JP2003158159A - 半導体装置、その製造方法及び半導体装置の検査方法 - Google Patents

半導体装置、その製造方法及び半導体装置の検査方法

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JP2003158159A
JP2003158159A JP2001354525A JP2001354525A JP2003158159A JP 2003158159 A JP2003158159 A JP 2003158159A JP 2001354525 A JP2001354525 A JP 2001354525A JP 2001354525 A JP2001354525 A JP 2001354525A JP 2003158159 A JP2003158159 A JP 2003158159A
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diffusion layer
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gate electrode
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Toshihiko Higuchi
俊彦 樋口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体素子が微細化しても電気的特性を正確
に測定できる半導体装置、その製造方法及び半導体装置
の検査方法を提供する。 【解決手段】 本発明に係る半導体装置の製造方法は、
シリコン基板の表面上にゲート絶縁膜を形成し、このゲ
ート絶縁膜上にゲート電極3を形成し、シリコン基板の
ソース/ドレイン領域に拡散層6,7を形成しゲート電
極3及び拡散層6,7それぞれの上にTi膜を形成し、
このTi膜上に金属膜を形成し、Ti膜、ゲート電極3
及び拡散層6,7に熱処理を施すことにより、ゲート電
極及び拡散層それぞれの上にTiシリサイド膜を形成
し、金属膜をパターニングすることにより、ゲート電極
及び拡散層それぞれの上にTiシリサイド膜を介して取
出電極9a〜9cを形成し、これら取出電極に電気的特
性検査用針を当てて半導体装置の電気的特性を検査する
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置、その
製造方法及び半導体装置の検査方法に係わり、特に、半
導体素子が微細化しても電気的特性を正確に測定できる
半導体装置、その製造方法及び半導体装置の検査方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の半導体装置について説明す
る。この半導体装置は、プローブ針を用いた電気的特性
を測定する際に用いるものであり、TEG(Test Elemen
t Group)に配置されている。TEGはスクライブライン
領域に配置されている。この半導体装置は、ゲート電極
及びソース/ドレイン領域の拡散層を有する。このゲー
ト電極及び拡散層それぞれの上にはTiシリサイド膜が
形成されている。
【0003】ゲート電極及びソース/ドレイン領域の拡
散層は、半導体製造工程の途中でシート抵抗やトランジ
スタ特性などの電気的特性を測定する際に、プローブ針
が直接当てられていた。
【0004】次に、従来の半導体装置の製造方法につい
て説明する。まず、シリコン基板の表面上にゲート酸化
膜を形成し、このゲート酸化膜の上にゲート電極を形成
する。次いで、ゲート電極をマスクとしてシリコン基板
に不純物イオンをイオン注入する。その後、ゲート電極
の側壁にはサイドウオール(側壁材)を形成する。
【0005】この後、ゲート電極及びサイドウオールを
マスクとしてシリコン基板に不純物イオンをイオン注入
し、シリコン基板に熱処理を施す。これにより、シリコ
ン基板のLDD(Lightly Doped Drain)領域には低濃度
不純物層が形成され、シリコン基板のソース/ドレイン
領域にはソース/ドレイン領域の拡散層が形成される。
【0006】次に、ゲート電極及びソース/ドレイン領
域の拡散層それぞれの上にTiシリサイド膜を形成す
る。次いで、前述したようにゲート電極及びソース/ド
レイン領域の拡散層にプローブ針を当ててトランジスタ
の電気的特性を測定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の半導
体装置の微細化に伴い、ソース/ドレイン領域の拡散層
の深さも浅くなっている。このため、上述したように深
さの浅いソース/ドレイン領域の拡散層上のシリサイド
膜に直接プローブ針を当てると、その針当てのストレス
によりソース/ドレイン領域の拡散層でリーク電流が発
生することがある。また、プローブ針が浅い拡散層を突
き抜けることもある。これにより、電気的特性を正確に
測定することが困難であった。
【0008】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、半導体素子が微細化して
も電気的特性を正確に測定できる半導体装置、その製造
方法及び半導体装置の検査方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る半導体装置は、半導体基板上に形成さ
れたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜上に形成された
ゲート電極と、半導体基板のソース領域に形成されたソ
ース拡散層と、半導体基板のドレイン領域に形成された
ドレイン拡散層と、ゲート電極、ソース拡散層及びドレ
イン拡散層それぞれの上に形成された金属シリサイド膜
と、少なくとも各々の金属シリサイド膜と電気的に接続
し、金属膜からなる各々の取出電極であって、この各々
の金属シリサイド膜の表面面積よりも表面面積が大きい
各々の取出電極と、を具備することを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る半導体装置において、
さらに、素子分離膜を有し、取出電極は、ゲート電極、
ソース拡散層及びドレイン拡散層それぞれの上からこの
素子分離膜上に引き出されることも可能である。
【0011】また、本発明に係る半導体装置において、
上記取出電極はTiN膜により形成されていることが好
ましい。
【0012】また、本発明に係る半導体装置において、
上記金属シリサイド膜は、Tiシリサイド膜、Wシリサ
イド膜、Coシリサイド膜及びNiシリサイド膜のうち
のいずれかであることが好ましい。
【0013】本発明に係る半導体装置の製造方法は、半
導体基板の表面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、こ
のゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、半導
体基板のソース/ドレイン領域にソース拡散層及びドレ
イン拡散層を形成する工程と、ゲート電極、ソース拡散
層及びドレイン拡散層それぞれの上に第1の金属膜を形
成する工程と、第1の金属膜上に第2の金属膜を形成す
る工程と、第1の金属膜、ゲート電極、ソース拡散層及
びドレイン拡散層に熱処理を施すことにより、ゲート電
極、ソース拡散層及びドレイン拡散層それぞれの上に金
属シリサイド膜を形成する工程と、第2の金属膜をパタ
ーニングすることにより、ゲート電極、ソース拡散層及
びドレイン拡散層それぞれの上に金属シリサイド膜を介
して取出電極を形成する工程と、これら取出電極に電気
的特性検査用針を当てて半導体装置の電気的特性を検査
する工程と、を具備することを特徴とする。第1の金属
膜または第2の金属膜は、金属または金属化合物を含む
膜である。
【0014】上記半導体装置の製造方法によれば、ソー
ス拡散層及びドレイン拡散層それぞれの上に取出電極を
形成し、この取出電極に直接プローブ針を当てて電気的
特性を検査している。このため、半導体装置の微細化に
伴い、ソース拡散層及びドレイン拡散層の深さが浅くな
っても、従来技術のように針当てのストレスによりソー
ス/ドレイン領域の拡散層でリーク電流が発生すること
を防止できる。これにより、電気的特性を正確に測定す
ることが可能となる。
【0015】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
においては、上記検査する工程の後に、上記取出電極を
除去する工程をさらに含むことも可能である。これによ
り、チップ領域に形成したトランジスタの電気的特性を
半導体製造工程の途中でプローブ針を用いて測定して
も、プローブ針のキズを残すことなく、半導体製造工程
に戻すことができる。従って、製品チップとなる半導体
装置を製造工程の途中でプローブ針を用いて電気的特性
を測定できる。
【0016】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
において、さらに、半導体基板の表面上に素子分離膜を
形成する工程を有し、上記取出電極は、ゲート電極、ソ
ース拡散層及びドレイン拡散層それぞれの上からこの素
子分離膜上に引き出されることも可能である。これによ
り、取出電極にプローブ針を当てる際、取出電極とプロ
ーブ針との接触面積を大きくすることができ、その結
果、プローブ針との接触抵抗を低くすることができる。
【0017】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
において、上記取出電極はTiN膜により形成されてい
ることが好ましい。
【0018】本発明に係る半導体装置の検査方法は、半
導体製造工程の途中のウエハにおける取出電極に電気的
特性検査用針を当てて半導体装置の電気的特性を検査す
る半導体装置の検査方法であって、上記ウエハは、半導
体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁
膜上に形成されたゲート電極と、半導体基板のソース領
域に形成されたソース拡散層と、半導体基板のドレイン
領域に形成されたドレイン拡散層と、ゲート電極、ソー
ス拡散層及びドレイン拡散層それぞれの上に形成された
金属シリサイド膜と、少なくとも各々の金属シリサイド
膜と電気的に接続し、金属膜からなる各々の取出電極で
あって、この各々の金属シリサイド膜の表面面積よりも
表面面積が大きい各々の取出電極と、を具備するもので
あることを特徴とする。
【0019】また、本発明に係る半導体装置の検査方法
において、さらに、前記半導体基板の表面上に素子分離
膜を形成する工程を有し、上記取出電極は、ゲート電
極、ソース拡散層及びドレイン拡散層それぞれの上から
この素子分離膜上に引き出されることも可能である。
【0020】また、本発明に係る半導体装置の検査方法
において、上記取出電極はTiN膜により形成されてい
ることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形
態による半導体装置を示す平面図である。この半導体装
置は、後述する図7に示す工程においてプローブ針を用
いた電気的特性を測定する際に用いるものであり、チッ
プ形成領域又はTEGに配置されている。
【0022】この半導体装置は、ゲート電極3及びソー
ス/ドレイン領域の拡散層6,7を有する。このゲート
電極3及び拡散層6,7それぞれの上にはTiシリサイ
ドなどの金属シリサイド膜(図示せず)が形成されてい
る。ゲート電極3の一端上には金属シリサイド膜を介し
てTiN膜などからなる取出電極9aが形成されてい
る。ソース/ドレイン領域の拡散層6,7それぞれの上
には金属シリサイド膜を介してTiN膜などからなる取
出電極9b,9cが形成されている。
【0023】取出電極9a〜9cはゲート電極3及び拡
散層6,7それぞれの上から他の領域に引き出されてい
る。この引き出された他の領域としては例えばチップの
パッド部領域であることが好ましい。また、引き出され
た他の領域では、図1に示すように取出電極9a〜9c
それぞれの表面が、ゲート電極、ソース拡散層及びドレ
イン拡散層それぞれの表面より広い表面面積を有するよ
うに形成されている。これらの取出電極9a〜9cは、
半導体製造工程の途中でシート抵抗やトランジスタ特性
をモニタするために、プローブ針を直接当てる部分であ
る。このプローブ針の先端の幅は20μm程度であるの
に対して、ソース/ドレイン領域の拡散層6,7やゲー
ト電極3の幅は2μm程度である。このため、プローブ
針を直接当てる取出電極9a〜9cをゲート電極及び拡
散層それぞれの上から他の領域に引き出して、取出電極
の表面を大面積としているのである。
【0024】なお、取出電極は、ゲート電極3及び拡散
層6,7それぞれの上から他の領域に引き出すことが必
ずしも必要ではなく、ゲート電極及び拡散層それぞれの
上に取出電極を形成することも可能である。
【0025】図2〜図8は、本発明の実施の形態による
半導体装置の製造方法を示す断面図である。
【0026】まず、図2に示すように、シリコン基板
(ウエハ)1の表面上に素子分離膜1aを形成し、素子
分離膜1aの相互間のシリコン基板1上にゲート絶縁膜
であるゲート酸化膜2を熱酸化法により形成する。素子
分離膜1aとしては、LOCOS、セミリセスLOCO
S、シャロートレンチなどの構造を用いることができ
る。
【0027】この後、ゲート酸化膜2の上にCVD(Che
mical Vapor Deposition)法により多結晶シリコン膜を
堆積する。次に、この多結晶シリコン膜上にフォトレジ
スト膜(図示せず)を塗布し、このフォトレジスト膜を
露光、現像することにより、多結晶シリコン膜上にはレ
ジストパターンが形成される。この後、このレジストパ
ターンをマスクとして多結晶シリコン膜をエッチングす
ることにより、ゲート酸化膜2の上には多結晶シリコン
からなるゲート電極3が形成される。
【0028】次に、ゲート電極3及び素子分離膜1aを
マスクとしてシリコン基板1に不純物イオンをイオン注
入する。その後、ゲート電極3を含む全面上に例えばシ
リコン窒化膜をCVD法により堆積する。次に、このシ
リコン窒化膜をエッチバックすることにより、ゲート電
極3の側壁にはサイドウオール(側壁材)5が形成され
る。
【0029】この後、ゲート電極3及びサイドウオール
5をマスクとしてシリコン基板1に不純物イオンをイオ
ン注入し、シリコン基板1に熱処理を施す。これによ
り、シリコン基板1のLDD領域には低濃度不純物層4
が形成され、シリコン基板1のソース/ドレイン領域に
は自己整合的にソース/ドレイン領域の拡散層6,7が
形成される。
【0030】次に、図3に示すように、ゲート電極3、
サイドウオール5、ソース/ドレイン領域の拡散層6,
7及び素子分離膜1aを含む全面上にスパッタリングに
より第1の金属膜として例えばTi膜8を形成する。こ
の際、Ti膜8の厚さは例えば20〜40nm程度であ
る。このTi膜8の厚さは、所望するTiシリサイド膜
の厚さをある定数で除すことにより算出できる。本実施
の形態では、この定数は例えば2.5程度である。
【0031】次いで、図4に示すように、Ti膜8の上
にスパッタリングにより保護膜(Cap)としてTiN
膜9を形成する。この際、TiN膜9の厚さは例えば2
0nm程度である。
【0032】次に、図5に示すように、Ti膜8、ゲー
ト電極3及びソース/ドレイン領域の拡散層6,7を例
えば700℃で30秒加熱処理する。この熱処理によっ
てゲート電極3及び拡散層6,7中のシリコンとTi膜
8が反応することにより、ゲート電極3及び拡散層6,
7それぞれの表面には厚さが50〜100nm程度のT
iシリサイド膜8a〜8cが形成される。Tiシリサイ
ド膜の膜厚としては、例えば、デザインルール0.8μ
mの製品であれば80〜100nm程度であり、デザイ
ンルール0.35μm以下の製品であれば20〜60n
m程度である。
【0033】次に、Tiシリサイド膜8a〜8cに例え
ば800℃で30秒間程度加熱するアニール処理を行
う。これは、半導体素子の活性化を図り、Tiシリサイ
ド膜を高抵抗の結晶構造(C49)から低抵抗の結晶構
造(C54)に層転移させるためである。
【0034】この後、図6に示すように、TiN膜9の
上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜
を露光、現像することにより、TiN膜9上にはレジス
トパターン10が形成される。
【0035】次いで、このレジストパターン10をマス
クとしてTiN膜9及びシリサイド化されずに残留する
Ti膜8を選択的なエッチングにより除去する。この際
のエッチング液としては、例えばアンモニア水に過酸化
水素水を加えたエッチング液、アンモニア水と塩酸に過
酸化水素水を加えたエッチング液、又は、アンモニア水
と硫酸に過酸化水素水を加えたエッチング液などが用い
られる。
【0036】この後、図7に示すように、レジストパタ
ーン10を剥離する。このようにしてソース/ドレイン
領域の拡散層6,7それぞれにTiシリサイド膜8b,
8cを介して取出電極9b,9cが形成される。次い
で、前述したように取出電極9b,9cにプローブ針を
当ててトランジスタの電気的特性を測定する。この際、
プローブ針がソース/ドレイン領域の拡散層6,7を突
き抜けることがなく、プローブ針を当てた際のストレス
によるリーク電流が流れることもない。
【0037】次に、図8に示すように、TiN膜9及び
シリサイド化されるに残留するTi膜8を硫酸洗浄、R
CA洗浄などで除去する。
【0038】上記実施の形態によれば、ソース/ドレイ
ン領域の拡散層6,7の上に取出電極9b,9cを形成
し、この取出電極に直接プローブ針を当てている。この
ため、半導体装置の微細化に伴い、ソース/ドレイン領
域の拡散層6,7の深さが浅くなっても、従来技術のよ
うに針当てのストレスによりソース/ドレイン領域の拡
散層でリーク電流が発生することを防止できる。また、
プローブ針が浅い拡散層を突き抜けることも防止でき
る。これにより、電気的特性を正確に測定することが可
能となり、半導体製造工程の途中でシート抵抗やトラン
ジスタ特性などを精度良くモニタリングすることが可能
となる。
【0039】また、本実施の形態では、取出電極9a〜
9cをゲート電極3及び拡散層6,7それぞれの上から
他の領域に引き出し、この引き出された他の領域で取出
電極9a〜9cの表面を大面積となるように形成してい
る。このため、取出電極にプローブ針を当てる際、取出
電極とプローブ針との接触面積を大きくすることができ
る。これにより、プローブ針との接触抵抗を低くするこ
とができる。従って、この点においても電気的特性を正
確に測定でき、半導体製造工程の途中でシート抵抗やト
ランジスタ特性などを精度良くモニタリングすることが
可能となる。
【0040】また、本実施の形態では、図8に示すよう
に、プローブ針を当てたTiN膜9を硫酸洗浄、RCA
洗浄などで除去し、プローブ針のキズを除去している。
このため、チップ領域に形成したトランジスタの電気的
特性を半導体製造工程の途中でプローブ針を用いて測定
したウエハでも、プローブ針のキズを残すことなく、半
導体製造工程に戻すことができる。従って、製品チップ
となる半導体装置を製造工程の途中でプローブ針を用い
て電気的特性を測定できる。
【0041】尚、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々変更して実施することが可能である。例えば、
上記実施の形態では、取出電極9a〜9cにTiN膜9
を用いているが、取出電極はこの膜に限定されるもので
はなく、他の材質からなる取出電極を用いることも可能
である。
【0042】また、上記実施の形態では、金属シリサイ
ド膜としてTiシリサイド膜8a〜8cを用いている
が、他のシリサイド膜を用いることも可能であり、例え
ばCoシリサイド膜、Wシリサイド膜、Niシリサイド
膜などを用いることも可能である。
【0043】また、上記実施の形態では、TiN膜9の
上にレジストパターン10を形成し、このレジストパタ
ーン10をマスクとしてTiN膜9及びシリサイド化さ
れずに残留するTi膜8をエッチングにより除去してい
るが、これに限定されるものではなく、TiN膜9とレ
ジストパターン10との間にシリコン窒化膜又はシリコ
ン酸化膜を配置することも可能である。つまり、TiN
膜9の上にシリコン窒化膜又はシリコン酸化膜を形成
し、その上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレ
ジスト膜を露光、現像することにより、シリコン窒化膜
又はシリコン酸化膜の上にはレジストパターンが形成さ
れる。次いで、このレジストパターンをマスクとしてシ
リコン窒化膜又はシリコン酸化膜をエッチングした後、
このシリコン窒化膜又はシリコン酸化膜をマスクとして
TiN膜9及びシリサイド化されずに残留するTi膜8
をエッチングにより除去することも可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ソ
ース拡散層及びドレイン拡散層それぞれの上に取出電極
を形成し、この取出電極に直接プローブ針を当てて電気
的特性を検査している。したがって、半導体素子が微細
化しても電気的特性を正確に測定できる半導体装置、そ
の製造方法及び半導体装置の検査方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による半導体装置を示す平
面図である。
【図2】本発明の実施の形態による半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態による半導体装置の製造方
法を示すものであり、図2の次の工程を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態による半導体装置の製造方
法を示すものであり、図3の次の工程を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態による半導体装置の製造方
法を示すものであり、図4の次の工程を示す断面図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態による半導体装置の製造方
法を示すものであり、図5の次の工程を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態による半導体装置の製造方
法を示すものであり、図6の次の工程を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態による半導体装置の製造方
法を示すものであり、図7の次の工程を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…シリコン基板(ウエハ) 1a…素子分離膜 2…ゲート酸化膜 3…ゲート電極 4…低濃度不純物層 5…サイドウオール 6,7…ソース/ドレイン領域の拡散層 8…Ti膜 8a〜8c…Tiシリサイド膜 9…TiN膜 9a〜9c…取出電極 10…レジストパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/28 G01R 31/28 U 29/78 H01L 29/78 301T Fターム(参考) 2G132 AF01 AL03 AL06 4M104 BB01 BB14 BB20 BB21 BB25 BB28 CC01 CC05 DD04 DD26 DD37 DD43 DD64 DD84 FF13 FF14 GG09 HH20 4M106 AA01 AA07 AC02 AC05 AD02 CA01 5F140 AA00 AA24 AA37 AA39 BA01 BE07 BF04 BF11 BF18 BF21 BF30 BG08 BG14 BG28 BG30 BG34 BG44 BG45 BG52 BG53 BH15 BJ01 BJ08 BJ11 BJ20 BJ23 BJ25 BJ29 BK02 BK12 BK13 BK20 BK21 BK29 BK34 BK38 BK39 CA10 CB01 CB04 CF04 CF07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜
    と、 このゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、 半導体基板のソース領域に形成されたソース拡散層と、 半導体基板のドレイン領域に形成されたドレイン拡散層
    と、 ゲート電極、ソース拡散層及びドレイン拡散層それぞれ
    の上に形成された金属シリサイド膜と、 少なくとも各々の金属シリサイド膜と電気的に接続し、
    金属膜からなる各々の取出電極であって、この各々の金
    属シリサイド膜の表面面積よりも表面面積が大きい各々
    の取出電極と、 を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 さらに、素子分離膜を有し、取出電極
    は、ゲート電極、ソース拡散層及びドレイン拡散層それ
    ぞれの上からこの素子分離膜上に引き出されることを特
    徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記取出電極はTiN膜により形成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体
    装置。
  4. 【請求項4】 上記金属シリサイド膜は、Tiシリサイ
    ド膜、Wシリサイド膜、Coシリサイド膜及びNiシリ
    サイド膜のうちのいずれかであることを特徴とする請求
    項1〜3のうちいずれか1項記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板の表面上にゲート絶縁膜を形
    成する工程と、 このゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、 半導体基板のソース/ドレイン領域にソース拡散層及び
    ドレイン拡散層を形成する工程と、 ゲート電極、ソース拡散層及びドレイン拡散層それぞれ
    の上に第1の金属膜を形成する工程と、 第1の金属膜上に第2の金属膜を形成する工程と、 第1の金属膜、ゲート電極、ソース拡散層及びドレイン
    拡散層に熱処理を施すことにより、ゲート電極、ソース
    拡散層及びドレイン拡散層それぞれの上に金属シリサイ
    ド膜を形成する工程と、 第2の金属膜をパターニングすることにより、ゲート電
    極、ソース拡散層及びドレイン拡散層それぞれの上に金
    属シリサイド膜を介して取出電極を形成する工程と、 これら取出電極に電気的特性検査用針を当てて半導体装
    置の電気的特性を検査する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記検査する工程の後に、上記取出電極
    を除去する工程をさらに含むことを特徴とする請求項5
    に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 さらに、半導体基板の表面上に素子分離
    膜を形成する工程を有し、上記取出電極は、ゲート電
    極、ソース拡散層及びドレイン拡散層それぞれの上から
    この素子分離膜上に引き出されることを特徴とする請求
    項5又は6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記取出電極はTiN膜により形成され
    ていることを特徴とする請求項5〜7のうちいずれか1
    項記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体製造工程の途中のウエハにおける
    取出電極に電気的特性検査用針を当てて半導体装置の電
    気的特性を検査する半導体装置の検査方法であって、 上記ウエハは、半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜
    と、 このゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、 半導体基板のソース領域に形成されたソース拡散層と、 半導体基板のドレイン領域に形成されたドレイン拡散層
    と、 ゲート電極、ソース拡散層及びドレイン拡散層それぞれ
    の上に形成された金属シリサイド膜と、 少なくとも各々の金属シリサイド膜と電気的に接続し、
    金属膜からなる各々の取出電極であって、この各々の金
    属シリサイド膜の表面面積よりも表面面積が大きい各々
    の取出電極と、 を具備するものであることを特徴とする半導体装置の検
    査方法。
  10. 【請求項10】 さらに、前記半導体基板の表面上に素
    子分離膜を形成する工程を有し、上記取出電極は、ゲー
    ト電極、ソース拡散層及びドレイン拡散層それぞれの上
    からこの素子分離膜上に引き出されることを特徴とする
    請求項9に記載の半導体装置の検査方法。
  11. 【請求項11】 上記取出電極はTiN膜により形成さ
    れていることを特徴とする請求項9又は10に記載の半
    導体装置の検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015144211A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 三菱電機株式会社 半導体装置の製造方法

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