JP2003144930A - 炭化水素用脱硫触媒、脱硫方法および燃料電池システム - Google Patents

炭化水素用脱硫触媒、脱硫方法および燃料電池システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池用燃料水素を製造するまでの各種工
程における触媒、燃料電池の陰極に用いられる触媒は、
貴金属または銅などが還元状態で使われることが多いた
め、燃料中に含まれる硫黄分を十分に除去することが必
要であり、しかも脱硫装置を燃料電池システムに組み込
むためには低圧条件下で、効果的に脱硫することが必要
となる。本発明はこのような課題を解決した触媒を提供
する。 【解決手段】 表面積が600m2/g以上の活性炭を
少なくとも50質量%以上含む担体に酸化ニッケルおよ
び酸化亜鉛を担持してなる触媒であって、触媒に対する
酸化ニッケルおよび酸化亜鉛の担持量がそれぞれ1〜4
9質量%であり、かつ酸化ニッケルと酸化亜鉛の担持量
の和が5〜50質量%である炭化水素用脱硫触媒によ
り、硫黄を含有する炭化水素原料の硫黄濃度を0.1質
量ppm以下に脱硫することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炭化水素用脱硫触媒
に関する。また、この触媒を用いた脱硫方法、さらに
は、この触媒を充填した脱硫装置を備えた燃料電池シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は燃料の燃焼反応による自由エ
ネルギー変化を直接電気エネルギーとして取り出せるた
め、高い効率が得られるという特徴がある。さらに有害
物質を排出しないことも相俟って、様々な用途への展開
が図られている。特に固体高分子形燃料電池は、出力密
度が高く、コンパクトで、しかも低温で作動するのが特
徴である。
【0003】一般的に燃料電池用の燃料ガスとしては水
素を主成分とするガスが用いられるが、その原料には天
然ガス、LPG、ナフサ、灯油等の炭化水素およびメタ
ノール、エタノール等のアルコールおよびジメチルエー
テル等のエーテルなどが用いられる。これら炭素と水素
を含む原料を水蒸気とともに触媒上で高温処理して改質
したり、酸素含有気体と部分酸化したり、また水蒸気と
酸素含有気体が共存する系において自己熱回収型の改質
反応を行うことにより得られる水素を、基本的には燃料
電池用の燃料水素としている。
【0004】しかし、これらの原料中には水素以外の元
素も存在するため、燃料電池への燃料ガス中に炭素由来
の不純物が混入することは避けられない。中でも一酸化
炭素は燃料電池の電極触媒として使われている白金系貴
金属を被毒するため、燃料ガス中に一酸化炭素が存在す
ると充分な発電特性が得られなくなる。特に低温作動さ
せる燃料電池ほど一酸化炭素吸着は強く、被毒を受けや
すい。このため固体高分子形燃料電池を用いたシステム
では燃料ガス中の一酸化炭素の濃度が低減されているこ
とが必要不可欠である。
【0005】そこで原料を改質して得られた改質ガス中
の一酸化炭素を水蒸気と反応させ、水素と二酸化炭素に
転化したり、さらに微量残存した一酸化炭素を選択酸化
で除去する方法が採られる。最終的に一酸化炭素が十分
低い濃度になるまで除去された燃料水素は燃料電池の陰
極に導入され、ここでは電極触媒上でプロトンと電子に
変換される。生成したプロトンは電解質中を陽極側へ移
動し、外部回路を通ってきた電子とともに酸素と反応
し、水を生成する。電子が外部回路を通ることにより電
気を発生する。
【0006】これら燃料電池用燃料水素を製造するまで
の原料改質、一酸化炭素除去の各工程さらに陰極の電極
に用いられる触媒は貴金属または銅などが還元状態で使
われることが多く、このような状態では多量の硫黄が共
存した場合、触媒毒となり、水素製造工程または電池そ
のものの触媒活性を低下させ、効率が低下する。従っ
て、燃料中に含まれる硫黄分を十分に除去することが水
素製造工程に用いられている触媒さらには電極触媒を本
来の性能で使用するために必要不可欠であると考えられ
る。基本的に硫黄を除去する、いわゆる脱硫工程は水素
製造工程の一番最初に行われる。その直後の改質工程に
用いる触媒が十分機能するレベルまで硫黄濃度を低減す
る必要があるが、それは通常0.1質量ppm以下であ
る。
【0007】これまでは燃料電池用原料の硫黄分を除去
する方法としては、脱硫触媒によって難脱硫性有機硫黄
化合物を水素化脱硫して、一度吸着除去し易い硫化水素
に変換し、適当な吸着剤で処理する方法が適していると
思われていた。しかし一般的な水素化脱硫触媒では水素
圧力を高くして用いられるが、燃料電池システムに用い
る場合は、大気圧か、高くても1MPaにとどめた技術
開発が進んでいるので、通常の脱硫触媒系では対応でき
ないのが現状である。
【0008】そこで低圧系でも十分に脱硫機能を発現す
る吸着剤に関する発明が提案され、これまでも様々な触
媒系が紹介されている。たとえば特開平1−18840
4号、特開平1−188405号にはニッケル系脱硫剤
で脱硫した灯油を水蒸気改質し、水素を製造する方法が
報告されている。しかし、この場合、良好な条件で脱硫
の可能な温度範囲は150〜300℃であり、プロセス
上の制約があった。脱硫の後段にある水蒸気改質装置の
入口温度は400〜500℃であり、脱硫温度もこの温
度に近い方がプロセス上好ましい。また特開平2−30
2302号、特開平2−302303号には銅−亜鉛系
脱硫剤が開示されている。しかし、この触媒は比較的高
温で用いても炭素析出は少ないが、脱硫活性がニッケル
に比べて低いため、天然ガス、LPG、ナフサ等の軽質
炭化水素の脱硫は行えるが、灯油の脱硫に対しては不十
分である。また特開平1−143155号に脱硫作用を
行わせるために活性炭あるいは薬液を用いる方法が示さ
れている。しかし、この触媒は起動時常温で脱硫に効果
があることが示されているが、原料は常温でのガス体に
限定され、ナフサ、灯油の類への効果はない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、燃料
電池用燃料水素を製造するまでの原料改質、一酸化炭素
除去の各工程さらに陰極の電極に用いられる触媒は貴金
属または銅などが還元状態で使われることが多く、この
ような状態では硫黄が共存した場合、触媒毒となり、水
素製造工程または電池そのものの触媒活性を低下させ、
効率が低下する。従って、燃料中に含まれる硫黄分を十
分に除去することが水素製造工程に用いられている触媒
さらには電極触媒を本来の性能で使用するために必要不
可欠である。しかも低圧条件下で、難脱硫性物質を効果
的に脱硫する必要がある。本発明はこのような難しい条
件をクリアする触媒およびそれを基盤技術とした燃料電
池システムを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意研究によ
り、原料中に含まれる硫黄化合物を効率的に脱硫する触
媒を見出し、本発明を完成するに至ったものである。す
なわち、本発明は、表面積が600m2/g以上の活性
炭を少なくとも50質量%以上含む担体に酸化ニッケル
および酸化亜鉛を担持してなる触媒であって、触媒に対
する酸化ニッケルおよび酸化亜鉛の担持量がそれぞれ1
〜49質量%であり、かつ酸化ニッケルと酸化亜鉛の担
持量の和が5〜50質量%であることを特徴とする炭化
水素用脱硫触媒に関する。
【0011】また本発明は、前記の炭化水素用脱硫触媒
を用いて、硫黄を含有する炭化水素原料を常圧〜1MP
aの圧力下、室温〜450℃の反応温度にて脱硫処理す
ることにより、該炭化水素原料の硫黄濃度を0.1質量
ppm以下に脱硫する方法に関する。さらに本発明は、
前記の炭化水素用脱硫触媒が充填された、硫黄を含有す
る炭化水素原料を脱硫する脱硫装置と、該脱硫装置によ
り脱硫された炭化水素原料を、水素を主成分とする燃料
ガスに改質する改質装置を少なくとも有する燃料電池シ
ステムに関する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳述する。
本発明は、表面積が600m2/g以上の活性炭を少な
くとも50質量%以上含む担体に酸化ニッケルおよび酸
化亜鉛を担持してなる触媒であって、触媒に対する酸化
ニッケルおよび酸化亜鉛の担持量がそれぞれ1〜49質
量%であり、かつ酸化ニッケルと酸化亜鉛の担持量の和
が5〜50質量%であることを特徴とする炭化水素用脱
硫触媒に関するものである。
【0013】活性炭の種類は特に限定するものではな
く、例えば石炭系活性炭、ヤシ殻系活性炭、木質系活性
炭などを用いることができる。活性炭の形状も特に限定
するものではなく、例えば粉末炭、破砕炭、顆粒炭、円
柱状炭、球状炭などを用いることができる。活性炭の粒
径も特に限定するものではなく、通常、1μm〜10m
mのものを用いることができる。活性炭のかさ密度も特
に限定するものではなく、通常0.1〜0.8g/cm
3のものを用いることができる。
【0014】活性炭の表面積は600m2/g以上であ
ることが好ましく、800m2/g以上であることがよ
り好ましい。活性炭の表面積が600m2/g未満であ
ると、金属の分散性が低下し、脱硫活性が劣化する。上
限は特に限定されないが、通常3500m2/g以下で
あることが好ましく、3000m2/g以下であること
がより好ましい。ここで表面積とは、窒素吸着法により
測定したBET表面積をいう。
【0015】担体中の活性炭の量は、50質量%以上あ
ることが好ましく、特に好ましくは70質量%以上であ
る。50質量%未満であると、担体の表面積が低下し、
脱硫活性が低下する。上限は100質量%である。な
お、担体中には活性炭以外にバインダー等を含むことが
できる。
【0016】担体の形状、大きさ、成型方法は特に限定
するものではない。また成型時には適度なバインダーを
添加して成形性を高めてもよい。バインダーとしては、
特に限定するものではないが、アルミナ、シリカ、チタ
ニア、ジルコニア、もしくはそれらの複合酸化物などを
用いることができる。担体におけるバインダーの添加量
は50質量%以下が好ましく、より好ましくは30質量
%以下である。下限はバインダーとしての機能が発揮さ
れる限り特に限定されるものではなく、通常1質量%以
上であり、好ましくは5質量%以上である。
【0017】酸化ニッケルおよび酸化亜鉛を担体に担持
する方法に関しては特に制限はなく、通常の含浸法、イ
オン交換法など公知の方法を用いることができる。例え
ば含浸法においては、ニッケルおよび亜鉛の金属塩ある
いは金属錯体を、水、エタノールもしくはアセトンなど
の溶媒、特に好ましくは水に溶解させ、担体に含浸させ
る。しかるのち、乾燥、焼成等の処理を行って酸化ニッ
ケルおよび酸化亜鉛を形成させることにより、酸化ニッ
ケルおよび酸化亜鉛を担持した触媒を得ることができ
る。
【0018】ニッケルおよび亜鉛の金属塩あるいは金属
錯体は、溶媒に溶解するものあれば、特に制限はなく、
各種の塩化物、硝酸塩、硫酸塩、有機酸塩等があげら
れ、具体的には硝酸ニッケル、酢酸ニッケル、硝酸亜
鉛、酢酸亜鉛などを用いることができる。
【0019】乾燥方法は特に限定されるものではなく、
例えば、空気中での乾燥、減圧下での脱気乾燥等を用い
ることができる。乾燥温度としては、通常、室温〜15
0℃で行うことができるが、50〜140℃が好まし
く、80〜120℃が特に好ましい。また焼成方法も特
に限定されるものではなく、通常、窒素雰囲気で行うこ
とが望ましい。焼成温度としては250〜450℃が好
ましく、300〜400℃がより好ましい。また焼成時
間としては0.1〜10時間が好ましく、0.5〜5時
間がより好ましい。
【0020】酸化ニッケルおよび酸化亜鉛を担持する順
序については特に制限はなく、同時に担持させても良
く、また酸化亜鉛を担持させた後酸化ニッケルを担持さ
せても良いし、酸化ニッケルを担持させた後酸化亜鉛を
担持させても良いが、酸化ニッケルおよび酸化亜鉛を同
時に担持させるか、酸化亜鉛を担持させた後酸化ニッケ
ルを担持させるのが好ましい。
【0021】酸化ニッケルおよび酸化亜鉛の触媒に対す
る担持量はそれぞれ1〜49質量%であり、5〜45質
量%が好ましく、特に10〜40質量%が好ましい。担
持量が1質量%未満では、触媒性能が発揮されず、また
担持量が49質量%を越える場合は、分散性が低下する
だけでなく、経済的な面からも好ましくない。触媒に対
する酸化ニッケルと酸化亜鉛の担持量の和は5〜50質
量%であり、8〜47質量%が好ましく、特に10〜4
5質量%が好ましい。担持量の和が5質量%未満では、
触媒性能が発揮されず、また担持量の和が50質量%を
超える場合は、酸化ニッケルおよび酸化亜鉛の分散性が
低下するだけでなく、経済的な面からも好ましくない。
【0022】上記の方法で調製された触媒を使用する場
合、そのまま反応に供することもできるが、前処理とし
て水素等による還元処理を行ってもよい。その条件とし
て温度は150〜500℃、好ましくは250〜400
℃が望ましく、時間は0.1〜10時間、好ましくは
0.5〜5時間が望ましい。
【0023】触媒の形状については特に限定するもので
はないが、例えば、打錠成形し粉砕後適当な範囲に整粒
した触媒、押し出し成形した触媒、適当なバインダーを
加え押し出し成形した触媒、粉末状とした触媒などを用
いることができる。もしくは、打錠成形し粉砕後適当な
範囲に整粒した担体、押し出し成形した担体、粉末ある
いは球形、リング状、タブレット状、円筒状、フレーク
状など適当な形に成形した担体、粉末炭、破砕炭、顆粒
炭、円柱状炭、球状炭などの活性炭そのものを用いた担
体に酸化ニッケルおよび酸化亜鉛を担持した触媒などを
用いることができる。本発明の触媒は、硫黄を吸着する
ことにより脱硫することが主要な特徴である。
【0024】また本発明は、前記した炭化水素用脱硫触
媒を用いて、硫黄を含有する炭化水素原料を常圧〜1M
Paの圧力下、室温〜450℃の反応温度にて脱硫処理
することにより、該炭化水素原料の硫黄濃度を0.1質
量ppm以下に脱硫する方法に関する。硫黄濃度は、紫
外蛍光法により測定される。本発明で用いられる硫黄を
含有する炭化水素原料としては、特に限定されるもので
はないが、メタン、エタン、プロパン、ブタン、天然ガ
ス、LPG、ナフサ、ガソリン、灯油およびこれらの混
合物等が挙げられる。なお、原料中には水素が含まれて
いてもよい。本発明で用いられるこれらの炭化水素原料
中には、通常、100質量ppm以下の硫黄が含有され
ている。
【0025】脱硫反応における圧力は、燃料電池システ
ムの経済性、安全性等も考慮し、常圧〜1MPaの範囲
の低圧が好ましく、特に常圧〜0.2MPaが好まし
い。反応温度としては、硫黄濃度を低下させる温度であ
れば、特に限定はないが、機器スタート時も考慮して、
室温から有効に作用することが必要であり、また定常時
も考慮して、室温〜450℃が好ましい。より好ましく
は室温〜350℃、特に好ましくは室温〜300℃が採
用される。SVは過剰に高すぎると脱硫反応が進行しに
くくなり、一方低すぎると装置が大きくなるため適した
範囲が存在する。液体原料を用いる場合は、0.01〜
15h-1の範囲が好ましく、0.05〜5h-1の範囲が
さらに好ましく、0.1〜3h-1の範囲が特に好まし
い。ガス燃料を用いる場合は、100〜10000h-1
の範囲が好ましく、200〜5000h-1の範囲がさら
に好ましく、300〜2000h-1の範囲が特に好まし
い。本発明では、水素なしで用いることができることが
特徴であるが、水素を追加してもよい。そのときの水素
の流量は、例えば、炭化水素原料1gあたり0.05〜
1.0NLである。
【0026】本発明の脱硫触媒を充填した脱硫装置の形
態は特に限定するものではないが、例えば流通式固定床
方式を用いることができる。脱硫装置の形状としては、
円筒状、平板状などそれぞれのプロセスの目的に応じた
公知のいかなる形状を取ることができる。
【0027】本発明の脱硫触媒を用いることにより、前
記した硫黄を含有する炭化水素原料から硫黄濃度0.1
質量ppm以下とすることができる。硫黄濃度0.1質
量ppm以下に脱硫された炭化水素原料は、次いで、改
質工程、シフト工程、一酸化炭素選択酸化工程等を経る
ことにより、生成した水素リッチガスを燃料電池用燃料
として使うことができる。改質工程としては、特に限定
するものではないが、原料を水蒸気とともに触媒上で高
温処理して改質する水蒸気改質や、酸素含有気体との部
分酸化、また水蒸気と酸素含有気体が共存する系におい
て自己熱回収型の改質反応を行うオートサーマルリフォ
ーミングなどを用いることができる。
【0028】なお改質の反応条件は限定されるものでは
ないが、反応温度は200〜1000℃が好ましく、特
に500〜850℃が好ましい。反応圧力は常圧〜1M
Paが好ましく、特に常圧〜0.2MPaが好ましい。
LHSVは0.01〜40h -1が好ましく、特に0.1
〜10h-1が好ましい。このとき得られる一酸化炭素と
水素を含む混合ガスは、固体酸化物形燃料電池のような
場合であればそのまま燃料電池用の燃料として用いるこ
とができる。また、リン酸形燃料電池や固体高分子形燃
料電池のように一酸化炭素の除去が必要な燃料電池に対
しては、該燃料電池用水素の原料として好適に用いるこ
とができる。
【0029】燃料電池用水素の製造は、公知の方法を採
用することができ、例えばシフト工程と一酸化炭素選択
酸化工程で処理することにより実施できる。シフト工程
とは一酸化炭素と水とを反応させ水素と二酸化炭素に転
換する工程であり、例えば、Fe−Crの混合酸化物、
Zn−Cuの混合酸化物、白金、ルテニウム、イリジウ
ムなどを含有する触媒を用い、一酸化炭素含有量を2v
ol%以下、好ましくは1vol%以下、さらに好まし
くは0.5vol%以下に低減させる。シフト反応は原
料となる改質ガス組成等によって、必ずしも反応条件は
限定されるものではないが、反応温度は120〜500
℃が好ましく、特に150〜450℃が好ましい。圧力
は常圧〜1MPaが好ましく、特に常圧〜0.2MPa
が好ましい。GHSVは100〜50000h-1が好ま
しく、特に300〜10000h-1が好ましい。通常、
リン酸形燃料電池ではこの状態の混合ガスを燃料として
用いることができる。
【0030】一方、固体高分子形燃料電池では、一酸化
炭素濃度をさらに低減させることが必要であるので一酸
化炭素を除去する工程を設けることが望ましい。この工
程としては、特に限定するものではなく、吸着分離法、
水素分離膜法、一酸化炭素選択酸化工程などの各種の方
法を用いることができるが、装置のコンパクト化、経済
性の面から、一酸化炭素選択酸化工程を用いるのが特に
好ましい。この工程では、鉄、コバルト、ニッケル、ル
テニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジ
ウム、白金、銅、銀、金などを含有する触媒を用い、残
存する一酸化炭素モル数に対し0.5〜10倍モル、好
ましくは0.7〜5倍モル、さらに好ましくは1〜3倍
モルの酸素を添加し一酸化炭素を選択的に二酸化炭素に
転換することにより一酸化炭素濃度を低減させる。この
方法の反応条件は限定されるものではないが、反応温度
は80〜350℃が好ましく、特に100〜300℃が
好ましい。圧力は常圧〜1MPaが好ましく、特に常圧
〜0.2MPaが好ましい。GHSVは1000〜50
000h-1が好ましく、特に3000〜30000h-1
が好ましい。この場合、一酸化炭素の酸化と同時に共存
する水素と反応させメタンを生成させることで一酸化炭
素濃度の低減を図ることもできる。
【0031】また本発明は、前記した炭化水素用脱硫触
媒が充填された、硫黄を含有する炭化水素原料を脱硫す
る脱硫装置と、該脱硫装置により脱硫された炭化水素原
料を、水素を主成分とする燃料ガスに改質する改質装置
を少なくとも有する燃料電池システムに関する。
【0032】以下、この燃料電池システムの一例を図1
をもって説明する。燃料タンク3内の原燃料は燃料ポン
プ4を経て脱硫器5に流入する。この時、必要であれば
選択酸化反応器11からの水素含有ガスを添加できる。
脱硫器5には、本発明の炭化水素用脱硫触媒が充填され
ている。脱硫器5で脱硫された燃料は水タンク1から水
ポンプ2を経た水と混合した後、気化器6に導入され、
改質器7に送り込まれる。
【0033】改質器7は加温用バーナー18で加温され
る。加温用バーナー18の燃料には主に燃料電池17の
アノードオフガスを用いるが必要に応じて燃料ポンプ4
から吐出される燃料を補充することもできる。改質器7
に充填する触媒としてはニッケル系、ルテニウム系、ロ
ジウム系などの触媒を用いることができる。この様にし
て製造された水素と一酸化炭素を含有するガスは高温シ
フト反応器9、低温シフト反応器10、選択酸化反応器
11を順次通過させることで一酸化炭素濃度は燃料電池
の特性に影響を及ぼさない程度まで低減される。これら
の反応器に用いる触媒の例としては高温シフト反応器9
には鉄−クロム系触媒、低温シフト反応器10には銅−
亜鉛系触媒、選択酸化反応器11にはルテニウム系触媒
等をあげることができる。
【0034】固体高分子形燃料電池17はアノード1
2、カソード13、固体高分子電解質14からなり、ア
ノード側には上記の方法で得られた高純度の水素を含有
する燃料ガスが、カソード側には空気ブロアー8から送
られる空気が、それぞれ必要であれば適当な加湿処理を
行なったあと(加湿装置は図示していない)導入され
る。この時、アノードでは水素ガスがプロトンとなり電
子を放出する反応が進行し、カソードでは酸素ガスが電
子とプロトンを得て水となる反応が進行する。これらの
反応を促進するため、それぞれ、アノードには白金黒、
活性炭担持のPt触媒あるいはPt−Ru合金触媒など
が、カソードには白金黒、活性炭担持のPt触媒などが
用いられる。通常アノード、カソードの両触媒とも、必
要に応じてポリテトラフロロエチレン、低分子の高分子
電解質膜素材、活性炭などと共に多孔質触媒層に成形さ
れる。
【0035】次いでNafion(デュポン社製)、G
ore(ゴア社製)、Flemion(旭硝子社製)、
Aciplex(旭化成社製)等の商品名で知られる高
分子電解質膜の両側に該多孔質触媒層を積層しMEA
(Membrane Electrode Assem
bly)が形成される。さらにMEAを金属材料、グラ
ファイト、カーボンコンポジットなどからなるガス供給
機能、集電機能、特にカソードにおいては重要な排水機
能等を持つセパレータで挟み込むことで燃料電池が組み
立てられる。電気負荷15はアノード、カソードと電気
的に連結される。アノードオフガスは加温用バーナー1
8において消費される。カソードオフガスは排気口16
から排出される。
【0036】
【発明の効果】本発明の触媒は、硫黄を含有する炭化水
素原料を脱硫して、硫黄濃度を0.1質量ppm以下に
低減することができ、得られる燃料ガスは、特に固体高
分子形燃料電池を用いた燃料電池システムに好適に採用
できる。
【0037】
【実施例】以下、本発明について実施例をあげて説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0038】(実施例1)武田薬品(株)社製活性炭
(炭素含有量95質量%、表面積1200m2/g)2
0gに対し、18.3gの硝酸亜鉛を20gの水に溶解
し、含浸担持した。この硝酸亜鉛を担持した活性炭を1
20℃にて一晩乾燥後、窒素雰囲気、350℃の条件下
で3時間焼成し酸化亜鉛を担持した活性炭とした。次い
で8.7gの硝酸ニッケルを20gの水に溶解し、酸化
亜鉛を担持した活性炭に含浸担持し、120℃にて一晩
乾燥後、窒素雰囲気、350℃の条件下で3時間焼成
し、酸化亜鉛と酸化ニッケルを担持した触媒(1)とし
た。担持された酸化亜鉛量および酸化ニッケル量は触媒
に対してそれぞれ18質量%および10質量%であっ
た。
【0039】(実施例2)武田薬品(株)社製活性炭
(炭素含有量98質量%、表面積900m2/g)20
gに対し、4.9gの硝酸亜鉛と20.8gの硝酸ニッ
ケルを20gの水に溶解し、含浸担持した。担持後の活
性炭を120℃にて一晩乾燥後、窒素雰囲気、350℃
の条件下で3時間焼成し、酸化亜鉛と酸化ニッケルを担
持した触媒(2)とした。担持された酸化亜鉛量および
酸化ニッケル量は触媒に対してそれぞれ5質量%および
20質量%であった。
【0040】(実施例3)武田薬品(株)社製活性炭
(炭素含有量98質量%、表面積1600m2/g)1
8gに対し、2gのアルミナゾルを添加し、混練し、押
出し成型した。この成型体を120℃で一晩乾燥後、窒
素雰囲気、400℃にて焼成を行った。得られたアルミ
ナ含有活性炭に対し、4.9gの硝酸亜鉛と20.8g
の硝酸ニッケルを20gの水に溶解し、含浸担持した。
担持後の活性炭を120℃にて一晩乾燥後、窒素雰囲
気、350℃の条件下で3時間焼成し、酸化亜鉛と酸化
ニッケルを担持した触媒(3)とした。担持された酸化
亜鉛量および酸化ニッケル量は触媒に対してそれぞれ5
質量%および20質量%であった。
【0041】(比較例1)武田薬品(株)社製活性炭
(炭素含有量90質量%、表面積500m2/g)20
gに対し、18.3gの硝酸亜鉛を20gの水に溶解
し、含浸担持した。この硝酸亜鉛を担持した活性炭を1
20℃にて一晩乾燥後、窒素雰囲気、350℃の条件下
で3時間焼成し酸化亜鉛を担持した活性炭とした。次い
で8.7gの硝酸ニッケルを20gの水に溶解し、酸化
亜鉛を担持した活性炭に含浸担持し、120℃にて一晩
乾燥後、窒素雰囲気、350℃の条件下で3時間焼成
し、酸化亜鉛と酸化ニッケルを担持した触媒(4)とし
た。担持された酸化亜鉛量および酸化ニッケル量は触媒
に対してそれぞれ18質量%および10質量%であっ
た。
【0042】(比較例2)武田薬品(株)社製活性炭
(炭素含有量98質量%、表面積900m2/g)20
gに対し、31.3gの硝酸亜鉛を20gの水に溶解
し、含浸担持した。この硝酸亜鉛を担持した活性炭を1
20℃にて一晩乾燥後、窒素雰囲気、350℃の条件下
で3時間焼成し、酸化亜鉛を担持した触媒(5)とし
た。担持された酸化亜鉛量は触媒に対して30質量%で
あった。
【0043】これらの触媒(1)から(5)をそれぞれ
10cm3ずつ反応管に充填し、水素気流中、300℃
にて2時間還元した後、1号灯油(硫黄濃度15質量p
pm)の脱硫反応評価を行った。反応評価は、温度28
0℃、常圧、LHSV1.0h-1の条件で行い、灯油1
Lに対し、250NLの水素を流通させた。500時間
後の生成灯油中の硫黄濃度を表1に示した。
【0044】
【表1】
【0045】また、これらの触媒(1)から(5)をそ
れぞれ10cm3ずつ反応管に充填し、水素気流中、3
00℃にて2時間還元した後、1号灯油(硫黄濃度15
質量ppm)の脱硫反応評価を行った。反応評価は、温
度180℃、常圧、LHSV1.0h-1、水素を流通さ
せない条件で行った。200時間後の生成灯油中の硫黄
濃度を表2に示した。
【0046】
【表2】
【0047】また、これらの触媒(1)から(5)をそ
れぞれ10cm3ずつ反応管に充填し、水素気流中、3
00℃にて2時間還元した後、1号灯油(硫黄濃度15
質量ppm)の脱硫反応評価を行った。反応評価は、室
温、常圧、LHSV0.5h -1、水素を流通させない条
件で行った。200時間後の生成灯油中の硫黄濃度を表
3に示した。
【0048】
【表3】
【0049】(実施例4)図1の燃料電池システムにお
いて、実施例1で得られた触媒(1)を脱硫器5に充填
して、1号灯油(硫黄濃度15質量ppm)を燃料と
し、発電試験を行なった。200時間の運転中、脱硫器
は正常に作動し、触媒の活性低下は認められなかった。
脱硫条件は、温度180℃、常圧、水素流通なし、LH
SV=0.5h-1であった。このとき水蒸気改質にはR
u系触媒を用い、S/C=3、温度700℃、LHSV
=5h-1の条件で、シフト工程(反応器10)ではCu
−Zn系触媒を用い、200℃、GHSV=2000h
-1の条件で、一酸化炭素選択酸化工程(反応器11)で
はRu系触媒を用い、O2/CO=3、温度150℃、
GHSV=5000h-1の条件で運転を行った。燃料電
池も正常に作動し電気負荷15も順調に運転された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池システムの一例を示す概略図
である。
【符号の説明】
1 水タンク 2 水ポンプ 3 燃料タンク 4 燃料ポンプ 5 脱硫器 6 気化器 7 改質器 8 空気ブロアー 9 高温シフト反応器 10 低温シフト反応器 11 選択酸化反応器 12 アノード 13 カソード 14 固体高分子電解質 15 電気負荷 16 排気口 17 固体高分子形燃料電池 18 加温用バーナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10G 29/16 C10G 29/16 H01M 8/06 H01M 8/06 G 8/10 8/10 (72)発明者 深山 忠夫 神奈川県横浜市中区千鳥町8番地 日石三 菱株式会社内 Fターム(参考) 4G040 EA03 EA06 EB01 4G069 AA03 AA08 BA01B BA08A BA08B BA37 BB04A BB04B BC35A BC35B BC68A BC68B CC02 DA05 EC04X EC04Y EC05X EC05Y FA01 FA02 FB14 FB67 FC08 5H026 AA06 HH02 HH05 HH08 HH09 5H027 AA06 BA01 BA16 KK01 KK41

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面積が600m2/g以上の活性炭を
    少なくとも50質量%以上含む担体に酸化ニッケルおよ
    び酸化亜鉛を担持してなる触媒であって、触媒に対する
    酸化ニッケルおよび酸化亜鉛の担持量がそれぞれ1〜4
    9質量%であり、かつ酸化ニッケルと酸化亜鉛の担持量
    の和が5〜50質量%であることを特徴とする炭化水素
    用脱硫触媒。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の炭化水素用脱硫触媒を
    用いて、硫黄を含有する炭化水素原料を常圧〜1MPa
    の圧力下、室温〜450℃の反応温度にて脱硫処理する
    ことにより、該炭化水素原料の硫黄濃度を0.1質量p
    pm以下に脱硫する方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の炭化水素用脱硫触媒が
    充填された、硫黄を含有する炭化水素原料を脱硫する脱
    硫装置と、該脱硫装置により脱硫された炭化水素原料
    を、水素を主成分とする燃料ガスに改質する改質装置を
    少なくとも有する燃料電池システム。
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