JP2003148122A - 内燃機関のカムシャフト軸受装置 - Google Patents

内燃機関のカムシャフト軸受装置

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JP2003148122A
JP2003148122A JP2001341634A JP2001341634A JP2003148122A JP 2003148122 A JP2003148122 A JP 2003148122A JP 2001341634 A JP2001341634 A JP 2001341634A JP 2001341634 A JP2001341634 A JP 2001341634A JP 2003148122 A JP2003148122 A JP 2003148122A
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camshaft
intake
housing
head
exhaust
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JP2001341634A
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Shin Nakamura
中村  慎
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Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、カムシャフトのジャーナ
ル部の摺動抵抗を低減し得て、内燃機関の小型化を図る
ことにある。 【構成】 このため、この発明は、ヘッド側カムシャフ
ト支持部のヘッド側カムシャフト軸受部とカムシャフト
ハウジングのハウジング側カムシャフト軸受部とに軸受
メタルを夫々装着してカムシャフトのジャーナル部を軸
支して設け、このカムシャフトのジャーナル部に潤滑油
を供給するジャーナル部用油供給通路を設けた内燃機関
のカムシャフト軸受装置において、一対の軸受メタルに
は径方向一側において互いに当接する各当接部の一部を
径外方向に拡開して回転防止用の爪部を夫々形成して設
け、これら各爪部の各々が対向する各当接部との間に夫
々開口部を形成して設け、これら各開口部のいずれか一
方にカムシャフトのジャーナル部に潤滑油を供給するジ
ャーナル部用油供給通路を連通して設けたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内燃機関のカムシ
ャフト軸受装置に係り、特に、カムシャフトのジャーナ
ル部の摺動抵抗を低減し得て、内燃機関の小型化を図り
得る内燃機関のカムシャフト軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載される内燃機関は、シリン
ダブロックにクランクシャフトを軸支して設け、このク
ランクシャフトにより駆動されるカムシャフトをシリン
ダヘッドに軸支して設けている。このような内燃機関の
カムシャフト軸受装置としては、図11〜図15に示す
ものがある。図11〜図13において、202は内燃機
関、204はシリンダヘッド、206は吸気カムシャフ
ト、208は排気カムシャフト、210はカムシャフト
軸受装置である。
【0003】内燃機関202のカムシャフト軸受装置2
10は、シリンダヘッド204の軸線方向一端側にヘッ
ド側カムシャフト支持部212を設け、このヘッド側カ
ムシャフト支持部212に取付けられるカムシャフトハ
ウジング214を設けている。ヘッド側カムシャフト支
持部212には、半円筒形上のヘッド側吸気カムシャフ
ト軸受部216とヘッド側排気カムシャフト軸受部21
8とを形成して設けている。カムシャフトハウジング2
14には、半円筒形上のハウジング側吸気カムシャフト
軸受部220とハウジング側排気カムシャフト軸受部2
22とを形成して設けている。
【0004】カムシャフト軸受装置210は、ヘッド側
吸気カムシャフト軸受部216とハウジング側吸気カム
シャフト軸受部220とに半円筒形状の一対の吸気カム
シャフト軸受メタル224を装着して設け、ヘッド側排
気カムシャフト軸受部218とハウジング側排気カムシ
ャフト軸受部222とに半円筒形状の一対の排気カムシ
ャフト軸受メタル226を装着して設けている。
【0005】吸気カムシャフト軸受メタル224は、図
14に示す如く、ヘッド側吸気カムシャフト軸受メタル
部228とハウジング側吸気カムシャフト軸受メタル部
230とからなり、径方向一側にヘッド側吸気爪部23
2とハウジング側吸気爪部234とを夫々形成して設け
ている。ヘッド側吸気爪部232とハウジング側吸気爪
部234とは、前記ヘッド側カムシャフト支持部212
のヘッド側吸気凹部236とカムシャフトハウジング2
14のハウジング側吸気凹部238とに夫々係合され、
回転を防止する。
【0006】排気カムシャフト軸受メタル226は、図
15に示す如く、ヘッド側排気カムシャフト軸受メタル
部240とハウジング側排気カムシャフト軸受メタル部
242とからなり、径方向他側にヘッド側排気爪部24
4とハウジング側排気爪部246とを夫々形成して設け
ている。ヘッド側排気爪部244とハウジング側排気爪
部246とは、ヘッド側カムシャフト支持部212のヘ
ッド側排気凹部248とカムシャフトハウジング214
のハウジング側排気凹部250とに夫々係合され、回転
を防止する。
【0007】カムシャフト軸受装置210は、ヘッド側
カムシャフト支持部212にカムシャフトハウジング2
14を図示しないハウジング取付ボルトにより取付け、
ヘッド側吸気カムシャフト軸受部216とハウジング側
吸気カムシャフト軸受部220とに半円筒形状の一対の
吸気カムシャフト軸受メタル224を装着して吸気カム
シャフト206の吸気ジャーナル部252を軸支して設
け、ヘッド側排気カムシャフト軸受部118とハウジン
グ側排気カムシャフト軸受部122とに半円筒形状の一
対の排気カムシャフト軸受メタル226を装着して排気
カムシャフト208の排気ジャーナル部254を軸支し
て設けている。
【0008】また、カムシャフト軸受装置210は、吸
気ジャーナル部252と排気ジャーナル部254とに潤
滑油を供給する吸気ジャーナル部用油供給通路256と
排気ジャーナル部用油供給通路258とを、ヘッド側カ
ムシャフト支持部212とカムシャフトハウジング21
4との間に設けている。このカムシャフト軸受装置21
0においては、ヘッド側カムシャフト支持部212に吸
気ジャーナル部用油供給通路256と排気ジャーナル部
用油供給通路258とを溝状に形成して設けている。
【0009】カムシャフト軸受装置210は、吸気ジャ
ーナル部用油供給通路256と排気ジャーナル部用油供
給通路258との一端側を図示しないオイルポンプの吐
出する潤滑油を供給されるヘッド側油供給通路260に
連通して設け、他端側をヘッド側吸気カムシャフト軸受
メタル部228に形成したヘッド側吸気連通孔262と
ヘッド側排気カムシャフト軸受メタル部240に形成し
たヘッド側排気連通孔264とに連通して設け、ヘッド
側油供給通路260から供給される潤滑油を吸気ジャー
ナル部252と排気ジャーナル部254とに供給する。
【0010】このような内燃機関のカムシャフト軸受装
置としては、特開平5−280319号公報、特開平6
−346913号公報、特開2000−110534号
公報に開示されるものがある。
【0011】特開平5−280319号公報に開示され
るものは、シリンダヘッド内の主オイル通路からシリン
ダヘッド上面まで延びるオイル連絡通路を設け、第1・
第2カムシャフトを唯一のカムシャフトハウジングによ
り覆設するとともに、カムシャフトハウジングには少な
くともシリンダヘッドのオイル連絡通路とカムシャフト
ハウジングの第1・第2ハウジング側カムシャフト取付
部とを連絡するオイル分配通路を設けたものである。
【0012】特開平6−346913号公報に開示され
るものは、主軸受にクランクシャフトに摺接する軸受メ
タルを介装し、軸受メタルにその回転止めを行う爪を形
成し、主軸受けにオイルポンプから吐出される潤滑油が
導かれる主軸受溝を形成し、爪の内側にクランク内部通
路に連通する爪内溝を画成し、主軸受溝と爪内溝を連通
する油穴を形成したものである。
【0013】特開2000−110534号公報に開示
されるものは、カム軸一端側のジャーナル部のジャーナ
ル側軸受面とこのジャーナル部を軸支するカム軸軸受部
のヘッド側軸受面及びカム軸キャップのキャップ側軸受
面との間に、ヘッドボルト挿通穴に一部が重なるように
カム軸の他端側に指向して延長される軸受メタルを介装
して設け、この軸受メタルにはヘッド側オイル口とジャ
ーナル側オイル口とを連通する複数の連通孔を形成して
もうけたものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11〜図
15に示す内燃機関202のカムシャフト軸受装置21
0は、吸気カムシャフト軸受メタル224の回転を防止
するために、図14に示す如く、ヘッド側吸気カムシャ
フト軸受部216とハウジング側吸気カムシャフト軸受
部220との排気カムシャフト軸受メタル226と対向
する側のヘッド側カムシャフト支持部212とカムシャ
フトハウジング214とに、ヘッド側吸気爪部232と
ハウジング側吸気爪部234とが夫々係合されるヘッド
側吸気凹部236とハウジング側吸気凹部238とを形
成して設けている。
【0015】また、カムシャフト軸受装置210は、排
気カムシャフト軸受メタル226の回転防止のために、
図15に示す如く、ヘッド側排気カムシャフト軸受部2
18とハウジング側排気カムシャフト軸受部222との
吸気カムシャフト軸受メタル224と対向する側のヘッ
ド側カムシャフト支持部212とカムシャフトハウジン
グ214とに、ヘッド側排気爪部244とハウジング側
排気爪部246とが夫々係合されるヘッド側排気凹部2
48とハウジング側排気凹部250とを形成して設けて
いる。
【0016】さらに、カムシャフト軸受装置210は、
吸気ジャーナル部252と排気ジャーナル部254とに
潤滑油を供給するために、図13に示す如く、吸気カム
シャフト軸受メタル224と排気カムシャフト軸受メタ
ル226とに挟まれるヘッド側カムシャフト支持部11
2に、吸気ジャーナル部用油供給通路256と排気ジャ
ーナル部用油供給通路258とを形成して設けている。
【0017】ところが、このカムシャフト軸受装置21
0は、吸気カムシャフト軸受メタル224側のヘッド側
吸気凹部236とハウジング側吸気凹部238と吸気ジ
ャーナル部用油供給通路256とを、夫々軸方向におい
て離間する位置に形成して設けるとともに、排気カムシ
ャフト軸受メタル226側のヘッド側排気凹部248と
ハウジング側排気凹部250と排気ジャーナル部用油供
給通路258とを、夫々軸方向において離間する位置に
形成して設けている。
【0018】このため、このカムシャフト軸受装置21
0は、吸気カムシャフト軸受メタル224と排気カムシ
ャフト軸受メタル226との軸方向長さL1を大きくす
る必要があるため、吸気カムシャフト206の吸気ジャ
ーナル部252や排気カムシャフト208の排気ジャー
ナル部254の摺動抵抗が増大する不都合がある。
【0019】また、このカムシャフト軸受装置210
は、前記吸気カムシャフト軸受メタル224と排気カム
シャフト軸受メタル226とが装着されるヘッド側カム
シャフト支持部212とカムシャフトハウジング214
との軸方向長さL1を大きくする必要があるため、シリ
ンダヘッド204の全長が長くなり、内燃機関202の
大型化を招く不都合がある。
【0020】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、内燃機関のシリンダヘッ
ドのヘッド側カムシャフト支持部に半円筒形状のヘッド
側カムシャフト軸受部を設け、前記ヘッド側カムシャフ
ト支持部に取付けられるカムシャフトハウジングに半円
筒形状のハウジング側カムシャフト軸受部を設け、前記
ヘッド側カムシャフト軸受部と前記ハウジング側カムシ
ャフト軸受部とに半円筒形状の一対の軸受メタルを夫々
装着してカムシャフトのジャーナル部を軸支して設け、
このカムシャフトのジャーナル部に潤滑油を供給するジ
ャーナル部用油供給通路を前記ヘッド側カムシャフト支
持部と前記カムシャフトハウジングとの間に設けた内燃
機関のカムシャフト軸受装置において、前記一対の軸受
メタルには径方向一側において互いに当接する各当接部
の一部を径外方向に拡開して前記カムシャフトハウジン
グとヘッド側カムシャフト支持部とに各々係止される回
転防止用の爪部を夫々形成して設け、これら各爪部の各
々が対向する前記各当接部との間に夫々開口部を形成し
て設け、これら各開口部のいずれか一方に前記カムシャ
フトのジャーナル部に潤滑油を供給する前記ジャーナル
部用油供給通路を連通して設けたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の内燃機関のカムシャフ
ト軸受装置は、一対の軸受メタルには径方向一側におい
て互いに当接する各当接部の一部を径外方向に拡開して
カムシャフトハウジングとヘッド側カムシャフト支持部
とに各々係止される回転防止用の爪部を夫々形成して設
け、これら各爪部の各々が対向する各当接部との間に夫
々開口部を形成して設け、これら各開口部のいずれか一
方にカムシャフトのジャーナル部に潤滑油を供給するジ
ャーナル部用油供給通路を連通して設けたことにより、
爪部と当接部との間の開口部からカムシャフトのジャー
ナル部に潤滑油を供給することができ、潤滑油供給用の
連通孔の穴明け加工を不要にすることができ、また、一
対の軸受メタルに夫々形成した各爪部のいずれか一方と
ジャーナル部用油供給通路とを軸方向において同一位置
に重ねて形成することができ、軸受メタルの軸方向長さ
を小さくすることができ、この軸受メタルが装着される
ヘッド側カムシャフト支持部とカムシャフトハウジング
との軸方向長さを小さくすることができる。
【0022】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図7は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図7において、2は内燃機関である。この内
燃機関2は、略V字形状のシリンダブロック4の上部の
第1・第2シリンダバンク6−1・6−2に第1・第2
シリンダヘッド8−1・8−2を搭載し、これら第1・
第2シリンダヘッド8−1・8−2の上部に第1・第2
ヘッドカバー10−1・10−2を取付けてV字形状に
第1・第2エンジンバンク12−1・12−2を形成し
たV型内燃機関であり、第1・第2エンジンバンク12
−1・12−2間に空間部14を形成している。
【0023】内燃機関2は、シリンダブロック4の下部
にクランクケース16を取付けてクランクシャフト18
を軸支し、クランクケース16の下部にオイルポンプ2
0を取付け、このオイルポンプ20を覆うようにクラン
クケース16の下部に図示しないオイルパンを取付けて
いる。また、内燃機関2は、第1シリンダヘッド8−1
に第1吸気・排気カムシャフト22−1・24−1を軸
支して設け、第2シリンダヘッド8−2に第2吸気・排
気カムシャフト22−2・24−2を軸支して設けてい
る。
【0024】クランクシャフト18の軸線方向一端側に
は、クランクスプロケット26を取付けて設けている。
第1吸気カムシャフト22−1の軸線方向一端側には、
図示しない第1吸気カムスプロケットを相対回転可能に
外装して設けている。第1排気カムシャフト24−1の
軸線方向一端側には、第1排気カムスプロケット28−
1を取付けて設けている。第2吸気カムシャフト22−
2の軸線方向一端側には、図示しない第2吸気カムスプ
ロケットを相対回転可能に外装して設けている。第2排
気カムシャフト24−2の軸線方向一端側には、第2排
気カムスプロケット28−2を取付けて設けている。
【0025】第1吸気カムシャフト22−1には、第1
吸気カムスプロケットの軸線方向外側に第1中間用スプ
ロケット30−1を取付けて設けている。第2シリンダ
ヘッド8−2の軸線方向一端側には、中間軸32を取付
けて設けている。この中間軸32には、一体的に形成さ
れた第2中間用スプロケット30−2と第2カム用スプ
ロケット34とを軸支して設けている。シリンダブロッ
ク4の軸線方向一端側には、幅方向中央上方に位置させ
てアイドラ軸36を取付けて設け、このアイドラ軸36
にアイドラスプロケット38を軸支して設けている。
【0026】クランクスプロケット26と第1中間用ス
プロケット30−1と第2中間用スプロケット30−2
とアイドラスプロケット38とには、タイミングチェー
ン40を巻掛けて設けている。第1吸気・排気カムスプ
ロケット28−1には、第1カムチェーン42−1を巻
掛けて設ける。第2吸気・排気カムスプロケット28−
2と第2カム用スプロケット34とには、第2カムチェ
ーン42−2を巻掛けて設けている。タイミングチェー
ン40には、タイミングチェーンテンショナ44とタイ
ミングチェーンガイド46とを設けている。
【0027】また、この内燃機関2は、クランクスプロ
ケット26よりも軸線方向内側のクランクシャフト18
にポンプ駆動用スプロケット(図示せず)を取付けて設
け、オイルポンプ20のポンプ軸48にポンプ側スプロ
ケット50を取付けて設け、ポンプ駆動用スプロケット
とポンプ側スプロケット50とにポンプ駆動用チェーン
52を巻掛けて設けている。
【0028】オイルポンプ20の吐出する潤滑油は、シ
リンダブロック4の軸線方向に指向するメインギャラリ
54に供給される。メインギャラリ54の潤滑油は、ブ
ロック側油供給通路56によりクランクシャフト18の
ジャーナル部(図示せず)に供給され、このブロック側
油供給通路56から分岐される第1シリンダバンク側油
供給通路58−1により第1シリンダヘッド8−1の第
1ヘッド側油供給通路60−1を介して第1吸気・排気
カムシャフト22−1・24−1に供給されるととも
に、ブロック側油供給通路56から分岐される図示しな
い第2シリンダバンク側油供給通路により第2シリンダ
ヘッド8−2の第2ヘッド側油供給通路を介して第2吸
気・排気カムシャフト22−2・24−2に供給され
る。
【0029】タイミングチェーン40と第1・第2カム
チェーン42−1・42−2とタイミングチェーンテン
ショナ44とタイミングチェーンガイド46とポンプ駆
動用チェーン52とは、チェーンカバー62により覆わ
れている。
【0030】この内燃機関2には、第1吸気・排気弁及
び第2吸気・排気弁(図示せず)の開閉時期を変化させ
る第1・第2可変バルブタイミング装置64−1・64
−2を設けている。
【0031】第1可変バルブタイミング装置64−1
は、第1吸気カムシャフト22−1の軸線方向一端側に
クランクシャフト18に対する第1吸気カムシャフト2
2−1の回転位相を変化させる第1アクチュエータ66
−1を設け、オイルポンプ20の吐出するオイルを進角
用オイル及び遅角用オイルに振り分けて第1アクチュエ
ータ66−1に供給する第1オイル制御弁68−1をチ
ェーンカバー62に設けている。
【0032】また、第2可変バルブタイミング装置64
−2は、第2吸気カムシャフト22−2の軸線方向一端
側にクランクシャフト18にする第2吸気カムシャフト
22−2の回転位相を変化させる第2アクチュエータ6
6−2を設け、オイルポンプ20の吐出するオイルを進
角用オイル及び遅角用オイルに振り分けて第2アクチュ
エータ66−2に供給する第2オイル制御弁68−2を
チェーンカバー62に設けている。
【0033】この内燃機関2は、第1シリンダヘッド8
−1の軸線方向一端側に第1吸気・排気カムシャフト2
2−1・24−1を第1カムシャフト軸受装置70−1
により軸支して設け、第2シリンダヘッド6−2の軸線
方向一端側に第2吸気・排気カムシャフト22−2・2
4−2を第2カムシャフト軸受装置70−2により軸支
して設けている。なお、第1・第2カムシャフト軸受装
置70−1・70−2は、空間部14を挟んで第1・第
2シリンダヘッド8−1・8−2に夫々対称に構成され
ているので、以下において第1カムシャフト軸受装置7
0−1を引用するとともに単にカムシャフト軸受装置7
0として説明する。
【0034】カムシャフト軸受装置70は、図5・図6
に示す如く、シリンダヘッド8にヘッド側カムシャフト
支持部72を設け、このヘッド側カムシャフト支持部7
2に取付けられるカムシャフトハウジング74を設けて
いる。ヘッド側カムシャフト支持部72には、ヘッド側
合わせ面76に半円筒形上のヘッド側吸気カムシャフト
軸受部78とヘッド側排気カムシャフト軸受部80とを
形成して設けている。カムシャフトハウジング74に
は、ハウジング側合わせ面82に半円筒形上のハウジン
グ側吸気カムシャフト軸受部84とハウジング側排気カ
ムシャフト軸受部86とを形成して設けている。
【0035】カムシャフト軸受装置70は、ヘッド側カ
ムシャフト支持部72にカムシャフトハウジング74を
図示しないハウジング取付ボルトにより取付け、ヘッド
側吸気カムシャフト軸受部78とハウジング側吸気カム
シャフト軸受部84とに半円筒形状の一対の吸気カムシ
ャフト軸受メタル88を装着して吸気カムシャフト22
の吸気ジャーナル部90を軸支して設け、ヘッド側排気
カムシャフト軸受部80とハウジング側排気カムシャフ
ト軸受部86とに半円筒形状の一対の排気カムシャフト
軸受メタル92を装着して排気カムシャフト24の排気
ジャーナル部94を軸支して設けている。
【0036】吸気カムシャフト軸受メタル88は、図1
・図2に示す如く、半円筒形状のヘッド側吸気カムシャ
フト軸受メタル部96とハウジング側吸気カムシャフト
軸受メタル部98とからなり、径方向両側において夫々
当接する一組のヘッド側吸気当接部100・102とハ
ウジング側吸気当接部104・106とを設けている。
【0037】ヘッド側吸気カムシャフト軸受メタル部9
6とハウジング側吸気カムシャフト軸受メタル部98と
には、排気カムシャフト軸受メタル92と対向する径方
向一側において互いに当接するヘッド側吸気当接部10
0とハウジング側吸気当接部104との、軸方向におい
て離間する位置の各一部を径外方向に拡開して、ヘッド
側吸気爪部108とハウジング側吸気爪部110とを夫
々形成して設けている。ヘッド側吸気爪部108とハウ
ジング側吸気爪部110との各々が対向するハウジング
側吸気当接部104とヘッド側吸気当接部100との間
には、夫々ヘッド側吸気開口部112とハウジング側吸
気開口部114とを形成して設けている。
【0038】ヘッド側吸気爪部108は、ヘッド側カム
シャフト支持部72のヘッド側吸気凹部116に係合さ
れ、カムシャフトハウジング74のハウジング側合わせ
面82に係止されて回転を防止する。また、ハウジング
側吸気爪部110は、カムシャフトハウジング74のハ
ウジング側吸気凹部118に係合され、ヘッド側カムシ
ャフト支持部72のヘッド側合わせ面76に係止されて
回転を防止する。
【0039】排気カムシャフト軸受メタル92は、図3
・図4に示す如く、半円筒形状のヘッド側排気カムシャ
フト軸受メタル部120とハウジング側排気カムシャフ
ト軸受メタル部122とからなり、径方向両側において
夫々当接する一組のヘッド側排気当接部124・126
とハウジング側排気当接部128・130とを設けてい
る。
【0040】ヘッド側排気カムシャフト軸受メタル部1
20とハウジング側排気カムシャフト軸受メタル部12
2とには、吸気カムシャフト軸受メタル88と対向する
径方向他側において互いに当接するヘッド側排気当接部
126とハウジング側排気当接部130との、軸方向に
おいて離間する位置の各一部を径外方向に拡開して、ヘ
ッド側排気爪部132とハウジング側吸気爪部134と
を夫々形成して設けている。ヘッド側排気爪部132と
ハウジング側排気爪部134との各々が対向するハウジ
ング側排気当接部130とヘッド側排気当接部126と
の間には、夫々ヘッド側排気開口部136とハウジング
側排気開口部138とを形成して設けている。
【0041】ヘッド側排気爪部132は、ヘッド側カム
シャフト支持部72のヘッド側排気凹部140に係合さ
れ、カムシャフトハウジング74のハウジング側合わせ
面82に係止されて回転を防止する。また、ハウジング
側排気爪部134は、カムシャフトハウジング74のハ
ウジング側排気凹部142に係合され、ヘッド側カムシ
ャフト支持部72のヘッド側合わせ面76に係止されて
回転を防止する。
【0042】吸気カムシャフト軸受メタル88のヘッド
側吸気爪部108と排気カムシャフト軸受メタル92の
ヘッド側排気爪部132とは、図5に示す如く、カムシ
ャフト軸方向同位置において互いに対向させてヘッド側
吸気カムシャフト軸受部78とヘッド側排気カムシャフ
ト軸受部80との間に配設している。吸気カムシャフト
軸受メタル88のハウジング側吸気爪部110と排気カ
ムシャフト軸受メタル92のハウジング側排気爪部13
4とは、カムシャフト軸方向同位置において互いに対向
させてハウジング側吸気カムシャフト軸受部84とハウ
ジング側排気カムシャフト軸受部86との間に配設して
いる。
【0043】このカムシャフト軸受装置70は、吸気ジ
ャーナル部90と排気ジャーナル部94とに潤滑油を供
給する吸気ジャーナル部用油供給通路144と排気ジャ
ーナル部用油供給通路146とを、ヘッド側カムシャフ
ト支持部72とカムシャフトハウジング74との間に設
けている。この実施例においては、図5に示す如く、ヘ
ッド側カムシャフト支持部72のヘッド側合わせ面76
に吸気ジャーナル部用油供給通路144と排気ジャーナ
ル部用油供給通路146とを溝状に形成して設けてい
る。
【0044】カムシャフト軸受装置70は、吸気ジャー
ナル部用油供給通路144と排気ジャーナル部用油供給
通路146との一端側をオイルポンプ20の吐出する潤
滑油を供給されるヘッド側油供給通路60に連通して設
け、他端側をヘッド側吸気爪部108のヘッド側吸気開
口部112及びヘッド側排気爪部132のヘッド側排気
開口部136とハウジング側吸気爪部110のハウジン
グ側吸気開口部114及びハウジング側排気爪部134
のハウジング側排気開口部138とのいずれか一方に連
通して設けている。
【0045】この実施例においては、吸気ジャーナル部
用油供給通路144と排気ジャーナル部用油供給通路1
46との他端側を、ハウジング側吸気爪部110のハウ
ジング側吸気開口部114とハウジング側排気爪部13
4のハウジング側排気開口部138とに夫々連通して設
けている。なお、吸気ジャーナル部用油供給通路144
と排気ジャーナル部用油供給通路146との各幅hは、
ハウジング側吸気爪部110とハウジング側排気爪部1
34との各幅Hよりも小さく形成して設ける。
【0046】次に、作用を説明説明する。
【0047】この内燃機関2のカムシャフト軸受装置7
0は、図5・図6に示す如く、ヘッド側カムシャフト支
持部72とカムシャフトハウジング74とに吸気カムシ
ャフト軸受メタル88により吸気カムシャフト22の吸
気ジャーナル部90を軸支して設け、排気カムシャフト
軸受メタル92により排気カムシャフト24の排気ジャ
ーナル部94を軸支して設けている。
【0048】吸気カムシャフト軸受メタル88には、径
方向一側において互いに当接するヘッド側吸気当接部1
00とハウジング側吸気当接部104とにヘッド側吸気
爪部108とハウジング側吸気爪部110とを夫々形成
して設け、ヘッド側吸気爪部108とハウジング側吸気
爪部110との各々が対向するハウジング側吸気当接部
104とヘッド側吸気当接部100との間に夫々ヘッド
側吸気開口部112とハウジング側吸気開口部114と
を形成して設けている。
【0049】また、排気カムシャフト軸受メタル92に
は、径方向他側において互いに当接するヘッド側排気当
接部126とハウジング側排気当接部130とにヘッド
側排気爪部132とハウジング側吸気爪部134とを夫
々形成して設け、ヘッド側排気爪部132とハウジング
側排気爪部134との各々が対向するハウジング側排気
当接部130とヘッド側排気当接部126との間に夫々
ヘッド側排気開口部136とハウジング側排気開口部1
38とを形成して設けている。
【0050】カムシャフト軸受装置70は、吸気ジャー
ナル部用油供給通路144と排気ジャーナル部用油供給
通路146との一端側をオイルポンプ20の吐出する潤
滑油を供給されるヘッド側油供給通路60に連通して設
け、他端側をハウジング側吸気爪部110のハウジング
側吸気開口部114及びハウジング側排気爪部134の
ハウジング側排気開口部138に連通して設けている。
【0051】これにより、カムシャフト軸受装置70
は、ハウジング側吸気爪部110とヘッド側吸気当接部
100との間のハウジング側吸気開口部114及びハウ
ジング側排気爪部134とヘッド側排気当接部126と
の間のハウジング側排気開口部138から、吸気・排気
カムシャフト22・24の吸気・排気ジャーナル部90
・94に潤滑油を供給することができ、従来の潤滑油供
給用の連通孔の穴明け加工を不要にすることができる。
【0052】このため、このカムシャフト軸受装置70
は、吸気・排気カムシャフト軸受メタル88・92を容
易に製作することができるとともに、加工工数を削減す
ることができる。
【0053】また、カムシャフト軸受装置70は、一対
の吸気・排気カムシャフト軸受メタル88・92に夫々
形成したハウジング側吸気爪部110と吸気ジャーナル
用油供給通路144及びハウジング側排気爪部134と
排気ジャーナル用油供給通路146とを軸方向において
同一位置に重ねて形成することができ、吸気・排気カム
シャフト軸受メタル88・92の軸方向長さL2を小さ
くすることができ、この吸気・排気カムシャフト軸受メ
タル88・92が装着されるヘッド側カムシャフト支持
部72とカムシャフトハウジング74との軸方向長さL
2を小さくすることができる。
【0054】このため、このカムシャフト軸受装置70
は、吸気カムシャフト22の吸気ジャーナル部90と排
気カムシャフト24の排気ジャーナル部94との摺動抵
抗を低減し得て、シリンダヘッド8の全長を短くし得
て、内燃機関2の小型化を図ることができる。
【0055】なお、この実施例においては、第1カムシ
ャフト軸受装置70−1を引用して単にカムシャフト軸
受装置70として説明したが、第2カムシャフト軸受装
置70−2についても同様の作用・効果を奏することが
できるものである。
【0056】図8は、第2実施例を示すものである。第
2実施例のカムシャフト軸受装置70は、吸気ジャーナ
ル部用油供給通路144が連通されるハウジング側吸気
開口部114を形成するハウジング側吸気爪部110
に、前記吸気ジャーナル部用油供給通路144側に向か
って拡開するV字形状の切欠き部148を形成して設け
たものである。
【0057】このように、第2実施例のカムシャフト軸
受装置70は、吸気ジャーナル部用油供給通路144側
に向かって拡開するV字形状の切欠き部148を形成し
て設けたことにより、吸気ジャーナル部用油供給通路1
44に対するハウジング側吸気開口部114の開口面積
を増大させることができ、吸気カムシャフト22の吸気
ジャーナル部90に供給される潤滑油を増加させて潤滑
性能を向上することができる。
【0058】図9は、第3実施例を示すものである。第
3実施例のカムシャフト軸受装置70は、ヘッド側吸気
カムシャフト軸受メタル部96とハウジング側吸気カム
シャフト軸受メタル部98とにヘッド側吸気爪部108
とハウジング側吸気爪部110とが軸方向において隣接
配設されるように形成するとともに、ヘッド側吸気爪部
108のヘッド側吸気開口部112とハウジング側吸気
爪部110のハウジング側吸気開口部114とに吸気ジ
ャーナル部用油供給通路144が連通するように各爪部
108・110に吸気ジャーナル部用油供給通路144
を跨らせて形成して設けたものである。
【0059】このように、第3実施例のカムシャフト軸
受装置70は、ヘッド側吸気爪部108とハウジング側
吸気爪部110とを軸方向において隣接配設したことに
より、吸気・排気カムシャフト軸受メタル88・92の
軸方向長さL2を小さくすることができ、ヘッド側カム
シャフト支持部72とカムシャフトハウジング74との
軸方向長さL2を小さくして、内燃機関2の小型化を図
ることができる。
【0060】また、第3実施例のカムシャフト軸受装置
70は、ヘッド側吸気爪部108とハウジング側吸気爪
部110とに吸気ジャーナル部用油供給通路144を跨
らせて形成して設けたことにより、吸気ジャーナル部用
油供給通路144の潤滑油を、ハウジング側開口部11
4からだけでなく、ヘッド側吸気開口部112からも、
吸気カムシャフト22の吸気ジャーナル部90に供給す
ることができ、吸気ジャーナル部90の潤滑性能を向上
することができる。
【0061】図10は、第4実施例を示すものである。
第4実施例のカムシャフト軸受装置70は、ヘッド側吸
気カムシャフト軸受メタル部96とハウジング側吸気カ
ムシャフト軸受メタル部98とにヘッド側吸気爪部10
8とハウジング側吸気爪部110とを軸方向において一
部重なって配設されるように形成するとともに、ヘッド
側吸気爪部108のヘッド側吸気開口部112とハウジ
ング側吸気爪部110のハウジング側吸気開口部114
とに吸気ジャーナル部用油供給通路144が連通するよ
うに各爪部108・110の重なり部分に吸気ジャーナ
ル部用油供給通路144を跨らせて形成して設けたもの
である。
【0062】このように、第4実施例のカムシャフト軸
受装置70は、ヘッド側吸気爪部108とハウジング側
吸気爪部110とを軸方向において一部重ねて配設した
ことにより、吸気・排気カムシャフト軸受メタル88・
92の軸方向長さL2を小さくすることができ、ヘッド
側カムシャフト支持部72とカムシャフトハウジング7
4との軸方向長さL2を小さくすることができ、内燃機
関2の小型化を図ることができる。
【0063】また、第4実施例のカムシャフト軸受装置
70は、ヘッド側吸気爪部108とハウジング側吸気爪
部110との重なった部分に吸気ジャーナル部用油供給
通路144を跨らせて形成して設けたことにより、吸気
ジャーナル部用油供給通路144の潤滑油を、ハウジン
グ側開口部114からだけでなく、ヘッド側吸気開口部
112からも、吸気カムシャフト22の吸気ジャーナル
部90に供給することができ、吸気ジャーナル部90の
潤滑性能を向上することができる。
【0064】
【発明の効果】このように、この内燃機関のカムシャフ
ト軸受装置は、爪部と当接部との間の開口部からカムシ
ャフトのジャーナル部に潤滑油を供給することができ、
潤滑油供給用の連通孔の穴明け加工を不要にすることが
できる。このため、このカムシャフト軸受装置は、軸受
メタルを容易に製作することができるとともに加工工数
を削減することができる。
【0065】また、この内燃機関のカムシャフト軸受装
置は、一対の軸受メタルに夫々形成した各爪部のいずれ
か一方とジャーナル部用油供給通路とを軸方向において
同一位置に重ねて形成することができ、軸受メタルの軸
方向長さを小さくすることができ、この軸受メタルが装
着されるヘッド側カムシャフト支持部及びカムシャフト
ハウジングの軸方向長さを小さくすることができる。こ
のため、このカムシャフト軸受装置は、カムシャフトの
ジャーナル部の摺動抵抗を低減し得て、シリンダヘッド
の全長を短くし得て、内燃機関の小型化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による内燃機関のカムシャフト軸受装
置の第1実施例を示す図5のI−I線による拡大断面図
である。
【図2】図1のII−II線によるハウジング側吸気カ
ムシャフト軸受部の底面図である。
【図3】図5のIII−III線による拡大断面図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線によるハウジング側吸気カ
ムシャフト軸受部の底面図である。
【図5】シリンダヘッドの要部平面図である。
【図6】シリンダヘッドの要部正面図である。
【図7】内燃機関の正面図である。
【図8】第2実施例を示すハウジング側吸気カムシャフ
ト軸受部の底面である。
【図9】第3実施例を示すハウジング側吸気カムシャフ
ト軸受部の底面である。
【図10】第4実施例を示すハウジング側吸気カムシャ
フト軸受部の底面である。
【図11】従来例を示すシリンダヘッド及びカムシャフ
トの要部平面図である。
【図12】従来例を示すシリンダヘッドの要部正面図で
ある。
【図13】従来例を示すシリンダヘッドの要部平面図で
ある。
【図14】図13のXIV−XIV線による拡大断面図
である。
【図15】図13のXV−XV線による拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 シリンダブロック 8 シリンダヘッド(8−1・8−2 第1・第2シリ
ンダヘッド) 18 クランクシャフト 20 オイルポンプ 22 吸気カムシャフト(22−1・22−2 第1・
第2吸気カムシャフト) 24 排気カムシャフト(24−1・24−2 第1・
第2排気カムシャフト) 70 カムシャフト軸受装置(70−1・70−2 第
1・第2カムシャフト軸受装置) 72 ヘッド側カムシャフト支持部 74 カムシャフトハウジング 76 ヘッド側合わせ面 78 ヘッド側吸気カムシャフト軸受部 80 ヘッド側排気カムシャフト軸受部 82 ハウジング側合わせ面 84 ハウジング側吸気カムシャフト軸受部 86 ハウジング側排気カムシャフト軸受部 88 吸気カムシャフト軸受メタル 90 吸気ジャーナル部 92 排気カムシャフト軸受メタル 94 排気ジャーナル部 96 ヘッド側吸気カムシャフト軸受メタル部 98 ハウジング側吸気カムシャフト軸受メタル部 100・102 ヘッド側吸気当接部 104・106 ハウジング側吸気当接部 108 ヘッド側吸気爪部 110 ハウジング側吸気爪部 112 ヘッド側吸気開口部 114 ハウジング側吸気開口部 116 ヘッド側吸気凹部 118 ハウジング側吸気凹部 120 ヘッド側排気カムシャフト軸受メタル部 122 ハウジング側排気カムシャフト軸受メタル部 124・126 ヘッド側排気当接部 128・130 ハウジング側排気当接部 132 ヘッド側排気爪部 134 ハウジング側吸気爪部 136 ヘッド側排気開口部 138 ハウジング側排気開口部 140 ヘッド側排気凹部 142 ハウジング側排気凹部 144 吸気ジャーナル部用油供給通路 146 排気ジャーナル部用油供給通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 17/02 F16C 17/02 Z 33/08 33/08 35/02 35/02 Z Fターム(参考) 3G013 AA06 BC20 BD14 BD38 3G016 AA08 AA10 AA19 BA31 BA33 BA46 BA50 CA02 CA04 CA10 CA11 CA22 CA34 CA36 CA41 CA57 GA01 GA02 3G024 AA18 BA23 DA06 DA10 DA19 FA00 FA07 3J011 AA01 BA07 DA02 3J017 AA01 CA03 DA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダヘッドのヘッド側カ
    ムシャフト支持部に半円筒形状のヘッド側カムシャフト
    軸受部を設け、前記ヘッド側カムシャフト支持部に取付
    けられるカムシャフトハウジングに半円筒形状のハウジ
    ング側カムシャフト軸受部を設け、前記ヘッド側カムシ
    ャフト軸受部と前記ハウジング側カムシャフト軸受部と
    に半円筒形状の一対の軸受メタルを夫々装着してカムシ
    ャフトのジャーナル部を軸支して設け、このカムシャフ
    トのジャーナル部に潤滑油を供給するジャーナル部用油
    供給通路を前記ヘッド側カムシャフト支持部と前記カム
    シャフトハウジングとの間に設けた内燃機関のカムシャ
    フト軸受装置において、前記一対の軸受メタルには径方
    向一側において互いに当接する各当接部の一部を径外方
    向に拡開して前記カムシャフトハウジングとヘッド側カ
    ムシャフト支持部とに各々係止される回転防止用の爪部
    を夫々形成して設け、これら各爪部の各々が対向する前
    記各当接部との間に夫々開口部を形成して設け、これら
    各開口部のいずれか一方に前記カムシャフトのジャーナ
    ル部に潤滑油を供給する前記ジャーナル部用油供給通路
    を連通して設けたことを特徴とする内燃機関のカムシャ
    フト軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッド側カムシャフト支持部には半
    円筒形状のヘッド側吸気カムシャフト軸受部とヘッド側
    排気カムシャフト軸受部とを形成して設け、前記カムシ
    ャフトハウジングには半円筒形状のハウジング側吸気カ
    ムシャフト軸受部とハウジング側排気カムシャフト軸受
    部とを形成して設け、前記ヘッド側吸気カムシャフト軸
    受部とハウジング側吸気カムシャフト軸受部とに半円筒
    形状の一対の吸気カムシャフト軸受メタルを装着して吸
    気カムシャフトの吸気ジャーナル部を軸支して設け、前
    記ヘッド側排気カムシャフト軸受部とハウジング側排気
    カムシャフト軸受部とに半円筒形状の一対の排気カムシ
    ャフト軸受メタルを装着して排気カムシャフトの排気ジ
    ャーナル部を軸支して設け、前記吸気カムシャフト軸受
    メタルのヘッド側吸気爪部と前記排気カムシャフト軸受
    メタルのヘッド側排気爪部とをカムシャフト軸方向同位
    置において互いに対向させて前記ヘッド側吸気カムシャ
    フト軸受部とヘッド側排気カムシャフト軸受部との間に
    配設し、前記吸気カムシャフト軸受メタルのハウジング
    側吸気爪部と前記排気カムシャフト軸受メタルのハウジ
    ング側排気爪部とをカムシャフト軸方向同位置において
    互いに対向させて前記ハウジング側吸気カムシャフト軸
    受部とハウジング側排気カムシャフト軸受部との間に配
    設し、前記ヘッド側吸気爪部のヘッド側吸気開口部及び
    前記ヘッド側排気爪部のヘッド側排気開口部と前記ハウ
    ジング側吸気爪部のハウジング側吸気開口部及び前記ハ
    ウジング側排気爪部のハウジング側排気開口部とのいず
    れか一方に前記吸気カムシャフトの吸気ジャーナル部に
    潤滑油を供給する吸気ジャーナル部用油供給通路と排気
    カムシャフトの排気ジャーナル部に潤滑油を供給する排
    気ジャーナル部用油供給通路とを夫々連通して設けたこ
    とを特徴とする請求項1に内燃機関のカムシャフト軸受
    装置。
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