JP2003142528A - 回路基板とリペア方法及び実装構造体 - Google Patents
回路基板とリペア方法及び実装構造体Info
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Abstract
性接着剤が応力を緩和し素子や配線にダメ−ジを与え
ず、高生産に適し、高信頼性も確保された低荷重の熱圧
着実装が可能になり、狭ピッチ及びエリア配列の高性能
な接続が低コストで実現できる回路基板とリペア方法及
び実装構造体を提供する。 【解決手段】回路基板5の少なくとも入出力端子電極4
上の接続部位に樹脂フィルム1が存在し、樹脂フィルム
1の接続部位に相当する厚さ方向の位置に貫通孔が設け
られ、前記貫通孔に導電性接着剤3が充填されており、
かつ樹脂フィルム1が多孔質の樹脂フィルムである。
Description
方法及び実装構造体に関する。さらに詳しくは、多孔質
樹脂フィルムを用いた回路基板とリペア方法及び実装構
造体に関する。
い半導体デバイスなどの小型化、高性能化がますます求
められている。そのため端子ピン数が増加し、狭ピッチ
化あるいはエリア配列にすることが重要となる。しか
し、狭ピッチ化にも限界があり、今以上の狭ピッチ化を
進める必要がある一方で、素子あるいは配線上にもパッ
ドを設けて実装することが重要となっている。しかしワ
イヤボンディングのような技術は、半導体装置の周辺か
ら回路基板へ金属ワイヤで接続する実装技術であるた
め、狭ピッチ接続においても限界があり、エリア配列の
ピンには対応できない。これが可能な技術として半田に
よる接続があるが、これもリフロ−により半田を溶融さ
せるため、狭ピッチで半田を供給しににくく、また接続
においてもエリア配列での実装においては、半田バンプ
の径が大きいこと、基板製造プロセスの微細化の必要性
やパッケージとしての信頼性を考えると、現在250μ
mピッチ前後が実装限界となっている。しかも環境問題
も懸念され、コストも高い。
した後、Auめっきバンプを形成する構造などもある。
が形成された半導体装置を、接合層を介して回路基板の
入出力端子電極上に実装する方式がある。例えばワイヤ
ボンディング法を用いて形成された突起電極を有する半
導体装置を、導電性接着剤を介して回路基板の入出力端
子電極上に実装し、封止樹脂により補強された実装構造
がある。この場合導電性接着剤という接合層の存在によ
り接続部の高信頼性が確保されている。しかし、バンプ
形成工程、バンプレベリング工程、導電性接着剤供給工
程、実装工程、封止樹脂封入工程、導電性接着剤及び封
止樹脂の硬化工程など工程数が非常に多いことや、バッ
チ処理のため樹脂の硬化時間が長く生産タクト、高生産
性が懸念されている。また、導電性接着剤の供給工程で
は突起電極への転写によって供給するため、狭ピッチに
なると突起電極を小さくせざるを得ないので、導電性接
着剤の転写量(供給量)が減少し、接続信頼性を確保す
るのが困難となる。
は無電解めっきで生成された例えばAu、Niなどで構
成されたものも用いることができる。また、接合層には
半田や異方性導電膜(ACF: Anisotropic Conductive Fi
lm)や異方性導電ペーストなども用いることができる。
半田ペーストとして用いる場合や導電性接着剤(等方
的)を用いる場合には実装時はほとんど荷重を必要とし
ないが、異方性導電膜(ACF)や異方性導電ペースト
などを用いる場合は、接続の安定性や信頼性を確保する
ためには最大で200g/ピン程度の荷重を必要とする
こともある。特に図9(a)〜(b)に異方性導電膜
(ACF)を用いた場合の実装方法を示す。基板61の
電極62と基板66の電極65とが異方性導電膜(AC
F)60を介して一体化され実装されている。異方性導
電膜(ACF)60の中に含まれている導電粒子63は
例えばNi粒子、Au(またはNi−Au)コートされ
た樹脂ボールなどを用いることができる。接着剤シート
64には例えばエポキシ系樹脂を用いている。熱と荷重
を同時に作用させて電極62と電極65の間に導電粒子
が挟み込まれるように接続がとれる。この異方性導電膜
(ACF)による実装では、導電粒子が30μm間隔で
膜中に分散しており、電極間に1つでも挟まれれば接続
を確保することができるから、フリップチップ実装では
最も狭ピッチ接続が可能な有効な工法である。また、樹
脂の硬化時間も短く、工程数も少ないことから生産性に
優れている。しかし、以下に示す課題が生じていた。異
方性導電膜(ACF)などの熱圧着実装は、従来液晶分
野では実績をあげてきたが、一般的にはまだ普及してい
るとは言えない。それはACFの中に含まれている導電
粒子や熱膨張係数を制御するために混入されているシリ
カフィラーが実装時に素子面に応力を及ぼし、素子にダ
メージを与えたり、Al配線が断線するなどの不良を発
生させていたからである。また、突起電極が回路基板の
入出力端子電極に導電性フィラーをかみながらも直接接
触しつつ樹脂が硬化するために、応力を緩和する要素が
存在せず素子特性を劣化させることになる。また、樹脂
基板の入出力端子電極上に実装する場合には、実装時に
入出力端子電極が変形し、基板内のビアが断裂する不良
が生じる場合などもあった。図10には図9のような構
造で従来の異方性導電膜(ACF)を用いて実装したと
きの結果を示している。半導体装置の突起電極はワイヤ
ボンディング法を用いて形成されたAuバンプ、基板は
セラミック基板とガラスエポキシ基板(FR4)、AC
Fには5μmφのNiフィラーを含んだ厚み70μmの
ものを用いた。図10(a)では実装後の1ピン当たり
の初期接続抵抗を示している。これには半導体装置の端
子電極、Auバンプ、ACFの抵抗が含まれている。セ
ラミックの場合、実装荷重80g/bumpないと初期
の接続が得られなかった。ガラスエポキシ基板でも80
g/bumpかけないと抵抗値が安定しないことがわか
った。また図10(b)は各サンプルの温度に対する抵
抗値変化をみたものであるが、ガラスエポキシ基板(F
R4)の実装荷重40、80g/bumpのものが安定
していることがわかった。しかし、図10(c)の熱衝
撃試験(液相−55〜125℃)に投入した結果では、
実装荷重40g/bumpと80g/bumpにも差が
生じている。そして、85℃85%RHに16時間投入
後の230℃以上10秒キ−プの吸湿リフロ−試験では
80g/bumpで実装したものでも接続不良が発生し
た。これは、接続性を樹脂の圧縮応力だけでもたせてい
るために、吸湿後の熱膨張に耐えられないからである。
さらに、図10(d)は各実装荷重における断面構造を
調べた写真であるが、ガラスエポキシ基板(FR4)の
入出力端子電極の変形が実装荷重15g/bumpぐら
いから生じていることがわかる。セラミック基板では基
板に剛性があるため、実装荷重80g/bumpでも入
出力端子電極の変形は起きていないが、初期の接続が不
安定で、図10(b)の温度特性では接続不良を引き起
こしてしまうのである。
方性導電膜(ACF)のような接続は狭ピッチ接続にも
対応し、なおかつタクトなど生産性に優れ、低コストで
非常に有用な実装技術だが、実装に高荷重が必要で、素
子や回路基板へのダメ−ジ考えると一部の特殊用途でし
か使用できていない。また、信頼性においては他の実装
技術よりも接続信頼性が懸念される傾向がある。
けでなく、低コスト化のためにも生産タクト及び生産性
も向上させた実装の開発が必要になっている。このた
め、生産タクトや高生産性には熱圧着実装が有効と考え
られるが、前述のようにACFのような熱圧着実装はま
だ一般的ではなく、半導体装置や回路基板へのダメ−ジ
(特性劣化)や接続信頼性が懸念されている現状であ
る。
め、基板の反りうねりに対し柔軟に対応でき、導電性接
着剤が応力を緩和し素子や配線にダメ−ジを与えず、高
生産に適し、高信頼性も確保された低荷重の熱圧着実装
が可能になり、狭ピッチ及びエリア配列の高性能な接続
が低コストで実現できる回路基板とリペア方法及び実装
構造体を提供することを目的とする。
め、本発明の回路基板は、入出力端子電極を有する回路
基板であって、前記回路基板の少なくとも入出力端子電
極上の接続部位に樹脂フィルムが存在し、前記樹脂フィ
ルムの接続部位に相当する厚さ方向の位置に貫通孔が設
けられ、前記貫通孔に導電性接着剤が充填されており、
かつ前記樹脂フィルムが多孔質の樹脂フィルムであるこ
とを特徴とする。
出力端子電極を有する回路基板の少なくとも入出力端子
電極上の接続部位に樹脂フィルムが存在し、前記樹脂フ
ィルムの接続部位に相当する厚さ方向の位置に貫通孔が
設けられ、前記貫通孔に導電性接着剤が充填されてお
り、かつ前記樹脂フィルムが多孔質の樹脂フィルムであ
る回路基板に電子部品を搭載する際のリペア方法であっ
て、前記回路基板に電子部品を仮搭載し、前記仮搭載し
た後に接続特性を検査し、接続特性の良否を判断した後
に良品であれば、加熱加圧して前記電子部品を本搭載
し、不良品であれば、電子部品を除去し、新たな電子部
品と交換することを特徴とする。
極を有する回路基板に電子部品を搭載した実装構造体で
あって、前記回路基板の少なくとも入出力端子電極上の
接続部位に樹脂フィルムが存在し、前記樹脂フィルムの
接続部位に相当する厚さ方向の位置に貫通孔が設けら
れ、前記貫通孔に導電性接着剤が充填されており、かつ
前記樹脂フィルムが多孔質の樹脂フィルムである回路基
板に電子部品を搭載した後の前記導電性接着剤及び前記
樹脂フィルムの厚みは、少なくとも電子部品の実装領域
においては搭載する前より小さくなっていることを特徴
とする。
側に一定かつ安定量供給し、電子部品が熱圧着実装され
るための入出力端子電極を有する回路基板とそのリペア
ー方法及び実装構造体を提供できる。
に対応でき、導電性接着剤が応力を緩和し素子や配線に
ダメ−ジを与えないので、高生産に適し、高信頼性も確
保された低荷重の熱圧着実装が可能になる。従って、狭
ピッチ及びエリア配列の高性能な接続が低コストで実現
される。
第1の実施の形態にかかる回路基板の概略図である。回
路基板の入出力端子電極上に樹脂フィルムが存在し、接
続部位に相当する位置に貫通孔が設けられ、導電性接着
剤が充填されている回路基板である。このとき樹脂フィ
ルムを多孔質にすることにより、特に貫通孔内側の導電
性接着剤と接触する部分においては導電性接着剤の樹脂
成分が孔に浸入していき、密着力が強まり接続信頼性が
向上する。もちろん導電性接着剤を貫通孔に充填するこ
とにより、基板の反りうねりに対し柔軟に対応でき、導
電性接着剤が応力を緩和し素子や配線にダメ−ジなどを
防ぐことができる。さらに、導電性接着剤を用いること
で基板の電極が変形するまでの実装荷重を必要とせず低
荷重実装が可能になり、接続信頼性も高い。これにより
高生産に適し、高信頼性も確保された低荷重の熱圧着実
装が可能になる。
し、独立孔であるが、樹脂フィルム成形時にいくつかの
独立孔が合わさりより大きな孔を形成することも可能で
ある。存在比率は樹脂フィルムの50%以下であること
が望ましい。より好ましくは3〜40%の範囲内にある
ことが望ましい。あまり比率が高すぎると樹脂フィルム
硬化時に空孔がそのまま残存してしまい、信頼性に弊害
が生じるからである。また、孔の大きさは平均20μm
φ以下であることが望ましい。より好ましくは0.1〜
10μmφの範囲内にあることが望ましい。理由は存在
比率の場合と同様である。
多孔質フィルムは半導体装置の突起電極(バンプ)の高
さをa(μm)、回路基板の下地部分からの高さをb
(μm)とすると少なくとも多孔質フィルムの厚さ≧a
+b(μm)であることが望ましい。より好ましくは多
孔質フィルムの厚さ≧a+b+5(μm)である。これ
を裏付ける実験結果を図11および表1に示す。
m□の大きさ、ピン数100ピンのSiテストチップ
を、0.6mm厚のガラスエポキシFR4基板に各条件
で実装したときの結果を示す。このとき、樹脂フィルム
にはナガセケムテックス製品番R6001で厚みが30
μm及び50μmのもの、導電性接着剤には85重量%
のAgフィラーを含んだものを用いた。回路基板の入出
力端子電極の高さは15μmである。突起電極は無電解
Ni−Auのめっきバンプで高さは5、15、35μm
のものを用いた。めっきバンプの大きさはテストチップ
の開口部が100μm□なので、高さ5、15、35μ
mのものはそれぞれ110、130、170μm□にな
る。樹脂フィルムに穴をあけ導電性接着剤を充填して実
装したときのチップ−基板間距離を3箇所測定した結果
を表1に示す。表1の結果からわかるように1ピン3.
5gのほとんど無荷重で実装した場合でも少なくとも数
μm程度(一番上の結果で4μm)収縮するため、信頼
性及び密着力を確保するためにはこの収縮量も考慮する
ことが重要になる。また、端的な例として、図12に断
面写真の1例を示す。突起電極の高さ35μm、回路基
板の入出力端子電極の高さ15μmに対し30μmの厚
みの樹脂フィルムで実装した場合である。突起電極の高
さと回路基板の入出力端子電極の高さの和は50μmで
あるから、樹脂フィルムの厚みより20μm大きい。そ
こでチップ−基板間距離は最低でも50μm程度になる
ことはあきらかで、樹脂フィルムの厚み(絶対量)が足
りないためにチップ−基板間に隙間が生じていることが
わかる。
とが可能である。樹脂膜(フィルム)を回路基板に接着
させるときは80℃で1秒もあれば粘着性がでて回路基
板に接着させ、なおかつ半硬化状態を保つことができ
る。樹脂膜(フィルム)には通常の異方性導電膜(AC
F)に用いられているとの同じような樹脂を用いること
ができるが、ナガセケムテックス(株)製品番R600
1で1週間程度は常温保存可能な樹脂膜(フィルム)を
用いることもできる。また、穴をあける工程と樹脂膜
(フィルム)を回路基板に接着させる工程は別々に行え
るので生産タクトが向上でき生産性に優れる。
した構成となり、導電性フィラーには、例えばAg、P
d、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe、Tiのうちの
少なくとも1つを用いることができる。また、封止樹脂
は樹脂膜(フィルム)を用い、一般のエポキシ系樹脂を
主成分として含むが、そして、SiO2やAl2O3、S
iN、SiC、AlNなどの無機物の粒子だけを含んだ
絶縁樹脂として用いることもできるし、導電性粒子、例
えばAg、Pd、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe、
Tiなどの少なくとも1つを含んだ異方性導電樹脂とし
て用いることもできる。
施の形態にかかる回路基板の概略図である。回路基板の
入出力端子電極上に樹脂フィルムが存在し、接続部位に
相当する位置に貫通孔が設けられ、導電性接着剤が充填
されている回路基板である。このとき貫通孔は入出力端
子電極内部にまでおよび、導電性接着剤は入出力端子電
極内部にまでおよんだ貫通孔に充填されている。このと
き、電極内部の深さは10μm以下であることが望まし
い。より好ましくは0.1〜5μm程度である。これは
通常回路基板の入出力端子電極は下地がCuでその上に
NiやPdを数μmから10μm程度積み、さらにAu
やPtなどの反応性に乏しい安定な元素を最大でも1μ
m程度積む。このとき貫通孔がCUなどの酸化されやす
い金属まで到達すると、導電性接着剤硬化時に酸化され
接続性が劣化する原因となるので、NiやPdの領域で
貫通孔をとめた方がよいとの理由からである。
力端子電極表面だけでなく、側面にも接触するので、接
触性が増すと同時にし、一種のくさびのようになり接続
信頼性も向上する。もちろん導電性接着剤を貫通孔に充
填することにより、基板の反りうねりに対し柔軟に対応
でき、導電性接着剤が応力を緩和し素子や配線にダメ−
ジなどを防ぐことができる。さらに、導電性接着剤を用
いることで基板の電極が変形するまでの実装荷重を必要
とせず低荷重実装が可能になり、接続信頼性も高い。こ
れにより高生産に適し、高信頼性も確保された低荷重の
熱圧着実装が可能になる。
が可能である。また、出力を調整することにより回路基
板の入出力端子電極内部にまで及ぶ貫通孔を形成するこ
とができる。樹脂膜(フィルム)を回路基板に接着させ
るときは80℃で1秒もあれば粘着性がでて回路基板に
接着させ、なおかつ半硬化状態を保つことができる。樹
脂膜(フィルム)には通常の異方性導電膜(ACF)に
用いられているとの同じような樹脂を用いることができ
るが、ナガセケムテックス(株)製品番R6001で1
週間程度は常温保存可能な樹脂膜(フィルム)を用いる
こともできる。また、穴をあける工程と樹脂膜(フィル
ム)を回路基板に接着させる工程は別々に行えるので生
産タクトが向上でき生産性に優れる。
した構成となり、導電性フィラーには、例えばAg、P
d、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe、Tiの少なく
とも1つを用いることができる。また、封止樹脂は樹脂
膜(フィルム)を用い、一般のエポキシ系樹脂を主成分
として含むが、そして、SiO2やAl2O3、SiN、
SiC、AlNなどの無機物の粒子だけを含んだ絶縁樹
脂として用いることもできるし、導電性粒子、例えばA
g、Pd、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe、Tiな
どの少なくとも1つを含んだ異方性導電樹脂として用い
ることもできる。
施の形態にかかる回路基板の概略図である。回路基板の
入出力端子電極上に樹脂フィルムが存在し、接続部位に
相当する位置に貫通孔が設けられ、導電性接着剤が充填
されている回路基板である。このとき導電性接着剤の導
電性フィラ−の全体積の少なくとも50%以上は大きさ
が均一なフィラ−で構成することにより、貫通孔に充填
される導電性接着剤の充填性が良好になるので、実装時
により低荷重で導電性フィラ−の良好な接触状態を得る
ことでき、接続信頼性が向上する。
1〜13μmφのものが望ましい。これを裏付ける実験
結果を図13に示す。図13は回路基板上にナガセケム
テックス製品番R6001で厚みが30及び50μmの
ものを接着し、その上に9μm厚のポリエチレン−2,
6−ナフタレート(PEN)のカバーフィルムがついた
ものである(全体の厚みは39μm及び59μmになっ
ている)。これにYAGレーザーにて50μmφの穴を
あけ各導電性接着剤を充填し、その埋め込み性をSEM
による断面観察したものである。導電性フィラーはいず
れもAgである。導電性接着剤1は平均粒径8μm程度
で最大粒径50μm程度のものも含まれている導電性接
着剤である。導電性接着剤2及び3は平均粒径1〜2μ
m程度の粒状のフィラーで最大13μmφ程度のものが
含まれている導電性接着剤である。導電性接着剤4は粒
径5μmφ程度の粒のそろった単一分散の粒度分布をも
った導電性接着剤である。これからあきらかなように導
電性接着剤1のように粗いフィラーだと断面から観察さ
れるフィラーの充填性がよくなく、導電性接着剤2〜4
におけるより細かいフィラーになると充填性及び充填密
度も非常に良好になることがわかる。
ことにより、基板の反りうねりに対し柔軟に対応でき、
導電性接着剤が応力を緩和し素子や配線にダメ−ジなど
を防ぐことができる。さらに、導電性接着剤を用いるこ
とで基板の電極が変形するまでの実装荷重を必要とせず
低荷重実装が可能になり、接続信頼性も高い。これによ
り高生産に適し、高信頼性も確保された低荷重の熱圧着
実装が可能になる。
とが可能である。樹脂膜(フィルム)を回路基板に接着
させるときは80℃で1秒もあれば粘着性がでて回路基
板に接着させ、なおかつ半硬化状態を保つことができ
る。樹脂膜(フィルム)には通常の異方性導電膜(AC
F)に用いられているとの同じような樹脂を用いること
ができるが、ナガセケムテックス(株)製品番R600
1で1週間程度は常温保存可能な樹脂膜(フィルム)を
用いることもできる。また、穴をあける工程と樹脂膜
(フィルム)を回路基板に接着させる工程は別々に行え
るので生産タクトが向上でき生産性に優れる。
した構成となり、導電性フィラーには、例えばAg、P
d、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe、Tiの少なく
とも1つを用いることができる。また、封止樹脂は樹脂
膜(フィルム)を用い、一般のエポキシ系樹脂を主成分
として含むが、そして、SiO2やAl2O3、SiN、
SiC、AlNなどの無機物の粒子だけを含んだ絶縁樹
脂として用いることもできるし、導電性粒子、例えばA
g、Pd、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe、Tiな
どの少なくとも1つを含んだ異方性導電樹脂として用い
ることもできる。
施の形態にかかる回路基板の概略図である。回路基板の
入出力端子電極上に樹脂フィルムが存在し、接続部位に
相当する位置に貫通孔が設けられ、導電性接着剤が充填
されている回路基板である。このとき前記導電性接着剤
の導電性フィラ−の全体積の少なくとも20%以上70
%以下の程度が、フィラー形状が粒状のものであること
が好ましい。これにより、フィラ−形状を粒状にするこ
とにより貫通孔に充填される導電性接着剤の充填性が良
好になるので、実装時により低荷重で導電性フィラ−の
良好な接触状態を得ることでき、接続信頼性が向上す
る。逆に鱗片状ではバルク状でのフィラ−の接触性はよ
いが、充填性が悪くなるので、埋め込んだ後の接続性が
懸念される。
ことにより、基板の反りうねりに対し柔軟に対応でき、
導電性接着剤が応力を緩和し素子や配線にダメ−ジなど
を防ぐことができる。さらに、導電性接着剤を用いるこ
とで基板の電極が変形するまでの実装荷重を必要とせず
低荷重実装が可能になり、接続信頼性も高い。これによ
り高生産に適し、高信頼性も確保された低荷重の熱圧着
実装が可能になる。
とが可能である。樹脂膜(フィルム)を回路基板に接着
させるときは80℃で1秒もあれば粘着性がでて回路基
板に接着させ、なおかつ半硬化状態を保つことができ
る。樹脂膜(フィルム)には通常の異方性導電膜(AC
F)に用いられているとの同じような樹脂を用いること
ができるが、ナガセケムテックス(株)製品番R600
1で1週間程度は常温保存可能な樹脂膜(フィルム)を
用いることもできる。また、穴をあける工程と樹脂膜
(フィルム)を回路基板に接着させる工程は別々に行え
るので生産タクトが向上でき生産性に優れる。
した構成となり、導電性フィラーには、例えばAg、P
d、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe、Tiの少なく
とも1つを用いることができる。また、封止樹脂は樹脂
膜(フィルム)を用い、一般のエポキシ系樹脂を主成分
として含むが、そして、SiO2やAl2O3、SiN、
SiC、AlNなどの無機物の粒子だけを含んだ絶縁樹
脂として用いることもできるし、導電性粒子、例えばA
g、Pd、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe、Tiな
どの少なくとも1つを含んだ異方性導電樹脂として用い
ることもできる。
施の形態にかかる回路基板の概略図である。回路基板の
入出力端子電極上に樹脂フィルムが存在し、接続部位に
相当する位置に貫通孔が設けられ、導電性接着剤が充填
されている回路基板である。このとき、導電性接着剤中
の導電性フィラ−の体積含有率が前記樹脂フィルム中の
フィラ−の体積含有率よりも大きくする。このとき大き
くする程度は、体積含有率の比較で差が5%〜60%程
度の範囲にあることが望ましい。例えば導電性接着剤の
フィラーの体積含有率が55%であるとすると、樹脂フ
ィルム中のフィラーの含有率が50%で差が5%という
ような具合である。これにより、実装時に樹脂フィルム
が溶融・固化するときに樹脂フィルムと同時に導電性接
着剤も一緒に縮むが、導電性フィラ−の体積が樹脂フィ
ルムに含まれているフィラ−の体積より大きいので、導
電性接着剤の導電性フィラ−の接触(充填密度)が飽和
するため、導電性接着剤に律速されて縮み量が決定され
る。従って低荷重で導電性フィラ−の最良の接触状態を
得ることでき、接続信頼性が向上する。
ことにより、基板の反りうねりに対し柔軟に対応でき、
導電性接着剤が応力を緩和し素子や配線にダメ−ジなど
を防ぐことができる。さらに、導電性接着剤を用いるこ
とで基板の電極が変形するまでの実装荷重を必要とせず
低荷重実装が可能になり、接続信頼性も高い。これによ
り高生産に適し、高信頼性も確保された低荷重の熱圧着
実装が可能になる。
とが可能である。樹脂膜(フィルム)を回路基板に接着
させるときは80℃で1秒もあれば粘着性がでて回路基
板に接着させ、なおかつ半硬化状態を保つことができ
る。樹脂膜(フィルム)には通常の異方性導電膜(AC
F)に用いられているとの同じような樹脂を用いること
ができるが、ナガセケムテックス(株)製品番R600
1で1週間程度は常温保存可能な樹脂膜(フィルム)を
用いることもできる。また、穴をあける工程と樹脂膜
(フィルム)を回路基板に接着させる工程は別々に行え
るので生産タクトが向上でき生産性に優れる。
した構成となり、導電性フィラーには、例えばAg、P
d、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe、Tiの少なく
とも1つを用いることができる。また、封止樹脂は樹脂
膜(フィルム)を用い、一般のエポキシ系樹脂を主成分
として含むが、そして、SiO2やAl2O3、SiN、
SiC、AlNなどの無機物の粒子だけを含んだ絶縁樹
脂として用いることもできるし、導電性粒子、例えばA
g、Pd、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe、Tiな
どの少なくとも1つを含んだ異方性導電樹脂として用い
ることもできる。
発明の第6の実施の形態にかかる回路基板に電子部品を
搭載するときのリペア方法を示す概略図である。回路基
板5の入出力端子電極4上に樹脂フィルム1が存在し
(図6(a))、接続部位に相当する位置に貫通孔10
が設けられ(図6(b))、導電性接着剤3がスキージ
ー11により充填される(図6(c)−(d))。その
後、端子電極13と突起電極14を有する電子部品12
が仮搭載される(図6(e))。これは、1g/ピン程
度の荷重で仮搭載すれば充分である。好ましくは搭載さ
れる界面部分が80℃程度に暖められていると樹脂フィ
ルムに粘着性がでてより確実に仮搭載される。そして、
そこでプロ−ブ針15を入出力端子電極4に当て検査す
る(図6(f))。その後、良品であれば、加熱・加圧
ヘッド16により加熱・加圧して本搭載し、不良品であ
れば、電子部品を除去し、新たな電子部品を同じように
搭載して、検査、本搭載する。導電性接着剤はヒ−トシ
−ル性の樹脂を用いるとリペアにより効果的である。こ
のときの条件は、前記表1にも示した通り、5mm□で
100ピンのチップに対し3.5g/ピン程度の実装荷
重で十分信頼性がある接続性が得られる。また加熱条件
に関しては、180℃〜230℃で3〜20sec程度
の熱が導電性接着剤と樹脂フィルムに加えられればよ
い。実装荷重1ピン当たり3.5gの低荷重で180
℃、20sec(昇温10秒、その後10秒保持)の熱
量が加えられたときの信頼性結果の1例として、温度サ
イクル試験(−40〜85℃)に投入した結果を図14
に示す(4サンプル)。結果は非常に良好であった。
ことにより、基板の反りうねりに対し柔軟に対応でき、
導電性接着剤が応力を緩和し、素子や配線にダメ−ジな
どを防ぐことができる。さらに、導電性接着剤を用いる
ことで基板の電極が変形するまでの実装荷重を必要とせ
ず低荷重実装が可能になり、接続信頼性も高い。これに
より高生産に適し、高信頼性も確保された低荷重の熱圧
着実装が可能になる。
とが可能である。樹脂膜(フィルム)を回路基板に接着
させるときは80℃で1秒もあれば粘着性がでて回路基
板に接着させ、なおかつ半硬化状態を保つことができ
る。樹脂膜(フィルム)には通常の異方性導電膜(AC
F)に用いられているとの同じような樹脂を用いること
ができるが、ナガセケムテックス(株)製品番R600
1で1週間程度は常温保存可能な樹脂膜(フィルム)を
用いることもできる。また、穴をあける工程と樹脂膜
(フィルム)を回路基板に接着させる工程は別々に行え
るので生産タクトが向上でき生産性に優れる。
した構成となり、導電性フィラーには、例えばAg、P
d、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe、Tiの少なく
とも1つを用いることができる。また、封止樹脂は樹脂
膜(フィルム)を用い、一般のエポキシ系樹脂を主成分
として含むが、そして、SiO2やAl2O3、SiN、
SiC、AlNなどの無機物の粒子だけを含んだ絶縁樹
脂として用いることもできるし、導電性粒子、例えばA
g、Pd、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe、Tiな
どの少なくとも1つを含んだ異方性導電樹脂として用い
ることもできる。
発明の第7の実施の形態にかかる回路基板に電子部品を
搭載した実装構造を示す概略図である。回路基板5の入
出力端子電極4上に樹脂フィルム1が存在し、接続部位
に相当する位置に貫通孔が設けられ、導電性接着剤3が
充填される。その後、電子部品12が搭載される。ここ
で、電子部品を搭載後の導電性接着剤3及び樹脂フィル
ム1の厚みは、少なくとも電子部品の実装領域において
は搭載する前より小さくなっている。このような状態の
構造にすることで、導電性接着剤の導電性フィラ−の最
良の接触状態を得ることでき、接続信頼性が向上する。
ここで、前記表1の特に突起電極(バンプ)の高さが5
μmのときの結果からわかるように、最も実装荷重が低
荷重の場合(3.5g/ピン)であっても4μm程度の
収縮はあることから、少なくとも接続信頼性を確保する
ためには4μm以上薄くなる必要がある。
つを満たすことで実現することができる。
の反応開始温度から反応終了温度までにおいて導電性接
着剤の弾性率が樹脂フィルムの弾性率と等しいか小さい
領域が存在する。これは樹脂フィルムが反応して溶融・
固化するまでに樹脂フィルムが実装荷重に応じて縮む
が、そのとき導電性接着剤の弾性率が樹脂フィルムより
等しいか小さい領域が存在することで導電性接着剤も樹
脂フィルムと一緒に縮むことができることを意味する。
そして導電性接着剤の導電性フィラ−の接触性が良好に
なり接続信頼性が向上する。また、樹脂フィルムも圧縮
され補強材としての信頼性が向上する。条件(b)は導
電性接着剤に熱硬化性樹脂を用いた場合は半硬化状態
で、あるいは熱可塑性樹脂を用いることで弾性率の小さ
い状態が始めから保たれており、条件(a)におけるの
と同じ効果が得られる。条件(c)においては、導電性
接着剤を樹脂フィルムより遅硬化のものにするというこ
とである。これも硬化を遅らせることにより、樹脂フィ
ルムが硬化するときに導電性接着剤がペ−ストもしくは
半硬化状態を保つことができ、条件(a)、(b)にお
けるのと同じ効果をうむことができる。条件(d)は導
電性接着剤のガラス転移温度が170℃以下の熱硬化性
樹脂で樹脂フィルムの硬化保持温度が170℃以上であ
るいうものである。この条件にすることで、導電性接着
剤が硬化したとしても樹脂フィルムの硬化温度が導電性
接着剤のガラス転移温度以上であるため、弾性率が極端
に小さく柔らかくなるので、条件(a)、(b)、
(c)と同じような効果が得られる。条件(d)は導電
性接着剤と樹脂フィルムのガラス転移温度が両方とも1
80℃以下で、ガラス転移温度以下の樹脂フィルムの弾
性率が5GPa以下、同じくガラス転移温度以下の導電
性接着剤の弾性率が4GPa以下でかつ同温度で導電性
接着剤の弾性率が樹脂フィルムの弾性率を越えることは
ないというものである。これにより両者の材料の弾性率
が低いので熱応力に対し応力緩和に優れること、フィラ
−充填量の多い導電性接着剤の弾性率の方を樹脂フィル
ムより低くすることで、導電性接着剤の応力緩和作用を
さらに高めることで、熱歪みに対する機械的なバルク破
壊をふせぎ、導電性フィラ−の接触が損なわれることを
防止することができる。これにより接続信頼性がさらに
向上する。また、図8に示すように導電性接着剤と樹脂
フィルムの硬化を、昇温工程と温度保持工程を有するよ
うにすることで、樹脂フィルムの反応が緩やかになり、
樹脂フィルムを回路基板に貼り付けるときにかんだ空気
をボイドとして実装領域外に排出することができ、より
接続信頼性が向上する。もし、この工程を有しないと樹
脂フィルムの反応・硬化が急激なためボイドは実装領域
内に閉じこめられ、信頼性低下の原因となる。
ことにより、基板の反りうねりに対し柔軟に対応でき、
導電性接着剤が応力を緩和し素子や配線にダメ−ジなど
を防ぐことができる。さらに、導電性接着剤を用いるこ
とで基板の電極が変形するまでの実装荷重を必要とせず
低荷重実装が可能になり、接続信頼性も高い。これによ
り高生産に適し、高信頼性も確保された低荷重の熱圧着
実装が可能になる。
とが可能である。樹脂膜(フィルム)を回路基板に接着
させるときは80℃で1秒もあれば粘着性がでて回路基
板に接着させ、なおかつ半硬化状態を保つことができ
る。樹脂膜(フィルム)には通常の異方性導電膜(AC
F)に用いられているとの同じような樹脂を用いること
ができるが、ナガセケムテックス(株)製品番R600
1で1週間程度は常温保存可能な樹脂膜(フィルム)を
用いることもできる。また、穴をあける工程と樹脂膜
(フィルム)を回路基板に接着させる工程は別々に行え
るので生産タクトが向上でき生産性に優れる。
した構成となり、導電性フィラーには、例えばAg、P
d、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe、Tiの少なく
とも1つを用いることができる。また、封止樹脂は樹脂
膜(フィルム)を用い、一般のエポキシ系樹脂を主成分
として含むが、そして、SiO2やAl2O3、SiN、
SiC、AlNなどの無機物の粒子だけを含んだ絶縁樹
脂として用いることもできるし、導電性粒子、例えばA
g、Pd、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe、Tiな
どの少なくとも1つを含んだ異方性導電樹脂として用い
ることもできる。
により、導電性接着剤を回路基板側に一定かつ安定量供
給し、電子部品が低荷重で熱圧着実装されるための入出
力端子電極を有する高信頼性、高生産性に優れた回路基
板が実現できる。
略断面図
略断面図
略断面図
略断面図
略断面図
ある回路基板に電子部品を搭載するときのリペア方法を
示す概略工程断面図
ある実装構造の概略工程断面図
程説明図
F)を用いた実装方法を示す概略工程断面図
F)を用いて実装した場合の結果、及び(d)は接続部
断面写真
法を示す断面図
果を示す断面図
果を示す観察図
果を示すグラフ
Claims (18)
- 【請求項1】入出力端子電極を有する回路基板であっ
て、前記回路基板の少なくとも入出力端子電極上の接続
部位に樹脂フィルムが存在し、前記樹脂フィルムの接続
部位に相当する厚さ方向の位置に貫通孔が設けられ、前
記貫通孔に導電性接着剤が充填されており、かつ前記樹
脂フィルムが多孔質の樹脂フィルムであることを特徴と
する回路基板。 - 【請求項2】前記貫通孔は前記入出力端子電極内部にま
であけられ、前記導電性接着剤は前記入出力端子電極内
部にまであけられた貫通孔に充填されている請求項1に
記載の回路基板。 - 【請求項3】前記導電性接着剤には導電性フィラーが配
合されており、前記導電性接着剤の導電性フィラーの全
体積の50体積%以上は大きさが実質的に均一なフィラ
ーで構成されている請求項1に記載の回路基板。 - 【請求項4】前記導電性接着剤の導電性フィラーの全体
積の20体積%以上はフィラー形状が粒状である請求項
1に記載の回路基板。 - 【請求項5】前記導電性接着剤には導電性フィラーが配
合され、前記樹脂フィルム中にもフィラーが配合されて
おり、前記導電性接着剤中の導電性フィラーの体積含有
率は前記樹脂フィルム中のフィラーの体積含有率よりも
大きい請求項1に記載の回路基板。 - 【請求項6】入出力端子電極を有する回路基板の少なく
とも入出力端子電極上の接続部位に樹脂フィルムが存在
し、前記樹脂フィルムの接続部位に相当する厚さ方向の
位置に貫通孔が設けられ、前記貫通孔に導電性接着剤が
充填されており、かつ前記樹脂フィルムが多孔質の樹脂
フィルムである回路基板に電子部品を搭載する際のリペ
ア方法であって、 前記回路基板に電子部品を仮搭載し、 前記仮搭載した後に接続特性を検査し、接続特性の良否
を判断した後に良品であれば、加熱加圧して前記電子部
品を本搭載し、不良品であれば、電子部品を除去し、新
たな電子部品と交換することを特徴とするリペア方法。 - 【請求項7】前記回路基板の導電性接着剤はヒ−トシ−
ル性の導電性接着剤である請求項6に記載のリペア方
法。 - 【請求項8】入出力端子電極を有する回路基板に電子部
品を搭載した実装構造体であって、前記回路基板の少な
くとも入出力端子電極上の接続部位に樹脂フィルムが存
在し、前記樹脂フィルムの接続部位に相当する厚さ方向
の位置に貫通孔が設けられ、前記貫通孔に導電性接着剤
が充填されており、かつ前記樹脂フィルムが多孔質の樹
脂フィルムである回路基板に電子部品を搭載した後の前
記導電性接着剤及び前記樹脂フィルムの厚みは、少なく
とも電子部品の実装領域においては搭載する前より小さ
くなっていることを特徴とする実装構造体。 - 【請求項9】電子部品搭載時の導電性接着剤と樹脂フィ
ルムは硬化されて一体化されている請求項8に記載の実
装構造体。 - 【請求項10】前記樹脂フィルムの反応開始温度から反
応終了温度までにおいて、前記導電性接着剤の弾性率が
前記樹脂フィルムの弾性率と等しいかまたは小さくなる
ような状態が存在する請求項8に記載の実装構造体。 - 【請求項11】前記導電性接着剤が熱硬化性樹脂で半硬
化状態または熱可塑性樹脂である請求項8に記載の実装
構造体。 - 【請求項12】前記導電性接着剤が前記樹脂フィルムよ
り遅れて硬化する材料である請求項8に記載の実装構造
体。 - 【請求項13】前記導電性接着剤のガラス転移温度が1
70℃以下の熱硬化性樹脂で前記樹脂フィルムの硬化保
持温度が170℃以上である請求項8に記載の実装構造
体。 - 【請求項14】前記導電性接着剤と前記樹脂フィルムの
ガラス転移温度が両方とも180℃以下で、ガラス転移
温度以下の樹脂フィルムの弾性率が5GPa以下、同じ
くガラス転移温度以下の導電性接着剤の弾性率が4GP
a以下であり、かつ同温度で導電性接着剤の弾性率が樹
脂フィルムの弾性率を越えることはない請求項8に記載
の実装構造体。 - 【請求項15】導電性接着剤の導電性フィラーはAg、
Pd、Ni、Au、Cu、C、Pt、Fe及びTiから
選ばれる少なくとも1つを含む請求項8に記載の実装構
造体。 - 【請求項16】樹脂フィルムはエポキシ系樹脂を主成分
として含み、無機物の粒子を含む請求項8に記載の実装
構造体。 - 【請求項17】樹脂フィルムはエポキシ系樹脂を主成分
として含み、導電性フィラーとしてAg、Pd、Ni、
Au、Cu、C、Pt及びFeから選ばれる少なくとも
1つを含む請求項8に記載の実装構造体。 - 【請求項18】前記電子部品の突起電極はAu、Sn、
Ag、Pb、Bi、Cu、Zn、Sb、Pd、C、P
t、In、Ni、Fe及びCrの少なくとも1つを含む
請求項8に記載の実装構造体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001339853A JP3704497B2 (ja) | 2001-11-05 | 2001-11-05 | 回路基板とリペア方法及び実装構造体 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003142528A true JP2003142528A (ja) | 2003-05-16 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007208027A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 立体回路基板およびその製造方法 |
US7459340B2 (en) | 2004-12-14 | 2008-12-02 | Casio Computer Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
US8134081B2 (en) | 2006-01-13 | 2012-03-13 | Panasonic Corporation | Three-dimensional circuit board and its manufacturing method |
-
2001
- 2001-11-05 JP JP2001339853A patent/JP3704497B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8134081B2 (en) | 2006-01-13 | 2012-03-13 | Panasonic Corporation | Three-dimensional circuit board and its manufacturing method |
US8809693B2 (en) | 2006-01-13 | 2014-08-19 | Panasonic Corporation | Three-dimensional circuit board |
JP2007208027A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 立体回路基板およびその製造方法 |
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