JPH0875617A - ポンプの故障診断方法 - Google Patents

ポンプの故障診断方法

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Publication number
JPH0875617A
JPH0875617A JP21231794A JP21231794A JPH0875617A JP H0875617 A JPH0875617 A JP H0875617A JP 21231794 A JP21231794 A JP 21231794A JP 21231794 A JP21231794 A JP 21231794A JP H0875617 A JPH0875617 A JP H0875617A
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JP
Japan
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current value
pump
motor current
data
lower limit
Prior art date
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Pending
Application number
JP21231794A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Nishikawa
達也 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH0875617A publication Critical patent/JPH0875617A/ja
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  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オンラインでのポンプの故障診断方法を提供
する。 【構成】 連続運転されるポンプの故障を診断する方法
において、前記ポンプが一定回転数でオンロードしてい
るときのモータ電流値の監視を行い、このモータ電流値
があらかじめ設定されている下限値を超えたときに故障
警報を出力することにより、特別なセンサを取付けるこ
となく、安価でメンテナンス負荷の少ない故障診断シス
テムを実現することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプの故障診断方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポンプのインペラや軸受等の摩
耗は避けられない現象であり、摩耗が進行すると異音が
発生して最終的には運転自体が不可能な状態となる。こ
のようなポンプの劣化状態を調べる故障診断装置として
は、振動データ監視システム(たとえば川鉄アドバンテ
ック(株)製のMK−52型) などが用いられている。
【0003】この振動データ監視システムを用いてポン
プの故障を診断する場合は、振動ピックアップ(たとえ
ば川鉄アドバンテック(株)製のPU−601R型) をポン
プの軸受に取付けてその軸受から発生する振動信号を検
出し、それを時系列データとして周波数解析を行い、そ
の周波数スペクトルの変化の大きさによってインペラ摩
耗、圧力脈動、ケーシング共振等の異常を検出し、その
故障の部位を判定しようとするものである。
【0004】また、特開平4−189223号公報には、作動
油を循環させる油圧ポンプのドレン排出経路と旋回フレ
ームあるいはホイルローダの駆動を司る油圧モータのド
レン排出経路のそれぞれの油流量を計測するとともに、
油圧ポンプと油圧モータを繋ぐ循環経路の油圧を計測
し、得られた測定データと予め定められた基準値を比較
することにより、油圧ポンプおよび油圧モータを含めた
油圧駆動系統の有無を検知する診断方法が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の振動データ監視システムや特開平4−18
9223号公報の診断方法を用いてポンプの故障診断を行お
うとする場合は、ポンプの設置台数ごとに振動ピックア
ップや流量計・圧力計などのセンサを新たに取付ける必
要があるから設備費が嵩み、またそれらのメンテナンス
などに多大の人手を要するなどの問題がある。
【0006】本発明は上記のような従来技術の有する課
題を解決して、安価な費用でポンプの故障診断を行うこ
とのできる方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続運転され
るポンプの故障を診断する方法において、前記ポンプが
一定回転数でオンロードしているときのモータ電流値の
監視を行い、このモータ電流値があらかじめ設定されて
いる下限値を超えたときに故障警報を出力することを特
徴とするポンプの故障診断方法である。
【0008】
【作 用】本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意調査
検討を行った結果、ポンプの性能低下の現象はすべて駆
動抵抗の低下に現れてくることを見出し、この知見に基
づいて本発明を完成させるに至った。以下にその内容を
説明する。一般的にポンプの原動機出力P(kW) は、揚
程をH(m) 、吐出量をQ(m3/s)とすると、下記(1) 式で
表される。
【0009】 P=a・γ・H・Q/(η・ηP ) =E・I ……………(1) ここで、a;定数、γ;流体の密度(kg/m3) 、η;伝達
効率(%)、ηP ;ポンプ効率(%)、E;モータ電圧
(kV)、I;モータ電流(A) である。そして、ポンプのイ
ンペラが摩耗してその外径DがD* (ただし、D*
D)に変化したとき、吐出量がQからQ* に、また揚程
がHからH* にそれぞれ変化したとすると、それらの関
係は下記(2) 式および(3) 式になることが知られてい
る。
【0010】 Q* /Q=(n* /n)・(D* /D)3 ……………(2) H* /H=(n* /n)2 ・(D* /D)2 ……………(3) ここで、nは回転数(rpm) であり、n* はインペラ外径
DがD* に変化したときの回転数(rpm) である。いま、
(1) 式において伝達効率ηを一定とすると、下記(4) 式
が得られる。
【0011】 (E* ・I* )/(E・I)=(n* /n)3 ・(D* /D)5 ・(ηP * /ηP -1 ……………(4) ここで、最高効率点付近においてはインペラ外径Dが5
%程度変化した場合におけるポンプ効率ηP の変化は1
%以内であるのが一般的であり、そこで(ηP *
ηP -1=1またはE=一定とすると上記の(4) 式は下
記(5) 式で表すことができるから、インペラの外径Dの
寸法変化等によるポンプ吐出量の低下はモータ電流値I
に顕著に現れてくることになる。
【0012】 I* /I=(D* /D)5 ……………(5) また、吐出側の配管詰まりなどによる水頭損失は揚程H
の低下に現れてくるので、この場合も結果的にモータ電
流値Iが低下するので、同一の電流値監視により異常を
検知することができる。そこで、インペラ外径Dの摩耗
限界として許容される下限外径DL に到達時のモータ電
流下限値IL をあらかじめ設定しておき、モータ電流値
Iを周期的に監視して下記(6) 式の状態になったときに
警報を出して処置をするようにする。
【0013】 I<IL ……………(6) なお、この際、上記(4) 式から明確なように、測定時の
モータ回転数nの影響はモータ電流値Iの変化に3乗で
効いてくるので、モータ回転数nは一定である時に適用
するという限定を付加することが必要である。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明に用いられるオンライン
監視装置の一実施例を示す概要図であり、1はデータ処
理装置、2はデータ記憶装置、3は中央処理装置、4は
ディスプレイ、5はプリンタ、6は警報発生装置であ
る。
【0015】そこで、データ処理装置1を用いて可変速
運転が行われているポンプについてはモータ定格75%回
転時のモータ電流値IR を入力し、台数制御が行われて
いるポンプについてはオンロード時のモータ電流値IO
を入力し、たとえば1回/日の割合でデータの採取を行
う。そして、予め設定されたモータ電流下限値IRL,I
OLと比較して下限警報判定を行い、モータ電流下限値を
超えている場合は中央処理装置3を介して警報発生装置
6によって警報出力がなされ、該当するポンプに対して
停止等の処置が取られる。
【0016】また、データ処理装置1で採取されたモー
タ電流値IR ,IO のデータはデータ記憶装置2に送ら
れて記憶され、その後中央処理装置3によってデータ編
集がなされ、ディスプレイ4、プリンタ5へ出力されて
たとえばトレンド管理グラフ等の表示または印字がなさ
れる。なお、上記した可変速運転のポンプのモータ電流
値IR の測定タイミングをモータ定格75%回転時として
説明したが、本発明はこれに限るものではなく、対称ポ
ンプの最高効率点付近に任意に設定するようにするのが
よい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来監視の対象であるモータ電流値を用いてポンプの故
障診断を行うようにしたので、特別なセンサを取付ける
ことなく、したがって安価でメンテナンス負荷の少ない
故障診断システムを実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるオンライン監視装置の一実
施例を示す概要図である。
【符号の説明】
1 データ処理装置 2 データ記憶装置 3 中央処理装置 4 ディスプレイ 5 プリンタ 6 警報発生装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続運転されるポンプの故障を診断す
    る方法において、前記ポンプが一定回転数でオンロード
    しているときのモータ電流値の監視を行い、このモータ
    電流値があらかじめ設定されている下限値を超えたとき
    に故障警報を出力することを特徴とするポンプの故障診
    断方法。
JP21231794A 1994-09-06 1994-09-06 ポンプの故障診断方法 Pending JPH0875617A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000241306A (ja) * 1999-02-24 2000-09-08 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd ポンプ故障診断装置
DE102005012221A1 (de) * 2005-03-15 2006-09-21 Tlt-Turbo Gmbh Verfahren zur Überprüfung des Gerätezustandes eines Ventilators
JP2011215012A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Toshiba Corp 自動分析装置および交流モータ監視装置
JP2015149270A (ja) * 2014-02-06 2015-08-20 現代自動車株式会社Hyundaimotor Company 冷却水状態判断方法
US10947982B2 (en) 2014-02-06 2021-03-16 Hyundai Motor Company Method of determining circulation state of cooling water
JP2021092533A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 環境リサーチ株式会社 空気採取装置、遠隔空気測定装置、空気採取システム、遠隔空気測定システム、空気採取プログラム、遠隔空気測定プログラムおよび記録媒体

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