JP2003147747A - 透過型防波堤 - Google Patents

透過型防波堤

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JP2003147747A
JP2003147747A JP2001352067A JP2001352067A JP2003147747A JP 2003147747 A JP2003147747 A JP 2003147747A JP 2001352067 A JP2001352067 A JP 2001352067A JP 2001352067 A JP2001352067 A JP 2001352067A JP 2003147747 A JP2003147747 A JP 2003147747A
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shaped
plate
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amplitude
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JP2001352067A
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Shinkichi Tanigaki
信吉 谷垣
Masami Matsuura
正己 松浦
Masahiko Ozaki
雅彦 尾崎
Makoto Ota
真 太田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A10/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
    • Y02A10/11Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters

Abstract

(57)【要約】 【課題】反射力を軽減による支持構造の簡素化。 【解決手段】L字構造1と、L字構造1を海底7に支持
する支持構造11とを具えている。L字構造1は、海底
7と海面の間でより水平的に配置されるL字形成減衰板
2と、L字形成減衰板2の波下側でL字形成減衰板2に
対してより鉛直的に海面より上側まで立ち上がるL字形
成消波板3と、L字形成消波板3で反射する反射波W2
の振幅を減少させる振幅減少構造とを備えている。入射
波W1の一部はL字形成消波板3で反射する。透過波W
3の振幅は、反射波W2の振幅に対応して減少する。振
幅減少構造は、反射波W2の反射方向の運動量を減少さ
せることにより反射波W2の振幅を減少させ、反作用力
を減少させるので、支持構造を簡素化することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透過型防波堤に関
し、透過波及び反射波の振幅を少なくする透過型防波堤
に関する。
【0002】
【従来の技術】海岸沿いの防波堤に望まれることは、陸
側に侵入する波の波高を低減する消波・減衰性能であ
る。そのため、ケーソン等で完全に水の往来を遮断する
構造の防波堤が数多く設置されている。このような防波
堤は港内の水の循環を阻害し港内水質汚濁の原因とな
り、養殖等に多大な影響を及ぼす可能性がある。この点
を改善したスリット式のケーソンは、スリットの間を抜
けて港内外の水の循環(良好な海水の交換性能)が可能
になっているが、その量は水質汚濁を解消するのに十分
ではなかった。防波堤とは、技術的には、防波構造又は
防波体を意味する慣用語であり、その”堤”の技術的意
義はその語源的意義に拘束されない。
【0003】防波減衰性能と海水交換性能の両面で改良
された防波堤は、特開平7−324319号で知られて
いる。この公知の防波堤は、図8に示されるように、鉛
直消波板101と水平消波板102との組み合わせ消波
構造を有している。鉛直消波板101と水平消波板10
2とは、それぞれに別な消波性能を有している。鉛直消
波板101は、海面側領域の水の水平方向運動を制限
し、透過前の振幅が大きい入射波W1は背後に伝播する
間に振幅が小さい透過波W2に振幅変換される。このよ
うな透過波W2の振幅は、鉛直消波板101の深度に相
関している。このような消波効果を持つ鉛直消波板10
1は、消波効果に対応する反作用力で鉛直消波板101
で反射して戻る反射波を生成し、鉛直消波板101に向
かう波と鉛直消波板101から反射して戻る波とが干渉
して一層に振幅が大きい戻り波W3を生成する。このよ
うな戻り波W3は、漁船、近接する他の養殖域の設備に
悪影響を及ぼす副作用を有している。水平消波板102
は、その上面側の水の鉛直方向運動を制限し、その上面
側の波を砕けさせ、鉛直消波板101の端縁で渦流10
3の発生を誘発し、その波のエネルギーの一部を失わせ
る減衰効果を有している。鉛直消波板101と水平消波
板102の深さ方向長さと水平方向長さを組合せ的に調
整することにより、鉛直消波板101と水平消波板10
2との組板防波堤は、長周期波に対しても、消波効果と
減衰効果を発揮し、且つ、干渉波W3の振幅を小さく抑
える反射波低減効果を発揮することができる。反射波が
鉛直消波板101に与える反作用力が大きくなれば、鉛
直消波板101と水平消波板102を海底に支持する支
持構造の支持力の増大を招き、防波堤構造を大規模化し
て、設備コストが増大する。
【0004】波の反射による水平・鉛直方向の堤体に作
用する力を軽減することが求められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、波の
反射による水平・鉛直方向の堤体に作用する力を軽減す
ることができる透過型防波堤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0007】本発明による透過型防波堤は、L字構造
(1)と、L字構造(1)を海底(7)に支持する支持
構造(11)とを具えている。L字構造(1)は、海底
(7)と海面の間でより水平的に配置されるL字形成減
衰板(2)と、L字形成減衰板(2)の波下側でL字形
成減衰板(2)に対してより鉛直的に海面より上側まで
立ち上がるL字形成消波板(3)と、L字形成消波板
(3)で反射する反射波(W2)の振幅を減少させる振
幅減少構造とを備えている。ここで、L字構造(1)の
慣用字句の”L字”は、単に名称の指標化であり、L字
構造は、L字形成減衰板(2)とL字形成消波板(3)
との既述の定義による幾何学的配置関係を意味する。
【0008】L字形成減衰板(2)と海底との間には十
分な高さ方向幅の隙間が存在し、入射波(W1)はL字
形成消波板(3)の波下側に透過することができる。入
射波(W1)の一部はL字形成消波板(3)で反射す
る。透過波(W3)の振幅は、反射波(W2)の振幅に
対応して減少する。反射波(W2)の反射方向の運動量
を減少させることにより反射波(W2)の振幅を減少さ
せる振幅減少構造は、波動力学的に等価である後述の2
通りの構造が存在する。反射後の反射波の反射方向の運
動量を減衰させることにより、支持構造(11)作用す
る反作用力が減少する。支持構造(11)作用する反作
用力の減少は、支持構造(11)の構造を簡素化するこ
とができる。
【0009】振幅減少構造は、L字形成減衰板に開けら
れている穴(8)により実現する。反射波(W2)は反
射した後に速い流れで穴(8)を通り、渦を形成する。
つまり、入射波のエネルギーは透過成分と反射成分に分
かれ、反射成分の一部が渦エネルギーとして散逸される
ため、反射波のエネルギー、即ち、振幅が減少する。こ
のような振幅の減少は、L字形成消波板(3)に作用す
る反作用力を減少させる。
【0010】振幅減少構造は、逆L字構造(4)を備え
る。逆L字構造(3)は、海底と海面の間でより水平的
に配置される逆L字形成減衰板(5)と、逆L字形成減
衰板(5)の波上側で逆L字形成減衰板(5)に対して
より鉛直的に海面より上側まで立ち上がる逆L字形成消
波板(6)とを具えている。L字構造(1)と逆L字構
造(4)とは、入射波に交叉する交叉方向に連接してい
る。ここで、交叉方向は、入射波(W1)の入射方向に
対するL字構造(1)と逆L字構造(4)の連接方向を
意味し直交方向を含むが、通常は卓越する波方向に対し
て直交する方向に連接させることもある。また、波方向
のばらつきが大きい場合には、円弧を形成するように連
接させることもある。L字形成減衰板(2)と逆L字形
成減衰板(5)とが一体化されることにより、その強度
が強化される。
【0011】振幅減少構造は、逆L字形成減衰板(5)
の波下側で逆L字形成減衰板(5)に対してより鉛直的
に海面より上側まで立ち上がる他の消波板(3’)を更
に備えることは効果的である。向かい合う2枚の鉛直板
の間に回折して回り込む高次反射波は繰り返して干渉
し、非線形的な減衰によりその振幅が減少し、両板に作
用する互いに反対向きの反作用力は相殺し、支持構造
(11)が受ける全反作用力は減少する。更に穴(8)
が設けられることがより好ましい。このような穴は、L
字形成減衰板(2)に開けられている第1穴と、逆L字
形成減衰板(6)に開けられている第2穴とを更に備え
ることがより効果的である。第1穴と第2穴とが連続し
ていることは、製作工程の簡素化の点で好ましい。
【0012】堤体の水平板の下に水流発生装置を設ける
ことにより、流れを発生させ泡を送り込む。発電機によ
り得られる電力の利用にとどまらず、水流を陸電で生じ
させそれに泡を導入して港内の水質改善を積極的に図る
ことが可能になる。
【0013】振幅減少構造は、L字形成減衰板(2)に
開けられている穴(8)を備え、その穴(8)に発電用
の水車が配置されている。穴(8)を通る鉛直方向透過
回折波は、その穴で生じる渦流により、エネルギーの面
でも減衰する。そのエネルギーを更に減衰させる発電機
用水車の配置は、電気エネルギーの利用とエネルギー減
衰の一石二鳥の効果があり、エネルギー減衰の点でも支
持構造(11)の簡素化効果がある。そのエネルギーを
養殖場の中等の海水の拡散・流れに変換すれば、一石三
鳥の効果がある。
【0014】
【発明の実施の形態】図に対応して、本発明による透過
型防波堤の実施の形態は、L型消波構造が逆L型消波構
造とともに構造化されている。そのL型消波構造1は、
図1に示されるように、水平面上に配置される第1減衰
板2と、第1減衰板2の波下側(当該消波構造に向かっ
てくる波の進行方向側)で第1減衰板2に接合し鉛直面
上に配置される第1消波板3とから構成されている。第
1減衰板は、海底と海面の間により水平的に配置され
る。第1消波板3は、第1減衰板2の波下側で海面より
上方の高さ位置までより鉛直的に立ち上がっている。
【0015】その逆L型消波構造4は、水平面上に配置
される第2減衰板5と、第2減衰板5の波上側(当該消
波構造に向かってくる波の進行方向に逆方向である側)
で第2減衰板5に接合し鉛直面上に配置される第2消波
板6とから構成されている。第1減衰板2と第2減衰板
5とは、同一水平面上に配置されることが好ましく、従
って、第1減衰板2と第2減衰板5とは1枚板で形成さ
れている。1枚板で形成される第1減衰板2と第2減衰
板5とは、強度構造の点でも優れている。
【0016】第1消波板3は、波の進行方向に平行であ
る鉛直面の一方側に位置し、第2消波板6は、その鉛直
面の他方側に位置している。L型消波構造1と逆L型消
波構造4とから構成される1対の組消波構造は、波の進
行方向に直交する方向に直列に又は環状に配置され、大
域的に防波堤を構成する。
【0017】第1減衰板2と第2減衰板5とは、複数脚
11を介して海底(又は湖底)7に支持される。第1消
波板3と第2減衰板5は、それぞれに斜めに向くことが
できる。第2消波板6と第2減衰板5は、それぞれに斜
めに向くことができる。L型消波構造1の第1減衰板2
には、波の進行方向に直交する直交方向に延びる長穴8
が開けられている。長穴8は、第1消波板3に近い位置
に配置されている。
【0018】図2は、L型消波構造1の消波・減衰効果
を示している。入射波W1が第1消波板3に突き当たれ
ば、第1消波板3から反射波W2が生起する。第1消波
板3が海底面9まで届いていて、且つ、波の振幅がより
大きい場合は、入射波W1の振幅と反射波W2の振幅は
同じであることがある。第1消波板3と海底面9との間
でに適正な高さ幅の隙間があり、且つ、第1減衰板2と
海底面9との間に適正な高さ幅の隙間があるので、反射
波W2の振幅は入射波W1の振幅より小さい。そのよう
な隙間があるから、入射波W1と反射波W2の一部は、
回折して、第1減衰板2と第1消波板3とを越えて第1
消波板3より波下側に回り込み、その波下側で透過波W
3が生じる。透過波W3の振幅は、入射波W1の振幅よ
り小さい。3つの波の波長が同じであれば、入射波、反
射波、透過波の波エネルギーをE1,E2,E3で表し
て、エネルギー保存則により、 E1=E2+E3 と表される。図は、エネルギーE1,E2,E3に対応
させて波の振幅W1,W2,W3を示している。
【0019】図3は、逆L型消波構造4の消波・減衰効
果を示している。逆L型消波構造4の消波・減衰効果
は、L型消波構造1の消波・減衰効果に同じである。L
型消波構造1と逆L型消波構造4とは隣り合っていて、
第1消波板3で反射する反射波W2は、回折により第2
消波板6で再び反射する。第2消波板6で再反射する第
2次反射波は回折して、次の反射波W2と干渉する。こ
のような干渉により生じる合成波は、非線形的に減衰す
る。第2消波板6を透過する透過波W3’は、回折によ
り第1消波板3で再び反射する。第1消波板3で再反射
する第2次反射波は回折して、次の透過波W3’と干渉
する。このような干渉により生じる合成波は、非線形的
に減衰する。
【0020】このように、第1消波板3と第2消波板6
は、フィルタを形成している。第2減衰板5より下方に
ある海底側領域の海水の流通は、当該防波堤の両側で自
由であり、当該防波堤は当該水域の浄化能力を失わせる
ことはない。
【0021】第1消波板3と第1減衰板2の交叉領域に
は、図4に示されるように、長穴8が開けられている。
第1消波板3で反射する反射波W2の鉛直方向成分を持
つ運動水は、長穴8を通って第1減衰板2より下方に回
折により回り込む。このような回り込みにより、反射波
W2の反射方向成分の運動エネルギーは減少する。この
ような運動エネルギーの減少は、反射波W2と第1消波
板3との間の反作用エネルギー減少に対応し、第1消波
板3が反射波W2から受ける反作用力に基づく運動エネ
ルギーが小さくなる。脚11の変位量は、より小さくて
すむ。
【0022】長穴8を通る水流によって発生する渦に作
用する力の散逸エネルギーがE4で表されれば、 E1=E2+E3+E4 このようにW2はより小さくなり、次の周期の波W1と
W2の合成は、更に小さくなって反作用力も小さくな
り、又は、透過波W3が更に小さくなる。長穴8の存在
は、波の運動量の鉛直方向成分をも減少させ、第1減衰
板2に作用する下向きの鉛直方向作用力を減少させるか
ら、複数脚11の支持力を更に小さく設計することがで
きる。
【0023】図5は、本発明による透過型防波堤の実施
の他の形態を示している。実施の本形態では、実施の既
述の形態の第1消波板3と長穴8とが逆L型消波構造4
に向かう方向に延長されている。延長部分3’は、波の
進行方向に第2消波板6に対して対向している。反射波
どうしの打ち消しの効果がより大きい。
【0024】図6は、本発明による透過型防波堤の実施
の更に他の形態を示している。実施の本形態は、実施の
図5の形態の第2消波板6が省略されている。実施の本
形態は、波の進行方向に直交する方向に長いL型消波構
造のみで構成されていて、長穴8は長く形成されてい
る。水平波力と鉛直波力がともに小さくなっていて、脚
11の支持力はより弱く設計され得る。
【0025】図7は、本発明による透過型防波堤の実施
の更に他の形態を示している。実施の本形態は、長穴8
に発電用回転羽根12が配置されている。長穴8を通過
する水流量は、羽根12の抵抗により減少するが、発電
用回転羽根12により発電された電力で、養殖海域の中
に配置されるジェットストリーマを駆動して、その養殖
海域の浄化を促進することができる。
【0026】図1に示される複合消波構造は、その複数
が環状に又は直線状に連結・連接され、沿岸の防波堤、
養殖場を囲む防波堤を形成し、特に、養殖場の防波堤を
好適に形成する。L字構造と逆字構造は1つずつで交互
に配列され、又は、それらが多様に組み合わされて配列
される。
【0027】
【発明の効果】本発明による透過型防波堤は、透過波の
振幅が減少する際の反射波の振幅がより減少して反作用
力が減少するので、支持構造を簡素化することができ、
更に、反射波と入力波の合成波の振幅を軽減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による透過型防波堤の実施の形
態を示す斜軸投影図である。
【図2】図2は、波の合成を示す断面図である。
【図3】図3は、波の他の合成を示す断面図である。
【図4】図4は、波の更に他の合成を示す断面図であ
る。
【図5】図5は、本発明による透過型防波堤の実施の他
の形態を示す斜軸投影図である。
【図6】図6は、本発明による透過型防波堤の実施の更
に他の形態を示す斜軸投影図である。
【図7】図7は、本発明による透過型防波堤の実施の更
に他の形態を示す斜軸投影図である。
【図8】図8は、公知の透過型防波堤を示す斜軸投影図
である。
【符号の説明】
1…L字構造 2…L字形成減衰板 3…L字形成消波板 3’…他の消波板 4…逆L字構造 5…逆L字形成減衰板 6…逆L字形成消波板 8…穴 11…支持構造 W1…入射波 W2…反射波 W3…透過波
フロントページの続き (72)発明者 尾崎 雅彦 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 太田 真 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 Fターム(参考) 2D018 BA22 BA23

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】L字構造と、 前記L字構造を海底に支持する支持構造とを具え、 前記L字構造は、 海底と海面の間でより水平的に配置されるL字形成減衰
    板と、 前記L字形成減衰板の波下側で前記L字形成減衰板に対
    してより鉛直的に海面より上側まで立ち上がるL字形成
    消波板と、 前記L字形成消波板で反射する反射後の反射波の反射方
    向の運動量を減少させることにより前記反射波の振幅を
    減少させる振幅減少構造とを備える透過型防波堤。
  2. 【請求項2】前記振幅減少構造は、前記L字形成減衰板
    に開けられている穴を備える請求項1の透過型防波堤。
  3. 【請求項3】前記振幅減少構造は、逆L字構造を備え、 前記逆L字構造は、 海底と海面の間でより水平的に配置される逆L字形成減
    衰板と、 前記逆L字形成減衰板の波上側で前記逆L字形成減衰板
    に対してより鉛直的に海面より上側まで立ち上がる逆L
    字形成消波板とを具え、 前記L字構造と前記逆L字構造とは、入射波に交叉する
    交叉方向に連接している請求項1の透過型防波堤。
  4. 【請求項4】前記振幅減少構造は、前記L字形成減衰板
    に開けられている穴を更に備える請求項3の透過型防波
    堤。
  5. 【請求項5】前記L字形成減衰板と前記逆L字形成減衰
    板とは一体化されている請求項3又は4の透過型防波
    堤。
  6. 【請求項6】前記振幅減少構造は、 前記逆L字形成減衰板の波下側で前記逆L字形成減衰板
    に対してより鉛直的に海面より上側まで立ち上がる他の
    消波板を更に備える請求項3の透過型防波堤。
  7. 【請求項7】前記振幅減少構造は、 前記L字形成減衰板に開けられている第1穴と、 前記逆L字形成減衰板に開けられている第2穴とを更に
    備える請求項6の透過型防波堤。
  8. 【請求項8】前記第1穴と前記第2穴とは連続している
    請求項7の透過型防波堤。
  9. 【請求項9】前記振幅減少構造は、前記L字形成減衰板
    に開けられている穴を備え、 前記穴に発電用の水車が配置されている請求項1の透過
    型防波堤。
  10. 【請求項10】前記水車は、前記L字形成消波板より波
    下側で水流を形成する請求項9の透過型防波堤。
  11. 【請求項11】前記L字形成消波板と海底との間で水流
    が積極的に形成される請求項1〜10から選択される1
    請求項の透過型防波堤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014024818A1 (ja) * 2012-08-06 2014-02-13 Ishikawa Yohei 発電システムおよび発電方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014024818A1 (ja) * 2012-08-06 2014-02-13 Ishikawa Yohei 発電システムおよび発電方法

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