JP2003155149A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003155149A
JP2003155149A JP2001354870A JP2001354870A JP2003155149A JP 2003155149 A JP2003155149 A JP 2003155149A JP 2001354870 A JP2001354870 A JP 2001354870A JP 2001354870 A JP2001354870 A JP 2001354870A JP 2003155149 A JP2003155149 A JP 2003155149A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】給紙時に用紙にしわが生じ難い画像形成装置を
提供する。 【解決手段】レジストローラ43の用紙搬送方向A手前
側に、フィードローラ47を配置する。レジストローラ
43を6個のレジストロール体43bにより構成し、フ
ィードローラ47を8個のフィードロール体47bによ
り構成する。8個のフィードロール体47bのうち、フ
ィードローラ47の両端部の2個のフィードロール体4
7bを、レジストローラ43の両端部の2個のレジスト
ロール体43bよりも幅方向外側になるように配置す
る。すなわち、レジストローラ43の幅方向の通紙範囲
R2が、フィードローラ47の通紙範囲R1よりも内側
になるようにする。 【効果】フィードローラ47を通過する際に生じた用紙
の幅方向の撓みを、レジストローラ43を通過する際に
通紙範囲R2の外側に逃がすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば日本工業規格(JIS)の
A列1番(「A1」という。以下同様。)サイズ以上の
幅広の用紙に画像を形成することができる画像形成装置
が知られている。この種の画像形成装置には、例えば感
光体ドラム、メインチャージャ、LEDプリントヘッ
ド、現像装置などを含む画像形成部が備えられている。
感光体ドラムは、その表面がメインチャージャにより一
様に帯電された後、LEDプリントヘッドにより選択的
に露光されることにより、いわゆる静電潜像が書き込ま
れる。静電潜像は現像装置によりトナー像に現像され、
このトナー像が用紙に転写される。
【0003】画像形成装置には、例えばその下部に、ロ
ール紙などの用紙を収容するための用紙収容部が設けら
れており、この用紙収容部から画像形成部に向けて所定
のタイミングで用紙が送り出されるようになっている。
この種の画像形成装置の中には、用紙収容部以外に、用
紙を手差しでセットするための手差し給紙部を備えたも
のがある。手差し給紙部には、例えば画像形成部に向け
て所定のタイミングで用紙を送り出すためのレジストロ
ーラが配置されている。レジストローラは、用紙搬送方
向に対してほぼ直交する幅方向に延びるように配置され
ていて、上方に従動ローラが対向して設けられている。
【0004】レジストローラには、その回転軸に駆動機
構が連結されており、この駆動機構に含まれるモータが
回転駆動することにより、レジストローラが回転される
ようになっている。レジストローラは、幅方向に沿って
並設された例えば8個のレジストロール体を有してい
る。従動ローラは、例えば各レジストロール体に対応す
る8個の従動ロール体を有している。各従動ロール体
は、対応するレジストロール体に所定のニップ圧で圧接
されていて、レジストローラが回転するのに伴って回転
されるようになっている。手差し給紙部に供給された用
紙は、レジストローラと従動ローラとによって挟まれ、
それらの間を通って画像形成部へと送られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、組み立
て精度のばらつきなどに起因して、各レジストロール体
と対応する従動ロール体とのニップ圧にばらつきが生じ
る場合がある。この場合、幅広の用紙を手差しで給紙し
たときに、用紙が用紙搬送方向に対して斜めに送られて
しまう(斜行)おそれがあった。そこで、レジストロー
ラよりも用紙搬送方向手前側に、レジストローラ側へ用
紙を供給するためのフィードローラを配置する構成が提
案されている。フィードローラは、レジストローラに対
してほぼ平行に延びるように配置されており、幅方向に
沿って並設された例えば8個(レジストロール体と同
数)のフィードロール体を有している。8個のレジスト
ロール体のうち、レジストローラの両端部に配置された
2個のレジストロール体は、例えばフィードローラの両
端部に配置された2個のフィードロール体よりも幅方向
外側になるように配置されている。すなわち、フィード
ローラの幅方向の通紙範囲が、レジストローラの通紙範
囲よりも内側になっている。
【0006】この構成によれば、フィードローラの働き
により、用紙を用紙搬送方向に沿ってレジストローラに
真っ直ぐ供給することができる。したがって、幅広の用
紙を手差し給紙した場合でも、斜行することなく、用紙
をレジストローラから画像形成部へ向けて用紙搬送方向
に沿って真っ直ぐ送ることができる。しかしながら、上
記構成では、フィードローラの幅方向の通紙範囲が、レ
ジストローラの通紙範囲よりも内側になっているため、
幅広の用紙を手差し給紙した場合に、フィードローラを
通過する際に生じた用紙の幅方向の撓みをレジストロー
ラの通紙範囲の外側に逃がすことができず、しわが生じ
る場合があるという問題があった。
【0007】特に、トレーシングペーパーや、いわゆる
マテリアル紙のような薄い用紙を手差し給紙する場合に
は、しわが生じやすかった。本発明は、かかる背景のも
とでなされたもので、給紙時に用紙にしわが生じ難い画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するための請求項1記載の発明は、A1サイズ
以上の幅広の用紙に画像を形成できる画像形成部(1
4)を有する画像形成装置(1)であって、上記画像形
成部に向けて所定のタイミングで用紙を送り出すための
ローラであって、用紙搬送方向(A)に対してほぼ直交
する幅方向に延びるように配置されたレジストローラ
(43)と、上記レジストローラよりも用紙搬送方向手
前側に、上記レジストローラに対してほぼ平行に延びる
ように配置され、上記レジストローラ側へ用紙を供給す
るためのフィードローラ(47)とを含み、上記レジス
トローラの幅方向の通紙範囲(R2)が、上記フィード
ローラの通紙範囲(R1)よりも内側になっていること
を特徴とする画像形成装置である。
【0009】なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態
における対応構成要素等を表す。以下、この項において
同じ。この構成によれば、幅広の用紙を給紙した場合で
も、フィードローラを通過する際に生じた用紙の幅方向
の撓みを、レジストローラを通過する際にレジストロー
ラの通紙範囲(R2)の外側に逃がすことができる。し
たがって、給紙時に用紙にしわが生じ難い。
【0010】請求項2記載の発明のように、上記レジス
トローラ(43)は、用紙を搬送するための複数のレジ
ストロール体(43b)を有し、上記フィードローラ
(47)は、用紙を搬送するための複数のフィードロー
ル体(47b)を有していて、上記レジストロール体
は、上記フィードロール体よりも少なく構成されていれ
ば、より好適にしわが生じるのを防止できる。また、請
求項3記載の発明のように、上記フィードロール体(4
7b)は、スポンジにより形成されていることが好まし
い。
【0011】例えば、フィードローラからレジストロー
ラ側へ用紙を供給する際、レジストローラは停止した状
態となっている。これにより、フィードローラで送られ
た用紙は、その先端がレジストローラで一旦停止(レジ
スト)され、用紙の搬送方向が整えられる。フィードロ
ーラは回転を続けているので、用紙の先端部がフィード
ローラとレジストローラとの間で用紙搬送方向に撓みを
生じることとなる。本発明の構成によれば、フィードロ
ール体を摩擦抵抗の低いスポンジで形成することによ
り、レジスト時にフィードローラにおいて用紙を滑ら
せ、用紙搬送方向に対して斜めに生じる撓みを逃がすこ
とができるので、しわがより生じにくい。
【0012】請求項4記載の発明は、上記レジストロー
ラ(43)およびフィードローラ(47)は、用紙を手
差しでセットするための手差し給紙部(40)に設けら
れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
載の画像形成装置である。この構成によれば、幅広の用
紙を手差し給紙部から手差し給紙した場合に、用紙にし
わが生じ難い画像形成装置を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下には、図面を参照して、本発
明の実施形態について具体的に説明する。図1は、本発
明の一実施形態に係る複写機1の構成を示す概略断面図
である。複写機1は、例えばA0サイズまでの幅広の用
紙に画像を形成することができる画像形成装置である。
なお、図1において右側を前方、左側を後方として説明
する。
【0014】複写機1は、その外形を略矩形のハウジン
グ2により区画されており、原稿を読み取るための読取
装置13を有する原稿読取部10、ロール紙などの用紙
を収容するための用紙収容部11、搬送されてくる用紙
に読取装置13から読み取られた原稿の画像に基づくト
ナー像を転写するための画像形成部14、および用紙に
転写されたトナー像を定着するための定着装置15など
を備えている。原稿読取部10には、例えば左右方向に
延びる原稿搬送ローラ25、26が前後に2対備えられ
ている。ハウジング2の上面には、原稿をセットするた
めの載置台4が設けられており、原稿は、そのおもて面
が下方を向くように載置台4上にセットされる。載置台
4上に原稿をセットした状態で、操作者が例えばハウジ
ング2の上面から突設された操作パネル(図示せず)の
スタートボタンを操作すると、原稿が原稿搬送ローラ2
5、26を通って、手前側から後方へと搬送されるよう
になっている。
【0015】読取装置13は、2対の原稿搬送ローラ2
5、26の間に配置されている。原稿は、原稿搬送ロー
ラ25、26を通って後方へと搬送される過程で、透明
なコンタクトガラス(図示せず)上を通過する。読取装
置13は、このコンタクトガラスの下方に配置されてお
り、コンタクトガラス上を通過する原稿の画像を下方か
ら読み取ることができるようになっている。読取装置1
3の上方には、例えば左右方向に延びる押付ローラ31
が配置されている。押付ローラ31は、コンタクトガラ
ス上を通過する原稿を、コンタクトガラスの表面から浮
かないように押え付けるとともに、原稿読み取り時に読
取装置13から原稿に向けて照射された光が原稿で反射
する際の反射光の光量のばらつきを補正する、いわゆる
シェーディング補正機能も備えている。
【0016】画像形成部14は、ハウジング2内の上部
に配置されており、図1において反時計回りに回転駆動
される感光体ドラム16を備えている。感光体ドラム1
6は、その外周面に感光体層を有していて、メインチャ
ージャ17の放電によって一様に帯電された後、読取装
置13から読み取られた原稿の画像に基づいてLEDプ
リントヘッド18から照射された光によって露光され
る。これにより、感光体ドラム16の表面には、いわゆ
る静電潜像が形成される。
【0017】静電潜像が形成された感光体ドラム16の
表面には、現像装置19によりトナーが付着され、トナ
ー像が形成される。感光体ドラム16がさらに回転され
ると、転写装置20により、搬送されてきた用紙にトナ
ー像が転写される。トナー像転写後の感光体ドラム16
の表面に残留しているトナーは、クリーニング装置21
により回収される。トナー像が転写された用紙は、定着
装置15へと導かれ、この定着装置15により定着処理
がなされた後、排出ローラ22によりハウジング2外部
に排出される。
【0018】ハウジング2の後側には、用紙収容部11
から画像形成部14へと用紙を案内するための用紙搬送
路12が上下方向に真っ直ぐ延びている。用紙搬送路1
2の途中には、用紙収容部11に収容された用紙を画像
形成部14に向けて所定のタイミングで送り出すための
レジストローラ23が配置されている。また、レジスト
ローラ23の用紙搬送方向手前側には、レジストローラ
23側へ用紙を供給するためのフィードローラ24が配
置されている。
【0019】画像形成時には、用紙収容部11に収容さ
れた用紙がフィードローラ24によりレジストローラ2
3側へと送られ、用紙の先端部がレジストローラ23に
到達した時点で一旦搬送が停止される。そして、上記態
様で感光体ドラム16の表面に形成されたトナー像が転
写装置20に対向する位置にくるタイミングに合わせて
用紙が画像形成部14に到達するように、レジストロー
ラ23の回転が開始されるようになっている。
【0020】レジストローラ23とフィードローラ24
との間には、ロール紙を切断するためのカッター機構2
7が配置されている。カッター機構27の近傍には、用
紙の通過を検知するための用紙検知センサ(図示せず)
が設けられており、この用紙検知センサの検知信号に基
づいて、送り出されたロール紙の長さを検出し、用紙サ
イズに応じた長さでカッター機構27によりロール紙が
切断されるようになっている。
【0021】また、本実施形態に係る複写機1には、用
紙収容部11以外に、カット紙を手差しでセットするた
めの手差し給紙部40が備えられている。ハウジング2
の前面には、手差しで用紙を供給するための用紙供給口
41が形成されており、この用紙供給口41から用紙の
先端部を挿入することにより、手差し給紙部40に用紙
を供給することができるようになっている。図2は、手
差し給紙部40の構成を示す要部拡大断面図である。図
2を参照して、手差し給紙部40には、例えば画像形成
部14に向けて所定のタイミングで用紙を送り出すため
のレジストローラ43が配置されている。レジストロー
ラ43は、用紙搬送方向Aに対してほぼ直交する幅方向
に延びるように配置されていて、上方に従動ローラ44
が対向して設けられている。
【0022】レジストローラ43は、回転軸43aによ
り回転自在に保持されている。回転軸43aには駆動機
構(図示せず)が連結されており、この駆動機構に含ま
れるモータが回転駆動することにより、レジストローラ
43が図2における反時計回りに回転されるようになっ
ている。従動ローラ44は、回転軸44aにより回転自
在に保持されている。従動ローラ44は、レジストロー
ラ43に圧接されていて、レジストローラ43が回転す
るのに伴って、図2における時計回りに回転されるよう
になっている。
【0023】レジストローラ43へと供給された用紙
は、当該レジストローラ43と従動ローラ44とによっ
て挟まれ、それらの間を通って画像形成部14へと送ら
れる。手差し給紙部40の用紙搬送路46は、上ガイド
板45aと下ガイド板45bとにより形成されている。
レジストローラ43の回転軸43aは、下ガイド板45
bより下側の機械本体側板(図示せず)により保持され
ており、従動ローラ44の回転軸44aは、上ガイド板
45aにより保持されている。
【0024】レジストローラ43の用紙搬送方向A手前
側には、レジストローラ43側へ用紙を供給するための
フィードローラ47が配置されている。フィードローラ
47は、レジストローラ43の回転軸43aに対してほ
ぼ平行に延びるように配置された回転軸47aにより、
回転自在に保持されている。回転軸47aは、上述した
レジストローラ43を回転させるための駆動機構に連結
されており、この駆動機構に含まれるモータが回転駆動
することにより、フィードローラ47が図2における反
時計回りに回転されるようになっている。フィードロー
ラ47の回転軸47aは、下ガイド板45bより下側の
機械本体側板(図示せず)により保持されている。
【0025】フィードローラ47は、上ガイド板45a
に下方から押し当てられた状態で取り付けられており、
用紙供給口41から手差し給紙部40に供給された用紙
は、フィードローラ47により、上ガイド板45aの下
面に沿ってレジストローラ43側へと送られる。本実施
形態では、ハウジング2の上ガイド板45aから上側の
部分が、手前側に引き出し可能な引出部2aとなってい
る(図1参照)。この引出部2aを手前側に引き出すこ
とにより、ハウジング2の上面に開口が形成されるよう
になっていて、この開口から手を入れることにより、ハ
ウジング2内のメンテナンスを行うことができるように
なっている。
【0026】引出部2aを手前側に引き出すと、下ガイ
ド板45bに対して上ガイド板45aが手前側に変位
し、下ガイド板45b側に取り付けられたレジストロー
ラ43およびフィードローラ47が露呈するようになっ
ている。これにより、引出部2aを引き出すことでハウ
ジング2の上面に形成される開口から手を入れて、従動
ローラ44だけでなく、レジストローラ43およびフィ
ードローラ47のメンテナンスも行うことができる。
【0027】また、手差し給紙部40の用紙搬送路46
内で用紙詰まり(JAM)が発生した場合、引出部2a
を引き出し、図示しない紙詰まり解除ダイヤルを回すこ
とにより、詰まった用紙を容易に取り除くことができ
る。さらに、本実施形態では、フィードローラ47の働
きにより、用紙を用紙搬送方向Aに沿ってレジストロー
ラ43に真っ直ぐ供給することができる。したがって、
幅広の用紙を手差し給紙した場合でも、斜行することな
く、用紙をレジストローラ43から画像形成部14へ向
けて用紙搬送方向Aに沿って真っ直ぐ送ることができ
る。
【0028】図3は、下ガイド板45bを上方から見た
平面図であって、要部のみを示している。図2および図
3を参照して、レジストローラ43は、幅方向に沿って
並設された例えば6個のレジストロール体43bを有し
ている。各レジストロール体43bは、例えばゴムによ
り形成されていて、その外周面が下ガイド板45bから
上方に張り出して、用紙搬送路46に臨んでいる。6個
のレジストロール体43bのうち中央の2個のロール体
は、A4サイズの用紙の短辺よりもやや短い間隔をあけ
て配置されており、レジストローラ43は、最小でA4
サイズの用紙を縦方向に搬送することができるようにな
っている。
【0029】従動ローラ44は、例えば各レジストロー
ル体43bに対向する6個の従動ロール体44bを有し
ている。各従動ロール体44bは、例えばPOM(ポリ
オキシメチレン)により形成されていて、その外周面が
上ガイド板45aから下方に張り出して、用紙搬送路4
6に臨んでいる。各従動ロール体44bは、対応するレ
ジストロール体43bに所定のニップ圧で圧接されて、
レジストローラ43が回転するのに伴って回転されるよ
うになっている。
【0030】フィードローラ47は、幅方向に沿って並
設された例えば(レジストロール体43bよりも多い)
8個のフィードロール体47bを有している。各フィー
ドロール体47bは、例えばスポンジにより形成されて
いて、その外周面が下ガイド板45bから上方に張り出
して、用紙搬送路46に臨んでいる。フィードロール体
47bは、その外周面が上ガイド板45aの下面に押し
当てられ、歪んだ状態で取り付けられている。これによ
り、フィードロール体47bは、その外周面が上ガイド
板45aの下面に対して擦れた状態で回転するようにな
っている。
【0031】レジストローラ43のレジストロール体4
3bとフィードローラ47のフィードロール体47bと
は、互いに千鳥状になるように配置されている。これに
より、各レジストロール体43bとフィードロール体4
7bとを用紙搬送方向Aに沿って並べて配置する場合と
比較して、下ガイド板45bの剛性が低下するのを防止
できる。本実施形態の特徴は、8個のフィードロール体
47bのうち、フィードローラ47の両端部に配置され
た2個のフィードロール体47bが、レジストローラ4
3の両端部に配置された2個のレジストロール体43b
よりも幅方向外側になるように配置されている点にあ
る。すなわち、レジストローラ43の幅方向の通紙範囲
R2が、フィードローラ47の通紙範囲R1よりも内側
になっている。
【0032】この構成によれば、幅広の用紙を手差し給
紙部40から手差し給紙した場合でも、フィードローラ
47を通過する際に生じた用紙の幅方向の撓みを、レジ
ストローラ43を通過する際にレジストローラ43の通
紙範囲R2の外側に逃がすことができる。したがって、
給紙時に用紙にしわが生じ難い。複写機1において画像
形成を行う場合、例えば操作者が操作パネルを操作して
手差し給紙を選択し、用紙を用紙供給口から挿入するの
に応答して、手差し給紙部40のフィードローラ47が
回転し始めるようになっている。
【0033】上ガイド板45aの上面の幅方向略中央に
は、例えば用紙搬送路46内の用紙の通過を検知するた
めの2つの用紙検知センサ48、49が、用紙搬送方向
Aに沿って前後に並べて取り付けられている。各用紙検
知センサ48、49は、いわゆる光学反射式のものであ
って、照射した光が用紙に反射して再び各センサ48、
49に入射するか否かを検知することにより、用紙の通
過を検出するものである。
【0034】用紙搬送方向A手前側に配置された用紙検
知センサ48は、フィードロール体47bが上ガイド板
45aに当接する位置の直上流側に配置されており、手
差し給紙の用紙の先端を検知することにより、その直後
にフィードローラ47を回転させて給紙できるようにな
っている。フィードローラ47およびレジストローラ4
3を回転させるための駆動機構には、レジストローラ4
3の回転および停止を切り替えるためのクラッチ(図示
せず)が設けられている。手差し給紙が選択され、用紙
供給口41から用紙の先端部が挿入されると、回転して
いるフィードローラ47により、用紙がレジストローラ
43側へと送られる。このとき、上記駆動機構のクラッ
チの働きにより、レジストローラ47は停止した状態と
なっている。これにより、フィードローラ47により送
られた用紙は、その先端がレジストローラ43と従動ロ
ーラ44とが当接する位置(ニップ位置)で停止(レジ
スト)され、用紙の搬送方向が整えられる。フィードロ
ーラ47は回転を続けているので、用紙の先端部がフィ
ードローラ47とレジストローラ43との間で用紙搬送
方向Aに撓みを生じることとなる。本実施形態では、フ
ィードロール体47bを摩擦抵抗の低いスポンジで形成
することにより、レジスト時にフィードローラ47にお
いて用紙を滑らせ、用紙搬送方向に対して斜めに生じる
撓みを逃がすことができるので、しわがより生じにく
い。
【0035】用紙検知センサ48は、レジストローラ4
3を通過した用紙の先端部を検知し、複写機1内に設け
られた制御部(図示せず)に検出信号を送信する。制御
部は、この用紙検知センサ48からの検出信号を受信し
てから所定時間(例えば0.75秒)が経過した後、上
記駆動機構のクラッチを切り替えてレジストローラ43
の回転を開始させる。これにより、レジストローラ43
により送り出された用紙は、感光体ドラム16表面のト
ナー像が転写装置20に対向する位置にくるタイミング
に合わせて画像形成部14に到達する。
【0036】一方、用紙搬送方向A後側に配置された用
紙検知センサ49は、JAMを検知するためのものであ
る。すなわち、レジストローラ43が回転を開始してか
ら所定時間が経過しても、まだ用紙検知センサ49から
の検出信号が送信されない場合に、制御部は、JAMが
発生していると判断し、複写機1の画像形成動作を停止
させると共に、例えば警告音などにより操作者にJAM
が発生していることを報知する。
【0037】本発明は、以上の実施形態の内容に限定さ
れるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の
変更が可能である。例えば、手差し給紙部40のレジス
トローラおよびフィードローラの構成は、レジストロー
ラの通紙範囲がフィードローラの通紙範囲よりも内側に
なっていれば、複数のロール体43b、47bを有する
構成に限らず、それぞれ軸線方向に長手の一本のロール
体により構成されていてもよい。
【0038】上述のようなレジストローラおよびフィー
ドローラの構成は、手差し給紙部40に限らず、例えば
用紙収容部11から画像形成部14に向けて用紙を案内
するための用紙搬送路12に配置されたレジストローラ
23およびフィードローラ24に適用されてもよい。ま
た、本発明の一実施形態として複写機1について説明し
たが、本発明は複写機に限らず、プリンタ、ファクシミ
リなどの画像形成装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る複写機の構成を示す
概略断面図である。
【図2】手差し給紙部の構成を示す要部拡大断面図であ
る。
【図3】下ガイド板を上方から見た平面図である。
【符号の説明】
1 複写機 14 画像形成部 40 手差し給紙部 43 レジストローラ 43b レジストロール体 47 フィードローラ 47b フィードロール体 A 用紙搬送方向 R1、R2 通紙範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉内 勝裕 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内 Fターム(参考) 2H072 BA06 CA01 HB07 JA02 JA04 JC07 3F049 AA01 AA02 CA16 DA14 LA02 LA05 LA07 LB03 3F063 AA01 AB01 BA02 BA04 BC04 CA02 CA04 3F102 AA02 AA11 AB01 BA02 BB02 DA08 EA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A1サイズ以上の幅広の用紙に画像を形成
    できる画像形成部を有する画像形成装置であって、 上記画像形成部に向けて所定のタイミングで用紙を送り
    出すためのローラであって、用紙搬送方向に対してほぼ
    直交する幅方向に延びるように配置されたレジストロー
    ラと、 上記レジストローラよりも用紙搬送方向手前側に、上記
    レジストローラに対してほぼ平行に延びるように配置さ
    れ、上記レジストローラ側へ用紙を供給するためのフィ
    ードローラとを含み、 上記レジストローラの幅方向の通紙範囲が、上記フィー
    ドローラの通紙範囲よりも内側になっていることを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記レジストローラは、用紙を搬送するた
    めの複数のレジストロール体を有し、 上記フィードローラは、用紙を搬送するための複数のフ
    ィードロール体を有していて、 上記レジストロール体は、上記フィードロール体よりも
    少なく構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記フィードロール体は、スポンジにより
    形成されていることを特徴とする請求項2記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】上記レジストローラおよびフィードローラ
    は、用紙を手差しでセットするための手差し給紙部に設
    けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の画像形成装置。
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