JP2003143524A - 撮像装置、画像処理装置、撮像方法、画像処理方法、画像処理システム、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、画像処理装置、撮像方法、画像処理方法、画像処理システム、及びプログラム

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JP2003143524A
JP2003143524A JP2002087227A JP2002087227A JP2003143524A JP 2003143524 A JP2003143524 A JP 2003143524A JP 2002087227 A JP2002087227 A JP 2002087227A JP 2002087227 A JP2002087227 A JP 2002087227A JP 2003143524 A JP2003143524 A JP 2003143524A
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淳彦 石原
Koichi Sakamoto
浩一 坂本
Kazuhiko Takemura
和彦 竹村
Manabu Hyodo
学 兵藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ストロボ光の発光状態に応じて画像データを処
理する。 【解決手段】撮像時にストロボ光を発光する撮像装置1
0であって、被写体を撮像する撮像部20と、撮像部2
0が被写体を撮像するときの被写体情報を取得する被写
体情報取得部502と、被写体情報に基づいて、ストロ
ボ光を発光させるか否かを判断する判断部500と、ス
トロボ光を発光させるか否か示すストロボ指示をユーザ
から受け取る操作部110と、操作部110が受け取っ
たストロボ指示と、判断部500が被写体情報に基づい
て判断した判断情報とを、撮像部20が撮像した画像デ
ータに対応付けて格納する撮像画像格納部320とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置、画像処
理装置、撮像方法、画像処理方法、画像処理システム、
及びプログラムに関する。特に本発明は、撮像画像に関
するタグ情報を画像データとともに画像処理装置に送信
する撮像装置、撮像方法、及びプログラムと、撮像装置
から受け取ったタグ情報に基づいて画像データを処理す
る画像処理装置、画像処理方法、画像処理システム、及
びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラには、マクロ撮影モード、ポート
レート撮影モード、風景撮影モード等の複数の撮影モー
ドが予め設定されている場合がある。ユーザは、撮影時
に所望する撮影モードを選択することにより、ユーザの
作画意図に適した撮影効果を得ることができる。また、
撮影した画像は、例えばプリンタ等で撮影後に画像の補
正を行うことにより、所望する画像に変換することがで
きる。特に、特開平6−253147号公報では、フィ
ルム上の画像を、露光レベル、撮像倍率、光源、合焦精
度等のデータを用いて画質を補正する装置が開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
が所定の撮影モードを選択し、被写体を撮影した場合で
あっても、被写体までの距離や周囲の光量等の撮影環境
により、十分な撮影効果が得られない場合があった。ま
た、従来のカメラやプリンタ等は、画像を自動補整する
場合に適切な補正レベルが判断できず、ユーザが所望す
る仕上がりの画像を出力することができない場合があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
の課題を解決することのできる撮像装置、画像処理装
置、撮像方法、画像処理方法、画像処理システム、及び
プログラムを提供することを目的とする。この目的は特
許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせ
により達成される。また従属項は本発明の更なる有利な
具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、撮像時にストロボ光を発光する撮像装置で
あって、被写体を撮像する撮像部と、撮像部が被写体を
撮像するときの被写体情報を取得する被写体情報取得部
と、被写体情報に基づいて、ストロボ光を発光させるか
否かを判断する判断部と、ストロボ光を発光させるか否
か示すストロボ指示をユーザから受け取る操作部と、操
作部が受け取ったストロボ指示と、判断部が被写体情報
に基づいて判断した判断情報とを、撮像部が撮像した画
像データに対応付けて格納する撮像画像格納部とを備え
る。
【0006】本発明の第2の形態によると、被写体を撮
像する撮像装置であって、当該撮像装置が被写体を撮像
するときにストロボ光を発光するストロボと、ストロボ
がストロボ光を発光した状態で、被写体を撮像する撮像
部と、ストロボがストロボ光を発光していない状態にお
ける被写体の明るさを示す第1の明るさ情報を取得する
第1の明るさ情報取得部と、第1の明るさ情報取得部が
取得した第1の明るさ情報を、撮像部が撮像した本画像
データに対応付けて格納する撮像画像格納部とを備え
る。
【0007】ストロボがストロボ光を発光した状態にお
ける被写体の明るさを示す第2の明るさ情報を取得する
第2の明るさ情報取得部をさらに備え、撮像画像格納部
は、第2の明るさ情報取得部が取得した第2の明るさ情
報を、画像データに対応付けて格納してもよい。
【0008】撮像部は、ストロボがストロボ光を発光し
ていない状態で、被写体を撮像し、第1の明るさ情報取
得部は、撮像部が撮像した予備画像データから、第1の
明るさ情報を取得してもよい。
【0009】第2の明るさ情報取得部は、本画像データ
から、第2の明るさ情報を取得してもよい。当該撮像装
置から被写体までの距離を示す距離情報を取得する距離
情報取得部をさらに備え、撮像画像格納部は、距離情報
を本画像データに対応付けて格納してもよい。
【0010】本発明の第3の形態によると、被写体を撮
像する撮像装置は、被写体の予備画像データを撮像し、
予備画像データに基づいて決定される被写体情報で被写
体の本画像データを撮像する撮像部と、予備画像データ
及び本画像データに基づいて、本画像データを補正する
場合の補正条件を決定する補正条件決定部とを備える。
【0011】補正条件及び補正された本画像データを互
いに関連づけて格納する格納部と、格納部に格納され
た、補正条件及び本画像データを互いに関連付けて送信
する送信部とを更に備えてもよい。補正条件決定部は、
本画像データを撮像したときの被写体と撮像装置との距
離を示す情報に更に基づいて、補正条件を決定してもよ
い。
【0012】本画像データを複数の領域に分割する分割
部を更に備え、補正条件決定部は、予備画像データ及び
本画像データに基づいて、領域毎に、補正条件を決定し
てもよい。
【0013】分割部は、本画像データの輝度分布に基づ
いて、本画像データを複数の領域に分割してもよい。
【0014】分割部は、本画像データの色度分布に基づ
いて、本画像データを複数の領域に分割してもよい。
【0015】予備画像データにおける、肌色の画素が所
定値以上の割合を占める第1の肌色領域と、本画像デー
タにおける、肌色の画素が所定値以上の割合を占める第
2の肌色領域とを抽出する肌色抽出部を更に備え、補正
条件決定部は、第1の肌色領域の輝度、撮像条件、及び
第2の肌色領域の輝度に基づいて、補正条件を決定して
もよい。
【0016】予備画像データにおける、肌色の画素が所
定値以上の割合を占める第1の肌色領域と、本画像デー
タにおける、肌色の画素が所定値以上の割合を占める第
2の肌色領域とを抽出する肌色抽出部を更に備え、補正
条件決定部は、第1の肌色領域の色度、撮像条件、及び
第2の肌色領域の色度に基づいて、補正条件を決定して
もよい。
【0017】本発明の第4の形態によると、画像データ
を処理する画像処理装置であって、本画像データが撮像
されたときにストロボ光を発光したか否かを示すストロ
ボ発光情報を、本画像データとともに受け取る受信部
と、受信部が受け取ったストロボ発光情報に基づいて、
本画像データを補正する補正部とを備える。
【0018】ストロボ発光情報は、手動でストロボを発
光したか否かを示してもよい。補正部は、ストロボ発光
情報が、ストロボ光を発光した旨を示す場合に、本画像
データを補正してもよい。補正部は、ストロボ発光情報
が、ストロボ光を発光していない旨を示す場合に、本画
像データを補正しなくてもよい。
【0019】受信部は、本画像データを撮像した撮像装
置が、自動でストロボ光を発光すべきか否かを判断した
判断情報をさらに受け取り、補正部は、判断情報と、ス
トロボ発光情報とに基づいて、本画像データを補正して
もよい。補正部は、判断情報とストロボ情報とが矛盾す
る情報である場合に、本画像データの補正を行わなくて
もよい。
【0020】受信部は、本画像データの被写体が、スト
ロボ光を発光していない状態で撮像された予備画像デー
タに基づく予備画像データ情報をさらに受け取り、補正
部は、予備画像データ情報に基づいて、本画像データを
補正してもよい。
【0021】予備画像データ情報は、予備画像データの
明るさを示す情報であってもよい。予備画像データ情報
は、予備画像データであってもよい。予備画像データの
明るさを測定する測定部をさらに備え、補正部は、測定
部が測定した明るさに基づいて、本画像データを補正し
てもよい。
【0022】受信部は、本画像データを撮像した撮像装
置と、本画像データの被写体との距離を示す距離情報を
さらに受け取り、補正部は、距離情報に基づいて、本画
像データを補正してもよい。
【0023】本画像データの被写体が、人物を含む場合
に、本画像データから人物の顔領域を抽出する顔抽出部
をさらに備え、顔抽出部が抽出した顔領域に基づいて、
本画像データを補正してもよい。補正部が補正した本画
像データを印刷する印刷部をさらに備えてもよい。
【0024】本発明の第5の形態によると、画像データ
を処理する画像処理装置は、予備画像データ、及び予備
画像データに基づく撮像条件によって撮像された本画像
データを取得する取得部と、予備画像データ及び本画像
データに基づいて、本画像データを補正する補正部とを
備える。また、本画像データを複数の領域に分割する分
割部を更に備え、補正部は、当該領域毎に本画像を補正
してもよい。また、取得部は、本画像を撮像したときの
被写体までの距離を示す情報を更に取得してもよく、補
正部は、当該距離を示す情報に更に基づいて本画像デー
タを補正してもよい。
【0025】予備画像データにおける、肌色の画素が所
定値以上の割合を占める第1の肌色領域、及び本画像デ
ータにおける、肌色の画素が所定値以上の割合を占める
第2の肌色領域を抽出する肌色抽出部を更に備えてもよ
く、補正部は、第1の肌色領域の輝度、及び第2の肌色
領域の輝度に基づいて、本画像データの輝度を補正して
もよい。
【0026】予備画像データにおける、肌色の画素が所
定値以上の割合を占める第1の肌色領域、及び本画像デ
ータにおける、肌色の画素が所定値以上の割合を占める
第2の肌色領域を抽出する肌色抽出部を更に備えてもよ
く、補正部は、第1の肌色領域の色度、及び第2の肌色
領域の色度に基づいて、本画像データの色度を補正して
もよい。
【0027】本発明の第6の形態によると、画像データ
を処理する画像処理システムであって、被写体を撮像す
る撮像装置と、撮像装置から画像データを受け取る画像
処理装置とを備え、撮像装置は、被写体を撮像する撮像
部と、撮像部が被写体を撮像するときに、ストロボ光を
発光するストロボと、ストロボがストロボ光を発光した
か否かを示すストロボ発光情報を、撮像部が撮像した画
像データに対応付けて格納する撮像画像格納部と、画像
データと、ストロボ発光情報とを対応付けて画像処理装
置に送信する送信部とを有し、画像処理装置は、ストロ
ボ発光情報と、画像データとを撮像装置から受け取る受
信部と、受信部が受け取ったストロボ発光情報に基づい
て、画像データを補正する補正部とを有する。ストロボ
発光情報は、手動でストロボを発光したか否かを示して
もよい。
【0028】本発明の第7の形態によると、撮像時にス
トロボ光を発光する撮像方法であって、被写体を撮像し
て、被写体を撮像するときの被写体情報を取得し、被写
体情報に基づいて、ストロボ光を発光させるか否かを判
断して、ストロボ光を発光させるか否か示すストロボ指
示をユーザから受け取り、受け取ったストロボ指示と、
被写体情報に基づいて判断した判断情報とを、撮像した
画像データに対応付けて管理する。
【0029】本発明の第8の形態によると、被写体を撮
像する撮像方法であって、被写体を撮像するときにスト
ロボ光を発光して、ストロボ光を発光した状態で、被写
体を撮像し、ストロボ光を発光していない状態における
被写体の明るさを示す第1の明るさ情報を取得して、取
得した第1の明るさ情報を、撮像した本画像データに対
応付けて管理する。
【0030】本発明の第9の形態によると、被写体を撮
像する撮像方法は、被写体の予備画像データを撮像する
ステップと、予備画像データに基づいて決定される撮像
条件によって被写体の本画像データを撮像するステップ
と、予備画像データ及び本画像データに基づいて、本画
像データを補正する場合の補正条件を決定するステップ
とを備える。
【0031】本発明の第10の形態によると、画像デー
タを処理する画像処理方法であって、本画像データが撮
像されたときにストロボ光を発光したか否かを示すスト
ロボ発光情報を、本画像データとともに受け取って、受
け取ったストロボ発光情報に基づいて、本画像データを
補正する。
【0032】本発明の第11の形態によると、画像デー
タを処理する画像処理方法は、予備画像データ、及び前
記予備画像データに基づく撮像条件によって撮像された
本画像データを受け取るステップと、本画像データを複
数の領域に分割するステップと、予備画像データ及び本
画像データに基づいて、領域毎に、本画像データを補正
するステップとを備える。
【0033】本発明の第12の形態によると、撮像時に
ストロボ光を発光する撮像装置用のプログラムであっ
て、撮像装置が被写体を撮像するときの被写体情報を取
得させる被写体情報取得モジュールと、被写体情報に基
づいて、ストロボ光を発光させるか否かを判断させる判
断モジュールと、ストロボ光を発光させるか否か示すス
トロボ指示をユーザから受け取らせる操作モジュール
と、受け取らせたストロボ指示と、被写体情報に基づい
て判断させた判断情報とを、撮像装置が撮像した画像デ
ータに対応付けて管理する管理モジュールとを備える。
【0034】本発明の第13の形態によると、被写体を
撮像する撮像装置用のプログラムであって、撮像装置が
ストロボ光を発光していない状態における被写体の明る
さを示す第1の明るさ情報を取得させる第1の明るさ情
報取得モジュールと、取得させた第1の明るさ情報を、
撮像装置が撮像した本画像データに対応付けて管理する
管理モジュールとを備える。
【0035】本発明の第14の形態によると、被写体を
撮像する撮像装置用のプログラムは、撮像装置に、被写
体の予備画像データを撮像させ、予備画像データに基づ
いて決定させる撮像条件によって被写体の本画像データ
を撮像させる撮像モジュールと、予備画像データ及び本
画像データに基づいて、本画像データを補正する場合の
補正条件を決定させる補正条件決定モジュールとを備え
る。
【0036】本発明の第15の形態によると、画像デー
タを処理する画像処理装置用のプログラムであって、本
画像データが撮像されたときにストロボ光を発光したか
否かを示すストロボ発光情報を、本画像データとともに
受け取らせる受信モジュールと、受け取らせたストロボ
発光情報に基づいて、本画像データを補正させる補正モ
ジュールとを備える。
【0037】本発明の第16の形態によると、画像デー
タを処理する画像処理装置用のプログラムは、画像処理
装置に、予備画像データ、及び予備画像データに基づく
撮像条件によって撮像された本画像データを受け取らせ
る取得モジュールと、本画像データを複数の領域に分割
させる分割モジュールと、予備画像データ及び本画像デ
ータに基づいて、本画像データを領域毎に補正させる補
正モジュールとを備える。
【0038】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。なお、発明の実施の形態に記
載の「ストロボ指示」及び「判断情報」は、特許請求の
範囲に記載の「ストロボ発光情報」の一例である。また
発明の実施の形態に記載の「距離情報」、及び「画像デ
ータの明るさ」は、特許請求の範囲に記載の「画像デー
タ情報」の一例である。また、発明の実施の形態に記載
の「通信I/F部」は、特許請求の範囲に記載の「送信
部」の一例である。また、発明の実施の形態に記載の
「不揮発性メモリ」及び「メインメモリ」は、特許請求
の範囲に記載の「格納部」の一例である。
【0040】図1は、本発明の一実施形態に係る画像処
理システム全体の概略を示す。画像処理システムは、デ
ジタルカメラ10と、プリンタ200と、パーソナルコ
ンピュータ900とを備える。デジタルカメラ10、プ
リンタ200、およびパーソナルコンピュータ900
は、互いにデータ伝送路を介してデータの送受信を行
う。
【0041】デジタルカメラ10は、撮像時にストロボ
光を発光させたか否かを示すストロボ発光情報を、撮像
した画像データに対応付けて、プリンタ200に送信す
る。プリンタ200は、デジタルカメラ10から受信し
たストロボ発光情報に基づいて、画像データを補正す
る。
【0042】データ伝送路は、例えば、USB等の有線
ケーブルやブルートゥース等の無線チャネル等である。
データ伝送路は、有線ケーブルや無線チャネル等を複数
用いたネットワーク網(例えば、インターネット網)で
あってもよい。本図では、上記のようなデータ伝送路を
用いてデータのやり取りを行う形態を例示しているが、
デジタルカメラ10、プリンタ200、およびパーソナ
ルコンピュータ900間のデータのやり取りは、リムー
バブルメディア等の記録媒体を用いてもよい。
【0043】デジタルカメラ10は、被写体の画像を撮
像し、撮像した画像データをプリンタ200またはパー
ソナルコンピュータ900に送信する。プリンタ200
またはパーソナルコンピュータ900は、受信した画像
データに所定の処理を施して出力する。すなわち、プリ
ンタ200は、画像データを印刷して出力し、パーソナ
ルコンピュータ900は、画像データをモニタに出力す
る。また、パーソナルコンピュータ900は、デジタル
カメラ10またはプリンタ200に設定情報を送信し、
プリンタ200の設定情報を変更する。なお、デジタル
カメラ10は、本発明に係る撮像装置の一例であり、プ
リンタ200およびパーソナルコンピュータ900は、
本発明に係る画像処理装置の一例である。
【0044】図2は、本実施形態に係るデジタルカメラ
10の構成を示す。デジタルカメラ10は、主に撮像部
20、撮像信号処理部32、撮像制御部40、処理部6
0、表示部100、および操作部110を含む。
【0045】撮像部20は、撮影および結像に関する機
構部材および電気部材を含む。撮像部20はまず、映像
を取り込んで処理を施す撮影レンズ22、絞り24、シ
ャッタ26、光学LPF(ローパスフィルタ)28、及
びCCD30を含む。撮影レンズ22は、フォーカスレ
ンズやズームレンズ等からなる。この構成により、被写
体像がCCD30の受光面上に結像する。結像した被写
体像の光量に応じ、CCD30の各センサエレメント
(図示せず)に電荷が蓄積される(以下その電荷を「蓄
積電荷」という)。蓄積電荷は、リードゲートパルスに
よってシフトレジスタ(図示せず)に読み出され、レジ
スタ転送パルスによって電圧信号として順次読み出され
る。
【0046】デジタルカメラ10は一般に電子シャッタ
機能を有するので、シャッタ26のような機械式シャッ
タは必須ではない。電子シャッタ機能を実現するため
に、CCD30にシャッタゲートを介してシャッタドレ
インが設けられる。シャッタゲートを駆動すると蓄積電
荷がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲート
の制御により、各センサエレメントに電荷を蓄積するた
めの時間、すなわちシャッタスピードが制御できる。
【0047】撮像信号処理部32は、CCD30から出
力される電圧信号、すなわちアナログ信号をR、G、B
成分に色分解し、まずホワイトバランスを調整する。次
に撮像信号処理部32は、ガンマ補正を行い、必要なタ
イミングでR、G、B信号を順次A/D変換し、その結
果得られたデジタルの画像データ(以下単に「デジタル
画像データ」とよぶ)を処理部60へ出力する。
【0048】撮像部20はさらに、ファインダ34とス
トロボ36を有する。ファインダ34には図示しないL
CDを内装してもよく、その場合、後述のメインCPU
62等からの各種情報をファインダ34内に表示でき
る。ストロボ36は、コンデンサ(図示せず)に蓄えら
れたエネルギが放電管36aに供給されたときそれが発
光することで機能する。
【0049】撮像制御部40は、レンズ駆動部42、フ
ォーカス駆動部44、絞り駆動部46、シャッタ駆動部
48、それらを制御する撮像系CPU50、測距センサ
52、および測光センサ54をもつ。レンズ駆動部42
などの駆動部は、それぞれステッピングモータ等の駆動
手段を有する。後述のレリーズスイッチ114の押下に
応じ、測距センサ52は被写体までの距離を測定し、測
光センサ54は被写体輝度を測定する。測定された距離
のデータ(以下単に「測距データ」という)および被写
体輝度のデータ(以下単に「測光データ」という)は撮
像系CPU50へ送られる。撮像系CPU50は、ユー
ザから指示されたズーム倍率等の撮影情報に基づき、レ
ンズ駆動部42とフォーカス駆動部44を制御して撮影
レンズ22のズーム倍率とピントの調整を行う。
【0050】撮像系CPU50は、1画像フレームのR
GBのデジタル信号積算値、すなわちAE情報に基づい
て絞り値とシャッタスピードを決定する。決定された値
にしたがい、絞り駆動部46とシャッタ駆動部48がそ
れぞれ絞り量の調整とシャッタ26の開閉を行う。
【0051】撮像系CPU50はまた、測光データに基
づいてストロボ36の発光を制御し、同時に絞り24の
絞り量を調整する。ユーザが映像の取込を指示したと
き、CCD30が電荷蓄積を開始し、測光データから計
算されたシャッタ時間の経過後、蓄積電荷が撮像信号処
理部32へ出力される。
【0052】処理部60は、デジタルカメラ10全体、
とくに処理部60自身を制御するメインCPU62と、
これによって制御されるメモリ制御部64、YC処理部
70、オプション装置制御部74、圧縮伸張処理部7
8、通信I/F部80を有する。メインCPU62は、
シリアル通信などにより、撮像系CPU50との間で必
要な情報をやりとりする。メインCPU62の動作クロ
ックは、クロック発生器88から与えられる。クロック
発生器88は、撮像系CPU50、表示部100に対し
てもそれぞれ異なる周波数のクロックを提供する。
【0053】メインCPU62には、キャラクタ生成部
84とタイマ86が併設されている。タイマ86は電池
でバックアップされ、つねに日時をカウントしている。
このカウント値から撮影日時に関する情報、その他の時
刻情報がメインCPU62に与えられる。キャラクタ生
成部84は、撮影日時、タイトル等の文字情報を発生
し、この文字情報が適宜撮影画像に合成される。
【0054】メモリ制御部64は、不揮発性メモリ66
とメインメモリ68を制御する。不揮発性メモリ66
は、EEPROM(電気的消去およびプログラム可能な
ROM)やFLASHメモリなどで構成され、ユーザー
による設定情報や出荷時の調整値など、デジタルカメラ
10の電源がオフの間も保持すべきデータが格納されて
いる。不揮発性メモリ66には、場合によりメインCP
U62のブートプログラムやシステムプログラムなどが
格納されてもよい。一方、メインメモリ68は一般にD
RAMのように比較的安価で容量の大きなメモリで構成
される。メインメモリ68は、撮像部20から出力され
たデータを格納するフレームメモリとしての機能、各種
プログラムをロードするシステムメモリとしての機能、
その他ワークエリアとしての機能をもつ。不揮発性メモ
リ66とメインメモリ68は、処理部60内外の各部と
メインバス82を介してデータのやりとりを行う。
【0055】YC処理部70は、デジタル画像データに
YC変換を施し、輝度信号Yと色差(クロマ)信号B−
Y、R−Yを生成する。輝度信号と色差信号はメモリ制
御部64によってメインメモリ68に一旦格納される。
圧縮伸張処理部78はメインメモリ68から順次輝度信
号と色差信号を読み出して圧縮する。こうして圧縮され
たデータ(以下単に「圧縮データ」という)は、オプシ
ョン装置制御部74を介してオプション装置76の一種
であるメモリカードへ書き込まれる。
【0056】処理部60はさらにエンコーダ72をも
つ。エンコーダ72は輝度信号と色差信号を受信し、こ
れらをビデオ信号(NTSCやPAL信号)に変換して
ビデオ出力端子90から出力する。オプション装置76
に記録されたデータからビデオ信号を生成する場合、そ
のデータはまずオプション装置制御部74を介して圧縮
伸張処理部78へ与えられる。つづいて、圧縮伸張処理
部78で必要な伸張処理が施されたデータはエンコーダ
72によってビデオ信号へ変換される。
【0057】オプション装置制御部74は、オプション
装置76に認められる信号仕様およびメインバス82の
バス仕様にしたがい、メインバス82とオプション装置
76の間で必要な信号の生成、論理変換、または電圧変
換などを行う。デジタルカメラ10は、オプション装置
76として前述のメモリカードのほかに、例えばPCM
CIA準拠の標準的なI/Oカードをサポートしてもよ
い。その場合、オプション装置制御部74は、PCMC
IA用バス制御LSIなどで構成してもよい。
【0058】通信I/F部80は、デジタルカメラ10
がサポートする通信仕様、たとえばUSB、RS−23
2C、イーサネット(登録商標)などの仕様に応じたプ
ロトコル変換等の制御を行う。通信I/F部80は、必
要に応じてドライバICを含み、ネットワークを含む外
部機器とコネクタ92を介して通信する。そうした標準
的な仕様のほかに、例えばプリンタ、カラオケ機、ゲー
ム機等の外部機器との間で独自のI/Fによるデータ授
受を行う構成としてもよい。
【0059】表示部100は、LCDモニタ102とL
CDパネル104を有する。それらはLCDドライバで
あるモニタドライバ106、パネルドライバ108によ
ってそれぞれ制御される。LCDモニタ102は、例え
ば2インチ程度の大きさでカメラ背面に設けられ、現在
の撮影や再生のモード、撮影や再生のズーム倍率、電池
残量、日時、モード設定のための画面、被写体画像など
を表示する。LCDパネル104は例えば小さな白黒L
CDでカメラ上面に設けられ、画質(FINE/NOR
MAL/BASICなど)、ストロボ発光/発光禁止、
標準撮影可能枚数、画素数、電池容量などの情報を簡易
的に表示する。
【0060】操作部110は、ユーザがデジタルカメラ
10の動作やそのモードなどを設定または指示するため
に必要な機構および電気部材を含む。パワースイッチ1
12は、デジタルカメラ10の電源のオンオフを決め
る。レリーズスイッチ114は、半押しと全押しの二段
階押し込み構造になっている。一例として、半押しでA
FおよびAEがロックし、全押しで撮影画像の取込が行
われ、必要な信号処理、データ圧縮等の後、メインメモ
リ68、オプション装置76等に記録される。操作部1
10はこれらのスイッチの他、回転式のモードダイヤル
や十字キーなどによる設定を受け付けてもよく、それら
は図2において機能設定部116と総称されている。操
作部110で指定できる動作または機能の例として、
「ファイルフォーマット」、「特殊効果」、「印画」、
「決定/保存」、「表示切換」等がある。ズームスイッ
チ118は、ズーム倍率を決める。
【0061】以上の構成による主な動作は以下のとおり
である。まずデジタルカメラ10のパワースイッチ11
2がオンされ、カメラ各部に電力が供給される。メイン
CPU62は、機能設定部116の状態を読み込むこと
で、デジタルカメラ10が撮影モードにあるか再生モー
ドにあるかを判断する。
【0062】カメラが撮影モードにあるとき、メインC
PU62はレリーズスイッチ114の半押し状態を監視
する。半押し状態が検出されたとき、メインCPU62
は測光センサ54および測距センサ52からそれぞれ測
光データと測距データを得る。得られたデータに基づい
て撮像制御部40が動作し、撮影レンズ22のピント、
絞りなどの調整が行われる。調整が完了すると、LCD
モニタ102に「スタンバイ」などの文字を表示してユ
ーザにその旨を伝え、つづいてレリーズスイッチ114
の全押し状態を監視する。
【0063】レリーズスイッチ114が全押しされる
と、所定のシャッタ時間をおいてシャッタ26が閉じら
れ、CCD30の蓄積電荷が撮像信号処理部32へ掃き
出される。撮像信号処理部32による処理の結果生成さ
れたデジタル画像データはメインバス82へ出力され
る。デジタル画像データは一旦メインメモリ68へ格納
され、この後YC処理部70と圧縮伸張処理部78で処
理を受け、オプション装置制御部74を経由してオプシ
ョン装置76へ記録される。記録された画像は、フリー
ズされた状態でしばらくLCDモニタ102に表示さ
れ、ユーザは撮影画像を知ることができる。以上で一連
の撮影動作が完了する。
【0064】一方、デジタルカメラ10が再生モードの
場合、メインCPU62は、メモリ制御部64を介して
メインメモリ68から最後に撮影した画像を読み出し、
これを表示部100のLCDモニタ102へ表示する。
【0065】この状態でユーザが機能設定部116にて
「順送り」、「逆送り」を指示すると、現在表示してい
る画像の前後に撮影された画像が読み出され、LCDモ
ニタ102へ表示される。
【0066】図3は、本実施形態の第1実施例に係るデ
ジタルカメラ10の特徴的な機能構成を示すブロック図
である。図3に示すデジタルカメラ10の動作は一例と
して、図2で説明したメインCPU62と、メインメモ
リ68や不揮発性メモリ66に格納またはロードされた
プログラムの連携によって実現することができる。メイ
ンCPU62が内蔵メモリをもつ場合にはそのメモリに
必要なプログラムを格納し、諸機能をファームウエアと
して実現してもよい。
【0067】撮像系CPU50は、判断部500と、被
写体情報取得部502と、ストロボ制御部504と、距
離情報取得部506とを有する。撮像信号処理部32
は、撮像画像格納部320と、第1の明るさ情報取得部
322と、第2の明るさ情報取得部324とを有する。
送信部326の機能は、処理部60が有する。撮像画像
格納部320は、ストロボを発光していない状態で撮像
された撮像画像である予備画像データと、被写体からデ
ジタルカメラ10までの距離を示す距離情報と、デジタ
ルカメラ10が判断したストロボを発光させるか否かを
示す判断情報と、ストロボを発光させるか否かのユーザ
からの指示であるストロボ指示とを、ストロボを発光し
た状態の撮像画像である本画像データに対応付けて格納
する。
【0068】被写体情報取得部502は、レリーズスイ
ッチ114が半押し状態である旨を示す半押し情報を、
メインCPU62から受け取ると、撮像部20から被写
体情報を取得する。被写体情報は、被写体の明るさを示
す明るさ情報と、デジタルカメラ10から被写体までの
距離を示す距離情報とを含む。明るさ情報は、例えば画
像データの明度を示す情報である。被写体情報取得部5
02は、取得した被写体情報のうち、距離情報を距離情
報取得部506に送る。距離情報取得部506は、受け
取った距離情報を撮像画像格納部320に格納する。
【0069】また被写体情報取得部502は、被写体情
報のうち、被写体の明るさを示す情報を判断部500に
送る。判断部500は、受け取った明るさの情報に基づ
いて、ストロボ光を発光させるか否かを判断し、判断情
報として、ストロボ制御部504に送る。操作部110
は、ストロボ光を発光させるか否かを示すストロボ指示
をユーザから受け取り、ストロボ制御部504に送る。
【0070】ストロボ制御部504は、ストロボ指示を
操作部110から受け取った場合に、ストロボ指示に基
づいて、ストロボを発光させるか否かを示すストロボ発
光情報を撮像部20に送る。一方ストロボ制御部504
は、ストロボ指示を操作部110から受け取らなかった
場合に、判断情報に基づいて、ストロボを発光させるか
否かを示すストロボ発光情報を撮像部20に送る。また
ストロボ制御部504は、判断情報及びストロボ指示を
撮像画像格納部320に格納する。
【0071】第1の明るさ情報取得部322は、レリー
ズスイッチ114が半押し状態である旨を示す半押し情
報を、メインCPU62から受け取ると、ストロボ光を
発光していない状態における被写体の予備画像データを
撮像部20から受け取り、明るさ情報として、撮像画像
格納部320に格納する。第2の明るさ情報取得部32
4は、レリーズスイッチ114が全押し状態である旨を
示す全押し情報を、メインCPU62から受け取ると、
ストロボ光を発光した状態における被写体の本画像デー
タを撮像部20から受け取り、撮像画像格納部320に
格納する。
【0072】送信部326は、撮像画像格納部320に
格納されている本画像データと、予備画像データと、距
離情報と、ストロボ指示と、判断情報とをプリンタ20
0に送信する。
【0073】図4は、本実施例に係るプリンタ200の
機能構成を示すブロック図である。プリンタ200は、
受信部202と、印刷部204と、補正部206と、顔
抽出部208と、タグ解析部210と、測定部212
と、距離情報取得部214とを有する。
【0074】受信部202は、本画像データと、予備画
像データと、距離情報と、ストロボ指示と、判断情報と
をデジタルカメラ10から受信する。受信部202は、
受信した予備画像データと、距離情報と、ストロボ指示
と、判断情報とをタグ解析部210に送る。また受信部
202は、本画像データを顔抽出部208と、補正部2
06に送る。
【0075】タグ解析部210は、ストロボ指示の内容
と判断情報の内容とが一致するか否かを判断する。次に
タグ解析部210は、ストロボ指示の内容と判断情報の
内容とが一致する場合に、受信部202から受け取った
予備画像データを測定部212に送り、距離情報を距離
情報取得部214に送る。
【0076】測定部212は、タグ解析部210から受
け取った予備画像データの明るさを測定し、第2の明る
さ情報として、補正部206に送る。距離情報取得部2
14は、タグ解析部210から受け取った距離情報を補
正部206に送る。
【0077】顔抽出部208は、受信部202から受け
取った本画像データにおいて、被写体の人物の顔領域を
抽出し、抽出した顔領域の画像データを補正部206に
送る。
【0078】補正部206は、距離情報取得部214か
ら受け取った距離情報と、測定部212から受け取った
第2の明るさ情報と、顔抽出部208から受け取った顔
領域の画像データとに基づいて、受信部202から受け
取った本画像データを補正し、印刷部204に送る。印
刷部204は、補正部206から受け取った本画像デー
タを印刷する。
【0079】図5は、本実施例に係るデジタルカメラ1
0の動作を示すフローチャートである。被写体情報取得
部502は、レリーズスイッチ114が半押し状態であ
る旨を示す半押し情報を受け取ると(S100)、被写
体情報を取得する(S102)。判断部500は、被写
体情報に基づいてストロボ光を発光させるか否かを判断
する(S103)。
【0080】ストロボ制御部504は、操作部110が
ユーザからストロボ指示を受け取った場合に、ストロボ
指示に基づいてストロボ光を発光させるか否かを決定す
る。一方、ストロボ制御部504は、操作部110がユ
ーザからストロボ指示を受け取らなかった場合に、判断
部500が判断した判断情報に基づいてストロボ光を発
光させるか否かを決定する(S104)。
【0081】ストロボ制御部504は、ストロボ光を発
光させると決定した場合に、ストロボ36にストロボ光
を発光させる旨を指示する(S106)。次に撮像部2
0は、ストロボ光を発光させない状態での被写体を撮像
する(S108)。
【0082】次に距離情報取得部506は、デジタルカ
メラ10から被写体までの距離を示す距離情報を取得す
る(S110)。レリーズスイッチ114が全押し状態
である場合に(S112)、撮像部20は、被写体を撮
像する(S114)。第2の明るさ情報取得部324
は、距離情報取得部506が取得した距離情報と、操作
部110がユーザから受け取ったストロボ指示と、判断
部500が判断した判断情報と、S108において撮像
された予備画像データとをタグ情報として、S114に
おいて撮像された本画像データに対応付けて撮像画像格
納部320に格納する(S116)。
【0083】本実施例において第1の明るさ情報取得部
322は、ストロボ光を発光させない状態で撮像された
予備画像データを撮像画像格納部320に格納している
が、これに代えて予備画像データから被写体の明るさを
測定し、測定した明るさを示す第1の明るさ情報を撮像
画像格納部320に格納してもよい。
【0084】また第2の明るさ情報取得部324は、ス
トロボ光を発光させた状態で撮像された本画像データの
みを撮像画像格納部320に格納しているが、これに代
えて、本画像データからストロボ光を発光させた状態の
被写体の明るさを測定し、測定した明るさを示す第2の
明るさ情報を本画像データに対応付けてさらに撮像画像
格納部320に格納してもよい。
【0085】図6は、本実施例におけるプリンタ200
の動作を示すフローチャートである。受信部202は、
本画像データのタグ情報である予備画像データと、距離
情報と、ストロボ指示と、判断情報とを、本画像データ
とともにデジタルカメラ10から受信する(S20
0)。
【0086】ストロボ指示と判断情報との双方が、スト
ロボ光を発光すべき旨を示す情報であるとタグ解析部2
10が判断した場合に(S202)、測定部212は、
受信部202が受信した予備画像データの明るさを測定
する(S204)。ここで予備画像データの明るさと
は、被写体周辺の明るさであり、例えば、画像データの
R(Red)、G(Green)、B(Blue)各色
のレベルや、EV値(Exposure Value、
露光指数)によって示される。
【0087】次に距離情報取得部214は、デジタルカ
メラ10から被写体までの距離を示す距離情報を取得す
る(S206)。ここで距離情報取得部214は、本画
像データに対応したタグ情報のうち、距離情報を選択
し、補正部206が利用可能に情報を加工してもよい。
【0088】次に顔抽出部208は、受信部202が受
信した本画像データから被写体の人物の顔領域を抽出す
る(S208)。ここで本画像データから顔領域を抽出
する具体的な方法としては、例えば特開平8−1229
44号公報、または特開平5−100328号公報に記
載された方法を用いることができる。
【0089】特開平8−122944号公報に記載され
た方法は、本画像データを複数領域に分割し、非人物領
域を除外した後に人物の頭部の輪郭を表す形状パターン
を検出し、検出したパターンに応じて顔候補領域を検出
し、さらに人物の顔の輪郭を表す形状パターン、顔の内
部構造を表す形状パターン及び人物の胴体の輪郭を表す
形状パターンをそれぞれ検出し、検出したパターンによ
り顔候補領域の整合性を判定し、人物の顔に相当する領
域である確度が最も高い領域を判定することにより、顔
領域を抽出するものである。
【0090】特開平5−100328号公報に記載され
た方法は、画像を複数領域に分割して測光し、測光によ
り得られたデータを色相及び彩度に変換し、これらの2
次元ヒストグラムを作成するとともに、このヒストグラ
ムを単峰の山毎に分解し、さらに画像の角画素がいずれ
の山に属するかを判断して画素を分割された山に対応す
る群に分解し、各群毎に画像を分割して顔候補領域を抽
出し、抽出した領域の画像サイズと主要画像サイズ情報
から得られる画像サイズとを比較して最も一致する領域
を顔領域として抽出するものである。
【0091】次に補正部206は、受信部202が受信
した本画像データの明るさを測定する。補正部206
は、例えば‘Y’が明るさを示す情報とすると、各RG
Bチャンネルを用いて、
【0092】 Y=0.299R+0.587G+0.114B (0<R、G、B<255、255;白色) として、全画素積算積算してもよいし、画像データを複
数の領域に分割して、中央部に重みを付ける等、加重平
均して、明るさを測定してもよい。
【0093】次に補正部206は、測定した本画像デー
タの明るさと、顔抽出部208が抽出した顔領域の画像
と、距離情報取得部214が取得した距離情報と、測定
部212が測定した予備画像データの明るさとに基づい
て、本画像データを補正する(S212)。
【0094】例えば補正部206は、予備画像データの
明るさが所定値以下の暗いシーンを示し、かつ本画像デ
ータの明るさが所定値以下の、ストロボ光が十分に照射
されていない程度を示す場合に、被写体の輪郭が明確に
なり、明るくなりすぎない程度に本画像データを補正す
る。また補正部206は、例えば顔抽出部208が抽出
した顔領域の画像の色度が、適切な顔の色度になるよう
に本画像データを補正する。このように補正部206
は、本画像データの顔領域の画像の色度や、予備画像デ
ータの明るさに応じて、本画像データの明るさを適切に
補正することができる。
【0095】また補正部206は、距離情報を用いて本
画像データを補正することができる。デジタルカメラ1
0がストロボ光を発光させて被写体を撮像した場合、デ
ジタルカメラ10から被写体までの距離によって、被写
体に照射される発光量が異なる。そこで補正部206
は、距離情報取得部214が取得した距離情報を用いて
被写体に発光される発光量を推定し、推定した発光量に
基づいて、本画像データを補正する。
【0096】印刷部204は、補正部206が補正した
本画像データを印刷する(S214)。S202におい
て、ストロボ指示と判断情報のいずれか一方が、ストロ
ボ光を発光しない旨を示す情報であるとタグ解析部21
0が判断した場合に、本画像データを補正することな
く、S214にジャンプする。
【0097】判断情報がストロボ光を発光すべきではな
い旨を示し、ストロボ指示がストロボ光を発光すべきで
ある旨を示す場合には、例えば被写体が明るい状態であ
るにも関わらず、ユーザが任意にストロボ光を発光させ
るので、本画像データの明るさは、非常に高い値にな
る。補正部206は、明るさが非常に高い値である場合
に、本画像データを適度な明るさに補正することができ
る。しかしタグ解析部210は、判断情報がストロボ光
を発光すべきではない旨を示し、ストロボ指示がストロ
ボ光を発光すべきである旨を示す場合には、ユーザが任
意にストロボ光を発光させているので、本画像データの
補正を補正部206に禁止することができる。
【0098】本実施例のデジタルカメラ10は、ストロ
ボを発光させない状態で撮像された本画像データにタグ
情報を付与していないが、他の例としては、これに代え
てストロボを発光させない状態で撮像された本画像デー
タにタグ情報を付与報告してもよい。ここでタグ情報
は、判断部500が判断した判断情報と、ストロボ指示
とを含む。デジタルカメラ10は、タグ情報と本画像デ
ータとをプリンタ200に送る。プリンタ200は、受
け取ったタグ情報に基づいて本画像データを補正する。
【0099】例えば、判断情報がストロボ光を発光させ
るべきである旨を示し、ストロボ指示がストロボ光を発
光させるべきではない旨を示す場合、被写体の明るさ
は、所定値以下の明るさで暗い状態であるにも関わら
ず、ユーザはストロボ光を発光させたくない状態、即ち
暗い画像を所望している可能性が高い。そこでプリンタ
200は、本画像データを明るくする補正を禁止するこ
とができる。このようにプリンタ200は、ストロボ光
を発光していない状態で撮像された本画像データの補正
を、本画像データに対応したタグ情報に基づいて、補正
することができる。
【0100】図7は、本実施形態の第2実施例に係るデ
ジタルカメラ10の特徴的な機能構成を示すブロック図
である。デジタルカメラ10は、画像を撮像する撮像部
20、撮像部20の動作を制御する撮像系CPU50、
画像を分割する分割部600、画像から肌色の領域を抽
出する肌色抽出部602、画像を補整する場合の補正条
件を決定する補正条件決定部604、決定された補正条
件に基づいて画像を補整する補正部606、画像を格納
する格納部608、及び画像をプリンタ200又はパー
ソナルコンピュータ900に送信する送信部326を有
する。
【0101】撮像部20は、被写体の予備画像データを
撮像し、予備画像データに基づいて決定される撮像条件
によって被写体の本画像データを撮像する。具体的に
は、撮像部20は、レリーズスイッチ114の半押し等
のユーザの操作に基づいて、被写体の予備画像を撮像す
る。撮像系CPU50は、撮像部20が取得した予備画
像を解析して、被写体の明るさや色等の被写体情報を取
得する。撮像系CPU50は、図2で説明した測距セン
サ52から、被写体情報のうちの被写体の距離を更に取
得してもよい。
【0102】そして、撮像系CPU50は、被写体の明
るさ、色、距離等の被写体情報に基づいて、撮像部20
が被写体の本画像を撮像する場合に最適と判断する撮像
条件を決定する。撮像条件は、例えば、シャッタースピ
ード、絞り値、図2で説明したストロボ36の発光の有
無、ストロボ36を発光させる場合の発光強度、及びホ
ワイトバランス等である。
【0103】続いてレリーズスイッチ114の全押しな
どのユーザの操作が行われると、撮像部20は、撮像系
CPU50が決定した撮像条件によって被写体の本画像
データを撮像する。具体的には、撮像部20は、撮像系
CPU50が決定した発光条件によってストロボ36を
発光させ、撮像系CPU50が決定したシャッタースピ
ード及び絞り値で図2で説明したCCD30を露光し、
撮像系CPU50が決定したホワイトバランスで撮像信
号を処理する。
【0104】分割部600は、本画像データを複数の領
域に分割する。具体的には、分割部600は、予め定め
られたパターンで本画像を複数の領域に分割する。例え
ば、分割部600は、所定のピッチでグリッド状に本画
像を分割してもよいし、画像の中心からの距離に応じて
同心円状に本画像を分割してもよい。
【0105】分割部600は、本画像データの輝度分布
に基づいて、本画像データを複数の領域に分割してもよ
い。例えば、分割部600は、予め定められた基準値よ
りも高い平均輝度を持つ領域と、基準値よりも低い平均
輝度を持つ領域とに本画像データを分割してもよい。
【0106】分割部600は、本画像データの色度分布
に基づいて、本画像データを複数の領域に分割してもよ
い。例えば、分割部600は、RGBの色バランスが予
め定められた基準を満たしているか否かに基づいて、本
画像データを複数の領域に分割してもよい。あるいは、
分割部600は、本画像データをR(Red)のレベル
が基準値よりも高い領域、G(Green)のレベルが
基準値よりも高い領域、及びB(Blue)のレベルが
基準値よりも高い領域等に分割してもよい。
【0107】分割部600は、被写体の距離に基づい
て、本画像データを複数の領域に分割してもよい。例え
ば、分割部600は、所定値よりも距離が遠い被写体の
領域と、所定値よりも距離が近い被写体の領域とに本画
像データを分割してもよい。
【0108】肌色抽出部602は、予備画像データにお
ける、肌色の画素が所定値以上の割合を占める第1の肌
色領域と、本画像データにおける、肌色の画素が所定値
以上の割合を占める第2の肌色領域とを抽出する。
【0109】補正条件決定部604は、予備画像データ
及び本画像データに基づいて、本画像データを補正する
場合の補正条件を決定する。補正条件決定部604は、
予備画像データ及び本画像データに基づいて、分割部6
00が複数の領域に分割した本画像データのそれぞれの
領域毎に、補正条件を決定してもよい。具体的には、補
正条件決定部604は、予備画像データと本画像データ
とを比較して、本画像データの画質が予備画像データの
画質よりも所定以上改善しているか否かを、領域毎に判
断する。そして、補正条件決定部604は、本画像デー
タにおいて、予備画像と比較した場合の画質の改善が不
十分な領域の画像データを補正する場合の補正値を決定
する。
【0110】例えば、補正条件決定部604は、所定値
よりも低い予備画像データの輝度に対して、ストロボ3
6を発光して取得された本画像データの輝度が所定値以
上高いか否かを領域毎に判断する。そして、本画像デー
タの輝度が予備画像データの輝度よりも所定値以上高く
ない領域があれば、補正条件決定部604は、当該領域
の輝度が予備画像データの輝度よりも所定値以上高くな
るべく、本画像データの輝度を補正する補正値を決定す
る。
【0111】補正条件決定部604は、本画像データを
撮像するときの撮像条件に更に基づいて、本画像データ
を補正する場合の補正条件を決定してもよい。具体的に
は、補正条件決定部604は、撮像系CPU50が、予
備画像に基づいて最適化した撮像条件によって達成でき
ると判断した画質を、本画像データが満たしているか否
かを判断する。そして、補正条件決定部604は、撮像
系CPU50が達成できると判断した画質を満たすべ
く、本画像データを補正する場合の補正値を決定しても
よい。
【0112】補正条件決定部604は、本画像データが
撮像されたときのデジタルカメラ10から被写体までの
距離に更に基づいて、本画像データを補正する場合の補
正値を決定してもよい。例えば、デジタルカメラ10か
ら被写体までの距離が所定値より近い場合、補正条件決
定部604は、当該距離が所定値より遠い場合よりも本
画像データの輝度を高く補正する補正値を決定してもよ
い。これにより、補正条件決定部604は、被写体まで
の距離に応じて、ストロボ発光の効果を適正化する補正
値を決定することができる。また、デジタルカメラ10
から被写体までの距離が所定値より近い場合、補正条件
決定部604は、当該距離が所定値より遠い場合より
も、本画像データのカラーバランスにおける青の割合が
強くなるような補正値を決定してもよい。これにより、
補正条件決定部604は、電球の明かりや夕方の太陽光
等よりも色温度が高いストロボ36の光が、本画像デー
タのカラーバランスに与える影響を適切に補正すること
ができる。
【0113】補正条件決定部604は、第1の肌色領域
の輝度、及び第2の肌色領域の輝度に基づいて、本画像
データを補正する場合の補正条件を決定してもよい。具
体的には、補正条件決定部604は、撮像した予備画像
データ及び本画像データからそれぞれ抽出した第1及び
第2の肌色領域の輝度の差が、撮像系CPU50が撮像
条件を決定したときに想定した第1及び第2の輝度の差
と比較して、所定の誤差内で収まっているかを判断す
る。そして、撮像した予備画像データ及び本画像データ
からそれぞれ抽出した第1及び第2の肌色領域の輝度の
差が、撮像系CPU50が想定した輝度の差と比較して
所定の誤差内で収まっていない場合、補正条件決定部6
04は、第1及び第2の肌色領域の輝度の差が、撮像系
CPU50が想定した輝度の差と比較して所定の誤差内
に収まるように、本画像データの輝度を補正する場合の
補正条件を決定する。
【0114】補正条件決定部604は、第1の肌色領域
の色度、及び第2の肌色領域の色度に基づいて、本画像
データを補正する場合の補正条件を決定してもよい。具
体的には、補正条件決定部604は、撮像系CPU50
が第1の肌色領域の色度に基づいて調節したホワイトバ
ランスを第2の肌色領域の色度が反映しているか否かを
判断する。そして、第2の肌色領域の色度が、第1の肌
色領域の色度に基づいて調節されたホワイトバランスを
反映していない場合、補正条件決定部604は、第2の
肌色領域の色度が第1の肌色領域の色度に基づいて調節
されたホワイトバランスを反映するべく本画像データの
色度を補正する場合の補正条件を決定する。
【0115】補正部606は、補正条件決定部604が
決定した補正条件に従って、本画像データを補正する。
補正部606は、分割部600が分割した複数の領域の
それぞれを、補正条件決定部604が決定した補正条件
に基づいて補正する。また、補正部606は、本画像デ
ータにおける肌色領域の画像データを、補正条件決定部
604が決定した補正条件に基づいて補正する。
【0116】格納部608は、補正部606が補正した
本画像データを格納する。送信部326は、格納部60
8が格納した本画像データをプリンタ200又はパーソ
ナルコンピュータ900に送信する。
【0117】デジタルカメラ10は、補正部606を有
しなくてもよい。この場合、格納部608は、補正条件
決定部604が決定した補正条件と、本画像データとを
互いに関連づけて格納する。そして、送信部326は、
格納部608が格納した補正条件及び本画像データを、
互いに関連づけてプリンタ200又はパーソナルコンピ
ュータ900に送信する。
【0118】また、デジタルカメラ10は、分割部60
0、肌色抽出部602、補正条件決定部604、及び補
正部606を有しなくてもよい。この場合、格納部60
8は、撮像部20が取得した予備画像データ及び本画像
データを互いに関連づけて格納する。そして、送信部3
26は、格納部608が格納した予備画像データ及び本
画像データを、互いに関連づけてプリンタ200又は、
パーソナルコンピュータ900に送信する。
【0119】図8は、本実施例に係るプリンタ200及
びパーソナルコンピュータ900の特徴的な機能構成を
示すブロック図である。プリンタ200及びパーソナル
コンピュータ900は、画像を取得する取得部220、
画像を分割する分割部222、画像から肌色の領域を抽
出する肌色抽出部224、画像を補整する補正部22
6、及び画像を出力する出力部228を有する。
【0120】取得部220は、デジタルカメラ10か
ら、互いに関連づけられた予備画像データ、及び予備画
像データに基づく撮像条件によって撮像された本画像デ
ータを取得する。取得部220は、デジタルカメラ10
から、予備画像データを撮像したときの被写体の距離を
示す情報を更に関連づけて取得してもよいし、予備画像
に基づいて決定された、本画像データを撮像したときの
撮像条件を更に関連づけて取得してもよい。
【0121】分割部222は、本画像データを複数の領
域に分割する。肌色抽出部224は、予備画像データに
おける、肌色の画素が所定値以上の割合を占める第1の
肌色領域と、本画像データにおける、肌色の画素が所定
値以上の割合を占める第2の肌色領域とを抽出する。分
割部222が本画像データを分割する動作、及び肌色抽
出部224が第1の肌色領域及び第2の肌色領域を抽出
する動作は、図7において説明した、デジタルカメラ1
0が有する分割部600及び肌色抽出部602の動作と
それぞれ同様なので省略する。
【0122】補正部225は、予備画像データ及び本画
像データに基づいて、本画像データを補正する。補正部
226は、予備画像データ及び本画像データに基づい
て、分割部222が分割した領域毎に、本画像データを
補正してもよい。また、補正部226は、第1の肌色領
域の輝度、第2の肌色領域の輝度、及び撮像条件に基づ
いて、本画像データの輝度を補正してもよい。また、補
正部226は、第1の肌色領域の色度、第2の肌色領域
の色度、及び撮像条件に基づいて、本画像データの色度
を補正してもよい。補正部226の動作は、図7におい
て説明した、デジタルカメラ10が有する補正条件決定
部604及び補正部606の動作を合わせたものである
ので省略する。
【0123】出力部228は、補正部226が補正した
本画像データを出力する。すなわち、プリンタ200
は、本画像データを印刷し、パーソナルコンピュータ9
00は、本画像データをモニタに表示する。
【0124】以上説明したように、本実施例のデジタル
カメラ10、プリンタ200、及びパーソナルコンピュ
ータ900によれば、撮像条件を調節する前に撮像した
予備画像データと、撮像条件を調節した後に撮像した本
画像データとに基づいて本画像データを補正するので、
被写体の状態を反映した精度の高い補正を本画像データ
に施すことができる。
【0125】図9は、本実施例に係るデジタルカメラ1
0の動作を示すフローチャートである。デジタルカメラ
10は、レリーズスイッチの半押しなどのユーザの操作
を検出すると、測距センサ52は被写体までの距離を測
定し、測光センサは、被写体の明るさを取得し、撮像部
20は、被写体の予備画像を撮像する(S300)。次
に、撮像系CPU50は、被写体の明るさ、色、距離等
の被写体情報に基づいて、撮像部20が被写体の本画像
を撮像する場合に最適と判断する撮像条件を決定する
(S304)。撮像条件は、例えば、シャッタースピー
ド、絞り値、図2で説明したストロボ36の発光の有
無、ストロボ36を発光させる場合の発光強度、及びホ
ワイトバランス等である。
【0126】続いてレリーズスイッチ114の全押しな
どのユーザの操作が行われると、撮像部20は、撮像系
CPU50が決定した撮像条件によって被写体の本画像
データを撮像する(S306)。次に、分割部600
は、本画像データの輝度分布に基づいて、本画像データ
を複数の領域に分割する(S308)。
【0127】補正条件決定部604は、予備画像データ
及び本画像データを比較して、本画像データが所定の条
件を満たしているか否かを判断し、所定の条件を満たし
ていない領域の画像データを補正する場合の補正条件を
領域毎に決定する(S314)。本画像データを補正す
る場合の補正条件を分割部600が分割した領域毎に決
定する(S314)。
【0128】補正部606は、補正条件決定部604が
決定した補正条件に従って、本画像データを補正する
(S316)。補正部606は、分割部600が分割し
た複数の領域のそれぞれを、補正条件決定部604が決
定した補正条件に基づいて補正する。
【0129】格納部608は、補正部606が補正した
本画像データを格納する(S318)。送信部326
は、格納部608が格納した本画像データをプリンタ2
00又はパーソナルコンピュータ900に送信する(S
322)。以上で本フローは終了する。
【0130】図10は、本実施例に係るプリンタ200
及びパーソナルコンピュータ900の動作を示すフロー
チャートである。取得部220は、デジタルカメラ10
から、本画像データ及び予備画像データを取得する(S
400)。次に、分割部222は、本画像データの輝度
分布に基づいて、本画像データを複数の領域に分割する
(S402)。次に、補正部226は、分割部222が
複数の領域に分割した本画像データを、本画像データ及
び予備画像データに基づいて領域毎に補正する(S40
4)。次に、出力部228は、補正された本画像データ
を出力する(S406)。すなわち、プリンタ200
は、本画像データを印刷し、パーソナルコンピュータ9
00は、本画像データをモニタに表示する。以上で本フ
ローは終了する。
【0131】図11は、本実施形態に係るパーソナルコ
ンピュータ900のハードウェア構成を示す。パーソナ
ルコンピュータ200は、CPU700と、ROM70
2と、RAM704と、通信インタフェース706と、
ハードディスクドライブ710と、フロッピー(登録商
標)ディスクドライブ712と、CD−ROMドライブ
716とを備える。CPU700は、ROM702及び
RAM704に格納されたプログラムに基づいて動作
し、各部の制御を行う。通信インタフェース706は、
デジタルカメラ10及びプリンタ12と通信する。
【0132】フロッピーディスクドライブ712は、フ
ロッピーディスク714からデータ又はプログラムを読
み取り通信インタフェース706に提供する。CD−R
OMドライブ716は、CD−ROM718からデータ
又はプログラムを読み取り通信インタフェース706に
提供する。通信インタフェース706は、フロッピーデ
ィスクドライブ712又はCD−ROMドライブ716
から提供されたデータ又はプログラムを、デジタルカメ
ラ10又はプリンタ200に送信する。
【0133】プリンタ200に提供されるプログラム
は、フロッピーディスク714又はCD−ROM718
等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。
記録媒体に格納されたプログラムは圧縮されていても非
圧縮であってもよい。プログラムは記録媒体から読み出
され、通信インタフェース706を介して、デジタルカ
メラ10又はプリンタ200にインストールされ、デジ
タルカメラ10又はプリンタ200において実行され
る。
【0134】記録媒体に格納されて提供され、デジタル
カメラ10にインストールされるプログラムは、機能構
成として、被写体情報取得モジュールと、判断モジュー
ルと、操作モジュールと、管理モジュールと、第1の明
るさ情報取得モジュールと、撮像モジュールと、分割モ
ジュールと、肌色抽出モジュールと、補正条件決定モジ
ュールと、補正モジュールと、格納モジュールと、送信
モジュールとを有する。各モジュールがデジタルカメラ
10に働きかけて行わせる動作は、図1から図9におい
て説明したデジタルカメラ10における、対応する部材
の動作と同一であるから、説明を省略する。
【0135】また、記録媒体に格納されて提供され、プ
リンタ200にインストールされるプログラムは、機能
構成として、受信モジュールと、取得モジュールと、補
正モジュールと、分割モジュールと、肌色抽出モジュー
ルと、出力モジュールとを有する。各モジュールがプリ
ンタ12に働きかけて行わせる動作は、図1から図10
において説明したプリンタ200における、対応する部
材の動作と同一であるから、説明を省略する。
【0136】図11に示した、記録媒体の一例としての
フロッピーディスク714又はCD−ROM718に
は、本出願で説明した実施形態におけるデジタルカメラ
10又はプリンタ200の動作の一部又は全ての機能を
格納することができる。
【0137】これらのプログラムは記録媒体から直接デ
ジタルカメラ10又はプリンタ200によって読み出さ
れて実行されても、デジタルカメラ10又はプリンタ2
00にインストールされた後にデジタルカメラ10又は
プリンタ200において実行されてもよい。更に、上記
プログラムは単一の記録媒体に格納されても複数の記録
媒体に格納されてもよい。又、符号化した形態で格納さ
れていてもよい。
【0138】記録媒体としては、フロッピーディスク、
CD−ROMの他にも、DVD、PD等の光学記録媒
体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒
体、ICカードやミニチュアカードなどの半導体メモリ
等を用いることができる。また、専用通信ネットワーク
やインターネットに接続されたサーバシステムに設けた
ハードディスク又はRAM等の格納装置を記録媒体とし
て使用し、通信網を介してプログラムをデジタルカメラ
10又はプリンタ200に提供してもよい。このような
記録媒体は、デジタルカメラ10又はプリンタ200を
製造するためのみに使用されるものであり、そのような
記録媒体の業としての製造及び販売等が本出願に基づく
特許権の侵害を構成することは明らかである。
【0139】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲
には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改
良を加えることができる。そのような変更又は改良を加
えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特
許請求の範囲の記載から明らかである。
【0140】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よればストロボ光の発光状態に応じて画像データを処理
することができる。また、予備画像データ及び本画像デ
ータに基づいて、本画像データを精度よく補正すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る画像処理システムの概略を
示す図である。
【図2】 本実施形態に係るデジタルカメラ10の構成
を示す図である。
【図3】 本実施形態の第1実施例に係るデジタルカメ
ラ10の特徴的な機能構成を示すブロック図である。
【図4】 第1実施例に係るプリンタ200の特徴的な
機能構成を示すブロック図である。
【図5】 第1実施例に係るデジタルカメラ10の動作
を示すフローチャートである。
【図6】 第1実施例に係るプリンタ200の動作を示
すフローチャートである。
【図7】 本実施形態の第2実施例に係るデジタルカメ
ラ10の特徴的な機能構成を示すブロック図である。
【図8】 第2実施例に係るプリンタ200の特徴的な
機能構成を示すブロック図である。
【図9】 第2実施例に係るデジタルカメラ10の動作
を示すフローチャートである。
【図10】 第2実施例に係るプリンタ200の動作を
示すフローチャートである。
【図11】 本実施形態に係るパーソナルコンピュータ
900のハードウェア構成を示す図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ 20 撮像
部 32 撮像信号処理部 40 撮像
制御部 50 撮像系CPU 60 処理
部 62 メインCPU 100 表
示部 110 操作部 200 プ
リンタ 202 受信部 204 印
刷部 206 補正部 208 顔
抽出部 210 タグ解析部 212 測
定部 214 距離情報取得部 220 取
得部 222 分割部 224 肌
色抽出部 226 補正部 228 出
力部 320 撮像画像格納部 322 第
1の明るさ情報取得部 324 第2の明るさ情報取得部 326 送
信部 500 判断部 502 被
写体情報取得部 504 ストロボ制御部 506 距
離情報取得部 600 分割部 602 肌
色抽出部 604 補正条件決定部 606 補
正部 608 格納部 700 C
PU 702 ROM 704 R
AM 706 通信インタフェース 710 ハ
ードディスクドライブ 712 フロッピーディスクドライブ 716 C
D−ROMドライブ 900 パーソナルコンピュータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/05 G06T 1/00 510 5C053 G06T 1/00 510 5/00 100 5C065 5/00 100 7/00 100C 5C066 7/00 100 H04N 5/232 Z 5C077 H04N 1/407 5/238 Z 5C079 1/46 5/76 E 5L096 1/60 9/04 B 5/232 9/68 101A 5/238 5/91 L 5/76 1/40 D 9/04 1/46 Z 9/68 101 1/40 101E (72)発明者 坂本 浩一 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 竹村 和彦 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 兵藤 学 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H002 AB04 CD00 CD11 DB02 DB14 DB15 DB17 DB19 DB24 DB25 DB28 FB22 FB27 FB32 FB38 GA32 GA33 GA35 GA54 GA77 HA28 JA07 2H053 AA00 AA01 AA05 AB03 AD00 AD21 BA71 DA03 5B057 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE11 CE17 CH08 5C022 AA13 AB12 AB15 AB17 AB26 AB40 AB66 AB68 AC03 AC13 AC16 AC42 AC73 AC74 5C052 AA12 AA17 AB04 CC11 DD02 EE02 EE03 EE08 FA02 FA03 FA06 FB01 FB06 FB07 FC06 FD03 FE01 5C053 FA04 FA08 FA27 GB21 JA16 JA30 KA04 KA24 KA25 LA02 LA03 LA11 LA15 5C065 AA03 BB01 BB11 BB12 BB16 BB41 CC01 CC08 DD02 FF03 FF05 GG18 GG30 GG32 HH02 HH04 5C066 AA01 BA13 CA05 DC01 DD07 EA13 EB03 EC05 GA01 GA22 HA03 HA04 KE09 KE19 KM02 KM10 KM13 5C077 LL04 LL19 MP08 PP15 PP27 PP28 PP32 PP37 PQ08 PQ12 TT09 5C079 HB01 JA17 JA25 LB01 MA11 NA03 NA05 PA03 5L096 AA02 BA08 CA02 FA15 GA28 GA51

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像時にストロボ光を発光する撮像装置
    であって、 被写体を撮像する撮像部と、 前記撮像部が被写体を撮像するときの被写体情報を取得
    する被写体情報取得部と、 前記被写体情報に基づいて、ストロボ光を発光させるか
    否かを判断する判断部と、 前記ストロボ光を発光させるか否か示すストロボ指示を
    ユーザから受け取る操作部と、 前記操作部が受け取った前記ストロボ指示と、前記判断
    部が前記被写体情報に基づいて判断した判断情報とを、
    前記撮像部が撮像した画像データに対応付けて格納する
    撮像画像格納部とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 被写体を撮像する撮像装置であって、 当該撮像装置が被写体を撮像するときにストロボ光を発
    光するストロボと、 前記ストロボが前記ストロボ光を発光した状態で、被写
    体を撮像する撮像部と、 前記ストロボが前記ストロボ光を発光していない状態に
    おける前記被写体の明るさを示す第1の明るさ情報を取
    得する第1の明るさ情報取得部と、 前記第1の明るさ情報取得部が取得した前記第1の明る
    さ情報を、前記撮像部が撮像した本画像データに対応付
    けて格納する撮像画像格納部とを備えることを特徴とす
    る撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記ストロボが前記ストロボ光を発光し
    た状態における前記被写体の明るさを示す第2の明るさ
    情報を取得する第2の明るさ情報取得部をさらに備え、 前記撮像画像格納部は、前記第2の明るさ情報取得部が
    取得した前記第2の明るさ情報を、前記画像データに対
    応付けて格納することを特徴とする請求項2に記載の撮
    像装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像部は、前記ストロボが前記スト
    ロボ光を発光していない状態で、前記被写体を撮像し、 前記第1の明るさ情報取得部は、前記撮像部が撮像した
    予備画像データから、前記第1の明るさ情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の明るさ情報取得部は、前記本
    画像データから、前記第2の明るさ情報を取得すること
    を特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 当該撮像装置から前記被写体までの距離
    を示す距離情報を取得する距離情報取得部をさらに備
    え、 前記撮像画像格納部は、前記距離情報を前記本画像デー
    タに対応付けて格納することを特徴とする請求項2に記
    載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 被写体を撮像する撮像装置であって、 前記被写体の予備画像データを撮像し、前記予備画像デ
    ータに基づいて決定される撮像条件によって前記被写体
    の本画像データを撮像する撮像部と、 前記予備画像データ及び前記本画像データに基づいて、
    前記本画像データを補正する場合の補正条件を決定する
    補正条件決定部とを備えることを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記補正条件決定部は、前記本画像デー
    タを撮像したときの前記被写体と前記撮像装置との距離
    を示す情報に更に基づいて、前記補正条件を決定するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記本画像データ及び前記補正条件を互
    いに関連づけて格納する格納部と、 前記格納部に格納された前記本画像データ及び前記補正
    条件を、互いに関連付けて外部の画像処理装置に送信す
    る送信部とを更に備えることを特徴とする請求項7に記
    載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記本画像データを複数の領域に分割
    する分割部を更に備え、 前記補正条件決定部は、前記予備画像データ及び前記本
    画像データに基づいて、前記領域毎に、前記補正条件を
    決定することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記分割部は、前記本画像データの輝
    度分布に基づいて、前記本画像データを複数の領域に分
    割することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記分割部は、前記本画像データの色
    度分布に基づいて、前記本画像データを複数の領域に分
    割することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記予備画像データにおける、肌色の
    画素が所定値以上の割合を占める第1の肌色領域と、前
    記本画像データにおける、肌色の画素が所定値以上の割
    合を占める第2の肌色領域とを抽出する肌色抽出部を更
    に備え、 前記補正条件決定部は、前記第1の肌色領域の輝度、及
    び前記第2の肌色領域の輝度に基づいて、前記補正条件
    を決定することを特徴とする請求項7に記載の撮像装
    置。
  14. 【請求項14】 前記予備画像データにおける、肌色の
    画素が所定値以上の割合を占める第1の肌色領域と、前
    記本画像データにおける、肌色の画素が所定値以上の割
    合を占める第2の肌色領域とを抽出する肌色抽出部を更
    に備え、 前記補正条件決定部は、前記第1の肌色領域の色度、及
    び前記第2の肌色領域の色度に基づいて、前記補正条件
    を決定することを特徴とする請求項7に記載の撮像装
    置。
  15. 【請求項15】 画像データを処理する画像処理装置で
    あって、 本画像データが撮像されたときにストロボ光を発光した
    か否かを示すストロボ発光情報を、前記本画像データと
    ともに受け取る受信部と、 前記受信部が受け取ったストロボ発光情報に基づいて、
    前記本画像データを補正する補正部とを備えることを特
    徴とする画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記ストロボ発光情報は、手動でスト
    ロボを発光したか否かを示すことを特徴とする請求項1
    5に記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記補正部は、前記ストロボ発光情報
    が、前記ストロボ光を発光した旨を示す場合に、前記本
    画像データを補正することを特徴とする請求項16に記
    載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記補正部は、前記ストロボ発光情報
    が、前記ストロボ光を発光していない旨を示す場合に、
    前記本画像データを補正しないことを特徴とする請求項
    16に記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記受信部は、前記本画像データを撮
    像した撮像装置が、自動でストロボ光を発光すべきか否
    かを判断した判断情報をさらに受け取り、 前記補正部は、前記判断情報と、前記ストロボ発光情報
    とに基づいて、前記本画像データを補正することを特徴
    とする請求項16に記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記補正部は、前記判断情報と前記ス
    トロボ情報とが矛盾する情報である場合に、前記本画像
    データの補正を行わないことを特徴とする請求項19に
    記載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記受信部は、前記本画像データの被
    写体が、前記ストロボ光を発光していない状態で撮像さ
    れた予備画像データに基づく予備画像データ情報をさら
    に受け取り、 前記補正部は、予備画像データ情報に基づいて、前記本
    画像データを補正することを特徴とする請求項15に記
    載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 前記予備画像データ情報は、前記予備
    画像データの明るさを示す情報であることを特徴とする
    請求項21に記載の画像処理装置。
  23. 【請求項23】 前記予備画像データ情報は、前記予備
    画像データであることを特徴とする請求項21に記載の
    画像処理装置。
  24. 【請求項24】 前記予備画像データの明るさを測定す
    る測定部をさらに備え、 前記補正部は、前記測定部が測定した明るさに基づい
    て、前記本画像データを補正することを特徴とする請求
    項23に記載の画像処理装置。
  25. 【請求項25】 前記受信部は、前記本画像データを撮
    像した撮像装置と、前記本画像データの被写体との距離
    を示す距離情報をさらに受け取り、 前記補正部は、前記距離情報に基づいて、前記本画像デ
    ータを補正することを特徴とする請求項15に記載の画
    像処理装置。
  26. 【請求項26】 前記本画像データの被写体が、人物を
    含む場合に、前記本画像データから前記人物の顔領域を
    抽出する顔抽出部をさらに備え、 前記顔抽出部が抽出した前記顔領域に基づいて、前記本
    画像データを補正することを特徴とする請求項15に記
    載の画像処理装置。
  27. 【請求項27】 前記補正部が補正した前記本画像デー
    タを印刷する印刷部をさらに備えることを特徴とする請
    求項15に記載の画像処理装置。
  28. 【請求項28】 画像データを処理する画像処理装置で
    あって、 予備画像データ、及び前記予備画像データに基づく撮像
    条件によって撮像された本画像データを取得する取得部
    と、 前記予備画像データ及び前記本画像データに基づいて、
    前記本画像データを補正する補正部とを備えることを特
    徴とする画像処理装置。
  29. 【請求項29】 前記本画像データを複数の領域に分割
    する分割部を更に備え、 前記補正部は、前記領域毎に、前記本画像データを補正
    することを特徴とする請求項28に記載の画像処理装
    置。
  30. 【請求項30】 前記取得部は、前記本画像を撮像した
    ときの被写体までの距離を示す情報を更に取得し、 前記補正部は、当該距離を示す情報に更に基づいて前記
    本画像データを補正することを特徴とする請求項28に
    記載の画像処理装置。
  31. 【請求項31】 前記予備画像データにおける、肌色の
    画素が所定値以上の割合を占める第1の肌色領域、及び
    前記本画像データにおける、肌色の画素が所定値以上の
    割合を占める第2の肌色領域を抽出する肌色抽出部を更
    に備え、 前記補正部は、前記第1の肌色領域の輝度、及び前記第
    2の肌色領域の輝度に基づいて、前記本画像データの輝
    度を補正することを特徴とする請求項28に記載の画像
    処理装置。
  32. 【請求項32】 前記予備画像データにおける、肌色の
    画素が所定値以上の割合を占める第1の肌色領域、及び
    前記本画像データにおける、肌色の画素が所定値以上の
    割合を占める第2の肌色領域を抽出する肌色抽出部を更
    に備え、 前記補正部は、前記第1の肌色領域の色度、及び前記第
    2の肌色領域の色度に基づいて、前記本画像データの色
    度を補正することを特徴とする請求項28に記載の画像
    処理装置。
  33. 【請求項33】 画像データを処理する画像処理システ
    ムであって、 被写体を撮像する撮像装置と、 前記撮像装置から画像データを受け取る画像処理装置と
    を備え、 前記撮像装置は、 被写体を撮像する撮像部と、 前記撮像部が前記被写体を撮像するときに、ストロボ光
    を発光するストロボと、 前記ストロボが前記ストロボ光を発光したか否かを示す
    ストロボ発光情報を、前記撮像部が撮像した画像データ
    に対応付けて格納する撮像画像格納部と、 前記画像データと、前記ストロボ発光情報とを対応付け
    て前記画像処理装置に送信する送信部とを有し、 前記画像処理装置は、 ストロボ発光情報と、前記画像データとを前記撮像装置
    から受け取る受信部と、 前記受信部が受け取った前記ストロボ発光情報に基づい
    て、前記画像データを補正する補正部とを有することを
    特徴とする画像処理システム。
  34. 【請求項34】 前記ストロボ発光情報は、手動でスト
    ロボを発光したか否かを示すことを特徴とする請求項3
    3に記載の画像処理システム。
  35. 【請求項35】 撮像時にストロボ光を発光する撮像方
    法であって、 被写体を撮像して、 被写体を撮像するときの被写体情報を取得し、 前記被写体情報に基づいて、ストロボ光を発光させるか
    否かを判断して、 前記ストロボ光を発光させるか否か示すストロボ指示を
    ユーザから受け取り、 受け取った前記ストロボ指示と、前記被写体情報に基づ
    いて判断した判断情報とを、撮像した画像データに対応
    付けて管理することを特徴とする撮像方法。
  36. 【請求項36】 被写体を撮像する撮像方法であって、 被写体を撮像するときにストロボ光を発光して、 前記ストロボ光を発光した状態で、被写体を撮像し、 前記ストロボ光を発光していない状態における前記被写
    体の明るさを示す第1の明るさ情報を取得して、 取得した前記第1の明るさ情報を、撮像した本画像デー
    タに対応付けて管理することを特徴とする撮像方法。
  37. 【請求項37】 被写体を撮像する撮像方法であって、 前記被写体の予備画像データを撮像するステップと、 前記予備画像データに基づいて決定される撮像条件によ
    って前記被写体の本画像データを撮像するステップと、 前記予備画像データ及び前記本画像データに基づいて、
    前記本画像データを補正する場合の補正条件を決定する
    ステップとを備えることを特徴とする撮像方法。
  38. 【請求項38】 画像データを処理する画像処理方法で
    あって、 本画像データが撮像されたときにストロボ光を発光した
    か否かを示すストロボ発光情報を、前記本画像データと
    ともに受け取って、 受け取ったストロボ発光情報に基づいて、前記本画像デ
    ータを補正することを特徴とする画像処理方法。
  39. 【請求項39】 画像データを処理する画像処理方法で
    あって、 予備画像データ、及び前記予備画像データに基づく撮像
    条件によって撮像された本画像データを取得するステッ
    プと、 前記予備画像データ及び前記本画像データに基づいて、
    前記本画像データを補正するステップとを備えることを
    特徴とする画像処理方法。
  40. 【請求項40】 撮像時にストロボ光を発光する撮像装
    置用のプログラムであって、 前記撮像装置が被写体を撮像するときの被写体情報を取
    得させる被写体情報取得モジュールと、 前記被写体情報に基づいて、ストロボ光を発光させるか
    否かを判断させる判断モジュールと、 前記ストロボ光を発光させるか否か示すストロボ指示を
    ユーザから受け取らせる操作モジュールと、 受け取らせた前記ストロボ指示と、前記被写体情報に基
    づいて判断させた判断情報とを、前記撮像装置が撮像し
    た画像データに対応付けて管理する管理モジュールとを
    備えることを特徴とするプログラム。
  41. 【請求項41】 被写体を撮像する撮像装置用のプログ
    ラムであって、 前記撮像装置が前記ストロボ光を発光していない状態に
    おける前記被写体の明るさを示す第1の明るさ情報を取
    得させる第1の明るさ情報取得モジュールと、 取得させた前記第1の明るさ情報を、前記撮像装置が撮
    像した本画像データに対応付けて管理する管理モジュー
    ルとを備えることを特徴とするプログラム。
  42. 【請求項42】 被写体を撮像する撮像装置用のプログ
    ラムであって、前記撮像装置に、 前記被写体の予備画像データを撮像し、前記予備画像デ
    ータに基づいて決定される撮像条件によって前記被写体
    の本画像データを撮像させる撮像モジュールと、 前記予備画像データ及び前記本画像データに基づいて、
    前記本画像データを補正する場合の補正条件を決定する
    補正条件決定モジュールとを備えることを特徴とするプ
    ログラム。
  43. 【請求項43】 画像データを処理する画像処理装置用
    のプログラムであって、 本画像データが撮像されたときにストロボ光を発光した
    か否かを示すストロボ発光情報を、前記本画像データと
    ともに受け取らせる受信モジュールと、 受け取らせた前記ストロボ発光情報に基づいて、前記本
    画像データを補正させる補正モジュールとを備えること
    を特徴とするプログラム。
  44. 【請求項44】 画像データを処理する画像処理装置用
    のプログラムであって、前記画像処理装置に、 予備画像データ、及び前記予備画像データに基づく撮像
    条件によって撮像された本画像データを取得させる取得
    モジュールと、 前記予備画像データ及び前記本画像データに基づいて、
    前記本画像データを補正させる補正モジュールとを備え
    ることを特徴とするプログラム。
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