JP7480021B2 - 光電センサ - Google Patents

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Description

本発明は、光電センサに関する。
光電センサには、センサ感度を調整するための操作子(感度調整用の操作子)と、光電センサ用ICの制御モードを切り替えるための操作子(モード切替用の操作子)と、を備えたものが存在する(例えば、特許文献1参照)。従来、これらの操作子は、筐体の外面のうちの同じ1つの面に纏めて設けられていた。
特許第4352237号公報 特開平11-274715号公報
上述したように操作子を1つの面に纏めて設けようとすると、当該操作子で操作されるスイッチやボリュームなどの電子部品も、それらの操作子と近い位置に纏めて設けることが必要になり、従って、そのような位置での基板への実装が必要になる。その一方で、それらの電子部品を、光電センサ用ICが実装されている基板と同じ基板に実装しようとすると、他の電子部品(投光素子や光電センサ用ICなど)との関係で実装位置が制限されてしまうため、操作子の近くの位置に纏めて実装することは難しくなる。このため、従来は、光電センサ用ICを実装する基板とは別の基板を設け、その基板に、操作子で操作される電子部品を纏めて実装せざるを得なかった。
近年、光電センサの小型化や低コスト化が進んでいる。しかし、上述したように筐体の内部に複数の基板を設置したのでは、光電センサの小型化や低コスト化を妨げてしまうことになる。また、筐体の内部に複数の基板を設置する場合には、基板どうしを接続しなければならず(例えば、特許文献2参照)、そのための作業やコストが必要になってしまう。
そこで本発明の目的は、少なくとも2つの操作子を備えた光電センサにおける基板数の低減を可能にすることである。
本発明に係る光電センサは、筐体と、当該筐体の内部に保持された基板と、第1操作子と、感度調整用電子部品と、第2操作子と、モード切替用電子部品と、を備える。ここで、基板は、その主面又は背面に光電センサ用ICが実装された基板である。第1操作子は、筐体の外面に設置された操作子である。そして、感度調整用電子部品は、センサ感度を調整するための電子部品であり、基板の主面に実装されると共に第1操作子と直接的又は間接的に連係し、第1操作子の操作により調整される。また、第2操作子は、筐体の外面のうちの第1操作子が設置されている面とは異なる面に設置された操作子である。そして、モード切替用電子部品は、光電センサ用ICの制御モードを切り替えるための電子部品であり、基板の主面又はその背面に実装されると共に第2操作子と直接的又は間接的に連係し、第2操作子の操作により切り替えられる。
上記光電センサによれば、筐体の外面において、第1操作子と第2操作子とを異なる面にそれぞれ設置できるため、第1操作子及び第2操作子をそれぞれ設置するための面として、感度調整用電子部品及びモード切替用電子部品の実装位置(基板への実装位置)にそれぞれ適した面を個別に選択することができる。従って、基板が1つであっても、その基板において、他の電子部品(投光素子や光電センサ用ICなど)との関係で空いたスペースに感度調整用電子部品及びモード切替用電子部品を実装し、且つ、筐体の外面のうちのそれらの実装位置にそれぞれ適した面に第1操作子及び第2操作子を設置することが可能になる。このように、上記光電センサによれば、感度調整用電子部品及びモード切替用電子部品を光電センサ用ICなどと共に1つの基板に実装できるため、感度調整用電子部品及びモード切替用電子部品を実装するための別の基板が必要であった従来の光電センサに比べて、基板数が低減され、その結果として、光電センサの小型化や低コスト化の実現が可能になる。また、基板数が低減されることにより、基板どうしを接続する作業やコストも低減される。特に、基板が1つの場合には、そのような作業やコストが不要になる。
更に、上記光電センサによれば、第1操作子及び第2操作子が異なる面にそれぞれ設置されることにより、利用者にとっては、それらが同じ面に設置されている場合よりも、操作子ごとの機能の判別が容易になり、その結果として操作ミスが低減される。
上記光電センサにおいて、第1操作子は、筐体の外面のうちの基板の主面と垂直な面に設置されていてもよい。また、第2操作子は、筐体の外面のうちの基板の主面又はその背面と平行な面に設置されていてもよい。
上記光電センサにおいて、第1操作子は、回転式の操作子であってもよく、基板の主面に沿う方向に軸方向を一致させた状態で設置されていてもよい。
上記光電センサにおいて、第2操作子は、回転式の操作子であってもよく、基板の主面又はその背面と垂直な方向に軸方向を一致させた状態で設置されていてもよい。
上記光電センサにおいて、モード切替用電子部品はロッカースイッチであってもよく、第2操作子とロッカースイッチとの間には、第2操作子の回転動作をロッカースイッチの切替動作に変換するカム機構が構築されていてもよい。この構成によれば、第2操作子とモード切替用電子部品との間にカム機構が介在するので、第2操作子とモード切替用電子部品との位置関係が多少ずれたとしても、そのずれがカム機構によって吸収される。よって、第2操作子とモード切替用電子部品との位置関係について高い精度が要求されなくなり、その結果として、光電センサの設計が容易になる。
上記光電センサは、第2操作子の回転操作における所定区間で負荷を発生させる負荷発生手段を更に備えていてもよい。ここで、所定区間は、制御モードのうちの一方のモードに切り替わる位置と他方のモードに切り替わる位置との間の区間である。このような負荷発生手段によれば、利用者が、制御モードを切り替えようとして第2操作子を回転させたときに、回転操作の途中でその利用者に負荷を感じさせることができる。そして、利用者が負荷を感じているときには、それを以て、その利用者には、切替えが完了していないことを認識させることができ、その後、利用者が負荷を乗り越えて負荷を感じなくなったときには、それを以て、その利用者には、切替えが完了したことを認識させることができる。よって、上述した2つの位置の間の中途半端な位置で利用者が第2操作子の回転操作を止めてしまうことがなくなり、その結果として、制御モードの切替えが確実に行われるようになる。
上記光電センサにおいて、光電センサ用IC、感度調整用電子部品、及びモード切替用電子部品は何れも、基板に表面実装されてもよい。表面実装によれば、半田付けのためのリードやスルーホールなどが不要になるため、基板の主面及び背面の何れにも電子部品を実装することが可能になり(具体的には、主面への電子部品の実装の影響を受けずに、背面への電子部品の実装が可能になり)、しかも各電子部品の実装面積が低減される。従って、様々な電子部品を1つの基板に実装することが可能になる。また、表面実装によれば、半田付けによる基板への電子部品の実装を、手付け実装からリフロー実装に変更できる。従って、手付け実装の工程が不要となり、その結果として、低コスト化の実現が可能になる。
本発明によれば、少なくとも2つの操作子を備えた光電センサにおける基板数の低減が可能になる。
実施形態に係る光電センサを(A)正面側及び(B)背面側から見て示した斜視図である。 実施形態に係る光電センサの縦断面図である。 実施形態に係る光電センサの要部を正面側から見て示した斜視図である。 実施形態に係る光電センサの要部を背面側から見て示した斜視図である。 第1変形例に係る光電センサが備える第2操作子の斜視図である。 負荷発生手段についての説明図である。
[1]実施形態
図1(A)及び(B)は、実施形態に係る光電センサを正面側及び背面側からそれぞれ見て示した斜視図である。図2は、本実施形態に係る光電センサの縦断面図である。これらの図に示されるように、本実施形態の光電センサは、筐体1と、当該筐体1の内部に保持された基板2と、当該基板2に実装された複数の電子部品3と、筐体1の外面10に設置された第1操作子4A及び第2操作子4Bと、電源線及び信号線(図2にて符号50で示された部分)を含んだコード5と、を備える。そして、図3及び図4は、本実施形態に係る光電センサの要部(主に、基板2、電子部品3、第1操作子4A及び第2操作子4B)を正面側及び背面側からそれぞれ見て示した斜視図である。以下、各部の構成について具体的に説明する。
筐体1の外面10は、正面10a、背面10b、天面10c、底面10d、右側面10e、左側面10f、及び背面10bと底面10dとの間に形成された斜面10hによって構成されている(図1(A)~図2参照)。そして、正面10aに投受光用窓11が設けられている。また、斜面10hからコード5が引き出されている。なお、筐体1の外面10の形状は、これに限らず、適宜変更されてもよい。
基板2は、主面2aと背面2bとを有し、当該主面2aを正面のほうへ向けた状態で筐体1の内部に保持されている(図2参照)。基板2の背面2bには、底面10dに近い領域に、電源線や信号線(図2にて符号50で示された部分)を基板2上の電子部品3に電気的に接続するための接続端子21が立設されている。ここで、電源線や信号線は被覆線であり、接続端子21には、被覆線の被覆部分を切り裂いて内部の導電部分を接続端子21に接触させるためのスリット21aが設けられている(図3及び図4参照)。
電子部品3には、投光素子31、光電センサ用IC32、感度調整用電子部品3A、及びモード切替用電子部品3Bが含まれている(図2~図4参照)。なお、電子部品3には、これらに限らず、他の電子部品が含まれていてもよい。そして本実施形態では、これらの電子部品は、基板2の主面2a又は背面2bに表面実装されている。表面実装によれば、半田付けのためのリードやスルーホールなどが不要になるため、基板2の主面2a及び背面2bの何れにも電子部品3を実装することが可能になり(具体的には、主面2aへの電子部品3の実装の影響を受けずに、背面2bへの電子部品3の実装が可能になり)、しかも各電子部品3の実装面積が低減される。従って、様々な電子部品3を1つの基板2に実装することが可能になる。また、表面実装によれば、半田付けによる基板への電子部品3の実装を、手付け実装からリフロー実装に変更できる。従って、手付け実装の工程が不要となり、その結果として、低コスト化の実現が可能になる。
投光素子31は、LEDや半導体レーザなど、被検出体を検出するための光(検出用の光)を発する素子である。光電センサ用IC32は、光電センサを機能させるための様々な回路が1つに纏められた集積回路(ASIC)であり、回路の1つとして受光素子(不図示)を含んでいる。そして本実施形態では、投光素子31及び光電センサ用IC32は、投光素子31が発した光(検出用の光)が投受光用窓11を通過し、その光のうちの被検出体又はリフレクタで反射したものが再び投受光用窓11を通過して受光素子に入射するように、基板2の主面2aに実装されている。
感度調整用電子部品3Aは、センサ感度を調整するための電子部品であり、第1操作子4Aの操作により調整される。具体的には、以下のように構成されている。
感度調整用電子部品3Aは、回転子301を備えた可変抵抗器であり、回転子301の回転角度に応じて抵抗値が変化するものである。そして、感度調整用電子部品3Aは、基板2の主面2aのうちの筐体1の天面10cに近い領域において、当該天面10cのほうへ回転子301を向けた状態で実装されている(図2参照)。また、回転子301には、係合溝301aが形成されている。本実施形態では、係合溝301aは十字状に形成されている(図4参照)。
第1操作子4Aは、回転式の操作子であり、回転子301と同軸となるように筐体1の天面10cに設置されている(図1(A)及び図2参照)。即ち、第1操作子4Aを設置する面として、筐体1の外面10のうちの基板2の主面2aと垂直な面が用いられており、当該面において、第1操作子4Aは、基板2の主面2aに沿う方向に軸方向を一致させた状態で設置されている。より具体的には、第1操作子4Aは、天面10cに開設された円形状の貫通孔12aに挿入されている(図2参照)。また、第1操作子4Aと貫通孔12aの内面との間には、それらの間をシールするためのシール部材13Aが設けられている。
そして、第1操作子4Aの先端部が舌片状に形成されてり、当該先端部が回転子301の係合溝301aに嵌め込まれることにより、第1操作子4Aと回転子301とが直接的に連係している(図2及び図3参照)。即ち、第1操作子4Aの回転操作に連動して回転子301も回転するように、第1操作子4Aと回転子301とが結合されている。なお、第1操作子4Aの先端部は、十字状に形成されてもよい。
このような構成によれば、第1操作子4Aの操作によって回転子301の回転角度が調整されることにより、センサ感度が調整される。なお、係合溝301aの形状及び第1操作子4Aの先端部の形状は、上述したものに限らず、第1操作子4Aの回転操作に連動させて回転子301を回転させることができるものであれば、別の形状に適宜変更されてもよい。
モード切替用電子部品3Bは、光電センサ用IC32の制御モードを切り替えるための電子部品であり、第2操作子4Bの操作により切り替えられる。具体的には、以下のように構成されている。
モード切替用電子部品3Bは、可動子302を備えたロッカースイッチであり、スイッチ本体303からの可動子302の突出量に応じて接点が開閉するものである。具体的には、接点が開いた状態が制御モードのうちの一方のモードに対応付けられ、接点が閉じた状態が制御モードのうちの他方のモードに対応付けられており、これらのモードが、モード切替用電子部品3Bにおける接点の開閉によって切り替えられる。一例として、受光素子での受光量が基準値より大きくなった場合に被検出体を検出したと判定する制御モード(ライトオン制御モード)と、受光素子での受光量が基準値より小さくなった場合に被検出体を検出したと判定する制御モード(ダークオン制御モード)とが、モード切替用電子部品3Bによって切り替えられる。尚、モード切替用電子部品3Bで切り替えられる制御モードは、ライトオン制御モード/ダークオン制御モードに限らず、光電センサ用IC32で実行可能な別の制御に関するものに適宜変更されてもよい。
そして、モード切替用電子部品3Bは、基板2の背面2bにおいて、筐体1の背面10bのほうへ可動子302を向けた状態で実装されている(図2参照)。また本実施形態では、可動子302は、突出量が大きくなる方向へ常に付勢されている。即ち、可動子302は、接点が常開又は常閉となるように付勢されている。
第2操作子4Bは、回転式の操作子であり、筐体1の背面10bにおいてモード切替用電子部品3Bと対向する位置に設置されている(図1(B)及び図2参照)。即ち、第2操作子4Bを設置する面として、筐体1の外面10のうちの基板2の背面2bと平行な面が用いられており、当該面において、第2操作子4Bは、基板2の背面2bと垂直な方向に軸方向を一致させた状態で設置されている。より具体的には、第2操作子4Bは、背面10bに開設された円形状の貫通孔12bに挿入されている(図2参照)。また、第2操作子4Bと貫通孔12bの内面との間には、それらの間をシールするためのシール部材13Bが設けられている。このように、第2操作子4Bは、筐体1の外面10のうちの第1操作子4Aが設置されている面とは異なる面に設置されている。
第2操作子4Bと可動子302との間には、第2操作子4Bの回転動作を可動子302による接点の切替動作に変換するカム機構6が構築されている。本実施形態では、カム機構6は、可動子302に形成された斜面302aと、第2操作子4Bのうちの、当該第2操作子4Bが回転する過程で斜面302aに当接して当該斜面302aを押し下げる作用部41と、で構成されている(図4参照)。このようなカム機構6により、第2操作子4Bと可動子302とが間接的に連係している。即ち、第2操作子4Bの回転操作に可動子302が連動することによって接点が切り替わるように、第2操作子4Bと可動子302とがカム機構6を介して結合されている。このようなカム機構6による連係によれば、第2操作子4Bが回転する過程で斜面302aに作用部41が当接すればよい。即ち、第2操作子4Bと可動子302との間にカム機構6が介在するので、第2操作子4Bと可動子302との位置関係が多少ずれたとしても、そのずれがカム機構6によって吸収される。よって、第2操作子4Bと可動子302との位置関係について高い精度が要求されなくなり、その結果として、光電センサの設計が容易になる。
このような構成によれば、第2操作子4Bの操作によって可動子302を介して接点が切り替えられることにより、制御モードの切替えが行われる。なお、カム機構6の構成は、上述したものに限らず、第2操作子4Bの回転操作に可動子302を連動させることができるものであれば、別の構成に適宜変更されてもよい。
本実施形態の光電センサによれば、筐体1の外面10において、第1操作子4Aと第2操作子4Bとを異なる面にそれぞれ設置できるため、第1操作子4A及び第2操作子4Bをそれぞれ設置するための面として、感度調整用電子部品3A及びモード切替用電子部品3Bの実装位置(基板2への実装位置)にそれぞれ適した面を個別に選択することができる。従って、基板2が1つであっても、その基板2において、他の電子部品3(投光素子31や光電センサ用IC32など)との関係で空いたスペースに感度調整用電子部品3A及びモード切替用電子部品3Bを実装し、且つ、筐体1の外面10のうちのそれらの実装位置にそれぞれ適した面に第1操作子4A及び第2操作子4Bを設置することが可能になる。このように、本実施形態の光電センサによれば、感度調整用電子部品3A及びモード切替用電子部品3Bを光電センサ用IC32などと共に1つの基板2に実装できるため、感度調整用電子部品3A及びモード切替用電子部品3Bを実装するための別の基板が必要であった従来の光電センサに比べて、基板数が低減され、その結果として、光電センサの小型化や低コスト化の実現が可能になる。また、基板数が低減されることにより、基板どうしを接続する作業やコストも低減される。特に、基板2が1つの場合には、そのような作業やコストが不要になる。
更に、本実施形態の光電センサによれば、第1操作子4A及び第2操作子4Bが異なる面にそれぞれ設置されることにより、利用者にとっては、それらが同じ面に設置されている場合よりも、操作子ごとの機能の判別が容易になり、その結果として操作ミスが低減される。
[2]変形例
[2-1]第1変形例
上述した光電センサは、第2操作子4Bの回転操作における所定区間で負荷を発生させる負荷発生手段を備えていてもよい。ここで、所定区間は、制御モードのうちの一方のモード(例えば、ライトオン制御モード)に切り替わる位置と他方のモード(例えば、ダークオン制御モード)に切り替わる位置との間の区間である。以下、負荷発生手段について具体的に説明する。
図5は、第1変形例に係る光電センサが備える第2操作子4Bの斜視図である。また、図6(A)及び(B)は、負荷発生手段についての説明図である。これらの図に示されるように、第2操作子4Bには突起部42が設けられている。ここで、当該突起部42は、第2操作子4Bのうちの貫通孔12bの内面12cと対向する部分に設けられている(図6(A)参照)。また、貫通孔12bの内面12cには、第2操作子4Bが回転したときに突起部42が通る経路Rを遮る高さまで突出した突起部14が設けられている(図6(B)参照)。具体的には、突起部42の経路Rは、制御モードのうちの一方のモード(例えば、ライトオン制御モード)に切り替わる位置P1と他方のモード(例えば、ダークオン制御モード)に切り替わる位置P2との間に円弧状に形成されており、当該経路Rの中間部分を遮るように突起部14が形成されている。
従って、第2操作子4Bの回転操作により、突起部42を位置P1及びP2の何れか一方から他方へ移動させた場合、その途中で、突起部42が突起部14に当接し、それによって第2操作子4Bの回転操作に負荷が発生する(図6(B)参照)。そして、その状態から更に第2操作子4Bを回転させることにより、突起部42は、突起部14に乗り上げる。このとき、これらの突起部の間には摩擦抵抗が生じ、その摩擦抵抗が負荷となって回転操作にかかり続ける。その後、更に第2操作子4Bを回転させることにより、突起部42は、突起部14を乗り越える。これにより、第2操作子4Bは、回転操作に負荷がかかった状態から解放される。
このように、本実施形態では、突起部42と突起部14とによって負荷発生手段が構成されている。そして、突起部42が突起部14に乗り上げている区間が、上述した所定区間になる。
このような負荷発生手段によれば、利用者が、制御モードを切り替えようとして第2操作子4Bを回転させたときに、回転操作の途中でその利用者に負荷を感じさせることができる。そして、利用者が負荷を感じているときには、それを以て、その利用者には、切替えが完了していないことを認識させることができ、その後、利用者が負荷を乗り越えて負荷を感じなくなったときには、それを以て、その利用者には、切替えが完了したことを認識させることができる。よって、上述した2つの位置P1及びP2の間の中途半端な位置で利用者が第2操作子4Bの回転操作を止めてしまうことがなくなり、その結果として、制御モードの切替えが確実に行われるようになる。
[2-2]第2変形例
上述した光電センサにおいて、第1操作子4Aの回転操作に連動させて回転子301を回転させることができるものであれば、第1操作子4Aと回転子301とは、直接的に連係したものに限らず、モード切替用電子部品3Bと第2操作子4Bとを連係させている構成のように、別の機構(カム機構など)を介して間接的に連係したものに適宜変更されてもよい。また、第2操作子4Bの回転操作に可動子302を連動させることができるものであれば、第2操作子4Bと可動子302とは、カム機構6を介して間接的に連係したものに限らず、感度調整用電子部品3Aと第1操作子4Aとを連係させている構成のように、カム機構6を介さずに直接的に連係したものに適宜変更されてもよい。
[2-3]第3変形例
感度調整用電子部品3Aは、基板2の主面2aに限らず、基板2の背面2bに実装されてもよい。同様に、モード切替用電子部品3Bは、基板2の背面2bに限らず、基板2の主面2aに実装されてもよい。また、上述した説明において、基板2の背面2bを「主面」と読み替え、基板2の主面2aを「背面」と読み替えてもよい。更に、第1操作子4A及び第2操作子4Bは、互いに異なる面に設置されるのであれば、天面10c及び背面10bにそれぞれ設置される場合に限らず、他の面に設置されてもよい。
[2-4]第4変形例
上述した光電センサにおいて、感度調整用電子部品3Aは、センサ感度を調整できるものであれば、可変抵抗器に限らず、別種の電子部品に適宜変更されてもよい。また、第1操作子4Aは、感度調整用電子部品3Aとして採用された電子部品の種類に応じて、それを操作できるものに適宜変更されてもよい。このとき、第1操作子4Aには、回転式のものに限らず、スライド式やプッシュ式のものなどが用いられてもよい。
同様に、モード切替用電子部品3Bは、制御モードを切り替えることができるものであれば、ロッカースイッチに限らず、別種のスイッチや別種の電子部品に適宜変更されてもよい。また、第2操作子4Bは、モード切替用電子部品3Bとして採用された電子部品の種類に応じて、それを操作できるものに適宜変更されてもよい。このとき、第2操作子4Bには、回転式のものに限らず、スライド式やプッシュ式のものなどが用いられてもよい。
[2-5]他の変形例
上述した光電センサの各部構成は、3つ以上の操作子及びそれらの操作子で操作される電子部品を備えた光電センサにも適用できる。
上述の実施形態及び変形例の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態又は変形例ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 筐体
2 基板
2a 主面
2b 背面
3 電子部品
3A 感度調整用電子部品
3B モード切替用電子部品
4A 第1操作子
4B 第2操作子
5 コード
6 カム機構
R 経路
10 外面
10a 正面
10b 背面
10c 天面
10d 底面
10e 右側面
10f 左側面
10h 斜面
11 投受光用窓
12a、12b 貫通孔
12c 内面
13A、13B シール部材
14 突起部
21 接続端子
21a スリット
31 投光素子
32 光電センサ用IC
41 作用部
42 突起部
301 回転子
301a 係合溝
302 可動子
302a 斜面
303 スイッチ本体

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に保持された基板であり、主面又はその背面に光電センサ用ICが実装された基板と、
    前記筐体の外面に設置された第1操作子と、
    センサ感度を調整するための電子部品であり、前記基板の主面に実装されると共に前記第1操作子と直接的又は間接的に連係し、前記第1操作子の操作により調整される感度調整用電子部品と、
    前記筐体の外面のうちの前記第1操作子が設置されている面とは異なる面に設置された第2操作子と、
    前記光電センサ用ICの制御モードを切り替えるための電子部品であり、前記基板の主面又はその背面に実装されると共に前記第2操作子と直接的又は間接的に連係し、前記第2操作子の操作により切り替えられるモード切替用電子部品と、
    を備える、光電センサ。
  2. 前記第1操作子は、前記筐体の外面のうちの前記基板の主面と垂直な面に設置され、
    前記第2操作子は、前記筐体の外面のうちの前記基板の主面又はその背面と平行な面に設置されている、請求項1に記載の光電センサ。
  3. 前記第1操作子は、回転式の操作子であり、前記基板の主面に沿う方向に軸方向を一致させた状態で設置されている、請求項1又は2に記載の光電センサ。
  4. 前記第2操作子は、回転式の操作子であり、前記基板の主面又はその背面と垂直な方向に軸方向を一致させた状態で設置されている、請求項1~3の何れかに記載の光電センサ。
  5. 前記モード切替用電子部品はロッカースイッチであり、
    前記第2操作子と前記ロッカースイッチとの間には、前記第2操作子の回転動作を前記ロッカースイッチの切替動作に変換するカム機構が構築されている、請求項4に記載の光電センサ。
  6. 前記第2操作子の回転操作における前記制御モードのうちの一方のモードに切り替わる位置と他方のモードに切り替わる位置との間の所定区間で負荷を発生させる負荷発生手段を更に備える、請求項4又は5に記載の光電センサ。
  7. 前記光電センサ用IC、前記感度調整用電子部品、及び前記モード切替用電子部品は何れも、前記基板に表面実装されている、請求項1~6の何れかに記載の光電センサ。
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