JP3003918U - 薄型用品収納体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は薄型用品収納体に関し、特に、全体
構成を見開き状に開閉自在とし、使用済の薄形用品を使
用済回収部に回収できるようにすることを目的とする。 【構成】 本考案による薄型用品収納体は、蝶番部(4)
を介して各収納部(1,5)とを開閉自在とし、各収納部(1,
5)の内側に各使用済回収部(10,20)を設けた構成であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、薄型用品収納体に関し、特に、全体構成を見開き状に開閉自在とし 、使用済の薄型用品（ティシュー、ハンカチ等）を使用済回収部に回収できるよ うにするための新規な改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、用いられていたこの種のティシュー等の収納体としては、一般に、次々 と取り出せるように積層したティシューを袋状の収納部内に収納し、使用後のテ ィシューは捨てるか又はハンドバッグや服のポケット内に入れて帰宅した後に捨 てるようにしていた。従って、薄型用品収納体には使用後のティシュー等を収納 する部分は形成されていなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の薄型用品収納体は、以上のように構成されていたため、次のような課題 が存在していた。 すなわち、薄型用品収納体には使用後の用品を収納する部分が形成されていな いため、使用後の用品をポケットやハンドバッグの中に収納しなければならず、 非衛生的であると共に、後で捨てる作業が煩わしいものであった。

【０００４】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、全体構 成を見開き状に開閉自在とし、使用済の薄型用品（ティシュー、ハンカチ等）を 使用済回収部に回収できるようにした薄型用品収納体を提供することを目的とす る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案による薄型用品収納体は、互いに蝶番部を介して開閉自在に形成された 袋状の第１収納部及び第２収納部と、前記第１、第２収納部の内側に形成された 袋状の第１、第２使用済回収部と、を備え、前記各収納部内のティシュー又はハ ンカチを使用後は前記各使用済回収部に回収するようにした構成である。

【０００６】 本考案による薄型用品収納体は、袋状に形成された収納部と、前記収納部に蝶 番部を介して開閉自在に設けられ袋状をなす使用済回収部と、を備え、前記収納 部内のティシュー又はハンカチを使用後は前記使用済回収部に回収するようにし た構成である。

【０００７】 さらに詳細には、前記収納部及び使用済回収部は、互いに一体状に接続されて いると共に複数の折り片により形成されている構成である。

【０００８】 さらに詳細には、前記収納部及び使用済回収部は、紙又はプラスチックよりな る構成である。

【０００９】 さらに詳細には、前記収納部に収納されたティシューは、１枚ずつ独立して積 層されている構成である。

【００１０】 さらに詳細には、前記使用済回収部は前記収納部に対して着脱自在とした構成 である。

【００１１】

【作用】

本考案による薄型用品収納体においては、請求項１の構成の場合、蝶番式の第 １、第２収納部の内側に第１、第２使用済回収部が形成されているため、各収納 部から取出した薄型用品を使用した後は、第１、第２使用済回収部に回収するこ とができ、衛生上も極めて好都合である。 また、請求項２の構成の場合、収納部と使用済回収部とが蝶番式に構成されて いるため、収納部から取出した薄型用品を使用した後は、使用済回収部に回収す ることができ、携帯性に秀れたものである。

【００１２】

【実施例】

以下、図面と共に本考案による薄型用品収納体の好適な実施例について詳細に 説明する。 図１及び図２は、第１実施例を示す展開図及び斜視図である。まず、図１にお いて符号１で示されるものは第１収納部であり、この第１収納部１は第１折り片 ２と第２折り片３が内方に折られていることにより袋状に構成され、この第１収 納部１の側部には、蝶番部４を介して第２収納部５が蝶番式に開閉自在に設けら れ、この第２収納部５は第３、第４折り片６，７によって袋状に構成されている 。

【００１３】 前記第１収納部１の辺部１ａには、第１使用済回収部１０を構成するための第 ５、第６、第７折り片１１，１２，１３及び第１蓋片１４が一体状に形成され、 これらの各折り片１１，１２，１３を折ることにより前記第１使用済回収部１０ が袋状に形成されている。

【００１４】 前記第２収納部５の辺部５ａには、第２使用済回収部２０を構成するための第 ８、第９、第１０折り片２１，２２，２３及び第２蓋片２４が一体状に形成され 、これらの各折り片２１，２２，２３を折ることにより前記第１使用済回収部２ ０が袋状に形成されている。なお、図１において点線部分は厚さ分を示しており 、Ａの分は収納部、Ｂの部分は使用済回収部を示している。

【００１５】 従って、図１に示す各収納部１，５は図２に示すように形成され、各使用済回 収部１０，２０は、前記各収納部１，５の内側（全体を折りたたんだ状態では内 側となる）に形成される。また、使用する場合には、各収納部１，５に、現在市 販のティシューよりも厚手のものを各々独立して四折りして積層状態で収納し、 使用後は、各使用済回収部１０，２０内に収納することができ、全体は例えば防 水性の紙又はプラスチックで形成することができる。

【００１６】 次に、図３、図４は、第２実施例を示している。すなわち、図３において符号 １Ａで示されるものは収納部であり、この収納部１Ａは第１１、第１２、第１３ 折り片３０，３１，３２が内方に折られていることにより袋状に構成され、この 収納部１Ａの側部には、蝶番部４を介して使用済回収部２０Ａが蝶番式に開閉自 在に設けられ、この使用済回収部２０Ａは第１４〜第１７折り片３３〜３６及び 蓋片３７が内方に折られていることにより袋状に構成されている。

【００１７】 前述の場合、第１３折り片３２の第１突片３２ａは第１折り片３０の第１スリ ット３０ａに挿入されて固定され、第１５折り片３４の第２突片３４ａは第１７ 折り片３６の第２スリット３６ａに挿入されて固定されることにより各々袋状に 形成されている。なお、図３において点線部分は厚さ分を示している。

【００１８】 図４は、前述の各折り片３０〜３６を内方へ折り、収納部１Ａと使用済回収部 ２０Ａを蝶番部４を介して見開き状とした状態を示しており、収納部１Ａ内に収 納されたティシュー又はハンカチを使用した後は、使用済回収部２０Ａ内に収納 することができる。なお、この使用済回収部２０Ａはこの蝶番部４に対して図示 しないチャック又はピン等により着脱自在とし、使用済回収部２０Ａが満配とな った場合に捨てて新しいものと交換するように構成できる。また、図３に示す構 成も、全体を防水性の紙又はプラスチックとすることもできる。

【００１９】 また、図５に示す構成は、他の実施例を示すもので、１対の使用済回収部２０ Ａ，２０Ａａを蝶番部４を介して見開き自在とした構成であり、図６の構成は、 使用済回収部２０Ａを安価に作成して取換え用として用いるものである。

【００２０】 また、図７に示す構成は、図４に示す構成の変形例である。また、図８に示す 構成は、図４の変形例で、使用済回収部２０Ａの形状が簡略化されている。 また、図９及び図１０で示すように図３の変形例とすることもでき、さらに、 前述のように蝶番部４を介して二つ折りに限らず、三つ折り以上とすることもで きる。また、薄型用品としては、ティシュー、ハンカチ、車ふき、女性用化粧紙 等を用いるものである。

【００２１】

【考案の効果】

本考案による薄型用品収納体は、以上のように構成されているため、次のよう な効果を得ることができる。 すなわち、収納部に連接して使用済回収部が設けられているため、使用後のテ ィシューやハンカチを同一体の中に収納することができ、ポケットやハンドバッ グの中に直接入れる必要がなくなり、衛生的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による第１実施例の薄型用品収納体を示
す展開図である。

【図２】図１の収納体の斜視図である。

【図３】第２実施例を示す展開図である。

【図４】図２の他の実施例を示す斜視図である。

【図５】図４の他の実施例を示す斜視図である。

【図６】使い捨ての収納部を示す斜視図である。

【図７】図５の他例を示す斜視図である。

【図８】図７の他例を示す斜視図である。

【図９】図３の他例を示す展開図である。

【図１０】図９を製品化した斜視図である。

【符号の説明】

１ 第１収納部 １Ａ 収納部 ４ 蝶番部 ５ 第２収納部 １０，２０ 第１、第２使用済回収部 ２０Ａ 使用済回収部 ２，３，１１，１２，１３，２１，２２，３１〜３６
折り片

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 互いに蝶番部(4)を介して開閉自在に形
   成された袋状の第１収納部(1)及び第２収納部(5)と、前
   記第１、第２収納部(1,5)の内側に形成された袋状の第
   １、第２使用済回収部(10,20)と、を備え、前記各収納
   部(1,5)内のティシュー又はハンカチを使用後は前記各
   使用済回収部(10,20)に回収するように構成したことを
   特徴とする薄型用品収納体。
2. 【請求項２】 袋状に形成された収納部(1A)と、前記収
   納部(1A)に蝶番部(4)を介して開閉自在に設けられ袋状
   をなす使用済回収部(20A)と、を備え、前記収納部(1A)
   内のティシュー又はハンカチを使用後は前記使用済回収
   部(20A)に回収するように構成したことを特徴とする薄
   型用品収納体。
3. 【請求項３】 前記収納部(1,5,1A)及び使用済回収部(1
   0,20,20A)は、互いに一体状に接続されていると共に複
   数の折り片(2,3,11,12,13,21,22,31〜36)により形成さ
   れていることを特徴とする請求項１又は２記載の薄型用
   品収納体。
4. 【請求項４】 前記収納部(1,5,1A)及び使用済回収部(1
   0,20,20A)は、紙又はプラスチックで構成されているこ
   とを特徴とする請求項１ないし３の何れかに記載の薄型
   用品収納体。
5. 【請求項５】 前記収納部(1,5,1A)に収納されたティシ
   ューは、１枚ずつ独立して積層されていることを特徴と
   する請求項１ないし４の何れかに記載の薄型用品収納
   体。
6. 【請求項６】 前記使用済回収部(20A)は前記収納部(1
   A)に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする
   請求項２記載の薄型用品収納体。