JP2003148853A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

冷凍冷蔵庫

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JP2003148853A
JP2003148853A JP2001348694A JP2001348694A JP2003148853A JP 2003148853 A JP2003148853 A JP 2003148853A JP 2001348694 A JP2001348694 A JP 2001348694A JP 2001348694 A JP2001348694 A JP 2001348694A JP 2003148853 A JP2003148853 A JP 2003148853A
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cold air
rear wall
refrigerator
refrigerating
freezer
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Tatsuya Ozaki
達哉 尾崎
Takashi Doi
隆司 土井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B1/00Compression machines, plants or systems with non-reversible cycle
    • F25B1/10Compression machines, plants or systems with non-reversible cycle with multi-stage compression
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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    • F25B2400/13Economisers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/066Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the air supply
    • F25D2317/0665Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the air supply from the top

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2ステージコンプレッサを用いると共に、冷
蔵室用冷却器の設定温度を高くするように構成しなが
ら、冷蔵室内の湿度を高くすると共に、冷蔵室内の温度
を均一にする。 【解決手段】 本発明の冷凍冷蔵庫12は、2ステージ
コンプレッサ2と冷蔵室用冷却器6と冷凍室用冷却器1
0とを備えて成る冷凍サイクル1を組み込んだものにお
いて、冷蔵室15の天井部の手前部に天井冷気吹出口3
5aを設け、冷蔵室15の後壁部内面に後壁冷気吹出口
30a〜30eを設け、そして、天井冷気吹出口35a
から吹出される冷気の総風量を、後壁冷気吹出口30a
〜30eから吹出される冷気の総風量よりも多くするよ
うに構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2ステージコンプ
レッサと冷蔵室用冷却器と冷凍室用冷却器とを備えて成
る冷凍サイクルが組み込まれた冷凍冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用の冷凍冷蔵庫においては、冷蔵室
の後壁部内面に多数の後壁冷気吹出口を設け、これら後
壁冷気吹出口から冷気を冷蔵室内へ吹き出すことによ
り、冷蔵室内を冷却している。この構成の場合、冷蔵室
の天井部の手前部に冷気吹出口を設け、この冷気吹出口
から吹き出させた冷気によってエアーカーテンを形成
し、このエアーカーテンにより、冷蔵室の扉を開けたと
きに冷気が漏れることを極力防止している。
【0003】上記構成の冷凍冷蔵庫の場合、後壁冷気吹
出口から多量の冷気が吹き出されるように構成されてお
り、天井部の冷気吹出口からはエアーカーテン形成用の
わずかな量の冷気が吹き出されるだけである。即ち、冷
蔵室内は、主として後壁冷気吹出口から吹き出された冷
気によって冷却されている。
【0004】さて、近年、2ステージコンプレッサと冷
蔵室用冷却器と冷凍室用冷却器とを備えて構成された冷
凍サイクルを組み込んだ冷凍冷蔵庫が考えられており、
このような冷凍冷蔵庫の一例として、特開平11−22
3397号公報に記載されたものがある。
【0005】上記2ステージコンプレッサを用いた冷凍
冷蔵庫の場合、冷蔵室用冷却器の設定温度と冷凍室用冷
却器の設定温度をそれぞれかなり自由に設定できると共
に、各冷却器を連続して冷却できる。このため、冷凍サ
イクルの効率を高めることができると共に、冷蔵室用冷
却器の設定温度を高く設定することが可能になる。この
ため、冷蔵室用冷却器への着霜量を減らして冷蔵室内の
湿度を高く保つことができることから、冷蔵室内におい
て、食品の保存性を高めることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記2ステー
ジコンプレッサを用いた冷凍冷蔵庫の構成において、冷
蔵室内を、主として後壁冷気吹出口から吹き出される冷
気によって冷却するように構成すると、冷蔵室内の温度
が均一にならないという問題点が発生した。これは、従
来の冷凍冷蔵庫よりも、冷蔵室内に供給される冷気の温
度が高くなることが原因であると考えられる。即ち、冷
気の温度が低いときには、主として後壁冷気吹出口から
吹き出される冷気によって冷却する構成で、ほとんど問
題が生じないが、冷気の温度が高くなると、冷蔵室内の
温度が不均一になるという問題が生ずるのである。
【0007】そこで、本発明の目的は、2ステージコン
プレッサを用いると共に、冷蔵室用冷却器の設定温度を
高くするように構成しながら、冷蔵室内の温度を均一に
することができる冷凍冷蔵庫を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の冷凍冷蔵庫は、
2ステージコンプレッサと冷蔵室用冷却器と冷凍室用冷
却器とを備えて構成された冷凍サイクルが組み込まれた
ものにおいて、冷蔵室の天井部の手前部に設けられた天
井冷気吹出口と、冷蔵室の後壁部内面に設けられた後壁
冷気吹出口とを備え、そして、前記天井冷気吹出口から
吹出される冷気の総風量を、前記後壁冷気吹出口から吹
出される冷気の総風量よりも多くしたところに特徴を有
する。
【0009】上記構成のように、天井冷気吹出口から吹
出される冷気の総風量を、前記後壁冷気吹出口から吹出
される冷気の総風量よりも多くすると、2ステージコン
プレッサを用いると共に、冷蔵室用冷却器の設定温度を
高くするように構成しながら、冷蔵室内の温度を均一に
できることを、本発明者らは実験及び試作等により確認
している。
【0010】また、上記構成の場合、前記冷蔵室の後壁
部内面に後壁冷気吸込口を設けることが好ましい。更
に、前記冷蔵室の内部に複数の棚板を設け、前記後壁冷
気吹出口を前記各棚板の上面に近付けるように配置する
と共に、前記後壁冷気吸込口を前記各棚板の下面に近付
けるように配置することが良い構成である。また、前記
後壁冷気吹出口及び前記後壁冷気吸込口を前記各棚板の
下面に近付けるように配置することも好ましい構成であ
る。
【0011】一方、前記天井冷気吹出口及び前記後壁冷
気吹出口へ冷気を送風する送風ファンを、前記冷蔵室の
背面部において前記送風ファンの回転方向と反対側へず
らして配設することも好ましい。更に、前記後壁冷気吹
出口を、冷蔵室の後壁部内面において前記送風ファンを
ずらした側の端部に配設すると共に、前記後壁冷気吸込
口を、冷蔵室の後壁部内面において前記送風ファンをず
らした側と反対側の端部に配設することも良い構成であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を家庭用の冷凍冷蔵
庫に適用した一実施例について図面を参照しながら説明
する。本実施例の冷凍冷蔵庫には、2ステージコンプレ
ッサを用いた冷凍サイクルが搭載されており、この冷凍
サイクルを、図4に示す。この図4に示すように、本実
施例の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクル1においては、2ステ
ージコンプレッサ(2段圧縮コンプレッサと呼んでも良
い)2の高圧側吐出口2aを凝縮器3に接続し、この凝
縮器3の出口を第1の絞り装置4に接続している。この
第1の絞り装置4は、例えばキャピラリーチューブで構
成されている。
【0013】そして、第1の絞り装置4の出口を冷媒流
量調整用電子弁5を介して冷蔵室用冷却器6に接続し、
この冷蔵室用冷却器6の出口を気液分離器7に接続して
いる。更に、気液分離器7の一方の出口をRサクション
パイプ(冷蔵室側サクションパイプ)8を経て2ステー
ジコンプレッサ2の中間圧側吸込口2bに接続してい
る。また、気液分離器7の他方の出口を第2の絞り装置
9に接続し、この第2の絞り装置9の出口を冷凍室用冷
却器10に接続している。上記第2の絞り装置9は、例
えばキャピラリーチューブで構成されている。そして、
冷凍室用冷却器10の出口をFアキュームレータ11及
びFサクションパイプ(冷凍室側サクションパイプ)1
2を経て前記2ステージコンプレッサ2の低圧側吸込口
2cに接続している。
【0014】ここで、上記2ステージコンプレッサ2内
においては、低圧側吸込口2cから吸い込まれた低圧冷
媒は、第1段圧縮室で中間圧まで加圧される。この中間
圧まで加圧された中間圧冷媒は、中間圧側吸込口2bか
ら吸い込まれた中間圧冷媒と合流して混合される。この
合流混合された冷媒は、第2段圧縮室で高圧まで加圧さ
れてから、高圧側吐出口2aから吐出されるように構成
されている。
【0015】上記した構成の冷凍サイクル1によれば、
冷蔵室用冷却器6の設定温度と冷凍室用冷却器10の設
定温度をそれぞれかなり自由に設定できると共に、各蒸
発器6、10を連続して冷却できる。このため、冷凍サ
イクル1の効率を高めることができ、また、冷蔵室用冷
却器6の設定温度を高く(例えば−1〜0℃程度に)設
定することが可能になることから、冷蔵室用冷却器6へ
の着霜量を減らすことができ、後述する冷蔵室15及び
野菜室16(図1参照)内の湿度を高く保つことができ
る。
【0016】尚、上記冷凍サイクル1においては、冷媒
として例えばR134aのようなフロン系冷媒を使用し
ているが、これに代えて、R600aのような炭化水素
系冷媒を使用しても良い。
【0017】次に、本実施例の冷凍冷蔵庫13の機械的
構成について、図1ないし図3を参照して説明する。ま
ず、図1は上記冷凍冷蔵庫13の全体構成を概略的に示
す縦断側面図である。この図1に示すように、冷凍冷蔵
庫13の本体14は、断熱箱体から構成されており、そ
の内部中間部には断熱仕切壁14aが一体に形成されて
いる。この断熱仕切壁14aにより冷蔵庫本体14内の
上下部に異なる温度空間が設定されている。
【0018】そして、冷蔵庫本体14内の断熱仕切壁1
4aの上部空間には、冷蔵室15及び野菜室16が上下
に形成されている。また、断熱仕切壁14aの下部空間
には、仕様切替室17と製氷室18(図2参照)とが横
に並んで形成されていると共に、それらの下方に冷凍室
19が形成されている。これら各室15〜19の前面
は、扉20〜23によって開閉されるように構成されて
いる。
【0019】また、仕様切替室17、製氷室18、冷凍
室19の奥部には、冷凍室用冷却器室24が形成されて
いる。この冷凍室用冷却器室24内の下部に冷凍室用冷
却器10が配設されていると共に、上部に冷凍室用循環
ファン25が配設されている。この冷凍室用循環ファン
25は、例えばインバータにより回転速度を可変制御す
ることが可能なように構成されている。
【0020】この構成の場合、冷凍室用冷却器室24内
において冷凍室用冷却器10により冷却された冷気は、
冷凍室用循環ファン25の送風作用により仕様切替室1
7、製氷室18、冷凍室19内へ供給されるように構成
されている。そして、仕様切替室17、製氷室18、冷
凍室19内の冷気は、冷凍室19の奥部に設けられたリ
ターンダクト26を通して冷凍室用冷却器室24内へリ
ターンされるように構成されている。尚、冷凍室用冷却
器室24内における冷凍室用冷却器10の下方には、除
霜ヒータ(ガラス管ヒータ)27が配設されている。
【0021】さて、冷蔵室15の奥部(即ち、背面部ま
たは後壁部)には、冷蔵室用冷却器室28が形成されて
おり、この冷蔵室用冷却器室28内の下部に冷蔵室用冷
却器6が配設されていると共に、上部に冷蔵室用循環フ
ァン(送風ファン)29が配設されている。ここで、冷
蔵室用冷却器6の表面積は、従来構成(通常のコンプレ
ッサを用いた冷凍サイクルを搭載した冷凍冷蔵庫)の冷
蔵室用冷却器(設定温度がかなり低いもの)の表面積の
3〜4倍程度になるように構成されている。即ち、冷蔵
室用冷却器6は、図2に示すように、外観形状が矩形状
であると共に、かなり大型である。
【0022】また、冷蔵室用循環ファン29は、例えば
インバータにより回転速度を可変制御することが可能な
ように構成されている。この冷蔵室用循環ファン29
は、図2に示すように、冷蔵室15の背面部において、
左右方向のセンター(中心位置)から右側へずらして配
設されている。この場合、ずらし量(即ち、オフセッ
ト)は、例えば100mmである。
【0023】そして、上記冷蔵室用循環ファン29の回
転方向は、左回り方向に設定されている。従って、冷蔵
室用循環ファン29は、その回転方向と反対側へずらし
て配設されている。この結果、冷蔵室用循環ファン29
の風量(送風能力)は、従来構成の冷蔵室用循環ファン
(冷蔵室の背面部において横方向のセンターに配設され
たもの)の風量よりも約20%程度向上している。尚、
図3に示すように、冷蔵室用冷却器6の上方における上
記冷蔵室用循環ファン29の左方部位には、冷媒流量調
整用電子弁5と気液分離器7が配設されている。
【0024】更に、図2に示すように、冷蔵室15の背
面部における冷蔵室用冷却器室28の右側には、冷気ダ
クト30が上下方向に設けられている。この冷気ダクト
30の上端部は、冷蔵室用循環ファン29の送風部に接
続されており、下端部はセンター寄りに曲がって野菜室
16の背面部の上部まで延びている。そして、冷気ダク
ト30には、複数例えば6個の冷気吹出口30a〜30
fが形成されている。これら6個の冷気吹出口30a〜
30fのうちの、5個は冷蔵室15の後壁部内面に配設
され、1個は野菜室16内の後壁部内面に配設されてい
る。この場合、冷蔵室15内の5個の冷気吹出口30a
〜30eが、後壁冷気吹出口を構成している。
【0025】そして、冷蔵室15の内部には、複数例え
ば4枚の棚板31〜34が着脱可能に設けられている。
ここで、冷蔵室15内の5個の冷気吹出口30a〜30
eのうちの、4個の冷気吹出口30a〜30dは、図1
及び図2に示すように、棚板31〜34の下面に近付く
ように配置されている。更に、これら4個の冷気吹出口
30a〜30dは、冷蔵室15の後壁部内面において右
端部(即ち、冷蔵室用循環ファン29をずらした側の端
部)に配設されている。
【0026】また、冷蔵室15の天井部にも、冷気ダク
ト35が前後方向に設けられている。この冷気ダクト3
5の後端部は、冷蔵室用循環ファン29の送風部に接続
されており、前端部は、冷蔵室15の天井部の手前部ま
で延びていると共に、ここで左右方向に広がっており、
この広がった部分に冷気吹出口35aが形成されてい
る。この冷気吹出口35aが、天井冷気吹出口を構成し
ている。
【0027】上記構成の場合、冷蔵室用循環ファン29
の送風作用により送風された冷気のうちの、約80%の
冷気が天井冷気吹出口35aから吹き出され、残りの約
20%の冷気が後壁冷気吹出口30a〜30e及び野菜
室16の冷気吹出口30fから吹き出されるように構成
されている。即ち、天井冷気吹出口35aから吹出され
る冷気の総風量が、後壁冷気吹出口30a〜30eから
吹出される冷気の総風量よりも多くなるように構成され
ている。
【0028】また、冷蔵室15の背面部における冷蔵室
用冷却器室28の左側には、リターンダクト36が上下
方向に設けられている。このリターンダクト36の上端
部は、冷蔵室用冷却器室28の吸入部に接続されてお
り、下端部は野菜室16の背面部まで延びている。リタ
ーンダクト36には、例えば4個の冷気吸込口36a〜
36dが形成されており、これら4個の冷気吸込口36
a〜36dは冷蔵室15の後壁部内面に配設されてい
る。この場合、上記4個の冷気吸込口36a〜36d
が、後壁冷気吸入口を構成している。
【0029】そして、上記4個の冷気吸込口36a〜3
6dは、図2に示すように、冷蔵室15の天井及び棚板
31〜33の下面に近付くように配置されている。更
に、これら4個の冷気吸込口36a〜36dは、冷蔵室
15の後壁部内面において左端部(即ち、冷蔵室用循環
ファン29をずらした側と反対側の端部)に配設されて
いる。また、上記リターンダクト36の下端部には、図
1及び図2に示すように、野菜室16内に臨むように、
冷気吸込口36eが形成されている。
【0030】上記構成の場合、冷蔵室15内の棚板31
〜34上の冷気(空気)は、上記4個の冷気吸込口36
a〜36dから吸込されてリターンダクト36を通って
冷蔵室用冷却器室28内へリターンするように構成され
ている。そして、上述した以外の冷蔵室15内の冷気及
び野菜室16内の冷気は、冷気吸込口36eから吸込さ
れてリターンダクト36を通って冷蔵室用冷却器室28
内へリターンするように構成されている。
【0031】尚、冷蔵庫本体13の下部には、図1に示
すように、機械室37が形成されており、この機械室3
7内には、2ステージコンプレッサ2及びこの2ステー
ジコンプレッサ2を冷却する冷却ファン38等が配設さ
れている。そして、上記2ステージコンプレッサ2と上
記冷却ファン38は、それぞれ例えばインバータにより
回転速度を可変制御することが可能なように構成されて
いる。
【0032】このような構成の本実施例によれば、2ス
テージコンプレッサ2を備えて成る冷凍サイクル1が組
み込まれた冷凍冷蔵庫13において、冷蔵室15の天井
部の手前部に天井冷気吹出口35aを設け、冷蔵室15
の後壁部内面に後壁冷気吹出口30a〜30eを設け、
そして、天井冷気吹出口35aから吹出される冷気の総
風量を、後壁冷気吹出口30a〜30eから吹出される
冷気の総風量よりも多くするように構成した。この構成
の場合、冷蔵室用冷却器6の設定温度を高くして、冷蔵
室15内の湿度を高く保持しながら、冷蔵室15内の温
度を均一にすることができた。
【0033】そして、本発明者らによる実験及び試作等
によれば、冷蔵室15内に供給される冷気の総風量のう
ちの、約80%程度を天井冷気吹出口35aから吹出さ
せ、残りの約20%程度を後壁冷気吹出口30a〜30
eから吹出させるように構成し、また、冷蔵室用冷却器
6の設定温度を−1〜0℃程度に設定したところ、冷蔵
室15内の温度を1℃程度に保持できると共に、冷蔵室
15内の湿度を87%程度に保持することができた。
【0034】特に、上記実施例の場合、冷蔵室15の後
壁部内面に後壁冷気吸込口36a〜36dを設けた、具
体的には、これら後壁冷気吹出口30a〜30eを冷蔵
室15内の各棚板31〜34の上面に近付けるように配
置すると共に、後壁冷気吸込口36a〜36dを各棚板
31〜33の下面に近付けるように配置した。この構成
によれば、冷蔵室15内の各棚板31〜34の上面の奥
部で、冷気が澱むような事態を確実に防止することがで
き、冷蔵室15内の温度を均一にすることができる。
【0035】尚、上記実施例では、後壁冷気吹出口30
a〜30eと後壁冷気吸込口36a〜36dを段違いに
配置するように構成したが、これに代えて、後壁冷気吹
出口及び後壁冷気吸込口を共に各棚板の下面に近付ける
ように配置しても良い。このように構成しても、ほぼ同
様な作用効果を得ることができる。
【0036】また、上記実施例では、天井冷気吹出口3
5a及び後壁冷気吹出口30a〜30eへ冷気を送風す
る冷蔵室用循環ファン(送風ファン)29を、冷蔵室1
5の背面部において冷蔵室用循環ファン29の回転方向
と反対側、即ち、右側へずらして配設したので、冷蔵室
用循環ファン29の風量を約20%程度も向上させるこ
とができた。この場合、冷蔵室用循環ファン29の回転
方向を反対方向に設定した場合には、上記した右側とは
反対側である左側へずらすように構成すれば良い。
【0037】更に、上記実施例においては、後壁冷気吹
出口を30a〜30e、冷蔵室15の後壁部内面におい
て冷蔵室用循環ファン29をずらした側の端部(右端
部)に配設すると共に、後壁冷気吸込口36a〜36d
を、冷蔵室15の後壁部内面において冷蔵室用循環ファ
ン29をずらした側と反対側の端部(左端部)に配設す
るように構成した。この構成によれば、冷気ダクト30
及びリターンダクト36内を通過する冷気(空気)の通
風抵抗を極力小さくすることができる。
【0038】更にまた、上記実施例では、冷蔵室用循環
ファン29を右側へずらすと共に、この冷蔵室用循環フ
ァン29をずらすことにより生じた空きエリアに冷媒流
量調整用電子弁5と気液分離器7を配設するように構成
したので、冷気ダクト30及びリターンダクト36の配
置パターン(引き回しパターン)の自由度を高くするこ
とができ、各ダクト内の通風抵抗を小さくすることがで
きる。
【0039】尚、上記実施例では、冷蔵室用循環ファン
29の送風作用により送風された冷気のうちの、約80
%の冷気を天井冷気吹出口35aから吹き出させ、残り
の約20%の冷気を後壁冷気吹出口30a〜30e及び
野菜室16の冷気吹出口30fから吹き出させるように
構成したが、両者の風量の比率は、上記数値に限られる
ものではなく、天井冷気吹出口35aからの吹き出し風
量が多くなる範囲で適宜決めれば良い。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、天井冷気吹出口から吹出される冷気の総風量を、前
記後壁冷気吹出口から吹出される冷気の総風量よりも多
く構成したので、2ステージコンプレッサを用いると共
に、冷蔵室用冷却器の設定温度を高くするように構成し
ながら、冷蔵室内の温度を均一にできるという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷凍冷蔵庫の全体の縦
断側面図
【図2】冷凍冷蔵庫の扉を取り外した状態の正面図
【図3】冷蔵室の後壁を透視した状態を示す部分正面図
【図4】冷凍サイクルのブロック図
【符号の説明】
1は冷凍サイクル、2は2ステージコンプレッサ、3は
凝縮器、5は冷媒流量調整用電子弁、6は冷蔵室用冷却
器、7は気液分離器、10は冷凍室用冷却器、13は冷
凍冷蔵庫、13は本体、15は冷蔵室、16は野菜室、
17は仕様切替室、18は製氷室、19は冷凍室、24
は冷凍室用冷却器室、25は冷凍室用循環ファン、26
はリターンダクト、28は冷蔵室用冷却器室、29は冷
蔵室用循環ファン(送風ファン)、30は冷気ダクト、
30a〜30eは冷気吹出口(後壁冷気吹出口)、30
fは冷気吹出口、31、32、33、34は棚板、35
は冷気ダクト、35aは冷気吹出口(天井冷気吹出
口)、36はリターンダクト、36a〜36dは冷気吸
込口(後壁冷気吸込口)、37は機械室を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2ステージコンプレッサと冷蔵室用冷却
    器と冷凍室用冷却器とを備えて構成された冷凍サイクル
    が組み込まれた冷凍冷蔵庫において、 冷蔵室の天井部の手前部に設けられた天井冷気吹出口
    と、 冷蔵室の後壁部内面に設けられた後壁冷気吹出口とを備
    え、 前記天井冷気吹出口から吹出される冷気の総風量を、前
    記後壁冷気吹出口から吹出される冷気の総風量よりも多
    くしたことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記冷蔵室の後壁部内面に設けられた後
    壁冷気吸込口を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    冷凍冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記冷蔵室の内部に複数の棚板を設け、 前記後壁冷気吹出口を前記棚板の上面に近付けるように
    配置すると共に、 前記後壁冷気吸込口を前記棚板の下面に近付けるように
    配置したことを特徴とする請求項2記載の冷凍冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記冷蔵室の内部に複数の棚板を設け、 前記後壁冷気吹出口及び前記後壁冷気吸込口を前記棚板
    の下面に近付けるように配置したことを特徴とする請求
    項2記載の冷凍冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記天井冷気吹出口及び前記後壁冷気吹
    出口へ冷気を送風する送風ファンを、前記冷蔵室の背面
    部において前記送風ファンの回転方向と反対側へずらし
    て配設したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の冷凍冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記後壁冷気吹出口を、冷蔵室の後壁部
    内面において前記送風ファンをずらした側の端部に配設
    すると共に、 前記後壁冷気吸込口を、冷蔵室の後壁部内面において前
    記送風ファンをずらした側と反対側の端部に配設したこ
    とを特徴とする請求項5記載の冷凍冷蔵庫。
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