JP2003155784A - インサート器具 - Google Patents
インサート器具Info
- Publication number
- JP2003155784A JP2003155784A JP2001355500A JP2001355500A JP2003155784A JP 2003155784 A JP2003155784 A JP 2003155784A JP 2001355500 A JP2001355500 A JP 2001355500A JP 2001355500 A JP2001355500 A JP 2001355500A JP 2003155784 A JP2003155784 A JP 2003155784A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insert
- concrete structure
- fixture
- suction
- suction cup
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インサート器具の型枠への着脱を容易にする
とともに、コンクリート構造物の劣化を防止する。 【解決手段】 内部に雌ねじ部１ａを有するインサート
本体１とこれに連設されたスリーブ体２とによりインサ
ート５を構成し、一端に雄ねじ部３ａを有する取付具３
をスリーブ体２に挿通してその雄ねじ部３ａをインサー
ト本体１の雌ねじ部１ａに螺合し、取付具３の他端に設
けた吸着取付手段としての吸盤部３ｂを型枠４に吸着さ
せる。
とともに、コンクリート構造物の劣化を防止する。 【解決手段】 内部に雌ねじ部１ａを有するインサート
本体１とこれに連設されたスリーブ体２とによりインサ
ート５を構成し、一端に雄ねじ部３ａを有する取付具３
をスリーブ体２に挿通してその雄ねじ部３ａをインサー
ト本体１の雌ねじ部１ａに螺合し、取付具３の他端に設
けた吸着取付手段としての吸盤部３ｂを型枠４に吸着さ
せる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリート構
造物内に埋設するインサート器具に関するものである。
造物内に埋設するインサート器具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】インサートはコンクリート構造物内に埋
設するため、埋設時型枠に取り付ける必要がある。従来
のインサート器具においては、型枠への着脱を容易にす
るため、例えば実開昭６０−６８２０４号公報に示され
たように、吸盤からなる取付具を用いて型枠への取付を
行っていた。
設するため、埋設時型枠に取り付ける必要がある。従来
のインサート器具においては、型枠への着脱を容易にす
るため、例えば実開昭６０−６８２０４号公報に示され
たように、吸盤からなる取付具を用いて型枠への取付を
行っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、イン
サートを吸盤からなる取付具を介して型枠に取り付けれ
ば、型枠への着脱は容易である。しかしながら、この場
合、吸盤からなる取付具はゴムや樹脂などの有機物によ
り形成されており、この取付具はコンクリート構造物内
に残存する。コンクリート構造物内においてゴム部材や
樹脂部材は異物であり、またゴム部材や樹脂部材は経年
変化により劣化が生じるため、吸盤からなる取付具の劣
化損傷に起因して、コンクリート構造物も破壊に至らし
める可能性が生じた。
サートを吸盤からなる取付具を介して型枠に取り付けれ
ば、型枠への着脱は容易である。しかしながら、この場
合、吸盤からなる取付具はゴムや樹脂などの有機物によ
り形成されており、この取付具はコンクリート構造物内
に残存する。コンクリート構造物内においてゴム部材や
樹脂部材は異物であり、またゴム部材や樹脂部材は経年
変化により劣化が生じるため、吸盤からなる取付具の劣
化損傷に起因して、コンクリート構造物も破壊に至らし
める可能性が生じた。
【０００４】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、インサートの型枠への着脱が
容易であるとともに、取付具の劣化に起因するコンクリ
ート構造物の劣化を防止することができ、コンクリート
構造物の耐久性を向上することができるインサート器具
を得ることを目的とする。
めに成されたものであり、インサートの型枠への着脱が
容易であるとともに、取付具の劣化に起因するコンクリ
ート構造物の劣化を防止することができ、コンクリート
構造物の耐久性を向上することができるインサート器具
を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項１のイ
ンサート器具は、内部に被取付部材を取り付けるための
雌ねじ部を有するとともに、コンクリート構造物内に埋
設されるインサートと、コンクリート打設時に用いられ
る型枠にインサートを取り付けるための取付具からな
り、取付具は、インサートに着脱自在に取り付けられる
とともに、型枠への吸着取付手段を有するものである。
ンサート器具は、内部に被取付部材を取り付けるための
雌ねじ部を有するとともに、コンクリート構造物内に埋
設されるインサートと、コンクリート打設時に用いられ
る型枠にインサートを取り付けるための取付具からな
り、取付具は、インサートに着脱自在に取り付けられる
とともに、型枠への吸着取付手段を有するものである。
【０００６】請求項２に係るインサート器具は、インサ
ートが、内部に雌ねじ部を有するインサート本体と、イ
ンサート本体の型枠側に連設されたスリーブ体とからな
るものである。
ートが、内部に雌ねじ部を有するインサート本体と、イ
ンサート本体の型枠側に連設されたスリーブ体とからな
るものである。
【０００７】請求項３に係るインサート器具は、吸着取
付手段が、凹部を有する吸盤からなるものである。
付手段が、凹部を有する吸盤からなるものである。
【０００８】請求項４に係るインサート器具は、取付具
をゴムにより形成したものである。
をゴムにより形成したものである。
【０００９】請求項５に係るインサート器具は、インサ
ート本体がセラミックスにより形成されたものである。
インサート本体は、アルミナ、ジルコニア、炭化珪素、
窒化珪素のいずれかを主成分としたセラミックスにより
形成される。スリーブ体は、雌ねじ部を有さないので、
強度をあまり必要とせず、アルミナ、ムライトなどのセ
ラミックス、あるいはモルタルなどの無機質材からな
る。
ート本体がセラミックスにより形成されたものである。
インサート本体は、アルミナ、ジルコニア、炭化珪素、
窒化珪素のいずれかを主成分としたセラミックスにより
形成される。スリーブ体は、雌ねじ部を有さないので、
強度をあまり必要とせず、アルミナ、ムライトなどのセ
ラミックス、あるいはモルタルなどの無機質材からな
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面とともに説明する。図１はこの実施形態によるインサ
ート器具を型枠へ取り付けた状態の断面図、図２は同じ
くインサート器具の断面図、図３は取付具の一部断面正
面図を示し、１は例えば９６重量％のアルミナセラミッ
クスからなるインサート本体であり、インサート本体１
は樽形状に形成され、その中心には軸方向に一端が閉塞
された雌ねじ部１ａが設けられ、外周には切欠部からな
る回り止め部１ｂが形成される。２は例えばムライトセ
ラミックスなどからなる筒状のスリーブ体であり、イン
サート本体１の雌ねじ部１ａの開口端側に連接して設け
られており、インサート本体１とスリーブ体２によりイ
ンサート５が構成される。
面とともに説明する。図１はこの実施形態によるインサ
ート器具を型枠へ取り付けた状態の断面図、図２は同じ
くインサート器具の断面図、図３は取付具の一部断面正
面図を示し、１は例えば９６重量％のアルミナセラミッ
クスからなるインサート本体であり、インサート本体１
は樽形状に形成され、その中心には軸方向に一端が閉塞
された雌ねじ部１ａが設けられ、外周には切欠部からな
る回り止め部１ｂが形成される。２は例えばムライトセ
ラミックスなどからなる筒状のスリーブ体であり、イン
サート本体１の雌ねじ部１ａの開口端側に連接して設け
られており、インサート本体１とスリーブ体２によりイ
ンサート５が構成される。
【００１１】３はゴム製で棒状の取付具であり、スリー
ブ体２に挿通され、その一端にはインサート本体１の雌
ねじ部１ａと螺合する雄ねじ部３ａが形成され、他端に
は型枠４への吸着取付手段である吸盤部３ｂが形成され
る。吸盤部３ｂは凹面状に形成され、その中心には穴
（丸穴又は角穴）３ｃが設けられている。吸盤部３ｂの
径はスリーブ体２の外径より若干大きくなっている。穴
３ｃは型枠４の所定の位置に突起を設けることにより、
この突起と穴３ｃとの係合により位置合わせができ、イ
ンサート５の埋設位置を一層正確なものにすることがで
きる。
ブ体２に挿通され、その一端にはインサート本体１の雌
ねじ部１ａと螺合する雄ねじ部３ａが形成され、他端に
は型枠４への吸着取付手段である吸盤部３ｂが形成され
る。吸盤部３ｂは凹面状に形成され、その中心には穴
（丸穴又は角穴）３ｃが設けられている。吸盤部３ｂの
径はスリーブ体２の外径より若干大きくなっている。穴
３ｃは型枠４の所定の位置に突起を設けることにより、
この突起と穴３ｃとの係合により位置合わせができ、イ
ンサート５の埋設位置を一層正確なものにすることがで
きる。
【００１２】次に、上記したインサート５をコンクリー
ト構造物内に埋設する手順について説明する。まず、取
付具３の雄ねじ部３ａをスリーブ体２に挿通してインサ
ート本体１の雌ねじ部１ａに螺合し、図２の状態とす
る。次に、図１に示すように、取付具３の吸盤部３ｂを
型枠４の内側に押し付け、吸盤部３ｂを型枠４の内側に
吸着させる。この際、吸盤部３ｂは変形し、スリーブ体
２の端部と密着する。この状態で型枠４の内側にコンク
リートを打設し、コンクリートは固化してコンクリート
構造物６となり、インサート５はコンクリート構造物６
内に埋設される。
ト構造物内に埋設する手順について説明する。まず、取
付具３の雄ねじ部３ａをスリーブ体２に挿通してインサ
ート本体１の雌ねじ部１ａに螺合し、図２の状態とす
る。次に、図１に示すように、取付具３の吸盤部３ｂを
型枠４の内側に押し付け、吸盤部３ｂを型枠４の内側に
吸着させる。この際、吸盤部３ｂは変形し、スリーブ体
２の端部と密着する。この状態で型枠４の内側にコンク
リートを打設し、コンクリートは固化してコンクリート
構造物６となり、インサート５はコンクリート構造物６
内に埋設される。
【００１３】次に、図４に示すように型枠４を除去し、
さらに図５に示すように取付具３を回転させて除去し、
図６に示すように被取付部材７に挿通した取付ボルト８
をスリーブ体２に挿通してインサート本体１の雌ねじ部
１ａに螺合し、被取付部材７をコンクリート構造物６に
取り付ける。
さらに図５に示すように取付具３を回転させて除去し、
図６に示すように被取付部材７に挿通した取付ボルト８
をスリーブ体２に挿通してインサート本体１の雌ねじ部
１ａに螺合し、被取付部材７をコンクリート構造物６に
取り付ける。
【００１４】上記実施形態においては、インサート５は
取付具３の吸盤部３ｂを介して型枠４に取り付けられる
ので、インサート５の型枠４への着脱が容易である。
又、取付具３もインサート本体１の雌ねじ部１ａに螺合
しているだけであるから、容易に取り外すことができ、
コンクリート構造物６内に異物は残存しない。このた
め、取付具３の劣化によるコンクリート構造物６の劣化
は生じず、コンクリート構造物６の耐久性を高めること
ができる。
取付具３の吸盤部３ｂを介して型枠４に取り付けられる
ので、インサート５の型枠４への着脱が容易である。
又、取付具３もインサート本体１の雌ねじ部１ａに螺合
しているだけであるから、容易に取り外すことができ、
コンクリート構造物６内に異物は残存しない。このた
め、取付具３の劣化によるコンクリート構造物６の劣化
は生じず、コンクリート構造物６の耐久性を高めること
ができる。
【００１５】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、イン
サートを型枠への吸着取付手段を有する取付具を介して
型枠へ取り付けており、インサートの型枠への着脱が容
易となる。又、取付具はインサートに着脱自在に取り付
けられるので、簡単に除去することができ、取付具の劣
化によるコンクリート構造物の劣化を防止することがで
き、コンクリート構造部の耐久性を向上することができ
る。
サートを型枠への吸着取付手段を有する取付具を介して
型枠へ取り付けており、インサートの型枠への着脱が容
易となる。又、取付具はインサートに着脱自在に取り付
けられるので、簡単に除去することができ、取付具の劣
化によるコンクリート構造物の劣化を防止することがで
き、コンクリート構造部の耐久性を向上することができ
る。
【図１】この発明によるインサート器具の型枠取付時の
断面図である。
断面図である。
【図２】この発明によるインサート器具の断面図であ
る。
る。
【図３】この発明による取付具の一部断面正面図であ
る。
る。
【図４】この発明によるインサート器具の型枠除去時の
断面図である。
断面図である。
【図５】この発明によるインサート器具の取付具除去時
の断面図である。
の断面図である。
【図６】この発明によるインサートの被取付部材の取付
時の断面図である。
時の断面図である。
１…インサート本体
１ａ…雌ねじ部
２…スリーブ体
３…取付具
３ａ…雌ねじ部
３ｂ…吸盤部
４…型枠
５…インサート
６…コンクリート構造物
７…被取付部材
８…取付ボルト
フロントページの続き
(72)発明者 飯田 憲
静岡県沼津市東間門字上中溝515番地 明
電セラミックス株式会社内
Ｆターム(参考） 2E125 AA66 BA03 BA33 BB08 BB23
BB24 CA01 EA01
4G053 AA07 BD19 EA49 EA50 EB02
4G058 GA01 GE01 GE07 GE11
Claims (5)
- 【請求項１】 内部に被取付部材を取り付けるための雌
ねじ部を有するとともに、コンクリート構造物内に埋設
されるインサートと、コンクリート打設時に用いられる
型枠にインサートを取り付けるための取付具とからな
り、取付具は、インサートに着脱自在に取り付けられる
とともに、型枠への吸着取付手段を有することを特徴と
するインサート器具。 - 【請求項２】 インサートは、内部に雌ねじ部を有する
インサート本体と、インサート本体の型枠側に連設され
たスリーブ体とからなることを特徴とする請求項１記載
のインサート器具。 - 【請求項３】 吸着取付手段は、凹部を有する吸盤によ
り形成したことを特徴とする請求項１または２記載のイ
ンサート器具。 - 【請求項４】 取付具は、ゴムにより形成したことを特
徴とする請求項１〜３のいずれかに記載のインサート器
具。 - 【請求項５】 インサート本体は、セラミックスにより
形成されたことを特徴とする請求項２〜４のいずれかに
記載のインサート器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001355500A JP2003155784A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | インサート器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001355500A JP2003155784A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | インサート器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003155784A true JP2003155784A (ja) | 2003-05-30 |
Family
ID=19167191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001355500A Pending JP2003155784A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | インサート器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003155784A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100737995B1 (ko) | 2006-10-16 | 2007-07-12 | 박남영 | 천장 마감재 설치용 인서트 |
| JP2008101441A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Japan Life Kk | セラミック製インサート |
-
2001
- 2001-11-21 JP JP2001355500A patent/JP2003155784A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100737995B1 (ko) | 2006-10-16 | 2007-07-12 | 박남영 | 천장 마감재 설치용 인서트 |
| JP2008101441A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Japan Life Kk | セラミック製インサート |
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