JP2003153935A - 片面断熱保冷材 - Google Patents
片面断熱保冷材Info
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- JP2003153935A JP2003153935A JP2001395420A JP2001395420A JP2003153935A JP 2003153935 A JP2003153935 A JP 2003153935A JP 2001395420 A JP2001395420 A JP 2001395420A JP 2001395420 A JP2001395420 A JP 2001395420A JP 2003153935 A JP2003153935 A JP 2003153935A
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- JP
- Japan
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- insulating material
- cold
- cold insulator
- sided heat
- heat insulating
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 長時間有効な保冷材を得る。
【構成】 主たる２面の一面に断熱性を持たせる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、保冷材又は蓄冷材の容
器に関する。
器に関する。
【０００２】
【従来の技術】保冷材は、一般に立方形又は上下２面の
みで四隅を張り合わせた形をしており、上下２面が主た
る冷却面をなし、冷却する品物と接して置くか、品物の
上に置くように使用される。従って、主たる冷却面は一
面のみである。しかるに、立方体保冷材の４つの面は同
じ容器の面であるため、保冷材の有効時間は短くなる。
みで四隅を張り合わせた形をしており、上下２面が主た
る冷却面をなし、冷却する品物と接して置くか、品物の
上に置くように使用される。従って、主たる冷却面は一
面のみである。しかるに、立方体保冷材の４つの面は同
じ容器の面であるため、保冷材の有効時間は短くなる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】保冷の主体薬剤に工夫
を加えることなく、長時間有効な保冷材を得る。
を加えることなく、長時間有効な保冷材を得る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】発明者は、保冷材の上記
使われ方について考察した。保冷材の主たる２面におい
て、片面は冷却に関する寄与が小さい。しかるに、その
面からの熱の流入が無視できず保冷材の保持時間を縮め
ている点に着目した。このことは，特に人体を冷却する
目的の０〜２０℃の保冷材において著しい。なぜなら
ば、そのような保冷材は片面を手のひらで押さえるが、
手のひらからの熱の流入が大となり、保冷材の有効時間
は極めて短くなってしまう。手で押さえなくとも、片面
は、夏場であれば３０℃の大気にさらされるため、大量
の熱が流入してしまう。そこで、片面を断熱性とすれば
保持時間を長くすることができる。人体冷却用保冷材と
しては、水と寒剤を１つの袋に別々に封入したもので、
例えばロッテ電子製のヒアロンタイプのものと、冷蔵庫
で氷となる有機溶媒系のものとがある（特願２００１−
３３８５７７）。前者は、あらかじめ氷結体とする必要
のないものであるから、本発明は、何ら問題は生じな
い。しかるに後者では、氷結体とするのに要する時間が
片面断熱性のために長くなるという問題が生じる。しか
し、後者が氷結体となる時間は、６時間程度と短いた
め、片面断熱性より１５倍かかったとしても９時間で氷
結体となり、１晩でよいことになる。このように、氷結
体にする時間自体が短いので問題とはならない。
使われ方について考察した。保冷材の主たる２面におい
て、片面は冷却に関する寄与が小さい。しかるに、その
面からの熱の流入が無視できず保冷材の保持時間を縮め
ている点に着目した。このことは，特に人体を冷却する
目的の０〜２０℃の保冷材において著しい。なぜなら
ば、そのような保冷材は片面を手のひらで押さえるが、
手のひらからの熱の流入が大となり、保冷材の有効時間
は極めて短くなってしまう。手で押さえなくとも、片面
は、夏場であれば３０℃の大気にさらされるため、大量
の熱が流入してしまう。そこで、片面を断熱性とすれば
保持時間を長くすることができる。人体冷却用保冷材と
しては、水と寒剤を１つの袋に別々に封入したもので、
例えばロッテ電子製のヒアロンタイプのものと、冷蔵庫
で氷となる有機溶媒系のものとがある（特願２００１−
３３８５７７）。前者は、あらかじめ氷結体とする必要
のないものであるから、本発明は、何ら問題は生じな
い。しかるに後者では、氷結体とするのに要する時間が
片面断熱性のために長くなるという問題が生じる。しか
し、後者が氷結体となる時間は、６時間程度と短いた
め、片面断熱性より１５倍かかったとしても９時間で氷
結体となり、１晩でよいことになる。このように、氷結
体にする時間自体が短いので問題とはならない。
【０００５】次に、−１０℃、−１５℃などの保冷材で
は、−２１℃のＪＩＳ規格冷蔵庫を使用すると、氷結体
とする時間が１２〜２４時間と長いので、片面断熱性の
影響は無視できなくなる。従って、０〜−２０℃の保冷
材では、凝固点よりもさらに低い例えば−３０℃〜−４
０℃、あるいはそれ以下の超低温冷凍庫との組み合わせ
が不可欠である。−２０℃〜−３０℃では−６０℃以下
の冷凍庫が不可欠である。
は、−２１℃のＪＩＳ規格冷蔵庫を使用すると、氷結体
とする時間が１２〜２４時間と長いので、片面断熱性の
影響は無視できなくなる。従って、０〜−２０℃の保冷
材では、凝固点よりもさらに低い例えば−３０℃〜−４
０℃、あるいはそれ以下の超低温冷凍庫との組み合わせ
が不可欠である。−２０℃〜−３０℃では−６０℃以下
の冷凍庫が不可欠である。
【０００６】断熱性を持たせるには空気層を形成する方
法と、不織布又はスポンジを形成する方法との２つがあ
る。前者では、例えば硬質容器の片面表面にくぼみをつ
くり、その上に板状のものを張り合わせて２重とし、そ
の間に空洞を形成する方法がある。後者では、片面表面
に不織布、又はスポンジ（発泡）を接着する（熱融着を
含む）方法がある。
法と、不織布又はスポンジを形成する方法との２つがあ
る。前者では、例えば硬質容器の片面表面にくぼみをつ
くり、その上に板状のものを張り合わせて２重とし、そ
の間に空洞を形成する方法がある。後者では、片面表面
に不織布、又はスポンジ（発泡）を接着する（熱融着を
含む）方法がある。
【０００７】スポンジでは、ゴムスポンジが断熱性、強
度両面において優れている。ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ウレタン等のスポンジを用いる場合は、スポンジ
外表面を、プラスチック等のフィルムで強化し、耐摩
耗、耐衝撃性を持たせると良い。発泡ポリウレタンは、
既製の容器にスプレーするか塗布して表面をスポンジ状
とすることができるので簡便に作製でき、かつ断熱性も
良いという利点がある。
度両面において優れている。ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ウレタン等のスポンジを用いる場合は、スポンジ
外表面を、プラスチック等のフィルムで強化し、耐摩
耗、耐衝撃性を持たせると良い。発泡ポリウレタンは、
既製の容器にスプレーするか塗布して表面をスポンジ状
とすることができるので簡便に作製でき、かつ断熱性も
良いという利点がある。
【０００８】ポリエステル、及びポリ塩化ビニルのフィ
ルムは熱伝導率がポリエチレン、ポリプロピレン等に比
較して１／２以下であるので、これらのフィルムを片面
表面に張り合わせて半断熱性としても、効果を得ること
ができる。
ルムは熱伝導率がポリエチレン、ポリプロピレン等に比
較して１／２以下であるので、これらのフィルムを片面
表面に張り合わせて半断熱性としても、効果を得ること
ができる。
【０００９】
【実施例１】内面ポリエチレン、外面ナイロン製で縦１
８ｃｍ、横１２ｃｍの平面袋で、液体５００ｍｌを入れ
た時、厚み３ｃｍとなる袋の外面の一方に、（株）エポ
ック製の２液混合軟質発泡ウレタンを厚み２ｍｍとなる
ように塗布し乾燥させた。液体が入るようにネジ口部が
あり、そこから、ジメチルスルホキシド・トリエチレン
グリコール（９５：５）液を３５０ｍｌ入れて、片面断
熱保冷材を得た。
８ｃｍ、横１２ｃｍの平面袋で、液体５００ｍｌを入れ
た時、厚み３ｃｍとなる袋の外面の一方に、（株）エポ
ック製の２液混合軟質発泡ウレタンを厚み２ｍｍとなる
ように塗布し乾燥させた。液体が入るようにネジ口部が
あり、そこから、ジメチルスルホキシド・トリエチレン
グリコール（９５：５）液を３５０ｍｌ入れて、片面断
熱保冷材を得た。
【００１０】
【実施例２】ポリエチレン製容器（縦１９．５ｃｍ、横
１３．５ｃｍ、厚み２．５ｃｍ）に、ジメチルスルホキ
シド・エタノール（９３：７）液５００ｍｌを入れた。
この保冷材の片面に両面テープを貼り、その上から、ポ
リエチレン発泡体で、厚み３ｍｍで、表面にアルミラミ
ネートした保温シート１９．５ｃｍ×１３．５ｃｍを貼
りつけ、片面断熱保冷材を得た。
１３．５ｃｍ、厚み２．５ｃｍ）に、ジメチルスルホキ
シド・エタノール（９３：７）液５００ｍｌを入れた。
この保冷材の片面に両面テープを貼り、その上から、ポ
リエチレン発泡体で、厚み３ｍｍで、表面にアルミラミ
ネートした保温シート１９．５ｃｍ×１３．５ｃｍを貼
りつけ、片面断熱保冷材を得た。
【図１】片面表面を２重とし、空洞とした例。
１ 空洞
２ 容器
３ 保冷用薬剤
４ 接着部
Claims (4)
- 【請求項１】 主面積をなす上下２面の片面を断熱性と
した保冷材。 - 【請求項２】 保冷材が、人体冷却用である請求項１記
載の保冷材。 - 【請求項３】 断熱材が発泡体である請求項１又は２記
載の保冷材。 - 【請求項４】 発泡体が発泡ポリウレタンである請求項
３記載の保冷材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001395420A JP2003153935A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 片面断熱保冷材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001395420A JP2003153935A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 片面断熱保冷材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003153935A true JP2003153935A (ja) | 2003-05-27 |
Family
ID=19188982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001395420A Pending JP2003153935A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 片面断熱保冷材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003153935A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3198536U (ja) * | 2015-04-17 | 2015-07-09 | 株式会社ツエスト | 断熱材付き保冷剤 |
-
2001
- 2001-11-20 JP JP2001395420A patent/JP2003153935A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3198536U (ja) * | 2015-04-17 | 2015-07-09 | 株式会社ツエスト | 断熱材付き保冷剤 |
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