JP2003156173A - 液圧制御装置 - Google Patents

液圧制御装置

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JP2003156173A
JP2003156173A JP2001357724A JP2001357724A JP2003156173A JP 2003156173 A JP2003156173 A JP 2003156173A JP 2001357724 A JP2001357724 A JP 2001357724A JP 2001357724 A JP2001357724 A JP 2001357724A JP 2003156173 A JP2003156173 A JP 2003156173A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パイロット室への液圧の作用・解放に応じて出
力ポートの入力ポートおよび解放ポートへの連通、遮断
を択一的に切換えるスプール弁と、パイロット室に入力
ポートから液圧を作用せしめる状態ならびに前記パイロ
ット室の液圧を解放する状態を択一的に切換える電磁三
方弁とを含む液圧制御装置において、スプール弁の軸線
に沿う方向での小型化を可能とするとともに、作動液の
排出に伴うコスト増を回避する。 【解決手段】バルブボディ14には、スプール16を摺
動自在に嵌合せしめる有底の摺動孔20と、弁部36の
弁ハウジング38を嵌合、固定させて摺動孔20の軸線
と平行に延びる有底の収納孔24と、弁室39から解放
される液圧を導くようにして解放ポート23に通じる液
圧解放路59とが設けられ、摺動孔20の一端部には、
スプール16の一端との間にパイロット室15を形成す
るシールプラグ18が液密に圧入、固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイロット室への
液圧の作用・解放に応じて出力ポートの入力ポートおよ
び解放ポートへの連通、遮断を択一的に切換えるスプー
ル弁と、パイロット室に入力ポートから液圧を作用せし
める状態ならびに前記パイロット室の液圧を解放する状
態を択一的に切換える電磁三方弁とを含む液圧制御装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる液圧制御装置は、たとえば
実開昭50−15422号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、スプール弁と、電磁三方弁とが同軸上に配置
されており、液圧制御装置が、スプール弁および電磁三
方弁の軸方向に著しく大きくなってしまう。またスプー
ル弁が備える解放ポートとは別の液圧解放ポートが、パ
イロット室の液圧を解放するために電磁三方弁側に設け
られており、液圧制御装置外に作動液を開放、排出した
くない場合には、2つの解放ポートに何らかの管路接続
を施さねばならず、コスト上昇を招く原因となる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、スプール弁の軸線に沿う方向での小型化を可
能とするとともに、作動液の排出に伴うコスト増を回避
し得るようにした液圧制御装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、一端をパイロット室に臨ま
せるとともに該パイロット室の容積を縮少させる方向に
ばね付勢されたスプールが、出力ポートを入力ポートお
よび解放ポートに択一的に連通させることを可能として
バルブボディに摺動自在に嵌合されて成るスプール弁
と;前記パイロット室に通じて弁ハウジング内に形成さ
れる弁室に前記入力ポートから液圧を作用せしめる状態
ならびに前記弁室の液圧を解放する状態を択一的に切換
えるように作動する弁体が収納されて成る弁部と、前記
弁体を駆動する電磁力を発揮するソレノイド部とで構成
される電磁三方弁と;を含む液圧制御装置において、前
記スプール弁のバルブボディには、該バルブボディの一
面に一端を開口して前記スプールを摺動自在に嵌合せし
める有底の摺動孔と、前記弁部の弁ハウジングを嵌合、
固定させて前記摺動孔の軸線と平行に延びる有底の収納
孔と、前記弁部の弁室から解放される液圧を導くように
して前記解放ポートに通じる液圧解放路とが設けられ、
前記摺動孔の一端部には、前記スプールの一端との間に
パイロット室を形成するシールプラグが液密に圧入、固
定されることを特徴とする。
【0006】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、スプール弁および電磁三方弁をそれらの軸線が平
行になるようにしてバルブボディに配設することができ
るので、スプール弁および電磁三方弁の軸線に沿う方向
でバルブボディすなわち液圧制御装置の小型化を図るこ
とができる。しかも電磁三方弁における弁部の弁室から
解放される液圧を導く液圧解放路がスプール弁の解放ポ
ートに通じるようにしてバルブボディに設けられるの
で、電磁三方弁側に特別に解放ポートを設けることが不
要となり、液圧制御装置外に作動液を開放、排出したく
ない場合にも管路接続が1箇所ですみ、コスト上昇を招
くことはない。またスプールの一端を臨ませるパイロッ
ト室がシールプラグとスプールの一端との間に形成され
ており、シールプラグは圧入によりバルブボディに固定
されるので、摺動孔の一端開口部を最小限の部品点数で
液密に閉じることができる。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記収納孔は、前記摺動孔
の開口方向と同一側で開口するようにしてバルブボディ
に設けられ、該収納孔に嵌合、固定される弁部と協働し
て前記電磁三方弁を構成するソレノイド部に、前記シー
ルプラグの少なくとも一部を覆って前記バルブボディの
一面に締結される取付けステーが固着されることを特徴
とし、かかる構成によれば、シールプラグの摺動孔から
の離脱を確実に阻止することができる。すなわちシール
プラグにはパイロット室の液圧が該シールプラグを摺動
孔から抜け出させる方向で作用している。このためシー
ルプラグの摺動孔への圧入、固定状態が万一不充分であ
った場合には、シールプラグが摺動孔から抜けてしまう
側に移動してしまう可能性がある。しかるに電磁三方弁
のソレノイド部をバルブボディの一面に取付けるための
取付けステーで前記シールプラグの少なくとも一部が覆
われるので、前記シールプラグが摺動孔から抜け出る方
向に万一移動しようとしても、その移動が前記取付けス
テーで阻止され、シールプラグが摺動孔から抜けてしま
うことはないのである。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の発明の構成に加えて、前記シールプラグは、前記一面
に接触した前記取付けステーとの間に間隔をあける位置
まで前記摺動孔の一端部に液密に圧入されることを特徴
とし、かかる構成によれば、バルブボディの一面に確実
に締結した取付けステーで、プラグの摺動孔からの離脱
を確実に阻止することができる。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項3記載
の発明の構成に加えて、前記シールプラグは、前記摺動
孔の内面全周に弾発接触する環状のシール部材が外周に
装着されるシール部と、該シール部に前記パイロット室
とは反対側で同軸にかつ一体に連なってシール部よりも
大径に形成される圧入部とを備え、前記圧入部が摺動孔
に圧入されることを特徴とし、かかる構成によれば、シ
ールプラグの摺動孔への圧入時に摺動孔の内面のうちシ
ール部材に接触する部分が荒れてしまうことを回避して
前記シール部材により確実なシールを可能とし、しかも
シールプラグの圧入長さを比較的短くすることで圧入作
業を容易とすることができる。
【0010】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
の発明の構成に加えて、前記摺動孔の一端には、軸方向
外方に向かうにつれて大径となる拡径部が設けられ、前
記圧入部の外端が前記拡径部の内端よりも内方に位置す
るまで前記シールプラグが摺動孔の一端部に圧入される
ことを特徴とし、かかる構成によれば、シールプラグの
摺動孔への圧入時に拡径部で案内することでシールプラ
グの摺動孔への圧入を容易とするこができるとともにシ
ール部材が傷つくことを防止することができ、しかも圧
入部の外端が前記拡径部の内端よりも内方に位置するこ
とにより、パイロット室の液圧によりプラグが抜け方向
に移動しようとしたときに、圧入部の外端の周縁部が摺
動孔の内面に食込み易くなり、シールプラグの摺動孔か
らの抜け出しをより確実に阻止することができる。
【0011】さらに上記目的を達成するために、請求項
6記載の発明は、一端をパイロット室に臨ませるととも
に該パイロット室の容積を縮少させる方向にばね付勢さ
れたスプールが、出力ポートを入力ポートおよび解放ポ
ートに択一的に連通させることを可能としてバルブボデ
ィに摺動自在に嵌合されて成るスプール弁と;前記パイ
ロット室に通じて弁ハウジング内に形成される弁室に前
記入力ポートから液圧を作用せしめる状態ならびに前記
弁室の液圧を解放する状態を択一的に切換えるように作
動する弁体が収納されて成る弁部と、前記弁体を駆動す
る電磁力を発揮するソレノイド部とで構成される電磁三
方弁と;を含む液圧制御装置において、前記スプール弁
のバルブボディには、前記スプールを摺動自在に嵌合せ
しめる摺動孔と、該摺動孔の軸線と平行に延びるととも
に閉塞端側に向かうにつれて順次小径となる有底の収納
孔と、前記弁部の弁室から解放される液圧を導くように
して前記解放ポートに通じる液圧解放路とが設けられ、
前記弁部の弁ハウジングは、前記収納孔に嵌合、固定さ
れるべく段付きの円筒状に形成され、弁ハウジングの前
記収納孔への挿入時に収納孔の内面に摺接するシール部
材の個数が段階的に増加するようにして、複数の環状の
シール部材が弁ハウジングの外周の軸方向に間隔をあけ
た位置に装着されることを特徴とする。
【0012】このような請求項6記載の発明の構成によ
れば、スプール弁および電磁三方弁をそれらの軸線が平
行になるようにしてバルブボディに配設することができ
るので、スプール弁および電磁三方弁の軸線に沿う方向
でバルブボディすなわち液圧制御装置の小型化を図るこ
とができる。しかも電磁三方弁における弁部の弁室から
解放される液圧を導く液圧解放路がスプール弁の解放ポ
ートに通じるようにしてバルブボディに設けられるの
で、電磁三方弁側に特別に解放ポートを設けることが不
要となり、液圧制御装置外に作動液を開放、排出したく
ない場合にも管路接続が1箇所ですみ、コスト上昇を招
くことはない。また収納孔および弁ハウジングがともに
段付きに形成されており、弁ハウジングの収納孔への挿
入時に収納孔の内面に摺接するシール部材の個数が段階
的に増加するので、収納孔の内面との摺接による押し込
み荷重が段階的に増加することになり、弁ハウジングの
バルブボディへの組付け性を良好とすることができる。
しかもシール部材の弁ハウジングへの異常装着時や、弁
ハウジングの斜め組付け時等には押し込み荷重の異常に
より組付け不良を容易に判定することができ、弁ハウジ
ングを正確に収納孔に組み込むことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0014】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は電磁三方弁が閉弁している状態での液圧
制御装置の縦断面図であって図2の1−1線に沿う断面
図、図2は図1の2矢視平面図、図3は図1の要部拡大
図、図4は電磁三方弁における弁部の拡大縦断面図であ
る。
【0015】先ず図1および図2において、この液圧制
御装置は、たとえばエンジンEにおける動弁装置の作動
特性を変更するために液圧を高、低に切換えて前記動弁
装置に作用せしめるものであり、エンジンEのエンジン
本体11に締結されるバルブボディ14を有するスプー
ル弁12と、該スプール弁12が備えるパイロット室1
5ならびにエンジン本体11に内蔵される液圧ポンプ等
の液圧源間に介在するようにして前記バルブボディ14
に取付けられる電磁三方弁13とを備える。
【0016】スプール弁12は、前記バルブボディ14
と、一端をパイロット室15に臨ませてバルブボディ1
4に摺動可能に嵌合されるスプール16と、パイロット
室15の容積を縮少する方向にスプール16を付勢する
ばね力を発揮してバルブボディ14およびスプール16
間に設けられる第1戻しばね17と、前記パイロット室
15をスプール16の一端との間に形成するようにして
バルブボディ14に液密に圧入されるシールプラグ18
とを備える。
【0017】エンジン本体11に締結されたバルブボデ
ィ14の外側面のうち上方の一面14aは平坦に形成さ
れており、バルブボディ14には、一端を前記一面14
aに開口して上下にのびる有底の摺動孔20と、該摺動
孔20の内側面の軸方向に間隔をあけた位置に開口する
入力ポート21、出力ポート22および解放ポート23
と、前記摺動孔20と平行にして上下に延びるとともに
前記摺動孔20の開口方向と同一側で開口する有底の収
納孔24とが設けられる。
【0018】入力ポート21は、摺動孔20の直径より
も大きな幅を有した矩形状の横断面形状を有するもので
あり、摺動孔20の軸線に直交する平面内で摺動孔20
の下部を横断するようにしてバルブボディ14に設けら
れ、該入力ポート21の外端は、エンジン本体11内の
液圧源に接続されるべくエンジン本体11側のバルブボ
ディ14の側面に開口され、入力ポート21の開口端部
にはフィルタ25が装着される。また入力ポート21の
内端部はバルブボディ14に設けられた連通孔26によ
り前記収納孔24に連通される。而して入力ポート21
の中間部は摺動孔20の下部内側面に開口するのである
が、該入力ポート21の中間部は摺動孔20内のスプー
ル16で遮断されることはなく、収納孔24は、摺動孔
20内でのスプール16の位置とは無関係に、連通孔2
6および入力ポート21を介してエンジン本体11内の
液圧源に連通される。
【0019】出力ポート22は、摺動孔20の軸線に沿
って前記入力ポート21の上方に間隔をあけた位置に配
置されるものであり、摺動孔20の軸線に直交する平面
内で摺動孔20の中間部を横断するようにしてバルブボ
ディ14に設けられ、該出力ポート22の外端は、エン
ジンEの動弁装置に接続されるべくエンジン本体11側
のバルブボディ14の側面に開口される。
【0020】解放ポート23は、摺動孔20の軸線に沿
って前記出力ポート22の上方に間隔をあけた位置に配
置されるものであり、摺動孔20の軸線に直交する平面
内で摺動孔20の上部内側面に内端部を開口するように
してバルブボディ14に設けられ、該解放ポート23の
外端は、エンジン本体11側に作動液を戻すべくエンジ
ン本体11側のバルブボディ14の側面に開口される。
【0021】一端をパイロット室15に臨ませて摺動孔
20に摺動可能に嵌合されるスプール16の他端と、摺
動孔20の他端閉塞部との間にはばね室28が形成さ
れ、第1戻しばね17は、スプール16の他端部および
摺動孔20の閉塞端部との間に設けられるようにしてば
ね室28に収納される。
【0022】スプール16の外周面には、出力ポート2
2を入力ポート21および解放ポート23に択一的に切
換えて連通せしめるための第1環状凹部30と、解放ポ
ート23に常時通じる第2環状凹部31とが設けられ
る。またスプール16には、ばね室28に通じる解放路
32が同軸に設けられるとともに、該解放路32を第2
環状凹部31に通じさせる連通孔33とが設けられ、ば
ね室28は、解放路32、連通孔33および第2環状凹
部31を介して解放ポート23に連通する。
【0023】パイロット室15の液圧が低いときに、ス
プール16は、図1で示すように、第1戻しばね17の
ばね力によってパイロット室15の容積を縮少した上限
位置に在り、この状態で、スプール16は出力ポート2
2および入力ポート21間を遮断するとともに第1環状
凹部30を介して出力ポート22を解放ポート23に連
通させている。
【0024】パイロット室15の液圧が高くなると、ス
プール16は、第1戻しばね17のばね力に抗してパイ
ロット室15の容積を増大した下限位置まで下動し、こ
の状態で、スプール16は出力ポート22および解放ポ
ート23間を遮断するとともに第1環状凹部30を介し
て出力ポート22を入力ポート21に連通させており、
入力ポート21に通じる出力ポート22からの出力液圧
が高圧となる。
【0025】パイロット室15の液圧を解放すると、ス
プール16は第1戻しばね17のばね力により図1で示
した上限位置へと戻ることになる。
【0026】図3において、シールプラグ18は、摺動
孔20の内周面に弾発的に接触する環状のシール部材と
してのOリング35が外周に装着されるシール部18a
と、摺動孔20に圧入されるべく前記シール部18aよ
りも大径に形成されてシール部18aに同軸にかつ一体
に連設される圧入部18bと、圧入部18bよりも小径
に形成されて圧入部18bの前記シール部18aとは反
対側に同軸にかつ一体に連設される小径部18cとを備
え、シール部18aを軸方向内方側に配置して摺動孔2
0の一端部に圧入される。
【0027】一方、摺動孔20の一端には、軸方向外方
に向かうにつれて大径となるようにして彎曲した拡径部
20aが設けられており、シールプラグ18は、圧入部
18bの外端が拡径部20aの内端よりも内方に位置す
るまで摺動孔20の一端部に圧入され、小径部18cの
外端はバルブボディ14の一面14aよりもわずかに内
方側に配置される。
【0028】図4を併せて参照して、電磁三方弁13
は、前記スプール弁12のパイロット室15に通じて弁
ハウジング38内に形成される弁室39に前記入力ポー
ト21から液圧を作用せしめる状態ならびに前記弁室3
9の液圧を解放する状態を択一的に切換えるように作動
する弁体40が収納されて成る弁部36と、前記弁体4
0を駆動する電磁力を発揮するソレノイド部37とで構
成される。
【0029】前記弁部36の弁ハウジング38は、バル
ブボディ14の収納孔24に嵌合、固定されるものであ
り、収納孔24が、閉塞端側に向かうにつれて順次小径
となるように形成されるのに応じて、弁ハウジング38
は段付きの円筒状に形成される。
【0030】収納孔24は、一端を閉じるとともに連通
孔26が中間部内面に開口する第1孔部24aと、第1
孔部24aよりも大径に形成されるとともに第1孔部2
4aの他端に一端が同軸に連なる第2孔部24bと、第
2孔部24bよりも大径に形成されるとともに第2孔部
24bの他端に一端が同軸に連なる第3孔部24cと、
第3孔部24cよりも大径に形成されるとともに第3孔
部24cの他端に一端が同軸に連なる第4孔部24d
と、小径端を第4孔部24dの他端に同軸に連ならせた
テーパ状の第5孔部24eとから成り、第5孔部24e
の大径端がバルブボディ14の上面に開口する。
【0031】一方、弁ハウジング38は、磁性金属から
成る段付き円筒状のハウジング主体41と、該ハウジン
グ主体41に固定される円筒状の弁座部材42とから成
る。ハウジング主体41は、収納孔24の第2孔部24
bに嵌合し得る第1円筒部41aと、収納孔24の第3
孔部24cに嵌合し得る第2円筒部41bと、収納孔2
4の第4孔部24dに嵌合し得る第3円筒部41cとを
一体に備える。
【0032】しかも第1および第2円筒部41a,41
b間でハウジング主体41の外周には第1環状溝43が
設けられ、第2および第3円筒部41b,41c間でハ
ウジング主体41の外周には第2環状溝44が設けられ
る。
【0033】弁ハウジング38すなわちハウジング主体
41の収納孔24への嵌合時に、第1環状溝43は、収
納孔24における第3孔部24cの一端部内面との間で
第1環状室45を形成し、第2環状溝44は、収納孔2
4における第4孔部24dの一端部内面との間で第2環
状室46を形成する。
【0034】またハウジング主体41の第1、第2およ
び第3円筒部41a,41b,41cの外周には、前記
第1および第2環状室45,46を両側からシールする
ための環状のシール部材であるOリング47,48,4
9が装着されており、Oリング47は第2孔部24bの
内周に弾発的に接触するようにして第1円筒部41aの
外周に装着され、Oリング48は第3孔部24cの内周
に弾発的に接触するようにして第2円筒部41bの外周
に装着され、Oリング49は第4孔部24dの内周に弾
発的に接触するようにして第3円筒部41cの外周に装
着される。
【0035】しかも各Oリング47〜49は、弁ハウジ
ング38の前記収納孔24への挿入時に収納孔24の内
面に摺接するOリング47〜49の個数が段階的に増加
するようにして、ハウジング主体41の外周の軸方向に
間隔をあけた位置に装着される。
【0036】すなわち、図4で示すようにハウジング主
体41の収納孔24への挿入が完了した状態で、第4孔
部24dの上端からOリング49の軸方向中心までの長
さをLとしたときに、第3孔部24cの上端からOリン
グ48の軸方向中心までの長さが2L、第2孔部24b
の上端からOリング47の軸方向中心までの長さが3L
となるように、各Oリング47〜49のハウジング主体
41への装着位置が定められている。このようにすれ
ば、ハウジング主体41の収納孔24への挿入時に、先
ずOリング47が第2孔部24bの内面に摺接し、次い
でOリング47が第2孔部24bの内面に摺接するとと
もにOリング48が第3孔部24cの内面に摺接し、そ
の後で、Oリング47の第2孔部24bの内面への摺
接、Oリング48の第3孔部24cの内面への摺接、な
らびにOリング49の第4孔部24dの内面への摺接が
同時に生じることになる。
【0037】ハウジング主体41において第2円筒部4
1bの軸方向中間部に対応した部分の内周には、弁座部
50が半径方向内方に張り出すようにして一体に設けら
れる。また弁座部材42は、前記弁座部50との間に弁
室39を形成するようにしてハウジング主体41の下部
に嵌合され、ハウジング主体41の下端が弁座部材42
の下部にかしめ結合される。しかもハウジング主体41
に設けられた複数の通路孔51…を介して弁室39は第
1環状室45に連通しており、バルブボディ14には第
1環状室45をスプール弁12のパイロット室15に通
じさせる連通路52が設けられる。
【0038】ところで弁ハウジング38の収納孔24へ
の嵌合により、収納孔24の閉塞端および弁ハウジング
38間には、連通孔26を介して入力ポート21に通じ
る入力室54が形成されており、弁座部材42は、前記
入力室54に通じる弁孔55を形成してハウジング主体
41の下部に固定される。
【0039】一方、前記弁座部50よりも上方でハウジ
ング主体41には円筒状の軸受部材56が圧入されてお
り、この軸受部材56および弁座部50間には解放室5
7が形成される。しかも解放室57はハウジング主体4
1に設けられた複数の通路孔58…を介して第2環状室
46に通じており、スプール弁12の解放ポート23に
第2環状室46を通じさせる液圧解放路59がバルブボ
ディ14に設けられる。また弁座部50の中央部には解
放室57に通じる弁孔60が設けられる。
【0040】弁体40は、球状に形成されるものであ
り、弁孔55を中央部に開口させて弁室39に臨むよう
にして弁座部材42に形成される弁座61に図4で示す
ように着座する状態と、弁孔60を中央部に開口させて
弁室39に臨むようにして弁座部50に形成される弁座
62に着座する状態とを択一的に切換えるようにして、
弁室39に収納される。而して弁体40が弁座61に着
座した状態では弁室39が弁孔60を介して解放室57
に通じており、この状態ではスプール弁12におけるパ
イロット室15の液圧は解放される。また弁体40が弁
座62に着座した状態では弁室39が弁孔55を介して
入力室54に通じており、この状態ではスプール弁12
におけるパイロット室15に入力ポート21の液圧が作
用する。
【0041】ソレノイド部37は、弁部36におけるハ
ウジング主体41の上部に一体に設けられるフランジ部
41dに開口端がかしめ結合される有底円筒状のソレノ
イドハウジング64と、該ソレノイドハウジング64の
閉塞端中央部に同軸にかつ一体に連設される有底円筒状
の固定コア65と、ソレノイドハウジング64の閉塞端
および前記フランジ部41d間に挟まれて固定コア65
を囲繞するボビン66と、ボビン66に巻装されるコイ
ル67と、ボビン66およびハウジング主体41の上部
に同軸に挿入されて固定コア65に対向する可動コア6
8と、可動コア68を固定コア65から離反する側に付
勢するばね力を発揮して固定コア65および可動コア6
8間に設けられる第2戻しばね69とを備える。
【0042】ボビン66と、該ボビン66に巻装される
コイル67とは、合成樹脂から成るモールド部70で被
覆される。このモールド部70には、ソレノイドハウジ
ング64の開口端側側面に設けられた切欠き部64aか
ら外方に突出するカプラ70aが一体に形成されてお
り、このカプラ70aには、コイル67に接続される端
子71…が配設される。
【0043】ソレノイドハウジング64は一対の取付け
ステー72,73でバルブボディ14に取付けられるも
のであり、両取付けステー72,73は、ソレノイドハ
ウジング64の外面に固着される支持板部72a,73
aと、バルブボディ14の一面14aにボルト74,7
5により締結される締結板部72b,73bとを一体に
有して縦断面L字状に形成され、両取付けステー72,
73のうち一方の取付けステー73の締結板部73b
は、バルブボディ14の摺動孔20に圧入されているシ
ールプラグ18の少なくとも一部(この実施例では一
部)を覆うように形成され、シールプラグ18の小径部
18cの外端と、一面14aに締結された前記締結板部
73bとの間にはわずかな間隔が生じている。
【0044】ボビン66のフランジ部41d側端部内周
およびハウジング主体41の上部間にはOリング76が
介装され、またボビン66およびソレノイドハウジング
64の閉塞端間には固定コア65を同軸に囲繞するOリ
ング77が介装される。
【0045】可動コア68には、該可動コア68を同軸
に貫通する駆動軸78がかしめ結合されており、該駆動
軸78は、軸受け部材56を摺動可能に貫通する。しか
も駆動軸78には、弁座部50の弁孔60を緩く貫通す
る小径軸部78aが同軸にかつ一体に設けられており、
この小径軸部78aの先端が弁室39内の弁体40に当
接する。
【0046】このようなソレノイド部37によれば、コ
イル67への非通電状態にあっては第2戻しばね69の
ばね力により可動コア68は固定コア65から離反して
おり、駆動軸78は弁部36の弁体40を弁座61に着
座させており、パイロット室15に通じる弁室39は弁
孔62、解放室57、通路孔58…、第1環状室45お
よび液圧解放路59を介して解放ポート23に通じるこ
とになる。またコイル67への通電状態にあっては第2
戻しばね69のばね力に抗して可動コア68が固定コア
65側に吸着され、可動コア68と一体の駆動軸78の
移動により弁体40は弁座62に着座することになり、
パイロット室15に通じる弁室39は弁孔61、入力室
54および連通孔26を介して入力ポート21に通じる
ことになる。
【0047】次にこの実施例の作用について説明する
と、スプール弁12のバルブボディ14には、バルブボ
ディ14の一面14aに一端を開口してスプール16を
摺動自在に嵌合せしめる有底の摺動孔20と、電磁三方
弁13における弁部36の弁ハウジング38を嵌合、固
定させて摺動孔20の軸線と平行に延びる有底の収納孔
24とが設けられており、スプール弁12および電磁三
方弁13をそれらの軸線が平行になるようにしてバルブ
ボディ14に配設することができるので、スプール弁1
2および電磁三方弁13の軸線に沿う方向でバルブボデ
ィ14すなわち液圧制御装置の小型化を図ることができ
る。
【0048】またバルブボディ14には、電磁三方弁1
3における弁部36の弁室39から解放される液圧を導
く液圧解放路59が、スプール弁12の解放ポート23
に通じるようにして設けられており、電磁三方弁13側
に特別に解放ポートを設けることが不要となり、液圧制
御装置外に作動液を開放、排出したくない場合にも管路
接続が1箇所ですみ、コスト上昇を招くことはない。
【0049】ところで、記摺動孔20の一端部には、ス
プール16の一端との間にパイロット室15を形成する
シールプラグ18が液密に圧入、固定されるものであ
り、摺動孔20の一端開口部を最小限の部品点数で液密
に閉じることができる。
【0050】一方、有底の収納孔24は、閉塞端側に向
かうにつれて順次小径となるように形成され、弁部36
の弁ハウジング38は、収納孔24に嵌合、固定される
べく段付きの円筒状に形成され、弁ハウジング38の収
納孔24への挿入時に収納孔24の内面に摺接するOリ
ング47〜49の個数が段階的に増加するようにして、
複数たとえば3つのOリング47〜49が弁ハウジング
38の外周の軸方向に間隔をあけた位置に装着されてい
る。したがって弁ハウジング38の収納孔24への挿入
時には、収納孔24の内面との摺接による押し込み荷重
が段階的に増加することになり、弁ハウジング38のバ
ルブボディ14への組付け性を良好とすることができ
る。しかもOリング47〜49の弁ハウジング38への
異常装着時や、弁ハウジング38の斜め組付け時等には
押し込み荷重の異常により組付け不良を容易に判定する
ことができ、弁ハウジング38を正確に収納孔24に組
み込むことができる。
【0051】しかもスプール弁12において、スプール
16の一端を臨ませるパイロット室15が、バルブボデ
ィ14に設けられた摺動孔20の一端部に液密に圧入さ
れるシールプラグ18と前記スプール16の一端との間
に形成されるのであるが、シールプラグ18にはパイロ
ット室15の液圧が該シールプラグ18を摺動孔20か
ら抜け出させる方向で作用している。このためシールプ
ラグ18の摺動孔20への圧入、固定状態が万一不充分
であった場合には、シールプラグ18が摺動孔20から
抜けてしまう側に移動してしまう可能性があるが、電磁
三方弁13のソレノイドハウジング64をバルブボディ
14の一面14aに取付けるための取付けステー73の
締結板部73bにより前記シールプラグ18の少なくと
も一部が覆われている。したがって前記シールプラグ1
8が摺動孔20から抜け出る方向に万一移動しようとし
ても、その移動が前記取付けステー73の締結板部73
bで阻止され、シールプラグ18が摺動孔20から抜け
てしまうことはない。
【0052】またシールプラグ18は、バルブボディ1
4の一面14aに接触した取付けステー73の締結板部
73bとの間に間隔をあける位置まで摺動孔20の一端
部に液密に圧入されるので、バルブボディ14の一面1
4aに確実に締結した取付けステー73で、シールプラ
グ18の摺動孔20からの離脱を確実に阻止することが
できる。
【0053】しかもシールプラグ18は、摺動孔20の
内周面に弾発的に接触するOリング35が外周に装着さ
れるシール部18aと、前記摺動孔20に圧入されるべ
く前記シール部18aよりも大径に形成されてシール部
18aに同軸にかつ一体に連設される圧入部18bと、
圧入部18bよりも小径に形成されて圧入部18bの前
記シール部18aとは反対側に同軸にかつ一体に連設さ
れる小径部18cとを備えるものであり、このシールプ
ラグ18が、シール部18aを軸方向内方側に配置して
前記摺動孔20の一端部に圧入される。したがってシー
ルプラグ18の摺動孔20への圧入時に摺動孔20の内
面のうちOリング35に接触する部分が荒れてしまうこ
とがなく、前記Oリング35による確実なシールが可能
となり、シールプラグ18の圧入長さを比較的短くする
ことで圧入作業を容易とすることができる。
【0054】さらに摺動孔20の一端には、軸方向外方
に向かうにつれて大径となる拡径部20aが設けられる
ので、シールプラグ18の摺動孔20への圧入時に拡径
部20aで案内することでシールプラグ18の摺動孔2
0への圧入を容易とするこができるとともにOリング3
5が傷つくことを防止することができる。また圧入部1
8bの外端が拡径部20aの内端よりも内方に位置する
までシールプラグ18が摺動孔20の一端部に圧入され
ることにより、パイロット室15の液圧によりシールプ
ラグ18が抜け方向に移動しようとしたときに、圧入部
18bの外端の周縁部が摺動孔20の内面に食込み易く
なり、シールプラグ18の摺動孔20からの抜け出しを
より確実に阻止することができる。
【0055】このようにシールプラグ18を摺動孔20
の一端部に圧入したときに、シールシールプラグ18が
備える小径部18cは拡径部20aに対応した位置に在
り、圧入部18bの外端の周縁部が摺動孔20の内面に
食込み易くなるようにした上で、シールプラグ18の外
端を取付けステー73の締結板部73bに近接対向させ
ることが可能となる。
【0056】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0057】たとえば上記実施例では、出力ポート22
と、入力ポート21および解放ポート23との連通、遮
断を択一的に切換えるようにスプール弁12を構成した
が、一対の出力ポートと、入力ポートおよび解放ポート
との連通、遮断を一方の出力ポートが入力ポートに通じ
ているときには他方の出力ポートを解放ポートに通じさ
せるようにして択一的に切換えるようにスプール弁を構
成することも可能である。
【0058】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、スプール弁および電磁三方弁の軸線に沿う方向でバ
ルブボディすなわち液圧制御装置の小型化を図ることが
でき、電磁三方弁側に特別に解放ポートを設けることが
不要となるので液圧制御装置外に作動液を開放、排出し
たくない場合にも管路接続が1箇所ですみ、コスト上昇
を招くことはなく、しかも摺動孔の一端開口部を最小限
の部品点数で液密に閉じることができる。
【0059】また請求項2記載の発明によれば、シール
プラグの摺動孔からの離脱を確実に阻止することができ
る。
【0060】請求項3記載の発明によれば、バルブボデ
ィの一面に確実に締結した取付けステーで、プラグの摺
動孔からの離脱を確実に阻止することができる。
【0061】請求項4記載の発明によれば、シールプラ
グの摺動孔への圧入時に摺動孔の内面のうちシール部材
に接触する部分が荒れてしまうことを回避してシール部
材により確実なシールを可能とし、シールプラグの圧入
長さを比較的短くすることで圧入作業を容易とすること
ができる。
【0062】請求項5記載の発明によれば、シールプラ
グの摺動孔への圧入を容易とするこができるとともにシ
ール部材が傷つくことを防止することができ、しかもシ
ールプラグの摺動孔からの抜け出しをより確実に阻止す
ることができる。
【0063】さらに請求項6記載の発明によれば、スプ
ール弁および電磁三方弁の軸線に沿う方向でバルブボデ
ィすなわち液圧制御装置の小型化を図ることができ、電
磁三方弁側に特別に解放ポートを設けることが不要とな
るので液圧制御装置外に作動液を開放、排出したくない
場合にも管路接続が1箇所ですみ、コスト上昇を招くこ
とはなく、しかも弁ハウジングのバルブボディへの組付
け性を良好としつつ弁ハウジングを正確に収納孔に組み
込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁三方弁が閉弁している状態での液圧制御装
置の縦断面図であって図2の1−1線に沿う断面図であ
る。
【図2】図1の2矢視平面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】電磁三方弁における弁部の拡大縦断面図であ
る。
【符号の説明】
12・・・スプール弁 13・・・電磁三方弁 14・・・バルブボディ 14a・・・バルブボディの一面 15・・・パイロット室 16・・・スプール 18・・・シールプラグ 18a・・・シール部 18b・・・圧入部 20・・・摺動孔 20a・・・拡径部 21・・・入力ポート 22・・・出力ポート 23・・・解放ポート 24・・・収納孔 35,47〜49・・・シール部材としてのOリング 36・・・弁部 37・・・ソレノイド部 38・・・弁ハウジング 39・・・弁室 40・・・弁体 59・・・液圧解放路 73・・・取付けステー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H002 BA02 BB01 BC01 BD04 BE01 BE02 3H051 AA03 AA10 BB10 CC11 FF07 3H056 AA09 BB32 CA02 CC05 CC11 CC12 CD02 GG12 3H067 AA17 AA33 BB08 CC32 DD05 DD12 DD32 EC07 FF17 GG22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端をパイロット室(15)に臨ませる
    とともに該パイロット室(15)の容積を縮少させる方
    向にばね付勢されたスプール(16)が、出力ポート
    (22)を入力ポート(21)および解放ポート(2
    3)に択一的に連通させることを可能としてバルブボデ
    ィ(14)に摺動自在に嵌合されて成るスプール弁(1
    2)と;前記パイロット室(15)に通じて弁ハウジン
    グ(38)内に形成される弁室(39)に前記入力ポー
    ト(21)から液圧を作用せしめる状態ならびに前記弁
    室(39)の液圧を解放する状態を択一的に切換えるよ
    うに作動する弁体(40)が収納されて成る弁部(3
    6)と、前記弁体(40)を駆動する電磁力を発揮する
    ソレノイド部(37)とで構成される電磁三方弁(1
    3)と;を含む液圧制御装置において、前記スプール弁
    (12)のバルブボディ(14)には、該バルブボディ
    (14)の一面(14a)に一端を開口して前記スプー
    ル(16)を摺動自在に嵌合せしめる有底の摺動孔(2
    0)と、前記弁部(36)の弁ハウジング(38)を嵌
    合、固定させて前記摺動孔(20)の軸線と平行に延び
    る有底の収納孔(24)と、前記弁部(36)の弁室
    (39)から解放される液圧を導くようにして前記解放
    ポート(23)に通じる液圧解放路(59)とが設けら
    れ、前記摺動孔(20)の一端部には、前記スプール
    (16)の一端との間にパイロット室(15)を形成す
    るシールプラグ(18)が液密に圧入、固定されること
    を特徴とする液圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記収納孔(24)は、前記摺動孔(2
    0)の開口方向と同一側で開口するようにしてバルブボ
    ディ(14)に設けられ、該収納孔(24)に嵌合、固
    定される弁部(36)と協働して前記電磁三方弁(1
    3)を構成するソレノイド部(37)に、前記シールプ
    ラグ(18)の少なくとも一部を覆って前記バルブボデ
    ィ(14)の一面(14a)に締結される取付けステー
    (73)が固着されることを特徴とする請求項1記載の
    液圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記シールプラグ(18)は、前記一面
    (14a)に接触した前記取付けステー(73)との間
    に間隔をあける位置まで前記摺動孔(20)の一端部に
    液密に圧入されることを特徴とする請求項2記載の液圧
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記シールプラグ(18)は、前記摺動
    孔(20)の内面全周に弾発接触する環状のシール部材
    (35)が外周に装着されるシール部(18a)と、該
    シール部(18a)に前記パイロット室(15)とは反
    対側で同軸にかつ一体に連なってシール部(18a)よ
    りも大径に形成される圧入部(18b)とを備え、前記
    圧入部(18b)が摺動孔(20)に圧入されることを
    特徴とする請求項3記載の液圧制御装置。
  5. 【請求項5】 前記摺動孔(20)の一端には、軸方向
    外方に向かうにつれて大径となる拡径部(20a)が設
    けられ、前記圧入部(18b)の外端が前記拡径部(2
    0a)の内端よりも内方に位置するまで前記シールプラ
    グ(18)が摺動孔(20)の一端部に圧入されること
    を特徴とする請求項4記載の液圧制御装置。
  6. 【請求項6】 一端をパイロット室(15)に臨ませる
    とともに該パイロット室(15)の容積を縮少させる方
    向にばね付勢されたスプール(16)が、出力ポート
    (22)を入力ポート(21)および解放ポート(2
    3)に択一的に連通させることを可能としてバルブボデ
    ィ(14)に摺動自在に嵌合されて成るスプール弁(1
    6)と;前記パイロット室(15)に通じて弁ハウジン
    グ(38)内に形成される弁室(39)に前記入力ポー
    ト(21)から液圧を作用せしめる状態ならびに前記弁
    室(39)の液圧を解放する状態を択一的に切換えるよ
    うに作動する弁体(40)が収納されて成る弁部(3
    6)と、前記弁体(40)を駆動する電磁力を発揮する
    ソレノイド部(37)とで構成される電磁三方弁(1
    3)と;を含む液圧制御装置において、前記スプール弁
    (12)のバルブボディ(14)には、前記スプール
    (16)を摺動自在に嵌合せしめる摺動孔(20)と、
    該摺動孔(20)の軸線と平行に延びるとともに閉塞端
    側に向かうにつれて順次小径となる有底の収納孔(2
    4)と、前記弁部(36)の弁室(39)から解放され
    る液圧を導くようにして前記解放ポート(23)に通じ
    る液圧解放路(59)とが設けられ、前記弁部(36)
    の弁ハウジング(38)は、前記収納孔(24)に嵌
    合、固定されるべく段付きの円筒状に形成され、弁ハウ
    ジング(38)の前記収納孔(24)への挿入時に収納
    孔(24)の内面に摺接するシール部材(47〜49)
    の個数が段階的に増加するようにして、複数の環状のシ
    ール部材(47〜49)が弁ハウジング(38)の外周
    の軸方向に間隔をあけた位置に装着されることを特徴と
    する液圧制御装置。
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