JP2003157077A - 音情報編集方法・音情報編集装置・音情報編集プログラム・この音情報編集プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

音情報編集方法・音情報編集装置・音情報編集プログラム・この音情報編集プログラムを記録した記録媒体

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JP2003157077A
JP2003157077A JP2001357899A JP2001357899A JP2003157077A JP 2003157077 A JP2003157077 A JP 2003157077A JP 2001357899 A JP2001357899 A JP 2001357899A JP 2001357899 A JP2001357899 A JP 2001357899A JP 2003157077 A JP2003157077 A JP 2003157077A
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information editing
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JP2001357899A
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English (en)
Inventor
Naotoshi Kosaka
直敏 小坂
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音データ又は音楽データ編集作業において、
音楽的に上位の情報である譜面、或いは、これに順ずる
表現から下位の音波形までを、簡易でかつ統一的な操作
により編集を可能とした音データ又は音楽データの編集
方法を提供する。 【解決手段】 音データまたは音楽データ編集作業を、
音の編集演算履歴を合わせ持つデータ形式を最下層に持
ち、上位では音と音との関係の演算が定義されるデータ
形式でこれらが階層的に表される内部表現方法を有し、
かつこれらが編集及び再実行可能であり、これらを操作
者の直観と合うような表示方法を持つことにより、簡易
で統一的な操作により実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は音声、騒音を含む
音データ及び音楽データを編集して新たな合成音或いは
音楽の生成、分析、再生などを行なう編集方法、装置、
或いは音情報編集プログラム、及びこのプログラムを格
納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】音或いは音楽の編集方法或いは装置はい
くつかの基本的な方法或いは装置に分類できる。 音楽の上位レベルで合成を行っていくものである。こ
れはいわゆるシーケンサと呼ばれ、音色データは基本的
には音源装置で供給され、操作者は譜面情報を何らかの
入力装置で打ち込み、データとする。これらの再生はM
IDI情報による音源駆動となる。 他の方法としてはマルチトラックレコーダがある。こ
れは、作曲を目的とするよりもレコーディングを目的と
しており、一般的にシーケンサよりも更に長い時間での
音楽データを扱い、トラックも複数準備されている。ま
た、MIDIデータのみならず波形データも扱い、比較
的長い音楽を作ることが目的である。
【0003】更に他の方法としては音波系編集方法が
ある。これは、、の方法或いは装置よりも、より
下位の機能で、短時間の音波系を波形データの表示、再
生を繰り返しながら編集を行うものである。この実例に
はSonici Fond−ry社(加)の商品名So
und Fourgeなどがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記〜に分類され
る編集方法或いは装置は、ユーザの思考レベルをある小
さな領域に固定して成り立っている。しかし、音楽の創
作行為、音の編集行為全般を考えると、これらの領域に
とどまらず、これらの領域を境なく往来している。 a、例えば数多くの音色が混合した楽曲を創作する工程
では、譜面として作曲する工程、 b、個々の音色を吟味しながら合成する工程、 c、譜面と音色とを割り振る工程、 d、全体或いは一部の混合された合成音を再生しなが
ら、音量バランス、パンニングを検討する工程、 e、混合音色を聞きつつ譜面を修正する工程など、 さまざまな工程とまたそれらの結果をフィードバックし
て再度編集する工程の繰り返しである。
【0005】従来の方法では、これらの一工程にのみ着
目した編集方法のみが提供され、全体を統一的に扱う編
集方法はなく、ユーザは工程に応じて別々の編集方法を
用いていた。このことが編集の全体作業を非効率として
いた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では、上記a〜
eの工程を全て含むことを前提にし、上位の音楽の譜面
情報から下位の音信号波形まで統一的なデータ構造で表
現し、階層構造を許容し、ユーザがどの位置にいても下
位の音を簡易に辿ることを可能にすることにより総合的
な編集操作を容易にした。また、この発明ではMIDI
情報を階層的に表示する、という手段を提案する。これ
までのシーケンサにはMIDIの音源数に最大16チャ
ンネルという限界があることにも関係しているが、音楽
が階層的に成り立ち、最下層では音信号波形である、と
いう見方そのものがなかった。
【0007】この発明の請求項1では音データ又は音楽
データを編集する方法において、音データ又は音楽デー
タに過去の編集演算履歴情報を併せ持つことを特徴とす
る音情報編集方法を提案する。この発明の請求項2では
請求項1記載の音情報編集方法において、音データ又は
音楽データに過去の編集演算の全履歴情報を対象として
編集し、編集演算の再実行を行うことを可能とすること
を特徴とする音情報編集方法を提案する。この発明の請
求項3では音データ又は音楽データを編集する方法にお
いて、音データ又は音楽データに付属している過去の編
集演算履歴情報、或いはこれを一部修正した情報、或い
は新たに希望する編集演算予定情報を、動作する外部プ
ログラム言語の文法に添った仕様で記述することによ
り、爾後このプログラムを駆動することによりこの記述
で定義されている編集演算を実行させることができるこ
とを特徴とする音情報編集方法を提案する。
【0008】この発明の請求項4では請求項1記載の音
情報編集方法において、編集演算の内容が音データ或い
は音楽データ自身を変化させるものに限定し、他の音デ
ータ或いは音楽データと関連しない演算群のみを有する
単音オブジェクトとして表すことを特徴とする音情報編
集方法を提案する。この発明の請求項5では請求項4記
載の音情報編集方法において、単音オブジェクトと、編
集演算の内容が他の音データ或いは音楽データとの関係
を持つ演算を表す複合音オブジェクトとに区分して表す
ことを特徴とする音情報編集方法を提案する。
【0009】この発明の請求項6では請求項5記載の音
情報編集方法において、複合音オブジェクトの中に単音
オブジェクト或いは複合音オブジェクトを内包させ、階
層的な表現、および再帰的な表現を可能とする音楽表現
単位により全ての音データ或いは音楽データを記述する
ことを特徴とする音情報編集方法を提案する。この発明
の請求項7では請求項4記載の音情報編集方法の単音オ
ブジェクトにおいて、各編集演算を一つの象徴図形で表
示し、これをシリアルに記述することにより演算履歴を
表示することを特徴とする音情報編集方法を提案する。
この発明の請求項8では請求項5記載の音情報編集方法
の複合音オブジェクトにおいて、各音データ或いは音楽
データの表現単位を一つの軸にトラックとして並列に記
し、もう一つは時間軸として、これらの上に各単音オブ
ジェクト或いは複合音オブジェクトのポインタをそれぞ
れ一つの象徴図形で表し、これを発音開始時刻と発音時
間幅情報を反映して表示し、音データ間の演算をトラッ
ク間の記号として表すことを特徴とする音情報編集方法
を提案する。
【0010】この発明の請求項9では請求項5記載の音
情報編集方法において、複合音オブジェクト内の各音或
いは音楽トラック間の演算について、無印でも混合演算
の意味を持たせることにより、音楽を上位にまとめあげ
る代表的な操作の一つを表現するこを特徴とする音情報
編集方法を提案する。この発明の請求項10では請求項
5記載の音情報編集方法において、複合音オブジェクト
内の各トラックで下位の音或いは音楽データのポインタ
を表す象徴図形を入力位置指示装置で開く動作を指示す
ることにより、ここでポイントされている下位の音或い
は音楽データの象徴図形が開き詳細表示されることを特
徴とする音情報編集方法を提案する。
【0011】この発明の請求項11では、グラフィカル
・ユーザ・インターフェース及びこのグラフィカル・ユ
ーザ・インターフェースに対して入力を行う入力位置指
定装置と、グラフィカル・ユーザ・インターフェースの
制御下に配置され、入力位置指定装置に対して入力位置
を表示するための象徴図形を表示するアイコン表示手段
と、データベースに階層化されて最上層に格納された譜
面情報群、この譜面情報群の下層に格納された詳細デー
タ群、この詳細データ群の下層に格納された波形データ
群及び編集演算履歴情報群と、入力位置指定装置からの
指示入力に従って、データベースに格納された譜面情報
群の中の任意の譜面情報を読み込んで表示する詳細デー
タ読込表示手段と、入力位置指定装置からの指示入力に
従って、データベースに格納された詳細データ群の中の
任意の詳細データを読み込んで表示する詳細データ読込
表示手段と、入力位置指定装置からの指示入力に従っ
て、データベースに格納された波形データ群の中の任意
の波形データを読み込んで表示する波形データ読込表示
手段と、譜面情報読込表示手段、詳細データ読込表示手
段及び波形データ読込表示手段のそれぞれが譜面情報を
表示している状態、或いは詳細データを表示している状
態、或いは波形データを表示している状態の何れかにお
いて表示されている情報に関して編集演算を実行する編
集演算手段と、この編集演算手段が実行した編集演算の
履歴をデータベースに設けた編集演算履歴情報群に書き
込む編集履歴情報書込手段と、編集履歴情報群に書き込
んだ編集履歴情報の任意の情報を指定して実行する編集
履歴実行手段と、によって構成したことを特徴とする音
情報編集装置を提案する。
【0012】この発明の請求項12ではグラフィカル・
ユーザ・インターフェースを搭載し、音情報をオブジェ
クト形式で表示して音情報を表示し、編集する音情報編
集装置として動作するコンピュータを、グラフィカル・
ユーザ・インターフェースの制御下に配置され、入力位
置指定装置に対して入力位置を表示するための象徴図形
を表示するアイコン表示手段と、入力位置指定装置から
の指示入力に従って、データベースに格納された譜面情
報群の中の任意の譜面情報を読み込んで表示する詳細デ
ータ読込表示手段と、入力位置指定装置からの指示入力
に従って、データベースに格納された詳細データ群の中
の任意の詳細データを読み込んで表示する詳細データ読
込表示手段と、入力位置指定装置からの指示入力に従っ
て、データベースに格納された波形データ群の中の任意
の波形データを読み込んで表示する波形データ読込表示
手段と、譜面情報読込表示手段、詳細データ読込表示手
段及び波形データ読込表示手段のそれぞれが譜面情報を
表示している状態、或いは詳細データを表示している状
態、或いは波形データを表示している状態の何れかにお
いて表示されている情報に関して編集演算を実行する編
集演算手段と、この編集演算手段が実行した編集演算の
履歴をデータベースに設けた編集演算履歴情報群に書き
込む編集履歴情報書込手段と、編集履歴情報群に書き込
んだ編集履歴情報の任意の情報を指定して実行する編集
履歴実行手段として機能させる音情報編集プログラムを
提案する。この発明の請求項13では請求項12記載の
音情報編集プログラムを記憶したコンピュータが解読可
能な記録媒体を提案する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1にこの発明による音情報編集
装置の機能を中心としてその概要を示す。この音情報編
集装置はコンピュータ音楽の演奏システムとして、グラ
フィカル・ユーザ・インターフェースの制御下に音合成
部2と演奏部3の音楽的にレベルが異なる二つの部を統
合して構成している。音合成部2では、音を合成し、作
成された音の中から演奏で用いる音を選択し登録してお
き、演奏部3ではこれらをシーケンシャルに、或いは手
動で任意の順序に再生することができる。音楽制作過程
では、ユーザが音合成部2と演奏部3は行き来して操作
することが一般なため、この発明の装置では、この二つ
をまとめて演奏システムとした。
【0014】音合成部2には音の録音/再生部、波形エ
ディタ部、スペクトルエディタ部と特別な機能としてモ
ーフィング部及びビブラート制御部が設けられる。これ
らは音を加工する機能を表す。波形エディタは波形の切
り貼りなど、スペクトルエディタは音をスペクトルに分
解した後のこれらの取捨選択による合成を表す。またモ
ーフィングとは2つの音の中間音を合成する機能であ
り、ビブラート制御とは、音にビブラートを付与したり
除去する合成である。音データベース4は、必要に応じ
てユーザが任意に選択/接続し、希望する音データを取
得することができる。
【0015】図2にこの発明による音情報編集方法及び
装置で扱うデータ構造を示す。図2に示す5−1は音オ
ブジェクト群、5−2は演算オブジェクト群、5−3は
その他の音の属性を表すオブジェクト群を示す。この他
に特に図示しないが、音オブジェクトを指し示すオブジ
ェクトのポインタがある。音オブジェクト群5−1は音
を知覚的に完全に復元できるデータ構造として、波形デ
ータを中心に表現するためのオブジェクトである。演算
オブジェクト群5−2はフィルタリング、レベル変換な
ど各種の信号処理演算を施すためのオブジェクト群であ
る。
【0016】これらのオブジェクト群5−1、5−2、
5−3は現実にはアイコン群で構成され、ここではレイ
ヤ0(階層0)に配置され、このレイヤ0のオブジェク
ト群(アイコン群)5−1、5−2、5−3の中の何れ
か一つのアイコンをシングルクリックの後、ダブルクリ
ックを行うと、レイヤ1に配置した詳細オブジェクト6
−1、6−2、6−3のいずれかが表示される。詳細オ
ブジェクト6−1は音オブジェクトを表す。この音オブ
ジェクト6−1には2つの表現単位単音オブジェクトと
複合音オブジェクトとが存在する。ここで、単音オブジ
ェクトとは単音に関する情報を開示するオブジェクトを
指し、複合音オブジェクトとは複合音に関する情報を開
示するオブジェクトを指す。図2に示す6Aは単音オブ
ジェクト、6Bは複合音オブジェクトを示す。
【0017】これらの何れを呼び出すかは音オブジェク
ト群5−1の中に存在する複数のアイコンの中から、単
音オブジェクトを象徴するアイコンを選んでダブルクリ
ックするか、又は複合オブジェクトを象徴するアイコン
を選んでダブルクリックすることで行うことができる。
演算オブジェクト6−2は、この演算オブジェクト6−
2が表示されている状態で具体的なパラメータの設定が
行える。また、その他の音の属性を表すオブジェクト群
6−3は例えばビブラート制御或いはモーフィング制御
等の様子を表示する。
【0018】図3に単音オブジェクト6Aの表示例を示
す。単音オブジェクト6Aはモニタ部MONと、演算履
歴部ENSで構成される。モニタ部MONには指定した
音の波形或いはスペクトル等を表示する。図3に示す例
では音の波形を表示している状態を示す。演算履歴部E
NSには演算(編集)の履歴が表示される。図3に示す
例では左から右に向って演算の履歴を表示している。左
から釦X1は音データの読み込み、X2は音データのレ
ベルを設定したことを表示している釦、X3はフェード
インを行わせる釦、X4はフェードアウトを行った釦、
X5はバンドパスフィルタを掛けたことを表す釦、X
6、X7は再びレベル調整を2回行ったことを表す釦、
X8はピッチを変更したことを表す釦をそれぞれ示して
いる。
【0019】このように、この演算履歴部ENSの表示
を見ることにより、モニタMONに表示されている波形
の演算履歴を知ることができる。この演算の実行は図3
に示すウェーブ編集コマンドパネルP1に用意されたツ
ール釦群TSの中から所望の演算を行う釦を選んで、こ
の釦を演算履歴部ENSにドラグアンドドロップするこ
とにより実行することができる。例えばピッチ変換ツー
ル釦をドラッグし、演算履歴表示部ENSにドロップす
ることにより、ピッチ変換の演算が実行される。このと
き、ピッチ変換の比率等はパネルP2に表示される。ま
た、このパネルP2により変換の比率を自由に設定する
ことができる。図2及び3に示した単音オブジェクト6
Aがこの発明で定義した表現単位Aの一例である。
【0020】演算履歴部ENSに表示された演算履歴は
プログラム上ではスクリプトL1(外部プログラム言語
の文法に添った仕様で記述されたリスト(この例ではRu
by))として記述され、所定のファイルに格納されてユ
ーザに提供される。このスクリプト3を利用することに
より演算履歴部ENSに表示されている各演算を左から
右に順番に再度実行することができる。また、ループ処
理の記述を書き加えることによりこの演算処理を何度で
も自由に実行させることができる。図4は複合音オブジ
ェクト6Bの表示の一例を示す。この例では個々の長方
形パネルが楽曲中のあるタイミングで演奏される複数の
音の情報を示す。図に表す例では、複数音オブジェクト
間の演算の例を示し、最も単純で一般的で演算記号も省
略される混合演算を表している。いわゆるミキシングパ
ネルとなっており、縦方向には各音オブジェクトのトラ
ックを表し、横方向は時間を表している。これらの開始
時点と終了時点は厳密に定義され、混合されるタイミン
グが規定される。また、同図右の表L2はこれらの記号
による記述で、トラック番号、開始時刻情報、音オブジ
ェクト名がリストとして記述されて所定のファイルに格
納され、ユーザに提供される。
【0021】この複合音オブジェクト6Bでは各音の情
報を表示している各トラックの欄M0、M1…M7は単
音オブジェクトを呼び出すためのアイコンをも兼ねてい
る。つまり、各トラックの欄M0〜M7にシングルクリ
ックを行い、その後にダブルクリックを行うと、そのト
ラックに割当てられている単音オブジェクト(図3参
照)を呼び出すことができる。M0〜M7はユーザが定
義することにより譜面の表示にすることもできる。以上
はこの発明による音情報編集装置の概要と、データ形式
の概要である。以下ではこの発明による音情報編集装置
の具体的な構成について説明する。
【0022】図5にこの発明による音情報編集装置の構
成を示す。図中10はコンピュータを示す。コンピュー
タ10は一般によく知られているように、CPU(中央
演算装置)11と、RAMによって構成されるメインメ
モリ12と、ハードディスクのような大容量記憶器によ
って構成されるデータベース13と、入力ポート14、
出力ポート15とによって構成される。入力ポート14
にはマウスのような入力位置指示装置20が接続され
る。また出力ポート15には表示器30が接続される。
メインメモリ12には予め外部記憶装置から基本OS或
いはこの発明による音情報編集プログラムなどが読み込
まれて待機状態とされる。ここでは、基本OSの制御下
にGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)
が搭載され、入力位置指示装置20から入力される位置
情報と指示入力(クリック)に従って、各種の動作を実
行できる構成とした場合を示す。このために、アイコン
表示手段12Aが設けられ、このアイコン表示手段12
Aがプログラムの制御に従って適宜にアイコンを表示
し、その表示されたアイコンを選択して指示入力を行う
ことができる構成とされる。ここまでのコンピュータ1
0に係わる説明はグラフィカル・ユーザ・インターフェ
ースを搭載した一般的なコンピュータと同じである。
【0023】この発明による音情報編集装置の特徴とし
てはデータベース13に譜面情報群13Aと、詳細デー
タ群13Bと、波形データ群13Cと、編集演算履歴情
報群13Dとを設けた点を設けた点と、メインメモリ1
2に譜面情報読込表示手段12Bと、詳細データ読込表
示手段12Cと、波形データ読込表示手段13Dと、編
集演算手段12Eと、編集演算履歴情報書込手段12F
と、編集履歴実行手段12Gとを設けた点である。これ
らの構成をもつことにより以下に説明する音情報編集方
法を実現することができる。以下では音楽情報を編集す
る場合を例示して説明する。
【0024】編集プログラムを立ち上げると特に図示し
ないが、総合メニューが表示され、譜面情報群13Aに
格納されている譜面情報の全ての楽曲名が表示される。
この総合メニューの中から編集を希望する楽曲名にダブ
ルクリックを行うと図6に示す総合アイコンA0が表示
される。この総合アイコンA0は先に選択した譜面情報
群13Aの中の何れか一つの楽曲を表すアイコンであ
る。このアイコンA0にダブルクリックを行うと、図6
に示すウインドウW1が表示される。このウインドウW
1には選択した楽曲の譜面の一部が表示される。ウイン
ドウW1に表示されている各部にはポイントアイコン機
能が付加されている。
【0025】例えば譜面の中の全音符ZNにシングルク
リックを与えると、ウインドウW1の外に図6に示す全
音符ZNを象徴するアイコンA1が表示される。このア
イコンA1にダブルクリックを行うと詳細ウインドウW
2が表示される。この詳細ウインドウW2に表示される
各情報はデータベース13の詳細データ群13Bから読
み出されて表示される。また、この詳細ウインドウW2
は複合音オブジェクトを表している。この中で、4段目
の欄M4には全音符ZNの中心的な役割を担う波形を表
示している。その他のM1〜M3欄M5、M6には全音
符ZNに関わるM4以外の複合音オブジェクトが表示さ
れる。ここでは複数の音が階層的に存在するが、知覚的
にはひとつの全音符として聞こえることを表している。
【0026】詳細ウインドウW2の各欄M1〜M6はそ
の表示している情報を呼び出すためのアイコンの機能が
付加されている。つまり、例えば4段目の欄M4をシン
グルクリックすると、レイヤ0に切替りアイコンA2
表示される.このアイコンA2にダブルクリックを行う
と、コンピュータ10は波形データ読込表示手段12D
を起動し、データベース13の波形データ群13Cから
全音符ZNに割当てられている波形データを読み出し、
全音符ZNの波形を表示する。この表示は図3で説明し
た単音オブジェクトであり、モニタ部MONに該当す
る。図6には特に示していないが、モニタ部MONを表
示している表示モードではモニタ部MONに付属して図
3に示したウェーブ編集コマンドパネルP1とパネルP
2が表示され、波形を変更するための編集を実行するこ
とができる。
【0027】編集操作は図3で説明したが、編集演算の
実行は図5に示す編集手段12Eが実行し、その編集演
算履歴情報は編集演算履歴情報書込手段12Fがデータ
ベース13に設けた編集演算履歴情報群13Dに格納す
る。編集履歴実行手段12Gは編集演算履歴情報群13
Dから編集履歴情報を読み出し、いつでも再利用できる
ように構成されている。一方、ウインドウW1の最上段
の五線部分をクリックすると、レイヤ0に切替り、アイ
コンA3が表示される。このアイコンA3をダブルクリッ
クすると、コンピュータ10は詳細データ読込表示手段
12Cを起動させ、データベース13の詳細データ群1
3BからアイコンA3で象徴される詳細データ(総合ア
イコンA0に従属している詳細データ)を読み込み、レ
イヤ1に切替ってウインドウW3を表示する。ウインド
ウW3の各欄にはウインドウW1に表示された最上段の
五線部分N1に記述されている各音符の情報が記述され
る。各欄をダブルクリックすると、各音符の単音情報が
表示される。
【0028】ウインドウW1に表示されている音符N3
をクリックした場合は、その音符を象徴するアイコンA
4が表示される。このアイコンA4にダブルクリックを行
うと、ウインドウW4が表示される。このウインドウW
4にはこの例では、音符N3に関わる波形データが格納
されている場合を示す。従って、ウインドウW4の各欄
をダブルクリックすると、音符N3に関わる波形を表示
することができる。ウインドウW2のある一つの欄にク
リックを行うと、アイコンA5が表示される。このアイ
コンA5にダブルクリックを行うと、ウインドウW5が
表示される。このウインドウW5にはウインドウW2の
欄に格納している情報の詳細が表示される。
【0029】上述ではウインドウW1から詳細ウインド
ウW2、W3、W4、W5に移る様子を説明したが、各
詳細ウインドウW2、W3、W4、W5からウインドウ
W1に戻ることもできる。それには各ウインドウW2、
W3、W4、W5に付属しているクローズ釦COLにク
リックを与えればよい。以上により、ユーザはレイヤ0
からレイヤ1へまた、最下層の例えば音符情報から最下
層の波形データまでを自由に移動することができ、表示
されているウインドウの中の任意の欄(アイコンとして
作用する)をクリックすることにより、そのアイコンに
割当てられている情報を呼び出して表示し、その情報に
対して編集を行うことができることが理解できよう。
【0030】また、各詳細データには単音オブジェクト
と、複合音オブジェクトが存在すること、及び編集操作
の履歴が編集演算履歴情報群13Dに格納され、この編
集演算履歴情報が編集履歴実行手段12Gにより読み出
されて再利用できるように構成されていることが理解さ
れよう。また、上述したアイコン表示手段12A、譜面
情報読込表示手段12B、詳細データ読込表示手段12
C、波形データ読込表示手段12D、編集演算手段12
E、編集演算履歴情報書込手段12F、編集履歴実行手
段12Gはそれぞれがプログラムによって構成される、
これらの各プログラムが総合してこの発明の音情報編集
プログラムを構成する。
【0031】この発明による音情報編集プログラムはコ
ンパクトディスクCD或いは磁気ディスクのようにコン
ピュータが解読可能な記録媒体に記録されて販売され
る。また通信回線を通じて要求元の端末に伝送し、要求
元の端末にインストールする形態で販売されることもあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による音情報編集装置の概要を説明す
るためのブロック図。
【図2】この発明の音情報編集装置に用いるデータの構
造を説明するための図。
【図3】この発明の音情報編集装置に用いるデータ構造
の表現単位Aの一例を説明するための図。
【図4】この発明の音情報編集装置に用いるデータ構造
の表現単位Bの一例を説明するための図。
【図5】この発明の音情報編集装置の要部の構成を具体
的に説明するためのブロック図。
【図6】図5に示したこの発明の音情報編集装置の動作
を説明するための図。
【符号の説明】
1 グラフィカル・ユーザ・インターフェース 2 音合成部 3 演奏部 4 音データベース 5−1 音オブジェクト群 5−2 演算オブジェクト群 5−3 その他の音の属性を表すオブジェクト群 6−1 音オブジェクト 6−2 演算オブジェクト 6−3 その他のオブジェクト 6A 単音オブジェクト 6B 複合音オブジェクト 10 コンピュータ 11 CPU 12 メインメモリ 12A アイコン表示手段 12B 譜面情報読込表示手段 12C 詳細データ読込表示手段 12D 波形データ読込表示手段 12E 編集演算手段 12F 編集演算履歴情報書込手段 12G 編集履歴実行手段 13 データベース 13A 譜面情報群 13B 詳細データ群 13C 波形データ群 13D 編集演算履歴情報群 14 入力ポート 15 出力ポート 20 入力位置指定装置 30 表示器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音データ又は音楽データを編集する方法
    において、音データ又は音楽データに過去の編集演算履
    歴情報を併せ持つことを特徴とする音情報編集方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の音情報編集方法におい
    て、音データ又は音楽データに過去の編集演算の全履歴
    情報を対象として編集し、編集演算の再実行を行うこと
    を可能とすることを特徴とする音情報編集方法。
  3. 【請求項3】 音データ又は音楽データを編集する方法
    において、音データ又は音楽データに付属している過去
    の編集演算履歴情報、或いはこれを一部修正した情報、
    或いは新たに希望する編集演算予定情報を、動作する外
    部プログラム言語の文法に添った仕様で記述することに
    より、爾後このプログラムを駆動することによりこの記
    述で定義されている編集演算を実行させることができる
    ことを特徴とする音情報編集方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の音情報編集方法におい
    て、編集演算の内容が音データ或いは音楽データ自身を
    変化させるものに限定し、他の音データ或いは音楽デー
    タと関連しない演算群のみを有する単音オブジェクトと
    して表すことを特徴とする音情報編集方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の音情報編集方法におい
    て、単音オブジェクトと、編集演算の内容が他の音デー
    タ或いは音楽データとの関係を持つ演算を表す複合音オ
    ブジェクトとに区分して表すことを特徴とする音情報編
    集方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の音情報編集方法におい
    て、上記複合音オブジェクトの中に単音オブジェクト或
    いは複合音オブジェクトを内包させ、階層的な表現、お
    よび再帰的な表現を可能とする音楽表現単位により全て
    の音データ或いは音楽データを記述することを特徴とす
    る音情報編集方法。
  7. 【請求項7】 請求項4、5、6の何れかに記載の音情
    報編集方法の単音オブジェクトにおいて、各編集演算を
    一つの象徴図形で表示し、これをシリアルに記述するこ
    とにより演算履歴を表示することを特徴とする音情報編
    集方法。
  8. 【請求項8】 請求項5及び6の何れかに記載の音情報
    編集方法の複合音オブジェクトにおいて、各音データ或
    いは音楽データの表現単位を一つの軸にトラックとして
    並列に記し、もう一つは時間軸として、これらの上に各
    単音オブジェクト或いは複合音オブジェクトのポインタ
    をそれぞれ一つの象徴図形で表し、これを発音開始時刻
    と発音時間幅情報を反映して表示し、音データ間の演算
    をトラック間の記号として表すことを特徴とする音情報
    編集方法。
  9. 【請求項9】 請求項5、6、8の何れかに記載の音情
    報編集方法において、複合音オブジェクト内の各音或い
    は音楽トラック間の演算について、無印でも混合演算の
    意味を持たせることにより、音楽を上位にまとめあげる
    代表的な操作の一つを表現するこを特徴とする音情報編
    集方法。
  10. 【請求項10】 請求項5、6、8、9の何れかに記載
    の音情報編集方法において、複合音オブジェクト内の各
    トラックで下位の音或いは音楽データのポインタを表す
    象徴図形を入力位置指示装置で開く動作を指示すること
    により、ここでポイントされている下位の音或いは音楽
    データの象徴図形が開き詳細表示されることを特徴とす
    る音情報編集方法。
  11. 【請求項11】 A、グラフィカル・ユーザ・インター
    フェース及びこのグラフィカル・ユーザ・インターフェ
    ースに対して入力を行う入力位置指定装置と、 B、上記グラフィカル・ユーザ・インターフェースの制
    御下に配置され、上記入力位置指定装置に対して入力位
    置を表示するための象徴図形を表示するアイコン表示手
    段と、 C、データベースに階層化されて最上層に格納された譜
    面情報群、この譜面情報群の下層に格納された詳細デー
    タ群、この詳細データ群の下層に格納された波形データ
    群及び編集演算履歴情報群と、 D、上記入力位置指定装置からの指示入力に従って、上
    記データベースに格納された譜面情報群の中の任意の譜
    面情報を読み込んで表示する詳細データ読込表示手段
    と、 E、上記入力位置指定装置からの指示入力に従って、上
    記データベースに格納された詳細データ群の中の任意の
    詳細データを読み込んで表示する詳細データ読込表示手
    段と、 F、上記入力位置指定装置からの指示入力に従って、上
    記データベースに格納された波形データ群の中の任意の
    波形データを読み込んで表示する波形データ読込表示手
    段と、 G、上記譜面情報読込表示手段、詳細データ読込表示手
    段及び波形データ読込表示手段のそれぞれが譜面情報を
    表示している状態、或いは詳細データを表示している状
    態、或いは波形データを表示している状態の何れかにお
    いて表示されている情報に関して編集演算を実行する編
    集演算手段と、 H、この編集演算手段が実行した編集演算の履歴を上記
    データベースに設けた編集演算履歴情報群に書き込む編
    集履歴情報書込手段と、 I、編集履歴情報群に書き込んだ編集履歴情報の任意の
    情報を指定して実行する編集履歴実行手段と、 によって構成したことを特徴とする音情報編集装置。
  12. 【請求項12】 グラフィカル・ユーザ・インターフェ
    ースを搭載し、音情報をオブジェクト形式で表示して音
    情報を表示し、編集する音情報編集装置として動作する
    コンピュータを上記グラフィカル・ユーザ・インターフ
    ェースの制御下に配置され、上記入力位置指定装置に対
    して入力位置を表示するための象徴図形を表示するアイ
    コン表示手段と、 上記入力位置指定装置からの指示入力に従って、上記デ
    ータベースに格納された譜面情報群の中の任意の譜面情
    報を読み込んで表示する詳細データ読込表示手段と、 上記入力位置指定装置からの指示入力に従って、上記デ
    ータベースに格納された詳細データ群の中の任意の詳細
    データを読み込んで表示する詳細データ読込表示手段
    と、 上記入力位置指定装置からの指示入力に従って、上記デ
    ータベースに格納された波形データ群の中の任意の波形
    データを読み込んで表示する波形データ読込表示手段
    と、 上記譜面情報読込表示手段、詳細データ読込表示手段及
    び波形データ読込表示手段のそれぞれが譜面情報を表示
    している状態、或いは詳細データを表示している状態、
    或いは波形データを表示している状態の何れかにおいて
    表示されている情報に関して編集演算を実行する編集演
    算手段と、 この編集演算手段が実行した編集演算の履歴を上記デー
    タベースに設けた編集演算履歴情報群に書き込む編集履
    歴情報書込手段と、 編集履歴情報群に書き込んだ編集履歴情報の任意の情報
    を指定して実行する編集履歴実行手段と、 して機能させる音情報編集プログラム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の音情報編集プログラ
    ムを記憶したコンピュータが解読可能な記録媒体。
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