JP2003140375A - 電子写真用転写紙 - Google Patents

電子写真用転写紙

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JP2003140375A
JP2003140375A JP2001340607A JP2001340607A JP2003140375A JP 2003140375 A JP2003140375 A JP 2003140375A JP 2001340607 A JP2001340607 A JP 2001340607A JP 2001340607 A JP2001340607 A JP 2001340607A JP 2003140375 A JP2003140375 A JP 2003140375A
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Keisuke Inoue
圭介 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙しわ等の画像不良の発生を防ぐことができ
る電子写真用転写紙を提供すること。 【構成】 少なくとも互いに圧接しながら回転自在に配
設された一対の定着用回転体が形成する圧接部で未定着
画像を有する転写材を挟圧搬送して該転写材上の未定着
画像の加熱定着を行う定着装置でトナーが定着される電
子写真用転写紙の前記定着用回転体との摩擦係数μを
4.5以下に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定着装置でトナー
が定着される電子写真用転写紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置を形成する従来の電
子写真装置としては図1に示すようなものがある。
【0003】図1に示されるカラー電子写真装置は、装
置本体1の右側から装置本体の略中央部に亘って設けら
れている記録材搬送系Iと、装置本体1の略中央部に、
上記記録材搬送系Iを構成している転写ドラム15に近
接して設けられている潜像形成部IIと、該潜像形成部II
と近接して配設されている回転式現像装置III とに大別
される。
【0004】上記記録材搬送系Iは以下のような構成と
なっている。
【0005】先ず、装置本体1の右壁に開口部が形成さ
れており、該開口部に着脱自在な記録材供給用トレイ
2,3が一部機外に突出して配設されている。該トレイ
2,3の略直上部には給紙用ローラ4,5が配設され、
これらの給紙用ローラ4,5の左方に配された矢印A方
向に回転自在な転写手段である転写ドラム15とを連絡
するように、給紙ローラ6及び給紙ガイド7,8が設け
られている。
【0006】上記転写ドラム15の外周面近傍には、回
転方向上流側から下流側に向って当接用ローラ9、グリ
ッパ10、記録材分離用帯電器11、分離爪12が順次
配設されている。又、上記転写ドラム15の内周側には
転写帯電器13、記録材分離用帯電器14が配設されて
いる。上記転写ドラム15の右側上部には、前記分離爪
12と近接して搬送ベルト手段16が配設され、該搬送
ベルト手段16の記録材搬送方向終(右)端には定着装
置30が配設されている。そして、定着装置30よりも
更に搬送方向後流には装置本体1外へと延在して装置本
体1に対して着脱自在な排出用トレイ17が配設されて
いる。
【0007】次に、前記潜像形成部IIの構成について説
明する。
【0008】先ず、回転自在な潜像担持体である感光ド
ラムが外周面を前記転写ドラムの外周面と当接して配設
されている。前記感光ドラムの上方でその外周面近傍に
は、該感光ドラムの回転方向上流側から下流側に向かっ
て除電用帯電器、クリーニング手段及び一次帯電器が順
次配設され、更に感光ドラムの外周面上に静電潜像を形
成するためのレーザビームスキャナ等の像露光手段及び
像露光反射手段が配設されている。
【0009】前記回転式現像装置III の構成は以下の通
りである。
【0010】感光ドラムの外周面と対向する位置に、回
転自在な筐体(以下、「回転体」と称する)が配設さ
れ、該回転体中には4種類の現像装置が周方向の4位置
に搭載され、感光ドラムの外周面上に形成された静電潜
像を可視化(即ち、現像化)するようになっている。4
種類の現像装置は、それぞれイエロー現像装置Y、マゼ
ンタ現像装置M、シアン現像装置C及びブラック現像装
置Bとなっている。
【0011】上述した構成の画像形成装置全体のシーケ
ンスについて、先ず、フルカラーモードの場合を例とし
て簡単に説明する。
【0012】感光ドラムが回転すると、該感光ドラム上
の感光体は一次帯電器によって均等に帯電される。一次
帯電器による感光体に対する均等な帯電が行われると、
原稿のイエロー画像信号にて変調されたレーザ光Eによ
り画像露光が行われ、感光ドラム上に静電潜像が形成さ
れ、回転体の回転により予め現像位置に定置されたイエ
ロー現像装置Yによって前記静電潜像の現像が行われ
る。
【0013】一方、給紙ガイド、給紙ローラ及び給紙ガ
イドを経由して搬送されてきた記録材は、所定のタイミ
ングにてグリッパにより保持され、当接用ローラと該当
接用ローラと対向している電極とによって静電的に転写
ドラムに巻き付けられる。転写ドラムは、感光ドラムと
同期して回転しており、イエロー現像装置Yで現像され
た顕画像は、感光ドラムの外周面と転写ドラムの外周面
とが当接している部位にて転写帯電器によって転写され
る。転写ドラムは、そのまま回転を継続し、次の色の転
写に備える。
【0014】一方、感光ドラムは除電用帯電器により除
電され、従来公知のブレード法によるクリーニング手段
によってクリーニングされた後、再び一次帯電器によっ
て帯電され、次のマゼンタ画像信号により上記のような
像露光を受ける。上記回転式現像装置は、感光ドラム上
に上記像露光によってマゼンタ画像信号による静電潜像
が形成される間に回転し、マゼンタ現像装置Mを上述し
た所定の現像位置に定置せしめ所定のマゼンタ現像を行
う。
【0015】引き続いて、上述したようなプロセスをそ
れぞれシアン色及びブラック色に対しても実施し、4色
分の転写が終了すると、記録材上に形成された4色顕画
像は各帯電器20,14により除電され、グリッパによ
る記録材の把持が解除されるとともに、該記録材は、分
離爪12によって転写ドラム15より分離され、搬送ベ
ルトで定着装置に送られ、熱と圧力により定着されて一
連のフルカラープリントシーケンスが終了し、所要のフ
ルカラープリント画像が形成されることとなる。
【0016】次に、以上のようなフルカラーの画像形成
における定着装置について、図2を用いて詳しく説明す
る。
【0017】図2において、11は回転自在に配設され
た定着ローラであり、該定着ローラ11は金属製芯金の
表面にシリコーンゴムとフッ素ゴムを所定の厚さに被覆
した構造になっており、ハロゲンランプ等のヒータ11
bを内包して矢印方向に回転自在に軸支されている。
【0018】上記定着ローラ11の下方には加圧ローラ
12が圧接するように配設されており、該定着ローラ1
1に従動回転するように軸支されている。該加圧ローラ
12は、金属製芯金の表面にシリコーンゴムとフッ素ゴ
ムを所定の厚さに被覆した構造になっており、内部には
定着ローラ11と同様にハロゲンランプ等のヒータ12
bが配設されている。
【0019】又、上記定着ローラ11に接離自在に配設
された離型剤塗布装置15は、離型剤としてシリコーン
オイルを収納した離型剤容器であるオイルパン15a
と、該オイルパン15aから離型剤を汲み上げる汲み上
げローラ15b,15cと、離型剤を定着ローラ11に
塗布する塗布用回転体である塗布ローラ15dと、離型
剤の塗布量を制御するための規制部材であるブレード1
5eとから構成されている。
【0020】回転自在に軸支された塗布ローラ15d
は、スポンジゴムの表面にシリコーンゴムを被覆してあ
り、定着ローラ11に着脱自在に配設されて離型剤を塗
布している。ブレード15eは、塗布ローラ15dに対
して一定の角度で板金に固定され、塗布ローラ15dに
一定の圧力で押し当てられている。従って、汲み上げロ
ーラ15b,15cにより汲み上げられてきた離型剤の
塗布量は、該ブレード15eより一定に調整され、記録
材Sの先端から後端まで塗布される。
【0021】更に、前記定着ローラ11及び加圧ローラ
12にはクリーニング装置16,17が当接されてお
り、定着ローラ11側にはニッケルウェブ16a、加圧
ローラ12側にはノーメックスフェルト17aが圧接し
てローラのクリーニングを行っている。
【0022】以上のような定着装置に記録材Sが搬送さ
れてくると、定着ローラ11と加圧ローラ12は一定速
度で回転し、記録材Sは定着ローラ11と加圧ローラ1
2の間を通過する際に表裏両面からほぼ一定の圧力と温
度で加圧及び加熱され、表面に担持した未定着トナーが
溶融されて定着が行われる。
【0023】定着での問題の1つに紙しわの発生があ
る。紙しわは中央帯画像で発生する。発生のメカニズム
は、中央部のトナー部と端部の白紙部でローラ/紙間の
摩擦係数が違うことに起因する。以下、そのメカニズム
について詳細に説明する。
【0024】カラー複写機における一般的な定着器は、
巻き付き防止のために、上に柔らかいローラを、下に硬
いローラを使っている。従って、Nip部でのゴムの断
面は図3(a)に示すようになる筈である。
【0025】しかし、実際にはゴムの性質のため、図3
(b)のように変形する。この図に示すように、Nip
部では表面積が増加し、当然周長も増加する。
【0026】一方、角速度ωは一定であるため、一定角
θを回転するのに要する時間も一定となる。その一定内
の時間にNip部では、周長増加分だけ長い距離を移動
することになり、その結果、周速は増加する。イメージ
としては、ローラの周速はNip部以外では或る一定の
速さを保ってNip部で急に増加し、Nip部通過後に
又元の速さに戻ると考えられる。
【0027】Nip部での速度の増加は、Nip部でゴ
ムが変形してその分だけ周長が増加することによるもの
であるため、ゴム変形の少ない下ローラでは、Nip部
での速度の増加は小さくなる。
【0028】定着装置の一例では、上ローラが駆動で1
86mm/secの周速で回転し、下ローラは上に従動
する。先に説明したように、Nip部とその他での速度
差は上ローラで大きく、下ローラで小さい。従って、上
下ローラでNip部での滑りがなく、上下ローラのNi
p速度が等しいと仮定すると、速度関係は、 上Nip速度=下Nip速度>下周速>上周速 となる。
【0029】注)Nip速度:Nipでのローラの周速 周速:Nip部以外でのローラの周速 図4は下ローラのゴム厚に対する上下ローラの周速の測
定結果の一例を示す。下ローラの周速は明らかに上ロー
ラよりも速くなっている。上ローラは、186mm/s
ecで駆動しているため周速は変化しないが、下ローラ
はゴム厚が小さいほど速くなっている。これは下ローラ
のゴム厚が小さく硬くなる程、上ローラのNip部での
変形量が増大し、上下のNip速度が増大し、下ローラ
の周速が速くなるためである。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上で、上下ローラでN
ip部での滑りがなく、上下ローラのNip速度が等し
いと仮定したが、実際には、下ローラには下ウェブ等の
負荷があるため、下Nip速度は、上Nip速度よりも
遅くなっている。つまり、Nip部では上下ローラで滑
りが生じている。Nip部での速度を高速度CCDカメ
ラで観測し、上下のNip速度を測定した結果の一例を
示すと、 上Nip速度200mm/sec 下Nip速度194mm/sec となった。
【0031】上Nip速度>下Nip速度であるとき、
上ローラに搬送される紙は、下ローラからは図5で示す
ような引き戻される力が働く。この引き戻し力は、搬送
される紙の裏面(下ローラに接する側)に働き、上下の
Nip速度の差が大きい程、強く働く。
【0032】上記引き戻し力は、紙の裏面が白紙のよう
にの下ローラとのμが均一のときは、均一の強さで力が
掛かるが、紙の裏面がμの高い領域と低い領域が混在し
ているような場合、μの高い領域では強い引き戻し力と
なり、低い領域では弱い引き戻し力となる。
【0033】ローラとのμの測定結果が図6である。白
紙の方がトナーの載っているべたよりもμの高いことが
分かる。例えば、紙の中央部分だけにトナーが定着して
いるような中央帯画像は、端部でμが高く、中央部で低
い。この差は、 トナー部と白紙部のオイル吸油度の差に
起因する。白紙部はトナー部よりもオイル吸油度が高い
ためにオイルを吸い込んでしまい、μが高くなる。逆に
トナー部はオイル吸油度が低いため、オイルが紙上に浮
いてしまい、μが低くなる。
【0034】このため、中央帯画像が裏面で搬送される
とき、μの高い白紙部分(端部)は、μの低いトナー定
着部分(中央)よりも強い引き戻し力が働く。その結
果、図7に示すように、中央部は端部よりも速く進み、
紙の後半部分では紙の端部が中央に寄っていき、しわを
発生する。
【0035】このため、両面コピー時で1面目(裏面)
が中央帯画像のとき、しわが良く発生する。しわを解決
するための従来の手段としては、 1)離型剤として定着ローラに塗布するオイルの量を増
やして紙/ローラのμを低くして下ローラが紙を引き戻
す力を弱く平均化する。
【0036】2)上下ローラのゴム厚を多くして、ロー
ラの紙への圧力を低くすることによって下ローラが紙を
引き戻す力を弱くする。
【0037】3)定着、加圧ローラの形状を逆クラウン
等に変える。の3つの手段がある。
【0038】しかし、オイル量を増やすと定着画像のオ
イルによるぬめり感が増加したり、OHPにオイルすじ
が目立つようになってしまう。又、ローラのゴムを厚く
すると、ローラ内に設置されているヒータの熱がローラ
表面まで伝わるまでにそれだけ時間が掛かってしまい、
連続複写時の熱応答性が悪くなるとともに、その分のエ
ネルギーがそれだけ多く必要となるために省エネルギー
の観点からも良くない。
【0039】又、定着、加圧ローラの形状を逆クラウン
等に変えた場合、画像上にそれによる弊害が起こること
がある。従って、少量オイル、薄肉高圧力定着、通常の
ローラ形状のままで、しわを無くす方法が必要となる。
【0040】本発明者の検討の結果、紙/定着ローラ間
の摩擦係数μは転写紙に含まれるカオリンの平均粒径に
左右される。現状の紙(キヤノン製フルカラー転写紙:
CLC105g紙)では、顔料として使用されるカオリ
ンの平均粒径が5μmで、定着ローラとの摩擦係数μは
5.0であった。この組み合わせで紙しわの検討を行っ
た。検討に用いた画像は、表面がハーフトーンの中央帯
画像で、裏面がべたの中央帯画像である。帯の幅は15
cmである。結果、紙しわが発生した。
【0041】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、紙しわ等の画像不良の発生を
防ぐことができる電子写真用転写紙を提供することにあ
る。
【0042】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、少なくとも互いに圧接しながら回転自在
に配設された一対の定着用回転体が形成する圧接部で未
定着画像を有する転写材を挟圧搬送して該転写材上の未
定着画像の加熱定着を行う定着装置でトナーが定着され
る電子写真用転写紙の前記定着用回転体との摩擦係数μ
を4.5以下に設定したことを特徴とする。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0044】<実施の形態1>公知の方法で作製された
広葉樹パルプを主体とする上質紙表面に顔料として平均
粒径2.0μmの軽質炭酸カルシウム(白石工業製)を
10重量部、平均粒径2.5μmのカオリンを90重量
部分散した。カチオン化澱粉を60部、水35部を混合
し、塗液としたものを乾燥時片面1g/m2 の割合にな
るように塗工してカラー用電子写真用紙Aを得た。顔料
の平均粒径(体積平均粒径)は、コールターカウンター
を用いて測定した。
バインダーは重量比で市販の酸化澱粉、スチレン
ブタジエンラテックス(SBR)の重量比で30:70
を混合し、塗料を調製した。この塗料をバーコーターに
より片面当たり固形分量1g/m2 とし、顔料:接着剤
の重量比が20:80となるよう、基材の両面に塗工
し、カレンダー処理を行い転写紙を得た。この紙のCL
C1100の定着ローラとの摩擦係数を策定したとこ
ろ、4.0であった。
【0045】次に、この紙を用いて両面画像を紙の中央
部分に紙の進入方向に平行に帯状の画像を形成し、定着
装置に進入させてみたところ、中央部と端部における紙
の速度差が発生せず、紙しわの発生が抑えられた。
【0046】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2について説明する。
【0047】実施の形態と同様であるが、カオリンの平
均粒径を2.0μmとし、バインダーとして酸化澱粉:
スチレンアクリル系エマルジョン:スチレンブタジエン
ラテックス(SBR)の重量比で30:30:40で配
合して混合し、塗料を調製した。この塗料をバーコータ
ーにより片面当たり固形分量10g/m2 とし、顔料:
接着剤の重量比が80:20となるよう、基材の両面に
塗工し、カレンダー処理を行って転写紙を得た。この紙
のCLC1100の定着ローラとの摩擦係数を測定した
ところ、3.5であった。
【0048】そして、この紙に対して実施の形態1と同
様の試験を実施したところ、良好な結果を得た。
【0049】[比較例1]カオリンの平均粒径を6.0
μmとした以外は、実施の形態1と同様な方法で比較例
1の紙を得た。この紙のCLC1100の定着ローラと
の摩擦係数を測定したところ、5.5であった。この紙
に対して実施の形態1と同様の試験を実施したところ、
紙中央部に形成するべた帯画像の幅が紙の進行方向直角
の値の20%医になって初めて紙しわが発生しなくなっ
た。
【0050】[比較例2]カオリンの平均粒径を7.0
μmとした以外は、実施の形態2と同様な方法で紙を得
た。この紙のCLC1100の定着ローラとの摩擦係数
を測定したところ、6.0であった。この紙に対して実
施の形態1と同様の試験を実施したところ、紙中央部に
形成するべた帯画像の幅が紙の進行方向直角の値の20
%以下になって初めて紙しわが発生しなくなった。
【0051】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、少なくとも互いに圧接しながら回転自在に配設
された一対の定着用回転体が形成する圧接部で未定着画
像を有する転写材を挟圧搬送して該転写材上の未定着画
像の加熱処理を行う定着装置でトナーが定着される電子
写真用転写紙の前記定着用回転体との摩擦係数μを4.
5以下に設定したため、紙しわ等の画像不良の発生を防
ぐことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の断面図である。
【図2】定着装置の断面図である。
【図3】紙しわの発生メカニズムを説明する図である。
【図4】加圧ローラゴム厚と定着・加圧ローラ周速との
関係を示す図である。
【図5】定着装置において紙に作用する力を示す図であ
る。
【図6】紙とローラとのμの測定結果を示す図である。
【図7】定着装置において紙搬送速度と紙に作用する力
を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 定着ローラ 11b ヒータ 12 加圧ローラ 12b ヒータ 15 離型剤塗布装置 S 記録材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも互いに圧接しながら回転自在
    に配設された一対の定着用回転体が形成する圧接部で未
    定着画像を有する転写材を挟圧搬送して該転写材上の未
    定着画像の加熱定着を行う定着装置でトナーが定着され
    る電子写真用転写紙において、 前記定着用回転体との摩擦係数μを4.5以下に設定し
    たことを特徴とする電子写真用転写紙。
  2. 【請求項2】 顔料として使用するカオリンの平均粒径
    が3μm以下とすることを特徴とする請求項1記載の電
    子写真用転写紙。
  3. 【請求項3】 前記定着用回転体の表層がLTV又はR
    TVシリコーンゴムから成っていることを特徴とする請
    求項1記載の電子写真用転写紙。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035878A1 (ja) * 2004-09-30 2006-04-06 Nippon Paper Industries Co., Ltd. 電子写真用転写紙
JP2008522217A (ja) * 2004-11-30 2008-06-26 イーストマン コダック カンパニー 光沢及び書き込み可能な側部を備えた電子写真の印刷物

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035878A1 (ja) * 2004-09-30 2006-04-06 Nippon Paper Industries Co., Ltd. 電子写真用転写紙
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