JP2003147333A - 酸化物除去剤を含む水溶液のゲル化剤の発明及び製造方法。 - Google Patents
酸化物除去剤を含む水溶液のゲル化剤の発明及び製造方法。Info
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- JP2003147333A JP2003147333A JP2001388476A JP2001388476A JP2003147333A JP 2003147333 A JP2003147333 A JP 2003147333A JP 2001388476 A JP2001388476 A JP 2001388476A JP 2001388476 A JP2001388476 A JP 2001388476A JP 2003147333 A JP2003147333 A JP 2003147333A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】酸化物除去液を増粘又は、ゲル化するような化
合物を課題とする。 【解決手段】硫酸マグネシウムと弗化水素アンモニウム
を1:1モルにて反応させた化合物を、アンモニアで中
性にし、構造式 MgF2・(NH4)2SO4 のゲル化剤を得る。
合物を課題とする。 【解決手段】硫酸マグネシウムと弗化水素アンモニウム
を1:1モルにて反応させた化合物を、アンモニアで中
性にし、構造式 MgF2・(NH4)2SO4 のゲル化剤を得る。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】硫酸マグネシウムと弗化水素アンモニウム
水溶液を1:1モルにて昇温混合攪拌させると、ゲル水
溶液を得る。そのゲル水溶液に1モルのアンモニアを加
え攪拌すると中性の請求項1式(I)の弗化マグネシウ
ム、硫酸アンモニウムの混合水溶液が得られる。 【0002】得られたゲル溶液はそのままで使用可能だ
が、アセトン等により結晶化し粉末状に精製する事が出
来る。 【0003】 【発明の属する技術分野】本発明は、酸化物除去技術に
関するものである。酸化物除去剤、チオグリコール酸ア
ンモニウムに上記式(I)を混ぜゲル化し、酸化物が付
着している対象部分に塗布、或いはポンプを利用し特殊
ノズルにて吹き付けを行う。 【0004】 【従来の技術】従来の酸化物除去剤は、粘度のない水溶
液である。酸化物に塗布してもすぐに乾燥してしまう。 【0005】強固、或いは厚い酸化物には適さない。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし従来の酸化物除
去剤では強固な酸化物を除去するのに手間と労力が掛か
り、取り扱いが難しかった。そこで本発明は、酸化物除
去剤をゲル化し対象物に吹き付ける事により、手間と労
力を省くための化学物質を見出す事を課題とする。ゲル
化剤は、酸化物除去剤に安定な事を課題とする。 【0007】作業性の良い(粘りの少ない)事を課題と
する。 【0008】酸化物以外の部分に悪影響がない事を課題
とする。 【0009】ゲル化剤は、水洗いによって簡単に洗い流
せる事を課題とする。 【0010】 【問題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1式(1)の弗化マグネシウム、硫酸アンモ
ニウムは、酸化物除去剤に混ぜる事により、ゲル化剤と
して優れた性質を持つ事が様々な実験から明らかになっ
た。酸化物除去剤(チオグリコール酸アンモニウム)に
安定。 【0011】粘りが少なく、粘性はチクソトロピー性を
有し、液ダレしない。 【0012】対象物の酸化物処理後の下地をいためな
い。 【0013】ゲル化剤は、水洗いによって簡単に洗い流
せる。 【0014】請求項1式(1)で得られた化合物を、酸
化物処理剤に混ぜる量は、筆などで塗る場合と、ポンプ
を利用し、特殊ノズル等で吹き付ける場合を考慮し濃度
を調整する。 【0015】 【実施例】結晶硫酸マグネシウム246.48g、弗化
水素アンモニウム57.04g、水250gを仕込み、
約80℃で2時間ぐらい攪拌するとゲル水溶液がえら
れ、その溶液にアンモニアを滴下し中性とする。 【0016】得られたゲル溶液に、チオグリコール酸ア
ンモニウム(50%溶液)400g更にクエン酸を全体
量の1%を加え攪拌しゲル化酸化物除去剤を得る。 【0017】ステンレス流し台などに発生した赤錆に、
ゲル化した酸化物除去剤をスプレーで吹き付けると赤錆
が濃紫色に変化し数秒から数時間放置した後水洗いを施
すと赤錆だけが取り除かれ、他の部分は殆ど影響がな
い。 【0018】 【発明の効果】本発明は、以上に説明したような構成
に、次の様な効果を奏する。請求項1に記載されている
発明は安定な化合物なので、チオグリコール酸アンモニ
ウムなどをゲル化することができる。
水溶液を1:1モルにて昇温混合攪拌させると、ゲル水
溶液を得る。そのゲル水溶液に1モルのアンモニアを加
え攪拌すると中性の請求項1式(I)の弗化マグネシウ
ム、硫酸アンモニウムの混合水溶液が得られる。 【0002】得られたゲル溶液はそのままで使用可能だ
が、アセトン等により結晶化し粉末状に精製する事が出
来る。 【0003】 【発明の属する技術分野】本発明は、酸化物除去技術に
関するものである。酸化物除去剤、チオグリコール酸ア
ンモニウムに上記式(I)を混ぜゲル化し、酸化物が付
着している対象部分に塗布、或いはポンプを利用し特殊
ノズルにて吹き付けを行う。 【0004】 【従来の技術】従来の酸化物除去剤は、粘度のない水溶
液である。酸化物に塗布してもすぐに乾燥してしまう。 【0005】強固、或いは厚い酸化物には適さない。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし従来の酸化物除
去剤では強固な酸化物を除去するのに手間と労力が掛か
り、取り扱いが難しかった。そこで本発明は、酸化物除
去剤をゲル化し対象物に吹き付ける事により、手間と労
力を省くための化学物質を見出す事を課題とする。ゲル
化剤は、酸化物除去剤に安定な事を課題とする。 【0007】作業性の良い(粘りの少ない)事を課題と
する。 【0008】酸化物以外の部分に悪影響がない事を課題
とする。 【0009】ゲル化剤は、水洗いによって簡単に洗い流
せる事を課題とする。 【0010】 【問題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1式(1)の弗化マグネシウム、硫酸アンモ
ニウムは、酸化物除去剤に混ぜる事により、ゲル化剤と
して優れた性質を持つ事が様々な実験から明らかになっ
た。酸化物除去剤(チオグリコール酸アンモニウム)に
安定。 【0011】粘りが少なく、粘性はチクソトロピー性を
有し、液ダレしない。 【0012】対象物の酸化物処理後の下地をいためな
い。 【0013】ゲル化剤は、水洗いによって簡単に洗い流
せる。 【0014】請求項1式(1)で得られた化合物を、酸
化物処理剤に混ぜる量は、筆などで塗る場合と、ポンプ
を利用し、特殊ノズル等で吹き付ける場合を考慮し濃度
を調整する。 【0015】 【実施例】結晶硫酸マグネシウム246.48g、弗化
水素アンモニウム57.04g、水250gを仕込み、
約80℃で2時間ぐらい攪拌するとゲル水溶液がえら
れ、その溶液にアンモニアを滴下し中性とする。 【0016】得られたゲル溶液に、チオグリコール酸ア
ンモニウム(50%溶液)400g更にクエン酸を全体
量の1%を加え攪拌しゲル化酸化物除去剤を得る。 【0017】ステンレス流し台などに発生した赤錆に、
ゲル化した酸化物除去剤をスプレーで吹き付けると赤錆
が濃紫色に変化し数秒から数時間放置した後水洗いを施
すと赤錆だけが取り除かれ、他の部分は殆ど影響がな
い。 【0018】 【発明の効果】本発明は、以上に説明したような構成
に、次の様な効果を奏する。請求項1に記載されている
発明は安定な化合物なので、チオグリコール酸アンモニ
ウムなどをゲル化することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】下記式(I)で表されるゲル化剤の構造
式。 MgF2・(NH4)2SO4 式(I)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001388476A JP2003147333A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 酸化物除去剤を含む水溶液のゲル化剤の発明及び製造方法。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001388476A JP2003147333A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 酸化物除去剤を含む水溶液のゲル化剤の発明及び製造方法。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003147333A true JP2003147333A (ja) | 2003-05-21 |
Family
ID=19188159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001388476A Pending JP2003147333A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 酸化物除去剤を含む水溶液のゲル化剤の発明及び製造方法。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003147333A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007214310A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Nichicon Corp | 固体電解コンデンサの製造方法 |
WO2010106981A1 (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-23 | 日産化学工業株式会社 | 低分子ゲル化剤からなるスプレー用基材 |
JP2022000356A (ja) * | 2020-06-19 | 2022-01-04 | 株式会社日立製作所 | 洗浄方法、及び洗浄環境 |
-
2001
- 2001-11-16 JP JP2001388476A patent/JP2003147333A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007214310A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Nichicon Corp | 固体電解コンデンサの製造方法 |
WO2010106981A1 (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-23 | 日産化学工業株式会社 | 低分子ゲル化剤からなるスプレー用基材 |
CN102361951A (zh) * | 2009-03-16 | 2012-02-22 | 日产化学工业株式会社 | 包含低分子胶凝剂的喷射用基材 |
JPWO2010106981A1 (ja) * | 2009-03-16 | 2012-09-20 | 日産化学工業株式会社 | 低分子ゲル化剤からなるスプレー用基材 |
JP5587290B2 (ja) * | 2009-03-16 | 2014-09-10 | 日産化学工業株式会社 | 低分子ゲル化剤からなるスプレー用基材 |
TWI504737B (zh) * | 2009-03-16 | 2015-10-21 | Nissan Chemical Ind Ltd | 低分子凝膠化劑所成之噴霧用基劑 |
US9333158B2 (en) | 2009-03-16 | 2016-05-10 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | Spray base material including low-molecular gelator |
JP2022000356A (ja) * | 2020-06-19 | 2022-01-04 | 株式会社日立製作所 | 洗浄方法、及び洗浄環境 |
JP7388981B2 (ja) | 2020-06-19 | 2023-11-29 | 株式会社日立製作所 | 洗浄方法 |
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