JP2003155083A - コイル包装用筒状筐体およびコイル包装体 - Google Patents

コイル包装用筒状筐体およびコイル包装体

Info

Publication number
JP2003155083A
JP2003155083A JP2001352553A JP2001352553A JP2003155083A JP 2003155083 A JP2003155083 A JP 2003155083A JP 2001352553 A JP2001352553 A JP 2001352553A JP 2001352553 A JP2001352553 A JP 2001352553A JP 2003155083 A JP2003155083 A JP 2003155083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
tubular casing
opening
casing
support portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001352553A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3979567B2 (ja
Inventor
Sadao Hayashi
貞雄 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2001352553A priority Critical patent/JP3979567B2/ja
Publication of JP2003155083A publication Critical patent/JP2003155083A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3979567B2 publication Critical patent/JP3979567B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Pallets (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルの金属長尺材の表面に接触することな
く固定して梱包および包装ができるコイル包装用筒状筐
体およびコイル包装体を提供することを課題とする。 【解決手段】 金属長尺材33をボビン31に巻きつ付
けたコイル30を包装するためのコイル包装用筒状筐体
1において、前記コイル包装用筒状筐体1は、前記コイ
ルの収納開口部6を上部に有するように側面板2,3,
4,5で囲んで形成される前記コイルの収納部10と、
この収納部の収納開口部から下方に向かって、かつ、前
記側面板の対面する位置に形成され、前記ボビンの側面
から突出するフランジを支持する切欠開口支持部8,9
とを備え、前記収納部は、その切欠開口支持部の下端か
ら下部までの寸法が、前記切欠開口支持部に支持したコ
イルの金属長尺材の巻付け高さより大きく形成されたコ
イル包装用筒状筐体として構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属帯または金属
条等の金属長尺材をボビンに巻き付けたコイルを包装す
るためのコイル包装用筒状筐体およびコイル包装体に関
するものである。
【従来の技術】
【0002】一般に、金属帯または金属条等の金属長尺
材をボビンに巻き付けたコイルを搬送する場合に、パレ
ットに固定して包装するためのコイル包装体は、図6
(a)に示すような構成のものが知られている。すなわ
ち、コイル包装体100は、パレット101と、このパ
レット101の上部に一定間隔をあけて設けた台座10
2と、この台座102の上部に設けた緩衝材103とを
備えている。そして、ボビン106に金属長尺材107
を巻き付けたコイル105を梱包する場合は、緩衝材1
03の上にコイル105を載置した状態で固定ベルト1
06により固定している。
【0003】しかし、前記した構成のコイル包装体10
0では、車両等により搬送している最中にパレット10
1に振動や衝撃が加わると、その振動や衝撃が緩衝材1
03から直接コイル105の金属長尺材107に伝わっ
てしまうため、金属長尺材の表面に擦り傷や、また、凹
み等を発生させてしまった。
【0004】そこで、前記の問題を解決するため、従
来、図6(b)に示すような構成のコイル包装体を本願
発明者は提案している。すなわち、コイル包装体100
Aは、前記台座102とパレット101との間に衝撃緩
衝材101aを設ける構成としている。
【0005】この衝撃緩衝材101aを設けることで、
車両等により搬送している場合に、振動や衝撃が加わっ
ても、パレット101と台座102とが衝撃緩衝材10
1aを介して振動や衝撃を緩和吸収するように微動でき
るため、金属長尺材に対する衝撃等の影響を最小限に抑
えることが可能となった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコイル
包装体においても更に改良する必要が存在した。すなわ
ち、従来のコイル包装体は、衝撃緩衝材をパレットと台
座の間に設けたとしても、結果的にはコイルの金属長尺
材に対して接触する部分が存在することから、一定以上
の衝撃が加わるとその衝撃を緩和吸収することができな
かった。
【0007】また、金属長尺材の表面に接触する部分が
存在することから、金属長尺材の表面に施されている表
面層に対して予期しない化学反応を起こす原因を残すこ
とになった。
【0008】本発明は前記の問題点に鑑みて創案された
ものであり、コイルの金属長尺材の表面に接触すること
なく固定して梱包および包装ができるコイル包装用筒状
筐体およびコイル包装体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため以下のように構成した。すなわち、金属長尺
材をボビンに巻き付けたコイルを包装するためのコイル
包装用筒状筐体において、前記コイル包装用筒状筐体
は、前記コイルの収納開口部を上部に有するように側面
板で囲んで形成される前記コイルの収納部と、この収納
部の収納開口部から下方に向かって、かつ、前記側面板
の対面する位置に形成され、前記ボビンの側面から突出
するフランジを支持する切欠開口支持部とを備え、前記
収納部は、その切欠開口支持部の下端から下部までの寸
法が、前記切欠開口支持部に支持したコイルの金属長尺
材の巻付け高さより大きく形成されたコイル包装用筒状
筐体として構成した。
【0010】このように構成されることにより、コイル
包装用筒状筐体は、ボビンの側面から突出するフランジ
を、側面板の切欠開口支持部に支持させることで、収納
部の下部より高い位置に金属長尺材の表面が位置した状
態で収納部に収納することができる。なお、コイル包装
用筒状筐体の下部は、有底状態あるいは下部開口部を備
える状態のどちらでも構わない。
【0011】また、前記コイル包装用筒状筐体におい
て、その側面板は、紙板の間に中仕切紙を設けたダンボ
ールにより形成される構成とした。このように構成され
ることにより、コイル包装用筒状筐体を軽量化すること
ができる。なお、中仕切紙としては、波状に形成するこ
とや、また、ハニカム状に形成する構成としても構わな
い。
【0012】さらに、前記コイル包装用筒状筐体におい
て、側面板をダンボールで形成した場合は、前記切欠開
口支持部で支持している前記フランジに対して当接して
支持する支持ガイド板を、前記切欠開口支持部の下端側
から収納部の下部まで、前記側面板に沿って設けた構成
とした。このように構成することで、コイルの重さに対
して支持ガイド板が、フランジにかかる荷重を側面板と
分担して支持する。なお、前記切欠開口支持部の下端側
とは、フランジから受ける荷重を支持できる位置であ
る。
【0013】また、金属長尺材をボビンに巻き付けたコ
イルを包装するコイル包装体において、前記コイル包装
体は、上部に設けた収納開口部から側面板で囲む収納部
に前記コイルを収納すると共に、前記ボビンの側面から
突出するフランジを支持する切欠開口支持部を前記側面
板の対面する位置で前記収納開口部から下方に向かって
形成した筒状筐体と、この筒状筐体の下部に配置される
パレットとを備え、前記筒状筐体は、その切欠開口支持
部の下端から下部までの寸法が、前記切欠開口支持部に
支持したコイルの金属長尺材の巻付け高さより大きく形
成された構成とした。
【0014】このように構成されることにより、コイル
包装体は、パレットの上に配置した筒状筐体に、収納開
口部からコイルを収納部側に移動させ、ボビンの側面か
ら突出するフランジを、その収納部の側面板に形成した
切欠開口支持部に支持させることで、コイルを筒状筐体
内に収納できる。このとき、収納されたコイルの金属長
尺材の表面は、パレットに接触することがない。
【0015】また、前記コイル包装体において、筒状筐
体は、その下部を開口する下部開口部を備え、前記パレ
ットは、前記筒状筐体の下部開口部を案内するガイド部
をそのパレット面から突出させて備える構成とした。こ
のように構成されることにより、筒状筐体は、パレット
上に配置する際にパレット面から突出しているガイド部
に合わせて設置させることでパレットの適正位置に配置
できる。
【0016】さらに、前記コイル包装体において、筒状
筐体は、紙板の間に中仕切紙を設けたダンボールにより
形成される構成とすることや、また、ダンボールにより
形成される場合、前記切欠開口支持部で支持している前
記フランジに対して当接して支持する支持ガイド板を、
前記切欠開口支持部の下端側から下部開口部の位置ま
で、前記側面板に沿って設けた構成としても構わない。
【0017】このように構成されることにより、コイル
包装体は、軽量化することができ、さらに、コイルの重
さに対して支持ガイド板が、フランジにかかる荷重を側
面板と分担して支持することができる。
【0018】さらに、金属長尺材をボビンに巻きつけた
コイルを包装するコイル包装体において、前記コイル包
装体は、上部に設けた収納開口部から側面板で囲む収納
部に前記コイルを収納すると共に、前記ボビンの側面か
ら突出するフランジを支持する切欠開口支持部を前記側
面板の対面する位置で前記収納開口部から下方に向かっ
て形成した筒状筐体と、この筒状筐体を並設させた状態
で両筒状筐体の外周を覆う外部筒状筐体と、前記筒状筐
体および外部筒状筐体の下方に配置されるパレットと、
各前記筒状筐体の対面する間と、両筒状筐体の対面する
反対側で前記外部筒状筐体および前記筒状筐体との間と
に配置されるスペーサとを備え、前記筒状筐体は、その
切欠開口支持部の下端から下部までの寸法が、前記切欠
開口部に支持したコイルの金属長尺材の巻付け高さより
大きく形成された構成とした。
【0019】このように構成されることにより、コイル
包装体は、パレットに筒状筐体を並べて配置し、収納開
口部からコイルを収納部内に移動させてボビンのフラン
ジを側面板の切欠開口支持部に支持させることでコイル
を筒状筐体に収納する。このときコイルの金属長尺材の
表面は、パレットに接触することはない。そして、コイ
ルを収納した両筒状筐体の周囲に外部筒状筐体により覆
う。さらに、両筒状筐体の対面する隙間にスペーサを配
置すると共に両筒状筐体の対面する反対側で前記外部筒
状筐体および前記筒状筐体との間にスペーサを配置する
ことでコイルの衝撃等による支持位置からの移動を規制
している。
【0020】また、前記コイル包装体において、筒状筐
体および前記外部筒状筐体は、その下部を開口する下部
開口部を備え、前記パレットは、前記筒状筐体および前
記外部筒状筐体のそれぞれの下部開口部を案内するガイ
ド部をそのパレット面から突出するように備える構成と
しても構わない。このように構成されることにより、両
筒状筐体および外部筒状筐体は、パレット面から突出す
るガイド部に合わせて設置することでパレットの適正位
置に両筒状筐体および外部筒状筐体を配置することがで
きる。
【0021】さらに、前記コイル包装体において、前記
筒状筐体および外部筒状筐体は、紙板の間に中仕切紙を
設けたダンボールにより形成されても構わない。また、
ダンボールにて形成された場合は、前記切欠開口支持部
で支持している前記フランジに対して当接して支持する
支持ガイド板を、前記切欠開口支持部の下端側から下部
開口部の位置まで、前記側面板に沿って設けると都合が
よい。
【0022】このように構成されることにより、コイル
包装体は、軽量化が図れると共に、支持ガイド板を切欠
開口支持部から下部開口部の位置まで側面板に沿って設
けているためフランジから受ける荷重を側面板と支持ガ
イド板との分散させて支持することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1はコイル包装用筒状筐体を
用いてコイルを包装する状態を示す分解斜視図、図2は
コイル包装体を示す平面図、図3はコイル包装体を用い
て包装を終了した状態を示す斜視図、図4(a),
(b),(c),(d),(e),(f)は、コイル包
装用筒状筐体およびコイル包装体を用いた包装手順を示
す斜視図、図5(a),(b),(c)はコイル包装体
の切欠開口支持部を示す模式図である。
【0024】図1に示すように、コイル包装体20は、
コイル包装用筒状筐体(以下、筒状筐体という)1と、
この筒状筐体1の下部に配置されるパレット13と、筒
状筐体1の外周に配置される外部筒状筐体17と、筒状
筐体1および外部筒状筐体17との開口部分を覆う蓋体
19と、筒状筐体1および外部筒状筐体17とをパレッ
ト13に固定するための締結ベルト19a、19bとを
備えている。なお、コイル30は、ボビン31に所定の
巻付け高さLとして巻き付けた金属帯、金属条等の金属
長尺材33を有している。そして、ここではボビン31
は、円管状に形成され、金属長尺材33の側面から突出
してその金属長尺材33が巻き付けられていない部分を
フランジ32としている。
【0025】筒状筐体1は、上下部を開口させた収納開
口部6および下部開口部7を有するように側面板4,
5,6,7を角筒状に配置して収納部10を形成してい
る。そして、収納部10の対面する側面板2,3は、収
納開口部6から下部に向かって高さ方向のほぼ中央位置
まで切り欠いて形成した切欠開口支持部8,9と、この
切欠開口支持部8,9の開口形状に合わせて側面板2,
3に沿って設けた支持ガイド板11,12とを備えてい
る。
【0026】また、この筒状筐体1は、その収納部10
の切欠開口支持部8,9に支持ガイド板11,12を設
けた場合は、その支持ガイド板11,12に渡る幅寸法
W1に対して、コイル30の金属長尺材33の幅寸法d
2が近接するように設定されている。
【0027】そして、切欠開口支持部8,9に渡る幅寸
法W2に対して、コイル30のボビン31の側面から突
出する両フランジ32,32までの幅寸法Dは、金属長
尺材33がどちらか一方の支持ガイド板11(12)に
完全に当接した位置となっても、切欠開口支持部8,9
に支持されるように設定されていると都合がよい。な
お、ボビン31から突出するフランジ32,32の突出
寸法d1,d1は、切欠開口支持部8,9と支持ガイド
板11,12とを足した厚さ寸法より大きくなるように
設定されると都合がよい。
【0028】さらに、筒状筐体1の切欠開口支持部8の
下端位置から収納部10の下部までの長さ寸法Tは、切
欠開口支持部8,9に支持するコイル30のボビン31
に巻き付けた金属長尺材33の巻付け高さ(巻付け厚
さ)Lより大きくなるように形成されている。そのた
め、筒状筐体1は、コイル30のフランジ32を切欠開
口支持部8,9に支持させたとき、金属長尺材33の表
面は、パレット13から一定距離あけた位置となるよう
に設定されている。
【0029】さらに、収納部10の奥行き寸法は、コイ
ル30が収納することができ、パレット13上ではみ出
すことなく設置することができれば、特に限定されるも
のではない。また、筒状筐体1の切欠開口支持部8,9
にコイル30のフランジ32を支持させた際に、収納開
口部6までの高さ位置は、コイル30の金属長尺材33
の巻付け高さLより、大きくなるように設定されること
(図面では大きくなるように設定される例)や、また、
同じ大きさに設定されることや、あるいは、小さくなる
ように設定されるように形成されても構わない。なお、
金属長尺材33の巻付け高さLより小さくなるように収
納開口部6の位置を設定して形成した場合は、後記する
蓋体19を被せる際に、その蓋体19の立上げ高さによ
り金属長尺材33の表面が蓋体19の内側に接触しない
ように構成すると都合が良い。
【0030】図1および図5(a)に示すように、筒状
筐体1の切欠開口支持部8,9は、上部から下部に向か
って、フランジ32の直径より大きな切欠き開口が垂直
に形成され、かつ、その下端部分をそのフランジ32の
円形状に対応するように半円弧状に形成されている。こ
の切欠開口支持部8,9は、図5(b)に示すように、
切欠き開口が幅広く形成されるように、一方の切欠き垂
線が傾斜するように形成することや、また、図5(c)
に示すように、切欠き開口が下端部分の弧状部分より左
右に大きくなるように形成されても構わない。この図5
(b),(c)で示す構成を用いた場合は、フランジ3
2をクレーン等により移動させて位置決めする操作を容
易とする。
【0031】図1に示すように、支持ガイド板11,1
2は、切欠開口支持部8,9の下端側の形状に合わせた
開口当接部11a,12aが形成され、収納部10の下
部までの長さ寸法を備えて側面板2,3に沿って設けら
れている。この支持ガイド板11,12は、フランジ3
2にかかる荷重を支持することができれば、開口当接部
11a,12aの形状は、四角な凹状に形成される等、
特に限定されるものではない。なお、切欠開口支持部
8,9の下端側とは、フランジ32,32に当接してそ
の荷重を支持することができる位置をいう。
【0032】また、外部筒状筐体17は、パレット13
の大きさとほぼ同じ外形寸法を備えており、上下が開口
するように四角筒状に形成され、両筒状筐体1,1と同
じ高さ寸法に形成されている。また、この外部筒状筐体
17は、図2に示すように、筒状筐体11の側面板4,
5に対面する位置では、その側面板4,5に当接する寸
法に形成されると共に、側面板3,2に対面する位置で
は、一定の間隔をあけた状態の寸法に形成されている。
この一定の間隔は、フランジ32,32が外部筒状筐体
17に接触しない間隔であることが望ましい。
【0033】図1および図2に示すように、パレット1
3は、その上面に突出させるように、ガイド部14、1
5,16とを備えている。また、このパレット13は、
図1に示すように、ガイド部16,16が配置されてい
る辺の中央を切欠いた切欠部13a,13aを備えてい
る。なお、このパレット13は、その下面側で幅方向に
は、パレット13をフォークリフトで取り扱うためのス
ペースを確保する脚部が設けられている。
【0034】また、図2に示すように、ガイド部14,
15は、筒状筐体1,1の側面板4,5の内側に近接あ
るいは当接する位置に配置されている。そして、隣り合
うガイド部14,14あるいはガイド部15,15は、
一定の間隔を開けるように配置されている。この間隔
は、筒状筐体1,1の切欠開口支持部8,9に支持され
たそれぞれのコイル30,30のフランジ32,32
が、互いに接触しない間隔であることが望ましい。
【0035】さらに、図1に示すように、ガイド部16
の一方は、外部筒状筐体17の下端内面に近接あるいは
当接する位置であると共に、一方の筒状筐体1の側面板
2が、ガイド部14,15とそのガイド部16の間に配
置できる位置に設けられている。そして、ガイド部16
の他方は、外部筒状筐体17の下端内面に近接あるいは
当接する位置であると共に、他方の筒状筐体1の側面板
3が、ガイド部14,15とそのガイド部16の間に配
置できる位置に設けられている。なお、これらガイド部
14,15,16は、パレット13を木製とした場合
に、木片により形成され、釘などの固定手段によりパレ
ット13に取り付けられている。
【0036】さらに、図4(e)に示すように、締結ベ
ルト19bは、筒状筐体1,1にコイル30,30を収
納した際に、そのフランジ32,32のボビン31,3
1内に連通させてパレットに固定するためのものであ
る。この締結ベルト19bは、筒状筐体1,1のパレッ
ト13を固定する際に、パレット13の中央位置に形成
された切欠部13a,13aに嵌りこんで固定されるた
め、外部筒状筐体17を両筒状筐体1,1の外側に配置
させたときに、外部筒状筐体17の設置を妨げることが
ない。
【0037】この締結ベルト19bは、金属ベルトであ
ることや、合成樹脂であること等、筒状筐体1に収納し
たコイル30をパレット13に固定する強度を有してい
る材料であれば特に限定されるものではない。なお、図
3に示すように、外部筒状筐体17および蓋体19をパ
レット13に固定する締結ベルト19aについても締結
ベルト19bと同様の構成である。
【0038】図2、図4(d)に示すように、スペーサ
18a,18b,18cは、板状部材の長手方向で両端
に角柱状部材を設けて構成され、それぞれ筒状筐体1,
1および外部筒状筐体17の隙間が形成されている位置
に配置される。すなわち、スペーサ18a,18aは、
対面する筒状筐体1,1の間でフランジ32,32に接
触しないように、互いに間隔を開けて配置されている。
また、スペーサ18b、18bおよびスペーサ18c、
18cは、外部筒状筐体17と一方の筒状筐体1の側面
板2との間および外部筒状筐体17と他方の筒状筐体1
の側面板3との間で、フランジ32,32に接触しない
ように、互いに間隔を開けて配置されている。なお、ス
ペーサ18a,18b,18cは、あらかじめ設定して
いる間隔を維持することができれば、特にその形状、素
材は限定されるものではない。
【0039】図3に示すように、蓋体19は、外部筒状
筐体17および筒状筐体1,1の上部側の開口部分を覆
う大きさに形成されると共に、締結ベルト19aで締め
付けた際に強度を保つことができるように補強部分を必
要に応じて備えている。なお、筒状筐体1,1の収納開
口部6,6からコイル30の金属長尺材33が突出する
場合、その突出する金属長尺材33に接触しないよう
に、蓋体19の内周側に立上げガイド(図示せず)を形
成し、その立上げガイドが外部筒状筐体17の縁部分に
係合して、外部筒状筐体17および筒状筐体1,1の上
部側の開口部分を覆うように構成される。
【0040】なお、筒状筐体1,1と、外部筒状筐体1
7およびスペーサ18a、18b、18cならびに蓋体
19は、コイル30の荷重に耐えることができる、板紙
と板紙の間に中仕切紙としての波板紙あるいはハニカム
状の紙を配置するダンボールにより形成される構成であ
っても構わない。もちろん、ベニヤ板などの木製材料で
形成されてもよい。
【0041】つぎに、図4および図3を参照してコイル
をコイル包装体により包装する手順を説明する。はじめ
に、図4(a)、(b)に示すように、パレット13の
上に筒状筐体1,1をガイド部14,15に沿ってそれ
ぞれ設置する。このときガイド部14,15,16が配
置されていることにより筒状筐体1,1は、適正位置に
容易に案内されて設置でき、かつ、ダンボールにより形
成されることにより軽量化が図れるため、作業者が一人
でも所定位置からパレット上に移動させ設置することが
できる。
【0042】つぎに、図4(c)に示すように、クレー
ン等を使用してコイル30を移動させ、筒状筐体1の収
納開口6から切欠開口支持部8,9に、そのコイル30
のフランジ32を支持させることでコイル30を筒状筐
体1に収納する。同様の動作を繰り返し、並設している
筒状筐体1,1にコイル30,30を収納する。このと
き、コイル30,30の金属長尺材33,33は、その
表面がパレットから離間した状態となる。
【0043】図4(d)に示すように、筒状筐体1,1
にコイル30,30が収納されると、筒状筐体1,1の
対面する位置にスペーサ18a,18aを設置する。そ
して、図4(e)に示すように、締結ベルト19bを、
筒状筐体1,1に収納されたコイル30,30のフラン
ジ32,32内に連通させてパレット側にコイル30,
30を筒状筐体1,1ごと固定する。なお、締結ベルト
19bを使用する場合に、脚部下面の長手方向に溝部
(図1の脚部参照)を形成し、その溝部内に締結ベルト
19bを沿って回すことにより、バランス良くコイル3
0および筒状筐体1をパレット13に固定することがで
きる。もちろん、脚部の左右に締結ベルト19bをそれ
ぞれ回して固定する(図示せず)ようにしても構わな
い。
【0044】図4(e),(f)に示すように、締結ベ
ルト19bは、パレット13の切下欠部13aに入り込
んで配置されるため、外部筒状筐体17をパレット13
のガイド部16,16に沿って設置してもパレット面と
隙間を開けることなく設置することができる。この外部
筒状筐体17が設置されると、つぎに、スペーサ18
b,18bおよびスペーサ18c,18cをそれぞれ筒
状筐体1と外部筒状筐体17との間に挿入して設置す
る。
【0045】さらに、図3に示すように、蓋体19を筒
状筐体1,1および外部筒状筐体17の開口部分を覆う
ように被せ、所定位置に締結ベルト19aを複数本、そ
の蓋体19とパレット13とに巻付け固定する。この蓋
体19とコイル30の金属長尺材33表面までの距離
は、一定間隔が空くように設定されている。
【0046】このように筒状筐体1,1およびコイル包
装体20を用いてコイル30を梱包および包装して車両
などの搬送手段により目的地まで搬送した場合、搬送中
に発生する上下方向あるいは横方向の移動および衝撃が
筒状筐体1やコイル包装体20に加えられてもコイルの
金属長尺材33は、衝撃を全く受けることがない。
【0047】なお、コイル30を筒状筐体等から取り出
す場合は、はじめに、締結ベルト19aを取り除き、蓋
体19を外し、つぎに、スペーサ18a、18b、18
cを取り除き、外部筒状筐体17をパレット13から取
り除く。そして、締結ベルト19bを取り除いて、クレ
ーン等によりコイル30を筒状筐体1からそれぞれ取り
出すことができる。また、筒状筐体1および外部筒状筐
体17は、パレット13上に一つのコイル30を支持し
て収納する構成としても構わないものである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るコイル
包装用筒状筐体およびコイル包装体は、以下に示すよう
な優れた効果を奏する。本発明のコイル包装用筒状筐体
およびコイル包装体を用いると、コイルの金属長尺材の
表面に接触することなく側面板に形成した切欠開口支持
部にコイルを支持させて梱包あるいは包装することがで
きるため、コイルを搬送する際に、コイルの金属長尺材
に衝撃を全く与えることなく、かつ、金属長尺材の表面
に化学変化を与える原因を排除して搬送することが可能
となる。
【0049】また、側面板を紙材であるダンボールによ
り形成することで、軽量化を図ることができ、コイルの
梱包作業において取り扱いおよび操作性にすぐれる。さ
らに、切欠開口支持部に支持ガイド板を設けることで重
量のあるコイルの支持を安定させることが可能となる。
【0050】また、本発明のコイル包装体を用いると、
パレットにガイド部を設けることで、筒状筐体および外
部筒状筐体の設置作業が容易となり、包装作業の作業効
率を向上させることができる。
【符号の説明】 【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコイル包装用筒状筐体を用いて
コイルを包装する状態を示す分解斜視図である。
【図2】 本発明に係るコイル包装体を示す平面図であ
る。
【図3】 本発明に係るコイル包装体を用いて包装を終
了した状態の斜視図である。
【図4】 (a),(b),(c),(d),(e),
(f)は、本発明に係るコイル包装用筒状筐体およびコ
イル包装体を用いた包装手順を示す斜視図である。
【図5】 (a),(b),(c)は、本発明に係るコ
イル包装体の切欠開口支持部を示す模式図である。
【図6】 (a),(b)は、従来のコイル包装体の側
面図である。
【符号の説明】
1 筒状筐体(コイル包装用筒状筐
体) 2,3,4,5 側面板 6 収納開口部 7 下部開口部 8,9 切欠開口支持部 10 収納部 11,12 支持ガイド板 11a,12a ガイド支持部 13 パレット 14,15,16 ガイド部 17 外部筒状筐体 18a,18b,18c スペーサ 19 蓋体 19a,19b 締結ベルト 20 コイル包装体 30 コイル 31 ボビン 32 フランジ 33 金属長尺材 L 巻付け高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 AA03 AB02 AB31 BA24 BC02 CC12 CC17 CC18 CC19 CC33 CC52 CD10 DA08 DA11 DA30 EA07 EA20 3E063 AA13 AA16 BA08 CA04 CA11 CA21 CA22 EE01 FF06 3E067 AA16 AB99 AC04 BA06B BA06C BB02B BB02C BC06B BC06C DA03 EA27 EA32 EC35 FA04 FC01 GD03 3E068 AA24 AB09 AC01 BB03 CC03 CD01 CD03 CE02 DD04 DD11 DD40 DE13 EE01 EE09 3E085 AA05 AB03 AC01 AD02 AD06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属長尺材をボビンに巻き付けたコイル
    を梱包するためのコイル包装用筒状筐体において、 前記コイル包装用筒状筐体は、前記コイルの収納開口部
    を上部に有するように側面板で囲んで形成される前記コ
    イルの収納部と、この収納部の収納開口部から下方に向
    かって、かつ、前記側面板の対面する位置に形成され、
    前記ボビンの側面から突出するフランジを支持する切欠
    開口支持部とを備え、 前記収納部は、その切欠開口支持部の下端から下部まで
    の寸法が、前記切欠開口支持部に支持したコイルの金属
    長尺材の巻付け高さより大きく形成されたことを特徴と
    するコイル包装用筒状筐体。
  2. 【請求項2】 前記側面板は、紙板の間に中仕切紙を設
    けたダンボールにより形成されることを特徴とする請求
    項1に記載のコイル包装用筒状筐体。
  3. 【請求項3】 前記切欠開口支持部で支持している前記
    フランジに対して当接して支持する支持ガイド板を、前
    記切欠開口支持部の下端側から収納部の下部まで、前記
    側面板に沿って設けたことを特徴とする請求項2に記載
    のコイル包装用筒状筐体。
  4. 【請求項4】 金属長尺材をボビンに巻き付けたコイル
    を包装するコイル包装体において、 前記コイル包装体は、上部に設けた収納開口部から側面
    板で囲む収納部に前記コイルを収納すると共に、前記ボ
    ビンの側面から突出するフランジを支持する切欠開口支
    持部を前記側面板の対面する位置で前記収納開口部から
    下方に向かって形成した筒状筐体と、この筒状筐体の下
    部に配置されるパレットとを備え、 前記筒状筐体は、その切欠開口支持部の下端から下部ま
    での寸法が、前記切欠開口支持部に支持したコイルの金
    属長尺材の巻付け高さより大きく形成されたことを特徴
    とするコイル包装体。
  5. 【請求項5】 前記筒状筐体は、その下部を開口する下
    部開口部を備え、前記パレットは、前記筒状筐体の下部
    開口部を案内するガイド部をそのパレット面から突出さ
    せて備えることを特徴とする請求項4に記載のコイル包
    装体。
  6. 【請求項6】 前記筒状筐体は、紙板の間に中仕切紙を
    設けたダンボールにより形成されることを特徴とする請
    求項4または請求項5に記載のコイル包装体。
  7. 【請求項7】 前記切欠開口支持部で支持している前記
    フランジに対して当接して支持する支持ガイド板を、前
    記切欠開口支持部の下端側から下部開口部の位置まで、
    前記側面板に沿って設けたことを特徴とする請求項6に
    記載のコイル包装体。
  8. 【請求項8】 金属長尺材をボビンに巻き付けたコイル
    を包装するコイル包装体において、 前記コイル包装体は、上部に設けた収納開口部から側面
    板で囲む収納部に前記コイルを収納すると共に、前記ボ
    ビンの側面から突出するフランジを支持する切欠開口支
    持部を前記側面板の対面する位置で前記収納開口部から
    下方に向かって形成した筒状筐体と、この筒状筐体を並
    設させた状態で両筒状筐体の外周を覆う外部筒状筐体
    と、前記筒状筐体および外部筒状筐体の下方に配置され
    るパレットと、前記筒状筐体の対面する間と、両筒状筐
    体の対面する反対側で前記外部筒状筐体および前記筒状
    筐体との間とに配置されるスペーサとを備え、 前記筒状筐体は、その切欠開口支持部の下端から下部ま
    での寸法が、前記切欠開口部に支持したコイルの金属長
    尺材の巻付け高さより大きく形成されたことを特徴とす
    るコイル包装体。
  9. 【請求項9】 前記筒状筐体および前記外部筒状筐体
    は、その下部を開口する下部開口部を備え、前記パレッ
    トは、前記筒状筐体および前記外部筒状筐体のそれぞれ
    の下部開口部を案内するガイド部をそのパレット面から
    突出するように備えることを特徴とする請求項8に記載
    のコイル包装体。
  10. 【請求項10】 前記筒状筐体および外部筒状筐体は、
    紙板の間に中仕切紙を設けたダンボールにより形成され
    ることを特徴とする請求項8または請求項9に記載のコ
    イル包装体。
  11. 【請求項11】 前記切欠開口支持部で支持している前
    記フランジに対して当接して支持する支持ガイド板を、
    前記切欠開口支持部の下端側から下部開口部の位置ま
    で、前記側面板に沿って設けたことを特徴とする請求項
    10に記載のコイル包装体。
JP2001352553A 2001-11-19 2001-11-19 コイル包装体 Expired - Lifetime JP3979567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352553A JP3979567B2 (ja) 2001-11-19 2001-11-19 コイル包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352553A JP3979567B2 (ja) 2001-11-19 2001-11-19 コイル包装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003155083A true JP2003155083A (ja) 2003-05-27
JP3979567B2 JP3979567B2 (ja) 2007-09-19

Family

ID=19164711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001352553A Expired - Lifetime JP3979567B2 (ja) 2001-11-19 2001-11-19 コイル包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3979567B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011102143A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Mandom Corp エアゾール容器用噴射装置
JP2018030591A (ja) * 2016-08-22 2018-03-01 中津川包装工業株式会社 ロール状物搬送容器
JP2019081614A (ja) * 2019-02-25 2019-05-30 商船三井テクノトレード株式会社 組立構造体、コンテナによる輸送方法、及び、コンテナによる海上輸送方法
CN110712830A (zh) * 2019-10-18 2020-01-21 杭州福斯特应用材料股份有限公司 一种新型卷状产品的包装结构

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011102143A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Mandom Corp エアゾール容器用噴射装置
JP2018030591A (ja) * 2016-08-22 2018-03-01 中津川包装工業株式会社 ロール状物搬送容器
JP2019081614A (ja) * 2019-02-25 2019-05-30 商船三井テクノトレード株式会社 組立構造体、コンテナによる輸送方法、及び、コンテナによる海上輸送方法
CN110712830A (zh) * 2019-10-18 2020-01-21 杭州福斯特应用材料股份有限公司 一种新型卷状产品的包装结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP3979567B2 (ja) 2007-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4570794A (en) Suspension packaging for film rolls
JP2003155083A (ja) コイル包装用筒状筐体およびコイル包装体
JP4291877B1 (ja) ロール製品のプロテクタおよびそれを用いた梱包資材
US3168879A (en) Pallet structure and method of palletizing
JP2008179395A (ja) パレット
JP5286592B2 (ja) 包装装置
KR101218731B1 (ko) 롤 운반박스용 판넬 지지프레임 및 이를 이용한 롤 운반용기
JP3343744B2 (ja) 緩衝包装材組立体
KR100822036B1 (ko) 롤형상 제품 종이포장용기
JP2019123535A (ja) 梱包箱と梱包方法
CN217199230U (zh) 一种旋转靶材装配式包装箱
JP2010132294A (ja) 紙製収容容器
WO2024062553A1 (ja) 室外機の梱包装置
KR20200000081U (ko) 달걀 포장박스
KR200464052Y1 (ko) 패널제품용 포장박스
CN215884524U (zh) 一种包装箱
CN102363451B (zh) 包装箱
JP3905072B2 (ja) 梱包箱
KR100436191B1 (ko) 자동 판매기의 곤포 장치
KR20230155731A (ko) 진동 저감 장치를 갖춘 변압기
KR20150087882A (ko) 포장상자용 덮개
JPH1191845A (ja) 板状体の梱包構造
JPH04279449A (ja) 包装装置
JP2024060294A (ja) 梱包装置
JP2004291978A (ja) 薄板部材の収納包装箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3