JP2003158047A - 半導体集積回路装置 - Google Patents
半導体集積回路装置Info
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Abstract
間にヒューズ3が接続されたN個の排他的論理回路1が
配列されている。隣り合う排他的論理回路1の第1入力
端子I1と第2入力端子I2は互いに接続されている。
第1番目の排他的論理回路1の第1入力端子I1には論
理的にHレベルである電圧を供給するための電源7が第
1論理値配線5を介して接続されている。第N番目の排
他的論理回路1の第2入力端子I2には論理的にLレベ
ルである電圧を供給するための接地電圧11が第2論理
値配線9を介して接続されている。いずれかのヒューズ
3を切断すると、切断されたヒューズ3に対応する排他
的論理回路1の出力論理値のみが他の排他的論理回路1
の出力論理値とは反転する。切断するヒューズ3を選択
することにより、チップに個別の情報を記録することが
できる。
Description
に関し、特に、従来、半導体集積回路の製造工程におい
て組み込むことができなかった情報や半導体集積回路装
置の製造工程の完了以降にチップに施した加工内容等の
情報を記録し、それを論理信号として出力するための論
理回路を備えた半導体集積回路装置に関するものであ
る。
て、その半導体集積回路が適用される製品に固有の複数
枚数の露光マスク(レチクル)を用いる。すなわち、ト
ランジスタ製造工程や配線工程等の製造工程に応じて適
当な露光マスクを用いて写真製版工程を繰り返し行な
い、所望の機能や特性をもつ半導体集積回路装置を製造
している。
方式(ウエハの端から、露光マスク上に描かれたチップ
数分シフトさせながら繰り返し露光していく方式)で露
光マスク上のレイアウトパターンをウエハ上に縮小投影
して回路を作り込んでいく。したがって、レイアウトパ
ターン内での位置情報はウエハ上に焼き付けることは可
能であるが、各チップにウエハ上での位置情報を記録す
ることはできない。
等に起因する1ロット内のウエハ間の特性バラツキ(ウ
エハ番号依存性)や、ウエハ面内でのチップ間の特性バ
ラツキ(ウエハ面内位置依存性)が発生する。このよう
なチップ特性のウエハ番号依存性やウエハ面内位置依存
性に基づいて、製造工程を改善したり信頼性を予測した
りすることは品質を向上させる上で重要である。
内位置依存性については、ウエハ状態でのテストだけで
はなく、チップをパッケージに封止した後の長期的な信
頼性を調べることも重要である。そのため、チップをパ
ッケージに封止した状態でウエハ番号やウエハ上でのチ
ップ位置情報を知ることは重要である。
memory)等で冗長回路を使用した場合の情報を記録した
り、高精度なアナログ特性をもたせたりするために、ウ
エハ製造工程の完了後にウエハへの加工を行なうことが
あり、それらの加工情報を記録しておくことも重要であ
る。
ッケージに封止するために、パッケージ表面の捺印の中
に何らかの情報を含める方法が考えられる。しかし、パ
ッケージ表面の捺印は1ウエハロットに対応させてパッ
ケージに組み立てた場合のアセンブリロットに対応させ
るのが一般的であり、それ以上の情報を含めるのは現実
的ではない。
ができない情報や製造工程の完了後にチップに施した加
工を記録する手段が必要である。
programmable read only memory)やEEPROM(el
ectrically EPROM)のように、製品仕様としてプ
ログラム可能な不揮発性ROMを内蔵している製品で
は、情報を記録する領域を確保すれば、半導体集積回路
装置の製造完了後にウエハ上でのチップ位置やウエハ番
号等の情報をウエハテスト段階で記録することが可能で
ある。しかし、製品仕様としてEPROMやEEPRO
Mのようにプログラム可能なROMを内蔵していない製
品では適用できないため汎用性がない。
のチップ位置情報をチップ上に記録する方法として、チ
ップ上に設けられた複数の金属パッドに選択的にレーザ
ーマーカーで打点する方法が提案されている(特許第2
885576号公報参照)。そこでは、ウエハ上でのチ
ップ位置ごとに、レーザーマークを入れる金属パッドを
異ならせることにより、各チップにウエハ上でのチップ
位置情報を記録している。
録するためのレーザーマークを金属パッドに入れるた
め、チップをパッケージに封入して最終製品の形状にな
った後ではレーザーマーク、すなわちチップ位置情報を
読み取ることは困難である。チップ情報を読み取るため
には、何らかの方法でパッケージを開封してチップ表面
を露出させなければならず、非破壊ではチップ表面に記
録されて情報を読み取ることができないという問題があ
った。
プ上に記録する方法として、並列に接続した抵抗群をチ
ップ上にあらかじめ配置しておき、抵抗間の配線をレー
ザーマーカー装置で打点することによって合成抵抗が変
化することを利用する方法が提案されている(特開平6
−5667号公報参照)。そこでは、ウエハ上でのチッ
プ位置ごとに、レーザーマークを入れる抵抗間の配線を
異ならせることにより、各チップにウエハ上でのチップ
位置情報を記録している。
報を電気的情報として読み出すことができるので、パッ
ケージに封止してからでもウエハ位置情報を知ることが
できる。しかし、この方法では、チップ位置情報を抵抗
値というアナログ信号で読み出すため、読み出したアナ
ログ信号をAD変換(アナログ・デジタル変換)等によ
って処理しなければならず、処理方法が複雑になるとい
う欠点がある。
記録するための抵抗群に抵抗値のばらつきがある場合
や、ウエハ上に搭載されるチップ数が増えた場合には、
チップ位置情報の識別能力が低下するという不具合があ
った。さらに、この方法によれば、抵抗値を測定するた
めに専用の端子が必要となる可能性がある。
情報などのチップごとに個別の情報をチップに明確に記
録することができる機能を備えた半導体集積回路装置を
提供することを目的とするものである。
積回路装置は、第1番目から第N番目の排他的論理回路
と、各排他的論理回路の第1入力端子と第2入力端子の
間に接続されたヒューズとを備え、第m番目の排他的論
理回路の第1入力端子と第m−1番目の排他的論理回路
の第2入力端子は接続されており、第1番目の排他的論
理回路の第1入力端子は論理的にHレベル又はLレベル
である電圧に設定される第1論理値配線に接続されてお
り、第N番目の排他的論理回路の第2入力端子は上記第
1論理値配線に供給される電圧とは論理的に反転してい
る電圧に設定される第2論理値配線に接続されているレ
ジスタ回路を備えているものである。ここで、Nは2以
上の任意の整数であり、mは2からNまでの任意の整数
である。
うち、いずれかの排他的論理回路、例えば第m番目の排
他的論理回路の第1入力端子と第2入力端子の間に接続
されたヒューズを切断する。第1論理値配線に例えば論
理的にHレベルである電圧(以下、Hレベル電圧と称
す)を供給すると、第m番目の排他的論理回路の第1入
力端子、並びに第m番目の排他的論理回路よりも第1論
理値配線側に設けられている第1番目から第m−1番目
の排他的論理回路の第1入力端子及び第2入力端子にH
レベル電圧が供給される。
ルである電圧(以下、Lレベル電圧と称す)を供給する
と、第m番目の排他的論理回路の第2入力端子、並びに
第m番目の排他的論理回路よりも第2論理値配線側に設
けられている第m+1番目から第N番目の排他的論理回
路の第1入力端子及び第2入力端子にLレベル電圧が供
給される。
子及び第2入力端子への入力が同じ論理値のときに出力
がLになり、第1入力端子及び第2入力端子への入力が
異なる論理値のときに出力がHになるエクスクルーシブ
・オアゲートを用いた場合、第1番目から第m−1番目
の排他的論理回路の第1入力端子及び第2入力端子にH
レベル電圧が供給されるので、第1番目から第m−1番
目の排他的論理回路の出力論理値はLになる。また、第
m+1番目から第N番目の排他的論理回路の第1入力端
子及び第2入力端子にLレベル電圧が供給されるので、
第m+1番目から第N番目の排他的論理回路の出力論理
値もLになる。
力端子にはHレベル電圧が供給され、第2入力端子には
Lレベル電圧が供給されるので、第m番目の排他的論理
回路の出力論理値はHになる。このように、切断された
ヒューズに対応する排他的論理回路の出力論理値のみを
他の排他的論理回路の出力論理値とは反転させることが
できる。
うち、いずれかの排他的論理回路の第1入力端子と第2
入力端子の間に接続されたヒューズを切断し、第1番目
から第N番目の排他的論理回路の論理信号を読み出すこ
とによって切断されたヒューズの位置を電気的に検出す
ることができるので、切断するヒューズを選択すること
により、チップごとに個別の情報をチップに明確に記録
することができる。
クルーシブ・オアゲートについて説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、排他的論理回路はエク
スクルーシブ・ノアゲートであってもよい。エクスクル
ーシブ・ノアゲートは、第1入力端子及び第2入力端子
への入力が同じ論理値のときに出力がHになり、第1入
力端子及び第2入力端子への入力が異なる論理値のとき
に出力がLになる論理回路である。
力端子と第2入力端子の間に設けられたヒューズを切断
することについて説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、第1番目又は第N番目の排他的論理回
路の第1入力端子と第2入力端子の間に設けられたヒュ
ーズを切断するようにしてもよい。
理値配線、第1番目から第N番目の排他的論理回路の上
記第1入力端子、上記ヒューズ及び上記第2入力端子、
並びに上記第2論理値配線からなる経路に1個以上の抵
抗が直列に接続されていることが好ましい。その結果、
いずれのヒューズも切断されていない状態において、第
1論理値配線、第2論理値配線間に過剰電流が流れるの
を防止することができる。
及び上記第2論理値配線の少なくとも一方に、ヒューズ
を別途備えていることが好ましい。その結果、第1論理
値配線又は第2論理値配線に設けられたヒューズを切断
することにより、第1番目から第N番目の排他的論理回
路のすべてについて、第1入力端子及び第2入力端子に
同じ電圧(Hレベル電圧又はLレベル電圧)を供給する
ことができ、すべての排他的論理回路の出力論理値をH
又はLにすることができるようになる。
に接続され、論理的にHレベルである電圧を供給する状
態と、論理的にLレベルである電圧を供給する状態と、
ハイインピーダンス状態とで切換え可能な第1論理回路
と、上記第2論理値配線に接続され、論理的にHレベル
である電圧を供給する状態と、論理的にLレベルである
電圧を供給する状態と、ハイインピーダンス状態とで切
換え可能な第2論理回路の少なくとも一方をさらに備え
ていることが好ましい。
値配線に、第2論理値配線に供給される電圧とは論理的
に反転しているHレベル電圧又はLレベル電圧を供給す
ることができる。第2論理回路を備えている場合は第2
論理値配線に、第1論理値配線に供給される電圧とは論
理的に反転しているLレベル電圧又はHレベル電圧を供
給することができる。これにより、第1論理値配線及び
第2論理値配線に供給する電圧の論理値を自由に設定す
ることができる。さらに、いずれのヒューズも切断され
ていない状態において、第1論理回路及び第2論理回路
の少なくとも一方をハイインピーダンス状態に設定する
ことにより、第1論理値配線、第2論理値配線間に過剰
電流が流れるのを防止することができる。
目の上記排他的論理回路の出力論理値を論理値として外
部に出力するための外部出力用回路をさらに備えている
ことが好ましい。その結果、外部出力用回路を介して、
排他的論理回路の出力論理値をそのまま論理値として外
部に読み出すことができる。
目の上記排他的論理回路の出力論理値を、エンコーダー
を介して加工して外部に出力するための外部出力用回路
をさらに備えていることが好ましい。エンコーターを備
えることにより、外部出力用回路を構成する内部データ
バスなどの配線回路の配線本数を削減することができ
る。
上記レジスタ回路の出力論理値を異なるタイミングで読
み出せるようにすることが好ましい。その結果、各レジ
スタ回路にそれぞれ固有の情報を記録することができ、
記録する情報量を増加させることができる。
は、本発明を構成する部分のみを示し、半導体集積回路
装置に搭載される他の回路部分は省略している。第1番
目から第N番目のN個のエクスクルーシブ・オアゲート
(排他的論理回路)1が配列されている。ここでNは2
以上の任意の整数である。エクスクルーシブ・オアゲー
ト1は第1入力端子I1、第2入力端子I2及び出力端
子O1をそれぞれ備えている。エクスクルーシブ・オア
ゲート1の第1入力端子I1と第2入力端子I2の間に
ヒューズ3が接続されている。ヒューズ3は例えばレー
ザー照射により切断可能な寸法及び材料により構成さ
れ、例えば金属膜やポリシリコン膜などにより形成され
る。
1の第1入力端子I1は第m−1番目のエクスクルーシ
ブ・オアゲート1の第2入力端子I2と接続されてい
る。第m番目のエクスクルーシブ・オアゲート1の第2
入力端子I2は第m+1番目のエクスクルーシブ・オア
ゲート1の第1入力端子I1と接続されている。ここで
mは2からN−1までの任意の整数である。
1の第1入力端子I1は、論理的にHレベルである電圧
(Hレベル電圧)が供給される第1論理値配線5に接続
されている。第1論理値配線5の第1入力端子I1とは
反対側の端部は電源7に接続されている。ここで、電源
7により供給される電圧はHレベル電圧である。
1の第2入力端子I2は、論理的にLレベルである電圧
(Lレベル電圧)が供給される第2論理値配線9に接続
されている。第2論理値配線9の第2入力端子I2とは
反対側の端部は接地電圧11に接続されている。ここ
で、接地電圧11はLレベル電圧である。以下、第1番
目から第N番目のエクスクルーシブ・オアゲート1、ヒ
ューズ3、第1論理値配線5及び第2論理値配線9によ
り構成される回路をレジスタと称す。
の第1入力端子I1及び第2入力端子I2の入力に対す
る排他的論理和の真理値を示す。表1においてO1は出
力端子の出力論理値である。表1中で1はHレベルを意
味し、0はLレベルを意味する。
第2入力端子I2の入力に対する排他的論理和O1は、
第1入力端子I1及び第2入力端子I2の入力論理値が
ともにH(論理値1)又はともにL(論理値0)のとき
はL(論理値0)になり、第1入力端子I1及び第2入
力端子I2の入力論理値が相異なるときはH(論理値
1)になる。
ゲート1に対応するヒューズ3を切断した場合の入力と
出力論理値の状態を示す回路図である。第m番目のエク
スクルーシブ・オアゲート1に対応するヒューズ3が例
えばレーザー照射により切断されている。
を供給すると、第m番目のエクスクルーシブ・オアゲー
ト1の第1入力端子I1、並びに第m番目のエクスクル
ーシブ・オアゲート1よりも第1論理値配線5側に設け
られた第1番目から第m−1番目のエクスクルーシブ・
オアゲート1の第1入力端子I1及び第2入力端子I2
にHレベル電圧が供給される。これにより、第1番目か
ら第m−1番目のエクスクルーシブ・オアゲート1の出
力論理値はLになる。
ると、第m番目のエクスクルーシブ・オアゲート1の第
2入力端子I2、並びに第m番目のエクスクルーシブ・
オアゲート1よりも第2論理値配線9側に設けられた第
m+1番目から第N番目のエクスクルーシブ・オアゲー
ト1の第1入力端子I1及び第2入力端子I2は接地電
圧(Lレベル電圧)になる。これにより、第m+1番目
から第N番目のエクスクルーシブ・オアゲート1の出力
論理値はLになる。
オアゲート1の第1入力端子I1にはHレベル電圧が供
給され、第2入力端子I2にはLレベル電圧が供給され
るので、第m番目のエクスクルーシブ・オアゲート1の
出力論理値はHになる。
するエクスクルーシブ・オアゲート1の出力論理値のみ
がHになって、切断されていないヒューズ3に対応する
エクスクルーシブ・オアゲート1の出力論理値はLにな
るので、切断するヒューズ3を選択することにより、チ
ップごとに個別の情報を記録することができる。ここ
で、エクスクルーシブ・オアゲート1の出力は論理信号
なので、アナログ信号のようには信号の大きさに影響さ
れず、チップごとに個別の情報をチップに明確に記録す
ることができ、記録した情報を論理値として安定して読
み出すことができる。
ト1及びヒューズ3は、例えばチップの周辺部の空き領
域に配置される。これにより、チップサイズを大きくす
ることなく、これらの素子をチップに搭載することがで
きる。さらに、第1番目から第N番目のエクスクルーシ
ブ・オアゲート1に対応するN個のヒューズ3のうちの
いずれかが切断されるので、実使用状態では電源7と接
地電圧11との間に電源電流が流れることはなく、チッ
プ本来の機能や特性に影響を与えることはない。
照射によりヒューズを切断することによってウエハ上に
作り込まれたチップのチップ特性を調整して精度を向上
させる高精度のアナログ製品など、製造工程でレーザー
トリミング処理を行なう半導体集積回路装置の場合に
は、レーザートリミング処理と同時に情報記録用のヒュ
ーズも切断するようにすれば、新たにレーザー切断工程
を追加しなくてもよい。
ハ上でのチップ位置情報に適用した実施例について述べ
る。図3に、ウエハ上でのチップ位置情報を記録するた
めのレジスタを備えた半導体集積回路装置の一実施例を
示す。図4はチップを作り込んだウエハを示す上面図で
ある。
リクス状にチップ15が形成されている。各チップ15
には、X位置用の第1番目から第N番目のN個のエクス
クルーシブ・オアゲート1と、Y位置用の第1番目から
第N番目のN個のエクスクルーシブ・オアゲート1がそ
れぞれ形成されている。各エクスクルーシブ・オアゲー
ト1の第1入力端子I1と第2入力端子I2の間にヒュ
ーズ3が接続されている。
1はウエハ13上のX方向のチップ位置座標(起点から
X方向に何チップ目かを示す数字)を示すレジスタであ
り、これらをX位置レジスタとする。Y位置用のエクス
クルーシブ・オアゲート1はウエハ13上のY方向のチ
ップ位置座標(起点からY方向に何チップ目かを示す数
字)を示すレジスタであり、これらをY位置レジスタと
する。
ブ・オアゲート1の出力端子O1は出力端子O1ごとに
設けられたトライステートバッファ17xを介して、N
本の配線からなる内部データバス19のそれぞれ対応す
る配線に接続されている。Y位置レジスタを構成するエ
クスクルーシブ・オアゲート1の出力端子O1は出力端
子O1ごとに設けられたトライステートバッファ17y
を介して、X位置レジスタの出力端子と同様に内部デー
タバス19に接続されている。
は第3番目のエクスクルーシブ・オアゲート1に対応す
るヒューズ3がレーザー照射により切断されており、Y
位置レジスタでは第4番目のエクスクルーシブ・オアゲ
ート1に対応するヒューズ3がレーザー照射により切断
されている。このようにヒューズ3が切断されたチップ
15は、図4に示したウエハ13上でのX=3、Y=4
のチップ位置(斜線で示す部分)のものである。ウエハ
13上の各チップ15では、ウエハ13上での位置に対
応してX位置レジスタ及びY位置レジスタにおいてヒュ
ーズ3が切断されている。読出しは、トライステートバ
ッファ17xと17yを異なるタイミングで選択するこ
とにより行なう。
に対応するX位置レジスタ及びY位置レジスタの該当箇
所のヒューズ3をレーザー照射により切断することによ
って個別のチップ位置情報をチップ15ごとに記憶する
ことにより、チップ15をパッケージに封止した後でも
電気的な論理信号としてウエハ13上でのチップ位置情
報を読み出すことができる。
理信号として安定した状態で記録できるとともに、記録
したチップ位置情報をアナログ値ではなく論理値として
安定して読み出すことができる。さらに、X位置レジス
タ及びY位置レジスタにおいて、いずれかのヒューズ3
をレーザー照射により切断するので、電源7から接地電
圧11への電流パスがなくなり、実使用上、不具合を起
こすこともない。
置レジスタにおいてエクスクルーシブ・オアゲートの数
を共にN個で表現しているが、両レジスタを構成するエ
クスクルーシブ・オアゲートの個数は同一に限定される
ものではなく、X位置レジスタ及びY位置レジスタにお
いて異なる個数のエクスクルーシブ・オアゲートを備え
ているようにしてもよい。
情報の記録に適用しているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えばウエハ番号情報など、チップご
とに個別な他の情報の記録にも適用することができる。
特に、従来、製造工程では組み込むことができなかった
情報や、製造工程の完了後にチップに施す加工を記録す
る手段として有用である。
番目のエクスクルーシブ・オアゲート1、ヒューズ3、
第1論理値配線5及び第2論理値配線9により構成され
るレジスタとしてX位置レジスタ及びY位置レジスタを
搭載しているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、チップ15に搭載する上記レジスタは1個でもよい
し、3個以上でもよい。上記レジスタを複数設けた場合
には、それらのレジスタの意味づけを変えることによっ
て、その都度必要に応じた用途の使い方ができる。
る。図1と同じ部分には同じ符号を付し、その部分の詳
細な説明は省略する。第1番目から第N番目のエクスク
ルーシブ・オアゲート1、ヒューズ3、第1論理値配線
5及び第2論理値配線9により構成されるレジスタにお
いて、第1論理値配線5及び第2論理値配線9にそれぞ
れ抵抗21が直列に設けられている。第1論理値配線5
は電源7に接続されている。第2論理値配線9は接地電
圧11に接続されている。
3をレーザー照射により切断する前に電源7をオンする
ような場合であっても、第1論理値配線5と第2論理値
配線9の間に過剰電流が流れることを防止することがで
きる。
5及び第2論理値配線9にそれぞれ抵抗21が直列に設
けられているが、本発明において抵抗が直列に接続され
る位置はこれに限定されるものではなく、第1論理値配
線5、第1番目から第N番目のエクスクルーシブ・オア
ゲート1の第1入力端子I1、ヒューズ3及び第2入力
端子I2、並びに第2論理値配線9からなる経路に1個
以上の抵抗が直列にされていれば、第1論理値配線5と
第2論理値配線9の間に過剰電流が流れることを防止す
ることができる。
る。図1と同じ部分には同じ符号を付し、その部分の詳
細な説明は省略する。第1番目から第N番目のエクスク
ルーシブ・オアゲート1、ヒューズ3、第1論理値配線
5及び第2論理値配線9により構成されるレジスタにお
いて、第1論理値配線5及び第2論理値配線9にそれぞ
れヒューズ23が直列に設けられている。第1論理値配
線5は電源7に接続されている。第2論理値配線9は接
地電圧11に接続されている。
ーズ23を切断した場合、第1番目から第N番目のすべ
てのエクスクルーシブ・オアゲート1において、第1入
力端子I1及び第2入力端子I2に電源7からHレベル
電圧が供給される。これにより、第1番目から第N番目
のすべてのエクスクルーシブ・オアゲート1について出
力論理値はLになる。
ーズ23を切断した場合は、第1番目から第N番目のす
べてのエクスクルーシブ・オアゲート1において、第1
入力端子I1及び第2入力端子I2がLレベル電圧にな
る。この場合も第1番目から第N番目のすべてのエクス
クルーシブ・オアゲート1について出力論理値はLにな
る。
断すると、第1番目から第N番目のすべてのエクスクル
ーシブ・オアゲート1について出力論理値をLにするこ
とができる。このような設定は、例えば不良チップの認
識に使用することができる。
2論理値配線9にそれぞれヒューズ23が直列に設けら
れているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
第1論理値配線5及び第2論理値配線9の少なくとも一
方にヒューズ3を設けるようにすればよい。
る。図1と同じ部分には同じ符号を付し、その部分の詳
細な説明は省略する。第1番目から第N番目のエクスク
ルーシブ・オアゲート1、ヒューズ3、第1論理値配線
5及び第2論理値配線9により構成されるレジスタが設
けられている。2個のトライステートバッファ25が設
けられており、一方のトライステートバッファ25の出
力は第1論理値配線5に接続され、他方のトライステー
トバッファ25の出力は第2論理値配線5に接続されて
いる。トライステートバッファ25は、Hレベル電圧を
供給する状態と、Lレベル電圧を供給する状態と、ハイ
インピーダンス状態とで切換え可能な論理回路である。
ッファ25を制御することにより、第1論理値配線5及
び第2論理値配線9に供給する論理値を自由に設定する
ことができる。第1論理値配線5にHレベル電圧を供給
する場合は第2論理値配線9にLレベル電圧を供給し、
第1論理値配線5にLレベル電圧を供給する場合は第2
論理値配線9にHレベル電圧を供給する。さらに、いず
れかのヒューズ3をレーザー照射により切断する前に電
源7をオンするような場合であっても、トライステート
バッファ25をハイインピーダンス状態に設定しておく
ことにより、第1論理値配線5と第2論理値配線9の間
に過剰電流が流れることを防止することができる。
る。図3と同じ部分には同じ符号を付し、その部分の詳
細な説明は省略する。X位置レジスタ及びY位置レジス
タにおいて、第1番目から第N番目のN個のエクスクル
ーシブ・オアゲート1、ヒューズ回路3、第1論理値配
線5及び第2論理値配線9からなるレジスタがそれぞれ
設けられている。第1論理値配線5は電源7に接続され
ている。第2論理値配線9は接地電圧11に接続されて
いる。
ブ・オアゲート1の出力端子O1はエンコーダー27x
に接続されている。エンコーダー27xの出力はトライ
ステートバッファ29xを介して、トライステートバッ
ファ29xの数の配線をもつ内部データバス19のそれ
ぞれ対応する配線に接続されている。Y位置レジスタを
構成するエクスクルーシブ・オアゲート1の出力端子O
1はエンコーダー27yに接続されている。エンコーダ
ー27yの出力はトライステートバッファ29yを介し
て、エンコーダー27xと同様に内部データバス19に
接続されている。
エクスクルーシブ・オアゲート1の出力論理値をエンコ
ーダー27x,27yにより変換し、変換した論理値を
トライステートバッファ29x,29y及び内部データ
バス19を介して、外部へ読み出すようにしている。こ
れにより、内部データバス19の配線の数を減らすこと
ができる。
してX位置レジスタ及びY位置レジスタの値を読み出す
ようにしているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、他の構成によりX位置レジスタ及びY位置レジス
タの論理値を読み出すようにしてもよい。
で、チップ面積や特性に影響を与えることなく、従来、
製造工程では組み込むことができなかった情報や製造工
程の完了後にチップに施した加工を記録し論理信号とし
て読み出すことができる。これにより、製品や製造プロ
セスの高品質化などの貢献することができる。
エクスクルーシブ・オアゲートを用いているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、エクスクルーシブ・
ノアゲートを用いてもよい。エクスクルーシブ・ノアゲ
ートでは、エクスクルーシブ・オアゲートと比べて出力
が反転する。
1入力端子I1及び第2入力端子I2の入力に対する出
力の真理値を示す。表2においてO1は出力論理値であ
る。表2中で1はHレベルを意味し、0はLレベルを意
味する。
第2入力端子I2の入力に対する出力O1は、第1入力
端子I1及び第2入力端子I2の入力論理値がともにH
(論理値1)又はともにL(論理値0)のときはH(論
理値1)になり、第1入力端子I1及び第2入力端子I
2の入力論理値が相異なるときはL(論理値0)にな
る。
・オアゲート1に替えてエクスクルーシブ・ノアゲート
を用いた場合であっても、切断されたヒューズ3に対応
するエクスクルーシブ・ノアゲートの出力論理値のみ他
のエクスクルーシブ・ノアゲートの出力論理値値とは反
転させることができ、切断するヒューズを選択すること
により、チップごとに個別の情報をチップに明確に記録
することができる。
数個の排他的論理回路を備えているが、1個の排他的論
理回路のみを備えるようにしてもよい。その場合、レジ
スタ回路は、1個の排他的論理回路と、上記排他的論理
回路の第1入力端子と第2入力端子の間に接続されたヒ
ューズとを備え、上記排他的論理回路の第1入力端子は
論理的にHレベル又はLレベルである電圧に設定される
第1論理値配線に接続されており、上記排他的論理回路
の第2入力端子は上記第1論理値配線に供給される電圧
とは論理的に反転している電圧に設定される第2論理値
配線に接続されている。
明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載された本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
は、第1番目から第N番目の排他的論理回路と、各排他
的論理回路の第1入力端子と第2入力端子の間に接続さ
れたヒューズとを備え、第m(m=2〜N)番目の排他
的論理回路の第1入力端子と第m−1番目の排他的論理
回路の第2入力端子は接続されており、第1番目の排他
的論理回路の第1入力端子は論理的にHレベル又はLレ
ベルである電圧に設定される第1論理値配線に接続され
ており、第N番目の排他的論理回路の第2入力端子は上
記第1論理値配線に供給される電圧とは論理的に反転し
ている電圧に設定される第2論理値配線に接続されてい
るレジスタ回路を備えているようにしたので、いずれか
の排他的論理回路の第1入力端子と第2入力端子の間に
接続されたヒューズを切断することにより、その排他的
論理回路の出力論理値のみを他の排他的論理回路の出力
論理値とは反転させることができ、切断するヒューズを
選択することにより、チップごとに個別の情報をチップ
に明確に記録することができる。
は、上記レジスタ回路は、上記第1論理値配線、第1番
目から第N番目の排他的論理回路の上記第1入力端子、
上記ヒューズ及び上記第2入力端子、並びに上記第2論
理値配線からなる経路に1個以上の抵抗が直列に接続さ
れているようにしたので、いずれのヒューズも切断され
ていない状態において、第1論理値配線、第2論理値配
線間に過剰電流が流れるのを防止することができる。
は、上記レジスタ回路は、上記第1論理値配線及び上記
第2論理値配線の少なくとも一方に、ヒューズを別途備
えているようにしたので、第1論理値配線又は第2論理
値配線に設けられたヒューズを切断することにより、す
べての排他的論理回路の出力論理値を同じにすることが
できるようになる。
は、上記レジスタ回路は、上記第1論理値配線に接続さ
れ、論理的にHレベルである電圧を供給する状態と、論
理的にLレベルである電圧を供給する状態と、ハイイン
ピーダンス状態とで切換え可能な第1論理回路と、上記
第2論理値配線に接続され、論理的にHレベルである電
圧を供給する状態と、論理的にLレベルである電圧を供
給する状態と、ハイインピーダンス状態とで切換え可能
な第2論理回路の少なくとも一方をさらに備えているよ
うにしたので、第1論理値配線及び第2論理値配線の少
なくとも一方に供給する電圧の論理値を自由に設定する
ことができる。さらに、いずれのヒューズも切断されて
いない状態において、第1論理回路及び第2論理回路の
少なくとも一方をハイインピーダンス状態に設定するこ
とにより、第1論理値配線、第2論理値配線間に過剰電
流が流れることを防止することができる。
は、上記レジスタ回路は、第1番目から第N番目の上記
排他的論理回路の出力論理値を論理値として外部に出力
するための外部出力用回路をさらに備えているようにし
たので、外部出力用回路を介して、排他的論理回路の出
力論理値をそのまま論理値として外部に読み出すことが
できる。
は、上記レジスタ回路は、第1番目から第N番目の上記
排他的論理回路の出力論理値を、エンコーダーを介して
加工して外部に出力するための外部出力用回路をさらに
備えているようにしたので、外部出力用回路を構成する
内部データバスなどの配線回路の配線本数を削減するこ
とができる。
は、上記レジスタ回路を複数個備え、複数個の上記レジ
スタ回路の出力論理値を異なるタイミングで読み出せる
ようにしたので、各レジスタ回路にそれぞれ固有の情報
を記録することができ、記録する情報量を増加させるこ
とができる。
ゲート1に対応するヒューズを切断した場合の入力と出
力論理値の状態を示す回路図である。
る。
ートバッファ 19 内部データバス 21 抵抗 27x,27y エンコーダー
Claims (7)
- 【請求項1】 第1番目から第N番目の排他的論理回路
と、各排他的論理回路の第1入力端子と第2入力端子の
間に接続されたヒューズとを備え、 第m(m=2〜N)番目の排他的論理回路の第1入力端
子と第m−1番目の排他的論理回路の第2入力端子は接
続されており、 第1番目の排他的論理回路の第1入力端子は論理的にH
レベル又はLレベルである電圧に設定される第1論理値
配線に接続されており、 第N番目の排他的論理回路の第2入力端子は前記第1論
理値配線に供給される電圧とは論理的に反転している電
圧に設定される第2論理値配線に接続されているレジス
タ回路を備えていることを特徴とする半導体集積回路装
置。 - 【請求項2】 前記レジスタ回路は、前記第1論理値配
線、第1番目から第N番目の排他的論理回路の前記第1
入力端子、前記ヒューズ及び前記第2入力端子、並びに
前記第2論理値配線からなる経路に1個以上の抵抗が直
列に接続されている請求項1に記載の半導体集積回路装
置。 - 【請求項3】 前記レジスタ回路は、前記第1論理値配
線及び前記第2論理値配線の少なくとも一方に、ヒュー
ズを別途備えている請求項1又は2に記載の半導体集積
回路装置。 - 【請求項4】 前記レジスタ回路は、前記第1論理値配
線に接続され、論理的にHレベルである電圧を供給する
状態と、論理的にLレベルである電圧を供給する状態
と、ハイインピーダンス状態とで切換え可能な第1論理
回路と、 前記第2論理値配線に接続され、論理的にHレベルであ
る電圧を供給する状態と、論理的にLレベルである電圧
を供給する状態と、ハイインピーダンス状態とで切換え
可能な第2論理回路の少なくとも一方をさらに備えてい
る請求項1、2又は3に記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項5】 前記レジスタ回路は、第1番目から第N
番目の前記排他的論理回路の出力論理値を論理値として
外部に出力するための外部出力用回路をさらに備えてい
る請求項1から4のいずれかに記載の半導体集積回路装
置。 - 【請求項6】 前記レジスタ回路は、第1番目から第N
番目の前記排他的論理回路の出力論理値を、エンコーダ
ーを介して加工して外部に出力するための外部出力用回
路をさらに備えている請求項1から4のいずれかに記載
の半導体集積回路装置。 - 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載のレジ
スタ回路を複数個備え、複数個の前記レジスタ回路の出
力論理値を異なるタイミングで読み出せるようにした半
導体集積回路装置。
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Publication Number | Publication Date |
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JP4046503B2 JP4046503B2 (ja) | 2008-02-13 |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPH0785686A (ja) * | 1993-09-16 | 1995-03-31 | Fujitsu Ltd | ヒューズ回路および冗長記憶回路 |
JP2000068458A (ja) * | 1998-08-24 | 2000-03-03 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
JP2001332461A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-30 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置の改訂情報出力回路 |
-
2001
- 2001-11-26 JP JP2001358847A patent/JP4046503B2/ja not_active Expired - Fee Related
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