JP2003151416A - 温度ヒューズ - Google Patents
温度ヒューズInfo
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Abstract
ことを目的とする。 【解決手段】 一対の金属端子11と、この一対の金属
端子11の各先端部12を備えた絶縁フィルム13と、
この絶縁フィルム13に設けられ一対の金属端子11の
各先端部12間に接続された可溶合金14とを有し、溶
融した可溶合金14が流れ込むことができる欠落部15
を金属端子11に設けた。
Description
の破損を防止するために使用される温度ヒューズに関す
るものである。
図、図5(b)は同要部である金属端子の上面図、図5
(c)は同溶断後の断面図である。
端子1の先端部2間に接続され第1の絶縁フィルム3上
面に設けられた可溶合金4を有し、この可溶合金4を覆
うように、第1の絶縁フィルム3と第2の絶縁フィルム
5とが固着されている。なお、可溶合金4にはフラック
ス6が塗布されている。
融したとき、この可溶合金4は分断されて、一対の金属
端子1の両先端部2、すなわち可溶合金4と金属端子1
との接続部に移動して、温度ヒューズへの通電が遮断さ
れる。
や端面の面積は同じである。なお、一対の金属端子1の
側部には金属端子1の引っ張り強度を向上させるために
切欠部7が設けられている。
た従来の温度ヒューズは、可溶合金4が溶融温度に達し
て分断されたとき、図5(c)に示すように、一対の金
属端子1の先端部2の両方に移動した可溶合金4が金属
端子1の先端部2より内側、すなわち対向するもう1つ
の金属端子1側にはみ出したはみ出し部8が生じること
がある。このはみ出し部8によって分断された可溶合金
4同士の距離が接近するため、溶断後の温度ヒューズの
絶縁性が低下することを防止するためには、一対の金属
端子1の先端部2間の距離をある程度保持する必要があ
り、温度ヒューズの小形化が困難であるという課題を有
していた。
で、小形化が容易な温度ヒューズを提供することを目的
とする。
に、本発明は以下の構成を有する。
溶融した可溶合金が流れ込むことができる欠落部を金属
端子に設けたという構成を有しており、これにより、溶
融温度に達して分断された可溶合金が欠落部内に移動で
きるため、可溶合金が金属端子の先端部より内側にはみ
出すことを抑えることができ、これにより、一対の金属
端子の先端部間の距離を近づけることができるため、温
度ヒューズを容易に小形化できるという作用効果が得ら
れる。
欠落部が、金属端子の可溶合金との接続部に設けられた
という構成を有しており、これにより、溶融温度に達し
て分断された可溶合金が、金属端子と可溶合金との接続
部に設けられた欠落部内に移動できるため、可溶合金が
金属端子の先端部の内側よりはみ出すことを抑えること
ができ、これにより、一対の金属端子の先端部間の距離
を近づけることができるため、温度ヒューズを容易に小
形化できるという作用効果が得られる。
溶融した可溶合金が流れ込むことができる欠落部を金属
端子に設けたという構成を有しており、これにより、溶
融温度に達して分断された可溶合金が欠落部内に移動で
きるため、可溶合金が金属端子の先端部より内側にはみ
出すことを抑えることができ、これにより、一対の金属
端子の表出部間の距離を近づけることができるため、温
度ヒューズを容易に小形化できるという作用効果が得ら
れる。
態1を用いて、本発明の特に請求項1,2に記載の発明
について説明する。
る温度ヒューズの一部切欠上面図、図1(b)は同断面
図、図1(c)は同要部である金属端子の上面図であ
る。
端子11と、この一対の金属端子11の各先端部12を
備えた絶縁フィルム13と、この絶縁フィルム13に設
けられ一対の金属端子11の各先端部12間に接続され
た可溶合金14とを有し、溶融した可溶合金14が流れ
込むことができる欠落部15が、金属端子11の可溶合
金14との接続部16に設けられている。
銅、ニッケルなどの導電性の良い板状の金属からなり、
その表面に、はんだめっき、錫めっき、銅めっきなどが
施されている。なお、この金属端子11は平板状でな
く、線状であっても構わない。さらに、一対の金属端子
11の側部には金属端子11の引っ張り強度を向上させ
るために切欠部17が設けられている。
縁フィルム13の上面において互いに対向するように設
けられ、金属端子11と可溶合金14との接続部16を
有し、この接続部16に欠落部15が設けられている。
また、少なくともこの接続部16には可溶合金14に対
して濡れ性のよい金属、例えばはんだ、銅などのめっき
が施され、溶融した可溶合金14が速やかに分断される
ようになっている。
レンテレフタレート(以下「PET」とする。)などの
樹脂からなり、その上面に一対の金属端子11の各先端
部12、可溶合金14を備えている。
先端部12とそれぞれ電気的に接続されるように一対の
金属端子11の各先端部12間に橋設され、錫、鉛、ビ
スマス、インジウム、カドミウムなどのうち2つ以上の
金属からなる合金からなる。また、この可溶合金14の
周囲にはロジンを主成分とするフラックス18が塗布さ
れている。
絶縁フィルム19が絶縁フィルム13の上面と固着され
ている。なお、この他の絶縁フィルム19は平板状で、
PETなどの樹脂からなる。
合金14との接続部16において、金属端子11の幅方
向に対して一対の金属端子11の端部の中央部に設けら
れ円形状、方形状などの形状となっている。このとき、
欠落部15を跨ぐように可溶合金14が設けられてい
る。すなわち、可溶合金14とその下にある金属端子1
1との間に空間がある。そして、この空間に溶融した可
溶合金14が流れ込むことができる。
部12のうち片側に設けてもよく、また欠落部15は接
続部16の近傍に設けてもよい。
属端子11の他の金属端子11と対向する端面に設けて
もよい。このとき、欠落部15を金属端子11の上面に
開口するようにすれば、溶融した可溶合金14が欠落部
15に流れ込みやすくなる。
金属端子11の端面に設ければ、可溶合金14と金属端
子11との接続面積が大きくでき、可溶合金14と金属
端子11との接続強度を大きくすることができる。な
お、このとき、溶融した可溶合金14が欠落部15に流
れ込むことが出来るようにする必要がある。
に、欠落部15が金属端子11の上面に設けられた凹部
20でもよい。このとき凹部20は貫通してもよい。
ヒューズは、溶融した可溶合金14が流れ込むことがで
きる欠落部15を金属端子11に設けたため、溶融温度
に達して分断された可溶合金14が欠落部15内に移動
でき、これにより、可溶合金14が金属端子11の先端
部12より内側、すなわち対向するもう1つの金属端子
11側にはみ出すことを抑えることができる。この結
果、一対の金属端子11の先端部12間の距離を近づけ
ることができるため、温度ヒューズを容易に小形化でき
るという効果が得られる。
態2を用いて、本発明の特に請求項3に記載の発明につ
いて説明する。
る温度ヒューズの断面図、図4(b)は同要部である金
属端子の上面図である。
の構成を有するものについては、同一符号を付してその
説明を省略する。
ズと相違する点は、一対の金属端子11を絶縁フィルム
13の下面に設け、一対の金属端子11のそれぞれの先
端部12に絶縁フィルム13の下面より上面に表出する
表出部21を設け、さらに欠落部15を表出部21に設
けた点である。
ヒューズは、溶融した可溶合金14が流れ込むことがで
きる欠落部15を表出部21に設けたため、溶融温度に
達して分断された可溶合金14が欠落部15内に移動で
き、これにより、可溶合金14が金属端子11の先端部
より内側にはみ出すことを抑えることができる。この結
果、一対の金属端子11の先端部間の距離を近づけるこ
とができるため、温度ヒューズを容易に小形化できると
いう効果が得られる。
先端部12の一部であるため、金属端子11と可溶合金
14とが接触する面積が小さく、分断された可溶合金1
4が表出部21の先端より内側にはみ出す量も多くなる
ため、このような欠落部15を設ける構造にすること
は、本実施の形態における温度ヒューズのような表出部
21を有する構成のものについては、温度ヒューズの小
形化という点では非常に大きな効果がある。
可溶合金が流れ込むことができる欠落部を金属端子に設
けたため、溶融温度に達して分断された可溶合金が欠落
部内に移動でき、これにより、可溶合金が金属端子の先
端部より内側にはみ出すことを抑えることができる。こ
の結果、一対の金属端子の先端部間の距離を近づけるこ
とができるため、温度ヒューズを容易に小形化できると
いう効果を奏するものである。
部切欠上面図 (b)同断面図 (c)同要部である金属端子の上面図
ーズの断面図 (b)同要部である金属端子の上面図
Claims (3)
- 【請求項1】 一対の金属端子と、この一対の金属端子
の各先端部を備えた絶縁フィルムと、この絶縁フィルム
に設けられ前記一対の金属端子の各先端部間に接続され
た可溶合金とを有し、溶融した前記可溶合金が流れ込む
ことができる欠落部を前記金属端子に設けた温度ヒュー
ズ。 - 【請求項2】 欠落部が、金属端子の可溶合金との接続
部に設けられた請求項1記載の温度ヒューズ。 - 【請求項3】 一対の金属端子と、この一対の金属端子
の上面に設けられ前記一対の金属端子の各先端部がその
下面から上面に表出した表出部を備えた絶縁フィルム
と、この絶縁フィルムに設けられ前記一対の金属端子の
表出部間に接続された可溶合金とを有し、溶融した前記
可溶合金が流れ込むことができる欠落部を前記表出部に
設けた温度ヒューズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001349892A JP2003151416A (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | 温度ヒューズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001349892A JP2003151416A (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | 温度ヒューズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003151416A true JP2003151416A (ja) | 2003-05-23 |
Family
ID=19162496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001349892A Pending JP2003151416A (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | 温度ヒューズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003151416A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180136207A (ko) * | 2017-06-14 | 2018-12-24 | 이율우 | 시트형 퓨즈 성형체의 제조방법과, 이를 통해 제조된 퓨즈 성형체를 구비한 시트형 온도퓨즈 |
-
2001
- 2001-11-15 JP JP2001349892A patent/JP2003151416A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180136207A (ko) * | 2017-06-14 | 2018-12-24 | 이율우 | 시트형 퓨즈 성형체의 제조방법과, 이를 통해 제조된 퓨즈 성형체를 구비한 시트형 온도퓨즈 |
KR101954888B1 (ko) * | 2017-06-14 | 2019-05-17 | 이율우 | 시트형 퓨즈 성형체의 제조방법과, 이를 통해 제조된 퓨즈 성형체를 구비한 시트형 온도퓨즈 |
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