JP2003154722A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2003154722A
JP2003154722A JP2001357503A JP2001357503A JP2003154722A JP 2003154722 A JP2003154722 A JP 2003154722A JP 2001357503 A JP2001357503 A JP 2001357503A JP 2001357503 A JP2001357503 A JP 2001357503A JP 2003154722 A JP2003154722 A JP 2003154722A
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pulse
pulse signal
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head
signal
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JP2001357503A
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English (en)
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Masato Akitaya
正人 秋田谷
Yumiko Yamaguchi
由美子 山口
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/14Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction
    • B41J19/142Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction with a reciprocating print head printing in both directions across the paper width
    • B41J19/145Dot misalignment correction

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  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】例えばセンサやスケール等を変更することな
く、所定の印刷解像度を得ることができ、かつ、画像デ
ータに対応した画像を適正に印刷することができるプリ
ンタを提供する。 【解決手段】本発明のプリンタは、プリンタ本体と、プ
リンタ本体に対して移動(往復運動)可能に設置された
LEDヘッドとを有している。また、プリンタは、マイ
クロコンピュータと、パルス分解能変換回路1を備えた
ゲートICと、リニアスケールおよびセンサで構成され
るリニアエンコーダとを有している。印刷の際は、セン
サからのエンコードパルスFG1(A)およびFG2
(B)に基づいてLEDヘッドの折り返し位置を検出
し、その情報を利用し、前記エンコードパルスの分解能
を変換して、印刷位置の基準パルス信号αを生成し、こ
の基準パルス信号αに基づいて、LEDヘッドの位置を
特定しつつ、LEDヘッドを介して印刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】感光型のプリント用紙を利用するプリン
タの1つとして、例えば感光型マイクロカプセル(サイ
リス)が塗布されたプリント用紙(サイカラーメディ
ア:サイカラー方式のプリント用紙)に画像を再生(印
刷)するサイカラー方式のプリンタが知られている。
【0003】前述の感光型マイクロカプセルが塗布され
たプリント用紙には、シアンのインクを含む多数(無
数)の柔らかいマイクロカプセルと、マゼンダのインク
を含む多数(無数)の柔らかいマイクロカプセルと、イ
エローのインクを含む多数(無数)の柔らかいマイクロ
カプセルとが、ランダムに塗布されており、それぞれ、
補色関係にあたるR(赤:赤色)、G(緑:緑色)、B
(青:青色)の光に反応して硬化するという特性があ
る。すなわち、プリント用紙にRの光を照射するとシア
ンのインクを含むシアンカプセルが硬化し、また、Gの
光を照射するとマゼンダのインクを含むマゼンダカプセ
ルが硬化し、また、Bの光を照射するとイエローのイン
クを含むイエローカプセルが硬化する。
【0004】サイカラー方式を採用するプリンタでは、
露光用ヘッドを用いて、前述のプリント用紙に、画像デ
ータに対応した色の光を照射して露光し、露光後のプリ
ント用紙に機械的な圧力をかけて現像が行われる。現像
工程では、硬化していない柔らかいままの状態のカプセ
ルが押しつぶされ、つぶされたカプセル内部のインクが
互いに混ざり合うことにより、画像データに対応した色
に発色され、所望の画像が再生される。
【0005】例えば、プリント用紙にRの光だけを照射
すると、シアンカプセルだけが硬化し、現像工程では、
柔らかいままの状態のマゼンダとイエローのカプセルが
つぶれ、マゼンダとイエローのインクが混ざり合って赤
色を発色する。
【0006】また、プリント用紙にGの光だけを照射す
ると、マゼンダカプセルだけが硬化し、現像工程では、
柔らかいままの状態のシアンとイエローのカプセルがつ
ぶれ、シアンとイエローのインクが混ざり合って緑色を
発色する。
【0007】また、プリント用紙にBの光だけを照射す
ると、イエローカプセルだけが硬化し、現像工程では、
柔らかいままの状態のマゼンダとシアンのカプセルがつ
ぶれ、マゼンダとシアンのインクが混ざり合って青色を
発色する。
【0008】そして、このプリンタでは、RGB各色の
光の照射時間・強さ(露光量)をそれぞれコントールし
て各カプセルの硬化する量とバランスを変え、3色のイ
ンクの混ざり具合を変えることにより、様々な中間色を
表現することができる。
【0009】ところで、前述の露光用ヘッドとしては、
例えばRGBの3色(3個)のLEDを一列に配置して
搭載したLEDヘッドが用いられている。
【0010】前述の露光工程では、プリント用紙とLE
Dヘッドとが近接して対向する位置に配置され、LED
ヘッドを主走査方向に移動させると共に、プリント用紙
を主走査方向とほぼ直交する副走査方向へ移動させ、こ
の際、プリント用紙はLEDヘッドによって露光され、
潜像が記録される。この露光は、LEDヘッドが主走査
方向の一方向へ移動する際と、他方向へ移動する際との
両方で行われる。
【0011】この時、RGBのLEDは、物理的にヘッ
ド基板上の離間した箇所に配置されており、RGBのL
EDが同時にプリント用紙上の異なるドット位置に対向
しているので、露光工程では、各々のドット(画素)を
露光する毎に、同時にRGBのLEDに対応する3個分
の画像データを設定する必要があり、その各画像データ
を設定するために、LEDヘッドの位置(印刷位置)、
すなわち、各LEDの位置を求める必要がある。
【0012】前記LEDヘッドの位置を求めるために、
白色のパターンと黒色のパターンとが交互に複数設けら
れたリニアスケールと、投光部および受光部を備えたセ
ンサとが設けられている。センサは、LEDヘッド側に
配置され、リニアスケールは、プリンタ本体側に配置さ
れている。
【0013】センサの投光部からリニアスケールへは、
光が照射(投光)され、その反射光がセンサの受光部で
受光(光電変換)される。そして、LEDヘッドが移動
するのに伴って、前記センサからは、エンコードパルス
が出力される。このエンコードパルスをカウントするこ
とにより、LEDヘッドの主走査方向の位置、すなわ
ち、各LEDの主走査方向の位置が求められる。
【0014】しかしながら、前記従来のプリンタの印刷
解像度(画像の解像度)は、前記リニアスケールおよび
センサで構成されるリニアエンコーダで決まるので、印
刷解像度を変更する場合には、リニアスケールおよびセ
ンサを希望する印刷解像度に合わせて専用のものに変更
しなければならない。
【0015】このため、各印刷解像度毎に専用のリニア
スケールおよびセンサを用意しておかなければならず、
コストが高くなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、例え
ばセンサやスケール等を変更することなく、所定の印刷
解像度を得ることができ、かつ、画像データに対応した
画像を適正に印刷することができるプリンタを提供する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(20)の本発明により達成される。
【0018】(1) プリンタ本体と、前記プリンタ本
体に対し、往復運動可能に設置されたプリンタ用ヘッド
と、前記プリンタ用ヘッドの移動を検出するセンサと、
前記センサからのパルス信号に基づいて前記プリンタ用
ヘッドの折り返し位置を検出するヘッド折り返し位置検
出手段を備え、該ヘッド折り返し位置検出手段の検出結
果に基づいて、前記センサからのパルス信号の分解能を
変換して、印刷位置の基準パルス信号を生成するパルス
分解能変換手段とを有し、前記印刷位置の基準パルス信
号に基づいて前記プリンタ用ヘッドの位置を特定しつ
つ、該プリンタ用ヘッドを介して印刷を行うよう構成さ
れていることを特徴とするプリンタ。
【0019】(2) 前記センサは、互いのパルスの位
相が所定値ずれている第1のパルス信号と第2のパルス
信号とを生成するよう構成されている上記(1)に記載
のプリンタ。
【0020】(3) 前記プリンタ本体側に設けられた
スケールを有し、前記センサは、前記プリンタ用ヘッド
側に設けられ、前記スケールへ光を投光する投光部と、
前記スケールからの反射光を受光する複数の受光部とを
有し、前記複数の受光部からの信号に基づいて、互いの
パルスの位相が所定値ずれている第1のパルス信号と第
2のパルス信号とを生成するよう構成されている上記
(1)に記載のプリンタ。
【0021】(4) 前記プリンタ用ヘッドの進行方向
が所定方向の場合には、前記第1のパルス信号のパルス
の位相が前記第2のパルス信号のパルスの位相に対して
所定値進み、前記プリンタ用ヘッドの進行方向が前記と
逆方向の場合には、前記第1のパルス信号のパルスの位
相が前記第2のパルス信号のパルスの位相に対して所定
値遅れるように構成されている上記(2)または(3)
に記載のプリンタ。
【0022】(5) 前記第1のパルス信号のパルスと
前記第2のパルス信号のパルスとの位相のずれは、90
°であり、前記第1のパルス信号および前記第2のパル
ス信号のパルスのデューティー比は、それぞれ、50%
である上記(2)ないし(4)のいずれかに記載のプリ
ンタ。
【0023】(6) 前記ヘッド折り返し位置検出手段
は、前記第1のパルス信号と、前記第2のパルス信号と
のうちの一方のパルス信号のレベル変化の無い状態で、
他方のパルス信号のレベルが2回変化したときのタイミ
ングを前記プリンタ用ヘッドの折り返し位置とするよう
構成されている上記(2)ないし(5)のいずれかに記
載のプリンタ。
【0024】(7) 前記ヘッド折り返し位置検出手段
は、前記第1のパルス信号のパルスの立ち上がりのとき
の前記第2のパルス信号のレベルと、前記第1のパルス
信号のパルスの立ち下がりのときの前記第2のパルス信
号のレベルとを比較し、これらのレベルが共にハイレベ
ルまたはロウレベルの場合に、前記第1のパルス信号の
パルスの立ち上がりと、前記第1のパルス信号のパルス
の立ち下がりとのうち、時間的に後のタイミングを第1
のタイミングとし、前記第2のパルス信号のパルスの立
ち上がりのときの前記第1のパルス信号のレベルと、前
記第2のパルス信号のパルスの立ち下がりのときの前記
第1のパルス信号のレベルとを比較し、これらのレベル
が共にハイレベルまたはロウレベルの場合に、前記第2
のパルス信号のパルスの立ち上がりと、前記第2のパル
ス信号のパルスの立ち下がりとのうち、時間的に後のタ
イミングを第2のタイミングとし、前記第1のタイミン
グと、前記第2のタイミングとのうち、時間的に前のタ
イミングを前記プリンタ用ヘッドの折り返し位置とする
よう構成されている上記(2)ないし(5)のいずれか
に記載のプリンタ。
【0025】(8) 前記パルス分解能変換手段は、前
記センサからのパルス信号のa(aは、2以上の整数)
倍の周波数のa逓倍パルス信号を生成するa逓倍パルス
信号生成回路と、前記ヘッド折り返し位置検出手段の検
出結果に基づいて、前記印刷位置の基準パルス信号が前
記プリンタ用ヘッドの実際の折り返し位置を中心に略対
称になるよう前記a逓倍パルス信号を分周する分周回路
とを有する上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の
プリンタ。
【0026】(9) 前記aは、4である上記(8)に
記載のプリンタ。
【0027】(10) 前記分周回路は、周波数が前記
a逓倍パルス信号の周波数の1/n(nは2以上の整
数)となるよう該a逓倍パルス信号を分周する場合にお
いて、前記a逓倍パルス信号のパルスをアップカウント
またはダウンカウントし、n番目のカウントに同期して
パルスを生成することにより前記分周を行い、前記ヘッ
ド折り返し位置検出手段により前記プリンタ用ヘッドの
折り返し位置が検出されると、アップカウントとダウン
カウントとを切り換えるよう構成されている上記(8)
または(9)に記載のプリンタ。
【0028】(11) 前記分周回路は、アップカウン
トの場合は、n番目をカウントすると、計数値を0にし
て1からカウントを開始し、ダウンカウントの場合は、
n番目をカウントすると、計数値をn−1にしてn−2
からカウントを開始するよう構成されている上記(1
0)に記載のプリンタ。
【0029】(12) 前記分周回路は、b(bは2以
上の整数)ビットのアップ/ダウンカウンタを有し、前
記nは、2−1である上記(10)または(11)に
記載のプリンタ。
【0030】(13) 前記分周回路は、周波数が前記
a逓倍パルス信号の周波数の1/n(nは2以上の整
数)となるよう該a逓倍パルス信号を分周した後、さら
に分周を行って前記印刷位置の基準パルス信号を生成す
るよう構成されている上記(10)ないし(12)のい
ずれかに記載のプリンタ。
【0031】(14) 前記印刷位置の基準パルス信号
のパルスのデューティー比は、50%である上記(1)
ないし(13)のいずれかに記載のプリンタ。
【0032】(15) 前記プリンタ用ヘッドには光源
が搭載されており、該プリンタ用ヘッドにより感光型の
プリント用紙を露光し、該感光型のプリント用紙に画像
を再生するよう構成されている上記(1)ないし(1
4)のいずれかに記載のプリンタ。
【0033】(16) 前記プリンタ用ヘッドには、赤
色の光を発する光源、緑色の光を発する光源および青色
の光を発する光源が搭載されており、該プリンタ用ヘッ
ドにより感光型のプリント用紙を露光し、該感光型のプ
リント用紙に画像を再生するよう構成されている上記
(1)ないし(14)のいずれかに記載のプリンタ。
【0034】(17) 前記赤色の光を発する光源に対
応する画像データ、前記緑色の光を発する光源に対応す
る画像データおよび前記青色の光を発する光源に対応す
る画像データを設定するための第1のレジスタ群と、該
第1のレジスタ群に設定された前記各光源に対応する画
像データを保持する第2のレジスタ群とを有し、前記第
1のレジスタ群へ次の画像データを設定しながら、前記
第2のレジスタ群に保持されている画像データを用い
て、前記露光用ヘッドに搭載された各光源を駆動するよ
う構成されている上記(16)に記載のプリンタ。
【0035】(18) 前記赤色の光を発する光源、前
記緑色の光を発する光源および前記青色の光を発する光
源は、それぞれ複数個ずつ搭載されている上記(16)
または(17)に記載のプリンタ。
【0036】(19) 当該プリンタは、感光型マイク
ロカプセルが設けられたプリント用紙に画像を再生する
よう構成されている上記(1)ないし(18)のいずれ
かに記載のプリンタ。
【0037】(20) 当該プリンタは、サイカラー方
式である上記(1)ないし(19)のいずれかに記載の
プリンタ。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプリンタを添付図
面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0039】図1は、本発明のプリンタの実施形態を示
すブロック図である。図1に示すプリンタ10は、画像
データの供給源から入力された画像データに対応する画
像を感光型のプリント用紙上に再生(印刷)するもので
あり、図示しないプリンタ本体と、このプリンタ本体に
対して移動(往復運動)可能に設置されたプリンタ用ヘ
ッドとして、LEDヘッド(露光用(光学)ヘッド)2
2とを有している。
【0040】また、図1に示すように、プリンタ10
は、発振器12と、メモリ14と、マイクロコンピュー
タ16と、ゲートIC(デジタルIC)18と、LED
ドライバ20と、モータドライバ24およびモータ26
と、LEDヘッド22の移動を検出するリニアセンサ
(センサ)28およびリニアスケール(スケール)29
で構成されたリニアエンコーダ(エンコーダ)と、ヒー
タドライバ30およびヒータ32とを備えている。
【0041】ここで、画像データの供給源は、例えばパ
ーソナルコンピュータ(コンピュータ)、デジタルカメ
ラ等のように、画像データをデジタルデータとして扱う
デジタル機器や、ビデオデッキ、テレビ等のように、画
像データをNTSCやPAL等の規格に準拠したビデオ
信号として扱うアナログ機器である。
【0042】プリンタ10とパーソナルコンピュータ等
のデジタル機器は、例えばパラレルポートを介して接続
され、例えばシリアル通信により、画像データとして、
パーソナルコンピュータ等のデジタル機器から送信され
るデジタルデータがプリンタ10で受信される。また、
プリンタ10とビデオデッキ等のアナログ機器は、例え
ばビデオ端子を介して接続され、画像データとして、ビ
デオデッキ等のアナログ機器から送信されるビデオ信号
がプリンタ10で受信される。
【0043】なお、画像データの供給源は何ら限定され
ず、例えば、前述のように、画像データを送信可能なデ
ジタル機器、アナログ機器のいずれもが使用可能であ
る。また、プリンタ10と画像データの供給源との接続
方式や画像データも何ら限定されず、例えば、従来公知
のインタフェース規格や通信プロトコル、各種フォーマ
ットの画像データがいずれも利用可能である。
【0044】また、プリンタ10で使用可能なプリント
用紙としては、例えば、感光型マイクロカプセル(サイ
リス)が塗布された(設けられた)プリント用紙(サイ
カラーメディア:サイカラー方式のプリント用紙)、ポ
ラロイド(登録商標)フィルム等の各種感光型のプリン
ト用紙が挙げられる。
【0045】なお、図示を省略しているが、プリンタ1
0は、上記各部位の他、例えば上記各部位に所定電圧の
電源を供給する電源回路や、このプリンタが接続される
画像データの供給源とのインタフェース回路、前述のビ
デオ信号をデコードして画像データをデジタルデータに
変換するビデオデコーダ、プリント用紙の搬送機構等の
各部位を備えている。
【0046】ここで、本実施形態では、プリンタ10
は、感光型マイクロカプセル(サイリス)が塗布された
(設けられた)プリント用紙(サイカラーメディア:サ
イカラー方式のプリント用紙)に画像を再生(印刷)す
るサイカラー方式のものであり、露光後のプリント用紙
に対して機械的な圧力をかけて現像(現像工程)を行う
加圧機構222を備えている(図3参照)。加圧機構2
22としては、例えば、球面や円筒面を有するもの等を
用いることができる。
【0047】以下、プリンタ10の各部位について順に
説明する。図1に示すプリンタ10において、発振器1
2は、所定周波数のクロック信号を生成する。この発振
器12で生成されたクロック信号は、例えばマイクロコ
ンピュータ16やゲートIC18等を含む各部位へ供給
され、クロック信号が供給された各部位は、このクロッ
ク信号に同期して動作する。
【0048】メモリ14は、画像データの供給源から送
信される画像データを格納(記憶)するためのバッファ
(記憶手段)である。このメモリ14としては、例え
ば、SRAM(スタティックメモリ)、DRAM(ダイ
ナミックメモリ)等の各種RAMや、EPROM、EE
PROM、フラッシュメモリ等の各種不揮発性メモリ等
を含む従来公知の各種の半導体メモリ等を用いることが
できる。
【0049】マイクロコンピュータ16は、LEDヘッ
ド22に搭載されている複数のLEDの座標位置を検出
(算出)する他、画像データの供給源との画像データの
通信の制御、ヒータドライバ30の制御、LEDの電流
制御(光の強度の制御)、プリント用紙の搬送機構等の
メカニカルな部位の制御およびその動作異常の検出と処
理等を行う。
【0050】また、ゲートIC18は、LEDドライバ
20の制御、モータドライバ24を介してモータ26の
制御(モータサーボ)、メモリ14の制御等を行う。
【0051】これらのマイクロコンピュータ16、メモ
リ14およびゲートIC18は、アドレスバス“ADD
RESS”およびデータバス“DATA”を介して相互
に接続されている。メモリ14に格納された画像データ
は、アドレスバス“ADDRESS”およびデータバス
“DATA”を介してマイクロコンピュータ16および
ゲートIC18の両方から参照可能である。
【0052】画像データの供給源から供給された画像デ
ータは、マイクロコンピュータ16からデータバス“D
ATA”を介してメモリ14へ供給され、アドレスバス
“ADDRESS”を介して指定されるメモリ14の所
定アドレスに書き込まれる(格納される)。
【0053】そして、プリント用紙に画像を再生(印
刷)する際は、マイクロコンピュータ16により、前記
メモリ14へ格納された画像データが、読み出され、そ
の画像データに対応するアドレスデータと共に、ゲート
IC18へ供給される。
【0054】前記マイクロコンピュータ16およびゲー
トIC18により、プリンタ10の駆動を制御する制御
手段が構成される。
【0055】なお、本実施形態におけるマイクロコンピ
ュータ16とゲートIC18の機能分担は単なる一例で
あって、必要に応じて適宜機能分担を変更してもよい。
【0056】続いて、LEDヘッド22は、プリント用
紙を露光するものであり、プリンタ本体に対して、主走
査方向の両方向へ移動可能(主走査方向へ往復運動が可
能)に設置されている。露光(印刷)は、LEDヘッド
22が、主走査方向へ往復運動し、そのいずれの方向へ
移動する際も行われる。
【0057】このLEDヘッド22は、R(赤:赤色)
の光を発するLED(RのLED)(光源)と、G
(緑:緑色)の光を発するLED(GのLED)(光
源)と、B(青:青色)の光を発するLED(BのLE
D)(光源)とを備えている。これらRGBの3色のL
EDの駆動(例えば、発光タイミング等)は、ゲートI
C18により、LEDドライバ20を介してそれぞれ個
別に制御される。
【0058】このLEDヘッド22は、少なくともRG
Bの各色のLEDをそれぞれ1個ずつ備えていればよい
が、例えば、RGBのうちの任意の1色のLEDを複数
個備えていてもよく、また、任意の2色のLEDをそれ
ぞれ複数個ずつ備えていてもよく、また、3色のLED
をそれぞれ複数個ずつ備えていてもよい。同じ色のLE
Dを複数個設けることにより、印刷速度を高速化するこ
とができ、また、画像を高解像度化した時に露光量が不
足してしまうのを防止することができる。詳細は後述す
るが、本実施形態では、LEDヘッド22は、RGBの
LEDをそれぞれ3個ずつ備えている。
【0059】ここで、プリンタ用ヘッドは、このLED
ヘッド22に限定されず(光源は、LED(発光ダイオ
ード)に限定されず)、感光型のプリント用紙を露光す
るための所定波長の光を発光する光源が搭載されている
もの(露光用ヘッド)であれば、例えば従来公知のもの
がいずれも利用可能である。
【0060】なお、本発明では、プリンタ用ヘッドは、
露光用ヘッドに限定されないことは言うまでもない。
【0061】モータ26は、ゲートIC18の制御によ
って、モータドライバ24より駆動される。モータ26
が駆動すると、図示しないギア等の動力伝達機構によ
り、LEDヘッド22は、主走査方向へ所定の一定速度
で往復運動(移動)すると共に、図示しない搬送機構に
より、プリント用紙は、主走査方向とほぼ直交する副走
査方向へ所定の速度で搬送される。この際、プリント用
紙は、LEDヘッド22によって露光され、画像データ
に対応した潜像が記録(形成)される。
【0062】リニアスケール29およびセンサ28は、
プリント用紙に対するLEDヘッド22の主走査方向お
よび副走査方向の位置(座標位置)、すなわち、LED
ヘッド22が往復運動する際の各ドット(画素)と、プ
リント用紙に対するLEDヘッド22の進行方向等の検
出等に用いられる。
【0063】リニアスケール29は、帯状の複数の白黒
の印刷パターンを備えたエンコーダ用スケールであり、
プリンタ本体側の所定の位置、すなわち、LEDヘッド
22から離間した所定の位置に設けられている。このリ
ニアスケール29のパターンは、LEDヘッド22の移
動方向(主走査方向)に沿って、所定の一定間隔(所定
のピッチ)で並設されている。
【0064】一方、センサ28は、前記リニアスケール
29に向けて光を照射(投光)する投光部283と、前
記投光部283から照射され、前記リニアスケール29
で反射した光を受光(光電変換)する4つの受光部28
1とを有し、LEDヘッド22側に設けられている。受
光部281は、主走査方向に沿って所定距離離間するよ
うに、4箇所に配置されている。
【0065】前記投光部283としては、例えば、LE
D(発光ダイオード)等を用いることができ、また、前
記各受光部281としては、例えば、フォトダイオー
ド、フォトトランジスタ等を用いることができる。
【0066】本実施形態では、LEDヘッド22と、セ
ンサ28とは図示しないキャリッジ上に一体化されてお
り、このキャリッジ(LEDヘッド22)が移動するの
に伴って、センサ28からは、図2のタイミングチャー
トに示すように、パルスのデューティー比(1周期に対
するハイレベルの期間の比率)が50%であって、互い
にパルスの位相が90゜ずれた2つのエンコードパルス
(第1のパルス信号)FG1およびエンコードパルス
(第2のパルス信号)FG2が出力される。エンコード
パルスFG1は、前記4つの受光部281のうちの所定
の2つの受光部281から信号に基づいて生成され、エ
ンコードパルスFG2は、残りの2つの受光部281か
らの信号に基づいて生成される。これらのエンコードパ
ルスFG1,FG2は共にゲートIC18に供給され
る。なお、以下の説明では、エンコードパルスFG1を
「パルスA」、エンコードパルスFG2を「パルスB」
とも言う。
【0067】LEDヘッド22が所定方向に移動してい
るときは、エンコードパルスFG1の位相は、エンコー
ドパルスFG2の位相に対して90゜進み、LEDヘッ
ド22が前記と逆方向に移動しているときは、エンコー
ドパルスFG1の位相は、エンコードパルスFG2の位
相に対して90゜遅れる。
【0068】前述のゲートIC18では、図2のタイミ
ングチャートに示すように、センサ28から入力される
エンコードパルスFG1の立ち上がりでエンコードパル
スFG2のレベルをラッチ(保持)して、LR信号を出
力する。
【0069】ここで、図2中、エンコードパルスFG
1,FG2のパルス幅の長い期間は、LEDヘッド22
が折り返しを行う期間(折り返し期間)である。すなわ
ち、この折り返し期間において、LEDヘッド22の進
行方向が変更(反転)される。
【0070】このプリンタ10では、前記エンコードパ
ルスFG1,FG2の分解能を変換して、印刷位置(L
EDヘッド22の位置)の基準となる基準パルス信号α
を生成する。
【0071】この基準パルス信号αの1周期(レベルが
ハイレベル(H)の期間とロウレベル(L)の期間とを
加算した期間)は、本実施形態では、画像の主走査方向
の2ドット(画素)分の時間、すなわち、画像のドット
(画素)の主走査方向のピッチの2倍分の時間に相当す
るが、これに限らず、基準パルス信号αの1周期が、例
えば、画像の主走査方向の1ドット(画素)分の時間、
すなわち、画像のドット(画素)の主走査方向のピッチ
分の時間に相当するようにしてもよい。
【0072】また、このプリンタ10では、前記LR信
号と、前記エンコードパルスFG1,FG2とに基づい
て、LR_N信号(進行方向検出信号)を生成する。
【0073】このLR_N信号の1周期(レベルがハイ
レベルの期間とロウレベルの期間とを加算した期間)
は、画像の2ライン分の時間、すなわち、画像のドット
(画素)の副走査方向のピッチの2倍分の時間に相当す
る。
【0074】このLR_N信号により、LEDヘッド2
2の進行方向を検出(判別)することができる。すなわ
ち、LR_N信号のレベルがロウレベルの期間は、LE
Dヘッド22の進行方向が所定方向(例えば、右側)、
ハイレベルの期間は、LEDヘッド22の進行方向が前
記と逆方向(例えば、左側)である。
【0075】また、このプリンタ10では、LR_N信
号のレベルが切り換わるときを、LEDヘッド22の折
り返し位置として検出する。
【0076】なお、これらLR_N信号および基準パル
ス信号αの生成については、後に詳述する。
【0077】前記LR_N信号と、前記印刷位置の基準
パルス信号αとは、それぞれ、マイクロコンピュータ1
6に供給される。
【0078】マイクロコンピュータ16は、これらLR
_N信号および基準パルス信号αにより、LEDヘッド
22の進行方向と、LEDヘッド22(LEDヘッド2
2の基準部位)の主走査方向および副走査方向の位置
(座標位置)、すなわち、主走査方向および副走査方向
の印刷位置とを検出する。
【0079】この場合、マイクロコンピュータ16は、
LR_N信号のレベルからLEDヘッド22の進行方向
を検出する。
【0080】さらに、マイクロコンピュータ16は、基
準パルス信号αおよびLR_N信号をそれぞれカウント
し、そのカウント値より、LEDヘッド22に搭載され
ている複数のLEDの主走査方向および副走査方向の位
置(座標位置)をそれぞれ順次検出(算出)する。
【0081】具体的には、基準パルス信号αのロウレベ
ルおよびハイレベルをカウントし、そのカウント値よ
り、LEDヘッド22に搭載されている複数のLEDの
主走査方向の位置をそれぞれ順次検出(算出)すると共
に、LR_N信号のパルスのロウレベルおよびハイレベ
ルをカウントし、そのカウント値より、LEDヘッド2
2に搭載されている複数のLEDの副走査方向の位置を
それぞれ順次検出(算出)する。前記基準パルス信号α
のカウントにおいては、例えば、LR_N信号のレベル
がロウレベルの期間、すなわちLEDヘッド22の進行
方向が所定方向のときは、アップカウントし、LR_N
信号のレベルがハイレベルの期間、すなわちLEDヘッ
ド22の進行方向が前記と逆方向のときは、ダウンカウ
ントする。なお、基準パルス信号αのカウント値は、L
EDヘッド22の主走査方向の位置(印刷位置)を示
し、LR_N信号のカウント値は、LEDヘッド22の
副走査方向の位置(印刷位置)を示す。
【0082】また、マイクロコンピュータ16は、算出
した複数のLEDの座標位置に対応する画像データを順
次メモリ14から読み出し、この画像データと、画像デ
ータに対応するLEDを示すアドレスデータとをゲート
IC18へ供給し、前記画像データを後述する第1のレ
ジスタ群へ設定する。
【0083】なお、本実施形態では、マイクロコンピュ
ータ16が複数のLEDの座標位置を演算して算出する
ように構成されているが、本発明では、これに限らず、
例えば、前記座標位置を演算し、前記画像データを後述
する第1のレジスタ群へ設定するハード演算器を設けて
もよい。
【0084】ハード演算器は、マイクロコンピュータ1
6のように、複数のLEDの座標位置を順番に算出する
のではなく、全てのLEDの座標位置をパラレル処理し
て同時に算出することができるので、極めて高速に、短
時間で座標位置を算出することができるという利点があ
る。これにより、マイクロコンピュータ16は高速動作
が要求されないので、動作速度の遅い安価なものを使用
することができ、その分、プリンタ10のコストを削減
することができる。また、例えば印刷時間をより短縮す
るために、LEDヘッド22をより高速に移動させた
り、搭載するLEDの個数を増加させる場合や、印刷解
像度(画像の解像度)をさらに高くする場合にも、より
確実に対応することができる。
【0085】このハード演算器は、例えば、ゲートIC
18の一部として設けてもよく、また、別途、設けても
よい。
【0086】最後に、図1に示すプリンタ10におい
て、ヒータ32は、露光現像後のプリント用紙を加熱し
て定着させるためのものであり、その駆動(例えば、発
熱タイミング等)は、マイクロコンピュータ16によ
り、ヒータドライバ30を介して制御される。
【0087】続いて、プリンタ10のLEDヘッド22
の構造について説明する。図3は、プリンタ10のLE
Dヘッド22の構成例を示す底面図である。
【0088】同図に示すように、本実施形態のLEDヘ
ッド22は、ヘッド基板221を有し、そのヘッド基板
221上に、RGBの3色のLEDをそれぞれ3個ず
つ、合計9個のLEDを備えている。
【0089】ここで、ヘッド基板221上には、9個の
LEDが、3行×3列の行列状(マトリックス状)であ
って、互いに、図3中上下方向(副走査方向)および図
3中左右方向(主走査方向)に所定ドット(画素)ずれ
るように配置されている。
【0090】すなわち、図3中の最も上側の行には、R
のLEDR3、BのLEDB3およびGのLEDG3
が、図3中右側からRのLEDR3、BのLEDB3、
GのLEDG3の順に、図3中上下方向に所定ドットず
つずらして一列に配置されている。図示例の場合、Gの
LEDG3を上下方向の中心として、RのLEDR3は
GのLEDG3の所定ドット上側に配置され、また、B
のLEDB3はGのLEDG3の所定ドット下側に配置
されている。
【0091】また、図3中の上から2番目(真中)の行
には、RのLEDR2、BのLEDB2およびGのLE
DG2が、前記と同様に、図3中右側からRのLEDR
2、BのLEDB2、GのLEDG2の順に、図3中上
下方向に所定ドットずつずらして一列に配置され、図3
中の最も下側の行には、RのLEDR1、BのLEDB
1およびGのLEDG1が、前記と同様に、図3中右側
からRのLEDR1、BのLEDB1、GのLEDG1
の順に、図3中上下方向に所定ドットずつずらして一列
に配置されている。
【0092】また、Rの3個のLEDR3、R2および
R1は、図3中左右方向に所定ドットずつずらして図3
中上下方向に一列に配置されている。図示例の場合、L
EDR2を左右方向の中心として、LEDR1はLED
R2の所定ドット左側に配置され、また、LEDR3は
LEDR2の所定ドット右側に配置されている。
【0093】また、Bの3個のLEDB3、B2および
B1も前記と同様に、図3中左右方向に所定ドットずつ
ずらして図3中上下方向に一列に配置され、また、Gの
3個のLEDG3、G2およびG1も前記と同様に、図
3中左右方向に所定ドットずつずらして図3中上下方向
に一列に配置されている。
【0094】前述のように、本実施形態のプリンタ10
では、LEDヘッド22を主走査方向に移動させると共
に、プリント用紙を副走査方向へ移動させる。この際、
感光型のプリント用紙に、LEDヘッド22に搭載され
た9個のLEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に
よって、画像データに対応した色の光を画像データに対
応した時間、順次照射してプリント用紙を2次元的に露
光し、潜像を記録する。
【0095】言い換えると、プリント用紙の各ドット
(画素)からすると、それぞれ、LEDヘッド22に搭
載された9個のLEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜
B3から順次光が照射されることによって、画像データ
に対応した潜像が記録される。なお、各ドットでは、そ
れぞれ、そのドットに対するRの3つのLEDR1〜R
3に設定される画像データは同一である。同様に、Gの
3つのLEDG1〜G3に設定される画像データは同一
であり、また、Bの3つのLEDB1〜B3に設定され
る画像データは同一である。
【0096】ここで、各ドットからすると、LEDヘッ
ド22を主走査方向へ移動する際、図示例のLEDヘッ
ド22では、RGBの各LEDが副走査方向にずれてい
るので、例えばRのLEDR3によってRの光が照射さ
れてから、次のGのLEDG3によってGの光が照射さ
れるまでには所定ライン分以上の時間間隔があり、ま
た、GのLEDG3によってGの光が照射されてから、
次のBのLEDB3によってBの光が照射されるまでに
は所定ライン分以上の時間間隔がある。
【0097】感光型マイクロカプセルが塗布されたプリ
ント用紙では、連続的に光を照射するよりも、間隔をお
いて光を照射した方が感度が上昇するという特性があ
る。したがって、図示例のLEDヘッド22のように、
RGBの各LEDの配置を副走査方向へずらすことによ
り、その分プリント用紙の感度を向上させることができ
るという利点がある。
【0098】なお、RGBの各LEDの配置(例えば、
間隔、ずれ量等)は、特に限定されず、例えば、必要に
応じて適宜変更することができる。
【0099】また、ヘッド基板221上には、露光後の
プリント用紙に対して機械的な圧力をかけて現像(現像
工程)を行う加圧機構222が設けられている。この加
圧機構222は、ヘッド基板221の図3中下側に配置
されている。
【0100】続いて、プリンタ10のゲートIC18の
内部構造について説明する。図4および図8は、それぞ
れ、プリンタ10のゲートIC18の構成例であって、
その主要部を示すブロック図である。
【0101】図4には、ゲートIC18のうちのLED
ドライバ20を制御する部分が示されており、同図に示
すように、ゲートIC18は、アドレスデコーダ34
と、LED制御回路36と、第1のレジスタ群REG1
と、第2のレジスタ群REG2と、比較回路群38とを
備えている。
【0102】また、図8には、ゲートIC18のうちの
印刷解像度(画像の解像度)を設定(調整)する部分が
示されており、これについては、後に詳述する。
【0103】なお、これら以外のゲートIC18の各部
位は、説明を簡略化するために省略してある。
【0104】図4に示すように、マイクロコンピュータ
16からは、画像データ“LEDDATA”がデータバ
ス“DATA”を介して第1のレジスタ群REG1へ入
力されると共に、その画像データ“LED DATA”
に対応するLED(第1のレジスタ)を示すアドレス信
号がアドレスバス“ADDRESS”を介してアドレス
デコーダ34へ入力される。
【0105】アドレスデコーダ34は、マイクロコンピ
ュータ16からアドレスバス“ADDRESS”を介し
て入力されるアドレス信号をデコードし、このアドレス
信号に対応した第1のレジスタを選択(指定)するため
のイネーブル信号“ENA”を出力する。
【0106】“ENA”によって選択(指定)されたレ
ジスタは、この時にデータバス“DATA”に入力され
ている“LED DATA”を取り込みラッチする。
【0107】LED制御回路36は、基準パルス信号α
に基づいて、イネーブル信号“ENA”および比較デー
タ“COMP DATA”を生成し、出力する。
【0108】LED制御回路36から出力されるイネー
ブル信号“ENA”は、第1のレジスタ群REG1に設
定された画像データ“LED DATA”を第2のレジ
スタ群REG2に同時(パラレル)に保持(シフト)す
るためのタイミング信号であり、1つ前のドット(画
素)位置での9ドット(画素)の露光が完了した後、所
定のタイミングで出力される。
【0109】また、比較データ“COMP DATA”
は、第2のレジスタ群REG2に保持された画像データ
“LED DATA”と比較して、9個のLEDR1〜
R3、G1〜G3、B1〜B3を発光させる時間を決定
するために用いられるものであり、基準パルス信号αに
同期して、クロック信号“CLK”をカウントすること
により生成され、出力される。
【0110】この比較データ“COMP DATA”の
生成には、例えば、図5のタイミングチャートに示すよ
うに、基準パルス信号αに同期して、(2^n)−1〜
0までダウンカウントし、その後、0〜(2^n)−1
までアップカウントすることを繰り返し行うnビットの
カウンタが用いられる。このカウンタのダウン、アップ
の動作は、図5のタイミングチャートでは、三角波のよ
うな状態で示されている。ここで、本実施形態では、n
=8であるが、これに限定されないことは言うまでもな
い。
【0111】なお、前述のように、本実施形態では、基
準パルス信号αの1周期は、画像の主走査方向の2ドッ
ト(画素)分の時間に相当するので、前述のカウンタの
動作(カウント)は、基準パルス信号αのハイレベルお
よびロウレベルの期間共に行われる。
【0112】第1のレジスタ群REG1および第2のレ
ジスタ群REG2は、それぞれ、LEDヘッド22に搭
載されているLEDの個数分のレジスタを備えており、
比較回路群38は、LEDヘッド22に搭載されている
LEDの個数分の比較回路を備えている。本実施形態で
は、LEDヘッド22に、RGBそれぞれ3個ずつ、合
計9個のLEDが搭載されているので、第1のレジスタ
群REG1は、9個の第1のレジスタを備えており、第
2のレジスタ群REG2は、9個の第2のレジスタを備
えており、比較回路群38は、9個の比較回路“Com
pare”を備えている。
【0113】第1のレジスタ群REG1は、マイクロコ
ンピュータ16からデータバス“DATA”を介して供
給される、LEDヘッド22に搭載されているRGBの
各LEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応す
る画像データ“LED DATA”を設定するためのも
のである。
【0114】この第1のレジスタ群REG1は、前述し
たように、9個の第1のレジスタ、図示例では、図4中
上側から下側に向かって、Rの3個のLEDR1,R
2,R3に対応する画像データ“LED DATA”を
保持する第1のレジスタR1REG1,R2REG1,
R3REG1、Gの3個のLEDG1,G2,G3に対
応する画像データ“LED DATA”を保持する第1
のレジスタG1REG1,G2REG1,G3REG
1、Bの3個のLEDB1,B2,B3に対応する画像
データ“LED DATA”を保持する第1のレジスタ
B1REG1,B2REG1,B3REG1を備えてい
る。
【0115】第1のレジスタ群REG1には、図6のタ
イミングチャートに示すように、基準パルス信号αに同
期して、また、マイクロコンピュータ16から入力され
るライトイネーブル信号“_WE”の立ち上がりに同期
して、前述のイネーブル信号“ENA”により選択され
た第1のレジスタに、前述のRGBの9個のLEDR1
〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応する画像データ
“LED DATA”が順次設定される。
【0116】このようにして、マイクロコンピュータ1
6から、LEDヘッド22の合計9個のLEDR1〜R
3、G1〜G3、B1〜B3に対応する画像データ“L
EDDATA”が、第1のレジスタR1REG1〜R3
REG1,G1REG1〜G3REG1,B1REG1
〜B3REG1に順次(時系列に)設定される。
【0117】なお、前述のように、本実施形態では、基
準パルス信号αの1周期は、画像の主走査方向の2ドッ
ト(画素)分の時間に相当するので、マイクロコンピュ
ータ16から第1のレジスタ群REG1への画像データ
の設定は、基準パルス信号αのハイレベルおよびロウレ
ベルの期間共に行われる。
【0118】一方、第2のレジスタ群REG2は、第1
のレジスタ群REG1に順次設定されたRGBの9個の
LEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応する
画像データ“LED DATA”を同時に保持するもの
である。
【0119】第2のレジスタ群REG2は、前述したよ
うに、9個の第2のレジスタ、図示例では、図4中上側
から下側に向かって、Rの3個のLEDR1,R2,R
3に対応する画像データ“LED DATA”を保持す
る第2のレジスタR1REG2,R2REG2,R3R
EG2、Gの3個のLEDG1,G2,G3に対応する
画像データ“LED DATA”を保持する第2のレジ
スタG1REG2,G2REG2,G3REG2、Bの
3個のLEDB1,B2,B3に対応する画像データ
“LED DATA”を保持する第2のレジスタB1R
EG2,B2REG2,B3REG2を備えている。
【0120】第2のレジスタ群REG2には、図7のタ
イミングチャートに示すように、基準パルス信号αに同
期して、また、イネーブル信号“ENA”としてロウレ
ベルが入力されるタイミングで、発振器12から供給さ
れるクロック信号“CLK”の立ち上がりに同期して、
第1のレジスタ群REG1に設定されたRGBの9個の
LEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応する
画像データ“LEDDATA”が同時に(パラレルに)
保持(シフト)される。
【0121】すなわち、第1のレジスタ群R1REG1
〜R3REG1,G1REG1〜G3REG1,B1R
EG1〜B3REG1に設定された合計9個のLEDR
1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応する画像デー
タ“LED DATA”が、第2のレジスタ群R1RE
G2〜R3REG2,G1REG2〜G3REG2,B
1REG2〜B3REG2に同時に保持される。
【0122】前述のように、本実施形態では、基準パル
ス信号αの1周期は、画像の主走査方向の2ドット(画
素)分の時間に相当するので、第1のレジスタ群REG
1から第2のレジスタ群REG2への画像データのシフ
トも、基準パルス信号αのハイレベルおよびロウレベル
の期間共に行われる。
【0123】図6および図7のタイミングチャートから
も分るように、マイクロコンピュータ16から第1のレ
ジスタ群REG1への画像データの設定と、第2のレジ
スタ群REG2における画像データの保持およびLED
の発光(プリント用紙への露光)とは、同時に(パラレ
ルに)行われている。
【0124】具体的には、(n−2)回目の露光のため
の画像データが第2のレジスタ群REG2に保持されて
おり、その画像データに基づいて(n−2)回目の露光
を行っている最中に、マイクロコンピュータ16から第
1のレジスタ群REG1への(n−1)回目(次)の露
光のための画像データの設定が行われる。
【0125】そして、前記画像データの設定および前記
露光が完了した後に、第1のレジスタ群REG1に設定
された画像データが、第2のレジスタ群REG2へ転送
(シフト)され、その第2のレジスタ群REG2で保持
される。
【0126】この後、(n−1)回目の露光と、マイク
ロコンピュータ16から第1のレジスタ群REG1への
n回目の露光のための画像データの設定とが行われる。
以降、前述した動作が繰り返される。
【0127】このように、このプリンタ10では、第2
のレジスタ群REG2を備えていることによって、基準
パルス信号αの変わり目で第1のレジスタ群REG1に
保持されているデータを第2のレジスタ群REG2に保
持し、LEDのドライブには、第2のレジスタ群REG
2に保持された画像データを使用するので、マイクロコ
ンピュータ16は、基準パルス信号αの変わり目を検知
した後に、第1のレジスタ群REG1に対して次の画像
データの設定を行うことができる。
【0128】すなわち、このプリンタ10では、画像デ
ータの設定用の第1のレジスタ群REG1とLEDのド
ライブ用の第2のレジスタ群REG2とを分離した構造
(構成)になっているので、1ドット分(1回分)の露
光時間の間に次の画像データを設定することができれば
よく、このため、マイクロコンピュータ16として動作
速度の遅い安価なものを使用しても、LEDヘッド22
に設定すべき複数の画像データを十分な余裕を持って確
実に設定することができ、印刷速度の高速化、すなわち
印刷時間の短縮や、画像の高解像度化(高精細化)に容
易に対応することができる。
【0129】続いて、比較回路群38の各比較回路“C
ompare”は、LEDドライバ20を制御するため
のLED制御信号“LED CTL”を出力する。
【0130】この場合、比較回路群38の各比較回路
“Compare”へは、マイクロコンピュータ16か
ら、印刷状態と非印刷状態とを切り替える印刷オン/オ
フ信号“PRINT_ON/OFF”が入力され、第2
のレジスタ群REG2の対応する第2のレジスタから、
画像データ“LED DATA”が入力され、LED制
御回路36から、比較データ“COMP DATA”が
入力される。そして、比較回路群38の各比較回路“C
ompare”は、それぞれ、第2のレジスタ群REG
2に保持された画像データ“LED DATA”とLE
D制御回路36から入力される比較データ“COMP
DATA”とを比較するとともに、マイクロコンピュー
タ16から入力される印刷オン/オフ信号“PRINT
_ON/OFF”とから、LEDドライバ20を制御す
るためのLED制御信号“LEDCTL”を出力する。
【0131】図5のタイミングチャートに示すように、
このLED制御信号“LED CTL”は、画像データ
“LED DATA”の値(レベル)が比較データ“C
OMP DATA”の値(レベル)より大きい期間(画
像データ“LED DATA”>比較データ“COMP
DATA”の期間)であって、かつ、印刷オン/オフ
信号“PRINT_ON/OFF”のレベルが印刷状態
を示すレベルの期間だけロウレベルとされ、このロウレ
ベルとされた期間、LEDは発光する。
【0132】なお、LED制御信号“LED CTL”
の極性は何ら限定されず、図示例の場合とはLED制御
信号“LED CTL”の極性を逆にして、LED制御
信号“LED CTL”がハイレベルの期間だけLED
を発光させるようにしてもよいことは言うまでもない。
【0133】本実施形態のサイカラー方式のプリンタ1
0では、プリント用紙とLEDヘッド22とが近接して
対向する位置に配置され、LEDヘッド22を主走査方
向に移動させながら、感光型のプリント用紙に、画像デ
ータに対応した色の光を照射して露光する。そして、L
EDヘッド22が端部に到達したとき、プリント用紙を
副走査方向へ移動させ、その後、LEDヘッド22を主
走査方向へ前記と逆方向に移動させながら、前記プリン
ト用紙に、画像データに対応した色の光を照射して露光
する。以降、前記の動作を繰り返し行う。
【0134】これにより、プリント用紙はLEDヘッド
22によって2次元的に露光され、そのプリント用紙に
潜像が記録される。
【0135】露光工程では、LEDヘッド22が移動す
るのに伴って、リニアスケール29およびセンサ28に
よりエンコードパルスFG1,FG2が生成され、この
エンコードパルスFG1,FG2から、基準パルス信号
αおよびLR_N信号がそれぞれ生成される。これらの
基準パルス信号αおよびLR_N信号から、マイクロコ
ンピュータ16により、LEDヘッド22に搭載された
RGBの9個のLEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜
B3の座標位置が算出され、各々のLEDR1〜R3、
G1〜G3、B1〜B3に対応する画像データがメモリ
14から読み出されて、ゲートIC18内の第1のレジ
スタ群REG1に順次設定される。
【0136】露光後のプリント用紙、すなわち、プリン
ト用紙のうちの露光を完了した部分は、加圧機構222
と図示しない所定の部材とで挟み込まれることにより、
機械的な圧力がかけられ、現像される。この現像は、前
記LEDヘッド22の主走査方向への移動により、主走
査方向に連続的に行われ、これと、前記プリント用紙の
副走査方向への移動とにより、プリント用紙全体が現像
される。
【0137】前記現像工程では、硬化していない柔らか
いままの状態のカプセルが押しつぶされ、つぶされたカ
プセル内部のインクが互いに混ざり合うことにより、画
像データに対応した色に発色され、プリント用紙に所望
の画像が再生される。
【0138】その後、現像後のプリント用紙は、ヒータ
32によって加熱され、これにより画像が定着し、印刷
が完了する。
【0139】次に、プリンタ10の印刷解像度(画像の
解像度)の設定(調整)について説明する。
【0140】このプリンタ10では、印刷位置(LED
ヘッド22の位置)の基準となる基準パルス信号αの分
解能を設定(調整)することにより、希望する任意の印
刷解像度(画像の解像度)を得ることができるようにな
っている。
【0141】すなわち、プリンタ10は、センサ28か
らのエンコードパルスFG1,FG2に基づいて、LE
Dヘッド22の折り返し位置(折り返し時)を検出する
ヘッド折り返し位置検出手段を備え、このヘッド折り返
し位置検出手段の検出結果に基づいて、センサ28から
のエンコードパルスFG1,FG2の分解能を変換し
て、印刷位置(LEDヘッド22の位置)の基準となる
基準パルス信号αを生成するパルス分解能変換手段を有
している。
【0142】そして、このパルス分解能変換手段は、エ
ンコードパルスFG1,FG2のa(aは、2以上の整
数)倍の周波数のa逓倍パルス信号を生成するa逓倍パ
ルス信号生成回路(本実施形態では、エンコードパルス
FG1,FG2の4倍の周波数の4逓倍パルス信号を生
成する4逓倍パルス信号生成回路)と、カウンタを備
え、前記ヘッド折り返し位置検出手段の検出結果に基づ
いて、基準パルス信号αがLEDヘッド22の実際の折
り返し位置(折り返し時)を中心に略対称になるようa
逓倍パルス信号(本実施形態では、4逓倍パルス信号)
を分周する分周回路とを有している。
【0143】プリンタ10は、前記パルス分解能変換手
段により、センサ28からのエンコードパルスFG1,
FG2の分解能を変換して、印刷位置(LEDヘッド2
2の位置)の基準となる基準パルス信号αを生成する。
【0144】本実施形態では、代表的に、エンコードパ
ルスFG1,FG2から、その2/3の分解能(周波
数)の基準パルス信号αを生成する場合、すなわち、エ
ンコードパルスFG1,FG2を印刷位置の基準パルス
信号としてそのまま用いたときの印刷解像度に対して、
印刷解像度を2/3にする場合について説明するが、本
発明は、これに限定されるものではない。また、本発明
では、例えば、基準パルス信号αの分解能(周波数)
を、エンコードパルスFG1,FG2の分解能(周波
数)より高くする場合でもよく、また、低くする場合で
もよい。すなわち、エンコードパルスFG1,FG2を
印刷位置の基準パルス信号としてそのまま用いたときの
印刷解像度に対して、印刷解像度を高くする場合でもよ
く、また、低くする場合でもよい。
【0145】まず、図11に示すタイミングチャートに
基づいて概要を説明する。なお、以下の説明では、エン
コードパルスFG1を「パルスA」、エンコードパルス
FG2を「パルスB」として説明を行う。
【0146】図11に示すように、パルスAから、その
2倍の周波数のパルスA2Rを生成し、同様に、パルス
Bから、その2倍の周波数のパルスB2Rを生成し、こ
れらパルスA2RおよびB2Rから、パルスA、Bの4
倍の周波数のパルス(4逓倍パルス信号)A2R+B2
Rを生成する。
【0147】次に、周波数がパルスA2R+B2Rの周
波数の1/3となるように、そのパルスA2R+B2R
を分周し、パルス(A2R+B2R)/3を得、さら
に、周波数がパルス(A2R+B2R)/3の周波数の
1/2となるように、そのパルス(A2R+B2R)/
3を分周し、パルスA、Bの2/3の分解能(周波数)
のパルス(A2R+B2R)/6、すなわち、基準パル
ス信号αを得る。前記パルスA2R+B2Rを分周して
パルス(A2R+B2R)/3を生成する際は、後述す
るLR_N信号を用いる。
【0148】また、このプリンタ10では、LR信号
と、パルスA、Bとに基づいて、LR_N信号(進行方
向検出信号)を生成する。
【0149】すなわち、図12および図13に示すよう
に、パルスAと、パルスBとのうちの一方のパルス(パ
ルス信号)のレベル変化の無い状態で、他方のパルス
(パルス信号)のレベルが2回変化したときのタイミン
グで、LR信号のレベルを切り換え、LR_N信号を得
る。なお、図13には、LEDヘッド22が折り返す際
に不規則パルス(異常パルス)が発生する場合が示され
ている。
【0150】換言すれば、パルスAの立ち上がりのとき
のパルスBのレベルと、パルスAの立ち下がりのときの
パルスBのレベルとを比較し、これらのレベルが共にハ
イレベルまたはロウレベルの場合に、前記パルスAの立
ち上がりと、前記パルスAの立ち下がりとのうち、時間
的に後のタイミングを第1のタイミングとし、パルスB
の立ち上がりのときのパルスAのレベルと、パルスBの
立ち下がりのときのパルスAのレベルとを比較し、これ
らのレベルが共にハイレベルまたはロウレベルの場合
に、前記パルスBの立ち上がりと、前記パルスBの立ち
下がりとのうち、時間的に後のタイミングを第2のタイ
ミングとし、前記第1のタイミングと、前記第2のタイ
ミングとのうち、時間的に前のタイミング(図12に示
す例では第2のタイミング、図13に示す例では第1の
タイミング)で、LR信号のレベルを切り換え、LR_
N信号を得る。
【0151】前記第1のタイミングと第2のタイミング
とのうち、時間的に前のタイミング(前記他方のパルス
のレベルが2回変化したときのタイミング)、すなわ
ち、LR_N信号のレベルが切り換わるタイミングをL
EDヘッド22の折り返し位置とする。
【0152】前記LR_N信号のレベルが切り換わるタ
イミングは、LEDヘッド22の実際の折り返し位置
(折り返し時)とは若干異なるが、そのタイミングをL
EDヘッド22の折り返し位置として取り扱うことで、
パルスA2R+B2Rを、LEDヘッド22の実際の折
り返し位置の前と後とに、正確に分別することができ、
適正な基準パルス信号αを得ることができる。
【0153】ここで、詳細には、図14および図15に
示すように、パルスAと、パルスBとのうちの一方のパ
ルス(パルス信号)のレベル変化の無い状態で、他方の
パルス(パルス信号)のレベルが2回変化したときのタ
イミング(第1のタイミングと第2のタイミングとのう
ち、時間的に前のタイミング)から微小な所定時間、遅
延させて、前記LR_N信号のレベルの切り換えを行
い、さらに、そのLR_N信号のレベルの切り換えのタ
イミングから微小な所定時間、遅延させて、パルスA2
R+B2Rを生成する。なお、前記各遅延時間および順
番は、回路(例えば、遅延回路等)で保証されている。
【0154】これにより、使用する各パルスの立ち上が
りや立ち下がりのタイミングが重なってしまうのを防止
することができる。すなわち、LR_N信号のレベルが
切り換わり、それによってLEDヘッド22が折り返し
たことが検出(判別)された後に、パルスA2R+B2
Rが生成されるようになり、これにより適正な基準パル
ス信号αを生成することができる。
【0155】次に、分周について説明する。このプリン
タ10では、分周は、カウンタを備えた前記分周回路で
行われる。すなわち、分周回路は、周波数がa逓倍パル
ス信号の周波数の1/n(nは2以上の整数)となるよ
うに、そのa逓倍パルス信号を分周する。
【0156】分周回路の前記カウンタとしては、例え
ば、アップ/ダウンカウンタを用い、特に、データロー
ド機能の付いたアップ/ダウンカウンタを用いるのが好
ましい。
【0157】前記分周回路は、周波数が前記a逓倍パル
ス信号の周波数の1/n(nは2以上の整数)となるよ
うa逓倍パルス信号を分周する際は、そのa逓倍パルス
信号のパルスをアップカウントまたはダウンカウント
し、アップカウントの場合は、n番目をカウントする
と、計数値を「0」にして「1」からカウントを開始
し、ダウンカウントの場合は、n番目をカウントする
と、計数値を「n−1」にして「n−2」からカウント
を開始する。そして、アップカウントおよびダウンカウ
ントのいずれの場合も、n番目のカウントに同期してパ
ルスを生成し、前記ヘッド折り返し位置検出手段により
LEDヘッド22の折り返し位置が検出されると、アッ
プカウントとダウンカウントとを切り換えることで、前
記分周を行う。
【0158】このようにして分周されたパルスは、1ラ
イン当りに発生するパルスA、Bの数にかかわらず、ま
た、LEDヘッド22が折り返す際に不規則パルス(異
常パルス)が発生したとしても、LEDヘッド22の実
際の折り返し位置(折り返し時)を中心にして対称とな
る。
【0159】また、例えば、前記n=2−1(bは2
以上の整数)の場合、すなわち、周波数が前記a逓倍パ
ルス信号の周波数の1/(2−1)となるようa逓倍
パルス信号を分周する場合には、分周回路の前記カウン
タとして、bビットのアップ/ダウンカウンタを用いる
のが好ましく、データロード機能の付いたbビットのア
ップ/ダウンカウンタを用いるのがより好ましい。
【0160】この場合には、前記アップカウントの場合
のn番目のカウントの計数値と、前記ダウンカウントの
場合のn番目のカウントの計数値とが、共に「n」とさ
れる。
【0161】すなわち、アップカウントの場合は、計数
値が「n」になると、パルスを生成すると共に、計数値
を「0」にして「1」からカウントを開始し、ダウンカ
ウントの場合は、計数値が「n」になると、パルスを生
成すると共に、計数値を「n−1」にして「n−2」か
らカウントを開始する。
【0162】このため、アップカウントの際とダウンカ
ウントの際とで、計数値が「n」になるとパルスを生成
する回路を共用することができ、これにより、回路構成
を簡素化(部品点数を削減)することができ、コストを
低減することができる。
【0163】前記分周回路は、前記a逓倍パルス信号の
周波数が1/nとなるように分周した後、さらに分周を
行って、印刷位置の基準パルス信号αを生成する。この
分周においては、分周されるパルスが、すでにLEDヘ
ッド22の実際の折り返し位置を中心にして対称となっ
ているので、例えば単純に分周のみを行うだけで、LE
Dヘッド22の実際の折り返し位置を中心にして対称な
基準パルス信号αが得られる。
【0164】この基準パルス信号αのパルスのデューテ
ィー比(1周期に対するハイレベルの期間の比率)は、
50%であるのが好ましい。
【0165】ここで、本実施形態では、前記a=4、前
記n=3、すなわち、周波数が前記パルスA2R+B2
R(4逓倍パルス信号)の周波数の1/3となるよう
に、そのパルスA2R+B2Rを分周するが、前述した
理由から、分周回路の前記カウンタとして、データロー
ド機能の付いた2ビット(計数値の下限が0、上限が
3)のアップ/ダウンカウンタを用いるのが好ましい。
【0166】この2ビットのアップ/ダウンカウンタの
動作は、アップカウントのときは、「0→1→2→3→
0→1→2→3→0→・・・」となり、ダウンカウント
のときは、「3→2→1→0→3→2→1→0→3→・
・・」となる。
【0167】本実施形態では、前記分周回路は、周波数
がパルスA2R+B2R(4逓倍パルス信号)の周波数
の1/3となるようパルスA2R+B2Rを分周する
際、そのパルスA2R+B2Rをアップカウントまたは
ダウンカウントし、アップカウントの場合は、図16に
示すように、3番目をカウント、すなわち、「3」をカ
ウントすると、計数値を「0」にして「1」からカウン
トを開始し、ダウンカウントの場合は、図17に示すよ
うに、3番目をカウント、すなわち、「3」をカウント
すると、計数値を「2」にして「1」からカウントを開
始する。そして、アップカウントおよびダウンカウント
のいずれの場合も、3番目のカウント、すなわち、
「3」のカウントに同期してパルスを生成し、LR_N
信号のレベルが切り換わることによりLEDヘッド22
の折り返し位置が検出されると、アップカウントとダウ
ンカウントとを切り換えることで、前記分周を行う。
【0168】すなわち、本実施形態では、アップカウン
トからダウンカウントに切り換わる場合は、図18に示
すように、まず、パルスA2R+B2Rをアップカウン
トし、「3」のカウントに同期してパルス(A2R+B
2R)/3を生成し、計数値として「0」をロードして
「1」からカウントを開始する。そして、LR_N信号
のレベルが切り換わることでLEDヘッド22の折り返
し位置が検出されると、アップカウントからダウンカウ
ントに切り換える。図示例では、パルスA2R+B2R
を「1」までアップカウントしたとき、LEDヘッド2
2が折り返し、「0」からダウンカウントを開始し、
「3」のカウントに同期してパルス(A2R+B2R)
/3を生成し、計数値として「2」をロードして「1」
からカウントを開始する。
【0169】このようにして生成されたパルス(A2R
+B2R)/3は、LEDヘッド22の実際の折り返し
位置を中心にして、図18中左右に対称となる。
【0170】また、逆にダウンカウントからアップカウ
ントに切り換わる場合は、図19に示すように、まず、
パルスA2R+B2Rをダウンカウントし、「3」のカ
ウントに同期してパルス(A2R+B2R)/3を生成
し、計数値として「2」をロードして「1」からカウン
トを開始する。そして、LR_N信号のレベルが切り換
わることでLEDヘッド22の折り返し位置が検出され
ると、ダウンカウントからアップカウントに切り換え
る。図示例では、パルスA2R+B2Rを「1」までダ
ウンカウントしたとき、LEDヘッド22が折り返し、
「2」からアップカウントを開始し、「3」のカウント
に同期してパルス(A2R+B2R)/3を生成し、計
数値として「0」をロードして「1」からカウントを開
始する。
【0171】このようにして生成されたパルス(A2R
+B2R)/3は、LEDヘッド22の実際の折り返し
位置を中心にして、図19中左右に対称となる。
【0172】そして、前記分周回路は、さらに、周波数
がパルス(A2R+B2R)/3の周波数の1/2とな
るように、そのパルス(A2R+B2R)/3を分周し
て、パルスA、Bの2/3の分解能(周波数)であっ
て、パルスのデューティー比が50%のパルス(A2R
+B2R)/6、すなわち、基準パルス信号αを生成す
る。
【0173】このようにして生成された基準パルス信号
αは、LEDヘッド22の実際の折り返し位置を中心に
して、対称となる。
【0174】なお、本発明では、用いるカウンタは、前
記のものに限定されず、例えば、3ビット以上のもので
あってもよい。
【0175】次に、図8、図9および図10に示すブロ
ック図に基づいて、プリンタ10の印刷位置(LEDヘ
ッド22の位置)の基準となる基準パルス信号αおよび
LR_N信号を生成する回路について説明する。
【0176】図8は、プリンタ10のゲートIC18の
構成例であって、その主要部、すなわち、パルス分解能
変換回路(パルス分解能変換手段)の構成例を示すブロ
ック図である。
【0177】同図に示すパルス分解能変換回路(パルス
分解能変換手段)1は、前述したゲートIC18のうち
の一部分であって、エンコードパルスFG1(A),F
G2(B)の分解能を変換して、印刷位置(LEDヘッ
ド22の位置)の基準となる基準パルス信号αを生成す
る回路、すなわち、印刷解像度(画像の解像度)を設定
(調整)する回路である。このパルス分解能変換回路1
は、LEDヘッド22の折り返し位置を検出するヘッド
折り返し位置検出ブロック(ヘッド折り返し位置検出手
段)40と、パルス分周ブロック50とを有している。
【0178】ヘッド折り返し位置検出ブロック40は、
Dフリップフロップ41と、折り返し検出回路42と、
折り返し2重検出防止回路43と、AND回路(論理積
回路)44と、LR_N信号生成回路45とで構成され
ている。
【0179】パルス分周ブロック50は、一対のモノマ
ルチ回路51、52と、OR回路(論理和回路)53
と、アップ/ダウンカウンタ(カウンタ)54と、比較
回路55と、Tフリップフロップ56とで構成されてい
る。
【0180】アップ/ダウンカウンタ54としては、前
述したように、本実施形態では、データロード機能の付
いた2ビットのアップ/ダウンカウンタを用いる。
【0181】なお、前記一対のモノマルチ回路51、5
2と、前記OR回路53とで、4逓倍パルス信号生成回
路(a逓倍パルス信号生成回路)が構成される。
【0182】また、前記アップ/ダウンカウンタ54
と、前記比較回路55と、前記Tフリップフロップ56
とで、分周回路が構成される。
【0183】図9および図10は、それぞれ、前記パル
ス分解能変換回路1の折り返し検出回路42の主要部の
構成例を示すブロック図である。
【0184】折り返し検出回路42は、図9に示す第1
の検出回路46と、図10に示す第2の検出回路47と
を有している。
【0185】図9に示すように、第1の検出回路46
は、2つのNOT回路(否定回路)461、465と、
一対のDフリップフロップ462、463と、excl
usive OR回路(排他的論理和回路)464とで
構成されている。
【0186】図10に示すように、第2の検出回路47
も前記第1の検出回路46と同様に、2つのNOT回路
(否定回路)471、475と、一対のDフリップフロ
ップ472、473と、exclusive OR回路
(排他的論理和回路)474とで構成されている。
【0187】なお、本実施形態では、パルス分解能変換
回路(パルス分解能変換手段)1は、ゲートIC18の
うちの一部分となっているが、本発明では、これに限ら
ず、例えば、パルス分解能変換回路1をゲートIC18
と別けて設けてもよい。
【0188】次に、パルス分解能変換回路1の作用(動
作)を説明する。図1に示すように、センサ28から出
力されたエンコードパルスFG1(A),FG2(B)
は、それぞれ、ゲートIC18に供給される。以下の説
明では、エンコードパルスFG1を「パルスA」、エン
コードパルスFG2を「パルスB」として説明を行う。
【0189】図8に示すように、パルスAは、Dフリッ
プフロップ41の入力端子CK、折り返し検出回路4
2、折り返し2重検出防止回路43およびモノマルチ回
路51に、それぞれ入力される。
【0190】また、パルスBは、Dフリップフロップ4
1の入力端子D、折り返し検出回路42およびモノマル
チ回路52に、それぞれ入力される。
【0191】Dフリップフロップ41では、図2のタイ
ミングチャートに示すように、パルスAの立ち上がりで
パルスBのレベルをラッチ(保持)して、出力端子Qか
らLR信号を出力する。このLR信号は、LR_N信号
生成回路45に入力される。
【0192】図9に示すように、パルスAは、第1の検
出回路46のDフリップフロップ462の入力端子Dお
よびDフリップフロップ463の入力端子Dに、それぞ
れ入力される。
【0193】また、パルスBは、第1の検出回路46の
Dフリップフロップ462の入力端子CKに入力される
とともに、NOT回路461でレベルが反転され(ロウ
レベルはハイレベルへ、ハイレベルはロウレベルへ、そ
れぞれ変換され)、Dフリップフロップ463の入力端
子CKに入力される。
【0194】Dフリップフロップ462では、パルスB
の立ち上がりでパルスAのレベルをラッチして、出力端
子Qからそのパルス(信号)を出力する。このパルス
は、exclusive OR回路464の一方の入力
端子に入力される。
【0195】また、Dフリップフロップ463では、パ
ルスBの立ち下がりでパルスAのレベルをラッチして、
出力端子Qからそのパルス(信号)を出力する。このパ
ルスは、exclusive OR回路464の他方の
入力端子に入力される。
【0196】exclusive OR回路464から
は、入力した両パルスのレベルが等しいときは、ロウレ
ベル、異なるときは、ハイレベルが出力される。
【0197】このexclusive OR回路464
から出力されたパルスは、NOT回路465でレベルが
反転され、出力される(output1)。
【0198】また、図10に示すように、パルスAは、
第2の検出回路47のDフリップフロップ472の入力
端子CKに入力されるとともに、NOT回路471でレ
ベルが反転され(ロウレベルはハイレベルへ、ハイレベ
ルはロウレベルへ、それぞれ変換され)、Dフリップフ
ロップ473の入力端子CKに入力される。
【0199】また、パルスBは、第2の検出回路47の
Dフリップフロップ472の入力端子DおよびDフリッ
プフロップ473の入力端子Dに、それぞれ入力され
る。
【0200】Dフリップフロップ472では、パルスA
の立ち上がりでパルスBのレベルをラッチして、出力端
子Qからそのパルス(信号)を出力する。このパルス
は、exclusive OR回路474の一方の入力
端子に入力される。
【0201】また、Dフリップフロップ473では、パ
ルスAの立ち下がりでパルスBのレベルをラッチして、
出力端子Qからそのパルス(信号)を出力する。このパ
ルスは、exclusive OR回路474の他方の
入力端子に入力される。
【0202】exclusive OR回路474から
は、入力した両パルスのレベルが等しいときは、ロウレ
ベル、異なるときは、ハイレベルが出力される。
【0203】このexclusive OR回路474
から出力されたパルスは、NOT回路475でレベルが
反転され、出力される(output2)。
【0204】前記折り返し検出回路42からは、前記第
1の検出回路46から出力されたパルス(output
1)と、前記第2の検出回路47から出力されたパルス
(output2)との論理和(OR)が出力される。
この折り返し検出回路42から出力されたパルスは、折
り返し2重検出防止回路43と、AND回路44の一方
の入力端子とに、それぞれ、入力される。この折り返し
検出回路42からの初めのパルスの立ち上がりのタイミ
ングは、前記LEDヘッド22の折り返し位置とされ
る。
【0205】折り返し2重検出防止回路43からは、折
り返し位置の2重検出(重複検出)を防止(阻止)する
ために用いる信号が出力され、AND回路44の他方の
入力端子に入力される。
【0206】この折り返し2重検出防止回路43からの
出力信号のレベルは、LEDヘッド22の折り返しの際
において、LEDヘッド22の折り返しが1度検出され
た後(折り返し検出回路42からの初めのパルスが検出
された後)、LEDヘッド22がその折り返し位置から
所定距離離間するまでの所定期間、ロウレベルとなり、
その他の期間は、ハイレベルとなる。
【0207】前記折り返し2重検出防止回路43からの
出力信号のレベルがロウレベルの間は、AND回路44
の出力は、折り返し検出回路42から出力されたパルス
のレベルにかかわらず、常に、ロウレベルとなり、前記
折り返し2重検出防止回路43からの出力信号のレベル
がハイレベルの間は、AND回路44の出力は、折り返
し検出回路42から出力されたパルスのレベルと同じレ
ベルとなる。
【0208】これにより、LEDヘッド22の折り返し
の際において、LEDヘッド22の折り返しが1度検出
されると、LEDヘッド22がその折り返し位置から所
定距離離間するまでの所定期間は、LEDヘッド22の
折り返しを重複して検出してしまうのを確実に防止する
ことができる。
【0209】具体的には、折り返し2重検出防止回路4
3は、前記折り返し検出回路42からの初めのパルスが
入力されるまでは、出力信号のレベルをハイレベルに
し、前記折り返し検出回路42からの初めのパルスのハ
イレベルで、リセットされ、出力信号のレベルをロウレ
ベルにする。
【0210】そして、折り返し2重検出防止回路43で
は、前記リセット後、入力されるパルスAをカウント
し、その計数値が所定値になると、出力信号のレベルを
ハイレベルにする。なお、パルスBをカウントしてもよ
いことは、言うまでもない。
【0211】AND回路44からは、LEDヘッド22
の折り返しの際において、折り返し検出回路42からの
初めのパルスのみが出力される。詳細には、折り返し検
出回路42からの初めのパルスと立ち上がりのタイミン
グは同じであって、ハイレベルの期間が変更(短縮)さ
れた状態のパルスのみが出力される。
【0212】前記AND回路44から出力されたパルス
は、LR_N信号生成回路45に入力される。
【0213】LR_N信号生成回路45では、前記AN
D回路44からのパルスの立ち上がり(第1の検出回路
46から出力されたパルス(output1)と、第2
の検出回路47から出力されたパルス(output
2)とのうち、立ち上がりが先のパルスの立ち上がり)
に同期して、入力されるLR信号のレベルを切り換え
(ロウレベルの場合はハイレベルへ、ハイレベルの場合
はロウレベルへ、それぞれ切り換え)、LR_N信号を
生成する。従って、LR_N信号は、そのレベルの切り
換えのタイミングがAND回路44からのパルスの立ち
上がりのタイミングである点でLR信号と異なるが、そ
れ以外(レベルがハイレベルか、またはロウレベルか)
は、LR信号と同じである。
【0214】このLR_N信号は、LR_N信号生成回
路45から出力され、マイクロコンピュータ16および
アップ/ダウンカウンタ54にそれぞれ供給される。
【0215】一方、モノマルチ回路51では、パルスA
の立ち上がりおよび立ち下がりに同期して、それぞれ、
パルスが生成され、これによりパルスAの2倍の周波数
のパルスA2Rが得られる(図11参照)。このパルス
A2Rは、モノマルチ回路51から出力され、OR回路
53の一方の入力端子に入力される。
【0216】また、モノマルチ回路52では、パルスB
の立ち上がりおよび立ち下がりに同期して、それぞれ、
パルスが生成され、これによりパルスBの2倍の周波数
のパルスB2Rが得られる(図11参照)。このパルス
B2Rは、モノマルチ回路52から出力され、OR回路
53の他方の入力端子に入力される。
【0217】OR回路53では、パルスA2RおよびB
2Rから、パルスA、Bの4倍の周波数のパルス(4逓
倍パルス信号)A2R+B2Rが生成され(図11参
照)、アップ/ダウンカウンタ54に入力される。
【0218】アップ/ダウンカウンタ54では、パルス
A2R+B2Rのカウント(計数)、すなわち、アップ
カウントまたはダウンカウントが行われる。このカウン
ト信号(パルス)、すなわち、計数値は、比較回路55
に入力される。
【0219】ここで、前述したように、アップ/ダウン
カウンタ54は、アップカウントのときは、計数値が
「3」になると、計数値として「0」をロードして
「1」からカウントを開始し、ダウンカウントのとき
は、計数値が「3」になると、計数値として「2」をロ
ードして「1」からカウントを開始する。
【0220】また、アップ/ダウンカウンタ54は、L
R_N信号のレベルがロウレベルのとき、アップカウン
トを行い、ハイレベルのとき、ダウンカウントを行う。
すなわち、LR_N信号のレベルがロウレベルからハイ
レベルへの立ち上がりに同期して、アップカウントから
ダウンカウントに切り換わり、ハイレベルからロウレベ
ルへの立ち下がりに同期して、ダウンカウントからアッ
プカウントに切り換わる。
【0221】比較回路55では、予め設定されている定
数(本実施形態では、「3」)と、前記アップ/ダウン
カウンタ54における計数値とが比較され、その計数値
が「3」のときに、パルスが生成され、これにより、パ
ルスA2R+B2Rの1/3の周波数、すなわち、パル
スA、Bの4/3の周波数のパルス(A2R+B2R)
/3が得られる(図11参照)。
【0222】このパルス(A2R+B2R)/3は、比
較回路55から出力され、Tフリップフロップ56に入
力される。
【0223】Tフリップフロップ56では、パルス(A
2R+B2R)/3の立ち上がりに同期して、レベルが
ハイレベルとロウレベルとに切り換えられ、パルス(A
2R+B2R)/3の1/2の周波数、すなわち、パル
スA、Bの2/3の周波数のパルス(A2R+B2R)
/6が生成し、出力される(図11参照)。
【0224】このパルス(A2R+B2R)/6は、前
述したように、印刷位置(LEDヘッド22の位置)の
基準となる基準パルス信号αである。前述したように、
この基準パルス信号αおよび前記パルス(A2R+B2
R)/3は、それぞれ、LEDヘッド22の実際の折り
返し位置(折り返し時)を中心にして対称であり、基準
パルス信号αのパルスのデューティー比(1周期に対す
るハイレベルの期間の比率)は、50%である。
【0225】Tフリップフロップ56から出力された前
記基準パルス信号αは、マイクロコンピュータ16に供
給される。なお、これ以降の動作は、前述した通りであ
るので、その説明は省略する。
【0226】次に、前記印刷位置の基準パルス信号αの
生成について、各パターンをそれぞれ検証する。
【0227】前述したようにアップ/ダウンカウンタ5
4として2ビットのアップ/ダウンカウンタを用い、計
数値が「3」になると、「0」または「2」をロードす
る場合、折り返し前後における計数値は、「0」、
「1」、「2」の3種類であり、その全てのパターンを
検証する。
【0228】基本検証パターンは、アップカウントから
ダウンカウントに切り換わる場合において、切り換わり
直前の計数値が「0」、「1」、「2」の3種類と、ダ
ウンカウントからアップカウントに切り換わる場合にお
いて、切り換わり直前の計数値が「0」、「1」、
「2」の3種類との合計6種類である。
【0229】また、LEDヘッド22が折り返す際に不
規則パルス(異常パルス)が発生する場合において、ア
ップカウントからダウンカウントに切り換わる場合と、
ダウンカウントからアップカウントに切り換わる場合と
の2種類についても検証する。
【0230】図20〜図27は、それぞれ、LEDヘッ
ド22が折り返す際のアップ/ダウンカウンタ54等の
動作を示すタイミングチャートである。
【0231】図20は、アップ/ダウンカウンタ54の
計数値が「0」のとき、そのアップ/ダウンカウンタ5
4がアップカウントからダウンカウントに切り換わる場
合を示す。
【0232】同図に示すように、まず、LR_N信号の
レベルがロウレベルであるので、アップ/ダウンカウン
タ54は、パルスA2R+B2Rをアップカウントす
る。
【0233】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「0」がロードさ
れる。
【0234】この後、LR_N信号のレベルがロウレベ
ルからハイレベルに切り換わり、それに同期して、アッ
プ/ダウンカウンタ54は、アップカウントからダウン
カウントに切り換わり、パルスA2R+B2Rのダウン
カウントを「3」から開始する(初めに「3」をカウン
トする)。
【0235】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「2」がロードさ
れ、アップ/ダウンカウンタ54は、パルスA2R+B
2Rを「1」からダウンカウントする。
【0236】前記パルス(A2R+B2R)/3の立ち
上がりに同期して、レベルがハイレベルとロウレベルと
に切り換えられ、これにより、印刷位置の基準パルス信
号αが生成され、出力される。
【0237】これらパルス(A2R+B2R)/3およ
び印刷位置の基準パルス信号αは、それぞれ、LEDヘ
ッド22の実際の折り返し位置を中心にして、図中左右
に対称である。
【0238】図21は、アップ/ダウンカウンタ54の
計数値が「1」のとき、そのアップ/ダウンカウンタ5
4がアップカウントからダウンカウントに切り換わる場
合を示す。
【0239】同図に示すように、まず、LR_N信号の
レベルがロウレベルであるので、アップ/ダウンカウン
タ54は、パルスA2R+B2Rをアップカウントす
る。
【0240】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「0」がロードさ
れ、次のパルスA2R+B2Rのとき、計数値が「1」
になる。
【0241】この後、LR_N信号のレベルがロウレベ
ルからハイレベルに切り換わり、それに同期して、アッ
プ/ダウンカウンタ54は、アップカウントからダウン
カウントに切り換わり、パルスA2R+B2Rのダウン
カウントを「0」から開始する(初めに「0」をカウン
トする)。
【0242】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「2」がロードさ
れ、アップ/ダウンカウンタ54は、パルスA2R+B
2Rを「1」からダウンカウントする。
【0243】前記パルス(A2R+B2R)/3の立ち
上がりに同期して、レベルがハイレベルとロウレベルと
に切り換えられ、これにより、印刷位置の基準パルス信
号αが生成され、出力される。
【0244】これらパルス(A2R+B2R)/3およ
び印刷位置の基準パルス信号αは、それぞれ、LEDヘ
ッド22の実際の折り返し位置を中心にして、図中左右
に対称である。
【0245】図22は、アップ/ダウンカウンタ54の
計数値が「2」のとき、そのアップ/ダウンカウンタ5
4がアップカウントからダウンカウントに切り換わる場
合を示す。
【0246】同図に示すように、まず、LR_N信号の
レベルがロウレベルであるので、アップ/ダウンカウン
タ54は、パルスA2R+B2Rをアップカウントす
る。
【0247】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「0」がロードさ
れ、次のパルスA2R+B2Rのとき、計数値が「1」
になり、その次のパルスA2R+B2Rのとき、計数値
が「2」になる。
【0248】この後、LR_N信号のレベルがロウレベ
ルからハイレベルに切り換わり、それに同期して、アッ
プ/ダウンカウンタ54は、アップカウントからダウン
カウントに切り換わり、パルスA2R+B2Rのダウン
カウントを「1」から開始する(初めに「1」をカウン
トする)。
【0249】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「2」がロードさ
れ、アップ/ダウンカウンタ54は、パルスA2R+B
2Rを「1」からダウンカウントする。
【0250】前記パルス(A2R+B2R)/3の立ち
上がりに同期して、レベルがハイレベルとロウレベルと
に切り換えられ、これにより、印刷位置の基準パルス信
号αが生成され、出力される。
【0251】これらパルス(A2R+B2R)/3およ
び印刷位置の基準パルス信号αは、それぞれ、LEDヘ
ッド22の実際の折り返し位置を中心にして、図中左右
に対称である。
【0252】図23は、アップ/ダウンカウンタ54の
計数値が「0」のとき、そのアップ/ダウンカウンタ5
4がダウンカウントからアップカウントに切り換わる場
合を示す。
【0253】同図に示すように、まず、LR_N信号の
レベルがハイレベルであるので、アップ/ダウンカウン
タ54は、パルスA2R+B2Rをダウンカウントす
る。
【0254】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「2」がロードさ
れ、次のパルスA2R+B2Rのとき、計数値が「1」
になり、その次のパルスA2R+B2Rのとき、計数値
が「0」になる。
【0255】この後、LR_N信号のレベルがハイレベ
ルからロウレベルに切り換わり、それに同期して、アッ
プ/ダウンカウンタ54は、ダウンカウントからアップ
カウントに切り換わり、パルスA2R+B2Rのアップ
カウントを「1」から開始する(初めに「1」をカウン
トする)。
【0256】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「0」がロードさ
れ、アップ/ダウンカウンタ54は、パルスA2R+B
2Rを「1」からアップカウントする。
【0257】前記パルス(A2R+B2R)/3の立ち
上がりに同期して、レベルがハイレベルとロウレベルと
に切り換えられ、これにより、印刷位置の基準パルス信
号αが生成され、出力される。
【0258】これらパルス(A2R+B2R)/3およ
び印刷位置の基準パルス信号αは、それぞれ、LEDヘ
ッド22の実際の折り返し位置を中心にして、図中左右
に対称である。
【0259】図24は、アップ/ダウンカウンタ54の
計数値が「1」のとき、そのアップ/ダウンカウンタ5
4がダウンカウントからアップカウントに切り換わる場
合を示す。
【0260】同図に示すように、まず、LR_N信号の
レベルがハイレベルであるので、アップ/ダウンカウン
タ54は、パルスA2R+B2Rをダウンカウントす
る。
【0261】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「2」がロードさ
れ、次のパルスA2R+B2Rのとき、計数値が「1」
になる。
【0262】この後、LR_N信号のレベルがハイレベ
ルからロウレベルに切り換わり、それに同期して、アッ
プ/ダウンカウンタ54は、ダウンカウントからアップ
カウントに切り換わり、パルスA2R+B2Rのアップ
カウントを「2」から開始する(初めに「2」をカウン
トする)。
【0263】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「0」がロードさ
れ、アップ/ダウンカウンタ54は、パルスA2R+B
2Rを「1」からアップカウントする。
【0264】前記パルス(A2R+B2R)/3の立ち
上がりに同期して、レベルがハイレベルとロウレベルと
に切り換えられ、これにより、印刷位置の基準パルス信
号αが生成され、出力される。
【0265】これらパルス(A2R+B2R)/3およ
び印刷位置の基準パルス信号αは、それぞれ、LEDヘ
ッド22の実際の折り返し位置を中心にして、図中左右
に対称である。
【0266】図25は、アップ/ダウンカウンタ54の
計数値が「2」のとき、そのアップ/ダウンカウンタ5
4がダウンカウントからアップカウントに切り換わる場
合を示す。
【0267】同図に示すように、まず、LR_N信号の
レベルがハイレベルであるので、アップ/ダウンカウン
タ54は、パルスA2R+B2Rをダウンカウントす
る。
【0268】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「2」がロードさ
れる。
【0269】この後、LR_N信号のレベルがハイレベ
ルからロウレベルに切り換わり、それに同期して、アッ
プ/ダウンカウンタ54は、ダウンカウントからアップ
カウントに切り換わり、パルスA2R+B2Rのアップ
カウントを「3」から開始する(初めに「3」をカウン
トする)。
【0270】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「0」がロードさ
れ、アップ/ダウンカウンタ54は、パルスA2R+B
2Rを「1」からアップカウントする。
【0271】前記パルス(A2R+B2R)/3の立ち
上がりに同期して、レベルがハイレベルとロウレベルと
に切り換えられ、これにより、印刷位置の基準パルス信
号αが生成され、出力される。
【0272】これらパルス(A2R+B2R)/3およ
び印刷位置の基準パルス信号αは、それぞれ、LEDヘ
ッド22の実際の折り返し位置を中心にして、図中左右
に対称である。
【0273】図26は、LEDヘッド22が折り返す際
にパルスA側に不規則パルスが発生し、アップ/ダウン
カウンタ54の計数値が「1」のとき、そのアップ/ダ
ウンカウンタ54がアップカウントからダウンカウント
に切り換わる場合を示す。
【0274】同図に示すように、まず、LR_N信号の
レベルがロウレベルであるので、アップ/ダウンカウン
タ54は、パルスA2R+B2Rをアップカウントす
る。
【0275】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「0」がロードさ
れ、次のパルスA2R+B2Rのとき、計数値が「1」
になる。
【0276】この後、LR_N信号のレベルがロウレベ
ルからハイレベルに切り換わり、それに同期して、アッ
プ/ダウンカウンタ54は、アップカウントからダウン
カウントに切り換わり、パルスA2R+B2Rのダウン
カウントを「0」から開始する(初めに「0」をカウン
トする)。
【0277】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「2」がロードさ
れ、アップ/ダウンカウンタ54は、パルスA2R+B
2Rを「1」からダウンカウントする。
【0278】前記パルス(A2R+B2R)/3の立ち
上がりに同期して、レベルがハイレベルとロウレベルと
に切り換えられ、これにより、印刷位置の基準パルス信
号αが生成され、出力される。
【0279】これらパルス(A2R+B2R)/3およ
び印刷位置の基準パルス信号αは、それぞれ、LEDヘ
ッド22の実際の折り返し位置を中心にして、図中左右
に対称である。
【0280】図27は、LEDヘッド22が折り返す際
にパルスA側に不規則パルスが発生し、アップ/ダウン
カウンタ54の計数値が「1」のとき、そのアップ/ダ
ウンカウンタ54がダウンカウントからアップカウント
に切り換わる場合を示す。
【0281】同図に示すように、まず、LR_N信号の
レベルがハイレベルであるので、アップ/ダウンカウン
タ54は、パルスA2R+B2Rをダウンカウントす
る。
【0282】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「2」がロードさ
れ、次のパルスA2R+B2Rのとき、計数値が「1」
になる。
【0283】この後、LR_N信号のレベルがハイレベ
ルからロウレベルに切り換わり、それに同期して、アッ
プ/ダウンカウンタ54は、ダウンカウントからアップ
カウントに切り換わり、パルスA2R+B2Rのアップ
カウントを「2」から開始する(初めに「2」をカウン
トする)。
【0284】そして、アップ/ダウンカウンタ54の計
数値が「3」になると、パルス(A2R+B2R)/3
が出力されるとともに、計数値として「0」がロードさ
れ、アップ/ダウンカウンタ54は、パルスA2R+B
2Rを「1」からアップカウントする。
【0285】前記パルス(A2R+B2R)/3の立ち
上がりに同期して、レベルがハイレベルとロウレベルと
に切り換えられ、これにより、印刷位置の基準パルス信
号αが生成され、出力される。
【0286】これらパルス(A2R+B2R)/3およ
び印刷位置の基準パルス信号αは、それぞれ、LEDヘ
ッド22の実際の折り返し位置を中心にして、図中左右
に対称である。
【0287】図20〜図27に示すように、前記検証し
た全てのパターンにおいて、パルス(A2R+B2R)
/3および印刷位置の基準パルス信号αについて、それ
ぞれ、LEDヘッド22の実際の折り返し位置(折り返
し時)を中心にして、図中左右に対称な波形が得られ
る。
【0288】前記基準パルス信号αの波形が、LEDヘ
ッド22の実際の折り返し位置を中心にして対称である
ということは、換言すれば、主走査方向の各ライン、す
なわち、LEDヘッド22の各往路および各復路で、す
べて基準パルス信号αの形状および位置(位相)が略一
致しており、主走査方向において、画像のドット(画
素)のずれがないということである。
【0289】以上説明したように、このプリンタ10に
よれば、エンコードパルスFG1(A),FG2(B)
の分解能を変換して所定の分解能の印刷位置の基準パル
ス信号αを生成し、その基準パルス信号αに基づいてL
EDヘッド22の位置を特定しつつ再生(印刷)するの
で、センサ28やリニアスケール29等を変更、追加す
ることなく、希望する任意の印刷解像度(画像の解像
度)を容易かつ確実に得ることができる。
【0290】特に、エンコードパルスFG1(A),F
G2(B)の分解能を変換して印刷位置の基準パルス信
号αを生成するので、任意の分解能の基準パルス信号α
を容易に生成することができ、例えば、画質重視で印刷
解像度を高くして印刷するケース(仕様)、簡易印刷で
印刷時間を短縮し、印刷解像度を低くして印刷するケー
ス、印刷解像度を複数の値から選択することができるよ
うにするケース、製造や出荷の際に印刷解像度を任意の
一定の値に設定するケース等、種々のケースに容易に対
応することができ、汎用性も広い。
【0291】また、センサ28やリニアスケール29等
を変更、追加する必要がないので、コストを低減するこ
とができる。
【0292】また、このプリンタ10では、1ライン当
りに発生するパルスA、Bの数にかかわらず、また、L
EDヘッド22が折り返す際に不規則パルス(異常パル
ス)が発生したとしても、LEDヘッド22の実際の折
り返し位置(折り返し時)を中心にして、対称な波形を
有する印刷位置の基準パルス信号αを生成することがで
きる。
【0293】これにより、印刷位置(LEDヘッド22
の位置)のずれ、すなわち、画像のドット(画素)のず
れを防止することができ、画像データに対応した画像を
プリント用紙に適正に印刷することができる。
【0294】また、このプリンタ10では、LEDヘッ
ド22が、主走査方向へ往復運動し、そのいずれの方向
へ移動する際も印刷を行うので、印刷を短時間で行うこ
とができる。
【0295】以上、本発明のプリンタを、図示の実施形
態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の
構成のものに置換することができる。
【0296】例えば、本発明のプリンタは、印刷解像度
(画像の解像度)を調整(操作)する操作部が設けられ
ており、その操作部を操作することにより、印刷解像度
を複数の値から選択することができるように構成されて
いてもよく、また、製造や出荷の際に、印刷解像度を所
定の一定の値に設定されるように構成されていてもよ
い。
【0297】また、前記実施形態のプリンタの方式は、
サイカラー方式であるが、本発明では、プリンタの方式
は、サイカラー方式には限定されず、また、感光型のプ
リント用紙を露光し、その感光型のプリント用紙に画像
を再生(印刷)する方式にも限定されない。すなわち、
本発明のプリンタは、プリンタ本体に対して移動(往復
運動)可能に設置されたプリンタ用ヘッドを介して印刷
を行うものであればよい。
【0298】また、本発明のプリンタは、複数色を再生
(印刷)し得るプリンタ、例えば、フルカラーの画像を
再生するプリンタであってもよく、また、モノクロの画
像を再生(印刷)するプリンタであってもよい。
【0299】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、例
えばセンサやスケール等を変更、追加することなく、希
望する任意の印刷解像度(画像の解像度)を容易かつ確
実に得ることができる。これにより、コストを低減する
ことができる。
【0300】また、画像のドット(画素)のずれを防止
することができ、画像データに対応した画像をプリント
用紙に適正に印刷することができる。
【0301】また、センサからのパルス信号の分解能を
変換して印刷位置の基準パルス信号を生成するので、そ
の基準パルス信号の分解能を変更することにより任意の
印刷解像度を容易に得ることができ、汎用性も広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタの実施形態を示すブロック図
である。
【図2】図1に示すプリンタの2つのエンコードパルス
FG1,FG2とLR信号との関係を示すタイミングチ
ャートである。
【図3】図1に示すプリンタのLEDヘッドの構成例を
示す底面図である。
【図4】図1に示すプリンタのゲートICの構成例であ
って、その主要部を示すブロック図である。
【図5】図1に示すプリンタの画像データとLED制御
信号との関係を示すタイミングチャートである。
【図6】図1に示すプリンタの第1のレジスタ群に画像
データを設定する時の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図7】図1に示すプリンタの第2のレジスタ群に画像
データを保持する時の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図8】図1に示すプリンタのゲートICの構成例であ
って、その主要部、すなわち、パルス分解能変換回路
(パルス分解能変換手段)の構成例を示すブロック図で
ある。
【図9】図1に示すプリンタのパルス分解能変換回路の
折り返し検出回路の主要部の構成例を示すブロック図で
ある。
【図10】図1に示すプリンタのパルス分解能変換回路
の折り返し検出回路の主要部の構成例を示すブロック図
である。
【図11】図1に示すプリンタの印刷位置の基準パルス
信号αを生成する際の各パルスの関係を示すタイミング
チャートである。
【図12】図1に示すプリンタのLR_N信号を生成す
る際の各パルスの関係を示すタイミングチャートであ
る。
【図13】図1に示すプリンタのLR_N信号を生成す
る際の各パルスの関係を示すタイミングチャートであ
る。
【図14】図1に示すプリンタのパルスA、BとLR_
N信号とパルスA2R+B2Rとの関係を示すタイミン
グチャートである。
【図15】図1に示すプリンタのパルスA、BとLR_
N信号とパルスA2R+B2Rとの関係を示すタイミン
グチャートである。
【図16】図1に示すプリンタのアップ/ダウンカウン
タのアップカウント時の動作を示す図である。
【図17】図1に示すプリンタのアップ/ダウンカウン
タのダウンカウント時の動作を示す図である。
【図18】図1に示すプリンタのLEDヘッドが折り返
す際における分周の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図19】図1に示すプリンタのLEDヘッドが折り返
す際における分周の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図20】図1に示すプリンタのLEDヘッドが折り返
す際のアップ/ダウンカウンタ等の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図21】図1に示すプリンタのLEDヘッドが折り返
す際のアップ/ダウンカウンタ等の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図22】図1に示すプリンタのLEDヘッドが折り返
す際のアップ/ダウンカウンタ等の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図23】図1に示すプリンタのLEDヘッドが折り返
す際のアップ/ダウンカウンタ等の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図24】図1に示すプリンタのLEDヘッドが折り返
す際のアップ/ダウンカウンタ等の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図25】図1に示すプリンタのLEDヘッドが折り返
す際のアップ/ダウンカウンタ等の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図26】図1に示すプリンタのLEDヘッドが折り返
す際のアップ/ダウンカウンタ等の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図27】図1に示すプリンタのLEDヘッドが折り返
す際のアップ/ダウンカウンタ等の動作を示すタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
1 パルス分解能変換回路 10 プリンタ 12 発振器 14 メモリ 16 マイクロコンピュータ 18 ゲートIC 20 LEDドライバ 22 LEDヘッド 221 ヘッド基板 222 加圧機構 24 モータドライバ 26 モータ 28 センサ 281 受光部 283 投光部 29 リニアスケール 30 ヒータドライバ 32 ヒータ R1〜R3,G1〜G3,B1〜B3 LED 34 アドレスデコーダ 36 LED制御回路 REG1 第1のレジスタ群 REG2 第2のレジスタ群 38 比較回路群 40 ヘッド折り返し位置検出ブロック 41 Dフリップフロップ 42 折り返し検出回路 43 折り返し2重検出防止回路 44 AND回路 45 LR_N信号生成回路 46 第1の検出回路 461、465 NOT回路 462、463 Dフリップフロップ 464 exclusive OR回路 47 第2の検出回路 471、475 NOT回路 472、473 Dフリップフロップ 474 exclusive OR回路 50 パルス分周ブロック 51、52 モノマルチ回路 53 OR回路 54 アップ/ダウンカウンタ 55 比較回路 56 Tフリップフロップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE04 AE23 AE28 AE48 AE77 AF04 AF13 AF57 AF62 AF72 AF82 FA04 FA17 FA35 2C480 CA03 CA16 CA31 CA36 CB02 CB35 EC02 EC07

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ本体と、 前記プリンタ本体に対し、往復運動可能に設置されたプ
    リンタ用ヘッドと、 前記プリンタ用ヘッドの移動を検出するセンサと、 前記センサからのパルス信号に基づいて前記プリンタ用
    ヘッドの折り返し位置を検出するヘッド折り返し位置検
    出手段を備え、該ヘッド折り返し位置検出手段の検出結
    果に基づいて、前記センサからのパルス信号の分解能を
    変換して、印刷位置の基準パルス信号を生成するパルス
    分解能変換手段とを有し、 前記印刷位置の基準パルス信号に基づいて前記プリンタ
    用ヘッドの位置を特定しつつ、該プリンタ用ヘッドを介
    して印刷を行うよう構成されていることを特徴とするプ
    リンタ。
  2. 【請求項2】 前記センサは、互いのパルスの位相が所
    定値ずれている第1のパルス信号と第2のパルス信号と
    を生成するよう構成されている請求項1に記載のプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 前記プリンタ本体側に設けられたスケー
    ルを有し、 前記センサは、前記プリンタ用ヘッド側に設けられ、前
    記スケールへ光を投光する投光部と、前記スケールから
    の反射光を受光する複数の受光部とを有し、前記複数の
    受光部からの信号に基づいて、互いのパルスの位相が所
    定値ずれている第1のパルス信号と第2のパルス信号と
    を生成するよう構成されている請求項1に記載のプリン
    タ。
  4. 【請求項4】 前記プリンタ用ヘッドの進行方向が所定
    方向の場合には、前記第1のパルス信号のパルスの位相
    が前記第2のパルス信号のパルスの位相に対して所定値
    進み、前記プリンタ用ヘッドの進行方向が前記と逆方向
    の場合には、前記第1のパルス信号のパルスの位相が前
    記第2のパルス信号のパルスの位相に対して所定値遅れ
    るように構成されている請求項2または3に記載のプリ
    ンタ。
  5. 【請求項5】 前記第1のパルス信号のパルスと前記第
    2のパルス信号のパルスとの位相のずれは、90°であ
    り、前記第1のパルス信号および前記第2のパルス信号
    のパルスのデューティー比は、それぞれ、50%である
    請求項2ないし4のいずれかに記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記ヘッド折り返し位置検出手段は、前
    記第1のパルス信号と、前記第2のパルス信号とのうち
    の一方のパルス信号のレベル変化の無い状態で、他方の
    パルス信号のレベルが2回変化したときのタイミングを
    前記プリンタ用ヘッドの折り返し位置とするよう構成さ
    れている請求項2ないし5のいずれかに記載のプリン
    タ。
  7. 【請求項7】 前記ヘッド折り返し位置検出手段は、前
    記第1のパルス信号のパルスの立ち上がりのときの前記
    第2のパルス信号のレベルと、前記第1のパルス信号の
    パルスの立ち下がりのときの前記第2のパルス信号のレ
    ベルとを比較し、これらのレベルが共にハイレベルまた
    はロウレベルの場合に、前記第1のパルス信号のパルス
    の立ち上がりと、前記第1のパルス信号のパルスの立ち
    下がりとのうち、時間的に後のタイミングを第1のタイ
    ミングとし、前記第2のパルス信号のパルスの立ち上が
    りのときの前記第1のパルス信号のレベルと、前記第2
    のパルス信号のパルスの立ち下がりのときの前記第1の
    パルス信号のレベルとを比較し、これらのレベルが共に
    ハイレベルまたはロウレベルの場合に、前記第2のパル
    ス信号のパルスの立ち上がりと、前記第2のパルス信号
    のパルスの立ち下がりとのうち、時間的に後のタイミン
    グを第2のタイミングとし、 前記第1のタイミングと、前記第2のタイミングとのう
    ち、時間的に前のタイミングを前記プリンタ用ヘッドの
    折り返し位置とするよう構成されている請求項2ないし
    5のいずれかに記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記パルス分解能変換手段は、前記セン
    サからのパルス信号のa(aは、2以上の整数)倍の周
    波数のa逓倍パルス信号を生成するa逓倍パルス信号生
    成回路と、 前記ヘッド折り返し位置検出手段の検出結果に基づい
    て、前記印刷位置の基準パルス信号が前記プリンタ用ヘ
    ッドの実際の折り返し位置を中心に略対称になるよう前
    記a逓倍パルス信号を分周する分周回路とを有する請求
    項1ないし7のいずれかに記載のプリンタ。
  9. 【請求項9】 前記aは、4である請求項8に記載のプ
    リンタ。
  10. 【請求項10】 前記分周回路は、周波数が前記a逓倍
    パルス信号の周波数の1/n(nは2以上の整数)とな
    るよう該a逓倍パルス信号を分周する場合において、前
    記a逓倍パルス信号のパルスをアップカウントまたはダ
    ウンカウントし、n番目のカウントに同期してパルスを
    生成することにより前記分周を行い、前記ヘッド折り返
    し位置検出手段により前記プリンタ用ヘッドの折り返し
    位置が検出されると、アップカウントとダウンカウント
    とを切り換えるよう構成されている請求項8または9に
    記載のプリンタ。
  11. 【請求項11】 前記分周回路は、アップカウントの場
    合は、n番目をカウントすると、計数値を0にして1か
    らカウントを開始し、ダウンカウントの場合は、n番目
    をカウントすると、計数値をn−1にしてn−2からカ
    ウントを開始するよう構成されている請求項10に記載
    のプリンタ。
  12. 【請求項12】 前記分周回路は、b(bは2以上の整
    数)ビットのアップ/ダウンカウンタを有し、前記n
    は、2−1である請求項10または11に記載のプリ
    ンタ。
  13. 【請求項13】 前記分周回路は、周波数が前記a逓倍
    パルス信号の周波数の1/n(nは2以上の整数)とな
    るよう該a逓倍パルス信号を分周した後、さらに分周を
    行って前記印刷位置の基準パルス信号を生成するよう構
    成されている請求項10ないし12のいずれかに記載の
    プリンタ。
  14. 【請求項14】 前記印刷位置の基準パルス信号のパル
    スのデューティー比は、50%である請求項1ないし1
    3のいずれかに記載のプリンタ。
  15. 【請求項15】 前記プリンタ用ヘッドには光源が搭載
    されており、該プリンタ用ヘッドにより感光型のプリン
    ト用紙を露光し、該感光型のプリント用紙に画像を再生
    するよう構成されている請求項1ないし14のいずれか
    に記載のプリンタ。
  16. 【請求項16】 前記プリンタ用ヘッドには、赤色の光
    を発する光源、緑色の光を発する光源および青色の光を
    発する光源が搭載されており、該プリンタ用ヘッドによ
    り感光型のプリント用紙を露光し、該感光型のプリント
    用紙に画像を再生するよう構成されている請求項1ない
    し14のいずれかに記載のプリンタ。
  17. 【請求項17】 前記赤色の光を発する光源に対応する
    画像データ、前記緑色の光を発する光源に対応する画像
    データおよび前記青色の光を発する光源に対応する画像
    データを設定するための第1のレジスタ群と、該第1の
    レジスタ群に設定された前記各光源に対応する画像デー
    タを保持する第2のレジスタ群とを有し、 前記第1のレジスタ群へ次の画像データを設定しなが
    ら、前記第2のレジスタ群に保持されている画像データ
    を用いて、前記露光用ヘッドに搭載された各光源を駆動
    するよう構成されている請求項16に記載のプリンタ。
  18. 【請求項18】 前記赤色の光を発する光源、前記緑色
    の光を発する光源および前記青色の光を発する光源は、
    それぞれ複数個ずつ搭載されている請求項16または1
    7に記載のプリンタ。
  19. 【請求項19】 当該プリンタは、感光型マイクロカプ
    セルが設けられたプリント用紙に画像を再生するよう構
    成されている請求項1ないし18のいずれかに記載のプ
    リンタ。
  20. 【請求項20】 当該プリンタは、サイカラー方式であ
    る請求項1ないし19のいずれかに記載のプリンタ。
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