JP2003157488A - 走行支援装置と走行支援システム - Google Patents

走行支援装置と走行支援システム

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JP2003157488A
JP2003157488A JP2001357127A JP2001357127A JP2003157488A JP 2003157488 A JP2003157488 A JP 2003157488A JP 2001357127 A JP2001357127 A JP 2001357127A JP 2001357127 A JP2001357127 A JP 2001357127A JP 2003157488 A JP2003157488 A JP 2003157488A
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electromagnetic wave
moving body
unit
traveling
receiving units
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JP2001357127A
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English (en)
Inventor
Keiji Yasui
啓二 安井
Takahiko Tanji
能彦 丹治
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車等の移動体の走行を、進行方向に沿い
道路等に敷設した多数の電磁波マーカにて誘導するもの
にあって、電磁波マーカの数をできるだけ少なくしても
進行方向に移動体を安全に誘導できる走行支援装置を提
供する。 【解決手段】 車両2に設け、所定の周波数の電磁波を
送信する送信アンテナ4と、車両の進行方向に交わるよ
うに配置し、送信アンテナから送信した電磁波の反射波
を受信する複数の受信部である前の左側と右側の受信ア
ンテナ5、5aおよび後の左側と右側の受信アンテナ
6、6aと、前記受信部の複数の受信信号強度から前記
移動体の進行すべき方向からのずれを算出する検出器ユ
ニット8とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は道路等に敷設した電
磁波マーカにより、自動車等の移動体の走行を誘導す
る、駐車場、ゴルフ場等に利用する走行支援装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のマーカシステムには、磁気マーカ
を用いた方式と、電磁波マーカを用いた方式とがある。
電磁波マーカを用いた方式は、国際公開WO00/72
288A1に示されている。この先行技術では、車両に
ある送信アンテナから送信された電磁波を道路に埋めら
れた電磁波マーカで周波数を変えて返信し、車両にある
複数の受信アンテナで受信し、それぞれの受信アンテナ
の受信電波強度レベルからマーカに対する車両の横位置
を検出する装置、さらにマーカからの横ずれ量を監視
し、横ずれ量が一定の範囲を超えると警告を発する装置
が提案されている。
【0003】図6は従来の技術におけるシステムの構成
を示す図である。道路31に電磁波マーカ32を一定間
隔で設け、車両33は送信アンテナ34と受信アンテナ
35を車両前部に、検出器ユニット36を車室内に備
え、車両を走行させながら送信アンテナ34から電磁波
を送信し、電磁波マーカ32から反射された電磁波を矢
印実線で示す進行方向に対して左右に設置した一組の受
信アンテナ35で受信し、電磁波マーカ32に対する車
両33の横位置を検出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では車両33の前部の受信アンテナ35が、進行方
向に対する左右一組の一箇所でのみ、電磁波マーカ32
の上を通過しているときに受信し、電磁波マーカ32に
対する車両33の横位置を前記受信の強度から検出器ユ
ニット36が検出するので、進行方向の検出可能範囲3
7以上に電磁波マーカ32の間隔をあけて道路に敷設す
ると、前記横位置を検出できない範囲38が発生してい
た。
【0005】すなわち、車両33が道路31を走行して
いる時、左右の受信アンテナ35における受信強度の差
で、進行方向に対し左右どちらかに車両33がずれたこ
と(横位置)は検出できるが、一箇所での検出なので進
行方向に対する傾き横ずれは検出できなく、また一般に
進行方向で検出可能な範囲37は30cm〜70cm程
度で非常に小さく、従って電磁波マーカ32の敷設間隔
が長いと、図6のように検出不可能範囲38の方が大き
くなり、この間は走行誘導の支援ができなくなる。
【0006】このような問題のうち、検出不可能範囲3
8を無くそうとすれば、電磁波マーカ32の敷設間隔を
小さくすれば解決できるが、電磁波マーカが多く必要と
なりシステムのコストが高くなり好ましくないだけでな
く、依然として車両33の進行方向に対する傾き横ずれ
の検出はできなく、特に図7のように曲がりくねった道
路39においては、構造上からコーナー部40に電磁波
マーカ32を密に敷設して検出不可能範囲を無くしたと
しても、車両33の進行方向に対する傾き横ずれの検出
はできないから、折角、密に敷設した電磁波マーカ32
も生かされなくなるのである。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、移動体の進行方向を指示する電磁波マーカからの
電磁波を進行方向に対する検出範囲を大きくできるよう
にして、移動体の進行すべき方向からのずれを検出可能
にした走行支援装置および走行支援システムを提供す
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の第1手段は、移動体の進行方向に交わるよう
に配置して移動体に設け、かつ移動体の進行方向を指示
する電磁波を異なる位置で受信する複数の受信部と、前
記複数の受信部の受信信号強度から前記移動体の進行す
べき方向からのずれを算出するずれ算出部とを備えた走
行支援装置である。
【0009】上記手段によれば、複数の受信部は移動体
の進行方向に交わり、かつ異なる位置で移動体の進行方
向を指示する電磁波を受信し、この受信した異なる位置
での受信信号の強度からずれ算出部は移動体の進行すべ
き方向からのずれを算出するとともに、複数の受信部の
進行方向に対する受信検出範囲を大きくできる作用を有
する。従って、移動体が自動車であれば、運転者はずれ
算出部のずれを、例えば表示手段に表示して誘導する電
磁波に対する車体の傾き横ずれを修正しながら電磁波に
沿って走行することが可能になるとともに、電磁波マー
カの敷設数も少なくできる。
【0010】また本発明の第2手段は、移動体に設け、
所定の周波数の電磁波を送信する電磁波送信部と、前記
移動体の進行方向に交わるように配置して移動体に設
け、かつ前記電磁波送信部から送信した電磁波の反射波
を異なる位置で受信する複数の受信部と、前記複数の受
信部の受信信号強度から前記移動体の進行すべき方向か
らのずれを算出するずれ算出部とを備えた走行支援装置
である。
【0011】上記手段によれば、電磁波送信部は電磁波
を送信し、複数の受信部は移動体の進行方向に交わり、
かつ異なる位置で電磁波の反射波を受信し、この受信し
た異なる位置での受信信号の強度からずれ算出部は移動
体の進行すべき方向からのずれを算出するとともに、複
数の受信部の進行方向に対する受信検出範囲を大きくで
きる作用を有する。従って、移動体が自動車であれば、
運転者はずれ算出部のずれを例えば表示手段に表示して
誘導する反射波に対する車体の傾き横ずれを修正しなが
ら反射波に沿って走行することが可能になり、かつ電磁
波マーカの敷設数も少なくできる。
【0012】本発明の第3手段は、移動体に設け、所定
の周波数の電磁波を送信する電磁波送信部と、前記移動
体の進行方向に交わるように配置して移動体に設け、前
記移動体の走行路に配置した反射体から反射された前記
電磁波送信部から送信した電磁波の反射波を異なる位置
で受信する複数の受信部と、前記複数の受信部の受信信
号強度から前記移動体の進行すべき方向からのずれを算
出するずれ算出部とを備えた走行支援装置である。
【0013】上記手段によれば、電磁波送信部は電磁波
を送信し、この電磁波を走行路の反射体は反射し、複数
の受信部は移動体の進行方向に交わり、かつ異なる位置
で前記反射波を受信し、この受信した異なる位置での受
信信号の強度からずれ算出部は移動体の進行すべき方向
からのずれを算出するとともに、複数の受信部の進行方
向に対する受信検出範囲を大きくできる作用を有する。
従って、移動体が自動車であれば、運転者はずれ算出部
のずれを例えば表示手段に表示して誘導する反射体に対
する車体の傾き横ずれを修正しながら、走行路の反射体
に沿って走行することが可能になり、かつ電磁波マーカ
の敷設数も少なくできる。
【0014】本発明の第4手段は、移動体に設け、所定
の周波数の電磁波を送信する電磁波送信部と、前記移動
体の進行方向に交わるように配置して移動体に設け、前
記移動体の走行路に配置した反射体から反射された前記
電磁波送信部から送信した電磁波の反射波を異なる位置
で受信する複数の受信部と、前記受信部において前記反
射波を受信不可能な場合には、前記受信部の受信履歴か
ら前記移動体の進行すべき方向を推定する進行方向推定
部とを備えた走行支援装置である。
【0015】上記手段によれば、電磁波送信部は電磁波
を送信し、この電磁波を走行路の反射体は反射し、複数
の受信部は移動体の進行方向に交わり、かつ異なる位置
で前記反射波を受信し、進行方向推定部は受信部におい
て前記反射波を受信不可能な場合には、前記受信部の受
信履歴から前記移動体の進行すべき方向を推定するとと
もに、複数の受信部の進行方向に対する受信検出範囲を
大きくできる作用を有する。従って、移動体が自動車で
あれば、運転者は進行方向推定部の推定する移動体の進
行すべき方向を例えば表示手段に表示して走行路の反射
体に沿って走行することが可能になり、かつ反射体の走
行路への敷設間隔を広げることが可能になる。
【0016】本発明の第5手段は、上記第1手段〜第4
手段で備える各受信部を、複数の受信器で構成したもの
である。
【0017】上記手段によれば、各受信部は複数の受信
器で電磁波または反射波を受信する作用をする。
【0018】本発明の第6手段は、移動体に設け、所定
の周波数の電磁波を送信する電磁波送信部と、前記移動
体の進行方向に交わるように配置して移動体に設け、か
つ前記電磁波送信部から送信した電磁波の反射波を異な
る位置で受信する複数の受信部と、前記複数の受信部の
受信信号強度から前記移動体の進行すべき方向からのず
れを算出するずれ算出部とを有する走行支援装置と、走
行路に設け、前記電磁波送信部からの電磁波を受けて前
記受信部に反射波として送る電磁波マーカ部とを備えた
走行支援システムである。
【0019】上記手段によれば、電磁波送信部より送信
した電磁波は、走行路の電磁波マーカ部により走行支援
装置の受信部に向かって反射され、複数の受信部は移動
体の進行方向に交わり、かつ異なる位置で前記反射波を
受信し、この受信した異なる位置での受信信号の強度か
らずれ算出部は移動体の進行すべき方向からのずれを算
出するとともに、複数の受信部の進行方向に対する受信
検出範囲を大きくできる作用を有する。
【0020】従って、移動体が自動車であれば、運転者
はずれ算出部のずれを例えば表示手段に表示して誘導す
る電磁波マーカ部に対する車体の傾き横ずれを修正しな
がら、走行路の電磁波マーカ部に沿って走行することが
可能になり、かつ電磁波マーカ部の走行路への敷設コス
トを安価にすることが可能になる。
【0021】本発明の第7手段は、移動体に設け、所定
の周波数の電磁波を送信する電磁波送信部と、前記移動
体の進行方向に交わるように配置して移動体に設け、か
つ前記移動体の走行路から反射された前記電磁波送信部
から送信した電磁波の反射波を異なる位置で受信する複
数の受信部と、前記受信部において前記反射波を受信不
可能な場合には、前記受信部の受信履歴から前記移動体
の進行すべき方向を推定する進行方向推定部とを有する
走行支援装置と、走行路に設け、前記電磁波送信部より
の電磁波を受けて前記受信部に反射波として送る電磁波
マーカ部とを備えた走行支援システムである。
【0022】上記手段によれば、電磁波送信部より送信
した電磁波は、走行路の電磁波マーカ部により走行支援
装置の受信部に向かって反射され、複数の受信部は移動
体の進行方向に交わり、かつ異なる位置で前記反射波を
受信し、進行方向推定部は受信部において前記反射波を
受信不可能な場合には、前記受信部の受信履歴から前記
移動体の進行すべき方向を推定するとともに、複数の受
信部の進行方向に対する受信検出範囲を大きくできる作
用を有する。
【0023】従って、移動体が自動車であれば、運転者
は進行方向推定部の推定する移動体の進行すべき方向を
例えば表示手段に表示して走行路の電磁波マーカ部に沿
って走行することが可能になり、かつ電磁波マーカ部の
走行路への敷設コストを安価にすることが可能になる。
【0024】本発明の第8手段は、上記第6手段または
第7手段で備えた電磁波マーカ部を、走行路に沿って離
散的に複数配置した電磁波マーカで構成したものであ
る。
【0025】上記手段によれば、電磁波マーカ部は電磁
波マーカを走行路に離散的に複数配置して移動体の進行
方向を誘導する作用を有する。
【0026】本発明の第9手段は、上記第6手段または
第7手段で備えた各受信部は複数の受信器で構成したも
のである。
【0027】上記手段によれば、複数の各受信部を、複
数の受信器で構成して反射波を受信する作用を有する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1ないし図5を参照しながら説明する。
【0029】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
形態における走行支援装置およびそのシステムを示す斜
視図で、車両が電磁波マーカを敷設した道路を走行して
いる時である。図2は同じく走行支援装置およびそのシ
ステムを示すブロック図である。
【0030】1は移動体の走行路となる道路、2は移動
体としての車両、3は安全に道路1を走行できるように
車両2を誘導するために、一定間隔で複数個を埋設した
反射体としての電磁波マーカで、複数個を以って電磁波
マーカ部を構成する。4は車両2の前部中央の下部に設
け、所定の周波数の電磁波を送信する送信用アンテナ
で、電磁波マーカ3に向かって電磁波を送信する。
【0031】5は送信用アンテナ4からの電磁波を受け
た電磁波マーカ3からの反射波を受信する受信器である
前の左側の受信アンテナで、5aは同じく受信器である
前の右側の受信アンテナで、これらは一組で1個の受信
部を構成するとともに電磁波マーカ3に対する受信検出
可能範囲は一般的に30cmから70cmの範囲であ
る。6は送信用アンテナ4からの電磁波を受けた電磁波
マーカ3からの反射波を受信する受信器である後の左側
の受信アンテナで、6aは同じく受信器である後の右側
の受信アンテナで、これらは一組で1個の受信部を構成
するとともに電磁波マーカ3に対する受信検出可能範囲
は一般的に30cmから70cmの範囲である。
【0032】前記複数の受信部を構成する前の左側と右
側の受信アンテナ5、5aと後の左側と右側の受信アン
テナ6、6aは、同じ受信感度のものを用いるととも
に、車両2の進行方向7に直角に交わり、かつ進行方向
の中心線に対し左右対称位置に配置して車両2に設け、
かつ車両2の進行方向を指示する電磁波マーカ3からの
反射波である電磁波を異なる位置で受信するように車両
2の進行方向7に対する前後にずらして配置している。
このようにすることで、移動する車両2にあって前の受
信部と後の受信部が電磁波マーカ3からの反射波を受信
する検出可能範囲、すなわち図6で示した検出可能範囲
37を、従来の技術より大きくできるようにしている。
【0033】8は車両2の車室内に設け、前の左側と右
側の受信アンテナ5、5aと後の左側と右側の受信アン
テナ6、6aにおける電磁波マーカ3からの反射波を受
信した信号強度の差から前記車両2の進行すべき方向か
らの、ずれ(傾き横ずれ)を算出するずれ算出部を一つ
の機能とした検出器ユニットで、マイクロコンピュータ
を主体にして構成し、前記ずれを算出するプログラム格
納部(図示せず)と、送信アンテナ4と前記車両のずれ
を表示する表示手段9の制御および前記プログラムの実
行と走行支援装置全体を制御する演算と制御部(図示せ
ず)を有している。
【0034】上記実施の形態において、搭載した走行支
援装置を動作させて車両2が道路1を走行すると、送信
アンテナ4から電磁波が地上に向かって送信される。そ
して、車両2が電磁波マーカ3の上にさしかかると、前
記電磁波を受けた電磁波マーカ3が反射波を反射する。
この反射波を進行方向において前後に異なる位置の複数
の受信部である前と後の受信アンテナ5、5aおよび
6、6aが受信し、送信用アンテナ4と前と後の受信ア
ンテナ5、5aおよび6、6aが電磁波マーカ3の真上
を通過しているときは、検出器ユニット8で電磁波マー
カ3に対する車両2の進行方向中心に対するずれ量を算
出できる。
【0035】すなわち、最初に前の左側と右側の受信ア
ンテナ5、5aが反射波を受信し、車両が進むにしたが
い続いて後の左側と右側の受信アンテナ6、6aも受信
するものである。このように、移動する車両2にあって
前の受信部と後の受信部が電磁波マーカ3からの反射波
を同時に受信する範囲ができるので、図6で示した検出
可能範囲37は、複数の受信部の進行方向に対する前後
の異なる位置で同時に受信する分だけ、従来の技術より
大きくでき、従って本実施の形態では電磁波マーカ3の
敷設間隔を従来技術より長くしてある。
【0036】そして、検出器ユニット8は反射波を受信
した前の左側と右側の受信アンテナ5、5aおよび後の
左側と右側の受信アンテナ6、6aのそれぞれの受信強
度を検出してずれ量を算出するとともに、そのずれ量を
表示手段9に表示し、運転者がこの表示を確認しながら
車両2を走行させる。すなわち、前の左側と右側の受信
アンテナ5、5aと、後の左側と右側の受信アンテナ
6、6aのそれぞれの受信強度が等しい時は、車両2の
進行方向7中心が電磁波マーカ3の真上を通過している
ことがわかる。
【0037】また、前の左側と右側の受信アンテナ5、
5aにおいて右側の受信アンテナ5aの受信強度が大き
く、かつ後の左側と右側の受信アンテナ6、6aにおい
て左側の受信アンテナ6の受信強度が大きい関係にある
時、検出器ユニット8は車両2の進行方向7中心が電磁
波マーカ3に対し前側が左、後側が右に傾き横ずれを算
出するものである。もちろん、前記とは逆の車両2の進
行状態におけるずれも算出できる。
【0038】以上のように本実施の形態では、複数の受
信部である前の左側と右側の受信アンテナ5、5aと後
の左側と右側の受信アンテナ6、6aが進行方向に交わ
るように配置され、かつ車両2の進行方向を指示する電
磁波マーカ3からの反射波を進行方向に対する異なる位
置で受信するように車両2の進行方向7に沿って前後に
所定の間隔ずらして配置し、電磁波マーカ3からの反射
波を受信する検出可能範囲を大きくしているので、電磁
波マーカ3の敷設間隔を大きくできて電磁波マーカ3の
数削減および敷設作業時間の短縮を図り、システムを安
価にできる。特に電磁波マーカ3を敷設する道路が図7
に示すように曲がりくねっている時は、本走行支援シス
テムは、一層その効果を顕著に発揮できる。
【0039】また検出器ユニット8のずれ算出部は、複
数の受信部の前と後の受信強度が異なる場合、車両が電
磁波マーカの敷設方向に対して傾いていることがわか
り、車両2の進行すべき方向からの、傾き横ずれを算出
することができ、車両の走行を極めて安全に誘導でき
る。
【0040】(実施の形態2)図3は、本発明の一実施
形態における走行支援装置およびそのシステムを示す側
面図で、車両が電磁波マーカを敷設した道路を走行して
いる時である。図4は同じく走行支援装置およびそのシ
ステムを示すブロック図で、図5は同じく走行支援装置
の検出器ユニットで算出した車両の左右のずれ量である
偏差量を示す図である。
【0041】本実施の形態は、複数の受信部において進
行方向を指示する電磁波を受信不可能な場合には、前記
受信部の受信履歴から移動体の進行すべき方向を推定す
る進行方向推定部を設けた点で実施の形態1の発明と異
なり、同一構成および作用効果を奏する部分には同じ符
号を付して詳細な説明を省略し、異なる点を中心に説明
する。
【0042】8aは車両2の車室内に設けた検出器ユニ
ットで、前の左側と右側の受信アンテナ5、5aと後の
左側と右側の受信アンテナ6、6aにおける電磁波マー
カ3からの反射波を受信した信号強度の差から前記車両
2の進行すべき方向からのずれ(傾き横ずれ)を算出す
るずれ算出部10と、前記複数の受信部である前の左側
と右側の受信アンテナ5、5aと後の左側と右側の受信
アンテナ6、6aの検出可能範囲での受信履歴、すなわ
ち図5のような検出可能範囲での偏差量の時間的推移の
テーブルを納める受信履歴格納部11と、前記複数の受
信部である前の左側と右側の受信アンテナ5、5aと後
の左側と右側の受信アンテナ6、6aにおいて反射波を
受信検出不可能な場合には、前記受信履歴格納部11か
ら図5のような検出可能範囲での偏差量の時間的推移の
テーブルを取りだし、検出不可能な範囲での偏差量の時
間的推移を延長し前記車両2の進行すべき方向を推定す
る進行方向推定部12とを有するもので、マイクロコン
ピュータを主体にして構成し、前記ずれを算出するプロ
グラム格納部(図示せず)および送信アンテナ4と前記
車両のずれを表示する表示手段9の制御および前記プロ
グラムの実行と走行支援装置全体を制御する演算と制御
部(図示せず)も有している。
【0043】上記実施の形態において、実施の形態1で
説明したと同じ作用および効果を期待できる。そして、
本実施の形態で検出器ユニット8aは、例えば前の左側
と右側の受信アンテナ5、5aにおいて右側の受信アン
テナ5aの受信強度が大きく、かつ後の左側と右側の受
信アンテナ6、6aにおいて左側の受信アンテナ6の受
信強度が大きい関係にある時、車両2の進行方向7中心
が電磁波マーカ3に対し前側が左、後側が右に傾き横ず
れを算出することができる。このように複数の受信部で
検出した左右のずれ量が異なる場合は車両2が電磁波マ
ーカ3の敷設方向に対して傾いていることがわかり、こ
の検出可能範囲での受信履歴である事前にずれ量の差と
傾いている方向の関係を受信履歴格納部11に格納す
る。
【0044】そして、車両2が走行している時に複数の
受信部において、反射波が受信不可能になった場合には
受信履歴格納部11から図5に示すテーブルである事前
までの検出可能範囲での偏差量の時間的推移を取出して
進行方向推定部12が偏差量の時間的推移を延長し、検
出不可能な範囲の偏差量を推定し、走行支援制御を行う
ことができるものである。
【0045】従って、本実施の形態では電磁波マーカ3
を道路1へ粗に敷設しても、走行支援制御性が下がら
ず、かつ電磁波マーカの個数を減らすことができ、安価
なシステムを構築できる。特に、電磁波マーカ3の敷設
間隔に多少のバラツキが生じた結果として複数の受信部
において、反射波が受信不可能な場合が起こっても進行
方向を推定可能なので、電磁波マーカの敷設作業が容易
に行うことができる。
【0046】なお、上記実施の形態では、電磁波マーカ
を反射式にしたが、これに限定されるものではなく自己
送信型でも良い。また、電磁波マーカは道路に設けた
が、車両の走行誘導において複数の受信部が反射波を受
信できる形態であれば、他の場所でも良い。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明の走行支援装置と走
行支援システムによれば、移動体の進行すべき方向から
のずれを算出することができて、移動体の走行を適切に
支援できるとともに、移動体の進行方向を指示する電磁
波を検出する範囲を大きくできて装置およびシステムを
安価にできる。
【0048】また、本発明の走行支援装置と走行支援シ
ステムによれば、移動体の進行方向を指示する電磁波を
受信不可能な場合でも、電磁波を検出可能範囲での受信
部の受信履歴から移動体の進行すべき方向を推定するこ
とができて、電磁波を反射する、または送信するマーカ
の敷設数を削減でき装置およびシステムを安価にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における走行支援装置お
よびシステムを示す斜視図
【図2】同走行支援装置およびシステムを示すブロック
【図3】本発明の実施の形態2における走行支援装置お
よびシステムを示す側面図
【図4】同走行支援装置およびシステムを示すブロック
【図5】同走行支援装置の検出器ユニットで算出した車
両の左右のずれ量である偏差量を示す図
【図6】従来の技術の実施形態におけるマーカシステム
を示す側面図
【図7】同マーカシステムの電磁波マーカを敷設した道
路を示す図
【符号の説明】
1 道路(走行路) 2 車両(移動体) 3 電磁波マーカ(反射体) 4 送信アンテナ(電磁波送信部) 5、5a 前の左側と右側の受信アンテナ(受信部) 6、6a 後の左側と右側の受信アンテナ(受信部) 7 進行方向 8 検出器ユニット(ずれ算出部) 12 進行方向推定部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の進行方向に交わるように配置し
    て移動体に設け、かつ移動体の進行方向を指示する電磁
    波を異なる位置で受信する複数の受信部と、前記複数の
    受信部の受信信号強度から前記移動体の進行すべき方向
    からのずれを算出するずれ算出部とを備えた走行支援装
    置。
  2. 【請求項2】 移動体に設け、所定の周波数の電磁波を
    送信する電磁波送信部と、前記移動体の進行方向に交わ
    るように配置して移動体に設け、前記電磁波送信部から
    送信した電磁波の反射波を異なる位置で受信する複数の
    受信部と、前記複数の受信部の受信信号強度から前記移
    動体の進行すべき方向からのずれを算出するずれ算出部
    とを備えた走行支援装置。
  3. 【請求項3】 移動体に設け、所定の周波数の電磁波を
    送信する電磁波送信部と、前記移動体の進行方向に交わ
    るように配置して移動体に設け、かつ前記移動体の走行
    路に配置した反射体から反射された前記電磁波送信部か
    ら送信した電磁波の反射波を異なる位置で受信する複数
    の受信部と、前記複数の受信部の受信信号強度から前記
    移動体の進行すべき方向からのずれを算出するずれ算出
    部とを備えた走行支援装置。
  4. 【請求項4】 移動体に設け、所定の周波数の電磁波を
    送信する電磁波送信部と、前記移動体の進行方向に交わ
    るように配置して移動体に設け、かつ前記移動体の走行
    路に配置した反射体から反射された前記電磁波送信部か
    ら送信した電磁波の反射波を異なる位置で受信する複数
    の受信部と、前記受信部において前記反射波を受信不可
    能な場合には、前記受信部の受信履歴から前記移動体の
    進行すべき方向を推定する進行方向推定部とを備えた走
    行支援装置。
  5. 【請求項5】 各受信部は複数の受信器からなる請求項
    1〜請求項4のいずれかに記載の走行支援装置。
  6. 【請求項6】 移動体に設け、所定の周波数の電磁波を
    送信する電磁波送信部と、前記移動体の進行方向に交わ
    るように配置して移動体に設け、かつ前記電磁波送信部
    から送信した電磁波の反射波を異なる位置で受信する複
    数の受信部と、前記複数の受信部の受信信号強度から前
    記移動体の進行すべき方向からのずれを算出するずれ算
    出部とを有する走行支援装置と、走行路に設け、前記電
    磁波送信部からの電磁波を受けて前記受信部に反射波と
    して送る電磁波マーカ部とを備えた走行支援システム。
  7. 【請求項7】 移動体に設け、所定の周波数の電磁波を
    送信する電磁波送信部と、前記移動体の進行方向に交わ
    るように配置して移動体に設け、前記移動体の走行路に
    配置した反射体から反射された前記電磁波送信部から送
    信した電磁波の反射波を異なる位置で受信する複数の受
    信部と、前記受信部において前記反射波を受信不可能な
    場合には、前記受信部の受信履歴から前記移動体の進行
    すべき方向を推定する進行方向推定部とを有する走行支
    援装置と、走行路に設け、前記電磁波送信部からの電磁
    波を受けて前記受信部に反射波を送る電磁波マーカ部と
    を備えた走行支援システム。
  8. 【請求項8】 電磁波マーカ部は、走行路に沿って離散
    的に複数のマーカを配置した請求項6または請求項7の
    いずれかに記載の走行支援システム。
  9. 【請求項9】 受信部は複数の受信器からなる請求項6
    または請求項7のいずれかに記載の走行支援システム。
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