JP2003153145A - プリントシステム、その制御方法、カメラ、及び制御プログラム - Google Patents

プリントシステム、その制御方法、カメラ、及び制御プログラム

Info

Publication number
JP2003153145A
JP2003153145A JP2001350003A JP2001350003A JP2003153145A JP 2003153145 A JP2003153145 A JP 2003153145A JP 2001350003 A JP2001350003 A JP 2001350003A JP 2001350003 A JP2001350003 A JP 2001350003A JP 2003153145 A JP2003153145 A JP 2003153145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
printer
memory
unit
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001350003A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuro Suzuki
悦郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001350003A priority Critical patent/JP2003153145A/ja
Publication of JP2003153145A publication Critical patent/JP2003153145A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラにより撮影された画像データ
を簡単な操作でコンピュータを介することなくプリント
アウト及び外部メモリに保存できるようにする。 【解決手段】 光学像を光電変換する撮像素子と該撮像
素子により撮像された画像データを格納する内部メモリ
とを含むカメラ部と、画像データを印刷するプリンタ部
とを有し、プリンタ部は、該プリンタ部に記録用紙を収
納する用紙カセットが装着されている場合は内部メモリ
に格納された画像データを印刷するプリンタ装置として
機能し、外部メモリを搭載したメモリカセットが装着さ
れている場合は内部メモリに格納された画像データを保
存するメモリ装置として機能するプリントシステムにお
いて、プリンタ装置として機能する場合とメモリ装置と
して機能する場合とで、同一の操作系の操作に基づいて
画像データの選択、転送等の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラで撮像され
た画像データをプリントアウト、或いは保存するために
外部へ出力する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のプリンタは、仕上がり品位で銀塩
写真にも見劣りしないほど高画質な画像を得ることがで
きるようになっている。
【0003】そこで、このようなプリンタ装置とデジタ
ルカメラやデジタルビデオカメラを直接的に接続した
り、または一体的に構成して、撮影された画像データを
コンピュータを介することなく、銀塩写真のような高品
位でプリントアウトするシステムが実現されている(特
開平10−243327号公報、特開平9−65182
号公報等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
システムでは、デジタルカメラにより撮影された画像デ
ータをコンピュータを介することなくプリントアウトす
ることはできるが、コンピュータを介することなく外部
メモリに保存することはできなかった。
【0005】従って、従来は、デジタルカメラにより撮
影された画像データを外部メモリに保存するためには、
コンピュータのソフトウエアにおいて、そのソフト上の
メニュー操作によりデジタルカメラの画像データを呼び
込んで外部メモリに書き込む必要があり、操作が面倒で
あると共に、コンピュータも用意する必要があり、不便
であった。
【0006】そこで、デジタルカメラに接続又は一体に
搭載されたプリンタに対して、外部メモリを自在に着脱
できるようにし、デジタルカメラにより撮影された画像
データをコンピュータを介することなくプリントアウト
及び外部メモリに保存できるようにすることが考えられ
るが、この場合、画像データの選択操作や転送指示操作
を簡単に行えるようにしなければ、コンピュータを不要
にした効果が半減してしまう。
【0007】本発明は、このような背景の下になされた
もので、その課題は、デジタルカメラにより撮影された
画像データを簡単な操作でコンピュータを介することな
くプリントアウト及び外部メモリに保存できるようにす
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、光学像を光電変換する撮像素子と該撮像
素子により撮像された画像データを格納する内部メモリ
とを含むカメラ部と、前記画像データを印刷するプリン
タ部とを有し、前記プリンタ部は、該プリンタ部に記録
用紙を収納する用紙カセットが装着されている場合は前
記内部メモリに格納された画像データを印刷するプリン
タ装置として機能し、外部メモリを搭載したメモリカセ
ットが装着されている場合は前記内部メモリに格納され
た画像データを保存するメモリ装置として機能するプリ
ントシステムであって、前記プリンタ装置として機能す
る場合とメモリ装置として機能する場合とで、同一の操
作系の操作に基づいて画像データの選択、転送等の制御
を行う制御手段を有している。
【0009】また、本発明は、光学像を光電変換する撮
像素子と該撮像素子により撮像された画像データを格納
する内部メモリとを含むカメラ部と、前記画像データを
印刷するプリンタ部とを有し、前記プリンタ部は、該プ
リンタ部に記録用紙を収納する用紙カセットが装着され
ている場合は前記内部メモリに格納された画像データを
印刷するプリンタ装置として機能し、外部メモリを搭載
したメモリカセットが装着されている場合は前記内部メ
モリに格納された画像データを保存するメモリ装置とし
て機能するプリントシステムの制御方法であって、前記
プリンタ装置として機能する場合とメモリ装置として機
能する場合とで、同一の操作系の操作に基づいて画像デ
ータの選択、転送等の制御を行う制御工程を有してい
る。
【0010】また、本発明は、光学像を光電変換する撮
像素子と該撮像素子により撮像された画像データを格納
する内部メモリとを含み、記録用紙を収納する用紙カセ
ットが装着されている場合は前記内部メモリに格納され
た画像データを印刷するプリンタ装置として機能し、外
部メモリを搭載したメモリカセットが装着されている場
合は前記内部メモリに格納された画像データを保存する
メモリ装置として機能するプリンタ装置と接続可能なカ
メラであって、前記プリンタ装置がプリンタ装置として
機能する場合とメモリ装置として機能する場合とで、同
一の操作系の操作に基づいて画像データの選択、転送等
の制御を行う制御手段を有している。
【0011】また、本発明は、光学像を光電変換する撮
像素子と該撮像素子により撮像された画像データを格納
する内部メモリとを含み、記録用紙を収納する用紙カセ
ットが装着されている場合は前記内部メモリに格納され
た画像データを印刷するプリンタ装置として機能し、外
部メモリを搭載したメモリカセットが装着されている場
合は前記内部メモリに格納された画像データを保存する
メモリ装置として機能するプリンタ装置と接続可能なカ
メラを制御するための制御プログラムであって、前記プ
リンタ装置がプリンタ装置として機能する場合とメモリ
装置として機能する場合とで、同一の操作系の操作に基
づいて画像データの選択、転送等の制御を行う内容を有
している。
【0012】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]本発明の第1
の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。第1の実
施形態は、図1に示したように、デジタルカメラ(又は
デジタルビデオカメラ)DCとプリンタ1をケーブル2
7で接続し、デジタルカメラDCで撮影した画像データ
をプリンタ1でプリントアウトしたり、或いはプリンタ
1に装着したメモリユニット30(図5参照)に保存し
たりするものである。デジタルカメラDC、プリンタ1
は、それぞれプリントを指示するためのプリントボタン
PB1,PB2を有している。
【0013】なお、これらプリントボタンPB1,PB
2は、後で詳細に説明するように、デジタルカメラDC
で撮影された画像データをプリンタ1に装着されたメモ
リ(図5に示したハードディスク媒体34)に保存させ
るための指示ボタンとしても機能する。
【0014】デジタルカメラDCは、撮影した画像デー
タを記録するための内部メモリ10、及び内部メモリ1
00に記録された画像データを表示するための液晶表示
装置101を有している。内部メモリ100としては、
コンパクトフラッシュ(登録商標)カードやスマートメ
デイアといった着脱自在なものを用いるのが望ましい。
【0015】内部メモリ100に記録された画像データ
は、プリンタ1にダウンロードして、プリントアウトし
たり、或いはプリンタ1に装着されたハードディスク媒
体34に保存したりすることができる。この場合、プリ
ントアウト、又は保存対象の画像データを液晶表示装置
101を用いて任意に選択することができる。
【0016】なお、本実施形態では、プリントアウトや
保存のための画像データを、ケーブル27を介してダウ
ンロードするようにしているが、無線通信によりダウン
ロードするようにしてもよい。
【0017】図2は、プリンタ1の概略構成を示す断面
図である。本プリンタ1は、昇華型の熱転写記録方式を
採用したプリンタであり、電子的な画像の情報を任意の
プリント枚数分、プリントアウトすることができるもの
である。
【0018】まず、プリンタ1の全体的な構成・動作を
説明する。記録紙Pを積載した用紙カセット2から給紙
ローラ3で1枚ずつ分離して給送する。この際、記録紙
Pはバネ20によって付勢された押上げ板21によって
給紙ローラ3に当接している。そして、給紙ローラ3に
よって給送された記録紙Pは、搬送ローラ対4で挟持さ
れて記録部を往復搬送される。搬送ローラ対4は、ピン
チローラ42とグリップローラ41で構成されている。
【0019】記録部では、記録紙搬送経路を挟んで、プ
ラテンローラ5とサーマルヘッド6が対向しており、プ
ラテンローラ5とサーマルヘッド6の近傍には、インク
シート8を収容するインクカセット7が配置されてい
る。このインクシート8は、熱溶融性または熱昇華性イ
ンクを塗布したインク層と印画面を保護するために印画
面上にオーバーコートされるオーバーコート層を持って
いる。
【0020】そして、インクシート8を介してサーマル
ヘッド6を記録紙Pに押圧し、サーマルヘッド6の発熱
素子を画像データに応じて選択的に加熱することによ
り、記録紙Pに所定画像を転写記録し、その後、サーマ
ルヘッド6の全ての発熱素子を加熱することにより、保
護層をオーバーコートする。
【0021】インクシート8は、記録紙Pの印画領域1
7(図3参照)を覆って、そのサイズと略等しいサイズ
でイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各
インク層とオーバーコート(OP)層が並べて設けられ
たものであり、或る層の或る色のインクを熱転写して
は、記録紙Pを記録開始位置P1に戻し、次層の別の色
のインクを熱転写するといった処理を繰り返すことによ
り、記録紙P上に、各色のインクを順次重ねて転写す
る。
【0022】このように、記録紙Pは搬送ローラ対4に
より、各色のインク及びオーバーコート層の数だけ往復
搬送される。この際、各色のインクを印画した後の記録
紙Pは、プリンタ1(装置本体1ともいう)の前方で反
転され、用紙カセット2の前方部及び下部のガイド部を
介して装置本体1の後方へ導紙される。装置前方で反転
されるために印画途中の記録紙Pが外部に出ることによ
るスペースの無駄や意図せずに触ってしまったという様
なことが無く、設置場所の省スペース化などを可能にし
ている。
【0023】しかも、用紙カセット2の下部を紙ガイド
として直接利用していることによって装置本体1の厚さ
を薄くすることが可能になっていると共に、記録紙Pを
インクカセット7と用紙カセット2に挟まれた空間を通
すことで装置本体1の全高を最小限に留めることによ
り、小型化を図っている。
【0024】25は用紙カセット2の用紙搬送ガイド部
である。装置本体1の前方から反転されてきた記録紙P
を装置本体1の後方に反転させるガイド部であり、この
用紙搬送ガイド部25を用紙カセット2に具備すること
で装置本体1全体の小型化に大きく寄与している。
【0025】また、用紙カセット2の上面26は、印画
されて排紙された記録紙Pのトレイ部として利用されて
おり、これも装置本体1の小型化に寄与している。
【0026】全てのインク層の印画が終了した記録紙P
は、排出ローラ91a,91b、排出ローラ92を介し
て、装置本体1の後方から前方に向かって排出され、記
録動作が終了する。
【0027】なお、装置本体1には記録紙Pのガイド部
15が構成されていて、記録紙Pを導紙している。16
は搬送路切替えシートであり、この搬送路切替えシート
16の作用により、記録紙Pは、一旦給紙された後は排
出側の経路に導紙される。
【0028】また、印画用のサーマルヘッド6は、ヘッ
ドアーム22に一体的に取付けられており、インクカセ
ット7を交換する場合には、インクカセット7の抜き差
しに支障ない位置まで退避する。この退避動作は、イン
クカセット7を交換するために用紙カセット2を引き抜
くことにより可能になる。
【0029】前述したように、YMCの3色を1色ずつ
順次印画するため、各色の記録先端を正確に合致させる
必要があり、このためには、図2に示す搬送ローラ対4
で記録紙Pを離さずしっかり挟持して搬送する必要があ
る。このように搬送ローラ対4でしっかり挟持する部分
して、図3に示したように、記録紙Pの送り方向の両端
部には記録不可能な余白部Paが設けられている。ま
た、この余白部Paの近傍の印画領域Pbには、印画後
に余白部Paを容易に手で切取り可能なように、ミシン
目Pcが設けられている。なお、このミシン目Pcの領
域には、印画処理およびオーバーコート処理が施され
る。
【0030】搬送ローラ対4を構成する上記グリップロ
ーラ41には、図示しないステッピングモータの出力軸
が減速機構を介してして直結され、このステッピングモ
ータの回転制御により、グリップローラ41およびピン
チローラ42は、正逆自在に回転駆動される。
【0031】記録紙Pは、搬送ローラ対4によりしっか
りと挟持されているので、記録紙Pもまた、ステッピン
グモータの回転制御により、正確に搬送駆動されると共
に位置制御される。例えば、サーマルヘッド6による1
ライン分の記録ピッチが85μmであり、記録紙Pを1
ライン分搬送するためのステッピングモータのステップ
数が4ステップであれば、ステッピングモータを4ステ
ップで回転制御することにより、記録紙Pを1ライン
(すなわち85μm)搬送することができる。また、図
3に示した印画範囲が搬送方向において144mmであ
るとすると、1694ライン印画可能であり、記録紙P
をこの1694ライン分だけ搬送するためには、ステッ
ピングモータを6776ステップ分だけ回転させればよ
い。
【0032】図2に示す装置本体1において、給紙ロー
ラ対4の近傍に記録紙先端検出センサ10が配置され、
搬送されてきた記録紙Pの先端を先端検出センサ10に
より検出した後、所定ラインだけ搬送することにより記
録紙Pの先端部分を搬送ローラ対4で挟持させ、記録紙
Pの搬送を一旦停止させる。この搬送停止位置が、前述
の記録開始時の位置となる。
【0033】記録動作では、記録紙Pを1ラインずつ順
方向(図2の左方向)にステップ搬送させながら、ま
ず、イエローの画像情報に基づいてサーマルヘッドを発
熱駆動してイエロー画像を記録する。次に、イエロー画
像の記録が完了した位置から記録紙Pを逆方向に1ライ
ンずつステップ搬送させながら、マゼンタの画像情報に
基づいてサーマルヘッドを発熱駆動してマゼンタ画像を
記録する。次に、マゼンタ画像の記録が完了した位置か
ら記録紙Pを1ラインずつ順方向にステップ搬送させな
がら、シアンの画像情報に基づいてサーマルヘッドを発
熱駆動してシアン画像を記録する。そして、最後に、シ
アン画像の記録が完了した位置から記録紙Pを1ライン
ずつ逆方向にステップ搬送させながら、サーマルヘッド
の全発熱体を発熱駆動してオーバーコート層を転写す
る。
【0034】図2に示す装置本体1において、プラテン
ローラ5とサーマルヘッド6により記録紙Pを押圧する
位置と、記録紙先端検出センサ10との距離は、装置内
の部品配置を考慮して20mmに設定したが、これに限
られるものではない。
【0035】次に、プリント処理を図4のフローチャー
トに基づいて説明する。なお、本プリント処理を行う場
合は、図1に示したように、予めデジタルカメラDCと
プリンタ(装置本体ともいう)1とがケーブル27で接
続され、装置本体1には、図2に示したように用紙カセ
ット2が装着され、また、画像送りボタン104、画像
戻しボタン105等(図6参照)により、プリント処理
を行うべき画像データが選択されているものとする。
【0036】このように、画像データを選択した後に、
使用者は、プリンタ(装置本体)1のプリントボタンP
B2、又はデジタルカメラDCのプリントボタンPB1
を押下することにより、プリント処理を指示する(ステ
ップS1)。プリント処理が指示されると、装置本体1
内の処理回路18は、コントローラ19の制御の下に、
デジタルカメラDCと通信して、印刷対象の画像デー
タ、各種印刷条件データ等をダウンロードする共に、必
要に応じて画像データを印刷用のデータに変換する等の
印刷準備を行う(ステップS2)。
【0037】次に、コントローラ19は、給紙ローラ3
に連結されたモータを駆動して、記録紙Pの給紙を開始
する(ステップS3)。そして、コントローラ19は、
先端検出センサ10により記録紙Pの先端が検出される
と、ステッピングモータを所定ステップ分回転し、印画
を開始する(ステップS4)。このとき、印画開始位置
は、記録紙Pの先端から12.465mmの位置となっ
ている。引き続き、ステッピングモータを4ステップ分
回転しながら、サーマルヘッドを発熱駆動して1ライン
分の印画を行う(ステップS5)。全部で6776ステ
ップ分(1694ライン分)回転させ、1色分の印画を
終了する。この時の印画終了位置は、記録紙Pの先端か
ら156.455mmの位置となっている。
【0038】次に、コントローラ19は、ステッピング
モータを10ライン分(40ステップ分)だけ減速状態
で回転させて停止させる(ステップS6)。そして、こ
の状態から、ステッピングモータを逆回転させることに
より、記録紙Pを印画動作時と逆方向に搬送する(ステ
ップS7)。この際、ステッピングモータを所定のステ
ップ数(6776ステップ−減速分)だけ戻した後に、
10ライン分(40ステップ分)だけ減速状態で回転さ
せて停止させる。
【0039】次に、ステップS4〜S7の処理を3回繰
り返したことにより、YMCの3色分の印画が完了した
か否かを判別する(ステップS8)。その結果、3色分
の印画が完了していなければ、ステップS4に戻り、完
了していれば、印画時と同様の記録紙搬送制御を行いつ
つ、印画面保護のためのオーバーコート層を転写する
(ステップS9)。そして、引き続いてステッピングモ
ータを逆回転させて、そのまま排出ローラ3へ導き、排
出ローラ3により用紙を排出して(ステップS10)、
終了する。
【0040】図5に示したように、装置本体1には、用
紙カセット2の代わりにメモリユニット30を装着する
ことができる。このメモリユニット30は、用紙カセッ
ト2と略同一形状であり、ケース部33の内部にハード
ディスク媒体34を有している。このハードディスク媒
体34は、デジタルカメラDCにて撮影された画像デー
タを保存するために利用される。
【0041】メモリユニット30のケース部33には、
メモリユニット側コネクタ32を有しており、メモリユ
ニット30を装置本体1に装着した際にメモリユニット
側コネクタ32と上記本体側コネクタ31とが接続され
ることにより、コントローラ19は、自動的に画像デー
タ保存モードを設定する。
【0042】図6は、メモリユニット30を装置本体1
に装着した場合の電気的な構成を示すブロック図であ
る。プリンタとしての装置本体1は、コントローラ19
を中核として各種の撮影動作等を行うものであり、コン
トローラ19は、マイクロコンピュータ機能を有し、C
PU19a、ROM19b、RAM19cを含んでい
る。ROM19bには、図4,7のフローチャートに対
応する制御プログラム等の各種プログラムが格納され、
CPU19aは、ROM19bに格納されたプログラム
を実行することにより、画像データのプリントアウト処
理、保存処理を行う。この際、CPU19aは、RAM
19cをワークエリア等として利用する。
【0043】コントローラ19には、上記処理回路1
8、先端検出センサ10、本体側コネクタ31、及び上
記ステッピングモータ等の各種モータMが接続されてい
る。
【0044】また、処理回路18には、ケーブル27を
介してデジタルカメラDCが接続され、本体側コネクタ
31には、メモリユニット30のメモリ側コネクタ32
が接続されている。
【0045】なお、デジタルカメラDCは、図1に示し
た内部メモリ100、液晶表示装置101、プリントボ
タンPB1の他に、図6に示したように、撮像素子とし
てのCCD102、コントローラ103、液晶表示装置
101に表示すべき内部メモリ100内の画像データを
更新するための画像送りボタン104、画像戻しボタン
105を有している。
【0046】また、デジタルカメラDCのコントローラ
103は、マイクロコンピュータ機能を有し、CPU1
03a、ROM103b、RAM103cを含んでい
る。ROM103bには、図7のフローチャートのステ
ップSと104,S105の処理に対応するルーチンを
含む制御プログラム等の各種プログラムが格納され、C
PU103aは、ROM103bに格納されたプログラ
ムを実行することにより、各種の撮影処理を行う。この
際、CPU103aは、RAM103cをワークエリア
等として利用する。
【0047】次に、画像データ保存処理を図7のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0048】なお、本画像データ保存を行う場合は、図
1に示したように、デジタルカメラDCとプリンタ(装
置本体)1とがケーブル27で接続され、装置本体1に
は、図5に示したようにメモリユニット30が装着され
ているものとする。
【0049】コントローラ19は、コネクタ部の装着状
態を監視しており、メモリユニット30が装着されると
(ステップS101)、画像データ保存モードを設定す
る(ステップS102)。この画像データ保存モード設
定処理においては、内部のファームウエアを切り替え
て、メモリユニット30への画像データの書込み処理が
可能な状態に変更する。
【0050】次に、コントローラ19は、画像データ保
存モードに変更した旨をデジタルカメラDCに通知する
(ステップS103)。この通知を受けたデジタルカメ
ラDCは、モードをメモリ送出モードに変更する(ステ
ップS104)。ここで、デジタルカメラDCのモード
は手動で切り替えることも可能だが、本実施形態では、
プリンタ装置側の状態に応じて自動的にデジタルカメラ
DC側のモードを切り替えることも可能になっている。
【0051】次に、使用者は、プリント時の画像選択と
同様に、デジタルカメラDCの画像送りボタン104、
画像戻しボタン105等を用いて液晶表示装置101に
撮影に係る画像データを順次表示させながら所望の画像
データを選択し(ステップS105)、プリント時と同
様にプリントボタンPB1を押すことによって、画像デ
ータの保存処理を指示する(ステップS106)。
【0052】なお、デジタルカメラDCの内部メモリ1
00内の複数の画像データをメモリユニット30に蓄積
したい場合には、再生画像データを連続的に纏めて選択
し、その後、プリントボタンPB1を1回だけ押せばよ
い。また、内部メモリ100内の全ての画像データを一
括して選択することも可能である。この場合は、液晶表
示装置101に撮影に係る画像データを再生表示させる
ことなく、所定の画像一括選択操作を行って、プリント
ボタンPB1を押せばよい。
【0053】プリントボタンPB1が押されると、デジ
タルカメラDCは、内部メモリ100内の選択に係る画
像データを装置本体1(プリンタ)にダウンロードする
ので、コントローラ19は、ダウンロードされてきた画
像データをメモリユニット30に蓄積(保存、コピー)
させる(ステップS107)。
【0054】コントローラ19は、プリントの処理プロ
グラムと共に、画像ファイルのコピー動作のためのファ
イル管理のプログラムを搭載しており、プログラムを切
り替えるだけでプリントおよびコピー機能を実現できる
ため、コスト的にも非常に有効である。また、プリント
動作とメモリ動作に関して、その操作系は全て共用する
ことができるため、使用者は、用紙カセット2とメモリ
ユニット30を交換するだけで、後は全く同じ感覚で簡
単に操作することができる。
【0055】なお、メモリユニット30のメモリ媒体と
しては、本実施形態では、記録容量の単価等を考量し
て、用紙カセット2と略同等な大きさのケース部33に
収納されたハードディスク媒体34を用いているが、脱
着可能なハードディスク或いはCFカードやスマートメ
ディア等の他のメモリ媒体を用いてもよい。
【0056】また、デジタルカメラDCから送る画像フ
ァイルの種類は、デジタルカメラDC側に保存されてい
るものと同じ状態の画像ファイルであっても、或いはデ
ジタルカメラDC側に保存されている画像ファイルに対
して所定の処理を施した画像ファイルであってもよい。
例えば、デジタルカメラDCではJPEG等の圧縮され
たファイル形式で保存されている画像ファイルをYMC
の印画面データに変換した画像ファイルをプリンタ1に
送信してもよい。
【0057】[第2の実施形態]第2の実施形態は、プ
リンタがカメラに一体に組み込まれたプリンタ付カメラ
に適用したものである。
【0058】図8は、本発明の第2の実施形態を適用し
たプリンタ付カメラの概略構成を示す中央断面図であ
る。
【0059】図8において、カメラ部は、沈胴型の2段
式の鏡筒1029、1030について、各々、撮影光学
系としてのレンズユニット1028a、1028bが配
置されている。1031は、撮影光束の制御と露光量の
制御とを兼用する絞りユニットであり、鏡筒1029に
配置されている。1032は鏡筒1030を回動させる
ヘリコイド部材であり、鏡筒1030のカム凸部103
0aと係合している。該ヘリコイド部材1032は、図
不示のヘリコイド駆動モータによって駆動される。
【0060】1037a、1037b、1037c、1
038d、1039eはファインダを構成する光学系レ
ンズである。これらのうち、1037b、1037c、
1038dは撮影光学系の画角調整(ズーム操作)に伴
って移動し、撮影光学系の画角と略同じ画角を確認する
ことができる。本実施形態では、この光学式ファインダ
の表示部として、液晶表示部2014を用いている。
【0061】上記のレンズユニット1028a、102
8b、絞りユニット1031を通過した光束は、固体撮
像素子1040上に結像する。なお、絞りユニット10
31は、固体撮像素子1040への露出量をフィードバ
ック制御によって適正に保つように駆動され、固体撮像
素子1040は、入射された画像光を光電変換して画像
信号として出力する。
【0062】固体撮像素子1040から出力された画像
信号は、画像処理基板1026上の画像処理回路で処理
されて、インクジェット記録部IJRAを構成するプリ
ンタ制御基板1027上の制御回路へ送出される。そし
て、プリンタ制御基板1027上の制御回路は、画像処
理基板1026上の画像処理回路から入力された画像信
号に基づいてインクジェットヘッドカートリッジ400
に対する各種の制御信号等を生成して、プリント動作を
制御する。
【0063】5000はロール紙1024を収納するロ
ール紙カセットであり、プリンタ付カメラ(本体)10
0に対して着脱自在に構成されている。このロール紙カ
セット5000に収納されたロール紙1024の先頭部
分は、ロール紙カセット5000に形成された開口部5
001を介してプラテン1000に巻き付けられてお
り、このプラテン1000の位置でインクジェットヘッ
ドカートリッジ400によるプリントが行われる。そし
て、プリントが行われたロール紙1024の先頭部分
は、本体100の外装カバーで形成された紙カッタ部1
041に導かれるので、この紙カッタ部1041により
カットすることができる。
【0064】なお、1025は電源であり、5015は
本体側コネクタである。
【0065】図9は、図8に示したインクジェット記録
部IJRAの構成を示す図である。
【0066】図9において、キャリッジHCは、駆動モ
ータ1013の正転逆転に連動して駆動力伝達ギア10
11、1010、1009を介して回転するリードスク
リュー1004の螺旋溝1005に対して係合するピン
(不図示)を有し、矢印a,bの方向に往復運動され
る。
【0067】キャリッジHCには、インクジェットヘッ
ドカートリッジ400が装着される。1003はガイド
棒、1002は紙押え板であり、紙押え板1002は、
キャリッジHCの移動方向にわたってロール紙をプラテ
ン1000に対して押圧する。1007、1008はフ
ォトカプラであり、キャリッジHCのレバー1006
が、このフォトカプラ1007,1008の領域に存在
することを確認してモータ1013の回転方向の切り替
え等を行うためのホームポジション検知手段として機能
する。
【0068】1016は記録ヘッドの前面をキャップす
るキャップ部材1022を支持する部材、1015はこ
のキャップ内を吸引する吸引手段であり、キャップ内開
口1023を介して記録ヘッド400の吸引回復を行
う。
【0069】1017はクリーニングブレード、101
9はクリーニングブレード1017を前後方向に移動可
能にする部材であり、本体支持板1018にこれらは支
持されている。ブレードはこの形態でなく周知のクリー
ニング方法が本例に適用できるのは言うまでもない。
【0070】また、1021は吸引回復の吸引を開始す
る為のレバーであり、吸引手段の面1014と当接す
る。レバー1021はキャリッジHCと係合するカム1
020の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力
がクラッチ切り替え等の公知の伝達手段で移動制御され
る。
【0071】これらキャッピング、クリーニング、吸引
回復動作は、キャリッジHCがホームポジション側領域
に位置づけられた時に、リードスクリュー1005の作
用によってそれらの対応位置で実行されるように構成さ
れている。
【0072】2012は、シャッタボタンであり、この
シャッタボタン2012には、第1の押下ストロークで
オンするスイッチSW1と、第2の押下ストロークでオ
ンするスイッチSW2とが一体に形成されている。20
16はズーム動作を指示するためのズームレバーであ
る。109,110は、撮影されて内部メモリ5013
(図11参照)に格納された画像データを選択すべく、
液晶表示パネル2014に順次表示させるための画像送
りボタン、画像戻しボタンである。また、2013は、
選択された画像データをプリントアウトするように指示
するためのプリントボタンである。なお、このプリント
ボタン2013は、後述するように、選択された画像デ
ータ等を外部メモリに保存するように指示するためのボ
タンとしても機能する。
【0073】5007は、通常の撮影モード、ポートレ
ート撮影モード等の特殊な撮影モードを設定するための
撮影モード設定ダイヤルである。また、5006は、内
部メモリ5013内の画像データをプリントアウトや外
部メモリ保存のために一括して選択する一括選択モー
ド、個別に選択する個別選択モード等のプリントモード
を設定するためのプリントモード設定ダイヤルである。
なお、このプリントモードには、コピーモードと移動モ
ードとが含まれ、内部メモリ5013内の選択に係る画
像データは、コピーモードが実行された際には消去され
ないが、移動モードが実行された際には消去される。
【0074】図10に示したように、ロール紙カセット
5000の装着部には、ロール紙カセット5000の代
わりに、ハードディスク等の外部メモリ4014を内蔵
した外部メモリカセット5017を装着することが可能
である。外部メモリカセット5017には、外部メモリ
カセット5017の装着の有無を検出するための凸部5
017aが形成されており、この凸部5017aは、外
部メモリカセット5017が装着された際に装着検出ス
イッチ5015を押してオンさせる位置に形成されてい
る。
【0075】なお、装着検出スイッチ5015のような
機械的なスイッチの代わりにフォトインタラプタ等の光
学的なセンサ、或いは第1の実施形態と同様な接続コネ
クタを用いて、外部メモリカセット5017の装着の有
無を検出するようにしてもよい。
【0076】図11は、本プリンタ付カメラの電気的な
構成を示すブロック図である。本プリンタ付カメラは、
コントローラ5001を中核として各種の撮影動作等を
行うものであり、コントローラ5001は、マイクロコ
ンピュータ機能を有し、CPU5001a、ROM50
01b、RAM5001cを含んでいる。ROM500
1bには、図12〜14のフローチャートに対応する制
御プログラム等の各種プログラムが格納され、CPU5
001aは、ROM5001bに格納されたプログラム
を実行することにより、各種の撮影処理を行う。この
際、CPU5001aは、RAM5001cをワークエ
リア等として利用する。
【0077】コントローラ5001には、上記のシャッ
タボタン2012に対応するスイッチSW1,SW2、
プリントボタン2013、装着検出スイッチ5015等
の各種スイッチ、撮影モード設定ダイヤル5007、プ
リントモード設定ダイヤル5006、内部メモリ501
3の他に、撮像制御部5003、プリンタ制御部500
5、メモリ制御部5016、表示制御部5008が接続
されている。
【0078】撮像制御部5003は、コントローラ50
01の制御の下に、撮影光学系等を含む撮像部5002
を制御して自動合焦点制御、自動露出制御等を行う。ま
た、プリンタ制御部5005は、コントローラ5001
の制御の下に、インクジェットヘッドカートリッジ40
0等を含むプリンタエンジン部5004を制御してプリ
ント処理を行う。また、メモリ制御部5016は、コン
トローラ5001の制御の下に、ハードディスク等の外
部メモリ5014に対するアクセス制御を行う。また、
表示制御部5008は、コントローラ5001の制御の
下に、液晶表示パネル2014に対する表示制御を行
う。
【0079】次に、第2の実施形態における撮影・プリ
ント動作を図12,13のフローチャートに基づいて説
明する。なお、本フローチャートは、図8に示したよう
に、ロール紙カセット5000が装着されて、装着検出
スイッチ5015がオフ状態となっていることを前提と
している。
【0080】コントローラ5001は、電源が投入され
ると(ステップS1001)、本プリンタ付カメラが前
回使用されて、電源がオフされてから3日以上(72時
間以上)経過しているか否かを判断する(ステップS1
002)。その結果、3日以上経過している場合は、コ
ントローラ5001は、プリンタ制御部5005に対し
て回復ポンピングを行うように指示する(ステップS1
003)。
【0081】ここで、回復ポンピングは、後述するイン
クジェット記録方式の装置においてより記録を有効にす
るものであって、用紙への記録を行う前に記録ヘッドを
吸引ポンプ等の手段によってクリーニングするものであ
る。このクリーニングを行う目安として、本実施形態で
は、上記のように3日間以上の未使用期間があった場合
としているが、これに限定されるものではない。
【0082】次に、コントローラ5001は、撮影モー
ド設定部5007を用いて撮影モードが設定され(ステ
ップS2004)、ズームレバー2016による画角の
調整等が行われた後に、シャッタボタン2012が第1
ストロークまで押し込まれてスイッチSW1がオンされ
ると(ステップS2005)、撮像制御部5003を介
して撮像部5002を駆動し、露出制御値の決定や、測
距情報の決定、ストロボ発光の有無等、露出動作に必要
な諸条件の決定を行う(ステップS2006)。
【0083】次に、シャッタボタン2012が第2スト
ロークまで押し込まれてスイッチSW2がオンされると
(ステップS2007)、コントローラ5001は、撮
像制御部5003を介して撮像部5002を駆動して焦
点合わせのためのレンズ駆動や、シャッタの速度制御、
絞りの開口量制御、また必要であれば、ストロボの発光
等の一連の露光動作を行い(ステップS2008)、固
体撮像素子1040にて得られる画像データを内部メモ
リ5013に取り込む(ステップS2009)。その
後、コントローラ5001は、表示制御部5008を介
して液晶表示パネル2014を駆動して、今撮影された
画像データを表示する(ステップS2010)。撮影動
作としては、以上を繰り返すことになる。
【0084】次に、コントローラ5001は、プリント
モード設定ダイヤル5006によってプリントモードが
設定されたか否かを判別する(ステップS2011)。
その結果、プリントモードが設定されなかった場合は、
ステップS2005に戻り、撮影動作を続行する。
【0085】一方、プリントモードが設定された場合
は、その設定に係るプリントモードに応じた画像選択・
表示処理を行う(ステップS2011a)。すなわち、
プリントモードとして、一括コピー、一括移動モードが
設定されている場合は、その旨を液晶表示パネル201
4に表示させる。この際、内部メモリ5013内の全て
の画像データを一覧表示、或いは順次表示させてもよ
い。
【0086】また、プリントモードとして、個別選択モ
ードが設定されている場合は、内部メモリ5013内の
画像データを画像送りボタン110、画像戻しボタン1
09の操作に応じて液晶表示パネル2014に表示さ
せ、所定のスイッチが操作されることにより、当該画像
データを選択する。この場合、複数の任意の画像データ
を纏めて選択することも可能である。
【0087】このようにして、画像データが選択された
後にプリントボタン2013が操作されてプリント開始
が指示されると(ステップS2012)、コントローラ
5001は、プリンタ制御部5005を介して記録ヘッ
ド400の予備吐出を行わせて、記録ヘッド400の目
詰まりの解消等を行わせる(ステップS2013)。
【0088】次に、コントローラ5001は、プリンタ
制御部5005により、内部メモリ5013内の選択に
係る画像データをプリンタ出力用の画像処理を施してプ
リンタエンジン部5004に出力させることにより、プ
リント処理を実行させる(ステップS2014)。プリ
ンタエンジン部5004では、プリンタ制御部5005
からの画像データに基づいてプリント処理を行うと共
に、ロール状のプリンタ用紙1024の排紙処理、及び
カット処理を行う(ステップS2015)。
【0089】次に、内部メモリ5013に格納された画
像データを外部メモリ5014に保存する保存処理を、
図14のフローチャートに基づいて説明する。
【0090】ユーザが外部メモリ5014を内蔵した外
部メモリカセット5017を装着すると(ステップS3
001)、コントローラ5001は、装着検出スイッチ
5015のオン/オフを確認することにより外部メモリ
カセット5017の装着を検出する(ステップS300
2)。
【0091】そして、装着検出スイッチ5015がオン
されたことを確認してカセット5000が装着されてい
る旨を検出した場合には、コントローラ5001は、制
御権をプリンタ制御部5005からメモリ制御部501
6に移動させる(ステップS3003)。
【0092】次に、プリンタ制御部5005は、コント
ローラ5001の制御の下に、プリントモード設定ダイ
ヤル5006により設定されたプリントモード、及びユ
ーザの選択操作に応じて、画像データの再生表示処理、
及び選択処理を行う(ステップS3004,S300
5)。すなわち、プリントモードとして、一括コピーモ
ード、一括移動モードが設定択されている場合は、その
旨を液晶表示パネル2014に表示させる。この際、内
部メモリ5013内の全ての画像データを一覧表示、或
いは順次表示させてもよい。
【0093】また、プリントモードとして、個別選択モ
ードが設定されている場合は、内部メモリ5013内の
画像データを画像送りボタン110、画像戻りボタン1
09の操作に応じて液晶表示パネル2014に表示さ
せ、所定のスイッチが操作されることにより、当該画像
データを選択する。この場合、複数の任意の画像データ
を纏めて選択することも可能である。
【0094】次に、プリンタ制御部5005は、プリン
トボタン2013が操作されると(ステップS300
6)、内部メモリ5013内の選択に係る画像データを
外部メモリ5014に転送して(ステップS300
7)、終了する。
【0095】このように、内部メモリ5013に記録さ
れた画像データをプリントアウトする場合と外部メモリ
5014に保存する場合とで、同一の操作系(、すなわ
ち画像送りボタン110、画像戻しボタン1209、プ
リントボタン2013、プリントモード設定ダイヤル5
006)と、同一の液晶表示パネル2014を用いて、
画像データの選択操作、プリントアウト又はデータ保存
処理の実行指示操作を簡単に行うことができる。
【0096】従って、制御プログラムにおいては、内部
メモリ5013に記録された画像データをプリントアウ
トする場合と外部メモリ5014に保存する場合とで異
なる画像選択ルーチンを用いることなく、1つの画像選
択ルーチンで済む。換言すれば、従来のプリントアウト
機能のみを有するプリンタ付デジタルカメラに、外部メ
モリによるデータ保存機能を追加しても、従来の画像選
択ルーチンをそのまま利用できるので、制御プログラム
の開発コストを低減することが可能となる。
【0097】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、デ
ジタルカメラにより撮影された画像データを簡単な操作
でコンピュータを介することなくプリントアウト及び外
部メモリに保存することが可能となり、利便性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るプリントシステ
ムのシステム構成図である。
【図2】図1に示したプリンタの概略構成を示す断面図
である。
【図3】図2に示したプリンタで使用される用紙を説明
するための図である。
【図4】図1に示したプリントシステムにおけるプリン
ト処理を示すフローチャートである。
【図5】図2に示したプリンタに用紙カセットの代わり
にメモリユニットを装着した状態を示す図である。
【図6】図5の状態に対応する電気的な構成を示すブロ
ック図である。
【図7】第1の実施形態における画像データ保存処理を
示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るプリンタ付カメ
ラの概略構成を示す中央断面図である。
【図9】図8のプリンタ付カメラのインクジェット記録
部の構成を示す図である。
【図10】図8に示したロール紙カセットの代わりに外
部メモリカセットを装着した状態を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係るプリンタ付カ
メラの電気的な構成を示すブロック図である。
【図12】図8のプリンタ付カメラにおける撮影・プリ
ント処理を示すフローチャートである。
【図13】図12の続きのフローチャートである。
【図14】図8のプリンタ付カメラにおける画像データ
保存処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…装置本体(プリンタ) 2…用紙カセット 19,103,5001…コントローラ 27…ケーブル 30…メモリユニット 31…本体側コネクタ 32…メモリユニット側コネクタ 34…ハードディスク媒体 100,5013…内部メモリ 101…液晶表示装置 102…CCD 105,109,…画像戻しボタン 104,110…画像送りボタン 2014…液晶表示パネル 5000…ロール紙カセット 5014…外部メモリ 5015…装着検出スイッチ 5017…外部メモリカセット 2013,PB1…プリントボタン DC…デジタルカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 H04N 5/91 H 5/91 L Fターム(参考) 2C087 AA09 AB01 AC05 BA03 BA07 BC12 BC14 BC18 CB20 5B021 AA23 CC05 5C022 AA13 AB02 AB22 AB66 AC03 AC22 AC42 AC54 AC74 AC77 5C052 AA12 AA17 AB04 CC11 DD02 DD04 EE02 EE03 EE08 FA02 FA03 FA07 FB01 FC06 FE07 FE08 GA02 GA05 GB01 GE08 5C053 FA08 FA27 GB36 LA01 LA03 LA14

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学像を光電変換する撮像素子と該撮像
    素子により撮像された画像データを格納する内部メモリ
    とを含むカメラ部と、前記画像データを印刷するプリン
    タ部とを有し、前記プリンタ部は、該プリンタ部に記録
    用紙を収納する用紙カセットが装着されている場合は前
    記内部メモリに格納された画像データを印刷するプリン
    タ装置として機能し、外部メモリを搭載したメモリカセ
    ットが装着されている場合は前記内部メモリに格納され
    た画像データを保存するメモリ装置として機能するプリ
    ントシステムであって、 前記プリンタ装置として機能する場合とメモリ装置とし
    て機能する場合とで、同一の操作系の操作に基づいて画
    像データの選択、転送等の制御を行う制御手段を有する
    ことを特徴とするプリントシステム。
  2. 【請求項2】 前記カメラ部とプリンタ部とは別々の筐
    体に搭載され、前記操作系及び制御手段は、該カメラ部
    に設けられていることを特徴とする請求項1記載のプリ
    ントシステム。
  3. 【請求項3】 前記カメラ部とプリンタ部とは同一の筐
    体に一体に搭載されていることを特徴とする請求項1記
    載のプリントシステム。
  4. 【請求項4】 前記操作系は、前記カメラ部の表示装置
    上で画像データを選択する操作子を含むことを特徴とす
    る請求項1〜3の何れかに記載のプリントシステム。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記内部メモリに格納さ
    れた画像データを前記プリンタ部で印刷するための印刷
    用の画像データに変換して前記プリンタ部に転送するこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のプリント
    システム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記プリンタ部がプリ
    ンタ装置として機能する場合に限り、前記内部メモリに
    格納された画像データを前記プリンタ部で印刷するため
    の印刷用の画像データに変換して前記プリンタ部に転送
    することを特徴とする請求項5記載のプリントシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記プリンタ部がプリ
    ンタ装置として機能する場合、メモリ装置として機能す
    る場合の何れにおいても、前記内部メモリに格納された
    画像データを前記プリンタ部で印刷するための印刷用の
    画像データに変換して前記プリンタ部に転送することを
    特徴とする請求項5記載のプリントシステム。
  8. 【請求項8】 光学像を光電変換する撮像素子と該撮像
    素子により撮像された画像データを格納する内部メモリ
    とを含むカメラ部と、前記画像データを印刷するプリン
    タ部とを有し、前記プリンタ部は、該プリンタ部に記録
    用紙を収納する用紙カセットが装着されている場合は前
    記内部メモリに格納された画像データを印刷するプリン
    タ装置として機能し、外部メモリを搭載したメモリカセ
    ットが装着されている場合は前記内部メモリに格納され
    た画像データを保存するメモリ装置として機能するプリ
    ントシステムの制御方法であって、 前記プリンタ装置として機能する場合とメモリ装置とし
    て機能する場合とで、同一の操作系の操作に基づいて画
    像データの選択、転送等の制御を行う制御工程を有する
    ことを特徴とするプリントシステムの制御方法。
  9. 【請求項9】 前記カメラ部とプリンタ部とは別々の筐
    体に搭載され、前記操作系及び制御工程は、該カメラ部
    に設けられていることを特徴とする請求項8記載のプリ
    ントシステムの制御方法。
  10. 【請求項10】 前記カメラ部とプリンタ部とは同一の
    筐体に一体に搭載されていることを特徴とする請求項8
    記載のプリントシステムの制御方法。
  11. 【請求項11】 前記操作系は、前記カメラ部の表示装
    置上で画像データを選択する操作子を含むことを特徴と
    する請求項8〜10の何れかに記載のプリントシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記制御工程は、前記内部メモリに格
    納された画像データを前記プリンタ部で印刷するための
    印刷用の画像データに変換して前記プリンタ部に転送す
    ることを特徴とする請求項8〜11の何れかに記載のプ
    リントシステムの制御方法。
  13. 【請求項13】 前記制御工程は、前記プリンタ部がプ
    リンタ装置として機能する場合に限り、前記内部メモリ
    に格納された画像データを前記プリンタ部で印刷するた
    めの印刷用の画像データに変換して前記プリンタ部に転
    送することを特徴とする請求項12記載のプリントシス
    テムの制御方法。
  14. 【請求項14】 前記制御工程は、前記プリンタ部がプ
    リンタ装置として機能する場合、メモリ装置として機能
    する場合の何れにおいても、前記内部メモリに格納され
    た画像データを前記プリンタ部で印刷するための印刷用
    の画像データに変換して前記プリンタ部に転送すること
    を特徴とする請求項12記載のプリントシステムの制御
    方法。
  15. 【請求項15】 光学像を光電変換する撮像素子と該撮
    像素子により撮像された画像データを格納する内部メモ
    リとを含み、記録用紙を収納する用紙カセットが装着さ
    れている場合は前記内部メモリに格納された画像データ
    を印刷するプリンタ装置として機能し、外部メモリを搭
    載したメモリカセットが装着されている場合は前記内部
    メモリに格納された画像データを保存するメモリ装置と
    して機能するプリンタ装置と接続可能なカメラであっ
    て、 前記プリンタ装置がプリンタ装置として機能する場合と
    メモリ装置として機能する場合とで、同一の操作系の操
    作に基づいて画像データの選択、転送等の制御を行う制
    御手段を有することを特徴とするカメラ。
  16. 【請求項16】 前記操作系は、前記カメラの表示装置
    上で画像データを選択する操作子を含むことを特徴とす
    る請求項15記載のカメラ。
  17. 【請求項17】 前記制御手段は、前記内部メモリに格
    納された画像データを前記プリンタ装置で印刷するため
    の印刷用の画像データに変換して該プリンタ装置に転送
    することを特徴とする請求項15又は16記載のカメ
    ラ。
  18. 【請求項18】 前記制御手段は、前記プリンタ装置が
    プリンタ装置として機能する場合に限り、前記内部メモ
    リに格納された画像データを前記プリンタ装置で印刷す
    るための印刷用の画像データに変換して該プリンタ装置
    に転送することを特徴とする請求項17記載のカメラ。
  19. 【請求項19】 前記制御手段は、前記プリンタ装置が
    プリンタ装置として機能する場合、メモリ装置として機
    能する場合の何れにおいても、前記内部メモリに格納さ
    れた画像データを該プリンタ装置で印刷するための印刷
    用の画像データに変換して該プリンタ装置に転送するこ
    とを特徴とする請求項17記載のカメラ。
  20. 【請求項20】 光学像を光電変換する撮像素子と該撮
    像素子により撮像された画像データを格納する内部メモ
    リとを含み、記録用紙を収納する用紙カセットが装着さ
    れている場合は前記内部メモリに格納された画像データ
    を印刷するプリンタ装置として機能し、外部メモリを搭
    載したメモリカセットが装着されている場合は前記内部
    メモリに格納された画像データを保存するメモリ装置と
    して機能するプリンタ装置と接続可能なカメラを制御す
    るための制御プログラムであって、 前記プリンタ装置がプリンタ装置として機能する場合と
    メモリ装置として機能する場合とで、同一の操作系の操
    作に基づいて画像データの選択、転送等の制御を行う内
    容を有することを特徴とする制御プログラム。
JP2001350003A 2001-11-15 2001-11-15 プリントシステム、その制御方法、カメラ、及び制御プログラム Pending JP2003153145A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001350003A JP2003153145A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 プリントシステム、その制御方法、カメラ、及び制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001350003A JP2003153145A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 プリントシステム、その制御方法、カメラ、及び制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003153145A true JP2003153145A (ja) 2003-05-23

Family

ID=19162592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001350003A Pending JP2003153145A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 プリントシステム、その制御方法、カメラ、及び制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003153145A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531934A (ja) * 2004-03-26 2007-11-08 イーストマン コダック カンパニー 画像中の重要領域の判別

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531934A (ja) * 2004-03-26 2007-11-08 イーストマン コダック カンパニー 画像中の重要領域の判別

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3862507B2 (ja) カメラ及びその制御方法
US6317156B1 (en) Printer incorporated type electronic camera and member to be recorded
US6229565B1 (en) Hand-held electronic camera with integral printer
JP4590112B2 (ja) プリントシステム、デジタルカメラ及びその制御方法
JP2003244586A (ja) 画像処理装置、その制御方法、画像処理システム、及び制御プログラム
JP4307002B2 (ja) プリントシステム、撮像装置及びプリント出力方法
JP3919548B2 (ja) デジタルカメラおよびプリント方法
JP2003153145A (ja) プリントシステム、その制御方法、カメラ、及び制御プログラム
JP2004207926A (ja) フォト記録システム
JP4548970B2 (ja) デジタルカメラ、プリントシステム及びそれらの制御方法
JP4652586B2 (ja) プリントシステムおよびプリンタ
JP4217729B2 (ja) カメラ及びその制御方法
JP4276712B2 (ja) 画像印刷装置
JP3542496B2 (ja) デジタルカメラ、及び印刷方法
JP4693218B2 (ja) 画像記録装置および画像記録方法
JP2006060487A (ja) プリントシステム及び撮像装置
JP2005115954A (ja) カメラ、プリンタ、プリントシステム、制御方法、記憶媒体、及びプログラム
JP2003237170A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、制御プログラム、記憶媒体、及び画像形成システム
JP2006164245A (ja) 画像再生装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2006074454A (ja) プリントシステム
JP2004120416A (ja) 画像処理システム及びその制御方法
JP2003280848A (ja) 撮像装置、プリント装置、プリントシステム、プリント装置制御方法、コンピュータ読み取り可能な記録媒体及びコンピュータプログラム
JP2003143545A (ja) 撮像装置およびプリントシステムの制御方法
JP2002262149A (ja) 印刷方法、印刷システム、記憶媒体及びプログラム
JP2007018427A (ja) プリントシステム