JP3074169U - スキーウェアにおけるポケットシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 沢山の小物をポケットに収納するに際して嵩
張ることなくスマートに収納することができる新規構造
のスキーウェアを提供する。 【構成】 本考案に係るスキーウェアにおけるポケット
システムは、スキーウェア１のポケット３に大きく二つ
折りにした構造にし、財布５、小銭入れ１１、コンパク
ト等の化粧品等入れ１３、ティッシュ入れ１６、ハンカ
チ収容部１７、サングラス・携帯電話入れ等の小物入れ
部１８を配列した収納システム５を収容又は取り付けし
たことを要旨とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はポケットに種々の収納機能を備えた収納システムを備えたスキーウェ アにおけるポケットシステムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

女性がポケットを利用する場合、ハンカチやティッシュばかりでなく、簡易バ ンソウコウやサングラス、それに生理用品などの嵩張るものが沢山あるため通常 は、ポーチやバッグに入れて持ち運んでおり、従って、これらの荷を持たず身軽 にスキー等に出かけることはなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

女性の持つバッグやポーチを覗くと、ＵＶ効果のあるリップクリームやメーク 用品、また、小さなミラーやハンカチ、ティッシュ、それに生理用品等種々の物 が入っており、それらをポケットに収納しようとすると嵩張ってポケットが膨ら み、衣服及び着用者のスタイルを阻害する等の問題を有していた。

【０００４】 本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、沢山の小物をポケットに収納する に際して嵩張ることなくスマートに収納することができる新規構造のスキーウェ アにおけるポケットシステムを提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決する手段】

本考案に係るスキーウェアにおけるポケットシステムは、スキーウェアのポケ ットに、大きく二つ折りにした構造にして、財布、小銭入れ、コンパクト等の化 粧品等入れ、ティッシュ入れ、ハンカチ収容部、サングラス・携帯電話入れ等の 小物入れ部を配列した収納システムを収容したことを要旨とするものである。

【０００６】 該スキーウェアは上着の両ポケットに大きく二つ折りにした構造にして、その 両方に収納システムを収容するか、或いは、前身頃正面にカンガルー型のポケッ トを構成するか、又は、前身頃の見返しにポケットを構成して、そのポケットに 、大きく二つ折りにした構造になっており、財布、小銭入れ、コンパクト等の化 粧品等入れ、ティッシュ入れ、ハンカチ収容部、サングラス・携帯電話入れ等の 小物入れ部を配列した各収納システム、を収容したことを要旨とするものである 。

【０００７】 また、該各収納システムの一面を、スキーウェアのポケット内布に縫着又は面 状ファスナーによって着脱自在に構成せしめることもまたその要旨とする。

【０００８】 尚、前身頃の見返しにポケットを構成する場合は、該ポケットを二つ折りでな く、即ち完全開放せず半開き状態になるように二辺を縫着してしまうこと、も要 旨とする。更に、この場合に、一面中の二辺をスキーウェア自体の内布に縫着し 残る上方辺及び側部の一辺をファスナーにて開閉自在とすることも要旨とする。

【０００９】 更に、スキーウェアの上着の袖口にタブを構成し、該タブの少なくとも一方が パスケース等の収納部分であり、一端を面状ファスナーにより着脱自在に構成し たことを特徴とすることも要旨とする。

【００１０】 又、スキーウェアのポケットに、大きく二つ折りにした構造にして、小物入れ 部を配列した収納システムの一辺を縫着すると共に、一隅にゴム等の弾性体の引 環を取り付け完全開放しないように構成したことを特徴とすることをもまた要旨 とするものである。

【００１１】

【考案の実施の形態及び実施例】

以下、本考案の好ましい実施の形態について、その実施例として説明する。 第１図は、好ましい実施例を示すものであり、符号１はスキーウェアであり、 防寒用ポンチョスタイルになっておりフードを有している。二つの前身頃２、２ にはそれぞれ蓋付きのポケット３、４が構成され、該ポケット３、４には収納シ ステム５，６がそれぞれ収納される。

【００１２】 一方の収納システム５は、大きく二つ折りにした構造になり一辺を縫着７する と共に一隅にはゴムなどの弾性体の引環８が取り付けられ完全に開放しないよう になっている。二つ折りの一方はファスナー１０で開閉する財布９が形成され、 内面に小銭入れ１１が構成される。もう一方はメッシュ１２になり、コンパクト 等の化粧品等入れ１３が構成される。

【００１３】 他方のポケット４に収容される収納システム６も大きく二つ折りになった構造 になり一辺を縫着１４した構造になっている。そして一隅には前記と同様に弾性 体の引環１５が取り付けられ完全に開放しない構造になっている。二つ折りの一 方はティッシュ入れ１６になっており、また基部側にはハンカチ収容部１７が構 成される。もう一方はサングラス・携帯電話入れ１８になっており、他にはカー ド入れ１９、２０が構成される。

【００１４】 次に符号２１は袖口に構成したタブであり、該タブ２１の少なくとも一方はパ スケース２２なっており、一端を所謂ベルクロと称する面状ファスナー２３で着 脱する構成になる。

【００１５】 上記構成になる好ましい実施の態様では、収容システム５、６の財布９、小銭 入れ１１、化粧品等入れ１３，或はティッシュ入れ１６、ハンカチ収容部１７、 サングラス・携帯電話入れ１８、またはカード入れ１９、２０に所定の品々を入 れてポケット３，４に収容する。

【００１６】 また袖口のタブ２１に構成されたパスケース２２にはスキーの回数券のような パスを収容してなる。

【００１７】 上記構成によれば種々の収容物が重なることなくポケット３，４に収容される ため嵩張らず、衣服及び着用者のシルエットを損なうことがない。

【００１８】 次に、本考案の他の実施例を図面に従って説明する。 ［実施例２］ 図２は第２の実施例を示すものである。符号３０はスキーウェアであり、頭か らすっぽり被る防寒用ポンチョスタイルになっておりフード３１を有している。 前身頃３２の正面にカンガルースタイルで構成した蓋付きのポケット３３には収 納システム３４が収納される。

【００１９】 該収納システム３４は、大きく二つ折りにした構造になり一辺を縫着３５する と共に一隅にはゴムなどの弾性体の引環３６が取り付けられ完全に開放しないよ うになっている。二つ折りの一方はファスナー３７で開閉する財布３８が形成さ れ、また一部はメッシュ３９になり、コンパクト等の化粧品等入れ４０が構成さ れる。更にサングラス・携帯電話入れ４１が構成してある。

【００２０】 二つ折りの他方の上部側はティッシュ入れ４２になっており、また基部側には ハンカチ収容部４３が構成される。 次に符号４４は袖口に構成したタブであり、該タブ４４の少なくとも一方はパ スケース４５なっており、一端を所謂ベルクロと称する面状ファスナー４６で着 脱する構成になる。

【００２１】 ［実施例３］ 図３は第３の実施例を示すものである。符号５０はベストスタイルのスキーウ ェアであり、収納システム５１を収容するポケット５２が前身頃の内側に構成さ れ、また他方には一般のポケット５３も構成される。

【００２２】 上記収納システム５１は、大きく二つ折りにした構造、又は、半開きにした構 造になり一辺を縫着５４ａ、又は、二辺を縫着５４ａ及び５４ｂすると共に、縫 着５４ａに隣接する上方一辺にはベルクロと称する面状ファスナー５５、５６が 取り付けられており、着脱自在になっている。二つ折り又は半開きの一方は一部 がメッシュになった財布５７が形成され、またサングラス・携帯電話入れ５８が 構成されている。

【００２３】 二つ折り又は半開きの他方は半分がティッシュ入れ５９になっており、また下 方側はメッシュ６０になり、コンパクト等の化粧品等入れ６１として構成される 。

【００２４】 尚、この半開きの実施例の場合、二辺が縫着５４ａ，５４ｂされているので完 全に開放することはなく、従って、他の実施例のような弾性体の引環（８，１５ ，３６）は必要としない。 又、この場合には、縫着されない二つの辺の中、上辺に隣接する他の一側辺をフ ァスナーにより開閉する機構とすることもできる。 更に図示はしないが、この半開き例の場合、一面四辺全部及び、他の一面即ち着 用時身体側の一面中の下辺及び一側辺の二辺をスキーウェア５０を構成する内布 自体に直接縫着し、残る上方辺及び側辺一辺をファスナーにより開閉自在とする こともまた可能である。

【００２５】

【考案の効果】

上記構成になるスキーウェアにおけるポケットシステムは、ポケットに収容す る収納システムに種々の収納物を重なることなく収容することができるため、ポ ケットの中で嵩張ることがなく衣服及び着用者のシルエットを損なうことがない 。即ち衣服及び着用者のシルエットを保持してデザイン性を重視することができ るため、特に女性のスキーウェアとして有用であり、本考案実施後の実用的効果 は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】考案の実施例１を示すスキーウェアの正面図
（ａ）と背面図（ｂ）、及び収納システムの斜視図
（ｃ）である。

【図２】実施例２を示すスキーウェアの正面図（ａ）と
背面図（ｂ）、及び収納システムの斜視図（ｃ）であ
る。

【図３】実施例３を示す前を開いたスキーウェアの正面
図（ａ）と収納システムの斜視図（ｂ）である。（尚、
二辺を縫着する例においては、下辺縫着部は説明便宜の
ため縫着前の状態となっている。）

【符号の説明】

１、３０、５０ スキーウェア ２、３２ 前身頃 ３、４、３３、５２ ポケット ５、６、３４、５１ 収納システム ７、１４、３５、５４ａ、５４ｂ 縫着 ８、１５、３６ 引環 ９、５７ 財布 １０、３７ ファスナー １１ 小銭入れ １２ メッシュ １３、４０、６１ 化粧品等入れ １６、４２ ティッシュ入れ １７、４３ ハンカチ収容部 １８、４１、５８ サングラス・携帯電話入れ １９、２０ カード入れ ２１、４４ タブ ２２、４５ パスケース ２３、４６、５５、５６ 面状ファスナー

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 スキーウェアのポケットに、大きく二つ
   折りにした構造にして、財布、小銭入れ、コンパクト等
   の化粧品等入れ、ティッシュ入れ、ハンカチ収容部、サ
   ングラス・携帯電話入れ等の小物入れ部を配列した収納
   システム、を収容したことを特徴とするスキーウェアに
   おけるポケットシステム。
2. 【請求項２】 スキーウェアの上着の両ポケットに、大
   きく二つ折りにした構造にして、一方のポケットに財
   布、小銭入れ、コンパクト等の化粧品等入れ、他方のポ
   ケットにティッシュ入れ、ハンカチ収容部、サングラス
   ・携帯電話入れ等の小物入れ部を配列した各収納システ
   ム、を収容したことを特徴とするスキーウェアにおける
   ポケットシステム。
3. 【請求項３】スキーウェアの上着のポケットが前身頃の
   見返しに構成したポケットであり、該ポケットに、大き
   く二つ折りにした構造にして、財布、小銭入れ、コンパ
   クト等の化粧品等入れ、ティッシュ入れ、ハンカチ収容
   部、サングラス・携帯電話入れ等の小物入れ部を配列し
   た各収納システム、を収容したことを特徴とするスキー
   ウェアにおけるポケットシステム。
4. 【請求項４】スキーウェアの上着のポケットが前身頃の
   見返しに構成したポケットであり、該ポケットの二辺を
   縫着して完全開放しないよう半開きにした構造にして、
   財布、小銭入れ、コンパクト等の化粧品等入れ、ティッ
   シュ入れ、ハンカチ収容部、サングラス・携帯電話入れ
   等の小物入れ部を配列した各収納システム、を収容した
   ことを特徴とするスキーウェアにおけるポケットシステ
   ム。
5. 【請求項５】スキーウェアの上着のポケットが前身頃の
   見返しに構成したポケットであり、該ポケットの二辺を
   縫着して完全開放しないよう半開きにした構造におい
   て、着用時身体側となる一面中の、下部辺及び側部辺の
   一辺、をスキーウェアを構成する内布に直接縫着し、残
   る上方辺及び側部の一辺をファスナーにより開閉自在と
   したことを特徴とする請求項4記載のスキーウェアにお
   けるポケットシステム。
6. 【請求項６】スキーウェア乃至スキーウェアの上着のポ
   ケットを構成する内布に、各収納システムの一面を縫
   着、又は、面状ファスナーにて着脱自在に構成したこと
   を特徴とする請求項1乃至４記載のスキーウェアにおけ
   るポケットシステム。
7. 【請求項７】スキーウェアの上着の袖口にタブを構成
   し、該タブの少なくとも一方がパスケース等の収納部分
   であり、一端を面状ファスナーにより着脱自在に構成し
   たことを特徴とする請求項1乃至6記載のスキーウェアに
   おけるポケットシステム。
8. 【請求項８】スキーウェアのポケットに、大きく二つ折
   りにした構造にして、小物入れ部を配列した収納システ
   ムの一辺を縫着すると共に、一隅にゴム等の弾性体の引
   環を取り付け完全開放しないように構成したことを特徴
   とする請求項1乃至3記載のスキーウェアにおけるポケッ
   トシステム。