JP2003150999A - 硬貨識別装置 - Google Patents

硬貨識別装置

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JP2003150999A
JP2003150999A JP2001350643A JP2001350643A JP2003150999A JP 2003150999 A JP2003150999 A JP 2003150999A JP 2001350643 A JP2001350643 A JP 2001350643A JP 2001350643 A JP2001350643 A JP 2001350643A JP 2003150999 A JP2003150999 A JP 2003150999A
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Keiji Hodaka
啓志 保尊
Hiroshi Nakamura
宏 中村
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬貨が回転しながら搬送路を移動する場合で
も硬貨の回転に追従でき、尚且つ安価かつ簡易に構成す
る。 【解決手段】 硬貨識別装置1は、感熱素子の配列で構
成されてなり硬貨が有する凹凸形状の一部を検知して電
気信号に変換し硬貨の部分的な画像データを出力する凹
凸検知部2と、当該部分的な画像データを格納する画像
格納部3と、画像格納部3に格納された部分的な画像デ
ータを合成して硬貨識別用の画像データを構築する画像
構築部4と、硬貨識別用の画像データから凹凸形状の特
徴を抽出する特徴抽出部5と、当該抽出した特徴を用い
て硬貨の真偽または種別を判定する判定部6とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬貨識別装置に関
する。さらに詳述すると、本発明は、硬貨が有する凹凸
形状を検出し、この結果を用いて硬貨の真偽または種別
を判定する硬貨識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】硬貨の側面(円周面)に一定間隔で連続
的に設けられる凹凸形状(以下、ギザと表記する)を検
出する従来のセンサとしては、光学的な機構を備えたも
のが一般的である(特開平11−96429等参考)。
従来ある代表的な光学式のセンサを備えた硬貨識別装置
の概略構成を図13に示す。この硬貨識別装置は、硬貨
103を搬送路104に沿って搬送する搬送機構と、光
学式センサ107とを備えている。この光学式センサ1
07は、発光手段(光源)101と、集光レンズ102
a,102bと、受光手段(受光素子)105と、A/
D変換機106とを備えている。この光学式センサ10
7は、搬送路104の外側に近接して設けられ、光源1
01が発光する光を集光レンズ102aで集光して搬送
路104に沿って搬送される硬貨103の側面に照射す
るとともに、その反射光を集光レンズ102bで集光し
て受光素子105で受光すると共に電気信号に変換し、
当該電気信号をA/D変換機106でデジタル信号化し
て、ギザの有無を検出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学式
センサ107では、硬貨103が回転しながら搬送路1
04を移動するタイプの硬貨識別装置(例えば自動販売
機等)に用いた場合、ギザに照射する光の焦点が定まら
ず硬貨の回転に追従できないという問題がある。また、
光学式センサ107では、光学系部品の点数が多く、装
置が複雑化・大型化してしまうという問題もある。
【0004】そこで本発明は、硬貨が回転しながら搬送
路を移動する場合でも硬貨の回転に追従でき、尚且つ安
価かつ簡易に構成できる硬貨識別装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の硬貨識別装置は、感熱素子の配列で
構成されてなり硬貨が有する凹凸形状の一部を検知して
電気信号に変換し硬貨の部分的な画像データを出力する
凹凸検知部と、部分的な画像データを格納する画像格納
部と、画像格納部に格納された部分的な画像データを合
成して硬貨識別用の画像データを構築する画像構築部
と、硬貨識別用の画像データから凹凸形状の特徴を抽出
する特徴抽出部と、当該抽出した特徴を用いて硬貨の真
偽または種別を判定する判定部とを備えるようにしてい
る。
【0006】したがって、硬貨の部分的な画像データか
ら硬貨識別用の画像データを構築するので、硬貨が回転
しながら搬送路を移動する場合であっても、画像処理速
度を対応させることで当該硬貨の回転に容易に追従でき
る。しかも、本発明では、光学系を必要としないため、
装置機構を単純化でき、煩雑な調整も不要である。さら
に、本発明では画像構築部を備えているので、凹凸検知
部は硬貨の部分的な画像データを取得できれば足り、小
型の凹凸検知部を採用できる。したがって、硬貨識別装
置の小型化・簡易化が可能であり、コストダウンが可能
である。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の硬貨識別装置において、凹凸検知部または硬貨の一
方または双方を加熱するための加熱部と、凹凸検知部ま
たは硬貨の一方または双方の温度を検知する温度検知部
と、温度検知部の結果に基き予め設定された目標温度と
なるように加熱部を調整する温度調節部とを備えるよう
にしている。
【0008】この場合、硬貨を投入する前処理として、
硬貨と凹凸検知部との間に明確な温度差を発生させてお
くことができ、凹凸形状の検知を確実に行える。加え
て、凹凸検知部を最適な温度条件で動作させることがで
き、また例えば比較用の基準データを測定した時と同じ
温度条件で硬貨の金種を判定できる。これにより、識別
装置の精度を一層高めることができる。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の硬貨識別装置において、凹凸検知部は、硬
貨の円周面に形成されたギザを検知するようにしてい
る。ギザは、特定の硬貨が有する特徴的部分であり、し
かもギザの大きさや幅等の形状は硬貨の種類によって固
有のものである。したがって、硬貨の真偽または種別を
判定を容易に行える。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1か
ら3のいずれかに記載の硬貨識別装置において、凹凸検
知部は矩形状に形成され、硬貨の円周面が凹凸検知部に
対向するようにして且つ硬貨を凹凸検知部の長手方向に
回転移動させることで、硬貨識別用の画像データを得る
ようにしている。この場合、凹凸検知部に対して硬貨を
回転させながら通過させることで、硬貨識別用の画像デ
ータを容易に得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1から図12に本発明の硬貨識別装置の
実施の一形態を示す。この硬貨識別装置1は、感熱素子
の配列で構成されてなり硬貨12が有する凹凸形状の一
部を検知して電気信号に変換し硬貨12の部分的な画像
データを出力する凹凸検知部2と、当該部分的な画像デ
ータを格納する画像格納部3と、画像格納部3に格納さ
れた部分的な画像データを合成して硬貨識別用の画像デ
ータを構築する画像構築部4と、硬貨識別用の画像デー
タから凹凸形状の特徴を抽出する特徴抽出部5と、当該
抽出した特徴を用いて硬貨12の真偽または種別を判定
する判定部6とを備えるようにしている。
【0013】本実施形態の凹凸検知部2では、例えば硬
貨12の円周面に形成されたギザ7を検知するようにし
ている。当該ギザ7に基く硬貨識別用の画像データを得
るための構成として、例えば本実施形態では、凹凸検知
部2の感応面2aを矩形状に形成している。そして、硬
貨識別装置1では、硬貨12の円周面を凹凸検知部2の
感応面2aに対向させ、硬貨12を凹凸検知部2の感応
面2aの長手方向に回転移動させることで、硬貨識別用
の画像データを得るようにしている。
【0014】本実施形態における硬貨識別装置1は、例
えば図2から図4に示すように硬貨12が硬貨用通路8
を回転しながら移動するタイプのものである。硬貨用通
路8は、例えば硬貨12の表裏面を挟むように設けられ
硬貨用通路8の側面を構成する2つの搬送ガイド9,9
と、硬貨12の円周面を支持する通路底面部10とで形
成される。凹凸検知部2は、その感応面2aが通路底面
部10の一部を構成するように、換言すれば感応面2a
が通路底面部10と面を同じくするように設けられる。
2つの搬送ガイド9,9は、硬貨12の移動の妨げとな
らず尚且つ硬貨用通路8内で硬貨12が傾かない程度の
間隔d(図3参照)をあけて設けることが好ましい。例
えば、識別対象となる硬貨12が500円硬貨であれ
ば、500円硬貨の厚み+0.3mm程度の間隔をあけ
て搬送ガイド9,9を設けることが好ましい。
【0015】硬貨識別装置1に投入された硬貨12は、
硬貨用通路8の上流から下流へ回転移動していく。この
とき硬貨12は、硬貨識別用の画像データの構築処理が
容易であるように、通路底面部10に対して滑ることな
く、硬貨12の外周が硬貨用通路8の長手方向にぴった
り沿うようにして一定速度で回転移動させることが好ま
しい。このため、硬貨12は、例えば硬貨用通路8に入
る時点で、通路底面部10に対してスリップしない程度
に十分に減速されていることが好ましい。また、通路底
面部10にスリップ防止用のゴム等を設けるようにして
も良い。
【0016】凹凸検知部2は、凹凸に対応した荷電変化
を起こす感応要素の配列を有する集積回路として構成さ
れる。感応要素としては、例えば焦電(感熱)素子また
は圧電素子或いはこれらの組み合わせを用いることがで
きる。本実施形態の凹凸検知部2は、感熱素子の配列を
有するものとしている。例えば本実施形態の凹凸検知部
2には、硬貨12の厚み方向にM個、硬貨12の進行方
向にN個の素子マトリクスが構成されているものとす
る。凹凸検知部2と測定対象となる硬貨12との間の空
気層には硬貨12が有する凹凸(本実施形態ではギザ
7)の高さ/深さに起因する温度分布がある。凹凸検知
部2の各素子は当該温度分布を検知して、対応した電気
信号を発生する。各素子の電気信号は、凹凸検知部2と
対向する硬貨12のギザ7に対応しており、従って硬貨
12のギザ7の画像データとなる。なお、感熱素子に代
えて、または加えて、圧電素子を用い、硬貨12が有す
る凹凸(本実施形態ではギザ7)に対応した圧力パター
ンを電気信号に変換し、画像データを得るようにしても
良い。
【0017】凹凸検知部2を構成する集積回路は、図1
2に例示するように、例えば上部電極32と、下部電極
28と、上部電極32と下部電極28との間に配置され
た焦電材料(または圧電材料)からなる活性層30と、
上部電極32の上に形成されて硬貨12との接触部とな
る保護層34と、下部電極28が行列状に設置される半
導体基板20と、活性層30によって発生した電荷を処
理するため半導体基板20の中に形成される回路22と
を備える。
【0018】回路22は、例えばCCD(荷電移動によ
って作用する荷電結合素子)回路又はC−MOS回路等
であり、シリコンからなる集積回路の既知の又は新規の
製造技術を用いて製造されるものである。また、回路2
2は、例えばスピンコーティングによって形成された数
マイクロメートルの厚さを有するポリイミド層であるプ
レーナリゼーション層24で覆われている。このプレー
ナリゼーション層24は、周期的にエッチングされてお
り、個々の下部電極28の各々が、開口26を介して、
半導体基板20における対応した回路22に接続される
ように形成されている。活性層30は、図12に例示す
るように、下部電極28の行列上で連続して形成されて
も良い。複数の下部電極28が行列配列されることによ
って、活性層30が連続していても、感応要素の配列が
構成されるからである。活性層30の材料としては、既
知の又は新規の焦電材料(または圧電材料)を用いるこ
とができ、例えば、ポリ塩化ビニリデンフッ化物(PV
DF)、ポリ塩化ビニリデンフッ化物−トリフルオルエ
チレン(PVDF−TrFE)、ポリ塩化ビニリデンシ
アン化物−ビニル酢酸塩(PVDCN−VAc)、ポリ
塩化ビニリデンシアン化物−ビニリデンフッ化物(PV
DCN−VDF)等の利用が好適である。保護層34
は、例えば約10マイクロメートルの厚さを有するポリ
イミド層であり、保護層34上に及ぼされる温度パター
ン(または圧力パターン)を下位の層に正確に伝達する
ように形成される。
【0019】凹凸検知部2は、活性層30上に及ぼされ
た温度パターン(または圧力パターン)のイメージを表
す電気信号をCPU(中央演算処理装置)11に伝送す
るべく、画像転送部13に接続されている。画像転送部
13は、例えばCPU11とセンサ(凹凸検知部2)を
接続するためのインターフェースとなる既知又は新規の
A/D変換器である(図5参照)。画像格納部3は、凹
凸検知部2から画像転送部13を介して送られる部分的
な画像データを順次格納するためのものであり、例えば
RAM(Random Access Memory)である(図5参照)。
以下、本実施形態では画像格納部をRAM3と呼ぶ。
【0020】硬貨12が凹凸検知部2上を回転移動しな
がら通過する間、凹凸検知部2は硬貨12のギザ7を連
続的にスキャンする。凹凸検知部2の各素子が生成した
電気信号は、A/D変換器13によりデジタル信号に変
換されて硬貨12のギザ7を表す部分的な画像データ
(以下、本実施形態では部分画像データと呼ぶ。)とな
る。
【0021】図6中の符号14は、ギザ7を有する硬貨
12が凹凸検知部2を回転移動する場合におけるある瞬
間の部分画像データの一例を示す。ここで、凹凸検知部
2上に硬貨12等の検知対象物が何も無い場合には、凹
凸検知部2の各素子は、凹凸検知部2と外気との温度差
に応じた電気信号を生成する。当該電気信号を本実施形
態では説明の便宜上「常時電気信号」と呼ぶ。ギザ凸部
7aが接触する感熱素子は、硬貨12との温度差に応じ
て常時電気信号から大きく変化した電気信号を生成す
る。一方、凹凸検知部2に接触しないギザ凹部7bの位
置に対応する感熱素子は、常時電気信号と殆んど変わら
ない電気信号(若しくはギザ凸部7aが接触する感熱素
子に比較してずっと小さい変化量の電気信号)を生成す
る。したがって、図6に示す部分画像データ14のう
ち、常時電気信号に対応したデジタルデータを基準とし
て、データ変化量の大きいデータ(図6中符号14aで
示す)がギザ凸部7aに対応する画素データとなり、当
該データ変化量の大きいデータに挟まれたデータ変化量
の小さいデータがギザ凹部7bに対応する画素データと
なる。
【0022】図7は、ギザ7を有する硬貨12が凹凸検
知部2上を回転移動しながら通過する場合において、時
間tの経過に従って、順次RAM3に格納される部分画
像データ14のイメージを示す。各部分画像データ14
は、硬貨12の円周面の一部が、凹凸検知部2と接触す
ることによって出現したものである。硬貨12と凹凸検
知部2との接触部分は、時間tの経過と共に硬貨12の
移動方向(図中矢印Xで示す。以下、硬貨移動方向Xと
呼ぶ。)に変位していく。各部分画像データ14の大き
さは全て等しく、例えばM×Nの配列である。これら全
ての部分画像データ14を例えば重ね合わせるように合
成することで、硬貨12の円周面のうち凹凸検知部2上
を対向しながら通過した部分の画像データ(以下、本実
施形態では、識別用画像データと呼ぶ。)を構築するこ
とができる。
【0023】ここで、順次RAM3に格納される部分画
像データ14,14間の時間間隔は、凹凸検知部2から
RAM3へのデータ転送速度や硬貨12の移動速度等も
考慮して、識別用画像データの構築に支障が出ないよう
に、十分に小さい間隔とする。例えば、隣接する部分画
像データ14間で、同一のギザ凸部7aに接触する同一
の感熱素子が存在する程度に、十分小さい時間間隔とす
ることが好ましい。
【0024】画像構築部4は、例えば画像構築のアルゴ
リズムを記述したプログラムをROM(Read Only Memo
ry)15に予め格納しておき、当該プログラムをCPU
11が実行することで実現される(図5参照)。本実施
形態の画像構築部4は、硬貨12が凹凸検知部2上を通
過し終えた後、例えば次のようにRAM3に格納された
部分画像データ14を合成して識別用画像データを構築
する。
【0025】即ち、画像構築部4は、RAM3に格納さ
れた全ての部分画像データ14の中から、各部分画像デ
ータ14におけるある共通位置の配列要素[i,j]
(0≦i≦M,0≦j≦N)について、最大値と最小値
を求め(画像データを構成する各画素データは例えば8
ビットのデータであれば0から255までの値をと
る)、その差を算出して、これをデータ変化量D[i,
j]とし、尚且つ当該データ変化量D[i,j]を全配
列要素について算出することで得られるM×Nの配列D
を識別用画像データとする。硬貨12が接触した経歴の
ある要素個所では、いずれかの部分画像データ14にお
いてデータに大きな変化が生じているため、D[i,
j]の値は正方向に発散する傾向になる。一方、硬貨1
2が接触した経歴の無い要素個所では、どの部分画像デ
ータ14においてもデータに大きな変化が生じていない
ため、D[i,j]の値は0方向に収束する傾向にな
る。
【0026】上記の画像構築部4の処理の具体例を図9
を用いて説明する。なお、説明の便宜上、凹凸検知部2
の配列サイズを例えば2行7列としているが、配列サイ
ズはこれに限定されるものではない。部分画像データ1
4a,14b,14cを対象として、各配列要素の最大
値を調べると、配列要素番号[1,1],…,[1,
7],[2,1],…,[2,7]の順に、{31,
5,38,5,41,4,29,32,4,37,3,
36,4,40}となる。また、各配列要素の最小値を
調べると、配列要素番号[1,1],…,[1,7],
[2,1],…,[2,7]の順に、{2,1,3,
2,3,3,2,1,2,1,1,1,1,1}とな
る。よって、各配列要素の最大値と最小値の差を算出し
データの変化量を求めると、配列要素番号[1,1],
…,[1,7],[2,1],…,[2,7]の順に、
{29,4,35,3,38,1,27,31,2,3
6,2,35,3,39}となり、これらを配列要素に
持つ識別用画像データ(図9中で示す符号16)が生成
される。なお、図9中でハッチングされた配列要素は、
当該配列要素と対応する個所に硬貨12が接触した経歴
が有ることを示している。
【0027】一方、ギザ7が無い硬貨12が凹凸検知部
2上を回転通過する場合は、傷などがある場合を除き、
硬貨12の円周面の全面が一様にセンサ表面に接触する
(図8参照)。したがって、図8に示す部分画像データ
14には、データ変化量の大きい画素データの間に挟ま
れたデータ変化量の小さい画素データ(即ち図7に示す
ギザ凹部7bに対応した画素データ)は表れない。
【0028】特徴抽出部5では、例えば識別用画像デー
タの全部又は一部を凹凸形状の特徴として数値化若しく
はグラフ化して表現するようにしている。凹凸形状の特
徴とは、例えばギザ7の有無、ギザ凸部7aまたはギザ
凹部7bの幅などが該当する。凹凸形状の特徴を数値化
若しくはグラフ化して表現することで、判定部6におけ
る処理を簡易且つ迅速に行える。特徴抽出部5は、例え
ば識別用画像データから特徴を抽出するためのアルゴリ
ズムを記述したプログラムをROM15に予め格納して
おき、当該プログラムをCPU11が実行することで実
現される。本実施形態の特徴抽出部5では、例えば識別
用画像データ上且つ硬貨移動方向Xと平行に直線を任意
に選択し、当該直線上における画素データを数値化する
ことで、凹凸形状の特徴を抽出するようにしている。
【0029】図10(A)は、ギザ7有り硬貨12の識
別用画像データを示している。図10(B)は、図10
(A)に示す識別用画像データ上且つ硬貨移動方向Xと
平行に直線Aをとり、当該直線A上における画素データ
を数値化し、硬貨移動方向Xにおける画素データの推移
をグラフ化したものである。図10(A)中の暗色部分
および図10(B)中の下側のピーク(以下、本実施形
態では負ピークと呼ぶ。)は、硬貨12の円周面におけ
る凹凸検知部2との非接触部分(即ち、ギザ凹部7b)
を示している。図10(B)から、負ピークがほぼ一定
間隔を置いて出現する特徴が確認できる。したがって、
硬貨12にギザ7があること、またギザ凸部7aの幅な
どの特徴が抽出できる。
【0030】一方、図11(A)は、ギザ7無し硬貨1
2の識別用画像データを示している。図11(B)は、
図11(A)に示す識別用画像データ上且つ硬貨移動方
向Xと平行に直線Bをとり、当該直線Bにおける画素デ
ータを数値化し、硬貨移動方向Xにおける画素データの
推移をグラフ化したものである。図11(B)中の負ピ
ークも硬貨12の円周面における凹凸検知部2との非接
触部分を示すが、その出現パターンには図10(B)に
見られるような特徴は確認できない。したがって、硬貨
12にはギザ7が無いことが分かる。
【0031】判定部6では、特徴抽出部5で抽出された
特徴を用いて硬貨12の真偽または種別を判定するよう
にしている。例えば特徴抽出部5で抽出された負ピーク
の間隔を調べることで、ギザ7の有無およびギザ凸部7
aの幅などの特徴が検出できる。そこで、判定部6で
は、次のような処理により硬貨12のギザ7の有無また
はギザ7の特徴により金種を判定することができる。即
ち、負ピークの間隔を硬貨移動方向Xに向かって順次調
査していき、ピーク間隔が予め用意された基準範囲に収
まれば、カウンタをインクリメント(即ちプラス1)
し、そうでなければカウンタを0にクリアする。そし
て、カウンタが所定数を超過すれば、その時点で投入さ
れた硬貨12はギザ7有りと判定する。また、ギザ凸部
7aやギザ凹部7bの間隔はギザ7を有する硬貨12の
種別により固有の値であるため、計測されたピーク間隔
と予め用意された基準データとの比較を行うことにより
金種の判別も可能となる。一方、カウンタが所定数を超
過することがなければ投入された硬貨12はギザ7無
し、若しくはギザ7以外の凹凸形状(例えば刻印等)が
有ると判定する。
【0032】なお、硬貨識別装置1には、凹凸検知部2
に加えて、図示しないが、硬貨12の材質、外径、厚
み、重量、硬貨12の中央穴の有無などを検出する既知
又は新規のセンサを組み合わせて用いることが好まし
い。これにより、判定部6は、例えば、硬貨12にギザ
7が無い場合には、硬貨12の材質、外径、厚み、重
量、硬貨12の中央穴の有無等の検出結果から硬貨12
の金種及び真偽を判定できる。また、ギザ7以外の特徴
も含めて硬貨12の金種及び真偽を識別することで、識
別の精度を高めることができる。
【0033】判定部6は、判定結果のメッセージ等を図
示していない表示手段(ディスプレイなど)に表示した
り、警告音を図示していないスピーカなどから出力させ
るようにしている。判定部6は、例えば上記処理を実行
するためのプログラムをCPU11が備えるROM15
に予め格納しておき、当該プログラムをCPU11が実
行することで実現される。
【0034】また、硬貨識別装置1には、凹凸検知部2
または硬貨12の一方または双方を加熱するための加熱
部17と、凹凸検知部2または硬貨12の一方または双
方の温度を検知する温度検知部18と、温度検知部18
の結果に基き予め設定された目標温度となるように加熱
部17を調整する温度調節部19とを更に備えることが
好ましい。この場合、硬貨12を硬貨用通路8に投入す
る前処理として、硬貨12と凹凸検知部2との間に明確
な温度差を発生させておくことができ、凹凸形状の検知
を確実に行える。加えて、凹凸検知部2を最適な温度条
件で動作させることができ、また例えば比較用の基準デ
ータを測定した時と同じ温度条件で硬貨12の金種を判
定できる。これにより、識別装置の精度を一層高めるこ
とができる。
【0035】目標温度は、例えば、比較用の基準データ
を測定した際の硬貨12および凹凸検知部2の温度や、
凹凸検知部2が正常に機能するための温度等を考慮して
設定され、その値はCPU11が備えるROM15に予
め格納される。加熱部17は、例えば電流を流すことに
より熱エネルギを発生させる既知の又は新規の発熱器を
用いることができる。温度検知部18は、例えば温度変
化を電気信号に変換する既知の又は新規の温度センサを
用いることができる。温度調節部19は、例えば、CP
U11によって温度検知部18から送られる電気信号を
参酌しながら加熱部17への電源をオン・オフして、設
定された目標温度となるようにフィードバック制御を行
うことで実現される。
【0036】以上のように構成される本発明の硬貨識別
装置1では、温度調節部19により硬貨12と凹凸検知
部2との間に明確な温度差を発生させた状態で、硬貨1
2が硬貨用通路8に投入される。硬貨12は硬貨用通路
8の上流から下流へ回転移動し、通路底面部10の一部
を構成する凹凸検知部2上を通過する。当該通過に伴っ
て部分画像データ14が順次RAM3に格納される。硬
貨12と凹凸検知部2との接触個所は1対1で位置対応
するので、RAM3に格納された全部分画像データ14
に対して全配列要素毎のデータ変化量を求めることで、
凹凸検知部2に接触した硬貨12の円周面部分のイメー
ジ即ち識別用画像データを容易に構築できる。そして、
構築された識別用画像データについてギザ凹部7bを示
す負ピークを検出し、そのピーク間隔が一定範囲に収束
する傾向が確認できれば、投入された硬貨12はギザ7
有りと判定することができ、そうでなければギザ7無
し、若しくは例えば刻印等ありと判定することができ
る。また、ギザ7の間隔はギザ7を有する硬貨12の種
別により固有の値であるため、計測されたピーク間隔と
予め用意された基準データとの比較を行うことにより金
種の判別も可能となる。
【0037】本発明の硬貨識別装置1によれば、光学系
を必要とせず、凹凸検知部2を硬貨用通路8の底面部に
設置するだけの簡易な装置構成にすることができる。こ
のため、装置機構を単純化でき、しかも光学系のような
煩雑な調整も不要である。したがって、硬貨識別装置1
の小型化・簡易化が可能であり、コストダウンが可能で
ある。
【0038】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。例えば、識別用画像データ上且つ硬貨12の厚
み方向の両端に最も近い位置であって、硬貨移動方向X
と平行に2つの直線を選択し、これら2つの各直線上に
おける負ピークを検出するようにしても良い。この場
合、投入された硬貨12が斜行ギザ7を有するものであ
れば、2つの直線上における各負ピーク間隔はそれぞれ
一定範囲内に収束するが、当該2つの直線間の負ピーク
に位相差が生じる。したがって、この位相差を計測し、
且つ予め用意された基準データと比較することで、斜行
ギザ7についても検出が可能となる。
【0039】また、凹凸検知部2が検知する硬貨12が
有する凹凸形状としては、ギザ7に限定されるものでは
なく、ギザ7に準じた等間隔の凹凸パターン(例えば5
00円硬貨12に表されるようなパール模様など)であ
っても良い。または、予め比較用の基準データを用意し
ておくことで、例えば旧500円硬貨12の円周面に表
されるような刻印等の検出も可能である。
【0040】また、上述の実施形態では静止する凹凸検
知部2上を硬貨12が回転移動して通過するように構成
したが、場合によっては、静止した硬貨12に対して凹
凸検知部2側を移動させるようにしても良い。この場
合、例えば部分画像データ14を継ぎ合わせることによ
って識別用画像データを構築することができる。
【0041】また、50円硬貨や100円硬貨等の既存
の硬貨12に限らず、ギザを有するメダルなど多種多様
な被検出体に対しても、本発明を同様に適用することが
できるのは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の硬貨識別装置では、硬貨の部分的な画像データ
から硬貨識別用の画像データを構築するので、硬貨が回
転しながら搬送路を移動する場合であっても、画像処理
速度を対応させることで当該硬貨の回転に容易に追従で
きる。しかも、本発明では光学系を必要としないため、
装置機構が単純化でき、煩雑な調整も不要である。さら
に、本発明では画像構築部を備えているので、凹凸検知
部は硬貨の部分的な画像データを取得できれば足り、小
型の凹凸検知部を採用できる。したがって、硬貨識別装
置の小型化・簡易化が可能であり、コストダウンが可能
である。
【0043】さらに、請求項2記載の硬貨識別装置で
は、凹凸検知部または硬貨の一方または双方を加熱する
ための加熱部と、凹凸検知部または硬貨の一方または双
方の温度を検知する温度検知部と、温度検知部の結果に
基き予め設定された目標温度となるように加熱部を調整
する温度調節部とを備えているので、硬貨と凹凸検知部
との間に明確な温度差を発生させておくことができ、凹
凸形状の検知を確実に行える。加えて、凹凸検知部を最
適な温度条件で動作させることができ、また例えば比較
用の基準データを測定した時と同じ温度条件で硬貨の金
種を判定できる。これにより、識別装置の精度を一層高
めることができる。
【0044】さらに、請求項3記載の硬貨識別装置によ
れば、ギザは特定の硬貨が有する特徴的部分であり、し
かもギザの大きさや幅等の形状は硬貨の種類によって固
有のものであるから、硬貨の真偽または種別を判定を容
易に行える。
【0045】さらに、請求項4記載の硬貨識別装置で
は、凹凸検知部は矩形状に形成され、硬貨の円周面が凹
凸検知部に対向するようにして且つ硬貨を凹凸検知部の
長手方向に回転移動させることで、硬貨識別用の画像デ
ータを得るようにしているので、凹凸検知部に対して硬
貨を回転させながら通過させることで、硬貨識別用の画
像データを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の硬貨識別装置の実施の一形態を示す概
略ブロック図である。
【図2】本発明の硬貨識別装置における凹凸検知部の配
置の一例を説明するための概略側面図である。
【図3】図2に示す硬貨識別装置の概略平面図である。
【図4】図2に示す硬貨識別装置の概略正面図である。
【図5】図1の硬貨識別装置の一部を示す概略ブロック
図である。
【図6】ギザを有する硬貨について部分的な画像データ
を取得する場合を示す模式図である。
【図7】ギザを有する硬貨について時間経過に従い順次
に部分的な画像データを取得する場合を示す模式図であ
る。
【図8】ギザ無しの硬貨について時間経過に従い順次に
部分的な画像データを取得する場合を示す模式図であ
る。
【図9】部分的な画像データを合成して硬貨識別用の画
像データを構築する処理の一例を説明するための模式図
である。
【図10】(A)は、ギザ有り硬貨について構築された
硬貨識別用の画像データを示し、(B)は、(A)に示
す直線A上における画素データを数値化しグラフ化した
ものを示す。
【図11】(A)は、ギザ無し硬貨について構築された
硬貨識別用の画像データを示し、(B)は、(A)に示
す直線B上における画素データを数値化しグラフ化した
ものを示す。
【図12】本発明の硬貨識別装置に用いる凹凸検知部の
一例を示す概略断面図である。
【図13】従来の光学式センサを備えた硬貨識別装置の
概略構成図である。
【符号の説明】
1 硬貨識別装置 2 凹凸検知部 3 RAM(画像格納部) 4 画像構築部 5 特徴抽出部 6 判定部 7 ギザ(硬貨が有する凹凸形状) 17 加熱部 18 温度検知部 19 温度調節部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E002 AA04 AA07 BD10 DA02 DA04 EA05 5L096 BA18 CA01 FA00 JA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱素子の配列で構成されてなり硬貨が
    有する凹凸形状の一部を検知して電気信号に変換し前記
    硬貨の部分的な画像データを出力する凹凸検知部と、前
    記部分的な画像データを格納する画像格納部と、前記画
    像格納部に格納された部分的な画像データを合成して硬
    貨識別用の画像データを構築する画像構築部と、前記硬
    貨識別用の画像データから前記凹凸形状の特徴を抽出す
    る特徴抽出部と、当該抽出した特徴を用いて前記硬貨の
    真偽または種別を判定する判定部とを備えることを特徴
    とする硬貨識別装置。
  2. 【請求項2】 前記凹凸検知部または前記硬貨の一方ま
    たは双方を加熱するための加熱部と、前記凹凸検知部ま
    たは前記硬貨の一方または双方の温度を検知する温度検
    知部と、前記温度検知部の結果に基き予め設定された目
    標温度となるように前記加熱部を調整する温度調節部と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の硬貨識別装
    置。
  3. 【請求項3】 前記凹凸検知部は、前記凹凸形状として
    前記硬貨の円周面に形成されたギザを検知するようにし
    たことを特徴とする請求項1または2記載の硬貨識別装
    置。
  4. 【請求項4】 前記凹凸検知部は矩形状に形成され、前
    記硬貨の円周面が前記凹凸検知部に対向するようにして
    且つ前記硬貨を前記凹凸検知部の長手方向に回転移動さ
    せることで、前記硬貨識別用の画像データを得るように
    したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    の硬貨識別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008237447A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Samii Kk 不正メダル検査装置

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