JP2003139241A - 変速機のシフトアクチュエータ - Google Patents

変速機のシフトアクチュエータ

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JP2003139241A JP2001334485A JP2001334485A JP2003139241A JP 2003139241 A JP2003139241 A JP 2003139241A JP 2001334485 A JP2001334485 A JP 2001334485A JP 2001334485 A JP2001334485 A JP 2001334485A JP 2003139241 A JP2003139241 A JP 2003139241A
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    • F16H61/28Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重力および加速度の影響をなくし、常に一定
のシフト作動力を得ることができる変速機のシフトアク
チュエータを提供する。 【解決手段】 変速機のシフトレバーを装着したシフト
レバー支持機構をシフト方向に回動する変速機のシフト
アクチュエータであって、シフトレバー支持機構に中間
部が連結された作動レバーと、該作動レバーの両端部に
それぞれ連結され上下方向に作動する第1のアクチュエ
ータおよび第2のアクチュエータとを具備している。第
1のアクチュエータおよび第2のアクチュエータは、作
動レバーと連結する作動ロッドと、該作動ロッドの外周
面に配設された磁石可動体と、該磁石可動体を包囲して
配設された筒状の固定ヨークと、該固定ヨークの内側に
軸方向に併設された一対のコイルとをそれぞれ具備して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
変速機のシフトレバーをシフト方向に作動する変速機の
シフトアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】変速機のシフトレバーをシフト方向に作
動する変速機のシフトアクチュエータとしては、一般に
空気圧や油圧等の流体圧を作動源とした流体圧シリンダ
が用いられている。この流体圧シリンダを用いたシフト
アクチュエータは、流体圧源と接続する配管が必要であ
るとともに、作動流体の流路を切り換えるための電磁切
り換え弁を配設する必要があり、これらを配置するため
のスペースを要するとともに、装置全体の重量が重くな
るという問題がある。
【0003】また近年、圧縮空気源や油圧源を具備して
いない車両に搭載する変速機のシフトアクチュエータと
して、電動モータ式のアクチュエータが提案されてい
る。電動モータによって構成したシフトアクチュエータ
は、流体圧シリンダを用いたアクチュエータのように流
体圧源と接続する配管や電磁切り換え弁を用いる必要が
ないので、装置全体をコンパクトで且つ軽量に構成する
ことができる。しかるに、電動モータを用いたアクチュ
エータにおいては、所定の作動力を得るために減速機構
が必要となる。この減速機構としては、ボールネジ機構
を用いたものと、歯車機構を用いたものが提案されてい
る。これらボールネジ機構および歯車機構を用いたアク
チュエータは、ボールネジ機構および歯車機構の耐久性
および電動モータの耐久性、作動速度において必ずしも
満足し得るものではない。
【0004】そこで、本出願人は、耐久性に優れ、か
つ、作動速度が速い変速機のシフトアクチュエータとし
て、変速機のシフトレバーに連結した作動部材と係合す
る作動ロッドと、該作動ロッドの外周面に配設された磁
石可動体と、該磁石可動体を包囲して配設された筒状の
固定ヨークと、該固定ヨークの内側に軸方向に併設され
た一対のコイルとを具備する変速機のシフトアクチュエ
ータを特願2001−013163として提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記作動ロッ
ドおよび磁石可動体は質量が大きく、重力および車両の
加速度の影響を受けるので、シフトアクチュエータの配
置および車両の運転状態によって作動力が変化する。即
ち、車両に搭載されるシフトアクチュエータは一般に水
平に配置されるので、車両が傾斜路を走行している場合
や加減速状態において上記作動ロッドおよび磁石可動体
はそれぞれの方向の加速度と重力の影響を受ける。従っ
て、運転状態によって作動力が減少した場合にはシフト
作動力が不足する虞がある。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その主たる技術的課題は、重力および加速度の影響
をなくし、常に一定のシフト作動力を得ることができる
変速機のシフトアクチュエータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記技
術的課題を解決するために、変速機のシフトレバーを装
着したシフトレバー支持機構をシフト方向に回動する変
速機のシフトアクチュエータであって、該シフトレバー
支持機構に中間部が連結された作動レバーと、該作動レ
バーの両端部にそれぞれ連結され上下方向に作動する第
1のアクチュエータおよび第2のアクチュエータとを具
備し、該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュ
エータは、該作動レバーと連結する作動ロッドと、該作
動ロッドの外周面に配設された磁石可動体と、該磁石可
動体を包囲して配設された筒状の固定ヨークと、該固定
ヨークの内側に軸方向に併設された一対のコイルとをそ
れぞれ具備している、ことを特徴とする変速機のシフト
アクチュエータが提供される。
【0008】上記シフトレバー支持機構は略水平状態に
配置されており、上記第1のアクチュエータおよび第2
のアクチュエータはシフトレバー支持機構の下側に配置
されている。上記一対のコイルの両側に磁性体が配設さ
れていることが望ましい。また、該磁性体は、一対のコ
イルが捲回されたボビン内に配設されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
変速機のシフトアクチュエータの好適実施形態を図示し
ている添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0010】図1は本発明に従って構成されたシフトア
クチュエータを備えた変速操作装置の一実施形態の一部
を破断して示す平面図、図2は図1におけるA−A線断
面図、図3は図1におけるB−B線断面図である。図示
の実施形態における変速操作装置2は、後述するシフト
レバー支持機構を支持する筒状のケーシング3と、該ケ
ーシング3に装着されたセレクトアクチュエータ4およ
びシフトアクチュエータ7とから構成されている。ケー
シング3は、一端部(図1および図2において右端部)
における側部(図1において上側部)にセレクトアクチ
ュエータ装着部31を備えているとともに、一端部(図
1および図2において右端部)における下側部(図2に
おいて下側部)にシフトアクチュエータ装着部32を備
えている。また、ケーシング3の中央部の下部には開口
33が形成されている。
【0011】上記のように構成されたケーシング3内に
は、コントロールシャフト35が回動可能に配設されて
いる。即ち、コントロールシャフト35は、一端部(図
1および図2において右端部)がケーシング3の一端部
に配設された軸受361に回動可能に支持され、他端部
(図1および図2において左端部)がケーシング3の他
端部に配設された軸受362に回動可能に支持されてい
る。このコントロールシャフト35にシフトレバー37
が装着されている。このシフトレバー37は、上記コン
トロールシャフト35と嵌合する穴を備えた装着部37
1と該装着部371から径方向に突出して形成されたレ
バー部372とからなっており、レバー部372が図2
に示すようにケーシング3の下部に形成された開口33
を挿通して配設されている。シフトレバー37の装着部
371にはコントロールシャフト35と嵌合する穴の内
周面に形成された内歯スプライン部371aが設けられ
ており、この内歯スプライン部371aがコントロール
シャフト35の中央部に形成された外歯スプライン部3
51と軸方向に摺動可能にスプライン嵌合されている。
このようにシフトレバー37を軸方向に摺動可能に支持
するとともにケーシング3に回動可能に支持されたコン
トロールシャフト35は、ケーシング内に配設されたシ
フトレバー37を軸方向に摺動可能で且つ回動可能に支
持するシフトレバー支持機構として機能する。なお、シ
フトレバー支持機構として機能するコントロールシャフ
ト35は、図示の実施形態においてはケーシング3内に
略水平状態に配置される。
【0012】上述したようにシフトレバー支持機構とし
てのコントロールシャフト35によって軸方向に摺動可
能で且つ回動可能に支持されたシフトレバー37は、レ
バー部372の先端部が第1のセレクト位置SP1、第
2のセレクト位置SP2、第3のセレクト位置SP3、
第4のセレクト位置SP4に配設された図示しない変速
機のシフト機構を構成するシフトブロック301、30
2、303、304と適宜係合するようになっている。
なお、図示の実施形態においては、第1のセレクト位置
SP1は後進−1速段セレクト位置、第2のセレクト位
置SP2は2速−3速段セレクト位置、第3のセレクト
位置SP3は4速−5速段セレクト位置、第4のセレク
ト位置SP4は6速段セレクト位置に設定されている。
【0013】次に、シフトレバー37を軸方向であるセ
レクト方向に作動するセレクトアクチュエータ4につい
て、主に図1を参照して説明する。図示の実施形態にお
けるセレクトアクチュエータ4は、駆動源となる電磁ソ
レノイド40と、該電磁ソレノイド40によって作動さ
れ上記シフトレバー37を作動せしめるセレクト作動機
構50を具備している。電磁ソレノイド40は、セレク
トアクチュエータ装着部31にボルト等の固着手段40
1によって取り付けられた筒状のケース41と、該ケー
ス41内に配設された電磁コイル42と、該電磁コイル
42内に配設された固定鉄心43と、該固定鉄心43の
一端面(図1において上端面)と対向して同一軸上に配
設された可動鉄心44と、該可動鉄心44に装着された
作動ロッド45と、上記筒状のケース41の一端(図1
および図2において上端)に取り付けられたカバー46
を具備している。
【0014】上記筒状のケース41は、一端(図1にお
いて上端)には中央部に穴412を有する端壁411を
備えており、他端(図1において下端)が開放されてい
る。上記電磁コイル42は、合成樹脂等の非磁性材から
なる環状のボビン47に捲回されケース41の内周に沿
って配設されている。上記固定鉄心43は、磁性材によ
って形成され、他端(図1において下端)にはフランジ
部431が設けられており、このフランジ部431を介
してケース41の他端側(図1において下端側)に装着
されている。上記可動鉄心44は、磁性材によって形成
され、固定鉄心43に対して軸方向に接離可能に構成さ
れている。上記作動ロッド45は、ステンレス鋼等の非
磁性材によって形成され、その一端部(図1において上
端部)に小径部451が設けられている。このように構
成された作動ロッド45は、小径部451を上記可動鉄
心44の中央部に形成された穴441に挿通し、一端を
カシメることにより可動鉄心44に装着する。このよう
にして可動鉄心44に一端部が装着された作動ロッド4
5は、他端部が上記固定鉄心43の中央部に形成された
穴432を貫通して軸方向に摺動可能に配置され、ケー
シング3の側方に設けられたセレクト作動機構収容室3
13内に進退可能に構成されている。この作動ロッド4
5の他端部にはボールジョイント452が設けられてい
る。上記カバー46は、ビス48によってケース41の
一端に装着され、ケース41の一端および可動鉄心44
の一端部を覆う。
【0015】次に、セレクト作動機構50について説明
する。図示の実施形態におけるセレクト作動機構50
は、上記セレクト作動機構収容室313内に収容されて
おり、第1のレバー51と第2のレバー52と第3のレ
バー53および第4のレバー54を具備している。第1
のレバー51は、一端部が上下方向(図1において紙面
に垂直な方向)に配設された支持軸55に装着されてお
り、他端部が上記電磁ソレノイド40の作動ロッド45
の他端部に設けられたボールジョイント452と摺動可
能に連結されている。第2のレバー52は、一端部が上
記支持軸55に装着されており、他端部には係合ピン5
6が取り付けられている。第3のレバー53は、一端部
が上下方向(図1において紙面に垂直な方向)に配設さ
れた支持軸57に装着され、その他端部には長穴531
が形成されており、この長穴531に上記第2のレバー
52の他端部に取り付けられた係合ピン56が嵌合する
ようになっている。第4のレバー54は、一端部が上記
支持軸57に装着されており、その他端部に形成された
作動部541が図2に示すように上記シフトレバー37
の装着部371に形成された係合溝371bに嵌合する
ように構成されている。
【0016】図示の実施形態におけるセレクトアクチュ
エータ4を構成する電磁ソレノイド40およびセレクト
作動機構50は以上のように構成されており、電磁コイ
ル42に通電すると固定鉄心43が磁化され、可動鉄心
44は固定鉄心43に吸引されて可動鉄心44即ち作動
ロッド45には図1において下方への推力が発生する。
この可動鉄心44即ち作動ロッド45に発生する推力の
大きさは、電磁コイル42に供給する電力量によって決
まる。電磁コイル42に通電することによって可動鉄心
44即ち作動ロッド45が図1において下方に移動する
と、上記第1のレバー51と第2のレバー52と第3の
レバー53および第4のレバー54がそれぞれ図1にお
いて実線および破線で示す位置から2点鎖線で示す位置
まで作動せしめられる。この結果、第4のレバー54の
作動部541によって作動せしめられるシフトレバー3
7は、図2において実線で示す第1のセレクト位置SP
1から第4のセレクト位置SP4まで作動せしめられ
る。
【0017】図示の実施形態におけるセレクトアクチュ
エータ4は、図2に示すように上記電磁ソレノイド40
の電磁コイル42に供給する電力量に対応して可動鉄心
44即ち作動ロッド45に発生する推力の大きさと協働
してシフトレバー37を上記第1のセレクト位置SP
1、第2のセレクト位置SP2、第3のセレクト位置S
P3、第4のセレクト位置SP4に位置規制するための
セレクト位置規制機構6を具備している。セレクト位置
規制機構6は、上記コントロールシャフト35の中央部
において上記シフトレバー37の装着部371の図2に
おいて右側に軸方向に摺動可能に配設された第1の移動
リング61と第2の移動リング62を具備している。第
1の移動リング61は、ケーシング3の内周面に設けら
れた第1のストッパー3aによって図2において左方へ
の移動が規制される。第2の移動リング62は、ケーシ
ング3の内周面に第1のストッパー3aより所定間隔を
おいて図2において右側に設けられた第2のストッパー
3bによって図2において左方への移動が規制され、ケ
ーシング3の内周面に第2のストッパー3bより図2に
おいて右側に設けられた第3のストッパー3cによって
図2において右方への移動が規制される。従って、第2
の移動リング62は、第2のストッパー3bと第3のス
トッパー3cとの間を移動可能に構成されている。な
お、上記第1の移動リング61は、上記第2のストッパ
ー3bの内径より小径に形成されており、従って、第2
のストッパー3bを越えて図2において右方へ作動する
ことができる。
【0018】上記第1の移動リング61とシフトレバー
37の装着部371との間には第1の圧縮コイルばね6
3が配設され、第1の移動リング61と第2の移動リン
グ62との間には第2の圧縮コイルばね64が配設され
ている。また、第2の移動リング62と第3のストッパ
ー3cとの間には第3の圧縮コイルばね65が配設され
ている。なお、第2の圧縮コイルばね64のばね力は第
1の圧縮コイルばね63のばね力より大きく設定されて
おり、第3の圧縮コイルばね65のばね力は第2の圧縮
コイルばね64のばね力より大きく設定されている。従
って、第1の移動リング61は、第1のストッパー3a
に当接せしめられ、第2の移動リング62は第2のスト
ッパー3bに当接せしめられている。
【0019】図示の実施形態におけるセレクトアクチュ
エータ4は以上のように構成されており、以下その作用
について説明する。セレクトアクチュエータ4の電磁ソ
レノイド40を構成する電磁コイル42に電力が供給さ
れていないとき(非通電時)には、電磁ソレノイド40
を構成する可動鉄心44と作動ロッド45およびセレク
ト作動機構50は図1において実線で示す状態に位置付
けられている。そして、セレクト位置規制機構6を構成
する第1の移動リング61および第2の移動リング62
は第1の圧縮コイルばね63と第2の圧縮コイルばね6
4および第3の圧縮コイルばね65のばね力が釣り合っ
た図2に示す状態に位置付けられ、この結果、シフトレ
バー37は第1の作動位置(P1)に位置付けられてい
る。この第1の作動位置(P1)は本実施形態において
は上述したように後進−1速段セレクト位置に設定され
ているので、電磁ソレノイド40が故障した場合にはセ
レクトアクチュエータ4はシフトレバー37を後進−1
速段セレクト位置に位置付けることになる。従って、電
磁ソレノイド40が故障した場合には、車両の発進が可
能な1速段または後進段にシフトすることができるの
で、車両を修理工場などの所定の場所まで走行すること
ができる。
【0020】図1および図2に示す状態からセレクトア
クチュエータ4の電磁ソレノイド40を構成する電磁コ
イル42に例えば2Vの電圧を印加すると、可動鉄心4
4は固定鉄心43に吸引され、可動鉄心44および作動
ロッド45には図1において下方への推力が発生する。
この結果、セレクト作動機構50を構成する各レバーが
図1において実線で示す状態から2点鎖線で示す方向に
作動され、図4の(a)に示すようにシフトレバー37
が第1の圧縮コイルばね63のばね力に抗して図におい
て右方に移動せしめられる。そして、シフトレバー37
は、装着部371の右端面が第1の移動リング61に当
接した位置で停止し、図4の(a)に示すように第2の
作動位置(P2)に位置付けられる。
【0021】次に、セレクトアクチュエータ4の電磁ソ
レノイド40を構成する電磁コイル42に例えば4Vの
電圧を印加すると、可動鉄心44および作動ロッド45
に発生する下方への推力が増大する。この結果、セレク
ト作動機構50を構成する各レバーが図1において2点
鎖線で示す方向に更に作動され、図4の(b)に示すよ
うにシフトレバー37が第1の移動リング61に当接し
た状態で第1の圧縮コイルばね63および第2の圧縮コ
イルばね64のばね力に抗して図において右方へ更に移
動せしめられる。そして、シフトレバー37は、第1の
移動リング61が第2の移動リング62に当接した位置
で停止し、図4の(b)に示すように第3の作動位置
(P3)に位置付けられる。
【0022】次に、セレクトアクチュエータ4の電磁ソ
レノイド40を構成する電磁コイル42に例えば8Vの
電圧を印加すると、可動鉄心44および作動ロッド45
に発生する下方への推力が更に増大する。この結果、セ
レクト作動機構50を構成する各レバーが図1において
2点鎖線で示す位置まで作動され、図4の(c)に示す
ようにシフトレバー37が第1の移動リング51を第2
の移動リング62に当接した状態で第1の圧縮コイルば
ね63と第2の圧縮コイルばね64および第3の圧縮コ
イルばね65のばね力に抗して図において右方へ更に移
動せしめられる。そして、シフトレバー37は、第2の
移動リング62が第3のストッパー3cに当接した位置
で停止し、図4の(c)に示すように第4の作動位置
(P4)に位置付けられる。
【0023】以上のように、変速操作装置2を構成する
セレクトアクチュエータ4は、ケーシング3内に軸方向
に摺動可能で且つ回動可能に支持されたシフトレバー3
7を電磁ソレノイド40によって作動するので、回転機
構がないため耐久性が向上するとともに、電動モータを
用いたアクチュエータのようにボールネジ機構や歯車機
構からなる減速機構が不要となるので、コンパクトに構
成することができるとともに、作動速度を速くすること
ができる。更に、図示のセレクトアクチュエータ4はセ
レクト位置規制機構6を備え、電磁コイル42に供給す
る電力量に対応して作動ロッド45に発生する推力に応
じてシフトレバー37を複数のセレクト動位置に位置付
けるように構成したので、1個の電磁ソレノイドによっ
て複数のセレクト位置をとることができるため、コンパ
クトで且つ安価となる。
【0024】図示の実施形態における変速操作装置2
は、上記シフトレバー37の軸方向位置、即ちセレクト
方向の位置を検出するためのセレクト位置検出センサ1
0を具備している。このセレクト位置検出センサ10は
ポテンショメータからなり、その回動軸101にレバー
102の一端部が取り付けられており、このレバー10
2の他端部に取り付けられた係合ピン103が上記シフ
トレバー37の装着部371の側面に設けられた係合溝
371cに係合している。従って、シフトレバー37が
図2において左右に移動すると、レバー102が回動軸
101を中心として揺動するため、回動軸101が回動
してシフトレバー37の軸方向作動位置、即ちセレクト
方向位置を検出することができる。
【0025】また、図示の実施形態における変速操作装
置2は、上記シフトレバー37の回動位置、即ちシフト
ストローク位置を検出するシフトストローク位置検出セ
ンサ11を具備している。このシフトストローク位置検
出センサ11は、上記ケーシング31の他端(図2にお
いて左端)に装着されている。シフトストローク位置検
出センサ11はポテンショメータからなり、その回動軸
111がシフトレバー37とスプライン嵌合されている
コントロールシャフト35の他端に連結されている。従
って、シフトレバー37を装着したコントロールシャフ
ト35が回動すると、シフトレバー37の回動位置即ち
シフトストローク位置を検出することができる。
【0026】次に、シフトアクチュエータ7について、
主に図3を参照して説明する。図示のシフトアクチュエ
ータ7は、上記コントロールシャフト35をシフト方向
に回動せしめる駆動源としての第1のアクチュエータ7
aおよび第2のアクチュエータ7bと、該両アクチュエ
ータによって作動されコントロールシャフト35を回動
せしめる作動レバー8を具備している。第1のアクチュ
エータ7aおよび第2のアクチュエータ7aは、コント
ロールシャフト35の下側に上下方向に作動するように
互いに並列に配設されケーシング3の一端部に設けられ
たシフトアクチュエータ装着部32にボルト、ナット等
の固着手段701によって取り付けられている。上記作
動レバー8は、その中間部にはピン孔81が形成されて
おり、その両端部にそれぞれ連結部82、83を備えて
いる。このように形成された作動レバー8は、コントロ
ールシャフト35の一端部に軸芯に直交するように形成
された穴352に挿入し、コントロールシャフト35に
形成されたピン孔353と上記ピン孔81にピン84を
嵌入することによってコントロールシャフト35に装着
される。
【0027】次に、第1のアクチュエータ7aについて
説明する。第1のアクチュエータ7aは、ケーシング7
1と、該ケーシング71の中心部に上下方向に摺動可能
に配設された作動ロッド72と、該作動ロッド72の外
周面に配設された磁石可動体73と、該磁石可動体73
を包囲してケーシング71の内側に配設された筒状の固
定ヨーク74と、該固定ヨーク74の内側に軸方向に併
設された一対のコイル75、76とを具備している。
【0028】ケーシング71は、図示の実施形態におい
てはステンレス鋼やアルミニウム合金等の非磁性材によ
って円筒状に形成されている。作動ロッド72は、ステ
ンレス鋼等の非磁性材によって構成され、その上端部に
はボールジョイント750が設けられている。このボー
ルジョイント750に上記作動レバー8の一端部に設け
られた連結部82を摺動可能に連結する。
【0029】磁石可動体73は、作動ロッド72の外周
面に装着され軸方向両端面に磁極を備えた環状の永久磁
石731と、該永久磁石731の軸方向外側に配設され
た一対の可動ヨーク732、733とによって構成され
ている。図示の実施形態における永久磁石731は、図
3において上端面がN極に着磁され、図3において下端
面がS極に着磁されている。上記一対の可動ヨーク73
2、733は、磁性材によって環状に形成されている。
このように構成された磁石可動体73は、その両側にお
いてそれぞれ作動ロッド72に装着されたスナップリン
グ734、735によって位置決めされて、軸方向の移
動が規制されている。
【0030】上記固定ヨーク74は、磁性材によって筒
状に形成されており、上記ケーシング71の内周面に装
着されている。固定ヨーク74の内側には、一対のコイ
ル75、76が配設されている。この一対のコイル7
5、76は、合成樹脂等の非磁性材によって形成され上
記固定ヨーク74の内周に沿って装着されたボビン77
に捲回されている。一対のコイル75、76は、図示し
ない電源回路に接続するようになっている。図示の実施
形態においては、ボビン77内には一対のコイル75、
76の両側に磁性体781、782が配設されている。
この磁性体781、782は、鉄等の磁性材によって環
状に形成されている。
【0031】上記ケーシング71の上端部には、端壁7
9が装着されている。この端壁79は、ステンレス鋼や
アルミニウム合金或いは適宜の合成樹脂等の非磁性材に
よって形成されている。端壁79とケーシング71の下
端壁710には、そのそれぞれ中心部に上記作動ロッド
72が挿通する穴791、711が設けられている。こ
の穴791、711を挿通して配設される作動ロッド7
2は、穴791、711の内周面によって軸方向に摺動
可能に支持される。
【0032】次に、第2のアクチュエータ7bについて
説明する。なお、第2のアクチュエータ7bは上記第1
のアクチュエータ7aと実質的に同一の構成であり、従
って、同一部材には同一符号を付してその説明を省略す
る。第2のアクチュエータ7bを構成する作動ロッド7
2の上端部にはボールジョイント750が設けられてお
り、このボールジョイント750に上記作動レバー8の
他端部に設けられた連結部83が摺動可能に連結され
る。
【0033】図示の実施形態におけるシフトアクチュエ
ータ7は以上のように構成されており、以下その作動に
ついて図5を参照して説明する。シフトアクチュエータ
7を構成する第1のアクチュエータ7aおよび第2のア
クチュエータ7bは、それぞれ作動ロッド72に配設さ
れた磁石可動体73と固定ヨーク74および一対のコイ
ル75、76とによって構成されるリニアモータの原理
によって作動する。以下その作動について図5を参照し
て説明する。第1のアクチュエータ7aおよび第2のア
クチュエータ7bは、図5の(a)乃至図5の(d)に
示すように永久磁石731のN極、一方の可動ヨーク7
32、一方のコイル75、固定ヨーク74、他方のコイ
ル76、他方の可動側ヨーク733、永久磁石731の
S極を通る磁気回路730が形成される。
【0034】作動ロッド72の作動位置が図5の(a)
に示すニュートラル位置(中立位置)にある状態で、一
対のコイル75、76に図5の(a)で示す方向にそれ
ぞれ反対方向の電流を流すと、フレミングの左手の法則
に従って、磁石可動体73即ち作動ロッド72には図5
の(a)において矢印で示すように下方に推力が発生す
る。また、作動ロッド72の作動位置がニュートラル位
置(中立位置)にある状態で、一対のコイル75、76
に図5の(b)で示す方向(図5の(a)と反対方向)
にそれぞれ反対方向の電流を流すと、フレミングの左手
の法則に従って、磁石可動体73即ち作動ロッド72に
は図5の(b)において矢印で示すように上方に推力が
発生する。
【0035】従って、第1のアクチュエータ7aの一対
のコイル75、76に図5の(a)で示す方向にそれぞ
れ電流を流し、第2のアクチュエータ7bの一対のコイ
ル75、76に図5の(b)で示す方向にそれぞれ電流
を流すと、第1のアクチュエータ7aの作動ロッド72
は下方に移動せしめられ、第2のアクチュエータ7bの
作動ロッド72は上方に移動せしめられる。この結果、
第1のアクチュエータ7aの作動ロッド72および第2
のアクチュエータ7bの作動ロッド72とそれぞれボー
ルジョイント750および750を介して連結されてい
る作動レバー8を介してコントロールシャフト32が図
3において時計方向に回動する。従って、コントロール
シャフト35とスプライン嵌合されているシフトレバー
37が第1の方向にシフト作動せしめられる。そして、
第1のアクチュエータ7aの磁石可動体73即ち作動ロ
ッド72が図5の(c)で示す位置に達し、第2のアク
チュエータ7bの作動ロッド72が図5の(d)で示す
位置に達すると、上記シフトストローク位置検出センサ
11からの信号に基づいて図示しないコントローラが一
方のシフトストロークエンド即ちギヤイン位置まで作動
せしめられたと判断して、第1のアクチュエータ7aの
一対のコイル75、76および第2のアクチュエータ7
b一対のコイル75、76への通電を遮断する。
【0036】一方、第1のアクチュエータ7aの一対の
コイル75、76に図5の(b)で示す方向にそれぞれ
電流を流し、第2のアクチュエータ7bの一対のコイル
75、76に図5の(a)で示す方向にそれぞれ電流を
流すと、第1のアクチュエータ7aの作動ロッド72は
上方に移動せしめられ、第2のアクチュエータ7bの作
動ロッド72は下方に移動せしめられる。この結果、第
1のアクチュエータ7aの作動ロッド72および第2の
アクチュエータ7bの作動ロッド72とそれぞれボール
ジョイント750を介して連結されている作動レバー8
を介してコントロールシャフト32が図3において反時
計方向に回動する。従って、コントロールシャフト35
とスプライン嵌合されているシフトレバー37が第2の
方向にシフト作動せしめられる。そして、第1のアクチ
ュエータ7aの磁石可動体73即ち作動ロッド72が図
5の(d)で示す位置に達し、第2のアクチュエータ7
bの作動ロッド72が図5の(c)で示す位置に達する
と、上記シフトストローク位置検出センサ11からの信
号に基づいて図示しないコントローラが一方のシフトス
トロークエンド即ちギヤイン位置まで作動せしめられた
と判断して、第1のアクチュエータ7aの一対のコイル
75、76および第2のアクチュエータ7bの一対のコ
イル75、76への通電を遮断する。
【0037】ここで、上記シフトアクチュエータ7を構
成する第1のアクチュエータ7aおよび第2のアクチュ
エータ7bの駆動力について図6を参照して説明する。
第1の第1のアクチュエータ7aの磁石可動体73即ち
作動ロッド72を下方に作動させる際の第1のアクチュ
エータ7aの駆動力を図6の(a)にしめす。第2のア
クチュエータ7bの駆動力を図6の(b)に示す。逆
に、第1の第1のアクチュエータ7aの磁石可動体73
即ち作動ロッド72を上方に作動させる際の第1のアク
チュエータ7aの駆動力を図6の(b)にしめす。第2
のアクチュエータ7bの駆動力を図6の(a)に示す。
図6の(a)および図6の(b)おいて、破線(B)は
磁石可動体73と固定ヨーク74および一対のコイル7
5、76とによって構成されるリニアモータの原理によ
る推力特性、1点鎖線(C)は上記永久磁石731と磁
性体781との吸引力、1点鎖線(D)は永久磁石73
1と磁性体782との吸引力、実線(A)は一対のコイ
ル75、76に通電したときの第1のアクチュエータ7
aおよび第2のアクチュエータ7bの駆動力である。即
ち、実線(A)で示す一対のコイル75、76に通電し
たときの第1のアクチュエータ7aおよび第2のアクチ
ュエータ7bの駆動力は、破線(B)で示す磁石可動体
73と固定ヨーク74および一対のコイル75、76と
によって構成されるリニアモータの原理による推力と1
点鎖線(C)および(D)で示す永久磁石731と磁性
体781および782との吸引力とを合成したものとな
る。
【0038】一方、図示の実施形態における第1のアク
チュエータ7aおよび第2のアクチュエータ7bは、一
対のコイル75、76の両側に一対の磁性体781、7
82が配設されているので、一対のコイル75、76へ
の非通電時でも1点鎖線(C)および(D)で示す永久
磁石731と磁性体781および782との吸引力が働
いている。この吸引力は、永久磁石731および可動ヨ
ーク732、733と磁性体781または782が接近
するに従って大きくなり、シフトストロークエンドで最
も大きい。例えば、第1のアクチュエータ7aが図5の
(d)の状態から磁石可動体73即ち作動ロッド72を
下方に作動させる際には、永久磁石731と磁性体78
1との吸引力がギヤイン位置におけるニュートラル位置
側への移動、即ち変速機のギヤ抜けを阻止する力、即ち
自己保持機能として働く。このとき、第2のアクチュエ
ータ7bは図5の(c)の状態から磁石可動体73即ち
作動ロッド72を上方に作動し、永久磁石731と磁性
体782との吸引力がギヤイン位置におけるニュートラ
ル位置側への移動、即ち変速機のギヤ抜けを阻止する力
として働く。このように、ギヤイン位置においては第1
のアクチュエータ7aおよび第2のアクチュエータ7b
の磁石可動体73の永久磁石731および磁性体78
1、782が変速機のギヤ抜けを阻止する力、即ち自己
保持機能として働く。一般に、変速機のシフト機構はギ
ヤ抜けを防止するために、シフトストロークエンド即ち
ギヤイン位置に作動された状態を保持するためのディテ
ント機構を備えているが、第1のアクチュエータ7aお
よび第2のアクチュエータ7bはシフトストロークエン
ド付近での磁石可動体73の永久磁石731および磁性
体781、782との吸引力はディテント機能として働
くことになる。
【0039】以上のように図示の実施形態におけるシフ
トアクチュエータ7は、シフトレバー37を装着したコ
ントロールシャフト35の下側に上下方向に作動するよ
うに互いに並列に配設された第1のアクチュエータ7a
および第2のアクチュエータ7bと、中間部がコントロ
ールシャフト35に装着された作動レバー8とからな
り、第1のアクチュエータ7aの作動ロッド72が作動
レバー8の一端部と連結され、第2のアクチュエータ7
bの作動ロッド72が作動レバー8の他端部と連結され
ているので、第1のアクチュエータ7aの作動ロッド7
2および磁石可動体73と第2のアクチュエータ7bの
作動ロッド72および磁石可動体73に作用する重力影
響を互いに相殺することができる。また、第1のアクチ
ュエータ7aおよび第2のアクチュエータ7bは上記の
ように上下方向に作動するように配設されているので、
車両の加減速による加速度の影響を受けることもないと
ともに、作動ロッド72、72の摺動抵抗も極めて小さ
くなる。従って、図示の実施形態におけるシフトアクチ
ュエータ7によれば、第1のアクチュエータ7aの一対
のコイル75、76および第2のアクチュエータ7bの
一対のコイル75、76に供給する電力に対して常に一
定のシフト作動力を得ることができる。
【0040】以上、本発明をセレクトアクチュエータと
ともに変速操作装置を構成するシフトアクチュエータに
適用した例を示したが、本発明によるシフトアクチュエ
ータは例えば手動変速機構においてシフト方向への操作
力をアシストするシフトアシスト装置に適用することが
できる。
【0041】
【発明の効果】本発明による変速機のシフトアクチュエ
ータは以上のように構成されているので、以下に述べる
作用効果を奏する。
【0042】即ち、本発明によれば、変速機のシフトレ
バーを装着したシフトレバー支持機構をシフト方向に回
動する変速機のシフトアクチュエータは、シフトレバー
支持機構に中間部が連結された作動レバーと、該作動レ
バーの両端部にそれぞれ連結され該作動レバーを上下方
向に作動する第1のアクチュエータおよび第2のアクチ
ュエータとを具備し、第1のアクチュエータおよび第2
のアクチュエータが作動レバーと連結する作動ロッド
と、該作動ロッドの外周面に配設された磁石可動体と、
該磁石可動体を包囲して配設された筒状の固定ヨーク
と、該固定ヨークの内側に軸方向に併設された一対のコ
イルとをそれぞれ具備しているので、第1のアクチュエ
ータの作動ロッドおよび磁石可動体と第2のアクチュエ
ータの作動ロッドおよび磁石可動体に作用する重力影響
を互いに相殺することができ、また、車両の加減速によ
る加速度の影響を受けることもないとともに、作動ロッ
ドの摺動抵抗も極めて小さくなる。従って、本発明によ
る変速操作装置を構成するシフトアクチュエータによれ
ば、第1のアクチュエータの一対のコイルおよび第2の
アクチュエータの一対のコイルに供給する電力に対して
常に一定のシフト作動力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたシフトアクチュエー
タを備えた変速操作装置の一実施形態を示すもので、一
部を破断して示す平面図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】図1におけるB−B線断面図。
【図4】図1に示す変速操作装置を構成するセレクトア
クチュエータの作動説明図。
【図5】本発明に従って構成されたシフトアクチュエー
タの作動説明図。
【図6】本発明に従って構成されたシフトアクチュエー
タの駆動力を示す説明図。
【符号の説明】
2:変速操作装置 3:ケーシング 35:コントロールシャフト 361、362:軸受 37:シフトレバー 4:セレクトアクチュエータ 40:電磁ソレノイ 41:筒状のケース 42:電磁コイル 43:固定鉄心 44:可動鉄心 45:作動ロッド 452:ボールジョイント 46:カバー 50:セレクト作動機構 51:第1のレバー 52:第2のレバー 53:第3のレバー 54:第4のレバー 6:セレクト位置規制機構 61:第1の移動リング 62:第2の移動リング 63:第1の圧縮コイルばね 64:第2の圧縮コイルばね 65:第3の圧縮コイルばね 7:シフトアクチュエータ 7a:第1のアクチュエータ 7b:第2のアクチュエータ 51:ケーシング 72:作動ロッド 73:磁石可動体 731:永久磁石 732、733:可動ヨーク 74:固定ヨーク 75、76:コイル 77:ボビン 581、582:磁性体 8:作動レバー 10:セレクト位置検出センサ 11:シフトストローク位置検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 暢彦 神奈川県藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車 株式会社藤沢工場内 Fターム(参考) 3J067 AA21 AB22 BA52 DB33 FB90

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機のシフトレバーを装着したシフト
    レバー支持機構をシフト方向に回動する変速機のシフト
    アクチュエータであって、 該シフトレバー支持機構に中間部が連結された作動レバ
    ーと、該作動レバーの両端部にそれぞれ連結され上下方
    向に作動する第1のアクチュエータおよび第2のアクチ
    ュエータとを具備し、 該第1のアクチュエータおよび該第2のアクチュエータ
    は、該作動レバーと連結する作動ロッドと、該作動ロッ
    ドの外周面に配設された磁石可動体と、該磁石可動体を
    包囲して配設された筒状の固定ヨークと、該固定ヨーク
    の内側に軸方向に併設された一対のコイルとをそれぞれ
    具備している、 ことを特徴とする変速機のシフトアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 該シフトレバー支持機構は略水平状態に
    配置されており、該第1のアクチュエータおよび該第2
    のアクチュエータは該シフトレバー支持機構の下側に配
    置されている、請求項1記載の変速機のシフトアクチュ
    エータ。
  3. 【請求項3】 該一対のコイルの両側に磁性体が配設さ
    れている、請求項1記載の変速機のシフトアクチュエー
    タ。
  4. 【請求項4】 該磁性体は、該一対のコイルが捲回され
    たボビン内に配設されている、請求項3記載の変速機の
    シフトアクチュエータ。
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