JP2003184307A - コンクリート型枠セパレータ用プラグ - Google Patents

コンクリート型枠セパレータ用プラグ

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JP2003184307A
JP2003184307A JP2001379458A JP2001379458A JP2003184307A JP 2003184307 A JP2003184307 A JP 2003184307A JP 2001379458 A JP2001379458 A JP 2001379458A JP 2001379458 A JP2001379458 A JP 2001379458A JP 2003184307 A JP2003184307 A JP 2003184307A
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JP
Japan
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sleeve
plug
nut member
concrete
bolt
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JP2001379458A
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English (en)
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Kiyobumi Ogita
清文 荻田
Ken Iida
憲 飯田
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Meiden Ceramics Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Meiden Ceramics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリーブとナット部材の接続、及びプラグを
型枠に取り付けるためのボルトのナット部材への螺合を
容易にするとともに、かぶり寸法に対応したスリーブの
長さ変更を容易とする。 【解決手段】 無機質材を焼成して筒状に形成されたフ
ァインセラミックスからなるスリーブ14の一端にリン
グ状の磁石体16を貼着し、この磁石体16に内周に雌
ねじ部15aを有する金属製のナット部材15を吸着
し、雌ねじ部15aにはセパレータ2とボルト3を螺合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリート内
に埋設するコンクリート型枠セパレータ用プラグに関
し、特に使用後に残存プラグが埋設されて止水処理され
る(通称埋め殺し処理)プラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート打設時には型枠を配置する
ことが一般的に行われており、その際には型枠保持のた
めに型枠間にセパレータ(鉄筋)を配置し、また「かぶ
り(コンクリート外表面と埋設異物(金属など)間の距
離寸法)」を確保し型枠に固定するためにプラグを設け
ている。この種のプラグはプラスチックや木材などで形
成される場合が多く、コンクリート打設後は除去され、
プラグの除去により形成された穴はモルタルにより埋め
られる。しかしながら、プラグを除去しないでコンクリ
ート中に埋設したままにする場合もあり、この場合には
プラグはコンクリートと同質の未焼成の無機質材(例え
ばモルタル又はセラミックス(陶土とアルミナとの混合
物))により形成され、プラグを除去しないでモルタル
を充填するだけで作業が完了し、作業が簡単になる利点
がある。
【0003】又、プラグをコンクリートに埋設したまま
で、その表面に止水処理するものもあり、その例として
特開平9−279841号公報、特開平9−32453
7号公報、実開平7−40905号公報等に示されたも
のがあり、これらではプラグは未焼成のセラミックス
(陶土とアルミナとの混合物)からなるスリーブと金属
ナットとの組み合わせからなり、スリーブは「かぶり」
を確保するために設けられ、スリーブ及び金属ナットは
共にコンクリート中に埋め殺しされる。このようなコン
クリート型枠セパレータ用プラグの一例を図3及び図4
により説明する。
【0004】図3は上記のようなプラグを使用したコン
クリート型枠保持装置の構成図、図4はその要部拡大図
を示し、セパレータ2は両端に雄ねじ部2aを有し、雄
ねじ部2aはプラグ1に螺合される。ボルト3は一端の
雄ねじ部が型枠4に挿通されてプラグ1に螺合されると
ともに、他端にも雄ねじ部3aを有し、かつ中央部にフ
ランジ部3bを有する。5は型枠4を支持する桟木、6
はパイプ7を介して桟木5を型枠4側に押圧する当接
体、8はボルト3の雄ねじ部3aに螺合されるナットで
あり、ボルト3及び部材5〜8により型枠締付体9を構
成する。
【0005】又、プラグ1はセラミックスやモルタルな
どの未焼成の無機質材からなる筒状のスリーブ10と筒
状で内周に雌ねじ部11aを有するとともに外周にフラ
ンジ部11bを有する金属製(例えばステンレス製)の
ナット部材11とからなり、ナット部材11の一端側を
スリーブ10内に挿入して嵌合する、又はスリーブ10
をナット部材11の外周部に一体化成形する。
【0006】次に、施工方法について説明する。まず、
両端の雄ねじ部2aにプラグ1のナット部材11の雌ね
じ部11aが螺合されたセパレータ2を型枠4間に配置
し、ボルト3を型枠4の孔4aに挿入し、フランジ部3
bが型枠4に当接するまでプラグ1のナット部材11の
雌ねじ部11aに螺合する。次に、ナット8をボルト3
の雄ねじ部3aに螺合し、当接体6によりパイプ7を介
して桟木5を押圧するように締め付ける。この状態で型
枠4間にコンクリートを打設し、コンクリートの固化に
よりコンクリート構造物12が形成される。
【0007】その後、ナット8を除去し、当接体6及び
パイプ7を外してボルト3をプラグ1から除去し、桟木
5及び型枠4を除去する。この状態ではプラグ1には穴
が形成されており、雨水等が浸入する恐れがあるので密
封する必要があり、水膨潤性部材あるいはモルタル等の
無機質材からなる止水部材13をプラグ1のスリーブ1
0に嵌合し、止水処理をする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のコンクリート型枠セパレータ用プラグ1は、未焼成の
無機質材からなるスリーブ10に金属製のナット部材1
1を嵌合して形成されており、スリーブ10はナット部
材11の外周に一体化成形固化して成形されるか、又は
別体の円筒形に成形するが、固化過程で歪みを生じてナ
ット部材11が挿入できないなどの欠点を生じた。又、
スリーブ10の内径はナット部材11と螺合するボルト
3の径より必然的に大きくなり、このためボルト3をナ
ット部材11の雌ねじ部11aと螺合する際にボルト3
の先端がナット部材11の端部と衝突し、ボルト3の螺
合作業が煩雑となった。又、スリーブ10とナット部材
11とを一体化固化した場合には、かぶり寸法の変更が
困難となり、必要な各かぶり寸法に対応したスリーブ部
分を備えたプラグが必要となり、生産効率が低下すると
ともに、施工現場での自在な対応が困難となった。しか
も、スリーブ10は未焼成であることから、強度が不足
し、落下時に破損する恐れがあり、作業性が悪化した。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、スリーブとナット部材との接
続が容易でプラグ生産の歩留まりが向上するとともに、
プラグを型枠に取り付けるためのボルトとの螺合作業が
容易で施工作業性を向上することができ、またかぶり寸
法に対応してスリーブの長さを容易に変更することがで
き、生産性、施工性を向上することができるコンクリー
ト型枠セパレータ用プラグを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るコンクリート型枠セパレータ用プラグは、無機質材を
焼成して筒状に形成されたファインセラミックスからな
るスリーブと、金属により内周に雌ねじ部を有する筒状
に形成され、この雌ねじ部にコンクリート打設時に型枠
保持のためのセパレータとプラグを型枠に取り付けるた
めのボルトが螺合されるナット部材からなり、スリーブ
の一端とナット部材の一端をスリーブに設けた磁石体を
介して接続したものである。
【0011】請求項2に係るコンクリート型枠セパレー
タ用プラグは、磁石体をスリーブの端面に設けたもので
ある。
【0012】請求項3に係るコンクリート型枠セパレー
タ用プラグは、磁石体をスリーブに嵌合した接続環に設
けたものである。
【0013】請求項4に係るコンクリート型枠セパレー
タ用プラグは、接続環が、ナット部材と同質の金属、樹
脂、ゴムのいずれかからなるものである。
【0014】請求項5に係るコンクリート型枠セパレー
タ用プラグは、スリーブがアルミナセラミックスからな
るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施形態1 以下、この発明の実施の形態を図面とともに説明する。
図1は発明の実施形態1によるコンクリート型枠セパレ
ータ用プラグの一部断面正面図を示し、14はアルミナ
等の無機質材を焼成して筒状に形成されたファインセラ
ミックスからなるスリーブ、15はステンレス鋼等の金
属により内周に雌ねじ部15aを有し、外径及び内径が
スリーブ14とほぼ同じ筒状に形成されたナット部材、
16は一端がスリーブ14の一端に貼着されたリング状
の磁石体であり、磁石体16の外径及び内径はスリーブ
14とほぼ同一とする。磁石体16の他端にはナット部
材15の一端を同芯状に吸着する。磁石体16は粉体を
貼着して形成してもよい。
【0016】上記構成において、ナット部材15の雌ね
じ部15aには、従来と同様にセパレータ2の雄ねじ部
2aが螺合されるとともに、型枠4及びスリーブ14に
挿通されたボルト3の雄ねじ部が螺合される。コンクリ
ートの打設作業及びコンクリート固化後の型枠4等の解
体作業も従来同様に行われ、スリーブ14内への止水部
材13の嵌合による止水処理も同様に行われる。
【0017】実施形態1においては、スリーブ14をア
ルミナセラミックスにより形成しており、その焼成時に
は歪みが生じることがある。しかし、スリーブ14とナ
ット部材15とは磁石体16を介して吸着するので、ス
リーブ14とナット部材15との間に芯ずれが生じても
その修正は容易であるとともに、スリーブ14の内径な
どに歪みが生じても、ナット部材15との接続は容易で
あり、プラグ生産の歩留まりが向上する。又、スリーブ
14の内径をナット部材15の雌ねじ部15aとほぼ同
径とすることができ、ボルト3の外径ともほぼ同径とす
ることができるので、スリーブ14に挿通したボルト3
はナット部材15の端部と衝突することがなく、雌ねじ
部15aと円滑に螺合することができ、施工作業性が向
上する。さらに、スリーブ14とナット部材15とは完
全に別体であるので、かぶり寸法に対応してスリーブ1
4の長さを容易に変更することができ、生産性、施工性
が向上する。又、スリーブ14は焼成したので、強度が
確保でき、落下時に破損し難くなり、作業性が向上す
る。
【0018】実施形態2 図2は実施形態2によるコンクリート型枠セパレータ用
プラグの一部断面正面図を示し、17はスリーブ14内
に嵌合される接続環であり、その外端部にフランジ部1
7aが形成され、フランジ部17aにはスリーブ14及
びナット部材15の外周より外方にリング状に突出した
止水リング部17bが形成される。フランジ部17aの
外端面上にはリング状の磁石体18が形成され、接続環
17及び磁石体18を介してスリーブ14とナット部材
15とが吸着される。磁石体18は粉体により形成して
もよく、接続環17はナット部材15と同質の金属、樹
脂、ゴムなどにより形成される。
【0019】実施形態2においても、スリーブ14とナ
ット部材15とは接続環17及び磁石体18を介して吸
着されるので、芯ずれの修正を含めて接続が容易であ
り、またスリーブ14の内径とボルト3の外径をほぼ同
径とすることができるので、ボルト3の雌ねじ部15a
との螺合が容易となり、その他の効果も実施形態1と同
様となる。さらに、接続環17に止水リング部17bを
設けたことにより、コンクリート構造物12とスリーブ
14との間から浸入した雨水等の水分は止水リング部1
7bより深く浸入することはなく、ナット部材15やコ
ンクリート構造物12の腐食を防止することができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、焼成
された無機質材のファインセラミックスからなるスリー
ブと金属からなるナット部材を、磁石体を介して吸着し
ており、スリーブと金属ナットとの芯ずれの調整が容易
であるとともに、スリーブに変形を生じてもナット部材
との接続が容易となり、プラグ生産の歩留まりが向上す
る。又、スリーブの内径をナット部材の雌ねじ部の径と
ほぼ同径とすることができ、プラグを型枠に取り付ける
ためのボルトのナット部材の雌ねじ部への螺合が容易と
なり、施工作業性が向上する。さらに、スリーブとナッ
ト部材とは別体であるから、かぶり寸法に対応したスリ
ーブの長さの変更が容易であり、生産性、施工性が向上
する。又、スリーブは焼成したファインセラミックスか
らなるので、強度を確保することができ、作業中に落下
しても破損し難くなり、作業性が向上し、短工期にてコ
ンクリート構造物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1によるコンクリート型枠
セパレータ用プラグの一部断面正面図である。
【図2】この発明の実施形態2によるコンクリート型枠
セパレータ用プラグの一部断面正面図である。
【図3】従来のコンクリート型枠保持装置の構成図であ
る。
【図4】従来のコンクリート型枠保持装置の要部拡大図
である。
【符号の説明】
2…セパレータ 3…ボルト 4…型枠 12…コンクリート構造物 14…スリーブ 15…ナット部材 15a…雌ねじ部 16,18…磁石体 17…接続環
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 憲 静岡県沼津市東間門字上中溝515番地 明 電セラミックス株式会社内 Fターム(参考) 2E177 KC01 KD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質材を焼成して筒状に形成されたフ
    ァインセラミックスからなるスリーブと、金属により内
    周に雌ねじ部を有する筒状に形成され、この雌ねじ部に
    コンクリート打設時に型枠保持のためのセパレータとプ
    ラグを型枠に取り付けるためのボルトが螺合されるナッ
    ト部材からなり、スリーブの一端とナット部材の一端を
    スリーブに設けた磁石体を介して接続したことを特徴と
    するコンクリート型枠セパレータ用プラグ。
  2. 【請求項2】 磁石体は、スリーブの端面に設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のコンクリート型枠セパレー
    タ用プラグ。
  3. 【請求項3】 磁石体は、スリーブに嵌合した接続環に
    設けたことを特徴とする請求項1記載のコンクリート型
    枠セパレータ用プラグ。
  4. 【請求項4】 接続環は、ナット部材と同質の金属、樹
    脂、ゴムのいずれかからなることを特徴とする請求項3
    記載のコンクリート型枠セパレータ用プラグ。
  5. 【請求項5】 スリーブは、アルミナセラミックスから
    なることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    コンクリート型枠セパレータ用プラグ。
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