JP2003137370A - 携帯用ポケットティッシュ容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】各家庭において放置されがちな携帯用ポケット
ティッシュ入れの整理整頓を容易にし、携帯用ポケット
ティッシュ入れの使い勝手のよさ，利便さを生かし、か
つティッシュを使用したらゴミ箱をさがすことなく直ち
に捨てるようにすることを可能にして衛生的である携帯
用ポケットティッシュ容器を提供する。 【解決手段】未使用ポケットティッシュ入れを収納する
未使用ポケットティッシュ入れ収納容器と、および使用
済ティッシュを収納する使用済ティッシュ収納容器とよ
りなる。未使用ポケットティッシュ入れ収納容器と使用
済ティッシュ収納容器とは、実質的に同一の高さおよび
横幅を有し、同一の高さに調整されて同一の横幅を有す
る双方の横面の一部または全面で一体化され、同一の平
面上にそれぞれ未使用ポケットティッシュ取り出し口部
および使用済ティッシュ入り口部が形成され、かつ前記
横面の他の横面のそれぞれに未使用ポケットティッシュ
入れ入り口部および使用済ティッシュ取り出し口部が形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用ポケットテ
ィッシュ容器（箱，ボックス，入れ物他）に関する。

【０００２】

【従来の技術】ポケットティッシュは、通常５〜２０枚
を１組として携帯用ポケットティッシュ入れ（袋でもあ
る）に入れられて封をされ、携帯用ポケットティッシュ
の表面の一部を簡単に破れるようにして取り出し口が形
成される。このようにポケットティッシュは携帯用ポケ
ットティッシュ入れに収納されており、携帯に便利であ
ることからその使い勝手よさが調法されて多くの人がポ
ケットに１つあるいは２つと所有している。

【０００３】このような携帯用ポケットティッシュ入れ
は、必需品として購入したり、店の景品等としていただ
いたりするが、時折ポケットから溢れて各家庭（事業所
を含めて）の引き出しの中、自動車の車内等に重ねら
れ、放置されることになる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前述したように、各家
庭の引き出しの中あるいは車内等には乱雑に携帯用ポケ
ットティッシュ入れが放置される。一つの容器に携帯用
ポケットティッシュ入れを収納しておく場合もある。こ
の場合にあっても１つ１つの携帯用ポケットティッシュ
入れは方向性を有せず、乱雑である場合が多く使い勝手
のよさが充分に発揮されているとは言い難い。更に問題
なのは、使用済のティッシュの処分に困ることである。
ティッシュを使用して回りにゴミ箱がないかさがすこと
がよくある。ゴミ箱がなければ、自分のポケットあるい
は化粧用バックに入れておくということがあって衛生的
とは言えない。

【０００５】本発明は、かかる点に鑑み、各家庭におい
て放置されがちな携帯用ポケットティッシュ入れの整理
整頓を容易にし、携帯用ポケットティッシュ入れの使い
勝手のよさ，利便さを生かし、かつティッシュを使用し
たらゴミ箱をさがすことなく直ちに捨てるようにするこ
とを可能にして衛生的である携帯用ポケットティッシュ
容器を提供することを目的とする。

【０００６】また、本発明は、携帯に便利な携帯用ポケ
ットティッシュ容器を提供する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、未使用ポケッ
トティッシュ入れを収納する未使用ポケットティッシュ
入れ収納容器と、および使用済ティッシュを収納する使
用済ティッシュ収納容器とよりなり、未使用ポケットテ
ィッシュ入れ収納容器と使用済ティッシュ収納容器と
は、実質的に同一の高さおよび横幅を有し、同一の高さ
に調整されて同一の横幅を有する双方の横面の一部また
は全面で一体化され、同一の平面上にそれぞれ未使用ポ
ケットティッシュ取り出し口部および使用済ティッシュ
入り口部が形成され、かつ前記横面の他の横面のそれぞ
れに未使用ポケットティッシュ入れ入り口部および使用
済ティッシュ取り出し口部が形成されることを特徴とす
る携帯用ポケットティッシュ容器を提供する。

【０００８】更に、本発明は、未使用ポケットティッシ
ュ入れを収納する未使用ポケットティッシュ入れ収納容
器と、および使用済ティッシュを収納する使用済ティッ
シュ収納容器とよりなり、未使用ポケットティッシュ入
れ収納容器と使用済ティッシュ収納容器とは、実質的に
同一の形状を有し、同一の高さに調整されて同一の横幅
を有する双方の横面の端部で回転可能に一体化されて、
回転すると折り重ねられ、同一の平面上にそれぞれ未使
用ポケットティッシュ取り出し口部および使用済ティッ
シュ入り口部が形成され、かつ前記横面の他の横面のそ
れぞれに未使用ポケットティッシュ入れ入り口部および
使用済ティッシュ取り出し口部が形成されることを特徴
とする携帯用ポケットティッシュ容器を提供する。

【０００９】折り重ねたときに、未使用ポケットティッ
シュ取り出し口部および使用済ティッシュ入り口部が重
ねられるようにすることができる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施例を図
面に基づいて説明する。図１ないし図４は実施例の構成
を示し、図１は上方から身た斜視図であり、図２は下方
から見た斜視図である。これらの図において、携帯用ポ
ケットティッシュ容器１は、未使用ポケットティッシュ
入れ収納容器２と使用済ティッシュ収納容器３とからな
り、未使用ポケットティッシュ入れ収納容器２は複数の
未使用ポケットティッシュ入れを収納し、使用済ティッ
シュ収納容器３は使用済ティッシュを収納する。図３に
示すように未使用ポケットティッシュ入れ４は未使用ポ
ケットティッシュ入れ収納容器２の中に並べられて（整
理）、すなわち破断想定口（ティッシュを取り出す時に
外皮の一部を破る口線）を上方にして規則正しく並べ
る。

【００１１】未使用ポケットティッシュ入れ収納容器２
と使用済ティッシュ収納容器３とは実質的に同一の形状
である４角状の箱状をなす。すなわち横面５，６他方の
横面１５，１６の横幅は実質的に同一であり、正面１
７，１８の正面幅も同じである。そして、双方の高さも
同一とされる。この例ではこのように２つの箱状をなす
両者（未使用ポケットティッシュ入れ収納容器２と使用
済ティッシュ収納容器３と）を同一形状としているが、
横面５，６の横幅および高さを実質的に同一とすれば、
必要に応じ、正面１７，１８の正面幅を同一としなくて
もよい。

【００１２】両者２，３は、同一の高さに調整されて同
一の横幅を有する双方の横面５，６の一部または全面に
て一体化、すなわち接続される。この例ではヒンジ９で
接続されている。ここで一体化とは接続する場合の他に
当初より一体化して製作する場合をも含む概念である。
この場合、横面は５または６のいずれかとなる。

【００１３】上面１９，２０、すなわち同一の平面上に
それぞれ未使用ティッシュ取り出し口部２１および使用
済ティッシュ入り口部２２が形成され、それぞれの破断
口３１，３２から未使用ティッシュが取り出され、また
使用済ティッシュが収納される。

【００１４】他の横面１５，１６にはそれぞれ未使用ポ
ケットティッシュ入れ入り口部２３，使用済ティッシュ
取り出し口部２４が設けられる。

【００１５】未使用ポケットティッシュ入れ入り口部２
３，使用済ティッシュ取り出し口部２４は、蓋構成とさ
れる。この蓋構成は、上面に長く、下面に短くされ、下
面の未使用ポケットティッシュ入れ収納容器２，使用済
ティッシュ収納容器３の本体部分への接続線２５，２６
で本体部分に回転可能に接続される。単一紙の一部を柔
らかにすることによって回転可能とすることができる。
従って、蓋構成の外形は、本体部分の外形よりやや大き
く構成する。開放した場合を点線で示す。

【００１６】図２において、使用済ティッシュ収納容器
３の下面２８にばね作用を有する把手３０を取り付けて
もよい。また、この把手は未使用ポケットティッシュ入
れ収納容器２の下面２７に取り付けてもよい。また、２
つ以上を取り付けてもよい。

【００１７】このように把手３０を取り付けることによ
って各家庭の特定の場所あるいは車内の特定の箇所への
設置が可能になる。

【００１８】以上のような構成にすることによって、テ
ィッシュを入れたポケットティッシュ入れを未使用ポケ
ットティッシュ入れ入り口部２３から未使用ポケットテ
ィッシュ入れ収納容器２に収納することができる。この
場合、ポケットティッシュ入れの破断想定口は上方に置
くのがよい。このようにすることによって破断口３１か
ら破断想定口を破断口にして容易に未使用ティッシュを
取り出すことができる。

【００１９】ティッシュを使用すると、使用済ティッシ
ュ収納容器３は一体化されて隣りにあるので、直ちに破
断口３２を介して使用済ティッシュ収納容器３に収納す
ることができる。そして、適当な時期に（例えば、車で
あれば停車したときに）使用済ティッシュ取り出し口部
２４である蓋をあけてゴミ箱等に使用済ティッシュを捨
てることができる。

【００２０】図４はヒンジ９によって折りたたんだ構成
を示す。このようにすることによって、双方の横面５，
６の端部で回転可能に一体化される。回転すると完全に
折り重ねられる。すなわち同一の平面上に全面的に重ね
られ、図に示すように、一つの４角形の箱状をなす。

【００２１】この例の場合、ヒンジ９を下側端に設けた
ので、折りたたんだ状態で使用済ティッシュを収納し、
かつ未使用ティッシュを取り出すことができる。

【００２２】ヒンジ９を上側端に設けると、折り重ねた
ときに、未使用ポケットティッシュ取り出し口部２１と
使用済ティッシュ入り口部２２とが重ねられ、密封状態
となるので持ち運びを衛生的に行うことができる。取り
外し可能にしてヒンジ９を上下側端双方に設けることも
できる。

【００２３】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、未使用ポ
ケットティッシュ入れを整理して１カ所に収納でき、し
かも使用したティッシュを直ちに一体化された使用済テ
ィッシュ収納容器に収納することができるから便利であ
る。

【００２４】このように、各家庭において放置されがち
な携帯用ポケットティッシュ入れの整理整頓を容易に
し、携帯用ポケットティッシュ入れの使い勝手のよさ，
利便さを生かし、かつティッシュを使用したらゴミ箱を
さがすことなく直ちに捨てることが可能であるから衛生
的な携帯用ポケットティッシュ容器を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の構成を示す斜視図。

【図２】図１の構成を下から見た斜視図。

【図３】未使用ポケットティッシュ入れの収納状態を示
す図。

【図４】折り重ねた状態を示す図。

【符号の説明】

１…携帯用ポケットティッシュ容器、２…未使用ポケッ
トティッシュ入れ収納容器、３…使用済ティッシュ収納
容器、５，６…横面、９…ヒンジ、１９，２０…上面、
２１…未使用ティッシュ取り出し口部、２２…使用済テ
ィッシュ入り口部、２３…未使用ポケットティッシュ入
れ入り口部、２４…使用済ティッシュ取り出し口部、３
０…把手。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】未使用ポケットティッシュ入れを収納する
   未使用ポケットティッシュ入れ収納容器と、および使用
   済ティッシュを収納する使用済ティッシュ収納容器とよ
   りなり、未使用ポケットティッシュ入れ収納容器と使用
   済ティッシュ収納容器とは、実質的に同一の高さおよび
   横幅を有し、同一の高さに調整されて同一の横幅を有す
   る双方の横面の一部または全面で一体化され、同一の平
   面上にそれぞれ未使用ポケットティッシュ取り出し口部
   および使用済ティッシュ入り口部が形成され、かつ前記
   横面の他の横面のそれぞれに未使用ポケットティッシュ
   入れ入り口部および使用済ティッシュ取り出し口部が形
   成されることを特徴とする携帯用ポケットティッシュ容
   器。
2. 【請求項２】未使用ポケットティッシュ入れを収納する
   未使用ポケットティッシュ入れ収納容器と、および使用
   済ティッシュを収納する使用済ティッシュ収納容器とよ
   りなり、未使用ポケットティッシュ入れ収納容器と使用
   済ティッシュ収納容器とは、実質的に同一の形状を有
   し、同一の高さに調整されて同一の横幅を有する双方の
   横面の端部で回転可能に一体化されて、回転すると折り
   重ねられ、同一の平面上にそれぞれ未使用ポケットティ
   ッシュ取り出し口部および使用済ティッシュ入り口部が
   形成され、かつ前記横面の他の横面のそれぞれに未使用
   ポケットティッシュ入れ入り口部および使用済ティッシ
   ュ取り出し口部が形成されることを特徴とする携帯用ポ
   ケットティッシュ容器。
3. 【請求項３】請求項２において、折り重ねたときに、未
   使用ポケットティッシュ取り出し口部および使用済ティ
   ッシュ入り口部が重ねられることを特徴とする携帯用ポ
   ケットティッシュ容器。