JP2003151897A - 露光方法および投影露光装置 - Google Patents

露光方法および投影露光装置

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JP2003151897A
JP2003151897A JP2002212608A JP2002212608A JP2003151897A JP 2003151897 A JP2003151897 A JP 2003151897A JP 2002212608 A JP2002212608 A JP 2002212608A JP 2002212608 A JP2002212608 A JP 2002212608A JP 2003151897 A JP2003151897 A JP 2003151897A
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light
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divergent
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Jin-Jun Park
珍 俊 朴
Doo-Hoon Goo
斗 訓 具
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光効率が向上される露光方法及び露光装置を
提供する。 【解決手段】 均一な光束分布を有する光線を生成した
後、光を複数の発散光線に屈折させる。複数の発散光線
を複数の平行光線に屈折させた後、複数の平行光線に目
的物を露光する。従って、初期に生成された光線と目的
物を露光する光線の光束の差異が最少化され光効率を向
上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は露光方法及び露光装
置に関するものであり、より詳細には、半導体装置のフ
ォトリソグラフィ工程で、変形照明を利用した露光方法
及びこれに使用される露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の超高集積化により、半導体
装置に含まれる各素子のパターンの線幅を決定するフォ
トリソグラフィ工程がさらに活発に研究されている。微
細な線幅を有するパターンを具現するためには、フォト
リソグラフィ工程時に高い解像度と適切な焦点深度を必
要とする。このために、光源の波長を減少させたエキシ
マレーザ(Excimer Laser)を利用する方
法、位相反転マスク(Phase shift mas
k)を利用する方法、及びティルト照明方法(Tilt
ed Illumination)のような変形照明方
法(modified Illumination m
ethod)などが開発された。
【0003】このうち、ティルト照明方法はレンズ及び
照明系を変更せずに、フライアイレンズの次に配置され
ているアパーチャー(aperture)を変更するこ
とにより、ラインとスペースが反復的に形成されている
パターンにおける焦点深度および解像度を向上させるこ
とができる。ティルト照明方法は、アパーチャーの形状
により両極形(dipole)照明方法、四極形(qu
adrupole)照明方法、シュリンク(shrin
k)照明方法、環状(annular)照明方法などに
区分される。
【0004】図1乃至図2乃至図4を参照して従来のテ
ィルト照明方法を説明する。
【0005】図1は従来の露光装置で照明系の構造を示
し、図2乃至図4は従来の露光装置の照明系に装着する
ことができるアパーチャーの形状を示す図である。
【0006】図1に示すように、光源10、レンズアレ
イからなったフライアイレンズ(fly’s eye
lens)12、所定形状を有するアパーチャー14、
及びコンデンサレンズ16により構成される。アパーチ
ャーは図2乃至図4に示したように、両極形(dipo
le)(図2)、四極形(図3)、環状形(図4)など
に形成することができる。光源で生成された光はフライ
アイレンズ12により平行光に転換され、アパーチャー
14により部分的に制限される。アパーチャーは光の垂
直入射成分を遮断し、光のティルト成分のみがレチクル
18に到達するようにする。レチクル18に到達した光
は回折され、投影レンズ20を通過してウェーハを露光
する。
【0007】変形照明系によるティルト照明について図
5及び図6を参照してより詳細に説明する。
【0008】図5は、従来のティルト照明による露光方
法を示す概略図であり、図6はティルト照明による露光
方法を示す概略図である。
【0009】図5に示した従来の露光方法によると、コ
ンデンサレンズ16を通じてフーリエ変換面(Four
ier transform plane)と一致する
ようにマスク18上に光を照射することになる。フーリ
エ変換面上に照射された光の分布は一つの円内に形成さ
れ、0次回折光(zero−order diffra
cted)は光軸に沿って進行し(垂直入射成分)、+
1次と−1次に回折された光は回折角θを有して進行し
て(ティルト成分)、投影レンズ20を通過し、ウェー
ハ上には0次、+1次及び−1次に回折された光がウェ
ーハ上で相互に干渉しながらイメージを形成する。
【0010】マスクパターンが微細するほど回折角は増
加し、sinθがレンズの開口数NAより大きいと、+
1次及び−1次に回折された光は投影レンズ20を通過
せずに、0次に回折された光のみが通過してウェーハの
表面に到達することになり、干渉は起こらない。この
時、最小の解像度Rは次のとおりである。
【0011】R=λ/(2NA)これに対して、図6に
示した変形照明装置においては、アパーチャーを通過し
た光は特定なティルト角αを有し、マスク18に照明す
る。ティルト角αは下記の式のように光軸とアパーチャ
ー114の透明部との距離x及びコンデンサレンズの焦
点距離fにより次のように示される。
【0012】f×sinα=x マスク18上に照明された光はマスク18上に形成され
たマスクパターン18aにより回折され、0次光は光軸
に対して回折角θの角に回折され、+1次及び−1次に
回折された光の経路と光軸との角は次のように示され
る。
【0013】 −1次光の角θ1:sinθ1+sinα=λ/Pr +1次光の角θ2:sinθ2+sinα=λ/Pr 前記式で、Prはマスク上のライン及びスペースのピッ
チである。
【0014】より高次に回折された光は他の経路を経
る。パターンのピッチが微細であり、マスク18側の第
1投影レンズ20の開口数がsinθ2より大きいため
に、−1次又は高次に回折された光は投影レンズに入ら
ない。従って、0次及び1次に回折された光のみが瞳孔
板(pupil plane)上で回折分離され、投影
レンズを通じてウェーハで干渉し、イメージを形成す
る。
【0015】このような方法により、従来の一般的な投
影露光方法により限界解像度は約1.5倍に増加させる
ことができる。
【0016】しかし、従来のティルト照明方法を実施す
る場合、いくつ問題点がある。第一に、光が透過する部
位の面積が光の遮断される面積に比べて相当に小さい。
例えば、図4の環状アパーチャーを使用する場合、アパ
ーチャーの一つひとつの開口直径をσ0(図4参照)、
アパーチャーの開口部分を含む全体の寸法をσi(図4
参照)とすると、光が透過する比率は(σ0 2−σi 2)/
σ0 2になるが、一般的にσi=2/3・σ0が最も適切な
値であると知られており、この場合に透過比率は5/9
になる。従って、露光時間が約2倍増加する。
【0017】図3の四極形アパーチャーを使用する場合
には、光が透過する比率が4σi 2/σ0 2になり、σi
1/4・σ0程度である場合、透過比率は1/4にな
る。従って、露光時間が約4倍増加して生産性が悪くな
る。また、図2の二極形アパーチャーを使用する場合に
は、2σi 2/σ0 2になり、σi=1/4・σ0程度である
場合、透過比率は1/8になって生産性はさらに悪化す
る。
【0018】前記環状のティルト照明で露光量を向上さ
せるために、一対の凹形コニカルレンズと凸形コニカル
レンズ(concave and convex co
nical lens)を使用して、中央の光を外部へ
分散させ、分散光を収斂して光源から放出された光を環
状に照明する装置が提案されている(米国特許第5,7
57,470号(issued to Dewa et
al.)。
【0019】前記の米国特許によると、光源から発生さ
れた光はフライアイレンズを通過して凹形コニカルレン
ズに入射される。入射された光は示したように周辺部に
一定な角度に分散される。分散された光は凸形コニカル
レンズに入射され、凸形コニカルレンズにより収斂され
ながら、コンデンサレンズに到達することになる。
【0020】上述した方法によると、光軸の中心部にあ
る光を全て利用することができて光の効率は増大させる
ことができるが、光周辺部の光も分散されながら、環状
アパーチャーに全て収斂できないために、光の効率を向
上させるには限界がある。また、光が照明されるアパー
チャーの大きさが大きくなる場合、光が遮断される部位
の面積も同時に大きくなるために、これを各々調節する
ことが困難である。
【0021】また、半導体装置の製造のための数回にわ
たった露光工程ごとに、工程に最も適合したアパーチャ
ーを製作し、また各単位工程を実施する際に、作業者が
アパーチャーを毎回交換しなければならない。
【0022】従って、露光装置では各々のアパーチャー
をレボルバー形式(revolver type)に形
成するが、これにより露光装置の体積が増加される。ま
た、レボルバー形式に形成しても限定された形状のアパ
ーチャーのみを使用するしかない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光効
率が向上される露光方法を提供することにある。
【0024】本発明の他の目的は、光効率が向上される
露光装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの本発明は、均一な光束分布(uniform in
tensity distribution)を有する
光線を生成する段階と、光を複数の発散光線(dive
rgent light beam)に屈折させる段階
と、複数の発散光線を複数の平行光線に屈折させる段階
と、前記複数の平行光線に目的物を露光する段階とを含
むことを特徴とする目的物の露光方法を提供する。
【0026】前記多数の発散光線の光束の合量は屈折前
の光線の光束の量と同一である。従って、目的物に露光
される複数の平行光線は屈折前の光線の光束と同一にな
るので、露光時に光効率を最大化することができる。
【0027】前記の他の目的を達成するための本発明
は、均一な光束分布を有する光線を生成する光生成部
と、前記光を複数の発散光線(divergent l
ightbeam)に屈折させる第1屈折部と、複数の
発散光線を複数の平行光線に屈折させる第2屈折部と、
複数の平行光線に目的物を露光させる露光部とを含む目
的物の露光装置を提供する。
【0028】本発明の一実施形態によると、第1屈折部
は、光線の進行方向に対して垂直である第1方向の直線
を基準に二つの発散光線に屈折させる。
【0029】本発明の他の実施形態によると、第1屈折
部は光線の進行方向に対して垂直である第1方向及び第
2方向の直線を基準に四つの発散光線に屈折させる。
【0030】前記第1屈折部と第2屈折部が離隔されて
いる場合には、光を複数の発散光線に屈折させた後、複
数の発散光線を複数の平行光線に屈折させ、第1屈折部
と第2屈折部が密着されている場合には第1屈折部及び
第2屈折部は光線を進行方向とおりに透過させるよう
に、第1屈折部と第2屈折部間の相対的な位置を調節す
るための調節部をさらに備える。
【0031】前記露光装置は光線を光線の中心を基準に
環状光線に発散するように屈折するための第3屈折部
と、環状に屈折された光を環状の平行光線に転換するた
めの第4屈折部をさらに備える。
【0032】前記のまた他の目的を達成するための本発
明は、均一な光束分布を有する光線を生成する光生成部
と、前記入射された第1光を複数の発散光線(dive
rgent light beam)に屈折させ、複数
の発散光線を複数の平行光線に屈折させ、又は入射され
た第1光線をそのままに透過させるための第1レンズシ
ステムと、入射された第2光線を環状の発散光線に屈折
させ、環状の発散光線を環状の平行光線に屈折させ、又
は入射された第2光線をそのままに通過させるための第
2レンズシステムと、複数の平行光線又は環状の平行光
線に目的物を露光させる露光部を含む。
【0033】前記露光装置を使用する場合、複数の発散
光線の光束の合量は屈折前の光線の光束の量と同一であ
る。従って、露光時に光効率を最大化することができ
る。また、一つの装置を利用して多様な変形照明方法に
目的物を照明することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の望
ましい実施形態をより詳細に説明する。
【0035】[露光装置] 〈第1実施形態〉図7は、本実施形態による露光装置を
説明するための断面図である。本実施形態による露光装
置は、光線を光線の進行方法に対して垂直である第1方
向の直線を基準に二つの発散光線に屈折させ、二つの発
散光線を平行光線に屈折させ目的物を露光する。
【0036】本実施形態による露光装置は、図7に示す
ように、均一な光束分布を有する光線を生成する光線生
成部100が備えられる。光線生成部100は光を提供
する光源101と、光源101から提供される光線を平
行光へ転換させるためのマイクロレンズからなったフラ
イアイレンズ102からなる。フライアイレンズ102
を透過した光線は均一な光束分布を有する平行光線に進
行される。
【0037】光線生成部100から進行される光線(以
下、初期光線)を二つの発散光線に屈折させる第1透過
部材104と、二つの発散光線を二つの平行光線に屈折
させる第2透過部材を備える。
【0038】図8は図7に示す第1透過部材及び第2透
過部材の斜視図である。
【0039】第1透過部材104は光線生成部100を
透過した光線の進行方法に対して垂直する第1方向11
4の直線を基準にして第1経路及び第2経路を有する二
つの発散光線に屈折させる。
【0040】具体的には、第1透過部材104は初期光
線の進行方向に対して垂直する入射面104aと、入射
面104aに対して垂直であり、初期光線の進行方向に
対して平行な四つの側面104bと、入射面104aに
対向するように形成され、第1方向114に基準にして
対称するようにV字形溝形状に折り曲げられた第1及び
第2射出面104c、104dを有する。
【0041】初期光線は、第1透過部材の入射面に90
°の入射角に入射されるために、第1透過部材104内
で初期光線の進行方向と同一に進行する。また、初期光
線のうちで、折り曲げられた第1射出面104cに透過
される光線は第1経路を有するように屈折され、第2射
出面104dに透過される光線は第1方向と反対方向で
ある第2経路を有するように屈折され進行される。この
時、第1射出面104cと第2射出面104dは対称で
あるV字形溝の形態を有するので、初期光線は二つの発
散光線に射出され進行される。
【0042】第1透過部材104の射出面104c、1
04dの形状による光線の屈折経路について説明する。
【0043】図9は、屈折率が異なる媒質での光の屈折
に対する法則を説明するための図である。
【0044】知られた屈折法則(あるいはSnellの
法則)は次のとおりである。
【0045】n1sinθ1=n2sinθ2 前記の式は、等方性媒質から他の等方性媒質に入射して
屈折する場合に成立される。ここで、n1乃至n2は各媒
質の屈折率を示し、θ1は入射光の方向と境界面の法線
となる角である入射角、θ2は屈折光の方向と境界面の
法線となる角である屈折角を各々示す。
【0046】屈折の法則によると、光を屈折させるため
には90°未満の入射角を有し、等方性媒質間を入射し
なければならない。即ち、第1透過部材104で光を屈
折させ空気中に進行するためには、第1透過部材104
の射出面104c、104dと入射する光線が90°未
満の角を有しなければならない。このために、第1透過
部材104の射出面104c、104dに所定の傾斜角
を形成する。
【0047】第1透過部材104を射出した光線は、空
気中に進行される。そして、第1透過部材104は空気
に比べて密な媒質からなるので、第1透過部材104の
屈折率が空気に比べて大きい。従って、第1透過部材1
04から空気中に進行される光線の屈折角は入射角に比
べて大きくなる。
【0048】従って、第1透過部材104の射出面10
4c、104dの形状を調節することにより、光線が屈
折される経路を変更することができる。また、第1透過
部材104の射出面104c、104dを所定の基準か
ら対称して折り曲げさせ、光線の一部は第1射出面10
4cに射出し、その他の光線は第2射出面104dに射
出するように、光線を集光し、又は、二つの光線に発散
する。具体的に、射出面がV字形に突出される場合、光
線は第1射出面104cと第2射出面104dに折り曲
げられた辺を基準に集光され、射出面がV字形として、
V字形溝の形状である場合、光線は第1射出面104c
と第2射出面104dに折り曲げられた辺を基準に二つ
の光線に発散される。
【0049】従って、平行に進行される初期光線が二つ
の発散光線に屈折するためには、上述したように、第1
透過部材104の射出面104c、104dが形成され
なければならない。
【0050】第1射出面104cと初期光線の進行方向
となる角と、前記第2射出面104dと初期光線の進行
方向となる角が同一である場合、二つの発散光線は第1
射出面104c及び第2射出面104dに対して同一な
屈折角を有し射出される。また、第1射出面104cと
初期光線の進行方向となる角と、第2射出面104dと
初期光線の進行方向となる角が相違する場合、二つの発
散光線は第1射出面104c及び第2射出面104dに
対して相違する屈折角を有し射出される。
【0051】第1透過部材104は初期光線が全て第1
透過部材104の入射面104aに入射するように所定
の大きさを有する。
【0052】前記二つの発散光線を二つの平行光線に屈
折させる第2透過部材106を備える。第2透過部材1
06は第1方向114の直線を基準に初期光線の進行方
向と同一な方向に平行に進行して二つの平行光線を形成
させる。
【0053】具体的には、第2透過部材106は初期光
線の進行方向について三角形状の断面を有し、角が第1
方向114と同一な方向に形成され突出されている第1
及び第2入射面106a、106bと、光線の進行方向
に対して平行な四つの側面106cと、第1及び第2入
射面106a、106bに対して形成され、光線の進行
方向に垂直に形成された射出面106dを備える。
【0054】第1透過部材104を射出しながら二つの
発散光線に空気中に進行する光は空気に比べて密な媒質
である第2透過部材106に入射する。従って、屈折法
則により、第2透過部材106の入射角は屈折角より大
きい。また、前記形状を有する第2透過部材106に二
つの発散光線を入射すると、第2透過部材106の第1
及び第2入射面106a、106bに突出されている角
方向へ二つの発散光線が各々屈折される。
【0055】この時、第2透過部材106の第1及び第
2入射面106a、106bは、二つの発散光線が各々
第2透過部材106に入射しながら平行光線に屈折する
ことができるように形成する。具体的に、第2透過部材
106で突出されている第1及び第2入射面106a、
106bは、発散光線が進行される角と第2透過部材1
06の屈折率により、初期光線進行方向となる角を調節
し形成する。従って、第1及び第2入射面106a、1
06bにより平行光線に屈折することができる入射角を
有し、二つの発散光線が第2透過部材106に入射す
る。
【0056】第2透過部材106は、二つの発散光線が
全て第1及び第2入射面106a、106bに入射さ
れ、入射された光が平行光線に全て射出されるように所
定のサイズを有する。従って、光線生成部100で提供
される初期光線と、第2透過部材106から射出される
平行光線の光束は同一である。
【0057】第1透過部材104と第2透過部材106
間の相対的な位置を調節する調節部116をさらに備え
ることができる。調節部116により、第1透過部材1
04と第2透過部材106間の離隔距離を調節すること
により、第2透過部材106から射出される二つの平行
光線間の離隔距離Dを調節することができる。具体的
に、第1透過部材104と第2透過部材106間の離隔
距離が増加するほど、第1透過部材104から射出され
る二つの発散光線が空気中に移動する距離も増加する。
また、二つの発散光線が移動する距離が増加するほど第
2透過部材106から射出される二つの平行光間の離隔
距離Dも増加する。
【0058】第1透過部材104と第2透過部材106
の形状を所定の形状に限定し、調節部116を備える
と、第1透過部材104と第2透過部材106が互いに
離隔されている場合には、初期光線を二つの発散光線に
屈折させた後、二つの発散光線を二つの平行光線に屈折
させ、第1透過部材104と第2透過部材106が相互
に密着されている場合には、初期光線をそのままに透過
させることができる。
【0059】第1透過部材104及び第2透過部材10
6は例えば、ガラス、石英、透明なプラスチックのよう
な透明材料を使用して容易に形成することができる。こ
れらは相互に別の材質を使用し形成することもできる
が、屈折率を調節するためには同一な材質を使用して形
成することが望ましい。
【0060】これについて、図10を参照してより詳細
に説明する。
【0061】図10は図7に示されている第1透過部材
104及び第2透過部材106と平行光線の離隔距離の
関係を説明するための図である。前記のように、二つの
平行光線を生成するためには、第1透過部材104の第
1射出面104cと第2射出面104dは、第2透過部
材106の第1入射面106aと第2入射面106bが
各々平行しなければならない。従って、第1透過部材1
04と第2透過部材106を密着させた時、第1透過部
材104と第2透過部材106間の距離が0になって、
初期光線が屈折されずに、そのままに第2透過部材10
6から射出する。
【0062】また、第1透過部材104と第2透過部材
106が離隔されており、第1透過部材104の第1射
出面104cと第2射出面104dは、第2透過部材1
06の第1及び第2入射面106a、106bと各々平
行する場合、第2透過部材106に入射する二つの発散
光線が平行光線に屈折されるために、第1透過部材10
4と第2透過部材106の屈折率が実質的に同一なもの
が望ましい。
【0063】所定の屈折率を有する第1透過部材104
から空気に進行する光線で入射角はθ1になり、屈折角
はθ2になる。また、第1透過部材104の第1射出面
104cと第2射出面104dは、第2透過部材106
の第1及び第2入射面106a、106bと平行するた
めに、空気から第2透過部材106に進行する光線で入
射角はθ2になる。そして、入射角がθ2である場合、第
2透過部材106から射出される光線が平行な光線に屈
折されるためには、屈折角がθ1になければならない。
屈折角θ1になるためには、第2透過部材106の屈折
率は第1透過部材104の屈折率と実質的に同一でなけ
ればならない。即ち、第2透過部材106は第1透過部
材104と同一な材質で形成することが望ましい。
【0064】第1透過部材104と第2透過部材106
の形状が限定される場合、第1透過部材104と第2透
過部材106のうちのいずれか一つの位置を調節するこ
とができる調節部116を備えて、前記に説明した機能
を実施することができる。例えば、調節部116は第1
透過部材104と第2透過部材106のうちの少なくと
もいずれか一つにラック及びピニオンのようなギヤを設
け、これを駆動するための電動装置を備えることにより
容易に達成することができる。
【0065】第1透過部材104と第2透過部材106
の形状を上述したとおりに限定し、調節部116を備え
る場合、第2透過部材106から射出される二つの平行
光線間の離隔される距離は次のように示される。
【0066】D=(2dtanδtanθ)/(tan
θ−tanδ) 式中、θ:初期光線の進行方向と第1透過部材の第1射
出面(又は第2射出面)とからなる角のうちの鋭角。 δ:初期光線の進行方向と第1透過部材から射出される
発散光線の進行方向となる角のうちの鋭角。 d:第1透過部材と第2透過部材間の離隔距離。
【0067】前記の数式は初期光線の進行方向と第1透
過部材104の第1射出面104cとなる角と初期光線
の進行方向と第1透過部材104の第2射出面104d
となる角が同一である時成立される。
【0068】ここで、θとδは前記に説明した屈折式に
より次のような関係式が求められる。
【0069】n1×cosθ=cos(θ−δ) 式中、n1:第1透過部材の屈折率 具体的に説明すると、第1透過部材から空気中に光線が
進行するとき、屈折式はn1×sinθ1=sinθ2
なる(θ1:入射角、θ2:屈折角、空気の屈折率:1で
あると仮定)。
【0070】ここで、入射角θ1と屈折角θ2をθとδに
示すと、入射角θ1は90−θになり、屈折角θ2はδ+
θ1になる。また、屈折式をθとδの関数に置換する
と、前記表示されたように、n1×cosθ=cos
(θ−δ)になる。
【0071】前記のように、第1透過部材104と第2
透過部材106の形状が限定される場合には、第2透過
部材106で初期光線が二つの発散光線に屈折される方
向への両側面間の距離Xは、初期光線の水平方向の断面
で第1方向114への幅と平行光線間の離隔される距離
Dの合計X’より大きいように形成し、第2透過部材1
06のその他両側面間の距離は、初期光線の水平方向の
断面で第1方向114と垂直な方向への幅より大きいよ
うに形成する。従って、前記のサイズを有する第2透過
部材106は二つの発散光線が全て入射されながら平行
光線に屈折され射出されることができる。
【0072】第2透過部材106で射出された二つの平
行光線に目的物を露光させる露光部109を備える。露
光部109は平行光線が通過するコンデンサレンズ10
8と、レチクルパターン110及びレチクルパターン1
10を通過しながら回折された回折光が入射される投影
レンズ112を備える。
【0073】第2透過部材106で射出された二つの平
行光線は、コンデンサレンズ108を通過し、続いて、
レチクルパターン110にティルト角を有しながら照射
される。また、レチクルパターン110上にティルト角
に照射された光線は、レチクルパターン110を通過し
ながら回折され、投影レンズ112を通過することにな
る。この時、ティルト角を有し、入射した光線中で0次
に回折された光及び1次に回折された光線は投影レンズ
112を通過することになるが、−1次に回折された光
線は投影レンズ112の外部に向かうことになる。
【0074】より高次に回折された光線は、他の経路を
経る。投影レンズ112を通過した0次に回折された光
と1次に回折された光は目的物上に干渉しながら、目的
物を露光する。この時、目的物はウェーハWを含み、具
体的に、フォトレジスト膜が形成されているウェーハW
を含む。
【0075】従って、光線生成部100で提供される初
期光線を屈折させ、目的物を露光することにより、光効
率が向上され半導体装置の生産性が増大される効果があ
る。
【0076】〈第2実施形態〉図11は本実施形態によ
る露光装置を説明するための断面図である。
【0077】本実施形態による露光装置は光線を光線の
進行方向に対して垂直である第1方向及び第2方向の直
線を基準に四つの発散光線に屈折させ、四つの発散光線
を平行光線に屈折させ目的物を露光する。
【0078】第2実施形態による露光装置は、第1実施
形態による露光装置に使用されるものと同一な第1透過
部材と第2透過部材を使用し、第3透過部材及び第4透
過部材をさらに追加して形成される。
【0079】図11に示すように、本実施形態による露
光装置には、均一な光束分布を有する光線を生成する光
線生成部200が備えられる。光線生成部200は光を
提供する光源201と、光源201から提供される光線
を平行光へ転換させるためのマイクロレンズからなった
フライアイレンズ202からなる。フライアイレンズ2
02を透過した光線は均一な光束分布を有する平行光線
に進行される。
【0080】第2実施形態による露光装置は、光線生成
部200から進行される光線(以下、初期光線)を四つ
の発散光線に屈折させ、四つの発散光線を四つの平行光
線に屈折される第1乃至第4透過部材を備える。
【0081】図12は図11の示した第1乃至第4透過
部材を示す斜視図である。図13は図11に示した各透
過部材を透過した光を示す図である。図14は図11に
示した第4透過部材を透過した光が照射される形状を示
す平面図である。
【0082】本実施形態の露光装置は初期光線300を
二つの発散光線302に屈折させる第1透過部材204
を含む。第1透過部材204は光線生成部200を透過
した光線の進行方向に対して垂直する第1方向220の
直線を基準にして、第1経路及び第2経路を有する二つ
の発散光線302に屈折させる。
【0083】具体的には、第1透過部材204は初期光
線300の進行方向に対して垂直する入射面204a
と、入射面204aに対して垂直し、初期光線の進行方
向に対して平行な四つの側面204bと、入射面204
aに対向するように形成され、第1方向220を基準に
対称するようにV字形溝形状に折り曲げられた第1及び
第2射出面204c、204dを有する。
【0084】第1透過部材204は初期光線が全て第1
透過部材204の入射面204aに入射するように所定
のサイズを有する。
【0085】二つの発散光線302を二つの平行光線3
04に屈折させる第2透過部材206を備える。第2透
過部材206は第1方向220の直線を基準にし、初期
光線300の進行方向と同一な方向へ平行に進行して二
つの平行光線304を形成させる。
【0086】具体的に、図12に示すように、第2透過
部材206は初期光線300の進行方向に対して三角形
状の断面を有し、角が第1方向220と同一な方向へ形
成され突出されている第1及び第2入射面206a、2
06bと、平行光線304の進行方向に対して平行な四
つの側面206cと、第1及び第2入射面206a、2
06bに対向して形成され、平行光線304の進行方向
に垂直に形成された射出面206dを備える。
【0087】第2透過部材206は、二つの発散光線3
02が全て第1及び第2入射面206a、206bに入
射され、入射された光が平行光線に全て射出されるよう
に所定のサイズを有する。
【0088】第1透過部材204及び第2透過部材20
6は第1実施形態で説明したものと同一であるので、説
明は省略する。
【0089】第2透過部材206から射出した二つの平
行光線304の四つの発散光線306に屈折する第3透
過部材208を備える。第3透過部材208は光線生成
部200を透過した初期光線300の進行方向に対して
垂直する第2方向222の直線を基準にして、四つの平
行光線304に屈折させる。
【0090】具体的に、図12に示すように、第3透過
部材208は第2透過部材206を透過した二つの平行
光線304の進行方向に対して垂直する入射面208a
と、入射面208aに対して垂直し、平行光線304の
進行方向に対して平行する四つの側面208bと、入射
面208aに対向するように形成され、第2方向222
を基準にして対称するようにV字形溝形状に折り曲げら
れた二つの第3及び第4射出面208c、208dを有
する。
【0091】第1方向220と第2方向222となる角
Yは45乃至90°である。
【0092】二つの平行光線304は第3透過部材20
8の入射面208aに90°入射角に入射されるため
に、第3透過部材208内では平行光線304の進行方
向と同一に進行する。また、二つの平行光線304は各
々二つの第3及び第4射出面208c、208dで屈折
しながら四つの発散光線306に射出して進行される。
【0093】二つの平行光線304を第1平行光線30
4aと第2平行光線304bに区分して説明する。第1
平行光線304aは第3及び第4射出面208c、20
8dに透過され、第3及び第4射出面208c、208
dで各々所定の屈折角を有しながら屈折され、二つの発
散光線に進行する。また、第2平行光線304bも同様
に第3及び第4射出面208c、208dに透過され、
第3及び第4射出面208c、208dで各々所定の屈
折角を有しながら屈折され、二つの発散光線に各々進行
する。従って、第1及び第2平行光線304a、304
bは第3透過部材208を射出しながら四つの発散光線
306に屈折され進行する。この時、同一な射出面に射
出される第1及び第2平行光線304は同一な屈折角に
屈折される。
【0094】第3透過部材208の第3及び第4射出面
208c、208dでV字形溝が形成される基準になる
第2方向222と、第1透過部材204の第1及び第2
射出面204c、204dでV字形溝が形成される基準
になる第1方向220となる角Yは、第1及び第2平行
光線304が各々二つの発散光線に屈折するとき、各々
の発散光線の光束と関係がある。具体的に、第1方向2
20と第2方向222となる角Yが90°である場合、
第1及び第2平行光線304が同一な光束を有する二つ
の発散光線に各々屈折される。従って、第1方向220
と第2方向222とからなる角が90°になることが望
ましい。
【0095】前記四つの発散光線306を四つの平行光
線308に屈折させる第4透過部材210を備える。第
4透過部材210は四つの発散光線306を第2方向2
22の直線を基準に屈折させ、初期光線300の進行方
向と同一な方向へ平行に進行する四つの平行光線308
を形成させる。
【0096】第4透過部材210は初期光線300の進
行方向に対して三角形状の断面を有し、角が第2方向2
22と同一な方向へ形成され突出されている第3及び第
4入射面210a、210bと、初期光線の進行方向に
対して平行な四つの側面210cと、第3及び第4入射
面210a、210bに対向して形成され、光線の進行
方向に垂直に形成された射出面210dを備える。
【0097】第3透過部材208を射出しながら四つの
発散光線306に空気中に進行する光は、空気に比べて
密な媒質である第4透過部材210に入射する。従っ
て、屈折の法則により、第4透過部材210に入射する
光の入射角は屈折角より大きい。また、形状を有する第
4透過部材210に四つの発散光線306を入射する
と、第4透過部材210の入射面210a、210bに
突出されている角方向へ四つの発散光線306が各々屈
折される。
【0098】この時、第4透過部材210の入射面21
0a、210bは、四つの発散光線306が各々第4透
過部材210へ入射しながら各々平行光線に屈折するこ
とができるように形成する。具体的に、第4透過部材2
10で突出されている入射面210a、210bは、発
散光線の角と第4透過部材210の屈折率により、初期
光線300の進行方向となる角を調節して形成する。従
って、入射面210a、210bにより平行光線に屈折
することができる入射角を有しながら、四つの発散光線
306が第4透過部材210に入射し、四つの平行光線
308に屈折される。
【0099】第4透過部材210は、四つの発散光線3
06が全て第3及び第4入射面210a、210bに入
射され、入射された光が平行光線に全て射出されるよう
に所定のサイズを有する。従って、光線生成部200で
提供される初期光線300の光束と、第4透過部材21
0から射出される平行光線308の光束の合量は同一で
ある。
【0100】第1透過部材204と第2透過部材206
間の相対的な位置を調節する第1調節部230と第3透
過部材208と第4透過部材210間の相対的な位置を
調節する第2調節部232をさらに備える。第1調節部
230により、第1透過部材204と第2透過部材20
6間の離隔距離を調節することにより、第2透過部材2
06から射出される二つの平行光線304間の第1方向
220への離隔距離D1を調節することができる。ま
た、第2調節部232により、第3透過部材208と第
4透過部材210間の離隔距離を調節することにより、
第4透過部材210から射出される四つの平行光線30
8うちで第2方向222への離隔距離D2を調節するこ
とができる。
【0101】第1透過部材204と第2透過部材206
間の離隔距離が増加するほど、第1透過部材204から
射出される二つの発散光線302が空気中に移動する距
離も増加する。また、二つの発散光線302が移動する
距離が増加するほど第2透過部材206から射出される
二つの平行光線304間の第1方向220への離隔距離
が増加する。
【0102】また、第3透過部材208と第4透過部材
210間の離隔距離が増加するほど、第3透過部材20
8から射出される四つの発散光線306が空気中に移動
する距離も増加する。また、四つの発散光線306が移
動する距離が増加するほど第4透過部材210から射出
される四つの平行光線308間の第2方向222への離
隔距離も増加する。
【0103】第1透過部材204と第2透過部材206
の形状を所定の形状に限定し、第1調節部230を備え
ると、第1透過部材204と第2透過部材206が互い
に離隔されている場合には、初期光線を第1方向220
を基準に二つの発散光線302に屈折させた後、二つの
発散光線302を二つの平行光線304に屈折させ、第
1透過部材204と第2透過部材206が互いに密着さ
れている場合には、初期光線300をそのままに透過さ
せることができる。
【0104】同様に、第3透過部材208と第4透過部
材210の形状を所定の形状に限定し、第2調節部23
2を備えると、第3透過部材208と第4透過部材21
0が互いに離隔されている場合には、入射する光線を第
2方向222を基準に屈折させた後、屈折された光線を
再び平行光線に屈折させ、第3透過部材208と第4透
過部材210が互いに密着されている場合には、入射す
る光線をそのままに透過させることができる。
【0105】一方、第1透過部材204及び第2透過部
材206が互いに密着されており、第3透過部材208
及び第4透過部材210は互いに離隔されていると、第
1及び第2透過部材204、206を透過した光は初期
光線300になり、初期光線300が第3透過部材20
8に入射されると、入射光は第2方向222を基準に二
つの発散光線302へ屈折され、二つの発散光線302
が第4透過部材210で再び二つの平行光線に屈折され
る。
【0106】このように、第1透過部材204及び第2
透過部材206の離隔距離と第3透過部材208及び第
4透過部材210の離隔距離を各々第1調節部230及
び第2調節部232により調節することにより、初期光
線を四つの平行光線、第1方向又は第2方向を基準に離
隔される二つの平行光線へ屈折させることができる。場
合によっては、初期光線を屈折させずに、そのままに進
行させることもできる。
【0107】前記のような機能をするために、具体的に
第1透過部材204の第1射出面204cと第2射出面
204dは、第2透過部材206の第1入射面206a
と第2入射面206bと各々平行しなければならない。
従って、第1透過部材204と第2透過部材206を密
着させた時、第1透過部材204と第2透過部材206
間の距離が0になり、初期光線が屈折されずに、そのま
まに第2透過部材から射出する。
【0108】また、第1透過部材204と第2透過部材
206が離隔されており、第1透過部材204の第1射
出面204cと第2射出面204dは、第2透過部材2
06の第1入射面206aと第2入射面206bと各々
平行する場合、第2透過部材206へ入射する二つの発
散光線が平行光線に屈折されるために、第1透過部材2
04と第2透過部材206の屈折率が実質的に同一でな
ければならない。
【0109】同様に、第3透過部材208の第3射出面
208cと第4射出面208dは第2透過部材206の
第1入射面206aと第2入射面206bと各々平行し
なければならない。従って、第3透過部材208と第4
透過部材210を密着させた時、第3透過部材208と
第4透過部材210間の距離が0になって、初期光線が
屈折されずに、そのままに第3透過部材208から射出
する。
【0110】また、第3透過部材208と第4透過部材
210が離隔されており、第3透過部材208の第3射
出面208cと第4射出面208dは、第4透過部材2
10の第3入射面210aと第4入射面210bと各々
平行する場合、第3透過部材208に入射する発散光線
が平行光線に屈折されるために、第3透過部材208と
第4透過部材210の屈折率が実質的に同一でなければ
ならない。
【0111】第1透過部材204、第2透過部材20
6、第3透過部材208及び第4透過部材210は、例
えば、ガラス、石英、透明なプラスチックのような透明
材料を使用して容易に形成することができる。これらは
相互に別の材質を使用し形成することもできるが、同一
な屈折率を有するためには同一な材質を使用して形成す
ることが望ましい。
【0112】露光部211は第4透過部材210で射出
された複数個の平行光線に目的物を露光させる。露光部
211は平行光線が通過するコンデンサレンズ212
と、レチクルパターン214及びレチクルパターン21
4を通過しながら回折された回折光が入射される投影レ
ンズ216を備える。
【0113】第4透過部材210で射出された二つの平
行光線は、コンデンサレンズ212を通過し、続いて、
レチクルパターン214にティルト角を有しながら照射
される。また、レチクルパターン214上にティルト角
に照射された光線は、レチクルパターン214を通過し
ながら回折され、投影レンズ216を通過することにな
る。投影レンズ216を通過した光は目的物上に干渉し
ながら、目的物を露光する。
【0114】従って、光線生成部200で提供される初
期光線を屈折させ、目的物を露光することにより、光効
率が向上され半導体装置の生産性が増大される効果があ
る。
【0115】〈第3実施形態〉図15は本実施形態によ
る露光装置を説明するための断面図である。
【0116】本実施形態による露光装置は、第2実施形
態による露光装置と同様に、光線を光線の進行方向に対
して垂直である第1方向及び第2方向の直線を基準に、
四つの発散光線に屈折させ、四つの発散光線を平行光線
に屈折させ目的物を露光する。
【0117】図15に示すように、均一な光束分布を有
する光線を生成する光線生成部400が備えられる。光
線生成部400は光を提供する光源401と、光源40
1から提供される光線を平行光へ転換させるためのマイ
クロレンズからなったフライアイレンズ402からな
る。フライアイレンズ202を透過した光線は均一な光
束分布を有する平行光線に進行される。
【0118】本実施形態による露光装置は、光線生成部
400から進行される光線(以下、初期光線)を四つの
発散光線に屈折させ、四つの発散光線を四つの平行光線
に屈折される第1乃至第3透過部材を備える。
【0119】図16は図15に図示した第1透過部材乃
至第3透過部材を示す斜視図である。
【0120】光線生成部400から進行される光線(以
下、初期光線)を二つの発散光線に屈折させる第1透過
部材404が備えられている。第1透過部材404は光
線生成部400を透過した光線の進行方向に対して垂直
する第1方向420の直線を基準にして、第1経路及び
第2経路を有する二つの発散光線に屈折させる。
【0121】第1透過部材404は初期光線の進行方向
に対して垂直する入射面404aと、入射面404aに
対して垂直し、初期光線の進行方向に対して平行な四つ
の側面404bと、入射面404aに対向するように形
成され、第1方向420を基準に対称するようにV字形
溝形状に折り曲げられた第1及び第2射出面404c、
404dを有する。
【0122】第1透過部材404は初期光線が全て第1
透過部材404の入射面に入射するように所定のサイズ
を有する。
【0123】第1透過部材404は第1実施形態及び第
2実施形態と同一であるので、その説明は省略する。
【0124】二つの発散光線を二つの平行光線に屈折さ
せ入射し、入射された平行光線を四つの発散光線に屈折
させ射出する第2透過部材406を備える。
【0125】具体的には、第2透過部材406は初期光
線の進行方向に対して三角形状の断面を有し、角が第1
方向420と同一な方向へ形成され突出されている第1
及び第2入射面406a、406bと、光線の進行方向
に対して平行な四つの側面406cと、第1及び第2入
射面406a、406bに対向して形成され、光線生成
部400を透過した光線の進行方向に対して垂直する第
2方向422を基準に対称するV字形溝形状に折り曲げ
られた第3及び第4射出面406d、406eを備え
る。
【0126】第2透過部材406は、二つの発散光線が
全て入射面406a、406bに入射され、入射された
光が平行光線に屈折されながら、全て射出されるように
所定のサイズを有する。
【0127】第1方向420と第2方向422は45乃
至90°の角を有する。
【0128】第2透過部材406に入射しながら屈折さ
れた光線は、第2透過部材406で二つの平行光線に進
行する。二つの平行光線は第2透過部材406の射出面
406d、406eで屈折しながら四つの発散光線へ射
出し空気中に進行される。
【0129】具体的には、二つの平行光線を第1平行光
線と第2平行光線とすると、第1平行光線は第3及び第
4射出面406d、406eに透過され、第3及び第4
射出面406d、406eで各々所定の屈折角を有しな
がら屈折され、二つの発散光線に進行する。また、第2
平行光線も同様に第3及び第4射出面406d、406
eに透過され、第3及び第4射出面406d、406e
で各々所定の屈折角を有しながら屈折され、二つの発散
光線に各々進行する。従って、第1及び第2平行光線は
第3透過部材406を射出しながら四つの発散光線に屈
折され進行する。この時、同一な射出面に射出される第
1及び第2平行光線は同一な屈折角に屈折される。
【0130】第2透過部材406の射出面にV字形溝が
形成される基準になる第2方向422と、第2透過部材
406の入射面にV字形突出部が形成される基準になる
第1方向420となる角は、第1及び第2平行光線が各
々二つの発散光線に屈折するとき、各々の発散光線の光
束と関係がある。具体的に、第1方向420と第2方向
422となる角が90°である場合、第1及び第2平行
光線は同一な光束を有する二つの発散光線に各々屈折さ
れる。従って、第1方向420と第2方向422とから
なる角が90°になることが望ましい。
【0131】また、この露光装置は前記四つの発散光線
を四つの平行光線に屈折させる第3透過部材408を備
える。第3透過部材408は四つの発散光線を第2方向
422の直線を基準に初期光線の進行方向と同一な方向
へ平行に屈折させ四つの平行光線に進行させる。
【0132】第3透過部材408は初期光線の進行方向
に対して三角形状の断面を有し、角が第2方向422と
同一な方向へ形成され突出されている第3及び第4入射
面408a、408bと、初期光線の進行方向に対して
平行な四つの側面408cと、第3及び第4入射面40
8a、408bに対向して形成され、光線の進行方向に
垂直に形成された射出面408dを備える。
【0133】第2透過部材406を射出しながら四つの
発散光線に空気中に進行する光は、空気に比べて密な媒
質である第3透過部材408に入射する。従って、屈折
の法則により、第3透過部材408に入射する光の入射
角は屈折角より大きい。また、形状を有する第3透過部
材408に四つの発散光線を入射すると、第3透過部材
408の入射面408b、408cで突出された角方向
へ四つの発散光線が各々屈折される。
【0134】この時、第3透過部材408の入射面40
8a、408bは、四つの発散光線が各々第3透過部材
408に入射しながら各々平行光線に屈折することがで
きるように形成する。具体的に、第3透過部材408で
突出されている第3及び第4入射面408a、408b
は、発散光線の角と第3透過部材408の屈折率によ
り、初期光線の進行方向となる角を調節して形成する。
従って、第3及び第4入射面408a、408bにより
平行光線に屈折することができる入射角を有しながら、
四つの発散光線が第3透過部材408に入射し、四つの
平行光線に屈折される。
【0135】第3透過部材408は、四つの発散光線が
全て入射面408a、408bに入射され、入射された
光が平行光線に全て射出されるように所定のサイズを有
する。従って、光線生成部400で提供される初期光線
の光束と、第3透過部材408a、408bから射出さ
れる平行光線の光束は同一である。
【0136】第1透過部材404と第2透過部材406
間の相対的な位置を調節する第1調節部430と第2透
過部材406と第3透過部材408と間の相対的な位置
を調節する第2調節部432をさらに備えることができ
る。第1調節部430により、第1透過部材404と第
2透過部材406間の離隔距離を調節することにより、
第2透過部材406から射出される二つの平行光線間の
第1方向420への離隔距離を調節することができる。
また、第2調節部432により、第2透過部材406と
第3透過部材408間の離隔距離を調節することによ
り、第3透過部材408から射出される四つの平行光線
308のうちで第2方向422への離隔距離を調節する
ことができる。
【0137】第1透過部材404と第2透過部材406
間の離隔距離が増加するほど、第1透過部材404から
射出される二つの発散光線が空気中に移動する距離が増
加する。また、二つの発散光線が移動する距離が増加す
るほど第2透過部材406から射出される二つの平行光
線間の第1方向420への離隔距離が増加する。
【0138】また、第2透過部材406と第3透過部材
408間の離隔距離が増加するほど、第3透過部材40
8から射出される四つの発散光線が空気中に移動する距
離も増加する。また、四つの発散光線が移動する距離が
増加するほど第3透過部材408から射出される四つの
平行光線間の第2方向422への離隔距離も増加する。
【0139】第1透過部材404と第2透過部材406
の形状を所定の形状に限定し、第1調節部430を備え
ると、第1透過部材404と第2透過部材406が互い
に離隔されている場合には、初期光線を第1方向420
を基準に二つの発散光線に屈折させた後、二つの発散光
線を二つの平行光線に屈折させ、第1透過部材404と
第2透過部材406が互いに密着されている場合には、
初期光線をそのままに透過させることができる。
【0140】同様に、第2透過部材406と第3透過部
材408の形状を所定の形状に限定し、第2調節部43
2を備えると、第2透過部材406と第3透過部材40
8が互いに離隔されている場合には、入射する光線を第
2方向422を基準に屈折させた後、屈折された光線を
再び平行光線に屈折させ、第2透過部材406と第3透
過部材408が互いに密着されている場合には、入射す
る光線をそのままに透過させることができる。
【0141】前記のような機能のために、具体的には第
1透過部材404の第1射出面404cと第2射出面4
04dは、第2透過部材406の第1入射面406aと
第2入射面406bと各々平行しなければならない。従
って、第1透過部材404と第2透過部材406を密着
させた時、第1透過部材404と第2透過部材406間
の距離が0になって、初期光線が屈折されずに、そのま
まに第2透過部材406から射出する。
【0142】また、第1透過部材404と第2透過部材
406が離隔されており、第1透過部材404の第1射
出面404cと第2射出面404dは、第2透過部材4
06の第1入射面406aと第2入射面406bと各々
平行する場合、第2透過部材406へ入射する二つの発
散光線が平行光線に屈折されるために、第1透過部材4
04と第2透過部材406の屈折率が実質的に同一でな
ければならない。
【0143】同様に、第2透過部材406の第3射出面
406dと第4射出面406eは第3透過部材408の
第3入射面408aと第4入射面408bと各々平行し
なければならない。従って、第2透過部材406と第3
透過部材408を密着させた時、第2透過部材406と
第3透過部材408間の距離が0になって、初期光線が
屈折されずに、そのままに第3透過部材408から射出
する。
【0144】また、第2透過部材406と第3透過部材
408が離隔されており、第2透過部材406の第3射
出面406dと第4射出面406eは第3透過部材40
8の第3入射面408aと第4入射面408bと各々平
行する場合、第3透過部材408に入射する発散光線が
平行光線に屈折されるために、第2透過部材406と第
3透過部材408の屈折率が実質的に同一でなければな
らない。
【0145】第3透過部材408で射出された複数個の
平行光線へ目的物を露光させる露光部409を備える。
露光部409は平行光線が通過するコンデンサレンズ4
10と、レチクルパターン412及びレチクルパターン
412を通過しながら回折された回折光が入射される投
影レンズ414を備える。
【0146】第3透過部材408で射出され複数個の平
行光線は、コンデンサレンズ410を通過し、続いて、
レチクルパターン412にティルト角を有しながら照射
される。また、レチクルパターン412上にティルト角
に照射された光線は、レチクルパターン412を通過し
ながら回折され、投影レンズ414を通過することにな
る。投影レンズ414を通過した光は目的物上に干渉し
ながら、目的物を露光する。
【0147】従って、光線生成部400で提供される初
期光線を屈折させ、光量の損失なしに目的物を露光する
ことができるので、半導体装置の製造工程での生産性が
向上される。
【0148】〈第4実施形態〉図17は本実施形態によ
る露光装置を説明するための断面図である。
【0149】本実施形態による露光装置は初期光線を屈
折させ、二つ又は四つの平行光線に目的物を露光また
は、場合によっては初期光線を屈折させ、環状の光線に
目的物を露光することができる装置である。
【0150】図17に示すように、露光装置には均一な
光束分布を有する光線を生成する光線生成部500が備
えられる。光線生成部500は光を提供する光源501
と、光源501から提供される光線を平行光へ転換させ
るためのマイクロレンズからなったフライアイレンズ5
02からなる。フライアイレンズ502を透過した光線
は均一な光束分布を有する平行光線に進行される。
【0151】本実施形態による露光装置は、平行光線を
複数の発散光線に屈折させ、複数の発散光線を複数の平
行光線に屈折させ、又は平行光線をそのままに通過させ
る第1レンズシステム504が備えられている。
【0152】第1レンズシステム504は、光線生成部
から進行される光線(以下、初期光線)を二つの発散光
線に屈折させる第1透過部材506と、二つの発散光線
を二つの平行光線に屈折させ入射し、入射された平行光
線を四つの発散光線に屈折させ射出する第2透過部材5
08及び四つの発散光線を平行光線に屈折させる第3透
過部材510を含み、各透過部材の相対的な位置を調節
する第1及び第2調節部512、514が備えられる。
【0153】以下で、第1レンズシステム504の構成
について詳細に説明する。
【0154】光線生成部500から進行される光線(以
下、初期光線)を二つの発散光線に屈折させる第1透過
部材506が備えられる。第1透過部材506は光線生
成部500を透過した光線の進行方向に対して垂直する
第1方向530の直線を基準にして第1経路及び第2経
路を有する二つの発散光線に屈折させる。
【0155】具体的には、第1透過部材506は初期光
線の進行方向に対して垂直する入射面と、入射面に対し
て垂直し、初期光線の進行方向に対して平行な四つの側
面と、入射面に対向するように形成され、第1方向53
0を基準に対称するようにV字形溝形状に折り曲げられ
た第1及び第2射出面を有する。
【0156】第1透過部材506は初期光線が全て第1
透過部材506の入射面に入射するように所定のサイズ
を有する。
【0157】第1透過部材506は第1実施形態及び第
2実施形態と同一であるので、その説明は省略する。
【0158】また、この露光装置は二つの発散光線を二
つの平行光線に屈折させ入射し、入射された平行光線を
四つの発散光線に屈折させ射出する第2透過部材508
を備える。
【0159】具体的には、第2透過部材508は初期光
線の進行方向に対して三角形状の断面を有し、角が第1
方向530と同一な方向へ形成され突出されている第1
及び第2入射面と、光線の進行方向に対して平行な四つ
の側面と、第1及び第2入射面に対向して形成され、光
線生成部を透過した光線の進行方向に対して垂直する第
2方向532を基準に対称するV字形溝形状に折り曲げ
られた第3及び第4射出面を備える。
【0160】第2透過部材508の第1及び第2入射面
は、第1透過部材506の第1及び第2射出面と各々平
行しなければならない。従って、第1透過部材506と
第2透過部材508を密着させた時、第1透過部材50
6と第2透過部材508間の距離が0になって、初期光
線が屈折されずに、そのままに第2透過部材508から
射出する。
【0161】また、第2透過部材508は第1透過部材
506の屈折率と実質的に同一な屈折率を有する。第1
透過部材506の第1及び第2射出面と第2透過部材5
08の第1及び第2入射面が各々平行することにより、
第2透過部材508に入射する二つの発散光線が平行光
線に屈折される。
【0162】第2透過部材508は、二つの発散光線が
全て入射面に入射され、入射された光が平行光線に屈折
されながら、全て射出されるように所定のサイズを有す
る。
【0163】第1方向530と第2方向532となる角
のうちの鋭角は45乃至90°の角を有し、望ましくは
90°の角を有する。
【0164】第2透過部材508に入射しながら屈折さ
れた光線は、第2透過部材508内で二つの平行光線に
進行する。二つの平行光線は第2透過部材508の射出
面で屈折しながら、四つの発散光線に射出して空気中に
進行される。
【0165】四つの発散光線を四つの平行光線に屈折さ
せる第3透過部材510を備える。第3透過部材510
は第2方向532の直線を基準に初期光線の進行方向と
同一な方向へ平行に進行して四つの平行光線を形成させ
る。
【0166】具体的には、第3透過部材510は初期光
線の進行方向に対して、三角形状の断面を有し、角が第
2方向532と同一な方向へ形成され屈折されている第
3及び第4入射面と、初期光線の進行方向に対して平行
な四つの側面と、第3及び第4入射面に対向し形成さ
れ、光線の進行方向に垂直に形成された射出面を備え
る。
【0167】第3透過部材510の第3及び第4入射面
は、第2透過部材508の第3及び第4入射面と各々平
行しなければならない。従って、第2透過部材508と
第3透過部材510を密着させた時、第2透過部材50
8と第3透過部材510間の距離が0になって、初期光
線が屈折されずに、そのままに第3透過部材510から
射出する。
【0168】また、第3透過部材510は第2透過部材
508の屈折率と実質的に同一な屈折率を有する。第2
透過部材508の第3及び第4射出面と第3透過部材5
10の第3及び第4入射面が各々平行することにより、
第3透過部材510に入射する四つの発散光線が平行光
線に屈折される。
【0169】第3透過部材510は、四つの発散光線が
全て入射面に入射され、入射された光の平行光線が屈折
されながら、全て射出されるように所定のサイズを有す
る。
【0170】第3透過部材510を入射しながら屈折さ
れた光線は、第3透過部材510内で四つの平行光線に
進行され、四つの平行光線が第3透過部材を射出して空
気中に進行される。
【0171】第1透過部材506と第2透過部材508
間の相対的な位置を調節する第1調節部512が備えら
れる。
【0172】第1調節部512により第1透過部材50
6と第2透過部材508が互いに離隔されている場合に
は、初期光線を第1方向530を基準に二つの発散光線
に屈折させた後、二つの発散光線を二つの平行光線に屈
折させる。また、第1透過部材506と第2透過部材5
08が互いに密着されている場合には、初期光線をその
ままに透過させる。また、第1透過部材506と第2透
過部材508間の離隔距離を調節することにより、第2
透過部材508から射出される二つの平行光線間の第1
方向530への離隔距離を調節することができる。
【0173】第2透過部材508と第3透過部材510
間の相対的な位置を調節する第2調節部514が備えら
れている。
【0174】第1調節部512と同様に、第2調節部5
14により、第2透過部材508と第3透過部材510
が互いに離隔されている場合には、光線を第2方向53
2を基準により発散光線に屈折させた後、発散光線を平
行光線に屈折させる。また、第2透過部材508と第3
透過部材510が互いに密着されている場合には、光線
をそのままに透過させる。また、第2透過部材508と
第3透過部材510間の離隔距離を調節することによ
り、第3透過部材510から射出される平行光線間の第
2方向532への離隔距離を調節することができる。
【0175】従って、透過部材間の離隔距離を調節し
て、初期光線を四つの平行光線、第1方向又は第2方向
を基準に離隔される二つの平行光線に屈折させることが
できる。場合によっては、初期光線を屈折させずに、そ
のままに進行させることもできる。
【0176】第1レンズシステム504を透過した光
で、第1方向530へ離隔距離及び第2方向532への
離隔距離は、第1実施形態で説明した式により計算する
ことができる。
【0177】第1レンズシステム504を透過した平行
な光を環状の発散光線に屈折させ、環状の発散光線を環
状の平行光線に屈折させ、又は第1レンズシステム50
4を透過した平行な光をそのままに通過させるための第
2レンズシステム516を備える。
【0178】第2レンズシステム516は第1レンズシ
ステム504を透過した平行な光で、中心部の光が周辺
部の光より屈折角度を大きくするように進行させる第1
円錐形レンズ518、第1円錐形レンズ518を透過し
た光を平行な光へ転換させ、環状に収斂するための第2
円錐形レンズ520及び第1円錐形レンズ518と第2
円錐形レンズ520間の相対的な位置を調節する第3調
節部522により構成される。
【0179】具体的には、第1円錐形レンズ518は平
行に進行される光が経路の変化なしに入射されるよう
に、光の進行方向と垂直な平面に形成される入射面と、
中心部が凹形状を有する円錐形の射出面を有する。
【0180】第2円錐形レンズ520は入射面が第1円
錐形レンズ518の射出面と平行するように形成され
る。
【0181】従って、第1及び第2円錐形レンズ51
8、520を密着させると、第1円錐形レンズ518及
び第2円錐形レンズ520間の離隔距離が0になる。ま
た、第1円錐形レンズ518と第2円錐形レンズ520
が互いに離隔されている場合、第2円錐形レンズ520
は第1円錐形レンズ518により環状に屈折される光を
平行光に屈折させる。これのために、第2円錐形レンズ
520の屈折率は第1円錐形レンズ518の屈折率と実
質的に同一に形成される。
【0182】また、第2円錐形レンズ520の射出面
は、第2円錐形レンズ520内で平行に進行される光が
光経路の変化なしに透過するように、光経路と垂直する
ように平面に備えられる射出面を有する。
【0183】第2レンズシステム516を透過した複数
の平行光線又は環状の平行光線に目的物を露光させる露
光部523を備える。露光部523は平行光線が通過す
るコンデンサレンズ524と、レチクルパターン526
及びレチクルパターン526を通過しながら回折された
回折光が入射される投影レンズ528を備える。
【0184】この時、露光部に提供される光は第1レン
ズシステム及び第2レンズシステムを使用して多様な形
状を有することができる。
【0185】図18乃至図20は第1レンズシステム及
び第2レンズシステムにより露光部に提供される光の形
状を説明するための図面である。
【0186】図18に示すように、光線を環状の平行光
線へ屈折させ、目的物を露光する場合を説明する。
【0187】光線生成部から提供される初期光線が第2
レンズシステムに入射する。入射された光線は第1円錐
形レンズ518を射出しながら、中心部の光が周辺部の
光より屈折角度を大きくするように進行され、屈折され
た光は平行な光へ転換させ環状に収斂する。
【0188】これのために、第1及び第2調節部51
2、514を使用して、第1レンズシステム504の第
1乃至第3透過部材506、508、510を互いに密
着し、第3調節部522を使用して第2レンズシステム
516の第1及び第2円錐形レンズ518、520を互
いに離隔させる。
【0189】複数の平行光線へ目的物を露光する場合を
説明する。
【0190】初期光線は第1レンズシステムを透過して
複数の平行光線へ進行される。続いて、複数の平行光線
は屈折されずに、第2レンズシステムを透過しなければ
ならない。これのために、第1レンズシステムの第1及
び第2透過部材間及び第2及び第3透過部材間のうちの
少なくとも一つを互いに離隔させ、第2レンズシステム
の第1及び第2円錐形レンズを互いに密着する。
【0191】図19は四つの平行光線に目的物を露光す
る場合を示す。
【0192】第1及び第2調節部512、514を使用
して第1レンズシステム504の第1及び第2透過部材
506、508と第2及び第3透過部材508、510
を互いに離隔する。第3調節部522を使用して第2レ
ンズシステム516の第1及び第2円錐形レンズ51
8、520を互いに密着させる。従って、第1レンズシ
ステム504で四つの平行光線に屈折され、四つの平行
光線は第2レンズシステム516で屈折されなく透過し
て目的物を露光することができる。
【0193】第2レンズシステム516で射出された光
線はコンデンサレンズ524を通過し、続いて、レチク
ルパターン526にティルト角を有しながら照射され
る。また、レチクルパターン526上にティルト角に照
射された光線はレチクルパターン526を通過しながら
回折され、投影レンズ528を通過する。投影レンズ5
28を通過した光は目的物上に干渉しながら、目的物を
露光する。
【0194】従って、第1レンズシステム504及び第
2レンズシステム516により、目的物を露光させるた
めの入射光を多様に使用することができる。また、光線
生成部500で提供される初期光線を屈折させ、目的物
を露光させるための入射光に使用するので、光効率が向
上される効果がある。
【0195】図20は二つの平行光線に目的物を露光す
る場合を示す。
【0196】第1及び第2調節部512、514を使用
して第1レンズシステム504の第1及び第2透過部材
506、508を離隔させ、第2及び第3透過部材50
8、510を互いに密着させる。また、第3調節部52
2を使用して第2レンズシステム516の第1及び第2
円錐形レンズ518、520を互いに密着させる。従っ
て、第1レンズシステム504で二つの平行光線に屈折
され、二つの平行光線は第2レンズシステム516で屈
折されなく透過して目的物を露光することができる。
【0197】第2レンズシステム516で射出された光
線は、コンデンサレンズ524を通過し、レチクルパタ
ーン526上にティルト角を有しながら照射される。ま
た、レチクルパターン526上にティルト角に照射され
た光線はレチクルパターン526を通過しながら回折さ
れ、投影レンズ528を通過することになる。投影レン
ズ528を通過した光は目的物上に干渉しながら、目的
物を露光する。
【0198】第1レンズシステム504及び第2レンズ
システム516により目的物を露光させるための入射光
を多様に変形し使用することができる。また、光線生成
部500で提供される初期光線を屈折させ、目的物を露
光させるための入射光に使用するので、光効率が向上さ
れる効果がある。
【0199】本実施形態では、第1透過部材506、第
2透過部材508及び第3透過部材510を使用した
が、これらに代って第2実施形態による露光装置に備え
られた第1透過部材、第2透過部材、第3透過部材及び
第4透過部材を使用して露光装置を構成することもでき
る。
【0200】[露光方法]以下では、本発明による目的
物を露光する方法について説明する。
【0201】〈第5実施形態〉図21は本発明の第1露
光方法を説明するための工程図である。
【0202】図7に示す露光装置により、光線生成部1
00で均一な光束分布を有する光線を生成する。光源1
01で生産された光線は平行光線に転換させるためのマ
イクロレンズからなったフライアイレンズ102を透過
して均一な光束分布を有する平行光線へ進行される(段
階S10)。
【0203】続いて、光を二つの発散光線に屈折させ
る。具体的に、初期光線を初期光線の進行方向に垂直な
第1方向を基準に屈折させ、二つの発散光線に進行させ
る(段階S12)。光線生成部100から進行される光
線(以下、初期光線)は図7に示した第1透過部材10
4を通過して二つの発散光線に屈折させる。
【0204】この時、二つの発散光線の光束の合量は屈
折前の光線の光束と同一である。二つの発散光線は各々
同一な角に屈折され、又は各々相違する角に屈折され
る。
【0205】二つの発散光線は、各々の光束が同一であ
るように屈折され、各々同一な角に屈折されることが望
ましい。
【0206】続いて、二つの発散光線を二つの平行光線
に屈折させる(段階S14)。この時、二つの平行光線
は初期光線の進行方向と同一な方向へ進行する。
【0207】第1透過部材104により発散された二つ
の発散光線は、第2透過部材106により初期光線の進
行方向と同一な方向へ進行するように屈折される。
【0208】二つの平行光線間に第1方向への離隔距離
は二つの発散光線に屈折される角と、二つの発散光線が
二つの平行光線に屈折される以前まで進行する距離によ
り異なる。前記の関係は簡単な三角関数により求められ
るので、数式は省略する。
【0209】二つの平行光線に目的物を露光させる(段
階S16)。
【0210】目的物が露光される以前に、二つの平行光
線はコンデンサレンズ108を通過し、続いて、レチク
ルパターンが形成されたレチクルパターン110を通過
して回折される。
【0211】前記目的物は半導体ウェーハであり、具体
的にはウェーハ上に形成されているフォトレジスト膜で
ある。
【0212】従って、二つの平行光線はレチクルパター
ンにティルト角を有しながら照射される。また、レチク
ルパターン上にティルト角に照射された光線はレチクル
パターンを通過しながら回折され、投影レンズ112を
通過することになる。この時、ティルト角を有して入射
した光線うちで0次に回折された光及び1次に回折され
た光線は投影レンズを通過することになるが、−1次に
回折された光線は投影レンズ112の外部に向かう。
【0213】より高次に回折された光線は、他の経路を
経る。投影レンズを通過した0次に回折された光と1次
に回折された光は、目的物上に干渉しながら、目的物を
露光する。
【0214】前記の方法により、初期光線を屈折させ形
成された二つの平行光線をレチクルパターン上に照射す
ることにより、目的物を露光するとき、焦点深度および
解像度を向上させることができる。また、レチクルパタ
ーンに照射される二つの平行光線は、初期光線の光束と
殆ど同一であるので、光効率が向上され露光時間を短縮
させることができる。
【0215】〈第6実施形態〉図22は本発明の第2の
露光方法を説明するための工程図である。
【0216】第2の実施形態において説明した図11に
示す露光装置により、光線生成部200で均一な光束分
布を有する光線を生成する。光源201で生産された光
線は平行光に転換させるためのマイクロレンズからなっ
たフライアイレンズ202を透過して均一な光束分布を
有する平行光線に進行される(段階S20)。
【0217】続いて、光を四つの発散光線に屈折させる
(段階S22)。具体的に、図11に示すように、第1
透過部材204は初期光線を光線生成部200を透過し
た光線の進行方向に対して垂直する第1方向220の直
線を基準にして、第1経路及び第2経路を有する二つの
発散光線302に屈折させる。
【0218】次に、第2透過部材206は第1方向22
0の直線を基準に、初期光線300の進行方向と同一な
方向へ平行に進行して二つの平行光線304を形成させ
る。次に、第3透過部材208は光線生成部200を透
過した初期光線300の進行方向に対して垂直する第2
方向222の直線を基準にして、四つの平行光線304
に屈折させる。
【0219】この時、四つの発散光線の光束の合量は屈
折前の光線の光束と同一である。二つの発散光線に屈折
される基準になる第1方向と四つの発散光線に屈折され
る第2方向とからなる角のうち、鋭角は互いに45乃至
90°を有する。
【0220】四つの発散光線は、各々の光束が同一であ
るように屈折され、各々同一な角に屈折されることが最
も望ましい。これのためには、まず、初期光線は同一な
角に屈折され二つの発散光線に進行された後、二つの平
行光線に屈折される。この時、初期光線は各々の光束が
同一であるように屈折され、二つの発散光線に進行され
る。従って、二つの平行光線の各々の光束も同一であ
る。続いて、二つの平行光線が四つの発散光線に屈折さ
れる基準になる第2方向は第1方向と垂直になるように
する。二つの平行光線は、各々同一な角に屈折され四つ
の発散光線に進行するようにする。この時、二つの発散
光線は各々の光束が同一であるように屈折され、四つの
発散光線に進行される。
【0221】続いて、図11に示した第4透過部材21
0は四つの発散光線を四つの平行光線に屈折させる(段
階S24)。この時、四つの平行光線は初期光線の進行
方向と同一な方向に進行する。
【0222】第3透過部材208を射出しながら、四つ
の発散光線306に空気中に進行する光は、空気に比べ
て密な媒質である第4透過部材210に入射すると、第
4透過部材210の入射面210a、210bに突出さ
れている角方向へ四つの発散光線306が各々屈折され
る。
【0223】四つの平行光線で第1方向への離隔距離は
二つの発散光線に屈折される角と二つの発散光線が二つ
の平行光線に屈折される前まで進行する距離によって異
なる。また、四つの平行光線で第2方向への離隔距離は
四つの発散光線に屈折される角と四つの発散光線が四つ
の平行光線に屈折される以前まで進行する距離によって
異なる。
【0224】四つの平行光線に目的物を露光させる(段
階S26)。
【0225】目的物が露光される以前に、四つの平行光
線はコンデンサレンズ212を通過し、続いて、レチク
ルパターンが形成されているレチクル214を通過して
回折される。回折された光は投影レンズ216を通過し
て目的物を露光させる。
【0226】目的物は半導体装置ウェーハであり、具体
的にはウェーハ上に形成されているフォトレジスト膜で
ある。
【0227】前記の方法により、初期光線を屈折させ形
成された四つの平行光線をレチクルパターン上に照射す
ることにより、目的物を露光するとき、焦点深度および
解像度を向上させることができる。また、レチクルパタ
ーンに照射される四つの平行光線の光束の合量は、初期
光線の光束と殆ど同一であるので、光効率が向上され露
光時間を短縮させることができる。
【0228】本実施形態では、第2実施形態に開示され
た装置を使用して露光方法を説明したが、第3実施形態
に開示された装置を使用して実施することもできる。
【0229】以上、本発明の実施形態によって詳細に説
明したが、本発明はこれに限定されず、本発明が属する
技術分野において通常の知識を有するものであれば本発
明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正または
変更できるであろう。
【0230】
【発明の効果】本発明によると、初期光線を屈折させて
光束の損失なしに、多様な形態のティルト光を形成し、
ティルト光をレチクルパターン上に照射することができ
る。従って、焦点深度および解像度を向上させることが
でき、光効率が向上され生産性が増加される効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の露光装置で照明系の構造を示す図であ
る。
【図2】 従来の露光装置照明系に装着することができ
るアパーチャーの形状を示す図である。
【図3】 従来の露光装置照明系に装着することができ
るアパーチャーの形状を示す図である。
【図4】 従来の露光装置照明系に装着することができ
るアパーチャーの形状を示す図である。
【図5】 従来のティルト照明による露光方法を示す概
略図である。
【図6】 ティルト照明による露光方法を示す概略図で
ある。
【図7】 本発明の第1実施形態による露光装置を説明
するための断面図である。
【図8】 図7に示した第1透過部材及び第2透過部材
の斜視図である。
【図9】 屈折率が相違する媒質での光の屈折に対する
法則を説明するための図である。
【図10】 図7に示した第1透過部材及び第2透過部
材と平行光線の離隔距離の関係を説明するための図であ
る。
【図11】 本発明の第2実施形態による露光装置を説
明するための断面図である。
【図12】 図11に示した第1透過部材及び第4透過
部材の斜視図である。
【図13】 図11に示した各透過部材を透過した光を
示す図である。
【図14】 図11に示した第4透過部材を透過した光
が照射される形状を示す図である。
【図15】 本発明の第3実施形態による露光装置を説
明するための断面図である。
【図16】 図15に示した第1透過部材乃至第3透過
部材を示す斜視図である。
【図17】 本発明の第4実施形態による露光装置を説
明するための断面図である。
【図18】 第1レンズシステム及び第2レンズシステ
ムにより露光部に提供される光の形状を説明するための
図である。
【図19】 第1レンズシステム及び第2レンズシステ
ムにより露光部に提供される光の形状を説明するための
図である。
【図20】 第1レンズシステム及び第2レンズシステ
ムにより露光部に提供される光の形状を説明するための
図である。
【図21】 本発明の第1方法の実施形態(第5実施形
態)を説明するための工程図である。
【図22】 本発明の第1方法の実施形態(第6実施形
態)を説明するための工程図である。
【符号の説明】
100 光線生成部 104、204 第1透過部材 106、206 第2透過部材 108 コンデンサレンズ 110 レチクルパターン 112 投影レンズ 300 初期光線 304 平行光線 500 光線生成部

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】均一な光束分布を有する光線を生成する段
    階と、 前記光を複数の発散光線に屈折させる段階と、 前記複数の発散光線を複数の平行光線に屈折させる段階
    と、 前記複数の平行光線に目的物を露光する段階と、を含む
    ことを特徴とする目的物の露光方法。
  2. 【請求項2】前記複数の発散光線の光束の合量は屈折前
    の光線の光束と同一であることを特徴とする請求項1に
    記載の露光方法。
  3. 【請求項3】前記複数の発散光線は同一な角に屈折され
    ることを特徴とする請求項1に記載の露光方法。
  4. 【請求項4】前記複数の発散光線は相違する角に屈折さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の露光方法。
  5. 【請求項5】前記光線は二つの発散光線に屈折させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の露光方法。
  6. 【請求項6】前記光線は四つの発散光線に屈折させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の露光方法。
  7. 【請求項7】前記光線を四つの発散光線に屈折させる方
    法は、 前記光線を二つの発散光線に屈折させる段階と、 前記二つの発散光線を二つの平行な光線に屈折させる段
    階と、 前記二つの平行な光線を四つの発散光線に屈折させる段
    階により実施することを特徴とする請求項6に記載の露
    光方法。
  8. 【請求項8】前記光線を二つの発散光線に屈折させる方
    向と前記二つの平行な光線を四つの発散光線に屈折させ
    る方向は一定の角度からなることを特徴とする請求項7
    に記載の露光方法。
  9. 【請求項9】前記角度は45ないし90度であることを
    特徴とする請求項8に記載の露光方法。
  10. 【請求項10】前記目的物が露光される前に、前記複数
    の平行な光線はパターンを通過して回折されることを特
    徴とする請求項1に記載の露光方法。
  11. 【請求項11】前記パターンはレチクルパターンである
    ことを特徴とする請求項10に記載の露光方法。
  12. 【請求項12】前記目的物は半導体ウェーハであること
    を特徴とする請求項1に記載の露光方法。
  13. 【請求項13】前記目的物は半導体ウェーハ上のフォト
    レジスト膜であることを特徴とする請求項1に記載の露
    光方法。
  14. 【請求項14】均一な光束分布を有する光線を生成する
    手段と、 前記光を複数の発散光線に屈折させる第1屈折手段と、 前記複数の発散光線を複数の平行光線に屈折させる第2
    屈折手段と、 前記複数の平行光線に目的物を露光させる手段と、を含
    むことを特徴とする目的物の露光装置。
  15. 【請求項15】前記光線は二つの発散光線に屈折させる
    ことを特徴とする請求項14に記載の露光装置。
  16. 【請求項16】前記第1屈折手段は、前記光線の進行方
    向に対して垂直である第1方向の直線を基準にし、前記
    二つの発散光線に屈折させるための第1透過部材である
    ことを特徴とする請求項15に記載の露光装置。
  17. 【請求項17】前記第1透過部材は前記光線の進行方向
    に対して垂直である入射面と、前記入射面に対して垂直
    であり、前記光線の進行方向に対して平行な4個の側面
    と、前記入射面に対向して形成され、前記第1方向を基
    準にして対称にV字形溝形状に折り曲げられた2個の射
    出面を備えることを特徴とする請求項16に記載の露光
    装置。
  18. 【請求項18】前記第2屈折手段は前記光線の進行方向
    に対して垂直である第1方向の直線を基準に前記光線の
    進行方向と同一な方向へ平行に進行するように、前記二
    つの発散光線を二つの平行光線に屈折させるための第2
    透過部材であることを特徴とする請求項15に記載の露
    光装置。
  19. 【請求項19】前記第2透過部材は、前記光線の進行方
    向に対して三角形状の断面を有し、角が前記第1方向と
    同一に形成され突出されている二つの入射面と、 前記光線の進行方向に対して平行な4個の側面と、前記
    二つの入射面に対向して形成され、前記光線の進行方向
    に垂直に形成された射出面と、を備えることを特徴とす
    る請求項18に記載の露光装置。
  20. 【請求項20】前記第1屈折手段は前記光線の進行方向
    に対して垂直である第1方向及び第2方向の直線を基準
    に四つの発散光線に屈折させることを特徴とする請求項
    14に記載の露光装置。
  21. 【請求項21】前記第1屈折手段は、 前記光線を二つの発散光線に屈折させる第1透過部材
    と、 前記二つの発散光線を二つの平行な光線に屈折させる第
    2透過部材と、 前記二つの平行な光線を四つの発散光線に屈折させる第
    3透過部材からなることを特徴とする請求項20に記載
    の露光装置。
  22. 【請求項22】前記第1透過部材は、前記光線の進行方
    向に対して垂直である第1入射面と、前記第1入射面に
    対して垂直であり、前記光線の進行方向に対して平行な
    4個の第1側面と、前記入射面に対向して形成され、前
    記第1方向を基準にして対称にV字形溝形状に折り曲げ
    られた2個の第1射出面を備え、 前記第2透過部材は前記光線の進行方向に対して三角形
    状の断面を有し、角が前記第1方向と同一に形成され突
    出されている二つの第2入射面と、 前記光線の進行方向に対して平行な4個の側面と、前記
    二つの入射面に対向して形成され、前記光線の進行方向
    に垂直に形成された第2射出面を備え、 前記第3透過部材は前記光線の進行方向に対して垂直で
    ある第3入射面と、前記第3入射面に対して垂直であ
    り、前記光線の進行方向に対して平行な4個の第3側面
    と、前記第3入射面に対向して形成され、前記第2方向
    を基準にして対称にV字形溝形状に折り曲げられた2個
    の第3射出面を備えることを特徴とする請求項21に記
    載の露光装置。
  23. 【請求項23】前記第1屈折手段は、 前記光線を二つの発散光線に屈折させる第1透過部材
    と、 前記二つの発散光線を二つの平行な光線に屈折させ、前
    記二つの平行な光線を四つの発散光線に屈折させる第2
    透過部材からなることを特徴とする請求項20に記載の
    露光装置。
  24. 【請求項24】前記第1透過部材は、前記光線の進行方
    向に対して垂直である第1入射面と、前記第1入射面に
    対して垂直であり、前記光線の進行方向に対して平行な
    4個の第1側面と、前記入射面に対向して形成され、前
    記第1方向を基準にして対称にV字形溝形状に折り曲げ
    られた2個の第1射出面を備え、 前記第2透過部材は前記光線の進行方向に対して三角形
    状の断面を有し、角が前記第1方向と同一に形成され突
    出されている二つの第2入射面と、 前記光線の進行方向に対して平行な4個の側面と、前記
    第2入射面に対向して形成され、前記第2方向を基準に
    して対称にV字形溝形状に折り曲げられた2個の第2射
    出面を備えることを特徴とする請求項23に記載の露光
    装置。
  25. 【請求項25】前記第1屈折手段と第2屈折手段が離隔
    されている場合には、前記光を複数の発散光線に屈折さ
    せた後、前記複数の発散光線を複数の平行光線に屈折さ
    せ、 前記第1屈折手段と第2屈折手段が密着されている場合
    には前記第1屈折手段及び第2屈折手段は前記光線をそ
    のままに透過させるように、 前記第1屈折手段と前記第2屈折手段間の相対的な位置
    を調節するための調節手段をさらに含むことを特徴とす
    る請求項14に記載の露光装置。
  26. 【請求項26】前記光線は二つの発散光線に屈折し、前
    記第1屈折手段は前記光線の進行方向に対して垂直であ
    る第1方向の直線を基準にし、前記二つの発散光線に屈
    折させるための第1透過部材であり、 前記第2屈折手段は前記光線の進行方向に対して垂直で
    ある第1方向の直線を基準に、前記光線の進行方向と同
    一な方向へ平行に進行するように、前記二つの発散光線
    を二つの平行光線に屈折させるための第2透過部材であ
    ることを特徴とする請求項25に記載の露光装置。
  27. 【請求項27】前記複数の平行光線を複数の2次発散光
    線に屈折させる第3屈折手段と、 前記複数の2次発散光線を複数の2次平行光線に屈折さ
    せる第4屈折手段をさらに含むことを特徴とする請求項
    25に記載の露光装置。
  28. 【請求項28】前記第3屈折手段と第4屈折手段が離隔
    されている場合には、前記第2屈折手段を通過した光を
    複数の2次発散光線に屈折させた後、前記複数の2次発
    散光線を複数の2次平行光線に屈折させ、 前記第3屈折手段と第4屈折手段が密着されている場合
    には、前記光をそのまま透過させるように、前記第3屈
    折手段と第4屈折手段間の相対的な位置を調節するため
    の第2調節手段をさらに含むことを特徴とする請求項2
    7に記載の露光装置。
  29. 【請求項29】前記第1屈折手段は、 前記光線を二つの発散光線に屈折する第1透過部材及び
    前記二つの発散光線を二つの平行な光線に屈折し、前記
    二つの平行な光線を四つの発散光線に屈折させる第2透
    過部材からなり、 前記第2屈折手段は、前記第2透過部材を透過した四つ
    の発散光線を四つの平行な光線に屈折させるための第3
    透過部材を備えることを特徴とする請求項14に記載の
    露光装置。
  30. 【請求項30】前記第1透過部材と第2透過部材が離隔
    されている場合には、前記第1透過部材を通過した光を
    複数の1次発散光線に屈折させた後、前記複数の1次発
    散光線を平行光線に屈折させ、 前記第1透過部材と第2透過部材が密着されている場合
    には、前記光をそのまま透過させるように、前記第1透
    過部材と第2透過部材間の相対的な位置を調節するため
    の第1調節手段をさらに含むことを特徴とする請求項2
    9に記載の露光装置。
  31. 【請求項31】前記第2透過部材と第3透過部材が離隔
    されている場合には、前記第2透過部材を通過した光を
    複数の2次発散光線に屈折させ、前記複数の2次発散光
    線を複数の平行光線に屈折させ、 前記第2透過部材と第3透過部材が密着されている場合
    には、前記光をそのまま透過させるように、前記第2透
    過部材と前記第3透過部材間の相対的な位置を調節する
    ための第2調節手段をさらに含むことを特徴とする請求
    項29に記載の露光装置。
  32. 【請求項32】前記露光装置は前記光線を、前記光線の
    中心を基準に環状光線に発散するように屈折するための
    第3屈折手段と、 前記環状に屈折された光を環状の平行光線に転換するた
    めの第4屈折手段をさらに備えることを特徴とする請求
    項14に記載の露光装置。
  33. 【請求項33】前記第3屈折手段と第4屈折手段が離隔
    されている場合には、前記第3屈折手段が入射された光
    線を前記環状光線に屈折させた後、前記環状光線を環状
    の平行光線に屈折させ、 前記第3屈折手段と第4屈折手段が密着されている場合
    には、前記第3屈折手段及び第4屈折手段は前記第3屈
    折手段に入射した光線がそのまま透過させるように、前
    記第3屈折手段と前記第4屈折手段間の相対的な位置を
    調節するための第2調節手段をさらに含むことを特徴と
    する請求項32に記載の露光装置。
  34. 【請求項34】均一な光束分布を有する光線を生成する
    手段と、 前記入射された第1光線を複数の発散光線に屈折させ、
    前記複数の発散光線を複数の平行光線に屈折させ、又は
    前記入射された第1光線をそのままに透過させるための
    第1レンズシステムと、 入射された第2光線を環状の発散光線に屈折させ、前記
    環状の発散光線を環状の平行光線に屈折させ、又は入射
    された前記第2光線をそのままに通過させるための第2
    レンズシステムと、 前記複数の平行光線又は前記環状の平行光線に目的物を
    露光させる手段とを含むことを特徴とする目的物の露光
    装置。
  35. 【請求項35】前記第1レンズシステムは、 前記光線を二つの発散光線に屈折する第1透過部材と、 前記二つの発散光線を二つの平行な光線に屈折する第2
    透過部材と、 前記第1透過部材と前記第2透過部材が離隔されている
    場合には、前記光を二つの発散光線に屈折させた後、前
    記複数の発散光線を複数の平行光線に屈折させ、 前記第1透過部材と第2透過部材が密着されている場合
    には、前記第1透過部材及び第2透過部材は前記光線を
    そのまま透過させるように、前記第1透過部材と前記第
    2透過部材間の相対的な位置を調節するための調節手段
    を含むことを特徴とする請求項34に記載の目的物の露
    光装置。
  36. 【請求項36】前記第2レンズシステムは、 前記光線を、前記光線の中心を基準に環状の光線に発散
    するように屈折するための第3透過部材と、 前記環状に屈折された光を環状の平行光線に転換するた
    めの第4透過部材と、 前記第3透過部材と第4透過部材が離隔されている場合
    には、前記第3透過部材に入射された光線を前記環状の
    光線に屈折させた後、前記環状光線を環状の平行光線に
    屈折させ、 前記第3透過部材と第4透過部材が密着されている場合
    には、前記第3透過部材及び第4透過部材は前記第2レ
    ンズシステムに入射した光線がそのまま透過されるよう
    に、 前記第3透過部材と第4透過部材間の相対的な位置を調
    節するための第2調節手段を備えることを特徴とする請
    求項34に記載の露光装置。
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