JP2003154145A - 遊技場用データ管理システム - Google Patents
遊技場用データ管理システムInfo
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- JP2003154145A JP2003154145A JP2002152397A JP2002152397A JP2003154145A JP 2003154145 A JP2003154145 A JP 2003154145A JP 2002152397 A JP2002152397 A JP 2002152397A JP 2002152397 A JP2002152397 A JP 2002152397A JP 2003154145 A JP2003154145 A JP 2003154145A
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Abstract
の適否を、パチンコ台についての稼働データに基づいて
容易且つ適正に判断できるようにすること。 【解決手段】 集中管理装置5は、パチンコ台1におけ
るアウト玉数及びセーフ玉数を、各パチンコ台1に予め
設定されている理論上の特賞発生確率や確率率変動状態
で特賞発生確率などに基づいて補正し、その補正セーフ
玉数を補正アウト玉数により除算する演算を行った結果
を補正出玉率として出力すると共に、その補正出玉率な
どのデータを使用した所定の演算により割数の補正も行
う。
Description
状態を呈する構成のパチンコ台についてのデータを管理
するための遊技場用データ管理システムに関する。
のような遊技場では、パチンコ台に対して、当該パチン
コ台についての各種の稼働データ、例えばその出玉率や
割数などを目標値に近付けるために釘調整を行い、一日
の営業終了後において実際の出玉率や割数のデータを算
出してそれらが目標値通りであったか否かを分析・検証
することにより、釘調整の有効性を確認するようにして
いる。
権利物と呼ばれる所謂特賞台に属するパチンコ台は、特
賞状態や確率変動状態の発生率の高低によって出玉率や
割数が大きく変動するという事情があるのに対して、そ
れら特賞状態や確率変動状態が発生するタイミングは不
規則になり勝ちであるため、釘調整を行っても目標通り
の出玉率や割数に落ち着きにくいのが実情である。即
ち、特賞状態や確率変動状態が発生するか否かは、釘調
整とは無関係にパチンコ台内部で行われる抽選により決
定されるため、1日の営業時間帯で見た場合、特賞状態
や確率変動状態の発生率が理論値(パチンコ台メーカー
が発表している値)を大きく上回ったり、逆に下回った
りすることが珍しくなく、結果的に実際に得られる出玉
率データや割数データが釘調整による目標値から大きく
かけ離れてしまう。このように、特賞状態や確率変動状
態の発生率が理論値通りでない状態で算出した出玉率デ
ータ及び割数データを分析・検証してみても、釘調整が
正しく行われたものであるかを判断することは極めて困
難になるという事情があった。
あり、その目的は、特賞状態を呈するパチンコ台に対す
る釘調整の適否を、パチンコ台についての稼働データに
基づいて容易且つ適正に判断できるようになる遊技場用
データ管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、所定の確率で特賞状態を呈
する構成のパチンコ台側から出力される稼働信号に基づ
いて当該パチンコ台についての各種の稼働データを演算
し出力する遊技場用データ管理システムにおいて、前記
稼働データを、各パチンコ台に予め設定されている理論
上の特賞発生確率に基づいて補正する演算を行い、その
演算結果を補正稼働データとして出力する演算手段を備
えた構成としたものである。
のような釘調整の影響を受けないデータに基づいてパチ
ンコ台における各種の稼働データを補正する演算が行わ
れると共に、その演算結果が補正稼働データとして出力
されるので、このような補正稼働データに基づいて釘調
整の適否を容易且つ適正に判断できるようになる。
前記パチンコ台が、特賞状態終了後に特賞発生確率を高
めた確率変動状態を呈する構成のものであった場合に
は、前記演算手段は、前記稼働データを、各パチンコ台
に予め設定されている理論上の特賞発生確率及び確率変
動状態での理論上の特賞発生確率に基づいて補正する構
成とすることができる。
ンコ台が確率変動状態を呈する構成のものであった場合
でも、理論上の特賞発生確率及び確率変動状態での理論
上の特賞発生確率に基づいてパチンコ台における稼働デ
ータを補正する演算が行われると共に、その演算結果が
補正稼働データとして出力されることになるので、その
補正稼働データに基づいて釘調整の適否を容易且つ適正
に判断できるようになる。
ータは、アウト玉数に対するセーフ玉数の比率を示す出
玉率、売上玉数に対する景品玉数の比率を示す割数、パ
チンコ玉1個当たりの売上単価を示す玉単価、或いはパ
チンコ玉1個当たりの粗利を示す玉粗利とすることがで
きる。
て、出玉率、割数、玉単価或いは玉粗利についてのデー
タが出力されるから、それら出玉率、割数、玉単価或い
は玉粗利について釘調整の適否の判断を容易且つ適正に
判断できるようになる。
るため、電気役物がスタート状態となったときに所定の
確率で特賞状態を呈する構成のパチンコ台についてのデ
ータを管理するシステムであって、パチンコ台側から出
力されるアウト信号及びセーフ信号に基づいてセーフ玉
数÷アウト玉数の演算を行い、その演算結果を出玉率と
して出力する遊技場用データ管理システムにおいて、前
記アウト玉数及びセーフ玉数を、各パチンコ台に予め設
定されている理論上の特賞発生確率に基づいて補正し、
その補正セーフ玉数を補正アウト玉数により除算する演
算を行い、その演算結果を補正出玉率として出力する演
算手段を備えた構成としたものである。この構成によれ
ば、理論上の特賞発生確率のような釘調整の影響を受け
ないデータに基づいてパチンコ台におけるアウト玉数及
びセーフ玉数を補正した上で、その補正後の補正アウト
玉数及び補正セーフ玉数に基づいてパチンコ台の出玉率
を算出するようにしたので、このように算出された補正
後の出玉率を示すデータに基づいて釘調整の適否を容易
且つ適正に判断できるようになる。
前記パチンコ台が、特賞状態終了後に特賞発生確率を高
めた確率変動状態を所定の確率で呈する構成のものであ
った場合には、前記演算手段は、前記アウト玉数及びセ
ーフ玉数を、各パチンコ台に予め設定されている理論上
の特賞発生確率及び確率変動状態での理論上の特賞発生
確率に基づいて補正する構成とすることができる。この
構成によれば、データ管理対象のパチンコ台が確率変動
状態を呈する構成のものであった場合でも、理論上の特
賞発生確率及び確率変動状態での理論上の特賞発生確率
に基づいてパチンコ台におけるアウト玉数及びセーフ玉
数を補正した上で、その補正後の補正アウト玉数及び補
正セーフ玉数に基づいてパチンコ台の出玉率が算出され
ることになるので、算出された出玉率を示すデータに基
づいて釘調整の適否を容易且つ適正に判断できるように
なる。
段は、前記理論上の特賞発生確率の逆数をTS、前記電
気役物の単位アウト玉数ΔU当たりの平均スタート回数
をS、パチンコ台が特賞状態にある期間におけるアウト
玉数をT1O、パチンコ台が特賞状態にある期間におけ
る差玉数(=セーフ玉数−アウト玉数)をT1Y、パチ
ンコ台が非特賞状態にある通常期間における出玉率をB
(%)とした場合、各パチンコ台の補正アウト玉数の演
算を次式(1)で行い、各パチンコ台の補正セーフ玉数
の演算を次式(2)で行う構成とすることができる。 (式1) 補正アウト玉数=TS/S×ΔU+T1O (式2) 補正セーフ玉数=TS/S×ΔU×B/100+T1O
+T1Y この構成によれば、(1)式及び(2)式により算出さ
れた補正アウト玉数及び補正セーフ玉数に基づいて、特
賞状態を呈するパチンコ台における補正後の出玉率を示
すデータを容易に算出できるようになる。
記パチンコ台が、特賞状態終了後に特賞発生確率を高め
た確率変動状態を所定の確率で呈する構成のものであっ
た場合には、前記演算手段は、各パチンコ台の補正セー
フ玉数の演算を前記(2)式に代えて次式(3)で行う
構成とすることができる。 (式3) 補正セーフ玉数=TS/S×ΔU×B/100+TO+
T1Y×K−TSA/SA×ΔU×(100−BA)/
100×(K−1) 但し、Kは確率変動期間中においてパチンコ台に設定さ
れている理論上の特賞状態平均継続回数、TSAは確変
発生期間中においてパチンコ台に設定されている理論上
の特賞発生確率の逆数、BAはパチンコ台が確率変動状
態にある期間における出玉率(%)、TOはパチンコ台
が特賞状態及び確率変動状態にある期間におけるアウト
玉数。この構成によれば、(1)式及び(3)式により
算出された補正アウト玉数及び補正セーフ玉数に基づい
て、特賞状態並びに確率変動状態を呈するパチンコ台に
おける補正後の出玉率を示すデータを容易に算出できる
ようになる。
るために、電気役物がスタート状態となったときに所定
の確率で特賞状態を呈する構成のパチンコ台についての
データを管理するシステムであって、パチンコ台側から
出力されるアウト信号、セーフ信号及び売上信号に基づ
いて{(セーフ玉−アウト玉数+売上玉数)÷売上玉
数}の演算を行い、その演算結果を割数として出力する
遊技場用データ管理システムにおいて、前記アウト玉
数、セーフ玉数及び売上玉数を、各パチンコ台に予め設
定されている理論上の特賞発生確率に基づいて補正し、
その補正後の値に基づいて{(補正セーフ玉数−補正ア
ウト玉数+補正売上玉数)÷補正売上玉数}の演算を行
い、その演算結果を補正割数として出力する演算手段を
備えた構成とすることができる。この構成によれば、理
論上の特賞発生確率のような釘調整の影響を受けないデ
ータに基づいてパチンコ台におけるアウト玉数、セーフ
玉数及び売上玉数を補正した上で、その補正後の補正ア
ウト玉数、補正セーフ玉数及び補正売上玉数に基づいた
演算よりパチンコ台の割数を算出するようにしたので、
このように算出された補正後の割数を示すデータに基づ
いて釘調整の適否を容易且つ適正に判断できるようにな
る。
前記パチンコ台が、特賞状態終了後に特賞発生確率を高
めた確率変動状態を所定の確率で呈する構成のものであ
った場合には、前記演算手段は、前記アウト玉数、セー
フ玉数及び売上玉数を、各パチンコ台に予め設定されて
いる理論上の特賞発生確率及び確率変動状態での理論上
の特賞発生確率に基づいて補正する構成とすることがで
きる。 この構成によれば、データ管理対象のパチンコ
台が確率変動状態を呈する構成のものであった場合で
も、理論上の特賞発生確率及び確率変動状態での理論上
の特賞発生確率に基づいてパチンコ台におけるアウト玉
数、セーフ玉数及び売上玉数を補正した上で、その補正
後の補正アウト玉数、補正セーフ玉数及び売上玉数に基
づいてパチンコ台の割数が算出されることになるので、
算出された補正後の割数を示すデータに基づいて釘調整
の適否を容易且つ適正に判断できるようになる。
図面を参照しながら説明する。図1には本実施例による
遊技場用データ管理システムの全体構成が概略的に示さ
れている。この図1において、遊技場内には複数のパチ
ンコ台1が設置されていると共に、各パチンコ台1に隣
接してCR(カードリーダ)機2が設置されている。こ
のCR機2は、図示しないプリペイドカードが挿入され
た状態で当該プリペイドカードに記憶された残高金額の
範囲内でパチンコ玉を貸し出すもので、貸し出されたパ
チンコ玉はパチンコ台1からその玉受皿へ直接的に払い
出されるようになっている。尚、図示しないが、パチン
コ台1は、電気役物がスタート状態となったときに所定
の確率で特賞状態を呈する共に、その特賞状態終了後に
所定の確率で確変当選状態となったときに特賞発生確率
を高めた確率変動状態を呈する構成のものである。
応して入出力インタフェース部3が設けられており、各
パチンコ台1及びCR機2は対応する入出力インタフェ
ース部3に接続されている。また、各入出力インタフェ
ース部3は島管理装置4と接続され、その島管理装置4
は集中管理装置5(演算手段に相当)と接続されてい
る。入出力インタフェース部3は、パチンコ台1及びC
R機2から出力される各種信号をリアルタイムで入力す
ると共に、入力した信号を島管理装置4へ出力するよう
になっている。
フェース部3には以下のような信号が出力される。 アウト信号(アウト玉1個に付き1パルス) セーフ信号(セーフ玉1個に付き1パルス) スタート信号(電気役物がスタート状態になる毎に
1パルス) 特賞信号(特賞状態が発生した期間中立ち上がるレ
ベル信号) 確変信号(確率変動状態が発生した期間中立ち上が
るレベル信号)
部3には以下の信号が出力される。 売上信号(例えば100円の売上がある毎に1パル
ス) 尚、図2には、上記〜の各信号の出力タイミング例
が示されている。
入出力インタフェース部3から入力した信号に基づいて
各種累積データをパチンコ台1毎に区分して記憶し、集
中管理装置5によりポーリングされたときは記憶した累
積データを出力するようになっている。
リング方式でアクセスすることにより当該島管理装置4
が記憶している累積データを集計記憶する構成となって
おり、その記憶データに基づいて種々のデータを算出す
るための演算処理を行うようになっている。
うち、ここでは本発明の要旨を理解するのに必要なデー
タである「本日営業データ」、「釘実態データ」につい
て説明する。本日営業データは、パチンコ台1の機種毎
に分類整理されるデータであり、図3に示す内容となっ
ている。この図3に示された本日営業データは、所定機
種の複数のパチンコ台1についての各種データを営業日
毎に平均したものであり、「釘データ」群と「売上デー
タ」群とに区分される。
る各データを含んだものとなっている。 a.アウト(累計アウト玉数) b.出玉率(累計セーフ玉数/累計アウト玉数(%)) c.ベース(特賞状態及び確率変動状態にない通常状態
での出玉率(%)) d.S(スタート:電気役物の単位アウト玉数ΔU(例
えば、1000)当たりの平均スタート回数) e.TS(パチンコ台1のメーカーが発表している理論
上の特賞発生確率の逆数=特賞発生までの平均スタート
回数) f.BA(パチンコ台1が確率変動状態にある期間の出
玉率(%)) g.T1Y(パチンコ台1が特賞状態にある期間の差玉
数(セーフ玉数−アウト玉数) h.TO(パチンコ台1が特賞及び確率変動状態にある
期間のアウト玉数) i.TY(パチンコ台1が特賞及び確率変動状態にある
期間の差玉数) j.BY(通常状態での有効スタート入賞以外の出玉率
(%)) k.SA(パチンコ台1が確率変動状態にある期間の単
位アウト玉数ΔU(例えば、1000)当たりの平均ス
タート回数) l.BO(パチンコ台1において特賞状態が発生するま
での平均アウト玉数(=TS/S×ΔU))
ータを含んだものとなっている。 m.台売上(パチンコ台1台当たりの売上(円)) n.台粗利(パチンコ台1台当たりの粗利(=台売上−
景品金額)) o.割数((売上玉数+差玉数)/売上玉数×10) p.客滞率(通常状態での差玉数/売上玉数) q.玉単価(台売上/アウト玉数) r.玉粗利(台粗利/アウト玉数)
及び「売上データ」群より成る本日営業データを各営業
日毎に演算して蓄積するものであり、そのデータ及びパ
チンコ台1についての他のデータを利用して、本発明で
いう稼働データである出玉率及び割数を補正する演算を
行う構成となっている。この場合、出玉率の補正には、
パチンコ台1についてメーカー側が発表している理論値
と、パチンコ台1での実データである実績値が用いられ
る。具体的には、理論値としては、前記TSの他に、確
率変動期間中においてパチンコ台1に設定されている理
論上の特賞発生確率の逆数(特賞発生までの平均スター
ト回数)であるTSA、確率変動期間中においてパチン
コ台に設定されている理論上の特賞状態平均継続回数K
を利用し、実績値としては、前記S、ベース(以下、B
で示す)、SA、BA、TO、T1Yを利用する。
ウト玉数及び累計セーフ玉数を補正して補正アウト玉数
及び補正セーフ玉数を算出し、その補正セーフ玉数を補
正アウト玉数により除算することにより補正出玉数を算
出する。即ち、 補正アウト玉数=BO+TO =TS/S×ΔU+TO 補正セーフ玉数=通常状態でのセーフ玉数+特賞状態でのセーフ玉数+確率変 動状態でのセーフ玉数 =通常状態でのセーフ玉数+TO+特賞状態での差玉数+確率 変動状態での差玉数 =TS/S×ΔU×B/100 +TO +T1Y×K −TSA/SA×ΔU×(100−BA)/100 ×(K−1) 補正出玉率=補正セーフ玉数/補正アウト玉数 という演算式で算出する。
実績値などのデータを使用して台売上の補正を行い、そ
の補正台売上などのデータを使用して割数の補正を行
う。尚、以下の演算式中に示された累計Bサとは、通常
状態における差玉数の累計値であり、累計Bサ=(10
0−B)/100×BO×特賞発生回数の演算で得られ
る。
及び補正アウト玉数に基づいて補正玉単価(=補正台売
上/補正アウト玉数)及び補正玉粗利((補正台売上−
景品金額)/補正アウト玉数)を演算し、さらに、S
(スタート)をマイナス1、マイナス2、プラス1、プ
ラス2した場合の補正割数を演算し、それらの演算結果
を集めた図4のような釘実態データを出力する。また、
集中管理装置5は、営業日毎のアウト(累計アウト玉
数)、割数、補正割数の各データを複数の営業日に渡っ
て集計した図5に示すような期間推移グラフを出力する
構成となっている。
パチンコ台1毎に予め提供されている理論上のデータ、
特には、パチンコ台1のメーカーが発表している理論上
の特賞発生確率の逆数(特賞発生までの平均スタート回
数)TS、確率変動期間中においてパチンコ台1に設定
されている理論上の特賞発生確率の逆数(特賞発生まで
の平均スタート回数)TSA、確率変動期間中において
パチンコ台に設定されている理論上の特賞状態平均継続
回数Kというデータ、つまり釘調整の影響を受けないデ
ータに基づいてパチンコ台1におけるアウト玉数及びセ
ーフ玉数を補正した上で、その補正後の補正アウト玉数
及び補正セーフ玉数に基づいてパチンコ台1の補正出玉
率を算出し、このように算出した補正出玉率などを利用
して台売上を補正すると共に、その補正後の台売上デー
タなどに基づいた演算よりパチンコ台1の割数を補正す
るようにしたので、このように補正された割数を示すデ
ータ並びに前記補正出玉率に基づいて釘調整の適否を容
易且つ適正に判断できるようになる。
の演算は、予め決められた数式に基づいた演算により容
易に算出できるから、それら補正アウト玉数及び補正セ
ーフ玉数に基づいて算出する補正出玉率も容易に算出で
きるようになる。また、補正割数の演算も予め決められ
た数式に基づいて容易に算出できるようになる。
ものではなく、次のような変形または拡張が可能であ
る。上記実施例において、補正出玉率や補正割数の演算
に用いたTO(パチンコ台1が特賞及び確率変動状態に
ある期間のアウト玉数)は、実際には特賞状態平均継続
回数Kの変動に応じて値が変化するものの、出玉数及び
割数に与える影響が少ないので、実績値として得られる
TOを上記演算にそのまま使用しても問題ないが、より
正確に補正出玉率及び補正割数を演算するために、下記
の式により演算した補正TOを用いるようにしても良
い。但し、この場合は、実績値としてT1O(パチンコ
台1が特賞状態にある期間におけるアウト玉数)のデー
タを収集する必要がある。 補正TO=T1O×K+TSA/SA×ΔU×(K−
1)
置されているアウト玉回収器から出力される信号を代用
しても良い。また、セーフ信号は、パチンコ台1に対応
して設置されているセーフ玉補給器から出力される信号
を代用しても良い。
用する構成としたが、その客滞率(実績値)を経験値と
して得た演算式に基づいて補正し、その補正客滞率など
のデータを使用して台売上の補正を行い、その補正台売
上などのデータを使用して割数の補正を行っても良い。
この場合、補正客滞率の演算は次式で行うことができ
る。
率−出玉率)×客滞率変動比率 但し、客滞率変動比率は、出玉率と客滞率の変動の関係
式を補正するための指数であり、例えば、平日営業日は
「1」、土日・祭日の営業日は「1.1」に設定される
(変動がない場合は「0」に設定する)。
チンコ台1がデータ管理対象となる場合について述べた
が、特賞状態を呈するものの確率変動状態が設定されて
いないパチンコ台がデータ管理対象となる場合には、上
記実施例中の補正セーフ玉数算出式に代えて、次式を用
いれば良いものである。但し、T1Oはパチンコ台1が
特賞状態にある期間におけるアウト玉数を示す。
るものではなく、パチンコ玉1個当たりの売上単価を示
す玉単価、或いはパチンコ玉1個当たりの粗利を示す玉
粗利を同様に補正する構成としても良いものである。
構成図
中管理装置(演算手段)を示す。
Claims (9)
- 【請求項1】 所定の確率で特賞状態を呈する構成のパ
チンコ台側から出力される稼働信号に基づいて当該パチ
ンコ台についての各種の稼働データを演算し出力する遊
技場用データ管理システムにおいて、 前記稼働データを、各パチンコ台に予め設定されている
理論上の特賞発生確率に基づいて補正する演算を行い、
その演算結果を補正稼働データとして出力する演算手段
を備えたことを特徴とする遊技場用データ管理システ
ム。 - 【請求項2】 前記パチンコ台が、特賞状態終了後に特
賞発生確率を高めた確率変動状態を呈する構成のもので
あった場合には、前記演算手段は、前記稼働データを、
各パチンコ台に予め設定されている理論上の特賞発生確
率及び確率変動状態での理論上の特賞発生確率に基づい
て補正することを特徴とする請求項1記載の遊技場用デ
ータ管理システム。 - 【請求項3】 前記稼働データは、アウト玉数に対する
セーフ玉数の比率を示す出玉率、売上玉数に対する景品
玉数の比率を示す割数、パチンコ玉1個当たりの売上単
価を示す玉単価、或いはパチンコ玉1個当たりの粗利を
示す玉粗利であることを特徴とする請求項1または2記
載の遊技場用データ管理システム。 - 【請求項4】 電気役物がスタート状態となったときに
所定の確率で特賞状態を呈する構成のパチンコ台につい
てのデータを管理するシステムであって、パチンコ台側
から出力されるアウト信号及びセーフ信号に基づいてセ
ーフ玉数÷アウト玉数の演算を行い、その演算結果を出
玉率として出力する遊技場用データ管理システムにおい
て、 前記アウト玉数及びセーフ玉数を、各パチンコ台に予め
設定されている理論上の特賞発生確率に基づいて補正
し、その補正セーフ玉数を補正アウト玉数により除算す
る演算を行い、その演算結果を補正出玉率として出力す
る演算手段を備えたことを特徴とする遊技場用データ管
理システム。 - 【請求項5】 請求項4記載の遊技場用データ管理シス
テムにおいて、 前記パチンコ台が、特賞状態終了後に特賞発生確率を高
めた確率変動状態を所定の確率で呈する構成のものであ
った場合には、前記演算手段は、前記アウト玉数及びセ
ーフ玉数を、各パチンコ台に予め設定されている理論上
の特賞発生確率及び確率変動状態での理論上の特賞発生
確率に基づいて補正することを特徴とする遊技場用デー
タ管理システム。 - 【請求項6】 請求項4記載の遊技場用データ管理シス
テムにおいて、 前記演算手段は、前記理論上の特賞発生確率の逆数をT
S、前記電気役物の単位アウト玉数ΔU当たりの平均ス
タート回数をS、パチンコ台が特賞状態にある期間にお
けるアウト玉数をT1O、パチンコ台が特賞状態にある
期間における差玉数(=セーフ玉数−アウト玉数)をT
1Y、パチンコ台が非特賞状態にある通常期間における
出玉率をB(%)とした場合、 各パチンコ台の補正アウト玉数の演算を次式(1)で行
い、各パチンコ台の補正セーフ玉数の演算を次式(2)
で行うことを特徴とする遊技場用データ管理システム。 (式1) 補正アウト玉数=TS/S×ΔU+T1O (式2) 補正セーフ玉数=TS/S×ΔU×B/100+T1O
+T1Y - 【請求項7】 請求項6記載の遊技場用データ管理シス
テムにおいて、 前記パチンコ台が、特賞状態終了後に特賞発生確率を高
めた確率変動状態を所定の確率で呈する構成のものであ
った場合には、前記演算手段は、 各パチンコ台の補正セーフ玉数の演算を前記(2)式に
代えて次式(3)で行うことを特徴とする遊技場用デー
タ管理システム。 (式3) 補正セーフ玉数=TS/S×ΔU×B/100+TO+
T1Y×K−TSA/SA×ΔU×(100−BA)/
100×(K−1) 但し、Kは確率変動期間中においてパチンコ台に設定さ
れている理論上の特賞状態平均継続回数、TSAは確率
変動期間中においてパチンコ台に設定されている理論上
の特賞発生確率の逆数、BAはパチンコ台が確率変動状
態にある期間における出玉率(%)、TOはパチンコ台
が特賞状態及び確率変動状態にある期間におけるアウト
玉数。 - 【請求項8】 電気役物がスタート状態となったときに
所定の確率で特賞状態を呈する構成のパチンコ台につい
てのデータを管理するシステムであって、パチンコ台側
から出力されるアウト信号、セーフ信号及び売上信号に
基づいて{(セーフ玉−アウト玉数+売上玉数)÷売上
玉数}の演算を行い、その演算結果を割数として出力す
る遊技場用データ管理システムにおいて、 前記アウト玉数、セーフ玉数及び売上玉数を、各パチン
コ台に予め設定されている理論上の特賞発生確率に基づ
いて補正し、その補正後の値に基づいて{(補正セーフ
玉数−補正アウト玉数+補正売上玉数)÷補正売上玉
数}の演算を行い、その演算結果を補正割数として出力
する演算手段を備えたことを特徴とする遊技場用データ
管理システム。 - 【請求項9】 請求項8記載の遊技場用データ管理シス
テムにおいて、 前記パチンコ台が、特賞状態終了後に特賞発生確率を高
めた確率変動状態を所定の確率で呈する構成のものであ
った場合には、前記演算手段は、前記アウト玉数、セー
フ玉数及び売上玉数を、各パチンコ台に予め設定されて
いる理論上の特賞発生確率及び確率変動状態での理論上
の特賞発生確率に基づいて補正することを特徴とする遊
技場用データ管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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