JP2003143326A - 無線通信システム、情報機器、公衆回線端末、電子認証カード、ペアリングid設定方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

無線通信システム、情報機器、公衆回線端末、電子認証カード、ペアリングid設定方法、記憶媒体、及びプログラム

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JP2003143326A
JP2003143326A JP2001341931A JP2001341931A JP2003143326A JP 2003143326 A JP2003143326 A JP 2003143326A JP 2001341931 A JP2001341931 A JP 2001341931A JP 2001341931 A JP2001341931 A JP 2001341931A JP 2003143326 A JP2003143326 A JP 2003143326A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報機器と公衆回線端末の間において、電子
認証カードを用いることによって、より簡便で且つ入力
の煩雑さが無い独自無線通信機能のペアリングID設定
方式を提供可能とした無線通信システム、情報機器、公
衆回線端末、電子認証カード、ペアリングID設定方
法、記憶媒体、及びプログラムを提供する。 【解決手段】 情報機器1は、装着されたUIM3のP
INコードに基づき、情報機器と公衆回線端末がペアで
あることを示すペアリングIDを生成し、ペアリングI
Dにより公衆回線端末とペアリング動作を実行する制御
部110を備え、公衆回線端末2は、装着されたUIM
3のPINコードに基づき、公衆回線端末と情報機器が
ペアであることを示すペアリングIDを生成し、ペアリ
ングIDにより情報機器とペアリング動作を実行し、公
衆通信サービス228を介し情報機器を公衆回線に接続
する制御部210を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システ
ム、情報機器、公衆回線端末、電子認証カード、ペアリ
ングID設定方法、記憶媒体、及びプログラムに関し、
特に、近傍無線通信回線を用いて他の情報端末及び発信
機と情報を送受可能な機能を備えた無線モジュールに適
用可能であり、更に詳しく述べると、少なくともカード
装着部を備えると共にIDカードの読み取りが可能であ
り、近傍無線通信回線として例えばPHS(Personal H
andy phone System)データ通信、SS(Spread Spectr
um)無線通信、Bluetooth通信等を用いたローカル無線
ネットワークでデジタル情報を送受可能な機能を備えた
無線モジュールに適用する場合に好適な無線通信システ
ム、情報機器、公衆回線端末、電子認証カード、ペアリ
ングID設定方法、記憶媒体、及びプログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、無線モジュールの発達が著しく早
く、高速なデータ通信を可能とする高性能無線モジュー
ルが開発されてきている。これらの無線モジュールに共
通する特徴としては、電話通信網等の公衆回線に直接接
続可能な通信方式ではなく、ある狭い範囲での近傍内ロ
ーカル無線ネットワーク構築用の通信方式として利用可
能なプロトコルを実装している点である。そのため、前
記無線モジュールのみ実装した機器を公衆回線に接続す
るには、前記無線モジュールを搭載し且つ公衆回線用プ
ロトコルをも実装している機器を介して接続するのが通
常採られる方法である。
【0003】この場合、他人が所有する機器が、自分が
所有する公衆回線接続機器を介して公衆回線に接続され
ては困るので、無線モジュールを各々搭載した例えば情
報端末と携帯電話機の間で、お互いがペアであることを
示す設定を行うことによって、他の機器が接続できない
ようにすることが多くみられる。これをペアリングと呼
ぶ。前記ペアリングにおいては、プロトコル上は特に定
められておらず、任意に定められた文字列を入力し、ペ
アリングIDとして用いることが一般的である。前記ペ
アリングIDを決定する手段としては、片方の機器に予
め工場出荷時に当該機器のシリアル番号をIDとして設
定しておき、当該IDをユーザが繋ぎたい機器に入力し
て設定するといった方法が行われている。
【0004】また、前記無線機器におけるID設定方式
としては、特開平10−075489号公報に記載の
「機密アクセスシステム」が提案されている。同公報の
実施形態において、無線子機からの発呼をする前に、ユ
ーザのPIN(Personal Identification Number)を含
むユーザのスマートカードを、パーソナルコミュニケー
タ或いは通信デバイスに挿入し、PINをスマートカー
ドから読み出すようになっており、更に、ユーザIDが
エントリポイントの受信機に送信される。ユーザIDが
受信されると、エントリポイントのシステムは、ブロッ
ク311のインストラクションによって示されるよう
に、それ自身のデータベースから関連するPINを取り
出すという記述があり、そのID番号を利用して、マル
チデジット数字を作成し(フォーマット化し)、この数
字を、ユーザのコミュニケータに送信するというように
構成されている。
【0005】また、ユーザのコミュニケータは暗号化回
路を含み、当該暗号化回路は受信された数字とユーザの
PINから別の数字を生成する。ユーザのPINは、ユ
ーザによって直接入力することも、或いは、挿入された
スマートカードから回復することもできるようになって
いる。エントリポイントのシステムの暗号化エンジンに
て、最初に生成された元の数字と、エントリポイントに
処に記録されているPINとの組み合わせからチェック
数字が回復される。この回復されたチェック数字がコミ
ュニケータから送信された数字と同一である場合は、エ
ントリに対するロックが解除される。上記の如く、カー
ドからIDを読み出して、電話通信リンクを介した機密
システムへのアクセスを、エントリアクセスポイントを
通じて提供するシステムが提案されている。
【0006】他に、特開平5−145978号公報に記
載の「カード式リモートコントロールスイッチ」が提案
されている。同公報の請求項1において、所定の形式の
識別番号が書き込まれた第二のカードが挿入された場合
には、当該挿入された第二のカードに書き込まれている
識別番号を前記メモリに書き込んで当該識別番号を登録
するという、カードからIDを読み出し、表示装置の無
い簡便な機器におけるIDの変更システムも提案されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては次のような問題があった。即ち、上記
ペアリングIDを一意に決定し且つ複数の機器に渡り同
じIDを設定してまわる操作は、非常に複雑で、且つど
のようなIDを設定したかを忘れやすいという問題があ
った。また、機械的に自動乱数で決めたIDの文字列
は、入力できなくはないが、ID文字列の入力は非常に
煩雑な作業であり、入力間違いを起こしやすいという不
具合も伴っていた。
【0008】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、情報機器と公衆回線端末の間において、電子認
証カードを用いることによって、より簡便で且つ入力の
煩雑さが無い独自無線通信機能のペアリングID設定方
式を提供可能とした無線通信システム、情報機器、公衆
回線端末、電子認証カード、ペアリングID設定方法、
記憶媒体、及びプログラムを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、独自無線通信機能を備えた情報機器と前
記独自無線通信機能を備えた公衆回線端末とを無線通信
可能に構成した無線通信システムであって、前記情報機
器は、当該情報機器に装着された電子認証カードの認証
情報に基づき、当該情報機器と前記公衆回線端末とがペ
アであることを示すペアリングIDを生成し、前記ペア
リングIDを用いて前記公衆回線端末とペアリング動作
を実行し、前記公衆回線端末は、当該公衆回線端末に装
着された電子認証カードの認証情報に基づき、当該公衆
回線端末と前記情報機器とがペアであることを示すペア
リングIDを生成し、前記ペアリングIDを用いて前記
情報機器とペアリング動作を実行し、当該公衆回線端末
を介して前記情報機器を公衆回線に接続することを特徴
とする。
【0010】また、本発明は、独自無線通信機能を備え
た公衆回線端末との間で無線通信可能に構成され前記独
自無線通信機能を備えた情報機器であって、当該情報機
器に装着された電子認証カードの認証情報に基づき、当
該情報機器と前記公衆回線端末とがペアであることを示
すペアリングIDを生成し、前記ペアリングIDを用い
て前記公衆回線端末とペアリング動作を実行することを
特徴とする。
【0011】また、本発明は、独自無線通信機能を備え
た情報機器との間で無線通信可能に構成され前記独自無
線通信機能を備えた公衆回線端末であって、当該公衆回
線端末に装着された電子認証カードの認証情報に基づ
き、当該公衆回線端末と前記情報機器とがペアであるこ
とを示すペアリングIDを生成し、前記ペアリングID
を用いて前記情報機器とペアリング動作を実行し、当該
公衆回線端末を介して前記情報機器を公衆回線に接続す
ることを特徴とする。
【0012】また、本発明は、独自無線通信機能を備え
た情報機器と前記独自無線通信機能を備えた公衆回線端
末に装着可能な電子認証カードであって、前記情報機器
もしくは前記公衆回線端末へのカード装着時に、前記情
報機器もしくは前記公衆回線端末から入力されたパスコ
ードと予めカード内に格納されたパスコードとを照合
し、前記両パスコードが一致した場合にカード内の認証
情報を前記情報機器もしくは前記公衆回線端末へ出力す
る認証情報出力手段を有することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、独自無線通信機能を備え
た情報機器と前記独自無線通信機能を備えた公衆回線端
末とを無線通信可能に構成した無線通信システムにおけ
るペアリングID設定方法であって、前記情報機器は、
当該情報機器に装着された電子認証カードの認証情報に
基づき、当該情報機器と前記公衆回線端末とがペアであ
ることを示すペアリングIDを生成し、前記ペアリング
IDを用いて前記公衆回線端末とペアリング動作を実行
し、前記公衆回線端末は、当該公衆回線端末に装着され
た電子認証カードの認証情報に基づき、当該公衆回線端
末と前記情報機器とがペアであることを示すペアリング
IDを生成し、前記ペアリングIDを用いて前記情報機
器とペアリング動作を実行し、当該公衆回線端末を介し
て前記情報機器を公衆回線に接続することを特徴とす
る。
【0014】また、本発明は、独自無線通信機能を備え
た情報機器と前記独自無線通信機能を備えた公衆回線端
末とを無線通信可能に構成した無線通信システムに適用
されるペアリングID設定方法を実行するプログラムを
記憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体で
あって、前記ペアリングID設定方法は、前記情報機器
において、当該情報機器に装着された電子認証カードの
認証情報に基づき、当該情報機器と前記公衆回線端末と
がペアであることを示すペアリングIDを生成するステ
ップと、前記ペアリングIDを用いて前記公衆回線端末
とペアリング動作を実行するステップと、前記公衆回線
端末において、当該公衆回線端末に装着された電子認証
カードの認証情報に基づき、当該公衆回線端末と前記情
報機器とがペアであることを示すペアリングIDを生成
するステップと、前記ペアリングIDを用いて前記情報
機器とペアリング動作を実行するステップと、当該公衆
回線端末を介して前記情報機器を公衆回線に接続するス
テップとを有することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、独自無線通信機能を備え
た情報機器と前記独自無線通信機能を備えた公衆回線端
末とを無線通信可能に構成した無線通信システムの前記
情報機器及び前記公衆回線端末に供給されるプログラム
であって、前記情報機器において、当該情報機器に装着
された電子認証カードの認証情報に基づき、当該情報機
器と前記公衆回線端末とがペアであることを示すペアリ
ングIDを生成するステップと、前記ペアリングIDを
用いて前記公衆回線端末とペアリング動作を実行するス
テップと、前記公衆回線端末において、当該公衆回線端
末に装着された電子認証カードの認証情報に基づき、当
該公衆回線端末と前記情報機器とがペアであることを示
すペアリングIDを生成するステップと、前記ペアリン
グIDを用いて前記情報機器とペアリング動作を実行す
るステップと、当該公衆回線端末を介して前記情報機器
を公衆回線に接続するステップとを有することを特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の実施の形態を説明
する前に本発明の概要並びに従来例との相異を説明す
る。本発明は、近傍無線通信機能をもつ情報機器及び公
衆回線端末において、近傍無線通信機能を用いた場合の
ペアを組むペアリングにおける、より簡便なペアリング
ID設定方式を実現するものである。
【0017】情報機器等において、電子認証カードが装
着されると、電子認証カード認証サービスが実行される
ことで、電子認証カードのPINコードを使用するため
のパスコード入力が要求され、ユーザがパスコードを入
力することによって電子認証カードからPINコードが
情報機器にロードされ、情報機器では、PINコードを
ある暗号仕様を用いた暗号化部によって一意に決まる文
字列に暗号変換し、暗号文字列をメモリにペアリングI
Dとして記憶する。
【0018】また、公衆回線接続のできる公衆回線端末
に、情報機器に装着した電子認証カードカードを外して
装着し、情報機器の場合と同様に、PINコード利用の
ためのパスコード入力が要求され、ユーザがパスコード
を入力することによって、電子認証カードからPINコ
ードが公衆回線端末にロードされ、公衆回線端末では、
PINコードを情報機器の場合と同じ暗号仕様を用いた
暗号化部によって一意に決まる文字列に暗号変換し、暗
号文字列をメモリにペアリングIDとして記憶する。こ
のような手順によって、異なった機器の中に、同じペア
リングIDを生成することができ、ペアリングが完了す
る。
【0019】他方、上記特開平10−075489号公
報の「機密アクセスシステム」においては、ユーザのP
INを含むスマートカードからIDを読み出すことは行
っている。これに対し、本発明は、更にセキュリティを
高め、ユーザがパスコードを入力し、当該パスコードが
スマートカード内に記録されているパスコードと一致し
ないとPINコードが読み出せない構成になっている。
また、ユーザIDであるPINコードそのものを電波上
に載せる構成は甚だ危険であるが、本発明では、読み出
したPINコードは即座に暗号化し、PINとは異なる
文字列にして電波上に載せて送信し、PINコードその
ものは情報機器等のメモリには格納しないような構成に
なっている。また、本発明では、PINコードは、機器
があるグループに属していることを示す基準として用い
ているため、機密システムへのアクセスの個人特定用に
用いている程厳しいセキュリティをかけなくてもよい構
成である。また、本発明では、カードによるID設定を
端末側だけでなく、システム側(アクセスされる側)も
同じようにカードにてID設定を行う構成であり、一つ
のIDでグループを作るという構成からしても、上記特
開平10−075489号公報の「機密アクセスシステ
ム」とは構成が異なる。
【0020】また、上記特開平5−145978号公報
の「カード式リモートコントロールスイッチ」において
は、カードからIDを読み出してそれを機器に登録する
という構成よりは、むしろIDが乱数の種(seed)であ
り、IDそのものの登録ではない。これに対し、本発明
は、上述したように、カードによるID設定を端末側だ
けでなく、システム側(アクセスされる側)も同じよう
にカードにてID設定を行う構成であり、一つのIDで
グループを作るという構成を採るので、上記特開平5−
145978号公報の「カード式リモートコントロール
スイッチ」とは構成が異なる。
【0021】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0022】[第1の実施の形態]図1は本発明の第1
の実施の形態に係る情報機器と公衆回線端末の構成を示
す概念図、図2は情報機器内の各モジュールの接続関係
を示すブロック図、図4は電子認証カードの実施形態の
一つであるUIM(User Identity Module)内の各モジ
ュールの接続関係を示すブロック図、図7は公衆回線端
末内の各モジュールの接続関係を示すブロック図であ
る。ここでUIMについて補足説明すると、UIM(Us
er Identity Module)はGSM(Global System for Mo
bile Communications)圏ではUSIM(Universal Subscri
ber Identity Module)と呼ばれることや、また取り外
し可能なことからR-UIM(Removable UIM)とよばれるこ
ともある、ヨーロッパでは数(4~6)年前から利用されて
いる課金用個人認証モジュールである。従来の公衆回線
端末自身に電話番号及びID等を書き込み、課金を当該公
衆回線端末に対して行うという方法と異なり、前記UI
Mに電話番号及びID等を書き込んで、当該UIM保持者
に課金を行うという方法をとることにより、UIMをあ
る公衆回線端末から異なる公衆回線端末に差し替えるだ
けで、公衆回線端末を着せ替えのように簡単に乗り換え
られるというシステムに利用される。
【0023】情報機器1は、デジタル画像の撮影、表
示、操作及び無線通信が可能に構成されると共に、情報
機器内の装着部(図示略)にUIM3が着脱自在に装着
されるものであり、制御部110、記憶部120、入力
部140、カード部150、表示部160、通信部17
0を備えている。尚、本実施形態では情報機器1として
撮像装置(デジタルカメラ)を例に挙げているが、これ
に限定されるものではない。
【0024】情報機器1において、制御部110は、プ
ログラムをロードして情報機器内の各種構成要素の制御
等を司るものであり、プログラムに基づき後述の各フロ
ーチャートにおける情報機器側の処理を実行する。記憶
部120は、各種情報をキャッシングしたり、各種サー
ビスプログラム等を記憶しておく場所等として用いる。
入力部140は、各種指示の入力や、ボタン入力、文字
入力等を行う際に用いる。カード部150は、情報機器
1に装着されたUIM3等の電子認証カード等の制御を
司る。表示部160は、入力部140から入力された情
報や、指示メッセージ及び撮影画像等の表示を司る。通
信部170は、近傍の無線機器との無線通信を司る。
【0025】公衆回線端末2は、公衆回線を介してイン
ターネット等に接続可能に構成されると共に、公衆回線
端末内の装着部(図示略)にUIM3が着脱自在に装着
されるものであり、制御部210、記憶部220、入力
部240、カード部250、表示部260、近傍通信部
270、公衆通信部280を備えている。尚、本実施形
態では公衆回線端末2として携帯電話機を例に挙げてい
るが、これに限定されるものではない。
【0026】公衆回線端末2において、制御部210
は、プログラムをロードして公衆回線端末内の各種構成
要素の制御等を司るものであり、プログラムに基づき後
述の各フローチャートにおける公衆回線端末側の処理を
実行する。記憶部220は、各種情報をキャッシングし
たり、各種サービスプログラム等を記憶しておく場所と
して用いる。入力部240は、各種指示の入力や、ボタ
ン入力、文字入力等を行う際に用いる。カード部250
は、公衆回線端末2に装着されたUIM3等の電子認証
カード等の制御を司る。表示部260は、入力部240
から入力された情報や、指示メッセージ及び撮影画像等
の表示を司る。近傍通信部270は、近傍の無線機器と
の無線通信を司る。公衆通信部280は、公衆無線回線
との接続を司る。
【0027】UIM3は、ユーザの識別情報(認証情
報)が電子情報として格納された電子認証カードとして
構成されており、制御部310、記憶部320、I/O
部330を備えている。
【0028】UIM3において、制御部310は、主に
電子認証カード全般の制御を司るものであり、プログラ
ムに基づき後述の各フローチャートにおけるUIM側の
処理を実行する。記憶部320は、各種情報をキャッシ
ングしたり、各種サービスプログラム等を記憶しておく
場所として用いる。I/O部330は、各種接続機器
(本例では情報機器1、公衆回線端末2)との接続を司
る。
【0029】また、上記図1に示した情報機器1及び公
衆回線端末2は、各々図3及び図8に示すように、様々
なサービスとデータを各々の記憶部120及び記憶部2
20に格納している。また、情報機器1及び公衆回線端
末2では、新たに作成したデータを各々の記憶部120
及び記憶部220に格納することが可能である。以下、
情報機器1及び公衆回線端末2の各々の記憶部120及
び記憶部220の詳細について説明する。
【0030】図3は情報機器1の記憶部120の詳細構
成を示す図である。121は、Bluetooth(移動電話機
やパソコンその他のポータブル機器の間を繋ぐ近傍無線
通信技術の通信仕様)通信等によって、近傍無線データ
通信ローカル回線の確立等を可能とする近傍無線通信サ
ービスである。122は、UIM等の電子認証カードを
取り扱うカード制御サービスである。123は、通信モ
ジュール同士をペアリングする時に必要なペアリングI
D(PIDと呼ぶ。以下PIDと略す)であるPID生
成サービスである。124は、パスコード等を入力する
入力サービスである。125は、ペアリングのための一
意な文字列であるPIDである。126は、Bluetooth
モジュールに振られる一意なアドレス、BDアドレスで
ある。127は、UIM等へのパスコード処理を行うパ
スコード処理サービスである。
【0031】図8は公衆回線端末2の記憶部220の詳
細構成を示す図である。221は、Bluetooth通信等に
よって近傍無線データ通信ローカル回線の確立等を可能
とする近傍無線通信サービスである。222は、UIM
等の電子認証カードを取り扱うカード制御サービスであ
る。223は、通信モジュール同士をペアリングする時
に必要なペアリングID(PIDと呼ぶ。以下PIDと
略す)であるPID生成サービスである。224は、パ
スコード等を入力する入力サービスである。225は、
ペアリングのための一意な文字列であるPIDである。
226は、Bluetoothモジュールに振られる一意なアド
レス、BDアドレスである。227は、UIM等へのパ
スコード処理を行うパスコード処理サービスである。2
28は、無線公衆回線への接続処理を行う公衆無線サー
ビスである。
【0032】上記図1に示したように、UIM3は、情
報機器1及び公衆無線端末2とは各々のカード部150
及びカード部250によってバス等に接続されるので、
情報機器1及び公衆無線端末2との間で相互通信が可能
である。尚、図2に示した通り、情報機器1の通信部1
70、表示部160、カード部150、制御部110、
記憶部120、入力部140は、各々、CPUバス等の
制御線及びデータ線によって接続されており、相互通信
が可能である。公衆回線端末2も同様に、図7に示した
通り、制御部210、記憶部220、入力部240、カ
ード部250、表示部260、近傍通信部270、公衆
通信部280は、各々、CPUバス等の制御及びデータ
線によって接続されており、相互通信が可能である。U
IM3は、図4に示した通り、制御部310、記憶部3
20、I/O部330は、各々、CPUバス等の制御線
及びデータ線によって接続されており、相互通信が可能
である。
【0033】次に、上記の如く構成された第1の実施の
形態の情報機器1、公衆回線端末2、UIM3における
動作を図1乃至図14を参照しながら詳細に説明する。
図11は情報機器とUIM間でのペアリングID設定の
一連動作を示すメッセージのシーケンス図、図12は公
衆回線端末とUIM間でのペアリングID設定の一連動
作を示すメッセージのシーケンス図、図13は情報機器
とUIM間でのペアリングID設定の一連動作を示すフ
ローチャート、図14は公衆無線端末とUIM間でのペ
アリングID設定の一連動作を示すフローチャートであ
る。
【0034】先ず、上記図1に示した情報機器1のよう
に情報機器1にUIM3を装着し、ペアリングIDを生
成・設定する動作を詳細に説明する。
【0035】予め、情報機器1の記憶部120の近傍無
線通信サービス121には、OSI(Open Systems Int
erconnection)7レイヤ構造における物理層にあたる層
の接続用アドレスとしての、Bluetooth等での個体識別
アドレス(ここでは、BDアドレスと言う)が割り振ら
れている。先ず、ユーザはUIM3を情報機器1に装着
する(ステップS1301)。情報機器1のカード部1
50は、UIM3の装着に伴い制御部110にUIM装
着イベントを発行する。
【0036】カード部150からUIM装着イベントを
受信した情報機器1の制御部110は、記憶部120か
らカード制御サービスプログラム122を読み出して、
以下の処理を実行する。即ち、情報機器1の制御部11
0は、UIM3の装着に伴い情報機器1とUIM3との
通信リンクを確立し、情報の読み書きができるようにセ
ットアップする(ステップS1001)。その後、情報
機器1の制御部110は、記憶部120の入力サービス
124を用いて、図5に示すように、入力部140から
の入力に基づきBluetooth設定メニュー510を表示部
160に表示させる。ユーザはペアリングタブ520を
選択し、UIM等のチェックボックス530をチェック
して、ペアリングID設定ボタン540をクリックす
る。なお、図5中のUIMの右にあるSIM(Subscriber
Identity Module)は,GSM携帯電話で使われているICカ
ードのことを指す。
【0037】入力サービス124からのペアリングID
設定コマンドを受け取った情報機器1の制御部110
は、記憶部120からPIDコード生成サービスプログ
ラム123を読み出して、以下の処理を実行する。即
ち、情報機器1の制御部110は、UIM3に対し、P
INコード読み出し要求をカード部150を介して送信
する(ステップS1002)。
【0038】情報機器1からのPINコード読み出し要
求をI/O部330を介して受信したUIM3の制御部
310は、自UIM3へのアクセス権確認のため、パス
コード要求をI/O部330を介して情報機器1に送信
する(ステップS1302)。
【0039】UIM3からのパスコード要求をカード部
150を介して受信した情報機器1の制御部110は、
記憶部120からパスコード処理サービス127をロー
ドして、以下の処理を実行する。即ち、情報機器1の制
御部110は、表示部160に図6に示すようなパスコ
ード入力要求画面610を表示させ、ユーザが入力部1
40から入力したパスコードに対し、UIM3特有の暗
号処理を行い、カード部150を介してUIM3に送信
する(ステップS1003)。
【0040】情報機器1からの暗号パスコードをI/O
部330を介して受信したUIM3の制御部310は、
記憶部320からパスコード照合処理を読み出して、以
下の処理を実行する。即ち、UIM3の制御部310
は、情報機器1から受信した暗号パスコードと、記憶部
320内に格納してある本パスコードを暗号処理したパ
スコードとを照合する(ステップS1303)。暗号パ
スコードが一致しなかった場合、PINコード読み出し
処理を終了する(ステップS1304)。暗号パスコー
ドが一致した場合、UIM3の制御部310は、記憶部
320からPINコードをI/O部330を介して情報
機器1にパスコード確認メッセージと共に送信する(ス
テップS1305)。
【0041】UIM3からパスコード確認メッセージと
PINコードをカード部150を介して受信した情報機
器1の制御部110は、記憶部120からPID生成サ
ービス123を読み出して、以下の処理を実行する。即
ち、情報機器1の制御部110は、UIM3からのPI
Nコードと記憶部120のBDアドレス126の2つを
パラメータとして、一意なペアリングID(PID)を
生成し(ステップS1004)、記憶部120に格納す
る(ステップS1005)。この場合、前記ステップS
1004では、情報機器1と公衆回線端末2とのペアリ
ング用キーのseed(乱数の種)データとして計算したペ
アリングIDを生成する。
【0042】次に、上記図1に示した公衆回線端末2の
ように公衆回線端末2に上記情報機器1に装着したUI
M3と同じUIM3を装着し、ペアリングIDを生成・
設定する動作を詳細に説明する。
【0043】予め、公衆回線端末2の記憶部220の近
傍通信サービス221には、OSI7レイヤ構造におけ
る物理層にあたる層の接続用アドレスとしての、Blueto
oth等での個体識別アドレス(ここでは、BDアドレス
と言う)が割り振られている。先ず、ユーザはUIM3
を公衆回線端末2に装着する(ステップS1321)。
公衆回線端末2のカード部250は、UIM3の装着に
伴い制御部210にUIM装着イベントを発行する。
【0044】カード部250からUIM装着イベントを
受信した公衆回線端末2の制御部210は、記憶部22
0からカード制御サービスプログラム222を読み出し
て、以下の処理を実行する。即ち、公衆回線端末2の制
御部210は、UIM3の装着に伴い公衆回線端末2と
UIM3との通信リンクを確立し、情報の読み書きがで
きるようにセットアップする(ステップS1201)。
その後、公衆回線端末2の制御部210は、記憶部22
0の入力サービス224を用いて、図9に示すように、
入力部240からの入力に基づきBluetooth設定メニュ
ー910を表示部260に表示させる。ユーザはペアリ
ングタブ920を選択し、UIM等のチェックボックス
930をチェックして、ペアリングID設定ボタン94
0をクリックする。
【0045】入力サービス224からのペアリングID
設定コマンドを受け取った公衆回線端末2の制御部21
0は、記憶部220からPIDコード生成サービスプロ
グラム223を読み出して、以下の処理を実行する。即
ち、公衆回線端末2の制御部210は、UIM3に対
し、PINコード読み出し要求をカード部250を介し
て送信する(ステップS1202)。
【0046】公衆回線端末2からのPINコード読み出
し要求をI/O部330を介して受信したUIM3の制
御部310は、自UIM3へのアクセス権確認のため、
パスコード要求をI/O部330を介して公衆回線端末
2に送信する(ステップS1322)。
【0047】UIM3からのパスコード要求をカード部
250を介して受信した公衆回線端末2の制御部210
は、記憶部220からパスコード処理サービス227を
ロードして、以下の処理を実行する。即ち、公衆回線端
末2の制御部210は、表示部260に図10に示すよ
うなパスコード入力要求画面1010を表示させ、ユー
ザが入力部240から入力したパスコードに対し、UI
M3特有の暗号処理を行い、カード部250を介してU
IM3に送信する(ステップS1203)。
【0048】公衆回線端末2からの暗号パスコードをI
/O部330を介して受信したUIM3の制御部310
は、記憶部320からパスコード照合処理を読み出し
て、以下の処理を実行する。即ち、UIM3の制御部3
10は、公衆回線端末2から受信した暗号パスコード
と、記憶部320内に格納してある本パスコードを暗号
処理したパスコードとを照合する(ステップS132
3)。暗号パスコードが一致しなかった場合、PINコ
ード読み出し処理を終了する(ステップS1324)。
暗号パスコードが一致した場合、UIM3の制御部31
0は、記憶部320からPINコードをI/O部330
を介して公衆回線端末2にパスコード確認メッセージと
共に送信する(ステップS1325)。
【0049】UIM3からのパスコード確認メッセージ
とPINコードをカード部250を介して受信した公衆
回線端末2の制御部210は、記憶部220からPID
生成サービス223を読み出して、以下の処理を実行す
る。即ち、公衆回線端末2の制御部210は、UIM3
からのPINコードと記憶部220のBDアドレス22
6の2つをパラメータとして、一意なペアリングID
(PID)を生成し(ステップS1204)、記憶部2
20に格納する(ステップS1205)。この場合、前
記ステップS1204では、公衆回線端末2と情報機器
1とのペアリング用キーのseed(乱数の種)データとし
て計算したペアリングIDを生成する。
【0050】上記のように、情報機器1と公衆回線端末
2に、同じUIM3を用いてペアリングIDを設定する
ことによって、情報機器1は、PIDを用いて公衆回線
端末2とクローズドな近傍無線通信(Bluetooth等)に
てリンクを張り、公衆回線端末2の公衆通信サービス2
28を介して公衆回線に接続することが可能となる。
【0051】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態によれば、以下のような特有の効果を奏すること
ができる。 (1)情報機器1と公衆回線端末2の間において、通常
は課金者認証のために用いられるUIMを、ペアリング
ID生成のシード情報源としてUIM3を用いることに
よって、より簡便で且つ入力の煩雑さが無い独自無線通
信機能のペアリングID設定方式を提供することでき
る。即ち、情報機器1と公衆回線端末2において、UI
Mへのパスコード入力画面をほぼ同じ構成にすることに
よって、ペアリングIDの設定を容易にすることができ
る。 (2)情報機器1と公衆回線端末2の表示部にはパスコ
ードが表示されず、隠蔽できるので、ペアリングの秘匿
性を向上させることができる。
【0052】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態に係る情報機器1と公衆回線端末2の構成(図1
参照)、情報機器1内の各モジュールの接続関係(図2
参照)、UIM3内の各モジュールの接続関係(図4参
照)、公衆回線端末2内の各モジュールの接続関係(図
7参照)は、第1の実施の形態と同様であり説明を省略
する。
【0053】図15は情報機器1の記憶部120の詳細
構成を示す図である。129は、UIM3の暗号化済み
PINを復号化するのに必要な公開鍵であるPIN公開
鍵である。第2の実施の形態の情報機器1の記憶部12
0の構成は、前記PIN公開鍵129が追加された以外
は、第1の実施の形態の情報機器1の記憶部120の構
成(図3参照)と同様であり説明を省略する。
【0054】図16は公衆回線端末2の記憶部220の
詳細構成を示す図である。229は、UIM3の暗号化
済みPINを復号化するのに必要な公開鍵であるPIN
公開鍵である。第2の実施の形態の公衆回線端末2の記
憶部120の構成は、前記PIN公開鍵129が追加さ
れた以外は、第1の実施の形態の公衆回線端末2の記憶
部120の構成(図8参照)と同様であり説明を省略す
る。
【0055】次に、上記の如く構成された第2の実施の
形態の情報機器1、公衆回線端末2、UIM3における
動作を図1、図2、図4、図7、図15乃至図18を参
照しながら詳細に説明する。図17は情報機器とUIM
間でのペアリングID設定の一連動作を示すフローチャ
ート、図18は公衆無線端末とUIM間でのペアリング
ID設定の一連動作を示すフローチャートである。
【0056】予め、UIM3にPINコードが暗号化さ
れて格納される際の暗号化仕様と公開鍵が、情報機器1
及び公衆回線端末2にデータとして転送され、各々PI
N公開鍵129、PIN公開鍵229として、情報機器
1、公衆回線端末2の各々の記憶部120、記憶部22
0に保存されている。
【0057】第2の実施の形態における上記図1に示し
た情報機器1のように情報機器1にUIM3を装着し、
ペアリングIDを生成・設定する動作において、情報機
器1でのステップS2001からステップS2003及
びUIM3でのステップS2301からステップS23
04の動作は、第1の実施の形態の情報機器1でのステ
ップS1001からステップS1003及びUIM3で
のステップS1301からステップS1304の動作と
同一であるため、ここでは説明を省略する。
【0058】暗号パスコードが一致した場合、UIM3
の制御部310は、記憶部320から暗号化済みPIN
コードを読み出して、I/O部330を介して情報機器
1にパスコード確認メッセージと共に送信する(ステッ
プS2305)。
【0059】UIM3からのパスコード確認メッセージ
と暗号化済みPINコードをカード部150を介して受
信した情報機器1の制御部110は、記憶部120から
PID生成サービス123を読み出して、以下の処理を
実行する。即ち、情報機器1の制御部110は、UIM
3からの暗号化済みPINコードを、記憶部120に予
め保存してあるPIN公開鍵129を用いて、暗号化済
みPINコードに使用されている暗号化仕様に基づいて
復号PINコードを生成し(ステップS2004)、当
該復号PINコードと記憶部120のBDアドレス12
6の2つをパラメータとして、一意なペアリングID
(PID)を生成し(ステップS2005)、記憶部1
20に格納する(ステップS2006)。
【0060】また、第2の実施の形態における上記図1
の公衆回線端末2のように公衆回線端末2にUIM3を
装着し、ペアリングIDを生成・設定する動作におい
て、公衆回線端末2でのステップS2201からステッ
プS2203及びUIM3でのステップS2321から
ステップS2324の動作は、第1の実施の形態の公衆
回線端末2でのステップS1201からステップS12
03及びUIM3でのステップS1321からステップ
S1324の動作と同一であるため、ここでは説明を省
略する。
【0061】UIM3からのパスコード確認メッセージ
と暗号化済みPINコードをカード部150を介して受
信した公衆回線端末2の制御部210は、記憶部220
からPID生成サービス223を読み出して、以下の処
理を実行する。即ち、公衆回線端末2の制御部210
は、UIM3からの暗号化済みPINコードを、記憶部
220に予め保存してあるPIN公開鍵229を用い
て、暗号化済みPINコードに使用されている暗号化仕
様に基づいて復号PINコードを生成し(ステップS2
204)、当該復号PINコードと記憶部220のBD
アドレス226の2つをパラメータとして、一意なペア
リングID(PID)を生成し(ステップS220
5)、記憶部220に格納する(ステップS220
6)。
【0062】上記のように、情報機器1と公衆回線端末
2に、同じUIM3を用いてペアリングIDを設定する
ことによって、情報機器1は、PIDを用いて公衆回線
端末2とクローズドな近傍無線通信(Bluetooth等)に
てリンクを張り、公衆回線端末2の公衆通信サービス2
28を介して公衆回線に接続することが可能となる。
【0063】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態によれば、以下のような特有の効果を奏すること
ができる。 (1)第1の実施の形態と同様に、情報機器1と公衆回
線端末2の間において、UIM3を用いることによっ
て、より簡便で且つ入力の煩雑さが無い独自無線通信機
能のペアリングID設定方式を提供することできる。 (2)UIM3に格納されたPINコードのセキュリテ
ィ度を向上させることができる。
【0064】[他の実施の形態]尚、本発明は上記各実
施形態に限定されるものではなく、更に以下のような変
形例が可能である。
【0065】例えば、第1及び第2実施形態において、
公衆回線端末2として携帯電話機を例に挙げ説明してい
るが、ホームサーバもしくはアクセスルータ等の据え置
き型公衆回線端末であってもよい。また、情報機器1と
して撮像装置(デジタルカメラ)を例に挙げ説明してい
るが、デジタル画像を撮影する機能に加えてデジタル音
声を同時録音する機能を備えた情報機器、デジタルコン
テンツを表示可能な機能を備えた情報機器であってもよ
い。
【0066】また、第1及び第2実施形態において、情
報機器1や公衆回線端末2で、PID設定のための詳細
な画面表示を行っているが、PID設定の特別なボタン
操作でPID設定モードに入り、PINのパスコードを
入力するだけの表示であってもよい。
【0067】また、第1及び第2実施形態において、公
衆無線端末2は公衆回線と無線回線で接続されるように
なっているが、有線回線で接続されていてもよい。
【0068】また、第1及び第2実施形態において、情
報機器1と公衆回線端末2は、近傍無線通信を用いて接
続する構成であるが、Bluetoothに限定されるものでは
なく、IEEE(Institute of Electrical and Electronic
Engineers)802.11b、PIAFS(PHS Internet Acce
ss Forum Standard)、W-CDMA(Wideband-Code Divisio
n Multiple Access)等の無線データ通信方式を用いて
いてもよい。
【0069】また、第1及び第2実施形態において、U
IM(User Identity Module)3は、電子認証カードで
あれば特に限定されるものではなく、PCMCIA(Personal
Computer Memory Card International Association)
カード、SD(Secure Digital)(登録商標)カード、メ
モリスティック、CF(Compact Flash)(登録商標)カ
ード、ICカード(スマートカード)等であってもよい。
【0070】また、第1及び第2実施形態において、情
報機器1、公衆回線端末2でペアリングIDの設定が完
了した旨を表示部に表示するか或いは音声出力すること
で、ユーザにペアリングID設定完了を報知するように
してもよい。
【0071】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体
をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装
置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体
等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行
することによっても、本発明が達成されることは言うま
でもない。
【0072】この場合、記憶媒体等の媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プロ
グラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体として
は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、
ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなど
を用いることができる。
【0073】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に
含まれることは言うまでもない。
【0074】更に、記憶媒体等の媒体から読み出された
プログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡
張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニット
に備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコー
ドの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニ
ットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
独自無線通信機能を備えた情報機器と独自無線通信機能
を備えた公衆回線端末とを無線通信可能に構成した無線
通信システムにおいて、情報機器は、情報機器に装着さ
れた電子認証カードの認証情報に基づき、情報機器と公
衆回線端末とがペアであることを示すペアリングIDを
生成し、ペアリングIDを用いて公衆回線端末とペアリ
ング動作を実行し、公衆回線端末は、公衆回線端末に装
着された電子認証カードの認証情報に基づき、公衆回線
端末と情報機器とがペアであることを示すペアリングI
Dを生成し、ペアリングIDを用いて情報機器とペアリ
ング動作を実行し、公衆回線端末を介して情報機器を公
衆回線に接続するため、情報機器と公衆回線端末の間に
おいて、電子認証カードを用いることによって、より簡
便で且つ入力の煩雑さが無い独自無線通信機能のペアリ
ングID設定方式を提供することできるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る情報機器と公
衆回線端末の構成を示す概念図である。
【図2】情報機器内の各モジュールの接続関係を示すブ
ロック図である。
【図3】情報機器の記憶部の詳細構成を示す図である。
【図4】UIM内の各モジュールの接続関係を示すブロ
ック図である。
【図5】情報機器とUIMでのペアリングID設定開始
動作を示す画面の一例を示す図である。
【図6】情報機器とUIMでのパスコード入力動作を示
す画面の一例を示す図である。
【図7】公衆回線端末内の各モジュールの接続関係を示
すブロック図である。
【図8】公衆回線端末の記憶部の詳細構成を示す図であ
る。
【図9】公衆回線端末とUIMでのペアリングID設定
開始動作を示す画面の一例を示す図である。
【図10】公衆回線端末とUIMでのパスコード入力動
作を示す画面の一例を示す図である。
【図11】情報機器とUIM間でのペアリングID設定
の一連動作を示すメッセージのシーケンス図である。
【図12】公衆回線端末とUIM間でのペアリングID
設定の一連動作を示すメッセージのシーケンス図であ
る。
【図13】情報機器とUIM間でのペアリングID設定
の一連動作を示すフローチャートである。
【図14】公衆無線端末とUIM間でのペアリングID
設定の一連動作を示すフローチャートである。
【図15】第2の実施の形態に係る情報機器の記憶部の
詳細構成を示す図である。
【図16】公衆回線端末の記憶部の詳細構成を示す図で
ある。
【図17】情報機器とUIM間でのペアリングID設定
の一連動作を示すフローチャートである。
【図18】公衆無線端末とUIM間でのペアリングID
設定の一連動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報機器 2 公衆回線端末 3 UIM(電子認証カード) 110 制御部(第一の生成手段、第一の実行手段、生
成手段、実行手段) 129 PIN公開鍵(第一の復号化手段、復号化手
段) 140 入力部(第一の入力手段、入力手段) 160 表示部(第一の入力手段、入力手段) 210 制御部(第二の生成手段、第二の実行手段、生
成手段、実行手段) 229 PIN公開鍵(第二の復号化手段、復号化手
段) 240 入力部(第二の入力手段、入力手段) 260 表示部(第二の入力手段、入力手段) 280 公衆通信部(接続手段) 310 制御部(認証情報出力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J104 AA07 KA02 NA05 NA35 NA36 PA01 5K033 AA05 CB01 DA17 5K067 AA32 AA34 BB04 CC10 DD17 DD52 DD54 EE35 FF40 HH07 HH22 HH23 HH24 HH36 KK15 KK17 5K101 KK20 LL02 LL12 NN18 NN21 PP03 RR19 SS07

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独自無線通信機能を備えた情報機器と前
    記独自無線通信機能を備えた公衆回線端末とを無線通信
    可能に構成した無線通信システムであって、 前記情報機器は、当該情報機器に装着された電子認証カ
    ードの認証情報に基づき、当該情報機器と前記公衆回線
    端末とがペアであることを示すペアリングIDを生成
    し、前記ペアリングIDを用いて前記公衆回線端末とペ
    アリング動作を実行し、 前記公衆回線端末は、当該公衆回線端末に装着された電
    子認証カードの認証情報に基づき、当該公衆回線端末と
    前記情報機器とがペアであることを示すペアリングID
    を生成し、前記ペアリングIDを用いて前記情報機器と
    ペアリング動作を実行し、当該公衆回線端末を介して前
    記情報機器を公衆回線に接続することを特徴とする無線
    通信システム。
  2. 【請求項2】 前記情報機器は、前記電子認証カードが
    装着される第一の装着手段と、前記電子認証カードへの
    アクセス用のパスコードを入力する第一の入力手段と、
    前記電子認証カードの認証情報に基づき前記公衆回線端
    末とのペアリング用キーのseedデータとして計算したペ
    アリングIDを生成する第一の生成手段と、前記ペアリ
    ングIDを用いて前記公衆回線端末とペアリング動作を
    実行する第一の実行手段とを有し、 前記公衆回線端末は、前記電子認証カードが装着される
    第二の装着手段と、前記電子認証カードへのアクセス用
    のパスコードを入力する第二の入力手段と、前記電子認
    証カードの認証情報に基づき前記情報機器とのペアリン
    グ用キーのseedデータとして計算したペアリングIDを
    生成する第二の生成手段と、前記ペアリングIDを用い
    て前記情報機器とペアリング動作を実行する第二の実行
    手段と、前記ペアリング動作を実行した当該公衆回線端
    末の独自無線通信機能を介して前記情報機器を前記公衆
    回線に接続する接続手段とを有することを特徴とする請
    求項1記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記情報機器と前記公衆回線端末の両方
    に同じ電子認証カードを用いて前記ペアリングIDを生
    成し前記ペアリング動作を実行することが可能であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の無線通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記情報機器は、前記電子認証カードの
    暗号化された認証情報を復号化する第一の復号化手段を
    有し、 前記公衆回線端末は、前記電子認証カードの暗号化され
    た認証情報を復号化する第二の復号化手段を有すること
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の無線通信
    システム。
  5. 【請求項5】 前記情報機器とは、デジタルコンテンツ
    を表示可能な機能を備えた情報機器を含むことを特徴と
    する請求項1乃至4の何れかに記載の無線通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記情報機器とは、デジタル画像を撮影
    する機能とデジタル音声を同時録音する機能を備えた情
    報機器を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか
    に記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記公衆回線端末とは、携帯電話機を含
    むことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の無
    線通信システム。
  8. 【請求項8】 前記公衆回線端末とは、サーバもしくは
    ルータ等の据え置き型公衆回線端末を含むことを特徴と
    する請求項1乃至4の何れかに記載の無線通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記情報機器及び前記公衆回線端末間の
    無線通信とは、SS(Spread Spectrum)無線通信を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の無線
    通信システム。
  10. 【請求項10】 前記情報機器及び前記公衆回線端末間
    の無線通信とは、前記SS(Spread Spectrum)無線通信
    の一つであるBluetooth通信を含むことを特徴とする請
    求項9記載の無線通信システム。
  11. 【請求項11】 独自無線通信機能を備えた公衆回線端
    末との間で無線通信可能に構成され前記独自無線通信機
    能を備えた情報機器であって、 当該情報機器に装着された電子認証カードの認証情報に
    基づき、当該情報機器と前記公衆回線端末とがペアであ
    ることを示すペアリングIDを生成し、前記ペアリング
    IDを用いて前記公衆回線端末とペアリング動作を実行
    することを特徴とする情報機器。
  12. 【請求項12】 前記電子認証カードが装着される装着
    手段と、前記電子認証カードへのアクセス用のパスコー
    ドを入力する入力手段と、前記電子認証カードの認証情
    報に基づき前記公衆回線端末とのペアリング用キーのse
    edデータとして計算したペアリングIDを生成する生成
    手段と、前記ペアリングIDを用いて前記公衆回線端末
    とペアリング動作を実行する実行手段とを有することを
    特徴とする請求項11記載の情報機器。
  13. 【請求項13】 前記情報機器と前記公衆回線端末の両
    方に同じ電子認証カードを用いて前記ペアリングIDを
    生成し前記ペアリング動作を実行することが可能である
    ことを特徴とする請求項11又は12記載の情報機器。
  14. 【請求項14】 前記電子認証カードの暗号化された認
    証情報を復号化する復号化手段を有することを特徴とす
    る請求項11乃至13の何れかに記載の情報機器。
  15. 【請求項15】 デジタルコンテンツを表示可能な機能
    を備えた情報機器を含むことを特徴とする請求項11乃
    至14の何れかに記載の情報機器。
  16. 【請求項16】 デジタル画像を撮影する機能とデジタ
    ル音声を同時録音する機能を備えた情報機器を含むこと
    を特徴とする請求項11乃至14の何れかに記載の情報
    機器。
  17. 【請求項17】 前記公衆回線端末との間の無線通信と
    は、SS(Spread Spectrum)無線通信を含むことを特徴
    とする請求項11乃至16の何れかに記載の情報機器。
  18. 【請求項18】 前記公衆回線端末との間の無線通信と
    は、前記SS(SpreadSpectrum)無線通信の一つであるBl
    uetooth通信を含むことを特徴とする請求項17記載の
    情報機器。
  19. 【請求項19】 独自無線通信機能を備えた情報機器と
    の間で無線通信可能に構成され前記独自無線通信機能を
    備えた公衆回線端末であって、 当該公衆回線端末に装着された電子認証カードの認証情
    報に基づき、当該公衆回線端末と前記情報機器とがペア
    であることを示すペアリングIDを生成し、前記ペアリ
    ングIDを用いて前記情報機器とペアリング動作を実行
    し、当該公衆回線端末を介して前記情報機器を公衆回線
    に接続することを特徴とする公衆回線端末。
  20. 【請求項20】 前記電子認証カードが装着される装着
    手段と、前記電子認証カードへのアクセス用のパスコー
    ドを入力する入力手段と、前記電子認証カードの認証情
    報に基づき前記情報機器とのペアリング用キーのseedデ
    ータとして計算したペアリングIDを生成する生成手段
    と、前記ペアリングIDを用いて前記情報機器とペアリ
    ング動作を実行する実行手段と、前記ペアリング動作を
    実行した当該公衆回線端末の独自無線通信機能を介して
    前記情報機器を前記公衆回線に接続する接続手段とを有
    することを特徴とする請求項19記載の公衆回線端末。
  21. 【請求項21】 前記公衆回線端末と前記情報機器の両
    方に同じ電子認証カードを用いて前記ペアリングIDを
    生成し前記ペアリング動作を実行することが可能である
    ことを特徴とする請求項19又は20記載の公衆回線端
    末。
  22. 【請求項22】 前記電子認証カードの暗号化された認
    証情報を復号化する復号化手段を有することを特徴とす
    る請求項19乃至21の何れかに記載の公衆回線端末。
  23. 【請求項23】 携帯電話機を含むことを特徴とする請
    求項19乃至22の何れかに記載の公衆回線端末。
  24. 【請求項24】 サーバもしくはルータ等の据え置き型
    公衆回線端末を含むことを特徴とする請求項19乃至2
    2の何れかに記載の公衆回線端末。
  25. 【請求項25】 前記情報機器との間の無線通信とは、
    SS(Spread Spectrum)無線通信を含むことを特徴とす
    る請求項19乃至24の何れかに記載の公衆回線端末。
  26. 【請求項26】 前記情報機器との間の無線通信とは、
    前記SS(Spread Spectrum)無線通信の一つであるBluet
    ooth通信を含むことを特徴とする請求項25記載の公衆
    回線端末。
  27. 【請求項27】 独自無線通信機能を備えた情報機器と
    前記独自無線通信機能を備えた公衆回線端末に装着可能
    な電子認証カードであって、 前記情報機器もしくは前記公衆回線端末へのカード装着
    時に、前記情報機器もしくは前記公衆回線端末から入力
    されたパスコードと予めカード内に格納されたパスコー
    ドとを照合し、前記両パスコードが一致した場合にカー
    ド内の認証情報を前記情報機器もしくは前記公衆回線端
    末へ出力する認証情報出力手段を有することを特徴とす
    る電子認証カード。
  28. 【請求項28】 独自無線通信機能を備えた情報機器と
    前記独自無線通信機能を備えた公衆回線端末とを無線通
    信可能に構成した無線通信システムにおけるペアリング
    ID設定方法であって、 前記情報機器は、当該情報機器に装着された電子認証カ
    ードの認証情報に基づき、当該情報機器と前記公衆回線
    端末とがペアであることを示すペアリングIDを生成
    し、前記ペアリングIDを用いて前記公衆回線端末とペ
    アリング動作を実行し、 前記公衆回線端末は、当該公衆回線端末に装着された電
    子認証カードの認証情報に基づき、当該公衆回線端末と
    前記情報機器とがペアであることを示すペアリングID
    を生成し、前記ペアリングIDを用いて前記情報機器と
    ペアリング動作を実行し、当該公衆回線端末を介して前
    記情報機器を公衆回線に接続することを特徴とするペア
    リングID設定方法。
  29. 【請求項29】 前記情報機器は、当該情報機器に装着
    された電子認証カードへのアクセス用のパスコードを入
    力する第一の入力工程と、前記電子認証カードの認証情
    報に基づき前記公衆回線端末とのペアリング用キーのse
    edデータとして計算したペアリングIDを生成する第一
    の生成工程と、前記ペアリングIDを用いて前記公衆回
    線端末とペアリング動作を実行する第一の実行工程とを
    有し、 前記公衆回線端末は、当該公衆回線端末に装着された電
    子認証カードへのアクセス用のパスコードを入力する第
    二の入力工程と、前記電子認証カードの認証情報に基づ
    き前記情報機器とのペアリング用キーのseedデータとし
    て計算したペアリングIDを生成する第二の生成工程
    と、前記ペアリングIDを用いて前記情報機器とペアリ
    ング動作を実行する第二の実行工程と、前記ペアリング
    動作を実行した当該公衆回線端末の独自無線通信機能を
    介して前記情報機器を前記公衆回線に接続する接続工程
    とを有することを特徴とする請求項28記載のペアリン
    グID設定方法。
  30. 【請求項30】 前記情報機器と前記公衆回線端末の両
    方に同じ電子認証カードを用いて前記ペアリングIDを
    生成し前記ペアリング動作を実行することが可能である
    ことを特徴とする請求項28又は29記載のペアリング
    ID設定方法。
  31. 【請求項31】 前記情報機器は、前記電子認証カード
    の暗号化された認証情報を復号化する第一の復号化工程
    を有し、 前記公衆回線端末は、前記電子認証カードの暗号化され
    た認証情報を復号化する第二の復号化工程を有すること
    を特徴とする請求項28乃至30の何れかに記載のペア
    リングID設定方法。
  32. 【請求項32】 前記情報機器とは、デジタルコンテン
    ツを表示可能な機能を備えた情報機器を含むことを特徴
    とする請求項28乃至31の何れかに記載のペアリング
    ID設定方法。
  33. 【請求項33】 前記情報機器とは、デジタル画像を撮
    影する機能とデジタル音声を同時録音する機能を備えた
    情報機器を含むことを特徴とする請求項28乃至31の
    何れかに記載のペアリングID設定方法。
  34. 【請求項34】 前記公衆回線端末とは、携帯電話機を
    含むことを特徴とする請求項28乃至31の何れかに記
    載のペアリングID設定方法。
  35. 【請求項35】 前記公衆回線端末とは、サーバもしく
    はルータ等の据え置き型公衆回線端末を含むことを特徴
    とする請求項28乃至31の何れかに記載のペアリング
    ID設定方法。
  36. 【請求項36】 前記情報機器及び前記公衆回線端末間
    の無線通信とは、SS(Spread Spectrum)無線通信を含
    むことを特徴とする請求項28乃至35の何れかに記載
    のペアリングID設定方法。
  37. 【請求項37】 前記情報機器及び前記公衆回線端末間
    の無線通信とは、前記SS(Spread Spectrum)無線通信
    の一つであるBluetooth通信を含むことを特徴とする請
    求項36記載のペアリングID設定方法。
  38. 【請求項38】 独自無線通信機能を備えた情報機器と
    前記独自無線通信機能を備えた公衆回線端末とを無線通
    信可能に構成した無線通信システムに適用されるペアリ
    ングID設定方法を実行するプログラムを記憶したコン
    ピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記ペアリングID設定方法は、前記情報機器におい
    て、当該情報機器に装着された電子認証カードの認証情
    報に基づき、当該情報機器と前記公衆回線端末とがペア
    であることを示すペアリングIDを生成するステップ
    と、前記ペアリングIDを用いて前記公衆回線端末とペ
    アリング動作を実行するステップと、前記公衆回線端末
    において、当該公衆回線端末に装着された電子認証カー
    ドの認証情報に基づき、当該公衆回線端末と前記情報機
    器とがペアであることを示すペアリングIDを生成する
    ステップと、前記ペアリングIDを用いて前記情報機器
    とペアリング動作を実行するステップと、当該公衆回線
    端末を介して前記情報機器を公衆回線に接続するステッ
    プとを有することを特徴とする記憶媒体。
  39. 【請求項39】 独自無線通信機能を備えた情報機器と
    前記独自無線通信機能を備えた公衆回線端末とを無線通
    信可能に構成した無線通信システムの前記情報機器及び
    前記公衆回線端末に供給されるプログラムであって、 前記情報機器において、当該情報機器に装着された電子
    認証カードの認証情報に基づき、当該情報機器と前記公
    衆回線端末とがペアであることを示すペアリングIDを
    生成するステップと、前記ペアリングIDを用いて前記
    公衆回線端末とペアリング動作を実行するステップと、
    前記公衆回線端末において、当該公衆回線端末に装着さ
    れた電子認証カードの認証情報に基づき、当該公衆回線
    端末と前記情報機器とがペアであることを示すペアリン
    グIDを生成するステップと、前記ペアリングIDを用
    いて前記情報機器とペアリング動作を実行するステップ
    と、当該公衆回線端末を介して前記情報機器を公衆回線
    に接続するステップとを有することを特徴とするプログ
    ラム。
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