JP2003137239A - 転写印刷装置 - Google Patents

転写印刷装置

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JP2003137239A JP2001332657A JP2001332657A JP2003137239A JP 2003137239 A JP2003137239 A JP 2003137239A JP 2001332657 A JP2001332657 A JP 2001332657A JP 2001332657 A JP2001332657 A JP 2001332657A JP 2003137239 A JP2003137239 A JP 2003137239A
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Kenji Koshiishi
謙二 輿石
Motoki Toyama
元樹 遠山
Katsuji Kobayashi
勝司 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 引出し方式の作業フレーム20,30を上下二段
にホットプレート40の下方に組み込むことにより、改善
された作業環境で作業効率,熱効率よく被印刷物Mに転
写模様を付与する。 【構成】 機枠10から引き出した下段作業フレーム20の
ゴムシート21上に転写シートS,被印刷物Mを重ね合わせ
て配置する印刷準備の間に、上段作業フレーム30に同様
に重合せ配置された転写シートS,被印刷物Mをホットプ
レート40で加熱する。加熱により転写シートSから被印
刷物Mに昇華性染料が移行し、所定の印刷模様が被印刷
物Mに付与される。転写印刷終了後、機枠10から上段作
業フレーム30を引き出し、代わりに下段作業フレーム20
を挿し込んで同様に転写印刷する。転写印刷の断続的な
繰返しが可能なため待ち時間が大幅に少なくなり作業効
率が向上すると共に、ホットプレート40が大気に開放さ
れないので熱効率も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇華性染料で転写シー
トに付した印刷模様を塗装金属板,塗装タイル,織物,
塗装ガラス板,塗装セラミックボード,塗装石膏ボー
ド,樹脂成形体等の被印刷物に転写印刷する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】昇華性染料を含む着色組成物で印刷模様
を付した転写シートを被印刷物に密着させて加熱する
と、被印刷物の表面樹脂層に昇華性染料が浸透し、所定
パターンで被印刷物が転写印刷される。昇華性染料を用
いた意匠の付与は、繊維ではすでに実用化されており、
樹脂成形体,フィルム,塗装セラミックボード,塗装金
属板にも応用・展開が検討されている。所定の印刷模様
を均一にムラなく被印刷物に転写するためには、被印刷
物に転写シートを均一に密着させることが必要である。
被印刷物と転写シートの間に一部でも空気が残留してい
ると、被印刷物から転写シートが浮き上がり、被印刷物
に昇華性染料が十分に移行せず、その部分の濃度が低下
する。転写シートの浮上りは、転写シートに含まれてい
た水分が水蒸気となって逃げ場がなく被印刷物と転写シ
ートの間に滞留する場合にも発生する。
【0003】本発明者等は、真空吸引で被印刷物に転写
シートを密着させることにより、転写シートの浮上りに
起因した印刷不良を解消した転写印刷装置を特開200
0−325849号公報で紹介した。この転写印刷装置
は、作業台1に中蓋2,外蓋3を開閉可能に取り付け、
作業台1の底板4上に断熱材5を配置し、中蓋2にゴム
シート6,布7を貼り付けている(図1)。被印刷物及
び転写シートを断熱材5と布7との間に挟み、中蓋2,
外蓋3を閉じた後、真空ポンプ8で内部空間を減圧する
と、真空吸引力で被印刷物に転写シートが均一に密着
し、転写シートの浮上りが防止される。熱源9をオンし
密着状態にある転写シートを加熱すると、転写シートに
塗布されている昇華性染料が被印刷物表面の樹脂層に浸
透し、所定の印刷模様が被印刷物に付与される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】作業台1の奥側に枢軸
を取って中蓋2,外蓋3を揺動可能にした転写印刷装置
(図1)では、中蓋2,外蓋3を開いて底板4に被印刷
物,転写シートを配置する際、作業者の上半身が熱源9
からの輻射熱に曝され、作業環境の良いものとはいえな
い。また、底板4上の所定位置に被印刷物,転写シート
を配置させる作業を作業台1の手前側で行う必要性か
ら、取り扱い可能な被印刷物のサイズに制約が加わる。
更には、熱源9を組み込んだ外蓋3を開閉するたびに熱
が周囲に放散するため、転写印刷に必要な熱の消費効率
が悪い。しかも、真空吸引で転写シートが被印刷物に密
着して加熱されている間、次回転写を準備できないため
作業効率も低い。このようなことから、転写印刷装置の
普及を図る上では、大型被印刷物に対する転写印刷を可
能とし、熱効率,作業効率,作業環境を改善する必要が
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解消すべく案出されたものであり、上下二段の作業
フレームを引出し式に組み込むことにより、ホットプレ
ートの開放を少なくして熱効率を向上させると共に、大
型被印刷物に対する転写印刷を可能とし、作業効率,作
業環境も改善された転写印刷装置を提供することを目的
とする。
【0006】本発明の転写印刷装置は、その目的を達成
するため、左右の側板から手前側に突出し、内側軌条,
外側軌条が形成された左右一対の案内レールをもつ機枠
と、ゴムシートを取り囲むフレームの左右縁辺の底面に
設けられたスライドベアリングが案内レールの内側軌条
上を転動する水平方向に配置された下段作業フレーム
と、ゴムシートを取り囲むフレームの左右縁辺の底面に
設けられたスライドベアリングが案内レールの外側軌条
上を転動し、下段作業フレームを跨いで配置された下段
作業フレームと、収納位置にある下段作業フレーム又は
上段作業フレームに対向して気密接触するヒータパネル
の内側に熱源を内蔵した昇降可能なホットプレートと、
ヒータパネルを貫通してヒータパネルとゴムシートとの
間に真空排気管を臨ませ、下段作業フレーム又は上段作
業フレームをヒータパネルに気密接触させたときに生じ
る密閉空間を真空排気する真空排気系とを備え、下段作
業フレーム,上段作業フレームの何れか一方を機枠に挿
し込み、ゴムシートの上に重ね合わせて配置されている
転写シート,被印刷物を加熱することにより転写シート
の昇華性染料を被印刷物に昇華転写することを特徴とす
る。
【0007】下段作業フレーム,上段作業フレームの引
出し位置及び収納位置は、案内レール上に設けた隆起部
や突出部等で規制できる。また、収納位置を正確に検出
するため、下段作業フレーム,上段作業フレームの手前
方端部又は背面側端部を検出する位置検出センサを案内
レール上に設けてもよい。該位置検出センサからの検出
信号は、ホットプレートの昇降機構,熱源,真空排気系
の駆動制御に利用できる。
【0008】
【実施の形態】本発明に従った転写印刷装置は、たとえ
ば図2の全体斜視図に示すように、機枠10に下段作業
フレーム20及び上段作業フレーム30を引出し式可能
に水平配置している。収納状態にある作業フレーム2
0,30の上方に、ホットプレート40が配置される。
機枠10は、下段作業フレーム20,上段作業フレーム
30の側面を覆う側板11R,11Lを備えており、案
内レール12R,12Lが前方に突出している。案内レ
ール12R,12Lの前方端部は、支柱13R,13L
で下方から支持されている。転写印刷装置のサイズにも
よるが、間口の大きな転写印刷装置では必要に応じて左
右の支柱13R,13Lの間に単数又は複数の補強支柱
を設けても良い。
【0009】案内レール12R,12Lには、下段作業
フレーム20を走行させるための軌条14inが内側に、
上段作業フレーム30の双方を走行させるための軌条1
4outが外側に設けられている。案内レール12R,1
2Lの前方端面にストッパ15R、15Lが固着されて
おり、下段作業フレーム20,上段作業フレーム30が
手前側に引き抜かれることを防止している。下段作業フ
レーム20は、ゴムシート21を矩形状のフレーム22
で取り囲んでいる。フレーム22の両側に突出する縁辺
23R,23Lの底面に案内レール12R,12Lの内
側軌条14inを転動するスライドベアリング24R,2
4Lが設けられ、フレーム22の両側辺上面にシールゴ
ム25(図6)が貼り付けられている。また、フレーム
22の手前側面に、下段作業フレーム20の引出し作業
を容易にするハンドル26が固着されている。
【0010】フレーム22の縁辺23R,23Lは逆L
型になっており、側面に固着されたブラケット27(図
6)と上部水平部との間にゴムシート21及び支持ネッ
ト28を挟み込み、ボルト,ビス,リベット等の固着具
29でゴムシート21,支持ネット28を固定してい
る。ゴムシート21には、シリコーンゴム,フッ素ゴ
ム,ブチルゴム,ネオプレンゴム等の軟質弾性体を使用
できるが、150℃以上の温度で昇華転写を断続的に繰
り返す使用形態を考慮すると耐熱性に優れたシリコーン
ゴムやフッ素ゴムが好ましい。また、ゴムシート21の
上に、必要に応じて断熱クッション材21aが積層して
も良い。
【0011】上段作業フレーム30も、下段作業フレー
ム20と同様にゴムシート31(図6)を矩形状のフレ
ーム32で取り囲み、フレーム32の両側に縁辺33
R、33Lを突出させている。縁辺33R,33Lは、
下段作業フレーム20を跨った状態で上段作業フレーム
30が水平配置されることから、作業フレーム20,3
0の厚みを考慮した高さに設計されており、案内レール
12R,12Lの外側軌条14outを転動するスライド
ベアリング34R,34Lが底面に設けられ、上面にシ
ールゴム35が貼り付けられている。フレーム32の手
前側面にも、上段作業フレーム30の引出し作業を容易
にするハンドル36が固着されている。ゴムシート31
も、下段作業フレーム20のゴムシート21と同様に、
支持ネット38で下方から支持され、固着具39でフレ
ーム32の縁辺33R,33Lに固定されている。
【0012】収納状態にある作業フレーム20,30の
上方には、ホットプレート40が昇降可能に設けられて
いる。ホットプレート40は熱源41を内蔵し、作業フ
レーム20,30に対向する面にヒータパネル42が設
けられている(図3)。ヒータパネル42はホットプレ
ート40の間口方向両側に突出しており、突出部43
R,43Lに昇降機構50の密着用エアシリンダ51
R,51Lのピストンロッドが固着されている。また、
熱源41からの熱をヒータパネル42に指向させるた
め、ホットプレート40の上方内面が断熱材45でライ
ニングされている。熱源41は、ヒータパネル42のサ
イズに応じて所定の領域にブロック化されており、各ブ
ロックごとに温度検出センサを備えている。温度検出セ
ンサからの検出値をヒータコントロールボックス44に
出力し、ヒータコントロールボックス44からの指令で
各ブロックの熱源41をオン・オフすることにより、所
定温度分布でヒータパネル42が加熱される。
【0013】密着用エアシリンダ51R,51Lは、側
板11R,11Lに取り付けたブラケット52R,52
Lを介して側板11R,11Lに固定される。制御コン
トロールボックス53からの指令で密着用エアシリンダ
51R,51Lを駆動しピストンロッドを伸長させる
と、ヒータパネル42が下方に平行移動して作業フレー
ム20,30のフレーム22,32に押し当てられる。
このとき、ヒータパネル42とフレーム22,32との
間にシールゴム25,35が介在するため、フレーム2
2,32にヒータパネル42の縁部42aが気密接触
し、密閉空間V(図7)が形成される。ヒータパネル4
2には、更に真空排気系60の真空排気管61R,61
Lが真空継手62R,62Lを介して接続されている。
真空排気管61R,61Lは、適宜の真空源に接続され
ており、制御コントロールボックス53からの指令に従
って作業フレーム20,30とヒータパネル42との間
を真空吸引する。真空排気管61R,61Lの設置個数
は、作業フレーム20,30とヒータパネル42との間
隙が均一に真空吸引されるように作業フレーム20,3
0のサイズに応じて適宜変更する。
【0014】図4では、上段作業フレーム30を引き出
し、下段作業フレーム20が収納状態にある。図5で
は、下段作業フレーム20を引き出し、上段作業フレー
ム30が収納状態にある。作業フレーム20,30の収
納位置は、適宜の位置検出センサによって案内レール1
2R,12Lに対して位置決めされる。たとえば、縁辺
23R,23L又は縁辺33R,33Lの手前側底面に
発光素子を、案内レール12R,12Lの所定位置上面
に受光素子を取り付け、発光素子からの光を受光素子で
検出することにより、作業フレーム20,30の収納位
置が定まる。或いは、作業フレーム20,30の前方部
又は後方部を検出する位置検出センサを案内レール12
R,12L上の所定位置に設けても良い。位置検出セン
サからの検出信号は、ヒータコントロールボックス4
4,昇降機構50,真空排気系60に出力され、それぞ
れの機構を駆動又は駆動停止することに利用される。引
き出された作業フレーム20,30は、抜落ち防止用の
ストッパ15R、15Lでも位置規制できるが、案内レ
ール12R,12Lの手前側上面に設けた隆起部(図示
せず)によって位置決めすることが好ましい。
【0015】本発明に従った転写印刷装置では、上下2
段の作業フレーム20,30を備えているため、一方の
作業フレーム20又は30を印刷転写に、他方の作業フ
レーム30又は20を次回の印刷転写に使用できる。す
なわち、作業フレーム20又は30を印刷転写に使用し
ている間に、他方の作業フレーム30又は20のゴムシ
ート21,21上で次回転写作業を準備できる。転写印
刷作業に際しては、下段作業フレーム20又は上段作業
フレーム30の何れか一方を引き出す。以下の説明で
は、上段作業フレーム30を引き出し、下段作業フレー
ム20を用いて転写印刷している場合(図4)を説明す
る。
【0016】機枠10から所定位置に引き出された上段
作業フレーム30のゴムシート31上に、或いは断熱ク
ッション材31を介してゴムシート31の上に転写シー
トS及び被印刷物Mを配置する。このとき、所定の印刷
パターンで昇華性染料を塗布した模様面S1が被印刷物
Mに対向するように重ね合わせる。転写シートS及び被
印刷物Mの間に相対的なズレが生じないように、転写シ
ートS及び被印刷物Mを相互に固定する。場合によって
は、被印刷物Mに薄紙を被せ、被印刷物Mとヒータパネ
ル42との直接接触を防止する。
【0017】熱伝導性の良好な塗装金属板を被印刷物M
に使用する場合、被印刷物Mを介して転写シートSを加
熱できることから、ゴムシート21の上に転写シート
S,被印刷物Mの順に配置することができる。熱伝導性
の低い樹脂成形体,塗装セラミックボード,塗装石膏ボ
ード等を被印刷物Mに使用する場合には、ヒータパネル
42から転写シートSへの熱伝達を考慮して被印刷物M
の上に転写シートSを重ね合わせる。必要に応じて、転
写シートSとゴムシート21又はヒータパネル42との
間に昇華性染料移行防止用シートを挟み、模様面S1の
反対側から昇華性染料が抜けることを防止する。
【0018】他方の下段作業フレーム20では、このよ
うに転写シートS及び被印刷物Mを重ね合わせてゴムシ
ート21上に配置しており、機枠10内の所定位置に収
容されている。ゴムシート21に向けてホットプレート
40を下降させると、ヒータパネル42の縁部42aが
シールゴム25を介してフレーム22の上面に気密接触
し、転写シートS,被印刷物Mが密閉空間Vに保持され
る。次いで、真空排気系60を駆動し、真空排気管61
R,61Lを介して密閉空間Vを真空排気する。密閉空
間Vの減圧に伴い、ゴムシート21が弾性変形しヒータ
パネル42側に吸着される。ゴムシート21の弾性変形
により、転写シートS,被印刷物Mは密着状態でヒータ
パネル42に押し付けられる。
【0019】密閉空間Vの雰囲気圧を適宜の圧力計で測
定し、密閉空間Vが所定レベルまでに減圧されたとき、
圧力検出値を制御信号として圧力計からヒータコントロ
ールボックス44に出力する。ヒータコントロールボッ
クス44では、制御信号に従って熱源41に通電し、ヒ
ータパネル42を介して転写シートS,被印刷物Mを加
熱する。その結果、模様面S1から昇華性染料が昇華
し、被印刷物Mに移行する。表面に樹脂塗膜をもつ塗装
金属板,塗装セラミックボード,塗装石膏ボード等を被
印刷物Mに使用する場合、樹脂塗膜に昇華性染料が浸透
し、染料染着層が形成される。染着性の良好な織物,樹
脂成形体等を被印刷物Mに使用する場合、織物,樹脂成
形体等が昇華性染料で直接染着される。昇華性染料の昇
華転写によって、模様面S1が被印刷物Mに移し取ら
れ、所定パターンの印刷模様が被印刷物Mに付与され
る。
【0020】転写印刷終了後、熱源41,真空排気系6
0をオフし、転写シートS,被印刷物Mが所定温度まで
冷却した段階でホットプレート40を上昇させる。次い
で、所定の位置関係で転写シートS,被印刷物Mをゴム
シート31上に配置した上段作業フレーム30を機枠1
0に押し込み、転写印刷終了後の下段作業フレーム20
を機枠10から引き出す。そして、前回の転写印刷時と
同様に昇降機構50を駆動させ、転写シートS,被印刷
物Mを密閉空間Vに保持する。その後、真空排気系60
で密閉空間Vを減圧した後、ヒータパネル42を介して
転写シートS,被印刷物Mを加熱し、被印刷物Mを転写
印刷する。
【0021】このように、引出し方式で作業フレーム2
0,30を上下二段に設けていることから、一方の作業
フレーム30で転写印刷の準備を進めながら、機枠10
に収納している他方の作業フレーム20で被印刷物Mを
転写印刷できる。そのため、従来の転写印刷装置(図
1)のような転写印刷の準備のための待ち時間がなく、
効率よく転写印刷作業を進めることができる。また、作
業フレーム20,30を機枠10に交互に引き出し又は
収納しながら転写印刷するため、ホットプレート40が
大気に開放されることもない。そのため、熱源41から
の熱が転写印刷に消費される割合が格段に高まり、熱効
率が向上する。しかも、ゴムシート21,31が上下二
段に配置されていることから、一方の作業フレーム20
又は30が引き出されても、他方の作業フレーム30又
は20のゴムシート31,21がホットプレート40の
放熱を抑制する。これによっても熱効率の向上が図られ
る。更には、中蓋2,外蓋3を揺動式にした転写印刷装
置(図1)のように作業者が熱源9に曝されることがな
いため、作業中に高温部材に接触する機会が大幅に低下
する。その結果、作業環境も改善され、作業環境の温度
上昇も抑制できるため長時間の作業も容易になる。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の転写印
刷装置は、引き出し方式の作業フレームを上下二段に設
けているため、一方の作業フレームを用いて転写印刷し
ている間に他方の作業フレーム上で次回転写印刷を準備
できる。そのため、待ち時間なく転写印刷を断続的に繰
り返すことができ、作業効率が大幅に向上する。しか
も、ホットプレートが大気に開放されないため、熱効
率,作業環境が改善され、生産性の良い転写印刷装置と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明者等が先に提案した転写印刷装置の概
略斜視図
【図2】 本発明に従った転写印刷装置の概略斜視図
【図3】 同転写印刷装置の正面図
【図4】 同転写印刷装置の側面図
【図5】 同転写印刷装置の一部平面図
【図6】 同転写印刷装置の要部断面図
【図7】 転写印刷中の要部断面図
【符号の説明】
10:機枠 12R,12L:案内レール 14i
n,14out:軌条 20:下段作業フレーム 30:上段作業フレーム
21,31:ゴムシート :25,35シールゴム
28,38:支持ネット 40:ホットプレート 41:熱源 44:ヒータ
コントロールボックス 50:昇降機構 51R,51L:密着用エアシリン
ダ 60:真空排気系 61R,61L:真空排気管 S:転写シート S1:模様面 M:被印刷物
V:密閉空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兒島 薫 千葉県市川市高谷新町7番1号 日新製鋼 株式会社技術研究所内 (72)発明者 輿石 謙二 千葉県市川市高谷新町7番1号 日新製鋼 株式会社技術研究所内 (72)発明者 遠山 元樹 東京都港区新橋一丁目18番2号 株式会社 マーキングマジック内 (72)発明者 小林 勝司 東京都港区新橋一丁目18番2号 株式会社 マーキングマジック内 Fターム(参考) 3E095 AA01 BA01 CA02 DA76 FA02 FA23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の側板から手前側に突出し、内側軌
    条,外側軌条が形成された左右一対の案内レールをもつ
    機枠と、ゴムシートを取り囲むフレームの左右縁辺の底
    面に設けられたスライドベアリングが案内レールの内側
    軌条上を転動する水平方向に配置された下段作業フレー
    ムと、ゴムシートを取り囲むフレームの左右縁辺の底面
    に設けられたスライドベアリングが案内レールの外側軌
    条上を転動し、下段作業フレームを跨いで配置された下
    段作業フレームと、収納位置にある下段作業フレーム又
    は上段作業フレームに対向して気密接触するヒータパネ
    ルの内側に熱源を内蔵した昇降可能なホットプレート
    と、ヒータパネルを貫通してヒータパネルとゴムシート
    との間に真空排気管を臨ませ、下段作業フレーム又は上
    段作業フレームをヒータパネルに気密接触させたときに
    生じる密閉空間を真空排気する真空排気系とを備え、下
    段作業フレーム,上段作業フレームの何れか一方を機枠
    に挿し込み、ゴムシートの上に重ね合わせて配置されて
    いる転写シート,被印刷物を加熱することにより転写シ
    ートの昇華性染料を被印刷物に昇華転写することを特徴
    とする転写印刷装置。
  2. 【請求項2】 案内レール上に設けた隆起部又は突出部
    で下段作業フレーム又は上段作業フレームの引出し位置
    が規制される請求項1記載の転写印刷装置。
  3. 【請求項3】 下段作業フレーム,上段作業フレームの
    手前方端部又は背面側端部を検出する位置検出センサを
    案内レール上に設け、該位置検出センサからの検出信号
    に基づいてホットプレートの昇降機構,熱源,真空排気
    系が駆動制御される請求項1記載の転写印刷装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005255206A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Nisshin Steel Co Ltd 転写印刷装置
JP2006143248A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Sanshou:Kk 転写印刷又は接着用プレス装置

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