JP2003137934A - 水溶性ポリ(p−ビニルフェノール)共重合体及びその製造方法 - Google Patents

水溶性ポリ(p−ビニルフェノール)共重合体及びその製造方法

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JP2003137934A
JP2003137934A JP2001334036A JP2001334036A JP2003137934A JP 2003137934 A JP2003137934 A JP 2003137934A JP 2001334036 A JP2001334036 A JP 2001334036A JP 2001334036 A JP2001334036 A JP 2001334036A JP 2003137934 A JP2003137934 A JP 2003137934A
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carbon atoms
hydrocarbon group
branched
carbon
aromatic ring
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English (en)
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Hiroyoshi Hori
裕佳 堀
Kazumasa Hisamitsu
一誠 久光
Sachiko Matsukuma
祥子 松熊
Tatsu Miyamoto
達 宮本
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Fancl Corp
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
Original Assignee
Fancl Corp
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡便且つ低コストで水溶性を有するポリ(p
−ビニルフェノール)共重合体及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】 下記一般式(1)で示されることを特徴
とする水溶性ポリ(p−ビニルフェノール)共重合体。 (但し、R,Rは水素又は炭素数1〜10の直鎖状
炭化水素基又は炭素数3〜10の分岐状、環状炭化水素
基又は炭素数6〜10の芳香環を含む炭化水素基を表
す。R は、例えば−COO−で。Rは炭素数2〜1
0の直鎖または分岐したオキシアルキレン基、Rは炭
素数1〜10の直鎖状炭化水素基又は炭素数3〜10の
分岐状、環状炭化水素基又は炭素数6〜10の芳香環を
含む炭化水素基を表す。また、pは1〜50を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶性を有するポ
リ(p−ビニルフェノール)共重合体及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリ(p−ビニルフェノー
ル)は、レジスト材料等の機能性材料として使用されて
いる。しかしながら、このポリ(p−ビニルフェノー
ル)は、水に不溶であるため、適用範囲が限られてお
り、水溶性化が望まれていた。
【0003】一方、フェノール性水酸基を有する化合物
の水溶性化としては、例えば、特開平11−24709
2号公報には、カチオン性モノマーと、加水分解可能な
保護基でフェノール性水酸基が修飾されているビニルフ
ェノールモノマーのラジカル共重合による水溶性ポリビ
ニルフェノールの製造方法が開示されている。しかしな
がら、かかる製造方法では、合成したカチオン性ポリビ
ニルフェノールにポリエチレンオキサイド(PEO)、
あるいはポリエチレングリコールグラフト水溶性高分子
化合物を添加することによってポリビニルフェノールの
水溶性を向上させるものであり、ポリビニルフェノール
そのものの水溶性を可能にしたものではない。
【0004】また、特開2000−103829号公報
には、ポリビニルフェノールのようなフェノール性ポリ
マーと、ホルムアルデヒド、及び第一級又は第二級アミ
ンを使用した樹脂水溶液の製造方法が開示されている。
しかしながら、かかる製造方法では、最終生成物を得る
ために、中和、酸性カチオン交換カラムに通すなどの工
程を経なければならないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑み、簡便且つ低コストで水溶性を有するポリ(p
−ビニルフェノール)共重合体及びその製造方法を提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、下記一般式(1)で示されることを
特徴とする水溶性ポリ(p−ビニルフェノール)共重合
体にある。
【0007】
【化5】
【0008】(但し、Rは水素又は炭素数1〜10の
直鎖状炭化水素基又は炭素数3〜10の分岐状、環状炭
化水素基又は炭素数6〜10の芳香環を含む炭化水素基
を表す。Rは水素又は炭素数1〜10の直鎖状炭化水
素基又は炭素数3〜10の分岐状、環状炭化水素基又は
炭素数6〜10の芳香環を含む炭化水素基を表す。R
は、−O−、−CO−、−COO−、−NH−、−NH
CO−、−S−、−SO−、−SO−、又は炭素数1
〜20の直鎖状炭化水素基又は炭素数3〜20の分岐
状、環状炭化水素基又は炭素数6〜20の芳香環を含む
炭化水素基を表し、炭化水素基の炭素炭素結合の少なく
とも一部に、−O−、−CO−、−COO−、−NH
−、−NHCO−、−S−、−SO−、−SO−を含
んでいてもよく、さらに、Rは存在しなくてもよい。
は炭素数2〜10の直鎖または分岐したオキシアル
キレン基、Rは炭素数1〜10の直鎖状炭化水素基又
は炭素数3〜10の分岐状、環状炭化水素基又は炭素数
6〜10の芳香環を含む炭化水素基を表す。また、pは
1〜50を表す。)
【0009】本発明の第2の態様は、下記一般式(2)
で示されることを特徴とする第1の態様に記載の水溶性
ポリ(p−ビニルフェノール)共重合体にある。
【0010】
【化6】
【0011】(但し、Rは水素又は炭素数1〜10の
直鎖状炭化水素基又は炭素数3〜10の分岐状、環状炭
化水素基又は炭素数6〜10の芳香環を含む炭化水素基
を表す。Rは水素又は炭素数1〜10の直鎖状炭化水
素基又は炭素数3〜10の分岐状、環状炭化水素基又は
炭素数6〜10の芳香環を含む炭化水素基を表す。R
は炭素数2〜10の直鎖または分岐したオキシアルキレ
ン基、Rは炭素数1〜10の直鎖状炭化水素基又は炭
素数3〜10の分岐状、環状炭化水素基又は炭素数6〜
10の芳香環を含む炭化水素基を表す。また、pは1〜
50を表す。)
【0012】本発明の第3の態様は、ブロック又はグラ
フト重合体であることを特徴とする第1又は2の態様に
記載の水溶性ポリ(p−ビニルフェノール)共重合体に
ある。
【0013】本発明の第4の態様は、p−アルコキシス
チレンと、下記一般式(3)に示す水溶性モノマーと、
開始剤とを用いてラジカル共重合し、脱保護して下記一
般式(1)で示される水溶性ポリ(p−ビニルフェノー
ル)を得ることを特徴とする水溶性ポリ(p−ビニルフ
ェノール)共重合体の製造方法にある。
【0014】
【化7】
【0015】(但し、Rは水素又は炭素数1〜10の
直鎖状炭化水素基又は炭素数3〜10の分岐状、環状炭
化水素基又は炭素数6〜10の芳香環を含む炭化水素基
を表す。Rは、−O−、−CO−、−COO−、−N
H−、−NHCO−、−S−、−SO−、−SO−、
又は炭素数1〜20の直鎖状炭化水素基又は炭素数3〜
20の分岐状、環状炭化水素基又は炭素数6〜20の芳
香環を含む炭化水素基を表し、炭化水素基の炭素炭素結
合の少なくとも一部に、−O−、−CO−、−COO
−、−NH−、−NHCO−、−S−、−SO−、−S
−を含んでいてもよく、さらに、Rは存在しなく
てもよい。Rは炭素数2〜10の直鎖または分岐した
オキシアルキレン基、Rは炭素数1〜10の直鎖状炭
化水素基又は炭素数3〜10の分岐状、環状炭化水素基
又は炭素数6〜10の芳香環を含む炭化水素基を表す。
また、pは1〜50を表す。)
【0016】
【化8】
【0017】(但し、Rは水素又は炭素数1〜10の
直鎖状炭化水素基又は炭素数3〜10の分岐状、環状炭
化水素基又は炭素数6〜10の芳香環を含む炭化水素基
を表す。Rは水素又は炭素数1〜10の直鎖状炭化水
素基又は炭素数3〜10の分岐状、環状炭化水素基又は
炭素数6〜10の芳香環を含む炭化水素基を表す。R
は、−O−、−CO−、−COO−、−NH−、−NH
CO−、−S−、−SO−、−SO−、又は炭素数1
〜20の直鎖状炭化水素基又は炭素数3〜20の分岐
状、環状炭化水素基又は炭素数6〜20の芳香環を含む
炭化水素基を表し、炭化水素基の炭素炭素結合の少なく
とも一部に、−O−、−CO−、−COO−、−NH
−、−NHCO−、−S−、−SO−、−SO−を含
んでいてもよく、さらに、Rは存在しなくてもよい。
は炭素数2〜10の直鎖または分岐したオキシアル
キレン基、Rは炭素数1〜10の直鎖状炭化水素基又
は炭素数3〜10の分岐状、環状炭化水素基又は炭素数
6〜10の芳香環を含む炭化水素基を表す。また、pは
1〜50を表す。)
【0018】本発明の水溶性ポリ(p−ビニルフェノー
ル)共重合体は、加水分解可能な保護基でフェノール性
水酸基が修飾されたビニルフェノールモノマーと、ポリ
オキシアルキレン鎖を有する水溶性モノマーとを共重合
し、脱保護することにより、非常に簡便な工程で製造さ
れるものである。共重合体の構造は特に限定されず、例
えば、ブロック共重合体、グラフト共重合体を挙げるこ
とができる。
【0019】上記一般式(3)で示される水溶性モノマ
ーの親水性を示す部位としては、ポリオキシアルキレン
基を挙げることができるが、好適には、ポリオキシエチ
レン、又はポリオキシプロピレンを挙げることができ
る。
【0020】ポリオキシアルキレン基の部位がある程度
以上、例えば、pが5以上の場合には、水溶性モノマー
で構成される部位のモル比は20モル%以上(m/n=
20/80以上)であればよい。なお、pが5より小さ
い場合には、水溶性モノマーによる部位が70モル%以
上(m/n=70/30以上)であるのが、水溶性とい
う点で好ましい。
【0021】また、pが20を越えると立体障害のため
か未反応モノマーが残存しやすくなるが、所定の水溶性
を示す共重合体を得ることができる。なお、未反応モノ
マーを低減するためには、例えばp=4.5とpの値が
小さいモノマーを組み合わせる等の手段が考えられる。
【0022】なお、水溶性モノマーは、側鎖の長さの異
なるものを2種類以上用いてもよいことはいうまでもな
い。
【0023】本発明の重合反応は、一般的なラジカル重
合に準じて行えばよく、特に限定されない。開始剤とし
てはラジカル重合に使用できるものであれば限定され
ず、また、重合溶媒、重合温度等の条件も特に限定され
ない。なお、重合溶媒は、開始剤、p−アルコキシスチ
レン、水溶性モノマー、及び合成されるポリマーを溶解
する溶媒であればよい。
【0024】本発明のポリ(p−ビニルフェノール)共
重合体は、フェノール性水酸基が加水分解可能な保護基
により修飾されたp−アルコキシスチレンを出発原料と
し、酸による脱保護によってアルコキシ基をフェノール
性水酸基にする。
【0025】p−アルコキシスチレンとしては、例え
ば、p−メトキシスチレン、p−エトキシスチレン、p
−n−ブトキシスチレン、p−sec−ブトキシスチレ
ン、p−tert−ブトキシスチレン等が例示され、特
にp−tert−ブトキシスチレンが好ましい。
【0026】脱保護に使用する酸としては、臭化水素
酸、塩酸、酢酸等が挙げられる。この中では特に臭化水
素酸、塩酸等の還元力の高い酸が好ましい。塩酸では、
例えば、0.1N以上のものを用いるのが好ましい。
【0027】本発明の脱保護には、臭化水素酸、塩酸な
どの還元力の高い酸を用いるのが好ましく、塩酸では、
例えば、0.1N以上のものを用いるのが好ましい。な
お、酢酸などの還元力の低い酸を用いると、回収された
ポリマーは水溶性を示すものの、脱保護率が60〜80
%と低くなる。
【0028】脱保護の反応の溶媒としては、ポリ(p−
アルコキシスチレン)共重合体及びポリ(p−ビニルフ
ェノール)共重合体の両者が溶解する溶媒であれば特に
限定されないが、テトラヒロドフラン、アセトン、メタ
ノール等を用いることができる。また、脱保護反応に用
いる酸は、例えば、ポリ(p−アルコキシスチレン)共
重合体に対して20〜100mol%、好ましくは、5
0〜80mol%である。
【0029】本発明のポリ(p−ビニルフェノール)共
重合体は、水溶性であり、レジスト材料、抗菌剤、接着
剤、難燃剤、高分子塗料、熱硬化性樹脂、吸着剤、高分
子膜等、幅広い用途への応用が期待できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。
【0031】(実施例1)反応容器中に、開始剤として
2,2′−アゾビス(イソブチロニトリル)(AIB
N)を0.1g秤量し、容器内をアルゴン置換した後、
蒸留ベンゼン10mLを加えて室温下でAIBNを溶解
させた。これに、ポリ(エチレングリコール)メチルエ
ーテルメタクリレートモノマー(PEGMEMA:n=
4.5、数平均分子量が約300)7×10−3mo
l、及びp−t−ブトキシスチレンモノマー(t−Bu
OSt)2×10−3mol(PEGMEMAが80m
ol%、t−BuOStが20mol%)を仕込み、6
0℃下で48時間、続いて70℃下で24時間攪拌し
た。重合開始72時間後、重合溶液を液体窒素で冷却凍
結させることで重合停止を行った。その後、ベンゼン凍
結乾燥、減圧乾燥を経て水溶性を有する共重合体を回収
した。
【0032】得られた共重合体に関しGPC測定を行っ
た結果、数平均分子量6.5×10 g/mol、分子
量分布Mw/Mn=3.12であった。
【0033】(実施例2)反応容器中に、開始剤として
2,2′−アゾビス(イソブチロニトリル)(AIB
N)を0.02g秤量し、容器内をアルゴン置換した
後、蒸留ベンゼン5mLを加えて室温下でAIBNを溶
解させた。これに、ポリ(エチレングリコール)メチル
エーテルメタクリレートモノマー(PEGMEMA:n
=8.5、数平均分子量が約475)5×10−4mo
l、及びp−t−ブトキシスチレンモノマー(t−Bu
OSt)1×10−3mol(PEGMEMAが30m
ol%、t−BuOStが70mol%)を仕込み、6
0℃下で48時間、続いて70℃下で24時間攪拌し
た。重合開始72時間後、重合溶液を液体窒素で冷却凍
結させることで重合停止を行った。その後、ベンゼン凍
結乾燥、減圧乾燥を経て水溶性を有する共重合体を回収
した。
【0034】得られた共重合体に関しGPC測定を行っ
た結果、数平均分子量4.3×10 g/mol、分子
量分布Mw/Mn=1.26であった。
【0035】(実施例3)反応容器中に、開始剤として
2,2′−アゾビス(イソブチロニトリル)(AIB
N)を0.1g秤量し、容器内をアルゴン置換した後、
蒸留ベンゼン10mLを加えて室温下でAIBNを溶解
させた。これに、ポリ(エチレングリコール)メチルエ
ーテルメタクリレートモノマー(PEGMEMA:n=
8.5、数平均分子量が約475)4×10−3mo
l、及びp−t−ブトキシスチレンモノマー(t−Bu
OSt)3×10−3mol(PEGMEMAが60m
ol%、t−BuOStが40mol%)を仕込み、6
0℃下で48時間、続いて70℃下で24時間攪拌し
た。重合開始72時間後、重合溶液を液体窒素で冷却凍
結させることで重合停止を行った。その後、ベンゼン凍
結乾燥、減圧乾燥を経て水溶性を有する共重合体を回収
した。
【0036】得られた共重合体に関しGPC測定を行っ
た結果、数平均分子量3.8×10 g/mol、分子
量分布Mw/Mn=1.95であった。
【0037】(実施例4)反応容器中に、開始剤として
2,2′−アゾビス(イソブチロニトリル)(AIB
N)を0.02g秤量し、容器内をアルゴン置換した
後、蒸留ベンゼン5mLを加えて室温下でAIBNを溶
解させた。これに、ポリ(エチレングリコール)メチル
エーテルメタクリレートモノマー(PEGMEMA:n
=8.5、数平均分子量が約475)9×10−4mo
l、及びp−t−ブトキシスチレンモノマー(t−Bu
OSt)2×10−4mol(PEGMEMAが80m
ol%、t−BuOStが20mol%)を仕込み、6
0℃下で48時間、続いて70℃下で24時間攪拌し
た。重合開始72時間後、重合溶液を液体窒素で冷却凍
結させることで重合停止を行った。その後、ベンゼン凍
結乾燥、減圧乾燥を経て水溶性を有する共重合体を回収
した。
【0038】得られた共重合体に関しGPC測定を行っ
た結果、数平均分子量4.4×10 g/mol、分子
量分布Mw/Mn=1.29であった。
【0039】(実施例5)反応容器中に、開始剤として
2,2′−アゾビス(イソブチロニトリル)(AIB
N)を0.01g秤量し、容器内をアルゴン置換した
後、蒸留ベンゼン5mLを加えて室温下でAIBNを溶
解させた。これに、ポリ(エチレングリコール)メチル
エーテルメタクリレートモノマー(PEGMEMA:n
=22.7、数平均分子量が約1100)4×10−4
mol、及びp−t−ブトキシスチレンモノマー(t−
BuOSt)9×10−4mol(PEGMEMAが3
0mol%、t−BuOStが70mol%)を仕込
み、60℃下で48時間、続いて70℃下で24時間攪
拌した。重合開始72時間後、重合溶液を液体窒素で冷
却凍結させることで重合停止を行った。その後、ベンゼ
ン凍結乾燥、減圧乾燥を経て水溶性を有する共重合体を
回収した。
【0040】得られた共重合体に関しGPC測定を行っ
た結果、溶出曲線は二峰性であり、未反応モノマーも残
存していた。
【0041】(比較例1)反応容器中に、開始剤として
2,2′−アゾビス(イソブチロニトリル)(AIB
N)を0.03g秤量し、容器内をアルゴン置換した
後、蒸留ベンゼン5mLを加えて室温下でAIBNを溶
解させた。これに、ポリ(エチレングリコール)メチル
エーテルメタクリレートモノマー(PEGMEMA:n
=4.5、数平均分子量が約300)1×10−3mo
l、及びp−t−ブトキシスチレンモノマー(t−Bu
OSt)5×10−4mol(PEGMEMAが70m
ol%、t−BuOStが30mol%)を仕込み、6
0℃下で48時間、続いて70℃下で24時間攪拌し
た。重合開始72時間後、重合溶液を液体窒素で冷却凍
結させることで重合停止を行った。その後、ベンゼン凍
結乾燥、減圧乾燥を経て非水溶性共重合体を回収した。
【0042】得られた共重合体に関しGPC測定を行っ
た結果、数平均分子量5.6×10 g/mol、分子
量分布Mw/Mn=2.12であった。
【0043】(比較例2)反応容器中に、開始剤として
2,2′−アゾビス(イソブチロニトリル)(AIB
N)を0.03g秤量し、容器内をアルゴン置換した
後、蒸留ベンゼン5mLを加えて室温下でAIBNを溶
解させた。これに、ポリ(エチレングリコール)メチル
エーテルメタクリレートモノマー(PEGMEMA:n
=8.5、数平均分子量が約475)5×10−4mo
l、及びp−t−ブトキシスチレンモノマー(t−Bu
OSt)2×10−3mol(PEGMEMAが20m
ol%、t−BuOStが80mol%)を仕込み、6
0℃下で48時間、続いて70℃下で24時間攪拌し
た。重合開始72時間後、重合溶液を液体窒素で冷却凍
結させることで重合停止を行った。その後、ベンゼン凍
結乾燥、減圧乾燥を経て非水溶性共重合体を回収した。
【0044】得られた共重合体に関しGPC測定を行っ
た結果、数平均分子量4.0×10 g/mol、分子
量分布Mw/Mn=1.42であった。
【0045】(比較例3)反応容器中に、開始剤として
2,2′−アゾビス(イソブチロニトリル)(AIB
N)を0.01g秤量し、容器内をアルゴン置換した
後、蒸留ベンゼン5mLを加えて室温下でAIBNを溶
解させた。これに、ポリ(エチレングリコール)メチル
エーテルメタクリレートモノマー(PEGMEMA:n
=22.7、数平均分子量が約1100)9×10−5
mol、及びp−t−ブトキシスチレンモノマー(t−
BuOSt)4×10−4mol(PEGMEMAが2
0mol%、t−BuOStが80mol%)を仕込
み、60℃下で48時間、続いて70℃下で24時間攪
拌した。重合開始72時間後、重合溶液を液体窒素で冷
却凍結させることで重合停止を行った。その後、ベンゼ
ン凍結乾燥、減圧乾燥を経て非水溶性共重合体を回収し
た。
【0046】得られた共重合体に関しGPC測定を行っ
た結果、数平均分子量3.3×10 g/mol、分子
量分布Mw/Mn=1.30であった。
【0047】(試験例1)各実施例及び比較例の共重合
体を5%水溶液にし、溶解性を確認した。溶解したもの
を溶解性○、溶解しないものを溶解性×とした。結果は
表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】表に示す結果より、水溶性モノマーPEG
MEMAの側鎖のポリオキシエチレン基の長さが、5以
上あると、PEGMEMAのモル比が20mol%を越
えれば十分な水溶性を示すことが確認された(実施例2
〜4)。しかしながら、ポリオキシエチレン基の長さが
4.5であっても、PEGMEMAの組成比を80mo
l%程度にすれば水溶性が得られることがわかった。
【0050】また、PEGMEMAの側鎖長が8.5の
場合には、モル比にかかわらず、分子量が4000程度
の共重合体が得られることがわかった(実施例2〜4、
比較例2)。
【0051】さらに、実施例5のようにポリオキシエチ
レン基の長さが22.7と長いPEGMEMAを用いる
と、20モル%を越えて含有される場合には、水溶性を
示すが、未反応モノマーが残存しやすくなることがわか
った。これは側鎖の立体障害と考えられるので、側鎖の
ポリオキシエチレン基の長さは20程度までが好ましい
ことがわかった。
【0052】(実施例6)実施例3で合成したポリ(t
−ブトキシスチレン−co−ポリエチレングリコールメ
チルエーテルメタクリレート)1gを還流管付きの反応
容器に入れ、テトラヒドロフラン10mLでポリマーを
溶解させた。その後、6Nの塩酸1mLを加え、60℃
まで加熱し24時間撹拌した。
【0053】反応後、溶液を室温まで戻した後、24時
間、室温下での減圧乾燥を経て無色透明の粘稠体0.9
5gを得た。得られたポリ(p−ビニルフェノール)共
重合体も水溶性を示した。
【0054】得られたポリマーについてH−NMR測
定を行った結果、1.25ppm付近のt−ブトキシ基
に由来するシグナルが消失しており、脱保護率(フェノ
ール化率)は100%であった。さらに得られたポリマ
ーについてGPC測定を行った結果、数平均分子量2.
1×10g/mol、分子量分布Mw/Mn=1.7
3であることが確認できた。
【0055】(比較例4)実施例3で合成したポリ(t
−ブトキシスチレン−co−ポリエチレングリコールメ
チルエーテルメタクリレート)1gを還流管付きの反応
容器に入れ、テトラヒドロフラン10mLでポリマーを
溶解させた。その後、酢酸4mLを加え、60℃まで加
熱し24時間撹拌した。反応後、溶液を室温まで戻した
後、24時間、室温下での減圧乾燥を経て無色透明の粘
稠体0.9gを得た。得られた共重合体も水溶性を示し
た。
【0056】しかし、得られたポリマーについてH−
NMR測定を行った結果、1.25ppm付近のt−ブ
トキシ基に由来するシグナルが残存しており、脱保護率
(フェノール化率)は79.5%であった。
【0057】
【発明の効果】本発明のポリ(p−ビニルフェノール)
共重合体は、水溶性であり、使用性に優れている。加水
分解可能な保護基でフェノール性水酸基が修飾されたビ
ニルフェノールモノマーと、ポリオキシアルキレン鎖を
有する水溶性モノマーとを共重合し、脱保護するという
本発明の製造方法により、このような共重合体を非常に
簡便な工程で製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久光 一誠 神奈川県横浜市戸塚区上品濃12番13号 株 式会社ファンケル中央研究所内 (72)発明者 松熊 祥子 神奈川県横浜市戸塚区上品濃12番13号 株 式会社ファンケル中央研究所内 (72)発明者 宮本 達 神奈川県横浜市戸塚区上品濃12番13号 株 式会社ファンケル中央研究所内 Fターム(参考) 4J027 AC02 AC06 BA05 CB03 CC02 CD08 CD09 CD10 4J100 AB07P AL08Q BA03H BA04P BA05P BA05Q BA06P BA08Q CA04 CA31 DA01 DA04 DA38 FA03 HA08 HA61 JA01 JA03 JA38 JA50

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示されることを特徴
    とする水溶性ポリ(p−ビニルフェノール)共重合体。 【化1】 (但し、Rは水素又は炭素数1〜10の直鎖状炭化水
    素基又は炭素数3〜10の分岐状、環状炭化水素基又は
    炭素数6〜10の芳香環を含む炭化水素基を表す。R
    は水素又は炭素数1〜10の直鎖状炭化水素基又は炭素
    数3〜10の分岐状、環状炭化水素基又は炭素数6〜1
    0の芳香環を含む炭化水素基を表す。R は、−O−、
    −CO−、−COO−、−NH−、−NHCO−、−S
    −、−SO−、−SO−、又は炭素数1〜20の直鎖
    状炭化水素基又は炭素数3〜20の分岐状、環状炭化水
    素基又は炭素数6〜20の芳香環を含む炭化水素基を表
    し、炭化水素基の炭素炭素結合の少なくとも一部に、−
    O−、−CO−、−COO−、−NH−、−NHCO
    −、−S−、−SO−、−SO−を含んでいてもよ
    く、さらに、Rは存在しなくてもよい。Rは炭素数
    2〜10の直鎖または分岐したオキシアルキレン基、R
    は炭素数1〜10の直鎖状炭化水素基又は炭素数3〜
    10の分岐状、環状炭化水素基又は炭素数6〜10の芳
    香環を含む炭化水素基を表す。また、pは1〜50を表
    す。)
  2. 【請求項2】 下記一般式(2)で示されることを特徴
    とする請求項1記載の水溶性ポリ(p−ビニルフェノー
    ル)共重合体。 【化2】 (但し、Rは水素又は炭素数1〜10の直鎖状炭化水
    素基又は炭素数3〜10の分岐状、環状炭化水素基又は
    炭素数6〜10の芳香環を含む炭化水素基を表す。R
    は水素又は炭素数1〜10の直鎖状炭化水素基又は炭素
    数3〜10の分岐状、環状炭化水素基又は炭素数6〜1
    0の芳香環を含む炭化水素基を表す。R は炭素数2〜
    10の直鎖または分岐したオキシアルキレン基、R
    炭素数1〜10の直鎖状炭化水素基又は炭素数3〜10
    の分岐状、環状炭化水素基又は炭素数6〜10の芳香環
    を含む炭化水素基を表す。また、pは1〜50を表
    す。)
  3. 【請求項3】 ブロック又はグラフト重合体であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の水溶性ポリ(p−ビ
    ニルフェノール)共重合体。
  4. 【請求項4】 p−アルコキシスチレンと、下記一般式
    (3)に示す水溶性モノマーと、開始剤とを用いてラジ
    カル共重合し、脱保護して下記一般式(1)で示される
    水溶性ポリ(p−ビニルフェノール)を得ることを特徴
    とする水溶性ポリ(p−ビニルフェノール)共重合体の
    製造方法。 【化3】 (但し、Rは水素又は炭素数1〜10の直鎖状炭化水
    素基又は炭素数3〜10の分岐状、環状炭化水素基又は
    炭素数6〜10の芳香環を含む炭化水素基を表す。R
    は、−O−、−CO−、−COO−、−NH−、−NH
    CO−、−S−、−SO−、−SO−、又は炭素数1
    〜20の直鎖状炭化水素基又は炭素数3〜20の分岐
    状、環状炭化水素基又は炭素数6〜20の芳香環を含む
    炭化水素基を表し、炭化水素基の炭素炭素結合の少なく
    とも一部に、−O−、−CO−、−COO−、−NH
    −、−NHCO−、−S−、−SO−、−SO−を含
    んでいてもよく、さらに、Rは存在しなくてもよい。
    は炭素数2〜10の直鎖または分岐したオキシアル
    キレン基、Rは炭素数1〜10の直鎖状炭化水素基又
    は炭素数3〜10の分岐状、環状炭化水素基又は炭素数
    6〜10の芳香環を含む炭化水素基を表す。また、pは
    1〜50を表す。) 【化4】 (但し、Rは水素又は炭素数1〜10の直鎖状炭化水
    素基又は炭素数3〜10の分岐状、環状炭化水素基又は
    炭素数6〜10の芳香環を含む炭化水素基を表す。R
    は水素又は炭素数1〜10の直鎖状炭化水素基又は炭素
    数3〜10の分岐状、環状炭化水素基又は炭素数6〜1
    0の芳香環を含む炭化水素基を表す。R は、−O−、
    −CO−、−COO−、−NH−、−NHCO−、−S
    −、−SO−、−SO−、又は炭素数1〜20の直鎖
    状炭化水素基又は炭素数3〜20の分岐状、環状炭化水
    素基又は炭素数6〜20の芳香環を含む炭化水素基を表
    し、炭化水素基の炭素炭素結合の少なくとも一部に、−
    O−、−CO−、−COO−、−NH−、−NHCO
    −、−S−、−SO−、−SO−を含んでいてもよ
    く、さらに、Rは存在しなくてもよい。Rは炭素数
    2〜10の直鎖または分岐したオキシアルキレン基、R
    は炭素数1〜10の直鎖状炭化水素基又は炭素数3〜
    10の分岐状、環状炭化水素基又は炭素数6〜10の芳
    香環を含む炭化水素基を表す。また、pは1〜50を表
    す。)
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