する自動出
動指定装置と、作成された出動指令書または出動指令デ
ータを関連署所に伝送する指令伝送装置と、前記通信回
線と通信接続し、前記指令伝送装置からの前記出動指令
書または出動指令データを関連署所に通信出力する、ま
たは前記緊急通話回線からの緊急通報を通信入力する通
信制御手段を有する指令制御装置と、前記緊急通話回線
の混雑時に新規の通報者に所定の音声案内を自動応答す
る自動音声応答装置とを備えた緊急通報の受付処理シス
テムであって、前記自動音声応答装置は、前記指令台で
操作入力する操作入力データに基づいて所定の案内文を
作成するとともに、作成された前記所定の案内文を音声
合成して前記緊急通話回線の混雑時に前記新規の通報者
に対して現在対応中の災害内容を説明するための災害用
音声案内を送出する音声案内手段と、前記新規の通報者
に送出する所定の音声ガイダンスに対する前記新規の通
報者からの応答から災害通報内容を認識する応答認識手
段と、同応答認識手段が認識した災害通報内容から緊急
通報の優先順位を判定する優先度判定手段とを備え、前
記指令制御装置は、前記緊急通話回線の混雑時にすぐに
は対応できない新規の通報者から着信した緊急通話を、
前記自動音声応答装置に切換接続し、前記応答認識手段
が認識した前記新規の通報者からの災害通報内容により
前記優先度判定手段で優先順位を判定して待機させると
ともに、前記優先度判定手段が判定して設定した前記優
先順位に基づいて前記指令台に順次回線接続する回線切
換接続手段を備えて構成した。
【0005】前記指令制御装置の前記回線切換接続手段
は、前記緊急通話回線の混雑時に複数の前記緊急通話を
前記優先度判定手段が判定した前記優先順位に基づいて
順番に回線を保持して待機させる回線順番保持部と、同
回線順番保持部が保持する順番に前記緊急通話を前記指
令台に順次切換接続する回線切換制御部とを備える。
は、前記緊急通話回線の混雑時に複数の前記緊急通話を
前記優先度判定手段が判定した前記優先順位に基づいて
順番に回線を保持して待機させる回線順番保持部と、同
回線順番保持部が保持する順番に前記緊急通話を前記指
令台に順次切換接続する回線切換制御部とを備える。
【0006】前記指令制御装置の前記回線切換接続手段
は、少なくとも最も優先順位の高い緊急通話回線の呼び
返しを可能とする回線呼返部を備える。
は、少なくとも最も優先順位の高い緊急通話回線の呼び
返しを可能とする回線呼返部を備える。
【0007】前記自動音声応答装置の前記音声案内手段
は、前記指令台から前記自動出動指定装置へ操作入力す
る操作入力データから災害案内用の災害案内用データを
抽出する案内データ抽出部と、抽出された前記災害案内
用データに基づいて所定の案内文を作成する案内文作成
部と、作成された案内文から音声を合成する音声合成部
と、前記緊急通話回線の混雑時に新規の通報者に対して
現在対応中の災害内容を説明する災害用音声案内の応答
制御を行う音声応答制御部とからなる。
は、前記指令台から前記自動出動指定装置へ操作入力す
る操作入力データから災害案内用の災害案内用データを
抽出する案内データ抽出部と、抽出された前記災害案内
用データに基づいて所定の案内文を作成する案内文作成
部と、作成された案内文から音声を合成する音声合成部
と、前記緊急通話回線の混雑時に新規の通報者に対して
現在対応中の災害内容を説明する災害用音声案内の応答
制御を行う音声応答制御部とからなる。
【0008】前記災害案内用データは、前記自動出動指
定装置から作成出力する前記出動指令データからの抽出
を可能とする。
定装置から作成出力する前記出動指令データからの抽出
を可能とする。
【0009】前記自動音声応答装置の前記応答認識手段
は、所定の音声ガイダンスを生成して新規の通報者に送
信するガイダンス生成部と、新規の通報者からの前記所
定の音声ガイダンスに対する音声による応答から災害通
報内容を音声認識する音声認識部とからなる。
は、所定の音声ガイダンスを生成して新規の通報者に送
信するガイダンス生成部と、新規の通報者からの前記所
定の音声ガイダンスに対する音声による応答から災害通
報内容を音声認識する音声認識部とからなる。
【0010】前記自動音声応答装置の前記応答認識手段
は、前記新規の通報者からの前記所定の音声ガイダンス
に対するプッシュボタンの押下による応答から災害通報
内容を認識するPB信号認識部を備える。
は、前記新規の通報者からの前記所定の音声ガイダンス
に対するプッシュボタンの押下による応答から災害通報
内容を認識するPB信号認識部を備える。
【0011】前記自動音声応答装置の前記優先度判定手
段は、前記応答認識手段が認識した通報者からの災害通
報内容より災害の種別を判別する災害種別判別部と、お
よび、または前記応答認識手段が認識した通報者からの
災害通報内容より災害の規模を判別する災害規模判別部
と、前記災害種別判別部が判別した災害の種別から緊急
通報の優先順位を判定する、または前記災害規模判別部
が判別した災害の規模から緊急通報の優先順位を設定す
る優先順位設定部とからなる。
段は、前記応答認識手段が認識した通報者からの災害通
報内容より災害の種別を判別する災害種別判別部と、お
よび、または前記応答認識手段が認識した通報者からの
災害通報内容より災害の規模を判別する災害規模判別部
と、前記災害種別判別部が判別した災害の種別から緊急
通報の優先順位を判定する、または前記災害規模判別部
が判別した災害の規模から緊急通報の優先順位を設定す
る優先順位設定部とからなる。
【0012】前記自動音声応答装置の前記音声案内手段
は、前記所定の案内文を複数の定型的な案内文テンプレ
ートとして予め記憶するテンプレート記憶部と、音声案
内する災害内容に対応して分割した前記所定の案内文を
組合わせて選択する文組合せ選択部とを備える。
は、前記所定の案内文を複数の定型的な案内文テンプレ
ートとして予め記憶するテンプレート記憶部と、音声案
内する災害内容に対応して分割した前記所定の案内文を
組合わせて選択する文組合せ選択部とを備える。
【0013】前記自動音声応答装置の前記優先度判定手
段は、優先順位の高い緊急通話の着信を判定する場合、
前記指令台のオペレータに注目させるためのアラームを
生成するアラーム生成部を備える。
段は、優先順位の高い緊急通話の着信を判定する場合、
前記指令台のオペレータに注目させるためのアラームを
生成するアラーム生成部を備える。
【0014】公衆通信回線や専用通信回線などの通信回
線を介して110番や119番などの緊急通話回線に通
信入力する通報者からの緊急通報を受信し、災害の発生
場所や災害内容などの通報内容に対応して出動のための
所定の操作入力を行う指令台と、同指令台の操作入力に
より通報内容に対応した出動隊を編成するとともに、出
動指令書または出動指令データを作成出力する自動出動
指定装置と、作成された出動指令書または出動指令デー
タを関連署所に伝送する指令伝送装置と、前記通信回線
と通信接続し、前記指令伝送装置からの前記出動指令書
または出動指令データを関連署所に通信出力する、また
は前記緊急通話回線からの緊急通報を通信入力する通信
制御手段を有する指令制御装置と、前記緊急通話回線の
混雑時に新規の通報者に所定の音声案内を自動応答する
自動音声応答装置とからなり、前記自動音声応答装置
は、前記指令台で操作入力する操作入力データに基づい
て所定の案内文を作成するとともに、作成された案内文
から音声合成により現在対応中の災害内容を説明する災
害用音声案内を送出する音声案内手段と、所定の音声ガ
イダンスを生成して新規の通報者に送信するとともに、
前記新規の通報者からの前記所定の音声ガイダンスに対
する応答から災害通報内容を認識する応答認識手段と、
前記応答認識手段が認識した通報者からの災害通報内容
から緊急通報の優先順位を判定する優先度判定手段とを
備え、前記指令制御装置は、前記緊急通話回線の混雑時
に対応できない新規の通報者から着信した緊急通話を、
前記自動音声応答装置や前記指令台に回線接続する回線
切換接続手段を備えて構成した緊急通報の受付処理シス
テムを用いて、前記緊急通話回線の混雑時または災害発
生の緊急通報の対応中にすぐには対応できない新規の緊
急通話が着信した場合、前記指令制御装置が、前記新規
の緊急通話が着信した回線を前記自動音声応答装置に仮
接続する仮接続ステップと、前記自動音声応答装置の前
記音声案内手段が、災害内容を案内するための応答文を
作成し音声合成して前記新規の緊急通話の通報者に対し
て現在対応中の災害内容を音声案内して待機依頼を行う
待機依頼ステップと、前記自動音声応答装置の前記応答
認識手段が前記所定の音声ガイダンスを生成して待機中
の前記新規の緊急通話の通報者に送出するとともに、送
出した前記所定の音声ガイダンスに対する応答より緊急
通話の災害通報内容を認識する災害内容認識ステップ
と、前記自動音声応答装置の前記応答認識手段が認識し
た災害通報内容に応じ、前記優先度判定手段が前記新規
の緊急通報の優先順位を判定して設定する優先順位設定
ステップと、受信中の緊急通話の受付処理が終了すると
前記指令制御装置が、設定された優先順位に従って待機
中の緊急通話を前記指令台に順次回線接続する回線接続
ステップとで構成した。
線を介して110番や119番などの緊急通話回線に通
信入力する通報者からの緊急通報を受信し、災害の発生
場所や災害内容などの通報内容に対応して出動のための
所定の操作入力を行う指令台と、同指令台の操作入力に
より通報内容に対応した出動隊を編成するとともに、出
動指令書または出動指令データを作成出力する自動出動
指定装置と、作成された出動指令書または出動指令デー
タを関連署所に伝送する指令伝送装置と、前記通信回線
と通信接続し、前記指令伝送装置からの前記出動指令書
または出動指令データを関連署所に通信出力する、また
は前記緊急通話回線からの緊急通報を通信入力する通信
制御手段を有する指令制御装置と、前記緊急通話回線の
混雑時に新規の通報者に所定の音声案内を自動応答する
自動音声応答装置とからなり、前記自動音声応答装置
は、前記指令台で操作入力する操作入力データに基づい
て所定の案内文を作成するとともに、作成された案内文
から音声合成により現在対応中の災害内容を説明する災
害用音声案内を送出する音声案内手段と、所定の音声ガ
イダンスを生成して新規の通報者に送信するとともに、
前記新規の通報者からの前記所定の音声ガイダンスに対
する応答から災害通報内容を認識する応答認識手段と、
前記応答認識手段が認識した通報者からの災害通報内容
から緊急通報の優先順位を判定する優先度判定手段とを
備え、前記指令制御装置は、前記緊急通話回線の混雑時
に対応できない新規の通報者から着信した緊急通話を、
前記自動音声応答装置や前記指令台に回線接続する回線
切換接続手段を備えて構成した緊急通報の受付処理シス
テムを用いて、前記緊急通話回線の混雑時または災害発
生の緊急通報の対応中にすぐには対応できない新規の緊
急通話が着信した場合、前記指令制御装置が、前記新規
の緊急通話が着信した回線を前記自動音声応答装置に仮
接続する仮接続ステップと、前記自動音声応答装置の前
記音声案内手段が、災害内容を案内するための応答文を
作成し音声合成して前記新規の緊急通話の通報者に対し
て現在対応中の災害内容を音声案内して待機依頼を行う
待機依頼ステップと、前記自動音声応答装置の前記応答
認識手段が前記所定の音声ガイダンスを生成して待機中
の前記新規の緊急通話の通報者に送出するとともに、送
出した前記所定の音声ガイダンスに対する応答より緊急
通話の災害通報内容を認識する災害内容認識ステップ
と、前記自動音声応答装置の前記応答認識手段が認識し
た災害通報内容に応じ、前記優先度判定手段が前記新規
の緊急通報の優先順位を判定して設定する優先順位設定
ステップと、受信中の緊急通話の受付処理が終了すると
前記指令制御装置が、設定された優先順位に従って待機
中の緊急通話を前記指令台に順次回線接続する回線接続
ステップとで構成した。
【0015】前記応答認識手段から送出する前記音声ガ
イダンスは、前記音声案内手段が現在対応中の災害内容
を音声案内した後、所定の時間の経過後に送出するよう
にした。
イダンスは、前記音声案内手段が現在対応中の災害内容
を音声案内した後、所定の時間の経過後に送出するよう
にした。
【0016】前記応答認識手段は、前記新規の通報者か
らの前記所定の音声ガイダンスに対する音声による応答
から前記災害通報内容を認識する、または前記所定の音
声ガイダンスに対するプッシュボタンの押下による応答
から前記災害通報内容を認識するようにした。
らの前記所定の音声ガイダンスに対する音声による応答
から前記災害通報内容を認識する、または前記所定の音
声ガイダンスに対するプッシュボタンの押下による応答
から前記災害通報内容を認識するようにした。
【0017】前記優先度判定手段は、前記音声ガイダン
スに対する応答から前記応答認識手段が認識した災害通
報内容の災害種別、または被災人員や救助人員などの災
害規模に基づいて優先順位を設定するようにした。
スに対する応答から前記応答認識手段が認識した災害通
報内容の災害種別、または被災人員や救助人員などの災
害規模に基づいて優先順位を設定するようにした。
【0018】前記音声案内手段が音声案内する前記現在
対応中の災害は、既に受付対応が完了した緊急通報のう
ち、現在出動中で未完了の所定の時間以降に発生した災
害内容の音声案内も含むようにした。
対応中の災害は、既に受付対応が完了した緊急通報のう
ち、現在出動中で未完了の所定の時間以降に発生した災
害内容の音声案内も含むようにした。
【0019】前記音声案内手段が音声案内する前記災害
用音声案内は、前記応答認識手段が認識した緊急通話の
災害通報内容から災害種別により、緊急対応が可能な医
療機関、官庁、電力会社やガス会社などの公的機関など
の緊急連絡先を紹介する連絡先紹介用音声案内を含むよ
うにした。
用音声案内は、前記応答認識手段が認識した緊急通話の
災害通報内容から災害種別により、緊急対応が可能な医
療機関、官庁、電力会社やガス会社などの公的機関など
の緊急連絡先を紹介する連絡先紹介用音声案内を含むよ
うにした。
【0020】前記災害用音声案内は、前記自動出動指定
装置が作成出力する前記出動指令データに基づいて作成
されるとともに、隣接する他の署所から送信され受信し
た前記出動指令データに基づいて作成可能とした。
装置が作成出力する前記出動指令データに基づいて作成
されるとともに、隣接する他の署所から送信され受信し
た前記出動指令データに基づいて作成可能とした。
【0021】前記災害用音声案内は、災害の発生場所、
発生時間、災害種別、災害規模、対応状況などのいずれ
かを組み合わせて含むようにした。
発生時間、災害種別、災害規模、対応状況などのいずれ
かを組み合わせて含むようにした。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の緊急通報の受付処
理システムにおける一実施例を説明するための要部ブロ
ック図である。図1に基づいて本発明の実施の形態を説
明する。本緊急通報の受付処理システム1は、公衆通信
回線や専用通信回線などの通信回線Nを介して110番
や119番などの緊急通話回線に通信入力する通報者の
電話機T1からの緊急通報を受信し、災害の発生場所や
災害内容などの通報内容に対応して出動のための所定の
操作入力を行う操作入力部11aと指令のための制御を
行う指令制御部11bとを有する指令台11と、同指令
台11の操作入力により通報内容に対応した出動隊を編
成するとともに、出動指令書または出動指令データを作
成出力する指令書作成部13aと作成した出動指令デー
タを記憶する指令書ファイル13bとを有する自動出動
指定装置と、作成された出動指令書または出動指令デー
タを関連署所に伝送する指令伝送装置14と、通信回線
Nと通信接続し、指令伝送装置14からの出動指令書ま
たは出動指令データを関連署所に通信出力する、または
緊急通話回線からの緊急通報を通信入力する通信制御手
段15aを有する指令制御装置15と、緊急通話回線の
混雑時に新規の通報者に所定の音声案内を自動応答する
自動音声応答装置16とを備えた緊急通報の受付処理シ
ステム1であって、自動音声応答装置16は、指令台1
1で操作入力する操作入力データに基づいて所定の案内
文を作成するとともに、作成された所定の案内文を音声
合成して緊急通話回線の混雑時に新規の通報者に対して
現在対応中の災害内容を説明するための災害用音声案内
を送出する音声案内手段17と、新規の通報者に送出す
る所定の音声ガイダンスに対する新規の通報者からの応
答から災害通報内容を認識する応答認識手段18と、同
応答認識手段18が認識した災害通報内容から緊急通報
の優先順位を判定する優先度判定手段19とを備え、指
令制御装置15は、緊急通話回線の混雑時にすぐには対
応できない新規の通報者の電話機T2から着信した緊急
通話を、自動音声応答装置16に切換接続し、応答認識
手段18が認識した新規の通報者からの災害通報内容に
より優先度判定手段19で優先順位を判定して待機させ
るとともに、優先度判定手段19が判定した優先順位に
基づいて指令台11に順次回線接続する回線切換接続手
段15bを備えて構成している。
理システムにおける一実施例を説明するための要部ブロ
ック図である。図1に基づいて本発明の実施の形態を説
明する。本緊急通報の受付処理システム1は、公衆通信
回線や専用通信回線などの通信回線Nを介して110番
や119番などの緊急通話回線に通信入力する通報者の
電話機T1からの緊急通報を受信し、災害の発生場所や
災害内容などの通報内容に対応して出動のための所定の
操作入力を行う操作入力部11aと指令のための制御を
行う指令制御部11bとを有する指令台11と、同指令
台11の操作入力により通報内容に対応した出動隊を編
成するとともに、出動指令書または出動指令データを作
成出力する指令書作成部13aと作成した出動指令デー
タを記憶する指令書ファイル13bとを有する自動出動
指定装置と、作成された出動指令書または出動指令デー
タを関連署所に伝送する指令伝送装置14と、通信回線
Nと通信接続し、指令伝送装置14からの出動指令書ま
たは出動指令データを関連署所に通信出力する、または
緊急通話回線からの緊急通報を通信入力する通信制御手
段15aを有する指令制御装置15と、緊急通話回線の
混雑時に新規の通報者に所定の音声案内を自動応答する
自動音声応答装置16とを備えた緊急通報の受付処理シ
ステム1であって、自動音声応答装置16は、指令台1
1で操作入力する操作入力データに基づいて所定の案内
文を作成するとともに、作成された所定の案内文を音声
合成して緊急通話回線の混雑時に新規の通報者に対して
現在対応中の災害内容を説明するための災害用音声案内
を送出する音声案内手段17と、新規の通報者に送出す
る所定の音声ガイダンスに対する新規の通報者からの応
答から災害通報内容を認識する応答認識手段18と、同
応答認識手段18が認識した災害通報内容から緊急通報
の優先順位を判定する優先度判定手段19とを備え、指
令制御装置15は、緊急通話回線の混雑時にすぐには対
応できない新規の通報者の電話機T2から着信した緊急
通話を、自動音声応答装置16に切換接続し、応答認識
手段18が認識した新規の通報者からの災害通報内容に
より優先度判定手段19で優先順位を判定して待機させ
るとともに、優先度判定手段19が判定した優先順位に
基づいて指令台11に順次回線接続する回線切換接続手
段15bを備えて構成している。
【0023】指令制御装置15の回線切換接続手段15
bは、緊急通話回線の混雑時に複数の緊急通話を優先度
判定手段19が判定した優先順位に基づいて順番に回線
を保持して待機させる回線順番保持部15dと、同回線
順番保持部15dが保持する順番に緊急通話を指令台1
1に順次切換接続する回線切換制御部15c、少なくと
も最も優先順位の高い緊急通話回線の呼び返しを可能と
する回線呼返部15eを備える。
bは、緊急通話回線の混雑時に複数の緊急通話を優先度
判定手段19が判定した優先順位に基づいて順番に回線
を保持して待機させる回線順番保持部15dと、同回線
順番保持部15dが保持する順番に緊急通話を指令台1
1に順次切換接続する回線切換制御部15c、少なくと
も最も優先順位の高い緊急通話回線の呼び返しを可能と
する回線呼返部15eを備える。
【0024】自動音声応答装置16の音声案内手段17
は、指令台11から自動出動指定装置13へ操作入力す
る操作入力データから災害案内用の災害案内用データを
抽出する案内データ抽出部17cと、抽出された災害案
内用データに基づいて所定の案内文を作成する案内文作
成部17dと、作成された案内文から音声を合成する音
声合成部17bと、緊急通話回線の混雑時に新規の通報
者に対して現在対応中の災害内容を説明する災害用音声
案内の応答制御を行う音声応答制御部17aとからな
る。災害案内用データは、自動出動指定装置13から作
成出力する出動指令データからの抽出を可能としている
ので、出動指令が出力される毎に常時自動的に災害案内
用データを抽出するとともに、災害用音声案内を準備す
ることができる。
は、指令台11から自動出動指定装置13へ操作入力す
る操作入力データから災害案内用の災害案内用データを
抽出する案内データ抽出部17cと、抽出された災害案
内用データに基づいて所定の案内文を作成する案内文作
成部17dと、作成された案内文から音声を合成する音
声合成部17bと、緊急通話回線の混雑時に新規の通報
者に対して現在対応中の災害内容を説明する災害用音声
案内の応答制御を行う音声応答制御部17aとからな
る。災害案内用データは、自動出動指定装置13から作
成出力する出動指令データからの抽出を可能としている
ので、出動指令が出力される毎に常時自動的に災害案内
用データを抽出するとともに、災害用音声案内を準備す
ることができる。
【0025】自動音声応答装置16の応答認識手段18
は、所定の音声ガイダンスを生成して新規の通報者に送
信するガイダンス生成部18aと、新規の通報者からの
所定の音声ガイダンスに対する音声による応答から災害
通報内容を音声認識する音声認識部18bとからなる。
また、自動音声応答装置16の応答認識手段18は、新
規の通報者からの所定の音声ガイダンスに対するプッシ
ュボタンの押下による応答から災害通報内容を認識する
PB信号認識部18cを備えるので、音声とプッシュボ
タンと音声ガイダンスとにより通報者からの事前情報の
入手が可能で回線接続時に改めて聴く必要がなく無駄が
ない。
は、所定の音声ガイダンスを生成して新規の通報者に送
信するガイダンス生成部18aと、新規の通報者からの
所定の音声ガイダンスに対する音声による応答から災害
通報内容を音声認識する音声認識部18bとからなる。
また、自動音声応答装置16の応答認識手段18は、新
規の通報者からの所定の音声ガイダンスに対するプッシ
ュボタンの押下による応答から災害通報内容を認識する
PB信号認識部18cを備えるので、音声とプッシュボ
タンと音声ガイダンスとにより通報者からの事前情報の
入手が可能で回線接続時に改めて聴く必要がなく無駄が
ない。
【0026】自動音声応答装置16の優先度判定手段1
9は、応答認識手段18が認識した通報者からの災害通
報内容より災害の種別を判別する災害種別判別部19a
と、および、または応答認識手段18が認識した通報者
からの災害通報内容より災害の規模を判別する災害規模
判別部19bと、災害種別判別部19aが判別した災害
の種別から緊急通報の優先順位を判定する、または災害
規模判別部19bが判別した災害の規模から緊急通報の
優先順位を設定する優先順位設定部19cとからなる。
また、自動音声応答装置16の優先度判定手段19は、
優先順位の高い緊急通話の着信を判定する場合、指令台
11のオペレータに注目させるためのアラームを生成す
るアラーム生成部19dを備える。これにより火災など
の緊急性の高い災害の発生を知らせることができる。
9は、応答認識手段18が認識した通報者からの災害通
報内容より災害の種別を判別する災害種別判別部19a
と、および、または応答認識手段18が認識した通報者
からの災害通報内容より災害の規模を判別する災害規模
判別部19bと、災害種別判別部19aが判別した災害
の種別から緊急通報の優先順位を判定する、または災害
規模判別部19bが判別した災害の規模から緊急通報の
優先順位を設定する優先順位設定部19cとからなる。
また、自動音声応答装置16の優先度判定手段19は、
優先順位の高い緊急通話の着信を判定する場合、指令台
11のオペレータに注目させるためのアラームを生成す
るアラーム生成部19dを備える。これにより火災など
の緊急性の高い災害の発生を知らせることができる。
【0027】図3(a)は災害音声案内用のテンプレー
トの文例、(b)は音声ガイダンス用のテンプレートの
文例、(c)は連絡先紹介用案内文のテンプレートの文
例である。図3を加えて説明する。自動音声応答装置1
6の音声案内手段17は、所定の案内文を図3に示すよ
うに複数の定型的な案内文テンプレートとして予め記憶
するテンプレート記憶部17fと、音声案内する災害内
容に対応して分割した所定の案内文を組合わせて選択す
る文組合せ選択部17eとを備える。定型的な案内文テ
ンプレートは、着信した緊急通話の災害種別により、緊
急対応が可能な医療機関、官庁、電力会社やガス会社な
どの公的機関などの連絡先を紹介する連絡先紹介用の案
内文テンプレートを含む。連絡先紹介用の案内文テンプ
レートは、例えば図3(c)に示すように、連絡先名と
電話番号が表示される。救急の場合、救急車要請の連絡
が遅れる場合に、このように連絡先がわかると通報者が
事前に直接連絡して応急処置などのアドバイスを受ける
ことも可能である。
トの文例、(b)は音声ガイダンス用のテンプレートの
文例、(c)は連絡先紹介用案内文のテンプレートの文
例である。図3を加えて説明する。自動音声応答装置1
6の音声案内手段17は、所定の案内文を図3に示すよ
うに複数の定型的な案内文テンプレートとして予め記憶
するテンプレート記憶部17fと、音声案内する災害内
容に対応して分割した所定の案内文を組合わせて選択す
る文組合せ選択部17eとを備える。定型的な案内文テ
ンプレートは、着信した緊急通話の災害種別により、緊
急対応が可能な医療機関、官庁、電力会社やガス会社な
どの公的機関などの連絡先を紹介する連絡先紹介用の案
内文テンプレートを含む。連絡先紹介用の案内文テンプ
レートは、例えば図3(c)に示すように、連絡先名と
電話番号が表示される。救急の場合、救急車要請の連絡
が遅れる場合に、このように連絡先がわかると通報者が
事前に直接連絡して応急処置などのアドバイスを受ける
ことも可能である。
【0028】図2は本発明の緊急通報の受付処理システ
ムの一実施例における受付処理方法の概要を説明するた
めのフローチャートである。図1ないし図3に基づいて
説明する。以上説明した緊急通報の受付処理システムを
用いて、本発明の緊急通報の受付処理方法は、緊急通話
回線の混雑時または災害発生の緊急通報の対応中にすぐ
には対応できない新規の緊急通話が着信した場合、指令
制御装置15が、新規の緊急通話が着信した回線を自動
音声応答装置16に仮接続する仮接続ステップと(ST
1)、自動音声応答装置16の音声案内手段17が、災
害内容を案内するための応答文を作成し音声合成して新
規の緊急通話の通報者に対して現在対応中の災害内容を
音声案内して待機依頼を行う待機依頼ステップと(ST
2)、自動音声応答装置16の応答認識手段18が所定
の音声ガイダンスを生成して待機中の新規の緊急通話の
通報者に送出するとともに、送出した所定の音声ガイダ
ンスに対する応答より緊急通話の災害通報内容を認識す
る災害内容認識ステップと(ST3)、自動音声応答装
置16の応答認識手段18が認識した災害通報内容に応
じ、優先度判定手段19が新規の緊急通報の優先順位を
判定して設定する優先順位設定ステップと(ST4)、
受信中の緊急通話の受付処理が終了すると指令制御装置
15が、設定されて保持された優先順位に従って待機中
の緊急通話を指令台11に順次回線接続する回線接続ス
テップと(ST5)で構成している。さらに、待機中の
緊急通報に対する受付対応処理の終了を確認し(ST
6)、待機中の緊急通報がなければ終了し(ST7)、
待機中の緊急通報があれば優先順位に従ってステップ5
に戻り処理を繰り返す(ST5〜ST6)。また、一端
切断された緊急通話は呼び返し機能によりコールバック
することも可能であり(ST5)、特に優先度の高い緊
急通話に対して確実に受付処理を行うことができる。
ムの一実施例における受付処理方法の概要を説明するた
めのフローチャートである。図1ないし図3に基づいて
説明する。以上説明した緊急通報の受付処理システムを
用いて、本発明の緊急通報の受付処理方法は、緊急通話
回線の混雑時または災害発生の緊急通報の対応中にすぐ
には対応できない新規の緊急通話が着信した場合、指令
制御装置15が、新規の緊急通話が着信した回線を自動
音声応答装置16に仮接続する仮接続ステップと(ST
1)、自動音声応答装置16の音声案内手段17が、災
害内容を案内するための応答文を作成し音声合成して新
規の緊急通話の通報者に対して現在対応中の災害内容を
音声案内して待機依頼を行う待機依頼ステップと(ST
2)、自動音声応答装置16の応答認識手段18が所定
の音声ガイダンスを生成して待機中の新規の緊急通話の
通報者に送出するとともに、送出した所定の音声ガイダ
ンスに対する応答より緊急通話の災害通報内容を認識す
る災害内容認識ステップと(ST3)、自動音声応答装
置16の応答認識手段18が認識した災害通報内容に応
じ、優先度判定手段19が新規の緊急通報の優先順位を
判定して設定する優先順位設定ステップと(ST4)、
受信中の緊急通話の受付処理が終了すると指令制御装置
15が、設定されて保持された優先順位に従って待機中
の緊急通話を指令台11に順次回線接続する回線接続ス
テップと(ST5)で構成している。さらに、待機中の
緊急通報に対する受付対応処理の終了を確認し(ST
6)、待機中の緊急通報がなければ終了し(ST7)、
待機中の緊急通報があれば優先順位に従ってステップ5
に戻り処理を繰り返す(ST5〜ST6)。また、一端
切断された緊急通話は呼び返し機能によりコールバック
することも可能であり(ST5)、特に優先度の高い緊
急通話に対して確実に受付処理を行うことができる。
【0029】災害用音声案内は、図3(a)に示すよう
な細分され記憶されたテンプレートが文組合せ選択部1
7eにより組み合わせられて案内文作成部17dで案内
文として作成され音声合成部17bで音声合成され通報
者に送出される。応答認識手段18は、新規の通報者か
らの図3(b)に示すようなテンプレートを組合わせた
所定の音声ガイダンスに対する音声による応答から災害
通報内容を認識する、または所定の音声ガイダンスに対
するプッシュボタンの押下による応答から災害通報内容
を認識するようにしている。この場合の応答として”は
い”、”いいえ”、”火事です”、”救急です”などが
考えられ、定型的な応答にすると認識しやすい。なお、
応答認識手段18から送出する音声ガイダンスは、音声
案内手段17が現在対応中の災害内容を音声案内した
後、所定の時間の経過後に送出するようにしているの
で、この期間に通報者は同一の災害かどうか判断して同
一であれば通話をきればよい。
な細分され記憶されたテンプレートが文組合せ選択部1
7eにより組み合わせられて案内文作成部17dで案内
文として作成され音声合成部17bで音声合成され通報
者に送出される。応答認識手段18は、新規の通報者か
らの図3(b)に示すようなテンプレートを組合わせた
所定の音声ガイダンスに対する音声による応答から災害
通報内容を認識する、または所定の音声ガイダンスに対
するプッシュボタンの押下による応答から災害通報内容
を認識するようにしている。この場合の応答として”は
い”、”いいえ”、”火事です”、”救急です”などが
考えられ、定型的な応答にすると認識しやすい。なお、
応答認識手段18から送出する音声ガイダンスは、音声
案内手段17が現在対応中の災害内容を音声案内した
後、所定の時間の経過後に送出するようにしているの
で、この期間に通報者は同一の災害かどうか判断して同
一であれば通話をきればよい。
【0030】音声案内手段17が音声案内する現在対応
中の災害は、既に受付対応が完了した緊急通報のうち、
現在出動中で未完了の所定の時間以降に発生した災害内
容の音声案内も含むようにしている。例えば30分前以
降に発生した過去の出動済または受付済の災害内容を全
て公表することで異なる通報者が同一の災害を遅れて通
報するような重複通報を減らすことができる。災害用音
声案内は、災害の発生場所、発生時間、災害種別、災害
規模、対応状況などのいずれかを組み合わせて含むよう
にしている。発生場所も番地まで示すようにすれば複数
の災害が同一かどうかの判定がし易くなり、重複通報を
減らすことができる。
中の災害は、既に受付対応が完了した緊急通報のうち、
現在出動中で未完了の所定の時間以降に発生した災害内
容の音声案内も含むようにしている。例えば30分前以
降に発生した過去の出動済または受付済の災害内容を全
て公表することで異なる通報者が同一の災害を遅れて通
報するような重複通報を減らすことができる。災害用音
声案内は、災害の発生場所、発生時間、災害種別、災害
規模、対応状況などのいずれかを組み合わせて含むよう
にしている。発生場所も番地まで示すようにすれば複数
の災害が同一かどうかの判定がし易くなり、重複通報を
減らすことができる。
【0031】図3(c)に示すように音声案内手段17
が音声案内する災害用音声案内は、応答認識手段18が
認識した緊急通話の災害通報内容から災害種別により、
緊急対応が可能な医療機関、官庁、電力会社、ガス会社
等の公的機関などの緊急連絡先を紹介する連絡先紹介用
音声案内を含むようにしている。例えば救急等は、受入
先の病院が明確であれば被災者側から直接連絡して応急
手当てなどのアドバイスを受ける、または病院に行ける
ような場合も多い。
が音声案内する災害用音声案内は、応答認識手段18が
認識した緊急通話の災害通報内容から災害種別により、
緊急対応が可能な医療機関、官庁、電力会社、ガス会社
等の公的機関などの緊急連絡先を紹介する連絡先紹介用
音声案内を含むようにしている。例えば救急等は、受入
先の病院が明確であれば被災者側から直接連絡して応急
手当てなどのアドバイスを受ける、または病院に行ける
ような場合も多い。
【0032】優先度判定手段19は、音声ガイダンスに
対する応答から応答認識手段18が認識した災害通報内
容の災害種別、または被災人員や救助人員などの災害規
模に基づいて優先順位を設定するようにしている。災害
種別は、例えば火災、救急、救助、事故、事件などから
なり、優先度判定手段19は着信した緊急通話の内容が
火災の場合に優先順位を高く判定するようにしている。
火災の場合は拡大する可能性が高く、一刻を争う場合が
多いからである。これに対し、救急や救助の優先度は低
くなるように判定される。これは一般的に救急や救助は
被害の拡大の可能性は低いからである。
対する応答から応答認識手段18が認識した災害通報内
容の災害種別、または被災人員や救助人員などの災害規
模に基づいて優先順位を設定するようにしている。災害
種別は、例えば火災、救急、救助、事故、事件などから
なり、優先度判定手段19は着信した緊急通話の内容が
火災の場合に優先順位を高く判定するようにしている。
火災の場合は拡大する可能性が高く、一刻を争う場合が
多いからである。これに対し、救急や救助の優先度は低
くなるように判定される。これは一般的に救急や救助は
被害の拡大の可能性は低いからである。
【0033】また、災害用音声案内は、自動出動指定装
置13が作成出力する出動指令データに基づいて作成さ
れるとともに、隣接する他の署所から送信され受信した
出動指令データに基づいて作成可能としている。出動指
令データは自動出動指定装置13の指令書ファイル13
bに記憶されており、過去に遡って参照、および引用し
て災害用音声案内が作成できる。また、複数の署所の境
界で発生する災害は連絡先も混乱するが、このように隣
接署所の出動指令データをそれぞれ交換するようにして
おけば、いずれか一方の署所から出動対応するのみでよ
く、出動済か対応中か未対応かがわかる。
置13が作成出力する出動指令データに基づいて作成さ
れるとともに、隣接する他の署所から送信され受信した
出動指令データに基づいて作成可能としている。出動指
令データは自動出動指定装置13の指令書ファイル13
bに記憶されており、過去に遡って参照、および引用し
て災害用音声案内が作成できる。また、複数の署所の境
界で発生する災害は連絡先も混乱するが、このように隣
接署所の出動指令データをそれぞれ交換するようにして
おけば、いずれか一方の署所から出動対応するのみでよ
く、出動済か対応中か未対応かがわかる。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上に説明した内容で実施さ
れ、以下に述べる効果を奏する。公衆通信回線や専用通
信回線などの通信回線を介して110番や119番など
の緊急通話回線に通信入力する通報者からの緊急通報を
受信し、災害の発生場所や災害内容などの通報内容に対
応して出動のための所定の操作入力を行う指令台と、同
指令台の操作入力により通報内容に対応した出動隊を編
成するとともに、出動指令書または出動指令データを作
成出力する自動出動指定装置と、作成された出動指令書
または出動指令データを関連署所に伝送する指令伝送装
置と、通信回線と通信接続し、指令伝送装置からの出動
指令書または出動指令データを関連署所に通信出力す
る、または緊急通話回線からの緊急通報を通信入力する
通信制御手段を有する指令制御装置と、緊急通話回線の
混雑時に新規の通報者に所定の音声案内を自動応答する
自動音声応答装置とを備えた緊急通報の受付処理システ
ムであって、自動音声応答装置は、指令台で操作入力す
る操作入力データに基づいて所定の案内文を作成すると
ともに、作成された所定の案内文を音声合成して緊急通
話回線の混雑時に新規の通報者に対して現在対応中の災
害内容を説明するための災害用音声案内を送出する音声
案内手段と、新規の通報者に送出する所定の音声ガイダ
ンスに対する新規の通報者からの応答から災害通報内容
を認識する応答認識手段と、同応答認識手段が認識した
災害通報内容から緊急通報の優先順位を判定する優先度
判定手段とを備え、指令制御装置は、緊急通話回線の混
雑時にすぐには対応できない新規の通報者から着信した
緊急通話を、自動音声応答装置に切換接続し、応答認識
手段が認識した新規の通報者からの災害通報内容により
優先度判定手段で優先順位を判定して待機させるととも
に、優先度判定手段が判定して設定した優先順位に基づ
いて指令台に順次回線接続する回線切換接続手段を備え
て構成したので、特に110番や119番などへの緊急
通報が集中して緊急通話回線が混雑するような場合に、
現在受付対応中あるいは既に出動対応済の事故や災害の
内容を音声合成により音声案内して順次待機させ、緊急
通報の重複による混乱を避けるとともに、通報者との応
答により事前に災害通報内容を認識して受付処理の優先
順位の設定が可能な緊急通報の受付処理システムおよび
受付処理方法を提供することができる。
れ、以下に述べる効果を奏する。公衆通信回線や専用通
信回線などの通信回線を介して110番や119番など
の緊急通話回線に通信入力する通報者からの緊急通報を
受信し、災害の発生場所や災害内容などの通報内容に対
応して出動のための所定の操作入力を行う指令台と、同
指令台の操作入力により通報内容に対応した出動隊を編
成するとともに、出動指令書または出動指令データを作
成出力する自動出動指定装置と、作成された出動指令書
または出動指令データを関連署所に伝送する指令伝送装
置と、通信回線と通信接続し、指令伝送装置からの出動
指令書または出動指令データを関連署所に通信出力す
る、または緊急通話回線からの緊急通報を通信入力する
通信制御手段を有する指令制御装置と、緊急通話回線の
混雑時に新規の通報者に所定の音声案内を自動応答する
自動音声応答装置とを備えた緊急通報の受付処理システ
ムであって、自動音声応答装置は、指令台で操作入力す
る操作入力データに基づいて所定の案内文を作成すると
ともに、作成された所定の案内文を音声合成して緊急通
話回線の混雑時に新規の通報者に対して現在対応中の災
害内容を説明するための災害用音声案内を送出する音声
案内手段と、新規の通報者に送出する所定の音声ガイダ
ンスに対する新規の通報者からの応答から災害通報内容
を認識する応答認識手段と、同応答認識手段が認識した
災害通報内容から緊急通報の優先順位を判定する優先度
判定手段とを備え、指令制御装置は、緊急通話回線の混
雑時にすぐには対応できない新規の通報者から着信した
緊急通話を、自動音声応答装置に切換接続し、応答認識
手段が認識した新規の通報者からの災害通報内容により
優先度判定手段で優先順位を判定して待機させるととも
に、優先度判定手段が判定して設定した優先順位に基づ
いて指令台に順次回線接続する回線切換接続手段を備え
て構成したので、特に110番や119番などへの緊急
通報が集中して緊急通話回線が混雑するような場合に、
現在受付対応中あるいは既に出動対応済の事故や災害の
内容を音声合成により音声案内して順次待機させ、緊急
通報の重複による混乱を避けるとともに、通報者との応
答により事前に災害通報内容を認識して受付処理の優先
順位の設定が可能な緊急通報の受付処理システムおよび
受付処理方法を提供することができる。
【図1】 本発明の緊急通報の受付処理システムにおけ
る一実施例を説明するための要部ブロック図である。
る一実施例を説明するための要部ブロック図である。
【図2】 本発明の緊急通報の受付処理システムの一実
施例における受付処理方法の概要を説明するためのフロ
ーチャートである。
施例における受付処理方法の概要を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】 本発明の緊急通報の受付処理システムにおけ
る(a)は災害音声案内用のテンプレートの文例、
(b)は音声ガイダンス用のテンプレートの文例、
(c)は連絡先紹介用案内文のテンプレートの文例であ
る。
る(a)は災害音声案内用のテンプレートの文例、
(b)は音声ガイダンス用のテンプレートの文例、
(c)は連絡先紹介用案内文のテンプレートの文例であ
る。
1 受付処理システム
11 指令台
11a 操作入力部
11b 指令制御部
13 自動出動指定装置
13a 指令書作成部
13b 指令書ファイル
14 指令伝送装置
15 指令制御装置
15a 通信制御手段
15b 回線切換接続手段
15c 回線切換制御部
15d 回線順番保持部
15e 回線呼返部
16 自動音声応答装置
17 音声案内手段
17a 音声応答制御部
17b 音声合成部
17c 案内データ抽出部
17d 案内文作成部
17e 文組合せ選択部
17f テンプレート記憶部
18 応答認識手段
18a ガイダンス生成部
18b 音声認識部
18c PB信号認識部
19 優先度判定手段
19a 災害種別判別部
19b 災害規模判別部
19c 優先順位設定部
19d アラーム生成部
T1、T2 電話機
N 通信回線
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04M 3/42 101 H04M 3/42 101
3/493 3/493
3/50 3/50 A
Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA37 BB11 BB64
BB74 DD04 DD05 DD49 EE14
FF01 FF02 FF19 FF20 FF23
GG07 GG12 GG19 GG32 GG66
GG67 GG70 GG71 GG83
5K015 AA06 AA11 GA01 GA04
5K024 BB02 BB03 BB08 FF05 FF06
5K101 KK14 LL01 MM07 NN12 NN13
NN14 NN15 NN16 NN21 NN36
RR12
Claims (18)
- 【請求項1】 公衆通信回線や専用通信回線などの通信
回線を介して110番や119番などの緊急通話回線に
通信入力する通報者からの緊急通報を受信し、災害の発
生場所や災害内容などの通報内容に対応して出動のため
の所定の操作入力を行う指令台と、同指令台の操作入力
により通報内容に対応した出動隊を編成するとともに、
出動指令書または出動指令データを作成出力する自動出
動指定装置と、作成された出動指令書または出動指令デ
ータを関連署所に伝送する指令伝送装置と、前記通信回
線と通信接続し、前記指令伝送装置からの前記出動指令
書または出動指令データを関連署所に通信出力する、ま
たは前記緊急通話回線からの緊急通報を通信入力する通
信制御手段を有する指令制御装置と、前記緊急通話回線
の混雑時に新規の通報者に所定の音声案内を自動応答す
る自動音声応答装置とを備えた緊急通報の受付処理シス
テムであって、 前記自動音声応答装置は、前記指令台で操作入力する操
作入力データに基づいて所定の案内文を作成するととも
に、作成された前記所定の案内文を音声合成して前記緊
急通話回線の混雑時に前記新規の通報者に対して現在対
応中の災害内容を説明するための災害用音声案内を送出
する音声案内手段と、前記新規の通報者に送出する所定
の音声ガイダンスに対する前記新規の通報者からの応答
から災害通報内容を認識する応答認識手段と、同応答認
識手段が認識した災害通報内容から緊急通報の優先順位
を判定する優先度判定手段とを備え、 前記指令制御装置は、前記緊急通話回線の混雑時にすぐ
には対応できない新規の通報者から着信した緊急通話
を、前記自動音声応答装置に切換接続し、前記応答認識
手段が認識した前記新規の通報者からの災害通報内容に
より前記優先度判定手段で優先順位を判定して待機させ
るとともに、前記優先度判定手段が判定して設定した前
記優先順位に基づいて前記指令台に順次回線接続する回
線切換接続手段を備えて構成したことを特徴とする緊急
通報の受付処理システム。 - 【請求項2】 前記指令制御装置の前記回線切換接続手
段は、前記緊急通話回線の混雑時に複数の前記緊急通話
を前記優先度判定手段が判定した前記優先順位に基づい
て順番に回線を保持して待機させる回線順番保持部と、
同回線順番保持部が保持する順番に前記緊急通話を前記
指令台に順次切換接続する回線切換制御部とを備えるこ
とを特徴とする請求項1に記載の緊急通報の受付処理シ
ステム。 - 【請求項3】 前記指令制御装置の前記回線切換接続手
段は、少なくとも最も優先順位の高い緊急通話回線の呼
び返しを可能とする回線呼返部を備えることを特徴とす
る請求項1または2に記載の緊急通報の受付処理システ
ム。 - 【請求項4】 前記自動音声応答装置の前記音声案内手
段は、前記指令台から前記自動出動指定装置へ操作入力
する操作入力データから災害案内用の災害案内用データ
を抽出する案内データ抽出部と、抽出された前記災害案
内用データに基づいて所定の案内文を作成する案内文作
成部と、作成された案内文から音声を合成する音声合成
部と、前記緊急通話回線の混雑時に新規の通報者に対し
て現在対応中の災害内容を説明する災害用音声案内の応
答制御を行う音声応答制御部とからなることを特徴とす
る請求項1ないし3に記載の緊急通報の受付処理システ
ム。 - 【請求項5】 前記災害案内用データは、前記自動出動
指定装置から作成出力する前記出動指令データからの抽
出を可能とすることを特徴とする請求項4に記載の緊急
通報の受付処理システム。 - 【請求項6】 前記自動音声応答装置の前記応答認識手
段は、所定の音声ガイダンスを生成して新規の通報者に
送信するガイダンス生成部と、新規の通報者からの前記
所定の音声ガイダンスに対する音声による応答から災害
通報内容を音声認識する音声認識部とからなることを特
徴とする請求項1ないし5に記載の緊急通報の受付処理
システム。 - 【請求項7】 前記自動音声応答装置の前記応答認識手
段は、前記新規の通報者からの前記所定の音声ガイダン
スに対するプッシュボタンの押下による応答から災害通
報内容を認識するPB信号認識部を備えることを特徴と
する請求項6に記載の緊急通報の受付処理システム。 - 【請求項8】 前記自動音声応答装置の前記優先度判定
手段は、前記応答認識手段が認識した通報者からの災害
通報内容より災害の種別を判別する災害種別判別部と、
および、または前記応答認識手段が認識した通報者から
の災害通報内容より災害の規模を判別する災害規模判別
部と、前記災害種別判別部が判別した災害の種別から緊
急通報の優先順位を判定する、または前記災害規模判別
部が判別した災害の規模から緊急通報の優先順位を設定
する優先順位設定部とからなることを特徴とする請求項
1ないし7に記載の緊急通報の受付処理システム。 - 【請求項9】 前記自動音声応答装置の前記音声案内手
段は、前記所定の案内文を複数の定型的な案内文テンプ
レートとして予め記憶するテンプレート記憶部と、音声
案内する災害内容に対応して分割した前記所定の案内文
を組合わせて選択する文組合せ選択部とを備えることを
特徴とする請求項1ないし8に記載の緊急通報の受付処
理システム。 - 【請求項10】 前記自動音声応答装置の前記優先度判
定手段は、優先順位の高い緊急通話の着信を判定する場
合、前記指令台のオペレータに注目させるためのアラー
ムを生成するアラーム生成部を備えることを特徴とする
請求項1ないし9に記載の緊急通報の受付処理システ
ム。 - 【請求項11】 公衆通信回線や専用通信回線などの通
信回線を介して110番や119番などの緊急通話回線
に通信入力する通報者からの緊急通報を受信し、災害の
発生場所や災害内容などの通報内容に対応して出動のた
めの所定の操作入力を行う指令台と、同指令台の操作入
力により通報内容に対応した出動隊を編成するととも
に、出動指令書または出動指令データを作成出力する自
動出動指定装置と、作成された出動指令書または出動指
令データを関連署所に伝送する指令伝送装置と、前記通
信回線と通信接続し、前記指令伝送装置からの前記出動
指令書または出動指令データを関連署所に通信出力す
る、または前記緊急通話回線からの緊急通報を通信入力
する通信制御手段を有する指令制御装置と、前記緊急通
話回線の混雑時に新規の通報者に所定の音声案内を自動
応答する自動音声応答装置とからなり、 前記自動音声応答装置は、前記指令台で操作入力する操
作入力データに基づいて所定の案内文を作成するととも
に、作成された案内文から音声合成により現在対応中の
災害内容を説明する災害用音声案内を送出する音声案内
手段と、所定の音声ガイダンスを生成して新規の通報者
に送信するとともに、前記新規の通報者からの前記所定
の音声ガイダンスに対する応答から災害通報内容を認識
する応答認識手段と、前記応答認識手段が認識した通報
者からの災害通報内容から緊急通報の優先順位を判定す
る優先度判定手段とを備え、前記指令制御装置は、前記
緊急通話回線の混雑時に対応できない新規の通報者から
着信した緊急通話を、前記自動音声応答装置や前記指令
台に回線接続する回線切換接続手段を備えて構成した緊
急通報の受付処理システムを用いて、 前記緊急通話回線の混雑時または災害発生の緊急通報の
対応中にすぐには対応できない新規の緊急通話が着信し
た場合、前記指令制御装置が、前記新規の緊急通話が着
信した回線を前記自動音声応答装置に仮接続する仮接続
ステップと、 前記自動音声応答装置の前記音声案内手段が、災害内容
を案内するための応答文を作成し音声合成して前記新規
の緊急通話の通報者に対して現在対応中の災害内容を音
声案内して待機依頼を行う待機依頼ステップと、 前記自動音声応答装置の前記応答認識手段が前記所定の
音声ガイダンスを生成して待機中の前記新規の緊急通話
の通報者に送出するとともに、送出した前記所定の音声
ガイダンスに対する応答より緊急通話の災害通報内容を
認識する災害内容認識ステップと、 前記自動音声応答装置の前記応答認識手段が認識した災
害通報内容に応じ、前記優先度判定手段が前記新規の緊
急通報の優先順位を判定して設定する優先順位設定ステ
ップと、 受信中の緊急通話の受付処理が終了すると前記指令制御
装置が、設定された優先順位に従って待機中の緊急通話
を前記指令台に順次回線接続する回線接続ステップとで
構成したことを特徴とする緊急通報の受付処理方法。 - 【請求項12】 前記応答認識手段から送出する前記音
声ガイダンスは、前記音声案内手段が現在対応中の災害
内容を音声案内した後、所定の時間の経過後に送出する
ようにしたことを特徴とする請求項11に記載の緊急通
報の受付処理方法。 - 【請求項13】 前記応答認識手段は、前記新規の通報
者からの前記所定の音声ガイダンスに対する音声による
応答から前記災害通報内容を認識する、または前記所定
の音声ガイダンスに対するプッシュボタンの押下による
応答から前記災害通報内容を認識するようにしたことを
特徴とする請求項11または12に記載の緊急通報の受
付処理方法。 - 【請求項14】 前記優先度判定手段は、前記音声ガイ
ダンスに対する応答から前記応答認識手段が認識した災
害通報内容の災害種別、または被災人員や救助人員など
の災害規模に基づいて優先順位を設定するようにしたこ
とを特徴とする請求項11ないし13に記載の緊急通報
の受付処理方法。 - 【請求項15】 前記音声案内手段が音声案内する前記
現在対応中の災害は、既に受付対応が完了した緊急通報
のうち、現在出動中で未完了の所定の時間以降に発生し
た災害内容の音声案内も含むようにしたことを特徴とす
る請求項11ないし14に記載の緊急通報の受付処理方
法。 - 【請求項16】 前記音声案内手段が音声案内する前記
災害用音声案内は、前記応答認識手段が認識した緊急通
話の災害通報内容から災害種別により、緊急対応が可能
な医療機関、官庁、電力会社やガス会社などの公的機関
などの緊急連絡先を紹介する連絡先紹介用音声案内を含
むようにしたことを特徴とする請求項11ないし15に
記載の緊急通報の受付処理方法。 - 【請求項17】 前記災害用音声案内は、前記自動出動
指定装置が作成出力する前記出動指令データに基づいて
作成されるとともに、隣接する他の署所から送信され受
信した前記出動指令データに基づいて作成可能としたこ
とを特徴とする請求項11ないし16に記載の緊急通報
の受付処理方法。 - 【請求項18】 前記災害用音声案内は、災害の発生場
所、発生時間、災害種別、災害規模、対応状況などのい
ずれかを組み合わせて含むようにしたことを特徴とする
請求項11ないし17に記載の緊急通報の受付処理方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001354157A JP2003158586A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 緊急通報の受付処理システムと受付処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001354157A JP2003158586A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 緊急通報の受付処理システムと受付処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003158586A true JP2003158586A (ja) | 2003-05-30 |
Family
ID=19166056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001354157A Pending JP2003158586A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 緊急通報の受付処理システムと受付処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003158586A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007052212A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Nec Fielding Ltd | 保守スキル者選定装置、選定システム、選定方法、及び選定プログラム |
JP2009089023A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Saxa Inc | 災害警報システム |
JP2010093599A (ja) * | 2008-10-09 | 2010-04-22 | Nec Engineering Ltd | 緊急指令装置および緊急指令方法 |
JP2010252248A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Fujitsu Ltd | 呼処理装置及び呼処理方法 |
JP2014197786A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 株式会社富士通ゼネラル | 消防システム |
WO2019045963A1 (en) * | 2017-08-30 | 2019-03-07 | T-Mobile Usa, Inc. | TRANSCRIPTION OF MESSAGE FOR PRIORITIZING EMERGENCY CALLS |
JP2019517166A (ja) * | 2016-02-25 | 2019-06-20 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | コールの優先度レベルおよび/または会話継続時間を決定するための通信装置および方法 |
JP6973873B1 (ja) * | 2020-07-28 | 2021-12-01 | Necプラットフォームズ株式会社 | 通話回線の自動制御システム、自動制御方法、及び自動制御プログラム |
CN117351956A (zh) * | 2023-12-05 | 2024-01-05 | 广州一链通互联网科技有限公司 | 货运轨迹生成及查询方法 |
-
2001
- 2001-11-20 JP JP2001354157A patent/JP2003158586A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007052212A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Nec Fielding Ltd | 保守スキル者選定装置、選定システム、選定方法、及び選定プログラム |
JP2009089023A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Saxa Inc | 災害警報システム |
JP2010093599A (ja) * | 2008-10-09 | 2010-04-22 | Nec Engineering Ltd | 緊急指令装置および緊急指令方法 |
JP2010252248A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Fujitsu Ltd | 呼処理装置及び呼処理方法 |
JP2014197786A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 株式会社富士通ゼネラル | 消防システム |
JP2019517166A (ja) * | 2016-02-25 | 2019-06-20 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | コールの優先度レベルおよび/または会話継続時間を決定するための通信装置および方法 |
WO2019045963A1 (en) * | 2017-08-30 | 2019-03-07 | T-Mobile Usa, Inc. | TRANSCRIPTION OF MESSAGE FOR PRIORITIZING EMERGENCY CALLS |
US10264121B2 (en) | 2017-08-30 | 2019-04-16 | T-Mobile Usa, Inc. | Message transcription for emergency call prioritization |
JP6973873B1 (ja) * | 2020-07-28 | 2021-12-01 | Necプラットフォームズ株式会社 | 通話回線の自動制御システム、自動制御方法、及び自動制御プログラム |
CN117351956A (zh) * | 2023-12-05 | 2024-01-05 | 广州一链通互联网科技有限公司 | 货运轨迹生成及查询方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6763089B2 (en) | System for enabling TDD communication in a telephone network and method for using same | |
AU649508B2 (en) | Interactive telephone communication system for hearing-impaired person | |
US6266397B1 (en) | Interfacing device to be used with a telephone system terminal for transmitting extended station information to a public safety answering point | |
JP2003158586A (ja) | 緊急通報の受付処理システムと受付処理方法 | |
RU2005132634A (ru) | Устройство, система и способ звуковой связи с возможностью бесшумного выбора и передачи звуковых сообщений | |
JP6069600B2 (ja) | 救急医療における情報通信ネットワークシステム | |
JP2007235292A (ja) | 記録装置 | |
JP2014099675A (ja) | 聴覚障がい者等向け緊急通報システム | |
US5890073A (en) | Mobile terminal capable of sending communication mode signals and a method thereof | |
JP2006341938A (ja) | エレベータ緊急通話システム | |
US6728342B2 (en) | TTY messaging | |
JPH09312694A (ja) | 安否確認システム | |
JPS58181356A (ja) | 無人中継台方式 | |
JPH08223294A (ja) | 発信者指定メッセージ表示方法とその装置 | |
JP2007312254A (ja) | 予約システム | |
JP2010093599A (ja) | 緊急指令装置および緊急指令方法 | |
JP2003110720A (ja) | 通信指令システム | |
JP2012253665A (ja) | 遠隔監視システム | |
WO2023148960A1 (ja) | 通報支援システム、通報支援方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 | |
US7545919B2 (en) | Telematic system with an automatic reconnection support | |
JP2003346258A (ja) | 緊急連絡システム及びそれに使用する端末装置 | |
JP4662739B2 (ja) | ページャシステム及びページャのコールバック方法 | |
JP2003030382A (ja) | 通信指令システム | |
JPH09321911A (ja) | 呼び出し機能付き異常監視システム | |
JP4336253B2 (ja) | 特定相手発信通知方法およびボタン電話装置 |