JP2003141530A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP2003141530A
JP2003141530A JP2001332018A JP2001332018A JP2003141530A JP 2003141530 A JP2003141530 A JP 2003141530A JP 2001332018 A JP2001332018 A JP 2001332018A JP 2001332018 A JP2001332018 A JP 2001332018A JP 2003141530 A JP2003141530 A JP 2003141530A
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JP2001332018A
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Shoichi Nakanishi
正一 中西
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線環境のもとで使用する場合に、画像入
力手段や画像被写体に放射線ダメージがあっても正確に
画像の特徴量を解析することが可能で、放射線劣化に関
して長寿命な画像処理システムを得る。 【解決手段】 ビーム1を照射されない状態の蛍光板2
を予めカメラ4によって撮像し、その画像を画像処理手
段によって処理して形成されたバックグラウンド輝度分
布10を記憶させておき、ビーム1によって発光像3が
形成された蛍光板2をカメラ4で撮像し、このカメラ4
によって撮像された蛍光板2の画像を画像処理手段によ
って処理して発光像3に対応する2次元輝度分布6を形
成すると共に、予め記憶されたバックグラウンド輝度分
布10を用いて発光像3に対応する2次元輝度分布6の
不良画素7を修正した上、発光像3の特徴量を抽出する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、放射線等の影響
を受けても画像の特徴量の抽出に影響を受けない画像処
理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この発明は、たとえば高エネルギー粒子
線加速器において、ビームの平均値、標準偏差、最小
値、最大値及び投影分布等の特徴量を画像処理にて出力
するモニタ方式において、ビーム画像入力手段が放射線
等によりダメージを受けても、有効な特徴量を抽出する
ことのできる画像処理システムについてのものである。
図13は、従来の画像処理システムを示す図であり、特
開2000−99705号公報に示されたものである。
図13のシステムは、従来の画像入力手段、画像処理手
段、画像特徴量抽出手段を備えた画像処理システムから
発展して、画像有効領域を自動的に選定する機能を付加
した新しい画像処理システムである。図13において、
100はCCDカメラなどの画像入力手段、101は画
像入力手段100によって得られた第一の画像、102
は第一の画像101の有効領域を記憶させる第一の有効
領域記憶手段、103は第一の画像101を画像処理す
る画像処理手段、104は画像処理手段103によって
画像処理された第二の画像、105は第一の画像101
の有効領域から第二の画像104の有効領域を処理する
有効領域決定手段、106は第二の画像104の有効領
域を記憶する第二の有効領域記憶手段、107は第二の
有効領域記憶手段106に記憶された有効領域のみを処
理対象として、第二の画像104から特徴量を抽出する
特徴量抽出手段、108は抽出された特徴量、109は
画像表示手段である。
【0003】次に、図13の動作について簡単に説明す
る。CCDカメラなどの画像入力手段100により得ら
れた第一の画像101の有効領域を第一の有効領域記憶
手段102により記憶する。第一の画像101を、画像
処理手段103により平滑化や微分などの画像処理を行
い、第二の画像104とする。これを受けて、第一の画
像101の有効領域から第二の画像104の有効領域が
有効領域決定手段105により処理され、第二の有効領
域記憶手段106に記憶される。第二の有効領域記憶手
段106に記憶されている有効領域のみを処理対象とし
て、第二の画像104から画素値の平均値などの特徴量
108を特徴量抽出手段107により抽出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の画像処理システ
ムに示される新しい方式は、画像上の領域を有効な画像
処理領域と無効な画像処理領域に自動的に区別して、有
効な画像処理領域のみを使って特徴量を計算するという
領域選定型であった。そのため有効領域が画面上の座標
で自動的に設定された後、あるいは有効領域が手動で設
定された後は、たとえば画像被写体に放射線ダメージを
受け、特徴量が望ましくない結果になっても、その特徴
量を受け入れる必要があった。このため、画像入力手段
100であるカメラに放射線ダメージがあれば、正確な
特徴量を抽出するために即交換するなどの対策が必要で
あった。また、画像被写体に放射線ダメージがあれば、
同じ理由で即交換するなどの対策が必要であった。
【0005】このように、従来の画像処理システムを放
射線環境のもとで使用する場合、画像入力手段100や
画像被写体に放射線ダメージがあると即交換する必要が
あるという問題点があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、放射線環境のもとで使用
する場合に、画像入力手段や画像被写体に放射線ダメー
ジがあっても正確に特徴量を解析することが可能であ
り、放射線劣化に関して長寿命な画像処理システムを得
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる画像処
理システムにおいては、発光像を形成するように構成さ
れた画像被写体と、この画像被写体を撮像するよう配置
された画像入力手段と、この画像入力手段によって撮像
された画像被写体の画像を処理して発光像に対応する輝
度分布を形成する画像処理手段と、発光像が形成されて
いない状態の画像被写体を画像入力手段によって撮像
し、画像処理手段によって処理して形成されたバックグ
ラウンド輝度分布を記憶する記憶手段と、画像処理手段
によって形成された発光像に対応する輝度分布から発光
像の特徴量を抽出する特徴量抽出手段を備え、特徴量抽
出手段は、記憶手段に記憶されたバックグラウンド輝度
分布を用いて発光像に対応する輝度分布の不良画素部分
を修正するものである。
【0008】また、発光像を形成するように構成された
画像被写体と、この画像被写体を撮像するよう配置され
た画像入力手段と、この画像入力手段によって撮像され
た画像被写体の画像を処理して発光像に対応する輝度分
布を形成する画像処理手段と、画像入力手段の不良画素
の座標を記憶する記憶手段と、画像処理手段によって形
成された発光像に対応する輝度分布から発光像の特徴量
を抽出する特徴量抽出手段を備え、特徴量抽出手段は、
記憶手段に記憶された不良画素の座標を用いて発光像に
対応する輝度分布の不良画素部分を修正するものであ
る。
【0009】また、画像入力手段の不良画素の座標は、
発光像が形成されていない状態の画像被写体を画像入力
手段によって撮像し、画像処理手段によって処理して形
成されたバックグラウンド輝度分布から求められたもの
である。さらに、画像処理手段によって処理された画像
被写体の輝度分布全体が最大輝度値になるように画像被
写体を照光する照光手段を備え、画像入力手段の不良画
素の座標は、照光手段によって照光された画像被写体を
画像入力手段によって撮像し、画像処理手段によって処
理して最大輝度値に形成された輝度分布から求められた
ものである。
【0010】また、画像処理手段によって処理された画
像被写体の輝度分布全体が最大輝度値になるように画像
入力手段を照光する照光手段を備え、画像入力手段の不
良画素の座標は、照光手段によって照光された画像入力
手段の出力を画像処理手段によって処理して最大輝度値
に形成された輝度分布から求められたものである。ま
た、画像入力手段の出力を飽和させることによって、画
像処理手段によって処理された画像被写体の輝度分布全
体を最大輝度値に形成すると共に、画像入力手段の不良
画素の座標は、最大輝度値に形成された輝度分布から求
められたものである。
【0011】さらにまた、画像入力手段によって撮像さ
れた画像の不良画素の総量が所定量を超えたとき、画像
入力手段の交換が指示されるものである。
【0012】また、発光像を形成するように構成された
画像被写体と、この画像被写体を撮像するよう配置され
た画像入力手段と、この画像入力手段によって撮像され
た画像被写体の画像を処理して発光像に対応する輝度分
布を形成する画像処理手段と、画像被写体の劣化部分の
情報を記憶した記憶手段と、画像処理手段によって形成
された発光像に対応する輝度分布から発光像の特徴量を
抽出する特徴量抽出手段を備え、特徴量抽出手段は、記
憶手段に記憶された画像被写体の劣化部分情報を用いて
発光像に対応する輝度分布の不良画素部分を修正するも
のである。また、画像被写体の劣化部分に対応する不良
画素の総量が所定量を超えたとき、画像被写体の交換が
指示されるものである。
【0013】加えて、輝度分布は、2次元輝度分布であ
るものである。また、輝度分布は、1次元輝度分布であ
るものである。
【0014】また、特徴量抽出手段による不良画素部分
の修正は、不良画素部分の付近の輝度値を基にした補間
によって行われるものである。さらに、画像処理手段に
よって処理される画像被写体の画像は、画像被写体の画
像が積算された積算像であるものである。
【0015】また、標準の光を照射する標準光源と、こ
の標準光源に対向するように配置され、標準光源の照射
する光を受光する画像入力手段と、この画像入力手段に
よって入力された画像を処理する画像処理手段と、画像
入力手段が初期導入された時に画像処理手段によって処
理された第一の輝度分布と、画像入力手段が初期導入さ
れた以後に画像処理手段によって処理された第二の輝度
分布とを比較して画像入力手段の劣化を判定する判定手
段を備えたものである。
【0016】また、第一の輝度分布及び第二の輝度分布
は、1次元輝度分布であるものである。さらにまた、第
一の輝度分布及び第二の輝度分布は、2次元輝度分布で
あるものである。
【0017】また、画像入力手段は、放射線を管理する
放射線管理区域内に設けられたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は、この発
明の実施の形態1による画像処理システムの蛍光板ビー
ムモニタを示す構成図であり、例えば粒子加速器のビー
ム輸送ラインに設けられたビームスクリーンモニタを示
している。図1において、1はビーム輸送ラインを通
り、画像被写体である蛍光板に入射されるビーム、2は
ビーム1が当たるとその部分だけ発光して発光像を形成
する画像被写体である蛍光板で、その発光量(明るさ)
はビーム1の強さに比例する。3は蛍光板2にできた発
光像、4は発光像3を捕える画像入力手段であるカメラ
である。図2は、この発明の実施の形態1による画像処
理システムの画像処理を示す構成図である。図2におい
て、41は画像被写体を撮像する画像入力手段で、図1
のカメラに相当する。42は画像入力手段41によって
撮像された画像を処理して、2次元輝度分布を形成する
画像処理手段、43は画像処理手段42によって形成さ
れた2次元輝度分布の特徴量を抽出する特徴量抽出手段
である。44はビームを照射せずに、したがって発光像
が形成されない画像被写体を画像入力手段41によって
撮像し、画像処理手段42によって処理して形成された
バックグラウンド輝度分布を記憶する記憶手段である。
図3は、この発明の実施の形態1による画像処理システ
ムの画像処理2次元輝度分布を示す画面図であり、カメ
ラ4で撮像した画像を画像処理手段42によって処理し
た画面を示している。図3において、5は画像処理画
面、6は画像処理画面5に映し出された発光像3を画像
処理した2次元輝度分布で、この2次元輝度分布6に基
づき、特徴量抽出手段43によって、ビーム1の特徴量
が抽出される。7は放射線ダメージによる不良画素で、
画像処理画面5に現れる。図4は、この発明の実施の形
態1による画像処理システムの画像処理2次元バックグ
ラウンドを示す画面図であり、ビーム1を蛍光板2に入
射させない場合にカメラ4で捕えた画像を画像処理した
画面を示すものである。図4において、8はビーム1が
入射されないため、発光像3が存在しないバックグラウ
ンド画像(バックグラウンド輝度分布)である。放射線
ダメージを受けている場合は、バックグラウンド画像8
に不良画素7が映る。
【0019】次に、動作について説明する。ビーム1が
高エネルギーであり、ビーム1が何らかの原因でビーム
輸送ラインの構造物に当たった場合や、ビーム1が蛍光
板2に当たったとき、あるいはビーム1が何らかの原因
でビーム輸送ラインのコースを外れた場合等に、中性子
線やガンマ線等の放射線が発生する。通常、ビーム輸送
ラインとカメラ4は、同室に配置されており、ビーム輸
送ラインとカメラ4の放射線環境は、同レベルであるの
で、前記のように発生した放射線は、カメラ4に影響す
る。カメラ4は、例えばCCD素子カメラであり、CC
D素子は放射線ダメージを受けやすいことで知られてい
る。この場合、CCD素子の画素ごとに放射線の影響を
受けるので、画素ごとに不良画素7が発生する。ここで
不良画素7は輝度を示さなくなった場合の他に、カメラ
4の画像上で放射線の強さと発光像3が比例しなくなっ
たように見える場合も含まれる。
【0020】上記のように不良画素7を含む画像しか撮
れなくなった場合に、図3により2次元輝度分布6を使
って特徴量を算出する前に、図4のようにビーム1を蛍
光板2に入射しない場合のバックグラウンド画像8を取
っておき、バックグラウンド画像8上で輝度値がゼロ以
外となる不良画素7の座標を、画像処理システムの記憶
手段44に記録させておく。そして、図3の2次元輝度
分布6から特徴量を算出する際に、記録された座標に存
在する不良画素7の部分を無視することにより、特徴量
を正確に算出することができる。上記のように不良画素
7を無視する場合、その不良画素7の位置の輝度値はゼ
ロとして処理されるので、これで不都合な場合には、不
良画素7の位置に隣接する画素或いは不良画素7の位置
近傍の輝度値を参照して、不良画素7の輝度値を決定す
る。この場合は、線形補間や曲線補間を行う。または、
不良画素7の近傍の画素あるいは2次元輝度分布6全体
を対象にして関数フィッテングにより画像処理中に無視
した不良画素7の位置の輝度値を決定してもよい。
【0021】バックグラウンド画像8において、輝度が
ゼロの画素であっても、不良画素の場合がある。これは
不良画素7が輝度を示さなくなった場合である。この場
合に備えて、バックグラウンド画像8を用いた2次元輝
度分布6の処理後の輝度分布に輝度ゼロ値となる座標が
あり、かつその座標に隣接する画素がゼロでない場合
は、不良画素7であると考えられる。このような場合
は、バックグラウンド画像8による処理後の輝度分布
に、さらにその座標について補間処理を行ってもよい。
【0022】上記では、2次元輝度分布6を使って特徴
量を算出する前に、バックグラウンド画像8による処理
を施す場合について述べたが、カメラ4の露光時間を長
くしてビーム1の積算像を取り、積算像を画像処理対象
として、同様の処置を施すこともできる。不良画素7は
正常画素の輝度値の増減に関わらず判別できるからであ
る。また、カメラ4で捕えた複数の画像を画像処理シス
テムの記録媒体に保存しておき、重ね合わせ等により1
つの画像としてビーム1の積算像とする。その後、上記
の処置を施しても差し支えない。
【0023】また、蛍光板2、カメラ4の設定を変更せ
ず、カメラ4で複数の画像を捕えて画像処理したい場
合、バックグラウンド画像8は、複数画像の各々に同じ
ものを使うため、バックグラウンド画像8から不良画素
7の座標を割り出しておき、不良画素7の座標データを
画像処理システムの記録媒体に保存しておくと、そのデ
ータを呼び出して使うことにより、複数の画像処理の処
理スピードを上げることができる。さらに、上記では、
バックグラウンド画像8から不良画素7の座標を割り出
しておき、不良画素7の座標データを画像処理システム
の記録媒体に保存しておく場合について述べたが、画像
をリアルタイムでモニタリングするシステムとしたい場
合、DSP等のシステムに上記の処理方法を適用しても
よい。
【0024】実施の形態1によれば、画像入力手段や画
像被写体が局所的に放射線ダメージを受けて輝度分布に
影響する場合であっても、正確に特徴量を解析すること
が可能な画像処理システムを得ることができる。また、
画像に不良画素を含むようになったカメラをすぐに交換
する必要がないので、長寿命の画像処理システムを提供
することができ、低ランニングコストの同システムを提
供することができる。
【0025】実施の形態2.実施の形態1では、2次元
輝度分布6を使って特徴量を算出する場合について述べ
たが、図5のように図3に示す画像処理画面上の任意の
2点を結んでできた線分上の1次元輝度分布を映した画
面を使って特徴量を算出するようにしてもよい。図5
は、この発明の実施の形態2による画像処理システムの
画像処理1次元輝度分布を示す画面図である。図5にお
いて、7は不良画素である。9は画像処理画面上の任意
の2点を結んでできた線分上の1次元輝度分布である。
図5には、放射線の影響により1次元輝度分布9にでき
た不良画素7が示される。
【0026】図6は、この発明の実施の形態2による画
像処理システムの画像処理1次元バックグラウンドを示
す画面図である。図6において、10はバックグラウン
ド輝度分布である。図6は、ビーム1を蛍光板2に入射
させない場合の図5同様の1次元輝度分布9を示してお
り、ビーム1が入射されないため、バックグラウンド輝
度分布10が示されている。放射線ダメージを受けてい
る場合は、バックグラウンド輝度分布10に不良画素7
が映る。1次元輝度分布9の場合にも、実施の形態1の
ように補間法を選択しても良く、積算像を得る積算処理
と特徴量を得る画像処理の実施順序を変更しても差し支
えない。
【0027】上記では、1次元輝度分布9を使って特徴
量を算出する前にバックグラウンド輝度分布10による
処置を施す場合について述べたが、蛍光板2の設定、カ
メラ4の設定、画像処理画面5上の線分の設定を変更せ
ずにカメラ4で複数の画像を捕えて画像処理したい場
合、バックグラウンド輝度分布10は、複数画素の各々
に同じものを使うため、バックグラウンド輝度分布10
から不良画素7の座標を割り出しておき、不良画素7の
座標データを画像処理システムの記録媒体に保存してお
くと、そのデータを呼び出して使うことにより、複数の
画像処理の処理スピードを上げることができる。また、
上記では、バックグラウンド輝度分布10から不良画素
7の座標を割り出しておき、不良画素7の座標データを
画像処理システムの記録媒体に保存しておく場合につい
て述べたが、画像をリアルタイムでモニタリングするシ
ステムとしたい場合、DSP等のシステムに上記の処理
方法を適用してもよい。
【0028】実施の形態2によれば、1次元輝度分布を
映した画面を用いて、特徴量を抽出する場合でも、放射
線ダメージの影響をなくすことができる。
【0029】実施の形態3.図7は、この発明の実施の
形態3による画像処理システムの不良画素検知装置を示
す構成図である。図7において、2、4は図1における
ものと同一のものである。11は照光手段である。実施
の形態1及び実施の形態2では、不良画素7をバックグ
ラウンド画像8により見つけて不良画素7の輝度値を補
正する方法について述べたが、実施の形態3は、図7に
示すように、照光手段11により蛍光板2を光らせてC
CD素子の出力輝度を飽和させ、画像処理画面5の輝度
値を全体的に画像解析システムの輝度最高値を示すよう
に設定して、不良画素7の座標を特定し、実施の形態1
同様に補間等による輝度値処理を施す。
【0030】不良画素7は、実際の輝度と画像処理シス
テムが算出した輝度が比例関係にないことを、実施の形
態3の不良画素7の検出に利用する。実施の形態1及び
実施の形態2ではバックグラウンドを用いる方法であ
り、これは画素が正常ならゼロになることに基づいて、
ゼロではない輝度を示す画素を不良画素7として検出す
るが、実施の形態3では、画素が正常なら輝度最大値に
なることに基づいて、輝度最大値ではない輝度を示す画
素を不良画素7として検出する。なお、照光手段11か
らの光を直接カメラの入光部に入射して、CCD素子の
出力輝度を飽和させて、画像処理画面5の輝度値を全体
的に画像解析システムの輝度最高値を示すように設定し
ても差し支えない。また、照光手段11を利用する代わ
りに、カメラの露光時間を長くしてCCD素子の出力輝
度を飽和させて、画像処理画面5の輝度値を全体的に画
像解析システムの輝度最高値を示すように設定しても差
し支えない。
【0031】実施の形態3によれば、照光手段を用いて
不良画素を検出することにより、放射線ダメージの影響
をなくして特徴量を抽出することができる。
【0032】実施の形態4.図8は、この発明の実施の
形態4による画像処理システムの放射線管理区域に適用
する場合を示す構成図である。図8において、4は監視
モニタである。12は常時放射線が発生する放射線管理
区域である。監視モニタ4は放射線管理区域12内に配
置されている。実施の形態1及び実施の形態2では、画
像被写体としてビーム1の特徴量を算出するために、蛍
光板2を使ったビームモニタに適用した例について述べ
たが、実施の形態4は、図8のように、常時放射線が発
生する放射線管理区域12内に立入る人の入退管理やビ
ーム装置の監視の目的で、放射線管理区域内12に設置
された監視モニタに、この発明の画像処理システムを適
用している。この場合、バックグラウンド画像8は、定
期的に取得して不良画素7に関する情報を更新する。
【0033】実施の形態4によれば、放射線の影響を受
けた画像であっても、カメラの不良画素を含む画像を出
力することがないので、高品質な監視カメラを提供する
ことができる。
【0034】実施の形態5.図9は、この発明の実施の
形態5による画像処理システムのカメラ劣化チェック機
能を示す構成図である。図9において、4はカメラ、1
3はCCD等のイメージングプレート、14はカメラ4
内蔵の画像信号処理回路、15はカメラ4の前に配置さ
れ、一定の輝度を放つ標準光源である。図10は、この
発明の実施の形態5による画像処理システムのカメラ劣
化判定のための画像を示す画面図である。図10におい
て、16はカメラ4導入時の1次元輝度分布である基準
輝度分布(第一の輝度分布)、17はカメラ4導入以後
の調査輝度分布(第二の輝度分布)、18は基準輝度分
布16と調査輝度分布17の差分である判定輝度分布で
ある。
【0035】実施の形態1〜実施の形態4では、この発
明の画像処理システムを放射線施設に適用する場合につ
いて述べたが、図9のように、カメラの経年劣化を摘出
する目的で発明の画像処理システムを適用してもよい。
一般のカメラ4を用いたTV監視モニタシステム等に、
この発明の画像処理システムを適用することにより、C
CD等のイメージングプレート13、カメラ内臓の画像
信号処理回路14の経年劣化を調べることが可能にな
る。例えば、カメラレンズ前に一定の輝度を放つ標準光
源15を設置して、カメラ4で1次元輝度分布9を定期
的に取得する。図10のように、カメラ4導入時の1次
元輝度分布9を基準輝度分布16とし、以降、定期的に
取得した1次元輝度分布9を調査輝度分布17とし、基
準輝度分布16と調査輝度分布17の差分として判定輝
度分布18を算出する。判定輝度分布18の大きさを判
定手段によって判定し、ゼロ或いは許容できる大きさで
あれば合格、適合しなければ、カメラ4の交換を励行す
る機能をもつシステムを構築することができる。上記で
は、1次元輝度分布9を用いる場合について述べたが、
2次元輝度分布6を用いる場合についても、同様の効果
を奏する。
【0036】実施の形態5によれば、一般のカメラの劣
化を検出することが可能であるので、高品質なカメラ装
置を提供することができる。
【0037】実施の形態6.図11は、この発明の実施
の形態6による画像処理システムの蛍光板の劣化補正を
示す画像画面図である。図11において、19は蛍光板
劣化部分、20は劣化区間である。実施の形態1〜実施
の形態5では、カメラに異常があった場合について述べ
たが、図11のように、画像被写体である蛍光板2に放
射線劣化、熱劣化があった場合に、この発明の画像処理
システムを適用することにより、劣化した蛍光板2を即
交換しなくても、特徴量の算出が可能なシステムを構築
することができる。蛍光板劣化部分19が目視或いはそ
の他の判定装置で検出できれば、劣化部分に対応する画
像上の座標区間である劣化区間20を、記憶手段に記憶
させておき、画像処理システム上で指定して、特徴量の
算出のためにその部分の輝度を採用せず、実施の形態1
記載の方法で補間する。なお、上記では、1次元輝度分
布9を用いる場合について述べたが、2次元輝度分布6
を用いても同様の効果を奏する。
【0038】実施の形態6によれば、画像に不良輝度を
含むようになった蛍光板をすぐに交換する必要がないの
で、長寿命の画像処理システムを提供することができ、
低ランニングコストの同システムを提供することができ
る。
【0039】実施の形態7.図12は、この発明の実施
の形態7による画像処理システムのカメラ寿命予測シス
テムを示す画面図である。図12において、7、10は
図6におけるものと同一のものである。21は不良画素
7の総量、22はカメラのダメージ許容量である。実施
の形態1〜実施の形態6では、カメラ4及び蛍光板2等
の画像入力手段や画像被写体に異常があった場合に、こ
の発明の画像処理システムで対処する方法について述べ
たが、図12のように、バックグラウンド輝度分布10
を日常モニタリングすることにより、カメラの放射線環
境下での寿命を予測するシステムや自己診断するシステ
ムを構築することが可能である。また寿命を予測するソ
フトウェアを搭載したシステムを構築することが可能で
ある。バックグラウンド輝度分布10上の不良画素7の
総量21が、画像処理システム内カメラのダメージ許容
量22を超えると、カメラの交換時期を知らせるシステ
ムとして品質チェックをリアルタイムで行うことができ
る。
【0040】実施の形態7によれば、カメラ等の画像入
力手段の寿命をモニタリングして同装置の寿命を予測す
ることができるため、高品質な画像処理システムを提供
することができる。
【0041】なお、上記のバックグラウンド輝度分布
は、1次元バックグラウンド輝度分布の場合について述
べたが、2次元バックグラウンド輝度分布でも同様の効
果を奏する。また、上記は、放射線管理区域の監視カメ
ラに適用しても同様の効果を奏する。また、上記は、蛍
光板2等の画像被写体の劣化チェック機能として適用し
ても同様の効果を奏する。
【0042】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。発光像
を形成するように構成された画像被写体と、この画像被
写体を撮像するよう配置された画像入力手段と、この画
像入力手段によって撮像された画像被写体の画像を処理
して発光像に対応する輝度分布を形成する画像処理手段
と、発光像が形成されていない状態の画像被写体を画像
入力手段によって撮像し、画像処理手段によって処理し
て形成されたバックグラウンド輝度分布を記憶する記憶
手段と、画像処理手段によって形成された発光像に対応
する輝度分布から発光像の特徴量を抽出する特徴量抽出
手段を備え、特徴量抽出手段は、記憶手段に記憶された
バックグラウンド輝度分布を用いて発光像に対応する輝
度分布の不良画素部分を修正するので、画像入力手段や
画像被写体にダメージがあっても正確に特徴量を抽出す
ることができる。
【0043】また、発光像を形成するように構成された
画像被写体と、この画像被写体を撮像するよう配置され
た画像入力手段と、この画像入力手段によって撮像され
た画像被写体の画像を処理して発光像に対応する輝度分
布を形成する画像処理手段と、画像入力手段の不良画素
の座標を記憶する記憶手段と、画像処理手段によって形
成された発光像に対応する輝度分布から発光像の特徴量
を抽出する特徴量抽出手段を備え、特徴量抽出手段は、
記憶手段に記憶された不良画素の座標を用いて発光像に
対応する輝度分布の不良画素部分を修正するので、画像
入力手段や画像被写体にダメージがあっても正確に特徴
量を抽出することができると共に、特徴量抽出処理の処
理スピードを上げることができる。
【0044】また、画像入力手段の不良画素の座標は、
発光像が形成されていない状態の画像被写体を画像入力
手段によって撮像し、画像処理手段によって処理して形
成されたバックグラウンド輝度分布から求められたの
で、バックグラウンド輝度分布から不良画素の座標を得
ることができる。さらに、画像処理手段によって処理さ
れた画像被写体の輝度分布全体が最大輝度値になるよう
に画像被写体を照光する照光手段を備え、画像入力手段
の不良画素の座標は、照光手段によって照光された画像
被写体を画像入力手段によって撮像し、画像処理手段に
よって処理して最大輝度値に形成された輝度分布から求
められたので、照光手段を用いて不良画素の座標を得る
ことができる。
【0045】また、画像処理手段によって処理された画
像被写体の輝度分布全体が最大輝度値になるように画像
入力手段を照光する照光手段を備え、画像入力手段の不
良画素の座標は、照光手段によって照光された画像入力
手段の出力を画像処理手段によって処理して最大輝度値
に形成された輝度分布から求められたので、照光手段を
用いて不良画素の座標を得ることができる。また、画像
入力手段の出力を飽和させることによって、画像処理手
段によって処理された画像被写体の輝度分布全体を最大
輝度値に形成すると共に、画像入力手段の不良画素の座
標は、最大輝度値に形成された輝度分布から求められた
ので、画像入力手段の出力を飽和させることによって、
不良画素の座標を得ることができる。
【0046】さらにまた、画像入力手段によって撮像さ
れた画像の不良画素の総量が所定量を超えたとき、画像
入力手段の交換が指示されるので、画像入力手段の寿命
を知ることができる。
【0047】また、発光像を形成するように構成された
画像被写体と、この画像被写体を撮像するよう配置され
た画像入力手段と、この画像入力手段によって撮像され
た画像被写体の画像を処理して発光像に対応する輝度分
布を形成する画像処理手段と、画像被写体の劣化部分の
情報を記憶した記憶手段と、画像処理手段によって形成
された発光像に対応する輝度分布から発光像の特徴量を
抽出する特徴量抽出手段を備え、特徴量抽出手段は、記
憶手段に記憶された画像被写体の劣化部分情報を用いて
発光像に対応する輝度分布の不良画素部分を修正するの
で、画像被写体の劣化による不良画素があっても、正確
に特徴量を抽出することができる。また、画像被写体の
劣化部分に対応する不良画素の総量が所定量を超えたと
き、画像被写体の交換が指示されるので、画像被写体の
寿命を知ることができる。
【0048】加えて、輝度分布は、2次元輝度分布であ
るので、2次元輝度分布を用いて不良画素を検出するこ
とができ、画像入力手段や画像被写体にダメージがあっ
ても正確に特徴量を抽出することができる。また、輝度
分布は、1次元輝度分布であるので、1次元輝度分布を
用いて不良画素を検出することができ、画像入力手段や
画像被写体にダメージがあっても正確に特徴量を抽出す
ることができる。
【0049】また、特徴量抽出手段による不良画素部分
の修正は、不良画素部分の付近の輝度値を基にした補間
によって行われるので、正確な特徴量の抽出を行うこと
ができる。さらに、画像処理手段によって処理される画
像被写体の画像は、画像被写体の画像が積算された積算
像であるので、積算像であっても、正確な特徴量の抽出
を行うことができる。
【0050】また、標準の光を照射する標準光源と、こ
の標準光源に対向するように配置され、標準光源の照射
する光を受光する画像入力手段と、この画像入力手段に
よって入力された画像を処理する画像処理手段と、画像
入力手段が初期導入された時に画像処理手段によって処
理された第一の輝度分布と、画像入力手段が初期導入さ
れた以後に画像処理手段によって処理された第二の輝度
分布とを比較して画像入力手段の劣化を判定する判定手
段を備えたので、画像入力手段の劣化を検出することが
できる。
【0051】また、第一の輝度分布及び第二の輝度分布
は、1次元輝度分布であるので、1次元輝度分布を用い
て画像入力手段の劣化を検出することができる。さらに
また、第一の輝度分布及び第二の輝度分布は、2次元輝
度分布であるので、2次元輝度分布を用いて画像入力手
段の劣化を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による画像処理シス
テムの蛍光板ビームモニタを示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による画像処理シス
テムの画像処理を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による画像処理シス
テムの画像処理2次元輝度分布を示す画面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による画像処理シス
テムの画像処理2次元バックグラウンドを示す画面図で
ある。
【図5】 この発明の実施の形態2による画像処理シス
テムの画像処理1次元輝度分布を示す画面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による画像処理シス
テムの画像処理1次元バックグラウンドを示す画面図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態3による画像処理シス
テムの不良画素検知装置を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による画像処理シス
テムの放射線管理区域に適用する場合を示す構成図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態5による画像処理シス
テムのカメラ劣化チェック機能を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態5による画像処理シ
ステムのカメラ劣化判定のための画像を示す画面図であ
る。
【図11】 この発明の実施の形態6による画像処理シ
ステムの蛍光板の劣化補正を示す画像画面図である。
【図12】 この発明の実施の形態7による画像処理シ
ステムのカメラ寿命予測システムを示す画面図である。
【図13】 従来の画像処理システムを示す図である。
【符号の説明】
1 ビーム、2 蛍光板、3 発光像、4 カメラ、5
画像処理画面、6 2次元輝度分布、7 不良画素、
8 バックグラウンド画像、9 1次元輝度分布、10
バックグラウンド輝度分布、11 照光手段、12
放射線管理区域、13 イメージングプレート、14
画像信号処理回路、15 標準光源、16 基準輝度分
布、17 調査輝度分布、18 判定輝度分布、19
蛍光板劣化部分、20 劣化区間、21 不良画素の総
量、22 ダメージ許容量、41 画像入力手段、42
画像処理手段、43 特徴量抽出手段、44 記憶手
段。
フロントページの続き Fターム(参考) 2G085 CA19 CA26 2G088 FF04 FF05 FF14 GG17 LL02 LL30 5B057 AA08 BA03 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB08 CB12 CB16 CC01 CE02 5C077 LL04 MP01 PP07 PQ12 PQ24 RR19 SS01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光像を形成するように構成された画像
    被写体、この画像被写体を撮像するよう配置された画像
    入力手段、この画像入力手段によって撮像された上記画
    像被写体の画像を処理して上記発光像に対応する輝度分
    布を形成する画像処理手段、上記発光像が形成されてい
    ない状態の画像被写体を上記画像入力手段によって撮像
    し、上記画像処理手段によって処理して形成されたバッ
    クグラウンド輝度分布を記憶する記憶手段、上記画像処
    理手段によって形成された発光像に対応する輝度分布か
    ら上記発光像の特徴量を抽出する特徴量抽出手段を備
    え、上記特徴量抽出手段は、上記記憶手段に記憶された
    バックグラウンド輝度分布を用いて上記発光像に対応す
    る輝度分布の不良画素部分を修正することを特徴とする
    画像処理システム。
  2. 【請求項2】 発光像を形成するように構成された画像
    被写体、この画像被写体を撮像するよう配置された画像
    入力手段、この画像入力手段によって撮像された画像被
    写体の画像を処理して上記発光像に対応する輝度分布を
    形成する画像処理手段、上記画像入力手段の不良画素の
    座標を記憶する記憶手段、上記画像処理手段によって形
    成された発光像に対応する輝度分布から上記発光像の特
    徴量を抽出する特徴量抽出手段を備え、上記特徴量抽出
    手段は、上記記憶手段に記憶された不良画素の座標を用
    いて上記発光像に対応する輝度分布の不良画素部分を修
    正することを特徴とする画像処理システム。
  3. 【請求項3】 画像入力手段の不良画素の座標は、発光
    像が形成されていない状態の画像被写体を上記画像入力
    手段によって撮像し、上記画像処理手段によって処理し
    て形成されたバックグラウンド輝度分布から求められた
    ことを特徴とする請求項2記載の画像処理システム。
  4. 【請求項4】 上記画像処理手段によって処理された上
    記画像被写体の輝度分布全体が最大輝度値になるように
    上記画像被写体を照光する照光手段を備え、画像入力手
    段の不良画素の座標は、上記照光手段によって照光され
    た画像被写体を上記画像入力手段によって撮像し、上記
    画像処理手段によって処理して最大輝度値に形成された
    輝度分布から求められたことを特徴とする請求項2記載
    の画像処理システム。
  5. 【請求項5】 上記画像処理手段によって処理された上
    記画像被写体の輝度分布全体が最大輝度値になるように
    上記画像入力手段を照光する照光手段を備え、画像入力
    手段の不良画素の座標は、上記照光手段によって照光さ
    れた上記画像入力手段の出力を上記画像処理手段によっ
    て処理して最大輝度値に形成された輝度分布から求めら
    れたことを特徴とする請求項2記載の画像処理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記画像入力手段の出力を飽和させるこ
    とによって、上記画像処理手段によって処理された上記
    画像被写体の輝度分布全体を最大輝度値に形成すると共
    に、画像入力手段の不良画素の座標は、上記最大輝度値
    に形成された輝度分布から求められたことを特徴とする
    請求項2記載の画像処理システム。
  7. 【請求項7】 画像入力手段によって撮像された画像の
    不良画素の総量が所定量を超えたとき、上記画像入力手
    段の交換が指示されることを特徴とする請求項1〜請求
    項6のいずれか一項記載の画像処理システム。
  8. 【請求項8】 発光像を形成するように構成された画像
    被写体、この画像被写体を撮像するよう配置された画像
    入力手段、この画像入力手段によって撮像された画像被
    写体の画像を処理して上記発光像に対応する輝度分布を
    形成する画像処理手段、上記画像被写体の劣化部分の情
    報を記憶した記憶手段、上記画像処理手段によって形成
    された発光像に対応する輝度分布から上記発光像の特徴
    量を抽出する特徴量抽出手段を備え、上記特徴量抽出手
    段は、上記記憶手段に記憶された画像被写体の劣化部分
    情報を用いて上記発光像に対応する輝度分布の不良画素
    部分を修正することを特徴とする画像処理システム。
  9. 【請求項9】 画像被写体の劣化部分に対応する不良画
    素の総量が所定量を超えたとき、上記画像被写体の交換
    が指示されることを特徴とする請求項8記載の画像処理
    システム。
  10. 【請求項10】 輝度分布は、2次元輝度分布であるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか一項記載
    の画像処理システム。
  11. 【請求項11】 輝度分布は、1次元輝度分布であるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか一項記載
    の画像処理システム。
  12. 【請求項12】 特徴量抽出手段による不良画素部分の
    修正は、上記不良画素部分の付近の輝度値を基にした補
    間によって行われることを特徴とする請求項1〜請求項
    11のいずれか一項記載の画像処理システム。
  13. 【請求項13】 画像処理手段によって処理される画像
    被写体の画像は、上記画像被写体の画像が積算された積
    算像であることを特徴とする請求項1〜請求項12のい
    ずれか一項記載の画像処理システム。
  14. 【請求項14】 標準の光を照射する標準光源、この標
    準光源に対向するように配置され、上記標準光源の照射
    する光を受光する画像入力手段、この画像入力手段によ
    って入力された画像を処理する画像処理手段、上記画像
    入力手段が初期導入された時に上記画像処理手段によっ
    て処理された第一の輝度分布と、上記画像入力手段が初
    期導入された以後に上記画像処理手段によって処理され
    た第二の輝度分布とを比較して上記画像入力手段の劣化
    を判定する判定手段を備えたことを特徴とする画像処理
    システム。
  15. 【請求項15】 第一の輝度分布及び第二の輝度分布
    は、1次元輝度分布であることを特徴とする請求項14
    記載の画像処理システム。
  16. 【請求項16】 第一の輝度分布及び第二の輝度分布
    は、2次元輝度分布であることを特徴とする請求項14
    記載の画像処理システム。
  17. 【請求項17】 画像入力手段は、放射線を管理する放
    射線管理区域内に設けられたことを特徴とする請求項1
    〜請求項16のいずれか一項記載の画像処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112037211A (zh) * 2020-09-04 2020-12-04 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 一种用于微小空间碎片撞击事件动态监测的损伤特征识别方法
CN112037211B (zh) * 2020-09-04 2022-03-25 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 一种用于微小空间碎片撞击事件动态监测的损伤特征识别方法

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