JP2003137225A - 簡易包装装置 - Google Patents

簡易包装装置

Info

Publication number
JP2003137225A
JP2003137225A JP2001340197A JP2001340197A JP2003137225A JP 2003137225 A JP2003137225 A JP 2003137225A JP 2001340197 A JP2001340197 A JP 2001340197A JP 2001340197 A JP2001340197 A JP 2001340197A JP 2003137225 A JP2003137225 A JP 2003137225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
sided adhesive
adhesive tape
document
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001340197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Hiura
陽一 日裏
Noboru Umeki
昇 梅木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001340197A priority Critical patent/JP2003137225A/ja
Publication of JP2003137225A publication Critical patent/JP2003137225A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Closures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】一側部が綴られ他側部が自由になっている雑
誌、カタログ、冊子等の書類の、前記他側部の両面に片
面糊付テープを連続的に張り付けることができると共
に、高品質の製品が得られる簡易包装装置を提供する。 【解決手段】書類の綴られている部分の上下の両面を挟
んでエンドレスに駆動される上下のベルトコンベヤ(5
1、52)と、片面糊付テープの幅方向の略半分をその
糊付き面が上側になるようにして支持して同様にエンド
レに駆動されるテープ搬送ベルトコンベヤ(53)と、
該ベルトコンベヤ(53)の側部に沿って軸方向に所定
の間隔をおいて配置されている複数個のガイドローラ
(54〜57)とから構成する。そして、ベルトコンベ
ヤ(51、52)とテープ搬送ベルトコンベヤ(53)
を同期して駆動し、複数個のガイドローラ(54〜5
7)は、その軸心が搬送方向の下流側に向かってテープ
搬送ベルトコンベヤ(53)の面となす角度が順次小さ
くなるように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リール状に巻かれ
ている片面糊付テープを保持するテープ保持装置と、該
テープ保持装置から繰り出される片面糊付テープを所定
長さに切断するテープ切断装置と、該テープ切断装置で
切断された片面糊付テープをテープ張付位置までガイド
するテープガイド装置と、テープ張付位置に配置されて
いるテープ張付装置とからなり、該テープ張付装置によ
って、一側部が綴られ他側部が自由になっている雑誌、
カタログ、冊子等の書類の、前記他側部の両面に片面糊
付テープが張り付けられ、それによって前記他側部が仮
綴り状態になる簡易包装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】雑誌、カタログ、冊子等の書類は、従来
周知のように一側部のみが綴られている。そして、店
頭、図書館、資料館、閲覧室等の施設に陳列されてい
る。したがって、読者あるいはユーザは必要に応じて入
手し、綴られていない見開き部分を開いて内容を見るこ
とができる。ところで、このような書類は、他側部は自
由にめくれる見開き状態となっているので、例えばダイ
レクトメールとして個人宛に郵送する場合は封筒に納め
る等の格別の包装が必要となっている。しかしながら、
見開き部分をシールすると、郵送できる第3種郵便物と
なる。そこで、上記のような書類の見開き部分をシール
する簡易包装装置が従来から色々提案されている。
【0003】本発明の先行技術としては、特開2000
−219285に示されている簡易包装装置を挙げるこ
とができる。この簡易包装装置は、片面糊付テープを保
持するテープ保持手段、片面糊付テープを所定長さに切
断するテープ切断手段、書類すなわちワークを片面糊付
テープに略直角に当接させるワーク供給手段、片面糊付
テープをワークに張り付けるテープ押圧手段等から構成
されている。したがって、テープ切断手段により、テー
プ保持手段から繰り出される片面糊付テープを所定長さ
に切断し、切断された片面糊付テープに、ワーク供給手
段によりワークを当接させ、ワークを片面糊付テープの
間に押し込み、そしてテープ押圧手段により片面糊付テ
ープを書類に対して押しつけると、書類の見開き部分が
片面糊付テープによりシールされる。これにとり、第3
種郵便物に適合するようになる。また、同様な簡易荷送
シール装置が特開2000−142634により提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の包装装置に
よっても、書類の見開き部分をシール状態に包装し、第
3種郵便物の適合品とすることはできる。しかしなが
ら、改良すべき点も認められる。例えば、特開2000
−219285により提案されている簡易包装装置は、
テープ押圧手段により片面糊付テープをワークすなわち
書類に張り付けているときは、次の片面糊付テープを張
り付け位置へ供給できないので、換言すると全体が間欠
的な動作になっているので、機械の効率を上げる上で問
題がある。また、機械の発停による騒音の問題、あるい
は頻繁な機械の発停による耐用年数の低下等の問題もあ
る。さらには、上記従来の簡易包装装置もテープ保持手
段を備えているので、片面糊付テープを切断手段まで自
動的に供給することはできる。しかしながら、新しい片
面糊付テープに交換するときは、機械を停止して人手に
より行わなければならない煩わしさがある。また、書類
は見開き側の自由端を片面糊付テープに対して押し当て
るようになっているので、見開き側の自由端に不揃いが
生じ、不良品が出る可能性もある。また、特開2000
−142634に示されている簡易荷送シール装置は、
片面糊付テープが負圧空気により吸着されて搬送される
ようになっているので、ブロワー等の負圧源が必要とな
りコスト高になる恐れがある。
【0005】本発明は、上記したような従来の問題点あ
るいは欠点を解消した簡易包装装置を提供することを目
的とし、具体的には一側部が綴られ他側部が自由になっ
ている雑誌、カタログ、冊子等の書類の、前記他側部の
両面に片面糊付テープを連続的に張り付けることができ
ると共に、高品質の製品が得られる簡易包装装置を提供
することを目的としている。また、他の発明は、片面糊
付テープを自動的に交換できる簡易包装装置を提供する
ことを目的としている。さらに他の発明は、上記目的に
加えて片面糊付テープのガイドが確実で安価でもある簡
易包装装置を提供することを、また他の発明は糊の着き
難い切断刃を備えた簡易包装装置を、さらに他の発明は
移動が容易な簡易包装装置を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記目的を達成するために、リール状に巻かれてい
る片面糊付テープを保持するテープ保持装置と、該テー
プ保持装置から繰り出される片面糊付テープを所定長さ
に切断するテープ切断装置と、該テープ切断装置で切断
された片面糊付テープをテープ張り付け位置までガイド
するテープガイド装置と、テープ張り付け位置に配置さ
れているテープ張付装置とからなり、前記テープ張付装
置によって、一側部が綴られ他側部が見開き状態になっ
ている雑誌、カタログ、冊子等の書類の、前記他側部の
両面に片面糊付テープが張り付けられ、それによって前
記他側部が仮綴り状態になる包装装置であって、前記テ
ープ張付装置は、書類の綴られた一側部の近傍を下面か
ら支持しエンドレスに駆動される第1の搬送ベルトコン
ベヤと、所定長さに切断されている片面糊付テープの幅
方向の略半分をその糊付き面が上側になるようにして支
持して同様にエンドレに駆動される第2の搬送ベルトコ
ンベヤと、該第2の搬送ベルトコンベヤの側部に沿って
軸方向に所定の間隔をおいて配置されている複数個のガ
イドローラとからなり、前記第1、2の搬送ベルトコン
ベヤは、並設されて同期して駆動され、それによって片
面糊付テープの実質的半分が、搬送中の書類の他側部の
下側に連続的に張り付けられ、前記複数個のガイドロー
ラは、その軸心が搬送方向の下流側に向かって前記第2
の搬送ベルトコンベヤの面となす角度が順次小さくなる
ように配置され、それによって片面糊付テープの残りの
半分が、搬送中の書類の他側部の上側に連続的に張り付
けられるように構成される。請求項2に記載の発明は、
リール状に巻かれている片面糊付テープを保持するテー
プ保持装置と、該テープ保持装置から繰り出される片面
糊付テープを所定長さに切断するテープ切断装置と、該
テープ切断装置で切断された片面糊付テープをテープ張
り付け位置までガイドするテープガイド装置と、テープ
張り付け位置に配置されているテープ張付装置とからな
り、前記テープ張付装置によって、一側部が綴られ他側
部が見開き状態になっている雑誌、カタログ、冊子等の
書類の、前記他側部の両面に片面糊付テープが張り付け
られ、それによって前記他側部が仮綴り状態になる包装
装置であって、前記テープ保持装置は、リール状に巻か
れている片面糊付テープを送り出す第1の位置と、リー
ル状に巻かれている片面糊付テープを予備的に保持する
第2の位置とに切り替える切替手段と、テープ検出手段
と、テープ押圧手段とを備え、前記第1の位置に保持さ
れている片面糊付テープの残量が所定量になると、これ
を前記テープ検出が検出して前記テープ押圧手段が、繰
り出されているテープを押圧し、それによって繰り出さ
れている片面糊付テープが前記第2の位置に保持されて
いる片面糊付テープの最外側の片面糊付テープに接着さ
れ、その後前記切替手段により前記第2の位置に保持さ
れていた片面糊付テープが前記第1の位置へ移動させら
れるように構成される。請求項3に記載の発明は、請求
項1または2に記載のテープガイド装置は、片面糊付テ
ープの下面を支持する板状の支持部材と、片面糊付テー
プの上面に接してエンドレスに駆動される押さえベルト
からなり、前記支持装置はテフロンから構成され、前記
押さえベルトはウレタンから構成され、請求項4に記載
の発明は、請求項1〜3のいずれかの項に記載のテープ
切断装置は、往復動的に駆動される切断刃と、該切断刃
の切断動作を受け止める受部材とからなり、前記切断刃
の表面はテフロン加工され、前記受部材は硬質ゴムから
なるように、そして請求項5に記載の発明は、請求項1
〜4のいずれかの項に記載の包装装置は、さらに包装す
る書類を順次送り出す書類送出台車と、包装された書類
を順次受け取る製品受台車とを備え、これらの台車は、
テープ保持装置と、テープ切断装置と、テープガイド装
置と、テープ張付装置とからなる本体部に、着脱自在に
構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1〜5により本発明の実
施の形態を説明する。本実施の形態に係る簡易包装装置
は、概略的には図1の略中央部に位置する本体部1と、
この本体部1の左側に着脱自在に取り付けられる中間送
り装置60と、この中間送り装置60に同様に着脱自在
に取り付けられている書類送出台車70と、本体部1の
右側に同様に着脱自在に取り付けられる製品受台車90
とから構成されている。
【0008】本体部1は、片面糊付テープが保持される
テープ保持装置10、オプションとして取り付けられる
糊付装置20、片面糊付テープを書類の長さに対応した
所定の長さに切断するテープ切断装置30、切断された
片面糊付テープを次のテープ張付位置までガイドするテ
ープガイド装置40、テープ張付位置に配置され書類の
見開き側の両面に片面糊付テープを貼り付けるテープ張
付装置50等からなっている。そして、これらの装置
は、本体ケース内あるいはフレームに着脱自在に且つ保
守点検可能に設けられている。このように構成されてい
る本体ケース、書類送出台車70等の下枠には、従来周
知の形態をしたキャスターW、W、…が取り付けられ、
移動自在になっている。
【0009】本実施の形態に係わる簡易包装装置は、上
記のような各種の装置を備えているので、詳しくは後述
するが、テープ保持装置10に保持されている片面糊付
テープを、テープ切断装置30により所定長さに切断
し、そしてテープガイド装置40によりテープ張付装置
50まで搬送することができる。一方、書類送出台車7
0に積み重ねられている書類すなわち一側部が綴られ他
側部が見開き状態になっている雑誌、カタログ、冊子等
の書類を中間送り装置60によりテープ張付装置50ま
で搬送し、このテープ張付装置50において見開き部分
を包装して、そして製品受台車90へ送り出すことがで
きる。これにより、第3種郵便に適合した製品が得られ
ることになる。以下、上記各種の装置10〜90の詳細
を説明する。
【0010】本体部1の下方に配置されているテープ保
持装置10は、図2の(イ)に示されているように、一
対の第1、2のテープ保持リール11、12、これらの
保持リール11、12をその先端部に回転可能に支持し
ているアーム13、このアーム13を点Pを中心として
回転駆動するモータ14、テープの残量すなわち片面糊
付テープが無くなる寸前を検出するテープ検出センサ1
5、繰り出されている片面糊付テープTkを押しつける
テープ押装置16等からなっている。第1のテープ保持
リール11は、図2の(イ)では、テープ繰出位置にあ
り、第2のテープ保持リール12は、予備の片面糊付テ
ープを保持する保持位置にあるが、これらの第1、2の
保持リール11、12は、作用の箇所で説明するよう
に、モータ14によりアーム13が矢印方向に回転駆動
され、位置が入れ替わるようになっている。
【0011】テープ押装置16は、図示の実施の形態で
はピストンシリンダユニット17と、このピストンシリ
ンダユニット17のピストンロッドの先端部に回転自在
に取り付けられている押しローラ18とからなってい
る。図2の(イ)は、テープ押装置16が非作動状態を
示しているので、その押しローラ18は、第1のテープ
保持リール11から案内ローラRを介して繰り出されて
いる片面糊付テープTkに接していないが、テープ検出
センサ15が第1のテープ保持リール11に巻かれてい
る片面糊付テープTが無くなることを検出すると、ピス
トンシリンダユニット17のピストンロッドが伸長し、
押しローラ18が繰り出されている片面糊付テープTk
を押す。そうすると、繰り出されている片面糊付テープ
Tkは、第2の保持リール12に保持されている最外側
の片面糊付テープTに接する。押しローラ18が接して
いる面の反対側の面は、今は糊面となっているので、繰
り出されている片面糊付テープTkに、第2の保持リー
ル12に保持されている最外側の片面糊付テープTが貼
り張り付く。これにより、片面糊付テープTの交換がで
きることになる。
【0012】上記のように、テープ保持装置10から繰
り出される片面糊付テープTkは、案内ローラR、R、
…により案内されながらテープ切断装置30へと送られ
るが、糊が付けられていないテープが使用されるとき
は、糊付装置20がオプションとしてテープ切断装置3
0の上流側に設けられる。糊付装置20は、図1には詳
しくは示されていないが、スポンジ等の多孔性軟質材か
らなる糊車21、非糊付テープを下面から支持する支持
ローラ22、糊タンク中の糊を糊車21に所定量宛送出
する糊送りバルブ23等からなっている。そして、糊を
付けるときは、テープT’は通常のルートから案内ロー
ラR’、R’により迂回して、糊車21と支持ローラ2
2との間を通るようにセットされる。糊が付けられたテ
ープは、通常のルートに復帰しテープ切断装置30へと
送り出される。
【0013】テープ切断装置30は、図3の(イ)に拡
大して示されているように、カッタガイド部材31と、
このカッタガイド部材31に案内されて送り出し中の片
面糊付テープTkに接する方向と離間する方向とに駆動
されるカッタ保持台32と、このカッタ保持台32の先
端部にボルト33、33により着脱自在に取り付けられ
ている切断刃34とからなっている。カッタ保持台32
は、蟻溝構造によりカッタガイド部材31に取り付けら
れている。そして、このカッタ保持台32は、直動ソレ
ノイド35により往復的に駆動されるようになってい
る。切断刃34の幅は、片面糊付テープの幅よりも広
く、片面糊付テープを切断するときは、糊が付けられて
いる面から接するようになっている。そのために、切断
刃34の表面はテフロン加工されている。このような切
断刃34と対応して片面糊付テープの下側に、図1に示
されているように、例えば硬質ゴムからなる刃受台36
が配置されている。
【0014】上記のように構成されているテープ切断装
置30の上流側に、図1に示されているように、パルス
モータで回転駆動される一対の送りローラ37、37が
設けられている。このパルスモータは、図1には示され
ていないが、制御装置と接続されている。したがって、
パルスモータが所定数回転すると、一対の送りローラ3
7、37で挟まれて送り出される片面糊付テープTkは
所定長さ繰り出されたことになる。一定量送り出される
と、制御装置からの信号により直動ソレノイド35が作
動し、片面糊付テープTkが切断される。このような送
りローラ37、37には、片面糊付テープTkが約18
0度掛け回されているので、片面糊付テープTkは滑る
ことなく、正確な量が送り出されることになる。
【0015】テープ切断装置30の下流側に配置されて
いるテープガイド装置40は、図3の(ロ)にも示され
ているように、切断された片面糊付テープTsを上方へ
案内するために斜め上方に傾斜して設けられているテー
プガイド板41を備えている。このテープガイド板41
は、その表面で片面糊付テープTsを支持するもので、
そのために摩擦係数の小さきテフロン等によりコーティ
ングされている。切断された片面糊付テープTsは、テ
ープガイド板41により上方へ案内されるが、案内され
るとき片面糊付テープTsがバタつかないようにテープ
押さえベルトが設けられている。テープ押さえベルト
は、本実施の形態では片面糊付テープTsの両側部を押
さえながら駆動される一対のウレタンゴムベルト42、
42からなっている。これらのウレタンゴムベルト4
2、42は、モータ43で矢印方向に回転駆動される駆
動プーリー44、44と、これらの駆動プーリ44、4
4と対をなす従動プーリ45、45との間に掛け回さ
れ、これらのウレタンゴムベルト42、42により片面
糊付テープTsが上方へ送られるようになっている。
【0016】テープ張付装置50は、図1に示されてい
るように、本体の最上部に配置されている。このように
最上部に配置されているテープ張付装置50は、図4に
拡大して模式的に示されているように、特に図4の
(ロ)に示されているように、上流側の中間送り装置6
0から送られてくる書類Bの綴られている部分の近傍を
上下から保持して下流側へ連続的に搬送する上下一対の
ベルトコンベヤ51、52と、テープガイド装置40の
テープガイド板41により案内されて送られ、その上面
が書類Bの自由端部に付着した後、片面糊付テープTs
の、書類に付着した部分の下面を支持して上下一対のベ
ルトコンベヤ51、52と同期して同様に下流側へ搬送
するテープ搬送ベルトコンベヤ53と、このテープ搬送
ベルトコンベヤ53の側部に、該ベルトコンベヤ53に
沿って下流側へ向かって所定間隔に配置されている複数
個のガイドローラ54〜57とからなっている。なお、
テープ搬送ベルトコンベヤ53は、駆動プーリー53k
と従動プーリー53jとの間に掛け回され、そして矢印
方向へ駆動されるようになっている。
【0017】片面糊付テープTsは極めて薄い。したが
って、本実施の形態ではテープ搬送ベルトコンベヤ53
の上面と、下側のベルトコンベヤ52の上面は実質的に
同一面を形成するように設けられている。なお、図4の
(ハ)、(ニ)等においては片面糊付テープTsが厚み
を持って示されているので、下側ベルトコンベヤ52の
上面と、書類Bの下面との間には隙間があるように示さ
れている。このような下側のベルトコンベヤ52とテー
プ搬送ベルトコンベヤ53とに共通してベルト支持ロー
ラ58、58、…が複数個設けられている。ガイドロー
ラ54は、最上流側に位置するので、ガイドローラ54
の軸心とテープ搬送ベルトコンベヤ53とがなす角度
は、例えば150度のように大きいが、その下流側のガ
イドローラ55は図4の(ニ)に示されているように略
直角に、さらにその下流側は45度に、そして最下流側
のガイドローラ57はゼロすなわち平行になっている。
このように、複数個のガイドローラ54〜57が下流側
に向かってテープ搬送ベルトコンベヤ53となす角度が
小さくなるように配置されているので、書類Bが下流側
へ送られるとき、片面糊付テープTsの残り半分が書類
Bの上面に連続的に張り付けられることになる。
【0018】中間送り装置60は、本体1の側部に着脱
自在に取り付けられるフレーム61を備え、このフレー
ム61の上方部に従来周知の形態をした二重送り防止装
置62、62が設けられている。そして、その下流側
に、図5の(イ)に示されているように書類Bを挟んで
本体部1の方へ搬送する上下一対のベルトコンベヤ6
3、64が設けられている。これらのベルトコンベヤ6
3、64は、図5の(イ)に拡大して示されているよう
に、下流側へ向かって傾斜して設けられている。そし
て、下側のベルトコンベヤ64の表面には、所定の間隔
をおいてストッパ65、65、…が設けられている。こ
れらのストッパ65、65、…に書類B、B、…の先端
部が当接し、位置決めされる。本実施の形態によると、
下側のベルトコンベヤ64が下流側へ向かって傾斜して
設けられているので、書類Bは重力により下る傾向にあ
り、そのため書類Bの先端部がストッパ65に受け止め
られ、書類Bの位置がずれないようになっている。
【0019】書類送出台車70は、図5の(ロ)に拡大
して示されているように、側面的に見てコ字形をしたフ
レーム71を有する。そして、このフレーム71の中間
送り装置60側に面した縦枠に突起72、72が設けら
れている。これらの突起72、72を中間送り装置60
のフレームの孔に挿入することにより、書類送出台車7
0を中間送り装置60に位置決めしして接続できる。こ
のようなフレーム71の上下枠73、74に従動ホイー
ル75と駆動ホイール76とがそれぞれ設けられ、これ
らのホイール間にタイミングベルトまたはチエーンから
なる駆動帯77が掛け回されている。駆動ホイール76
は、ステップモータ78により駆動される。このステッ
プモータ78により後述するトレイ79の上方への駆動
間隔を、0.1〜10mmの範囲に任意に調節できる。
【0020】上記のように駆動される駆動帯77に、所
定の間隔をおいて複数個例えば2個のフック80、80
が取り付けられている。また、上下の枠73、74間に
は棒状のガイド部材81、81が設けられている。そし
て、これらのガイド部材81、81にはリニヤベアリン
グ82、82が上下動自在に取り付けられている。した
がって、トレイ79をリニヤベアリング82、82の間
に挿入しておくと、駆動帯77が駆動され、該駆動帯7
7に取り付けられているフック80がトレイ79の下面
に当たるようになる。そうすると、トレイ79はガイド
部材81、81に案内されて駆動帯77のフック80に
より上方へ駆動されることになる。
【0021】また、上枠73には、書類送り出し用のウ
レタンゴム製の送出ローラ83が設けられている。この
送出ローラ83は、支柱84に回動自在に取り付けられ
ているアーム85の先端に設けられている。このアーム
85と上枠73あるいは書類Bとがなす角は、90度よ
りも小さくなっている。したがって、送出ローラ83は
重力により書類Bの表面に接することになる。なお、こ
の送出ローラ83は、モータ86によりベルト87を介
して矢印方向に回転駆動される。送出ローラ83が回転
駆動され、トレイ79の最上位の書類Bが摩擦接触によ
り中間送り装置60の方へ送り出されると、これに同期
してステップモータ78はトレイ79を送り出された書
類Bの厚み分だけ上方へ駆動するようになっている。
【0022】製品受台車90は、書類送出台車70と同
じように構成されているので、拡大しては示されていな
いが、図1に模式的に示されているように、側面的に見
て逆コ字形をしたフレーム91を有する。そして、この
フレーム91も本体部1の側部に接続できるようになっ
ている。このようなフレーム91の上下枠92、93に
は、図1には示されていないが、書類送出台車70と同
じよな従動ホイールと駆動ホイールとがそれぞれ設けら
れ、これらのホイール間にタイミングベルトまたはチエ
ーンからなる駆動帯94が掛け回されている。この駆動
ホイールもステップモータにより駆動されるようになっ
ている。このステップモータによりトレイ95の下方へ
の駆動間隔を、0.1〜10mmの範囲に調節できる。
また、上下の枠92、93には、ガイド部材96、96
が上下方向に設けられている。この駆動帯94にもフッ
クが取り付けられ、上記ガイド部材96、96にもリニ
ヤベアリングが同様に取り付けられている。したがっ
て、トレイ95をリニヤベアリング間に挿入しておく
と、製品Bs、Bs、…はトレイ95上に順次積み重ね
られ、製品Bs、Bs、…が積まれたトレイ95は、ガ
イド部材96、96に案内されて、駆動帯94により下
方へ所定量宛駆動される。なお、このときはトレイ95
は重力により下がるので、駆動帯94すなわちステップ
モータはトレイ95の下降を規制することになる。
【0023】本実施の形態によると、図1に示されてい
るように簡易包装装置には台車97が付属している。こ
の台車97は、従来周知のように荷受台98と、この荷
受台98と略直角をなす後壁99とから構成されてい
る。荷受台98の幅は、書類送出台車70および製品受
台車90の下枠74、74あるいは93、93の間隔よ
りも小さくなっている。したがって、図1に示されてい
るように、製品受台車90の内部へ荷受台98を入れ
て、トレイ95から製品Bsを移し替えることも、ある
いは書類送出台車70の方へ書類Bを移すこともでき
る。なお、荷受台98の下方に車輪Wa、Waが設けら
れている。
【0024】次に、上記実施の形態の作用について説明
する。なお、本実施の形態に係わる簡易包装装置には制
御装置、各種センサ等を備えているが、制御装置の機
能、センサの作用等はその都度説明する。制御装置に、
一側部が綴られ他側部が見開き状態になっている雑誌、
カタログ、冊子等の書類Bの厚みを設定する。また、上
記書類の見開き部分の長さすなわちシールする長さを設
定する。さらには、リール状に巻かれている片面糊付テ
ープTを、図2の(イ)に示されているように、第1の
テープ保持リール11に取り付ける。片面糊付テープT
kを繰り出し、案内ローラR、R、…を通して送りロー
ラ37、37まで導く。一方、書類送出台車70のリニ
ヤベアリング82、82間にトレイ79を挿入し、処理
する書類B、B、…を積む。このとき、見開き部分すな
わち包装する部分が図1において手前に位置するように
積む。ステップモータ78により駆動帯77が駆動さ
れ、そのフック80によりトレイ79は上方の所定位置
まで駆動される。これにより、一番上に積まれている書
類Bが送出ローラ83に接するようになる。
【0025】そうして、スタートスイッチを押す。そう
すると、一番上に積まれている書類Bが、送出ローラ8
3により次の中間送り装置60の方へ送られる。このと
き、二重送り防止装置62、62により1部宛送られ
る。そして、中間送り装置60の方へ送り出される。こ
のとき、中間送り装置60の下側のベルトコンベヤ64
には、所定の間隔をおいてストッパ65、65、…が設
けられているので、各ストッパ65、65、…に1部宛
の書類Bが位置決めされるようなタイミングで送り出さ
れる。送り出される部数に応じて、ステップモータ78
が回転し、トレイ79は駆動帯77により上方へ駆動さ
れる。これにより、書類B、B、…は連続的に送り位置
へ上げられる。連続的に送られる状態が図5の(イ)に
示されている。
【0026】一方、片面糊付テープTを引き出す送りロ
ーラ37、37は、パルスモータで駆動されているの
で、繰り出される片面糊付テープTkの長さは、パルス
モータの回転数で制御装置により演算される。書類Bの
シール長さに相当する長さだけ送り出されると、制御装
置からの信号により直動ソレノイド35が作動する。切
断刃34が片面糊付テープTkの方へ駆動され、片面糊
付テープTkが切断される。切断された片面糊付テープ
Tsは、テープガイド装置40によりテープ張付装置5
0の方へ送られる。このとき、書類Bのシール部の先端
部と、切断された片面糊付テープTsの先端部とが一致
するようなタイミングで、書類Bと片面糊付テープTs
はテープ張付装置50の方へ送られる。
【0027】テープ張付装置50の方へ送られるとき、
書類Bは図4の(ロ)に示されているように、綴られて
いる部分が上下のベルトコンベヤ51、52により把持
された状態で水平方向に送られる。すなわち、書類Bの
シールする部分はフリーの状態で送られる。一方、切断
された片面糊付テープTsは、テープガイド板41によ
り斜め上方へ案内されてテープ張付装置50の方へ送ら
れる。このように角度をもって送られているので、切断
された片面糊付テープTsの幅方向の約半分が書類Bの
シールする部分に、やがて接するようになる。これによ
り、片面糊付テープTsの張り付けが始まる。これ以降
は、片面糊付テープTsの約半分はテープ搬送ベルトコ
ンベヤ53で搬送される。
【0028】書類Bの綴られている部分は下側のベルト
コンベヤ52により、そして書類Bのシール部分は片面
糊付テープTsを介して、テープ搬送ベルトコンベヤ5
3により下流側へ同期して搬送される。張り付いていな
い自由端部の片面糊付テープTsは、書類Bに対して角
度を持って傾斜して設けられているガイドローラ54に
やがて接する。そうすると、その角度に応じて片面糊付
テープTsは、折り曲げられる。この状態が図4の
(ハ)に示されている。下流側に向かって、ガイドロー
ラ55〜57の角度は順次小さくなっているので、最後
のガイドローラ57により片面糊付テープTsは書類B
の上表面に完全に張り付けられる。このように片面糊付
テープTsの半分が順次張り付けられて行く状態が図4
の(ニ)〜(ヘ)に示されている。
【0029】上記のようにして片面糊付テープTsが張
り付けられた書類は、製品Bsとなって製品受台車90
の方へ送り出される。そして、トレイ95に積まれる。
積まれる製品Bsの厚みに応じて、トレイ95を駆動す
るステップモータが回転する。これにより、トレイ95
は積まれる製品Bsに応じて下降する。製品Bsが所定
量溜まったら台車97により搬出する。また、この台車
97を利用して処理する書類Bを書類送出台車70のト
レイ79に積み込む。以下上記したようにして連続的に
書類Bの見開き部分をシールする。以上のようにして第
3種郵便物に適合した製品Bsが得られる。片面糊付テ
ープTsを剥がすことにより、元の書類Bに戻る。
【0030】上記のようにして製品Bsを得ていると、
やがて片面糊付テープTは無くなる。無くなりかけてい
る状態が図2の(ロ)に示されている。無くなる寸前に
なると、テープ検出センサ15がこれを検知する。そう
すると、制御装置からの信号によりテープ押装置16が
作動し、その押しローラ18が繰り出されている片面糊
付テープTkを押す。押している状態が図2の(ハ)に
示されている。片面糊付テープTkが押されると、その
糊面が第2のテープ保持リール12に装着されている片
面糊付テープTの最外側の片面糊付テープTに接着す
る。これにより、新しい片面糊付テープTが、繰り出さ
れている片面糊付テープTkに接続されることになる。
接着すると、制御装置からの信号によりモータ14が起
動し、アーム13は矢印方向に180度回転される。こ
れにより、第2のテープ保持リール12が繰出位置に、
第1のテープ保持リール11は保持位置にそれぞれ位置
するようになる。片面糊付テープTは上記したようにし
て繰り出される。第1のテープ保持リール11に新しい
片面糊付テープTを装着しておく。
【0031】書類搬送台車70において、包装あるいは
シールが進み、書類B、B、…が積み込まれているトレ
イ79が上方へ駆動されると、該トレイの下方には空間
ができる。そこで、別のトレイをリニヤベアリング8
2、82の間に挿入して、書類B、B、…を積み込んで
おく。そうすると、駆動帯77が循環してきてそのフッ
ク80により書類B、B、…が積まれているトレイ79
が前述したようにして駆動される。上方まで駆動され書
類が無くなったトレイ79は引き出して、次のトレイと
して利用する。このようにして、書類B、B、…を連続
的に供給する。製品受台車90においても、略同様にし
て製品Bs、Bs、…を連続的に受け取る。以上により
書類B、B、…は連続的に製品化される。
【0032】糊が着いていないテープを使用するとき
は、テープ保持装置10から繰り出されるテープT’
を、図1において点線で示されているように糊付装置2
0の方へ迂回させる。そうして、糊送りバルブ23から
糊車21に所定量宛の剥離可能な糊を供給する。糊車2
1を回転駆動する。そうすると、糊はテープT’の上面
に塗布される。塗布されたテープT’は、前述したよう
にしてテープ切断装置30、テープガイド装置40等へ
導かれる。以下、片面糊付テープTとして作用すること
になる。本実施の形態によると、テープ保持装置10に
保持されている状態では糊が着いていないので、テープ
の自動交換ができないだけで、前述した実施の形態と同
様にして書類の見開き部分をシールすることができるこ
とは明らかである。
【0033】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
となく色々な形で実施できる。例えば、ガイドローラ5
4〜57はテープ搬送ベルトコンベヤ53の速度に応じ
て回転駆動するように実施することもできる。このよう
に実施すると、薄い片面糊付テープを使用するとき、シ
ワがよる危険性を回避できる。このとき、ガイドローラ
54〜57の所要のガイドローラのみを駆動するように
実施することもできる。また、テープ押装置16のピス
トンシリンダユニット17は、電動機で実施できること
は明らかである。電動機で実施すると、比較的高価にな
る空気源あるいは油圧源を使用しなくてすむ利点が得ら
れる。さらには、上記実施の形態では切断刃34は、片
面糊付テープTkに直角に当たるようになっているが、
当たるとき片面糊付テープTkの幅方向の動きが付加さ
れるように、例えばテーパ状のガイド部材により幅方向
の動きが加わるように切断刃を駆動することもできる。
これにより、切れ味が向上する。
【0034】さらには、図に示されている中間送り装置
60の下側のベルトコンベヤ64は、斜めに傾斜して設
けられているが、水平に設け、そして上側のベルトコン
ベヤ63の速度を下側のベルトコンベヤ64のそれより
も大きくすることもできる。大きくすることにより、下
側のベルトコンベヤ64に載置されている書類B、B、
…を下側のベルトコンベヤ64のストッパ65、65、
…の方へ押しつけることができる。このようにして書類
を正確な位置に位置決めすることもできる。また、図に
示されている実施の形態ではテープガイド装置40のウ
レタンゴムベルトは、片面糊付テープの両サイドに2本
設けられているが、中央部に1本だけ設けることも、あ
るいはウレタンゴム以外の材質例えばチエーンから形成
することもできる。
【0035】また、セパレータ付き糊付テープすなわち
糊付テープとセパレータとが積層された糊付テープも市
販されているので、このような糊付テープも上記した片
面糊付テープに代えて適用できることは明らかである。
このとき、セパレータ付き糊付テープは、一般にリール
状に巻かれているので、セパレータを例えば巻取リール
に巻き取りながらテープのみを簡易包装装置に供給する
ことになる。したがって、片面糊付テープの中には、こ
のようなセパレータ付き糊付テープも含まれることにな
る。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よると、一側部が綴られ他側部が見開き状態になってい
る雑誌、カタログ、冊子等の書類の、前記他側部の両面
に片面糊付テープを張り付けるテープ張付装置が、書類
の綴られた一側部の近傍を下面から支持しエンドレスに
駆動される第1の搬送ベルトコンベヤと、所定長さに切
断されている片面糊付テープの幅方向の略半分をその糊
付き面が上側になるようにして支持して同様にエンドレ
に駆動される第2の搬送ベルトコンベヤと、該第2の搬
送ベルトコンベヤの側部に沿って軸方向に所定の間隔を
おいて配置されている複数個のガイドローラとからな
り、前記第1、2の搬送ベルトコンベヤは、並設されて
同期して駆動され、それによって片面糊付テープの実質
的半分が、搬送中の書類の他側部の下側に連続的に張り
付けられ、前記複数個のガイドローラは、その軸心が搬
送方向の下流側に向かって前記第2の搬送ベルトコンベ
ヤの面となす角度が順次小さくなるように配置され、そ
れによって片面糊付テープの残りの半分が、搬送中の書
類の他側部の上側に連続的に張り付けられるようになっ
ているので、書類の見開き側の上下面が連続的にシール
されるという、本発明に特有の効果が得られる。また、
書類の見開き側の下面は第2の搬送ベルトコンベヤによ
り、そして上面は複数個のガイドローラにより張り付け
られるので、見開き側の端部は揃った状態でシールさ
れ、高品質の製品が得られる。請求項2に記載の発明の
テープ保持装置は、リール状に巻かれている片面糊付テ
ープを送り出す第1の位置と、リール状に巻かれている
片面糊付テープを予備的に保持する第2の位置とに切り
替える切替手段と、テープ検出手段と、テープ押圧手段
とを備え、前記第1の位置に保持されている片面糊付テ
ープの残量が所定量になると、これを前記テープ検出が
検出して前記テープ押圧手段が、繰り出されているテー
プを押圧し、それによって繰り出されている片面糊付テ
ープが前記第2の位置に保持されている片面糊付テープ
の最外側のテープに接着され、その後前記切替手段によ
り前記第2の位置に保持されていた片面糊付テープが前
記第1の位置へ移動させられるので、上記のような効果
に加えて片面糊付テープを自動的に交換できる効果が得
られる。請求項3に記載の発明によると、テープガイド
装置は、片面糊付テープの下面を支持する板状の支持部
材と、片面糊付テープの上面に接してエンドレスに駆動
される押さえベルトからなり、前記支持部材はテフロン
から構成され、前記押さえベルトはウレタンから構成さ
れているので、切断された片面糊付テープは、スムーズ
にテープ張付装置まで導かれるという効果がさらに得ら
れる。また、切断された片面糊付テープが空気源により
案内されると高価になるが、本発明によるとウレタンゴ
ムからなる押さえベルトが適用されているので、簡易包
装装置を安価に提供できる。請求項4に記載の発明によ
ると、切断刃の表面はテフロン加工されているので、片
面糊付テープを切断するとき、糊が着き難い効果がさら
に得られ、請求項5に記載の発明によると、包装する書
類を順次送り出す書類送出台車と、包装された書類を順
次受け取る製品受台車とを備え、これらの台車は、テー
プ保持装置と、テープ切断装置と、テープガイド装置
と、テープ張付装置とからなる本体部に、着脱自在にな
っているので、すなわち本体部から書類送出台車と製品
受台車とを分解することができるので、簡易包装装置を
必要な場所へ容易に移動できる効果が付加される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる簡易包装装置の
全体を模式的に示す側断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係わるテープ保持装置
を示す図で、その(イ)〜(ニ)はそれぞれ異なる作動
状態を示す模式的側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係わる細部を示す図
で、その(イ)は切断装置の細部を、その(ロ)はテー
プガイド装置の細部をそれぞれ示す斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係わるテープ張付装置
の詳細を示す図で、その(イ)は全体を示す側面図、そ
の(ロ)〜(ヘ)は、(イ)においてローロ〜ヘーヘ方
向に見たそれぞれの断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係わる細部を示す図
で、その(イ)は中間送り装置部分を示す側面図、その
(ロ)は書類送出台車の側面図である。
【符号の説明】
1 本体部 10 テープ保持装
置 11 第1のテープ保持リール 12 第2のテー
プ保持リール 16 テープ押装置 20 糊付装置 30 テープ切断装置 34 切断刃 40 テープガイド装置 41 テープガイ
ド板 42 ウレタンゴムベルト 50 テープ張付
装置 52 下側のベルトコンベヤ 53 テープ搬送
ベルトコンベヤ 54〜57 ガイドローラ 70 書類送出
台車 79 トレイ 90 製品受台車 95 トレイ T 片面糊付テープ Tk 繰り出されて
いる片面糊付テープ Ts 切断された片面糊付テープ B シー
ルされる書類 Bs 製品(シールされた書類)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月14日(2001.11.
14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E094 BA20 CA33 DA10 FA05 FA11 GA12 HA02 HA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール状に巻かれている片面糊付テープ
    を保持するテープ保持装置と、該テープ保持装置から繰
    り出される片面糊付テープを所定長さに切断するテープ
    切断装置と、該テープ切断装置で切断された片面糊付テ
    ープをテープ張り付け位置までガイドするテープガイド
    装置と、テープ張り付け位置に配置されているテープ張
    付装置とからなり、前記テープ張付装置によって、一側
    部が綴られ他側部が見開き状態になっている雑誌、カタ
    ログ、冊子等の書類の、前記他側部の両面に片面糊付テ
    ープが張り付けられ、それによって前記他側部が仮綴り
    状態になる包装装置であって、 前記テープ張付装置は、書類の綴られた一側部の近傍を
    下面から支持しエンドレスに駆動される第1の搬送ベル
    トコンベヤと、所定長さに切断されている片面糊付テー
    プの幅方向の略半分をその糊付き面が上側になるように
    して支持して同様にエンドレに駆動される第2の搬送ベ
    ルトコンベヤと、該第2の搬送ベルトコンベヤの側部に
    沿って軸方向に所定の間隔をおいて配置されている複数
    個のガイドローラとからなり、 前記第1、2の搬送ベルトコンベヤは、並設されて同期
    して駆動され、それによって片面糊付テープの実質的半
    分が、搬送中の書類の他側部の下側に連続的に張り付け
    られ、前記複数個のガイドローラは、その軸心が搬送方
    向の下流側に向かって前記第2の搬送ベルトコンベヤの
    面となす角度が順次小さくなるように配置され、それに
    よって片面糊付テープの残りの半分が、搬送中の書類の
    他側部の上側に連続的に張り付けられることを特徴とす
    る簡易包装装置。
  2. 【請求項2】 リール状に巻かれている片面糊付テープ
    を保持するテープ保持装置と、該テープ保持装置から繰
    り出される片面糊付テープを所定長さに切断するテープ
    切断装置と、該テープ切断装置で切断された片面糊付テ
    ープをテープ張り付け位置までガイドするテープガイド
    装置と、テープ張り付け位置に配置されているテープ張
    付装置とからなり、前記テープ張付装置によって、一側
    部が綴られ他側部が見開き状態になっている雑誌、カタ
    ログ、冊子等の書類の、前記他側部の両面に片面糊付テ
    ープが張り付けられ、それによって前記他側部が仮綴り
    状態になる包装装置であって、 前記テープ保持装置は、リール状に巻かれている片面糊
    付テープを送り出す第1の位置と、リール状に巻かれて
    いる片面糊付テープを予備的に保持する第2の位置とに
    切り替える切替手段と、テープ検出手段と、テープ押圧
    手段とを備え、 前記第1の位置に保持されている片面糊付テープの残量
    が所定量になると、これを前記テープ検出が検出して前
    記テープ押圧手段が、繰り出されているテープを押圧
    し、それによって繰り出されている片面糊付テープが前
    記第2の位置に保持されている片面糊付テープの最外側
    のテープに接着され、その後前記切替手段により前記第
    2の位置に保持されていた片面糊付テープが前記第1の
    位置へ移動させられることを特徴とする簡易包装装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のテープガイド
    装置は、片面糊付テープの下面を支持する板状の支持部
    材と、片面糊付テープの上面に接してエンドレスに駆動
    される押さえベルトからなり、前記支持装置はテフロン
    (登録商標)から構成され、前記押さえベルトはウレタ
    ンから構成されている簡易包装装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの項に記載のテー
    プ切断装置は、往復動的に駆動される切断刃と、該切断
    刃の切断動作を受け止める受部材とからなり、前記切断
    刃の表面はテフロン加工され、前記受部材は硬質ゴムか
    らなる、簡易包装装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの項に記載の包装
    装置は、さらに包装する書類を順次送り出す書類送出台
    車と、包装された書類を順次受け取る製品受台車とを備
    え、これらの台車は、テープ保持装置と、テープ切断装
    置と、テープガイド装置と、テープ張付装置とからなる
    本体部に、着脱自在になっている簡易包装装置。
JP2001340197A 2001-11-06 2001-11-06 簡易包装装置 Pending JP2003137225A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001340197A JP2003137225A (ja) 2001-11-06 2001-11-06 簡易包装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001340197A JP2003137225A (ja) 2001-11-06 2001-11-06 簡易包装装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003137225A true JP2003137225A (ja) 2003-05-14

Family

ID=19154436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001340197A Pending JP2003137225A (ja) 2001-11-06 2001-11-06 簡易包装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003137225A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012197120A (ja) * 2012-06-08 2012-10-18 Omori Mach Co Ltd 包装機用のフィルムサプライ装置
CN114632858A (zh) * 2022-04-26 2022-06-17 东莞六淳智能科技股份有限公司 一种钢片冲压双面贴胶模组

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012197120A (ja) * 2012-06-08 2012-10-18 Omori Mach Co Ltd 包装機用のフィルムサプライ装置
CN114632858A (zh) * 2022-04-26 2022-06-17 东莞六淳智能科技股份有限公司 一种钢片冲压双面贴胶模组
CN114632858B (zh) * 2022-04-26 2024-03-15 东莞六淳智能科技股份有限公司 一种钢片冲压双面贴胶模组

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW396136B (en) Straw attaching apparatus
WO2017138425A1 (ja) ラベル貼付機及びストレッチ包装機
TWI527750B (zh) A placing method of the plate-like body, a feeding means for separating the paper and the separating paper
CN108502280B (zh) 一种智能卡的包装方法
TW201010926A (en) Inserting apparatus for discrete objects into envelopes and related methods
US10427444B2 (en) Method for applying at least one enclosing element to a flat product composition, and enclosing element applying device for carrying out the method
JP2003137225A (ja) 簡易包装装置
JP2003137226A (ja) 簡易包装装置
JPH08217283A (ja) 冊子類の分離搬送装置
JP2007238157A (ja) テープ貼り付け装置
EP2213576A1 (en) Strip pack device
JP2009161224A (ja) ラベル貼付装置
JP3573900B2 (ja) 本の紙葉ブロックへの表紙付け装置
JP2842799B2 (ja) 貼合機
JP3481645B2 (ja) 包装装置におけるフィルム排出装置
JP2004017969A (ja) 簡易包装紙及び簡易包装装置
JP3511426B2 (ja) 本の表紙組立体の製造方法及び装置
JPH11310336A (ja) 紙葉類供給装置
JP4346730B2 (ja) 搬送装置
JP3463927B2 (ja) ラベル取付け装置
JP3413153B2 (ja) 紙葉類搬送方法及び装置
JPH02286550A (ja) 帯状材の接続装置
JPS58217951A (ja) 複写装置用書類給送装置
JPH11208619A (ja) 冊子類の小口封止方法及び装置
JP4190107B2 (ja) 給紙装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070614