JP2003158163A - マークの検査方法、マークの検査装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

マークの検査方法、マークの検査装置及び半導体装置の製造方法

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JP2003158163A
JP2003158163A JP2001358328A JP2001358328A JP2003158163A JP 2003158163 A JP2003158163 A JP 2003158163A JP 2001358328 A JP2001358328 A JP 2001358328A JP 2001358328 A JP2001358328 A JP 2001358328A JP 2003158163 A JP2003158163 A JP 2003158163A
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irradiation
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Toru Koike
徹 小池
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Toshiba Corp
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度かつ容易にマークを測定することが可
能なマークの検査方法を提供する。 【解決手段】 第1のマーク1上の材料膜5の少なくと
も一部を含む第1の領域に荷電ビームを照射する工程
と、第2のマーク2の少なくとも一部を含む第2の領域
に荷電ビームを照射する工程と、第1の領域への荷電ビ
ーム照射によって生じた2次荷電粒子を検出すること
で、第1のマークに応じた第1の信号を取得する工程
と、第2の領域への荷電ビーム照射によって生じた2次
荷電粒子を検出することで、第2のマークに応じた第2
の信号を取得する工程と、第1の信号及び第2の信号に
基づいて第1のマークと第2のマークとの位置ずれ量を
求める工程と、第2の信号に基づいて第2のマークの寸
法を求める工程とを備え、第1の領域への荷電ビーム照
射と第2の領域への荷電ビーム照射との条件を異ならせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マークの検査方
法、マークの検査装置及び半導体装置の製造方法、特に
半導体装置の製造工程において用いる位置合わせ評価用
のマークの検査方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程では、リソグラフ
ィ技術を用いて各種パターンを形成しているが、上層パ
ターンと下層パターンとの位置合わせを行う必要があ
る。そのため、両パターンの相対的な位置ずれ量を測定
し、位置ずれ量が規格内に収まっているかを確認する必
要がある(位置ずれ量の検査)。また、パターン寸法
(特に上層パターンの寸法)を測定し、仕上がりの目標
寸法値との差を算出して、その差が規格内に収まってい
るかを確認する必要もある(パターン寸法の検査)。通
常これらの検査に際しては、下層側及び上層側に所定の
マークを形成し、それらのマークを用いて位置ずれ量や
寸法を測定している。
【0003】特願平5−323335号には、上述した
位置ずれ量の検査及びパターン寸法の検査を同時に行う
検査方法が提案されている。しかしながら、光学系を用
いて検査を行う場合を想定すると、実デバイスパターン
よりも大きなサイズのパターン(マーク)を用いた測定
が必須となり、高精度の測定を行うことが難しい。ま
た、電子ビームを用いて検査を行う場合を想定すると、
実デバイスパターンと同程度或いはそれ以下の小さなサ
イズのパターン(マーク)を用いて測定を行うことは可
能であるが、下層側のマーク上に形成された絶縁膜等の
表面が平坦化されている場合には、通常の電子ビーム照
射条件下では、下層側マークを検出することが極めて困
難になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、下層側マ
ークと上層側マークとの相対的な位置ずれ量の検査及び
上層側マークの寸法の検査を同時に行う方法が提案され
ているが、高精度の測定を行うことが難しいといった問
題や、下層側マークを検出することが困難であるといっ
た問題がある。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、高精度かつ容易にマークを測定す
ることが可能なマークの検査方法等を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るマークの検
査方法は、第1のマークと、第1のマーク上に形成され
た材料膜と、第1のマークよりも上層側の第2のマーク
とを有する基板を用意する工程と、前記第1のマーク上
の材料膜の少なくとも一部を含む第1の領域に荷電ビー
ムを照射する工程と、前記第2のマークの少なくとも一
部を含む第2の領域に荷電ビームを照射する工程と、前
記第1の領域への荷電ビーム照射によって生じた2次荷
電粒子を検出することで、前記第1のマークに応じた第
1の信号を取得する工程と、前記第2の領域への荷電ビ
ーム照射によって生じた2次荷電粒子を検出すること
で、前記第2のマークに応じた第2の信号を取得する工
程と、前記第1の信号及び第2の信号に基づいて前記第
1のマークと第2のマークとの位置ずれ量を求める工程
と、前記第2の信号に基づいて前記第2のマークの寸法
を求める工程と、を備え、前記第1の領域への荷電ビー
ム照射と前記第2の領域への荷電ビーム照射とを、加速
電圧、試料電流、照射時間、照射面積、ビーム走査速度
及び照射角度のなかの少なくとも一つの条件を異ならせ
て行うことを特徴とする。
【0007】本発明に係るマークの検査装置は、第1の
マークと、第1のマーク上に形成された材料膜と、第1
のマークよりも上層側の第2のマークとを有する基板に
荷電ビームを照射するビーム照射部と、前記第1のマー
ク上の材料膜の少なくとも一部を含む第1の領域への荷
電ビームの照射条件と、前記第2のマークの少なくとも
一部を含む第2の領域への荷電ビームの照射条件とを異
ならせる照射条件変更部と、前記第1の領域への荷電ビ
ーム照射によって生じた2次荷電粒子を検出することで
前記第1のマークに応じた第1の信号を取得するととも
に、前記第2の領域への荷電ビーム照射によって生じた
2次荷電粒子を検出することで前記第2のマークに応じ
た第2の信号を取得する信号取得部と、前記第1の信号
及び第2の信号に基づいて前記第1のマークと第2のマ
ークとの位置ずれ量を求めるとともに、前記第2の信号
に基づいて前記第2のマークの寸法を求める算出部と、
を備え、前記照射条件変更部は、前記第1の領域への荷
電ビーム照射と前記第2の領域への荷電ビーム照射と
で、加速電圧、試料電流、照射時間、照射面積、ビーム
走査速度及び照射角度のなかの少なくとも一つの条件を
異ならせるものであることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0009】(実施形態1)図1は本実施形態に係る評
価用のマークを示した図であり、図1(a)は平面図、
図1(b)は図1(a)のB−B線に沿った断面図、図
1(c)は図1(a)のC−C線に沿った断面図であ
る。
【0010】まず、シリコン基板等の半導体基板(半導
体ウエハ)3上に、例えばシリコン窒化膜(SiN膜)
4を全面に形成する。続いて、光リソグラフィ及びエッ
チングによりシリコン窒化膜4及び半導体基板3の一部
を除去して、第1のマーク1を形成する。本例では、こ
の第1のマーク1は、凹状パターン(深さ(段差)は例
えば250nm)であり、半導体基板3のチップ形成領
域内にデバイス構造を形成する工程において同時に形成
され、通常はチップ形成領域の周辺に配置される。
【0011】次に、シリコン酸化膜(SiO2 膜)5
を、例えば300nmの膜厚で全面に形成する。このシ
リコン酸化膜5によって第1のマーク1の凹部が埋めら
れる。また、このシリコン酸化膜5の表面は平坦化され
ている。続いて、シリコン酸化膜5上に反射防止膜6を
形成する。さらに、ポジ型のフォトレジスト膜を全面に
塗布した後、光リソグラフィによって第2のマーク2
(一対のマーク2L及び2Rからなる)であるフォトレ
ジストパターンを形成する。
【0012】以上のようにして、第1のマーク1及び第
2のマーク2を有する基板が作製される。なお、上述し
た例では第1のマーク1は凹状パターンであったが、凸
状パターンであってもよい。また、上述した例では第2
のマーク2はポジ型のフォトレジストからなる凸状パタ
ーンであったが、ネガ型のフォトレジストからなる凹状
パターンであってもよい。
【0013】以上のようにして第1のマーク(下層側の
マーク)1及び第2のマーク(上層側のマーク)2が形
成された基板(試料)を用意し、第1のマーク1と第2
のマーク2との相対的な位置ずれ量の検査及び第2のマ
ーク2の寸法の検査を行うため、基板を測長SEMの試
料室に搬入する。続いて、通常のパターン観察・測長と
同様の方法で第2マークの位置を検出し、電子ビーム光
学系の軸上にマークを移動した後、第1のマーク1及び
第2のマーク2それぞれに対して、後述するようにして
電子ビーム(荷電ビーム)の照射を行う。
【0014】図2は、電子ビームの加速電圧(V)に対
する2次電子放出効率δ(反射防止膜6表面での2次電
子放出効率δ)を示した図である。図2に示すように、
加速電圧が800Vよりも小さいほとんどの範囲では、
2次電子放出効率δが1よりも大きくなるため、基板表
面(反射防止膜6表面)は正に帯電する。また、加速電
圧が800Vよりも大きい範囲では、2次電子放出効率
δが1よりも小さくなるため、基板表面は負に帯電す
る。
【0015】基板表面が帯電していない場合(図2に示
した例では、加速電圧=800V)には、第1のマーク
1上には平坦化されたシリコン酸化膜5が形成されてい
るため、第1のマーク1を検出する(観察する)ことは
極めて困難であるが、基板表面を正又は負に帯電させる
ことで、第1のマーク1を検出することが可能となる。
これは、マークが形成されている領域と形成されていな
い領域とでは、構造の違いから静電容量等が異なるた
め、基板表面を帯電させた場合には帯電量等が異なるた
めと考えられる。また、後述する測定結果からも、基板
表面を帯電させることによって第1のマーク1を容易に
検出できることが確認されている。
【0016】本実施形態では、第1のマーク1検出用の
電子ビーム照射においては、反射防止膜6に対する2次
電子放出効率δを、δ>1の範囲に設定する。第2のマ
ーク2検出用の電子ビーム照射においては、反射防止膜
6に対する2次電子放出効率δを、δ=1に設定する。
これにより、第1のマーク1が形成された領域の反射防
止膜6表面及びその周辺は正に帯電し、第1のマーク1
上に平坦化されたシリコン酸化膜5が形成されていて
も、第1のマーク1を検出することが可能となる。第2
のマーク2は、表面が露出しているため、帯電が生じな
い条件(δ=1)でも検出可能である。
【0017】なお、第1のマーク検出用の電子ビーム照
射における2次電子放出効率をδ1、第2のマーク検出
用の電子ビーム照射における2次電子放出効率をδ2と
した場合、一般的にδ1>δ2≧1としてもよい。
【0018】本例では、まず第2のマーク2検出用の電
子ビーム照射の条件を、加速電圧800V、試料電流
8.0pAとし、x方向(図1(a)のC−C線に沿っ
た方向)にビームを走査した。なお、試料電流は、基板
に照射される電子ビームの電流に対応するものである。
図3(a)は、このときに得られた信号波形を示した図
である。横軸はx方向の座標位置、縦軸は信号強度であ
る。図3(a)に示すように、第2のマーク2Lのエッ
ジに対応して二つのピークが得られ、第2のマーク2R
のエッジに対応して二つのピークが得られた。
【0019】続いて、第1のマーク1検出用の電子ビー
ム照射の条件を、加速電圧400V、試料電流8.0p
Aとし、x方向(図1(a)のB−B線に沿った方向)
にビームを走査した。図3(b)は、このときに得られ
た信号波形を示した図である。横軸はx方向の座標位
置、縦軸は信号強度である。図3(b)に示すように、
第1のマーク1に対応した凹状のピークが得られた。
【0020】図4は、比較例として、第1のマーク1検
出用の電子ビーム照射を、加速電圧800V(δ=
1)、試料電流8.0pAの条件で行った場合の測定結
果を示したものである。図4に示すように、信号波形は
平坦であり、マークを検出することはできない。
【0021】次に、図3(a)及び図3(b)の測定結
果に基づき、第1のマーク1及び第2のマーク2の代表
位置を決定する。第1のマーク1については、信号波形
(図3(b))を高次の関数で近似し、その極値からマ
ーク中心位置X1を決定する。第2のマーク2について
は、第2のマーク2Lのエッジに対応した二つのピーク
位置及び第2のマーク2Rのエッジに対応した二つのピ
ーク位置を求め、それらのピーク位置をピクセル座標で
の代表位置x2Ll、x2Lr、x2Rl及びx2Rrとする。さら
に、第2マーク2の中心位置X2cを、 X2c=(x2Ll+x2Lr+x2Rl+x2Rr)/4 として算出する。
【0022】次に、第1のマーク1と第2のマーク2と
のx方向の位置ずれ量δxを、それぞれのマークの中心
位置の差(X1−X2c)として算出する。続いて、(x2
Rl-x2Ll)或いは(x2Rr-x2Lr)の値を設計値と比較
することにより、倍率補正のための係数Rを決定する。
さらに、倍率補正係数Rをδxに乗ずることによって、
位置ずれ量の値を距離の次元で表わす。
【0023】第2のマーク2のx方向の寸法(x方向の
長さ)は、通常のパターン測長と同様の方法で行えばよ
いが、x2Ll、x2Lr、x2Rl及びx2Rrの値を用いて求め
るようにしてもよい。
【0024】このようにしてx方向における第1のマー
ク1と第2のマーク2との位置ずれ量及び第2のマーク
2の寸法を求めた後、図1に示したパターンを90度回
転させたパターン(図1に示したパターンと同時に形成
される)を用いて、上述したのと同様の手順によって、
y方向における第1のマーク1と第2のマーク2との位
置ずれ量及び第2のマーク2の寸法を求める。
【0025】以上のように、本実施形態では、第1のマ
ーク検出用の電子ビームの加速電圧と第2のマーク検出
用の電子ビームの加速電圧とを異ならせ、第1のマーク
検出用の電子ビーム照射における2次電子放出効率δ1
と第2のマーク検出用の電子ビーム照射における2次電
子放出効率δ2との関係が、δ1>δ2≧1となるよう
にしている。このような条件で電子ビームを基板表面に
照射することにより、所定の材料膜に覆われた第1のマ
ーク検出の際には帯電量を多くすることができるととも
に、表面が露出しているために帯電が不要な第2のマー
ク検出の際には帯電量を少なくすることができる。した
がって、第1のマーク上に形成された材料膜表面が平坦
化されていても、第1のマークのパターン形状に応じた
信号を確実に検出することができ、第1のマークと第2
のマークとの位置ずれ量を高精度かつ容易に求めること
ができるとともに、第2のマークの寸法も高精度かつ容
易に求めることができる。また、第1のマーク検出用の
電子ビーム照射と第2のマーク検出用の電子ビーム照射
とを同一の測定装置内で行うことができ、位置ずれ量及
び寸法の検査を容易かつ迅速に行うことが可能となる。
【0026】(実施形態2)次に、第2の実施形態につ
いて説明する。マークについては図1に示したものと同
様のものを用い、また第1のマークと第2のマークとの
位置ずれ量及び第2のマークの寸法の算出方法等、基本
的事項は第1の実施形態と同様であり、ここではそれら
の詳細な説明は省略する。
【0027】本実施形態では、第2のマーク検出用の電
子ビーム照射は、第1の実施形態と同様、加速電圧80
0V(δ=1)、試料電流8.0pAの条件で行うが、
第1のマーク検出用の電子ビーム照射は、加速電圧19
00V(δ<1)、試料電流8.0pAの条件で行っ
た。すなわち、第1の実施形態とは逆に、第1のマーク
検出用の電子ビーム照射では、基板表面を負に帯電させ
るようにした。
【0028】上述した条件でビーム照射を行うことによ
り、第2のマーク検出用の電子ビーム照射によって図5
(a)に示すような信号波形が、第1のマーク検出用の
電子ビーム照射によって図5(b)に示すような信号波
形が得られた。
【0029】なお、第1のマーク検出用の電子ビーム照
射における2次電子放出効率をδ1、第2のマーク検出
用の電子ビーム照射における2次電子放出効率をδ2と
した場合、一般的に1≧δ2>δ1としてもよい。
【0030】以上のように、本実施形態では、第1のマ
ーク検出用の電子ビーム照射の加速電圧と第2のマーク
検出用の電子ビーム照射の加速電圧とを異ならせ、第1
のマーク検出用の電子ビーム照射における2次電子放出
効率δ1と第2のマーク検出用の電子ビーム照射におけ
る2次電子放出効率δ2との関係が、1≧δ2>δ1と
なるようにしている。このような条件で電子ビームを基
板表面に照射することにより、第1の実施形態と同様、
位置ずれ量及び寸法の検査を高精度で容易かつ迅速に行
うことが可能となる。
【0031】なお、上述した第1の実施形態ではδ1>
δ2≧1、第2の実施形態では1≧δ2>δ1とした
が、δ2≧1>δ1(|δ1|>|δ2|が好ましい)
としてもよい。
【0032】(実施形態3)次に、第3の実施形態につ
いて説明する。マークについては図1に示したものと同
様のものを用い、また第1のマークと第2のマークとの
位置ずれ量及び第2のマークの寸法の算出方法等、基本
的事項は第1の実施形態と同様であり、ここではそれら
の詳細な説明は省略する。
【0033】本実施形態では、第1のマーク検出用の電
子ビーム照射及び第2のマーク検出用の電子ビーム照射
ともに、加速電圧1900V(δ<1)、試料電流8.
0pAの条件で行い、両電子ビーム照射ともに基板表面
を負に帯電させるようにした。ただし、図6に示すよう
に、第1のマーク検出用の電子ビーム照射のビーム照射
領域(ビーム走査領域)11を、第2のマーク検出用の
電子ビーム照射のビーム照射領域よりも狭くしている。
これにより、第1のマークが形成された領域表面のビー
ム強度を、第2のマークが形成された領域表面よりも大
きくするができ、第1のマークが形成された領域の帯電
量を多くすることが可能となる。
【0034】上述した条件でビーム照射を行うことによ
り、第2のマーク検出用の電子ビーム照射によって図7
(a)に示すような信号波形が、第1のマーク検出用の
電子ビーム照射によって図7(b)に示すような信号波
形が得られた。
【0035】以上のように、本実施形態では、第1のマ
ーク検出用の電子ビーム照射面積を、第2のマーク検出
用の電子ビーム照射面積よりも狭くすることで、第1の
マークが形成された領域表面を効果的に帯電させること
が可能となり、第1の実施形態と同様、位置ずれ量及び
寸法の検査を高精度で容易かつ迅速に行うことができ
る。
【0036】なお、本実施形態では、第1のマーク検出
用の電子ビーム照射及び第2のマーク検出用の電子ビー
ム照射ともに、δ<1となるような条件に加速電圧を設
定したが、逆にδ>1となるような条件に加速電圧を設
定してもよい。
【0037】(実施形態4)次に、第4の実施形態につ
いて説明する。マークについては図1に示したものと同
様のものを用い、また第1のマークと第2のマークとの
位置ずれ量及び第2のマークの寸法の算出方法等、基本
的事項は第1の実施形態と同様であり、ここではそれら
の詳細な説明は省略する。
【0038】本実施形態では、第1のマーク検出用の電
子ビーム照射及び第2のマーク検出用の電子ビーム照射
ともに、加速電圧1900V(δ<1)、試料電流8.
0pAの条件で行い、両電子ビーム照射ともに基板表面
を負に帯電させるようにした。ただし、第1のマーク検
出用の電子ビーム照射のビーム照射時間(ビーム走査時
間)を20秒とし、第2のマーク検出用の電子ビーム照
射のビーム照射時間(2秒)よりも長くしている。これ
により、第1のマークが形成された領域表面の帯電量
を、第2のマークが形成された領域表面よりも多くする
ことが可能となる。
【0039】上述した条件でビーム照射を行うことによ
り、第2のマーク検出用の電子ビーム照射によって図8
(a)に示すような信号波形が、第1のマーク検出用の
電子ビーム照射によって図8(b)に示すような信号波
形が得られた。
【0040】以上のように、本実施形態では、第1のマ
ーク検出用の電子ビーム照射時間を、第2のマーク検出
用の電子ビーム照射時間よりも長くすることで、第1の
マークが形成された領域表面を効果的に帯電させること
が可能となり、第1の実施形態と同様、位置ずれ量及び
寸法の検査を高精度で容易かつ迅速に行うことができ
る。
【0041】なお、本実施形態では、第1のマーク検出
用の電子ビーム照射及び第2のマーク検出用の電子ビー
ム照射ともに、δ<1となるような条件に加速電圧を設
定したが、逆にδ>1となるような条件に加速電圧を設
定してもよい。
【0042】(実施形態5)次に、第5の実施形態につ
いて説明する。マークについては図1に示したものと同
様のものを用い、また第1のマークと第2のマークとの
位置ずれ量及び第2のマークの寸法の算出方法等、基本
的事項は第1の実施形態と同様であり、ここではそれら
の詳細な説明は省略する。
【0043】本実施形態では、第1のマーク検出用の電
子ビーム照射及び第2のマーク検出用の電子ビーム照射
ともに、加速電圧1900V(δ<1)の条件で行い、
両電子ビーム照射ともに基板表面を負に帯電させるよう
にした。ただし、第1のマーク検出用の電子ビーム照射
では試料電流を12pAとし、第2のマーク検出用の電
子ビーム照射における試料電流(1pA)よりも大きく
している。これにより、第1のマークが形成された領域
表面の帯電量を、第2のマークが形成された領域表面よ
りも多くすることが可能となる。
【0044】上述した条件でビーム照射を行うことによ
り、第2のマーク検出用の電子ビーム照射によって図9
(a)に示すような信号波形が、第1のマーク検出用の
電子ビーム照射によって図9(b)に示すような信号波
形が得られた。
【0045】以上のように、本実施形態では、第1のマ
ーク検出用の電子ビーム照射における試料電流値を、第
2のマーク検出用の電子ビーム照射における試料電流値
よりも大きくすることで、第1のマークが形成された領
域表面を効果的に帯電させることが可能となり、第1の
実施形態と同様、位置ずれ量及び寸法の検査を高精度で
容易かつ迅速に行うことができる。
【0046】なお、本実施形態では、第1のマーク検出
用の電子ビーム照射及び第2のマーク検出用の電子ビー
ム照射ともに、δ<1となるような条件に加速電圧を設
定したが、逆にδ>1となるような条件に加速電圧を設
定してもよい。
【0047】(実施形態6)次に、第6の実施形態につ
いて説明する。マークについては図1に示したものと同
様のものを用い、また第1のマークと第2のマークとの
位置ずれ量及び第2のマークの寸法の算出方法等、基本
的事項は第1の実施形態と同様であり、ここではそれら
の詳細な説明は省略する。
【0048】本実施形態では、第1のマーク検出用の電
子ビーム照射及び第2のマーク検出用の電子ビーム照射
ともに、加速電圧400V(δ>1)、試料電流8.0
pAの条件で行い、両電子ビーム照射ともに基板表面を
正に帯電させるようにする。ただし、第1のマーク検出
用の電子ビームの入射角θ1を第2のマーク検出用の電
子ビームの入射角θ2よりも大きくなるようにする(入
射角は、基板面の垂線とビームのなす角を指す)。すな
わち、|cosθ1|<|cosθ2|となる条件で電子ビー
ムの照射を行う。本例では、図10に示すように、第1
のマーク検出用の電子ビーム照射では基板表面12への
ビーム13の入射角θ1を5〜10度とし、第2のマー
ク検出用の電子ビーム照射では基板表面12へのビーム
14の入射角θ2を0度としている。
【0049】このような条件を用いた場合、基板表面1
2では、第1のマーク検出用の電子ビーム照射領域15
の方が、第2のマーク検出用の電子ビーム照射領域16
よりも広くなる。そのため、帯電量も第1のマーク検出
用の電子ビーム照射の方が多くなる。したがって、第1
のマークが形成された領域表面を効果的に帯電させるこ
とが可能となり、第1の実施形態と同様、位置ずれ量及
び寸法の検査を高精度で容易かつ迅速に行うことができ
る。
【0050】なお、本実施形態では、第1のマーク検出
用の電子ビーム照射及び第2のマーク検出用の電子ビー
ム照射ともに、δ>1となるような条件に加速電圧を設
定したが、逆にδ<1となるような条件(例えば、加速
電圧1900V、試料電流8.0pA)を設定してもよ
い。
【0051】(実施形態7)次に、第7の実施形態につ
いて説明する。マークについては図1に示したものと同
様のものを用い、また第1のマークと第2のマークとの
位置ずれ量及び第2のマークの寸法の算出方法等、基本
的事項は第1の実施形態と同様であり、ここではそれら
の詳細な説明は省略する。
【0052】本実施形態は、上述した各実施形態で説明
した方法に適用される検査装置に関するものである。図
11は、本検査装置の構成例を示した図である。
【0053】20は検査装置本体、21は電子銃、22
は電子銃21から生じた電子ビーム(1次電子ビー
ム)、23a及び23bはコンデンサレンズ、24は偏
向器、25は対物レンズ、26は基板28から生じた2
次電子、27は2次電子を検出する検出器であり、これ
らの基本的な構成は通常の装置(電子顕微鏡等)と同様
である。
【0054】検査装置本体20には電子ビームの照射条
件を変更するための条件変更部31が接続されている。
この条件変更部31により、電子ビーム照射における加
速電圧、試料電流、照射時間、照射面積、ビーム走査速
度及び照射角度のなかの少なくとも一つの条件を変更可
能である。すなわち、条件変更部31により、上述した
各実施形態で述べたように、第1のマーク検出用の電子
ビームと第2のマーク検出用の電子ビームとの照射条件
を異ならせることができる。
【0055】検出器27の出力信号は増幅器32を介し
てA/D変換器33に入力しており、A/D変換器33
でA/D変換された信号は画像記憶部34に入力するよ
うになっている。画像記憶部34は、第1のマーク検出
用の電子ビーム照射によって得られた信号のデータ(第
1の画像データ)と第2のマーク検出用の電子ビーム照
射によって得られた信号のデータ(第2の画像データ)
とを別々の画像データとして記憶するものでもよいが、
本例では第1の画像データと第2の画像データを一連の
一つの画像データとして記憶するようになっている。画
像記憶部34には算出部35が接続されており、この算
出部35により、画像記憶部34に記憶された画像デー
タから、第1のマークと第2のマークの位置ずれ量及び
第2のマークの寸法が算出される。
【0056】図12は、画像記憶部34に記憶された一
つの画像データから得られた第1のマーク及び第2のマ
ークの画像を示したものである。図13は、画像記憶部
34に記憶された一つの画像データから得られた信号波
形を示している。なお、第1のマーク検出用の電子ビー
ム照射は、加速電圧1900V、試料電流8.0pAの
条件で行い、第2のマーク検出用の電子ビーム照射は、
加速電圧800V、試料電流8.0pAの条件で行っ
た。
【0057】本実施形態では、条件変更部31によって
設定される電子ビームの照射条件は、ビーム走査途中で
変更できるようになっている。そのため、第1のマーク
検出用の電子ビームと第2のマーク検出用の電子ビーム
の照射条件をビーム走査途中で変更可能であり、第1の
マーク検出用の電子ビーム照射によって得られた信号の
データ(第1の画像データ)と第2のマーク検出用の電
子ビーム照射によって得られた信号のデータ(第2の画
像データ)は、一連の一つの画像データとして画像記憶
部34に記憶することができる。
【0058】電子ビームの照射条件をビーム走査途中で
変更できない場合には、第1の画像データと第2の画像
データを別々のビーム走査によって取得することにな
る。そのため、基準点となるビーム走査開始位置を両走
査で完全に一致させることができず、第1のマークと第
2のマークの位置ずれ量を精度よく求めることができな
い場合もあり得る。本例では、電子ビームの照射条件を
ビーム走査途中で変更できるため、ビーム走査開始位置
が共通化されて、第1の画像データと第2の画像データ
を一連の一つの画像データとして記憶することができ
る。したがって、第1のマークと第2のマークの位置ず
れ量を精度よく求めることができる。また、位置ずれ量
の検査と寸法の検査を一つの画像データを用いて行うこ
とができるため、検査の効率化を図ることができる。
【0059】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣
旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施するこ
とが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階
の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み
合わせることによって種々の発明が抽出され得る。例え
ば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除
されても、所定の効果が得られるものであれば発明とし
て抽出され得る。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、第1のマーク検出用の
電子ビーム照射と第2のマーク検出用の電子ビーム照射
の条件を異ならせることにより、第1のマークと第2の
マークとの位置ずれ量及び第2のマークの寸法を高精度
かつ容易に求めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る評価用のマークを示し
た図。
【図2】電子ビームの加速電圧(V)と2次電子放出効
率δとの関係を示した図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係り、第1のマーク
及び第2のマークの信号波形を示した図。
【図4】本発明の第1の実施形態の比較例に係り、第1
のマークの信号波形を示した図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係り、第1のマーク
及び第2のマークの信号波形を示した図。
【図6】本発明の第3の実施形態の概念を説明するため
の図。
【図7】本発明の第3の実施形態に係り、第1のマーク
及び第2のマークの信号波形を示した図。
【図8】本発明の第4の実施形態に係り、第1のマーク
及び第2のマークの信号波形を示した図。
【図9】本発明の第5の実施形態に係り、第1のマーク
及び第2のマークの信号波形を示した図。
【図10】本発明の第6の実施形態の概念を説明するた
めの図。
【図11】本発明の第7の実施形態に係る検査装置の構
成例を示した図。
【図12】本発明の第7の実施形態に係り、第1のマー
ク及び第2のマークの画像を示した写真。
【図13】本発明の第7の実施形態に係り、第1のマー
ク及び第2のマークの信号波形を示した図。
【符号の説明】
1…第1のマーク 2…第2のマーク 3…半導体基板 4…シリコン窒化膜 5…シリコン酸化膜 6…反射防止膜 11、15、16…電子ビーム照射領域 12…基板表面 13、14…ビーム 20…検査装置本体 21…電子銃 22…1次電子ビーム 23a、23b…コンデンサレンズ 24…偏向器 25…対物レンズ 26…2次電子 27…検出器 28…基板 31…条件変更部 32…増幅器 33…A/D変換器 34…画像記憶部 35…算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 520C Fターム(参考) 2F067 AA03 AA07 AA13 BB21 CC15 HH06 HH13 JJ05 KK04 RR12 RR35 4M106 AA01 BA02 CA39 CA50 DB05 DH24 5C033 UU01 UU02 UU05 UU08 5F046 EA03 EA12 EA13 EA14 EA15 EA17 EB01 FA08 FC03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のマークと、第1のマーク上に形成さ
    れた材料膜と、第1のマークよりも上層側の第2のマー
    クとを有する基板を用意する工程と、 前記第1のマーク上の材料膜の少なくとも一部を含む第
    1の領域に荷電ビームを照射する工程と、 前記第2のマークの少なくとも一部を含む第2の領域に
    荷電ビームを照射する工程と、 前記第1の領域への荷電ビーム照射によって生じた2次
    荷電粒子を検出することで、前記第1のマークに応じた
    第1の信号を取得する工程と、 前記第2の領域への荷電ビーム照射によって生じた2次
    荷電粒子を検出することで、前記第2のマークに応じた
    第2の信号を取得する工程と、 前記第1の信号及び第2の信号に基づいて前記第1のマ
    ークと第2のマークとの位置ずれ量を求める工程と、 前記第2の信号に基づいて前記第2のマークの寸法を求
    める工程と、 を備え、 前記第1の領域への荷電ビーム照射と前記第2の領域へ
    の荷電ビーム照射とを、加速電圧、試料電流、照射時
    間、照射面積、ビーム走査速度及び照射角度のなかの少
    なくとも一つの条件を異ならせて行うことを特徴とする
    マークの検査方法。
  2. 【請求項2】前記第1のマーク上の材料膜の表面は平坦
    化され、前記第2のマークの表面は露出していることを
    特徴とする請求項1に記載のマークの検査方法。
  3. 【請求項3】前記第1の領域への荷電ビーム照射によっ
    て生じた2次荷電粒子の放出効率は1よりも大きいこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載のマークの検査方
    法。
  4. 【請求項4】前記第1の領域への荷電ビーム照射によっ
    て生じた2次荷電粒子の放出効率は1よりも小さいこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載のマークの検査方
    法。
  5. 【請求項5】前記第1の領域への荷電ビームの単位時間
    及び単位面積当たりの照射量は、前記第2の領域への荷
    電ビームの単位時間及び単位面積当たりの照射量よりも
    多いことを特徴とする請求項1又は2に記載のマークの
    検査方法。
  6. 【請求項6】前記第1の領域への荷電ビームの照射時間
    は、前記第2の領域への荷電ビームの照射時間よりも長
    いことを特徴とする請求項1又は2に記載のマークの検
    査方法。
  7. 【請求項7】前記第1の領域への荷電ビーム照射におけ
    る試料電流値は、前記第2の領域への荷電ビーム照射に
    おける試料電流値よりも大きいことを特徴とする請求項
    1又は2に記載のマークの検査方法。
  8. 【請求項8】前記第1の領域への荷電ビーム照射によっ
    て生じた2次荷電粒子の放出効率をδ1、前記第2の領
    域への荷電ビーム照射によって生じた2次荷電粒子の放
    出効率をδ2として、δ1>δ2≧1であることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のマークの検査方法。
  9. 【請求項9】前記第1の領域への荷電ビーム照射によっ
    て生じた2次荷電粒子の放出効率をδ1、前記第2の領
    域への荷電ビーム照射によって生じた2次荷電粒子の放
    出効率をδ2として、1≧δ2>δ1であることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のマークの検査方法。
  10. 【請求項10】前記第1の領域への荷電ビーム照射によ
    って生じた2次荷電粒子の放出効率をδ1、前記第2の
    領域への荷電ビーム照射によって生じた2次荷電粒子の
    放出効率をδ2として、δ2≧1>δ1であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載のマークの検査方法。
  11. 【請求項11】前記第1の領域へ照射される荷電ビーム
    の入射角は、前記第2の領域へ照射される荷電ビームの
    入射角よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に
    記載のマークの検査方法。
  12. 【請求項12】前記第1の信号のデータ及び第2の信号
    のデータを一連の一つのデータとして記憶する工程をさ
    らに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のマ
    ークの検査方法。
  13. 【請求項13】第1のマークと、第1のマーク上に形成
    された材料膜と、第1のマークよりも上層側の第2のマ
    ークとを有する基板に荷電ビームを照射するビーム照射
    部と、前記第1のマーク上の材料膜の少なくとも一部を
    含む第1の領域への荷電ビームの照射条件と、前記第2
    のマークの少なくとも一部を含む第2の領域への荷電ビ
    ームの照射条件とを異ならせる照射条件変更部と、 前記第1の領域への荷電ビーム照射によって生じた2次
    荷電粒子を検出することで前記第1のマークに応じた第
    1の信号を取得するとともに、前記第2の領域への荷電
    ビーム照射によって生じた2次荷電粒子を検出すること
    で前記第2のマークに応じた第2の信号を取得する信号
    取得部と、 前記第1の信号及び第2の信号に基づいて前記第1のマ
    ークと第2のマークとの位置ずれ量を求めるとともに、
    前記第2の信号に基づいて前記第2のマークの寸法を求
    める算出部と、 を備え、 前記照射条件変更部は、前記第1の領域への荷電ビーム
    照射と前記第2の領域への荷電ビーム照射とで、加速電
    圧、試料電流、照射時間、照射面積、ビーム走査速度及
    び照射角度のなかの少なくとも一つの条件を異ならせる
    ものであることを特徴とするマークの検査装置。
  14. 【請求項14】請求項1乃至12のいずれかに記載のマ
    ークの検査方法を含むことを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
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