JP2003141976A - オイルレベルセンサ - Google Patents

オイルレベルセンサ

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JP2003141976A
JP2003141976A JP2001334158A JP2001334158A JP2003141976A JP 2003141976 A JP2003141976 A JP 2003141976A JP 2001334158 A JP2001334158 A JP 2001334158A JP 2001334158 A JP2001334158 A JP 2001334158A JP 2003141976 A JP2003141976 A JP 2003141976A
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float
level sensor
container
oil level
shaft core
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Application number
JP2001334158A
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Masaru Kondo
勝 近藤
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適用されるべき機器(容器)の使用態勢によ
らず適用可能であり、かつスムーズな動作を確実に実現
できるフロートスイッチを備えるオイルレベルセンサを
提供する。 【解決手段】 本発明のオイルレベルセンサ200は、
内燃機関の潤滑用オイルタンクや燃料タンク、その他に
も給水タンク等の容器S内に設けられるフロートスイッ
チ100を備える。容器S内に収容されたオイル等の液
量が規定レベル以下に達した場合、その液面Wに浮かぶ
柱状のフロート1に取り付けられた導通部材4が、容器
Sと導通して信号が出力される。導通部材4は可撓性を
有するリード部材2に接続されており、リード部材2の
許容する範囲内においてフロート1が液面Wを自由に浮
遊できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルが規定量以
下に達したことを検知するオイルレベルセンサに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】液面の上下動にともない、その液面に浮
かぶフロートが上下動して液量を検知するような機構と
して、たとえば図7に示すようなフロートスイッチを用
いたオイルレベルセンサがよく知られている(たとえば
特開平7−317525号公報)。
【0003】オイルタンク等の容器内に設けられるフロ
ートスイッチ101は、液面Wの上下動にともない絶縁
材料からなるフロートケース51内に収容された同じく
絶縁性のフロート1が上下動する。フロート1にはそれ
を貫通する形にて導電材料からなる軸芯52が固定さ
れ、その一端がフロート側接点部52aを形成し、他端
にセンサ回路(図示せず)につながるリード53が接続
されている。液面Wが低下した場合、フロート側接点部
52aが容器側接点部50に接触する。容器側接点部5
0には、同じくセンサ回路につながるリード54が接続
されており、フロート側接点部52aと容器側接点部5
0とが導通すると、センサ回路に信号が出力される仕組
みである。容器自体が導電性材料で構成されている場合
は、容器自身を接点部50とすることも可能である。こ
のようにして、簡単な構成によって液面が低下したこと
を検知できるので、小型エンジンのオイルレベルセンサ
などに採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようなフロートスイッチ101においては、フロート
1の動きがフロートケース51に制限されることから、
液面Wを自由に浮遊することはできず、液面Wとフロー
ト1の動作方向とが常にほぼ一定の角度(図7の場合だ
と概ね垂直)でないと都合が悪い。望まない方向に容器
が傾いた状態になると、液量は十分なのに検知信号が出
力されてしまうからである。たとえば、発電機のように
常に定置した状態でしか使用しない機器にはこれでも問
題ないが、草刈機やチェーンソーのように始動時、ある
いは使用時の態勢が一定でないものに適さないことは明
らかである。
【0005】また、フロートケース51に限らず、フロ
ート1の動きが他部材にガイドされるような構造にする
と、フロート1がスムーズに上下動できなくなる恐れも
ある。
【0006】本発明の課題は、適用されるべき機器(容
器)の使用態勢によらず適用可能であり、かつスムーズ
な動作を確実に実現できるフロートスイッチを備えるオ
イルレベルセンサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために本発明のフロートスイッチは、容器内
に収容されたオイルの液面に浮かぶフロートにフロート
側接点部が設けられたフロートスイッチを有し、液量が
規定レベル以下に達した場合、フロート側接点部が、容
器側接点部と導通して信号が出力されるように構成され
たオイルレベルセンサにおいて、一端が容器に対して固
定状態にあり、他端がフロートスイッチに接続されて信
号を出力するための可撓性を有するリード部材を備え、
そのリード部材が許容する範囲内においてフロートが液
面を遊動可能とされていることを特徴とする。
【0008】上記本発明のオイルレベルセンサは、容器
内に設けられるスイッチに特徴を有している。つまり、
本発明ではフロートスイッチに容器側接点部と導通して
信号を出力するためのリード部材を接続させるととも
に、リード部材に可撓性を持たせることにより、フロー
トスイッチを他部材にガイドさせずに、自由に浮遊させ
る構造としているのである。容器内において液面の位置
が容器の傾きの影響を受けて変化しても、その変化にフ
ロートスイッチが追従可能であるから、液量が所定レベ
ル以下に達しない限り、フロート側接点部は容器側接点
部に接触することはなく、信号は出力されない。つま
り、このようなフロートスイッチを備える本発明のオイ
ルレベルセンサは、液面の位置が容器の影響を受けて変
化することがあっても誤検知の恐れが少ない。さらに、
フロートが他部材にガイドされない構造とするため、フ
ロートとガイド部材との摺動性を考慮する必要もない。
【0009】従って、本発明のオイルレベルセンサは、
適用されるべき機器(容器)の使用態勢によらず、オイ
ル量が減少したことを確実に検知することが可能であ
る。また、たとえばオイル量を警告ランプの点灯・消灯
によって報知するようなセンサ回路を組むにも、高価な
電子機器は必要とされず、コスト低減に寄与できる。さ
らに、フロートスイッチ自体の小型化は比較的容易であ
るから、潤滑用オイルが少量(たとえば200〜300
ml以下)の小型内燃機関に対しても適用可能である。
【0010】従来の小型内燃機関(たとえば芝刈機、チ
ェーンソー、原動機付自転車等)は、潤滑用オイルを燃
料と混合して使用する2サイクルエンジンが主流であ
り、潤滑油の量をチェックする必要がなかった。ところ
が、排出される有害物質の量がより少ない4サイクルエ
ンジンにシフトしつつあり、その場合、潤滑用オイルの
チェックはエンジンの焼き付きを防ぐために欠かせな
い。2サイクルエンジンに慣れてしまい、オイル量をチ
ェックするという習慣のないユーザーにしてみれば、逐
一ゲージを確認するのは非常に面倒である。このような
事情もあり、本発明のオイルレベルセンサは4サイクル
の小型内燃機関に対して特に有効である。
【0011】なお、本発明は、内燃機関のオイル量を検
知するセンサとして発明されたものであるが、オイル以
外の液体(たとえば水、燃料、薬品、塗料等)に対して
本発明を適用することが均等の範囲に属することは明ら
かである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しつつ本
発明の実施形態を説明する。まず図1に、本発明のオイ
ルレベルセンサの要部を構成するフロートスイッチを示
す。フロートスイッチ100は、内燃機関の潤滑用オイ
ルタンクや燃料タンク、その他にも給水タンク等の容器
S内に収容された液面に浮かぶフロート1を備える。該
フロート1にはフロート側接点部が設けられ、オイル等
の液体の量が規定レベル以下に達した場合、その液面W
に浮かぶ柱状のフロート1に設けられたフロート側接点
部が、容器側接点部と導通して信号が出力される仕組み
である。容器Sを導電材料で構成することにより、容器
S自身を容器側接点部に兼用可能である。
【0013】フロート1は、絶縁性、耐熱性および耐油
性に優れる樹脂材料によって構成することができる。た
とえば、NBR(ニトリルブタジエンゴム)を発泡処理
して、比重を0.3程度に調整した樹脂材料などが好適
である。
【0014】フロートスイッチ100は、容器Sに対し
て一端が固定状態(これについては後述する)にある可
撓性を有するリード部材2の他端に接続されて、そのリ
ード部材2が許容する範囲内において液面Wを遊動可能
とされている。容器Sとの短絡を防止するという観点か
らリード部材2は、導体部分が絶縁樹脂に被覆されたも
のが望ましい。一方、これに限らず、フロート1の重さ
で十分に撓むことが可能な長尺の可撓性部材であればよ
く、たとえばメッシュ線または鎖状のリード部材も使用
可能であるが、良好な導通状態が確保されること、およ
び容器Sとの短絡が生じないことが大切である。
【0015】フロート1には、それに形成された孔部1
a,1bに導電性を有する軸芯3が挿通・固定され、そ
の軸芯3の一端にリード部材2の先端部が導通接続され
ている。フロート1に形成された孔部1a,1bは、孔
部1bから孔部1aにかけて拡径する形にて、静止した
状態の液面Wと概ね垂直な方向に貫通する貫通孔として
フロート1に形成されている。そして、軸芯3とリード
部材2との接続部23を孔部1bに挿通できない大きさ
に調整することにより、軸芯3が孔部1bに対する挿通
方向へ抜け出ることもない。フロート1は樹脂材料によ
り構成するのが普通であるから、リード部材2と直接的
に接合することは難しい。しかし、上記のようにすれ
ば、軸芯3を介する形にて簡単にフロート1をリード部
材2につなぐことができ、安定して軸芯3をフロート1
に対して保持することができる。
【0016】フロート1には、液面W上に露出する側と
は反対側に、フロート側接点部としての導通部材4が取
り付けられている。この導通部材4が、導電材料で構成
された容器Sに接触することによって、液面Wが規定レ
ベル以下に達したことを検知できる。フロート側接点部
を軸芯3とは別部材としたので、その形状の自由度は大
きく、容器Sとの導通を確保しやすい形に種々調整し易
い。さらに、導通部材4が取り付けられることによって
フロート1全体でみたとき、重心位置が液面Wの下方側
に移動して、液面Wにおけるフロート1の浮遊状態も安
定する。なお、軸芯3におけるリード部材2との接続部
分と反対側の端部を、フロート側接点部とすることも可
能である。これについては図2を用いて後述する。
【0017】さらに、図1に示す実施形態においては、
軸芯3は割ピン形状とされる一方、軸芯3のフロート1
からの突出部分が折り返されて、その一対の折り返し部
分3aが導通部材4をフロート1の取り付け面1cとの
間で挟みこむ形で保持することにより、該導通部材4が
フロート1に取り付けられ、その結果として、導通部材
4とリード部材2との導通が確保されている。すなわ
ち、導通部材4は割ピン形状の軸芯3の折り返し部分3
aとフロート1の取り付け面1cとに挟持される形とな
る。軸芯3は、リード部材2と導通部材4との導通を得
るだけでなく、フロート1へ該導通部材4を取り付ける
ための手段としても機能している。このように、軸芯3
を割ピン形状にする、あるいは軸芯3に割ピンそのもの
を採用することによって、導通部材4を取り付けるため
のねじ等の締結部材も必要なくなってコストも低減でき
るし、組立も極めて簡単になるので好適である。
【0018】また、導通部材4に関していえば、全体と
して略板状であって、さらに液面Wが低下したとき、容
器S(容器側接点部)に最初に接触するべき突起部4t
を有することが望ましい。そうすれば、図1に示すよう
に、割ピン形状の軸芯3を板厚方向に貫通させて折り返
すことによって導通部材4をフロート1の取り付け面1
cに取り付けることができ、非常に簡単である。
【0019】また、導通部材4が板状であると、フロー
ト側接点部を形成する領域を増すことができるととも
に、上述した割ピン形状の軸芯3の折り返し部分3aを
用いた保持を良好かつ安定して実現することができる。
具体的に導通部材4を板状とした場合、自身の周縁部を
フロート1の取付け面1cに対し概ね垂直となるよう
に、容器側接点部に向けて延びる形に折り曲げ、上記突
起部4tを形成している。このように板状の導通部材4
の板面全てをフロート側接点部とせずに、突起部4tを
フロート側接点部とするで、容器側接点部に対する接触
抵抗の低減が図れる。また、導通部材4の周縁部を突起
部4tとすれば、突起部4tよりも径方向内側に位置す
ることになる板面を、上述したように割ピン形状の軸芯
3の折り返し部分3aにおける保持部分として有効に活
用できる。なお、この突起部4tは、自身の形状が、容
器側接点部に接触する側に向けた鋸形状となるように調
整されることが望ましい。このように調整することで、
容器側接点部である容器Sの内側面をスラッジ等が覆う
ことがあっても、スラッジを貫いて確実な導通を確保す
ることができるからである。
【0020】また、導通部材4は、それの固定されてい
るフロート1の取り付け面1cの外周縁よりも外側方向
に延出するよう調整されていることが望ましい。すなわ
ち、フロート1において、液面W上に露出する側を上面
側、軸芯3の貫通方向に関し前記上面側とは反対に位置
する面を下面側と定義し、その上面側からフロート1を
軸芯3の貫通方向に投影したとき、前記下面側に取り付
けられた導通部材4が投影面に現れるように調整されて
いるとよい。このようにすると、容器S自身が傾き、か
つ液面Wが規定以下になっており、フロート1が傾くこ
とがあっても、導通部材4自身は容器Sと確実に接触す
ることができる。
【0021】なお、前述したように導通部材4を廃し、
軸芯3におけるフロート1からの突出部分(一対の折り
返し部3a)をフロート側接点部とした例が、図2に示
される。図1に示した実施形態と同様に、軸芯3に割ピ
ン形状を採用し、フロート1の下面側において突出部分
が折り返されている。導通部材4が廃されているので安
価に製造できるが、フロート1の容器Sへの着底状態に
よって接触抵抗が変化するために導通状態が変化しやす
く、図1に示す形態の方が信頼性は高いといえる。
【0022】さて次に、リード部材2と軸芯3(割ピ
ン)との接合について詳しく説明する。リード部材2と
軸芯3とを接合する方法として、はんだ付け、溶接およ
び圧着などが例示できる。図1に示す実施形態は圧着、
図2に示す実施形態ははんだ付けを採用した例である。
これらの方法のなかでも、金属の塑性変形を利用した圧
着は、簡単に強固な接合を実現できるので好適である。
【0023】図6に、リード部材2と軸芯3とを圧着す
る方法の具体例を例示する。まず、図6(a)に示す態
様は、リード部材2と軸芯3とが直接圧着された例であ
る。まず、方向変換されている方向変換部3bの中央部
付近に貫通孔3aが形成された割ピン形状の予備軸芯
3’の、該貫通孔3aにリード部材2の導体部分を挿通
する(工程)。次に、予備軸芯3’を加締めて、リー
ド部材2と予備軸芯3’とを圧着させ、軸芯3(割ピ
ン)とリード部材2との接合体を形成する(工程)。
【0024】図6(b)に示す態様は、方向変換されて
いる方向変換部3bに貫通孔を設けずに、この方向変換
部3b上にリード部材2の導体部分を径方向から覆いつ
つ、該導体部分が配置された後に加締めに供される加締
め形成部3cを一体に設けて、軸芯3とリード部材2と
の接続を図るものである。なお、軸芯3と、リード部材
2とが、他部材を介して間接的に圧着されていてもよ
い。
【0025】図1または図2に示すように、このような
接続部23やはんだ付け部分26は、フロート1に形成
された孔部1a内に埋設される形態にて軸芯3がフロー
ト1に挿通されていることが望ましい。なぜならば、そ
れらがフロート1の上面側に露出していると、リード部
材2の有する可撓性が損なわれる恐れがあり、そのよう
な場合、フロート1が遊動しにくくなってしまうからで
ある。
【0026】以上のようにして構成されたフロートスイ
ッチ100を内燃機関のオイルタンク内に設け、潤滑用
オイルの量を検知可能とした本発明のオイルレベルセン
サの例を図3に示す。オイルレベルセンサ200は、前
述したフロートスイッチ100と、センサ回路(図示せ
ず)とからなる。オイルタンクS内には、油面Wを形成
するオイルが収容されており、その油面Wには可撓性リ
ード部材2に接続されたフロート1が浮遊する形とされ
ている。リード部材2は、ねじ7等の締結手段によって
オイルタンクSに直接取り付けられた回路ケース6へ接
続される。
【0027】回路ケース6内には、センサ回路を構成す
る抵抗、コンデンサおよびダイオード等の素子が収容さ
れている。そして、回路ケース6を経由してオイルタン
クSの外側に取り出された信号線9が、図示しないエン
ジンの始動制御回路に接続され、オイル量が規定レベル
以下となった場合に検知信号が該始動制御回路に入力さ
れる。あるいは、信号線9は同じく図示しない警告ラン
プに接続され、フロートスイッチ100がONされると
(導通部材4がオイルタンクSに接触して電流が流れ
る)、センサ回路を経由して警告ランプに電力が供給さ
れるような仕組みであってもよい。
【0028】オイルの補給は、オイルレベルゲージ10
をオイルタンクSから取り外して行なう。オイルレベル
ゲージ10は、油面Wに向って突出する先端部10gに
付着するオイルを確認することにより、オイル量を知る
ことができる。
【0029】上記形態は、エンジン側(オイルタンク
S)へのフロートスイッチ100の取り付け方法として
は普通の着想である。しかしながら、エンジン側に取り
付け孔が必要となるし、オイルが漏れないようにシール
も施さなければならないので面倒である。この問題は、
オイルの給油口とフロートスイッチ100の取り付け孔
とを兼用する、すなわち、オイルレベルゲージ10をオ
イルタンクSの外側に信号線を引き出すための手段とし
て利用することにより解決できる。図4に示す例がそれ
である。
【0030】図4に示すオイルレベルセンサ200にお
いて、長尺の可撓性リード部材2は、その一端がフロー
ト1、他端がオイル給油口に着脱可能なセンサ回路キャ
ップKPに接続されている。センサ回路キャップKP
は、自身の内部にセンサ回路を構成する素子等を収容し
ている。センサ回路キャップKPは、自身の軸線O方向
であって、油面Wに向う形に突出するゲージ部11を有
する。ゲージ部11には、オイル量のアッパーレベルを
指示するローレット面11rが形成されているため、セ
ンサ回路キャップKPは、オイルレベルゲージとしての
機能も有する。
【0031】センサ回路を内蔵するセンサ回路キャップ
KPの詳細を、図6の断面図に示す。センサ回路キャッ
プKPは、オイルタンクSへの取り付けおよび取り外し
方向が軸線O方向と定義され、さらに、主として以下の
部材から構成される。 軸線O方向に関し、自身の一方にゲージ部11を有
し、他方に回路を構成する素子を収容するための空所1
7を備えるとともに、ゲージ部11に続く部分にねじ部
16が形成されたキャップ本体14。 キャップ本体14の空所17にセットされる回路基板
18。 回路基板18がセットされた空所17を密閉する形に
て、キャップ本体14に取り付けられる蓋16。 センサ回路キャップKPがオイルタンクSに取り付け
られる際、キャップ本体14にねじ込み方向と反対方向
への反発力が働くよう、キャップ本体14の周方向に沿
う形にて形成された溝部に嵌め込まれる部材であって、
回路基板18と導通可能に配置されるスプリング20。 キャップ本体14を周方向に取り囲むとともに、回路
基板18からの信号を取り出すために自身の導体部13
aにスプリング20が接触するように、軸線O方向に該
スプリング20を支持する形にて配置される一方、キャ
ップ本体14の軸線O方向への螺旋運動に追従不能とす
ることが可能であるように、キャップ本体14とは別体
とされる信号取出リング13。 軸線O方向に関し、ねじ部16と信号取出リング13
との間に配置される平板状のCuリング15。 センサ回路キャップKPがオイルタンクSに取り付け
られる際に、キャップ本体14にねじ込み方向と反対方
向への反発力が働くように、キャップ本体14、Cuリ
ング15および信号取出リング13の三者に挟み込まれ
る形にて配置されるスプリング21。 スプリング21およびCuリング15と導通して、回
路基板18に接地の電位レベルを与えるためのグラウン
ドピン19。
【0032】各部材の作用を具体的に説明する。ゲージ
部11の端面には通孔が形成されており、そこにリード
部材2が挿通されて、該リード部材2の端部が回路基板
18の所定位置に接続され、リード部材2と回路基板1
8との導通が確保されている。回路基板18から出力さ
れた信号は、ボンディングワイヤ24→スプリング20
の有する凸部20t→スプリング20→信号取出リング
13の導体部13a→信号取出リード12、の順に伝播
する。
【0033】信号取出リング13は、その一部のみが導
電性材料からなる導体部13aとされており、残部は絶
縁性樹脂材料によって構成されているので、スプリング
21およびCuリング15とは絶縁されている。キャッ
プ本体14も同様に、絶縁性樹脂材料により構成されて
いる。回路基板18の接地電位は、グラウンドピン19
→キャップ本体14の内部導通路(図中破線部)→スプ
リング20→Cuリング15、の順に導通して確保され
る。
【0034】上記のような構造によると、信号取出リン
グ13がキャップ本体14の回転に対してフリーである
(キャップ本体14に追従しない)から、信号取出リン
グ13と一体に構成された信号取出リード12もキャッ
プ本体14に対して回転フリーになる。すなわち、セン
サ回路キャップKPを所定のオイルタンクSにねじ込む
際に、信号取出リード12にねじれが生じない。従っ
て、信号取出リード12にねじれが生じないようにする
ための構造、たとえば、該信号取出リード12が着脱可
能となるような端子形状を付与する必要もない。
【0035】なお、本発明は実施の形態に限定されるも
のではなく、要旨を逸脱しない範囲にて種々の態様で実
施できることはいうまでもない。また、添付の図面は、
理解のための模式的なものであることを断っておく。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフロートスイッチの構成を示す図。
【図2】フロートスイッチの別形態を示す図。
【図3】本発明のフロートスイッチをオイルレベルセン
サに適用した例を示す図。
【図4】図3に続く別形態を示す図。
【図5】オイルレベルゲージを利用したリードの取出し
構造を説明するセンサ回路キャップの断面図。
【図6】リードと軸芯(割ピン)との接合形態を説明す
る図。
【図7】従来のフロートスイッチを示す図。
【符号の説明】
1 フロート 1a,1b 孔部(挿通孔) 1c 取り付け面 2 リード 3 軸芯(割ピン) 3a 軸芯の折り返し部分 4 導通部材 4a 突起部 23,23’,26 接続部 100 フロートスイッチ 200 オイルレベルセンサ W 液面 S 容器(オイルタンク) KP センサ回路キャップ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に収容されたオイル等の液面に浮
    かぶフロートにフロート側接点部が設けられたフロート
    スイッチを有し、液量が規定レベル以下に達した場合、
    前記フロート側接点部が、容器側接点部と導通して信号
    が出力されるように構成されたオイルレベルセンサにお
    いて、 一端が前記容器に対して固定状態にあり、他端が前記フ
    ロートスイッチに接続されて前記信号を出力するための
    可撓性を有するリード部材を備え、そのリード部材が許
    容する範囲内において前記フロートが前記液面を遊動可
    能とされていることを特徴とするオイルレベルセンサ。
  2. 【請求項2】 前記フロートに導電性を有する軸芯が挿
    通・固定され、その軸芯に前記リード部材が接続されて
    いる請求項1記載のオイルレベルセンサ。
  3. 【請求項3】 前記軸芯と前記リード部材との接続部
    が、前記フロートに埋設される形態にて前記軸芯が前記
    フロートに挿通されている請求項2記載のオイルレベル
    センサ。
  4. 【請求項4】 前記接続部は、前記軸芯と前記リード部
    材とが直接、または他部材を介して間接的に圧着された
    ことに基づいて形成されている請求項3記載のオイルレ
    ベルセンサ。
  5. 【請求項5】 前記フロートには、前記液面上に露出す
    る側とは反対側に、前記フロート側接点部としての導通
    部材が取り付けられている請求項1ないし4のいずれか
    1項に記載のオイルレベルセンサ。
  6. 【請求項6】 前記軸芯は割ピン形状とされる一方、そ
    れの前記フロートからの突出部分が折り返されて、その
    折り返し部分が前記導通部材を保持することにより該導
    通部材が前記フロートに取り付けられ、前記導通部材と
    前記リードとの導通が確保されている請求項5記載のオ
    イルレベルセンサ。
  7. 【請求項7】 前記導通部材は板状をなし、さらに、前
    記容器側接点部に最初に接触するべき突起部を有する請
    求項5または6記載のオイルレベルセンサ。
  8. 【請求項8】 前記導通部材は、それの固定されている
    前記フロートの取り付け面の外周縁よりも外側方向に延
    出するよう調整されている請求項5ないし7のいずれか
    1項に記載のオイルレベルセンサ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7486179B2 (en) 2005-04-29 2009-02-03 C-K Engineering, Inc. Low-level oil sensor
CN103321886A (zh) * 2013-05-03 2013-09-25 台州亚森机电有限公司 空压机机油感应器
JP2019018523A (ja) * 2017-07-21 2019-02-07 株式会社マキタ 手持式作業機

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