JP2003139068A - ポンプの振動予知・防止方法及び装置、並びにポンプ - Google Patents

ポンプの振動予知・防止方法及び装置、並びにポンプ

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JP2003139068A
JP2003139068A JP2001340234A JP2001340234A JP2003139068A JP 2003139068 A JP2003139068 A JP 2003139068A JP 2001340234 A JP2001340234 A JP 2001340234A JP 2001340234 A JP2001340234 A JP 2001340234A JP 2003139068 A JP2003139068 A JP 2003139068A
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vibration
pressure
pump
unstable
pressure gauge
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JP2001340234A
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English (en)
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Masaaki Takayanagi
政明 高柳
Ichiro Harada
一郎 原田
Taiji Hashimoto
泰司 橋本
Takashi Yokohari
孝志 横張
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】以後の変位が増幅もしくは抑制されて不安定も
しくは安定な振動に移行するのかを予知し、不安定振動
の場合に安定な振動へ移行させることのできるポンプの
振動予知・防止方法及び装置、並びにポンプを提供す
る。 【解決手段】振動を発生する配管9、ケーシング1に、
流体の圧力を計測するための圧力計及び圧力の作用線と
同一方向の振動を計測するための振動計を取り付け、圧
力計による圧力pと振動計による速度vとの積pvを求
め、この積pvが正の場合に以後の振動を不安定と判定
し、負の場合に以後の振動を安定と判定して振動を予知
し、不安定と判定された場合にポンプの流量、回転数、
吐出圧力のいずれかの運転条件を変更することによって
不安定振動を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば立軸ポン
プなどのポンプの振動予知・防止方法及び装置、並びに
ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】ポンプ振動から生じる事故を未然に防止
する方法として、ポンプの振動値を監視する方法を採用
されることが多い。たとえば特開平10−176950
号公報記載の振動監視装置では、振動監視の対象となる
キャンドモーターポンプなどの振動について、過去から
現在までの振動状態の変化を、初期の振動値に対する相
対値で視覚的に認識できるよう表示する振動監視装置に
よって、危険な状態に対してどの程度の状態にあるかを
監視している。詳しくは、振動計から経時的に出力され
る初期の測定振動値に基づいて警告値を決定し、以後継
続的に出力される測定振動値を画面に時間的に表示して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポンプ運転時の振動を
認識するための上記従来技術は、振動値のみを監視し
て、初期の振動測定値との相対比較で振動を判定するも
のである。すなわち、共振により今後、振動が大きくな
ることまで感知できるようには、必ずしも十分に配慮さ
れているとはいえない。
【0004】本発明の目的は、ポンプの吸込ケーシン
グ、吐出配管、バイパス配管等の、以後の変位が増幅さ
れて不安定な振動に移行するのか、もしくは抑制されて
安定な振動に移行するのかを予知し、不安定振動の場合
に安定な振動へ移行させることのできるポンプの振動予
知・防止方法及び装置を提供することにある。また本発
明の目的は、振動予知・防止方法及び装置を備えること
によって、信頼性の高いポンプを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のポンプの振動予知・防止方法に係る発明
は、内部の流体の流れによって発生する配管もしくはケ
ーシングの振動の不安定、安定を予知するポンプの振動
予知・防止方法において、前記振動を発生する配管もし
くはケーシングに、流体の圧力を計測するための圧力計
及び圧力の作用線と同一方向の振動を計測するための振
動計を取り付け、圧力計による圧力pと振動計による速
度vとの積pvを求め、この積pvが正の場合に以後の
振動を不安定、負の場合に以後の振動を安定として、振
動を予知するものである。。
【0006】また、上記目的を達成するため、本発明の
ポンプの振動予知・防止方法に係る他の発明は、内部の
流体の流れによって発生する配管もしくはケーシングの
振動の不安定、安定を予知するポンプの振動予知・防止
方法において、前記振動を発生する配管もしくはケーシ
ングに、流体の圧力を計測するための圧力計及び圧力の
作用線と同一方向の振動を計測するための振動計を取り
付け、圧力計による圧力pと振動計による速度vとの積
pvを求め、この積pvが正の場合に以後の振動を不安
定と判定し、負の場合に以後の振動を安定と判定して振
動を予知し、前記不安定と判定された場合にポンプの運
転条件を変更することにより不安定振動を安定した振動
へ移行させて振動を防止するものである。
【0007】また、上記目的を達成するため、本発明の
ポンプの振動予知・防止装置に係る発明は、振動を発生
する配管もしくはケーシングに取り付けられ、流体の圧
力を計測する圧力計及び振動を計測する振動計を備える
ポンプの振動予知・防止装置において、前記圧力計の計
測する流体圧力の作用線と同一方向に取り付けられた振
動計と、前記圧力計による圧力pと前記振動計による速
度vとの積pvを求め、この積pvが正の場合に以後の
振動を不安定と判定し、負の場合に以後の振動を安定と
判定して振動を予知するための手段とを備えるものであ
る。
【0008】詳しくは、前記振動を予知するための手段
は、次のステップS1ないしS4を備えるものである。
ステップS1:圧力計と振動計とによって運転時の圧
力、振動を計測するステップ。ステップS2:高速フー
リェ変換アナライザによって圧力計の信号から圧力信号
を入力、振動値を応答として注目する周波数範囲を微小
な周波数の幅に分割し、各微小幅における単位入力(圧
力)による応答(振動)の振幅と、入力と応答の位相差
とからなる周波数応答関数を計算し、位相差を求めるス
テップ。ステップS3:高速フーリェ変換アナライザに
よって、圧力計と振動計との信号からフーリェスペクト
ルを計算し、圧力のフーリェスペクトルのピークにおけ
る周波数及びスペクトルの高さから圧力振幅を求め、圧
力のピークと対応する周波数の振動のフーリェ振幅から
速度を求めるステップ。ステップS4:上記ステップで
求めた圧力及び振動のフーリェ振幅と位相差とから、圧
力がピークを示す周波数における配管もしくはケーシン
グへの、圧力成分pと速度成分vとの積pvを圧力変動
1周期について計算するステップ。
【0009】また、上記目的を達成するため、本発明の
ポンプに係る発明は、吸込水路側にある吸込ケーシング
と、この吸込ケーシングに吐出弁を介して接続される吐
出配管と、前記吐出弁の手前の吸込ケ−シングに吸込水
路へ流体を還流させるバイパス管を備えるポンプにおい
て、前記圧力計の計測する流体圧力の作用線と同一方向
に取り付けられた振動計と、前記圧力計による圧力pと
前記振動計による速度vとの積pvを求め、この積pv
が正の場合に以後の振動を不安定と判定し、負の場合に
以後の振動を安定と判定して振動を予知するための手段
とを備えるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明のポンプの振動予
知方法に係る実施例の系統図で、立軸ポンプに適用した
場合の例である。同図において、1はポンプの吸込ケー
シングであり、吸込水路2側にあって内部に、多段遠心
ポンプ、軸流ポンプ、斜流ポンプなどのポンプ本体(図
示は省略)を内蔵している。吸込水路2は河川などの外
部の流水路と接続され、揚水(排水)のための流体、具
体的には水をポンプに案内するための水路である。3は
吸込ベルマウスで、前記吸込ケ−シング1の下端部に取
り付けられて、揚水運転時には水没している。4は原動
機であり、減速機5を介しシャフト6によって前記ポン
プを回転駆動するものである。
【0011】7は吐出配管であり、開閉によってポンプ
の吐出量を制御する吐出弁8を介して、前記吸込ケ−シ
ング1に接続されている。9はバイパス配管で、折り曲
げられた2箇所のベント部9A、9Bを有している。こ
のバイパス配管9は、前記吐出弁8を閉じた状態で定期
的に運転され、ポンプの正常運転が可能かどうかを定期
的に行う試験運転時すなわち還流運転時の流路となるも
ので、揚水は吐出弁9の手前から吸込水路2へ還流され
る。
【0012】10A,10B,10C,10D,10
E,10F,10G(10A〜10Gを総称する場合に
は、単に10と記す)は圧力計と振動計とから構成され
る計測装置であり、振動の発生もしくは発生すると予測
される箇所に取り付けられている。詳しくは、10A,
10Bはバイパス配管9のベント部に取り付けられた計
測装置、10Cはバイパス配管9の出口部に取り付けら
れた計測装置、10Dは吐出弁8通過直後の吐出配管7
に取り付けられた計測装置、10Eは吸込ケーシング1
に取り付けられた計測装置、10Fは吸込ベルマウス3
に取り付けられた計測装置である。なお、計測点は、上
記に限らず、他の振動の発生もしくは発生すると予測さ
れる部分に取り付けてもよい。11はガスタービン燃焼
器ケーシングで、本実施例では原動機4にガスタービン
エンジンを使用したものである。10Gは圧力及び振動
計の計測装置で、ガスタービン燃焼器ケーシング11に
取り付けられている。
【0013】図2は、計測装置10によって計測される
計測データの処理システム図、図3は、処理システムに
よって処理される振動の不安体、安定を判定して予知す
るフローチャートである。圧力計と振動計とによって運
転時の圧力、振動を計測し(ステップS1)、FFT
(高速フーリェ変換)アナライザ21によって圧力計の
信号から圧力信号を入力、振動値を応答として注目する
周波数範囲を微小な周波数の幅に分割し、各微小幅にお
ける単位入力(圧力)による応答(振動)の振幅と、入
力と応答の位相差とからなる周波数応答関数を計算し、
位相差を求める(ステップS2)。他方、FFTアナラ
イザ21によって、圧力計と振動計との信号からフーリ
ェスペクトルを計算し、圧力のフーリェスペクトルのピ
ークにおける周波数及びスペクトルの高さから圧力振幅
を求め、圧力のピークと対応する周波数の振動のフーリ
ェ振幅から速度を求める(ステップS3)。これらの処
理においてA/D変換器20を通す必要がない場合は、
A/D変換器20を省略してもよい。
【0014】次に、上記方法で求めた圧力及び振動のフ
ーリェ振幅と位相差とから、圧力がピークを示す周波数
における配管もしくはケーシングへの、圧力成分pと速
度成分vとの積pvすなわち入力パワー(W=ジュール
/s)を圧力変動1周期について演算・表示・保存・参
照部22を用いて計算する(ステップS4)。なお、変
位をx、加速度をgとすると、速度vはv=dx/d
t、g=d2x/dt2の関係から加速度あるいは変位か
ら変換して求めてもよい。ただし、それに対応して、位
相も同時に変換する必要がある。圧力の作用する方向と
配管もしくはケーシングの動く方向(速度)とが一致す
ると振動が増幅され、逆方向の場合は振動が抑制され
る。圧力の作用する方向と配管もしくはケーシングの動
く方向とが一致すると入力パワーは正、逆方向の場合は
負となる。この入力パワーを圧力変動1周期について積
分計算し、正の場合は振動が成長する恐れありとして不
安定と判定し、負の場合は振動が抑制されて安定と判定
する(ステップS5)。
【0015】図4は、入力パワーを説明する詳述図であ
る。図は、変位を測定して入力パワーを求める例で、左
縦軸に変位(x)、右縦軸に圧力(p)をそれぞれと
り、横軸に時間をとって示したものである。なお、曲線
の破線は変位(x)を示し、実線は圧力(p)を示す。
範囲T1では、変位が増加する正の範囲であるので、そ
の微分値である速度vも正であり、一方、圧力pも正で
あるので、これらの積pvも正(pv>0)となる。す
なわち力と動きが同方向なって入力パワーは正であり、
変位を正の方向に増幅させ不安定なる範囲である。範囲
T2では、変位が減少する負の範囲であるので、その微
分値である速度vも負であり、一方、圧力pは正である
ので、これらの積pvは負(pv<0)となる。したが
って力と動きが逆であり入力パワーは負となり、このた
め変位が抑制されて安定な範囲となる。同様にしてT3
の範囲は、変位が減少する負の範囲であって、その微分
値である速度vも負であり、一方、圧力pも負であるの
で、これらの積pvは正(pv>0)となる。すなわち
力と動きが同方向となって入力パワーは正であり、変位
を負の方向に増幅させる不安定な範囲である。範囲T4
では、変位が増加する正の範囲であるので、その微分値
である速度vも正であり、一方、圧力は負であるので、
これらの積pvは負(pv<0)となる。したがって力
と動きが逆であって入力パワーは負となり、このため変
位を抑制して安定な範囲となる。要するに、範囲T1、
T3は不安定な範囲であり、範囲T2、T4は安定な範
囲である。
【0016】図2に戻って、連続運転時や運転条件変更
時に監視対象の前記各部位で求めた入力パワーを演算・
表示・保存・参照部22によって表示する。ここで、入
力パワーが正になった場合、回転数、流量、吐出圧力、
吸込水位などの転条件を変更して入力パワーが負の安
定な運転モードになるように調整することによって振動
を防止もしくは抑制することができる。演算・表示・保
存・参照部22として、たとえばパソコンを使用し、イ
ンターネット23に接続することにより、関係者は遠方
から各部位の振動状態を監視し、必要な対応策をとるこ
とができる。
【0017】図5は、立軸ポンプの運転条件を変えて運
転モードを調整した場合の入力パワーの変化を示す。図
は、入力パワーを縦軸にとり、横軸に時間をとって、あ
る部位の入力パワーを圧力変動1周期について積分計算
したもので、ゼロ(0)を基準にして上方が正、下方が
負をそれぞれ示す。モードM1においては、入力パワー
が負であるので振動が抑制され安定と判定できる。この
運転条件からポンプの回転数を増加もしくは減少させる
とモードM2となり、入力パワーが正であるので振動が
成長する恐れがあり、不安定と判定できる。再度、回転
数を元に戻すことによってモードM1となる。
【0018】図6は、ポンプの運転条件を記入して、以
後のポンプを安定した状態で連続運転できるよう便宜を
供するための記入方法の例である。ポンプでは、回転
数、流量、吐出圧力、吸込水位などの条件を変えて運転
される場合が多々ある。このため、図に示すように流
量、回転数、吐出圧力、吸込水位等の運転条件の組み合
せに対する、各部位の入力パワーを演算・表示・保存・
参照部22に保存し、連続運転時や運転条件変更時に参
照して振動発生を予知し、防止することができる。また
前述のように、演算・表示・保存・参照部22にパソコ
ンを使用し、インターネット23に接続することによ
り、関係者が過去及び現在の運転条件と振動の関係を参
照することができる。本実施例によれば、ポンプの吸込
ケーシング、吐出配管、バイパス配管等において、以後
の変位が増幅されて不安定な振動に移行するのか、もし
くは抑制されて安定な振動に移行するのかを予知するこ
とができる。また予知できるようにすることによって、
不安定振動の場合には安定な振動へ移行させることがで
きるポンプの振動予知・防止方法及び装置が得られる。
また、振動予知・防止装置を備えることによって、常に
安定した状態で運転することのできる信頼性の高いポン
プが得られる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ポ
ンプの以後の振動が不安定な振動に移行するのか、もし
くは抑制されて安定な振動に移行するのかを予知し、不
安定振動の場合に回転数などを変更して安定な振動へ移
行させることのできるポンプの振動予知・防止方法及び
装置が得られる。また、振動予知・防止装置を備えるこ
とによって、信頼性の高いポンプが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポンプの振動予知方法に係る実施例の
系統図である。
【図2】計測装置の計測データの処理システムである。
【図3】処理システムによって処理される振動の不安
体、安定を判定し予知するフローチャートである。
【図4】入力パワーを説明する詳述図である。
【図5】立軸ポンプの運転条件を変えて運転モードを調
整した場合の入力パワーの変化を示す。
【図6】ポンプの運転条件を記入して、以後のポンプを
安定した状態で連続運転できるよう便宜を供するための
記入方法の例である。
【符号の説明】
1…吸込ケーシング、2…吸込水路、3…吸込ベルマウ
ス、4…原動機、5…減速機、6…シャフト、7…吐出
配管、8…吐出弁、9…バイパス配管、10A,10
B,10C,10D,10E,10F,10G…計測装
置、11…ガスタービン燃焼器ケーシング、20…A/D
変換器、21…FFT(高速フーリェ変換)アナライ
ザ、22…演算・表示・保存・参照部、23…インター
ネット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 泰司 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社日 立製作所産業機械システム事業部内 (72)発明者 横張 孝志 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 2G064 AA12 AB08 AB22 BA02 BA28 CC13 CC26 CC31 CC43 CC62 3H020 AA01 BA21 CA01 CA08 DA02 DA03 EA07 EA16 3H045 AA06 AA10 AA12 AA23 BA38 CA03 CA22 DA03 EA38 FA02 FA16 FA25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部の流体の流れによって発生する配管も
    しくはケーシングの振動の不安定、安定を予知するポン
    プの振動予知・防止方法において、前記振動を発生する
    配管もしくはケーシングに、流体の圧力を計測するため
    の圧力計及び圧力の作用線と同一方向の振動を計測する
    ための振動計を取り付け、圧力計による圧力pと振動計
    による速度vとの積pvを求め、この積pvが正の場合
    に以後の振動を不安定、負の場合に以後の振動を安定と
    して、振動を予知することを特徴とするポンプの振動予
    知・防止方法。
  2. 【請求項2】内部の流体の流れによって発生する配管も
    しくはケーシングの振動の不安定、安定を予知するポン
    プの振動予知・防止方法において、前記振動を発生する
    配管もしくはケーシングに、流体の圧力を計測するため
    の圧力計及び圧力の作用線と同一方向の振動を計測する
    ための振動計を取り付け、圧力計による圧力pと振動計
    による速度vとの積pvを求め、この積pvが正の場合
    に以後の振動を不安定と判定し、負の場合に以後の振動
    を安定と判定して振動を予知し、前記不安定と判定され
    た場合にポンプの運転条件を変更することにより不安定
    振動を安定した振動へ移行させて振動を防止することを
    特徴とするポンプの振動予知・防止方法。
  3. 【請求項3】振動を発生する配管もしくはケーシングに
    取り付けられ、流体の圧力を計測する圧力計及び振動を
    計測する振動計を備えるポンプの振動予知・防止装置に
    おいて、前記圧力計の計測する流体圧力の作用線と同一
    方向に取り付けられた振動計と、前記圧力計による圧力
    pと前記振動計による速度vとの積pvを求め、この積
    pvが正の場合に以後の振動を不安定と判定し、負の場
    合に以後の振動を安定と判定して振動を予知するための
    手段とを備えることを特徴とするポンプの振動予知・防
    止装置。
  4. 【請求項4】前記振動を予知するための手段は、次のス
    テップS1ないしS4を備えることを特徴とする請求項
    3記載のポンプの振動予知・防止装置。ステップS1:
    圧力計と振動計とによって運転時の圧力、振動を計測す
    るステップ。ステップS2:高速フーリェ変換アナライ
    ザによって圧力計の信号から圧力信号を入力、振動値を
    応答として注目する周波数範囲を微小な周波数の幅に分
    割し、各微小幅における単位入力(圧力)による応答
    (振動)の振幅と、入力と応答の位相差とからなる周波
    数応答関数を計算し、位相差を求めるステップ。ステッ
    プS3:高速フーリェ変換アナライザによって、圧力計
    と振動計との信号からフーリェスペクトルを計算し、圧
    力のフーリェスペクトルのピークにおける周波数及びス
    ペクトルの高さから圧力振幅を求め、圧力のピークと対
    応する周波数の振動のフーリェ振幅から速度を求めるス
    テップ。ステップS4:上記ステップで求めた圧力及び
    振動のフーリェ振幅と位相差とから、圧力がピークを示
    す周波数における配管もしくはケーシングへの、圧力成
    分pと速度成分vとの積pvを圧力変動1周期について
    計算するステップ。
  5. 【請求項5】吸込水路側にある吸込ケーシングと、この
    吸込ケーシングに吐出弁を介して接続される吐出配管
    と、前記吐出弁の手前の吸込ケ−シングに吸込水路へ流
    体を還流させるバイパス管を備えるポンプにおいて、前
    記圧力計の計測する流体圧力の作用線と同一方向に取り
    付けられた振動計と、前記圧力計による圧力pと前記振
    動計による速度vとの積pvを求め、この積pvが正の
    場合に以後の振動を不安定と判定し、負の場合に以後の
    振動を安定と判定して振動を予知するための手段とを備
    えたことを特徴とするポンプ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9789585B2 (en) 2012-01-30 2017-10-17 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. WJP execution method for reactor vessel lid and jigs
KR102112558B1 (ko) * 2019-09-26 2020-05-19 하서산업(주) 스마트 감시제어형 펌프수문
CN116044772A (zh) * 2023-04-03 2023-05-02 四川省机械研究设计院(集团)有限公司 撬装式离心泵泵送系统及其运行控制方法

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