JP2003146533A - 布類の重ね折り装置 - Google Patents

布類の重ね折り装置

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JP2003146533A JP2001347959A JP2001347959A JP2003146533A JP 2003146533 A JP2003146533 A JP 2003146533A JP 2001347959 A JP2001347959 A JP 2001347959A JP 2001347959 A JP2001347959 A JP 2001347959A JP 2003146533 A JP2003146533 A JP 2003146533A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重ね折りと、重ね折りを必要としない折り畳
みを1台の装置で実施可能とする。 【構成】 布類を搬送する搬送コンベア11と、搬送コ
ンベア11を含む搬送過程において1枚の布類を折り畳
む第1折り畳み部18−1と、搬送過程において複数枚
の布類を重ね折りする第2折り畳み部18−2と、第
1、第2各折り畳み部18−1、18−2のどれを作動
させるかを決めるために、搬送過程の前段において布類
の特徴を検出する第1検査部20−1と、複数枚の布類
を重ね折りした後では困難となる布類の異常を発見する
ための第2検査部20−2とを具備し、異常が発見され
た布類を工程上から取り除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、布類を重ねて折り
畳むことができる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗濯、乾燥済みの布類を二つ折り又はそ
れ以上の回数折り畳む装置は公知であり、また布類を重
ねて折り畳む装置も公知である(特許第2808439
号)。同発明は、本件出願人でもある発明者が創作した
もので、例えば2枚のシーツを重ねて折り畳むことがで
きるためベッドメーキングが著しく容易になる。
【0003】ところが、布類に問題があった場合、解決
には却って手間取ることがある。例えば、破れたシーツ
が重なっていると破れが目立たず、発見が遅くなる原因
となり、また汚れも内側にあれば同様であるからであ
る。また問題のある布類が2枚重ねの状態で発見された
場合、それを引き剥す作業が必要となる。さらに布類が
欠陥を発見できないまま出荷されてしまったときには、
業者の信頼性を低下させることになるが、その割合は1
枚1枚布類を取り扱う場合よりも高くなる可能性があ
る。
【0004】また数種類の布類を処理をする必要がある
ときには別の問題が生じる。シーツのような重ね折りさ
れる布類だけを処理する装置と、額縁包布や全包布など
と通称されるふとんカバー、毛布カバー等を処理する装
置とを別々に設置しなければならず、広いスペースを必
要とするからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたもので、その課題は布類の重ね折りとと
もに、重ね折りを必要としない布類を折り畳むことを1
台の装置で可能とすることである。また本発明の他の課
題は重ね折りしない場合において、布類の特徴を検出す
ることにより数種類混在している布類を種類毎に仕分け
ることを可能とすることである。また本発明の他の課題
は布類の異常を発見することにより重ね折り製品や折り
畳み製品に欠陥品が混じるのを防止することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本発明は、布類を搬送する搬送コンベアと、搬送コン
ベアを含む搬送過程において1枚の布類を折り畳む第1
折り畳み部と、搬送過程において複数枚の布類を重ね折
りする第2折り畳み部と、第1、第2各折り畳み部のど
れを作動させるかを決めるために、搬送過程の前段にお
いて布類の特徴を検出する第1検査部と、複数枚の布類
を重ね折りした後では困難となる布類の異常を発見する
ための第2検査部とをを具備し、異常が発見された布類
を工程上から取り除くようにした布類の重ね折り装置を
提供するものである。なお、本発明における布類とは、
シーツやテーブルカバーの如く1枚の布のみならず、布
を縫製してできた製品で1枚の布と同様に搬送し折り畳
み得るもの一般を含むものとする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る布類の重ね折り装置
は、1枚の布類の折り畳みと、複数枚の布類の折り畳み
とを行うことができる。
【0008】本装置は、まず、布類を搬送する手段であ
る搬送コンベアを有する。搬送コンベアを含む搬送過程
は本装置を貫いており、搬送過程沿いに各部が設けられ
ているといっても良い。その搬送過程において搬送コン
ベアは重ね折り部を有する箇所を指す。
【0009】搬送過程の搬送コンベアにおいて、1枚の
布類を折り畳む第1折り畳み部と、複数枚の布類を折り
畳む第2折り畳み部とが設けられている。第1折り畳み
部と第2折り畳み部とは、図示の実施例に示すように同
一箇所に重ねて設けられていても良いし、或いはまた左
右に並べて設けられていても良い。
【0010】第1折り畳み部で1枚ずつ畳まれる布類
は、主として掛けぶとんを包む額縁状の包布、額縁包布
や毛布を包む封筒状の包布、全包布の類を対象とする。
第2折り畳み部で複数枚ずつ折り畳まれる布類は、主と
してシーツの類を対象とする。シーツを2枚重ねず1枚
ずつ折り畳む必要がある場合には、第1折り畳み部にシ
ーツを通すことになる。
【0011】折り畳み部を構成するために、1枚の布類
を搬送する搬送コンベアの先端部は斜め下方へ変向する
折り返し部とし、1枚の布類に重なる布類を搬送するた
めの重ねコンベアを上記の搬送コンベアの上位かつ先端
部よりも外方に先端部が出るように設置し、搬送コンベ
アから重ねコンベアへ布類を送るガイド手段を搬送コン
ベアと重ねコンベアとの間に設置し、搬送コンベアの折
り返し部に折り返しコンベアを設置するとともに、折り
返し部と折り返しコンベアとの間に布類を折り込む折り
込み手段を設け、搬送コンベアの先端部から垂れ下がる
布類と、重ねコンベアの先端部から垂れ下がる布類とを
分離する分離手段を設けることは、本発明の重ね折り装
置の好ましい形態の一つである。この場合、搬送コンベ
アと、折り返しコンベア及び折り込み手段により第1折
り畳み部が構成され、また重ねコンベアと、搬送コンベ
アと、折り返しコンベア及び折り込み手段により第2折
り畳み部が構成される。折り込み手段は折りナイフ、エ
アジェット噴射及びコンベアによる布類搬送方向の正逆
変化等がある。
【0012】第1折り畳み部か或いはまた第2折り畳み
部かのどちらを作動させるべきかを決めるために、予め
布類の種類が判別される。ここに布類の種類という意味
は前記のように形状、構造が異なるものだけでなく、単
にサイズが大小異なるものも含むものとする。このため
に、搬送過程の前段において布類の特徴を検出する第1
検査部が設けられる。第1検査部は布類の特徴に応じて
第1或いは第2折り畳み部の内のどちらを作動させるか
を決めるものであるから、折り畳みの事前の位置に設け
られ、この位置を搬送過程の前段と規定している。
【0013】第1検査部は、布類の特徴を検出するもの
であり、例えば布類の形状、構造を特徴付けている要素
を検出するものとして、布類の厚さを判別する手段があ
り、或いは布類の搬送方向長さを計測する測長手段があ
る。布類の厚さの判別から、それが単層構造のものかあ
るいは複層構造のものか等が分かる。搬送方向の長さ計
測は布類のサイズ情報として利用される。従って、厚さ
の判別と長さの計測とによって対象布類の特徴が把握さ
れる。また測長手段により、複数枚の布類を正確に中心
部を合わせて折り畳むことが可能になる。
【0014】さらに、第2検査部がやはり搬送工程の前
段にて複数枚の布類を重ね折りした後では困難になる種
類の布類の異常、例えば汚れや破れを発見するために設
けられる。汚れや破れのように不定形の、かつ、存在位
置を予測し難い欠陥部や不良品の発見にはビデオカメラ
による布類の撮影とそのデータの分析を利用するのが最
良である。この種の技術としては、例えばビデオカメラ
を使用した検品システムがあり、これを使用することが
できる。汚れ物排除により、作業環境が衛生的になる。
【0015】同システムは例えば、CCDによる撮影デ
ータをデータプロセッサーによって処理する過程を含
む。図18参照。同図に示されているように1台では布
類の全幅をカバーできない場合複数台のCCDを併用し
て全領域をカバーするものとする。観察方法は、布類が
定速で搬送されて行くことを考えると布類の搬送方向と
直交する左右方向にスリット状に走査すれば十分であ
る。図19参照。データプロセッサーの出力結果は図1
9に例示されているが、布類を貫通した穴が存在すると
反射は殆んど生じないし、逆に僅かでも反射の乱れがあ
れば傷のない面とは異なるということが分かる。従っ
て、それらの間の反射率を示す箇所が異常と認めて排除
すべき瑕疵ある部分ということになるので、データプロ
セッサーの出力は本装置の制御盤に送られ、その布類を
工程外へ排除するべきことを報ずる。
【0016】
【実施例】以下図示の実施例を参照し本発明をより詳細
に説明する。図1及び図2は布類の重ね折り装置10を
分配装置45と共に設置したものを示している。
【0017】前段の工程に投入された洗濯済みの布類
は、図18に示されているロールアイロナーと呼ばれる
アイロン掛け装置50より搬送過程を通じて重ね折り装
置10の搬送コンベア11の投入部12に送り込まれ
る。搬送コンベア11は前下方から後上方へ緩やかな傾
斜を持ち、低位置での投入を可能とする一方、搬送方向
の先端部は折り返し部13となっており、折り返し後は
斜め下方へ変向し、その下側に設けられた折り返しコン
ベア14と協動する折り畳み部18を構成している。搬
送コンベア11の上側には重ねコンベア15が設置され
ており、その先端部は、搬送コンベア11の先端部から
垂れ下がる布類と重ねコンベア15の先端から垂れ下が
る布類とが触れ合わないように、搬送コンベア11の先
端部よりも外方に出ている。
【0018】搬送コンベア11の折り返し部13と折り
返しコンベア14との間に布類を折り込むために折り込
み口に向かって移動する折りナイフ16が折り込み手段
として設けられており、また搬送コンベア先端部から垂
れ下がる布類と、重ねコンベア先端部から垂れ下がる布
類とを分離する分離手段17が内外方向へ移動可能に設
けられている。ここにおいて、搬送コンベア11と折り
返しコンベア13及び折りナイフ16は1枚の布類を折
り畳むための第1折り畳み部18−1を構成し(図14
参照)、重ねコンベア15と搬送コンベア13と折り返
しコンベア14及び折りナイフ16は重ね折りのための
第2折り畳み部18−2を構成する(図10参照)。1
9は搬送コンベア前段から重ねコンベア上へ布類を送る
起伏可能なガイド手段を示す。
【0019】第1折り畳み部18−1と第2折り畳み部
18−2のどちらを作動させるかは、布類の種類や必要
性に応じて事前に決められる。そのため搬送過程の前段
に第1検査部20−1が設けられており、第1検査部2
0−1は、布類の搬送方向長さを計測する測長手段21
を有している。測長手段21には、搬送過程にある布類
に接触して回転し、軸回転数を電気的パルス信号に変換
するパルス発生器がエンコーダーとして使用されてい
る。この場合上記の長さが布類を特徴付ける要素であ
り、シーツの長さをパルス数に変換して記憶させ、利用
する。
【0020】搬送過程にある布類に対して適用可能な他
の特徴検出手段としては、厚さ判別部29が設けられて
いる。厚さ判別部29は、前記の測長手段同様搬送過程
にある布類に接触して動き、垂直面の位置変化を検出す
るためのセンサー類、或いは非接触で厚さを検出するこ
とができるセンサー類を使用する方法を取り得る。厚さ
判別部29により得られた出力値は、図17に示すよう
に厚さ0(ゼロ)か、1枚分の厚さか、2枚分の厚さが
等として出力され、また表示部に表示され、その出力値
に基づいて1枚分の厚さで変化のないものはシーツ等、
2枚分の厚さで途中が1枚分という変化があるものは額
縁包布等、2枚分の厚さのまま変化のないものは封筒形
の全包布等、というように判別される。
【0021】パルス数は、例えば次のように設定され
る。 1800以下 ………シングルベッド用シーツ 1801〜2000 ………セミダブルベッド用シー
ツ 2001〜2200 ………ダブルベッド用シーツ 2201以上 ………キングサイズベッド用シ
ーツ この設定は装置制御部で自由に変更可能とする。
【0022】第2検査部20−2は、搬送コンベア11
によって移動中の布類の表面に現れる欠陥を発見するた
めに、ビデオカメラ22を使用している。ビデオカメラ
による布類全幅に亘る帯状の撮影領域は照明部23によ
って照明され、光学的特性を最大限度に生かして異常の
発見とその分析がなされる。図18にはその原理と構成
の概略が示されている。照明と暗色板24との並用によ
り撮影箇所のコントラストを向上させており、かつま
た、カラーカメラを使用することにより各色成分毎の反
射率の差を求め、破れであるのか(25)、汚れである
のか(26)、補修済み箇所や皺などの軽微な瑕疵であ
るのか(27)を判別することができる。判断の流れは
図19に示されている。
【0023】図1及び図2において、31は第2回目の
折り畳みのための4つ折りを実行する第2折り返しコン
ベアである。その上位にありかつ端部を接近させた折り
返しコンベア14と第2折り返しコンベア31との間
に、折り込み口に向かって移動する第2折りナイフ32
が設けられている。第2折り返しコンベア31は折り畳
み製品を次工程へ搬出するコンベアを兼ねており、搬出
された折り畳み製品は、第3回目の折り畳みのためのク
ロスフォルダー部33を経て上方の分配装置へ搬送され
る。
【0024】クロスフォルダー部33はそれまでの前後
方向とはほぼ90度異なり、左右方向の搬送路34を持
ち、そのため第3回目の折り畳みは、第1回、第2回の
折り畳み方向に対して直交方向への折り畳みとなる。ク
ロスフォルダ部33は、折り込み口へ布類を折り込むナ
イフ35を有しており、先端部の向きを変えている端部
コンベア36から送られる布類に対して上記第3回目の
折り畳みを行う一方、第3回目の折り畳みを行わずに送
りコンベア37に送り込む方法も選択できるようになっ
ている。
【0025】送りコンベア37は下から上に伸びるとと
もに、そのまま横方向へ延び出した延出部38を有し、
延出部沿いに設けられた数箇所の落とし部40−1…よ
り成る分配部へ折り畳み済み布類を搬送する。39は上
下方向への誘導搬送のための布類挟持コンベアを示す。
各落とし部40−1…は両開き構造の支持板43を有し
(図3)、これを開いて各々の下にある積み重ね部41
−1…で折り畳み済み布類を分別して落とすためのスト
ッパー42−1…で分配を行う場所でもあり、積み重ね
部41−1…は種類別の布類折り畳み製品を送り出すコ
ンベアの一部に設けられている。
【0026】上記装置の搬送過程には、夫々布類Zの特
徴や異常或いは位置などの検出をするための手段として
複数のセンサA…が夫々設けられている。センサA、
D、Eは測長用、センサB、C、F〜Oは布類の位置検
出用であるが、全てのセンサーは布類Zのモニター用に
も使用される。異常が発見され取り除いた布類Zを工程
から排除するためにキャンセル用コンベア44が本重ね
折り装置10の末端付近に設けられている。
【0027】このように構成された本発明に係る布類の
折り畳み装置10において、搬送コンベア11に投入さ
れた布類が、重ね折りの対象となる布類である場合、布
類はガイド手段19により重ねコンベア上に誘導され
(図6)、1枚目の布類Z1となる。布類に対しては、
第1検査部20−1における厚さ判別部29の検査結果
が利用され、布類が例えば図17に示すように1枚物
か、額縁状の物か、封筒状の物か等布類の種類の判別が
なされる。その判別結果により種類を見極め、異種のも
のはコンベア44からキャンセルされ、同種の布類は分
配装置45に送られ、布類の種類毎に分配される。
【0028】布類Z1が前進し重ねコンベア先端のセン
サCがオンとなった後、センサAによる測長データに基
づいて1枚目の布類Z1の約2分の1が重ねコンベア先
端から垂れ下がると重ねコンベア15が停止し、ガイド
手段19は倒れる(図7)。ここで分離手段17が1枚
目の布類Z1に寄った外側に移動する。
【0029】次に2枚目の布類Z2が搬送コンベア11
に投入されると、測長センサAを経て(図8)、搬送コ
ンベア先端部のセンサBがオンとなり、2枚目の布類Z
2は分離手段17の内側に向かって移動し、2枚目の布
類Z2の先端は搬送コンベア11の先端部より垂れ下が
る(図9)。さらに、2枚目の布類Z2の上(外)に1
枚目の布類Z1が重なるタイミングで重ねコンベア15
を起動し、2枚の布類Z1、Z2の測長データから算出
された丁度2分の1の位置を、第2折り畳み部18−2
の折り込み口へ向けて折りナイフ16により折り込む
(図10)。
【0030】重ね折りが行われた布類は第2回目の折り
畳み部へ搬送され(図11)、第2回目の折り畳みのの
ち分配装置45へ排出される(図12)。この間、1枚
目の布類Z1又は2枚目の布類Z2に対して第1検査部
20−1により特徴検出としての前記測長とともに、第
2検査部20−2により異常の発見が行われている。第
1検査部20−1による検出結果は分配装置45に送ら
れ、布類は例えばシーツがシングルベッド用〜キングサ
イズベッド用の内のどれであるかの判別結果を受けて作
動するいずれかのストッパー42−1…によって停止さ
せられ、サイズが一致している布類に対してはサイズ毎
の分配がなされる(図20参照)。第2検査部20−2
による検査結果は制御盤56へ送られると同時に、異常
有りの警報を光又は音から成る報知手段によって近くの
作業者に報知する。これによって異常のある布類は搬送
コンベア先端から落下して工程から取り除かれ、キャン
セル用コンベア44に投じられるが、近くの作業者は異
常の認められた布類について、補修を必要とする破れ
か、再洗を必要とする汚れかを確認し、夫々の処理ルー
ト47、48へ送る(図19参照)。
【0031】図13〜図16は重ね折りしない折り畳み
の工程を示しており、布類Zは投入部12からそのまま
搬送コンベア11を直進し、先端部より垂れ下がり、測
長データに基づいて当該布類の2分の1の長さの部分に
対して折りナイフ16が折り込み動作を行い、二つ折り
が実行される(図14、図15)。折り返しコンベア1
4に移った二つ折り布類はセンサーD、Eによって測長
され、そのデータに基づいて第2折りナイフ32によっ
て2回目の二つ折りがなされ、四つ折り状態で次工程へ
送られ、クロス折りの後、分配装置45へ搬送されるの
は前記重ね折りの場合と同じである。
【0032】上記の重ね折りないし分配システムの全容
を図示したのが図21である。布類はシーツとして例示
されており、それを2枚重ね折りするか、1枚のみ折り
畳むかによって作業工程を分けている。重ね折りの場合
にスタッキングを1箇所しか示していないが、これをサ
イズ毎に分配することができる点は、図20に関する説
明のとおりである。
【0033】重ね折りされたシーツによってベッドメー
キングを行うときは、2枚のシーツが重なって折り畳ん
であるので、2枚を1体のシーツとして扱い、拡げてベ
ッド上にセットし、上側になったシーツの胸元に当たる
箇所を折り返せば良く、極めて容易に作業を完了するこ
とができる(図22)。これに対して従来は、初めに1
枚目のシーツを拡げてベッド上にセットし、次に2枚目
のシーツを広げて1枚目のシーツ上にセットし、さらに
そのシーツの胸元に当たる箇所を折り返す必要があり、
手間がかかると同時に、2枚のシーツのセットの仕方が
不揃いになる虞れもある。従って本発明による利点は工
程の削減のみにとどまらず、接客サービスの向上にも寄
与する。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、布類を重ねて同時に折り畳むことが
でき、さらにサイズ別に分配することが可能になる、一
方では重ね折りのみならず1枚ずつ布類を折り畳むこと
ができ、しかもその場合には布類を第1検査部によって
検査することにより種類を判別し、種類毎に分配するこ
とが可能になり、また対象布類全般を第2検査部によっ
て検査することにより布類の異常を発見することができ
るので、特に重ね折りの後では著しく困難になる布類の
破れや汚れなどの欠陥を工程から取り除き、人員削減、
工数削減にも拘ず、完全な処理製品のみを提供すること
ができ、また重ね折りにより折り動作が減少するので装
置の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る布類の重ね折り装置を含む処理装
置全体を示す側面図。
【図2】分配装置を示す正面図。
【図3】分配装置のストッパー部分の正面図。
【図4】同じくストッパー部分を示す側面図。
【図5】本発明に係る布類の重ね折り装置の実施例に関
する動作各部の説明図。
【図6】重ね折りのための本装置への1枚目の布類の投
入を示す説明図。
【図7】1枚目の布類の垂れ下がりを示す説明図。
【図8】2枚目の布類の投入を示す説明図。
【図9】2枚目の布類の垂れ下がりを示す説明図。
【図10】重ね折りを示す説明図。
【図11】重ね折り布類の搬送と測長を示す説明図。
【図12】重ね折り布類に対する2回目の二つ折りを示
す説明図。
【図13】1枚折りのための布類の投入を示す説明図。
【図14】1枚折りを示す説明図。
【図15】1枚折り布類の搬送と測長を示す説明図。
【図16】1枚折り布類に対する2回目の二つ折りを示
す説明図。
【図17】第1検査部における厚さ判別を示す原理的な
説明図。
【図18】(a)第2検査部の概要図。 (b)第2検査部における異常判別を示す原理的な説明
図。
【図19】第2検査部の動作例を示すフローチャート。
【図20】布類のサイズによる仕分けを示す工程図。
【図21】本発明における処理の手順を示す説明図。
【図22】布類の差によるベッドメーキングの工程差を
示す説明図。
【符号の説明】
10 布類の重ね折り装置 11 搬送コンベア 14 折り返しコンベア 15 重ねコンベア 16 折りナイフ 17 分離手段 18−1 第1折り畳み部 18−2 第2折り畳み部 19 ガイド手段 20−1 第1検査部 20−2 第2検査部 25、26、27 布類に生じた異常 29 厚さ判別部 40−1、40−2、40−3、40−4 落とし部 41−1、41−2、41−3、41−4 積み重ね部 42−1、42−2、42−3、42−4 ストッパー 44 キャンセル用コンベア 45 分配装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布類を搬送する搬送コンベアと、搬送コ
    ンベアを含む搬送過程において1枚の布類を折り畳む第
    1折り畳み部と、搬送過程において複数枚の布類を重ね
    折りする第2折り畳み部と、第1、第2各折り畳み部の
    どれを作動させるかを決めるために、搬送過程の前段に
    おいて布類の特徴を検出する第1検査部と、複数枚の布
    類を重ね折りした後では困難となる布類の異常を発見す
    るための第2検査部とを具備し、異常が発見された布類
    を工程上から取り除くようにした布類の重ね折り装置。
  2. 【請求項2】 1枚の布類を搬送する搬送コンベアの先
    端部は斜め下方へ変向する折り返し部とし、1枚の布類
    に重なる布類を搬送するための重ねコンベアを上記の搬
    送コンベアの上位かつ先端部よりも外方に先端部が出る
    ように設置し、搬送コンベアから重ねコンベアへ布類を
    送るガイド手段を搬送コンベアと重ねコンベアとの間に
    設置し、搬送コンベアの折り返し部に折り返しコンベア
    を設置するとともに、折り返し部と折り返しコンベアと
    の間に布類を折り込む折り込み手段を設け、搬送コンベ
    アの先端部から垂れ下がる布類と、重ねコンベアの先端
    部から垂れ下がる布類とを分離する分離手段を設け、搬
    送コンベア、折り返しコンベア及び折り込み手段により
    第1折り畳み部が構成され、また重ねコンベア、搬送コ
    ンベア、折り返しコンベア及び折り込み手段により第2
    折り畳み部が構成される、請求項1記載の布類の重ね折
    り装置。
  3. 【請求項3】 第1検査部は、布類の搬送方向長さを計
    測する測長手段を有し、測長手段によって得られた出力
    値に基づいて布類のサイズを決定し、布類を折り畳むた
    めの折り畳み部や、折り畳み済み布類の分別のための部
    所等の作動を制御するようにした請求項1又は2記載の
    布類の重ね折り装置。
  4. 【請求項4】 第1検査部は、布類の厚さを判別する手
    段を有し、厚さ判別手段により得られた出力値に基づい
    て布類の種類を特定し、折り畳み部等の作動を制御する
    ようにした請求項1又は2記載の布類の重ね折り装置。
  5. 【請求項5】 第2検査部は、搬送コンベアによって搬
    送される布類を全幅に亘って撮影するための少なくとも
    1台のビデオカメラと、その撮像データを処理するため
    のデータプロセッサーとを具備し、データプロセッサー
    による出力結果を制御盤に表示し、異常が存在すること
    を感覚的な報知手段によって周囲に教唆するようにした
    請求項1記載の布類の重ね折り装置。
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