JP2003141189A - 解析モデル生成装置 - Google Patents

解析モデル生成装置

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JP2003141189A
JP2003141189A JP2001341487A JP2001341487A JP2003141189A JP 2003141189 A JP2003141189 A JP 2003141189A JP 2001341487 A JP2001341487 A JP 2001341487A JP 2001341487 A JP2001341487 A JP 2001341487A JP 2003141189 A JP2003141189 A JP 2003141189A
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JP2001341487A
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Toshiaki Shoji
利明 小路
Yutaka Kawada
裕 川田
Koji Kuwabara
耕治 桑原
Tadashi Kususe
正 楠瀬
Hideaki Kasahara
秀晃 笠原
Toshimasa Takenoshita
敏昌 竹之下
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 解析目的に応じて3次元CADモデルから容
易に解析モデルを生成する。 【解決手段】 解析の種類毎に削除ライブラリが備えら
れ、各削除ライブラリには、第1〜第N(Nは2以上の
整数)の削除項目が格納されている。簡略化処理部は、
第1の削除項目に応じて3次元CADモデルを簡略化し
て第1の簡略化モデルを生成して、第1の簡略化モデル
を画面表示する。この際、簡略化停止の旨入力される
と、簡略化処理部は第1の簡略化モデルを解析モデルと
する。さらに、簡略化処理部は第n(nは2以上Nまで
のいずれかの整数)の削除項目に応じて第(n−1)の
簡略化モデルを簡略化して第nの簡略化モデルを生成し
て、第nの簡略化モデルを画面表示する。この際、簡略
化停止の旨入力されると、簡略化処理部は第nの簡略化
モデルを解析モデルとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元CADモデ
ルから各種解析モデルを生成するための装置に関し、特
に、3次元CADモデルから構造解析モデル、振動解析
モデル、及び騒音解析モデルを生成するための装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジン等の機械及び装置(以
下単に製品という)等の性能を評価するため、シミュレ
ーションによって、製品の構造解析、振動解析、及び騒
音解析等各種解析が行われている。このような解析を行
う際に、設計部門で作成された3次元CADモデルを用
いてシミュレーション解析を行うことが多い。ところ
で、製品を製造する際には、設計図面等の設計データに
基づいて、製品を製造するが、例えば設計データが2次
元の場合(以下2次元設計データと呼ぶ)、製品の製造
前に視覚的に製品の立体的構造等を把握することが望ま
しい。このため、従来、2次元設計データに基づいて3
次元モデル(所謂3次元CADモデル)を生成してい
た。
【0003】3次元CADモデルを生成する際には、2
次元設計データに不足しているZ方向のパラメータを入
力設定して、2次元設計データ及びZ方向パラメータに
基づいて3次元化処理を行うとともに、3次元CADモ
デルに必要な特性情報(製品を構成する部品に関する情
報)が付加される。そして、このような3次元CADモ
デルは、例えば、CADデータベース等に格納され、種
々の解析に使用されることになる。
【0004】ところが、設計部門で作成された3次元C
ADモデルは、所謂設計データであるため、製品の詳細
部分等が含まれており、実際に各種解析を行う際には、
このような詳細部分等があると、解析計算が極めて複雑
となってしまう。つまり、3次元CADモデルには各種
解析に不要なデータが多数含まれる関係上、3次元CA
Dモデルを用いて各種解析を行うと、解析計算が極めて
複雑となってしまう。しかも、解析毎に得たい解析デー
タ(解析結果)が異なり、3次元CADモデルそのもの
を全ての解析について用いるには不都合がある。
【0005】このため、従来、3次元CADモデルを用
いて構造解析等の各種解析を行う際には、3次元CAD
モデルを簡略化した解析用モデルを用いて各種解析を行
っていた。そして、3次元CADモデルから解析モデル
を生成する際には、解析を行う人(解析者)が、解析を
行う際に不要な部品等の要素を3次元CADモデルから
削除して、3次元CADモデルを簡略化して解析モデル
を生成している。そして、このような簡略化は、解析し
ようとしている製品の大きさ及び解析精度に大きく依存
する。即ち、大きな製品では削除した方がよいような小
さな部分(部品)でも、小さな製品では削除してはなら
ない場合もあり、さらには、精度の高い解析結果を得た
い場合には、小さな部品でも削除しない方がいい場合
等、解析対象とする製品の条件によって簡略化が異なる
ことになる。また、解析の種類(例えば、構造解析、振
動解析、及び騒音解析等)によっても簡略化が異なるた
め、上述の点を考慮して、3次元CADモデルから解析
モデルを生成する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来、
解析モデルを生成する際には、解析者が、3次元CAD
モデルにから不要な要素を削除して解析モデルを生成し
ており、しかも、解析モデルの生成に当たっては、解析
対象とする製品の大きさ及び解析精度等の条件に応じ
て、さらには、解析の種類毎に新たに解析モデルを生成
しなければならない関係上、3次元CADモデルから解
析モデルを作成することが極めて面倒であるという問題
点がある。
【0007】さらに、前述のように、解析モデルは解析
対象とする製品の大きさ及び解析精度等の条件に応じて
しかも解析の種類毎(構造解析か振動解析か等の解析
毎)に生成しなければならず、解析対象とする製品の大
きさ及び解析精度等の条件に応じて、しかも解析の種類
毎に解析モデルを、人手で作るとなると解析モデルの生
成に時間を要してしまう。つまり、製品の解析を行うま
での準備(つまり、解析モデルの生成)に時間がかか
り、結果的に効率的に製品に対する各種解析を行うこと
ができないという問題点がある。
【0008】本発明の目的は3次元CADモデルから容
易に解析モデルを生成することのできる解析モデル生成
装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は解析目的に応じて3次
元CADモデルから解析モデルを生成することのできる
解析モデル生成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、3次元
CADモデルを簡略化して解析モデルを生成する解析モ
デル生成装置であって、予め規定された削除項目が設定
された削除用ライブラリと、前記3次元CADモデルを
前記削除用ライブラリに応じて削除・簡略化して前記解
析モデルを生成する解析モデル生成手段とを有すること
を特徴とする解析モデル生成装置が得られる。
【0011】このようにすれば、削除用ライブラリに基
づいて3次元CADデータから容易に解析モデルを生成
することができる。
【0012】例えば、前記削除用ライブラリは解析の種
類毎に備えられており、製品毎に3次元CADモデルが
格納されたCADデータベースを備え、前記解析モデル
生成手段は、製品毎に前記3次元CADモデルを抽出3
次元CADモデルとして抽出する抽出手段と、前記解析
の種類に応じて前記削除用ライブラリのうち一つが選択
削除用ライブラリとして選択されると該選択削除用ライ
ブラリに応じて前記抽出3次元CADモデルを削除・簡
略化して前記解析モデルを生成する簡略化手段とを有し
ている。
【0013】このような構成をとれば、解析の種類に応
じて削除用ライブラリを選択削除用ライブラリとして選
択して、選択削除用ライブラリに応じて3次元CADモ
デルを削除・簡略化して解析モデルを生成ことができる
ことになって、3次元CADデータから容易に解析モデ
ルを生成することができるばかりでなく、解析目的に応
じて3次元CADデータから解析モデルを生成すること
ができることになる。
【0014】さらに、前記削除用ライブラリには第1〜
第N(Nは2以上の整数)の削除項目が格納されてお
り、前記簡略化手段は、前記第1の削除項目に応じて前
記抽出3次元CADモデルを簡略化して第1の簡略化モ
デルを生成して該第1の簡略化モデルを画面表示する第
1の手段と、第n(nは2以上Nまでのいずれかの整
数)の削除項目に応じて第(n−1)の簡略化モデルを
簡略化して第nの簡略化モデルを生成して該第nの簡略
化モデルを画面表示する第2の手段とを有し、簡略化停
止の旨を受けると、前記第1又は前記第2の手段はそれ
ぞれ前記第1又は前記第nの簡略化モデルを前記解析モ
デルとする。
【0015】このようにして、第1〜第Nの削除項目に
応じて順次簡略化を行って、簡略化の都度画面表示する
ようにすれば、解析者が適当と思う状態で簡略化を停止
して、画面表示された簡略化(削除後)モデルを解析モ
デルとすることができることになる。
【0016】また、前記簡略化手段は、前記第1の削除
項目に応じて前記抽出3次元CADモデルを簡略化して
第1の簡略化モデルを生成する第1の手段と、第n(n
は2以上Nまでのいずれかの整数)の削除項目に応じて
第(n−1)の簡略化モデルを簡略化して第nの簡略化
モデルを生成して、n=Nとなると、第Nの簡略化モデ
ルを前記解析モデルとする第2の手段とを有するように
してもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
【0018】図1を参照して、図示の解析モデル生成装
置は、コンピュータ装置11、ディスプレイ等の表示装
置12、入力装置(例えば、キーボード及びマウス)1
3、及び出力装置(例えば、プリンター)14を備えて
おり、コンピュータ装置11には記憶装置15が接続さ
れるとともにCADモデルデータベース16が接続され
ている。そして、記憶装置15には後述する削除ライブ
ラリ及びコンピュータ装置11が3次元CADモデルを
簡略化する際のプログラム等が格納されており、コンピ
ュータ装置11は3次元CADモデルを簡略化して得ら
れた解析モデルを解析モデルデータベース17に格納す
る。
【0019】3次元CADモデルを生成する際には、前
述したように、2次元設計データに不足しているZ方向
のパラメータを入力設定して、2次元設計データ及びZ
方向パラメータに基づいて3次元化処理を行うととも
に、3次元CADモデルに必要な特性情報(製品を構成
する部品に関する情報)が付加される。そして、このよ
うにして生成された3次元CADモデルはCADモデル
データベース16に格納される。CADモデルデータベ
ース16には、製品毎に3次元CADモデルが格納され
ており、各3次元CADモデルには当然のことながら製
品に関する情報(製品情報)が付加されている。このよ
うな3次元CADモデル処理は、例えば、コンピュータ
装置11で行ってもよいし、他のコンピュータ装置18
で3次元化処理を行って得られた3次元CADモデルを
CADモデルデータベース16に格納するようにしても
よい。
【0020】図示の例において、コンピュータ装置11
は、一台のみ示されているが、複数あってもよく、コン
ピュータ装置11は、少なくとも後述する機能を有する
アクセス部11a、ライブラリ選択部11b、簡略化処
理部11c、及び解析モデル出力部11dを有してお
り、後述するようにして、削除ライブラリに基づいて3
次元CADモデルを簡略化処理する。
【0021】記憶装置15には、解析の種類毎に削除ラ
イブラリ(解析用ライブラリ)が格納されている。つま
り、解析の種類がM(Mは1以上の整数)種類あるとす
ると、記憶装置15には第1〜第Mの削除ライブラリが
格納されている(例えば、記憶装置15には、構造解析
用ライブラリ、振動解析用ライブラリ、及び騒音解析用
ライブラリが格納されている)。
【0022】各削除ライブラリには第1〜第N(Nは2
以上の整数)の削除項目が規定されており、第1〜第N
の削除項目は、製品の振動解析等を行うに当たって、削
除すべき項目が記載されており、第1〜第Nの削除項目
の順にその削除順位が高い。つまり、第1の削除項目が
最も順位が高く、第Nの削除項目が最も順位が低い。こ
のように、削除項目毎に順位を規定しておけば、製品が
多少設計変更された際にも、既存の削除項目を容易に摘
要できることになる。
【0023】第1〜第Nの削除項目として、例えば、削
除項目として、ボルト及びナット等の部品名、解析者側
で予め設定した特別な属性(解析不要部分)、及び小物
(予め規定された寸法又は面積以下の部品)等がその削
除順位に基づいて規定されている。これら削除ライブラ
リは、前述のように、解析種類毎に準備されており、例
えば、構造解析用ライブラリ、振動解析用ライブラリ、
及び騒音解析用ライブラリ毎に削除項目が異なることも
ある。
【0024】ここで、図2を参照して、3次元CADモ
デルから解析モデルを生成する際には、まず、入力装置
13を操作して解析モデル生成指令を入力する(S
1)。これによって、アクセス部11aでは、CADモ
デルデータベース16をアクセスして、製品情報を表示
装置12上に表示する(S2)。製品名画面上の解析モ
デルを生成すべき製品情報(製品名)をクリックする
と、つまり、解析モデルを生成すべき製品名を選択する
と(S3)、アクセス部11aは当該製品に係る3次元
CADデータをCADモデルデータベース16から抽出
して、一旦記憶装置15に格納する(S4)。
【0025】その後、入力装置13から生成すべき解析
モデルを入力すると、つまり、解析種類を入力(選択)
すると(例えば、構造解析、振動解析、及び騒音解析の
いずかを入力する:S5)、ライブラリ選択部11bで
は、解析種類に応じて記憶装置15を検索して、解析種
類選択に該当するライブラリを読み込む(S6)。
【0026】いま、振動解析が入力(選択)されたとす
ると、ライブラリ選択部11bでは、記憶装置15から
振動解析用ライブラリを読み込む。そして、簡略化処理
部11cでは、振動解析ライブラリに応じて3次元CA
Dモデルの不要な部分(不要要素)を削除する。不要要
素の削除に当たっては、まず、簡略化処理部11cは、
振動解析用ライブラリ内の第1の削除項目に基づいて、
3次元CADモデルから第1の削除項目に該当する要素
(部分)を削除・簡略化して、第1の削除後モデルを生
成し、この第1の簡略化モデルを表示装置12に表示す
る。
【0027】解析者が、表示装置12に表示された第1
の簡略化モデルを見て、これで、削除(簡略化)停止し
ようと思う際には、入装置13から削除・簡略化停止の
旨入力する。これによって、簡略化処理部11cは、簡
略化処理を停止して、第1の簡略化モデルを振動解析モ
デルとする。そして、この振動解析モデルは 解析モデ
ル出力部11dによって解析モデルデータベース17に
格納される。この際、解析モデル出力部11dは出力装
置14に解析モデルを出力するようにしてもよい。
【0028】一方、予め規定された時間が経過しても、
削除・簡略化停止の旨が入力されないと、簡略化処理部
11cは、振動解析ライブラリ内の第2の削除項目に基
づいて、第1の簡略化モデルから第2の削除項目に該当
する要素を削除して、第2の簡略化モデルを生成し、こ
の第2の簡略化モデルを表示装置12に表示する。な
お、上述した予め規定された時間の経過に代えて、削除
簡略化継続を示す入力信号を用いるようにしてもよい。
つまり、解析者が入力装置13から入力信号を入力する
と、簡略化処理部11cは振動解析ライブラリ内の第2
の削除項目に基づいて第1の簡略化モデルから第2の削
除項目に該当する要素を削除して、第2の簡略化モデル
を生成し、この第2の簡略化モデルを表示装置12に表
示するようにしてもよい。
【0029】同様にして、解析者が、表示装置12に表
示された第1の簡略化モデルを見て、これで、削除(簡
略化)停止しようと思う際には、入力装置13から削除
停止の旨を入力する。これによって、簡略化処理部11
cは、簡略化処理を停止して、第2の簡略化モデルを振
動解析モデルとする。そして、この振動解析モデルは解
析モデル出力部11dによって解析モデルデータベース
17に格納される。この際、解析モデル出力部11dは
出力装置14に解析モデルを出力するようにしてもよ
い。
【0030】予め規定された時間が経過しても、削除・
簡略化停止の旨が入力されないと、簡略化処理部11c
では、振動解析ライブラリ内の第3の削除項目に基づい
て、第2の簡略化モデルから第3の削除項目に該当する
要素を削除して、第3の簡略化モデルを生成し、この第
3の簡略化モデルを表示装置12に表示する。この場合
にも、上述した予め規定された時間の経過に代えて、削
除簡略化継続を示す入力信号を用いるようにしてもよ
い。つまり、解析者が入力装置13から入力信号を入力
すると、簡略化処理部11cは振動解析ライブラリ内の
第3の削除項目に基づいて第2の簡略化モデルから第3
の削除項目に該当する要素を削除して、第3の簡略化モ
デルを生成し、この第3の簡略化モデルを表示装置12
に表示するようにしてもよい。
【0031】このようにして、簡略化処理部11cは、
振動解析用ライブラリ内の第1の削除項目に基づいて、
3次元CADモデルを削除・簡略化して第1の簡略化モ
デルを生成して、表示装置12に表示する(S7)。こ
の際、解析者が入力装置13から削除・簡略化停止の旨
入力すると、つまり、第1の簡略化モデルが表示装置1
2に表示された段階で、解析者が入力装置13から削除
・簡略化停止の旨入力すると(S8)、簡略化処理部1
1cは、簡略化処理を停止して、第1の簡略化モデルを
振動解析モデルとする(S9)。そして、第1の簡略化
モデルが振動解析モデルとして解析モデル出力部11d
によって解析モデルデータベース17に格納される(S
10)。
【0032】第1の簡略化モデルが表示された後、予め
規定された時間が経過しても削除・簡略化停止の旨が入
力されないと(S11)、簡略化処理部11aは、振動
解析用ライブラリ内の第n(nは2以上Nまでの整数)
の削除項目に基づいて第(n−1)の簡略化モデルを簡
略化して第nの簡略化モデルを生成して、表示装置12
に表示する(S12)。そして、第nの簡略化モデルが
表示装置12に表示された段階で、解析者が入力装置1
3から削除・簡略化停止の旨入力すると(S13)、簡
略化処理部11cは、S9で、簡略化処理を停止して、
第nの簡略化モデルを振動解析モデルとする。そして、
解析モデル出力部11dは、第nの簡略化モデルを振動
解析モデルとして解析モデルデータベース17に格納す
る。なお、前述したように、予め規定された時間の経過
に代えて、削除簡略化継続を示す入力信号を用いるよう
にしてもよい。この場合には、解析者が入力装置13か
ら入力信号を入力すると、簡略化処理部11cは振動解
析ライブラリ内の第nの削除項目に基づいて第(n−
1)の簡略化モデルを簡略化して、第nの簡略化モデル
を生成して、表示装置12に表示する。
【0033】第nの簡略化モデルが表示された後、予め
規定された時間が経過しても、削除・簡略化停止の旨が
入力されないと(S14)、簡略化処理部11cでは、
n=Nとなったか否かを判定して(S15)、n=Nと
なると、S9において、第nの簡略化モデル、つまり、
第Nの簡略化モデルを解析モデルとする。そして、解析
モデル出力部11dは、第nの簡略化モデルを振動解析
モデルとして解析モデルデータベース17に格納する。
一方、n=Nでなければ、簡略化処理部11cでは、S
12に戻って簡略化処理を継続する。なお、予め規定さ
れた時間の経過に代えて、削除簡略化継続を示す入力信
号を用いる場合には、第nの簡略化モデルが表示された
後、解析者が入力装置13から入力信号を入力すると、
簡略化処理部11cでは、n=Nとなったか否かを判定
して、n=Nであると、第Nの簡略化モデルを解析モデ
ルとすることになる。一方、n=Nでなければ、簡略化
処理部11cでは、簡略化処理を継続することになる。
【0034】このようにして簡略化処理が行われて、振
動解析用ライブラリ内の第Nの削除項目までの処理が終
了するまで、入力装置13から削除・簡略化停止の旨が
入力されないと、簡略化処理部11cは、第Nの簡略化
モデルを振動解析モデルとし、解析モデル出力部11d
によって、第Nの簡略化モデルを振動解析モデルとして
解析モデルデータベース17に格納される。その後、解
析者は、解析モデルデータベース17に格納された解析
モデルを用いて振動解析(シミュレーション)を行うこ
とになる。
【0035】なお、上述の説明では、予め規定された時
間が経過しても、削除・簡略化停止の旨が入力されない
と、簡略化処理を継続するとして説明したが、順次第1
〜第Nの削除項目に応じてそれぞれ第1〜第Nの簡略化
モデルを生成して最終的に第Nの削除後モデルを解析モ
デルとして解析モデルデータベース17に格納するよう
にしてもよい。つまり、第1の削除項目に応じて3次元
CADモデルを簡略化して第1の簡略化モデルを生成し
て、第nの削除項目に応じて第(n−1)の簡略化モデ
ルを簡略化して第nの簡略化モデルを生成し、n=Nと
なると、第Nの簡略化モデルを解析モデルとするように
してもよい。
【0036】上述のようにして、3次元CADモデルを
順次簡略化して振動解析モデルを生成することになる
が、他の解析モデル(例えば、構造解析モデル又は騒音
解析モデル)を生成する際にも、該当するライブラリを
用いて同様にして3次元CADモデルを簡略化して解析
モデルを生成する。
【0037】図3を参照して、排気装置の振動解析及び
又は騒音解析を行う際には、排気装置の3次元CADモ
デルがコンピュータ装置11に与えられて、図2で説明
したようにして、簡略化処理が行われて、排気装置の振
動解析モデルが生成される。ここでは、3次元CADモ
デルの形状が簡略化(クリーンアップ)されるとともに
不要物が除去されている(例えば、ギャップの結合、金
具の削除、外周面の削除)。
【0038】このようにして、削除ライブラリに基づい
て3次元CADモデルを自動的に簡略化して解析モデル
を生成するようにしたから、3次元CADデータから容
易に解析モデルを生成することができるばかりでなく、
解析目的に応じて3次元CADデータから解析モデルを
生成することができる。
【0039】なお、上述の説明から明らかなように、ア
クセス部11a、ライブラリ選択部11b、簡略化処理
部11c、及び解析モデル出力部11dが集合的に解析
モデル生成手段として動作する。さらに、アクセス部1
1aは、抽出手段として機能し、ライブラリ選択部11
b及び簡略化処理部11cは簡略化手段として機能す
る。また、簡略化処理部11cは第1及び第2の手段と
して機能することになる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、コン
ピュータによって、予め規定された削除項目が設定され
た削除用ライブラリに応じて3次元CADモデルを削除
・簡略化して解析モデルを生成するようにしたから、3
次元CADデータから容易に解析モデルを生成すること
ができるという効果がある。
【0041】さらに、本発明では、削除用ライブラリを
解析の種類毎に備えて、解析の種類に応じて削除用ライ
ブラリが選択削除用ライブラリとして選択されて、選択
削除用ライブラリに応じて3次元CADモデルを削除・
簡略化して解析モデルを生成するようにしたから、3次
元CADデータから容易に解析モデルを生成することが
できるばかりでなく、解析目的に応じて3次元CADデ
ータから解析モデルを生成することができるという効果
がある。
【0042】また、本発明では、第1〜第Nの削除項目
に応じて順次簡略化を行って、簡略化の都度画面表示す
るようにしたから、解析者が適当と思う状態で簡略化を
停止して、画面表示された簡略化(削除後)モデルを解
析モデルとすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による解析モデル生成装置の一構成例
を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す解析モデル生成装置の動作の一例
を説明するためのフローチャートである。
【図3】 図1に示す解析モデル生成装置によって生成
された解析モデルの一例をCADモデルとともに示す図
である。
【符号の説明】
11 コンピュータ装置 11a アクセス部 11b ライブラリ選択部 11c 簡略化処理部 11d 解析モデル出力部 12 表示装置 13 入力装置 14 出力装置 15 記憶装置 16 CADモデルデータベース 17 解析モデルデータベース
フロントページの続き (72)発明者 桑原 耕治 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 楠瀬 正 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社汎用機・特車事業本部内 (72)発明者 笠原 秀晃 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内 (72)発明者 竹之下 敏昌 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社三原機械・交通システム工場内 Fターム(参考) 5B046 AA05 CA04 FA08 FA18 GA01 JA08 KA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元CADモデルを簡略化して解析モ
    デルを生成する解析モデル生成装置であって、予め規定
    された削除項目が設定された削除用ライブラリと、前記
    3次元CADモデルを前記削除用ライブラリに応じて削
    除・簡略化して前記解析モデルを生成する解析モデル生
    成手段とを有することを特徴とする解析モデル生成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記削除用ライブラリは解析の種類毎に
    備えられており、製品毎に3次元CADモデルが格納さ
    れたCADデータベースを備え、前記解析モデル生成手
    段は、製品毎に前記3次元CADモデルを抽出3次元C
    ADモデルとして抽出する抽出手段と、前記解析の種類
    に応じて前記削除用ライブラリのうち一つが選択削除用
    ライブラリとして選択されると該選択削除用ライブラリ
    に応じて前記抽出3次元CADモデルを削除・簡略化し
    て前記解析モデルを生成する簡略化手段とを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の解析モデル生成装置。
  3. 【請求項3】 前記削除用ライブラリには第1〜第N
    (Nは2以上の整数)の削除項目が格納されており、前
    記簡略化手段は、前記第1の削除項目に応じて前記抽出
    3次元CADモデルを簡略化して第1の簡略化モデルを
    生成して該第1の簡略化モデルを画面表示する第1の手
    段と、第n(nは2以上Nまでのいずれかの整数)の削
    除項目に応じて第(n−1)の簡略化モデルを簡略化し
    て、第nの簡略化モデルを生成して該第nの簡略化モデ
    ルを画面表示する第2の手段とを有し、簡略化停止の旨
    を受けると、前記第1又は前記第2の手段はそれぞれ前
    記第1又は前記第nの簡略化モデルを前記解析モデルと
    するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の解析
    モデル生成装置。
  4. 【請求項4】 前記削除用ライブラリには第1〜第N
    (Nは2以上の整数)の削除項目が格納されており、前
    記簡略化手段は、前記第1の削除項目に応じて前記抽出
    3次元CADモデルを簡略化して第1の簡略化モデルを
    生成する第1の手段と、第n(nは2以上Nまでのいず
    れかの整数)の削除項目に応じて第(n−1)の簡略化
    モデルを簡略化して第nの簡略化モデルを生成して、n
    =Nとなると、第Nの簡略化モデルを前記解析モデルと
    する第2の手段とを有することを特徴とする請求項2に
    記載の解析モデル生成装置。
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