JP2003151414A - 故障予知機能付スイッチ - Google Patents
故障予知機能付スイッチInfo
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- JP2003151414A JP2003151414A JP2001344313A JP2001344313A JP2003151414A JP 2003151414 A JP2003151414 A JP 2003151414A JP 2001344313 A JP2001344313 A JP 2001344313A JP 2001344313 A JP2001344313 A JP 2001344313A JP 2003151414 A JP2003151414 A JP 2003151414A
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- light receiving
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- Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
- Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 信頼性を高めるとともに、低コストで内蔵ス
イッチの故障予知を行えるようにする。 【解決手段】 発光素子9aと二つの受光素子91b,
92bからなる光センサ9の出力に基づいて、スイッチ
出力を与える無接点のスイッチとしているので、メカ式
の有接点スイッチのような接点の溶着や塵埃の侵入によ
る接触不良などの不具合を招くことがなく、信頼性が向
上する。しかも、他方の受光素子91b側の光路にフィ
ルタ20を設けて一方の受光素子92b側よりも感度を
低くしているので、他方の受光素子91b側のみ受光出
力が得られなくなったときには、該他方の受光素子91
b側は、正常に動作していないとして、故障予知出力を
与えることができる。
イッチの故障予知を行えるようにする。 【解決手段】 発光素子9aと二つの受光素子91b,
92bからなる光センサ9の出力に基づいて、スイッチ
出力を与える無接点のスイッチとしているので、メカ式
の有接点スイッチのような接点の溶着や塵埃の侵入によ
る接触不良などの不具合を招くことがなく、信頼性が向
上する。しかも、他方の受光素子91b側の光路にフィ
ルタ20を設けて一方の受光素子92b側よりも感度を
低くしているので、他方の受光素子91b側のみ受光出
力が得られなくなったときには、該他方の受光素子91
b側は、正常に動作していないとして、故障予知出力を
与えることができる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内蔵スイッチの故
障の予知を行える故障予知機能付スイッチに関する。
障の予知を行える故障予知機能付スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケースに、スナップアクション動
作するマイクロスイッチを内蔵したリミットスイッチが
ある。
作するマイクロスイッチを内蔵したリミットスイッチが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなリミットス
イッチでは、マイクロスイッチの接点の溶着や摩耗ある
いは塵埃等の侵入による接触不良を生じて誤動作する場
合があるが、かかる不具合は、いわゆるメカ式の有接点
スイッチにおいては、不可避の課題となっている。
イッチでは、マイクロスイッチの接点の溶着や摩耗ある
いは塵埃等の侵入による接触不良を生じて誤動作する場
合があるが、かかる不具合は、いわゆるメカ式の有接点
スイッチにおいては、不可避の課題となっている。
【0004】また、近年、メンテナンスの予防保全のた
めに、故障予知、寿命予測の要求が高まっているが、上
述のように接点の溶着や接触不良等の故障を予知するの
は、技術的に難しく、特に低コストで実現するのは困難
であった。
めに、故障予知、寿命予測の要求が高まっているが、上
述のように接点の溶着や接触不良等の故障を予知するの
は、技術的に難しく、特に低コストで実現するのは困難
であった。
【0005】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、信頼性を高めるとともに、低コストで
内蔵スイッチの故障予知を行えるようにすることを目的
とする。
たものであって、信頼性を高めるとともに、低コストで
内蔵スイッチの故障予知を行えるようにすることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次のように構成している。
達成するために、次のように構成している。
【0007】すなわち、本発明の故障予知機能付スイッ
チは、外力によって操作位置と復帰位置との間を変位す
るスイッチング用のプランジャを備えるスイッチであっ
て、発光素子および該発光素子からの光を受光可能な二
つの受光素子を有する光センサと、前記プランジャに連
動して前記光センサの前記発光素子と少なくとも一方の
受光素子との間を変位可能であって、前記発光素子から
少なくとも一方の受光素子への光を通過させる入光状態
または遮断する遮光状態にする作動部材と、前記少なく
とも一方の受光素子の出力に基づいて、スイッチ出力を
与えるとともに、少なくとも他方の受光素子の出力に基
づいて、故障予知出力を与える出力手段とを備え、前記
作動部材は、前記プランジャが前記操作位置にあるとき
と前記復帰位置にあるときとで、入光状態と遮光状態と
を逆転させるものであり、前記他方の受光素子側の感度
を、前記一方の受光素子側の感度よりも低くしている。
チは、外力によって操作位置と復帰位置との間を変位す
るスイッチング用のプランジャを備えるスイッチであっ
て、発光素子および該発光素子からの光を受光可能な二
つの受光素子を有する光センサと、前記プランジャに連
動して前記光センサの前記発光素子と少なくとも一方の
受光素子との間を変位可能であって、前記発光素子から
少なくとも一方の受光素子への光を通過させる入光状態
または遮断する遮光状態にする作動部材と、前記少なく
とも一方の受光素子の出力に基づいて、スイッチ出力を
与えるとともに、少なくとも他方の受光素子の出力に基
づいて、故障予知出力を与える出力手段とを備え、前記
作動部材は、前記プランジャが前記操作位置にあるとき
と前記復帰位置にあるときとで、入光状態と遮光状態と
を逆転させるものであり、前記他方の受光素子側の感度
を、前記一方の受光素子側の感度よりも低くしている。
【0008】本発明によると、光センサの少なくとも一
方の受光素子の出力に基づいて、スイッチ出力を与える
無接点のスイッチとしているので、メカ式の有接点スイ
ッチのような接点の溶着や塵埃の侵入による接触不良な
どの不具合を招くことがなく、信頼性が向上する。
方の受光素子の出力に基づいて、スイッチ出力を与える
無接点のスイッチとしているので、メカ式の有接点スイ
ッチのような接点の溶着や塵埃の侵入による接触不良な
どの不具合を招くことがなく、信頼性が向上する。
【0009】しかも、他方の受光素子側の感度を、前記
一方の受光素子側の感度よりも低くしているので、例え
ば、寿命によって発光素子の発光光量が減衰すると、感
度の低い他方の受光素子側で一方の受光素子側よりも先
に受光出力が得られなくなることになる。
一方の受光素子側の感度よりも低くしているので、例え
ば、寿命によって発光素子の発光光量が減衰すると、感
度の低い他方の受光素子側で一方の受光素子側よりも先
に受光出力が得られなくなることになる。
【0010】したがって、感度の低い他方の受光素子側
で受光出力が得られなくなっときには、一方の受光素子
によって正常な動作を継続しつつ、このまま使用を継続
していると、前記一方の受光素子側も発光光量の減衰に
よって正常に動作しなくなって故障することになるとし
て、故障予知出力を与えるものであり、これによって、
スイッチが故障する前にそれを知ってメンテナンスを行
うことができる。
で受光出力が得られなくなっときには、一方の受光素子
によって正常な動作を継続しつつ、このまま使用を継続
していると、前記一方の受光素子側も発光光量の減衰に
よって正常に動作しなくなって故障することになるとし
て、故障予知出力を与えるものであり、これによって、
スイッチが故障する前にそれを知ってメンテナンスを行
うことができる。
【0011】本発明の一実施態様においては、前記発光
素子から前記他方の受光素子に入光する光量を、前記発
光素子から前記一方の受光素子に入光する光量よりも少
なくすることにより、前記他方の受光素子側の感度を、
前記一方の受光素子側の感度よりも低くしている。
素子から前記他方の受光素子に入光する光量を、前記発
光素子から前記一方の受光素子に入光する光量よりも少
なくすることにより、前記他方の受光素子側の感度を、
前記一方の受光素子側の感度よりも低くしている。
【0012】本発明によると、発光素子から他方の受光
素子に入光する光量を、一方の受光素子に入光する光量
よりも少なくしているので、寿命によって発光素子の発
光光量が減衰したときには、他方の受光素子側が一方の
受光素子側よりも先に受光できなくなって故障予知出力
を与えることができるようにしている。
素子に入光する光量を、一方の受光素子に入光する光量
よりも少なくしているので、寿命によって発光素子の発
光光量が減衰したときには、他方の受光素子側が一方の
受光素子側よりも先に受光できなくなって故障予知出力
を与えることができるようにしている。
【0013】本発明の好ましい実施態様においては、前
記出力手段を構成する回路の回路定数を、前記他方の受
光素子の出力が与えられる側と前記一方の受光素子の出
力が与えられる側とで異ならせることにより、前記他方
の受光素子側の感度を、前記一方の受光素子側の感度よ
りも低くしている。
記出力手段を構成する回路の回路定数を、前記他方の受
光素子の出力が与えられる側と前記一方の受光素子の出
力が与えられる側とで異ならせることにより、前記他方
の受光素子側の感度を、前記一方の受光素子側の感度よ
りも低くしている。
【0014】ここで、回路定数としては、例えば、各受
光素子の受光出力によってそれぞれ導通する負荷抵抗の
抵抗値や受光出力を増幅する増幅素子の増幅率などがあ
る。
光素子の受光出力によってそれぞれ導通する負荷抵抗の
抵抗値や受光出力を増幅する増幅素子の増幅率などがあ
る。
【0015】本発明によると、抵抗値や増幅率などの回
路定数を、他方の受光素子の出力が与えられる側と一方
の受光素子の出力が与えられる側とで異ならせているの
で、寿命によって発光素子の発光光量が減衰したときに
は、他方の受光素子の出力が、一方の受光素子の出力よ
りも、先に閾値レベルに達しなくなるようにして故障予
知出力を与えることができる。
路定数を、他方の受光素子の出力が与えられる側と一方
の受光素子の出力が与えられる側とで異ならせているの
で、寿命によって発光素子の発光光量が減衰したときに
は、他方の受光素子の出力が、一方の受光素子の出力よ
りも、先に閾値レベルに達しなくなるようにして故障予
知出力を与えることができる。
【0016】本発明の他の実施態様においては、前記光
センサは、一つの発光素子と二つの受光素子とを有する
一投光二受光の光センサである。
センサは、一つの発光素子と二つの受光素子とを有する
一投光二受光の光センサである。
【0017】本発明によると、一投光二受光の単一の光
センサで構成しているので、一投光一受光の素子の二組
で光センサを構成する場合に比べて、コストを低減する
ことができる。
センサで構成しているので、一投光一受光の素子の二組
で光センサを構成する場合に比べて、コストを低減する
ことができる。
【0018】本発明の更に他の実施態様においては、前
記出力手段を、論理回路で構成している。
記出力手段を、論理回路で構成している。
【0019】本発明によると、スイッチ出力および故障
予知出力を与える出力手段を、論理回路で構成している
ので、CPUなどで構成する場合に比べて、低いコスト
で実現できる。
予知出力を与える出力手段を、論理回路で構成している
ので、CPUなどで構成する場合に比べて、低いコスト
で実現できる。
【0020】本発明の好ましい実施態様においては、前
記作動部材は、各受光素子に個別的に対応する2つの透
過窓を有し、前記操作位置では、各透過窓が、前記発光
素子と各受光素子との間にそれぞれ介在して入光状態と
するものであり、前記他方の受光素子に対応する透過窓
には、透過光量を少なくするフィルタを設けている。
記作動部材は、各受光素子に個別的に対応する2つの透
過窓を有し、前記操作位置では、各透過窓が、前記発光
素子と各受光素子との間にそれぞれ介在して入光状態と
するものであり、前記他方の受光素子に対応する透過窓
には、透過光量を少なくするフィルタを設けている。
【0021】本発明によると、作動部材の他方の受光素
子に対応する透過窓に、フィルタを設けることで、他方
の受光素子側の感度を、一方の受光素子側の感度よりも
容易に低くすることができる。
子に対応する透過窓に、フィルタを設けることで、他方
の受光素子側の感度を、一方の受光素子側の感度よりも
容易に低くすることができる。
【0022】本発明の他の実施態様においては、前記各
受光素子は、透過率の異なる材料でそれぞれ封止されて
なる。
受光素子は、透過率の異なる材料でそれぞれ封止されて
なる。
【0023】本発明によると、各受光素子のパッケージ
となる封止樹脂を、透過率の異なる材料とすることで、
他方の受光素子側の感度を、一方の受光素子側の感度よ
りも低くすることができる。
となる封止樹脂を、透過率の異なる材料とすることで、
他方の受光素子側の感度を、一方の受光素子側の感度よ
りも低くすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて詳細に説明する。
て、図面に基づいて詳細に説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は、本発明の一つの
実施の形態に係るスイッチのカバーを開いた状態の正面
から見た概略図であり、図2は、側面から見た概略断面
図である。
実施の形態に係るスイッチのカバーを開いた状態の正面
から見た概略図であり、図2は、側面から見た概略断面
図である。
【0026】本体ケース1には、後述のように光センサ
を用いた無接点スイッチ2が内蔵されており、この本体
ケース1の上端に取り付けられたヘッドケース3には、
ローラ付のレバー4が連結された操作軸5が挿通支持さ
れており、この操作軸5には、ヘッドケース3内におい
て、図示しない回転カムが連結されている。ヘッドケー
ス3と本体ケース1とに亘って上下にスライド変位可能
にプランジャ6が支持されており、このプランジャ6に
は、該プランジャ6と一体的な補助プランジャ7が装備
されている。
を用いた無接点スイッチ2が内蔵されており、この本体
ケース1の上端に取り付けられたヘッドケース3には、
ローラ付のレバー4が連結された操作軸5が挿通支持さ
れており、この操作軸5には、ヘッドケース3内におい
て、図示しない回転カムが連結されている。ヘッドケー
ス3と本体ケース1とに亘って上下にスライド変位可能
にプランジャ6が支持されており、このプランジャ6に
は、該プランジャ6と一体的な補助プランジャ7が装備
されている。
【0027】ローラ付のレバー4が外力によって揺動操
作されると、操作軸5に連結されている上述の回転カム
が一体回転してプランジャ6が下方に押し込み変位され
て操作位置に達し、操作が解除されると、復帰バネ8に
よってプランジャ6が上方の復帰位置に復帰変位するよ
うに構成されている。
作されると、操作軸5に連結されている上述の回転カム
が一体回転してプランジャ6が下方に押し込み変位され
て操作位置に達し、操作が解除されると、復帰バネ8に
よってプランジャ6が上方の復帰位置に復帰変位するよ
うに構成されている。
【0028】かかるレバー4の揺動によるプランジャ6
の変位は、従来のメカ式のリミットスイッチと基本的に
同様である。
の変位は、従来のメカ式のリミットスイッチと基本的に
同様である。
【0029】この実施の形態では、信頼性を高めるとと
もに、低コストで内蔵スイッチの故障予知を行えるよう
にするために、次のように構成している。
もに、低コストで内蔵スイッチの故障予知を行えるよう
にするために、次のように構成している。
【0030】すなわち、この実施の形態では、一つの発
光素子9aおよび該発光素子9aからの光を受光可能な
二つ受光素子91b,92bを有する一投光二受光の単一
の光センサ9と、補助プランジャ7にネジによって連結
されて前記プランジャ6に連動して光センサ9の発光素
子9aと二つの受光素子91b,92bとの間を上下に変
位可能な作動部材12と、前記光センサ9が実装された
回路基板13を備える無接点スイッチ2が内蔵されてい
る。
光素子9aおよび該発光素子9aからの光を受光可能な
二つ受光素子91b,92bを有する一投光二受光の単一
の光センサ9と、補助プランジャ7にネジによって連結
されて前記プランジャ6に連動して光センサ9の発光素
子9aと二つの受光素子91b,92bとの間を上下に変
位可能な作動部材12と、前記光センサ9が実装された
回路基板13を備える無接点スイッチ2が内蔵されてい
る。
【0031】回路基板13は、本体ケース1の背面にネ
ジ14によって固定された主取付板15の下部に立設さ
れており、上部には、上下方向に変位する作動部材12
の軸部が挿通する副取付板16が立設されており、副取
付板16と補助プランジャ7の下端との間には、該補助
プランジャ7を上方に復帰付勢する上述の復帰バネ8が
介装されている。
ジ14によって固定された主取付板15の下部に立設さ
れており、上部には、上下方向に変位する作動部材12
の軸部が挿通する副取付板16が立設されており、副取
付板16と補助プランジャ7の下端との間には、該補助
プランジャ7を上方に復帰付勢する上述の復帰バネ8が
介装されている。
【0032】この実施の形態では、プランジ6と上下方
向に一体に変位する作動部材12は、非透光性の材料よ
り板状に形成され、プランジャが復帰位置と操作位置と
の間で変位するのに応じて上下方向に変位する。
向に一体に変位する作動部材12は、非透光性の材料よ
り板状に形成され、プランジャが復帰位置と操作位置と
の間で変位するのに応じて上下方向に変位する。
【0033】この実施の形態の光センサ9は、図3およ
び図4に示されるように、一つのケース17内に、一つ
の発光素子9aと二つの受光素子91b,92bとが対向
配置されており、二つの受光素子91b,92bが一つの
発光素子9aからの光を投光スリット18aおよび各受
光スリット181b,182bを介して等しく受光できる
ように構成されている。
び図4に示されるように、一つのケース17内に、一つ
の発光素子9aと二つの受光素子91b,92bとが対向
配置されており、二つの受光素子91b,92bが一つの
発光素子9aからの光を投光スリット18aおよび各受
光スリット181b,182bを介して等しく受光できる
ように構成されている。
【0034】作動部材12には、光センサ9の発光素子
9aからの光を、各受光素子91b,92bにそれぞれ通
過させるための第1,第2の透過窓191,192が、そ
れぞれ設けられており、プランジャ6が復帰位置にある
ときには、各透過窓191,192は、図4(a)に示さ
れるように光センサ9よりも上方の位置にあり、この状
態では、非透光性の作動部材12が、光センサ9の投光
スリット18aと各受光スリット181b,182bとの
間に介在して光を共に遮断する遮光状態とし、また、ロ
ーラ付のレバー4が操作されて復帰バネ8の付勢力に抗
してプランジャ6が押し込み操作されて操作位置になる
と、作動部材12も連動して下方へ変位し、各透過窓1
91,192は、図4(b)に示されるように光センサ9
の位置に達し、この状態では、各透過窓191,19
2が、光センサ9の投光スリット18aと各受光スリッ
ト181b,182bとの間にそれぞれ位置して発光素子
9aからの光を各受光素子91b,92bに共に通過させ
る入光状態とする。
9aからの光を、各受光素子91b,92bにそれぞれ通
過させるための第1,第2の透過窓191,192が、そ
れぞれ設けられており、プランジャ6が復帰位置にある
ときには、各透過窓191,192は、図4(a)に示さ
れるように光センサ9よりも上方の位置にあり、この状
態では、非透光性の作動部材12が、光センサ9の投光
スリット18aと各受光スリット181b,182bとの
間に介在して光を共に遮断する遮光状態とし、また、ロ
ーラ付のレバー4が操作されて復帰バネ8の付勢力に抗
してプランジャ6が押し込み操作されて操作位置になる
と、作動部材12も連動して下方へ変位し、各透過窓1
91,192は、図4(b)に示されるように光センサ9
の位置に達し、この状態では、各透過窓191,19
2が、光センサ9の投光スリット18aと各受光スリッ
ト181b,182bとの間にそれぞれ位置して発光素子
9aからの光を各受光素子91b,92bに共に通過させ
る入光状態とする。
【0035】さらに、この実施の形態では、一方の受光
素子92b側の感度を、他方の受光素子91b側の感度よ
りも高くするために、作動部材12の他方の受光素子9
1bに対応する透過窓191には、透過光量を少なくする
ためのフィルタ20が設けられている。
素子92b側の感度を、他方の受光素子91b側の感度よ
りも高くするために、作動部材12の他方の受光素子9
1bに対応する透過窓191には、透過光量を少なくする
ためのフィルタ20が設けられている。
【0036】このフィルタ20は、例えば、透明樹脂材
料にカーボンを添加してシート状に形成されて構成され
ている。
料にカーボンを添加してシート状に形成されて構成され
ている。
【0037】一般に、発光ダイオードのような発光素子
は、図5に示されるように、寿命によって発光光量が減
衰するが、上述のように、この実施の形態では、他方の
受光素子91bに対応する透過窓191には、透過光量を
少なくするためのフィルタ20が設けられて感度が低く
なっているので、発光素子9aからの光を受光して受光
出力を得ることができる閾値S1は、一方の受光素子9
2bの閾値S2よりもレベルが高くなり、発光素子9a
の発光光量が減衰や素子表面の汚染などによって低下し
て閾値S1を下回ると、受光出力が得られなくなるのに
対して、一方の受光素子92bは、前記閾値S1よりも
低い閾値S2を上回る光量によって受光出力を得ること
ができる。
は、図5に示されるように、寿命によって発光光量が減
衰するが、上述のように、この実施の形態では、他方の
受光素子91bに対応する透過窓191には、透過光量を
少なくするためのフィルタ20が設けられて感度が低く
なっているので、発光素子9aからの光を受光して受光
出力を得ることができる閾値S1は、一方の受光素子9
2bの閾値S2よりもレベルが高くなり、発光素子9a
の発光光量が減衰や素子表面の汚染などによって低下し
て閾値S1を下回ると、受光出力が得られなくなるのに
対して、一方の受光素子92bは、前記閾値S1よりも
低い閾値S2を上回る光量によって受光出力を得ること
ができる。
【0038】すなわち、この実施の形態では、他方の受
光素子91b側の感度を、一方の受光素子92b側の感度
よりも低くしておくことにより、例えば、寿命によって
発光ダイオード9a発光光量が減衰したり、受光素子9
1b,92bが劣化していくと、先に他方の受光素子91
b側で受光出力が得られなくなるので、それに基づいて
故障予知を行うものである。
光素子91b側の感度を、一方の受光素子92b側の感度
よりも低くしておくことにより、例えば、寿命によって
発光ダイオード9a発光光量が減衰したり、受光素子9
1b,92bが劣化していくと、先に他方の受光素子91
b側で受光出力が得られなくなるので、それに基づいて
故障予知を行うものである。
【0039】図6は、この光センサ9の出力に基づい
て、スイッチ出力および故障予知出力を与える出力回路
の構成図である。
て、スイッチ出力および故障予知出力を与える出力回路
の構成図である。
【0040】光センサ9の発光素子9aは、発光ダイオ
ードで構成され、各受光素子91b,92bは、ホトトラ
ンジスタでそれぞれ構成されている。
ードで構成され、各受光素子91b,92bは、ホトトラ
ンジスタでそれぞれ構成されている。
【0041】上述のように、ローラ付のレバー4に外力
が作用しておらず、プランジャ6が復帰位置にあるとき
には、プランジャ6に連動する作動部材12の各透過窓
19 1,192は、光センサ9よりも上方位置にあって、
非透光性の作動部材12が、光センサ9の発光素子9a
と受光素子91b,92bとの間に介在して光を遮断する
遮光状態となっており、この状態では、各ホトトランジ
スタ91b,92bは、発光ダイオード9aからの光を受
光することができず、共に非導通状態となっている。
が作用しておらず、プランジャ6が復帰位置にあるとき
には、プランジャ6に連動する作動部材12の各透過窓
19 1,192は、光センサ9よりも上方位置にあって、
非透光性の作動部材12が、光センサ9の発光素子9a
と受光素子91b,92bとの間に介在して光を遮断する
遮光状態となっており、この状態では、各ホトトランジ
スタ91b,92bは、発光ダイオード9aからの光を受
光することができず、共に非導通状態となっている。
【0042】次に、ローラ付のレバー4に外力が作用し
てプランジャ6が押し込み操作されて操作位置に達する
と、プランジャ6に連動する作動部材12の各透過窓1
91,192は、光センサ9の投光スリット18aと各受
光スリット181b,182bとの間の位置にそれぞれ達
して共に入光状態となり、この状態では、各ホトトラン
ジスタ91b,92bは、各発光ダイオード9aからの光
を受光して共に導通状態となる。
てプランジャ6が押し込み操作されて操作位置に達する
と、プランジャ6に連動する作動部材12の各透過窓1
91,192は、光センサ9の投光スリット18aと各受
光スリット181b,182bとの間の位置にそれぞれ達
して共に入光状態となり、この状態では、各ホトトラン
ジスタ91b,92bは、各発光ダイオード9aからの光
を受光して共に導通状態となる。
【0043】この実施の形態の出力回路は、基本的に、
光センサ9の出力に基づいて、スイッチ出力を与える第
1の出力トランジスタ21と、光センサ9の出力に基づ
いて、故障予知出力を与える故障予知出力回路22とを
備えている。
光センサ9の出力に基づいて、スイッチ出力を与える第
1の出力トランジスタ21と、光センサ9の出力に基づ
いて、故障予知出力を与える故障予知出力回路22とを
備えている。
【0044】スイッチ出力用の第1の出力トランジスタ
21は、光センサ9の一方のホトトランジスタ92bの
出力がベースに与えられものであり、光センサ9が入光
状態となって前記一方のホトトランジスタ92bで受光
されると、そのベース電位がハイレベルとなって導通
し、外力による操作に対応するスイッチ出力、すなわ
ち、動作出力を、負荷23が接続されているスイッチ出
力用端子24に与える。
21は、光センサ9の一方のホトトランジスタ92bの
出力がベースに与えられものであり、光センサ9が入光
状態となって前記一方のホトトランジスタ92bで受光
されると、そのベース電位がハイレベルとなって導通
し、外力による操作に対応するスイッチ出力、すなわ
ち、動作出力を、負荷23が接続されているスイッチ出
力用端子24に与える。
【0045】故障予知出力回路22は、光センサ9の他
方のホトトランジスタ91bの出力が与えられる否定
(NOT)回路25と、この否定回路25および一方の
ホトトランジスタ92bの出力が与えられる論理積回路
26と、この論理積回路26の出力がベースに与えられ
る故障予知出力用の第2の出力トランジスタ27とを備
えている。
方のホトトランジスタ91bの出力が与えられる否定
(NOT)回路25と、この否定回路25および一方の
ホトトランジスタ92bの出力が与えられる論理積回路
26と、この論理積回路26の出力がベースに与えられ
る故障予知出力用の第2の出力トランジスタ27とを備
えている。
【0046】この故障予知出力回路22は、プランジャ
6が操作位置にあって、入光状態であるにも拘わらず、
感度の低い側である他方のホトトランジスタ91bが導
通せず、受光出力が得られなかったときには、例えば、
寿命によって発光ダイオード9aの発光光量が減衰して
感度の低い他方のホトトランジスタ91bで受光出力が
得られなくなって正常に動作していないとして故障予知
出力を、故障予知出力用端子28を介してブザや表示灯
などの報知手段29に与えるものである。
6が操作位置にあって、入光状態であるにも拘わらず、
感度の低い側である他方のホトトランジスタ91bが導
通せず、受光出力が得られなかったときには、例えば、
寿命によって発光ダイオード9aの発光光量が減衰して
感度の低い他方のホトトランジスタ91bで受光出力が
得られなくなって正常に動作していないとして故障予知
出力を、故障予知出力用端子28を介してブザや表示灯
などの報知手段29に与えるものである。
【0047】上述のように、作動部材12の各透過窓1
91,192は、ローラ付のレバー4が外力によって操作
されてプランジャ6が操作位置に変位したときに、光セ
ンサ9の投光スリット18aと各受光スリット18
1b,182bとの間にそれぞれ位置して共に入光状態と
するものであり、本来、両ホトトランジスタ91b,92
bは、共に導通状態となるものであるが、一方のホトト
ランジスタ92bが導通し、感度の低い側の他方のホト
トランジスタ91bが導通しないときには、発光ダイオ
ード9aの寿命による発光光量の減衰などによって感度
の低い側の他方のホトトランジスタ91bで受光できな
くなったとして、故障予知出力を与えるのである。
91,192は、ローラ付のレバー4が外力によって操作
されてプランジャ6が操作位置に変位したときに、光セ
ンサ9の投光スリット18aと各受光スリット18
1b,182bとの間にそれぞれ位置して共に入光状態と
するものであり、本来、両ホトトランジスタ91b,92
bは、共に導通状態となるものであるが、一方のホトト
ランジスタ92bが導通し、感度の低い側の他方のホト
トランジスタ91bが導通しないときには、発光ダイオ
ード9aの寿命による発光光量の減衰などによって感度
の低い側の他方のホトトランジスタ91bで受光できな
くなったとして、故障予知出力を与えるのである。
【0048】すなわち、光センサ9の一方のホトトラン
ジスタ92bは導通し、他方のホトトランジスタ91bが
非導通になると、故障予知出力回路22の否定回路25
の入力はローレベルとなってその出力は、ハイレベルと
なり、論理積回路26の入力は、共にハイレベルとなっ
てその出力は、ハイレベルとなり、第2の出力トランジ
スタ27が導通して故障予知出力を与えるものである。
ジスタ92bは導通し、他方のホトトランジスタ91bが
非導通になると、故障予知出力回路22の否定回路25
の入力はローレベルとなってその出力は、ハイレベルと
なり、論理積回路26の入力は、共にハイレベルとなっ
てその出力は、ハイレベルとなり、第2の出力トランジ
スタ27が導通して故障予知出力を与えるものである。
【0049】次に、以上の構成を有する故障予知機能付
スイッチの動作を説明する。 (1) ()先ず、正常動作について説明する。
スイッチの動作を説明する。 (1) ()先ず、正常動作について説明する。
【0050】ローラ付のレバー4に外力が作用しておら
ず、プランジャ6が復帰位置にあるときには、プランジ
ャ6に連動する作動部材12の各透過窓191,19
2は、光センサ9よりもそれぞれ上方位置にあって、非
透光性の作動部材12が、光センサ9の投光スリット1
8aと各受光スリット181b,182bとの間に介在し
て光を遮断する遮光状態となっており、この状態では、
各ホトトランジスタ91b,92bは、発光ダイオード9
aからの光を受光することができず、共に非導通状態と
なっている。
ず、プランジャ6が復帰位置にあるときには、プランジ
ャ6に連動する作動部材12の各透過窓191,19
2は、光センサ9よりもそれぞれ上方位置にあって、非
透光性の作動部材12が、光センサ9の投光スリット1
8aと各受光スリット181b,182bとの間に介在し
て光を遮断する遮光状態となっており、この状態では、
各ホトトランジスタ91b,92bは、発光ダイオード9
aからの光を受光することができず、共に非導通状態と
なっている。
【0051】したがって、この状態では、スイッチ出力
用の第1の出力トランジスタ21のベース電位は、ロー
レベルとなっており、該出力トランジスタ21は非導通
となっている、すなわち、操作に応じたスイッチ出力を
出力していない状態となっている。
用の第1の出力トランジスタ21のベース電位は、ロー
レベルとなっており、該出力トランジスタ21は非導通
となっている、すなわち、操作に応じたスイッチ出力を
出力していない状態となっている。
【0052】一方、故障予知出力回路22の否定回路2
5の入力は、ローレベルであり、その出力は、ハイレベ
ルとなり、また、論理積回路26の入力は、ローレベル
およびハイレベルであり、その出力は、ローレベルとな
り、第2の出力トランジスタ27は、非導通となってい
る、すなわち、故障予知出力を出力していない状態とな
っている。
5の入力は、ローレベルであり、その出力は、ハイレベ
ルとなり、また、論理積回路26の入力は、ローレベル
およびハイレベルであり、その出力は、ローレベルとな
り、第2の出力トランジスタ27は、非導通となってい
る、すなわち、故障予知出力を出力していない状態とな
っている。
【0053】次に、ローラ付のレバー4に外力が作用し
てプランジャ6が押し込み操作されて操作位置に達する
と、プランジャ6に連動する作動部材12の各透過窓1
91,192は、光センサ9の投光スリット18aと各受
光スリット181b,182bとの間の位置に達して共に
入光状態となり、この状態では、各ホトトランジスタ9
1b,92bは、発光ダイオード9aからの光を受光して
共に導通状態となる。
てプランジャ6が押し込み操作されて操作位置に達する
と、プランジャ6に連動する作動部材12の各透過窓1
91,192は、光センサ9の投光スリット18aと各受
光スリット181b,182bとの間の位置に達して共に
入光状態となり、この状態では、各ホトトランジスタ9
1b,92bは、発光ダイオード9aからの光を受光して
共に導通状態となる。
【0054】したがって、この状態では、スイッチ出力
用の第1の出力トランジスタ21が導通して外力による
操作に対応したスイッチ出力、すなわち、動作出力を与
える。
用の第1の出力トランジスタ21が導通して外力による
操作に対応したスイッチ出力、すなわち、動作出力を与
える。
【0055】一方、故障予知出力回路の否定回路25の
入力は、ハイレベルとなり、その出力は、ローレベルと
なり、また、論理積回路26の入力は、ハイレベルおよ
びローレベルであり、その出力は、ローレベルのままで
あり、第2の出力トランジスタ27は、非導通のままと
なっている。
入力は、ハイレベルとなり、その出力は、ローレベルと
なり、また、論理積回路26の入力は、ハイレベルおよ
びローレベルであり、その出力は、ローレベルのままで
あり、第2の出力トランジスタ27は、非導通のままと
なっている。
【0056】このように正常動作時においては、ローラ
付のレバー4の操作に応じて、対応するスイッチ出力
が、スイッチ出力用端子24から出力される一方、故障
予知出力用端子28からは、故障予知出力は出力されな
い。
付のレバー4の操作に応じて、対応するスイッチ出力
が、スイッチ出力用端子24から出力される一方、故障
予知出力用端子28からは、故障予知出力は出力されな
い。
【0057】(2)次に、光センサ9が、例えば、寿命
による発光光量の減衰や受光素子の劣化などによって他
方のホトトランジスタ91bで受光できるレベルが、上
述の閾値S1を下回って正常に動作しなくなった場合に
ついて説明する。
による発光光量の減衰や受光素子の劣化などによって他
方のホトトランジスタ91bで受光できるレベルが、上
述の閾値S1を下回って正常に動作しなくなった場合に
ついて説明する。
【0058】ローラ付のレバー4に外力が作用しておら
ず、プランジャ6が復帰位置にあるときには、プランジ
ャ6に連動する作動部材12の各透過窓191,19
2は、光センサ9よりもそれぞれ上方位置にあって、非
透光性の作動部材12が、光センサ9の投光スリット1
8aと各受光スリット181b,182bとの間に介在し
て光を遮断する遮光状態となっており、この状態では、
各ホトトランジスタ91b,92bは、発光ダイオード9
aからの光を受光することができず、共に非導通状態と
なっており、この場合は、上述の正常動作時と同様であ
る。
ず、プランジャ6が復帰位置にあるときには、プランジ
ャ6に連動する作動部材12の各透過窓191,19
2は、光センサ9よりもそれぞれ上方位置にあって、非
透光性の作動部材12が、光センサ9の投光スリット1
8aと各受光スリット181b,182bとの間に介在し
て光を遮断する遮光状態となっており、この状態では、
各ホトトランジスタ91b,92bは、発光ダイオード9
aからの光を受光することができず、共に非導通状態と
なっており、この場合は、上述の正常動作時と同様であ
る。
【0059】次に、ローラ付のレバー4に外力が作用し
てプランジャ6が押し込み操作されて操作位置に達する
と、プランジャ6に連動する作動部材12の各透過窓1
91,192は、光センサ9の投光スリット18aと受光
スリット181b,182bとの間の位置に達して共に入
光状態となるのであるが、感度の低い側である他方のホ
トトランジスタ91bでは、受光レベルが上述の閾値S
1を下回ってホトトランジスタ91bが導通せず、受光
出力を得ることができないが、この状態では、一方のホ
トトランジスタ92bが発光ダイオード9aからの光を
受光して導通状態となる。
てプランジャ6が押し込み操作されて操作位置に達する
と、プランジャ6に連動する作動部材12の各透過窓1
91,192は、光センサ9の投光スリット18aと受光
スリット181b,182bとの間の位置に達して共に入
光状態となるのであるが、感度の低い側である他方のホ
トトランジスタ91bでは、受光レベルが上述の閾値S
1を下回ってホトトランジスタ91bが導通せず、受光
出力を得ることができないが、この状態では、一方のホ
トトランジスタ92bが発光ダイオード9aからの光を
受光して導通状態となる。
【0060】したがって、この状態では、スイッチ出力
用の第1の出力トランジスタ21が導通して外力による
操作に対応したスイッチ出力、すなわち、動作出力を与
える。
用の第1の出力トランジスタ21が導通して外力による
操作に対応したスイッチ出力、すなわち、動作出力を与
える。
【0061】一方、故障予知出力回路22の否定回路2
5の入力は、ローレベルであり、その出力は、ハイレベ
ルとなり、論理積回路26の入力は、いずれもハイレベ
ルとなり、その出力は、ハイレベルとなり、第2の出力
トランジスタ27が導通して故障予知出力を与えること
になる。
5の入力は、ローレベルであり、その出力は、ハイレベ
ルとなり、論理積回路26の入力は、いずれもハイレベ
ルとなり、その出力は、ハイレベルとなり、第2の出力
トランジスタ27が導通して故障予知出力を与えること
になる。
【0062】このように光センサ9の感度の低い側であ
る他方のホトトランジスタ91bで受光出力を得ること
ができず、正常に動作しなくなった場合には、故障予知
出力を出力する一方、正常に動作している一方のホトト
ランジスタ92bの出力に基づいて、正常なスイッチ出
力を出力することができる。
る他方のホトトランジスタ91bで受光出力を得ること
ができず、正常に動作しなくなった場合には、故障予知
出力を出力する一方、正常に動作している一方のホトト
ランジスタ92bの出力に基づいて、正常なスイッチ出
力を出力することができる。
【0063】以上のように、この実施の形態の故障予知
機能付スイッチでは、光センサ9を用いた無接点スイッ
チとしているので、メカ式の有接点スイッチのような接
点の溶着や塵埃の侵入による接触不良などの不具合を招
くことがなく、信頼性が向上する。
機能付スイッチでは、光センサ9を用いた無接点スイッ
チとしているので、メカ式の有接点スイッチのような接
点の溶着や塵埃の侵入による接触不良などの不具合を招
くことがなく、信頼性が向上する。
【0064】しかも、他方の受光素子91b側の感度
を、前記一方の受光素子92b側の感度よりも低くして
いるので、例えば、寿命によって発光素子9aの発光光
量が減衰すると、感度の低い他方の受光素子91b側で
一方の受光素子92b側よりも先に受光出力が得られな
くなり、一方の受光素子91bによって正常な動作を継
続しつつ、このまま使用を継続していると、前記一方の
受光素子91b側も発光光量の減衰によって正常に動作
しなくなって故障することになるとして、故障予知出力
を与えるものであり、これによって、スイッチが故障す
る前にそれを知ってメンテナンスを行うことができる。
を、前記一方の受光素子92b側の感度よりも低くして
いるので、例えば、寿命によって発光素子9aの発光光
量が減衰すると、感度の低い他方の受光素子91b側で
一方の受光素子92b側よりも先に受光出力が得られな
くなり、一方の受光素子91bによって正常な動作を継
続しつつ、このまま使用を継続していると、前記一方の
受光素子91b側も発光光量の減衰によって正常に動作
しなくなって故障することになるとして、故障予知出力
を与えるものであり、これによって、スイッチが故障す
る前にそれを知ってメンテナンスを行うことができる。
【0065】また、スイッチ出力および故障予知出力を
与える出力回路を、論理回路で構成しているので、マイ
コンなどで構成する場合に比べて、低いコストで実現で
きる。また、マイコンで構成した場合には、駆動用のパ
ルスを出力する発振器を搭載する必要があるが、かかる
発振器も不要であり、したがって、発振器の故障もな
く、その分信頼性が高まることになる。
与える出力回路を、論理回路で構成しているので、マイ
コンなどで構成する場合に比べて、低いコストで実現で
きる。また、マイコンで構成した場合には、駆動用のパ
ルスを出力する発振器を搭載する必要があるが、かかる
発振器も不要であり、したがって、発振器の故障もな
く、その分信頼性が高まることになる。
【0066】(その他の実施の形態)上述の実施の形態
では、他方の受光素子91b側の感度を、一方の受光素
子92b側の感度よりも低くするために、透過窓191に
透過光量を少なくするためのフィルタ20を設けたけれ
ども、本発明の他の実施の形態として、受光スリット1
81bにフィルタを設けてよく、また、両受光素子の光
路に光透過率の異なるフィルタをそれぞれ設けてもよ
い。
では、他方の受光素子91b側の感度を、一方の受光素
子92b側の感度よりも低くするために、透過窓191に
透過光量を少なくするためのフィルタ20を設けたけれ
ども、本発明の他の実施の形態として、受光スリット1
81bにフィルタを設けてよく、また、両受光素子の光
路に光透過率の異なるフィルタをそれぞれ設けてもよ
い。
【0067】また、本発明の他の実施の形態として、図
7に示されるように、二つの受光素子91b,92bのパ
ッケージを構成する各封止樹脂311,312を、光透過
率の異なる材料とし、例えば、一つのリードフレーム3
2に実装して二色成形してケース17を構成するように
してもよい。光透過率の異なるパッケージ311,312
としては、例えば、エポキシ樹脂に異なる染料を含有さ
せたり、あるいは、染料の量を変えることによって構成
できる。
7に示されるように、二つの受光素子91b,92bのパ
ッケージを構成する各封止樹脂311,312を、光透過
率の異なる材料とし、例えば、一つのリードフレーム3
2に実装して二色成形してケース17を構成するように
してもよい。光透過率の異なるパッケージ311,312
としては、例えば、エポキシ樹脂に異なる染料を含有さ
せたり、あるいは、染料の量を変えることによって構成
できる。
【0068】あるいは、また、受光スリットの大きさや
受光素子の配置に異ならせて感度を相違させるようにし
てもよい。
受光素子の配置に異ならせて感度を相違させるようにし
てもよい。
【0069】また、二つの受光素子に対する光の透過率
は、同じにしておき、出力回路における回路定数を異な
らせて他方の受光素子側の感度を、一方の受光素子側の
感度よりも低くしてもよい。例えば、上述の図6におい
て、他方の受光素子91b側の抵抗301の抵抗値を、一
方の受光素子92b側の抵抗302の抵抗値よりも小さく
して得られる受光出力の電圧レベルを低くしたり、ある
いは、他方のホトトランジスタ91bの増幅率を、一方
のホトトランジスタ92bの増幅率よりも小さくして感
度を低くするのである。
は、同じにしておき、出力回路における回路定数を異な
らせて他方の受光素子側の感度を、一方の受光素子側の
感度よりも低くしてもよい。例えば、上述の図6におい
て、他方の受光素子91b側の抵抗301の抵抗値を、一
方の受光素子92b側の抵抗302の抵抗値よりも小さく
して得られる受光出力の電圧レベルを低くしたり、ある
いは、他方のホトトランジスタ91bの増幅率を、一方
のホトトランジスタ92bの増幅率よりも小さくして感
度を低くするのである。
【0070】上述の実施の形態では、プランジャ6が復
帰位置にあるときには遮光状態とし、操作位置に達する
と、入光状態としたけれども、本発明の他の実施の形態
として、プランジャ6が復帰位置にあるときに入光状態
とし、操作位置に達すると、遮光状態となるようにして
もよい。
帰位置にあるときには遮光状態とし、操作位置に達する
と、入光状態としたけれども、本発明の他の実施の形態
として、プランジャ6が復帰位置にあるときに入光状態
とし、操作位置に達すると、遮光状態となるようにして
もよい。
【0071】上述の実施の形態では、感度の低い他方の
受光素子も、作動部材によって、一方の受光素子と同様
に入光および遮光の各状態とされたけれども、本発明の
他の実施の形態として、他方の受光素子は、常に発光素
子からの光を入光できる状態としておき、この他方の受
光素子の出力のみに基づいて、故障予知出力を与えるよ
うに構成してもよい。
受光素子も、作動部材によって、一方の受光素子と同様
に入光および遮光の各状態とされたけれども、本発明の
他の実施の形態として、他方の受光素子は、常に発光素
子からの光を入光できる状態としておき、この他方の受
光素子の出力のみに基づいて、故障予知出力を与えるよ
うに構成してもよい。
【0072】上述の実施の形態では、一方の受光素子の
出力のみに基づいて、スイッチ出力を与えるようにした
けれども、本発明の他の実施の形態として、両受光素子
の出力に基づいて、例えば、両受光素子の出力を論理和
回路に入力し、この論理和回路の出力を、出力トランジ
スタのベースに与えるようにしてもよい。
出力のみに基づいて、スイッチ出力を与えるようにした
けれども、本発明の他の実施の形態として、両受光素子
の出力に基づいて、例えば、両受光素子の出力を論理和
回路に入力し、この論理和回路の出力を、出力トランジ
スタのベースに与えるようにしてもよい。
【0073】上述の実施の形態では、光センサとして、
一投光二受光の素子を用いたけれども、一投光一受光の
素子の二組を用いてもよい。
一投光二受光の素子を用いたけれども、一投光一受光の
素子の二組を用いてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、光センサの少なくとも一方の受光素子の出力
に基づいて、スイッチ出力を与える無接点のスイッチと
しているので、メカ式の有接点スイッチのような接点の
溶着や塵埃の侵入による接触不良などの不具合を招くこ
とがなく、信頼性が向上する。
によれば、光センサの少なくとも一方の受光素子の出力
に基づいて、スイッチ出力を与える無接点のスイッチと
しているので、メカ式の有接点スイッチのような接点の
溶着や塵埃の侵入による接触不良などの不具合を招くこ
とがなく、信頼性が向上する。
【0075】しかも、他方の受光素子側の感度を、前記
一方の受光素子側の感度よりも低くしているので、例え
ば、寿命によって発光素子の発光光量が減衰したり、受
光素子が劣化すると、感度の低い他方の受光素子側で一
方の受光素子側よりも先に受光出力が得られなくなり、
このときに他方の受光素子側は、正常に動作していない
として、故障予知出力を与えることができ、これによっ
て、スイッチが故障する前にそれを知ってメンテナンス
を行うことができる。
一方の受光素子側の感度よりも低くしているので、例え
ば、寿命によって発光素子の発光光量が減衰したり、受
光素子が劣化すると、感度の低い他方の受光素子側で一
方の受光素子側よりも先に受光出力が得られなくなり、
このときに他方の受光素子側は、正常に動作していない
として、故障予知出力を与えることができ、これによっ
て、スイッチが故障する前にそれを知ってメンテナンス
を行うことができる。
【0076】さらに、出力手段を、論理回路で構成して
いるので、CPUなどで構成する場合に比べて、低いコ
ストで実現できる。
いるので、CPUなどで構成する場合に比べて、低いコ
ストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る故障予知機能
付スイッチの概略正面図である。
付スイッチの概略正面図である。
【図2】図1の概略縦断側図である。
【図3】図1の作動部材および光センサの要部の斜視図
である。
である。
【図4】図1の作動部材と光センサとの位置関係を示す
図である。
図である。
【図5】発光素子の発光光量の時間的な変化を示す図で
ある。
ある。
【図6】スイッチ出力および故障予知出力を与える出力
回路の構成図である。
回路の構成図である。
【図7】本発明の他の実施の形態の光センサを示す図で
ある。
ある。
1 本体ケース
2 無接点スイッチ
6 プランジャ
9 光センサ
9a 発光素子
91b,92b 受光素子
12 作動部材
18a 投光スリット
181b,182b 受光スリット
191,192 透過窓
20 フィルタ
22 故障予知出力回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 関井 宏
京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不
動堂町801番地 オムロン株式会社内
Fターム(参考) 5F089 BA10 BB04 BC25 FA10
5G019 AA05 SK03
5G055 AA01 AB01 AD12 AE22 AG01
Claims (7)
- 【請求項1】 外力によって操作位置と復帰位置との間
を変位するスイッチング用のプランジャを備えるスイッ
チであって、 発光素子および該発光素子からの光を受光可能な二つの
受光素子を有する光センサと、 前記プランジャに連動して前記光センサの前記発光素子
と少なくとも一方の受光素子との間を変位可能であっ
て、前記発光素子から少なくとも一方の受光素子への光
を通過させる入光状態または遮断する遮光状態にする作
動部材と、 前記少なくとも一方の受光素子の出力に基づいて、スイ
ッチ出力を与えるとともに、少なくとも他方の受光素子
の出力に基づいて、故障予知出力を与える出力手段とを
備え、 前記作動部材は、前記プランジャが前記操作位置にある
ときと前記復帰位置にあるときとで、入光状態と遮光状
態とを逆転させるものであり、 前記他方の受光素子側の感度を、前記一方の受光素子側
の感度よりも低くしたことを特徴とする故障予知機能付
スイッチ。 - 【請求項2】 前記発光素子から前記他方の受光素子に
入光する光量を、前記発光素子から前記一方の受光素子
に入光する光量よりも少なくすることにより、前記他方
の受光素子側の感度を、前記一方の受光素子側の感度よ
りも低くした請求項1記載の故障予知機能付スイッチ。 - 【請求項3】 前記出力手段を構成する回路の回路定数
を、前記他方の受光素子の出力が与えられる側と前記一
方の受光素子の出力が与えられる側とで異ならせること
により、前記他方の受光素子側の感度を、前記一方の受
光素子側の感度よりも低くした請求項1または2記載の
故障予知機能付スイッチ。 - 【請求項4】 前記光センサは、一つの発光素子と二つ
の受光素子とを有する一投光二受光の光センサである請
求項1〜3のいずれかに記載の故障予知機能付スイッ
チ。 - 【請求項5】 前記出力手段を、論理回路で構成した請
求項1〜4のいずれかに記載の故障予知機能付スイッ
チ。 - 【請求項6】 前記作動部材は、各受光素子に個別的に
対応する2つの透過窓を有し、前記操作位置では、各透
過窓が、前記発光素子と各受光素子との間にそれぞれ介
在して入光状態とするものであり、 前記他方の受光素子に対応する透過窓には、透過光量を
少なくするフィルタを設けた請求項2記載の故障予知機
能付スイッチ。 - 【請求項7】 前記各受光素子は、透過率の異なる材料
でそれぞれ封止されてなる請求項2記載の故障予知機能
付スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001344313A JP2003151414A (ja) | 2001-11-09 | 2001-11-09 | 故障予知機能付スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001344313A JP2003151414A (ja) | 2001-11-09 | 2001-11-09 | 故障予知機能付スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003151414A true JP2003151414A (ja) | 2003-05-23 |
Family
ID=19157859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001344313A Pending JP2003151414A (ja) | 2001-11-09 | 2001-11-09 | 故障予知機能付スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003151414A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009011485A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Daito Giken:Kk | 遊技台および操作検出ユニット |
JP2010178235A (ja) * | 2009-01-31 | 2010-08-12 | Keyence Corp | 安全光電スイッチ及びこれを使った安全制御方法 |
JP2020090289A (ja) * | 2018-12-03 | 2020-06-11 | 株式会社川島製作所 | 光センサ予兆保全装置及び光センサ予兆保全方法 |
-
2001
- 2001-11-09 JP JP2001344313A patent/JP2003151414A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009011485A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Daito Giken:Kk | 遊技台および操作検出ユニット |
JP2010178235A (ja) * | 2009-01-31 | 2010-08-12 | Keyence Corp | 安全光電スイッチ及びこれを使った安全制御方法 |
JP2020090289A (ja) * | 2018-12-03 | 2020-06-11 | 株式会社川島製作所 | 光センサ予兆保全装置及び光センサ予兆保全方法 |
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A621 | Written request for application examination |
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