JP2003145068A - 電子機器の洗浄システム及び電子機器の洗浄装置 - Google Patents

電子機器の洗浄システム及び電子機器の洗浄装置

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JP2003145068A
JP2003145068A JP2001352185A JP2001352185A JP2003145068A JP 2003145068 A JP2003145068 A JP 2003145068A JP 2001352185 A JP2001352185 A JP 2001352185A JP 2001352185 A JP2001352185 A JP 2001352185A JP 2003145068 A JP2003145068 A JP 2003145068A
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Hideaki Ozasa
秀明 小笹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回収された使用済み機器から取り外されたリ
サイクル部品及びユニットの洗浄作業を、能率良く、か
つ、確実に実行可能な電子機器の洗浄システム及び電子
機器の洗浄装置を提供すること。 【解決手段】 洗浄装置とネットワークコンピュータと
を通信網で接続し、ネットワークコンピュータに、各ユ
ニットの固有番号、使用履歴、洗浄条件等のリサイクル
情報を固有番号に対応付けて記憶させる。洗浄装置は、
ネットワークコンピュータから通信網を介してユニット
の固有番号に対応するリサイクル情報を受け取り、リサ
イクル情報に基づいてユニットの洗浄条件を設定して洗
浄する。そして、ユニットの洗浄後にリサイクル情報を
更新して、その内容を定期的にネットワークコンピュー
タに送信するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の洗浄シ
ステム及び電子機器の洗浄装置に関し、より詳細には、
定期交換された電子機器のユニット、及び、使用済電子
機器から取外されたリサイクル対象のユニットの汚れを
除去するための電子機器の洗浄システム及び電子機器の
洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機やファクシミリ等の電子機
器の生産においては、省資源化の観点から、ユーザーか
ら引き取られた使用済電子機器の部品を再利用して新品
の電子機器を組み立てることが行われている。具体的に
は、ユーザーの手元から回収されてきた使用済電子機器
を分解した後に、再利用に耐えうる部品やユニット、例
えば装置フレーム等をそのままの形で新品の電子機器の
生産に利用するのである。
【0003】一方、ユーザーから引き取られてきた使用
済電子機器は、過去の使用頻度、使用年月や再使用回数
等に応じて汚れていることから、分解されて得られた部
品やユニット(以下、「リサイクル部品・ユニット」と
いう)をそのままの状態で新品の電子機器の生産に利用
することはできず、再利用に際して洗浄を行う必要があ
る。
【0004】このため、従来から、回収機器の分解工程
の後には洗浄工程が設けられ、例えば、ドライアイスブ
ラスト洗浄法を用いて作業員が手作業によりリサイクル
部品・ユニットの洗浄を行っていた。ここで、ドライア
イスブラスト洗浄法とは、細かく破砕されたドライアイ
スを加圧空気と共に洗浄ノズルから噴射し、このドライ
アイスの噴流(以下、「ドライアイスブラスト」とい
う)によってリサイクル部品の表面にこびりついた汚れ
を除去する方法であり、作業員は洗浄ノズルを手に持っ
て操作しながら、リサイクル部品・ユニットの一つ一つ
に対して洗浄作業を行なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この洗浄作業
は、パートタイマー等の未熟練者が担当することも多
く、このような洗浄作業の全てを作業員の手作業で行っ
ていたのでは洗浄作業の効率の著しい改善は期待するこ
とができず、近年におけるリサイクル気運の高まりを背
景として新品機器の生産におけるリサイクル部品の使用
率が増加した場合には、充分に対応することが困難とな
る懸念がある。また、そのような洗浄作業に多くの人員
を投入したのでは、リサイクルコストが嵩み、リサイク
ルによる生産コスト低減の経済的メリットが消失するこ
とともなる。
【0006】このような問題点を解決する方法として
は、予め動作をプログラミングされたロボットアームに
洗浄ノズルを操作させて、ロボットアームによってリサ
イクル部品の洗浄作業を無人で行わせる方法も考えられ
る。
【0007】しかし、使用済み機器から取り外されたリ
サイクル部品の汚れ度合いは、個々の機器の使用環境や
使用年月等に応じて異なることから、ロボットアームに
よって一律に同一内容の洗浄作業を行わせることとすれ
ば、汚れ度合いが軽い場合には洗浄時間の無駄となり、
一方、汚れ度合いが重い場合には洗浄不良が発生してし
まう等の不具合が生じてしまう。また、ドライアイス洗
浄の場合には、洗浄ノズルから噴射されるドライアイス
ブラストは常に一定の強度を有していることから、ロボ
ットアームによって一様に洗浄作業を行わせると、リサ
イクル部品のうちの構造的強度が弱い部分(例えば樹脂
成形部分等)が破損してしまい、当初の目的である新品
機器への再利用ができなくなる恐れもある。
【0008】そこで、特開平10−202210号公報
には、汚れ具合をセンサーで検知してからこれに合わせ
て洗浄作業を行うことも提案されているが、このような
洗浄作業は、単一の部品のみを洗浄する場合には比較的
実現可能であるが、複数部品の結合であるユニットの場
合には、用いられている部品の材質の違いや使用条件の
違いによって構成部品それぞれを異なる条件で洗浄する
必要が生じるのみならず、部品の細部にはセンサーでセ
ンシングできないような場所もある。また、マニュアル
で洗浄する場合には、部品毎に洗浄条件を設定し直す作
業も必要となる。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、回収された使用済み
機器から取り外されたリサイクル部品及びユニットの洗
浄作業を、能率良く、かつ、確実に実行可能な電子機器
の洗浄システム及び電子機器の洗浄装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数の
部品を備えるユニットで構成される電子機器の洗浄を行
なうための電子機器の洗浄システムであって、前記電子
機器は、前記ユニットに割り振られた固有番号を入力す
るための入力手段と、前記固有番号を記憶する固有番号
記憶手段と、前記ユニットの使用履歴を記憶する使用履
歴記憶手段とを備え、前記洗浄装置は、前記ユニットを
洗浄する洗浄手段と、前記固有番号記憶手段及び前記使
用履歴記憶手段に記憶されたリサイクル情報を読み取る
ためのリサイクル情報読取手段と、該リサイクル情報に
基づいて前記ユニットの洗浄条件を設定し前記洗浄手段
を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、洗浄装置
とネットワークコンピュータとが通信網により接続さ
れ、該ネットワークコンピュータが記憶するリサイクル
情報に基づいて複数の部品を備えるユニットで構成され
る電子機器の洗浄を行なうための電子機器の洗浄システ
ムであって、前記電子機器は、管理サーバに通信接続さ
れており、前記ユニットに割り振られた固有番号を入力
するための入力手段と、前記固有番号を記憶する固有番
号記憶手段と、前記ユニットの使用履歴を記憶する使用
履歴記憶手段と、前記固有番号記憶手段及び前記使用履
歴記憶手段に記憶されたリサイクル情報をユニット交換
時又は定期的に前記管理サーバに送信するための送信手
段とを備え、前記管理サーバは、メールサーバを介して
前記ネットワークコンピュータと通信接続されており、
前記電子機器から送信された前記リサイクル情報を記憶
する記憶手段と、前記電子機器の回収時点での前記リサ
イクル情報を前記メールサーバに送信するための通信手
段とを備え、前記メールサーバは、前記管理サーバから
受信した前記リサイクル情報を記憶するための記憶手段
と、前記ネットワークコンピュータから所定の周期で要
求されるリサイクル情報送信要求に応答して前記リサイ
クル情報を前記ネットワークコンピュータに送信する通
信手段とを備え、前記洗浄装置は、前記ネットワークコ
ンピュータと通信接続されており、前記ユニットの洗浄
に際して前記固有番号に対応するリサイクル情報を前記
ネットワークコンピュータに要求し受信するための通信
手段と、前記ユニットを洗浄する洗浄手段と、前記リサ
イクル情報に基づいて前記ユニットの洗浄条件を設定し
前記洗浄手段を制御する制御手段とを備えることを特徴
とする。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は2に記載の電子機器の洗浄システムにおいて、前記
ユニットは前記固有番号を表示する固有番号表示手段を
備え、前記洗浄装置は前記固有番号表示手段に表示され
た前記固有番号を読み取るための固有番号読取手段を備
えることを特徴とする。
【0013】更に、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3いずれかに記載の電子機器の洗浄システムにおい
て、前記固有番号は、少なくとも、ユニット番号、製造
日、製造番号、バージョン情報、再使用回数から構成さ
れており、前記使用履歴は、少なくとも、再使用回数毎
の使用期間、稼動時間から構成されていることを特徴と
する。
【0014】請求項5に記載の発明は、複数の部品を備
えるユニットで構成される電子機器の洗浄を行なうため
の電子機器の洗浄装置であって、前記ユニットを洗浄す
る洗浄手段と、前記ユニットのリサイクル情報を読み取
るためのリサイクル情報読取手段と、該リサイクル情報
に基づいて前記ユニットの洗浄条件を設定し前記洗浄手
段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0015】また、請求項6に記載の発明は、ネットワ
ークコンピュータと通信網により接続され、該ネットワ
ークコンピュータが記憶するリサイクル情報に基づいて
複数の部品を備えるユニットで構成される電子機器の洗
浄を行なうための電子機器の洗浄装置であって、前記ユ
ニットを洗浄する洗浄手段と、前記ユニットのリサイク
ル情報を前記ネットワークコンピュータに要求し受信す
るための通信手段と、前記リサイクル情報に基づいて前
記ユニットの洗浄条件を設定し前記洗浄手段を制御する
制御手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の電
子機器の洗浄システムについて説明する。
【0017】図1は、本発明の電子機器の洗浄システム
の構成例を説明するための図で、図2は、本発明の電子
機器の洗浄システムの制御系の概念を説明するためのブ
ロック図である。ここでは、使用済みプリンターを回収
してその装置フレームユニットを洗浄するための洗浄シ
ステムの実施例を説明している。
【0018】これらの図において、1は使用済みプリン
ターを分解して得られた装置フレームユニット、2は装
置フレームユニット1に取り付けられた固有番号に対応
したバーコードプレート、3は装置フレームユニット1
の洗浄作業を行うロボットアーム、4はロボットアーム
3によって操作される洗浄ノズル、5は洗浄ノズル4か
ら噴射する加圧空気を作りだすコンプレッサ、6はこの
加圧空気に粒状ドライアイスを分散させてドライアイス
ブラストを形成するブラスト装置、7はブラスト装置6
から洗浄ノズル4へドライアイスブラストを送り込むホ
ース、8はロボットアーム3の作業範囲内に装置フレー
ムユニット1を送り込むコンベヤ装置、9は洗浄途中で
回転するように制御されロボットアーム3の洗浄作業を
介助するターンテーブル、10は洗浄部品を搭載してコ
ンベア装置8上を移動するパレット、11はバーコード
プレート2上に記録されているバーコードを読み取るバ
ーコードリーダ、12は洗浄装置を制御するために洗浄
条件や洗浄部品・ユニットを記憶するメモリ16を内蔵
したマイクロコンピュータを備えたコントローラ、13
は洗浄条件を表示する表示部、14は洗浄条件を入力す
る操作部、15はバーコードリーダ11で読み取ったバ
ーコードの内容を更新してラベル紙にプリントするバー
コードプリンタ、17はリサイクルユニット・部品の固
有番号及び使用履歴や洗浄条件等のリサイクル情報が格
納されたデータベースを有するネットワークコンピュー
タ、18はネットワークコンピュータ17がアクセス可
能なネットワークのメールサーバ、19は回収前に稼動
中のプリンタを管理するための管理コンピュータ、そし
て、20は回収前の稼動中のプリンタであって、複数の
部品を備えるユニットで構成されており、個々のユニッ
トに割り振られた固有番号を入力するための入力装置
と、固有番号を記憶する固有番号記憶装置と、ユニット
の使用履歴を記憶する使用履歴記憶装置とを備え、管理
コンピュータ19に通信接続されている。
【0019】ロボットアーム3は、多関節によってその
腕を伸縮させ、かつ、水平面内を約90°旋回すること
が可能であり、洗浄ノズル4の向きを適宜変更しながら
略扇形の作業範囲内において装置フレームユニット1の
洗浄作業を行う。ロボットアーム3の動作はマイクロコ
ンピュータを備えたコントローラ12によって制御さ
れ、コントローラ12には装置フレームユニット1の形
状情報に対応したロボットアーム3の動作が予めティー
チングされている。また、コントローラ12はロボット
アーム3の動作に同期してブラスト装置6及びコンプレ
ッサ5の動作をも制御している。
【0020】このロボットアーム3は、周辺から隔離さ
れた図示しない洗浄室内に設置されており、洗浄作業の
際に気化した炭酸ガスや除去された汚れが周辺雰囲気へ
飛散するのを防止すると共に、ロボットアーム3の稼働
時における安全の確保が図られている。
【0021】洗浄対象である装置フレームユニット1
は、コンベヤ装置8によって自動的に洗浄ブース内に出
し入れされ、洗浄作業の際にはロボットアーム3の作業
範囲内に設置されたターンテーブル9上に停止する。こ
のターンテーブル9はロボットアーム3のコントローラ
12によって制御されており、洗浄作業の途中で装置フ
レームユニット1を回転させてロボットアーム3の洗浄
作業を介助する。これにより、ロボットアーム3それ自
体の作業範囲が小さい場合であっても、1台のロボット
アーム3で装置フレームユニット1の各面を隈なく洗浄
することができるようになっている。
【0022】図3は、図1及び図2に示した電子機器の
洗浄システムの洗浄フロー例を説明するためのフローチ
ャートである。本発明の電子機器の洗浄システムにおい
ては、オペレータが、洗浄対象である装置フレームユニ
ット1をコンベヤ装置8に載せると共に操作部14から
洗浄作業開始を指令すると、装置フレームユニット1が
洗浄室内に搬入されてターンテーブル9上の所定の位置
で停止し、この状態で洗浄作業が開始される。この時、
バーコードプレート2は装置フレームユニット1の洗浄
時の形態(交換部品等が外された状態)でバーコードリ
ーダ11がロボットアーム3の動作によって読み取れる
位置に配置されると共に、パレット10に対して予め決
められた所定の位置になるように搭載されている。
【0023】洗浄作業では、まずコントローラ12がロ
ボットアーム3を動作させバーコードプレート2にバー
コードリーダ11を近接させてバーコードプレート2の
バーコードを読み取る(S1)。なお、バーコードには
装置フレームユニット1の固有番号が記号化されてお
り、この固有番号は、ユニット番号、製造日や製造番
号、バージョン情報、再使用回数等で構成されている。
【0024】次に、コントローラ12はLANで接続さ
れたネットワークコンピュータ17のデータベースに記
憶された固有番号にアクセスして、装置フレームユニッ
ト1の使用履歴の情報を呼び出す(S2)。ここで、ベ
ータベースに記憶された使用履歴の情報はネットワーク
コンピュータ17がネットワーク接続されたメールサー
バ18に所定の周期で定期的にアクセスすることによっ
て情報が格納されるようになっている。また、使用履歴
は再使用回数毎の使用期間、稼動時間等で構成され、使
用履歴は前回または前回までのすべての使用履歴でによ
って構成されている。
【0025】次に、コントローラ12は、装置フレーム
ユニット1の使用履歴の情報(バージョン情報、再使用
回数、再使用回数毎の使用期間あるいは稼動時間等)を
基に、洗浄の必要なユニットであるか否か、バージョン
アップ等による形状変更により交換が必要なユニット及
び所定の回数だけ再使用されてもはや再使用することの
できない洗浄不要なユニットであるか否かを判断する
(S3)。なお、この工程で、洗浄不要と判断されたユ
ニットや部品は、洗浄工程から搬出される。
【0026】次に、コントローラ12は、洗浄が必要な
ユニット又は部品について洗浄条件又は洗浄条件の変更
可能範囲を決定する(S4)。表1は、洗浄対象材料別
の洗浄条件の例を示したもので、洗浄条件の初期値及び
洗浄条件の変更可能範囲等が設定されている。
【0027】
【表1】
【0028】なお、このようにして決定された洗浄条件
又は洗浄条件の変更可能範囲は、表示部13に表示され
る。
【0029】更に、コントローラ12は、操作部14か
ら洗浄開始の操作によりコンプレッサ5及びブラスト装
置6を動作させて洗浄ノズル4からドライアイスブラス
トを噴射させると共に、予めティーチングされた手順に
従ってロボットアーム3の動作を制御し、洗浄ノズル4
を装置フレームユニット1の表面に沿って移動させなが
ら装置フレームユニット1の洗浄作業を進めてゆく(S
5)。洗浄作業の途中では、ターンテーブル9が回転
し、コンベヤ装置8を挟んでロボットアーム3の固定位
置とは反対側に面した装置フレームユニット1の側面に
ついても洗浄作業が実施され、一通りの洗浄作業が終了
すると、ドライアイスブラストの噴射が停止されると共
に、洗浄ノズル4を保持したロボットアーム3は作業開
始前の基準位置に復帰する。
【0030】このようにして洗浄されたユニットや部品
は、図示しない汚れ落ちの確認工程に搬送され、検知セ
ンサーや作業者によって汚れ落ちの確認が行われる(S
6)。この確認の結果、汚れ落ちOKが確認されなかっ
た場合(S6:No)には、洗浄条件が修正(S7)さ
れてステップS5に戻って再度洗浄が行なわれる。この
時作業者は、表示部13と操作部14によって汚れNG
の個所のパレット10に対する概略の位置及び表示部に
表示された洗浄条件及び洗浄条件の変更可能範囲を基準
に洗浄条件を入力し、この入力内容がコントローラ12
によって確認されることで洗浄作業がコントロールされ
る。
【0031】一方、ステップS6で汚れ落ちOKの確認
がされた場合(S6:Yes)には、装置フレームユニ
ット1はコンベヤ装置8によって洗浄ブースの外に搬出
されて洗浄が終了する(S8)。
【0032】このようにして洗浄作業が完了すると、コ
ントローラ12は、装置フレームユニット1の固有番号
の再使用回数を更新してメモリー16に記憶すると共
に、その内容をバーコードプリンタ15でバーコードラ
ベルに出力する(S9)。
【0033】更に、コントローラ12は、ネットワーク
コンピュータ17のデータベースにアクセスして更新前
の固有番号をメモリー16に記憶した更新済の固有番号
に置き換えて格納する(S10)。
【0034】最後に、洗浄ブースの外に搬出された装置
フレームユニット1は、バーコードプレート2のバーコ
ードを取り除かれ、ステップS9で出力されたバーコー
ドラベルを取り付けられて組立てブース又は組立て工場
に出荷される(S11)。
【0035】なお、本実施例では固有番号の記憶方法と
してバーコードを使用した例を説明したが、洗浄装置に
プリンター本体のメモリー(ROM)の読み込み装置及
び書き込み装置を接続して、プリンター本体のメモリー
(ROM)に記憶された固有番号を直接読み込むことと
してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子機器
の洗浄システムによれば、電子機器の固有番号と使用履
歴を基に洗浄条件又は洗浄条件の変更可能範囲を決定す
ることが可能となるため、リサイクル部品・ユニットの
洗浄作業を効率良く且つ確実に行うことが可能となる。
【0037】また、本発明の電子機器の洗浄システムに
よれば、洗浄条件又は洗浄条件の変更可能範囲の設定を
コンピュータが自動的に行なうため、多くの作業員を必
要としなくても効率良く且つ確実に洗浄作業を行うこと
ができる。
【0038】更に、本発明の電子機器の洗浄システムに
よれば、部品の交換が必要な部分や所定の回数だけ再使
用されて再使用できないものは洗浄を行わないようにす
ることが可能となるため、効率良く洗浄作業を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の洗浄システムの構成例を説
明するための図である。
【図2】本発明の電子機器の洗浄システムの制御系の概
念を説明するためのブロック図である。
【図3】図1及び図2に示した電子機器の洗浄システム
の洗浄フロー例を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 装置フレームユニット 2 バーコードプレート 3 ロボットアーム 4 洗浄ノズル 5 コンプレッサ 6 ブラスト装置 7 ホース 8 コンベヤ装置 9 ターンテーブル 10 パレット 11 バーコードリーダ 12 コントローラ 13 表示部 14 操作部 15 バーコードプリンタ 16 メモリー 17 ネットワークコンピュータ 18 メールサーバ 19 管理コンピュータ 20 プリンター

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部品を備えるユニットで構成され
    る電子機器の洗浄を行なうための電子機器の洗浄システ
    ムであって、 前記電子機器は、前記ユニットに割り振られた固有番号
    を入力するための入力手段と、前記固有番号を記憶する
    固有番号記憶手段と、前記ユニットの使用履歴を記憶す
    る使用履歴記憶手段とを備え、 前記洗浄装置は、前記ユニットを洗浄する洗浄手段と、
    前記固有番号記憶手段及び前記使用履歴記憶手段に記憶
    されたリサイクル情報を読み取るためのリサイクル情報
    読取手段と、該リサイクル情報に基づいて前記ユニット
    の洗浄条件を設定し前記洗浄手段を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする電子機器の洗浄システム。
  2. 【請求項2】 洗浄装置とネットワークコンピュータと
    が通信網により接続され、該ネットワークコンピュータ
    が記憶するリサイクル情報に基づいて複数の部品を備え
    るユニットで構成される電子機器の洗浄を行なうための
    電子機器の洗浄システムであって、 前記電子機器は、管理サーバに通信接続されており、前
    記ユニットに割り振られた固有番号を入力するための入
    力手段と、前記固有番号を記憶する固有番号記憶手段
    と、前記ユニットの使用履歴を記憶する使用履歴記憶手
    段と、前記固有番号記憶手段及び前記使用履歴記憶手段
    に記憶されたリサイクル情報をユニット交換時又は定期
    的に前記管理サーバに送信するための送信手段とを備
    え、 前記管理サーバは、メールサーバを介して前記ネットワ
    ークコンピュータと通信接続されており、前記電子機器
    から送信された前記リサイクル情報を記憶する記憶手段
    と、前記電子機器の回収時点での前記リサイクル情報を
    前記メールサーバに送信するための通信手段とを備え、 前記メールサーバは、前記管理サーバから受信した前記
    リサイクル情報を記憶するための記憶手段と、前記ネッ
    トワークコンピュータから所定の周期で要求されるリサ
    イクル情報送信要求に応答して前記リサイクル情報を前
    記ネットワークコンピュータに送信する通信手段とを備
    え、 前記洗浄装置は、前記ネットワークコンピュータと通信
    接続されており、前記ユニットの洗浄に際して前記固有
    番号に対応するリサイクル情報を前記ネットワークコン
    ピュータに要求し受信するための通信手段と、前記ユニ
    ットを洗浄する洗浄手段と、前記リサイクル情報に基づ
    いて前記ユニットの洗浄条件を設定し前記洗浄手段を制
    御する制御手段とを備えることを特徴とする電子機器の
    洗浄システム。
  3. 【請求項3】 前記ユニットは前記固有番号を表示する
    固有番号表示手段を備え、前記洗浄装置は前記固有番号
    表示手段に表示された前記固有番号を読み取るための固
    有番号読取手段を備えることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の電子機器の洗浄システム。
  4. 【請求項4】 前記固有番号は、少なくとも、ユニット
    番号、製造日、製造番号、バージョン情報、再使用回数
    から構成されており、前記使用履歴は、少なくとも、再
    使用回数毎の使用期間、稼動時間から構成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の電子機
    器の洗浄システム。
  5. 【請求項5】 複数の部品を備えるユニットで構成され
    る電子機器の洗浄を行なうための電子機器の洗浄装置で
    あって、 前記ユニットを洗浄する洗浄手段と、前記ユニットのリ
    サイクル情報を読み取るためのリサイクル情報読取手段
    と、該リサイクル情報に基づいて前記ユニットの洗浄条
    件を設定し前記洗浄手段を制御する制御手段とを備える
    ことを特徴とする電子機器の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークコンピュータと通信網によ
    り接続され、該ネットワークコンピュータが記憶するリ
    サイクル情報に基づいて複数の部品を備えるユニットで
    構成される電子機器の洗浄を行なうための電子機器の洗
    浄装置であって、 前記ユニットを洗浄する洗浄手段と、前記ユニットのリ
    サイクル情報を前記ネットワークコンピュータに要求し
    受信するための通信手段と、前記リサイクル情報に基づ
    いて前記ユニットの洗浄条件を設定し前記洗浄手段を制
    御する制御手段とを備えることを特徴とする電子機器の
    洗浄装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005345580A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理装置
JP2009202052A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Nec Access Technica Ltd 携帯端末機器用の自動洗浄システム
CN106733836A (zh) * 2016-12-20 2017-05-31 重庆科本科技有限公司 一种清洗系统

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