JP2003140463A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

現像装置および画像形成装置

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JP2003140463A
JP2003140463A JP2001340409A JP2001340409A JP2003140463A JP 2003140463 A JP2003140463 A JP 2003140463A JP 2001340409 A JP2001340409 A JP 2001340409A JP 2001340409 A JP2001340409 A JP 2001340409A JP 2003140463 A JP2003140463 A JP 2003140463A
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JP2001340409A
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Nobuyasu Tamura
暢康 田村
Yutaka Miyasaka
裕 宮坂
Kimio Nishizawa
公夫 西沢
Kazutoshi Kobayashi
一敏 小林
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二成分現像剤の搬送量を安定して確保できる
ように構成した現像装置、および、当該現像装置で形成
した層厚規制後の現像剤を像担持体に接触させて、当該
像担持体上の静電荷パターンを現像し、細線の再現等、
高画質の画像を安定して得ることができる画像形成装置
を提供すること。 【解決手段】 現像剤担持体と層厚規制部材とを有し、
二成分現像剤を使用する現像装置において、前記層厚規
制部材を磁性材料で構成するとともに、前記現像剤担持
体の回転方向に沿った前記層厚規制部材の厚さ方向の中
心が、特定の磁界発生手段で作られる磁束密度分布のピ
ーク位置を示す前記現像剤担持体上の位置よりも当該現
像剤担持体の回転方向にみて上流側であって、半値幅に
対応した範囲内に位置するように前記層厚規制部材を設
けた事を特徴とする現像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二成分現像剤を使
用する際に有用な現像装置、および、当該現像装置によ
り形成される二成分現像剤の接触現像を介してトナー画
像を形成する構成の複写機、プリンタ、ファクシミリな
どの画像形成装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】感光ドラム等の像担持体上に形成した静
電荷パターンをトナー像に変換し、しかる後、前記トナ
ー像を普通紙等の転写材上に転写し、定着するように構
成した複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装
置は知られている。
【0003】具体的には、極性の異なる複数の磁石(磁
界発生手段)を円周方向に位置固定で設けるとともに、
その外側に非磁性材料からなる円筒状の現像剤担持体
(円筒状のスリーブ)を可回転に設け、かつ、前記現像
剤担持体を挟んで前記磁石の内の1つの磁石に対向する
ように現像剤の層厚を規制する規制部材を設けた構成の
現像装置と、磁性キャリアおよび非磁性トナーを含む二
成分現像剤とを用い、層厚規制後の前記二成分現像剤か
らなる磁気ブラシの接触現像を介して、像担持体上に形
成したパターンをトナー像(可視像)に変換する構成は
公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような磁気ブラ
シ型の現像装置は取り扱い性に優れており、多くの画像
形成装置に用いられている。
【0005】また、上記層厚規制部材の付設は、現像剤
担持体により現像領域に向けて搬送される二成分現像剤
の搬送量を一定化させる上で重要な役割を果たしてい
る。
【0006】しかしながら、上記構成においては、層厚
規制部材の材質(例:磁性、非磁性)あるいは構成
(例:磁性板と非磁性板を接合した構体)や現像剤担持
体を挟んで対向する磁界発生手段に起因した磁束密度分
布との相関位置関係等により、現像剤の搬送量を一定に
することができないという問題のあることが解った。
【0007】特に、トナーとして非磁性の重合トナーを
用いた場合であって、現像剤の搬送量を10mg/cm
2〜60mg/cm2の如く低搬送量に制御しなければな
らないような場合に上記傾向が顕著であることが解っ
た。
【0008】現像剤の搬送量の不安定さは現像後の画像
品質の低下を余儀なきものとする。本発明は上記のよう
な問題に鑑みてなされたもので、その目的は、二成分現
像剤の搬送量を安定して確保できるように構成した現像
装置、および、当該現像装置で形成した層厚規制後の現
像剤を像担持体に接触させて、当該像担持体上の静電荷
パターンを現像し、細線の再現等、高画質の画像を安定
して得ることができる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記の
構成によって達成することができる。
【0010】(1)複数の磁界発生手段と、前記磁界発
生手段を内包し、かつ、可回転に設けた現像剤担持体
と、前記現像剤担持体を挟んで前記磁界発生手段の内の
特定の磁界発生手段と対向して設けた層厚規制部材とを
有し、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像
剤を使用する現像装置において、前記層厚規制部材を磁
性材料で構成するとともに、前記現像剤担持体の回転方
向に沿った前記層厚規制部材の厚さ方向の中心が、特定
の磁界発生手段で作られる磁束密度分布のピーク位置を
示す前記現像剤担持体上の位置よりも当該現像剤担持体
の回転方向にみて上流側であって、前記磁束密度分布の
半値幅に対応した範囲内に位置するように前記層厚規制
部材を設けた、事を特徴とする現像装置。
【0011】(2)複数の磁界発生手段と、前記磁界発
生手段を内包し、かつ、可回転に設けた現像剤担持体
と、前記現像剤担持体を挟んで前記磁界発生手段の内の
特定の磁界発生手段と対向して設けた層厚規制部材とを
有し、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像
剤を使用する現像装置において、前記層厚規制部材を非
磁性材料で構成するとともに、前記現像剤担持体の回転
方向に沿った前記層厚規制部材の厚さ方向の中心が、特
定の磁界発生手段で作られる磁束密度分布のピーク位置
を示す前記現像剤担持体上の位置よりも当該現像剤担持
体の回転方向にみて下流側であって、前記磁束密度分布
の半値幅に対応した範囲内に位置するように前記層厚規
制部材を設けた、事を特徴とする現像装置。
【0012】(3)前記現像剤担持体は非磁性材料から
なる円筒状のスリーブであり、前記層厚規制部材は板状
である事を特徴とする前記(1)または前記(2)に記
載の現像装置。
【0013】(4)複数の磁界発生手段と、前記磁界発
生手段を内包し、かつ、可回転に設けた現像剤担持体
と、前記現像剤担持体を挟んで前記磁界発生手段の内の
特定の磁界発生手段と対向して設けた層厚規制部材とを
有し、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像
剤を使用する現像装置において、前記層厚規制部材を磁
性材料からなる板材と非磁性材料からなる板材とを接合
して構成し、かつ、前記現像剤担持体の回転方向に見て
上流側に前記磁性材料からなる板材を位置づけるととも
に、前記層厚規制部材の接合面が、特定の磁界発生手段
で作られる磁束密度分布のピーク位置を示す前記現像剤
担持体上の位置よりも当該現像剤担持体の回転方向にみ
て下流側であって、前記磁束密度分布の半値幅に対応し
た範囲内に位置するように前記層厚規制部材を設けた、
事を特徴とする現像装置。
【0014】(5)前記現像剤担持体は非磁性材料から
なる円筒状のスリーブである事を特徴とする前記(4)
に記載の現像装置。
【0015】(6)複数の磁界発生手段と、前記磁界発
生手段を内包し、かつ、可回転に設けた現像剤担持体
と、前記現像剤担持体を挟んで前記磁界発生手段の内の
特定の磁界発生手段と対向して設けた層厚規制部材とを
有し、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像
剤を使用する現像装置において、前記現像剤担持体の回
転方向に沿った前記層厚規制部材の厚さが、特定の磁界
発生手段で作られる磁束密度分布のピーク位置を示す前
記現像剤担持体上の位置から、前記磁束密度分布の半値
幅に対応した位置までの寸法よりも小さい、事を特徴と
する現像装置。
【0016】(7)前記層厚規制部材は磁性材料で構成
してある事を特徴とする前記(6)に記載の現像装置。
【0017】(8)前記層厚規制部材は非磁性材料で構
成してある事を特徴とする前記(6)に記載の現像装
置。
【0018】(9)前記層厚規制部材は磁性材料および
非磁性材料からなる板材を接合して構成したものである
事を特徴とする前記(6)に記載の現像装置。
【0019】(10)前記現像剤担持体は非磁性材料か
らなる円筒状のスリーブである事を特徴とする前記
(6)に記載の現像装置。
【0020】(11)前記(1)乃至前記(10)の何
れか1に記載の現像装置を用いるとともに、粒径が約4
〜10μm、帯電量が約20〜50μc/gである、重
合法により生成した非磁性トナーと、粒径が約30〜6
0μm、1キロエルステッド中の磁化量が約2.5×1
-5wb・m/kg〜8.8×10-5wb・m/kgで
ある磁性キャリアとを含み、かつ、トナー濃度が約3〜
8%である二成分現像剤を使用し、現像剤担持体を介し
て搬送される前記二成分現像剤を像担持体上に接触させ
て、当該像担持体上に形成した静電荷パターンをトナー
像に変換するとともに、当該トナー像を転写材上に転写
するように構成した事を特徴とする画像形成装置。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係わる実施の形態の一例
について、以下、図面に基づいて説明する。
【0022】図1は画像形成装置の構成を示す模式図で
ある。図において、デジタル方式による画像形成装置1
は、画像読み取り部A、画像処理部B、画像形成部C、
転写材給紙部Dを有する。
【0023】画像読み取り部Aの上部には原稿を自動搬
送する自動原稿送り手段が設けてあり、原稿載置台11
上に載置される原稿Gを分離手段(参照符号無し)で1
枚づつ分離し、分離された原稿の画像読み取りは、原稿
搬送ローラ12の下部に該当する読み取り位置13aを
介して行うようになっている。
【0024】画像読み取りは、画像読み取り部Aに設け
た後述する光学系により行う。読み取られた原稿Gは原
稿搬送ローラ12を含む搬送手段により更に下流に搬送
され、原稿排紙皿14上に排出される。
【0025】原稿Gが両面に画像を有する場合であっ
て、その両面画像を読み取る場合には、第1面が読み取
られた原稿Gを反転手段(参照符号無し)で反転した
後、再度、前記読み取り位置13aにて読み取り、しか
る後、前記原稿排紙皿14上に排出する。
【0026】また、前記自動原稿送り手段は可倒式とな
っており、当該自動原稿送り手段を持ち上げてプラテン
ガラス13上に載置した原稿Gの画像を読み取る場合、
前記画像読み取り部Aの光学系の一部を移動させて行
う。
【0027】画像読み取り手段は、照明ランプ及び第1
ミラーを有する第1ミラーユニット15と、相対的にV
字状に配置した第2ミラー及び第3ミラーを有する第2
ミラーユニット16と、前記第3ミラーの反射光路上に
固定して設けた投影レンズ17およびラインセンサであ
る撮像素子CCDを含む。
【0028】画像読み取りは、自動原稿送り手段により
送られる原稿Gに対しては、前記第1ミラーを画像読み
取り位置13aの下方に位置するように前記第1ミラー
ユニット15を位置固定するとともに、当該第1ミラー
ユニットに対して所定距離離れた位置に前記第2ミラー
ユニット16を位置固定して行い、一方、プラテンガラ
ス13上に載置された原稿Gに対しては、前記第1ミラ
ーユニット15および第2ミラーユニット16を2:1
の速度比で同方向(図において左から右方向)に移動さ
せることにより行う。
【0029】読み取られた画像は、前記投影レンズ17
を通して撮像素子CCDの受光面に結像される。
【0030】撮像素子CCD上に結像された光学像は順
次電気信号(輝度信号)に光電変換されたのちA/D変
換され、画像処理部Bにおいて濃度変換、フィルタ処理
などの処理が施された後、画像データとして、一旦、メ
モリに記憶される。
【0031】画像形成部Cには、ドラム状の感光体から
なる像担持体(以下、感光体という)21、および、前
記感光体21の外周に沿って設けた、帯電器22、現像
装置23、転写器24、分離器25、クリーニング装置
26及び光除電手段としてのPCL(プレチャージラン
プ)27を配してあり、これらは、画像形成ユニットと
して一体的に引き出し可能に構成してある。
【0032】本実施の形態において、クリーニング装置
26は前記感光体21の回転方向に対してカウンタ方向
に設けたブレードからなるクリーニング手段と、転写工
程終了後の前記感光体21から前記クリーニング手段で
除去したトナーを捕集するための捕集部位とを有する。
【0033】前記感光体21は、光導電性化合物をドラ
ム基体上に塗布形成したもので、例えば、有機感光体
(OPC)が好ましく使用され、図示の時計方向に駆動
回転される。
【0034】静電荷潜像の形成は、帯電器22により一
様帯電(例えば、マイナス帯電)を行った後の前記感光
体21上に、前記画像処理部Bのメモリから呼び出され
た画像信号(画像データ)に基づく露光を順次行うこと
によりなされる。
【0035】書き込み手段である露光光学系30は、図
示しないレーザダイオードを発光光源とし、回転するポ
リゴンミラー31、fθレンズ34、シリンドリカルレ
ンズ35および反射ミラー32、33を有し、これら光
学系で主走査がなされる。
【0036】参照符号Aoは像露光位置を示し、副走査
は前記感光体21の回転によりなされる。
【0037】前記感光体21上に形成された静電荷潜像
は、前記現像装置23の作動に起因する、磁性キャリア
と非磁性トナー(実施の形態においては、マイナスに帯
電されている)とを含む二成分現像剤の接触現像によっ
て反転現像され、可視像(トナー像)に変換される。
【0038】本実施の形態における現像装置23の具体
的な構成については後述する。転写材給紙部Dには、そ
れぞれに異なるサイズの転写材(例えば、普通紙からな
り、以下、転写紙という)Pを収納した給紙ユニット4
1(A)、41(B)、41(C)が設けられ、また側
方には手差し給紙を行う手差し給紙ユニット42が設け
られており、それらの何れかから選択された転写紙Pは
送り出しローラ(給紙ローラ)および分離ローラ等公知
の手段により給紙ユニットから送り出され、案内ローラ
43により搬送路40に沿って搬送され、レジストロー
ラ対44に達し、当該レジストローラ対の回転開始に伴
って再給紙され、転写前ローラやガイド板を介して転写
領域に向け搬送される。
【0039】前記感光体21上に形成されたトナー像
は、転写領域に設けてある転写器24の作用によって転
写紙P上に転写され、次いで分離器25の作用を受けて
前記感光体21から分離し、搬送装置45により定着器
50に向けて搬送される。
【0040】定着器50は定着ローラ51と加圧ローラ
52とを有しており、転写紙Pが両ローラ間を通過する
際に、加熱・加圧を加え、以て、トナーを転写紙P上に
溶融定着させる。
【0041】トナー画像が定着された転写紙Pは排紙ロ
ーラ63を介して、排紙トレイ64上に排出される。
【0042】以上は、転写紙の片面への画像形成を行う
場合の説明であり、一方、本実施の形態の画像形成装置
1は転写紙の両面に画像形成を行い得るとともに、排紙
トレイへの転写紙の排出も反転排出できる構成を有する
が、本発明に直接関係がないので説明は省略する。
【0043】図2は現像装置の構成を説明するための模
式図である。図において、前記現像装置23は、感光体
21に対して開口部Sを形成する本体230および蓋部
材231と、両者間に設けた側壁(不図示)とを有す
る。
【0044】前記側壁には、円筒状の非磁性スリーブで
構成した独立回転可能な現像剤担持体232、当該現像
剤担持体232に内蔵(内包と同義)され、位置固定さ
れた複数の磁界発生手段(磁極と同義、以下、説明の都
合上、磁極という場合がある)233を有する円筒上に
形成した構造体(磁石)を始めとして、現像剤を撹拌し
ながら搬送する撹拌スクリュー234、撹拌後の現像剤
を前記現像剤担持体232に向けて現像剤を供給する供
給スクリュー235、前記現像剤担持体232の上方に
おける周面一部に近接して設けた現像剤搬送手段236
および前記現像剤搬送手段236から除去された現像剤
を回収する回収スクリュー237を有する。
【0045】前記構成において、撹拌供給系のスクリュ
ー234、235と現像剤搬送手段236および回収ス
クリュー237とは、図示の如く、仕切壁238を挟ん
で上下に位置している。
【0046】また、前記現像剤搬送手段236は、円周
方向に複数の磁極を適宜に配した位置固定の磁石と、当
該磁石を内蔵した可回転の円筒形スリーブとを主要構成
要素として構成してある。
【0047】現像剤担持体232および現像剤搬送手段
236の周面上の小さな丸の列は、流れを解りやすくす
るために示した、現像剤である。
【0048】ところで、前記現像剤担持体232に内包
されている磁界発生手段233は、現像領域に対応した
位置の磁極N1を基点とし、時計回りにS1、N2、S
2、N3、N4、S3と表示した複数の磁極からなる。
【0049】現像剤の動きを追って説明すると、前記供
給スクリュー235により供給され、前記現像剤担持体
232上に磁気吸着された現像剤は、前記現像剤担持体
232の回転を介して下側から上方に搬送され、最近接
点において反対方向に回転する感光体21表面に接触さ
れ、搬送された後、磁極N3の下流位置で前記現像剤搬
送手段236上に磁気的に剥ぎ取られ、磁力の支配を受
けないところまで搬送された時点で当該現像剤搬送手段
236から除去される。
【0050】除去後の現像剤は、回収スクリュー237
を介して引き続き搬送され、撹拌スクリュー234で撹
拌されている現像剤と混合されるように、適宜の場所に
落下され、やがて、新たな現像剤として再び前記現像剤
担持体232に供給され、前述の挙動を繰り返す。
【0051】構成の説明に戻って、参照符号70は前記
現像剤担持体232上に吸着される現像剤の層厚を規制
するための層厚規制部材であり、前記本体230の現像
領域側の端部、または、端部近傍に一体的に設けてあ
る。
【0052】実施の形態においては、現像剤担持体23
2を挟み、かつ、1つの磁界発生手段S3に対向する位
置に前記層厚規制部材70の規制部先端を望ましめてあ
る。
【0053】この点において、前記した1つの磁界発生
手段(磁極)S3は他の複数の磁界発生手段と区別で
き、層厚規制に関与する特定の磁界発生手段ということ
ができる。
【0054】前記層厚規制部材70は磁性材料で構成し
ても、非磁性材料で構成しても、或いは、磁性材料と非
磁性材料とを接合(貼りあわせ)した板材で構成したも
のでも基本的には問題なく使用できる。
【0055】現像剤の層厚規制は、現像剤担持体上の現
像剤搬送量を一定に保ち、安定した画質を得る上で欠か
せない要件であり、特に、重合法により生成した小粒径
のトナーを用い、細線の再現性等、品質の高い画像を得
ようとした場合、特定の磁界発生手段S3に起因する磁
束密度分布と層厚規制部材との位置関係、あるいは、層
厚規制部材の厚さとの関係等によって現像剤の搬送量に
影響が及ぼされ、その結果、画像品質を損ねてしまう場
合があることを前に述べたが、以下、そのような不具合
の発生を極力防止するための要素について、図3乃至図
6を参照しながら説明する。
【0056】図において、既述の部材(手段)と同じ部
材(手段)については同一の参照符号を付してある。
【0057】図3は、現像剤の層厚規制部を拡大して示
す模式図である。図中、800は特定の磁界発生手段S
3の磁力により現像剤担持体232の外側空間に形成さ
れる磁束密度分布(仮想)を可視的に示した分布曲線で
あり、前記現像剤担持体232の円中心と、当該現像剤
担持体の矢示回転方向における前記磁界発生手段S3の
中心とを結んでできる線(以下、中心線という)810
との交点811に磁束密度分布のピーク位置を有する。
【0058】換言すれば、前記中心線810が通る前記
現像剤担持体232上の点812に最大磁力が認められ
る。
【0059】特定の磁界発生手段S3による分布曲線
は、本実施の形態においては、中心線を基準として左右
対称である。
【0060】820は半値幅であり、磁力が最大値の1
/2である前記中心線810上の点を通り、かつ、当該
中心線810と直交するように引いた横線が前記分布曲
線と交差する2点815、816を終端とする範囲、よ
り具体的には、当該2点(815、816)を通って前
記中心線810と平行に引いた線で形成される範囲を指
す。
【0061】前記中心線810に対して平行に引いた線
が前記現像剤担持体232の円弧状周面と交わる2点間
(813から814までの範囲)が、現像剤担持体23
2上における半値幅であるということができる。
【0062】なお、説明の便宜上、前記現像剤担持体2
32の回転方向(反時計方向)にみて、図の右側半分に
対応する領域(中心線810と、点813および815
を通る前記中心線と平行な線で形成される領域)を、上
流側の半値幅といい、左側半分に対応する領域(中心線
810と、点814および816を通る前記中心線と平
行な線で形成される領域)を下流側の半値幅という。
【0063】層厚規制部材70の先端は、少なくとも、
前記分布曲線で囲まれる半値幅内に設定されるが、その
設定位置については後記する。
【0064】図4は、特定の磁界発生手段に基づく磁束
密度分布が中心線を基準として対称あるいは略対称であ
る場合の、現像剤担持体による現像剤の搬送量について
説明するための模式図である。
【0065】図において、中心線810上に付した数字
は現像剤の搬送量(mg/cm2)を示し、右端の縦軸
は磁束密度(T)を示す。
【0066】また、横軸は、最大磁力が現れる現像剤担
持体表面上の位置を基点(0°)とし、当該基点と現像
剤担持体の円弧中心とを結ぶ線(図3で説明した中心線
と同義)に対する前記現像剤担持体上の位置を角度で示
す。
【0067】(a)は、磁性材料で構成した層厚規制部
材を使用し、設置位置を順次変更して得た現像剤の搬送
量曲線を示す。
【0068】また、(b)は、非磁性材料で構成した層
厚規制部材を使用し、(a)と同様に設置位置を順次変
更して得た現像剤の搬送量曲線を示す。
【0069】本実施の形態においては、直径30mm、
厚さ0.5mmの円筒状の非磁性ステンレスを現像剤担
持体とし、また、前記現像剤担持体上で0.075テス
ラ(T)の最大磁束密度が得られる磁石を特定の磁界発
生手段S3として用いた。
【0070】また、層厚規制部材としては、厚さ1mm
の磁性ステンレス(SUS403)からなる板材、およ
び、樹脂からなる非磁性の板材を用いた。
【0071】更に、現像剤担持体の外側表面に対向し
て、中心線上の位置(0°)、当該中心線上の位置から
10°、20°、−10°、−20°の5カ所の位置
に、順次、層厚規制部材を設置して現像剤の搬送量を測
定した。
【0072】層厚規制部材の少なくとも先端部分は、前
記現像剤担持体の円弧中心に向けて設置した。
【0073】プラス表示は現像剤担持体の回転方向(本
実施の形態においては、現像剤の搬送方向ともいえる)
にみて中心線よりも上流側、マイナス表示は下流側を示
す。
【0074】なお、現像剤担持体の外側表面と、当該現
像剤担持体の外側表面に対向配置される層厚規制部材の
先端(近接面)との間隔は約0.5mm〜約0.7mm
に保った。
【0075】上記の構成において、層厚規制部材が磁性
材料で構成されている場合、当該層厚規制部材(或い
は、少なくとも層厚規制部材の先端又は最近接面)は現
像剤担持体の回転方向にみて上流側の半値幅に対応した
範囲内に設置することが好ましく、また、層厚規制部材
が非磁性材料で構成されている場合、当該層厚規制部材
(或いは、少なくとも層厚規制部材の先端又は最近接
面)は現像剤担持体の回転方向にみて下流側の半値幅に
対応した範囲内に位置づけることが所定量の現像剤を安
定して搬送させる上で好ましいことが解った。
【0076】本実施の形態における上記範囲は、前記現
像剤担持体232に対して、前記中心線から略10°の
範囲である。
【0077】より具体的には、現像剤担持体の回転方向
に沿った層厚規制部材の厚さ方向の中心が、それぞれ、
上流側または下流側の半値幅内にあることが肝要であ
り、それよりも外側の部位が中心線上にかかっていて
も、或いは、反対側の半値幅内に若干食い込んでいても
現像剤の搬送量にはさしたる影響はない。
【0078】高画質の安定性に優れた現像剤の搬送量
は、上記条件を適宜に振って画像形成してみた結果、約
20mg/cm2〜60mg/cm2であった。
【0079】このときの現像剤担持体表面と感光体表面
との現像域におけるギャップは0.5mmとした。
【0080】なお、現像剤担持体上の単位面積当たりの
現像剤の搬送量(mg/cm2)は、現像剤担持体上に
おける4cm×1.25cmの面積の現像剤を電磁石で
吸着し、秤量して面積で割って算出することにより得ら
れる。
【0081】図5は別の実施の形態で、磁性材料からな
る板材と非磁性材料からなる板材とを現像剤担持体の長
手方向において接合して構成した1mm厚の層厚規制部
材を用い、他の条件をすべて前述の条件と同じにした場
合の、現像剤担持体による現像剤の搬送量を示す模式図
で、図4に対応する図である。
【0082】(a)は現像剤担持体の回転方向にみて上
流側に磁性材料が来るように、また、(b)は上流側に
非磁性材料が来るように層厚規制部材の向きを保つとと
もに、図4におけると同様に現像剤担持体の周方向にお
ける10°おきの5カ所で測定して得た現像剤の搬送量
曲線を示す。
【0083】上記構成による層厚規制部材を用いる場
合、現像剤担持体の回転方向に見て上流側に磁性材料が
位置し、下流側に非磁性材料がくるようにした方が安定
した現像剤の搬送量を確保でき、上流側に非磁性材料が
来るように設定すると、安定した搬送量が期待できな
い。
【0084】また、上記において、接合面は勿論、少な
くとも層厚規制部材の先端又は最近接面全体が下流側の
半値幅内にあるように設定した方が現像剤を安定して搬
送させる上で好ましいことが解った。
【0085】また、層厚規制部材の設定範囲は、前記現
像剤担持体232に対して、前記中心線から略10°の
範囲であることが望ましい。
【0086】なお、現像剤担持体の回転方向における層
厚規制部材の厚さについては、図4および図5のいづれ
の構成においても、磁束密度分布のピーク位置を示す現
像剤担持体上の位置から、上流側、下流側の何れかの半
値幅に対応した位置(図3を参照するに、点812から
点813まで、又は、点812から点814まで)まで
の寸法よりも小さい事が望ましく、その寸法を超える厚
さにすると、搬送量の低下や、搬送不良を起こす危惧が
ある。
【0087】言い換えると、現像剤担持体232に対向
して設置したとき、略10°以内にその先端部が収まる
厚さであることがよい。
【0088】次に、前述のような現像装置と組み合わさ
れ、高画質の画像作製を可能とする二成分現像剤につい
て簡単に述べる。
【0089】前記した非磁性トナーは、少なくとも重合
性単量体を水系媒体中で重合して得られるものであり、
例えば、重合性単量体を懸濁重合法により樹脂粒子を調
製し、或いは、必要な添加剤の乳化液を加えた水系媒体
中で単量体を乳化重合、または、ミニエマルジョン重合
を行って微粒の樹脂粒子を調製し、必要に応じて荷電制
御性樹脂粒子を添加した後、有機溶媒、塩類などの凝集
剤等を添加して前記樹脂粒子を凝集、融着させることに
より得られる。
【0090】非磁性トナーについては、例えば、本願出
願人が先に出願し、公開になった公報(公開番号200
0−250263)に記載の方法により得る事ができ
る。
【0091】非磁性トナーとしては、粒径(質量平均
径)が約4μm〜10μm、かつ、帯電量(絶対値で示
す)が約20μc/g〜50μc/gを有する範囲のも
のが、現像性の確保や、カブリ、飛散防止の観点から望
ましい。
【0092】即ち、粒径が4μm未満だと飛散が、ま
た、10μmを越えると画像不良(鮮鋭性)が生じやす
く、帯電量が20μc/g未満だと飛散の傾向を助長
し、50μc/gを越えると現像性(濃度)に影響がで
るので好ましくない。
【0093】トナーの帯電量は、磁石で現像剤を保持さ
せた導電性基盤と、当該導電性基盤と1.5mm間隔で
設置した導電性平板の間に電圧(DC;1000V、V
ac4.0kv、fac2.0kHz)をかけ、トナー
を導電性平板に付着させ、前記導電性平板をファラデー
ゲージに接続し、窒素ガスによってトナーを吹き飛ばし
て測定する。
【0094】また、前記非磁性トナーは、粒径が約4μ
m〜7μm、帯電量が約20μc/g〜40μc/gの
範囲のものがより好ましい。
【0095】一方、磁性キャリアは、鉄、クロム、ニッ
ケル、コバルト等の金属、あるいは、四三酸化鉄、γ−
酸化第二鉄、二酸化クロム、酸化マンガン、フェライ
ト、マンガン−銅系合金といった強磁性体ないしは常磁
性体の粒子、又は、それら磁性体粒子の表面をスチレン
系樹脂、ビニル系樹脂、エチル系樹脂、ロジン変性樹
脂、アクリル系樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、
ポリエステル樹脂、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂等で
球形に被覆するか、または、これらの樹脂の中に磁性体
微粒子を分散して含有させた樹脂分散型キャリアを用い
ることができる。磁性キャリアとしては、粒径(質量平
均径)が約30μm〜60μm、磁化量が1キロエルス
テッド中で約2.5×10-5wb・m/kg〜8.8×
10-5wb・m/kgの範囲にあるものがよい。
【0096】磁性キャリアの粒径が前記の範囲内にある
と、現像剤担持体上に形成される磁気ブラシの穂の状態
が良好であり、高濃度の現像が可能となる。
【0097】一方、下限許容範囲を超えると、キャリア
を十分に磁化させることが困難で、トナー粒子と共に感
光体ドラムの表面に付着するようになったり、飛散し易
くなる。
【0098】また、上限許容領域を超えると、キャリア
の比表面積が小さくなるため、トナーを十分に帯電する
ことができず、トナー飛散も起こり易くなる。
【0099】磁性キャリアの粒径の測定は、湿式分散機
を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置「HEROS」
(SYMPATEC社製)により測定できる。
【0100】測定は、湿式分散機で磁性粒子数10mg
を界面活性剤と共に水50mgに分散させ、次いで超音
波ホモジナイザー(出力150W)で発熱による再凝集
が起こらないように注意し、1〜10分間分散する前処
理を行った後に測定する。
【0101】前記磁化量は現像剤担持体上の磁束密度に
もよるが、現像剤担持体上の磁束密度が、通常用いられ
る一般的な値の0.05T〜0.12T程度の場合、上
記範囲未満では磁気的な束縛力が働かずキャリア飛散の
原因となり、また、上記範囲を超えると現像剤担持体上
に形成されるキャリアの穂立ちが高くなり過ぎて画像不
良(画像のかすれ)の原因となる。
【0102】磁性キャリアの1キロエルステッド中の磁
化量の測定方法は、キャリア粒子を0.25cm×3c
2の試料セルにタッピングしながら充填した後、試料
をピックアップコイルに付けて磁化器にセットし、直流
磁化特性自動記録装置「TYPE3227」(横河北辰
電機社製)を用いてX−Yレコーダにヒステリシスカー
ブを描かせることにより測定する。
【0103】尚、より好ましい磁性キャリアの粒径範囲
は約40μm〜50μmであり、より好ましい磁化量の
範囲は約30wb・m/kg〜60wb・m/kgであ
る。
【0104】また、本実施の形態における二成分現像剤
のトナー濃度は約3%〜8%が好ましく、より好ましい
範囲は約5%〜7%である。
【0105】ここでいうトナー濃度とは、二成分現像剤
(トナー+キャリア)中のトナー質量%を示すものであ
る。
【0106】トナー濃度が3%未満の場合はキャリアが
像担持体に付着し、また、トナー濃度が8%を越える場
合はトナーが飛散し易くなる不具合が生じる。
【0107】以上、前述のような前記画像形成装置にお
いて、露光手段はレーザ光源に限定されるものではな
く、ライン状に設けたLED素子、あるいは、ハロゲン
ランプ等であってもよい。
【0108】また、現像装置において、層厚規制部材の
規制部形状を、例えば、円弧形状とすることができ、磁
界発生手段も永久磁石に限らない。
【0109】更に、現像剤担持体にしても円筒状スリー
ブに代えて帯状にしてもよく、磁極の配列、磁力の強さ
も適宜決定できる等、本発明の技術的思想を逸脱する事
のない態様は広い。
【0110】なお、実施の形態においては、現像剤担持
体上にできる磁束密度分布曲線が、中心線を基準として
対称である場合について述べたが、左右非対称の場合も
あり、その場合の、既述した磁束密度分布のピーク位
置、および、半値幅とは以下の通りである。
【0111】図6は、特定の磁界発生手段に基づく磁束
密度分布が中心線を基準として非対称の場合を示す、図
4と対応する図である。
【0112】図において、磁束密度分布の実際のピーク
位置は中心線810から若干右にずれた位置にあり、約
0.075(T)を示している。
【0113】この80%掛けの値に相当する部分(0.
06(T))に引いた仮想の横線(中心線に対して直交
する線)850が通る中心線上の位置を磁束密度分布の
ピーク位置とする。
【0114】前記中心線810は、前記横線850の中
間点と、円筒状スリーブからなる現像剤担持体の中心と
を結ぶ仮想線上に重なっている。
【0115】参照符号851、853は前記横線850
が交わる分布曲線上の位置を示す。前記中心線810上
であって、磁力がピークの半値(0.03(T))に対
応した部分を通る仮想の横線860を前記横線850と
平行に引いた時、当該横線860上であって分布曲線の
交点間の幅を半値幅とする。
【0116】交点862および864は、現像剤担持体
上における半値幅対応領域を示す。
【0117】
【発明の効果】簡単な構成でありながら、重合法により
生成される小粒径の非磁性トナーを含む二成分現像剤で
も安定した搬送供給ができ、また、高品質な画像の作製
を安定して得る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の構成を示す模式図である。
【図2】現像装置の構成を説明するための模式図であ
る。
【図3】現像剤の層厚規制部を拡大して示す模式図であ
る。
【図4】現像剤担持体による現像剤の搬送量について説
明するための模式図である。
【図5】磁性材料と非磁性材料とを接合した層厚規制部
材を用いた場合の現像剤担持体による現像剤の搬送量を
示す模式図である。
【図6】磁束密度分布が中心線を基準として非対称の場
合を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 21 像担持体 23 現像装置 232 現像剤担持体 233 磁界発生手段 70 層厚規制部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 9/087 G03G 15/09 Z 9/10 15/08 507L 15/09 9/08 384 (72)発明者 小林 一敏 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H005 DA03 EA01 EA02 EA05 EA07 FA02 2H031 AB02 AB09 AC01 AC08 AC11 AC19 AC20 AC31 AC33 AD01 AD11 AE01 BA05 BA09 BB01 2H077 AB02 AB14 AB15 AB18 AC02 AC16 AD06 AD13 AD16 AD23 AD31 EA03 GA03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の磁界発生手段と、前記磁界発生手
    段を内包し、かつ、可回転に設けた現像剤担持体と、前
    記現像剤担持体を挟んで前記磁界発生手段の内の特定の
    磁界発生手段と対向して設けた層厚規制部材とを有し、
    非磁性トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を使
    用する現像装置において、 前記層厚規制部材を磁性材料で構成するとともに、 前記現像剤担持体の回転方向に沿った前記層厚規制部材
    の厚さ方向の中心が、特定の磁界発生手段で作られる磁
    束密度分布のピーク位置を示す前記現像剤担持体上の位
    置よりも当該現像剤担持体の回転方向にみて上流側であ
    って、前記磁束密度分布の半値幅に対応した範囲内に位
    置するように前記層厚規制部材を設けた、 事を特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 複数の磁界発生手段と、前記磁界発生手
    段を内包し、かつ、可回転に設けた現像剤担持体と、前
    記現像剤担持体を挟んで前記磁界発生手段の内の特定の
    磁界発生手段と対向して設けた層厚規制部材とを有し、
    非磁性トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を使
    用する現像装置において、 前記層厚規制部材を非磁性材料で構成するとともに、 前記現像剤担持体の回転方向に沿った前記層厚規制部材
    の厚さ方向の中心が、特定の磁界発生手段で作られる磁
    束密度分布のピーク位置を示す前記現像剤担持体上の位
    置よりも当該現像剤担持体の回転方向にみて下流側であ
    って、前記磁束密度分布の半値幅に対応した範囲内に位
    置するように前記層厚規制部材を設けた、 事を特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤担持体は非磁性材料からなる
    円筒状のスリーブであり、前記層厚規制部材は板状であ
    る事を特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像
    装置。
  4. 【請求項4】 複数の磁界発生手段と、前記磁界発生手
    段を内包し、かつ、可回転に設けた現像剤担持体と、前
    記現像剤担持体を挟んで前記磁界発生手段の内の特定の
    磁界発生手段と対向して設けた層厚規制部材とを有し、
    非磁性トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を使
    用する現像装置において、 前記層厚規制部材を磁性材料からなる板材と非磁性材料
    からなる板材とを接合して構成し、かつ、 前記現像剤担持体の回転方向に見て上流側に前記磁性材
    料からなる板材を位置づけるとともに、 前記層厚規制部材の接合面が、特定の磁界発生手段で作
    られる磁束密度分布のピーク位置を示す前記現像剤担持
    体上の位置よりも当該現像剤担持体の回転方向にみて下
    流側であって、前記磁束密度分布の半値幅に対応した範
    囲内に位置するように前記層厚規制部材を設けた、 事を特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤担持体は非磁性材料からなる
    円筒状のスリーブである事を特徴とする請求項4に記載
    の現像装置。
  6. 【請求項6】 複数の磁界発生手段と、前記磁界発生手
    段を内包し、かつ、可回転に設けた現像剤担持体と、前
    記現像剤担持体を挟んで前記磁界発生手段の内の特定の
    磁界発生手段と対向して設けた層厚規制部材とを有し、
    非磁性トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を使
    用する現像装置において、 前記現像剤担持体の回転方向に沿った前記層厚規制部材
    の厚さが、特定の磁界発生手段で作られる磁束密度分布
    のピーク位置を示す前記現像剤担持体上の位置から、前
    記磁束密度分布の半値幅に対応した位置までの寸法より
    も小さい、 事を特徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】 前記層厚規制部材は磁性材料で構成して
    ある事を特徴とする請求項6に記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記層厚規制部材は非磁性材料で構成し
    てある事を特徴とする請求項6に記載の現像装置。
  9. 【請求項9】 前記層厚規制部材は磁性材料および非磁
    性材料からなる板材を接合して構成したものである事を
    特徴とする請求項6に記載の現像装置。
  10. 【請求項10】 前記現像剤担持体は非磁性材料からな
    る円筒状のスリーブである事を特徴とする請求項6に記
    載の現像装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10の何れか1項
    に記載の現像装置を用いるとともに、粒径が約4〜10
    μm、帯電量が約20〜50μc/gである、重合法に
    より生成した非磁性トナーと、粒径が約30〜60μ
    m、1キロエルステッド中の磁化量が約2.5×10-5
    wb・m/kg〜8.8×10-5wb・m/kgである
    磁性キャリアとを含み、かつ、トナー濃度が約3〜8%
    である二成分現像剤を使用し、現像剤担持体を介して搬
    送される前記二成分現像剤を像担持体上に接触させて、
    当該像担持体上に形成した静電荷パターンをトナー像に
    変換するとともに、当該トナー像を転写材上に転写する
    ように構成した事を特徴とする画像形成装置。
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