JP2003154673A - インクジェットプリンタのメンテナンス方法 - Google Patents
インクジェットプリンタのメンテナンス方法Info
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Abstract
させることによって、簡単な構造でインクジェットプリ
ンタ自体の横幅を従来よりさらに小さくする。 【解決手段】 印字ヘッド7を搭載したキャリア2をメ
ンテナンス領域に移動させてワイパー部41によるワイ
ピングとキャップ部43によるキャッピングとを行うイ
ンクジェットプリンタにおいて、キャッピング時には、
クラッチ用歯車74をフィード側歯車64とシャフト側
歯車54との間に嵌め込んで接続し、フィードモータ3
7を駆動してメンテナンスシャフト45を回転させるこ
とにより、キャップ部43を上昇させるとともにワイパ
ー部41を降下させ、ワイピング時には、フィードモー
タ37を駆動してメンテナンスシャフト45を回転させ
ることにより、ワイパー部41を上昇させるとともにキ
ャップ部43を降下させ、印字開始時にはキャップ部4
3およびワイパー部41の両方を降下させる。
Description
したキャリアを印字領域外のメンテナンス領域に移動さ
せてワイパー部によるワイピングとキャップ部によるキ
ャッピングとを行うインクジェットプリンタのメンテナ
ンス方法に関する。
は、キャリアに搭載された印字ヘッドのノズルが乾いて
目詰まりを起こさないように、印字装置の電源投入時、
印字開始時、使用者の意思によって強制的に実行される
メンテナンスモード時、および印字動作中定期的に、印
字ヘッドのノズルを印字領域外のホームポジション位置
でクリーニングするメンテナンス動作を実行するように
なっている。
って印字ヘッドをワイピングした後、印字ヘッドのノズ
ルからインクを予備噴射するスピットを行うようになっ
ており、このようなワイピングとスピットとを、実行条
件に合わせて必要であれば複数回繰り返し行うようにな
っている。
作の一例を示している。図7(a)は、インクカートリ
ッジ11を装着したキャリア12が、印字領域外のホー
ムポジション位置Hに位置している最初の状態を示して
いる。この状態では、インクカートリッジ11に一体に
設けられた印字ヘッド13のノズル13aが、メンテナ
ンス機構部21の可動枠体22に設けられたキャップ部
23によってキャッピングされている。
体22部分を示す斜視図である。可動枠体22には、こ
のキャップ部23とワイパー部24とが所定の間隔を存
して設けられており、このキャップ部23とワイパー部
24との間に、スピットを行うための開口部25が開設
されている。そして、この開口部25の下部に、インク
受け部26が配置された構成となっている。また、可動
枠体22には、ロックリリースレバー27がバネ29の
付勢力を伴って連係されているとともに、可動枠体22
の後端部(図7(a)では右端部)には、垂直に立設さ
れたキャッピングレバー28が設けられている。
ホームポジション位置Hに位置している図7(a)に示
す状態から、キャリア12が図中矢符X1方向(以下左
方向という)に移動を開始すると、図7(b)に示すよ
うに、インクカートリッジ11の印字ヘッド13のノズ
ル13aが、隣接するワイパー部24によってワイピン
グされる。
距離だけ左方向X1に移動すると、図7(c)に示すよ
うに、ロックリリースレバー27がキャリア12に設け
られた突起片12aに係合し、次に図8(a)に示すよ
うに、ロックリリースレバー27が解除される(図中矢
符Y1方向に回動する)。このロックリリースレバー2
7が解除されることで、可動枠体22の全体が左斜め下
方(図中矢符a1方向)に若干降下しながら移動し、そ
の結果、ワイパー部24やキャップ部23も下方に若干
降下する。キャリア12は、この位置で一旦停止する。
図8(a)中の黒丸は、その位置でキャリア12が一旦
停止することを示している。これは、その後の図8
(b),(c)も同様である。
(以下、右方向という)に移動させ、インクカートリッ
ジ11の印字ヘッド13のノズル13aが、降下してい
るワイパー部24とキャップ部23との間であるスピッ
ト位置まで来るとキャリア12を停止し、図8(b)に
示すように、その停止位置にて所定回数(例えば、20
0回等)のスピットを行う。
びキャリア12を右方向X2に移動させる。そして、キ
ャリア12の一端部(右端部)がキャッピングレバー2
8に当接し、さらにキャッピングレバー28を右方向X
2に押し込むことにより、降下していた可動枠体22の
全体が右斜め上方(図中矢符a2方向)に若干上昇しな
がら移動し、その結果、図8(c)に示すように、ワイ
パー部24やキャップ部23も斜め上方に若干上昇し
て、キャップ部23がインクカートリッジ11の印字ヘ
ッド13のノズル13aをキャッピングする。因みに、
図8(c)に示す状態は、図7(a)に示す最初の状態
と同じである。
ナンス動作を行う。なお、図7ないし図9では、可動枠
体22とロックリリースレバー27との連係構造につい
ては詳細に示していないが、この連係構造については、
本出願人がすでに出願している例えば実願平10−00
9554号(実用新案登録第3059581号公報)等
に開示されている。ただし、実用新案登録第30595
81号公報では、本発明のメンテナンス機構部21がロ
ック機構として説明されている。
は、例えば特開平6−210862号公報に記載のもの
や、特開平7−47683号公報に記載のものなど、種
々提案されているが、ワイパー部やキャップ部の動作に
ついては、いずれも図7〜図9に示したメンテナンス機
構部21の構造が一般的に採用されている。
ンテナンス機構部21は、可動枠体22の全体を左斜め
下方(図8(a)中矢符a1方向)および右斜め上方
(図8(c)中矢符a2方向)にスライド移動させるこ
とで、キャッピングやワイピングを行っている。
であるため、メンテナンス機構部21自体の横方向のサ
イズが大きくなり、ひいてはインクジェットプリンタ自
体の横方向のサイズも大きくなってしまうといった問題
があった。そのため、簡単な構造で横方向の幅を小さく
できる技術が要望されていた。
れたもので、その目的は、ワイパー部およびキャップ部
を個別に上下動させることによって、簡単な構造でイン
クジェットプリンタ自体の横幅を従来よりさらに小さく
できるインクジェットプリンタのメンテナンス方法を提
供することにある。
プリンタのメンテナンス方法は、印字ヘッドを搭載した
キャリアを印字領域外のメンテナンス領域に移動させて
ワイパー部によるワイピングとキャップ部によるキャッ
ピングとを行うインクジェットプリンタのメンテナンス
方法において、ワイパー部およびキャップ部を個別に上
下動させる上下動機構部を有するとともに、この上下動
機構部とフィードモータの駆動機構部との連係および連
係解除を行うクラッチ部を有し、キャリアがキャッピン
グ位置にあるときには、クラッチ部により上下動機構部
と駆動機構部とを連係させ、キャップ部を上昇させると
ともにワイパー部を降下させてキャッピング状態とする
工程と、この状態から駆動機構部を駆動することによ
り、キャップ部を降下させるとともにワイパー部を上昇
させる工程と、この状態で、クラッチ部により上下動機
構部と駆動機構部との連係を解除して、キャリアを移動
させることによりワイピングを行う工程と、この後、キ
ャリアを再びキャッピング位置に移動させてクラッチ部
により上下動機構部と駆動機構部とを連係させる工程
と、この状態で駆動機構部を駆動することにより、キャ
ップ部を降下させたままでワイパー部も降下させる工程
と、この状態で印字を開始する工程とを備えたことを特
徴とする。
キャッピング時にはキャップ部を上昇させるとともにワ
イパー部を降下させ、ワイピング時にはワイパー部を上
昇させるとともにキャップ部を降下させ、印字開始時に
はキャップ部およびワイパー部の両方を降下させること
を特徴とする。
ワイパー部およびキャップ部は、それぞれのタイミング
に合わせて上下動作のみを行うように構成すればよいの
で、メンテナンス領域の横幅を最小限に抑えることがで
きる。そのため、インクジェットプリンタ自体の横幅も
その分小さくすることができ、サイズの小型化が可能と
なる。また、小型化に伴い、梱包材料や輸送費用に関し
てもコストメリットがある。また、ワイパー部およびキ
ャップ部の上下動機構部を駆動する駆動手段として、フ
ィードモータを利用しているので、新たな駆動源を設け
る必要がなく、簡単な構造で本発明のメンテナンス方法
を実現することができる。
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施
の形態を示すインクジェットプリンタにおける印字機構
部の構造を一部拡大して概略的に示した正面図である。
印字用紙3を副走査方向(図中、矢符Z方向)に送り出
すための給紙ローラ4に対向配置されており、ガイドシ
ャフト5に沿って主走査方向(図中、矢符X1,X2方
向)に所定距離だけ往復移動可能に設けられている。こ
のキャリア2は、図1には示していないがステッピング
モータからなるキャリアモータ38(図5参照)が正回
転または逆回転することにより、ギヤベルト(図示省
略)を介して駆動されるようになっている。
タからなるフィードモータ37によって図中矢符c方向
に回転駆動されるようになっており、この回転駆動によ
って、セットされた印字用紙3を副走査方向Zに送り出
すようになっている。
の右端には、メンテナンス機構部40が設けられてい
る。このメンテナンス機構部40の位置がホームポジシ
ョン位置であり、キャリア2に搭載された印字ヘッド7
は、印字動作時やインクカートリッジの交換モード時以
外は、このホームポジション位置で常に待機することに
なる。
1およびキャップ部43を備えている。これらワイパー
部41およびキャップ部43は、背面側に設けられた図
示しないメンテナンス基板に、それぞれ上下動可能に取
り付けられている。
びキャップ部43の下部には、メンテナンスシャフト4
5が配置されている。このメンテナンスシャフト45に
は、ワイパー部41およびキャップ部43のそれぞれに
対向した位置にワイパー用偏芯カム51およびキャップ
用偏芯カム53がそれぞれ取り付けられており、ワイパ
ー部41の下端部41aおよびキャップ部43の下端部
43aが、それぞれの偏芯カム51,53の周側面51
a,53a上に載置された構成となっている。なお、メ
ンテナンスシャフト45は、図示しないシャーシ等に回
転可能に支持されている。
ように、ワイパー用偏芯カム51とキャップ用偏芯カム
53とが90度の角度を保ってメンテナンスシャフト4
5に固定されており、メンテナンスシャフト45と一体
になって回転するようになっている。
は、後述するフィードモータ37の回転力を伝達するた
めのシャフト側歯車54が取り付けられている。このシ
ャフト側歯車54は、ギヤ面54aが45度に傾斜した
かさ歯車となっている。
には、フィードモータ37によって回転駆動されるフィ
ードシャフト61がメンテナンスシャフト45と並行に
配置されており、このフィードシャフト61に、フィー
ドモータ37の回転力をメンテナンスシャフト45に伝
達するためのフィード側歯車64が取り付けられてい
る。このフィード側歯車64も、ギヤ面64aが45度
に傾斜したかさ歯車となっている。
54とは、一定の間隔を存して上下に対峙するように配
置されており、この間にクラッチ用歯車74が嵌まり込
むように配置されている。クラッチ用歯車74も、ギヤ
面74aが45度に傾斜したかさ歯車となっている。
シャフト45の右側近傍に垂直に設けられているシャー
シ81に取り付けられている。すなわち、シャーシ81
に貫通孔82が形成されており、この貫通孔82に、ク
ラッチ用歯車74の支持軸71が摺動可能に挿入される
形で片持ち状に支持されている。支持軸71には、貫通
孔82から突出した先端部に抜け留め用の突起部72が
形成されている。また、支持軸71には、クラッチ用歯
車74の近傍にもつば状の突起部73が形成されてお
り、このつば状突起部73とシャーシ81との間の支持
軸71に、スプリング76が圧縮された状態で嵌挿され
ている。
によって常に矢符X1方向に付勢されており、クラッチ
用歯車74は、通常はシャフト側歯車54およびフィー
ド側歯車64から外れた状態(図1に示す状態)となっ
ている。すなわち、この状態のときには、フィードモー
タ37の回転力がメンテナンスシャフト45に伝わるこ
とはない。
で移動すると、図3に示すように、キャリア2の側面2
aが支持軸71の後端部71bに当接し、さらに、支持
軸71を図3中矢符X2方向に押し込むため、クラッチ
用歯車74がシャフト側歯車54とフィード側歯車64
との間に嵌まり込む。これにより、フィードモータ37
の回転力が、フィード側歯車64、クラッチ用歯車74
およびシャフト側歯車54を介してメンテナンスシャフ
ト45に伝達され、メンテナンスシャフト45の回転制
御が可能となる。
51とキャップ用偏芯カム53とは、90度の角度を保
ってメンテナンスシャフト45に固定されている。そし
て、キャップ用偏芯カム53の回転中心から最も離れた
周側面53a1が最上部に位置した状態(すなわち、ワ
イパー用偏芯カム51の回転中心から最も離れた周側面
51a1が水平方向の右向きに位置した状態)を回転角
度0度とし、この0度を基準として、メンテナンスシャ
フト45が左周りに回転するとすると、これらワイパー
用偏芯カム51およびキャップ用偏芯カム53によって
上下動されるワイパー部41およびキャップ部43の上
下動作は、図4に示すようになる。
転角度0度のとき、キャップ部43は最上部まで上昇し
て印字ヘッド7のノズルをキャッピングする一方、ワイ
パー部41は最上部と最下部の間の途中の高さに位置し
ている。次に、メンテナンスシャフト45が左に90度
回転すると、今度はワイパー部41が最上部まで上昇す
る一方、キャップ部43は最上部と最下部の間の途中の
高さまで降下して、ワイピング可能な状態となる。次
に、メンテナンスシャフト45が180度から270度
の範囲内の任意の角度まで回転すると、ワイパー部41
およびキャップ部43が共に降下して、印字ヘッド7の
副走査方向への移動に支障を来さない高さ位置となる。
そして、270度から360度(すなわち、0度)まで
回転すると、最初の基準位置となって、再びキャップ部
43が最上部まで上昇して印字ヘッド7のノズルをキャ
ッピングすることになる。
0を有するインクジェットプリンタのシステム構成図で
ある。ただし、図5には本発明に係わる主要部の構成要
素のみを図示している。
である例えばパソコン90から供給される印字データに
基づいて、インクジェットプリンタ10が印字動作を行
うシステムとなっている。そのため、パソコン90とイ
ンクジェットプリンタ10とは、双方向通信が可能な通
信ケーブル91を介して接続されている。
専用に構成された論理回路ICであるASIC101
と、これを制御するCPU102とを備えている。CP
U102には、印字動作や本発明に係わるメンテナンス
動作を実行するプログラム等が格納されたROM10
3、および各種データを記憶するとともに印字動作時や
メンテナンス動作時にはワークエリアとして働くRAM
104がそれぞれ接続されている。
ムポジション位置にあることを検知するホームセンサ1
05の出力が導かれているとともに、メンテナンスシャ
フト45のキャップ用偏芯カム53およびワイパー用偏
芯カム51が基準位置(すなわち、回転角度0度の位
置)にあることを検知する基準位置検知センサ106の
出力が導かれている。また、ASIC101には、印字
用紙3を印字位置まで給紙するフィードモータ37、印
字ヘッド7を搭載したキャリア2を印字用紙3の送り方
向に対して直交する方向(X1、X2)に往復移動させ
るためのキャリアモータ38が接続されている。なお、
図示は省略しているが、給紙された印字用紙にインクを
噴射等してデータの印字を行う印字ヘッド7なども実際
にはASIC101に接続されている。
御により、これらフィードモータ37やキャリアモータ
38を制御するようになっている。本実施の形態では、
フィードモータ37として、ステッピングモータが用い
られているので、ASIC101には、フィードモータ
37であるステッピングモータをコントロールするステ
ッピングモータコントロール部101aと、ステッピン
グモータのステップ数をカウントするステップカウンタ
101bとが設けられている。
10の印字動作全般を制御するものであるが、本実施の
形態では特に、基準位置検出センサ106の検出結果と
ステッピングモータであるフィードモータ37のステッ
プ数とに基づいて、メンテナンスシャフト45の回転制
御を行うようになっている。メンテナンスシャフト45
の回転角度は、ASIC101のステップカウンタ10
1bのカウント値によって検出することができる。
によるメンテナンス動作について説明する。印字ヘッド
7がホームポジジョン位置にあるとき、メンテナンスシ
ャフト45の回転角度は0度となっており、キャップ部
43が最上部まで上昇して印字ヘッド7のノズルをキャ
ッピングしている状態となっている。また、ワイパー部
41は途中まで降下した状態となっている。このとき、
キャリア2の側面2aが支持軸71の後端部71bに当
接して、支持軸71を図中矢符X2方向に押し込むた
め、図3に示すように、クラッチ用歯車74がシャフト
側歯車54とフィード側歯車64との間に嵌まり込んだ
状態となっている。
て、メンテナンス動作を開始すると、CPU102は、
フィードモータ37を駆動し、フィード側歯車64、ク
ラッチ用歯車74およびシャフト側歯車54を介してメ
ンテナンスシャフト45の回転を制御する。すなわち、
メンテナンスシャフト45を左に90度回転させる。こ
れにより、今度はワイパー部41が最上部まで上昇する
一方、キャップ部43が途中まで降下して、ワイピング
可能な状態となるので、この状態でキャリア2を図1中
矢符X1方向に移動させてワイピングを行う。このと
き、クラッチ用歯車74は、スプリング76の付勢力に
より図1中矢符X1方向に移動し、通常はシャフト側歯
車54およびフィード側歯車64から外れた状態とな
る。
102は、キャリア2を再びキャッピング位置まで戻
す。これにより、図3に示すように、クラッチ用歯車7
4がシャフト側歯車54とフィード側歯車64との間に
再び嵌まり込んだ状態となる。
ードモータ37を駆動し、メンテナンスシャフト45を
180度から270度の範囲内の任意の角度(例えば2
25度)まで回転させる。これにより、ワイパー部41
およびキャップ部43が共に降下して、印字ヘッド7の
副走査方向への移動に支障を来さない高さ位置となるの
で、CPU102は、この状態で印字動作を開始する。
02は、キャリア2を再びホームポジション位置まで移
動する。これにより、図3に示すように、クラッチ用歯
車74がシャフト側歯車54とフィード側歯車64との
間に再び嵌まり込んだ状態となるので、CPU102
は、この状態から再びフィードモータ37を駆動し、メ
ンテナンスシャフト45を。225度から360度(す
なわち、0度)まで回転する。これにより、キャップ部
43が再び最上部まで上昇して、印字ヘッド7のノズル
をキャッピングする。
ンタによれば、ワイパー部41およびキャップ部43
を、それぞれのタイミングに合わせて個別に上下動する
構成としたので、メンテナンス領域の横幅を最小限に抑
えることができる。そのため、インクジェットプリンタ
自体の横幅もその分小さくすることができ、サイズの小
型化が可能となる。また、ワイパー部41およびキャッ
プ部43を上下動させるためのメンテナンスシャフト4
5の駆動手段として、フィードモータ37の回転力を利
用しているので、ワイパー部41およびキャップ部43
を上下動させるための新たな駆動源を設ける必要がな
く、簡単な構造で本発明のメンテナンス方法を実現する
ことができる。
施例、特に、クラッチ用歯車74のクラッチ機構部分の
他の実施例を示している。すなわち、上記実施例では、
クラッチ用歯車74はシャーシ81に取り付けられてい
たが、本実施例では、クラッチ用歯車74をキャリア2
の側面に取り付けており、キャリア2と一体となって移
動するように構成している。つまり、キャリア2がホー
ムポジション位置まで移動したとき、キャリア2に一体
に取り付けられたクラッチ用歯車74がシャフト側歯車
54とフィード側歯車64との間に嵌まり込むようにな
っている。その他の構成は、上記実施例と同様である。
タ37の回転力を伝達する手段として、シャフト側歯車
54、フィード側歯車64およびクラッチ用歯車74な
どのギヤを用いているが、ギヤの代わりに例えばゴムロ
ーラ等を用い、表面の摩擦力によって回転力を伝達する
ように構成してもよい。
ワイパー部およびキャップ部を、それぞれのタイミング
に合わせて個別に上下動する構成としたので、メンテナ
ンス領域の横幅を最小限に抑えることができる。そのた
め、インクジェットプリンタ自体の横幅もその分小さく
することができ、サイズの小型化が可能となる。また、
ワイパー部およびキャップ部を上下動させるためのメン
テナンスシャフトの駆動手段として、フィードモータの
回転力を利用しているので、ワイパー部およびキャップ
部を上下動させるための新たな駆動源を設ける必要がな
く、簡単な構造で本発明のメンテナンス方法を実現する
ことができる。
リンタにおける印字機構部の構造を一部拡大して概略的
に示した正面図である。
分のみを横方向から見た側面図である。
示した正面図である。
を示す説明図である。
リンタのシステム構成図である。
ッチ用歯車のクラッチ機構部分の他の実施例を概略的に
示した正面図である。
行処理を説明するためのメンテナンス動作例を示す説明
図である。
行処理を説明するためのメンテナンス動作例を示す説明
図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 印字ヘッドを搭載したキャリアを印字領
域外のメンテナンス領域に移動させてワイパー部による
ワイピングとキャップ部によるキャッピングとを行うイ
ンクジェットプリンタのメンテナンス方法において、 ワイパー部およびキャップ部を個別に上下動させる上下
動機構部を有するとともに、この上下動機構部とフィー
ドモータの駆動機構部との連係および連係解除を行うク
ラッチ部を有し、 キャリアがキャッピング位置にあるときには、クラッチ
部により上下動機構部と駆動機構部とを連係させ、キャ
ップ部を上昇させるとともにワイパー部を降下させてキ
ャッピング状態とする工程と、 この状態から駆動機構部を駆動することにより、キャッ
プ部を降下させるとともにワイパー部を上昇させる工程
と、 この状態で、クラッチ部により上下動機構部と駆動機構
部との連係を解除して、キャリアを移動させることによ
りワイピングを行う工程と、 この後、キャリアを再びキャッピング位置に移動させて
クラッチ部により上下動機構部と駆動機構部とを連係さ
せる工程と、 この状態で駆動機構部を駆動することにより、キャップ
部を降下させたままでワイパー部も降下させる工程とを
備えたことを特徴とするインクジェットプリンタのメン
テナンス方法。 - 【請求項2】 印字ヘッドを搭載したキャリアを印字領
域外のメンテナンス領域に移動させてワイパー部による
ワイピングとキャップ部によるキャッピングとを行うイ
ンクジェットプリンタのメンテナンス方法において、 ワイパー部およびキャップ部を個別に上下動させる上下
動機構部を有するとともに、この上下動機構部とフィー
ドモータの駆動機構部との連係および連係解除を行うク
ラッチ部を有し、 このクラッチ部の駆動制御により、キャッピング時には
キャップ部を上昇させるとともにワイパー部を降下さ
せ、ワイピング時にはワイパー部を上昇させるとともに
キャップ部を降下させ、印字開始時にはキャップ部およ
びワイパー部の両方を降下させることを特徴とするイン
クジェットプリンタのメンテナンス方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001357166A JP3610576B2 (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | インクジェットプリンタのメンテナンス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001357166A JP3610576B2 (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | インクジェットプリンタのメンテナンス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003154673A true JP2003154673A (ja) | 2003-05-27 |
JP3610576B2 JP3610576B2 (ja) | 2005-01-12 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3610576B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019031025A (ja) * | 2017-08-08 | 2019-02-28 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置 |
-
2001
- 2001-11-22 JP JP2001357166A patent/JP3610576B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019031025A (ja) * | 2017-08-08 | 2019-02-28 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP7016634B2 (ja) | 2017-08-08 | 2022-02-07 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置 |
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JP3610576B2 (ja) | 2005-01-12 |
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