JP2003140177A - 電気光学装置及びその製造方法並びに電子機器 - Google Patents
電気光学装置及びその製造方法並びに電子機器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 上下導通材の形成効率を向上させることによ
り、製造効率を向上できる電気光学装置の製造方法の提
供。 【解決手段】 互いに対向する一対の基板間に電気光学
材料が挟持され、上記一対の基板のうち一方の基板には
上記電気光学材料に面する側に第1の電極が設けられ、
他方の基板には上記電気光学材料に面する側に第2の電
極が設けられ、上記第1の電極と上記第2の電極を導通
する上下導通材が設けられた電気光学装置の製造方法で
あって、上記一対の基板のうち一方の基板または他方の
基板にインクジェットヘッドの吐出ノズルから上下導通
材形成用インクを選択的に吐出して上記上下導通材を形
成する工程を備えることを特徴とすることを特徴とする
電気光学装置の製造方法。
り、製造効率を向上できる電気光学装置の製造方法の提
供。 【解決手段】 互いに対向する一対の基板間に電気光学
材料が挟持され、上記一対の基板のうち一方の基板には
上記電気光学材料に面する側に第1の電極が設けられ、
他方の基板には上記電気光学材料に面する側に第2の電
極が設けられ、上記第1の電極と上記第2の電極を導通
する上下導通材が設けられた電気光学装置の製造方法で
あって、上記一対の基板のうち一方の基板または他方の
基板にインクジェットヘッドの吐出ノズルから上下導通
材形成用インクを選択的に吐出して上記上下導通材を形
成する工程を備えることを特徴とすることを特徴とする
電気光学装置の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学装置及び
その製造方法並びに電子機器に関するものであり、特
に、上下導通材の形成効率を向上させることにより、製
造効率を向上できる電気光学装置の製造方法に関するも
のである。
その製造方法並びに電子機器に関するものであり、特
に、上下導通材の形成効率を向上させることにより、製
造効率を向上できる電気光学装置の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートパソコン、携帯電話機、電
子手帳等の電子機器において、情報を表示する手段とし
て液晶装置が広く使用されている。図13は、従来のア
クティブマトリックス方式の液晶装置の要部を示す概略
断面図である。図13の液晶装置は、環状のシール材9
14を介して互いに対向するように配置されたカラーフ
ィルタ基板900及びアクティブ素子基板910と、こ
れらの間に挟持された液晶層915と、カラーフィルタ
基板900の上面側(観測者側)に付設された位相差板
917a、偏光板918aとからなる液晶パネル100
0と、を主体として構成されている。カラーフィルタ基
板(対向基板)900は透明なガラスからなる光透過性
基板922を具備してなる観測者側に向いて設けられる
表側の基板であり、アクティブ素子基板910はその反
対側、換言すると裏側に設けられる基板である。
子手帳等の電子機器において、情報を表示する手段とし
て液晶装置が広く使用されている。図13は、従来のア
クティブマトリックス方式の液晶装置の要部を示す概略
断面図である。図13の液晶装置は、環状のシール材9
14を介して互いに対向するように配置されたカラーフ
ィルタ基板900及びアクティブ素子基板910と、こ
れらの間に挟持された液晶層915と、カラーフィルタ
基板900の上面側(観測者側)に付設された位相差板
917a、偏光板918aとからなる液晶パネル100
0と、を主体として構成されている。カラーフィルタ基
板(対向基板)900は透明なガラスからなる光透過性
基板922を具備してなる観測者側に向いて設けられる
表側の基板であり、アクティブ素子基板910はその反
対側、換言すると裏側に設けられる基板である。
【0003】このカラーフィルタ920は、光透過性基
板922の下面側(液晶層側)にモザイク配列等の配列
で並べられたR(赤)の色層905、G(緑)の色層9
06、B(青)の色層907と、隣接する色層間に設け
られたブラックマトリックス(遮光膜)901が設けら
れ、さらにこれら色層905、906、907とブラッ
クマトリックス901を覆うようにオーバーコート層9
08が設けられている。オーバーコート層908の下側
に透明電極(対向電極)916がこのオーバーコート層
908の略全面にわたって形成され、さらにこれの下側
に配向膜930aが形成されている。
板922の下面側(液晶層側)にモザイク配列等の配列
で並べられたR(赤)の色層905、G(緑)の色層9
06、B(青)の色層907と、隣接する色層間に設け
られたブラックマトリックス(遮光膜)901が設けら
れ、さらにこれら色層905、906、907とブラッ
クマトリックス901を覆うようにオーバーコート層9
08が設けられている。オーバーコート層908の下側
に透明電極(対向電極)916がこのオーバーコート層
908の略全面にわたって形成され、さらにこれの下側
に配向膜930aが形成されている。
【0004】アクティブ素子基板910は、光透過性基
板912上に絶縁層(図示略)が形成され、さらにこの
絶縁層上にマトリクス状に走査線(図示略)と、信号線
911とが形成され、これら走査線と信号線911とに
囲まれた領域毎に画素電極913が設けられ、各画素電
極913のコーナ部分と走査線と信号線911との間の
部分に薄膜トランジスタ(図示略)が組み込まれてお
り、走査線と信号線911に対する信号の印加によって
薄膜トランジスタをオン・オフして画素電極913への
通電制御を行うことができるように構成されている。さ
らに、これら走査線と信号線911と画素電極913と
薄膜トランジスタの上に配向膜930bが形成されてい
る。両基板900、910間には特定ギャップ材924
を隔てて液晶が封入されている。
板912上に絶縁層(図示略)が形成され、さらにこの
絶縁層上にマトリクス状に走査線(図示略)と、信号線
911とが形成され、これら走査線と信号線911とに
囲まれた領域毎に画素電極913が設けられ、各画素電
極913のコーナ部分と走査線と信号線911との間の
部分に薄膜トランジスタ(図示略)が組み込まれてお
り、走査線と信号線911に対する信号の印加によって
薄膜トランジスタをオン・オフして画素電極913への
通電制御を行うことができるように構成されている。さ
らに、これら走査線と信号線911と画素電極913と
薄膜トランジスタの上に配向膜930bが形成されてい
る。両基板900、910間には特定ギャップ材924
を隔てて液晶が封入されている。
【0005】アクティブ素子基板910では、データ線
および画素スイッチング用の薄膜トランジスタTを介し
て画素電極913に表示信号を供給するとともに、対向
電極916にも所定の電位を印加する必要がある。そこ
で、液晶パネル1000では、アクティブ素子基板91
0の表面のうち、対向基板900の各コーナー部に対向
する部分には、データ線などの形成プロセスを援用して
アルミニウム膜(遮光性材料)からなる上下導通用の第
1の電極987が形成されている。一方、カラーフィル
タ基板900の各コーナー部には、対向電極916の形
成プロセスを援用してITO膜(光透過性材料)からな
る上下導通用の第2の電極988が形成されている。さ
らに、これらの上下導通用の第1の電極987と第2の
電極988とは、上下導通材989によって電気的に導
通している。
および画素スイッチング用の薄膜トランジスタTを介し
て画素電極913に表示信号を供給するとともに、対向
電極916にも所定の電位を印加する必要がある。そこ
で、液晶パネル1000では、アクティブ素子基板91
0の表面のうち、対向基板900の各コーナー部に対向
する部分には、データ線などの形成プロセスを援用して
アルミニウム膜(遮光性材料)からなる上下導通用の第
1の電極987が形成されている。一方、カラーフィル
タ基板900の各コーナー部には、対向電極916の形
成プロセスを援用してITO膜(光透過性材料)からな
る上下導通用の第2の電極988が形成されている。さ
らに、これらの上下導通用の第1の電極987と第2の
電極988とは、上下導通材989によって電気的に導
通している。
【0006】このような液晶装置を従来の製造法として
は、例えば、図14に示すように複数個の基板領域91
0aを含む素子基板母材912aの表面の各基板領域9
10aに上記の画素電極や上記の第1の電極等の電極、
配向膜、その他の必要な要素を形成した後、この素子基
板母材912aの各基板領域910aの周辺部分に液晶
注入孔となる開口914aを有する環状のシール材91
4を形成し、ついでディスペンサ940を用いてシール
材914の各コーナ部の外側に上下導通材989を形成
し、ついで、このシール材914の内側にスペーサを散
布する。上記ディスペンサ940には、エポキシ樹脂系
の接着剤成分に銀粉などの導電粒子が配合された導通材
料が充填されており、上下導通材989の形成の際に
は、上記導通材料をシール材914のコーナ部の外側の
導通材形成位置989aにその都度押し出して上下導通
材989を形成していた。
は、例えば、図14に示すように複数個の基板領域91
0aを含む素子基板母材912aの表面の各基板領域9
10aに上記の画素電極や上記の第1の電極等の電極、
配向膜、その他の必要な要素を形成した後、この素子基
板母材912aの各基板領域910aの周辺部分に液晶
注入孔となる開口914aを有する環状のシール材91
4を形成し、ついでディスペンサ940を用いてシール
材914の各コーナ部の外側に上下導通材989を形成
し、ついで、このシール材914の内側にスペーサを散
布する。上記ディスペンサ940には、エポキシ樹脂系
の接着剤成分に銀粉などの導電粒子が配合された導通材
料が充填されており、上下導通材989の形成の際に
は、上記導通材料をシール材914のコーナ部の外側の
導通材形成位置989aにその都度押し出して上下導通
材989を形成していた。
【0007】ついで、図15に示すように基板領域90
0aに上記の対向電極や上記の第2の電極等の電極、配
向膜、その他の必要な要素を形成した対向基板900を
複数個用意し、これら対向基板900の基板領域900
aを素子基板母材912aの基板領域910aに貼り合
わせた後、上記素子基材母材912aの個々の基板領域
910aの周囲を切断して個々の空パネル(液晶を注入
する前の液晶パネル)を取り出し、ついで各液晶パネル
の液晶注入孔914aからシール材914で囲まれた液
晶封入領域に液晶を注入した後、液晶注入孔914aに
モールド樹脂等の封止剤を充填した後、硬化させること
により液晶注入孔914aを封止し、この後、液晶パネ
ルを液晶表示装置に実装する方法によって行われてい
る。
0aに上記の対向電極や上記の第2の電極等の電極、配
向膜、その他の必要な要素を形成した対向基板900を
複数個用意し、これら対向基板900の基板領域900
aを素子基板母材912aの基板領域910aに貼り合
わせた後、上記素子基材母材912aの個々の基板領域
910aの周囲を切断して個々の空パネル(液晶を注入
する前の液晶パネル)を取り出し、ついで各液晶パネル
の液晶注入孔914aからシール材914で囲まれた液
晶封入領域に液晶を注入した後、液晶注入孔914aに
モールド樹脂等の封止剤を充填した後、硬化させること
により液晶注入孔914aを封止し、この後、液晶パネ
ルを液晶表示装置に実装する方法によって行われてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の液
晶装置の製造方法においては、上下導通材はディスペン
サ940を用いて形成するため、製造効率が悪いという
問題があった。それは、ディスペンサ940に充填され
ている導通材料は粘度が100〜300cP程度の高粘
度のものであるので、導通材形成位置989aに押し出
す際に時間がかかってしまい、上下導通材の形成効率が
悪かった。また、このように導通材料の押し出しに時間
がかかると、素子基材母材912aに設けられた全ての
導通材形成位置989aに導通材料を押し出してから各
対向基板900の基板領域900aを対応する素子基板
母材912aの基板領域910aに貼り合わせようとす
ると、導通材料が硬くなってしまっているために液晶パ
ネルのセルギャップの精度が悪くなってしまうという問
題がある。そのため、素子基材母材912aの一つの基
板領域910aの4つのコーナ部に導通材料を押し出す
都度、基板領域910aに対応する対向基板900の基
板領域900aを貼り合わせる必要があり、製造効率が
悪くなってしまう。
晶装置の製造方法においては、上下導通材はディスペン
サ940を用いて形成するため、製造効率が悪いという
問題があった。それは、ディスペンサ940に充填され
ている導通材料は粘度が100〜300cP程度の高粘
度のものであるので、導通材形成位置989aに押し出
す際に時間がかかってしまい、上下導通材の形成効率が
悪かった。また、このように導通材料の押し出しに時間
がかかると、素子基材母材912aに設けられた全ての
導通材形成位置989aに導通材料を押し出してから各
対向基板900の基板領域900aを対応する素子基板
母材912aの基板領域910aに貼り合わせようとす
ると、導通材料が硬くなってしまっているために液晶パ
ネルのセルギャップの精度が悪くなってしまうという問
題がある。そのため、素子基材母材912aの一つの基
板領域910aの4つのコーナ部に導通材料を押し出す
都度、基板領域910aに対応する対向基板900の基
板領域900aを貼り合わせる必要があり、製造効率が
悪くなってしまう。
【0009】また、素子基板を多数個取りする素子基板
母材912aだけでなく、対向基板側も対向基板を多数
個取りする対向基板母材を用い、これら基板母材を基板
領域が互いに対向するように貼り合わせた後、この貼り
合わせた両基材母材に対して個々の基板領域の周囲を切
断するようにすれば、製造効率の向上が期待できるが、
ディスペンサ940を用いて上下導通材を形成する方法
では、上記のように素子基材母材912aに設けられた
全ての導通材形成位置989aに導通材料を押し出して
いると、セルギャップの精度が問題が出てしまうため、
上記の素子基板母材と上記対向基板母材を貼り合わせる
方法の採用が困難であった。また、液晶パネルの小型化
の要望から上下導通材989の幅が小さい方が望ましい
が、ディスペンサ940を用いて形成した上下導通材9
89の径は500μm程度以上となってしまうため、さ
らに上下導通材の幅を小さくできる形成方法が要望され
ている。また、ディスペンサ940を用いて形成した上
下導通材989は、径500μm程度以上の円状となっ
てしまうため、図14に示すようにシール材914のコ
ーナ部に導通材形成位置989aを設けるためのくびれ
914bが大きくなってしまい、シール材914の形状
の自由度に影響がでてしまう。
母材912aだけでなく、対向基板側も対向基板を多数
個取りする対向基板母材を用い、これら基板母材を基板
領域が互いに対向するように貼り合わせた後、この貼り
合わせた両基材母材に対して個々の基板領域の周囲を切
断するようにすれば、製造効率の向上が期待できるが、
ディスペンサ940を用いて上下導通材を形成する方法
では、上記のように素子基材母材912aに設けられた
全ての導通材形成位置989aに導通材料を押し出して
いると、セルギャップの精度が問題が出てしまうため、
上記の素子基板母材と上記対向基板母材を貼り合わせる
方法の採用が困難であった。また、液晶パネルの小型化
の要望から上下導通材989の幅が小さい方が望ましい
が、ディスペンサ940を用いて形成した上下導通材9
89の径は500μm程度以上となってしまうため、さ
らに上下導通材の幅を小さくできる形成方法が要望され
ている。また、ディスペンサ940を用いて形成した上
下導通材989は、径500μm程度以上の円状となっ
てしまうため、図14に示すようにシール材914のコ
ーナ部に導通材形成位置989aを設けるためのくびれ
914bが大きくなってしまい、シール材914の形状
の自由度に影響がでてしまう。
【0010】以上の問題は、TFT(Thin Film Transi
stor)素子に代表される3端子型素子を用いるアクティ
ブマトリクス方式のカラー液晶装置に限った問題ではな
く、TFD素子に代表される2端子型素子を用いるアク
ティブマトリクス方式の液晶装置や、単純マトリクス
(パッシブ)方式の液晶装置などの電気光学装置におい
て、上下導通材をディスペンサを用いて形成する場合に
おいても生じる問題である。
stor)素子に代表される3端子型素子を用いるアクティ
ブマトリクス方式のカラー液晶装置に限った問題ではな
く、TFD素子に代表される2端子型素子を用いるアク
ティブマトリクス方式の液晶装置や、単純マトリクス
(パッシブ)方式の液晶装置などの電気光学装置におい
て、上下導通材をディスペンサを用いて形成する場合に
おいても生じる問題である。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、上下導通材の形成効率を向上させることによ
り、製造効率を向上できる電気光学装置の製造方法の提
供を目的とする。また、本発明は、上下導通材の幅を小
さくできる電気光学装置の製造方法の提供を目的とす
る。また、本発明は、上下導通材の形状の自由度が大き
い電気光学装置の提供を目的とする。また、本発明は、
上下導通材の幅を狭くすることにより小型化が可能な電
気光学装置の提供を目的とする。また、本発明は、上記
のような電気光学装置を備えた電子機器を提供すること
を目的とする。
あって、上下導通材の形成効率を向上させることによ
り、製造効率を向上できる電気光学装置の製造方法の提
供を目的とする。また、本発明は、上下導通材の幅を小
さくできる電気光学装置の製造方法の提供を目的とす
る。また、本発明は、上下導通材の形状の自由度が大き
い電気光学装置の提供を目的とする。また、本発明は、
上下導通材の幅を狭くすることにより小型化が可能な電
気光学装置の提供を目的とする。また、本発明は、上記
のような電気光学装置を備えた電子機器を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は以下の構成を採用した。本発明の電気光
学装置の製造方法は、互いに対向する一対の基板間に電
気光学材料が挟持され、上記一対の基板のうち一方の基
板には上記電気光学材料に面する側に第1の電極が設け
られ、他方の基板には上記電気光学材料に面する側に第
2の電極が設けられ、上記第1の電極と上記第2の電極
を導通する上下導通材が設けられた電気光学装置の製造
方法であって、上記一対の基板のうち一方の基板または
他方の基板にインクジェットヘッドの吐出ノズルから上
下導通材形成用インクを選択的に吐出して上記上下導通
材を形成する工程を備えることを特徴とする。本発明で
用いられるインクジェットヘッドとしては、ピエゾ方
式、サーマル方式等あらゆるインクジェットヘッドが使
用可能であり、これらのインクジェットヘッドのうちか
ら適宜選択して用いられる。
めに、本発明は以下の構成を採用した。本発明の電気光
学装置の製造方法は、互いに対向する一対の基板間に電
気光学材料が挟持され、上記一対の基板のうち一方の基
板には上記電気光学材料に面する側に第1の電極が設け
られ、他方の基板には上記電気光学材料に面する側に第
2の電極が設けられ、上記第1の電極と上記第2の電極
を導通する上下導通材が設けられた電気光学装置の製造
方法であって、上記一対の基板のうち一方の基板または
他方の基板にインクジェットヘッドの吐出ノズルから上
下導通材形成用インクを選択的に吐出して上記上下導通
材を形成する工程を備えることを特徴とする。本発明で
用いられるインクジェットヘッドとしては、ピエゾ方
式、サーマル方式等あらゆるインクジェットヘッドが使
用可能であり、これらのインクジェットヘッドのうちか
ら適宜選択して用いられる。
【0013】本発明の電気光学装置の製造方法では、上
記一対の基板のうち一方の基板または他方の基板にイン
クジェットヘッドの吐出ノズルから上下導通材形成用イ
ンクを選択的に吐出して上記上下導通材を形成してお
り、すなわち、上下導通材の形成にインクジェット法を
採用しているので、ディスペンサを用いて上下導通材を
形成する従来の導通材の形成方法に比べて上下導通材の
形成効率を向上できる。それは、インクジェット法に用
いる上下導通材形成用インクの粘度は、ディスペンサか
ら押し出される導通材料の粘度よりも小さいために、イ
ンクジェットヘッドの吐出ノズルから吐出される速度を
速くでき、従って上下導通材の形成効率を向上でき、そ
の結果として電気光学装置の製造効率を向上できる。
記一対の基板のうち一方の基板または他方の基板にイン
クジェットヘッドの吐出ノズルから上下導通材形成用イ
ンクを選択的に吐出して上記上下導通材を形成してお
り、すなわち、上下導通材の形成にインクジェット法を
採用しているので、ディスペンサを用いて上下導通材を
形成する従来の導通材の形成方法に比べて上下導通材の
形成効率を向上できる。それは、インクジェット法に用
いる上下導通材形成用インクの粘度は、ディスペンサか
ら押し出される導通材料の粘度よりも小さいために、イ
ンクジェットヘッドの吐出ノズルから吐出される速度を
速くでき、従って上下導通材の形成効率を向上でき、そ
の結果として電気光学装置の製造効率を向上できる。
【0014】また、本発明の電気光学装置の製造方法
は、互いに対向する一対の基板間に電気光学材料が挟持
され、上記一対の基板のうち一方の基板には上記電気光
学材料に面する側に第1の電極が設けられ、他方の基板
には上記電気光学材料に面する側に第2の電極が設けら
れ、上記第1の電極と上記第2の電極を導通する上下導
通材が設けられた電気光学装置の製造方法であって、上
記一対の基板母材のうち一方の基板母材の複数個あるい
は単数の基板領域の電気光学材料に面する側に第1の電
極を設ける工程と、他方の基板母材の複数個あるいは単
数の基板領域の電気光学材料に面する側に第2の電極を
設ける工程と、上記一対の基板母材のうち一方又は他方
の基板母材の複数個あるいは単数の基板領域にインクジ
ェットヘッドの吐出ノズルから上下導通材形成用インク
を選択的に吐出して上下導通材を形成する工程と、上記
一対の基板母材を対応する基板領域が互いに対向するよ
うに貼り合わせる工程と、対向するに至った対をなす複
数個あるいは単数の基板領域間に電気光学材料を封入す
る工程と、上記一対の基板母材のうち少なくとも一方の
基板母材に対して個々の基板領域の外周縁に沿って基板
母材を切断する工程を備えることを特徴とする。
は、互いに対向する一対の基板間に電気光学材料が挟持
され、上記一対の基板のうち一方の基板には上記電気光
学材料に面する側に第1の電極が設けられ、他方の基板
には上記電気光学材料に面する側に第2の電極が設けら
れ、上記第1の電極と上記第2の電極を導通する上下導
通材が設けられた電気光学装置の製造方法であって、上
記一対の基板母材のうち一方の基板母材の複数個あるい
は単数の基板領域の電気光学材料に面する側に第1の電
極を設ける工程と、他方の基板母材の複数個あるいは単
数の基板領域の電気光学材料に面する側に第2の電極を
設ける工程と、上記一対の基板母材のうち一方又は他方
の基板母材の複数個あるいは単数の基板領域にインクジ
ェットヘッドの吐出ノズルから上下導通材形成用インク
を選択的に吐出して上下導通材を形成する工程と、上記
一対の基板母材を対応する基板領域が互いに対向するよ
うに貼り合わせる工程と、対向するに至った対をなす複
数個あるいは単数の基板領域間に電気光学材料を封入す
る工程と、上記一対の基板母材のうち少なくとも一方の
基板母材に対して個々の基板領域の外周縁に沿って基板
母材を切断する工程を備えることを特徴とする。
【0015】本発明の電気光学装置の製造方法では、上
記一対の基板母材のうち一方又は他方の基板母材の複数
個あるいは単数の基板領域にインクジェットヘッドの吐
出ノズルから上下導通材形成用インクを選択的に吐出し
て上下導通材を形成しており、すなわち、上下導通材の
形成にインクジェット法を採用しているので、ディスペ
ンサを用いて上下導通材を形成する従来の導通材の形成
方法に比べて上下導通材の形成効率を向上できる。それ
は、インクジェット法に用いる上下導通材形成用インク
の粘度は、ディスペンサから押し出される導通材料の粘
度よりも小さいために、インクジェットヘッドの吐出ノ
ズルから吐出される速度を速くでき、従って上下導通材
の形成効率を向上でき、その結果として電気光学装置の
製造効率を向上できる。また、この電気光学装置の製造
方法では、インクジェットヘッドの吐出ノズルから吐出
される速度を速くできるので、一対の基板母材のうち一
方又は他方の基板母材の複数個の基板領域にインクジェ
ットヘッドの吐出ノズルから上下導通材形成用インクを
選択的に吐出して上下導通材を形成しても、上下導通材
の硬化が進む前に上記一対の基板母材を対応する基板領
域が互いに対向するように貼り合わせることができ、電
気光学装置のセルギャップの精度が悪くなることを回避
できる。このように両方の基板母材に複数個の基板領域
を形成し、これら基板母材を対応する基板領域が互いに
対向するように貼り合わせた後、貼り合わせた両基材母
材に対して個々の基板領域の周囲を切断するようにすれ
ば、電気光学装置の製造効率を大幅に向上できる。
記一対の基板母材のうち一方又は他方の基板母材の複数
個あるいは単数の基板領域にインクジェットヘッドの吐
出ノズルから上下導通材形成用インクを選択的に吐出し
て上下導通材を形成しており、すなわち、上下導通材の
形成にインクジェット法を採用しているので、ディスペ
ンサを用いて上下導通材を形成する従来の導通材の形成
方法に比べて上下導通材の形成効率を向上できる。それ
は、インクジェット法に用いる上下導通材形成用インク
の粘度は、ディスペンサから押し出される導通材料の粘
度よりも小さいために、インクジェットヘッドの吐出ノ
ズルから吐出される速度を速くでき、従って上下導通材
の形成効率を向上でき、その結果として電気光学装置の
製造効率を向上できる。また、この電気光学装置の製造
方法では、インクジェットヘッドの吐出ノズルから吐出
される速度を速くできるので、一対の基板母材のうち一
方又は他方の基板母材の複数個の基板領域にインクジェ
ットヘッドの吐出ノズルから上下導通材形成用インクを
選択的に吐出して上下導通材を形成しても、上下導通材
の硬化が進む前に上記一対の基板母材を対応する基板領
域が互いに対向するように貼り合わせることができ、電
気光学装置のセルギャップの精度が悪くなることを回避
できる。このように両方の基板母材に複数個の基板領域
を形成し、これら基板母材を対応する基板領域が互いに
対向するように貼り合わせた後、貼り合わせた両基材母
材に対して個々の基板領域の周囲を切断するようにすれ
ば、電気光学装置の製造効率を大幅に向上できる。
【0016】上記のいずれかの構成の本発明の電気光学
装置の製造方法において、上記上下導通材形成用インク
は導電性金属粒子を分散させた有機溶媒を含むものであ
ることが好ましい。上記上下導通材形成用インクに含ま
れる導電性金属粒子の粒径は、2μm〜3μmの範囲で
あることが好ましい。導電性金属粒子の粒径が3μmを
越えるとインクジェットヘッドの吐出ノズルから吐出す
る際にノズル詰まりを起こすなどインクの吐出性が悪く
なってしまい、また、上記有機溶媒に安定して分散しに
くくなり、沈降し易くなってしまう。上記のいずれかの
構成の本発明の電気光学装置の製造方法において、上記
上下導通材形成用インクの粘度は、室温で50cP以下
であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項
に記載の電気光学装置の製造方法。上記上下導通材形成
用インクの粘度が室温で50cPを越えると、インクジ
ェットヘッドの吐出ノズルから吐出する際に吐出速度が
遅くなってしまう。
装置の製造方法において、上記上下導通材形成用インク
は導電性金属粒子を分散させた有機溶媒を含むものであ
ることが好ましい。上記上下導通材形成用インクに含ま
れる導電性金属粒子の粒径は、2μm〜3μmの範囲で
あることが好ましい。導電性金属粒子の粒径が3μmを
越えるとインクジェットヘッドの吐出ノズルから吐出す
る際にノズル詰まりを起こすなどインクの吐出性が悪く
なってしまい、また、上記有機溶媒に安定して分散しに
くくなり、沈降し易くなってしまう。上記のいずれかの
構成の本発明の電気光学装置の製造方法において、上記
上下導通材形成用インクの粘度は、室温で50cP以下
であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項
に記載の電気光学装置の製造方法。上記上下導通材形成
用インクの粘度が室温で50cPを越えると、インクジ
ェットヘッドの吐出ノズルから吐出する際に吐出速度が
遅くなってしまう。
【0017】本発明の電気光学装置は、互いに対向する
一対の基板間に電気光学材料が挟持され、上記一対の基
板のうち一方の基板には上記電気光学材料に面する側に
第1の電極が設けられ、他方の基板には上記電気光学材
料に面する側に第2の電極が設けられ、上記第1の電極
と上記第2の電極を導通する上下導通材が設けられた電
気光学装置であって、上記上下導通材は上下導通材形成
用インクを吐出して形成されたものであることを特徴と
する。本発明の電気光学装置では、上記上下導通材は上
下導通材形成用インクを吐出して形成されたものである
ので、従来のディスペンサを用いる方法により形成した
上下導通材に比べて幅を小さくでき、電気光学装置を小
型化できる。また、インクジェット法により上下導通材
を形成すると、円状に限らず、線状やL字状など所望の
形状の上下導通材を形成でき、上下導通材の形状の自由
度が大きい。
一対の基板間に電気光学材料が挟持され、上記一対の基
板のうち一方の基板には上記電気光学材料に面する側に
第1の電極が設けられ、他方の基板には上記電気光学材
料に面する側に第2の電極が設けられ、上記第1の電極
と上記第2の電極を導通する上下導通材が設けられた電
気光学装置であって、上記上下導通材は上下導通材形成
用インクを吐出して形成されたものであることを特徴と
する。本発明の電気光学装置では、上記上下導通材は上
下導通材形成用インクを吐出して形成されたものである
ので、従来のディスペンサを用いる方法により形成した
上下導通材に比べて幅を小さくでき、電気光学装置を小
型化できる。また、インクジェット法により上下導通材
を形成すると、円状に限らず、線状やL字状など所望の
形状の上下導通材を形成でき、上下導通材の形状の自由
度が大きい。
【0018】上記の構成の本発明の電気光学装置におい
て、上記上下導通材の形状は、線状であってもよい。上
記上下導通材の形状が線状であれば、上下導通材をシー
ル材に沿って形成することができ、シール材の形状の自
由度に影響が出にくい。また、上記のいずれかの構成の
本発明の電気光学装置において、上記上下導通材の幅
は、300μm以下であることを特徴とする。インクジ
ェット法により上下導通材すると、上記上下導通材の幅
を300μm以下とすることが可能である。
て、上記上下導通材の形状は、線状であってもよい。上
記上下導通材の形状が線状であれば、上下導通材をシー
ル材に沿って形成することができ、シール材の形状の自
由度に影響が出にくい。また、上記のいずれかの構成の
本発明の電気光学装置において、上記上下導通材の幅
は、300μm以下であることを特徴とする。インクジ
ェット法により上下導通材すると、上記上下導通材の幅
を300μm以下とすることが可能である。
【0019】また、本発明の電子機器は、上記のいずれ
かの構成の本発明の電気光学装置を具備してなることを
特徴とする。本発明の電子機器は、上下導通材の幅を小
さくすることにより、小型化された電気光学装置が備え
られているので、小型化された電子機器とすることがで
きる。
かの構成の本発明の電気光学装置を具備してなることを
特徴とする。本発明の電子機器は、上下導通材の幅を小
さくすることにより、小型化された電気光学装置が備え
られているので、小型化された電子機器とすることがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気光学装置及び
その製造方法を液晶装置及びその製造方法に適用した実
施形態を図面を参照して説明する。尚、図1〜図9にお
いて、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさ
とするため、各層や各部材に縮尺は実際のものとは異な
るように表している。
その製造方法を液晶装置及びその製造方法に適用した実
施形態を図面を参照して説明する。尚、図1〜図9にお
いて、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさ
とするため、各層や各部材に縮尺は実際のものとは異な
るように表している。
【0021】[第1の実施形態]次に、本発明の第1の
実施形態の液晶装置を図面を参照して説明する。図1
は、本発明の第1の実施形態であるTFT型(Thin Fil
m Transistor 型)の液晶装置を対向基板の側からみた
平面図であり、図2は、図1のH−H′線で切断したと
きの液晶装置の断面図である。図3は、液晶装置に備え
られたアクティブ素子基板を示す斜視図である。
実施形態の液晶装置を図面を参照して説明する。図1
は、本発明の第1の実施形態であるTFT型(Thin Fil
m Transistor 型)の液晶装置を対向基板の側からみた
平面図であり、図2は、図1のH−H′線で切断したと
きの液晶装置の断面図である。図3は、液晶装置に備え
られたアクティブ素子基板を示す斜視図である。
【0022】この実施形態の液晶装置400は、互いに
対向するように配置されたカラーフィルタ基板41及び
アクティブ素子基板401と、これらの間に挟持された
液晶層402と、カラーフィルタ基板41の上面側(観
測者側)に付設された位相差板415a、偏光板416
aと、アクティブ素子基板401の下面側に付設された
位相差板415b、偏光板416bとが備えられた液晶
パネル500を主体として構成されている。この液晶パ
ネル500に、液晶駆動用ドライバチップと、電気信号
を伝達するための配線類、支持体などの付帯要素を装着
することによって、最終製品としての液晶装置が構成さ
れる。
対向するように配置されたカラーフィルタ基板41及び
アクティブ素子基板401と、これらの間に挟持された
液晶層402と、カラーフィルタ基板41の上面側(観
測者側)に付設された位相差板415a、偏光板416
aと、アクティブ素子基板401の下面側に付設された
位相差板415b、偏光板416bとが備えられた液晶
パネル500を主体として構成されている。この液晶パ
ネル500に、液晶駆動用ドライバチップと、電気信号
を伝達するための配線類、支持体などの付帯要素を装着
することによって、最終製品としての液晶装置が構成さ
れる。
【0023】カラーフィルタ基板41は、光透過性基板
(基板)2を具備してなる観測者側に向いて設けられる
表側の基板であり、アクティブ素子基板401はその反
対側、換言すると裏側に設けられる基板である。カラー
フィルタ基板41は、プラスチックフィルム又は厚さ3
00μm(0.3mm)程度のガラス基板等からなる光
透過性基板2と、この基板2の下側(換言すると液晶層
側の面)に形成されたカラーフィルタ51とを主体とし
て構成されている。カラーフィルタ51は、この基板2
の下側(換言すると液晶層側の面)に形成された隔壁部
3と、色層6…と、隔壁部3及び色層6…を覆うオーバ
ーコート層7を具備して構成されている。
(基板)2を具備してなる観測者側に向いて設けられる
表側の基板であり、アクティブ素子基板401はその反
対側、換言すると裏側に設けられる基板である。カラー
フィルタ基板41は、プラスチックフィルム又は厚さ3
00μm(0.3mm)程度のガラス基板等からなる光
透過性基板2と、この基板2の下側(換言すると液晶層
側の面)に形成されたカラーフィルタ51とを主体とし
て構成されている。カラーフィルタ51は、この基板2
の下側(換言すると液晶層側の面)に形成された隔壁部
3と、色層6…と、隔壁部3及び色層6…を覆うオーバ
ーコート層7を具備して構成されている。
【0024】隔壁部3は、各色層6を形成する各色層形
成領域5をそれぞれ取り囲むように形成された格子状の
もので、基板2の一面2aに形成されている。隔壁部3
は、孔3c…を複数有している。各孔3c内には基板2
面が露出している。そして隔壁部3の内壁(孔3cの壁
面)と基板2面とにより区画されて色層形成領域5…が
形成されている。隔壁部3は、黒色感光性樹脂膜からな
り、この黒色感光性樹脂膜としては例えば、通常のフォ
トレジストに用いられるようなポジ型若しくはネガ型の
感光性樹脂と、カーボンブラック等の黒色の無機顔料あ
るいは黒色の有機顔料とを少なくとも含むものが好まし
い。この隔壁部3は、黒色の無機顔料または有機顔料を
含むもので、色層6…の形成位置を除く部分に形成され
るため、色層6…同士の間の光の透過を遮断でき、従っ
てこの隔壁部3は、遮光膜としての機能をも有する。
成領域5をそれぞれ取り囲むように形成された格子状の
もので、基板2の一面2aに形成されている。隔壁部3
は、孔3c…を複数有している。各孔3c内には基板2
面が露出している。そして隔壁部3の内壁(孔3cの壁
面)と基板2面とにより区画されて色層形成領域5…が
形成されている。隔壁部3は、黒色感光性樹脂膜からな
り、この黒色感光性樹脂膜としては例えば、通常のフォ
トレジストに用いられるようなポジ型若しくはネガ型の
感光性樹脂と、カーボンブラック等の黒色の無機顔料あ
るいは黒色の有機顔料とを少なくとも含むものが好まし
い。この隔壁部3は、黒色の無機顔料または有機顔料を
含むもので、色層6…の形成位置を除く部分に形成され
るため、色層6…同士の間の光の透過を遮断でき、従っ
てこの隔壁部3は、遮光膜としての機能をも有する。
【0025】色層6…は、隔壁部3の内壁と基板2に渡
って設けられた色層形成領域(画素形成領域)5…に着
色インクを吐出させて乾燥させることにより形成したも
のである。色層6…は、R(赤)、G(緑)、B(青)
の3原色にそれぞれ対応する赤色の色層6R…、緑色の
色層6G…、青色の色層6B…を具備してなるものであ
る。色層6…は、例えば、無機顔料により着色したアク
リル樹脂やポリウレタン樹脂等からなる。
って設けられた色層形成領域(画素形成領域)5…に着
色インクを吐出させて乾燥させることにより形成したも
のである。色層6…は、R(赤)、G(緑)、B(青)
の3原色にそれぞれ対応する赤色の色層6R…、緑色の
色層6G…、青色の色層6B…を具備してなるものであ
る。色層6…は、例えば、無機顔料により着色したアク
リル樹脂やポリウレタン樹脂等からなる。
【0026】更にオーバーコート層7の下側(液晶層
側)にITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電材料
からなる液晶駆動用電極418がオーバーコート層7の
略全面にわたって形成されている。更にこの液晶駆動用
電極418を覆って液晶層側に配向膜419aが設けら
れており、また、反対側のアクティブ素子基板401側
の後述する画素電極432上にも配向膜419bが設け
られている。
側)にITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電材料
からなる液晶駆動用電極418がオーバーコート層7の
略全面にわたって形成されている。更にこの液晶駆動用
電極418を覆って液晶層側に配向膜419aが設けら
れており、また、反対側のアクティブ素子基板401側
の後述する画素電極432上にも配向膜419bが設け
られている。
【0027】アクティブ素子基板401は、図3に示す
ように光透過性基板(基板)414上に絶縁層425が
形成され、さらにこの絶縁層425の上に、TFT型の
スイッチング素子としての薄膜トランジスタTと画素電
極432が形成されてなるものである。また、基板41
4上に形成された絶縁層425上には、マトリクス状に
走査線451…と信号線452…とが形成され、これら
走査線451…と信号線452…とに囲まれた領域毎に
画素電極432が設けられ、各画素電極432のコーナ
部分と走査線451と信号線452との間の部分に薄膜
トランジスタTが組み込まれており、走査線451と信
号線452に対する信号の印加によって薄膜トランジス
タTをオン・オフして画素電極432への通電制御を行
うことができるように構成されている。また、対向側の
カラーフィルタ基板41側に形成された電極418はこ
の実施形態では画素領域全体をカバーする全面電極とさ
れている。尚、TFTの配線回路や画素電極形状には様
々なものがあり、本実施の形態では図3に示すものを例
示したが、他の形状のTFTを備えた液晶装置に適用で
きるのは勿論である。
ように光透過性基板(基板)414上に絶縁層425が
形成され、さらにこの絶縁層425の上に、TFT型の
スイッチング素子としての薄膜トランジスタTと画素電
極432が形成されてなるものである。また、基板41
4上に形成された絶縁層425上には、マトリクス状に
走査線451…と信号線452…とが形成され、これら
走査線451…と信号線452…とに囲まれた領域毎に
画素電極432が設けられ、各画素電極432のコーナ
部分と走査線451と信号線452との間の部分に薄膜
トランジスタTが組み込まれており、走査線451と信
号線452に対する信号の印加によって薄膜トランジス
タTをオン・オフして画素電極432への通電制御を行
うことができるように構成されている。また、対向側の
カラーフィルタ基板41側に形成された電極418はこ
の実施形態では画素領域全体をカバーする全面電極とさ
れている。尚、TFTの配線回路や画素電極形状には様
々なものがあり、本実施の形態では図3に示すものを例
示したが、他の形状のTFTを備えた液晶装置に適用で
きるのは勿論である。
【0028】アクティブ素子基板401とカラーフィル
タ基板(対向基板)41とは、カラーフィルタ基板41
の外周縁に沿って形成されたシール材455によって所
定の間隙を介して貼り合わされている。また、符号45
6は両基板間の間隔(セルギャップ)を基板面内で一定
に保持するためのスペーサである。その結果、アクティ
ブ素子基板401とカラーフィルタ基板41との間に
は、図1に示すようにシール材455によって矩形の液
晶封入領域が区画形成され、この液晶封入領域内に、液
晶が封入されている。ここで、シール材455は部分的
に途切れているので、この途切れ部分によって、液晶注
入口458が構成されている。このため、カラーフィル
タ基板41とアクティブ素子基板401とを貼り合わせ
た後、シール材455の内側領域を減圧状態にすれば、
液晶注入口458から液晶を減圧注入でき、液晶を封入
した後、液晶注入口458を封止剤459で塞げばよ
い。
タ基板(対向基板)41とは、カラーフィルタ基板41
の外周縁に沿って形成されたシール材455によって所
定の間隙を介して貼り合わされている。また、符号45
6は両基板間の間隔(セルギャップ)を基板面内で一定
に保持するためのスペーサである。その結果、アクティ
ブ素子基板401とカラーフィルタ基板41との間に
は、図1に示すようにシール材455によって矩形の液
晶封入領域が区画形成され、この液晶封入領域内に、液
晶が封入されている。ここで、シール材455は部分的
に途切れているので、この途切れ部分によって、液晶注
入口458が構成されている。このため、カラーフィル
タ基板41とアクティブ素子基板401とを貼り合わせ
た後、シール材455の内側領域を減圧状態にすれば、
液晶注入口458から液晶を減圧注入でき、液晶を封入
した後、液晶注入口458を封止剤459で塞げばよ
い。
【0029】図1及び図2に示すようにカラーフィルタ
基板41はアクティブ素子基板401よりも小さく、ア
クティブマ素子基板401の周辺部分は、カラーフィル
タ基板41の外周縁よりはみ出た状態に貼り合わされ
る。従って、アクティブ素子基板401では、表示領域
460の外周側領域において、画素スイッチング用の薄
膜トランジスタTと同時形成された駆動回路用のTFT
によって形成された走査線駆動回路470やデータ線駆
動回路471は、カラーフィルタ基板41の外周側で露
出した状態にある。また、アクティブ素子基板401の
端部に形成された入出力端子473も、カラーフィルタ
基板41の外周側で露出した状態にある。なお、本実施
形態では、アクティブ素子基板401の走査線駆動回路
470やデータ線駆動回路471が形成された領域は、
カラーフィルタ基板41に対して露出した構成になって
いるが、アクティブ素子基板401の走査線駆動回路4
70やデータ線駆動回路471が形成された領域に対応
するカラーフィルタ基板41の外周縁をアクティブ素子
基板401の外周縁とほぼ同じ位置に形成して、走査線
駆動回路470やデータ線駆動回路471が形成された
領域がカラーフィルタ基板41によって覆われた構成で
あってもよい。カラーフィルタ基板41には、シール材
455の形成領域の内側において表示領域460を見切
りするための遮光膜3f、およびアクティブ素子基板4
01の各画素電極432の境界領域に対応する領域に遮
光膜(図示略)が形成され、これらの遮光膜の表面側
(液晶層402側)に上記の電極418が形成されてい
る。ここでの遮光膜3fは、隔壁部3と一体に形成され
ている。
基板41はアクティブ素子基板401よりも小さく、ア
クティブマ素子基板401の周辺部分は、カラーフィル
タ基板41の外周縁よりはみ出た状態に貼り合わされ
る。従って、アクティブ素子基板401では、表示領域
460の外周側領域において、画素スイッチング用の薄
膜トランジスタTと同時形成された駆動回路用のTFT
によって形成された走査線駆動回路470やデータ線駆
動回路471は、カラーフィルタ基板41の外周側で露
出した状態にある。また、アクティブ素子基板401の
端部に形成された入出力端子473も、カラーフィルタ
基板41の外周側で露出した状態にある。なお、本実施
形態では、アクティブ素子基板401の走査線駆動回路
470やデータ線駆動回路471が形成された領域は、
カラーフィルタ基板41に対して露出した構成になって
いるが、アクティブ素子基板401の走査線駆動回路4
70やデータ線駆動回路471が形成された領域に対応
するカラーフィルタ基板41の外周縁をアクティブ素子
基板401の外周縁とほぼ同じ位置に形成して、走査線
駆動回路470やデータ線駆動回路471が形成された
領域がカラーフィルタ基板41によって覆われた構成で
あってもよい。カラーフィルタ基板41には、シール材
455の形成領域の内側において表示領域460を見切
りするための遮光膜3f、およびアクティブ素子基板4
01の各画素電極432の境界領域に対応する領域に遮
光膜(図示略)が形成され、これらの遮光膜の表面側
(液晶層402側)に上記の電極418が形成されてい
る。ここでの遮光膜3fは、隔壁部3と一体に形成され
ている。
【0030】この液晶パネル500では、アクティブ素
子基板401およびカラーフィルタ基板41の光入射側
および光出射側の面には、ノーマリホワイトモード/ノ
ーマリブラックモードの別に応じて、上記の偏光板41
6a、416b(偏光シート)が所定の向きに配置され
ている。このように構成した液晶パネル500におい
て、アクティブ素子基板401では、データ線(図示せ
ず。)および薄膜トランジスタTを介して画素電極43
2に印加した表示信号によって、画素電極432と対向
電極418との間において液晶の配向状態を画素毎に制
御し、表示信号に対応した所定の表示を行う。たとえ
ば、液晶パネル500をTNモードで構成した場合に、
一対の基板間(アクティブ素子基板401とカラーフィ
ルタ基板41)の各々に形成した配向膜419a、41
9bに対してラビング処理を行う際にラビング方向を互
いに直交する方向に設定すると、液晶は、基板間で90
°の角度をもって捩じれ配向する。このような捩じれ配
向は、基板間で液晶層402に電場をかけることによっ
て解放される。従って、基板間に外部から電場を印加す
るか否かによって、液晶の配向状態を画素電極432が
形成されている領域毎(画素毎)に制御することができ
る。
子基板401およびカラーフィルタ基板41の光入射側
および光出射側の面には、ノーマリホワイトモード/ノ
ーマリブラックモードの別に応じて、上記の偏光板41
6a、416b(偏光シート)が所定の向きに配置され
ている。このように構成した液晶パネル500におい
て、アクティブ素子基板401では、データ線(図示せ
ず。)および薄膜トランジスタTを介して画素電極43
2に印加した表示信号によって、画素電極432と対向
電極418との間において液晶の配向状態を画素毎に制
御し、表示信号に対応した所定の表示を行う。たとえ
ば、液晶パネル500をTNモードで構成した場合に、
一対の基板間(アクティブ素子基板401とカラーフィ
ルタ基板41)の各々に形成した配向膜419a、41
9bに対してラビング処理を行う際にラビング方向を互
いに直交する方向に設定すると、液晶は、基板間で90
°の角度をもって捩じれ配向する。このような捩じれ配
向は、基板間で液晶層402に電場をかけることによっ
て解放される。従って、基板間に外部から電場を印加す
るか否かによって、液晶の配向状態を画素電極432が
形成されている領域毎(画素毎)に制御することができ
る。
【0031】それ故、液晶パネル500を透過型の液晶
パネルとして用いる場合、アクティブ素子基板401の
下側に配置した照明装置(図示略)からの光は、入射側
の偏光板416bによって所定の直線偏光光に揃えられ
た後、位相差板415b、アクティブ素子基板401を
通って液晶層402に入射し、ある領域を透過する直線
偏光光は、透過偏光軸が捩じられて出射される一方、他
の領域を通過した直線偏光光は、透過偏光軸が捩じられ
ることなく出射する。このため、入射側の偏光板416
bと出射側の偏光板416aを互いの透過偏光軸が直交
するように配置しておけば(ノーマリホワイト)、液晶
パネル500の出射側に配置された偏光板416aを通
過するのは、液晶によって透過偏光軸が捩じられた方の
直線偏光光のみである。これに対して、入射側の偏光板
416bと透過偏光軸が平行になるように出射側の偏光
板416aを配置しておけば(ノーマリブラック)、液
晶パネル500の出射側に配置された偏光板416aを
通過するのは、液晶によって透過偏光軸が捩じられるこ
とのなかった直線偏光光のみである。よって、液晶3の
配向状態を画素毎に制御すれば、任意の情報を表示する
ことができる。
パネルとして用いる場合、アクティブ素子基板401の
下側に配置した照明装置(図示略)からの光は、入射側
の偏光板416bによって所定の直線偏光光に揃えられ
た後、位相差板415b、アクティブ素子基板401を
通って液晶層402に入射し、ある領域を透過する直線
偏光光は、透過偏光軸が捩じられて出射される一方、他
の領域を通過した直線偏光光は、透過偏光軸が捩じられ
ることなく出射する。このため、入射側の偏光板416
bと出射側の偏光板416aを互いの透過偏光軸が直交
するように配置しておけば(ノーマリホワイト)、液晶
パネル500の出射側に配置された偏光板416aを通
過するのは、液晶によって透過偏光軸が捩じられた方の
直線偏光光のみである。これに対して、入射側の偏光板
416bと透過偏光軸が平行になるように出射側の偏光
板416aを配置しておけば(ノーマリブラック)、液
晶パネル500の出射側に配置された偏光板416aを
通過するのは、液晶によって透過偏光軸が捩じられるこ
とのなかった直線偏光光のみである。よって、液晶3の
配向状態を画素毎に制御すれば、任意の情報を表示する
ことができる。
【0032】従って、アクティブ素子基板401では、
データ線および画素スイッチング用の薄膜トランジスタ
Tを介して画素電極432に表示信号を供給するととも
に、対向電極418にも所定の電位を印加する必要があ
る。そこで、液晶パネル500では、図1及び図2に示
すようにアクティブ素子基板401の表面のうち、対向
基板418の各コーナー部に対向する部分には、データ
線などの形成プロセスを援用してアルミニウム膜(遮光
性材料)からなる上下導通用の第1の電極487が形成
されている。一方、カラーフィルタ基板41の各コーナ
ー部には、対向電極418の形成プロセスを援用してI
TO膜(光透過性材料)からなる上下導通用の第2の電
極488が形成されている。さらに、これらの上下導通
用の第1の電極487と第2の電極488とは、有機溶
媒に導電性金属粒子を分散させた上下導通材形成用イン
クを吐出して形成された上下導通材489によって電気
的に導通している。それ故、液晶パネル500では、ア
クティブ素子基板401およびカラーフィルタ基板41
のそれぞれにフレキシブル配線基板などを接続しなくて
も、アクティブ素子基板401のみにフレキシブル配線
基板(図示略)を接続するだけで、アクティブ素子基板
401およびカラーフィルタ基板(対向基板)41の双
方に所定の信号を入力することができる。
データ線および画素スイッチング用の薄膜トランジスタ
Tを介して画素電極432に表示信号を供給するととも
に、対向電極418にも所定の電位を印加する必要があ
る。そこで、液晶パネル500では、図1及び図2に示
すようにアクティブ素子基板401の表面のうち、対向
基板418の各コーナー部に対向する部分には、データ
線などの形成プロセスを援用してアルミニウム膜(遮光
性材料)からなる上下導通用の第1の電極487が形成
されている。一方、カラーフィルタ基板41の各コーナ
ー部には、対向電極418の形成プロセスを援用してI
TO膜(光透過性材料)からなる上下導通用の第2の電
極488が形成されている。さらに、これらの上下導通
用の第1の電極487と第2の電極488とは、有機溶
媒に導電性金属粒子を分散させた上下導通材形成用イン
クを吐出して形成された上下導通材489によって電気
的に導通している。それ故、液晶パネル500では、ア
クティブ素子基板401およびカラーフィルタ基板41
のそれぞれにフレキシブル配線基板などを接続しなくて
も、アクティブ素子基板401のみにフレキシブル配線
基板(図示略)を接続するだけで、アクティブ素子基板
401およびカラーフィルタ基板(対向基板)41の双
方に所定の信号を入力することができる。
【0033】上下導通材489は、円状であり、その径
(幅)は、300μm以下であり、好ましくは20〜1
50μmの範囲であることが望ましい。上下導通材48
9が300μm以下であれば、ディスペンサを用いて上
下導通材を形成した液晶パネルに比べて液晶パネルを小
型化でき、結果として液晶装置を小型化できる。また、
上下導通材489の径が300μmを越えると、シール
材455のコーナ部に導通材形成位置489aを設ける
ためのくびれ455bが大きくなってしまい、シール材
455の形状の自由度に影響がでてしまう。また、上下
導通材489の径(幅)が20μmより小さいと、細す
ぎて第1と第2の電極487、488の導通性が悪くな
ってしまう。
(幅)は、300μm以下であり、好ましくは20〜1
50μmの範囲であることが望ましい。上下導通材48
9が300μm以下であれば、ディスペンサを用いて上
下導通材を形成した液晶パネルに比べて液晶パネルを小
型化でき、結果として液晶装置を小型化できる。また、
上下導通材489の径が300μmを越えると、シール
材455のコーナ部に導通材形成位置489aを設ける
ためのくびれ455bが大きくなってしまい、シール材
455の形状の自由度に影響がでてしまう。また、上下
導通材489の径(幅)が20μmより小さいと、細す
ぎて第1と第2の電極487、488の導通性が悪くな
ってしまう。
【0034】本実施形態の液晶装置によれば、上記上下
導通材489は上下導通材形成用インクを吐出して形成
されたものであるので、従来のディスペンサを用いる方
法により形成した上下導通材に比べて幅を小さくでき、
小型化された液晶装置とすることができる。
導通材489は上下導通材形成用インクを吐出して形成
されたものであるので、従来のディスペンサを用いる方
法により形成した上下導通材に比べて幅を小さくでき、
小型化された液晶装置とすることができる。
【0035】[第1実施形態の液晶装置の製造プロセ
ス]次に、上記構成を有する第1実施形態の液晶装置の
製造プロセスについて説明する。図4に示すように素子
基板401を多数個取りするための基板母材401aの
素子基板401となる複数の基板領域401bの液晶層
402に面する側にそれぞれ光透過性絶縁層425を形
成した後、この絶縁層425上に薄膜トランジスタT、
画素電極432、走査線451、信号線452、走査線
駆動回路470、データ線駆動回路471、第1の電極
487等を形成する。この後、各基板領域401b上
(液晶層側となる面上)にそれぞれ配向膜419aを形
成する。一方、図7に示すようにカラーフィルタ基板4
1を多数個取りするための基板母材41aのカラーフィ
ルタ基板41となる複数の基板領域41bの液晶層40
2に面する側にそれぞれカラーフィルタ51を作製した
のち、このカラーフィルタ51が形成された各基板領域
41bの略全面に対向電極418、第2の電極488を
形成する。さらに、各基板母材41a上(液晶層側とな
る面上)に配向膜419bを形成する。
ス]次に、上記構成を有する第1実施形態の液晶装置の
製造プロセスについて説明する。図4に示すように素子
基板401を多数個取りするための基板母材401aの
素子基板401となる複数の基板領域401bの液晶層
402に面する側にそれぞれ光透過性絶縁層425を形
成した後、この絶縁層425上に薄膜トランジスタT、
画素電極432、走査線451、信号線452、走査線
駆動回路470、データ線駆動回路471、第1の電極
487等を形成する。この後、各基板領域401b上
(液晶層側となる面上)にそれぞれ配向膜419aを形
成する。一方、図7に示すようにカラーフィルタ基板4
1を多数個取りするための基板母材41aのカラーフィ
ルタ基板41となる複数の基板領域41bの液晶層40
2に面する側にそれぞれカラーフィルタ51を作製した
のち、このカラーフィルタ51が形成された各基板領域
41bの略全面に対向電極418、第2の電極488を
形成する。さらに、各基板母材41a上(液晶層側とな
る面上)に配向膜419bを形成する。
【0036】ついで、図4に示す基板母材401aの各
基板領域401bの周辺部分に液晶注入孔となる開口4
58を有する環状のシール材455を形成する。つい
で、基板母材401aの複数個の基板領域401bに図
5に示したインクジェットヘッド322の複数の吐出ノ
ズル327から上下導通材形成用インクを選択的に吐出
して図6に示すように上下導通材489を形成する。こ
のインクジェット装置322は、図6に示すようなイン
クジェットヘッド322を備えたヘッドユニット(図示
略)と、インクジェットヘッド322の位置を制御する
ヘット位置制御装置(図示略)と、基板母材401aの
位置を制御する基板位置制御装置(図示略)と、インク
ジェットヘッド322を基板母材401aに対して主走
査移動させる主走査駆動装置(図示略)と、インクジェ
ットヘッド322を基板母材401aに対して副走査移
動させる副走査移動装置(図示略)と、基板母材401
aをインクジェット装置内の所定に作業位置へ供給する
基板供給装置(図示略)と、そしてインクジェット装置
の全般の制御を司るコントロール装置(図示略)とを有
する。
基板領域401bの周辺部分に液晶注入孔となる開口4
58を有する環状のシール材455を形成する。つい
で、基板母材401aの複数個の基板領域401bに図
5に示したインクジェットヘッド322の複数の吐出ノ
ズル327から上下導通材形成用インクを選択的に吐出
して図6に示すように上下導通材489を形成する。こ
のインクジェット装置322は、図6に示すようなイン
クジェットヘッド322を備えたヘッドユニット(図示
略)と、インクジェットヘッド322の位置を制御する
ヘット位置制御装置(図示略)と、基板母材401aの
位置を制御する基板位置制御装置(図示略)と、インク
ジェットヘッド322を基板母材401aに対して主走
査移動させる主走査駆動装置(図示略)と、インクジェ
ットヘッド322を基板母材401aに対して副走査移
動させる副走査移動装置(図示略)と、基板母材401
aをインクジェット装置内の所定に作業位置へ供給する
基板供給装置(図示略)と、そしてインクジェット装置
の全般の制御を司るコントロール装置(図示略)とを有
する。
【0037】インクジェットヘッド322は、複数のヘ
ッド部320と、それらのヘッド部320を並べて支持
する支持手段としてのキャリッジ325とを有する。キ
ャリッジ325は、ヘッド部320を支持すべき位置に
ヘッド部320よりも少し大きい穴すなわち凹部を有
し、各ヘッド部320はそれらの穴の中に入れられ、さ
らに、ネジ、接着剤その他の締結手段によって固定され
る。また、キャリッジ325に対するヘッド部320の
位置が正確に決められる場合には、特別な締結手段を用
いることなく、単なる圧入によってヘッド部320を固
定してもよい。
ッド部320と、それらのヘッド部320を並べて支持
する支持手段としてのキャリッジ325とを有する。キ
ャリッジ325は、ヘッド部320を支持すべき位置に
ヘッド部320よりも少し大きい穴すなわち凹部を有
し、各ヘッド部320はそれらの穴の中に入れられ、さ
らに、ネジ、接着剤その他の締結手段によって固定され
る。また、キャリッジ325に対するヘッド部320の
位置が正確に決められる場合には、特別な締結手段を用
いることなく、単なる圧入によってヘッド部320を固
定してもよい。
【0038】ヘッド部320は、図5(b)に示すよう
に、複数の吐出ノズル327を列状に並べることによっ
て形成されたノズル列328を有する。基板母材401
aに対する主走査方向はX方向であり、それに直交する
Y方向が副走査方向であり、それらのX方向及びY方向
は図5(a)においてインクジェット322に対して図
示の通りに設定される。
に、複数の吐出ノズル327を列状に並べることによっ
て形成されたノズル列328を有する。基板母材401
aに対する主走査方向はX方向であり、それに直交する
Y方向が副走査方向であり、それらのX方向及びY方向
は図5(a)においてインクジェット322に対して図
示の通りに設定される。
【0039】インクジェットヘッド322はX方向へ平
行移動することにより基板母材401aを主走査する
が、この主走査の間に導通材形成用インクを各ヘッド部
320の複数の吐出ノズル327から選択的に吐出する
ことにより、図4(b)に示すように基板母材401a
上に設けられた各基板形成領域401bの上下導通材形
成位置489aに上下導通材形成用インクを吐出できる
ようになっている。また、各吐出ノズル327から吐出
する上下導通材形成用インクの吐出量は制御できるよう
になっている。
行移動することにより基板母材401aを主走査する
が、この主走査の間に導通材形成用インクを各ヘッド部
320の複数の吐出ノズル327から選択的に吐出する
ことにより、図4(b)に示すように基板母材401a
上に設けられた各基板形成領域401bの上下導通材形
成位置489aに上下導通材形成用インクを吐出できる
ようになっている。また、各吐出ノズル327から吐出
する上下導通材形成用インクの吐出量は制御できるよう
になっている。
【0040】この後、基板母材401aに形成された各
シール材455の内側にスペーサ456を散布する。つ
いで、これら一対の基板母材401a、41aを、図7
に示すように対応する基板領域が互いに対向するように
配置し、図8に示すように対応する基板領域が互いに対
向するように貼り合わせる。ついで、貼り合わせた一対
の基板母材401a、41aの個々の基板領域の外周縁
に沿って基板母材を切断して、個々の空パネル(液晶を
注入する前の液晶パネル)を得る。ついで各空パネルの
液晶注入孔458からシール材455で囲まれた液晶封
入領域に液晶を注入した後、液晶注入孔458にモール
ド樹脂等の封止剤を充填した後、硬化させることにより
液晶注入孔458を封止する。
シール材455の内側にスペーサ456を散布する。つ
いで、これら一対の基板母材401a、41aを、図7
に示すように対応する基板領域が互いに対向するように
配置し、図8に示すように対応する基板領域が互いに対
向するように貼り合わせる。ついで、貼り合わせた一対
の基板母材401a、41aの個々の基板領域の外周縁
に沿って基板母材を切断して、個々の空パネル(液晶を
注入する前の液晶パネル)を得る。ついで各空パネルの
液晶注入孔458からシール材455で囲まれた液晶封
入領域に液晶を注入した後、液晶注入孔458にモール
ド樹脂等の封止剤を充填した後、硬化させることにより
液晶注入孔458を封止する。
【0041】ついで、カラーフィルタ基板41上(液晶
層側と反対側)に位相差板415a、偏光板416aを
積層し、素子基板414の下(液晶層側と反対側)に位
相差板415b、偏光板416bを積層すると、液晶パ
ネル500が得られる。本実施形態の液晶装置の製造方
法では、一対の基板母材のうち一方の基板母材401a
の複数個の基板領域401bにインクジェットヘッド3
22の複数の吐出ノズルか327ら上下導通材形成用イ
ンクを選択的に吐出して上下導通材489を形成してお
り、すなわち、上下導通材489の形成にインクジェッ
ト法を採用しているので、ディスペンサを用いて上下導
通材を形成する従来の導通材の形成方法に比べて上下導
通材の形成効率を向上できる。それは、インクジェット
法に用いる上下導通材形成用インクの粘度は、ディスペ
ンサから押し出される導通材料の粘度よりも小さいため
に、インクジェットヘッドの吐出ノズルから吐出される
速度を速くでき、従って上下導通材の形成効率を向上で
き、その結果として液晶装置の製造効率を向上できる。
層側と反対側)に位相差板415a、偏光板416aを
積層し、素子基板414の下(液晶層側と反対側)に位
相差板415b、偏光板416bを積層すると、液晶パ
ネル500が得られる。本実施形態の液晶装置の製造方
法では、一対の基板母材のうち一方の基板母材401a
の複数個の基板領域401bにインクジェットヘッド3
22の複数の吐出ノズルか327ら上下導通材形成用イ
ンクを選択的に吐出して上下導通材489を形成してお
り、すなわち、上下導通材489の形成にインクジェッ
ト法を採用しているので、ディスペンサを用いて上下導
通材を形成する従来の導通材の形成方法に比べて上下導
通材の形成効率を向上できる。それは、インクジェット
法に用いる上下導通材形成用インクの粘度は、ディスペ
ンサから押し出される導通材料の粘度よりも小さいため
に、インクジェットヘッドの吐出ノズルから吐出される
速度を速くでき、従って上下導通材の形成効率を向上で
き、その結果として液晶装置の製造効率を向上できる。
【0042】また、本実施形態の液晶装置の製造方法で
は、インクジェットヘッド322の吐出ノズル327か
ら吐出される速度を速くできるので、一対の基板母材の
うち一方の基板母材401aの複数個の基板領域401
bにインクジェットヘッド322の吐出ノズル327か
ら上下導通材形成用インクを選択的に吐出して上下導通
材489を形成しても、上下導通材の硬化が進む前に上
記一対の基板母材401a、41aを対応する基板領域
が互いに対向するように貼り合わせることができ、液晶
装置のセルギャップの精度が悪くなることを回避でき
る。このように両方の基板母材401a、41aに複数
個の基板領域を形成し、これら基板母材401a、41
aを対応する基板領域が互いに対向するように貼り合わ
せた後、貼り合わせた両基材母材に対して個々の基板領
域の周囲を切断しているので、液晶装置の製造効率を大
幅に向上できる。
は、インクジェットヘッド322の吐出ノズル327か
ら吐出される速度を速くできるので、一対の基板母材の
うち一方の基板母材401aの複数個の基板領域401
bにインクジェットヘッド322の吐出ノズル327か
ら上下導通材形成用インクを選択的に吐出して上下導通
材489を形成しても、上下導通材の硬化が進む前に上
記一対の基板母材401a、41aを対応する基板領域
が互いに対向するように貼り合わせることができ、液晶
装置のセルギャップの精度が悪くなることを回避でき
る。このように両方の基板母材401a、41aに複数
個の基板領域を形成し、これら基板母材401a、41
aを対応する基板領域が互いに対向するように貼り合わ
せた後、貼り合わせた両基材母材に対して個々の基板領
域の周囲を切断しているので、液晶装置の製造効率を大
幅に向上できる。
【0043】 なお、上記実施形態では本発明をTFT
(Thin Film Transistor)素子に代表される3端子型素
子を用いるアクティブマトリクス方式の液晶装置に適用
した場合について説明したが、本発明はTFD素子に代
表される2端子型素子を用いるアクティブマトリクス方
式の液晶装置や単純マトリックス方式の液晶装置におい
て上下導通材を形成する場合に適用することもできる。
(Thin Film Transistor)素子に代表される3端子型素
子を用いるアクティブマトリクス方式の液晶装置に適用
した場合について説明したが、本発明はTFD素子に代
表される2端子型素子を用いるアクティブマトリクス方
式の液晶装置や単純マトリックス方式の液晶装置におい
て上下導通材を形成する場合に適用することもできる。
【0044】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態の液晶装置を図面を参照して説明する。図9
は、第2の実施形態であるアクティブマトリックス方式
の液晶装置の概略構成を示す平面図である。この液晶装
置200が、第1の実施形態で説明した液晶装置400
と異なる点は、上下導通材489cがL字状とされてい
る点である。この上下導通材489cも図5に示したイ
ンクジェットヘッド322の複数の吐出ノズル327か
ら上下導通材形成用インクを選択的に吐出して形成した
ものである。本実施形態の液晶装置によれば、第1の実
施形態の液晶装置と同様な効果が得られる。
実施形態の液晶装置を図面を参照して説明する。図9
は、第2の実施形態であるアクティブマトリックス方式
の液晶装置の概略構成を示す平面図である。この液晶装
置200が、第1の実施形態で説明した液晶装置400
と異なる点は、上下導通材489cがL字状とされてい
る点である。この上下導通材489cも図5に示したイ
ンクジェットヘッド322の複数の吐出ノズル327か
ら上下導通材形成用インクを選択的に吐出して形成した
ものである。本実施形態の液晶装置によれば、第1の実
施形態の液晶装置と同様な効果が得られる。
【0045】[第3の実施形態]次に、上記の第1、第
2の実施形態の液晶装置200、400のいずれかを備
えた電子機器の具体例について説明する。図10(a)
は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図10
(a)において、符号600は携帯電話本体を示し、符
号601は上記の液晶装置200、400のいずれかを
用いた液晶表示部を示している。図10(b)は、ワー
プロ、パソコンなどの携帯型情報処理装置の一例を示し
た斜視図である。図10(b)において、符号700は
情報処理装置、符号701はキーボードなどの入力部、
符号703は情報処理装置本体、符号702は上記の液
晶装置200、400のいずれかを用いた液晶表示部を
示している。図10(c)は、腕時計型電子機器の一例
を示した斜視図である。図15(c)において、符号8
00は時計本体を示し、符号801は上記の液晶装置2
00、400のいずれかを用いた液晶表示部を示してい
る。図10(a)〜(c)に示すそれぞれの電子機器
は、上記の液晶装置200、400のいずれかを用いた
液晶表示部を備えたものであり、先の第1〜第2実施形
態の液晶装置200、400の特徴を有するので、いず
れの液晶装置を用いても小型化された電子機器となる。
2の実施形態の液晶装置200、400のいずれかを備
えた電子機器の具体例について説明する。図10(a)
は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図10
(a)において、符号600は携帯電話本体を示し、符
号601は上記の液晶装置200、400のいずれかを
用いた液晶表示部を示している。図10(b)は、ワー
プロ、パソコンなどの携帯型情報処理装置の一例を示し
た斜視図である。図10(b)において、符号700は
情報処理装置、符号701はキーボードなどの入力部、
符号703は情報処理装置本体、符号702は上記の液
晶装置200、400のいずれかを用いた液晶表示部を
示している。図10(c)は、腕時計型電子機器の一例
を示した斜視図である。図15(c)において、符号8
00は時計本体を示し、符号801は上記の液晶装置2
00、400のいずれかを用いた液晶表示部を示してい
る。図10(a)〜(c)に示すそれぞれの電子機器
は、上記の液晶装置200、400のいずれかを用いた
液晶表示部を備えたものであり、先の第1〜第2実施形
態の液晶装置200、400の特徴を有するので、いず
れの液晶装置を用いても小型化された電子機器となる。
【0046】[第4の実施形態]次に、上記の第1、第
2の実施形態の液晶装置400、200のいずれかを備
えた電子機器のその他の例として、投射型表示装置の構
成について、図11を参照して説明する。第1の液晶装
置400又は第2の液晶装置200が第4の実施形態の
電子機器に備えられる場合、ライトバルブには入射側偏
光手段と出射側偏光手段が備えられるため、ここで用い
る液晶装置400又は200には偏光板416a、41
6bは設けられていなくてもよい。図11において、投
射型表示装置2100は、上述した実施形態の液晶装置
を3個用意し、夫々RGB用の液晶装置2962R、2
962Gおよび2962Bとして用いた投射型液晶装置
の光学系の概略構成図を示す。本例の投射型表示装置の
光学系には、光源装置2920と、均一照明光学系29
23が採用されている。そして、投射型表示装置は、こ
の均一照明光学系2923から出射される光束Wを赤
(R)、緑(G)、青(B)に分離する色分離手段とし
ての色分離光学系924と、各色光束R、G、Bを変調
する変調手段としての3つのライトバルブ2925R、
2925G、2925Bと、変調された後の色光束を再
合成する色合成手段としての色合成プリズム2910
と、合成された光束を投射面100の表面に拡大投射す
る投射手段としての投射レンズユニット2906を備え
ている。また、青色光束Bを対応するライトバルブ29
25Bに導く導光系2927をも備えている。
2の実施形態の液晶装置400、200のいずれかを備
えた電子機器のその他の例として、投射型表示装置の構
成について、図11を参照して説明する。第1の液晶装
置400又は第2の液晶装置200が第4の実施形態の
電子機器に備えられる場合、ライトバルブには入射側偏
光手段と出射側偏光手段が備えられるため、ここで用い
る液晶装置400又は200には偏光板416a、41
6bは設けられていなくてもよい。図11において、投
射型表示装置2100は、上述した実施形態の液晶装置
を3個用意し、夫々RGB用の液晶装置2962R、2
962Gおよび2962Bとして用いた投射型液晶装置
の光学系の概略構成図を示す。本例の投射型表示装置の
光学系には、光源装置2920と、均一照明光学系29
23が採用されている。そして、投射型表示装置は、こ
の均一照明光学系2923から出射される光束Wを赤
(R)、緑(G)、青(B)に分離する色分離手段とし
ての色分離光学系924と、各色光束R、G、Bを変調
する変調手段としての3つのライトバルブ2925R、
2925G、2925Bと、変調された後の色光束を再
合成する色合成手段としての色合成プリズム2910
と、合成された光束を投射面100の表面に拡大投射す
る投射手段としての投射レンズユニット2906を備え
ている。また、青色光束Bを対応するライトバルブ29
25Bに導く導光系2927をも備えている。
【0047】均一照明光学系2923は、2つのレンズ
板2921、2922と反射ミラー2931を備えてお
り、反射ミラー2931を挟んで2つのレンズ板292
1、2922が直交する状態に配置されている。均一照
明光学系2923の2つのレンズ板2921、2922
は、それぞれマトリクス状に配置された複数の矩形レン
ズを備えている。光源装置2920から出射された光束
は、第1のレンズ板2921の矩形レンズによって複数
の部分光束に分割される。そして、これらの部分光束
は、第2のレンズ板2922の矩形レンズによって3つ
のライトバルブ2925R、2925G、2925B付
近で重畳される。したがって、均一照明光学系2923
を用いることにより、光源装置2920が出射光束の断
面内で不均一な照度分布を有している場合でも、3つの
ライトバルブ2925R、2925G、2925Bを均
一な照明光で照明することが可能となる。
板2921、2922と反射ミラー2931を備えてお
り、反射ミラー2931を挟んで2つのレンズ板292
1、2922が直交する状態に配置されている。均一照
明光学系2923の2つのレンズ板2921、2922
は、それぞれマトリクス状に配置された複数の矩形レン
ズを備えている。光源装置2920から出射された光束
は、第1のレンズ板2921の矩形レンズによって複数
の部分光束に分割される。そして、これらの部分光束
は、第2のレンズ板2922の矩形レンズによって3つ
のライトバルブ2925R、2925G、2925B付
近で重畳される。したがって、均一照明光学系2923
を用いることにより、光源装置2920が出射光束の断
面内で不均一な照度分布を有している場合でも、3つの
ライトバルブ2925R、2925G、2925Bを均
一な照明光で照明することが可能となる。
【0048】各色分離光学系2924は、青緑反射ダイ
クロイックミラー2941と、緑反射ダイクロイックミ
ラー2942と、反射ミラー2943から構成される。
まず、青緑反射ダイクロイックミラー2941におい
て、光束Wに含まれている青色光束Bおよび緑色光束G
が直角に反射され、緑反射ダイクロイックミラー294
2の側に向かう。赤色光束Rはこのミラー2941を通
過して、後方の反射ミラー2943で直角に反射され
て、赤色光束Rの出射部2944から色合成プリズム2
910の側に出射される。次に、緑反射ダイクロイック
ミラー2942において、青緑反射ダイクロイックミラ
ー2941において反射された青色、緑色光束B、Gの
うち、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色光束G
の出射部2945から色合成光学系の側に出射される。
緑反射ダイクロイックミラー2942を通過した青色光
束Bは、青色光束Bの出射部2946から導光系292
7の側に出射される。本例では、均一照明光学素子の光
束Wの出射部から、色分離光学系2924における各色
光束の出射部2944、2945、2946までの距離
がほぼ等しくなるように設定されている。
クロイックミラー2941と、緑反射ダイクロイックミ
ラー2942と、反射ミラー2943から構成される。
まず、青緑反射ダイクロイックミラー2941におい
て、光束Wに含まれている青色光束Bおよび緑色光束G
が直角に反射され、緑反射ダイクロイックミラー294
2の側に向かう。赤色光束Rはこのミラー2941を通
過して、後方の反射ミラー2943で直角に反射され
て、赤色光束Rの出射部2944から色合成プリズム2
910の側に出射される。次に、緑反射ダイクロイック
ミラー2942において、青緑反射ダイクロイックミラ
ー2941において反射された青色、緑色光束B、Gの
うち、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色光束G
の出射部2945から色合成光学系の側に出射される。
緑反射ダイクロイックミラー2942を通過した青色光
束Bは、青色光束Bの出射部2946から導光系292
7の側に出射される。本例では、均一照明光学素子の光
束Wの出射部から、色分離光学系2924における各色
光束の出射部2944、2945、2946までの距離
がほぼ等しくなるように設定されている。
【0049】色分離光学系2924の赤色、緑色光束
R、Gの出射部2944、2945の出射側には、それ
ぞれ集光レンズ2951、2952が配置されている。
したがって、各出射部から出射した赤色、緑色光束R、
Gは、これらの集光レンズ2951、2952に入射し
て平行化される。このように平行化された赤色、緑色光
束R、Gは、ライトバルブ2925R、2925Gに入
射して変調され、各色光に対応した画像情報が付加され
る。すなわち、これらの液晶装置は、図示しない駆動手
段によって画像情報に応じてスイッチング制御されて、
これにより、ここを通過する各色光の変調が行われる。
一方、青色光束Bは、導光系2927を介して対応する
ライトバルブ2925Bに導かれ、ここにおいて、同様
に画像情報に応じて変調が施される。なお、本例のライ
トバルブ2925R、2925G、2925Bは、それ
ぞれさらに入射側偏光手段2960R、2960G、2
960Bと、出射側偏光手段2961R、2961G、
2961Bと、これらの間に配置された液晶装置296
2R、2962G、2962Bとからなる液晶ライトバ
ルブである。
R、Gの出射部2944、2945の出射側には、それ
ぞれ集光レンズ2951、2952が配置されている。
したがって、各出射部から出射した赤色、緑色光束R、
Gは、これらの集光レンズ2951、2952に入射し
て平行化される。このように平行化された赤色、緑色光
束R、Gは、ライトバルブ2925R、2925Gに入
射して変調され、各色光に対応した画像情報が付加され
る。すなわち、これらの液晶装置は、図示しない駆動手
段によって画像情報に応じてスイッチング制御されて、
これにより、ここを通過する各色光の変調が行われる。
一方、青色光束Bは、導光系2927を介して対応する
ライトバルブ2925Bに導かれ、ここにおいて、同様
に画像情報に応じて変調が施される。なお、本例のライ
トバルブ2925R、2925G、2925Bは、それ
ぞれさらに入射側偏光手段2960R、2960G、2
960Bと、出射側偏光手段2961R、2961G、
2961Bと、これらの間に配置された液晶装置296
2R、2962G、2962Bとからなる液晶ライトバ
ルブである。
【0050】導光系2927は、青色光束Bの出射部2
946の出射側に配置した集光レンズ2954と、入射
側反射ミラー2971と、出射側反射ミラー2972
と、これらの反射ミラーの間に配置した中間レンズ29
73と、ライトバルブ2925Bの手前側に配置した集
光レンズ2953とから構成されている。集光レンズ2
954から出射された青色光束Bは、導光系2927を
介して液晶装置2962Bに導かれて変調される。各色
光束の光路長、すなわち、光束Wの出射部から各液晶装
置2962R、2962G、2962Bまでの距離は青
色光束Bが最も長くなり、したがって、青色光束の光量
損失が最も多くなる。しかし、導光系2927を介在さ
せることにより、光量損失を抑制することができる。各
ライトバルブ2925R、2925G、2925Bを通
って変調された各色光束R、G、Bは、色合成プリズム
2910に入射され、ここで合成される。そして、この
色合成プリズム2910によって合成された光が投射レ
ンズユニット2906を介して所定の位置にある投射面
3000の表面に拡大投射されるようになっている。
946の出射側に配置した集光レンズ2954と、入射
側反射ミラー2971と、出射側反射ミラー2972
と、これらの反射ミラーの間に配置した中間レンズ29
73と、ライトバルブ2925Bの手前側に配置した集
光レンズ2953とから構成されている。集光レンズ2
954から出射された青色光束Bは、導光系2927を
介して液晶装置2962Bに導かれて変調される。各色
光束の光路長、すなわち、光束Wの出射部から各液晶装
置2962R、2962G、2962Bまでの距離は青
色光束Bが最も長くなり、したがって、青色光束の光量
損失が最も多くなる。しかし、導光系2927を介在さ
せることにより、光量損失を抑制することができる。各
ライトバルブ2925R、2925G、2925Bを通
って変調された各色光束R、G、Bは、色合成プリズム
2910に入射され、ここで合成される。そして、この
色合成プリズム2910によって合成された光が投射レ
ンズユニット2906を介して所定の位置にある投射面
3000の表面に拡大投射されるようになっている。
【0051】本実施形態の投射型表示装置は、上記の液
晶装置200、400のいずれかを用いた液晶装置29
62R、2962G、2962Bを備えたものであり、
先の第1〜第2実施形態の液晶装置200、400の特
徴を有するので、小型化された投射型表示装置を実現す
ることができる。
晶装置200、400のいずれかを用いた液晶装置29
62R、2962G、2962Bを備えたものであり、
先の第1〜第2実施形態の液晶装置200、400の特
徴を有するので、小型化された投射型表示装置を実現す
ることができる。
【0052】[第5の実施形態]次に、上記の第1、第
2の実施形態の液晶装置400、200のいずれかを備
えた電子機器のその他の例として、プロジェクションT
Vの構成について、図12を参照して説明する。図12
において、符号3003は映像/電源回路、符号300
4はランプ、符号3005は光学エンジン、符号300
7は上記の第1、第2の実施形態の液晶装置400、2
00のいずれかを用いた液晶装置、符号3008は投写
レンズ、符号3009は反射ミラー、符号3010は
スクリーンを示している。本実施形態のプロジェクショ
ンTV3001では、液晶装置3007で創り出した映
像を投写レンズ3008で拡大し、スクリーン3010
に裏から光を投射することで、映像を表示できるように
なっている。本実施形態のプロジェクションTV300
1は、上記の液晶装置200、400のいずれかを用い
た液晶装置3007を備えたものであり、先の第1〜第
2実施形態の液晶装置200、400の特徴を有するの
で、小型化されたプロジェクションTVを実現すること
ができる。
2の実施形態の液晶装置400、200のいずれかを備
えた電子機器のその他の例として、プロジェクションT
Vの構成について、図12を参照して説明する。図12
において、符号3003は映像/電源回路、符号300
4はランプ、符号3005は光学エンジン、符号300
7は上記の第1、第2の実施形態の液晶装置400、2
00のいずれかを用いた液晶装置、符号3008は投写
レンズ、符号3009は反射ミラー、符号3010は
スクリーンを示している。本実施形態のプロジェクショ
ンTV3001では、液晶装置3007で創り出した映
像を投写レンズ3008で拡大し、スクリーン3010
に裏から光を投射することで、映像を表示できるように
なっている。本実施形態のプロジェクションTV300
1は、上記の液晶装置200、400のいずれかを用い
た液晶装置3007を備えたものであり、先の第1〜第
2実施形態の液晶装置200、400の特徴を有するの
で、小型化されたプロジェクションTVを実現すること
ができる。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の電
気光学装置の製造方法では、上記一対の基板のうち一方
の基板または他方の基板にインクジェットヘッドの吐出
ノズルから上下導通材形成用インクを選択的に吐出して
上記上下導通材を形成しており、すなわち、上下導通材
の形成にインクジェット法を採用しているので、ディス
ペンサを用いて上下導通材を形成する従来の導通材の形
成方法に比べて上下導通材の形成効率を向上できる。そ
れは、インクジェット法に用いる上下導通材形成用イン
クの粘度は、ディスペンサから押し出される導通材料の
粘度よりも小さいために、インクジェットヘッドの吐出
ノズルから吐出される速度を速くでき、従って上下導通
材の形成効率を向上でき、その結果として電気光学装置
の製造効率を向上できる。
気光学装置の製造方法では、上記一対の基板のうち一方
の基板または他方の基板にインクジェットヘッドの吐出
ノズルから上下導通材形成用インクを選択的に吐出して
上記上下導通材を形成しており、すなわち、上下導通材
の形成にインクジェット法を採用しているので、ディス
ペンサを用いて上下導通材を形成する従来の導通材の形
成方法に比べて上下導通材の形成効率を向上できる。そ
れは、インクジェット法に用いる上下導通材形成用イン
クの粘度は、ディスペンサから押し出される導通材料の
粘度よりも小さいために、インクジェットヘッドの吐出
ノズルから吐出される速度を速くでき、従って上下導通
材の形成効率を向上でき、その結果として電気光学装置
の製造効率を向上できる。
【0054】また、本発明の電気光学装置の製造方法で
は、上記一対の基板母材のうち一方又は他方の基板母材
の複数個あるいは単数の基板領域にインクジェットヘッ
ドの吐出ノズルから上下導通材形成用インクを選択的に
吐出して上下導通材を形成しており、すなわち、上下導
通材の形成にインクジェット法を採用しているので、デ
ィスペンサを用いて上下導通材を形成する従来の導通材
の形成方法に比べて上下導通材の形成効率を向上でき
る。それは、インクジェット法に用いる上下導通材形成
用インクの粘度は、ディスペンサから押し出される導通
材料の粘度よりも小さいために、インクジェットヘッド
の吐出ノズルから吐出される速度を速くでき、従って上
下導通材の形成効率を向上でき、その結果として電気光
学装置の製造効率を向上できる。また、本発明の電気光
学装置では、上記上下導通材が上下導通材形成用インク
を吐出して形成されたものであるので、従来のディスペ
ンサを用いる方法により形成した上下導通材に比べて上
下導通材の幅を小さくでき、電気光学装置を小型化でき
る。また、本発明の電子機器は、上下導通材の幅を小さ
くすることにより、小型化された電気光学装置が備えら
れているので、小型化された電子機器とすることができ
る。
は、上記一対の基板母材のうち一方又は他方の基板母材
の複数個あるいは単数の基板領域にインクジェットヘッ
ドの吐出ノズルから上下導通材形成用インクを選択的に
吐出して上下導通材を形成しており、すなわち、上下導
通材の形成にインクジェット法を採用しているので、デ
ィスペンサを用いて上下導通材を形成する従来の導通材
の形成方法に比べて上下導通材の形成効率を向上でき
る。それは、インクジェット法に用いる上下導通材形成
用インクの粘度は、ディスペンサから押し出される導通
材料の粘度よりも小さいために、インクジェットヘッド
の吐出ノズルから吐出される速度を速くでき、従って上
下導通材の形成効率を向上でき、その結果として電気光
学装置の製造効率を向上できる。また、本発明の電気光
学装置では、上記上下導通材が上下導通材形成用インク
を吐出して形成されたものであるので、従来のディスペ
ンサを用いる方法により形成した上下導通材に比べて上
下導通材の幅を小さくでき、電気光学装置を小型化でき
る。また、本発明の電子機器は、上下導通材の幅を小さ
くすることにより、小型化された電気光学装置が備えら
れているので、小型化された電子機器とすることができ
る。
【図1】 本発明の第1の実施形態であるTFT型の液
晶装置を対向基板の側からみた平面図である。
晶装置を対向基板の側からみた平面図である。
【図2】 図1のH−H′線で切断したときの液晶装置
の断面図である。
の断面図である。
【図3】 第1の実施形態の液晶装置に備えられたアク
ティブ素子基板を示す斜視図である。
ティブ素子基板を示す斜視図である。
【図4】 第1の実施形態の液晶装置の製造方法を説明
するための工程図である。
するための工程図である。
【図5】 第1の実施形態の液晶装置に備えられた上下
導通材の製造方法で用いるインクジェット装置に備えら
れたインクジェットの説明図である。
導通材の製造方法で用いるインクジェット装置に備えら
れたインクジェットの説明図である。
【図6】 第1の実施形態の液晶装置の製造方法を説明
するための工程図である。
するための工程図である。
【図7】 第1の実施形態の液晶装置の製造方法を説明
するための工程図である。
するための工程図である。
【図8】 第1の実施形態の液晶装置の製造方法を説明
するための工程図である。
するための工程図である。
【図9】 本発明の第2の実施形態であるTFT型の液
晶装置を対向基板の側からみた平面図である。
晶装置を対向基板の側からみた平面図である。
【図10】 本発明の実施形態である電子機器を示す斜
視図である。
視図である。
【図11】 本発明の実施形態の液晶装置を用いた電子
機器の一例である投射型表示装置を示す概略構成図であ
る。
機器の一例である投射型表示装置を示す概略構成図であ
る。
【図12】 本発明の実施形態の液晶装置を用いた電子
機器の一例であるプロジェクションTVを示す概略構成
図である。
機器の一例であるプロジェクションTVを示す概略構成
図である。
【図13】 従来の液晶装置の要部を示す断面図であ
る。
る。
【図14】 従来の液晶装置の製造方法の上下導通材の
形成工程を示す斜視図である。
形成工程を示す斜視図である。
【図15】 従来の液晶装置の製造工程を示す斜視図で
ある。
ある。
41…カラーフィルタ基板
2…光透過性基板(基板)
2a…一面
3…隔壁部
3c…孔
5…色層形成領域(画素領域)
6、6R、6G、6B…色層
7…オーバーコート層
51…カラーフィルタ
100…表示装置(表示部)
200、400…液晶装置
500…液晶パネル
201…光透過性基板(基板)
322…インクジェットヘッド
320…ヘッド部
327…吐出ノズル
401…アクティブ素子基板
489、489c…上下導通材
487…第1の電極
488…第2の電極
414…光透過性基板(基板)
460…表示領域
600、700、800、2100、3001…電子機
器 601、702、801…液晶表示部 2962R、2962G、2962B・…液晶装置。
器 601、702、801…液晶表示部 2962R、2962G、2962B・…液晶装置。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G09F 9/30 349 G09F 9/35
9/35 B41J 3/04 101Z
Fターム(参考) 2C056 EA23 EA24 EC72 FA10 FB01
FD10
2H092 GA39 JA24 MA01 NA27 NA29
PA08
5C094 AA42 AA43 AA44 AA45 BA03
BA43 CA19 EA02 EA04 EA07
GB10
5G435 AA17 BB12 CC09 KK05 KK09
KK10
Claims (9)
- 【請求項1】 互いに対向する一対の基板間に電気光学
材料が挟持され、前記一対の基板のうち一方の基板には
前記電気光学材料に面する側に第1の電極が設けられ、
他方の基板には前記電気光学材料に面する側に第2の電
極が設けられ、前記第1の電極と前記第2の電極を導通
する上下導通材が設けられた電気光学装置の製造方法で
あって、 前記一対の基板のうち一方の基板または他方の基板にイ
ンクジェットヘッドの吐出ノズルから上下導通材形成用
インクを選択的に吐出して前記上下導通材を形成する工
程を備えることを特徴とする電気光学装置の製造方法。 - 【請求項2】 互いに対向する一対の基板間に電気光学
材料が挟持され、前記一対の基板のうち一方の基板には
前記電気光学材料に面する側に第1の電極が設けられ、
他方の基板には前記電気光学材料に面する側に第2の電
極が設けられ、前記第1の電極と前記第2の電極を導通
する上下導通材が設けられた電気光学装置の製造方法で
あって、 前記一対の基板母材のうち一方の基板母材の複数個ある
いは単数の基板領域の電気光学材料に面する側に第1の
電極を設ける工程と、他方の基板母材の複数個あるいは
単数の基板領域の電気光学材料に面する側に第2の電極
を設ける工程と、前記一対の基板母材のうち一方又は他
方の基板母材の複数個あるいは単数の基板領域にインク
ジェットヘッドの吐出ノズルから上下導通材形成用イン
クを選択的に吐出して上下導通材を形成する工程と、前
記一対の基板母材を対応する基板領域が互いに対向する
ように貼り合わせる工程と、対向するに至った対をなす
複数個あるいは単数の基板領域間に電気光学材料を封入
する工程と、前記一対の基板母材のうち少なくとも一方
の基板母材に対して個々の基板領域の外周縁に沿って基
板母材を切断する工程を備えることを特徴とする電気光
学装置の製造方法。 - 【請求項3】 上下導通材形成用インクは導電性金属粒
子を分散させた有機溶媒を含むことを特徴とする請求項
1又は2記載の電気光学装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記上下導通材形成用インクに含まれる
導電性金属粒子の粒径は、2μm〜3μmの範囲である
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載
の電気光学装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記上下導通材形成用インクの粘度は、
室温で50cP以下であることを特徴とする請求項1乃
至4のいずれか一項に記載の電気光学装置の製造方法。 - 【請求項6】 互いに対向する一対の基板間に電気光学
材料が挟持され、前記一対の基板のうち一方の基板には
前記電気光学材料に面する側に第1の電極が設けられ、
他方の基板には前記電気光学材料に面する側に第2の電
極が設けられ、前記第1の電極と前記第2の電極を導通
する上下導通材が設けられた電気光学装置であって、 前記上下導通材は上下導通材形成用インクを吐出して形
成されたものであることを特徴とする電気光学装置。 - 【請求項7】 前記上下導通材の形状は、線状であるこ
とを特徴とする請求項6記載の電気光学装置。 - 【請求項8】 前記上下導通材の幅は、300μm以下
であることを特徴とする請求項6又は7に記載の電気光
学装置。 - 【請求項9】 請求項6ないし請求項7のいずれか一項
に記載の電気光学装置を具備してなることを特徴とする
電子機器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001334607A JP2003140177A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 電気光学装置及びその製造方法並びに電子機器 |
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JP2001334607A JP2003140177A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 電気光学装置及びその製造方法並びに電子機器 |
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JP (1) | JP2003140177A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006142215A (ja) * | 2004-11-19 | 2006-06-08 | Seiko Epson Corp | 圧力調整弁、機能液供給装置、描画装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器 |
-
2001
- 2001-10-31 JP JP2001334607A patent/JP2003140177A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006142215A (ja) * | 2004-11-19 | 2006-06-08 | Seiko Epson Corp | 圧力調整弁、機能液供給装置、描画装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器 |
US7458663B2 (en) | 2004-11-19 | 2008-12-02 | Seiko Epson Corporation | Pressure-regulating valve, functional liquid supplying apparatus, imaging apparatus, method of manufacturing electro-optic device, electro-optic device, and electronic apparatus |
US8033655B2 (en) | 2004-11-19 | 2011-10-11 | Seiko Epson Corporation | Pressure-regulating valve, functional liquid supplying apparatus, imaging apparatus, method of manufacturing electro-optic device, electro-optic device, and electronic apparatus |
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