JP2003139267A - 負荷体駆動装置 - Google Patents

負荷体駆動装置

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JP2003139267A
JP2003139267A JP2001333783A JP2001333783A JP2003139267A JP 2003139267 A JP2003139267 A JP 2003139267A JP 2001333783 A JP2001333783 A JP 2001333783A JP 2001333783 A JP2001333783 A JP 2001333783A JP 2003139267 A JP2003139267 A JP 2003139267A
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JP
Japan
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load
drive shaft
manual
handle
clutch
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Application number
JP2001333783A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kuchihara
彪 朽原
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Original Assignee
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この負荷体駆動装置は,負荷体の上下動を効
率的に作動でき,負荷体の自重降下のクラッチをトルク
が小さい所に設ける。 【解決手段】 この負荷体駆動装置は,負荷体を取り付
けたスピンドル2を動力伝達装置17を通じて上下駆動
させるための出力駆動軸12,出力駆動軸12に第1ク
ラッチ5を介して連結された手動駆動系45における手
動駆動軸15に駆動連結された手動ハンドル1,手動駆
動系45に組み込まれたセルフロック機構を構成するね
じブレーキ4,出力駆動軸12に第2クラッチ9を介し
て連結されたモータ3,及び手動ハンドル1を回転状態
又はロック状態にするためねじブレーキ4のハウジング
に設けられた係合部に手動ハンドル1に設けた係止片を
係脱可能に操作できるロック機構50を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,例えば,流路を
開閉するのに設けられた水門,扉体,ゲート,バルブ等
の負荷体を上下移動させるため,負荷体を支持するスピ
ンドルを上下移動させる動力伝達装置に手動駆動系と電
動駆動系とを組み込んだ負荷体駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,水路,浄水場,発電所,河川等の
流体が流れる流路には,流路を開閉して流量を制御する
ためのゲート,水門,バルブ等の負荷体が設けられてい
る。流路に設けられた負荷体を作動するため弁駆動用ア
クチュエータ即ち負荷体駆動装置が使用されている。弁
を作動するための負荷体駆動装置は,コントローラを用
いて制御する中央情報システム化に向かうと共に,弁開
閉の制御のうち簡単な一部の制御を行うことができるコ
ントローラを設けたもの,例えば,特開平11−107
254号公報に開示されたものが知られている。該負荷
体駆動装置は,弁の開閉を制御するため,弁駆動のスピ
ンドル,該スピンドルから伝達される回転を入力側回転
軸に伝達し,該入力側回転軸に連結された出力側回転軸
によって作動するリミットスイッチ,トルクスイッチ等
を作動するためのスイッチ用カム,弁の開度を示す目盛
板等を備えている。また,弁駆動装置毎にアクチュエー
タ毎の作動時期等を調整することを可能とするため,各
スイッチ用カムは,出力側回転軸への取付け位置が手動
にて調整することが可能な構造に構成されている。
【0003】また,弁駆動用アクチュエータは,ウォー
ムとウォームホイールから成り,ウォーム自体にセルフ
ロック機構を組み込んだ伝動機構を使用したり,各種の
歯車を組み込んだものがある。例えば,負荷体駆動装置
には,川,運河等に設置されたゲートバルブ,水門等の
バルブを昇降させて,水路を開閉するため,バルブを支
持するスピンドルを上下移動させる操作伝動装置を組み
込んだバルブコントロール装置が開示されている。該バ
ルブコントロール装置は,例えば,川,運河等の土手に
基礎として築かれたスラブ上に一対のスピンドルの上下
運動を案内する支持体,該支持体内に減速機を組み込ん
だ操作伝動装置から構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,ウォームと
ウォームホイールとから成る伝動機構は,ハンドルの回
転に対してねじの効率が極端に悪くなり,例えば,増水
のため早急に水門を閉鎖しなければならない時には,極
めて不利になるという問題がある。また,ピニオンとラ
ックとから成る伝動機構は,速度調節装置,クラッチ,
切換えレバー等の機構を必要とし,緊急時に水門を閉鎖
する場合に,バルブ,水門等の開閉作動即ち上下作動に
使用されるスピンドル駆動装置について,手動によって
バルブ,水門等を直ちに降下させ,しかも簡単な操作で
直ちに水路等を閉鎖することがひつようである。
【0005】また,従来の負荷体駆動装置は,水門,ゲ
ートバルブ等の荷重が重い時には,通常の作動において
は電動減速機構を組み込んだ装置を使用しなければ,水
門,ゲートバルブ等の荷重の上昇を行うのが困難であ
る。この解決策として,例えば,減速比を高くすること
も可能であるが,高減速比のため,水門を上昇するため
の手動ハンドルの回転操作回数が多くなり,また,上昇
所要時間が長時間掛かることになる。逆に,水門の下降
時には,高減速比であるため,負荷側からの力が増速機
を介することになり,負荷操作伝動装置に組込まれる各
部品を高速回転させることになる。
【0006】従来の負荷駆動伝動装置について,電磁ク
ラッチを介して電動減速機構を組み込むことに着眼した
ものがある。電動機が作動して水門等の負荷を所定の位
置に停止させておくには,電動機に組付けられる電磁ク
ラッチをオフすると同時に,負荷操作伝動装置にねじブ
レーキの駆動系の電磁クラッチをオンさせれば,前記負
荷操作伝動装置に組込まれたねじ付き回転軸は水門等の
負荷が作用する方向に回転する。この回転力がねじ部に
ねじ摺動状態に組込まれたナットを摺動させ,その結
果,ラチェットホイールを介して,摩擦ディスクを加圧
することになるが,ブレーキ力が働くには,ナットはね
じ付き回転軸上を摺動することが条件となる。ねじ付き
回転軸とナットとのねじ部の摺動抵抗と手動回転軸の回
転抵抗を比較した時,ねじ部の摺動抵抗の方が小さくな
いと,ナットは摺動せずに回転してしまう。ナットが回
転すると,ブレーキ力は働かず,水門等の負荷は該重力
によって下降するという現象が発生することになる。言
い換えれば,手動回転軸の回転よりも,ねじ部の摺動の
方が軽くなければならない。
【0007】従来の負荷体駆動装置では,上記のよう
に,緊急時や点検時に,手動ハンドルによってスピンド
ルを回転駆動して水門やバルブによって流路を開閉する
ことが行われるが,負荷体駆動装置は,山間地,奥地,
或いは河川等に設置してあるため,好奇心や悪戯によっ
て手動ハンドルが作動されることが発生し,負荷体駆動
装置に思わぬ事故等が発生することがあった。従って,
手動ハンドルが負荷体駆動装置の管理者や作業者等の関
係者以外の人が作動できないように機構を持たせる必要
が生じてきた。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,水
門,扉体,バルブ,ゲート等の負荷体を操作する手動ハ
ンドルを関係者以外の人が操作できない悪戯防止機構を
備え,緊急時に直ちに自重降下レバーの操作によって負
荷体をその自重で降下させて流路を閉鎖することができ
ると共に,負荷体の重量をロックして保持するセルフロ
ック機構を設け,また,トルクスイッチやリミットスイ
ッチ等のスイッチユニットの検出情報に応答して中央情
報制御装置及び負荷体駆動装置そのものが備えたバルブ
開閉の制御のうち簡単な一部の制御を行うコントローラ
を制御できる負荷体駆動装置を提供することである。
【0009】この発明は,流路に設けられたゲート,バ
ルブ,水門等の負荷体,該負荷体を取り付けたスピンド
ルを動力伝達装置を通じて上下駆動させるための出力駆
動軸,該出力駆動軸に第1クラッチを介して連結された
手動駆動系における手動駆動軸に駆動連結された手動ハ
ンドル,前記手動駆動系に組み込まれたセルフロック機
構を構成するねじブレーキ,前記出力駆動軸に第2クラ
ッチを介して連結されたモータ,該モータ又は前記手動
ハンドルによって前記出力駆動軸を駆動するため前記第
1クラッチと前記第2クラッチとのオン・オフ状態を自
動的に切り換える切換装置,前記手動ハンドルを回転状
態又はロック状態にするため前記ねじブレーキのハウジ
ングに設けられた係合部に前記手動ハンドルに設けた係
止片を係脱可能に操作できるロック機構,及び前記出力
駆動軸の作動状態に応答して前記出力駆動軸を駆動制御
するコントローラ,から成る負荷体駆動装置に関する。
【0010】前記動力伝達装置には,前記スピンドルに
設けられたラックと該ラックに噛み合うピニオンから成
るラック・ピニオン機構,自重降下を調整する遠心ブレ
ーキ及び平歯車で構成された減速機が組み込まれてい
る。前記モータは減速機等の前記動力伝達装置によって
小さい出力のもので十分である。
【0011】また,前記第1クラッチは無励磁作動形電
磁クラッチで構成され,また,前記第2クラッチは励磁
作動形電磁クラッチで構成されている。この負荷体駆動
装置では,前記第1クラッチは手動駆動系のトルクが小
さい所に設けることができる。
【0012】前記手動駆動系には,自重で前記負荷体を
降下させるための自重降下レバーが組み込まれている。
【0013】前記ハウジングに設けられた前記係合部は
周方向に設けられた複数の凹部で形成され,前記手動ハ
ンドルに設けた前記係止片は前記凹部に係合するピンか
ら形成されている。
【0014】前記手動ハンドルロック機構の係脱操作
は,前記手動ハンドルが前記手動駆動軸に駆動連結した
ハンドル駆動軸上を軸方向に摺動することによって行わ
れ,前記手動ハンドルが前記ハンドル駆動軸上の軸方向
の摺動を阻止する錠が設けられている。
【0015】前記係止片の前記係合部からの離脱状態で
前記手動ハンドルを前記ハンドル駆動軸上に係止させる
係止手段が設けられている。
【0016】前記ねじブレーキは,前記ハンドル駆動軸
に噛み合う外周に形成された歯車と内周に形成されたね
じを備えたナット,該ナットの前記ねじに噛み合うねじ
付き回転軸,前記ナットの両側に配置され且つ前記ねじ
付き回転軸と一体回転のディスクボス,各々の前記ディ
スクボスに摩擦ディスクを介して前記ナットと前記ディ
スクボス間にそれぞれ配置された各ラチェットホイー
ル,一方の前記ラチェットホイールに係止して前記ラチ
ェットホイールの正方向の回転を規制する正回転用ラチ
ェット,及び他方の前記ラチェットホイールに係止して
前記ラチェットホイールの逆方向の回転を規制する逆回
転用ラチェットから構成されている。
【0017】この負荷体駆動装置は,上記のように構成
されているので,手動ハンドルを操作するには手動ハン
ドルをハンドル駆動軸上に摺動させて係止片を係合部か
ら離脱させる必要があるので,誤操作や悪戯等によって
手動ハンドルを操作することがなく,安全性を確保でき
る。また,手動ハンドルのハンドル駆動軸上の軸方向の
摺動を阻止する錠を設けておけば,関係者以外の人が手
動ハンドルを操作することが阻止できる。
【0018】また,この負荷体駆動装置は,第1クラッ
チ又は第2クラッチを切り換えるのみで,水門等の負荷
体を昇降させる駆動系をモータによる電動作動又は手動
操作の何れかに簡単に切り換えることができ,また,緊
急に負荷体を下降させる時には,クラッチを解放するだ
けで,或いはねじブレーキを電動的に,場合によって
は,手動で単に解除することによって,直ちに且つ確実
に前記負荷を該自重で高速度で降下させることができ
る。更に,この負荷体駆動装置は,ねじブレーキにおけ
るハンドル駆動軸の回転に一定の負荷を与えて,ねじブ
レーキのねじ部の摺動抵抗をハンドル駆動軸の回転抵抗
よりも大きく設定することによって,ねじブレーキを確
実に且つ迅速に機能させることができ,負荷体がその自
重で降下する現象を防止し,極めて安全性に富んだもの
となる。従って,この負荷体駆動装置は,従来のウォー
ムとウォームホイールによる負荷の降下速度に比較し,
負荷を迅速に降下させることができ,例えば,水門を緊
急遮断することができる。しかも,ハンドル駆動軸の回
転に負荷が与えられることで,相対的にねじ部の摺動抵
抗をハンドル駆動軸の回転抵抗よりも相対的に小さくす
ることができ,ねじブレーキのナットを回転させること
なく摺動させてブレーキ作動状態にでき,それ故,負荷
体を所定に位置に停止させることができる。
【0019】更に,この負荷体駆動装置は,負荷体を降
下させる時には,手動ハンドルを逆回転させてねじブレ
ーキを解除すれば,ナットの移動範囲だけ負荷体の自重
によって急速に降下する。この操作を繰り返し操作すれ
ば,水門等の負荷を所定の位置まで急速に且つ確実に降
下させることができる。即ち,ねじブレーキを構成する
ねじ付き回転軸に螺合しているナットが回転することな
くスムースに摺動移動し,ねじブレーキをラチェットホ
イールを介して摩擦ディスクを確実に加圧し,ねじ付き
回転軸の回転方向を推力方向に変換して,ねじブレーキ
をブレーキ作動状態にし,水門等が下降することなく停
止状態を保持する。また,前記負荷を降下させる時に
は,前記手動ハンドルを逆回転させて前記ねじブレーキ
の摩擦ブレーキを解除すれば,前記ナットの移動範囲だ
け前記負荷の自重によって急速に降下する。前記手動ハ
ンドルを逆回転させる簡単な操作を繰り返し行えば,水
門等の前記負荷を所定の位置まで間歇的ではあるが,急
速に且つ確実に,しかも前記ナットを回転させるだけの
操作力で済み,該操作力を余り必要とせずに前記負荷を
降下させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による負荷体駆動装置の実施例を説明する。この負荷体
駆動装置は,例えば,水路,浄水場等の流路における流
体の流れを制御するゲート,水門,扉体,バルブ等の負
荷体(図示せず)を上下駆動する動力伝達装置を備えた
ものであり,手動ハンドル1の操作をロックする手動ハ
ンドルロック機構50が設けられている。この負荷体駆
動装置は,概して,負荷体を取り付けたスピンドル2,
スピンドル2を昇降させるラック・ピニオン機構6,減
速機56等を有する動力伝達装置17,手動駆動系45
に設けられた電磁石44と多板ディスク38とから成る
第1クラッチ5,電動駆動系46に設けられた電磁石4
7から成る第2クラッチ9,電動駆動系46を通じて動
力伝達装置17へ動力を伝達するためのモータ3,手動
駆動系45に設けられたセルフロック機構を構成するね
じブレーキ4,及びねじブレーキ4を通じて動力伝達装
置17へ動力を伝達するためハンドル駆動軸20を回転
操作する手動ハンドル1から構成されている。この負荷
体駆動装置では,第1クラッチ5はOFFクラッチ即ち
無励磁作動形クラッチに構成されており,また,第2ク
ラッチ9はONクラッチ即ち励磁作動形クラッチに構成
されている。
【0021】スピンドル2は,1本或いは複数本のスピ
ンドル2によって水門等の負荷体を支持するものであ
り,スピンドル2の下端部には負荷体が取り付けられ,
また,スピンドル2の上端部の外面には長手方向にラッ
ク8が形成されている。スピンドル2に形成されたラッ
ク8には,スピンドル2の支持体となるハウジングに取
り付けた軸48に回転可能に支持されたピニオン7が噛
み合っている。また,ピニオン7の反対側の位置には,
例えば,ラック8を形成したスピンドル2の上下運動を
ガイドするため,スピンドル2の外面に当接状態にハウ
ジングに回転自在に配置されたガイドローラが配置され
ている。即ち,ラック・ピニオン機構6はラック8とピ
ニオン7から構成され,ピニオン7の回転運動はラック
8の上下運動となる。
【0022】この負荷体駆動装置は,主として,スピン
ドル2を動力伝達装置17を通じて上下駆動させるため
の回転軸22,回転軸22に傘歯車13,14を通じて
駆動連結された出力駆動軸12,出力駆動軸12に第1
クラッチ5を介して連結された手動駆動系45における
手動駆動軸15に駆動連結された手動ハンドル1,手動
駆動系45に組み込まれたセルフロック機構を構成する
ねじブレーキ4,出力駆動軸12に電動駆動系46に設
けられたモータ3,モータ3又は手動ハンドル1によっ
て出力駆動軸12を駆動するため第1クラッチ5と第2
クラッチ9とのオン・オフ状態を切り換える切換装置
(図示せず),手動ハンドル1を回転状態又はロック状
態にするためねじブレーキ4のハウジング23に設けら
れた係合部24に手動ハンドル1に設けた係止片26を
係脱可能に操作できる手動ハンドルロック機構50,及
び出力駆動軸12の作動状態に応答して出力駆動軸12
を駆動制御するコントローラ(図示せず)から構成され
ている。モータ3は,平歯車でなる減速機56の出力側
の電動駆動軸16に出力する。電動駆動系46には,電
動駆動軸16と出力駆動軸12との断接を行う第2クラ
ッチ9が設けられている。また,出力駆動軸12には,
そのトルクを検出するトルクスイッチ19と負荷体の位
置の情報を検出するリミットスイッチ18とを備えたス
イッチユニット10が設けられている。
【0023】動力伝達装置17には,遠心ブレーキ11
が設けられている。遠心ブレーキ11は,負荷体の自重
降下の速度を制限する装置として機能し,負荷体の降下
速度の微調整を簡単に行うことができる。また,モータ
3は,平歯車から構成された減速機56が高効率に構成
されているので,小型即ち小さい出力のもので十分であ
る。負荷体駆動装置には,ねじブレーキ4による確実な
セルフロック機構を備えているので,モータ3に別途の
ブレーキを設ける必要がない。また,動力伝達装置17
には,スピンドル2に設けられたラック8とラック8に
噛み合うハウジングに回転支持されたピニオン7を備え
たラック・ピニオン機構6が設けられている。ラック・
ピニオン機構6は,負荷体の自重降下を可能にして負荷
体の作動の効率をアップすると共に,負荷体の円滑で静
粛な運転を可能にすることができる。ラック・ピニオン
機構6には,2個のアイドルピニオン7を設けているの
で,負荷体の荷重を分散させて歯車を小さく設計でき,
ラック及び減速機を小型化し,軽量化を達成している。
【0024】また,手動駆動系45には,自重で負荷体
を降下させるため,現場操作ができる自重降下レバー2
1が組み込まれている。自重降下レバー21は,軽い操
作力であり,手動で操作することによって負荷体を自重
降下させることができる。負荷体駆動装置に設けられた
手動用のレバーは,1本の自重降下レバー21のみであ
るので,緊急時にでも迷うこと無く手動操作を行うこと
ができ,また,負荷体の自重降下を途中でも停止させる
ことができる。また,負荷体の自重降下は,中央情報制
御装置に設けた押ボタン等のスイッチの遠方操作に応答
して行うことができる。更に,負荷体駆動装置に設けた
地震計,水位計等の検出信号に応答して負荷体を自重降
下させることもできる。
【0025】コントローラは,負荷体駆動装置に設けら
れたトルクスイッチ19,リミットスイッチ18を組み
込んだスイッチユニット10の検出信号による負荷体状
態,例えば,流路の負荷状態,負荷体の開度計43によ
る開度状態等を常に検出しており,それらの検出信号に
応答して負荷体を常に最適状態に制御することができ,
例えば,自重降下を行った時もその作動は連動してお
り,再調整の必要がない。開度計43は,手動操作,電
動作動又は自重降下を行う時でも負荷体駆動装置に設け
たあるので,負荷体との連結が断たれることがなく,指
針は常に正しい開度を示している。
【0026】この負荷体駆動装置は,特に,手動ハンド
ル1のロック機構50を設けたことであり,ハウジング
23に設けられた係合部24は周方向に設けられた複数
の凹部25で形成され,また,手動ハンドル1に設けた
係止片は凹部25に係合するピン26から形成されてい
る。図3では,ハウジング23に設けられた係合部24
は,複数個(図3では12個)の凹部25をピン26に
整合するサイズに形成し,凹部25とピン26との間に
遊びが小さくなり,好ましい実施例に構成されている。
しかしながら,ロック機構50は,図3に示す形状の他
に,例えば,図4に示す形状に構成することができる。
図4では,ハウジング23に設けられた係合部24A
は,複数個(図4では6個)の凹部25Aをピン26に
対して大きな遊びがあるサイズに形成されている。ま
た,図示していないが,係合部24,24Aに形成され
た凹部25,25Aに限らず,係合部24に1本の突出
部を形成したのみの形状に形成することもでき,この場
合には手動ハンドル1が1回転の遊びがあることにな
る。
【0027】手動ハンドルロック機構50の係脱操作
は,手動ハンドル1が手動駆動軸15に駆動連結したハ
ンドル駆動軸20上を軸方向に摺動することによって行
われる。また,係止部26の係合部24の凹部25から
の離脱状態で手動ハンドル1をハンドル駆動軸20上に
係止させる係止手段27が設けられている。また,係止
手段27は,ハンドル駆動軸20の外周面に軸方向に隔
置して形成された一対の離脱位置係止溝49及び係合位
置係止溝53と,手動ハンドル1のボス部54に形成さ
れた孔55に配置された係止ボール51とスプリング5
2から構成されている。
【0028】第1クラッチ5は,無励磁作動形の電磁ク
ラッチで構成されており,手動と電動の切り換えを自動
的に行うことができ,手動切り換えレバーを不要にして
いる。この負荷体駆動装置は,第1クラッチ5によって
遠方(中央制御装置)からの自重降下や,地震計等によ
る自動自重降下を可能にし,手動操作時には,過負荷ス
リップ装置の機能を果たすことができる。また,第2ク
ラッチ9は,励磁作動形の電磁クラッチで構成されてお
り,電動作動時のみにモータ3と減速機56等を組み込
んだ動力伝達装置17とを連結するように構成されてい
る。第2クラッチ9は,電動作動停止時には瞬時に連結
状態を断ち,モータ3の慣性モーメントをカットするこ
とできる。
【0029】この負荷体駆動装置には,手動ハンドル1
がハンドル駆動軸20上の軸方向の摺動を阻止する錠2
8が設けられている。錠28は,その係止状態をコント
ローラに接続しておけば,負荷体駆動装置の現場制御を
優先させるか,又は中央制御装置を優先させるかの操作
の切り換えの機能を果たすことができる。また,手動ハ
ンドル1は,適当な大きさの負荷で,軽快な操作力で負
荷体を上下動させることができ,電気的且つ機械的な2
重のインタロックで作業者の安全を保護したものであ
る。
【0030】ねじブレーキ4は,作動に信頼性の高いセ
ルフロック機構を構成することができ,負荷体の重量を
ロックして保持することができ,しかも手動ハンドル1
で回転させる時には,負荷体による流路の開閉の何れの
操作も行うことができる機構に構成されている。ねじブ
レーキ4は,例えば,ハンドル駆動軸20に噛み合う外
周に形成された歯車29と内周に形成されたねじ57を
備えたナット30,ナット30のねじ57に噛み合うね
じ付き回転軸31,ナット30の両側に配置され且つね
じ57付き回転軸31と一体回転のディスクボス39,
40,各々のディスクボス39,40に摩擦ディスク4
1,42を介してナット30とディスクボス39,40
間にそれぞれ配置された各ラチェットホイール32,3
3,一方のラチェットホイール32に係止してラチェッ
トホイール32の正方向の回転を規制する正回転用ラチ
ェット34,及び他方のラチェットホイール33に係止
してラチェットホイール33の逆方向の回転を規制する
逆回転用ラチェット35から構成されている。
【0031】手動ハンドル1の回転操作によってナット
30が回転し,ナット30はねじ57にガイドされてね
じ付き回転軸31上を左右いずれかの軸方向に所定の距
離だけ移動できるように構成されている。ナット30の
移動距離は,摩擦ディスク41,42を押圧する分だ
け,ラチェットホイール32,33とナット30との隙
間より僅かに大きくなる。また,回転軸31には,ナッ
ト30の両側に配置されたディスクボス39,40がキ
ーによって一体的に回転できるように固定されている。
ディスクボス39とナット30との間には,例えば,正
回転用のラチェットホイール32が配設され,また,反
対側のディスクボス40とナット30との間には,逆回
転用のラチェットホイール33が配設されている。更
に,ディスクボス39のフランジ部とラチェットホイー
ル32との間には,摩擦ブレーキを構成する複数個の摩
擦ディスク41が配置され,また,ディスクボス40の
フランジ部とラチェットホイール33との間には,同様
に摩擦ブレーキを構成する複数個の摩擦ディスク42が
配置されている。一方のラチェットホイール32には,
ハウジング23に取り付けた軸36に揺動可能に取り付
けられた正回転用のラチェット34が係止可能に配置さ
れている。同様に,他方のラチェットホイール33に
は,ハウジング23に取り付けた軸36に揺動可能に取
付けられた逆回転用のラチェット35が係止可能に配置
されている。ラチェット34とラチェット35とは,逆
向きの爪であり,ラチェットホイール32,33の互い
に逆向きに形成された爪に確実に係止できるように,軸
36上でスプリング37によって離れる状態に且つ逆回
転方向に付勢された位置設定されている。
【0032】この発明による負荷体駆動装置は,以上の
ように構成されており,次のように作動する。まず,負
荷体駆動装置におけるモータ3によってスピンドル2を
作動する場合について説明する。コントローラの指令又
は手動によって切換装置を電動作動に切り換える。モー
タ3の駆動は,減速機56,電動駆動軸16,第2クラ
ッチ9を通じて出力駆動軸12を回転させ,出力駆動軸
12の回転は傘歯車13,14を通じて回転軸22に伝
動され,ラック・ピニオン機構6のピニオン7を回転さ
せ,ラック7を上下方向に移動させる。ラック7の上下
方向移動は,スピンドル2を上下方向に移動させ,スピ
ンドル2に取り付けられた水門,ゲート,扉体,バルブ
等の負荷体を上下方向に移動させる。次いで,スピンド
ル2が所定の位置になって,その位置でスピンドル2を
停止させる場合には,モータ3を停止する。この状態で
は,手動ハンドル1には,ねじブレーキ4で所定の負荷
が掛かっている以外は回転トルクは与えられていない。
しかも,スピンドル2には負荷体の荷重が掛かっている
状態である。
【0033】この負荷体駆動装置について,スピンドル
2は負荷体の自重によって下降しようとして回転軸22
が逆方向に回転し,回転軸22の回転運動は出力駆動軸
12から第1クラッチ5を通じて手動駆動軸15へ次い
でねじ付き回転軸31を回転させる。ところで,ねじブ
レーキ4によってハンドル駆動軸20の回転抵抗は,ね
じ付き回転軸31を摺動するナット30の摺動抵抗より
大きいので,ねじ付き回転軸31の回転は,ナット30
をねじ57に沿って直ちに摺動移動させ,図の左方に移
動し,ナット30の側面はラチェットホイール33に当
接し,ラチェットホイール33を図の左方に移動させ
る。ラチェットホイール33の移動は,摩擦ディスク4
2を押圧し,ディスクボス40との間にトルク伝達状態
が形成される。ディスクボス40は回転軸31にキー止
めされているので,ディスクボス40の回転は回転軸3
1の回転と一体回転している。そこで,ラチェットホイ
ール33は,ディスクボス40及び回転軸31と一緒に
回転しようとするが,ラチェットホイール33には逆転
防止のラチェット35が係止されるので,ラチェットホ
イール33は一方向にのみ回転できる機構になってい
る。従って,ラチェットホイール33がラチェット35
に係止された状態では,ラチェットホイール33は反対
方向には回転できない状態になっている。そこで,スピ
ンドル2に掛かる負荷体の荷重によって回転軸31が回
転しようとしても,ラチェットホイール33が回転でき
ず,従って,ねじ付き回転軸31は回転が停止する。そ
れ故に,回転軸31の回転は停止し,スピンドル2は所
定に位置に停止する。即ち,この負荷駆動伝動装置にお
けるねじブレーキ4を確実に且つ迅速に機能させること
ができ,スピンドル2に取り付けた水門等の負荷体が,
自重で降下する現象を防止し,極めて安全性に富んだも
のとなる。
【0034】次に,負荷駆動伝動装置における手動ハン
ドル1によってスピンドル2を上昇させる作動について
説明する。コントローラの指令又は手動によって切換装
置を手動操作に切り換える。手動ハンドル1を,例え
ば,右回りに回転させると,ハンドル駆動軸20が回転
し,ハンドル駆動軸20の回転は歯車29を回転させ
る。歯車29の回転は,ナット30を回転させる。ねじ
57を備えたねじ付き回転軸31は,スピンドル2に取
り付けたバルブ等の負荷体の荷重が掛かっているので,
所定のトルクが掛かって静止状態である。従って,ナッ
ト30の回転は,回転軸31に形成されたねじ57に沿
って図の左方に移動し,ナット30の側面はラチェット
ホイール33に当接し,ラチェットホイール33を図の
左方に移動させる。ラチェットホイール33の移動は,
摩擦ディスク42を押圧し,ディスクボス40との間に
トルク伝達状態が形成される。ディスクボス40は回転
軸31にキー止めされているので,ディスクボス40の
回転は回転軸31を回転させる。この時,ラチェットホ
イール33には逆転防止のラチェット35が係止されて
いるので,ラチェットホイール33は一方向にのみ回転
するようになっている。そこで,スピンドル2に掛かる
負荷によって回転軸31が回転させられるトルク以上の
トルクでラチェットホイール33を回転させることによ
って,ラチェットホイール33は確実に且つ逆転するこ
となく回転させられる。回転軸31の回転はねじブレー
キ4の手動駆動軸15の回転となり,次いで,手動駆動
軸15の回転は,出力駆動軸12へ出力され,次いで,
動力伝達装置17で減速された後にラック・ピニオン機
構6へ伝達され,ピニオン7に回転を伝動し,ピニオン
7の回転はスピンドル2を上昇させることになる。
【0035】また,手動ハンドル1によってスピンドル
2を下降させる作動は,同様に,コントローラ(図示せ
ず)の指令又は手動によって手動操作に切り換える。通
常,スピンドル2には,水門,ゲート,バルブ等の負荷
体の荷重が掛かっているものである。そこで,スピンド
ル2を下降させるために,手動ハンドル1を回転させる
ことなく,ねじブレーキ4のブレーキ状態を開放するこ
とによって,スピンドル2を簡単に且つ間歇的に,しか
も迅速に降下させることができる。即ち,負荷体の荷重
はピニオン7,動力伝達装置17,出力駆動軸12,第
1クラッチ5,次いでねじ付き回転軸31にトルクとし
て伝動されている。従って,ねじ付き回転軸31の回転
は,ナット30を,例えば,図の右方に移動させ,ナッ
ト30はラチェットホイール32を押圧して摩擦ディス
ク41を通じてディスクボス39と互いに押圧状態にな
り,従って,回転軸31の回転にブレーキが掛かった状
態になっている。そこで,手動ハンドル1を回転させ
と,手動ハンドル1の回転はナット30を回転させる。
ナット30の回転は,ねじ付き回転軸31のねじ57が
静止状態であるので,ねじ57にガイドされて他方のラ
チェットホイール33側へ移動する。ここで,手動ハン
ドル1の回転を停止すれば,回転軸31には負荷によっ
てスピンドル2を降下させる方向にトルクが掛かってい
るので,直ちに回転軸31はスピンドル2を降下させる
方向に回転し,ナット30を再びラチェットホイール3
2側へ移動させる。ナット30がラチェットホイール3
2を押圧する状態になれば,その時点で回転軸31の回
転は停止し,スピンドル2の降下も停止するが,再び上
記のように,手動ハンドル1を回転させれば,ナット3
0が所定の距離だけ移動するが,該距離に対応する回転
軸31の回転数だけ回転してスピンドル2は再び降下す
る。それ故に,手動ハンドル1の回転操作を繰り返せ
ば,スピンドル2は,迅速に且つ確実に自重によって間
歇的に降下することができ,例えば,川の増水時等に水
門等のバルブを緊急に降下させ水路を閉鎖することがで
きる。
【0036】
【発明の効果】この発明による負荷体駆動装置は,上記
のように構成されているので,負荷体の上下動に対して
小さな出力のモータによる電動作動或いは手動ハンドル
による手動操作で対応でき,上下動の作動効率をアップ
でき,また,自重降下のクラッチをねじブレーキを設け
たトルクの小さい位置に設置でき,装置そのものに係る
負荷を低減でき,耐久性をアップできる。また,この負
荷体駆動装置は,手動ハンドルを操作するには手動ハン
ドルをハンドル駆動軸上に摺動させて係止片を係合部か
ら離脱させる必要があるので,誤操作や悪戯等によって
手動ハンドルを操作することがなく,安全性を確保でき
る。また,手動ハンドルのハンドル駆動軸上の軸方向の
摺動を阻止する錠を設けておけば,関係者以外の人が手
動ハンドルを操作することが阻止できる。従って,この
負荷体駆動装置は,従来のウォームとウォームホイール
によるものにおける負荷体の降下速度に比較し,負荷を
迅速に降下させることができ,例えば,水門を緊急遮断
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による負荷体駆動装置の概略を示す説
明図である。
【図2】図1の負荷体駆動装置に設けられた手動ハンド
ルロック機構を示す断面図である。
【図3】図2の手動ハンドルロック機構の一実施例を説
明するため手動ハンドルを除いた拡大説明図である。
【図4】図2の手動ハンドルロック機構の別の実施例を
説明する拡大説明図である。
【符号の説明】
1 手動ハンドル 2 スピンドル 3 モータ 4 ねじブレーキ(セルフロック機構) 5 第1クラッチ 6 ラック・ピニオン機構 7 ピニオン 8 ラック 9 第2クラッチ 10 スイッチユニット 11 遠心ブレーキ 12 出力駆動軸 13 傘歯車(入力側) 14 傘歯車(出力側) 15 手動駆動軸 16 電動駆動軸 17 動力伝達装置 18 リミットスイッチ 19 トルクスイッチ 20 ハンドル駆動軸 21 自重降下レバー 22 回転軸 23 ハウジング 24,24A 係合部 25,25A 凹部 26 係止片(ピン) 27 係止手段 28 錠 29 歯車 30 ナット 31 ねじ付き回転軸 32,33 ラチェットホイール 34 正回転用ラチェット 35 逆回転用ラチェット 36,48 軸 37 スプリング 38 多板ディスク 39,40 ディスクボス 41,42 摩擦ディスク 43 開度計 44,47 電磁石 45 手動駆動系 46 電動駆動系 49 離脱位置係止溝 50 手動ハンドルロック機構 51 係止ボール 52 スプリング 53 係合位置係止溝 54 ボス部 55 孔 56 減速機 57 ナットのねじ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路に設けられたゲート,バルブ,水門
    等の負荷体,該負荷体を取り付けたスピンドルを動力伝
    達装置を通じて上下駆動させるための出力駆動軸,該出
    力駆動軸に第1クラッチを介して連結された手動駆動系
    における手動駆動軸に駆動連結された手動ハンドル,前
    記手動駆動系に組み込まれたセルフロック機構を構成す
    るねじブレーキ,前記出力駆動軸に第2クラッチを介し
    て連結されたモータ,該モータ又は前記手動ハンドルに
    よって前記出力駆動軸を駆動するため前記第1クラッチ
    と前記第2クラッチとのオン・オフ状態を自動的に切り
    換える切換装置,前記手動ハンドルを回転状態又はロッ
    ク状態にするため前記ねじブレーキのハウジングに設け
    られた係合部に前記手動ハンドルに設けた係止片を係脱
    可能に操作できるロック機構,及び前記出力駆動軸の作
    動状態に応答して前記出力駆動軸を駆動制御するコント
    ローラ,から成る負荷体駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記動力伝達装置には,前記スピンドル
    に設けられたラックと該ラックに噛み合うピニオンから
    成るラック・ピニオン機構,自重降下を調整する遠心ブ
    レーキ及び平歯車で構成された減速機が組み込まれてい
    ることから成る請求項1に記載の負荷体駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記第1クラッチは無励磁作動形電磁ク
    ラッチで構成され,また,前記第2クラッチは励磁作動
    形電磁クラッチで構成されていることから成る請求項1
    又は2に記載のに記載の負荷体駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記手動駆動系には,自重で前記負荷体
    を降下させるための自重降下レバーが組み込まれている
    ことから成る請求項1〜3のいずれか1項に記載のに記
    載の負荷体駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングに設けられた前記係合部
    は周方向に設けられた複数の凹部で形成され,前記手動
    ハンドルに設けた前記係止片は前記凹部に係合するピン
    から形成されていることから成る請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の負荷体駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記手動ハンドルロック機構の係脱操作
    は,前記手動ハンドルが前記手動駆動軸に駆動連結した
    ハンドル駆動軸上を軸方向に摺動することによって行わ
    れ,前記手動ハンドルが前記ハンドル駆動軸上の軸方向
    の摺動を阻止する錠が設けられていることから成る請求
    項1〜5のいずれか1項に記載の負荷体駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記係止部の前記係合部からの離脱状態
    で前記手動ハンドルを前記ハンドル駆動軸上に係止させ
    る係止手段が設けられていることから成る請求項1〜6
    のいずれか1項に記載の負荷体駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記ねじブレーキは,前記ハンドル駆動
    軸に噛み合う外周に形成された歯車と内周に形成された
    ねじを備えたナット,該ナットの前記ねじに噛み合うね
    じ付き回転軸,前記ナットの両側に配置され且つ前記ね
    じ付き回転軸と一体回転のディスクボス,各々の前記デ
    ィスクボスに摩擦ディスクを介して前記ナットと前記デ
    ィスクボス間にそれぞれ配置された各ラチェットホイー
    ル,一方の前記ラチェットホイールに係止して前記ラチ
    ェットホイールの正方向の回転を規制する正回転用ラチ
    ェット,及び他方の前記ラチェットホイールに係止して
    前記ラチェットホイールの逆方向の回転を規制する逆回
    転用ラチェットから構成されていることから成る請求項
    1〜7のいずれか1項に記載の負荷体駆動装置。
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