JP2003149683A - 液晶相溶性粒子、その製造方法及び液晶表示装置 - Google Patents

液晶相溶性粒子、その製造方法及び液晶表示装置

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JP2003149683A JP2002099261A JP2002099261A JP2003149683A JP 2003149683 A JP2003149683 A JP 2003149683A JP 2002099261 A JP2002099261 A JP 2002099261A JP 2002099261 A JP2002099261 A JP 2002099261A JP 2003149683 A JP2003149683 A JP 2003149683A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マトリックス液晶に溶解させたとき、その液
晶層が印加電流の周波数変調により光透過量が制御でき
るようにする。 【解決手段】 本発明の液晶相溶性粒子10は、複数の
金属原子12からなる核14の周囲に液晶分子16を保
護層18として配位結合し、これをマトリックス液晶2
6に溶解又は分散させ、両側の電極22A、22Bから
印加する電流の周波数を変調して、液晶層24の光透過
率を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印加する電流の
周波数に依存して光透過量が変化するようにした液晶表
示装置、及び、この液晶表示装置における液晶にドープ
するための液晶相溶性粒子並びにその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置における、液晶表示の動作
モードの1つであるゲストホストモードは、ホスト液晶
であるネマティック液晶、カイラルネマティック液晶、
又は、スメティック液晶中に、2色性色素を溶解又は分
散させ、液晶セル中に封入して電圧を印加すると、前記
ホスト液晶の電界によるフレデリクス転移に伴って、ゲ
ストである2色性色素の配向を制御し、液晶表示装置の
光透過量を調整するものである。
【0003】更に、公知ではないが、特願2000−1
26971号のように、本発明者等によって、前記2色
性色素に加え、例えばC60フラーレンからなる粒子
(ナノ粒子)を添加した液晶層を有する液晶表示装置が
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなゲストホ
ストモードの液晶表示装置の場合、その液晶セルでの光
透過量は印加する電圧にのみ対応するものであって、光
透過量を多段階に制御するためには、不十分な場合があ
り、更に多段階の光透過量制御が可能な方式が求められ
ていた。
【0005】この発明は上記要請に基づいてなされたも
のであって、液晶に印加する電流の周波数変化に依存し
て光透過量を変化させることできる液晶表示装置、この
液晶表示装置の液晶相に添加する液晶相溶性粒子及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、1又は複数
の金属粒子からなる核と、その周囲に、前記核と結合す
る液晶分子と、を含んで構成された液晶相溶性粒子をホ
スト液晶に溶解又は分散させ、この液晶相に印加する電
流の周波数に依存して、液晶の光透過量を変化させるこ
とができるようにして、上記目的を達成するものであ
る。
【0007】この発明は、本発明者の研究の結果、金属
粒子からなる核の周囲に液晶分子を結合して液晶相溶性
超微粒子を構成し、これをマトリック液晶に溶解又は分
散させると、印加する電流の周波数変化によっても光透
過量を制御可能であることを発見したことに基づくもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1に示されるように、この発明の実施の
形態の例に係る液晶相溶性粒子10は、複数の金属(例
えばPd)原子12からなる核14と、その周囲に、前
記核14と結合する液晶分子16からなる保護層18
と、を含んで構成されている。
【0010】ここで、前記複数の金属原子12からなる
核14の直径dは、5Å〜100nmとされている。
【0011】前記液晶分子16は後述のように種々選択
されるが、前記核14の直径に対して、液晶分子16の
短軸幅がこの直径に等しいか又は小さくなるように設定
する。
【0012】何故なら、液晶分子16の短軸幅が核14
の直径よりも大きいと、該液晶分子16が核14の周囲
に結合することが困難となるからである。
【0013】このような液晶相溶性粒子10を、図2に
示されるように、一対の電極22A、22B間の液晶層
24中に溶解又は分散させた場合、液晶層24を構成す
るマトリックス液晶26と液晶分子16との誘電体異方
性が相互に逆で、且つマトリックス液晶26が配向膜
(図示省略)により水平に配向され、ねじれネマティッ
ク(TN)構造、スーパーねじれネマティック(ST
N)構造を含むねじれネマティック型、あるいはねじれ
0の水平界面配向型となっている場合、図2(A)に示
されるように、電極22A、22B間に電圧が印加され
てないとき、液晶分子16は核14の周囲においてマト
リックス液晶26と直交する方向に配向しようとする。
【0014】これに対して、電極22A、22B間に電
圧を印加したときは、図2(B)に示されるように、マ
トリックス液晶26が電極22A、22Bと垂直に配向
するのに対して、液晶分子16は核14の周囲において
水平に配向しようとする。
【0015】又、液晶相溶性粒子10の使用量をマトリ
ックス液晶26に対して1.0wt%に固定して、且
つ、印加する電流の周波数を10Hz、15Hz、20
Hz、30Hz、60Hz、100Hzの各々の場合に
ついて電極22A、22Bに印加する電圧を変化させる
と、図3に示されるようになった。
【0016】この図3からは、印加電圧1Vから3Vの
範囲で周波数に依存して透過率が変化していることが分
かる。更に、電圧が1〜3Vの範囲内で、電圧と周波数
を同時に変調すれば、より精密に透過率を制御できるこ
とが分かる。
【0017】なお、前記実施の形態の例において、液晶
相溶性超微粒子10の核14は、例えばPdからなる金
属原子12から構成されているが、核14はPd原子以
外の金属原子から形成するようにしてもよい。
【0018】その場合、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、遷移金属、希土類金属、更に好ましくはAu、A
g、Cuのような貨幣金属の他、Ru、Rh、Pd、O
s、Ir、Pt、Fe、Coよりなる白金族金属がよ
い。又、上記金属の1種類あるいは2種類以上を合金化
し、複合化したものであってもよい。
【0019】上記の場合、Pd等の金属イオンによって
核14を構成しているが、金属イオンとするためには、
上記金属のハロゲン化物、酢酸金属塩、過ハロゲン酸金
属塩、硫酸金属塩、硝酸金属塩、炭酸金属塩、蓚酸金属
塩等の各種酸の金属塩を出発原料として用いるとよい。
【0020】更に、前記液晶相溶性粒子10における保
護層18を構成する液晶分子16は、例えば、4−シア
ノ4´−n−ペンチルビフェニル、4−シアノ−4´−
n−フェプチロキシビフェニル等のシアノビフェニル
類;コレステリルアセテート、コレステリルベンゾアー
ト等のコレステリルエステル類;4−カルボキシフェニ
ルエチルカーボネート、4−カルボキシルフェニルn−
ブチルカーボネート等の炭酸エステル類;安息香酸フェ
ニルエステル、フタル酸ビフェニルエステル等のフェニ
ルエステル類;ベンジリデン−2−ナフチルアミン、4
´−nブトキシベンジリデン−4アセチルアニリン等の
シッフ塩基類;N,N´−ビスベンジリデンベンジジ
ン、P−ジアニスアルベンジジン等のベンジジン類;
4,4´−アゾキシジアニソール、4,4´−ジ−n−
ブトキシアゾキシベンゼン等のアゾキシベンゼン類;ポ
リ(p−フェニレンテレフタルアミド)等の液晶高分
子;のうちいずれかを用いる。
【0021】前記保護層18のための液晶分子16の使
用量は、核14を構成する金属1モルに対し、1モル以
上存在すればよく、好ましくは1〜50モルである。な
お、液晶分子16が高分子の場合には、そのモノマー単
位当たりのモル数に換算して使用量を決定する。
【0022】前記金属イオン含有液を形成するための溶
媒としては、水;メタノール、エタノール、プロパノー
ル、炭素数1〜12のアルコール等のアルコール類;モ
ノエチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール等のエチレングリコール類;ジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジエチレングリコール
モノメチルエーテル等のエーテル類;よりなる群から選
ばれた少なくとも1種類を用いる。
【0023】前記液晶相溶性粒子10は、金属イオンを
溶媒に溶解又は分散してから液晶と混合し、これを還元
することによって、金属原子12からなる核14の分散
液として調製されるが、そのときの還元剤としては、対
象金属を還元できるものであれば特に制限はない。
【0024】従って、化学還元剤、光還元、電気還元、
X線還元、γ線還元、超音波還元等の手段を任意に用い
ることができる。
【0025】ここで、化学還元剤としては、アルコール
類、エチレングリコール類、エーテル類、更には水素化
ホウ素類、ヒドラジン等を用いる。
【0026】更に又、前記のような還元剤の使用量は、
核14を生成する原料として必要な金属イオンの1モル
に対して、1モル以上存在すればよく、好ましくは1〜
100モルを用いる。
【0027】又、前記のようにして製造される液晶相溶
性粒子10の平均粒子径は、マトリックス液晶の液晶分
子の大きさとの関係から、100nm以下、好ましくは
50nm以下、更に好ましくは10nm以下であり、下
限はないが、好ましくは0.5nm即ち5Å以上がよ
い。
【0028】又、前記マトリックス液晶26の材料とし
ては、前記のようなシアノビフェニル類の他に、コレス
テリルエステル類、炭酸エステル類、フェニルエステル
類、シッフ塩基類、ベンジジン類、アゾキシベンゼン
類、液晶高分子等を挙げることができる。
【0029】図2に示されるような、印加電流の周波数
変化に対応して光透過率が変化するような液晶層24を
構成する場合の、前記液晶相溶性超微粒子10の使用量
は、マトリックス液晶26に対して10wt%以下、好
ましくは5wt%以下、更に好ましくは1wt%以下が
よい。
【0030】次に、図4を参照して、本発明の実施の形
態の例に係る液晶表示装置30について説明する。
【0031】この液晶表示装置30は、一対の平行、且
つ、透明な基板32A、32Bと、これらの基板32
A、32Bの対向する内側面にそれぞれ設けられた透明
導電膜34A、34Bと、これら透明導電膜34A、3
4Bの対向する内側面にそれぞれ設けられた水平界面配
向膜36A、36Bと、これら一対の水平界面配向膜3
6A、36Bの間に形成された液晶層38と、を有して
なり、この液晶層38は、前記と同様のマトリックス液
晶26に液晶相溶性粒子10を溶解もしくは分散して構
成され、且つ、前記マトリックス液晶26は前記水平界
面配向膜36A、36Bにより基板32A、32Bに対
して水平(平行)方向に配向されるようになっている。
又、前記一対の基板32A、32Bの両外側には、偏光
板37A、37Bが配置されている。
【0032】更に、図4において下側の基板32Bの更
に下側に接触して白色反射板40が配置されている。
【0033】又、前記一対の透明導電膜34A、34B
は、この液晶表示装置30における電極を構成するもの
であり、これら電極としての透明導電膜34A、34B
には、制御回路42から一定電圧で、周波数が複数段階
に変調可能に、電流(交流)を印加されるようになって
いる。
【0034】なお、図4において、セルギャップを形成
するスペーサ及び各セル毎に液晶を封止する封止剤は共
に図示省略されている。
【0035】ここで、前記透明な基板32A、32Bは
厚さ1mm程度のガラス板から構成され、前記透明導電
膜34A、34Bは数百Åの厚さとされる。更に、前記
水平界面配向膜36A、36Bは、マトリックス液晶2
6の分子長軸がこの水平界面配向膜36A、36Bの面
に対して水平となるように液晶を配向させるものであ
る。
【0036】前記水平界面配向膜36A、36Bの間の
セルギャップは5μm程度とされている。
【0037】又、前記白色反射板40は、TiO2やM
gOを練り込んで形成した厚さ数十μから数mmのPE
T(ポリエチレンテレフタレート)フィルムからなり、
粘着剤(図示省略)により、図4において下側の基板3
2Bに貼り合わされている。
【0038】この液晶表示装置30においては、電圧が
印加されないときは、図4に示されるように、且つ、図
2(A)と同様にマトットリックス液晶26は水平に配
向されているが、制御回路42から、透明導電膜34
A、34B間に所定の電圧を印加することによって、図
2(B)に示されると同様に、液晶層38に含まれる液
晶相溶性超微粒子10における液晶分子16の配向方向
を変化させ、且つそのときの電流の周波数に応じて、又
は、周波数と電圧に応じて配向角度を調整することがで
きる。
【0039】これにより、マトリックス液晶26の液晶
分子も液晶相溶性粒子10の液晶分子16と直交する方
向に配向され、液晶層38を透過する光の散乱が変化す
る。
【0040】ここで、前記一対の基板32A、32Bの
両側の偏光板37A、37Bが、その透過軸が直交する
ように配置されているとき、前記液晶層38は、印加電
圧ゼロで分子長軸が前記水平界面配向膜36A、36B
に対して水平のとき、光透過率が最大となり、水平から
の傾き角に応じて光の旋光能と複屈折率を制御すること
により透過光の強さを変調可能となる。
【0041】即ち、液晶表示装置30における光透過率
が印加される電流の周波数、又は、周波数と電圧に対応
して変調されることになる。
【0042】前記液晶表示装置30は反射型であり、外
光は、上側の基板32A側から入射して液晶層38を通
り、基板32Bの下側の白色反射板40において反射さ
れ、再度液晶層38を通って基板32Aから出射して表
示光となる。
【0043】このときのカラー表示の明るさが、前述の
ように、制御回路42から透明導電膜34A、34Bに
印加される電流の周波数(及び電圧)に応じて、即ち液
晶層38の光透過率に応じて調製されることになる。
【0044】なお、前記一対の偏光板37A、37Bの
透過軸が平行なとき、前記液晶層38は、印加電圧ゼロ
で分子長軸が前記水平界面配向膜36A、36Bに対し
て水平のとき、光透過率が最小となり、水平からの傾き
角に応じて光の旋光能と複屈折率を制御することにより
透過光の強さを変調可能となる。
【0045】上記実施の形態の例に係る液晶表示装置3
0は、白色反射板40を設けた反射型であるが、本発明
はこれに限定されるものでなく、透過型であってもよ
い。更に、白色反射板40は、これに限定されるもので
なく、液晶層38を通って入射した光を散乱反射できる
ものであればよい。
【0046】以下本発明の実施の形態の第2例を図面を
参照して詳細に説明する。
【0047】図5に示されるように、この発明の実施の
形態の第2例は、前記と同様の液晶相溶性粒子10を、
一対の電極22A、22B間の液晶層54中に溶解又は
分散させた場合、液晶層54を構成するマトリックス液
晶56と液晶分子16との誘電体異方性が相互に逆で、
且つマトリックス液晶56が配向膜(図示省略)により
垂直に配向される場合、図5(A)に示されるように、
電極22A、22B間に電圧が印加されていないとき、
液晶分子16は核14の周囲においてマトリックス液晶
56と直交する方向に配向しようとする。
【0048】これに対して、電極22A、22B間に電
圧を印加したときは、図5(B)に示されるように、マ
トリックス液晶56が電極22A、22Bと平行に配向
するのに対して、液晶分子16は核14の周囲において
垂直に配向しようとする。
【0049】例えば、マトリックス液晶56に対して液
晶相溶性粒子10の使用量を、0wt%、0.1wt
%、1.0wt%として、各々の場合の液晶層54を構
成し、電極22A、22Bに〜5Vの電圧を印加した場
合、図6に示されるように、液晶層54の透過率は、液
晶相溶性粒子10の存在によって明確に変化しているこ
とが分かる。
【0050】又、液晶相溶性粒子10の使用量をマトリ
ックス液晶56に対して1.0wt%に固定して、且
つ、印加する電流の周波数を10Hz、100Hz、1
000Hzの各々の場合について電極22A、22Bに
印加する電圧を変化させると、図7に示されるようにな
った。
【0051】この図7からは、印加電流の周波数が10
Hzの場合は前記図6における1.0wt%の場合と変
わらないが、周波数100Hz及び1000Hzの場合
は、印加電圧2V〜2.8Vの範囲で10Hzの場合よ
りも大幅に透過率が低減していることが分かる。
【0052】又、液晶層によってカラー表示をする場合
は、図5において、2色性色素分子58として示される
ように、2色性色素を添加することが一般的であり、こ
の2色性色素の使用量は、マトリックス液晶56に対
し、10wt%以下、好ましくは5wt%以下、更に好
ましくは2wt%以下とする。
【0053】前記2色性色素としては、メロシアニン
系、スチリル系、アゾメチン系、アゾ系、キノン系、テ
トラジン系等があるが、実用的にはアゾ系とアントラキ
ノン系がよい。又、カラー液晶表示をする場合は、前記
2色性色素分子58として、イエロー、マゼンタ、シア
ンあるいはレッド、グリーン、ブルーのものを用いる。
更に、黒表示用としては、ブラックダイ等がある。
【0054】次に、図8を参照して、本発明の実施の形
態の例に係る液晶表示装置60について説明する。
【0055】この液晶表示装置60は、一対の平行、且
つ、透明な基板32A、32Bと、これらの基板32
A、32Bの対向する内側面にそれぞれ設けられた透明
導電膜34A、34Bと、これら透明導電膜34A、3
4Bの対向する内側面にそれぞれ設けられた垂直配向膜
66A、66Bと、これら一対の垂直配向膜66A、6
6Bの間に形成された液晶層68と、を有してなり、こ
の液晶層68は、前記と同様のマトリックス液晶56に
液晶相溶性粒子10を溶解もしくは分散して構成され、
且つ、前記マトリックス液晶56は前記垂直配向膜66
A、66Bにより基板32A、32Bに対して水平(平
行)方向に配向されるようになっている。
【0056】又、前記一対の透明導電膜34A、34B
は、この液晶表示装置60における電極を構成するもの
であり、これら電極としての透明導電膜34A、34B
には、制御回路72から一定電圧で、周波数が複数段階
に変調可能に、電流(交流)を印加されるようになって
いる。
【0057】ここで、前記垂直配向膜66A、66B
は、マトリックス液晶56の分子長軸がこの垂直配向膜
66A、66Bの面に対して水平となるように液晶を配
向させるものであり、例えばポリイミド等の垂直配向性
の厚さ1μm程度の配向膜を透明導電膜34A、34B
の上から塗布焼成して垂直配向とする。
【0058】前記垂直配向膜66A、66Bの間のセル
ギャップは5μm程度とされている。
【0059】この液晶表示装置60においては、電圧が
印加されないときは、図8に示されるように、且つ、図
5(A)と同様にマトットリックス液晶56は垂直に配
向されているが、制御回路42から、透明導電膜34
A、34B間に所定の電圧を印加することによって、図
5(B)に示されると同様に、液晶層68に含まれる液
晶相溶性粒子10における液晶分子16の配向方向を変
化させ、且つそのときの電流の周波数に応じて配向角度
を調整することができる。
【0060】これにより、マトリックス液晶56の液晶
分子も液晶相溶性粒子10の液晶分子16と直交する方
向に配向され、液晶層68を透過する光の散乱が変化す
る。
【0061】即ち、液晶表示装置60における光透過率
が印加される電流の周波数に対応して変調されることに
なる。
【0062】前記液晶表示装置60は反射型であり、外
光は、上側の基板32A側から入射して液晶層68を通
り、基板32Bの下側の白色反射板40において反射さ
れ、再度液晶層68を通って基板32Aから出射して表
示光となる。
【0063】この過程において、前記液晶層68におけ
る2色性色素分子58によって所定の波長光が吸収さ
れ、目的の色光となって基板32Aから出射しカラー表
示をすることになる。
【0064】このときのカラー表示の明るさが、前述の
ように、制御回路72から透明導電膜34A、34Bに
印加される電流の周波数(及び電圧)に応じて、即ち液
晶層38の光透過率に応じて調製されることになる。
【0065】更に、この液晶表示装置60においては、
2色性色素分子58が前記マトリックス液晶56と同様
に配向されるので、この2色性色素分子58の配向方向
によっても、液晶層68の光透過率が変化される。
【0066】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるも
のではない。
【0067】(実施例1)100mL石英製シュリンク
管に酢酸パラジウム(小島化学製特級試薬)0.004
5g(0.0198mmol)及びCCN−47(メルク・
ジャパン)0.342g(0.99mmol)を入れ、これ
にエタノール30mLを加え、反応器の空気部分を窒素
置換し還元雰囲気とした。
【0068】磁気攪拌機を用いて十分攪拌した後、50
0W高圧水銀灯にて3時間紫外線照射した。照射により
溶液は黄色から黒褐色に変化し、液晶相溶性パラジウム
ナノ粒子(超微粒子)分散液が得られた。この溶液をロ
ータリーエバポレーターにて、エタノールを減圧留去
し、真空乾燥機にて一夜真空乾燥を行い液晶相溶性パラ
ジウムナノ粒子を得た。
【0069】前記液晶相溶性パラジウムナノ粒子分散液
を透過型電子顕微鏡用銅グリッド上に滴下後乾燥し、透
過型電子顕微鏡により分析した結果、パラジウム粒子
(液晶相溶性超微粒子)の平均粒径は2.5nmであっ
た。
【0070】(実施例2)実施例1記載の液晶相溶性パ
ラジウムナノ粒子0.0005gをマトリックス液晶
(4−シアノ−4'−n−ペンチルビフェニル、東京化
成工業製特級試薬)0.05gに溶解させて液晶セルに
充填し、図4に示したと同様の液晶表示装置を作成し
た。この作成した液晶表示装置に電圧印加(最大10
V)し、光透過量を瞬間マルチ測光システムLCD−5
200(大塚電子(株))にて測定した。その結果を、
図3に示す。周波数を、10Hzから100Hz以上に
変化させることにより、閾値電圧は2.1Vから0.9
Vへと変化した。
【0071】(比較例1)マトリックス液晶(4−シア
ノ−4'−n−ペンチルビフェニル、東京化成工業製特
級試薬)0.05gを、図4に示した水平配向液晶セル
に充填し、液晶表示装置を作成した。この作成した液晶
表示装置に電圧印加(最大10V)し、光透過量を瞬間
マルチ測光システムLCD−5200(大塚電子
(株))にて測定した。周波数を、10Hzから100
Hz以上に変化させても透過率の変化は確認されなかっ
た。
【0072】(実施例3)100mL石英製シュリンク
管に酢酸パラジウム(小島化学製特級試薬)0.007
4g(0.033mmol)及び4−シアノ−4´−n−ペ
ンチルビフェニル(東京化成工業製特級試薬)0.32
90g(1.32mmol)を入れ、これにテトラヒドロフ
ラン50mLを加え、反応器の空気部分を窒素置換し還
元雰囲気とした。
【0073】磁気攪拌機を用いて十分攪拌した後、シュ
リンク管に、500W高圧水銀灯にて2時間紫外線照射
した。照射により溶液は黄色から黒褐色に変化し、液晶
相溶性パラジウムナノ粒子(超微粒子)分散液が得られ
た。この溶液をロータリーエバポレーターにて、テトラ
ヒドロフランを減圧留去し、真空乾燥機にて一夜真空乾
燥を行い液晶相溶性パラジウムナノ粒子を得た。
【0074】前記液晶相溶性パラジウムナノ粒子分散液
を透過型電子顕微鏡用銅グリッド上に滴下後乾燥し、透
過型電子顕微鏡により分析した結果、パラジウム粒子
(液晶相溶性超微粒子)の平均粒径は1.9nmであっ
た。
【0075】(実施例4)実施例1記載の液晶相溶性パ
ラジウムナノ粒子0.0005g及び、2色性色素(G
241、日本感光色素研究所(株))0.001gをマ
トリックス液晶(ZLI2806、メルク・ジャパン
(株))に0.05gに溶解させて液晶セルに充填し、
図8に示したと同様の液晶表示装置を作成した。この作
成した液晶表示装置に電圧印加(最大10V)し、光透
過量を瞬間マルチ測光システムLCD−5200(大塚
電子(株))にて測定した。その結果、液晶相溶性パラ
ジウムナノ粒子未添加のものと比較し、2.3%コント
ラスト比が向上した。
【0076】(比較例2)実施例3記載のC60フラー
レン0.0025g及び、2色性色素(G241、日本
感光色素研究所(株))0.001gをマトリックス液
晶(ZLI2806、メルク・ジャパン(株))に0.
05gに溶解させて液晶セルに充填し、図8に示したと
同様の液晶表示装置を作成した。この作成した液晶表示
装置に電圧印加(最大7.5V,100Hz)し、光透
過量を瞬間マルチ測光システムMCPD−3000(大
塚電子(株))にて測定した。C60フラーレンナノ粒
子未添加のものと比較した結果、コントラスト比の向上
は、0.77%であった。
【0077】(実施例5)実施例1記載の液晶相溶性パ
ラジウムナノ粒子及び、2色性色素(G241、日本感
光色素研究所(株))0.001gをマトリックス液晶
(ZLI2806、メルク・ジャパン(株))に0.0
5gに溶解させて液晶セルに充填し、図8に示したと同
様の液晶表示装置を作成した。この作成した液晶表示装
置に周波数(10Hz)で電圧を印加(最大5V)し、
光透過量を瞬間マルチ測光システムMCPD−3000
(大塚電子(株))にて測定した結果を図6に示す。液
晶相溶性パラジウムナノ粒子を1.0%ドープすること
により、閾値電圧は未ドープ時の2Vから2.8Vへと
増加した。
【0078】(実施例6)実施例1記載の液晶相溶性パ
ラジウムナノ粒子0.0005g及び、2色性色素(G
241、日本感光色素研究所(株))0.001gをマ
トリックス液晶(ZLI2806、メルク・ジャパン
(株))に0.05gに溶解させて液晶セルに充填し、
図8に示したと同様の液晶表示装置を作成した。この作
成した液晶表示装置に周波数を変化させ電圧を印加(最
大5V)し、光透過量を瞬間マルチ測光システムMCP
D−3000(大塚電子(株))にて測定した結果を図
7に示す。周波数を、10Hzから100Hz以上に変
化させることにより、閾値電圧は2.8Vから2Vへと
減少した。
【0079】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、マ
トリックス液晶にドーパントとして添加したときに液晶
層の光透過量を印加電流の周波数変化(及び電圧変化)
によっても制御できる液晶相溶性粒子を得ることができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係る液晶相溶性粒子
を模式的に拡大して示す断面図
【図2】同液晶相溶性粒子をマトリックス液晶にドーパ
ントとして添加した液晶セルを模式的に拡大して示す断
面図
【図3】本発明の実施例に係る液晶表示装置における、
印加電圧及び周波数と光透過率との関係を示す線図
【図4】本発明の実施形態の例に係る液晶表示装置を拡
大して示す断面図
【図5】前記液晶相溶性粒子を他のマトリックス液晶に
ドーパントとして添加した液晶セルを模式的に拡大して
示す断面図
【図6】本発明の実施例5に係る液晶表示装置におけ
る、印加電圧と光透過率との関係を示す線図
【図7】実施例6に係る液晶表示装置における印加電流
の周波数と光透過率との関係を示す線図
【図8】本発明の実施形態の第2例に係る液晶表示装置
を拡大して示す断面図
【符号の説明】
10…液晶相溶性粒子 12…金属原子 14…核 16…液晶分子 18…保護層 22A、22B…電極 24、54…液晶層 26、56…マトリックス液晶 30、60…液晶表示装置 32A、32B…基板 34A、34B…透明導電膜 36A、36B…水平界面配向膜 37A、37B…偏光板 38、68…液晶層 40…白色反射板 42、72…制御回路 58…2色性色素分子 66A、66B…垂直配向膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸嶋 直樹 東京都板橋区西台4−3−5−511 (72)発明者 白石 幸英 山口県宇部市中野開作190−1 中州郷ハ イツ201 (72)発明者 佐野 滋宣 佐賀県佐賀市中央本町1−2 (72)発明者 小林 駿介 東京都練馬区西大泉3−13−40 (72)発明者 馬場 淳 千葉県流山市松ケ丘2−330−106 Fターム(参考) 2H088 FA02 HA01 HA06 HA18 HA21 JA05 JA06 JA13 MA20

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1又は複数の金属原子からなる核と、その
    周囲に、前記核と結合する液晶分子と、を含んで構成さ
    れたことを特徴とする液晶相溶性粒子。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記核の直径は5Å〜
    100nmであることを特徴とする液晶相溶性粒子。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記核の直径に
    対して、前記液晶分子はその短軸幅が前記直径に等しい
    か、これより小さくされたことを特徴とする液晶相溶性
    粒子。
  4. 【請求項4】液晶分子を含む溶液中で複数の金属イオン
    を還元して、1又は複数の金属原子からなる核の周囲
    に、前記液晶分子を結合させて粒子を形成することを特
    徴とする液晶相溶性粒子の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記金属原子における
    金属は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属の
    いずれかであり、好ましくは、Au、Ag、Cu、R
    u、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Fe、Coのうち
    1又は複数種類あるいは前記のうち1種類以上の金属を
    合金化し、複合化した金属のいずれかであることを特徴
    とする液晶相溶性粒子の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項4において、前記金属イオン混合溶
    液は、金属のハロゲン化物、酢酸金属塩、過ハロゲン酸
    金属塩、硫酸金属塩、硝酸金属塩、炭酸金属塩、蓚酸金
    属塩のうち少なくとも1つの溶液とされたことを特徴と
    する液晶相溶性粒子の製造方法。
  7. 【請求項7】一対の平行な基板と、これらの基板の対向
    する内側面にそれぞれ設けられた導電膜と、これら導電
    膜の対向する内側面に、それぞれプレティルト角を伴っ
    て設けられた水平水面配向膜と、これら一対の水平界面
    配向膜の間に形成された液晶層と、を有してなり、この
    液晶層は、マトリックス液晶に請求項1乃至3のいずれ
    かの液晶相溶性粒子を溶解もしくは分散して構成され、
    前記マトリックス液晶は、ねじれネマティック型液晶、
    ねじれゼロの水平界面配向型液晶の一方からなり、且
    つ、前記水平界面配向膜により基板平行方向に配向され
    たことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記一対の基板の両側
    に透過軸が直交している2枚の直線偏光板が配置され、
    前記液晶層は、印加電圧ゼロで分子長軸が前記水平界面
    配向膜に対して水平のとき、光透過率が最大となり、水
    平からの傾き角に応じて光の旋光能と複屈折率を制御す
    ることにより透過光の強さを変調可能とされたことを特
    徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】請求項7において、前記一対の基板の両側
    に透過軸が平行な2枚の偏光板が配置され、前記液晶層
    は、印加電圧ゼロで分子長軸が前記水平界面配向膜に対
    して水平のとき、光透過率が最小となり、水平からの傾
    き角に応じて光の旋光能と複屈折率を制御することによ
    り透過光の強さを変調可能とされたことを特徴とする液
    晶表示装置。
  10. 【請求項10】一対の平行な基板と、これらの基板の対
    向する内側面にそれぞれ設けられた導電膜と、これら導
    電膜の対向する内側面にそれぞれ設けられた垂直配向膜
    と、これら一対の垂直配向膜の間に形成された液晶層
    と、を有してなり、この液晶層は、マトリックス液晶に
    請求項1乃至3のいずれかの液晶相溶性粒子を溶解もし
    くは分散して構成され、且つ、前記マトリックス液晶
    は、前記垂直配向膜により基板垂直方向に配向されたこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記液晶相溶性粒
    子に加えて、2色性色素を、前記マトリックス液晶に溶
    解もしくは分散してなることを特徴とする液晶表示装
    置。
  12. 【請求項12】請求項10又は11において、前記液晶
    層は、前記マトリックス液晶の分子長軸が前記垂直配向
    膜に対して垂直のとき、光透過率が最大となり、垂直か
    らの傾き角に応じて光を散乱させる透過散乱型とされた
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  13. 【請求項13】請求項7乃至12のいずれかにおいて、
    前記マトリックス液晶の誘電体異方性が前記液晶相溶性
    粒子の誘電体異方性と逆にされたことを特徴とする液晶
    表示装置。
  14. 【請求項14】請求項7乃至13のいずれかにおいて、
    前記核の金属原子における金属は、アルカリ金属、アル
    カリ土類金属、遷移金属のいずれかであり、好ましく
    は、Au、Ag、Cu、Ru、Rh、Pd、Os、I
    r、Pt、Fe、Coのうち1又は複数種類あるいは前
    記のうち1種類以上の金属を合金化し、複合化した金属
    のいずれかであることを特徴とする液晶表示装置。
  15. 【請求項15】請求項7乃至14のいずれかにおいて、
    前記一対の導電膜に、前記液晶層の光透過率を変化させ
    るため、周波数及び電圧のうち少なくとも周波数を変調
    して電圧を印加する制御回路を設けたことを特徴とする
    液晶表示装置。
  16. 【請求項16】請求項7乃至15のいずれかにおいて、
    前記一対の基板の一方の外側に、他方の基板側から入射
    した光を散乱反射する反射板を設けたことを特徴とする
    液晶表示装置。
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